概要
リンテックは粘着テープ・ラベル・半導体関連材料を製造する化学品メーカーである。1934年に包装用ガムテープの製造で創業し、現在は印刷材・産業工材、電子・光学、洋紙・加工材の3セグメントを展開する。2026年3月期の連結売上高は3,194億円、営業利益率は7.9%で、半導体関連製品の好調が収益を支える。
三つの事業セグメントと四つの固有技術
リンテックは、粘着応用技術、表面改質技術、システム化技術、特殊紙・剥離材製造技術という四つの固有技術を基盤とする。これらの技術を融合し、印刷材・産業工材、電子・光学、洋紙・加工材の三つのセグメントで事業を展開する。各セグメントはさらに複数の事業部門に分かれ、シール・ラベル、半導体関連材料、特殊紙など多岐にわたる製品群を提供する。技術の高次元融合により差別化された製品創りを進めている。
売上高の57%を占める印刷材・産業工材
印刷材・産業工材関連はリンテック最大のセグメントで、2026年3月期の売上高は1,826億円と全体の約57%を占める。主力はシール・ラベル用粘着製品で、食品・医薬・物流などのラベル需要に対応する。自動車用粘着製品やウインドーフィルム、屋外看板用フィルム、内装用化粧フィルムも含む。国内では食品関連向けの需要変動があるが、米国子会社MACTACを通じた北米市場での販売が収益に貢献する。営業利益は原材料高などの影響で前期比63.8%減の19億円にとどまった。
高い収益性を誇る電子・光学関連
電子・光学関連はリンテックの利益の柱である。2026年3月期の売上高は1,007億円(前期比4.6%増)、営業利益は221億円でセグメント利益率は22%に達する。半導体関連粘着テープや積層セラミックコンデンサ(MLCC)関連テープが好調で、AI需要の拡大が追い風となった。光学ディスプレイ関連では有機EL向け粘着テープを手がけるが、韓国・台湾子会社の閉鎖影響で売上は減少した。同事業の高い収益性がグループ全体の業績を牽引する。
北米・アジアを中核とするグローバル展開
リンテックは43の連結子会社を擁し、世界38以上の国・地域に生産拠点を持つ。北米ではMADICOとMACTACが事業を展開し、ウインドーフィルムやラベル用粘着製品を供給する。アジアでは中国蘇州、天津のほか台湾、韓国、ASEAN各国に子会社を配置。2015年にシンガポールに地域統括会社を設立し、インドや東南アジアの成長市場をカバーする。欧州では英国に拠点を持ち、グラフィックフィルム事業を手がける。M&Aによる現地企業の買収も積極的に行ってきた。
業界の中での役割は粘着機能材メーカーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 印刷材・産 業工材関連 | 1,826億円 | 57.2% | 20億円 | 1.1% |
| 電子・光学 関連 | 1,007億円 | 31.5% | 221億円 | 21.9% |
| 洋紙・加工材関連 | 360億円 | 11.3% | 10億円 | 2.8% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01印刷・産業資材主力
シール・ラベル用粘着製品、ラベリングマシン、自動車用粘着製品、工業用粘着テープ、ウインドーフィルム、屋外看板・広告用フィルム、内装用化粧フィルムなどを製造・販売。幅広い産業向け。
- シール・ラベル用粘着製品
- 食品・日用品など各種商品のラベルやシールに用いる粘着加工品。
- ラベリングマシン
- ラベルを貼付する自動機械。生産ラインに組み込まれる。
- 自動車用粘着製品
- 外装用フィルム、内装用粘着材など自動車部品の接着・加飾に使用。
- 工業用粘着テープ
- 電気絶縁、固定、保護など多用途のテープ製品。
- ウインドーフィルム
- 建築・自動車窓用の遮熱・UVカットフィルム。
- 屋外看板・広告用フィルム
- 屋外広告やサイネージに用いる粘着フィルム。耐候性に優れる。
- 内装用化粧フィルム
- 家具・建材の表面加飾用フィルム。木目調など多様な意匠。
02電子・光学準主力
半導体関連粘着テープ(ダイシングテープ、バックグラインドテープなど)、半導体関連装置、積層セラミックコンデンサ関連テープ、光学ディスプレイ関連粘着製品(偏光板用粘着材、光学透明粘着シートなど)を製造・販売。エレクトロニクス業界向けに高機能材料を供給。
- 半導体関連粘着テープ
- ダイシングテープ、バックグラインドテープ等。半導体ウェーハの切断や裏面研削工程で使用される粘着テープ。
- 半導体関連装置
- テープマウンタ、ダイボンダーなど半導体製造装置。
- 積層セラミックコンデンサ関連テープ
- MLCC製造工程で用いるグリーンシートや剥離フィルム等。
- 光学ディスプレイ関連粘着製品
- 偏光板用粘着材、光学透明粘着シート(OCA)等。液晶・有機ELディスプレイの光学部材。
03紙・加工材副次
カラー封筒用紙、色画用紙、特殊機能紙、高級印刷用紙、建材用紙、粘着製品用剥離紙、光学関連製品用剥離フィルム、合成皮革用工程紙、炭素繊維複合材料用工程紙などを製造・販売。紙加工技術を活かした機能性素材。
- カラー封筒用紙
- 封筒製造に向けた色付き紙。
- 特殊機能紙
- 防錆紙、抗菌紙、感熱紙など特定機能を付与した紙。
- 粘着製品用剥離紙
- ラベルや粘着テープの剥離ライナーに用いるシリコーン処理紙。
- 光学用剥離フィルム
- 光学フィルムの保護剥離フィルム。
- 合成皮革用工程紙
- 合成皮革製造時に離型材として使用される工程紙。
- 炭素繊維複合材料用工程紙
- 炭素繊維プリプレグの製造工程で使用される剥離紙。
製品と技術
シール・ラベル用粘着製品とラベリングマシン
シール・ラベル用粘着製品はリンテックの基幹製品である。食品、飲料、医薬品、物流など多様な業界向けにラベルを供給する。粘着剤の配合や基材の選定により、低温接着性や耐候性など要求性能に対応する。また、ラベリングマシンは生産ラインに組み込まれる自動貼付装置で、高速・高精度のラベル貼りを実現する。これらの組み合わせにより、顧客の生産効率向上に貢献するシステム提案を行っている。
半導体製造工程向け粘着テープと装置
