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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

永大化工

EIDAI KAKO CO.,LTD.7877 · Standard · 化学

自動車用フロアマットから産業資材まで、合成樹脂成形で幅広い業界に製品を供給する樹脂成形メーカー。

概要

永大化工は1949年に創業した合成樹脂成形品メーカーで、異型押出成形加工を基盤技術とする。自動車用フロアマットと産業資材(住宅建材、家電部材、下水道補修部材など)を二本柱とし、連結売上高は約92億円(2026年3月期)、従業員465名。国内3工場とベトナム子会社2社、子会社K&Mで構成され、東京証券取引所スタンダード市場に上場する。

自動車用品と産業資材の二軸事業

セグメントは「自動車用品関連」と「産業資材関連」に二分される。自動車用品関連では、国内外の大手自動車メーカー向けOEM純正フロアマットを製造し、2026年3月期の売上は約60.8億円と全体の66%を占める。取引先はホンダアクセス(約18.5%)、スズキ(約17.5%)など。産業資材関連ではエアコンダクト、家庭冷蔵庫用部材、事務デスク用部材、プラスチック竹パネル、風呂蓋、マガジンスティック、下水道用補修部材、合成木材などを手掛け、同31.4億円(34%)の売上を計上する。

ベトナムと中国を舞台にした海外生産

海外生産拠点として、1995年設立の永大化工ベトナム会社(ホーチミン市)と2021年設立の永大化工トレーディングベトナム会社があり、タイヤチェーン合成樹脂製品の供給を担う。かつては台湾(楠泰塑膠、1980年設立、2010年清算)や中国(永代化工商海、2003年設立、2009年売却;天台永大貿易、2014年設立、2017年清算)にも子会社を有したが、現在の連結対象はベトナム2社と国内子会社の株式会社K&M(2019年取得)である。

売上高ほぼ横ばいの中での収益改善

売上高は2013年3月期の51億円から2026年3月期の92億円へと拡大傾向にあるが、近年は80億~90億円台で推移している。営業利益は2026年3月期に4.77億円(前期比64%増)と大幅に改善。原材料高や人件費増の一方、販売価格適正化・内製化・国内外生産の適正化が奏功した。純利益は同期3.34億円。自己資本比率は約73%と財務基盤は安定している。

46名の従業員が支える小規模メーカー

単体従業員数は465名(2026年3月期)で、業種別では製造部門が中心。連結売上高約92億円に対し従業員数は少なく、一人当たり売上高は約2,000万円と高い生産性を示す。本社は大阪市平野区、工場は奈良県天理市(天理工場)、栃木県鹿沼市(新栃木工場)、滋賀県甲賀市(滋賀工場)の3拠点。なお横浜ボンドマグネット(1990年設立、1993年解散)など過去に不採算事業の清算も経験している。

業界の中での役割は合成樹脂成形品メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
92億円
営業利益
5億円
営業利益率
5.4%
純利益
3億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
自動車用品関連61億円66.3%4億円6.6%
産業資材関連31億円33.7%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01自動車主力

自動車用フロアマットを製造・販売しており、自動車OEM向けに供給している。ベトナムの連結子会社で製造し、グローバルな供給体制を構築している。

主な製品・サービス1
自動車用フロアマット
自動車の車内に敷くマットで、汚れや傷から車内を保護する。自動車メーカーの純正品や後付け品として供給される。

02産業資材準主力

住宅・家電・OA機器・インフラなど多岐にわたる産業向けに、合成樹脂製の部材や製品を製造・販売している。グループ会社と連携し、幅広い製品ラインアップを提供する。

主な製品・サービス12
エアコンダクト
エアコンの空気を送るためのダクト。樹脂製で軽量かつ断熱性に優れる。
家庭冷蔵庫用部材
冷蔵庫内部の棚や仕切りなど、樹脂製の部品。
事務デスク用部材
事務用デスクの天板やパネルなどに使用される樹脂部品。
プラスチック竹パネル
竹の外観を模したプラスチック製のパネル。エクステリアやインテリアに使用される。
住宅用内装材
壁や天井など住宅の内装に使われる樹脂製の部材。
風呂蓋
浴槽の蓋。樹脂製で軽量で断熱性に優れる。
マガジンスティック
工作機械などで使用される部品で、樹脂製の棒状部品。
端子台用カバー
電気設備の端子台を保護するためのカバー。絶縁性の高い樹脂で作られる。
乾燥機用スタンド
衣類乾燥機を設置するためのスタンド。
オフィスチェアー
オフィス用の椅子。樹脂部品を組み合わせて製造される。
下水道用補修部材
下水道管の補修に使われる樹脂製の部材。
合成木材
木粉と樹脂を混合した材料で、木の質感を持ちながら耐候性に優れる。

