本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

ナトコ

NATOCO CO.,LTD.4627 · Standard · 化学

塗料を主力としつつ、ファインケミカルと再生溶剤・廃棄物処理も手がける化学メーカー。

概要

ナトコは1948年創業の機能性塗料・コーティング剤専門メーカーである。自動車向け防錆塗料や建築用高耐久塗料を中核とし、愛知県みよし市に本社を置く。2025年10月期の連結売上高は223億円、従業員452名。東京証券取引所スタンダード市場に上場する。3つの事業セグメント(塗料、ファインケミカル、蒸留)を持ち、国内外に生産・販売拠点を展開している。

三事業が支える収益構造

2025年10月期の連結売上高223億円のうち、塗料事業が143億円(構成比64%)、蒸留事業が55億円(25%)、ファインケミカル事業が25億円(11%)を占める。塗料事業は金属用と建材用に二分され、それぞれ62億円、76億円を計上した。蒸留事業は再生溶剤の製造販売と産業廃棄物処理で構成され、営業利益4.9億円と堅調である。ファインケミカル事業は光学フィルム向けコーティング剤が主力だが、モビリティ向けの低迷で減収となった。

国内生産拠点と海外展開

国内では愛知県みよし市の三好工場・名古屋工場、群馬県みどり市の群馬工場が主要生産拠点である。海外では中国・山東省に耐涂可精細化工(青島)有限公司、フィリピン・バタンガス州にNATOCO PAINT PHILIPPINES,INC.、ベトナム・ハナム省にNATOCO VIETNAM COMPANY LIMITEDを有する。さらに韓国水原市に支店、タイ・バンコクに販売会社を設立し、アジア市場での販路を拡大している。

グループ8社による分業体制

当社グループはナトコ株式会社と8社の子会社で構成される。塗料・ファインケミカル製品は当社および中国・フィリピン・ベトナムの子会社が製造し、特約代理店や販売会社を通じて販売する。蒸留事業は巴興業株式会社、三丸化学株式会社、有限会社アイシー産業が担当し、再生溶剤の製造と廃棄物処理を行う。ナトコ商事や名古屋ペイントは吸収合併され、現在は直接販売と代理店網を併用する。

安定した財務基盤と成長指標

2025年10月期末の総資産は310億円、純資産246億円、自己資本比率は約79%と高い。有利子負債は少なく、現金同等物78億円を保有する。売上高は2012年の137億円から2025年には223億円へと拡大し、営業利益は14億円、当期純利益11億円を計上した。中期経営計画では2027年10月期にEBITDA28億円、ROE6%前後を目標としており、M&Aや設備投資による成長を志向する。

業界の中での役割は塗料・化学品・リサイクルサービスを提供するメーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
223億円
営業利益
14億円
営業利益率
6.3%
純利益
11億円
2025/10 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/10
事業売上構成比利益利益率
塗料事業143億円64.1%12億円8.4%
蒸留事業55億円24.7%5億円9.1%
ファインケミカル事業25億円11.2%5億円20.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01塗料(産業・建築向け)主力

合成樹脂塗料や塗料関連製品を製造・販売。日本を含むアジア各国に生産・販売拠点を持ち、直接販売や特約代理店を通じて供給している。

主な製品・サービス1
合成樹脂塗料
汎用から高機能まで幅広い合成樹脂塗料を提供。産業用途や建築用途に供給される。

02ファインケミカル(高機能樹脂・コート剤)準主力

高機能性樹脂や樹脂素材用コート剤など、特定用途向けの化学品を製造・販売。電子材料や自動車部品など幅広い産業向けに供給する。

主な製品・サービス1
高機能性樹脂・樹脂素材用コート剤
樹脂素材の表面改質や機能付与に用いるコート剤や高機能樹脂。工業用途向けに供給される。

03リサイクル・廃棄物処理副次

使用済み溶剤を回収し、再生溶剤として製造・販売するほか、産業廃棄物の収集運搬および処分を行う。循環型社会への貢献を担う事業。

主な製品・サービス1
再生溶剤
使用済み溶剤を蒸留などで再生し、再利用可能な溶剤として販売。

製品と技術

塗料事業:金属用と建材用を中心に

塗料事業は売上の64%を占める主力事業である。金属用塗料は焼き付け塗料、遮熱塗料、工作機械向け塗料などを含み、2025年10月期に62億円の売上を計上した。建材用塗料は内装建材向けが中心で、2024年にDICグループから販売事業を譲り受け、76億円に拡大した。環境配慮型として低VOC、低温焼付塗料の開発を進めている。

ファインケミカル事業:光学フィルム向けコーティング剤

ファインケミカル事業は売上の11%を占め、光学フィルム向けコーティング剤が主力製品である。当社はポリマー合成技術、分散技術、コーティング技術、色彩技術の4要素技術を組み合わせ、高機能性樹脂や樹脂素材用コート剤を開発する。2025年10月期はモビリティ向け需要の低迷により25億円と減収となったが、電子材料分野での拡大に注力する。

蒸留事業:再生溶剤と産業廃棄物処理

蒸留事業は売上の25%を占め、巴興業、三丸化学、アイシー産業の3社が担当する。使用済み溶剤を回収・蒸留し、再生溶剤として販売するリサイクル事業と、産業廃棄物の収集運搬・処分事業を行う。2025年10月期の売上は55億円、セグメント利益は4.9億円。高純度リサイクル溶剤への需要増に対応し、蒸留前処理の改善や純度向上に取り組んでいる。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