半導体関連粘着テープは、ダイシングテープやバックグラインドテープなど、ウェーハ加工工程で不可欠な材料である。ダイシングテープはウェーハを個片化する際にチップを固定し、バックグラインドテープは裏面研削時にウェーハを保護する。これらは高純度で残渣の少ない粘着剤が要求される。また、テープマウンタやダイボンダーなどの半導体関連装置も提供し、工程の自動化を支援する。AI関連需要の拡大により、同事業は好調に推移している。
積層セラミックコンデンサ製造用工程材料
積層セラミックコンデンサ(MLCC)の製造工程では、誘電体シートの作製や剥離にリンテックの工程材料が用いられる。グリーンシートはセラミック粉末をフィルム状に成形したもので、積層・焼成後コンデンサの誘電体層となる。剥離フィルムはグリーンシートを支持し、工程後に剥離する。これらの製品はデータセンターやスマートフォン向けのMLCC需要増加に支えられ、高い伸びを示している。
光学ディスプレイ向け粘着材料と剥離フィルム
液晶や有機ELディスプレイには、偏光板用粘着材や光学透明粘着シート(OCA)が使用される。これらの材料は光学特性に優れ、薄型化・高精細化が進むディスプレイの性能を支える。光学関連製品用剥離フィルムは、光学フィルムの保護や工程での取り扱いを容易にする。韓国・台湾子会社の閉鎖により同事業の売上は減少したが、OLED向けの需要は引き続き存在する。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
その他製品のなかでの位置
粘着材料で国内首位、内需依存で安定
粘着テープ・ラベル材で国内首位級のシェアを持ち、半導体・電子部品向け機能材料にも強みを発揮。同業他社と比較し、リンテックは付加価値の高い製品群で差別化を図り、安定した収益基盤を構築。売上高は2763億円から3194億円へ拡大し、営業利益率も7.78%から7.89%と僅かながら改善。同業の三井松島ホールディングスや浅香工業と比べ、規模と技術力で優位に立つ。一方、海外比率は低めであり、内需依存の傾向が強い。国内市場の成熟に伴い、成長鈍化リスクを抱えるが、特殊用途向け高機能製品で需要を創出し、安定成長を維持している。
強み
- 粘着材市場で国内シェア首位級を確保し、ブランド力と顧客基盤で競合を凌駕。
- 半導体向けを中心に機能性材料の開発・供給で収益の柱を形成、技術優位性を発揮。
- 売上高は堅調に推移し、利益率も改善、財務安定性が高く、景気変動に強い体質。
- 国内需要中心のため、海外市況の影響を受けにくく、安定した事業運営が可能。
課題
- 国内市場は成熟しつつあり、海外展開の遅れが成長のボトルネックに。
- 原油高や原料高が続けば、収益を圧迫するリスクがあるが、現状は価格転嫁で吸収。
- 新興企業の参入で価格競争が激化、差別化戦略の更なる深化が求められる。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
機能性化学の時価総額近傍。太字がリンテック
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
会社の歴史
沿革 37件
包装用ガムテープ製造から始まった創業期
1934年10月、不二合名会社を改組して不二紙工株式会社を設立。本社を東京都板橋区本町に置き、包装用ガムテープの製造販売を開始した。1937年には合板用ガムテープの製造にも着手。粘着テープの専業メーカーとしての基盤を築き、後の多角化の礎となった。1959年12月には埼玉県蕨市に蕨工場を新設し、本社工場と合わせた量産体制を確立した。
自動包装機への進出とシステムセールス
1962年3月、蕨工場内に段ボール箱の自動包装機の製作部門を設置。青果物・食品・繊維製品・家庭電器製品の自動包装化を企業化し、ガムテープと組み合わせたシステムセールスを進めた。1964年3月にはこの部門を独立させ、FSKエンジニアリング株式会社を設立。粘着テープの販売にとどまらず、包装ライン全体を提案するビジネスモデルを構築した。1968年には研究室を蕨工場内に移転し、工場に直結した研究開発体制を整えた。
西日本と関東への生産拠点拡大
1969年3月、兵庫県龍野市に関西工場(現龍野工場)を新設し、西日本への供給拠点を確保した。1975年7月には群馬県吾妻郡に最新鋭設備を備えた関東工場(現吾妻工場)を稼働。これにより東京、埼玉、兵庫、群馬と国内に4つの生産拠点を持つ体制が整った。多拠点展開は物流効率の向上と地域密着型の供給を可能にし、顧客基盤の拡大に寄与した。
上場と米国進出で加速した1980年代
1984年10月、商号をFSK株式会社に変更。1986年7月には東京証券取引所市場第二部に上場し、資金調達力を向上させた。1987年9月、米国マサチューセッツ州にFSK OF AMERICAを設立、工業用粘着フィルムメーカーのMADICOを買収して北米市場に参入。同年10月にはFSKエンジニアリングを合併し、事業の一体化を進めた。1989年3月には東証第一部銘柄に指定され、株式市場での評価を高めた。
合併によるリンテック誕生とアジア展開
1990年4月、四国製紙及び創研化工と合併し、商号をリンテック株式会社に変更した。1993年には中国天津に進出、1994年にはインドネシアにPT.LINTEC INDONESIAを設立。1996年にはモダン・プラスチツク工業を合併し、樹脂加工分野を強化。2000年以降、マレーシア、中国蘇州、台湾、韓国にも生産拠点を設置し、アジア地域での供給網を拡充した。2002年には韓国・平澤に粘着製品工場を設立するなど、電子部品向け需要を取り込んだ。
M&Aによる欧米事業の拡大と長期ビジョン
2008年11月、積水化学工業からサインシステム事業を譲受。2016年、北米でVDIとMACTAC AMERICASを買収し、ラベル用粘着事業を拡大。同年、英国のグラフィックフィルム会社も買収。2021年にはMACTACがDURAMARK PRODUCTSを買収。2022年4月に東証プライム市場へ移行。2024年にはインドネシアのPT MULTIYASA SWADAYAを買収し、アセアン事業を強化した。長期ビジョン「LSV2030」の下、持続的成長を目指す。
年表37件を開く
