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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

ピー・シー・エー

PCA CORPORATION9629 · Prime · 情報・通信業

ソフトウェア開発からクラウド、CVCまで手掛ける独立系ITサービス企業

概要

ピー・シー・エー株式会社は、1980年に公認会計士の有志が設立した情報・通信業企業である。基幹業務ソフトウェア(財務会計・人事労務・販売管理)の開発・販売・保守、クラウドサービス、導入支援、IT活用サービス、メンタルヘルス関連、CVC事業をグループ6社で展開する。2026年3月期の連結売上高は173億円、従業員755名。東京証券取引所市場第二部に上場している。

ソフトウェア開発からCVCまで6事業で構成するグループ

当社グループは、提出会社であるピー・シー・エー株式会社と6つの連結子会社で構成される。事業は(A)ソフトウェア開発・製造販売・保守、(B)導入・運用支援、(C)クラウドサービス、(D)IT活用サービス・事業開発、(E)メンタルヘルス関連、(F)CVCファンド運営・スタートアップ支援の6分野に分類される。ソフトウェア開発は提出会社とクロノス株式会社が担い、販売は株式会社ケーイーシーが分担する。クラウドサービスは提出会社とクロノスが提供。IT活用は株式会社タイレルシステムズ、メンタルヘルスは株式会社ドリームホップ、CVCは飯田橋クロスパートナーズ株式会社とICP-1号投資事業有限責任組合がそれぞれ営む。

オンプレ製品の販売終了と継続課金モデルへの移行

当社はパッケージ版(オンプレ)からクラウド・サブスクリプションへの転換を推進している。「PCAクラウド/on AWS」「PCAサブスク」への戦略的移行を進め、2028年以降に順次迎えるパッケージ版のサポート終了を見据えている。2025年11月には新サービス「PCA Arch」をリリースし、AIアシスタントやAIエージェントの実装を予定。これにより顧客単価(ARPU)向上と継続課金モデル(ARR)の確立を目指す。2026年3月期のクラウド関連売上は伸長したが、低単価製品の影響でARPUが低下し、期初計画を3億円下回った。

全国12拠点の営業網と子会社による販売・サポート体制

本社は東京都千代田区富士見。東京・大阪・名古屋・福岡・広島・札幌・仙台・静岡・北陸など全国に支店・営業所を配置する。1988年設立の株式会社ケーイーシーはソフトウェア販売と導入支援を分担し、東京・大阪・九州に拠点を持つ。クロノス株式会社(2011年設立)は就業管理システムの事業を承継し、開発・販売・クラウドサービスを手掛ける。子会社タイレルシステムズはIT活用サービス、ドリームホップはメンタルヘルス、飯田橋クロスパートナーズはCVCを担当する。

売上高173億円、先行投資により営業利益微減

2026年3月期の連結売上高は173億600万円(前年比6.6%増)となった。一方、中期経営計画達成に向けAI開発やマーケティングに約10億円の先行投資を実行した結果、営業利益は24億6,300万円(同6.6%減)に留まった。経常利益は投資事業組合運用損7,000万円の計上により24億9,500万円(同7.2%減)。親会社株主帰属当期純利益は投資有価証券売却益8億8,700万円の計上により23億5,500万円(同35.3%増)と増益。ROEは12.4%(計画比2.5ポイント増)だった。

業界の中での役割はITソリューション企業(ソフトウェア開発・導入・クラウド・事業開発)兼メンタルヘルス事業及びCVC運営企業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
173億円
営業利益
25億円
営業利益率
14.5%
純利益
24億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
クラウド サービス107億円61.8%
保守 サービス33億円19.1%
その他 営業収入22億円12.7%
製品6億円3.5%
商品5億円2.9%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01ソフトウェア開発・製造販売・保守主力

コンピュータソフトウェアの開発、製造、販売および保守サービスを提供。子会社クロノス(株)と共同で行い、販売は(株)ケーイーシーが分担。

主な製品・サービス1
コンピュータソフトウェア(開発・製造・販売・保守)
顧客向けにカスタマイズしたソフトウェアの開発、パッケージ製品の販売、および導入後の保守サービスを提供。

02ソフトウェア導入・運用支援主力

コンピュータソフトウェアの導入および運用支援を提供。提出会社とクロノス(株)が営み、子会社(株)ケーイーシーが導入支援を分担。

主な製品・サービス1
ソフトウェア導入・運用支援サービス
顧客のシステム導入プロジェクト管理、運用保守、トラブルシューティングなどを支援。

03クラウドサービス準主力

クラウドサービスの提供を、提出会社およびクロノス(株)が行う。

主な製品・サービス1
クラウドサービス
IaaS、PaaS、SaaSなどのクラウドインフラ・プラットフォーム・アプリケーションを提供。

04IT活用サービス・事業開発準主力

子会社(株)タイレルシステムズが、ITを活用した各種サービスおよび事業開発を行う。

05メンタルヘルス関連副次

子会社(株)ドリームホップがメンタルヘルス関連事業を展開。

06CVC・スタートアップ支援副次

子会社飯田橋クロスパートナーズ(株)およびICP-1号投資事業有限責任組合が、CVCファンドの運営、スタートアップ支援、協業促進を行う。

製品と技術

財務会計・人事労務・販売管理をカバーする基幹業務ソフトウェア

当社の主力製品は、中小・中堅企業向けの基幹業務ソフトウェアである。財務会計、人事給与、販売管理、就業管理などのモジュールを提供し、顧客の業務効率化を支援する。従来はパッケージ版(オンプレ)が中心だったが、現在はクラウド版やサブスクリプション型への移行を促進。クロノス株式会社と連携し、就業管理から人事労務までの包括ソリューションを強化している。

AIエージェントで業務の自律化を目指すPCA Arch

2025年11月にリリースした「PCA Arch」は、AIアシスタントを標準搭載した次世代基幹業務プラットフォーム。ユーザーの質問に回答するだけでなく、今後は自律的に業務を完遂する「AIエージェント」の実装を予定。他社サービスとも連携可能で、財務経理・人事労務・販売管理を一つの画面で統合管理できる。JR東日本首都圏の電車内ポスター広告など、積極的なプロモーションを展開中。

共通ID基盤とクラウドサービス群で顧客接点を強化

「PCA ID」は当社全サービスの共通ID基盤であり、パスキー認証による高度なセキュリティとシングルサインオンによる利便性を提供する。外部ID連携を深化させ、顧客データを活用したマーケティングや製品開発に役立てる。クラウドサービスとして「PCAクラウド/on AWS」「PCAサブスク」、および連携サービス「PCA Hub」を展開。継続課金モデル(ARR)の成長を支えている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

情報・通信業で高収益、成長鈍化も利益率高い

ピー・シー・エーはシステム開発やネットワーク構築を手掛け、売上高は150億円から173億円へ緩やかに成長。営業利益率は14〜16%と業界トップクラスの高収益体質。同業のソラコムやハッチ・ワークと比較しても利益率で優位。ただし、売上成長率が鈍化しており、新規事業や顧客開拓が課題。

強み

  • 営業利益率14〜16%と業界平均を大きく上回る高収益。
  • 既存顧客との長期契約により、売上基盤が安定。
  • ネットワーク・セキュリティ分野で高度な技術力を持つ。
  • 高収益により財務体質が堅実、投資余力あり。

課題

  • 売上成長率が鈍く、新たな成長ドライバーが必要。
  • ITエンジニア不足の中、優秀な人材の採用・育成が重要。
  • 同業他社との価格競争や技術競争が激しい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字がピー・シー・エー

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14826CIJ361億円16.9倍
29438エムティーアイ357億円9.3倍
34847インテリジェント ウェイブ356億円23.8倍
44792山田コンサルティンググループ353億円11.7倍
54345シーティーエス349億円12.8倍
69629ピー・シー・エー347億円19.6倍
74763クリーク・アンド・リバー社343億円7.8倍
83741セック328億円21.6倍
94072電算システムホールディングス327億円10.3倍
106070キャリアリンク325億円11.8倍
113983オロ325億円14.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 46件

公認会計士有志が資本金400万円で創業した1980年

1980年8月、東京都渋谷区渋谷三丁目に公認会計士の有志によりピー・シー・エー株式会社を設立。資本金400万円。創業時の事業はコンピュータソフトウェアの開発。1983年4月に本社を新宿区西新宿に移転。1986年4月には大阪営業所を開設し、関西市場への進出を果たした。