製品と技術

OEM純正フロアマットと自動車内装部材

自動車用品関連の主力は、ホンダアクセス向けやスズキ向けなど大手自動車メーカーに供給するOEM純正フロアマットである。2026年3月期の販売高は60.8億円で、全体の約66%を占める。フロアマットは樹脂押出成形の技術を応用し、クルマのモデルごとに形状・色を変えるカスタム品。同部門では他に自動車内装用部材も手掛けるが、単品の内訳は非開示である。

エアコンダクト・冷蔵庫部材から合成木材まで

産業資材関連は多種多様な製品群から成る。エアコン配管用化粧カバー(エアコンダクト)は猛暑による需要下支えで堅調。家庭冷蔵庫用部材、事務デスク用部材、プラスチック竹パネル、風呂蓋、マガジンスティック(弾倉部材)、端子台用カバーなどを生産。下水道用補修部材は公共事業向けで安定した受注がある。一方、合成木材製品(ウッドデッキ材)は新設住宅着工減少の影響で伸び悩んでいる。

異型押出成形というコア技術

創業以来の基盤技術は「異型押出成形加工」である。これは樹脂を溶かし、断面形状が複雑な金型を通して連続的に成形する工法で、パッキン・シール材から大型建材まで幅広い製品に対応できる。同社は「ABIRON」商標で工業用パッキング専門メーカーとして出発し、その後硬質樹脂分野へ展開。1998年には天理工場がISO9001を取得し、2006年・2009年には天理・奈良両工場でエコアクション21認証を取得、環境対応も進めている。

販売先と直接取引のない受注生産方式

永大化工は基本的に受注生産方式を採らず、見込み生産で在庫を抱える。販売先は自動車メーカー向けが2社で約36%を占めるほか、丸紅プラックスなどの商社経由の取引も含まれる。生産拠点は国内3工場とベトナム工場で、海外生産比率は非開示だが、ベトナム子会社がフロアマットや産業資材の一部を担い、コスト競争力を支える。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

化学のなかでの位置

化学系中小メーカー、収益改善途上

永大化工は化学製品を手掛ける中小規模メーカーで、売上高90億円前後、営業利益率3~5%と低収益だが改善傾向にある。同業の東洋紡やクラレは売上高数千億円の大企業であり、規模や技術力で大きく劣る。コージンバイオなど同規模の企業と競合するが、差別化要素は限定的。2026年3月期には営業利益率5.43%への上昇を見込む。

強み

  • 営業利益率が2025年3月期3.37%から2026年3月期5.43%へ改善見込み。
  • 売上高90億円前後で安定しており、大幅な減少リスクは低い。
  • 特定化学製品で独自の顧客を持つ可能性があり、安定受注が見込める。
  • 利益改善から、コスト削減や生産性向上への取り組みがうかがえる。

課題

  • 営業利益率が3~5%と低く、収益力が脆弱。
  • 同業の大企業に比べ製品・技術で差別化しにくい。
  • 売上高が横ばい傾向で、積極的な成長戦略が見えにくい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

化学の時価総額近傍。太字が永大化工

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14120スガイ化学工業40億円8.3倍
2373Aリップス37億円7.3倍
34247ポバール興業37億円9.8倍
44102丸尾カルシウム34億円10.8倍
54124大阪油化工業33億円24.8倍
67877永大化工32億円8.4倍
74098チタン工業31億円14.9倍
84241アテクト29億円20.4倍
94243ニックス25億円9.1倍
104616川上塗料24億円10.0倍
114920日本色材工業研究所24億円7.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 41件

丸和ビニール工業所の創業と会社設立(1949~1956)

1949年6月、大阪市生野区に「丸和ビニール工業所」が創業され、ビニール押出加工業を開始。この事業を引き継ぐ形で、1956年11月に資本金300万円をもって永大化工株式会社が設立された。創業から一貫して異型押出成形加工を事業の核に据え、1958年1月には「ABIRON」商標による工業用異型パッキングの本格生産に着手、専門メーカーとしての基盤を固めた。

関東と関西への工場拡張(1962~1972)

1962年4月に東京出張所を設置した後、1968年8月に栃木県小山市に小山工場を開設(東京出張所は廃止)。同年9月には滋賀工場(後に滋賀営業所)を設置。1969年10月には奈良工場を新設し硬質分野へ進出、合理化設備を導入した。さらに1970年12月に柏田化学を吸収合併し柏田工場を取得するが、1972年10月に柏田工場を奈良工場へ統合。同時期に栃木工場を新設し小山工場を統合し、生産拠点の整理が進んだ。

自動車用品への進出と子会社化の試行錯誤(1975~1993)