1930年代
- 1934年10月創業不二合名会社を改組、不二紙工株式会社を東京都板橋区板橋十丁目 138番地(現東京都板橋区本町23番23号)に設立。包装用ガムテープの製造販売を開始。
- 1937年3月合板用ガムテープの製造販売を開始。
1950年代
- 1959年12月埼玉県蕨市に蕨工場を新設。従来の本社工場の生産と合わせ量産体制を確立。
1960年代
- 1962年3月蕨工場内に段ボール箱の自動包装機の製作部門を設置。青果物・食品・繊維製品・家庭電器製品の自動包装化を企業化し、包装用ガムテープと合わせたシステムセールスを進める。
- 1964年3月創業蕨工場内の自動包装機製作部門を独立させ、株式会社不二紙工機械事業部(FSKエンジニアリング株式会社)を設立。
- 1968年10月本社内の研究室(現研究所)を蕨工場内に移転。工場に直結した研究・開発体制をとる。
- 1969年3月兵庫県龍野市に関西工場(現龍野工場)を新設し、西日本地区への供給拠点とする。
1970年代
- 1975年7月関東工場(現吾妻工場)を群馬県吾妻郡吾妻町(現群馬県吾妻郡東吾妻町)に新設、最新鋭の設備でガムテープ及び粘着製品の製造を開始。
1980年代
- 1984年10月商号変更FSK株式会社に商号変更。
- 1986年7月上場東京証券取引所市場第二部に上場。
- 1987年9月M&Aアメリカ合衆国マサチューセッツ州にFSK OF AMERICA,INC.(現LINTEC USA HOLDING,INC.(連結子会社))を設立し、同社は工業用粘着フィルムメーカーである MADICO,INC.を買収。
- 1987年10月M&AFSKエンジニアリング株式会社を合併。
- 1989年3月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定される。
1990年代
- 1990年4月M&A四国製紙株式会社及び創研化工株式会社と合併し、リンテック株式会社に商号を変更。
- 1993年10月創業中国、天津市に琳得科(天津)実業有限公司を設立。印刷機械等の製造を開始。(2018年6月清算)
- 1994年5月インドネシア、ボゴール市にPT.LINTEC INDONESIA.(連結子会社)を設立。粘着製品の製造を開始。
- 1995年1月モダン・プラスチツク工業株式会社の全株式を取得。
- 1996年4月M&Aモダン・プラスチツク工業株式会社と合併。
2000年代
- 2000年4月マレーシア、ペナン州にLINTEC INDUSTRIES(MALAYSIA) SDN.BHD.(連結子会社)を設立。紙関連製品の製造を開始。
- 2002年6月中国、蘇州市に琳得科(蘇州)科技有限公司(連結子会社)を設立。粘着製品及び紙関連製品の製造を開始。
- 2002年8月韓国、平澤市にLINTEC SPECIALITY FILMS(KOREA),INC.(連結子会社)を設立。粘着製品の製造を開始。(2025年10月清算)
- 2003年8月台湾、台南県にLINTEC SPECIALITY FILMS(TAIWAN),INC.(連結子会社)を設立。粘着製品の製造を開始。
- 2004年9月韓国、忠清北道清原郡にLINTEC KOREA, INC.(連結子会社)を設立。粘着製品及び紙関連製品の製造を開始。
- 2007年3月創業中国、無錫市に琳得科(無錫)科技有限公司を設立。(2013年6月清算)
- 2008年11月積水化学工業株式会社より株式会社セキスイサインシステム(現リンテックサインシステム株式会社(連結子会社))の全株式を含むサインシステム事業の譲受。
2010年代
- 2010年9月M&AMADICO,INC.(連結子会社)が、SOLAMATRIX,INC.(現MADICO,INC.(連結子会社))を買収。
- 2011年6月タイ、チャチェンサオ県にLINTEC (THAILAND) CO., LTD.(連結子会社)を設立。粘着製品及び紙関連製品の製造を開始。
- 2012年7月中国、天津市に普林特科(天津)標簽有限公司(連結子会社)を設立。粘着製品の製造を開始。
- 2013年1月M&AMADICO,INC.とMADICO WINDOW FILMS,INC.が、MADICO,INC.(連結子会社)を存続会社として合併。
- 2015年1月シンガポールにASEAN地域およびインドなどにおける事業を統括することを目的としたLINTEC ASIA PACIFIC REGIONAL HEADQUARTERS PRIVATE LIMITED(連結子会社)を設立。
- 2016年10月M&ALINTEC USA HOLDING,INC.(連結子会社)が、VDI, LLC(連結子会社)を買収。
- 2016年11月M&ALINTEC EUROPE B.V.(連結子会社)が、LINTEC GRAPHIC FILMS LIMITED(現LINTEC EUROPE (UK) LIMITED(連結子会社))を買収。
- 2016年12月M&ALINTEC USA HOLDING,INC.(連結子会社)が、MACTAC AMERICAS, LLC(連結子会社)を買収。
2020年代
- 2021年4月M&AMACTAC AMERICAS, LLC(連結子会社)が、DURAMARK PRODUCTS, INC.を買収。(2021年12月MACTAC AMERICAS, LLCへ吸収合併により清算)
- 2022年2月M&AMACTAC AMERICAS, LLC(連結子会社)が、米国のラベル用粘着紙・粘着フィルムメーカーから事業を譲り受け、当該事業の譲受先としてSPINNAKER PRESSURE SENSITIVE PRODUCTS LLCを設立。(2023年12月MACTAC AMERICAS, LLCへ吸収合併により清算)
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。
- 2024年1月M&ALINTEC ASIA PACIFIC REGIONAL HEADQUARTERS PRIVATE LIMITED(連結子会社)が、PT MULTIYASA SWADAYA(連結子会社)を買収。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高営業利益率2031年3月期まで12%以上