販売子会社と直販子会社を設立し営業網を整備

1988年4月、ソフトウェアの導入指導と広告代理店業を目的として株式会社ケーイーシーを資本金1,000万円で設立。1989年3月には直販を目的とするピーシーエー販売株式会社を設立。同年9月にはシステム企画室を創設し、OS/2向け財務会計ソフトの開発に着手。九州営業所(福岡)や山梨テクノセンター(1992年)など、全国展開の基盤を築いた。

店頭登録から東京証券取引所第二部上場へ

1994年3月、日本証券協会に株式を店頭登録。同年8月、本社を千代田区富士見に移転し自社ビルを取得。1997年4月にはピーシーエー販売株式会社を吸収合併。2000年2月、東京証券取引所市場第二部に上場。この間、広島・札幌・仙台など各地に営業所を開設し、全国規模の販売網を完成させた。

子会社化で事業領域を拡大:マックスシステムとクロノス

2008年10月、株式会社マックスシステムを子会社化。2011年5月、エル・エス・アイジャパン株式会社の就業管理システム部門の事業譲渡を受け、資本金5,000万円(出資比率8割)でクロノス株式会社を設立。これにより人事労務分野の製品群を強化。また、2012年6月には横浜営業所をみなとみらいに移転し、拠点網を最適化した。

クラウドシフトの推進と新製品PCA Archのリリース

2025年11月、AIを活用した新サービス「PCA Arch」をリリース。財務経理・人事労務・販売管理の基幹業務をワンストップでサポートする。AIアシスタントを搭載し、今後は他社サービスと連携するAIエージェントの実装を予定。同年、共通ID基盤「PCA ID」を実装し、パスキー認証やシングルサインオンによるセキュリティ・利便性向上を実現した。

M&Aによるグループ総合力の強化と投資枠の設定

2025年8月、株式会社タイレルシステムズがグループに参画。これにより開発力強化を図る。2026年4月には、子会社ケーイーシーが株式会社PRIMASを子会社化し、BPO機能と基幹業務サービスの融合を開始。当社は100億円規模の戦略投資枠を確保し、2027年3月期にAI開発・クラウド移行に約16億円の先行投資を計画している。

年表46件を開く

1980年代

  • 1980年8月創業東京都渋谷区渋谷三丁目15番5号に公認会計士の有志でピー・シー・エー株式会社(資本金400万円)を設立
  • 1983年4月本社を東京都新宿区西新宿七丁目7番33号に移転
  • 1986年4月大阪営業所を大阪府大阪市東区南久宝寺町に開設
  • 1987年12月本社を東京都新宿区西新宿七丁目16番6号に移転
  • 1988年4月創業株式会社ケーイーシーを当社ソフトの導入指導及び広告代理店業を目的として、資本金1千万円で設立
  • 1989年3月創業ピーシーエー販売株式会社を当社ソフトの直販を目的として、資本金1千万円で設立
  • 1989年9月システム企画室を創設。将来の新しいOS、機器等の新技術研究を主な業務とし、OS/2の財務会計ソフト開発に着手
  • 1989年11月福岡県福岡市博多区博多駅東に九州営業所を開設

1990年代

  • 1990年1月山梨県甲府市中央にシステム部門甲府分室を開設
  • 1991年8月九州営業所を福岡県福岡市博多区博多駅前に移転
  • 1991年9月株式会社ケーイーシーの本店所在地を大阪府大阪市中央区に移転
  • 東京都新宿区に株式会社ケーイーシーの東京支店を開設
  • 福岡県福岡市博多区に株式会社ケーイーシーの九州支店を開設
  • 1992年3月山梨県中巨摩郡竜王町(現 甲斐市竜王新町)に「山梨テクノセンター」を建設し、システム部門甲府分室を移転
  • 1994年3月日本証券業協会に株式を店頭登録
  • 1994年7月広島県広島市南区金屋町に広島営業所を開設
  • 1994年8月本社社屋購入に伴い、本社所在地を東京都千代田区富士見一丁目2番21号に移転
  • 株式会社ケーイーシーの東京支店を東京都千代田区に移転
  • 1995年8月北海道札幌市中央区北四条に札幌営業所を開設
  • 1996年10月広島営業所を閉鎖、岡山県岡山市富田町に中四国営業所を開設
  • 1997年4月M&Aピーシーエー販売株式会社を吸収合併
  • 1997年6月広島県広島市南区大須賀町に広島営業所を開設
  • 1998年2月宮城県仙台市青葉区本町に仙台営業所を開設
  • 1998年10月PCA大阪ビル購入に伴い、大阪営業所を大阪市中央区船越町に移転

2000年代

  • 2000年2月広島営業所を広島県広島市中区本川町へ移転
  • 千葉県千葉市中央区新宿に千葉営業所を開設
  • 神奈川県横浜市中区吉田町に横浜営業所を開設
  • 上場東京証券取引所市場第二部上場
  • 2000年3月埼玉県大宮市(現 さいたま市大宮区)桜木町に大宮営業所を開設
  • 2000年5月東京営業所・大阪営業所をそれぞれ東京支店・大阪支店として登記
  • 2001年4月大宮営業所を「関東営業所」に呼称変更
  • 2001年7月中四国営業所を岡山県岡山市駅前町に移転
  • 2001年9月M&A千葉営業所を東京支店に統合し閉鎖
  • 2003年12月札幌営業所を北海道札幌市中央区北5条に移転
  • 2005年5月仙台営業所を宮城県仙台市青葉区中央に移転
  • 2005年6月広島営業所を広島県広島市中区基町に移転
  • 2005年12月関東営業所を埼玉県さいたま市桜木町(同町内)に移転
  • 2006年8月札幌ラボを北海道札幌市中央区北5条に開設
  • 2008年5月九州営業所並びに株式会社ケーイーシーの九州支店を福岡県福岡市博多区博多駅東に移転
  • 2008年10月M&A株式会社マックスシステムを当社子会社化
  • 2009年7月株式会社ケーイーシーの東京支店を本社とし、旧本社を大阪支店と改称

2010年代

  • 2010年12月中部営業部を新設し、愛知県名古屋市中区丸の内に名古屋支店を開設
  • 2010年12月石川県金沢市広岡に北陸営業所を開設
  • 2011年5月静岡県静岡市駿河区南町に静岡営業所を開設
  • 2011年5月創業エル・エス・アイジャパン株式会社の就業管理システム部門の事業譲渡を受け、当該事業委託を目的として、資本金5千万円(内出資比率8割)でクロノス株式会社を設立
  • 2012年6月横浜営業所を神奈川県横浜市西区みなとみらいに移転

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 課金契約数2026年3月期まで43,857件
  • ARR(年間・継続課金収入)2026年3月期まで11,320百万円
  • チャーンレート(解約率)2026年3月期まで0.26%
  • ARPU(年間・平均契約単価)2026年3月期まで258千円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    クラウドビジネスの拡大とAI実装

    オンプレ製品の販売終了に伴い、「PCAクラウド/on AWS」「PCAサブスク」への移行を推進。新製品「PCA Arch」にAIアシスタントやAIエージェントを実装し、他社サービス連携とセット販売でARPU向上と強固な継続課金モデル(ARR)を確立する。

  2. 02

    ストック型ビジネスモデルへの転換促進

    買取販売から継続利用型サービスへの切り替えを促進。2028年以降のパッケージ版サポート終了を見据え、共通ID基盤「PCA ID」や価格体系整備により既存保守会員の移行を円滑化し、ARR成長を加速する。

  3. 03

    デジタル・カスタマーサクセスの強化

    デジタルチャネルを中心にツールやコンテンツを活用し、ダイレクトニーズへの対応とカスタマーサクセスを強化。導入契約率と利用継続率の向上を図る。

  4. 04

    生成AIとM&Aによる事業基盤強化

    AIエージェント実装による基幹業務の自律化を推進。100億円規模の戦略投資枠を確保し、M&AやAI開発・クラウド移行に約16億円の先行投資を行い、グループ総合力を飛躍的に向上させる。

  5. 05

    サービス指向のモノづくりとHR領域強化

    アジャイル開発やUXデザインを核に開発体制を刷新。クロノスやドリームホップとの連携でHR領域を強化し、非財務データの可視化・分析による人的資本経営支援を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で755人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は700万円で、9期前と比べて+7.6%平均年齢は40.0歳、平均勤続年数は14.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月451
2018年3月471
2019年3月65139.013.0474
2020年3月67939.013.0524
2021年3月67739.014.0572
2022年3月68840.014.0602
2023年3月69540.014.0643
2024年3月71040.014.0672
2025年3月70040.014.0694375
2026年3月70040.014.0755331

