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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

大阪油化工業

4124 · Standard · 化学

精密蒸留の専業メーカー。化学品の精製を受託し、蒸留装置の設計販売まで一貫対応する。

概要

大阪油化工業は1962年に化学品受託製造会社として創業し、以来蒸留技術に特化してきた。現在は精密蒸留による受託加工(受託蒸留事業)と、蒸留装置・ろ過装置の設計販売(プラント事業)を主軸とする。2025年9月期の連結売上高は約11.8億円、従業員52名。東京証券取引所スタンダード市場に上場(2017年JASDAQ上場、2022年スタンダード移行)。顧客は電子材料、医薬品、化粧品、自動車など多岐にわたる。

受託蒸留事業が連結売上の9割超を占める

当社の中核事業は精密蒸留による化学品の受託加工である。2025年9月期の売上高は1,098,992千円で連結全体の93.3%を占め、前期比25.7%増加した。半導体・電子材料向け需要の好調に加え、資源・エネルギー関連の蒸留案件も増加した。セグメント利益は467,471千円(前期比54.1%増)と大幅に改善している。創業以来培った減圧蒸留、昇華精製、高真空蒸留などの装置群を駆使し、基礎研究段階から量産まで柔軟に対応する。主な販売先はダウ・東レ、住友商事ケミカル、ENEOSなどで、いずれも10%以上の売上高比率を占める重要顧客である。

プラント事業は装置設計販売とメンテナンスを提供

プラント事業は、顧客が自社で蒸留やろ過を行うための設備を設計・販売し、運転開始後の技術支援やメンテナンスまで一貫して提供する。2025年9月期の売上高は79,081千円と前期比29.8%減となった。これは案件の長期化により当期に計上できた案件が少なかったためで、引き合い自体は好調である。受注高は214,263千円(前期比272.6%増)、受注残高は161,750千円に達している。受託蒸留事業で蓄積したノウハウを活かし、最適な条件設定や生産体制構築を支援する点が競争力の源泉である。同セグメントは当期48,488千円の損失を計上したが、将来の収益源として期待されている。

グループ体制と品質・環境認証の取得状況

当社グループは大阪油化工業、ユカエンジニアリング(2019年設立、100%出資)、株式会社カイコー(2021年子会社化)で構成されていたが、2025年10月にユカエンジニアリングを存続会社としてカイコーを吸収合併した。本社は大阪府枚方市新町に所在し、東京営業所を東京都中央区に設置する。品質管理体制としてISO9001(2008年認証)、環境マネジメントでISO14001(2008年)、労働安全衛生でISO45001(2019年)、情報セキュリティでISO27001(2022年)と、4つの国際規格認証を取得しており、高水準の管理能力を持つ。

売上高と営業利益を重視する経営指標

当社は中長期的な成長力・収益力強化の観点から、売上高及び営業利益を重要な経営指標と位置づけている。2025年9月期の営業利益は139,087千円(前期比642.1%増)と急回復したが、公開買付け関連費用114,113千円を特別損失に計上した結果、親会社株主に帰属する当期純損失は32,110千円となった。経営課題としては、人材の採用と育成への投資、受託蒸留事業の生産能力増強、プラント事業の実績積上げ、経営管理体制の強化を掲げている。2025年度には有形固定資産取得に57,560千円を投じるなど、設備投資も積極的に行っている。

業界の中での役割は機能性化学品の製造プロセスにおける精製工程のアウトソーサー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
12億円
営業利益
1億円
営業利益率
8.3%
純利益
0億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/9
事業売上構成比利益利益率
受託蒸留事業11億円91.7%5億円45.5%
プラント事業1億円8.3%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01受託蒸留主力