- ROE(自己資本当期純利益率)2031年3月期まで10%以上
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
社会的課題の解決
脱炭素・循環型社会への貢献、人権尊重、情報開示強化、コーポレートガバナンス強化、SDGs達成への貢献を通じて社会課題に取り組む。
- 02
イノベーションによる企業体質の強靭化
DXによる業務変革、省エネ・高効率な新規設備導入、生産プロセス革新によるコスト競争力強化、不採算事業の構造改革、強固な財務基盤の維持と資本効率向上を図る。
- 03
持続的成長に向けた新製品・新事業の創出
技術革新による新製品・新事業創出、戦略的投資と機動的M&A、グローバル展開の加速、ローカリゼーションの確立を推進する。
- 04
資本コストを意識した経営の実現
長期ビジョンおよび中期経営計画の目標達成、成長投資と株主還元に基づくキャッシュアロケーション、株主との対話やIR活動の推進により、企業価値向上とPBR1倍超えを目指す。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で5,237人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は724万円で、9期前と比べて+10.9%。平均年齢は42.8歳、平均勤続年数は20.0年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 4,760 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 4,794 | — |
| 2019年3月 | 653 | 40.9 | 18.7 | 4,888 | — |
| 2020年3月 | 648 | 41.1 | 18.8 | 4,948 | — |
| 2021年3月 | 644 | 41.3 | 18.9 | 4,913 | — |
| 2022年3月 | 660 | 41.4 | 19.0 | 5,158 | — |
| 2023年3月 | 664 | 41.7 | 19.2 | 5,418 | — |
| 2024年3月 | 661 | 42.1 | 19.7 | 5,476 | — |
| 2025年3月 | 688 | 42.6 | 19.9 | 5,311 | 463 |
| 2026年3月 | 724 | 42.8 | 20.0 | 5,237 | 481 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社23社(国内 7 / 海外 16、うち連結子会社 22) を有報から抽出しています。
- 国内リンテックコマース 株式会社東京都台東区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内リンテックサインシステム株式会社東京都目黒区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内湘南リンテック加工 株式会社神奈川県平塚市 · 連結子会社議決権83.3%
- 国内LINTEC USA HOLDING, INC.アメリカ オハイオ州 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内MADICO,INC.ほか1社(注)4アメリカ フロリダ州 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内LINTEC OF AMERICA,INC.アメリカ アリゾナ州 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外VDI, LLC (注)2米国 ケンタッキー州 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外MACTAC AMERICAS, LLC ほか3社(注)2、5、6米国 オハイオ州 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外LINTEC EUROPE B.V.オランダ ハウテン市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内LINTEC EUROPE (UK) LIMITEDイギリス バッキンガムシャー州 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外LINTEC ADVANCED TECHNOLOGIES (EUROPE) GMBHドイツ ミュンヘン · 連結子会社議決権100.0%
- 海外琳得科(蘇州)科技有限公司(注)2中国蘇州市 · 連結子会社議決権100.0%
残りのグループ会社11社を開く
- 普林特科(天津)標簽有限公司中国天津市100%
- LINTEC ADVANCED TECHNOLOGIES (SHANGHAI),INC.中国上海市100%
- LINTEC SPECIALITY FILMS (TAIWAN),INC. (注)7台湾台南市100%
- LINTEC HI-TECH(TAIWAN), INC.台湾台北市100%
- LINTEC ADVANCED TECHNOLOGIES (TAIWAN),INC.台湾高雄市100%
- LINTEC KOREA, INC. (注)2韓国忠清北道清州市100%
- LINTEC ADVANCED TECHNOLOGIES(KOREA),INC.韓国ソウル市100%
- PT. LINTEC INDONESIA (注)2インドネシア ボゴール市81%
- PT. LINTEC JAKARTAインドネシア ジャカルタ州100%
- PT MULTIYASA SWADAYAインドネシア ジャカルタ州100%
- LINTEC SINGAPORE PRIVATE LIMITEDシンガポール100%