1975年10月にカーマット(自動車用フロアマット)の生産を開始。これが後の主力事業となる。1979年12月には台湾に合弁現地法人「楠泰塑膠」を設立し海外生産に乗り出した。1980年4月には栃木工場を分離独立させエイダイ株式会社としたが、1987年9月に再吸収合併し大平工場に。1990年には横浜ボンドマグネットを設立したが、わずか3年後の1993年3月に解散しており、新規事業の開拓には試行錯誤が見られる。

ベトナム進出と市場上場(1993~2010)

1993年5月、奈良県天理市に天理工場を設置。1995年10月、ベトナムホーチミン市に合弁で永大化工ベトナム会社を設立し、これは現在も連結子会社として存続する。同年11月には日本証券業協会に店頭登録。2004年12月にジャスダック証券取引所へ上場、2010年4月には大阪証券取引所JASDAQ市場に移行した。同月には楠泰塑膠を清算し、台湾事業から撤退。2009年にはストランデックス事業部門を譲渡、永代化工(上海)を売却し、中国事業も整理している。

K&M取得とスタンダード市場への移行(2019~2022)

2019年4月、株式会社K&Mとの株式交換契約を締結し連結子会社化。K&Mは産業資材関連の樹脂製品を手掛け、事業領域を補強した。同年6月には監査等委員会設置会社へ移行。2021年6月にはベトナムに100%出資の永大化工トレーディングベトナム会社を設立し、販売機能を強化。2022年4月の東京証券取引所市場区分見直しにより、JASDAQスタンダードからスタンダード市場へ移行した。

安定成長と海外生産拠点の再構築(2010年代後半以降)

2014年に設立した中国・天台永大貿易は2017年に清算。ベトナム子会社は永大化工ベトナム会社が長期にわたり生産を継続し、2021年には新たにトレーディング会社を設立して販路拡大を図る。売上高は2018年3月期以降80億円台で安定、2026年3月期には92億円に達した。収益面では原材料高や人件費増に直面しながらも、適正価格への転嫁と生産効率化により営業利益率を4%台に改善している。

年表41件を開く

1940年代

  • 1949年6月創業大阪市生野区に「丸和ビニール工業所」を創業し、ビニール押出加工業を開始。

1950年代

  • 1956年11月創業「丸和ビニール工業所」を引き継ぎ、資本金3,000千円をもって、大阪市東住吉区(現 大阪市平野区)に永大化工株式会社を設立。
  • 1958年1月ABIRON商標による工業用異型パッキング専門メーカーとして本格的生産を開始。

1960年代

  • 1962年4月東京都足立区に東京出張所を設置。
  • 1968年8月栃木県小山市に小山工場を設置し、これにより東京出張所を廃止。
  • 1968年9月滋賀県大津市に滋賀工場(その後1993年4月の機構改革により滋賀営業所に呼称変更)を設置。
  • 1969年10月奈良県北葛城郡香芝町(現 奈良県香芝市)に奈良工場を設置し硬質分野に進出、合理化設備を導入。

1970年代

  • 1970年12月M&A柏田化学株式会社を吸収合併し柏田工場を設置。
  • 1972年10月M&A原料分野合理化のため、柏田工場を奈良工場に統合。
  • 1972年10月M&A業容拡大のため、栃木県下都賀郡大平町に栃木工場を設置し、小山工場を統合。
  • 1975年10月カーマットの生産を開始。
  • 1979年12月台湾高雄市に合弁による現地法人楠泰塑膠(股)(子会社)を設立。

1980年代

  • 1980年4月栃木工場が分離独立し、エイダイ株式会社(子会社)として発足。
  • 1987年9月M&Aエイダイ株式会社を吸収合併し、栃木工場(現 大平工場)を設置。

1990年代

  • 1990年8月大阪市平野区に横浜ボンドマグネット株式会社(子会社)を設立。
  • 1993年3月横浜ボンドマグネット株式会社を解散。
  • 1993年5月奈良県天理市に天理工場を設置。
  • 1994年4月大阪市平野区に本社新社屋完成。
  • 1995年10月ベトナムホーチミン市に合弁による現地法人永大化工ベトナム会社(現・連結子会社)を設立。
  • 1995年11月日本証券業協会に店頭登録。
  • 1996年5月栃木県上都賀郡粟野町(現 栃木県鹿沼市)に新栃木工場を設置。
  • 1998年3月天理工場がISO9001適合事業所となる。
  • 1998年3月米国法人ストランデックス社と実施権許諾独占契約を締結。

2000年代

  • 2001年2月奈良工場がISO9001適合事業所となる。
  • 2003年1月中国上海市に100%出資による現地法人永代化工(上海)有限公司(子会社)を設立。
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2005年7月滋賀営業所を廃止し、滋賀県甲賀市に滋賀工場を設置。
  • 2006年9月天理工場がエコアクション21認証取得。
  • 2009年10月奈良工場がエコアクション21認証取得。
  • 2009年10月ストランデックス事業部門を譲渡。
  • 2009年10月永代化工(上海)有限公司を売却。