化学のなかでの位置

産業用塗料・コーティング専業で国内シェア中位

化学業界、特に産業用塗料・機能性コーティング材に特化した中堅メーカー。同業の東洋紡やクラレと比較すると事業規模は小さく、売上高208億円(2024年10月期)と限定的。営業利益率5.8%と収益水準は平均的。独自性の高い水系塗料技術を持ち、自動車部品・建築材料向けに強みを発揮。近年は環境規制対応製品の需要増加により、売上高は緩やかに成長。2025年10月期には売上高223億円、営業利益率6.3%を計画。しかし、原材料価格変動の影響を受けやすく、海外競合との価格競争が課題。

強み

  • 環境負荷の低い水系塗料に強みを持ち、規制対応で差別化
  • 産業用塗料の中でも特定分野に特化し、高いシェアを確保
  • 自動車・建材メーカーとの長期取引関係を構築
  • 環境規制の強化により、低VOC製品の需要が拡大

課題

  • 原油由来の原材料価格変動が利益率を圧迫
  • 営業利益率5〜6%と低く、コスト削減が課題
  • アジアなどの低価格品との競争激化で利幅が縮小

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

化学の時価総額近傍。太字がナトコ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12930北の達人コーポレーション182億円25.9倍
27927ムトー精工175億円7.9倍
34409東邦化学工業167億円10.7倍
44022ラサ工業158億円17.8倍
54125三和油化工業157億円14.7倍
64627ナトコ156億円10.1倍
74093東邦アセチレン150億円11.6倍
84465ニイタカ142億円7.5倍
94366ダイトーケミックス141億円17.1倍
104978リプロセル140億円
117908きもと131億円19.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 40件

シンナー製造から合成樹脂塗料専門への転換(1948〜1956年)

1948年11月、名古屋市瑞穂区高田町に名古屋塗料株式会社として設立。当初はシンナー、酒精ニスの製造販売から始めた。1950年に同区二野町へ移転後、1956年1月に合成樹脂塗料及びラッカー塗料の専門メーカーへと事業転換した。この決断が後の機能性塗料メーカーとしての基盤を築いた。

本社工場移転と生産能力の拡充(1966〜1979年)

1966年5月、本社工場を愛知県西加茂郡三好町(現みよし市)に移転。1971年に配送センター、1974年に第2工場、1979年に樹脂生産工場を順次増設し、生産能力を高めた。1978年11月には社名をナトコペイント株式会社に変更。この時期に塗料製造の一貫体制を整えた。

社名変更と株式公開(1993年)

1993年6月、日本証券業協会(現JASDAQ市場)に店頭登録。同年8月にはLCD用高分子化合物の生産工場を建設し、新分野に進出。1998年11月に社名をナトコ株式会社と改め、本社を三好町に移転した。2004年には子会社の名古屋ペイント株式会社を吸収合併し、グループ再編を進めた。

LCD用高分子化合物への進出(1993〜2001年)

1993年8月にLCD用高分子化合物の生産工場を名古屋市瑞穂区に建設。1996年と1997年にも増設・第2工場建設を行い、2001年には第4工場まで拡張した。同製品はファインケミカル事業の中核となり、光学フィルム向けコーティング剤へと発展した。この投資が後の同事業の収益源を形成した。

中国・韓国・東南アジアへの生産拠点展開(2003〜2019年)

2003年10月、中国山東省に耐涂可涂料化工(青島)有限公司を設立。2011年11月には韓国水原市に支店、2014年7月にフィリピンに現地法人、2019年3月にタイに販売会社を設立。2012年には中国に第二法人を設立し、2017年に吸収合併。2014年には子会社化した耐涂可精細化工が製造を担う。これらの拠点が海外売上の拡大に貢献した。

M&Aによる事業拡大と市場区分移行(2012〜2025年)

2012年に有限会社豊川シーエムシー(現連結子会社)、2013年に巴興業株式会社、2014年に有限会社アイシー産業を完全子会社化し蒸留事業を強化。2025年には三丸化学株式会社の株式66%を取得し子会社化した。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しによりスタンダード市場に移行。事業ポートフォリオを拡充しながら上場基準を維持している。

年表40件を開く

1940年代

  • 1948年11月創業名古屋市瑞穂区高田町に名古屋塗料株式会社を設立。シンナー、酒精ニスの製造、販売を開始。

1950年代

  • 1950年2月名古屋市瑞穂区二野町に移転。
  • 1956年1月合成樹脂塗料及びラッカー塗料の専門メーカーに転換。

1960年代

  • 1966年5月本社工場を愛知県西加茂郡三好町(現・愛知県みよし市)に移転。
  • 1969年8月創業名古屋市瑞穂区二野町に卸売販売会社、ナトコ商事株式会社を設立。

1970年代

  • 1971年5月三好工場内に配送センターを新設。
  • 1974年9月三好工場内に第2工場増設。
  • 1978年11月商号変更社名をナトコペイント株式会社に変更。
  • 1979年10月三好工場内に樹脂生産工場を増設。