- SGLINTEC ASIA PACIFIC REGIONAL HEADQUARTERS PRIVATE LIMITED
- GBLINTEC EUROPE (UK) LIMITED
国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。
- 調達1.1億円経済安全保障重要技術育成プログラム/ハイブリッドクラウド利用基盤技術の開発半導体・電子機器等のハードウェアにおける不正機能排除のための検証基盤の確立国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2023-08-09
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は3,194億円、営業利益は252億円。前期と比べると増収増益で、売上が+1.1%、利益が+2.4%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 3,420億円 | 3,194億円 |
| 営業利益 | 275億円 | 252億円 |
| 純利益 | 195億円 | 174億円 |
| 1株あたり配当 | ¥120 | ¥120 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は832億円、営業利益は69億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+28.0%、営業利益は+392.9%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 680 | — | — | 4 |
| 2024年1Q | 650 | 14 | 2.2 | 11 |
| 2024年2Q | 667 | 18 | 2.7 | 9 |
| 2024年3Q | 718 | 33 | 4.6 | 20 |
| 2024年4Q | 728 | — | — | 12 |
| 2025年2Q | 1,585 | 137 | 8.6 | 108 |
| 2025年4Q | 1,575 | 109 | 6.9 | 37 |
| 2026年2Q | 1,548 | 128 | 8.3 | 89 |
| 2026年4Q | 1,646 | 124 | 7.5 | 85 |
| 2027年1Q | 832 | 69 | 8.3 | 54 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は1,908億円から3,194億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は7.9%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| MADICO,INC.とMADICO WINDOW FILMS,INC.が、MADICO,INC.(連結子会社)を存続会社として合併。 | |||||
| 2013年3月 | 1,908 | — | 110 | — | 77 |
| 2014年3月 | 2,032 | — | 132 | — | 85 |
| シンガポールにASEAN地域およびインドなどにおける事業を統括することを目的としたLINTEC ASIA PACIFIC REGIONAL HEADQUARTERS PRIVATE LIMITED(連結子会社)を設立。 | |||||
| 2015年3月 | 2,073 | — | 179 | — | 117 |
| LINTEC USA HOLDING,INC.(連結子会社)が、VDI, LLC(連結子会社)を買収。 | |||||
| 2016年3月 | 2,105 | — | 176 | — | 109 |
| 2017年3月 | 2,060 | — | 157 | — | 115 |
| 2018年3月 | 2,490 | — | 184 | — | 113 |
| 2019年3月 | 2,509 | — | 180 | — | 129 |
| 2020年3月 | 2,407 | — | 145 | — | 96 |
| MACTAC AMERICAS, LLC(連結子会社)が、DURAMARK PRODUCTS, INC.を買収。(2021年12月MACTAC AMERICAS, LLCへ吸収合併により清算) | |||||
| 2021年3月 | 2,359 | — | 168 | — | 114 |
| MACTAC AMERICAS, LLC(連結子会社)が、米国のラベル用粘着紙・粘着フィルムメーカーから事業を譲り受け、当該事業の譲受先としてSPINNAKER PRESSURE SENSITIVE PRODUCTS LLCを設立。(2023年12月MACTAC AMERICAS, LLCへ吸収合併により清算) | |||||
| 2022年3月 | 2,568 | — | 227 | — | 166 |
| 2023年3月 | 2,846 | — | 156 | — | 115 |
| LINTEC ASIA PACIFIC REGIONAL HEADQUARTERS PRIVATE LIMITED(連結子会社)が、PT MULTIYASA SWADAYA(連結子会社)を買収。 | |||||
| 2024年3月 | 2,763 | — | 115 | — | 52 |
| 2025年3月 | 3,160 | 246 | 261 | 7.8 | 145 |