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に株式を上場。
  • 2010年9月楠泰塑膠(股)を清算。
  • 2010年10月上場大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
  • 2014年1月中国天台市に100%出資による現地法人天台永大貿易有限公司(子会社)を設立。
  • 2017年4月天台永大貿易有限公司(子会社)を清算。
  • 2019年4月株式会社K&M(現・連結子会社)と株式交換契約を締結。
  • 2019年6月監査等委員会設置会社へ移行。

2020年代

  • 2021年6月ベトナムホーチミン市に100%出資による現地法人永大化工トレーディングベトナム会社(現・連結子会社)を設立。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しによりJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場へ移行。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    公共事業関連への注力

    個人消費の影響を受けやすい産業資材分野において、公共事業関連分野に注力し、安定的な収益確保を図る。

  2. 02

    自動車用品の製品開発力強化

    自動車メーカー向けOEM純正フロアマットにおいて、高い付加価値を提供するため製品開発力を強化し、シェア拡大と収益拡大を図る。

  3. 03

    国内外生産拠点の分散と海外販路拡大

    事業継続計画の観点から国内外への生産拠点の分散を進めるとともに、海外拠点を起点に同国および近隣諸国への販売拡大を推進する。

  4. 04

    9部門重点方針に基づく全社実行計画

    販売・生産・技術開発・品質・購買・財務・労務・環境・安全の9部門に重点方針を定め、全従業員参加で課題解決と目標達成に取り組む。

  5. 05

    コンプライアンス徹底とCSR活動

    法令順守のもとリスクマネジメントを強化し、環境・社会に配慮した企業活動を行うことで、永続的な事業継続を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で465人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は590万円で、9期前と比べて+6.4%平均年齢は43.8歳、平均勤続年数は16.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月444
2018年3月468
2019年3月55441.414.0493
2020年3月54541.514.7486
2021年3月48841.614.8512
2022年3月56842.015.7481
2023年3月50142.414.8481
2024年3月51042.715.3493
2025年3月55143.816.147563
2026年3月59043.816.0465108

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率15.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率0.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)69.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 1 / 海外 2、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
奈良事業所 — 奈良県香芝市899百万円
自動車用品 関連
工場 — 滋賀県甲賀市674百万円
産業資材 関連
天理事業所 — 奈良県天理市422百万円
産業資材関連
栃木事業所 — 栃木県鹿沼市414百万円
自動車用品関連・産業資材関連
工場 — TAN THUAN EXPORT PROCESSING ZONE270百万円
自動車用品関連・産業資材関連
本社 — 大阪市平野区232百万円
全社的管理 業務
主な関係会社
  • 海外
    永大化工ベトナム会社(注)1、2
    TAN THUAN EXPORT PROCESSING ZONE · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    永大化工トレーディング ベトナム会社(注)1
    District1, Ho Chi Minh City · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社K&M(注)1、3
    滋賀県甲賀市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は92億円営業利益5億円前期と比べると増収増益で、売上が+3.4%、利益が+66.7%。

売上高
+3.4%
92億円
営業利益
+66.7%
5億円
純利益
+50.0%
3億円
営業利益率
5.4%
前期比 +2.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高95億円92億円
営業利益5億円5億円
純利益4億円3億円
1株あたり配当¥70¥70

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は31億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+40.9%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q220
2024年1Q2200.01
2024年2Q2214.50
2024年3Q2400.00
2024年4Q231
2025年2Q4412.30
2025年4Q4524.42
2026年2Q4624.31
2026年4Q4636.52
2027年1Q3113.21

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は51億円から92億円へ1.8倍に増えた。直近期の営業利益率は5.4%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
2013年3月5111
中国天台市に100%出資による現地法人天台永大貿易有限公司(子会社)を設立。
2014年3月6322
2015年3月6522
2016年3月6700
2017年3月6922
2018年3月8122
2019年3月8143
2020年3月8121
ベトナムホーチミン市に100%出資による現地法人永大化工トレーディングベトナム会社(現・連結子会社)を設立。
2021年3月7732
2022年3月8322
2023年3月83−2−2
2024年3月9122
2025年3月89333.42
2026年3月92555.43

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高92億円のうち、営業利益として残るのは5億円5.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の3.3%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金76.1%70億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金18.5%17億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.4%5億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
23.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.9pt
5.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.1pt
3.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.3pt
4.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが9億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは7億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は29億円で、売上の3.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月4−2−1219
2014年3月−31−2−216
2015年3月2−1−1117
2016年3月3−20118
2017年3月3−2−1119
2018年3月2−2−1018
2019年3月6−30321
2020年3月1−32−222
2021年3月6−2−2423
2022年3月−1−4−3−516
2023年3月−1−45−517
2024年3月4−2−3217
2025年3月9−2−1724
2026年3月9−2−3729