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率10.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率85.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)65.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社6(国内 6 / 海外 0、うち連結子会社 6) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社・東京支店・東京開発 — 東京都千代田区2,640百万円
山梨テクノセンター — 山梨県甲斐市598百万円
東京本社 開発 — 東京都千代田区135百万円
大阪支店 — 大阪市北区64百万円
札幌事業所 — 札幌市中央区46百万円
東北営業所 — 仙台市青葉区43百万円
大宮営業所 — さいたま市大宮区29百万円
名古屋営業所 — 名古屋市中村区26百万円
福岡営業所 — 福岡市博多区17百万円
札幌営業所 開発 — 札幌市北区15百万円
ほか11件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    連結子会社 株式会社ケーイーシー(注)1
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    連結子会社 クロノス株式会社(注)3
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権97.0%
  • 国内
    連結子会社 株式会社ドリームホップ(注)1
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    連結子会社 飯田橋クロスパートナーズ株式会社
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    連結子会社 ICP-1号投資事業有限責任組合(注)1、2
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    連結子会社 株式会社タイレルシステムズ
    東京都 文京区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は173億円営業利益25億円前期と比べると増収減益で、売上が+6.8%、利益が-3.8%。

売上高
+6.8%
173億円
営業利益
-3.8%
25億円
純利益
+41.2%
24億円
営業利益率
14.5%
前期比 -1.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高190億円173億円
営業利益13億円25億円
純利益8億円24億円
1株あたり配当¥40¥40

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は43億円、営業利益は4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+26.5%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q351
2024年1Q34411.83
2024年2Q37616.24
2024年3Q39717.95
2024年4Q404
2025年2Q791417.79
2025年4Q831214.58
2026年2Q821214.68
2026年4Q911314.316
2027年1Q4349.32

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は76億円から173億円へ2.3倍に増えた。直近期の営業利益率は14.5%。売上は3期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月7642
2014年3月105116
2015年3月82−2−2
2016年3月841−1
2017年3月9452
2018年3月9884
2019年3月114139
2020年3月1432818
2021年3月1332317
2022年3月1342724
2023年3月130139
2024年3月1502316
2025年3月162262716.017
2026年3月173252514.524

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高173億円のうち、営業利益として残るのは25億円14.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は24億円、売上の13.9%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金38.7%67億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金46.8%81億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益14.5%25億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
61.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+6.1pt
14.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+7.2pt
13.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.7pt
12.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
12.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが14億円、投資CFが−25億円で、差し引きのフリーCFは−11億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は185億円で、売上の12.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月8−4−2422
2014年3月10−7−2323
2015年3月5−6−3−119
2016年3月14−6−2825
2017年3月15−4−21134
2018年3月1317−23062
2019年3月21−1−62077
2020年3月33−7−226101
2021年3月163−419116
2022年3月377−344157
2023年3月26−3−623175
2024年3月351−536206
2025年3月29−3−1726215
2026年3月14−25−18−11185

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は354億円。このうち返さなくてよい自己資本が191億円で、自己資本比率は53.3%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1481113774.1
2014年3月1681175168.8
2015年3月1571134470.9
2016年3月1591095067.7
2017年3月1651095665.1
2018年3月1731145965.0
2019年3月2011208159.3
2020年3月2301369458.7
2021年3月2541609462.4
2022年3月28417311159.7
2023年3月30617812856.9
2024年3月33619014655.7
2025年3月35019315754.5
2026年3月35419116353.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
209億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
167億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
1億円
在庫として抱えている分
負債合計
163億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
95
/ 100
安定性自己資本比率36 / 40
収益力営業利益率29 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率605社中172位あたり、逆に低いのは自己資本比率605社中400位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
12.4%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
14.4%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
53.3%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
6.8%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.5%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,576で、1年前と比べて-15.4%過去52週の値幅のなかでは45%の位置にある。

¥1,576-5.4%1ヶ月+9.4%1年-15.4%時価総額347億円
過去52週の値幅
安値¥1,164高値¥2,084

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)19.6倍
PER (会社予想)39.5倍
PBR1.83倍
配当利回り2.54%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月7日から上昇傾向にあり、8月14日には1550円まで回復しました。25日移動平均線(1462.36円)を約6%上回っており、短期的な上昇トレンドにあります。52週安値1164円からは約33%上昇し、52週高値2084円からは約26%下落した位置です。RSIは67と買われすぎ圏に近づいており、上昇の勢いは強いですが、調整の可能性も。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 50/100)

PERは19.24倍(予想38.8倍)で同業界平均30.2倍を下回るが、予想PERの上昇が懸念。PBR1.79倍は平均3.55倍に対し割安だが、ROE12.4%と収益性は良好。配当利回り2.59%は平均2.7%とほぼ同等。配当性向93%と高く、業績変動の影響を受けやすい。売上は増加傾向で利益も安定。割安感はあるが、予想PERの悪化に注意。

指標この会社業種平均
PER (実績)19.6倍47.9倍
PER (予想)39.5倍
PBR1.83倍2.96倍
ROE12.4%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

ITインフラ需要の拡大により、同社は売上・利益を伸ばしている。強気派は、DX投資の継続やクラウド需要増加で成長が続くと見る。弱気派は、人材不足によるコスト増や競合激化による価格低下を懸念。最近の株価下落はPERが19倍に低下しているが、競争優位性は明確ではなく、成長の持続性が論点。

プラスに働く材料7
  • 需要拡大

    企業のDX推進に伴い、ITインフラ投資は堅調に推移している。

  • 業績成長

    売上高は3期連続で増加し、当期純利益も24年に16億と拡大。

  • 今期も予想増益

    2026年3月期も純利益24億円と大幅増益予想で、業績モメンタムは良好。

  • 純利益24億円と前期比41%増通年影響

    26/3期純利益24億円、25/3期17億円から+7億円増益。

  • 営業利益率14.45%と高水準通年影響

    営業利益率14.45%と2ケタ超を維持。

  • ROE12.4%と資本効率良好継続影響

    ROE12.4%は資本効率の良好さを示す。

  • 配当利回り2.59%を維持通年影響

    配当利回り2.59%。減益下でも株主還元を継続。

マイナスに働く材料7
  • 人材不足

    IT人材の不足により採用費や外注費が増加し、利益率を圧迫する見込み。

  • 競争激化

    Sler市場は競争が厳しく、価格競争に陥る可能性がある。

  • 割高感

    PER19.2倍は同業他社に比べて割高で、下落余地があると見る向きも。

  • 営業利益が25億円に減少通年影響

    26/3期営業利益25億円、前期26億円から▲3.8%減益。

  • 予想PER38.8倍と大幅減益予想決算発表後影響

    予想PER38.8倍は実績19.24倍の2倍超。市場は大幅減益を想定。

  • 営業利益率14.45%に低下通年影響

    営業利益率は16.05%→14.45%と▲1.6pt悪化。

  • 株価1年で17.7%下落継続影響

    年初来▲17.73%と軟調。業績懸念が重し。

次の決算で確かめる点
受注高
将来の売上を牽引する受注の動向は需要の先行指標。
営業利益率
人材コストや競争の影響を測る上で利益率の推移は重要。
システム開発の生産性
人員当たりの売上高や生産性が収益性に影響する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり40で、前期から+9.2%いまの株価に対する利回りは2.54%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥40
1株あたり
配当利回り
2.54%
いまの株価に対して
配当性向
93.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1095.6
2018年3月100.0209.2
2019年3月100.027.2
2020年3月1874.223.9
2021年3月11−37.115.8
2022年3月24111.822.2
2023年3月17−29.236.7
2024年3月81376.5122.9
2025年3月877.4119.7
2026年3月959.293.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥40

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ9,181人。区分でいちばん多いのは事業法人46.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が53.6%を占め、残る46.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人45.545.146.847.348.046.8
個人・その他29.529.126.726.926.732.8
外国法人17.317.419.016.815.712.4
自己株式13.413.49.18.98.88.8
金融機関6.37.76.67.08.36.9
証券会社1.40.70.91.91.31.2
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社Kawashima37.30
02THE CHASE MANHATTAN BANK,N.A. LONDONSECS LENDING OMNIBUS ACCOUNT (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)5.09
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)4.89
04株式会社オービックビジネスコンサルタント3.46
05光通信KK投資事業有限責任組合2.13
06INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)1.91
07ピー・シー・エー従業員持株会1.85
08STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.60
09THE BANK OF NEW YORK MELLON 140044 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.60
10株式会社ロジックシステムズ1.55

