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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

チタン工業

Titan Kogyo, Ltd.4098 · Standard · 化学

酸化チタンと酸化鉄の専門メーカー。顔料から電子材料まで、幅広い産業に欠かせない無機材料を供給する。

概要

チタン工業は1936年に酸化チタンの国産化を目的に創業した化学メーカーである。酸化チタンと酸化鉄を主力製品とし、化粧品、トナー、電池、塗料など幅広い用途に供給する。2026年3月期の連結売上高は81億円、従業員272名。東京証券取引所スタンダード市場に上場する(コード4098)。

酸化チタンと酸化鉄の二事業体制

当社グループは酸化チタン関連事業と酸化鉄関連事業の二つのセグメントで構成される。酸化チタン関連事業には酸化チタン、超微粒子酸化チタン、子会社株式会社TBMが手掛けるチタン酸リチウムが含まれ、2026年3月期の売上高は49億8100万円である。酸化鉄関連事業は酸化鉄等を扱い、同31億5600万円の売上を計上した。両事業を合わせた連結売上高は81億3900万円に達し、それぞれの営業利益は酸化チタン関連が1億800万円、酸化鉄関連が1億8000万円である。

売上高81億円、損益構造と中期計画

2026年3月期の連結営業利益は2億9900万円、親会社株主に帰属する当期純利益は2億200万円と、前期から増益を達成した。前期の2025年3月期は売上高78億円、営業利益2億円、純利益2億円であり、2024年3月期には17億円の純損失を計上している。同社は第7次中期経営計画(2024~2026年度)で売上高85億円を初年度目標とし、2036年の創立100年に向け売上高150億円、ROE8%を掲げる。

国内生産拠点と物流子会社が支える体制

本社・宇部工場は山口県宇部市に所在し、2010年には宇部西工場を新設した。研究開発の中核として宇部開発センターを1993年に設置している。グループの子会社として、場内物流を担うTKサービス株式会社(100%出資)と、チタン酸リチウム事業を展開する株式会社TBM(51%出資)がある。かつて中国山東省に合弁会社山東三盛鈦工業有限公司を持っていたが、2023年12月に持分の一部譲渡により関連会社から除外された。

化粧品・トナー・電池へ広がる用途

主力製品の酸化チタンと酸化鉄は、化粧品(ファンデーション、日焼け止め)、トナー、塗料、ブレーキパッド、リチウムイオン電池など多様な市場で使用される。販売先は森下産業株式会社(売上高比率19.8%)、稲畑産業株式会社(17.1%)、株式会社東芝(16.4%)、岩瀬コスファ株式会社(10.7%)などの大口顧客が占める。同社は主戦場を日本、東アジア、北米、欧州とし、東南アジアやインド、南米を新たなターゲットに据える。

業界の中での役割は無機材料メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
81億円
営業利益
3億円
営業利益率
3.7%
純利益
2億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2019/3
事業売上構成比利益利益率
酸化チタン関連事業59億円72.0%
酸化鉄関連事業23億円28.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01酸化チタン関連主力

酸化チタンは白色顔料として塗料・紙・プラスチックなどに使用され、超微粒子酸化チタンはUVカット用途などに使用。チタン酸リチウムは電池材料。

主な製品・サービス3
酸化チタン
白色顔料。塗料、紙、プラスチック、ゴムなどの着色・艶消し剤として広く使用される。
超微粒子酸化チタン
粒径の小さい酸化チタン。紫外線遮蔽効果が高く、化粧品や日焼け止めなどに使用される。
チタン酸リチウム
リチウムイオン電池の負極材料。安全性が高く、急速充電が可能。

02酸化鉄関連準主力

酸化鉄は顔料として建材や塗料などに使用。磁性材料としても需要がある。

主な製品・サービス1
酸化鉄
着色顔料として、建築材料、塗料、プラスチックなどに使用される。

製品と技術

化粧品や塗料に使われる酸化チタン

酸化チタンは高い屈折率を持つ白色顔料で、化粧品(ファンデーション、日焼け止め)、塗料、プラスチック、紙などに広く使用される。当社は超微粒子酸化チタンも手掛け、紫外線遮蔽効果を化粧品に提供する。粒子形状制御技術、表面処理技術、分散技術などの6つのコア技術を強みとし、顧客ごとのきめ細かい対応が可能である。宇部工場と宇部西工場で生産され、化粧品向け専用工場の供給力を有する。