1980年代

  • 1987年4月名古屋市瑞穂区二野町に研究所を新設。

1990年代

  • 1990年9月創業名古屋市瑞穂区二野町に直需販売会社、名古屋ペイント株式会社を設立。
  • 1991年3月群馬県新田郡笠懸町(現・群馬県みどり市)に群馬工場建設用地を取得。
  • 1993年6月日本証券業協会(現・東京証券取引所JASDAQ市場)に店頭登録。
  • 1993年8月名古屋市瑞穂区二野町にLCD用高分子化合物生産工場を建設。
  • 1994年5月M&A名古屋ペイント株式会社がナトコ商事株式会社を吸収合併。
  • 1994年9月群馬工場内に配送センターを新設。
  • 1994年11月群馬工場内に溶剤型塗料生産工場を建設。
  • 1996年3月群馬工場内に粉体塗料生産工場を建設。
  • 1996年9月名古屋工場内にLCD用高分子化合物生産設備を増設。
  • 1997年12月名古屋工場内にLCD用高分子化合物生産の第2工場を建設。
  • 1998年11月商号変更社名をナトコ株式会社に変更。
  • 1998年11月本社を愛知県西加茂郡三好町(現・愛知県みよし市)に移転。

2000年代

  • 2001年8月ISO14001全社一括認証取得。
  • 2001年12月名古屋工場内にLCD用高分子化合物生産の第4工場を建設。
  • 2003年10月創業中華人民共和国山東省に耐涂可涂料化工(青島)有限公司を設立。
  • 2004年7月M&A名古屋ペイント株式会社を吸収合併。
  • 2006年9月ISO9001全社一括認証取得。
  • 2007年3月三好工場内に本社屋新設。
  • 2009年9月名古屋市瑞穂区二野町に中央研究所を改築。

2010年代

  • 2011年11月創業大韓民国京畿道水原市に韓国支店を設立。
  • 2012年3月中華人民共和国山東省に耐涂可精細化工(青島)有限公司(現・連結子会社)を設立。
  • 2012年12月M&A有限会社豊川シーエムシー(現・連結子会社)を株式取得により完全子会社化。
  • 2013年11月M&A巴興業株式会社(現・連結子会社)を株式交換により完全子会社化。
  • 2014年7月フィリピン共和国バタンガス州にNATOCO PAINT PHILIPPINES,INC.(現・連結子会社)を設立。
  • 2014年10月M&A有限会社アイシー産業(現・連結子会社)を株式取得により完全子会社化。
  • 2017年10月M&A耐涂可精細化工(青島)有限公司が耐涂可涂料化工(青島)有限公司を吸収合併。
  • 2019年3月タイ王国バンコク都にNATOCO PAINT(THAILAND)CO.,LTD.(現・連結子会社)を設立。

2020年代

  • 2021年6月ベトナム社会主義共和国ハナム省にNATOCO VIETNAM COMPANY LIMITED(現・連結子会社)を設立。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行。
  • 2025年6月M&A三丸化学株式会社(現・連結子会社)の株式66%取得により子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で452人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は656万円で、9期前と比べて2.3%平均年齢は42.7歳、平均勤続年数は16.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年10月353
2017年10月360
2018年10月380
2019年10月67142.918.7390
2020年10月65242.718.3383
2021年10月65842.818.2400
2022年10月67342.117.3399
2023年10月63942.317.4405
2024年10月63742.517.2415289
2025年10月65642.716.9452310

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年10月期・提出会社(単体)
女性管理職比率0.0%
縦線は目安の30%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社8(国内 5 / 海外 3、うち連結子会社 8) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
群馬工場 — 群馬県みどり市1,993百万円
塗料
本社工場 — 愛知県みよし市1,176百万円
塗料、ファインケミカル
本社工場 — 中華人民共和国山東省957百万円
塗料、ファインケミカル
名古屋工場・中央研究所 — 名古屋市瑞穂区474百万円
塗料、ファインケミカル
本社事務所 — 愛知県みよし市417百万円
会社総括業務
本社工場 — 宮城県柴田郡 村田町401百万円
蒸留
山口工場 — 山口県美祢市380百万円
蒸留
本社工場 — 福島県本宮市316百万円
蒸留
本社工場 — 愛知県みよし市196百万円
蒸留
本社工場 — ベトナム社会主義共和国ハナム省139百万円
塗料、ファインケミカル
ほか3件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    耐涂可精細化工(青島)有限公司(注)2
    中華人民共和国 山東省青島平度市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    NATOCO PAINT PHILIPPINES,INC.
    フィリピン共和国 バタンガス州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    NATOCO PAINT (THAILAND)CO.,LTD. (注)2
    タイ王国 バンコク都 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    NATOCO VIETNAM COMPANY LIMITED (注)2
    ベトナム社会主義共和国 ハナム省 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    巴興業株式会社(注)4
    愛知県みよし市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    三丸化学株式会社
    宮城県柴田郡村田町 · 連結子会社
    議決権66.0%
  • 国内
    有限会社豊川シーエムシー
    愛知県豊川市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    有限会社アイシー産業
    福島県本宮市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年10月期の売上高は223億円営業利益14億円前期と比べると増収増益で、売上が+7.2%、利益が+16.7%。

売上高
+7.2%
223億円
営業利益
+16.7%
14億円
純利益
+10.0%
11億円
営業利益率
6.3%
前期比 +0.5%pt

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は115億円、営業利益は9億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+4.5%、営業利益は+50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q4824.20
2023年2Q5036.02
2023年3Q5259.64
2023年4Q524
2024年1Q4924.11
2024年2Q4824.23
2024年4Q11187.26
2025年2Q11065.54
2025年4Q11387.17
2026年2Q11597.87