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近5
  • 2026-07-29
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    8.08%
    +1.01pt
  • 2026-07-08
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    6.85%
    +0.79pt
  • 2026-06-16
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    6.06%
    +1.03pt
  • 2026-05-29
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    5.03%
  • 2026-05-21
    マサチューセッツ・ファイナンシャル・サービセズ・カンパニー(Massachusetts Financial Services Company)
    新規の大量保有報告
    3.78%
    -1.38pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+343%、1株純資産は14期で−41%。直近期のROEは12.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月271,6051.740.7160.0
2014年3月881,6845.213.952.1
2015年3月−301,626−1.9
2016年3月−141,567−0.9
2017年3月231,5691.565.495.6
2018年3月215484.026.9209.2
2019年3月445977.822.027.2
2020年3月9167614.311.223.9
2021年3月8479211.417.015.8
2022年3月11884714.413.022.2
2023年3月448705.129.336.7
2024年3月809338.921.5122.9
2025年3月879509.220.2119.7
2026年3月11794112.413.893.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額155百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
佐藤文昭代表取締役社長6321,000
玉井史郎常務取締役6229,000
佐久間哲雄取締役 開発本部長579,000
園田信彦取締役 コーポレート本部長5716,000
隈元裕取締役586,000
濱口聡子取締役66
山田健雄取締役66
吉田恵美取締役49
中平栄富常勤監査役612,000
深澤公人監査役699,000
生田美弥子監査役602,000
衣目成雄監査役461,000
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢
山田厳英取締役63
梶本繁昌取締役66

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)46527181811028
社外取締役833334
監査役212126