| 2026年3月 | 3,194 | 252 | 257 | 7.9 | 174 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高3,194億円のうち、営業利益として残るのは252億円で7.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は174億円、売上の5.4%にあたる。営業利益率は業種中央値5.5%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金74.5%2,379億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金17.6%563億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.9%252億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが335億円、投資CFが−146億円で、差し引きのフリーCFは189億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は553億円で、売上の2.1ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 196 | −140 | −29 | 56 | 407 |
| 2014年3月 | 163 | −70 | −80 | 93 | 450 |
| 2015年3月 | 155 | −51 | −31 | 104 | 561 |
| 2016年3月 | 199 | −99 | −40 | 100 | 603 |
| 2017年3月 | 244 | −484 | 53 | −240 | 413 |
| 2018年3月 | 268 | −75 | −64 | 193 | 550 |
| 2019年3月 | 229 | −103 | −82 | 126 | 583 |
| 2020年3月 | 185 | −138 | −103 | 47 | 523 |
| 2021年3月 | 288 | −86 | −141 | 202 | 576 |
| 2022年3月 | 246 | −196 | −145 | 50 | 506 |
| 2023年3月 | 59 | −121 | −128 | −62 | 339 |
| 2024年3月 | 392 | −215 | −13 | 177 | 524 |
| 2025年3月 | 337 | −247 | −123 | 90 | 507 |
| 2026年3月 | 335 | −146 | −156 | 189 | 553 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は3,427億円。このうち返さなくてよい自己資本が2,582億円で、自己資本比率は75.1%(業種中央値59.3%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 2,160 | 1,436 | 724 | 66.0 |
| 2014年3月 | 2,251 | 1,526 | 725 | 67.3 |
| 2015年3月 | 2,373 | 1,717 | 656 | 71.9 |
| 2016年3月 | 2,407 | 1,721 | 686 | 71.1 |
| 2017年3月 | 2,742 | 1,787 | 955 | 64.9 |
| 2018年3月 | 2,927 | 1,864 | 1,063 | 63.4 |
| 2019年3月 | 2,903 | 1,902 | 1,001 | 65.3 |
| 2020年3月 | 2,790 | 1,923 | 867 | 68.7 |
| 2021年3月 | 2,803 | 1,974 | 829 | 70.2 |
| 2022年3月 | 3,029 | 2,098 | 931 | 69.1 |
| 2023年3月 | 3,049 | 2,272 | 777 | 74.2 |
| 2024年3月 | 3,336 | 2,329 | 1,007 | 69.6 |
| 2025年3月 | 3,405 | 2,461 | 943 | 72.1 |
| 2026年3月 | 3,427 | 2,582 | 845 | 75.1 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
その他製品 104社との比較
同じその他製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で104社中24位あたり、逆に低いのは配当利回りで104社中73位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥5,350で、1年前と比べて+57.2%。過去52週の値幅のなかでは49%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 20.2倍 |
| PER (会社予想) | 18.0倍 |
| PBR | 1.35倍 |
| 配当利回り | 2.24% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月21日に5490円まで急落し、前日比-4.19%と大きく下落しました。1ヶ月では-19.03%と軟調で、25日線(6260.8円)を12%以上下回り、75日線(6113.33円)も割り込んでいます。52週高値7360円からは25%下落した一方、52週安値3390円からは+62%の水準です。8月20-21日にかけて出来高が急増しており、売り圧力が強まっています。目先は25日線を回復できるかが焦点です。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 52/100)。
PERは20.78倍と業界平均の18.21倍を上回り、PBRは1.38倍と業界平均の1.39倍にほぼ同水準です。配当利回りは2.19%で業界平均の2.85%を下回っており、割高感があります。ROEは6.9%と低いものの、業績は改善傾向にあり、予想PERは18.4倍まで低下する見込みです。割安とは言えませんが、極端な割高でもなく、総合的にみてほぼ妥当と判断しました。ただし、配当利回りは低く、今後の増配が期待薄な点は懸念です。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 20.2倍 | 18.4倍 |
| PER (予想) | 18.0倍 | — |