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は101億円。このうち返さなくてよい自己資本が74億円で、自己資本比率は73.2%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月76571974.9
2014年3月79601975.6
2015年3月83632076.3
2016年3月79621778.2
2017年3月84632175.4
2018年3月88652373.5
2019年3月90662473.8
2020年3月94692572.9
2021年3月96692771.9
2022年3月98702871.7
2023年3月97673069.5
2024年3月96702673.0
2025年3月99722673.1
2026年3月101742773.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
29億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
42億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
6億円
在庫として抱えている分
負債合計
27億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
81
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率11 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率203社中55位あたり、逆に低いのはROE203社中151位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.6%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.4%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
73.2%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.4%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.1%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,225で、1年前と比べて+35.1%過去52週の値幅のなかでは78%の位置にある。

¥2,225-0.5%1ヶ月+4.4%1年+35.1%時価総額32億円
過去52週の値幅
安値¥1,654高値¥2,389

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8.4倍
PER (会社予想)7.8倍
PBR0.37倍
配当利回り3.15%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+7.7%上昇、前年比+40.9%と堅調です。25日線(2071円)を+3.2%上回って推移し、75日線(2008円)・200日線(1882円)も上回っており、中期トレンドは上昇基調にあります。52週高値(2389円)からは-10.5%の位置で、高値更新が期待されます。出来高は7月に入りやや増加しています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PER 8.06倍は同業界平均18.40倍を大きく下回り、PBR 0.35倍も平均1.43倍から大幅な割安を示す。配当利回り3.28%は平均2.73%を上回るが、ROE 4.6%と低く、収益性は課題。売上・利益は横ばいで成長性に欠けるが、バリュエーションの低さが魅力的。なお業界平均は化学業界の平均値。

指標この会社業種平均
PER (実績)8.4倍17.8倍
PER (予想)7.8倍
PBR0.37倍1.41倍
ROE4.6%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

強気派は、PBR0.35倍と解散価値割れで割安感があり、自己資本比率が高い安定財務を評価。また、2026年3月期の営業利益率改善予想に注目。弱気派は、過去に赤字決算があり収益力が脆弱、成長性に乏しく、時価総額31億円と小型株ゆえの流動性リスクを指摘。業績改善が一時的かどうかが争点。

プラスに働く材料7
  • 割安株価

    PBR0.35倍と解散価値割れ、バリュエーション面で割安

  • 財務安定

    自己資本比率が高く、財務基盤に不安は少ない

  • 収益改善期待

    2026年3月期営業利益率5.43%と改善予想

  • 営業利益5億円達成で収益改善加速2026年3月期影響

    2026年3月期営業利益5億円(前期比67%増)でPER改善

  • PBR0.35倍の割安修正期待継続影響

    PBR0.35倍は解散価値割れ、同業平均0.6倍なら株価70%上昇余地

  • 増配余力の高まり2026年上期影響

    配当性向50%仮定で1株当たり配当上限70円超、現状利回り3.28%

  • 2026年3月期増収計画2026年3月期影響

    売上高92億円(前期比3.4%増)で堅調

マイナスに働く材料7
  • 低収益体質

    過去赤字計上あり、営業利益率が数%と低く改善持続性に疑問

  • 成長性欠如

    売上高が90億円前後で推移し、成長が見られない

  • 小型株リスク

    時価総額31億円と小さく、出来高少なく流動性が低い

  • 営業利益予想達成の不確実性決算発表後影響

    営業利益5億円予想に対し、原材料価格変動で下方修正リスク

  • 小型株ゆえの流動性リスク継続影響

    時価総額31億円、売買代金少なく値動き荒い

  • 売上高停滞リスク通年影響

    過去2年平均売上高90億円に対し、大きな成長見込めず

  • ROE改善の遅れ2026年3月期以降影響

    ROE4.6%は資本効率低く、改善なければ割安是正限定的

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益改善のトレンドが継続するか確認するため
売上高成長率
成長性の有無を判断するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり70で、前期から+16.7%いまの株価に対する利回りは3.15%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥70
1株あたり
配当利回り
3.15%
いまの株価に対して
配当性向
39.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月5039.3
2018年3月5510.038.6
2019年3月6518.240.9
2020年3月650.0110.0
2021年3月650.067.8
2022年3月683.843.8
2023年3月50−25.9
2024年3月500.094.3
2025年3月6020.062.4
2026年3月7016.739.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥70

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,203人。区分でいちばん多いのは個人・その他82.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が12.7%を占め、残る87.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他78.879.481.883.183.582.1
自己株式5.57.08.98.910.315.8
事業法人12.312.410.79.59.78.1
金融機関5.55.55.25.24.44.5
外国法人1.51.41.51.41.83.4
証券会社1.81.20.90.80.61.5
外国人個人0.00.00.00.00.00.4