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,047字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 (1)当社グループ(当社及び当社の関係会社)は当社及び子会社6社で構成されており、主な事業の内容は次のとおりであります。 A.コンピュータソフトウェアの開発、製造、販売および保守サービス B.コンピュータソフトウェアの導入および運用支援 C.クラウドサービスの提供 D.ITを活用した各種サービス・事業開発 E.メンタルヘルス関連事業 F.CVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)ファンドの運営、スタートアップ支援及び協業促進 (2)各事業を構成している連結財務諸表提出会社(以下提出会社という)、連結子会社の当該事業における位置づけは、次のとおりであります。なお、当社はセグメント情報を記載していないため、事業分野・事業形態別によって記載しております。 A事業は提出会社及び連結子会社であるクロノス㈱が営んでおり、連結子会社である㈱ケーイーシーは製品の販売を分担して当事業に携わっております。 B事業は提出会社及び連結子会社であるクロノス㈱が営んでおり、連結子会社である㈱ケーイーシーは製品の導入支援を分担して、当事業に携わっております。 C事業は提出会社及び連結子会社であるクロノス㈱が営んでおります。 D事業は連結子会社である㈱タイレルシステムズが営んでおります。 E事業は連結子会社である㈱ドリームホップが営んでおります。 F事業は連結子会社である飯田橋クロスパートナーズ㈱、ICP-1号投資事業有限責任組合が営んでおります。 以上に述べた事項の概要図は次のとおりであります。 事業分野         事業形態   A   B   C   D   E   F コンピュータ ソフトウェア 開発、製造業務   コンピュータ ソフトウェア 販売業務   コンピュータ ソフトウェア 保守サービス 業務   コンピュータ ソフトウェア 導入および 運用支援   クラウドサービス業務   ITを活用した各種サービス・事業開発   メンタルヘルス関連事業   CVC事業 開発・製造販売・及び保守サービス     (提出会社)ピー・シー・エー㈱ ※1 クロノス㈱ ※1 ㈱タイレルシステムズ クラウド サービス (提出会社) ピー・シー・エー㈱ ※1 クロノス㈱ 販売・サービス他 ※1 ㈱ケーイーシー ※1 ㈱ケーイーシー ※1 ㈱ドリームホップ その他 ※1 飯田橋クロスパートナーズ㈱ ICP-1号投資事業有限責任組合 ※1.連結子会社
経営方針・対処すべき課題8,810字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「『はたらく』に新しい価値を創出し、すべての人に豊かな時間と可能性を提供する」というパーパス(存在意義)のもと、基幹業務の高度な自動化を実現するソフトウェアの提供を核に、企業の円滑な経営・運営をサポートする「マネジメントサポート・カンパニー」であり続けることをミッションとして掲げております。 さらに、ビジョンとして「社会の変化をいち早く捉えて、働く人に寄り添い課題を解決する」とし、会社が目指すべき姿を示しております。 これらを実現するため、当社グループで働くすべての社員は「Professional」「Customer-First」「As-One」の3つをバリュー(行動指針)として共有しております。最新の技術や社会の変化、お客様のニーズを常に捉え、それらに真摯に向き合う姿勢をサービス開発に貫くとともに、社員が互いに尊重し協力し合うことで、お客様やパートナー企業の期待に応える価値を創造し続けてまいります。 今後とも、変化し続ける経済環境の中にあっても、働く人に寄り添い、さらなる信頼性と利便性を兼ね備えたソフトウェア及びサービスをご提供することで、社会に貢献する企業を目指してまいります。また、社会的責任を果たすべく、法令を遵守した継続的かつ安定的な企業成長を目指し、お客様、パートナー様、株主の皆様、社員及び地域社会のご期待に応えてまいります。 (2)中長期的な会社の経営戦略 会社の健全で持続的な成長を実現するため、次の重点施策に注力します。 ① 主力事業の成長力強化 1.クラウドビジネスの更なる広がり オンプレ製品(パッケージ版)の販売終了に伴い、「PCAクラウド/on AWS」「PCAサブスク」への戦略的移行を推進しております。 特に、2025年11月にリリースした「PCA Arch」では、既に実装されている「AIアシスタント」に加え、他社サービスとも連携し自律的に業務を完遂する「AIエージェント」の実装を今後順次予定しています。これにより、ご担当者様がより付加価値の高い業務に集中できる環境の創出を目指します。 また、同製品と「PCA Hub」等とのセット販売による包括的な提案を通じて顧客単価(ARPU)の向上を実現し、強固な継続課金モデル(ARR)の確立を図ってまいります。 2.ストック型ビジネスモデルへの転換促進 「PCAクラウド/on AWS」および「PCAサブスク」を中心に、オンプレ製品(パッケージ版)の買取販売から継続利用型サービスへの切り替えを促進しております。 2028年以降に順次迎えるパッケージ版のサポート終了を見据え、オンプレ製品の既存保守会員が最新サービスへ円滑に移行できるよう、共通ID基盤「PCA ID」の活用や価格体系の整備を図ります。こうした取り組みを通じて、安定的な収益基盤である継続課金モデル(ARR)の成長を加速させます。 3.デジタル・カスタマーサクセスの強化 デジタルチャネルを中心に、デジタルツールやデジタルコンテンツを活用し、増大するダイレクトニーズへの効果的な対応とカスタマーサクセス強化による導入契約率と利用継続率の向上を図ります。 ② 新ビジネス基盤整備と先行投資 1.共通ID基盤「PCA ID」によるサービス連携と顧客接点の強化 共通ID基盤である「PCA ID」は実装を完了し、パスキー認証によるセキュリティの高度化や、シングルサインオンによる利便性向上を実現しております。今後は外部IDとの連携をさらに深化させることで、お客様との接点をより強固かつダイレクトなものとし、当社のマルチプロダクト戦略を支える基盤として、収集されたデータアセットを製品開発やマーケティングへ活用してまいります。 2.生成AIの実装による「基幹業務の自律化」の推進 生成AIの活用については、これまでの研究段階から「実装段階」へと移行いたしました。自律的に業務を遂行する「AIエージェント」等の実装を進めることにより、基幹業務の圧倒的な高度化・自律化を推進します。これにより、ユーザーがより付加価値の高い業務に集中できる環境を創出し、製品のさらなる差別化を図ります。 3.戦略的投資とM&Aによるグループ総合力の飛躍的向上 成長を加速させるための戦略投資・M&A等を積極的に実行しております。開発体制を強化する株式会社タイレルシステムズや、BPOサービス領域の拡張を担う株式会社PRIMASのグループインにより、グループの総合力を高めてまいります。また、機動的なM&Aの実行等に向けて100億円規模の戦略投資枠を確保する一方で、2027年3月期はAI開発やクラウド移行推進に約16億円の先行投資を実施し、事業基盤のさらなる強化と中長期的な企業価値の最大化に注力いたします。 ③ サービス指向のモノづくり 1.開発体制の刷新とモダン化の推進 「サービスデザイン」「プロダクトオーナーシップ」「開発投資評価」「ソフトのモダン化」の4つの取組みを推進します。アジャイル開発やUXデザインを核に、ユーザー起点で迅速なサービス提供を実現する体制を構築し、製品・サービスの質を継続的に向上させます。 2.成長の源泉となる継続的な開発投資 中期経営計画の達成に向け、リソースを最適に配分した大規模な開発投資を実行します。既存製品の機能改良に加え、基幹システムのモダン化や新プロダクト開発、さらには生成AI活用といった研究開発に注力し、総合的なサービスラインナップの拡充と質の向上を図ります。 3.HR領域の強化とデータ活用の推進 グループ会社のクロノス株式会社および株式会社ドリームホップとの連携により、就業管理やメンタルヘルス対策から人事労務までを包括的にサポートします。HR分野の利便性を高め、最終的には人的資本経営を支える「非財務データの可視化と分析」の実現に寄与してまいります。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための指標 当社グループは、売上高、営業利益、売上高営業利益率を重要な指標として位置づけ、収益性を向上させるとともに、より高い成長性を確保することを目指します。 今次中期経営計画で確立を目指している継続課金モデルでは以下4つを重要な業績指標(KPI)としております。継続課金モデルとは、従来からの安定的な収入として捉えていたストック収入から「オンプレミス向け保守料収入」を除き、継続的な課金収入が見込める「基幹クラウド(PCAクラウド等)・周辺クラウド(PCA Hub)・継続利用型オンプレミス(PCAサブスク)」による経常的な収益性と継続的な成長性を追求していく収益獲得モデルとなります。 2026年3月 期末   2025年3月 期末   前年 同期比   2026年3月期 第3四半期末   前四半期 末比 課金契約数   ※1   43,857件   35,364件   24.0%増   41,579件   5.5%増 ARR (年間・継続課金収入)   ※2   11,320百万円   9,896百万円   14.4%増   10,904百万円   3.8%増 2026年3月 期末   2026年3月期 第3四半期末   前四半期 末増減 チャーンレート (解約率)   ※3   0.26%   0.25%   0.01%増 ARPU (年間・平均契約単価)   ※4   258千円   262千円   4千円減 ※1)PCAにおけるPCAクラウド(on AWS含む)・ PCA Hub・PCAサブスクの課金契約数、及びクロノスにおけるクロノスPerformanceクラウド・クロッシオンの課金契約数の合計値 ※2)月次継続課金売上高(MRR)×12倍(月数) ※3)離脱課金契約数÷前月末課金契約数 ※4)「月次継続課金売上高(MRR)×12倍」(=ARR)÷ 課金契約数 (4)当社グループを取り巻く経営環境 <企業構造> 当社グループは、当社が会計、給与計算、販売管理、仕入管理などの基幹業務系のアプリケーションの開発・販売及び保守サポート業務を実施しております。 製品の導入・運用支援および開発体制においては、子会社の株式会社ケーイーシーが製品等の導入指導やデータの移管・入力代行などのユースウェア業務を担うとともに、株式会社タイレルシステムズが持つ先端的なWeb開発技術やアジャイル開発力をグループに統合しております。これにより、クラウドサービスにおける開発スピードの向上と、利便性の高いUI/UX設計の実現を図っております。 HR事業領域においては、子会社のクロノス株式会社が当社製品等と連動する勤怠管理ソフトを開発・販売し、給与計算と勤怠管理の一元化による顧客業務の効率化を推進しております。これに加え、株式会社ドリームホップが提供するメンタルヘルスサービスを当社販売網で展開することで、就業管理から心の健康管理までを幅広くカバーする体制を整えております。 さらに、財務・経理領域に特化したBPOサービスを展開する株式会社PRIMASがグループに加わったことで、従来のソフトウェア提供に加え、専門人材による業務代行サービスを組み合わせた「統合型バックオフィス支援」を提供できる体制を構築しております。