トナーやブレーキパッド向け酸化鉄

酸化鉄は黒色や茶色の顔料として、トナー(複写機・プリンター)、ブレーキパッド、化粧品(アイシャドウ、ファンデーション)に使用される。1969年から磁性酸化鉄の販売を開始し、現在はトナー向けが主要用途の一つである。2026年3月期の酸化鉄関連事業売上高は31億5600万円で、ブレーキパッド向け新規採用や化粧品向けの出荷増があった。小ロット多品種生産に対応し、国内外の販売網を持つ。

電池材料としてのチタン酸リチウム

チタン酸リチウム(LTO)はリチウムイオン電池の負極材で、高速充放電と長寿命、安全性に優れる。当社は2019年に子会社TBMを設立し、東芝との合弁事業として生産を開始した。酸化チタン関連事業の一部に区分され、2026年3月期の同事業売上高は49億8100万円に貢献した。LTOは蓄電池や電気自動車向けの需要を見込む。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

同業の企業

化学の時価総額近傍。太字がチタン工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
1373Aリップス37億円7.3倍
24247ポバール興業37億円9.8倍
34102丸尾カルシウム34億円10.8倍
44124大阪油化工業33億円24.8倍
57877永大化工32億円8.4倍
64098チタン工業31億円14.9倍
74241アテクト29億円20.4倍
84243ニックス25億円9.1倍
94616川上塗料24億円10.0倍
104920日本色材工業研究所24億円7.0倍
117928旭化学工業24億円25.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 22件

酸化チタン国産化を掲げた1936年の創業

1936年6月、酸化チタンの国産化を目的にチタン工業は創立された。1938年6月に宇部工場が完成し、同年8月には日本硫酸株式会社を合併した。当初からチタン白(酸化チタン)の国内自給を目指し、生産体制を整えた。

被爆による操業中止と本社移転

1945年7月、被爆により操業を中止した。1946年7月には本社を東京都から山口県宇部市へ移転し、東京事務所を開設した。戦後の復旧は1949年4月に宇部工場の復旧工事が完成し、同年10月に稼働を再開した。

東京証券取引所上場と事業拡大

1962年10月、東京証券取引所市場第二部に株式を上場した。1963年4月に大阪事務所(後の大阪営業所)を開設。1965年4月には酸化鉄工場を完成させ、1969年6月から磁性酸化鉄の販売を開始した。1987年9月には東証第一部に指定される。

中国山東省での合弁会社設立

2004年5月、中国山東省に山東東佳集団有限公司及び三井物産株式会社と合弁で山東三盛鈦工業有限公司(関連会社)を設立した。これは酸化チタン関連の生産拠点として機能したが、2023年12月に出資持分の一部譲渡により持分法適用範囲から除外された。

チタン酸リチウム事業と東芝との提携

2019年7月、子会社株式会社TBMを設立。同年9月の会社分割によりチタン酸リチウム事業をTBMに承継し、10月から株式会社東芝とチタン酸リチウムの合弁事業を開始した。TBMは当社51%出資の連結子会社である。

プライム市場からスタンダード市場へ

2022年4月の東証市場区分見直しにより、市場第一部からプライム市場へ移行した。しかし、2023年10月にはプライム市場からスタンダード市場へ移行している。上場区分の変更は、流通株式時価総額などの基準充足状況の変化によるものとみられる。

中国関連会社の持分譲渡

2023年12月、山東三盛鈦工業有限公司の出資持分の一部を譲渡した。これに伴い、同社を持分法適用の範囲から除外した。中国事業の再編により、連結対象外となった。

年表22件を開く

1930年代

  • 1936年6月創業酸化チタンの国産化を目的に創立
  • 1938年6月宇部工場完成
  • 1938年8月M&A日本硫酸株式会社を合併

1940年代

  • 1945年7月被爆により操業中止
  • 1946年7月本社を東京都から山口県宇部市へ移転、東京事務所開設
  • 1949年4月宇部工場の復旧工事完成、同10月稼働

1960年代

  • 1962年10月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 1963年4月大阪事務所開設
  • 1965年4月酸化鉄工場完成
  • 1969年6月磁性酸化鉄の販売を開始

1980年代

  • 1987年9月東京証券取引所市場第一部指定

1990年代

  • 1993年7月宇部開発センター新設

2000年代

  • 2004年5月中国山東省に山東東佳集団有限公司(中国)及び三井物産株式会社と合弁で山東三盛鈦工業有限公司(関連会社)を設立
  • 2005年3月M&A大阪営業所(旧 大阪事務所)を東京事務所に統合
  • 2006年10月TKサービス株式会社(現 連結子会社)を設立