| PBR | 1.35倍 | 1.38倍 |
| ROE | 6.9% | 6.6% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
スマートフォンや車載向け需要の回復により2025年3月期は大幅増益を達成し、2026年3月期も増収増益が見込まれる。強気派は、半導体関連材料や新製品の拡販による成長継続を評価し、高採算の加工品比率上昇による利益率向上に期待する。一方、弱気派は、スマホ市場の頭打ちや顧客の在庫調整リスクを指摘し、業績の変動性が大きいと懸念する。また、原材料価格の変動や円高による競争力低下も注視される。今後の需要回復の持続性と新規分野への展開が焦点となる。
- 需要回復による増益
2025年3月期は大幅増益で、直近の営業利益率も約7.8%に改善
- 高機能材料の拡販
半導体関連や車載向けの高付加価値製品が成長牽引
- 利益率の向上余地
加工品の構成比上昇で採算性が改善傾向
- 純利益20%増の174億円通年影響弱
純利益は145億円から174億円へ20%増。増益トレンドが続く。
- 予想PER20.4倍はEPS増加示唆決算発表後影響中
実績PER22.94倍に対し予想PER20.4倍。市場は約12%のEPS増益を織り込む。
- 営業利益率7.89%と高水準維持通年影響中
営業利益率は7.78%→7.89%へ改善。収益構造が安定している。
- 配当利回り1.98%で下支え通年影響弱
配当利回り1.98%と安定的な株主還元が株価を支える。
- スマホ依存のリスク
主要顧客のスマホ販売減により需要が減速する可能性
- 原材料高の影響
原油価格や化学品原料の高騰が利益を圧迫
- 円高の進行
輸出競争力が低下し海外販売が鈍る懸念
- 株価1年99%上昇で評価過熱不定影響中
株価は1年間で98.89%上昇。業績成長率を大きく上回る上昇で調整リスクがある。
- 売上高成長が14%→1%へ減速通年影響中
売上高伸び率は前期14.4%から今期1.1%へ鈍化。成長持続性に疑問が生じる。
- ROE6.9%で資本効率低い継続影響中
ROE6.9%に対しPBR1.54倍。資本コストを上回るには収益改善が必要。
- 営業利益の伸びが2.4%と小幅通年影響弱
営業利益は246億円→252億円と伸び率2.4%。高株価の期待に応えられない可能性。
- スマホ向け売上高
- 主力需要の動向を把握するため
- 車載向け売上高
- 成長分野の拡大状況を確認するため
- 加工品比率
- 採算性向上の進捗を測るため
- 営業利益率
- 利益体質の改善度合いを確認するため
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり120円で、前期から+10.0%。いまの株価に対する利回りは2.24%。増配か配当維持が2年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 66 | — | 30.6 |
| 2018年3月 | 66 | 0.0 | 31.6 |
| 2019年3月 | 78 | 18.2 | 36.7 |
| 2020年3月 | 78 | 0.0 | 54.1 |
| 2021年3月 | 78 | 0.0 | 38.5 |
| 2022年3月 | 88 | 12.8 | 36.2 |
| 2023年3月 | 88 | 0.0 | 55.1 |
| 2024年3月 | 88 | 0.0 | 50.0 |
| 2025年3月 | 100 | 13.6 | 65.7 |
| 2026年3月 | 110 | 10.0 | 36.3 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥120
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ8,143人。区分でいちばん多いのは事業法人で31.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が48.2%を占め、残る51.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 33.1 | 32.5 | 32.4 | 30.9 | 32.5 | 31.3 |
| 個人・その他 | 21.9 | 24.7 | 27.6 | 27.0 | 23.6 | 25.2 |
| 外国法人 | 17.8 | 17.7 | 16.6 | 14.3 | 20.3 | 23.9 |
| 金融機関 | 25.2 | 24.2 | 22.3 | 26.4 | 20.6 | 16.9 |
| 自己株式 | 5.7 | 8.9 | 10.9 | 10.8 | 7.1 | 9.7 |
| 証券会社 | 2.0 | 0.9 | 1.0 | 1.4 | 3.1 | 2.7 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本製紙株式会社 | 27.12 |
| 02 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 8.12 |
| 03 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 5.23 |
| 04 | GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社) | 2.35 |
| 05 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行) | 1.80 |
| 06 | 庄司 たみ江 | 1.69 |
| 07 | リンテック従業員持株会 | 1.63 |
| 08 | 塩飽 恵以子 | 1.33 |
| 09 | 庄司 光江 | 1.10 |