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年10月期からの14期で、売上は137億円から223億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は6.3%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
有限会社豊川シーエムシー(現・連結子会社)を株式取得により完全子会社化。
2012年10月137115
巴興業株式会社(現・連結子会社)を株式交換により完全子会社化。
2013年10月1602715
有限会社アイシー産業(現・連結子会社)を株式取得により完全子会社化。
2014年10月142127
2015年10月149116
2016年10月149106
耐涂可精細化工(青島)有限公司が耐涂可涂料化工(青島)有限公司を吸収合併。
2017年10月1581611
2018年10月1691510
タイ王国バンコク都にNATOCO PAINT(THAILAND)CO.,LTD.(現・連結子会社)を設立。
2019年10月1771510
2020年10月1621510
ベトナム社会主義共和国ハナム省にNATOCO VIETNAM COMPANY LIMITED(現・連結子会社)を設立。
2021年10月1902216
2022年10月2042115
2023年10月2021410
2024年10月20812145.810
三丸化学株式会社(現・連結子会社)の株式66%取得により子会社化
2025年10月22314156.311

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年10月期

売上高223億円のうち、営業利益として残るのは14億円6.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は11億円、売上の4.9%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金77.6%173億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.1%36億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.3%14億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
22.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.0pt
6.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.5pt
4.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.2pt
4.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年10月期は営業CFが18億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは16億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は78億円で、売上の4.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年10月80−1852
2013年10月18−13−1559
2014年10月8−5−8355
2015年10月11−4−3760
2016年10月13−9−2462
2017年10月13−14−2−160
2018年10月14−2−31269
2019年10月19−15−3470
2020年10月14−9−3572
2021年10月19−13−4674
2022年10月20−21−4−171
2023年10月17−23−4−661
2024年10月16−8−4866
2025年10月18−2−41678

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年10月期の総資産は310億円。このうち返さなくてよい自己資本が246億円で、自己資本比率は78.7%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年10月1741324271.0
2013年10月2091535667.9
2014年10月1991534677.1
2015年10月2081594976.6
2016年10月2051604578.2
2017年10月2231725177.1
2018年10月2291775277.5
2019年10月2391845576.8
2020年10月2471905777.3
2021年10月2632065778.4
2022年10月2822216178.3
2023年10月2882286078.9
2024年10月2982366379.0
2025年10月3102466478.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年10月期の内訳
現金及び預金
107億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
183億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
14億円
在庫として抱えている分
負債合計
64億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
83
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率13 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率203社中32位あたり、逆に低いのはROE203社中148位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.7%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.3%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
78.7%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
7.2%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.9%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,916で、1年前と比べて+34.6%過去52週の値幅のなかでは82%の位置にある。

¥1,916-2.4%1ヶ月+11.6%1年+34.6%時価総額156億円
過去52週の値幅
安値¥1,448高値¥2,018

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.1倍
PBR0.57倍
配当利回り2.87%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1ヶ月で+2.4%と緩やかな上昇。週足は25日線(1762円)を上回り、75日線(1718円)も維持。52週高値2018円には届かないが、安値1386円からは回復。出来高は低水準で推移し、方向感は乏しい。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERは9.31倍で業界平均18.63倍の約半分と極めて割安。PBRは0.53倍で業界平均1.45倍を大きく下回る。配当利回りは3.15%と業界平均2.53%を上回る。直近の営業利益率5.77%と安定した収益力があり、今期も増益予想。割安ながら、化学業界平均と比較してバリュエーションは著しく低く、市場の過小評価が疑われる。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.1倍17.8倍
PBR0.57倍1.41倍
ROE4.7%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

安定収益と成長余地の評価。強気派は自動車生産回復や新興国需要、高耐久製品の需要増を期待。弱気派は国内自動車産業の構造的な停滞、原材料価格変動リスク、成長鈍化を懸念。PBR0.53倍と割安、配当利回り3.15%でインカムゲインも注目。