2010年代

  • 2010年10月宇部西工場新設
  • 2019年7月株式会社TBM(現 連結子会社)を設立
  • 2019年9月会社分割によりチタン酸リチウム事業を株式会社TBMに承継
  • 2019年10月株式会社東芝とチタン酸リチウム合弁事業を開始

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2023年10月東京証券取引所のプライム市場からスタンダード市場に移行
  • 2023年12月山東三盛鈦工業有限公司の出資持分の一部を譲渡したことに伴い、同社を持分法適用の範囲から除外

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2036年まで150億円
  • ROE8%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    化粧品向け拡販と収益性向上

    コロナ禍で縮小した化粧品市場で独自の地位を確保しシェアを獲得するため、強みの技術力・販売網・生産力を活かし、グローバル市場での存在感を高める。コスト削減による収益性改善も同時に進める。

  2. 02

    リスク耐性の強化

    成長戦略の実現と経営資源の効率化を図り、地政学リスクや市況変動に耐えうる財務基盤・事業構造を構築する。棚卸資産や固定資産の圧縮、借入金削減により財務体質を改善する。

  3. 03

    持続可能な社会への貢献

    社会とともに繁栄する持続可能な社会の実現を追求し、企業価値向上につなげる。環境・エネルギー分野など新たな市場用途もターゲットとする。

  4. 04

    資本コストを意識した経営推進

    ROEが株主資本コストを上回るよう経営し、取締役会で毎月進捗を分析・共有。大規模設備投資には資本収益性の視点(IRRと資本コストの比較など)を加えて評価する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で272人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は531万円で、9期前と比べて+7.6%平均年齢は44.2歳、平均勤続年数は17.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月258
2018年3月264
2019年3月49342.616.6284
2020年3月51141.315.0336
2021年3月49340.814.9355
2022年3月51440.314.1335
2023年3月52240.914.7320
2024年3月53042.015.4304
2025年3月50643.516.728869
2026年3月53144.217.3272110

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率37.5%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)80.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
宇部開発センター — 山口県宇部市2,859百万円
酸化チタン関連事業
本社・宇部工場 — 山口県宇部市2,078百万円
全社 酸化チタン関連事業 酸化鉄関連事業 その他
本社 — 山口県 宇部市396百万円
酸化チタン関連事業
研究開発部 特許部 — 山口県宇部市150百万円
全社 酸化チタン関連事業
宇部西工場 — 山口県宇部市143百万円
酸化チタン関連事業
東京事務所 — 東京都中央区0百万円
全社

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は81億円営業利益3億円前期と比べると増収増益で、売上が+3.8%、利益が+50.0%。

売上高
+3.8%
81億円
営業利益
+50.0%
3億円
純利益
+0.0%
2億円
営業利益率
3.7%
前期比 +1.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高85億円81億円
営業利益4億円3億円
純利益2億円2億円
1株あたり配当¥12¥12

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は21億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+10.5%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q231
2024年1Q1900.00
2024年2Q16−3−18.8−2
2024年3Q19−3−15.8−2
2024年4Q26−13
2025年2Q3812.62
2025年4Q4012.50
2026年2Q4112.41
2026年4Q4025.01
2027年1Q2114.80

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は51億円から81億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は3.7%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月51−18
2014年3月59−1−1
2015年3月6211
2016年3月6311
2017年3月6301
2018年3月6512
株式会社TBM(現 連結子会社)を設立
2019年3月8256
2020年3月8854
2021年3月63−1−2
2022年3月8133
2023年3月8133
2024年3月80−7−17
2025年3月78212.62
2026年3月81323.72

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高81億円のうち、営業利益として残るのは3億円3.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の2.5%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金82.7%67億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金13.6%11億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.7%3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
17.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.6pt
3.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.9pt
2.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.0pt
3.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが10億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは7億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は9億円で、売上の1.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月31−747
2014年3月20−425
2015年3月6−93−35
2016年3月6−4−324
2017年3月7−4−433
2018年3月83−5119
2019年3月−5−59−109
2020年3月19−201−19
2021年3月−1−86−96
2022年3月7−3527−286
2023年3月−2−22−44
2024年3月72−598
2025年3月81−998
2026年3月10−3−779

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は137億円。このうち返さなくてよい自己資本が59億円で、自己資本比率は38.5%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月114546047.1
2014年3月113526146.4
2015年3月117556247.0
2016年3月114555948.1
2017年3月111575450.9
2018年3月107545350.8
2019年3月134597544.0
2020年3月127666148.6
2021年3月157649338.6
2022年3月164679738.7
2023年3月168719739.9
2024年3月149559433.5
2025年3月140578336.5
2026年3月137597938.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
9億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
11億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
27億円
在庫として抱えている分
負債合計
79億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
63
/ 100
安定性自己資本比率26 / 40
収益力営業利益率7 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率203社中71位あたり、逆に低いのは配当利回り203社中189位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.9%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
3.7%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
38.5%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.9%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.2%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,013で、1年前と比べて+22.9%過去52週の値幅のなかでは25%の位置にある。