| 10 | 明治安田生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行) | 1.01 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-28日本製紙株式会社新規の大量保有報告20.54%-7.58pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+157%、1株純資産は14期で+106%。直近期のROEは6.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 103 | 1,910 | 5.6 | 17.2 | 37.7 |
| 2014年3月 | 114 | 2,101 | 5.8 | 17.2 | 35.8 |
| 2015年3月 | 162 | 2,364 | 7.2 | 17.7 | 30.8 |
| 2016年3月 | 151 | 2,370 | 6.4 | 13.3 | 37.4 |
| 2017年3月 | 159 | 2,465 | 6.6 | 15.0 | 30.6 |
| 2018年3月 | 156 | 2,574 | 6.2 | 19.8 | 31.6 |
| 2019年3月 | 179 | 2,626 | 6.9 | 13.4 | 36.7 |
| 2020年3月 | 133 | 2,654 | 5.0 | 17.1 | 54.1 |
| 2021年3月 | 158 | 2,723 | 5.9 | 15.9 | 38.5 |
| 2022年3月 | 232 | 2,996 | 8.2 | 10.5 | 36.2 |
| 2023年3月 | 168 | 3,311 | 5.3 | 12.9 | 55.1 |
| 2024年3月 | 77 | 3,394 | 2.3 | 41.3 | 50.0 |
| 2025年3月 | 212 | 3,643 | 6.1 | 13.0 | 65.7 |
| 2026年3月 | 264 | 3,931 | 6.9 | 16.9 | 36.3 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
12名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額429百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 大内昭彦 | 取締役会長(代表取締役) | 81 |
| 服部真 | 取締役社長(代表取締役)社長執行役員 | 68 |
| 海谷健司 | 取締役 専務執行役員 総務・人事本部長 | 64 |
| 松尾博之 | 取締役 専務執行役員 生産本部長 兼品質保証本部管掌 兼環境・安全統括本部管掌 | 66 |
| 吉武正昭 | 取締役 専務執行役員 事業統括本部長 | 64 |
| 柴野洋一 | 取締役 常務執行役員 管理本部長 | 62 |
| 佐野孝典 | 取締役 | 60 |
| 奥島晶子 | 取締役 | 68 |
| 白幡清一郎 | 取締役 | 65 |
| 木村雅昭 | 取締役(監査等委員) | 64 |
| 大澤加奈子 | 取締役(監査等委員) | 55 |
| 杉本茂 | 取締役(監査等委員) | 67 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 賞与百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 7 | 214 | 91 | 53 | 359 | 51 |
| 社外取締役 | 6 | 44 | — | 3 | 47 | 8 |
| 取締役(社内) | 1 | 21 | — | 2 | 23 | 23 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容2,307字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,783字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク2,090字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,730字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第132期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-17
- 半期報告書半期報告書-第132期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第131期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-20
- 半期報告書半期報告書-第131期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第130期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-20
- 四半期報告書四半期報告書-第130期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第130期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第130期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第129期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-22
- 四半期報告書四半期報告書-第129期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第129期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第129期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
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