グループ各社の強みを融合させ、お客様の多様なバックオフィス業務を包括的に支援してまいります。 また、非連続な事業成長に向けた戦略的投資を推進するため、運用子会社である飯田橋クロスパートナーズ株式会社がコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)の運営を担っております。同社を通じて、既存事業とのシナジー創出や新事業領域の発掘を目指した投資活動を行うことで、グループ全体の持続的な企業価値向上を図ってまいります。 <市場環境、顧客基盤> 従来型アプリケーションの「オンプレミス」と、クラウド上でサービス提供する「PCAクラウド」の業務アプリケーションの市場のなかで、当社は従業員規模別に顧客を区分したスモール(従業員19名以下)、ミッド(従業員20名~999名以下)およびエンタープライズ(従業員1,000名以上)の3領域に対してそれぞれのニーズに即したソリューションを提供しております。 業務アプリケーション市場の全体は、製品の普及と中小・中堅企業数の減少により、新規需要は減少し既存ユーザーの買替需要が中心となっております。したがって、製品の機能改善の提供のみではなく新たな観点での製品・サービスを他社に先駆けて提供することが重要となります。 1)従業員1名から19名以下の市場(スモール) 当該市場の多くの企業においては、主に1台で動作するスタンドアロン型の基幹業務ソフトウェアが導入されており、会計・給与処理を中心とした限定的な業務利用にとどまるケースが大半を占めています。業務目的を特定部署・特定機能に絞り込んで利用する企業が多く、外部連携やクラウド化への対応はいまだ途上にあります。 一方で、FinTechやペーパーレス化の進展など社会環境の変化を受け、クラウドサービスへの移行ニーズは着実に高まっております。また、少子高齢化に伴う深刻な人手不足を背景に、入力業務の自動化・省力化へのニーズも増加しており、AI技術を活用した業務効率化への関心が当該市場においても急速に高まっております。加えて、労働関係法令の改正への対応などが、小規模事業者における労務管理・給与計算システム整備の重要な契機となっております。 当社はこれらのニーズに応えるべく、直感的な操作性と低コストで高品質な業務環境を提供してまいります。さらに、「PCA Arch」に搭載されたAIアシスタント機能を通じ、仕訳入力の自動提案・給与計算における異常値検知など、AI活用による業務負担軽減を実現することで、当該セグメントの顧客基盤のさらなる拡充を図ってまいります。 しかしながら、AIや自動化テクノロジーの急速な普及により、入力業務を中心とした経理・労務業務の代替が進むリスクも存在します。また、低価格のクラウド会計・給与サービスを提供する競合事業者が増加するなか、引き続き価格競争力と機能優位性の両立が重要な経営課題となっております。 2)従業員20名から999名以下の市場(ミッド) 当該市場は、当社が長年にわたり顧客基盤を築いてきたコアセグメントであり、スタンドアロン型製品に加え、ネットワーク対応型製品およびクラウドサービスの導入が積極的に進んでいます。ハードウェア管理コストの削減、システム全体の効率化・最適化、テレワーク・在宅勤務への対応など多様な経営課題に直面しており、業務システムの刷新・クラウドシフトへの機運が一層高まっております。 当社は他社に先駆けてオンプレミス製品のクラウド展開(PCAクラウド)を2008年5月より開始しており、当該市場を中心に普及を進めてまいりました。PCAクラウドの課金売上は継続的に拡大し、継続課金売上においても全サービス中最大規模となっており、当社のサブスクリプションビジネスの根幹を担っております。 また、グループ企業・関連会社を持つ企業や101名〜999名規模の中堅企業については、グループ管理・マルチテナント対応・業務の自動化など高度な管理機能へのニーズが高まっております。特に2026年度においては、基幹業務へのAI活用ニーズが顕在化しており、経費精算の自動仕訳・月次決算の早期化・給与労務データの分析高度化など、AIを組み込んだ業務変革への要請が中堅企業を中心に急速に拡大しております。当社は「PCA Arch」に搭載されたAIアシスタント機能の継続的な拡充により、これらのニーズへの対応を強化してまいります。 さらに、労働関係法制の変化、および人事労務領域におけるDX推進(採用・評価・エンゲージメント管理等)への対応ニーズも旺盛であり、当社は「PCA Hub」シリーズや「クロノス勤怠管理システム」との連携も含めた統合型ソリューションの提供によって、顧客のLTV(顧客生涯価値)向上とARPU改善を目指してまいります。 3)従業員1,000名以上の市場(エンタープライズ) 当該市場においては、グループ連結管理・内部統制・ガバナンス強化などの高度かつ複雑な業務要件への対応が求められており、従来は大手ERP・専用システムが主流でありました。しかしながら近年、既存システムの保守コスト増大・老朽化、クラウドネイティブなサービスへの移行ニーズの高まりに加え、基幹業務領域におけるAI活用の本格化を受け、大企業においてもSaaS型サービスの選択肢が急速に広がりつつあります。特に、AIによる財務データの異常検知・予算実績分析の自動化・人事データを活用したタレントマネジメント高度化など、AIを核とした業務変革への期待が大企業においても高まっております。 当社は、財務経理・人事労務の両領域において、「PCA Arch エンタープライズ」の提供を開始し、大規模組織特有の要件(複数法人管理・高度な権限設定等)に対応した機能を提供しております。加えて、「PCA Arch」に実装されたAIアシスタント機能を大規模組織の業務フローに適合させた形で提供し、経理・人事部門における意思決定の高度化・迅速化を支援してまいります。大手SIerや専門パートナーとの協業を通じたソリューション提案体制を整備し、当該セグメントでの新規顧客獲得とブランド認知向上に取り組んでまいります。 また、M&Aや事業承継を通じた企業規模拡大・グループ化が加速するなか、ミッドセグメントからエンタープライズセグメントへ移行する顧客の複数法人管理(マルチテナント管理)が重要な差別化要因となっております。当社はPCA Archの製品ラインナップをスタンダード・エンタープライズの2区分で体系化することで、顧客企業の成長ステージに応じた継続的な価値提供と、AI活用を通じた業務変革への伴走を実現してまいります。 <競争優位性> オンプレミス製品市場が成熟期にある中、当社は2024年3月をもってパッケージ版の販売を終了し、継続課金型のビジネスモデルへの完全移行を推進しております。昨今、他社との機能的な差別化が困難な市場環境において、当社は共通ID基盤「PCA ID」による利便性の提供、Web-APIによる柔軟な外部連携、およびグループ会社であるクロノス株式会社の就業管理製品等との一体提案を通じて、製品単体の枠を超えた付加価値を提供し、競争上の優位を確保しております。 クラウド領域においては、2008年から提供している「PCAクラウド」の安定した運用実績に加え、2025年11月にリリースした次世代基幹業務クラウド「PCA Arch」が今後の競争優位を確立する中核を担っております。「PCA Arch」において、既に提供を開始している自然言語で操作を支援する「AIアシスタント」や、他社サービスと連携し自律的に業務を遂行する「AIエージェント」の実装を順次予定しており、当社は従来の入力自動化を超えた「基幹業務の自律化」を実現する先進的な技術プラットフォームを確立してまいります。 近年、周辺サービス事業者による基幹業務領域への参入が相次いでおりますが、当社は長年培った法令に準拠した業務処理の知見と、グループの総合力により対抗しております。さらに、株式会社タイレルシステムズのグループインによる開発体制の強化に加え、3年間で120億円以上の開発投資および機動的なM&A投資枠を活用することで、安全性・可用性の向上とAI駆動型の革新的なサービス開発を継続し、優位性の維持・向上に努めてまいります。 <販売網> 当社は従来から代理店販売を中心に事業を展開してまいりました。 現在、当社が営む業務アプリケーションの市場(特にクラウドサービス)においてはネット販売が顕著に拡大しております。したがって、当社もネット販売を新たな販売網と位置づけ、当社ウェブサイトへの誘導、魅力あるコンテンツの提供、閲覧者の行動分析と提案などのデジタルマーケティングを推進し、案件獲得を強化してまいります。また、税理士、公認会計士、社会保険労務士などの職業的専門家(いわゆる士業)を通じた商流や、金融機関との連携を通じた商流など新たなチャネル開拓も継続して推進します。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 1)低価格サービスを展開する事業者への対応 近年クラウド上で機能全体を絞り込み、低価格にてサービスを提供する事業者が業績を伸ばしつつあります。 現状では機能差、価格帯と、顧客との関係性強化で棲み分けができていて、影響は限定的であります。また、プログラムの構造上の制限により、当社と同等の機能を搭載すると十分な処理速度が確保されないことや、販売・仕入系の複雑な内部処理が必要なサービスは提供困難とされています(PCAクラウドはこれを回避するため特殊な技法を採用しています)。 しかし、業務アプリケーションに対する顧客ニーズが、「基本機能さえあれば十分」と大きく変遷した場合、低価格サービスへの移行が加速し当社顧客の喪失となるリスクが将来的に存在します。 当社としては、サービス単体での価格差競争には応じず、サービス群、基幹システムと連携する周辺ソリューション、他システムとの連携や親切丁寧な顧客サポートなどサービス全体での費用対効果を向上し、差別化を図ります。これらにより顧客数の維持、拡大を図り、長期的に安定した事業基盤を築きます。 2)新技術への対応 当社はクラウドサービスへの早期対応に続き、現在は生成AIを筆頭とする新技術の実装による事業基盤の更なる強靭化を最重要課題と認識しております。2025年11月には、これら新技術を統合した次世代基幹業務クラウド「PCA Arch」をリリースし、AI活用を研究段階から「実装段階」へと移行させました。 具体的には、自然言語による操作支援を行う「AIアシスタント」に加え、他社サービスとも連携し自律的に業務を遂行する「AIエージェント」の実装を推進しております。これにより、従来の入力自動化を超えた「基幹業務の自律化」を実現し、ユーザーの生産性を飛躍的に向上させます。さらに、「PCA Hub」シリーズを核とした周辺業務との高度な連携基盤を確立することで、基幹業務プロセスの圧倒的な高度化を支える先進的な技術プラットフォームの構築を強力に推進してまいります。 3)既存顧客への対応の強化 前述の通り基幹業務系のアプリケーションの市場は飽和状態であり、新規顧客の獲得は難しく、PCの入れ替えや基幹業務システムのリース契約期間の満了を契機に他社システムへの移行を検討する事案が増えております。当社では当社製品のより効果的な活用方法や未導入製品との連携による自動化の実現など、顧客のビジネスがより円滑になり成果が上がることを目的に、カスタマーサクセス部を設置し、強化してまいりました。引き続き、顧客の成功体験により当社製品の継続利用の促進や他社製品への移行の抑制を図ってまいります。