¥1,013-1.1%1ヶ月-4.9%1年+22.9%時価総額31億円
過去52週の値幅
安値¥770高値¥1,730

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.9倍
PER (会社予想)14.4倍
PBR0.57倍
配当利回り1.18%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

1ヶ月で-5.9%下落し、25日線(1027.64円)を-3.7%下回る。52週高値1730円からは-42.8%と大幅安。週足は75日線(1059.47円)も割り込み弱気。出来高は3千~4.6万株で不安定。RSI50.3と中立。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERが14.6倍と業界平均18.0倍を下回り、PBRは0.56倍と同業平均1.40倍を大きく割り込んでいる。ROE3.9%と低水準だが、業績は赤字から黒字転換し改善傾向にある。配当は無配だが、バリュエーションは割安といえる。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.9倍17.8倍
PER (予想)14.4倍
PBR0.57倍1.41倍
ROE3.9%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績が赤字からの回復途上にあるが、成長ドライバーに乏しく、収益力の脆弱さが課題。強気派は2025年3月期以降の黒字定着と新製品の可能性を評価するが、弱気派は売上高横ばいの中での利益率改善の限界を懸念。

プラスに働く材料3
  • 黒字転換で業績改善

    2025年3月期は営業利益2.56%で利益計上

  • 機能性顔料の需要

    電子材料向けなど高付加価値品で需要あり

  • PBR0.56倍の割安感

    解散価値に対し株価が低い可能性

マイナスに働く材料3
  • 売上高成長の停滞

    2023-2026年度で81→81億円とほぼ横ばい

  • 収益力の脆弱さ

    営業利益率3.7%と低く、変動リスク大

  • 特別損失のリスク

    2024年3月期のように赤字転落の可能性

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益改善の定着を確認するため
売上高推移
成長ドライバーの有無を判断
特別損失の有無
業績安定性のリスクを評価

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり12で、前期から+20.0%いまの株価に対する利回りは1.18%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥12
1株あたり
配当利回り
1.18%
いまの株価に対して
配当性向
21.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2041.3
2018年3月200.039.6
2019年3月3050.016.1
2020年3月300.018.9
2021年3月10−66.7
2022年3月1880.023.0
2023年3月2011.119.5
2024年3月10−50.0
2025年3月100.017.9
2026年3月1220.021.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥12

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ3,792人。区分でいちばん多いのは個人・その他66.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が28.0%を占め、残る72.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他52.054.260.963.467.166.7
事業法人23.424.122.722.322.121.9
金融機関18.616.813.210.66.56.1
証券会社3.73.62.52.83.53.6
自己株式0.51.92.12.02.01.7
外国法人2.11.40.70.90.71.5
外国人個人0.40.00.00.00.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社東芝6.61
02稲畑産業株式会社4.86
03株式会社山口銀行4.23
04株式会社山田事務所3.17
05小西安株式会社3.07
06井本浩二2.91
07平井健治2.87
08株式会社SBI証券1.12
09第一生命保険株式会社0.96
10山口産業株式会社0.93

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-04-07
    株式会社東芝
    新規の大量保有報告
    6.61%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+166%、1株純資産は14期で+898%。直近期のROEは3.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月2617815.59.015.6
2014年3月−4174
2015年3月31831.590.074.4
2016年3月41822.345.048.5
2017年3月481,8842.640.041.3
2018年3月511,8062.750.039.6
2019年3月1861,9579.912.016.1
2020年3月1332,0606.512.018.9
2021年3月−592,013−2.9
2022年3月882,1324.321.023.0
2023年3月1092,2545.014.019.5
2024年3月−5671,681−28.8
2025年3月671,7234.011.017.9
2026年3月681,7763.916.021.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額139百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
井上保雄代表取締役 社長執行役員659,788
長岡佳孝取締役 専務執行役員(販売管掌)兼 販売部長659,672
長岡茂取締役 専務執行役員(技術管掌)659,751
千々松義人取締役 常務執行役員(経営企画・経理財務・購買物流管掌)兼 経営企画部長608,633
西田敦取締役 常務執行役員(総務・環境安全管掌)兼 総務部長、内部監査室長587,419
松崎正人取締役(常勤監査等委員)671,240
佐藤久典取締役(監査等委員)573,259
松野文子取締役(監査等委員)642,534