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01和田 正行10.55
02永大化工共栄会9.45
03遠山 和子2.95
04加貫 るり子2.81
05大阪中小企業投資育成株式会社2.67
06水元 公仁2.60
07星和電機株式会社2.19
08和田 和子2.19
09INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)2.12
10日本生命保険相互会社1.92

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1342%、1株純資産は14期で+574%。直近期のROEは4.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月188942.113.122.7
2014年3月309413.37.818.8
2015年3月319973.29.431.1
2016年3月49800.472.8202.8
2017年3月249952.412.139.3
2018年3月1505,1143.012.638.6
2019年3月2055,2294.08.040.9
2020年3月964,8502.014.3110.0
2021年3月1154,9972.313.667.8
2022年3月1175,1572.314.143.8
2023年3月−1795,053−3.5
2024年3月1355,2612.611.594.3
2025年3月1415,4992.610.662.4
2026年3月2656,0254.67.439.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

6名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は6名。2026/3期の役員報酬は総額82百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
浦義則代表取締役社長627,500
鈴木広二専務取締役575,300
佐藤吉弘取締役 監査等委員727,000
籔本憲靖取締役 監査等委員79200
北畠昭二取締役 監査等委員79
樫本正澄74

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)2391275829
取締役(社内)113311616
社外取締役27184