プラスに働く材料7
  • 自動車生産回復

    需要増で売上拡大期待

  • 割安指標

    PBR0.53倍、配当利回り3.15%

  • 新製品・新市場

    機能性コーティングの用途拡大

  • 営業利益率5.77%→6.28%に改善通年影響

    FY10/2025営業利益14億円、前期比17%増。収益性向上。

  • PER9.3倍割安、配当利回り3.15%継続影響

    PER9.3倍は業界平均比低く、配当利回りも魅力的。

  • PBR0.53倍、解散価値割れ継続影響

    PBR0.53倍は純資産比半値。株主価値向上策への期待。

  • 売上高223億円、3期連続増収継続影響

    FY10/2025売上高前期比7%増。安定成長基盤。

マイナスに働く材料7
  • 国内市場の限界

    自動車生産台数伸び悩み

  • 原材料高騰リスク

    利益率圧迫の可能性

  • 海外展開遅れ

    海外売上比率低く成長鈍い

  • 原材料高によるコスト増リスク継続影響

    化学メーカー、原材料価格上昇で利益圧迫の可能性。

  • 売上高成長率一桁、拡大鈍化継続影響

    FY10/2025売上高成長率7.2%。業界需要の頭打ち懸念。

  • ROE非開示、資本効率不透明継続影響

    ROEが不明。PBR低くとも自己資本利益率の確認が必要。

  • 株価1774円、上値重い継続影響

    過去1年で+27%上昇も、節目の2000円手前で伸び悩み。

次の決算で確かめる点
売上高成長率
事業拡大のペース
営業利益率
収益性とコスト管理
海外売上比率
新市場開拓の進捗

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり55で、前期から+7.8%いまの株価に対する利回りは2.87%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥55
1株あたり
配当利回り
2.87%
いまの株価に対して
配当性向
62.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年10月2630.1
2017年10月3015.421.8
2018年10月3620.031.9
2019年10月4011.132.7
2020年10月36−10.038.1
2021年10月5861.138.5
2022年10月55−5.232.2
2023年10月50−9.156.4
2024年10月512.060.0
2025年10月557.862.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥55

株主

有価証券報告書より

2025年10月期末の株主数は延べ2,408人。区分でいちばん多いのは個人・その他65.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が30.4%を占め、残る69.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年10月%2021年10月%2022年10月%2023年10月%2024年10月%2025年10月%
個人・その他67.867.864.364.065.065.0
事業法人14.714.418.017.918.218.2
金融機関14.014.114.414.212.212.2
自己株式7.47.47.37.37.37.2
外国法人3.13.32.52.53.13.4
証券会社0.30.50.81.41.61.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01粕谷 忠晴14.33
02ナトコ共栄会8.93
03粕谷 太一6.23
04有限会社巴ホールディングス3.32
05粕谷 英史2.98
06株式会社三菱UFJ銀行2.95
07株式会社三井住友銀行2.82
08NTCホールディングス合同会社2.70
09株式会社あいち銀行2.58
10粕谷 健次1.99

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-08-31
    ナトコ共栄会 理事長 大鳥居 清和
    新規の大量保有報告
    7.30%
    -1.18pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+123%、1株純資産は14期で+92%。直近期のROEは4.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年10月681,6844.17.828.1
2013年10月2061,94011.46.315.9
2014年10月912,0345.010.127.3
2015年10月802,1103.912.132.5
2016年10月792,1213.811.430.1
2017年10月1442,2806.59.421.8
2018年10月1352,3495.88.431.9
2019年10月1302,4355.410.032.7
2020年10月1362,5255.57.538.1
2021年10月2172,7308.37.638.5
2022年10月2012,9277.17.632.2
2023年10月1263,0144.211.156.4
2024年10月1273,1214.111.060.0
2025年10月1513,2324.710.562.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2025/10期の役員報酬は総額151百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢
粕谷太一取締役社長(代表取締役)51
山本豊専務取締役67
粕谷英史常務取締役49
大野富久取締役 研究所所長55
水野和義取締役 塗料事業部長67
原昌弘取締役 化成品事業部長58
脇田政美取締役61
林克行取締役65
関澤浩幸常勤監査役62
今枝剛監査役53
内藤正明監査役65

役員報酬の内訳2025/10

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)683211211720
社外取締役4201215
監査役11211313