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5120512024
取締役(社内)1101010
社外取締役3993

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容434字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び子会社2社により構成されております。 当社は、酸化チタン及び酸化鉄並びにこれらに付随する化学工業品の製造及び販売を行っております。 子会社である株式会社TBM(当社51%出資)は、チタン酸リチウムの製造及び販売を行っております。当社は同社から委託を受け、同社の管理業務等を行っております。 子会社であるTKサービス株式会社(当社100%出資)は、当社から委託を受け、当社の場内物流業務等を行っております。 当社グループの事業内容及び当社との関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、次の2部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に掲げるセグメント区分と同一であります。 (1)酸化チタン関連事業 酸化チタン、超微粒子酸化チタン及びチタン酸リチウム等 (2)酸化鉄関連事業 酸化鉄等 (3)その他 副産物等 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,590字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想値と異なる場合があります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社は、「顧客本位」「効率経営」「社会貢献」を企業理念に掲げており、当社グループもこれにそった経営を進めております。 すなわち、常に顧客を第一に考えて事業活動を進めることにより、顧客から高い信頼を得られるよう努力いたしております。また、顧客に最高品質の製品を提供するよう努める一方で、適正利潤を確保するために原価低減をはかり、品質と利潤のバランスを取りながら効率よく事業活動を進めるよう心がけております。そして、これらの事業活動を通じて社会に貢献することにより、当社グループが社会から必要とされる存在となるよう努力いたしております。 以上の企業理念と現状を踏まえ、「変革」「信頼」「迅速」を行動指針として事業活動を進めております。 (2) 目標とする経営指標 当社グループでは、第7次中期経営計画(2024~2026年度)を策定し、規模と資本収益性に着目して中長期の目標を設定しております。規模については創立100年である2036年に売上高150億円、資本収益性についてはROE8%を常に意識して実現を目指すこととしています。 ・中長期の数値目標(連結) 第7次中期経営計画期間   27   28   29   30   31   32   33   34   35   創立100年 2036 FY24   25   26 規模:売上高   85億円   →   →   →   →   →   150億円 資本収益性:ROE   8%を常に意識   8%の実現   安定して8%   さらに高みを目指す (3) 中長期的な会社の経営戦略及び対処すべき課題 ① 第7次中期経営計画(2024~2026年度) 当社グループでは、中長期の経営方針と2024年度の短期集中業績改善策及び資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応を取り込んだ第7次中期経営計画を策定いたしました。 ・基本方針 「化粧品向け製品の拡販と収益性の向上」「リスク耐性の強化」「持続可能な社会への貢献」を基本方針とし、コロナ禍で世界的に縮小した化粧品市場の中で独自の地位を確保しシェアを獲得することを目指すとともに、コスト削減による収益性の向上、成長戦略の実現と経営資源の効率化、リスク耐性の強化への取り組みを継続します。あわせて、社会とともに繁栄する持続可能な社会の実現を追求することで、低迷する業績の早期回復と当社グループの企業価値の向上を目指します。 ・事業戦略 強みを生かし際立った特色を打ち出して、グローバル市場で勝ち残り、単独で存在感を示していきます。蓄積された技術と経験で勝負できる事業領域を拡げていきます。 区分   内容 当社の強み   技術力   6つのコア技術※を生かし顧客目線のきめ細かい迅速な対応力 販売網   自社での販売、商社との連携で築いた国内及び海外の販売網 生産力   化粧品向け専用工場の供給力と余力のある酸化鉄の生産能力、小ロット多品種生産 品質保証力   化粧品関連をはじめとする各種法規制への対応 事業領域   製品技術   酸化チタン関連製品、酸化鉄関連製品及びこれらで培った技術が生かせる新製品 市場地域   主戦場:日本、東アジア、北米、欧州 新たなターゲット:東南アジア、インド、南米 市場用途   主戦場:トナー、化粧品、電池、塗料 新たなターゲット:電子材料(MLCC、半導体)、導電材料、環境・エネルギー ※6つのコア技術 粒子形状制御技術、微粒子化技術、複合化技術、表面処理技術、分散技術、不純物低減技術 ・資本コストや株価を意識した経営の推進に向けた対応 資本コストと資本収益性を評価する指標は、当社内で定着をはかってきた株主資本コストとROEとし、ROEが株主資本コストを上回ることを意識して経営することを取締役会で共有します。当社が認識している株主資本コストより高いROE8%を目安とします。 これらの状況は取締役会で毎月報告して分析し、また、大規模設備投資等は資本収益性の視点(IRRと資本コストの比較など)の評価も加えて充実をはかります。なお、進捗状況については、毎年、ホームページや開示書類などで情報発信を行っていきます。 ・資本収益性の達成に向けたアプローチ ROEを上げる手法は、ROEをROAと財務レバレッジに分解したうちのROAに着目、その中で収益力回復(ROS)と財務体質改善(総資産回転率)に注力します。収益力回復は売上げを増やしてコストを下げることで、財務体質改善は総資産では棚卸資産と固定資産を減らし、負債では借入金を減らすことで向上させていきます。 総資産利益率 ROA   ↑               財務レバレッジ   ↓ ROE   =   売上高↑-コスト↓   ×   売上高↑   ×   自己資本↑+負債↓ 売上高↑   総資産↓   自己資本↑ (ROS)       (総資産回転率) ② 第7次中期経営計画3年目(2026年度)の計画 2026年度につきましては、雇用・所得環境が改善するなかで、政府の各種政策の効果もあり、緩やかな回復が続くことが期待されますものの、地政学リスクの高まり及び通商政策をはじめとした米国の政策動向による影響など、先行き不透明な状況が続くものと思われます。 このような状況下で、当社グループといたしましては、第7次中期経営計画に基づき、化粧品向け製品の拡販と収益性の向上及びリスク耐性の強化への取り組みを継続し、あわせて社会とともに繁栄する持続可能な社会の実現を追求することで、当社グループの企業価値の向上を推進してまいります。 なお、2026年度の連結業績見通しにつきましては、売上高は8,500百万円、営業利益は350百万円、経常利益は260百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は210百万円を見込んでおります。