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容401字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社及び連結子会社3社で構成され、合成樹脂各種成形品の製造及び販売を行っております。 当社及び当社の関係会社の事業における当社及び関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、セグメントと同一の区分であります。 自動車用品関連 自動車用フロアマットの製造販売をしております。 (主な関係会社)当社、永大化工ベトナム会社、永大化工トレーディングベトナム会社 産業資材関連 エアコンダクト、家庭冷蔵庫用部材、事務デスク用部材、プラスチック竹パネル、住宅用内装材、風呂蓋、マガジンスティック、端子台用カバーの製造販売及び乾燥機用スタンド、オフィスチェアー、下水道用補修部材、合成木材等の製造販売をしております。 (主な関係会社)当社、永大化工ベトナム会社、株式会社K&M 事業系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,125字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 経営方針、経営環境及び対処すべき課題の内容 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 当社グループは創業から今日まで異型押出成形加工を中心に合成樹脂製品のメーカーとして、卓越した独自の技術を根底にその技術を時代に対応させながら、新しい分野へと応用していく研究開発活動を通し、合成樹脂メーカーとして産業資材分野および自動車用品分野において、企画開発設計から提案までトータルにサポートできる「ものづくり企業」を目指して社会の発展に貢献しようと考えております。 産業資材部門では、各々の用途に応じた異型押出成形加工によるプラスチック製品の製造販売を行い、住宅用建材、鋼製家具関連部材、家電製品部材、半導体関連部材、工業部品など広範囲な産業分野に供給しておりますが、これらの製品は、エンドユーザーである個人の消費動向に左右され易く、経営成績に影響を及ぼす可能性があることから、個人消費の影響を受けにくい分野である公共事業関連にも注力し、安定的な収益確保を図ることを課題としております。 自動車用品部門では、自動車用フロアマットの製造販売を主軸とし、国内外の大手自動車メーカーのOEM純正フロアマットとして採用いただいておりますが、これらは自動車の販売動向が、当事業の販売実績に直結することは否めません。当社においては、自動車メーカーのOEM純正品として、より高い付加価値を提供するため、製品開発力を強化することを課題とし、国内外の自動車販売台数の減少が懸念される中において、シェアの拡大および収益拡大を図ろうと考えております。 当社グループは生産拠点を国内外に有しますが、今後においては、事業継続計画の観点からも国内外への生産拠点の分散は必至であると考えられ、その対策と実施を課題といたします。また、海外での生産拠点を起点として、同国および近隣諸国への販売拡大を課題とし、体制を整え推進しております。 当社グループでは、これらの課題を克服するため、経営方針である「英知と活力を集結して事業の発展を目指し、法令順守のもと我々が誇れる会社を目指す。」の下、ビジョンとして「合成樹脂の可能性を切り拓き、新しい未来を創出しよう」を掲げ、中期的な全社実行計画を策定し、販売・生産・技術開発・品質・購買・財務・労務・環境・安全の9部門に重点方針を定め、全従業員参加で課題解決・目標達成に邁進しております。 永続的な事業継続の礎として、法令順守の旗のもと、リスクマネジメントの強化とコンプライアンスの徹底を図り、環境、社会に配慮した企業活動を行いたいと考えております。
事業等のリスク1,523字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 事業内容について 異型押出成形加工による合成樹脂製品の専門メーカーとして、自動車用品をはじめ住宅用建材、鋼製家具関連部材、家電製品部材、半導体関連部材、工業部品など幅広く各産業分野に製品の供給を行っております。 ① 自動車用品部門について 自動車用フロアマットの製造販売を主軸とし、国内外の大手自動車メーカーの純正品として採用されております。これらOEM純正フロアマットは、自動車の販売動向が当事業の販売実績に直結することは否めないことから、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 産業資材部門について 汎用樹脂のみならず、多彩なエンジニアリングプラスチックに至るまで、各々の用途に応じた異型押出成形加工によるプラスチック製品の製造販売を行っており住宅用建材、鋼製家具関連部材、家電製品部材、半導体関連部材、工業部品など広範囲な産業分野に供給しております。これらの製品は、エンドユーザーである個人の消費動向に左右され易く、特に住宅や家電製品の需給関係によっては、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 原材料の仕入価格の変動について 当社グループで製造する異型押出成形品の主原料が石油化学製品であることから、原材料の仕入価格は国際的な原油市場と関係があり、原油価格の大幅な価格変動が原材料の仕入価格に影響を及ぼす傾向があります。国際石油価格の著しい変動により、石油化学製品市場に大幅な価格変動が発生した場合、仕入価格の上昇によっては当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 為替相場の変動による影響について 当社グループの取り扱う製品および商品、または原材料には、外貨建取引が含まれております。各地域における売上、費用、資産を含む現地通貨建ての項目は、連結財務諸表作成のために円換算しております。従いまして、換算時の為替レートにより、円換算後の価値が影響を受ける可能性があります。日本への輸入品については、為替相場の変動によるリスクを軽減する目的で、為替予約等のデリバティブ取引を用い外貨建て仕入価格の安定化に努めております。しかしながら、為替相場変動の影響を完全に回避することは不可能であり、場合によっては当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 当社グループの特定取引先に対する依存度について 当社グループの取り扱う製品および商品は、各産業分野に分散されておりますが、当連結会計年度における、主な販売先に対する販売実績の総販売実績に対する割合は、株式会社ホンダアクセスに対して18.5%、スズキ株式会社に対して17.5%と販売比率が高くなっております。今後も当該取引先との安定的な取引を確保できるよう努めてまいりますが、当該取引先との長期契約や資本関係は無く、取引の継続性や安定性が保証されていないため、当該取引先の経営施策や取引方針の変更等によっては、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、各産業分野の他取引先への拡販活動により、特定の取引先への販売依存によるリスクを低減してまいります。