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/10期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容663字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、ナトコ株式会社(当社)及び子会社8社により構成されており、塗料、ファインケミカル製品及び再生溶剤の製造・販売を主な事業としております。 当社グループの事業内容及び当社と子会社の当該事業に係る位置付け並びにセグメント情報との関連は、次のとおりであります。 [塗料事業] 合成樹脂塗料 … 当社、耐涂可精細化工(青島)有限公司、NATOCO PAINT PHILIPPINES,INC.、NATOCO VIETNAM COMPANY LIMITEDで製造し、直接又はNATOCO PAINT (THAILAND)CO.,LTD.及び特約代理店を通じて販売しております。 塗料関連製品 … 当社で仕入れ、直接又は特約代理店を通じて販売しております。 [ファインケミカル事業] 高機能性樹脂・樹脂素材用コート剤等 … 当社、耐涂可精細化工(青島)有限公司、NATOCO PAINT PHILIPPINES,INC.、NATOCO VIETNAM COMPANY LIMITEDで製造し、直接又はNATOCO PAINT (THAILAND)CO.,LTD.及び特約代理店を通じて販売しております。 [蒸留事業] 再生溶剤等 … 巴興業株式会社、三丸化学株式会社及び有限会社アイシー産業で製造し、直接又は特約代理店を通じて販売しております。 産業廃棄物 … 巴興業株式会社及び三丸化学株式会社が産業廃棄物の収集運搬及び処分をしております。 以上の事項を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,973字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは「ユニークな発想で新しい価値を創造する」ことをミッションとし、絶えず独創的、革新的な研究と技術力の向上に努め、“あらゆる表面のリノベーション&イノベーションカンパニーへ”発展する事を2030ビジョンとして定めております。 (2)経営戦略等 当社グループは2030ビジョン実現に向けた経営基本方針として、サステナビリティ基本方針と中期経営計画基本方針を策定しております。 [サステナビリティ基本方針] ① 環境対応重視の事業展開 ② 人的資本経営の実現 ③ 責任ある事業活動 [中期経営計画基本方針] ① 環境対応を重視した「機能・技術」と「市場」を掛け合わせた事業拡大 ② 「人的資本」を中核経営基盤と位置付け ③ 社会の一員としての責務、社会と顧客からの信頼獲得 (3)経営環境 当社グループは、経営をとりまく環境として、以下のように認識しています。 ① 環境意識の高まり(SDGs実現に向けたESGやカーボンニュートラルへの対応、世界的な環境規制の強化) ② 技術革新の進展(塗装レス技術、高効率塗装技術、デジタル技術による多方面での大きな影響) ③ 働き方・ライフスタイルの多様化、少子高齢化の進展 ④ 安全・品質、コンプライアンスに対する要求水準の高まり ⑤ 政治・経済の先行き不透明さ、不確実性の増大や地政学リスク(原材料調達や輸出入、新設住宅着工件数等の個人消費の低迷) (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、2030ビジョン達成に向け、以下を重点課題として設定しております。 ①環境対応を重視 当社製品を使用するユーザーに対し、「低VOC、工程短縮、低温焼付塗料」・「高耐久性、省エネ型塗料」といった環境配慮型製品を提供して行く他、「蒸留事業拡大」・「廃棄物削減」により循環型社会の実現を図ってまいります。 ②技術革新の進展を見据えた研究開発・製品開発 祖業の塗料で培った「ポリマー合成技術」・「分散技術」・「コーティング技術」・「色彩技術」の4つの要素技術を組み合わせ、技術革新の進展を見据えた研究開発体制を構築してまいります。 また新たな材料・製法を活用し、機能性や意匠性、質感を追求した、独自性のある高付加価値製品を開発してまいります。 ③特徴ある機能・技術を市場にシンクロさせた事業拡大 塗料事業においては、環境配慮型製品の提供を拡大して行く他、印刷技術のデジタル化に対応したインクジェット商材により事業拡大を図ってまいります。またファインケミカル事業においては、当社の要素技術と応用技術を活かし、塗装レス技術への対応を進めるとともに、電子材料・モビリティ分野での事業拡大に注力してまいります。蒸留事業においては、地域ごとの効率の良い廃液回収と蒸留前処理の改善を図るとともに、より純度の高い蒸留技術にチャレンジし、高純度リサイクル溶剤に対する需要増に応えてまいります。 ④人的資本経営の実現 持続的成長を支える根幹は人的資本にあるとの認識の下、経営基盤としての人的資本の充実を図り、絶え間なくリノベーションとイノベーションを生み出せる組織を構築してまいります。 ⑤社会の一員としての責務の遂行 (安全第一) 会社の基盤を健全に維持し、持続的に発展して行くために、従業員の安全確保と健康の保持・促進を図ってまいります。 (品質保証) 絶えず現場力の向上を図り、お客様から信頼される品質の製品とサービスの提供を目指してまいります。 (コンプライアンス) 国内外の各拠点で現地の法令を遵守し、社会の一員として、倫理的に事業活動を行う方針を徹底してまいります。また「内部通報制度」や「代表取締役社長直轄の内部監査室」を設置し、企業内の不正・不祥事の早期発見・是正やリスク低減を図っております。 ⑥国内外の生産体制の強化・最適化 政治・経済の先行き不透明さ、不確実性の増大や地政学リスクの高まりを踏まえ、グループ全体の国内外の生産体制の強化・最適化を図ってまいります。 なお、国内の老朽化した設備については、今後の生産増や高品質化が求められる製品にもフレキシブルに対応可能な生産設備(自動化・省人化、DX活用)へのリニューアルの検討を開始しております。 (5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、独創的な高付加価値製品を開発し、生産性の向上を推進するなかで収益率を重視した経営を目指し、2027年10月期までにEBITDA28億円、ROE6%前後(株主資本コストと同水準)を目標としております。
事業等のリスク1,609字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状況、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 需要業界の動向について 当社グループの製品は、金属、機械、電機・電子、住宅、自動車を始め多分野の業界において生産財として使用されており、これらの業界の需要が低迷した場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 新製品開発について 当社グループは顧客や市場のニーズに対応した新製品・新技術の開発を行っておりますが、急激な技術の進歩、代替製品の出現等により最適な時期に最適な新製品の提供ができなかった場合には、将来の成長と収益性を低下させ、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 製品・原材料価格について 当社グループの製品市場において需要の変化、競争の激化等の要因により、販売価格が下落した場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループの製品の生産に使用する原材料には石化原料が多く、原油価格や為替の動向が大きく影響を与えます。市況によって原材料価格が上昇した場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 法的規制等について 当社グループは国内外の事業拠点及び販売先でさまざまな法的規制の適用を受けております。また、地球環境や生物多様性、社会システムなどに影響を及ぼす要因に対し、社会的ルールも遵守すべきと考えています。これらの法的規制等を遵守できなかった場合及び予期しない法律又は規制等の変更が行われたとき、事業活動が制限される可能性があるとともに、法的規制等を遵守するための費用が、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 海外事業について 当社グループは韓国、中国、フィリピン、タイ、ベトナムにおいて事業活動を行っており、人材の採用と確保の難しさ、その他経済的、社会的及び政治的混乱等のリスクが内在しております。