事業等のリスク3,943字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下3事業等のリスクにおいて「経営成績等」という。)の状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、これらのリスク発生の回避及び発生した場合の対応には最大限努力する所存であります。 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 事業展開に関するリスク ①経営計画に関するリスクについて 当社グループは、経営計画の推進や、様々な経営戦略を実施するなど、新規事業の育成に努めております。しかしながら、新規製品の事業化が計画通りに進まなかった場合、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 ②設備の老朽化・故障に関するリスクについて 当社グループは、装置産業であり、重要な設備の老朽化や故障等により操業が停止した場合、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 ③設備等の操業度に関するリスクについて 当社グループは、成長戦略実現のために、生産設備の増強投資を実施しております。当社の強みを生かした戦略の実行により早期のフル操業を目指しておりますが、計画通りに進まなかった場合、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 ④研究開発に関するリスクについて 当社グループは、これまで培った技術と情報の蓄積を活かし、新技術・新製品等の研究開発に努めております。しかしながら、これらの開発や市場への展開が進まなかった場合、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 ⑤売上債権に関するリスクについて 当社グループは、主として特約店を通じた販売活動を進め、売上債権の保全と与信体制の強化を推進しておりますが、販売先の経営悪化や破綻等により債権回収に支障をきたすこともあり、この場合、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 ⑥製品在庫に関するリスクについて 当社グループの製品在庫につきましては、効率的な生産・販売を実現するための標準在庫量の管理と適切な原価計算及び在庫評価ルールに基づいて対応しておりますが、今後、事業環境が急転するなどした場合、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 ⑦原燃料調達に関するリスクについて 当社グループが購入する原燃料は複数の外部供給者から購入し、適正な在庫の確保を前提とした生産体制をとっております。しかしながら、国際情勢等がもたらす外部要因により、原燃料の調達が遅延または困難となり、場合によっては、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 ⑧原燃料価格の変動に関するリスクについて 当社グループが購入する原燃料において市況の影響を受けるものが一部あります。原価低減活動等により影響額を吸収するなど適宜対応を行っておりますが、場合によっては、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 ⑨株式相場の変動に関するリスクについて 当社グループが保有する有価証券には上場株式が含まれております。当該株式の時価を日々確認しておりますが、株式相場の動向により、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 ⑩為替の変動に関するリスクについて 当社グループは、製品の一部を輸出し、購入する原燃料の一部について輸入を行っております。当該為替レートを日々確認しておりますが、これらは為替変動の影響を少なからず受けるものであり、急激な為替の変動が生じた場合、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 ⑪金利の変動に関するリスクについて 当社グループは、設備投資のための資金等の大部分を銀行からの借入れにより調達しております。市中金利の情勢について常に注視しておりますが、金利の大幅な変動がある場合、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 ⑫人材確保と人材育成に関するリスク 当社グループは、計画的な新卒採用及び経験者の中途採用を通じて人材の確保を行うとともに、人材の育成を推進しております。しかしながら、ベテラン従業員の退職等により、人材の確保及び育成、技術伝承が推進できない場合、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 (2) 財政状態に関するリスクについて ①固定資産の減損に関するリスクについて 当社グループが保有する固定資産につきましては、「固定資産の減損に係る会計基準」を適用しております。今後、事業環境が急転するなどした場合、収益性の低下、時価の下落、設備等の遊休化などに伴って減損損失を計上することもあり、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 ②財務制限条項の抵触に関するリスク 当社グループは、複数の金融機関との間でシンジケートローン契約を締結しており、当該契約には一定の財務制限条項が付されております。