顧客から預かった原料を自社の蒸留装置で精製し、高純度の化学品を提供する。電子材料、医薬品、化粧品など幅広い分野の顧客にサービスを提供。

創業以来の技術と経験に基づく精密蒸留の専業

02プラント準主力

蒸留装置とろ過装置の設計・販売を行う。蒸留装置は自社試験データに基づく設計で、スタートアップ支援も提供。ろ過装置は工場排水処理や造水設備を一貫して手掛ける。

主な製品・サービス2
蒸留装置
顧客が自社で蒸留操業を行うためのプラント。最適な設計と技術支援を提供する。
ろ過装置
工場排水の処理や造水設備、その設計・製造・建設・保守。

製品と技術

減圧蒸留装置と高真空蒸留装置

減圧蒸留装置は1963年に同社が独自設計で設置した最初の蒸留設備である。装置内を減圧することで化合物の沸点を下げ、熱分解を起こさずに高沸点物質の精製を可能にする。その後、2000年4月に設置された高真空蒸留装置は、さらに低い圧力条件下で蒸留を行うことで、沸点差の極めて小さい混合物や熱感受性の高い化合物の分離を実現した。これらの装置は現在も本社工場で稼働しており、受託蒸留事業の根幹を支える。同社はこれらの装置を用いて、医薬品中間体、電子材料、化粧品原料など幅広い化学品の精製を手掛けている。

昇華精製装置と有機EL材料への応用

昇華精製装置は1998年4月に設置され、有機EL材料の高純度精製に対応するために導入された。昇華とは固体が液体を経ずに直接気体に変化する現象で、不純物の蒸気圧差を利用して目的物質を選択的に結晶化させる。この手法は、熱や溶媒に弱い有機化合物の精製に特に有効である。同社はこの装置を活用し、ディスプレイや照明用途の有機EL材料の精製を受託してきた。昇華精製技術は電子材料分野における同社の競争力の核となっており、現在も顧客の研究開発段階から量産まで幅広いニーズに応えている。

プラント事業の製品:蒸留装置とろ過装置

プラント事業では、蒸留装置とろ過装置の二つの製品群を提供する。蒸留装置は、受託蒸留事業で蓄積した豊富な試験データと運転ノウハウを基に、顧客の生産規模、精製条件、品質要求に合わせて設計・製作・販売する。ろ過装置は主に工場排水処理や造水設備を対象とし、設計から製造、建設、運転後の保守まで一貫したサービスを提供する。2025年9月期のプラント事業売上は79百万円と小規模だが、受注高は214百万円と前期比272.6%増と大きく伸びており、今後同事業の拡大が期待される。また、納入後のメンテナンスや消耗品販売による継続的な収益モデルも構築している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

化学のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 受託蒸留創業以来の技術と経験に基づく精密蒸留の専業

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

化学業界で小規模、収益改善途上

大阪油化工業は化学業界の小規模プレーヤーで、売上高は10億円前後と零細規模。同業の東洋紡やクラレなど大企業と比べると市場での存在感は薄い。近年は売上高が横ばいで、2024年9月期は営業赤字だったが、2025年9月期には営業利益率8.3%と改善。収益性は向上しているものの、業界内ではまだ競争力が弱く、差別化戦略が求められる。

強み

  • 2025年9月期に営業利益率8.3%を達成し、黒字転換。
  • 油化製品に特化し、特定用途で高い技術力を有する可能性。
  • 小規模ならではのきめ細かいサービスが強み。
  • 少ない売上でも利益を出せる体質になりつつある。

課題

  • 売上高10億円規模で、業界の大手とは差があり、価格競争に弱い。
  • 2024年9月期は赤字と、業績の振幅が大きい。
  • 売上高が2023年から2025年にかけて12億円→10億円→12億円と停滞。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

化学の時価総額近傍。太字が大阪油化工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14274細谷火工43億円20.0倍
24120スガイ化学工業40億円8.3倍
3373Aリップス37億円7.3倍
44247ポバール興業37億円9.8倍
54102丸尾カルシウム34億円10.8倍
64124大阪油化工業33億円24.8倍
77877永大化工32億円8.4倍
84098チタン工業31億円14.9倍
94241アテクト29億円20.4倍
104243ニックス25億円9.1倍
114616川上塗料24億円10.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 19件