これらのリスクが顕在化した場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 為替相場の変動について 当社グループは韓国に支店、中国、フィリピン、タイ、ベトナムに子会社を設置しており、外貨建ての売上、費用、資産、負債等の項目は、連結財務諸表作成のために邦貨換算しております。したがって換算時の為替相場の変動により当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (7) 製造物責任について 当社グループは、厳格な品質管理基準のもとに製品の製造を行っておりますが、製品に重大な欠陥が発生しないという絶対の保証はありません。また、製造物責任賠償については保険に加入しておりますが、大規模な製造物責任賠償やリコールにつながるような製品の欠陥は、多額の費用や当社グループの製品の信頼性や社会的評価に重大な影響を与えることとなり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 大規模災害等について 当社グループの製造拠点等の主要施設については、防災訓練及び定期的な災害防止活動や設備点検を行っておりますが、地震や水害などの災害による影響を完全に防止又は軽減できる保証はありません。また、耐震対策を進めておりますが、大規模地震が発生した場合には、甚大な損害を受け、生産活動の停止や製品供給の遅延、製造拠点の修復等により、当社グループの財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,860字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度(2024年11月1日~2025年10月31日)における世界経済は、ウクライナや中東情勢の長期化、中国経済の減速、米国の通商政策等の動向を受け、依然として先行き不透明な状況が続いております。 わが国経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の増加により緩やかな回復が続きましたが、不安定な国際情勢、原材料及びエネルギー価格の高止まり、物価の上昇等、経済に与える影響が引き続き懸念され、依然として予断を許さない状況にあります。 このような状況のもと、当社グループは、当社のミッション「ユニークな発想で新しい価値を創造する」を起点に、サスティナビリティ方針と中期経営計画(2025~2027年度)を策定いたしました。このサスティナビリティ方針と中期経営計画は、「Ⅰ.環境対応方針」、「Ⅱ.人的資本経営」、「Ⅲ.責任ある事業活動」の3つの柱から構成されます。これらの方針に基づく施策を着実に実行するとともに、M&A等の戦略投資、成長投資(DX投資・R&D投資・人的資本投資)、更新投資などに対し経営資源を効率的に配分することで、中長期的な事業価値向上に努めてまいります。また、本年6月30日には、三丸化学株式会社の議決権66%の株式を取得し子会社化いたしました。 この結果、当連結会計年度の財政状態、経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態の状況 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,197百万円増加し、31,026百万円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ185百万円増加し、6,441百万円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,012百万円増加し、24,584百万円となりました。 b.経営成績の状況 当連結会計年度の売上高は22,275百万円(前年同期比7.3%増)、営業利益1,398百万円(前年同期比13.4%増)、経常利益1,509百万円(前年同期比9.6%増)、上記の子会社化による負ののれん発生益を101百万円計上したことにより親会社株主に帰属する当期純利益は1,137百万円(前年同期比19.0%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 塗料事業 金属用塗料分野では、焼き付け塗料や遮熱塗料での新規案件の獲得や工作機械向けやボンベ向けの塗料の需要が増えたことで、売上高は前年同期に比べ増加いたしました。建材用塗料分野では、主力ユーザーの国内向けの需要増や2024年7月1日付でDICグループから内装建材用塗料の販売事業を譲り受けたことにより、売上高は前年同期に比べ増加いたしました。セグメント利益は、売上高の増加により前年同期に比べ増加いたしました。 この結果、塗料事業における当連結会計年度の売上高は14,295百万円(前年同期比11.7%増)、セグメント利益は1,163百万円(前年同期比32.6%増)となりました。 ファインケミカル事業 光学フィルム向けのコーティング剤は堅調であったものの、モビリティ(自動車関連)向けのコーティング剤の低迷により、売上高及びセグメント利益は前年同期に比べ減少いたしました。 この結果、ファインケミカル事業における当連結会計年度の売上高は2,484百万円(前年同期比7.3%減)、セグメント利益は536百万円(前年同期比17.7%減)となりました。 蒸留事業 車両関係の生産低迷による需要減はあるものの、既存顧客の需要増や新規顧客の獲得、2025年6月30日付で三丸化学株式会社がナトコグループに加わったことにより、売上高及びセグメント利益は前年同期に比べ増加いたしました。 この結果、蒸留事業における当連結会計年度の売上高は5,494百万円(前年同期比4.2%増)、セグメント利益は489百万円(前年同期比30.6%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より1,259百万円増加し、当連結会計年度末には7,809百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同期は1,592百万円の収入に対し、前年同期比254百万円収入が増加し、1,847百万円の収入となりました。これは主に、売上債権の減少額の増加、役員退職慰労引当金の増加額の増加によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、前年同期は789百万円の支出に対し、前年同期比577百万円支出が減少し、211百万円の支出となりました。これは主に、定期預金の払戻による収入の増加によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、前年同期は413百万円の支出に対し、前年同期比15百万円支出が減少し、398百万円の支出となりました。これは主に、配当金の支払の減少によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2024年11月1日 至 2025年10月31日)   前年同期比(%) 塗料事業(千円)   14,206,221   12.3 金属用塗料(千円)   6,161,973   5.5 建材用塗料(千円)   7,630,328   14.5 その他(千円)   413,920   186.3 ファインケミカル事業(千円)   2,412,937   △9.3 蒸留事業(千円)   5,489,022   4.2 合計(千円)   22,108,181   7.5 (注)1.金額は販売価格で表示しており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 2.上記の実績のうちには、外注生産によるものが各種類ごとに含まれております。 b.受注実績 当社グループは、主として見込生産によっており、受注高及び受注残高について特に記載すべき事項はありません。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2024年11月1日 至 2025年10月31日)   前年同期比(%) 塗料事業(千円)   14,295,418   11.7 金属用塗料(千円)   6,251,041   5.6 建材用塗料(千円)   7,633,686   13.3 その他(千円)   410,690   184.0 ファインケミカル事業(千円)   2,484,809   △7.3 蒸留事業(千円)   5,494,773   4.2 合計(千円)   22,275,001   7.3 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2023年11月1日 至 2024年10月31日)   当連結会計年度 (自 2024年11月1日 至 2025年10月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) ニチハ株式会社   4,838,496   23.3   5,358,009   24.1 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態の分析 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は21,112百万円となり、前連結会計年度末に比べ378百万円減少いたしました。