これらの条項に抵触した場合、借入金の期限前返済義務を負うことがあり、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 ③資金調達に関するリスク 当社グループは、銀行からの借入れにより運転資金及び設備投資資金の資金調達を実施しております。しかしながら、市場環境の悪化や当社グループの信用力低下等が起きた場合には、資金調達コストの増加や必要な資金の調達が困難となること等により、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 (3) 法律・規制に関するリスクについて ①品質保証及び製造物責任に関するリスクについて 当社グループは、製品の品質について万全の体制を整えて取り組んでおりますが、予期し得ない事情により製造物責任が発生する可能性が皆無ではなく、この場合、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 ②訴訟に関するリスクについて 当社グループは、法令遵守に努めておりますが、多岐にわたる事業活動においては常に訴訟の対象となるリスクが存在しているものと考えております。提起された訴訟の内容、当社の対応方針、訴訟の結果によっては当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 ③環境関連規制に関するリスクについて 当社グループは、製造の過程で大量の資源とエネルギーを消費することから、環境に少なからぬ影響を及ぼしております。環境への負荷の低減やカーボンニュートラルへの対応などに鋭意取り組んでおりますが、環境関連規制の強化等によっては、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 ④知的財産に関するリスクについて 当社グループは、特許等の知的財産について充分な調査及び管理を行っております。しかしながら、第三者からの侵害を防止できなかった場合、または、当社グループの知的財産である製品及び技術が他社の知的財産権を侵害しているとされた場合、これらの知的財産権の侵害により、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 (4) 事故災害・自然災害に関するリスクについて ①災害等に関するリスクについて 当社グループは、火災爆発等の事故災害や気候変動等による風水害、地震等の自然災害による損害を食い止めるため、設備の点検、安全・消火設備の充実、各種保安活動、訓練等を行っております。しかしながら、これらの事故災害を完全に防止する保証はなく、被災した場合、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 ②感染症拡大のリスクについて a.需要減少のリスク 新型コロナウイルス感染症再拡大や新たな感染症の発生により、当社グループの収益の減少やこれに伴う操業度の低下など事業活動に支障が生じる場合があります。そのような状況下においても用途開発、生産性の向上、コストダウン等の対策を継続し、業績への影響を最小限に抑えるよう努めてまいりますが、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 b.従業員の感染リスクと事業継続リスク 社内外への感染被害抑止と従業員の健康と安全の確保に努めておりますが、当社グループの従業員が感染し、従業員同士の接触等により社内での感染が拡大した場合、工場における生産及び出荷に支障をきたし、一定期間操業を停止するなど、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 (5) その他のリスクについて ①情報の流出に関するリスクについて 当社グループは、保有する事業に関する機密情報や個人情報等の外部流出を防止するため、情報システムのセキュリティ強化を図っております。しかしながら、外部からの不正アクセスやサイバー攻撃等の不測の事態により、これらの情報が漏洩した場合、社会的信用の失墜により、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 ②情報システムの整備に関するリスクについて 当社グループは、各種業務における情報システムの高度化・効率化に取り組んでおりますが、これらが計画通りに進まない場合、業務量の増加や取引先ニーズの多様化への対応が困難となり、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 ③その他事業環境等に関する変動リスクについて 当社グループは、上記以外の項目に関しても偶発事象に起因する事業環境等の変動リスクを負っており、その変動によっては、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)3,911字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国の経済は、雇用・所得環境が改善するなかで、政府の各種政策の効果もあり、緩やかな回復が続きましたものの、米国の通商政策による影響や物価上昇の継続が個人消費に及ぼす影響など、先行き不透明な状況で推移いたしました。 このような情勢のもとで、当社グループは、第7次中期経営計画(2025年3月期~2027年3月期)に基づき、化粧品向け製品の拡販と収益性の向上及びリスク耐性の強化を進めるなど、企業価値の向上に取り組んでまいりました。 当連結会計年度の売上高につきましては、前連結会計年度を上回る8,139百万円(前連結会計年度比4.4%増)となりました。 損益面につきましては、営業利益は299百万円(前連結会計年度比81.0%増)、経常利益は241百万円(前連結会計年度比118.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は202百万円(前連結会計年度比1.1%増)となりました。 セグメント別の概況は、次のとおりであります。 (酸化チタン関連事業) 酸化チタン関連事業につきましては、化粧品向け製品などの出荷が増加したことに加え、販売価格値上げの効果がありました。 その結果、当セグメントの売上高は4,981百万円(前連結会計年度比8.1%増)となり、販売価格値上げの効果及びコスト削減の実施などにより、営業利益は108百万円(前連結会計年度は営業利益1百万円)となりました。 (酸化鉄関連事業) 酸化鉄関連事業につきましては、ブレーキパッド向け製品の新規採用や化粧品向け製品の出荷が増加したことに加え、販売価格値上げの効果がありましたものの、トナー向け製品の出荷が減少いたしました。 