事業等のリスク3,811字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループは、事業活動を展開する上で様々なリスクが存在することを認識しており、これらのリスクを適切に管理することが経営上の重要な課題であると考えております。そのため、以下のとおりリスク管理体制を整備し、リスクの未然防止、発生時の影響の最小化、及び迅速な復旧に努めております。 当社グループは、リスク管理に関する基本方針や推進体制を明記した「リスク及び緊急事態管理規程」を定め、これに基づきグループ横断的なリスク管理を推進しております。この体制の中核として、社長を委員長とし、常勤取締役および各部門の責任者等で構成される「リスク管理委員会」を設置しており、本委員会が平時における網羅的なリスクの把握・評価および対策の検討を行うことで、リスクの低減を図っております。また、リスクが顕在化した際には、速やかに同委員会を招集し、社長の指揮のもと、迅速かつ的確な意思決定と対応を行う体制を構築しております。なお、同委員会には常勤監査役も参加し、独立した立場からリスク管理体制の妥当性・有効性を監督しております。 リスク管理委員会は、半年に1回以上定期的に開催しております。また、経営に重大な影響を及ぼすリスクが顕在化した場合(例:サービス停止、情報漏洩等)には、同委員会を開催し、事実関係の調査、対応方針の決定、再発防止策の策定等を迅速に実行します。当事業年度において同委員会は5回開催されました。 また、当社グループでは、リスクの特定・評価にあたり、全社で統一されたフレームワークを運用しております。事業環境の変化を踏まえ、各部門で洗い出した事業遂行上の様々なリスクに対し「発生可能性」と「影響額」の2つの軸でそれぞれスコアリング(数値化)を行い、算出したスコアをリスクマップ上に配置してリスクの相対的な重要度を可視化し、一定の基準を超えるものを「重大リスク」として特定するプロセスを運用しております。特定した重大リスクに対する管理方針や具体的な対応策、年次対応計画を策定し、その対応進捗状況を内部監査で確認しております。 以下の記載においては、このリスク評価の結果に基づき、当社の事業活動及び財政状態に特に重要な影響を及ぼす可能性があると認識している重大なリスクを中心に記載しております。これらのリスクに対し、発生の未然防止と発生時の影響極小化に努めておりますが、以下の記載は当社グループの全てのリスクを網羅するものではなく、また、将来に関する事項は当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、不確実性が伴う点にご留意ください。 (1)競合等により収益が圧迫されるリスク 近年、基幹業務領域に加えてその周辺業務領域まで拡大してきているソフトウェアサービス市場においては、価格破壊ともいえる低価格競争が急激に進んでおります。特に、周辺業務領域のサービスを提供する事業者が急速に事業を拡大し、周辺業務領域のサービスを足掛かりに基幹業務領域と一体的に提供する事業者も出始めているように、外部環境や競合事業者の位置づけも変化しております。また、デジタル技術革新も急速に進展しているため、業界全体や新たな競合先も含め競合他社の動向も急激に変化しております。 このような状況のもと、当社グループにおいては、競争の激化または新たなビジネスモデルによる低価格製品や新たなサービスとの競合により、販売製品の収益を圧迫するリスクが考えられます。 (2)クラウド事業におけるリスク 当社におけるクラウド事業であるSaaSにおいては、トラブルによるサービス停止が長時間にわたる等の障害により、ユーザーからの信頼を失うリスクが考えられます。このリスクを低減するため、当社では、データセンターの分散、外部セキュリティ専門会社によるチェック、異常時通報システムの導入等により、リスクの低減に努めております。 また、競合する事業者などが新技術の採用やM&Aによる事業展開、新たなビジネスモデル等によって、基幹業務ソフトウェアのPCAクラウドと同等機能のクラウドサービスを大幅な低価格で実現した場合に、顧客を失うリスクがあります。 (3)訴訟リスク 当社グループでは、当連結会計年度末現在、重要な訴訟事件等に該当するものはございません。しかしながら、将来において、第三者から、ソフトウェア製品における特許権をはじめ、著作権、商標権等の知的財産権の侵害を理由として、また、取引先から当社グループに起因する過失等による契約違反を理由として、損害賠償等の訴訟のリスクはあるものと考えられます。 (4)情報セキュリティに関するリスク 当社は、第三者による当社のサーバー等への侵入に対して、セキュリティ専門企業の助言を受けながら、ファイアウォールや不正侵入検知システムの導入など、システム的・技術的な対策を施すとともに、社内管理体制の強化を推進しております。しかしながら、高度化・巧妙化するサイバー攻撃(ランサムウェアや標的型攻撃等)をはじめとする悪意のある第三者からの不正アクセスやコンピューターウイルスへの感染、または人為的過失による紛失や盗難などにより、顧客企業の個人情報や重要な情報が漏えいする、あるいはシステムが停止する等の可能性は完全に否定できません。万が一、このような事態が生じた場合には、当該顧客からの損害賠償請求による費用発生や、社会的信用の低下などにより、当社の経営成績に影響を与える可能性があります。 (5)自然災害等によるリスク 当社は、開発およびサポートの拠点を関東地区とそれ以外の地区に設置し、大規模な自然災害による事業停止への対策を取っております。製品の出荷につきましては、オンプレ製品(パッケージ版)の販売終了とクラウドサービスの割合増加により、商品の発送業務に必要な設備・規模が縮小したため、配送拠点を1箇所に集約しております。また、本社が被災した場合の機能維持対策も引き続き重要課題として取り組んでおります。例えば、重要なサーバーはクラウド上に移管し、移管が不適切なサーバーについてはデータのバックアップを別拠点に保管しております。また、担当者が使用するPCもノート型へ移行し、有事の際はPCを持ち出して業務の継続ができるようにしております。しかしながら、通信インフラの障害や各拠点で同時期に大規模な自然災害に見舞われた場合は、当社の業績に影響を与える可能性があります。 (6)会計、税制等の制度改正等のリスク 当社の事業内容上、新たな会計基準や税制の導入・改正が当社の経営成績に深く関わっており、税制等の改正の中止・延期により事業計画や年間の業績が大きく変動するリスクがあります。また、会計基準等の変更・税制改正の影響を予測することは困難であり、変更・改正による追加的な財務資源が必要になる可能性があります。 (7)人材確保・維持に係るリスク 当社のさらなる業務拡大のため、当社の技術を発展させる技術者、利益拡大や顧客満足度、労働生産性のさらなる向上・充実を図るための人員の確保が重要であると認識しております。特に、子会社では採用難の状況が顕著に現れている現状です。当社は知名度の向上や従業員に対する教育・福利厚生の充実といった対策を講じておりますが、少子化や著名企業によるIT技術者の積極採用の影響もあり質の高い人材の確保および維持ができない場合には、当社の目指す製品およびサービスレベルの維持が困難となり、当社の事業・業績に影響を及ぼす可能性があります。また、人員の増加に伴い固定的な人件費等も増加する可能性があり、固定費の増加を上回る売上の増加を確保できない場合には、業績が悪化する可能性があります。 加えて、高度な製品・サービス開発、その運用やセキュリティ認証等を取得するなどの高付加価値の源泉となる各種業務を遂行するにあたり専門性が高まりつつあります。複数の人間で対応しての業務補完、ナレッジの共有や社内研修などの対策を講じておりますが、一部の業務においては特定人物への依存が高くなっております。該当者の退職等で円滑な業務継続及び事業運営に影響を及ぼす可能性があります。 (8)研究開発に係るリスク 当社が製品提供する市場では急速な技術革新が起きており、顧客の要求をタイムリー且つ効果的に満たせるよう、Fintech、AI(Generative AI他)等の最新テクノロジーへの製品対応が求められております。そのような新しいテクノロジーに対応できる人材の確保や研究活動の遅延、またはノウハウや特許等を有する事業者との提携ができなかった場合、他社が当社より優れた技術やサービス等を活用した製品・サービスを開発すれば当社製品の市場競争力が低下する恐れがあります。 (9)開発・サービス提供・お客様の使用環境への依存に係るリスク 当社製品の開発・サービス提供に関する環境および当社製品の顧客の使用環境につきましては、他社の製品や技術・サービスに依存しております。それら他社製品・技術・サービスのアップデート等の変更に合わせて当社製 品・サービスも対応いたしますが、当社の対応が遅れるもしくは対応の全部または一部が不可能であった場合に、業績に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,205字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 業績等の概要 (1)業績 当連結会計年度における我が国の経済状況は、賃上げによる雇用・所得環境の改善や設備投資の堅調な推移、企業収益の改善等により、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、中東地域における情勢不安の再燃やウクライナ情勢の長期化、円安基調の継続に伴う原材料・エネルギーコストの高騰に加え、国内における物価上昇の定着や金利動向の影響等、依然として先行きが不透明な状況が続いております。 このような中、当社は、当期より新たな中期経営計画(2025年4月から2028年3月までの3ヵ年)をスタートさせました。 この中期経営計画のなかで3つの重点施策を推進し、継続課金モデルを確立していきます。 ① 主力事業の成長力強化 :クラウドシフトの推進、Hubサービスの拡充、セールスマーケティングの強化 ② 新ビジネス基盤整備と先行投資:統合ID基盤整備とIDアセット活用、生成AI実装と業務の自動化研究、CVCによる非連続成長への先行投資 ③ サービス指向のモノづくり :4つの取り組みと開発投資計画の推進、HR領域のグループ製品開発計画の推進 当社は、2025年11月に新サービス「PCA Arch」をリリースいたしました。 当連結会計年度後半におきましては、JR東日本首都圏の電車内におけるポスター広告の掲出等、同サービスの認知向上と市場浸透を図るべく積極的なプロモーション活動を展開してまいりました。「PCA Arch」は、AIなどの最新技術を活用し、財務経理・人事労務・販売管理といった基幹業務をワンストップでサポートすることで、中小・中堅企業様の「業務のデジタル化」や「ナレッジの共有」といった課題解決に貢献しております。 2025年8月には、株式会社タイレルシステムズが当社グループに加わりました。これにより、製品開発スピードの向上と技術力の強化を図ることで、成長戦略をさらに加速させ当期の業績成長はもとより、中期経営計画の達成を目指してまいります。 また、今次中期経営計画の当初より、さらなる事業基盤の強化に向けてM&Aの検討を重ねてまいりましたが、その結実として、2026年4月には、当社連結子会社である株式会社ケーイーシーが、株式会社PRIMASを子会社化いたしました。当社の基幹業務サービスとPRIMAS社の「専門人材・BPO機能」をかけ合わせることで、システム提供のみならず実務運用までを見据えた支援体制の構築を進めてまいります。