減圧蒸留装置の自社設置で技術基盤を固めた創業期

1962年2月、化学品の受託製造を目的として大阪府枚方市に大阪油化工業株式会社が設立された(資本金2,000千円)。設立から1年後の1963年4月には、同社が独自設計した減圧蒸留装置を本社工場に設置した。これが同社の精密蒸留技術の原点となる。1973年11月には本社及び工場を枚方市春日西町(後の枚方工場)に新築移転し、生産拠点を拡充した。創業当初は一般的な化学品の受託加工が主体であったと推測されるが、この時期に蒸留技術の専門性が培われた。

有機EL材料に対応した昇華精製・高真空蒸留の導入

1998年4月、有機EL材料の精製に対応するため昇華精製装置を本社工場に設置した。昇華精製は固体を直接気化させ再結晶する手法で、熱や溶媒に弱い高機能材料の高純度化に適している。続く2000年4月には少量多品種生産に対応する高真空蒸留装置を導入。この二つの設備投資により、同社は電子材料やファインケミカル分野への対応力を飛躍的に高めた。2012年4月には研究開発支援分野を強化するため研究実験棟を設立し、より高度な課題に取り組む体制を整えた。

ISO認証取得と研究開発施設の拡充で信頼性を高めた2008〜2015年

2008年4月に環境マネジメント規格ISO14001、同年12月に品質マネジメント規格ISO9001を取得。国際規格の認証により、品質管理体制の標準化と顧客からの信頼獲得に成功した。2012年4月には研究開発支援分野の強化のため研究実験棟を設立。2013年4月には多様化する顧客ニーズに対応する研究開発用蒸留設備を設置した。2014年7月にはプラントサービスを開始し、受託加工から装置販売・支援サービスへと事業領域を拡大。2015年9月には生産能力増強のため研究実験棟を増設し、研究開発体制をさらに強化した。

東証上場と子会社化による事業基盤の拡大(2017〜2022年)

2017年10月、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。これを契機に事業拡大を加速し、2019年1月には本社を枚方市新町に移転するとともに、東京都中央区に東京営業所を新設した。同年10月には100%出資の子会社ユカエンジニアリング株式会社を設立。2021年1月には株式会社カイコーの全株式を取得し、グループ全体でエンジニアリング機能と販売網を充実させた。2022年4月には東証市場再編に伴いスタンダード市場に移行。同年11月には情報セキュリティマネジメント規格ISO27001を取得している。

グループ再編と公開買付け不成立後の2025年

2025年10月、子会社であるユカエンジニアリングを存続会社とし、同じく子会社の株式会社カイコーを吸収合併した。これによりグループのエンジニアリング業務が一本化され、経営資源の効率化が図られた。また、2024年度には株式会社ダイセキによる当社株式に対する公開買付けが実施されたが成立せず、関連費用114,113千円を2025年9月期に特別損失として計上。その結果、同年度の当期純損益は32,110千円の損失となった。一方で受託蒸留事業の好調により営業利益は139,087千円と前期比642%増となり、収益基盤の強さを示した。

年表19件を開く

1960年代

  • 1962年2月創業化学品の受託製造を目的として、大阪油化工業株式会社を大阪府枚方市津田に設立(資本金2,000千円)
  • 1963年4月当社の独自設計による、減圧蒸留装置(注2)を本社工場に設置

1970年代

  • 1973年11月大阪府枚方市春日西町に本社及び工場(2019年1月に枚方工場に改称)を新築し、大阪府枚方市津田より本社移転

1990年代

  • 1998年4月有機EL材料精製に対応するため、昇華精製装置(注3)を本社工場に設置

2000年代

  • 2000年4月少量多品種に対応するため、高真空蒸留装置(注4)を本社工場に設置
  • 2008年4月ISO14001認証取得
  • 2008年12月ISO9001認証取得