その結果、当セグメントの売上高は3,156百万円(前連結会計年度比0.9%減)となりましたものの、販売価格値上げの効果及びコスト削減の実施などにより、営業利益は180百万円(前連結会計年度比17.9%増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、資金という。)の残高は863百万円となり、前連結会計年度末より38百万円増加いたしました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは1,023百万円(前連結会計年度は817百万円)となりました。これは、売上債権の増加(△470百万円)などの資金減があったものの、税金等調整前当期純利益(237百万円)、減価償却費(726百万円)、棚卸資産の減少(306百万円)、仕入債務の増加(118百万円)などの資金増によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは△274百万円(前連結会計年度は132百万円)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出(△276百万円)の資金減によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは△710百万円(前連結会計年度は△909百万円)となりました。これは、長期借入金の返済による支出(△593百万円)などの資金減によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   対前期比増減(%) 酸化チタン関連事業   4,589   0.1 酸化鉄関連事業   3,100   1.3 その他   1   △2.8 合計   7,691   0.6 (注)1 金額は期中平均販売価格によっております。 2 当社グループは生産に関し外注は行っておりません。 b.受注実績 当社グループは受注生産は行っておりません。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   対前期比増減(%) 酸化チタン関連事業   4,981   8.1 酸化鉄関連事業   3,156   △0.9 その他   1   △4.2 合計   8,139   4.4 (注)1 セグメント間の取引については、相殺消去しております。 2 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 なお、前連結会計年度の岩瀬コスファ株式会社に対する販売実績は、当該販売実績の総販売実績に対する割合が10%未満であるため、記載を省略しております。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 森下産業株式会社   1,697   21.8   1,610   19.8 稲畑産業株式会社   1,382   17.7   1,389   17.1 株式会社東芝   1,266   16.3   1,331   16.4 岩瀬コスファ株式会社   -   -   867   10.7 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、経営者により会計基準の範囲内で見積り計算が行われており、資産及び負債、収益並びに費用にその結果が反映されております。これらの見積りについては継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果と異なることがあります。 なお、重要な会計方針及び見積りの詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)4.会計方針に関する事項」及び「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ②財政状態の分析 (資産) 当連結会計年度末における資産合計は13,731百万円となり、前連結会計年度末に比べ260百万円減少いたしました。これは主に受取手形及び売掛金が127百万円、電子記録債権が343百万円、投資有価証券が145百万円それぞれ増加したものの、商品及び製品が138百万円、仕掛品が210百万円、建物及び構築物が152百万円、機械装置及び運搬具が406百万円それぞれ減少したことによるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は7,869百万円となり、前連結会計年度末に比べ470百万円減少いたしました。これは主に長期借入金が593百万円減少したことによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は5,862百万円となり、前連結会計年度末に比べ209百万円増加いたしました。これは主に利益剰余金が162百万円増加したことによるものであります。 ③経営成績の分析 当連結会計年度における売上高は8,139百万円(前連結会計年度比4.4%増)、売上原価は6,782百万円(前連結会計年度比2.5%増)、販売費及び一般管理費は1,057百万円(前連結会計年度比4.5%増)、営業利益は299百万円(前連結会計年度比81.0%増)、経常利益は241百万円(前連結会計年度比118.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は202百万円(前連結会計年度比1.1%増)となりました。 ④キャッシュ・フローの状況の分析 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ⑤経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ⑥資本の財源及び資金の流動性についての分析 当連結会計年度における資本の財源及び資金の流動性につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」 に記載のとおりであります。 短期運転資金需要のうち主なものは、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした長期資金需要は、主に設備投資によるものであります。 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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