これは主に、現金及び預金が557百万円、電子記録債権が110百万円増加したものの、受取手形及び売掛金が125百万円、有価証券が600百万円、信託受益権が300百万円減少したことによるものであります。固定資産は9,914百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,575百万円増加いたしました。これは主に、土地が256百万円、長期預金が1,147百万円、投資有価証券が186百万円増加したことによるものであります。 この結果、総資産は31,026百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,197百万円増加いたしました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は5,771百万円となり、前連結会計年度末に比べ51百万円減少いたしました。これは主に、支払手形及び買掛金が24百万円、未払金が31百万円、未払法人税等が30百万円、賞与引当金が38百万円増加したものの、その他流動負債が195百万円減少したことによるものであります。固定負債は670百万円となり、前連結会計年度末に比べ237百万円増加いたしました。これは主に、その他固定負債が191百万円増加したことによるものであります。 この結果、負債合計は6,441百万円となり、前連結会計年度末に比べ185百万円増加いたしました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産の合計は24,584百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,012百万円増加いたしました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益を1,137百万円計上した一方で、配当金の支払392百万円があったこと、その他有価証券評価差額金が65百万円、為替換算調整勘定が21百万円、非支配株主持分が167百万円増加したことによるものであります。 この結果、自己資本比率は78.7%(前連結会計年度末は79.0%)となりました。 b.経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度における売上高は22,275百万円(前年同期比7.3%増)となりました。 この内訳といたしましては、塗料事業の売上高が14,295百万円(前年同期比11.7%増)、ファインケミカル事業の売上高が2,484百万円(前年同期比7.3%減)、蒸留事業の売上高が5,494百万円(前年同期比4.2%増)であります。 概況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 (営業利益) 売上原価は17,305百万円(前年同期比6.8%増)となりました。これは主に売上高の増加に伴う原材料費の増加や生産設備に係る修繕費用の増加によるものであります。また、売上原価率は77.7%(前連結会計年度は78.1%)となりました。 販売費及び一般管理費は3,571百万円(前年同期比7.8%増)となりました。これは主に物流コストの上昇や三丸化学株式会社の株式取得のための費用計上や人件費の増加によるものであります。 この結果、当連結会計年度における営業利益は1,398百万円(前年同期比13.4%増)となりました。 (経常利益) 営業外収益は125百万円(前年同期比15.6%減)となりました。主な内容としては、受取利息80百万円、受取配当金22百万円であります。 営業外費用は14百万円(前年同期比273.9%増)となりました。主な内容としては、為替差損7百万円であります。 この結果、当連結会計年度における経常利益は1,509百万円(前年同期比9.6%増)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 特別利益は118百万円となりました。主な内容としては、負ののれん発生益101百万円であります。 特別損失は54百万円となりました。主な内容としては、固定資産処分損45百万円であります。 この結果、当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は1,137百万円(前年同期比19.0%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 キャッシュ・フローの状況の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 なお、キャッシュ・フロー指標のトレンドは、次のとおりであります。 2021年10月期   2022年10月期   2023年10月期   2024年10月期   2025年10月期 自己資本比率(%)   78.4   78.3   78.9   79.0   78.7 時価ベースの自己資本比率(%)   47.3   41.0   36.8   35.3   38.4 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)   0.1   0.1   0.1   0.1   0.2 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   600,145   596,953   318,722   6,382   1,901 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い (注1)いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。 (注2)株式時価総額は自己株式を除く発行済株式総数をベースに計算しております。 (注3)キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。 (注4)有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。 ③ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの運転資金需要の主なものは、原材料の購入、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要の主なものは、生産設備等の設備投資であります。 これらの運転資金や投資資金は、自己資金により充当することを基本方針としておりますが、必要に応じて資金調達を行ってまいります。 なお、当連結会計年度末における有利子負債の残高は335百万円となっております。 また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は7,809百万円となっております。 ④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成において、会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては過去の実績や現状等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 なお、当社グループが連結財務諸表の作成に際して採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。 ⑤ 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ⑥ 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するため客観的な指標等 当社グループは、独創的な高付加価値製品を開発し、生産性の向上を推進するなかで収益率を重視した経営を目指し、売上高営業利益率15%、海外売上高比率30%を目標としておりました。 当連結会計年度の売上高営業利益率は6.3%(前年同期5.9%)、海外売上高比率は15.5%(前年同期17.2%)となりました。 なお、2024年12月13日公表の中期経営計画(2025~2027年度)においては、2027年10月期までにEBITDA28億円、ROE6%前後(株主資本コストと同水準)を目標としております。 当連結会計年度におけるEBITDAは21億円、ROEは4.7%となりました。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。