経営成績の分析 (MD&A)4,329字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、賃金上昇や雇用環境の改善とともに個人消費や企業の設備投資に持ち直しの動きが見られるなど概ね堅調に推移しました。しかしながら、米国のトランプ関税による景況感の下押し、中東情勢の不安定化によるエネルギー価格の急騰、物価上昇や不安定な為替動向など、先行きは依然として不透明な状況が続いております。 このような経済環境のもと、当社グループにおける自動車用品関連については、主要の顧客層である自動車業界において、当社フロアマットが採用されている車種の一部減産による影響は見られましたが、全体としては前年を上回り、自動車用品関連の売上は、60億76百万円(前期比3.2%増)となりました。 産業資材関連については、エアコン配管用化粧カバーは、猛暑傾向の定着による需要の下支えや経済産業省の2027年度からのエアコン省エネ基準強化などから、ルームエアコンの出荷が堅調に推移し、公共事業向け下水道用補修部材は、下水道の老朽化問題から受注は好調でありました。また、マガジンスティックについては、受注は横ばいで推移しましたが、原材料費の高騰等に伴うコスト増加の販売価格転嫁に努め前年同水準の売上となりました。一方で、合成木材製品については、新設住宅着工戸数が減少傾向にあり、依然として住宅・建設業界が厳しい市況であるなか、関連する主力製品のエクステリア用ウッドデッキ材にも影響を及ぼしており前年を下回る売上となりました。その結果、産業資材関連の売上は、31億43百万円(前期比5.8%増)となりました。 利益面につきましては、円安の長期化に伴う輸入コスト高や原材料費の高騰、人件費の増加による製造コストの増加は見られましたが、販売価格の適正化、原料の見直しや国内生産と海外生産の適正化によるコスト低減、内製への切り替えによる外注費の低減に努めたことにより増益となりました。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は92億20百万円(前期比4.1%増)、営業利益は4億77百万円(前期比64.1%増)、経常利益は4億92百万円(前期比74.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は3億34百万円(前期比80.3%増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は28億50百万円と前連結会計年度末と比較して4億67百万円の増加となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 税金等調整前当期純利益が4億85百万円、減価償却費2億86百万円、退職給付に係る負債の増加36百万円、売上債権の減少50百万円、棚卸資産の減少171百万円、仕入債務の増加16百万円、未収入金の増加12百万円、法人税等の支払額60百万円などにより、当連結会計年度における資金の収入は9億37百万円となり、前連結会計年度末と比較して49百万円の収入増加となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 有形固定資産の取得による支出1億54百万円、保険積立金の積立による支出17百万円などにより、当連結会計年度における投資活動による資金の支出は1億69百万円となり、前連結会計年度末と比較して16百万円の支出増加となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 長期借入金の返済による支出3億25百万円、長期借入による収入2億60百万円、短期借入金の減少40百万円、配当金の支払額78百万円により、当連結会計年度末における財務活動による資金の支出は3億12百万円となり、前連結会計年度末と比較して2億27百万円の支出増加となりました。 ③生産、受注及び販売の状況 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前期比(%) 自動車用品関連   5,952,604   1.8 産業資材関連    3,044,598   △3.5 合計   8,997,202   △0.0 (注) セグメント金額は販売価格によっております。 b.受注実績 受注生産を行っておりませんので、該当事項はありません。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前期比(%) 自動車用品関連   6,076,506   3.2 産業資材関連   3,143,960   5.8 合計   9,220,466   4.1 (注) 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) 株式会社ホンダアクセス   2,046,737   23.1    1,703,407   18.5 スズキ株式会社   1,478,264   16.7   1,615,847   17.5 丸紅プラックス株式会社   901,871   10.2   ―   ― (注)丸紅プラックス株式会社につきましては当該割合が100分の10未満のため省略しております。なお、同社との取引は継続して行っております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ①当連結会計年度の経営成績及び財政状態の分析 a.経営成績 当連結会計年度における経営成績の概況につきましては「第2〔事業の状況〕 4〔経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析〕 (1)経営成績等の状況の概況」に記載のとおりであります。 b.財政状態 当連結会計年度末の総資産は、101億20百万円となり、前連結会計年度末と比較して2億68百万円の増加となりました。 流動資産は、前連結会計年度末と比較して2億57百万円の増加となりました。その主な要因は、現金及び預金の増加4億67百万円、受取手形及び売掛金の減少54百万円、棚卸資産の減少1億78百万円、未収入金の増加12百万円、その他流動資産の増加10百万円によるものであります。 固定資産は、前連結会計年度末と比較して10百万円の増加となりました。その主な要因は、有形固定資産の減少1億20百万円、無形固定資産の減少26百万円、退職給付に係る資産の増加90百万円によるものであります。 当連結会計年度末の負債は、27億9百万円となり、前連結会計年度末と比較して62百万円の増加となりました。 流動負債は、前連結会計年度末と比較して1億15百万円の増加となりました。その主な要因は、支払手形及び買掛金の増加1億2百万円、電子記録債務の減少93百万円、短期借入金の減少40百万円、1年内返済予定の長期借入金の増加26百万円、未払法人税等の増加1億2百万円、未払金の増加28百万円によるものであります。 固定負債は、前連結会計年度末と比較して52百万円の減少となりました。その主な要因は、長期借入金の減少92百万円、繰延税金負債の増加32百万円によるものであります。 当連結会計年度末の純資産は、74億10百万円となり、前連結会計年度末と比較して2億6百万円の増加となりました。その主な要因は、利益剰余金の増加2億55百万円、自己株式の取得1億27百万円、為替換算調整勘定の減少10百万円、退職給付に係る調整累計額の増加55百万円によるものであります。 ②経営成績に重要な影響を与える要因について 「第2〔事業の状況〕 3〔事業等のリスク〕」に記載のとおりであります。 ③経営戦略の現状と見通し 当社グループを取り巻く経済環境は、米国のトランプ関税による景況感の下押し、中東情勢の不安定化によるエネルギー価格の急騰、物価上昇や不安定な為替動向など不透明な状況が続くものと予想されます。 当社グループは創業から今日まで異型押出成形加工を中心に合成樹脂製品のメーカーとして、卓越した独自の技術を根底にその技術を時代に対応させながら、新しい分野へと応用していく研究開発活動を通し、合成樹脂メーカーとして産業資材分野および自動車用品分野において、企画開発設計から提案までトータルにサポートできる「ものづくり企業」を目指して社会の発展に貢献しようと考えております。 ④資本の財源及び資金の流動性についての分析 a.キャッシュ・フロー 当連結会計年度における経営成績の概況につきましては「第2〔事業の状況〕 4〔経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析〕 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b.資金調達について 当社グループにおける主な資金需要として、運転資金、設備投資資金、有利子負債の返済及び利息の支払い等が必要であります。当社はこれらの資金需要につきましては、主に営業活動によるキャッシュ・フローによって賄っております。また、事業活動を円滑に行うための資金調達に際しては、事前に充分な検討を加え、低コストで安定的な資金の確保を重視しており、今後において運転資金及び設備投資資金等による資金需要が発生する場合に備えております。 ⑤重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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