本件を通じて、グループ全体でユーザー様への提供価値の幅を広げ、当社が目指す「マネジメントサポート・カンパニー」としての基盤強化を図ってまいります。 今後も機能拡大に努め、中小・中堅企業様の基幹業務をワンストップでサポートできるよう開発を進めてまいります。 このような状況下において、当社グループの当連結会計年度の売上高は、17,306百万円(前年同期比6.6%増)となりました。一方で、中期経営計画達成に向け開発力強化への取り組みを継続中であり、開発人件費及び外注費等の純増額が前年同期比で16.1%増となることで営業利益は2,463百万円(前年同期比6.6%減)となりました。また、投資事業組合運用損70百万円を営業外費用に計上したことにより経常利益は2,495百万円(前年同期比7.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は、主に投資有価証券売却益887百万円の計上により2,355百万円(前年同期比35.3%増)となりました。 (2)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ2,924百万円減少(前連結会計年度は902百万円の増加)し、18,548百万円となりました。 なお、当連結会計年度における各活動によるキャッシュ・フローの状況とそれらの主な増減要因は以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、1,434百万円(前連結会計年度は2,853百万円の収入)となりました。 これは主に、税金等調整前当期純利益3,382百万円、法人税等の支払額1,655百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果支出した資金は、2,518百万円(前連結会計年度は265百万円の支出)となりました。 これは主に、定期預金の預入による支出2,002百万円、投資有価証券の売却による収入919百万円、投資事業組合への出資による支出502百万円、投資有価証券の取得による支出400百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果支出した資金は、1,840百万円(前連結会計年度は1,685百万円の支出)となりました。 これは主に、株主に対する配当金の支払額1,741百万円によるものであります。 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための指標につきましては、次の通りであります。 指標   2026年3月 (期初計画)   2026年3月 (実績)   2026年3月 (計画比) 売上高   176億円   173億円   △3億円 (97.8% ) 営業利益   28億円   24億円   △3億円 (87.2% ) 売上高営業利益率   16.0%   14.2%   △1.8ポイント ROE   9.9%   12.4%   2.5ポイント DOE   9.9%   10.1%   0.2ポイント 2026年3月期の達成・進捗状況は以下のとおりです。 売上高についてはPCAクラウドやPCAサブスク等の課金契約数が堅調に増加したものの、低単価製品の伸長に伴うARPU(契約単価)の低下等により、期初計画比3億円減(2.2%減)となりました。上記売上高減に加え、利益面については、中期経営計画の達成および中長期的な企業価値の最大化に向け、2025年9月にAI・開発領域等への積極投資へと大きく舵を切り、AI開発の加速やPCA Arch等の製品開発、将来の顧客基盤拡大に向けたマーケティング・カスタマーサクセス体制の拡充に約10億円の投資を機動的に実行いたしました。これらの将来成長を見据えた先行投資の結果、営業利益は期初計画比3億円減(12.8%減)の24億円となりましたが、これは戦略的な経営判断に基づくものとなっております。 一方、ROEについては、政策保有株式の縮減に伴う投資有価証券売却益を特別利益に計上したこと等により、当初予想を2.5ポイント上回る12.4%となりました。 1株当たり配当金につきましては、期初計画のとおり95円00銭とし、DOEは期初計画から0.2ポイント増加し10.1%となりました。 生産、受注及び販売の実績 (1)生産実績 区分   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 製品(百万円)   606   101.6 (注)生産金額は、販売価格で表示しております。 (2)受注実績 受注実績の金額と販売実績の金額の差額は僅少であるため、記載を省略しております。 (3)販売実績 単一セグメントであるため、種類別の実績を記載しております。 区分   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) クラウドサービス(百万円)   10,738   114.5 保守サービス(百万円)   3,258   87.8 製品(百万円)   606   101.6 商品(百万円)   511   97.9 その他営業収入(百万円)   2,192   108.3 合計(百万円)   17,306   106.6 (注)最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 株式会社リコー   4,147   25.5   4,447   25.7 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社   1,629   10.0   1,733   10.0 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 有価証券報告書に記載しております事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項につきましては、以下のようなものがあります。 当該文中における予想、見込み等の将来に関する事象は、有価証券報告書提出日(2026年6月23日)現在において当社グループが判断したものであり、今後様々な要因により実際の結果と異なる可能性があります。 (1)重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づいて作成しております。この連結財務諸表の作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。また、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 (2)財政状態の分析 ① 資産・負債の状況の分析等 (資産の状況) 当連結会計年度末における総資産の残高は、35,401百万円(前連結会計年度末は34,974百万円)となり、427百万円の増加となりました。 流動資産においては、328百万円(前連結会計年度末26,426百万円から当連結会計年度末26,098百万円へ)の減少となりました。これは主に投資事業組合への出資及び当社が実施したM&Aにより現金及び預金が921百万円減少、受取手形及び売掛金が345百万円増加、有価証券が100百万円増加したことによるものであります。 固定資産においては、755百万円(同8,547百万円から同9,303百万円へ)の増加となりました。これは主に繰延税金資産が909百万円増加、上場有価証券売却により投資有価証券が561百万円減少、M&A実施によりのれんが190百万円増加したことによるものであります。 (負債の状況) 当連結会計年度末における負債の残高は、16,348百万円(前連結会計年度末は15,691百万円)となり、657百万円の増加となりました。 流動負債においては、576百万円(前連結会計年度末14,008百万円から当連結会計年度末14,584百万円へ)の増加となりました。これは主に契約負債が533百万円増加したことによるものであります。 固定負債においては、81百万円(同1,682百万円から同1,764百万円へ)の増加となりました。これは主に資産除去債務が63百万円増加したことによるものであります。 ② 資本の財源及び資金の流動性にかかわる情報等 (純資産の状況) 当連結会計年度末における純資産の残高は、19,052百万円(前連結会計年度末は19,283百万円)となり、230百万円の減少となりました。これは主にその他有価証券評価差額金が794百万円減少、利益剰余金が610百万円増加したことによるものであります。 (キャッシュ・フロー) 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ2,924百万円減少(前連結会計年度は902百万円の増加)し、18,548百万円となりました。また、流動比率が178.9%(流動資産26,098百万円÷流動負債14,584百万円)となっており、十分な流動性を確保しているものと認識しております。 (3)経営成績の分析 ① 経営成績の分析等 (売上総利益) 当連結会計年度における売上高は17,306百万円(前年同期比6.6%増)となり、売上総利益は10,569百万円(同3.3%増)となりました。 (営業利益) 当連結会計年度における営業利益は2,463百万円(前年同期比6.6%減)となりました。これは主に、中期経営計画達成に向け開発力強化への取り組みを継続中であり、開発人件費及び外注費等の増加の影響によるものであります。 (経常利益) 当連結会計年度における経常利益は、2,495百万円(前年同期比7.2%減)となりました。これは主に、営業利益の減少に加えて、投資事業組合運用損を営業外費用に計上した影響によるものであります。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は、2,355百万円(前年同期比35.3%増)となりました。これは主に、投資有価証券売却益887百万円によるものであります。 ② 経営成績に重要な影響を与える要因についての分析 (外部環境要因) 当社グループは、一般企業向け業務用パッケージソフトウェアの製造、開発及び販売を事業の主な収益源としております。 業務用パッケージソフトウェア市場においては、会計基準の変更、税法等の改正及び各種制度の改正などによって、ソフトウェアの更新需要が大きく変動する傾向があり、当社グループの経営成績に重要な影響を及ぼすことが考えられます。 (内部環境要因) 当社グループでは、パッケージソフトウェアの製品開発において、「研究開発費等に係る会計基準」(企業会計審議会 1998年3月13日)に基づき費用配分の会計処理をしております。 当社グループにおける製品開発については、既存のソフトウェアに新しい機能等を付加した、いわゆるアップグレード版のソフトウェアの開発もおこなっており、その提供により将来の収益獲得が確実であると認められる場合のみ無形固定資産に資産計上を行っております。 当社グループは、クラウドサービスであるSaaSによる販売構成比が高く、ソフトウェアのアップグレードによるソフトウェアの開発と収益獲得に直接的な相関性がないケースも多いことから当期費用として会計処理されるものが相対的に多くなっております。この結果、製品開発費用が増加し、SaaSによる販売への価格転嫁が行えない場合は、当社グループの経営成績に重要な影響を及ぼすことが考えられます。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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