2010年代

  • 2012年4月創業研究開発支援分野を強化するため、研究実験棟を本社工場敷地内に設立
  • 2013年4月多様化する顧客ニーズに対応するため、研究開発用蒸留設備を本社工場に設置
  • 2014年7月増加する顧客ニーズに対応するため、プラントサービスを開始
  • 2015年9月生産能力増強のため、研究実験棟を本社工場敷地内に増設
  • 2017年10月上場東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
  • 2019年1月大阪府枚方市新町に本社移転、東京都中央区に東京営業所を新設
  • 2019年3月ISO45001認証取得
  • 2019年10月子会社であるユカエンジニアリング株式会社を大阪府枚方市新町に設立(当社100%出資)

2020年代

  • 2021年1月M&A株式会社カイコーの全株式を取得し、子会社化
  • 2022年4月東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行
  • 2022年11月ISO27001認証取得
  • 2025年10月M&A子会社であるユカエンジニアリング株式会社を存続会社とし、子会社である株式会社カイコーを消滅会社とする吸収合併を実施

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    人材の採用・育成への投資

    競争力の源泉である人材へ積極投資。専門性を高める技術研修や安全指導、勤務環境の整備を進める。

  2. 02

    受託蒸留事業の収益基盤強化

    設備新設による生産能力増強、他精製技術への展開、きめ細かな顧客対応により取引先数・受託件数を拡大。

  3. 03

    プラント事業の成長と収益多様化

    受託蒸留の知見を活かしたプラント事業を強化。技術支援、生産体制構築支援、メンテナンス体制充実で継続収益を構築。

  4. 04

    経営管理体制の強化

    権限委譲による意思決定迅速化、監督機能強化。優秀な人材確保・育成に注力。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 9期分

グループ全体で52人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は584万円で、8期前と比べて+9.1%平均年齢は40.7歳、平均勤続年数は10.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年9月35
2018年9月42
2019年9月53537.67.250
2020年9月56037.48.451
2021年9月55238.18.357
2022年9月56038.48.860
2023年9月55439.09.559
2024年9月58338.28.7520
2025年9月58440.710.452192

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
枚方工場 — 大阪府枚方市703百万円
受託蒸留事業
本社 — 大阪府 枚方市15百万円
プラント事業
本社 — 大阪府枚方市14百万円
受託蒸留事業
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ユカエンジニアリング株式会社
    大阪府枚方市
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社カイコー
    埼玉県さいたま市南区
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は12億円営業利益1億円前期と比べると増収で、売上が+20.0%。

売上高
+20.0%
12億円
営業利益
1億円
純利益
0億円
営業利益率
8.3%
前期比 +8.3%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高13億円12億円
営業利益2億円1億円
純利益1億円0億円
1株あたり配当¥56¥56

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は4億円、営業利益は1億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+33.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q200.00
2023年3Q300.00
2023年4Q3−1
2024年1Q200.00
2024年2Q200.00
2024年4Q600.00
2025年2Q6116.70
2025年4Q600.00
2026年2Q7114.31
2026年3Q4125.01

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 13期分

2013年9月期からの13期で、売上は10億円から12億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は8.3%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年9月1000
2014年9月1011
2015年9月1011
2016年9月1022
東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
2017年9月1121
2018年9月1221
子会社であるユカエンジニアリング株式会社を大阪府枚方市新町に設立(当社100%出資)
2019年9月1111
2020年9月1111
株式会社カイコーの全株式を取得し、子会社化
2021年9月1211
2022年9月1211
2023年9月1210
2024年9月10000.00
子会社であるユカエンジニアリング株式会社を存続会社とし、子会社である株式会社カイコーを消滅会社とする吸収合併を実施
2025年9月12118.30

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高12億円のうち、営業利益として残るのは1億円8.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は0億円、売上の0.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金50.0%6億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金33.3%4億円
  • その他の費用持分法損益などの調整8.3%1億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.3%1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
50.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.0pt
8.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比5.4pt
0.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比8.8pt
-1.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 11期分

2025年9月期は営業CFが2億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは1億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は9億円で、売上の9.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2015年9月2−30−13
2016年9月2−30−12
2017年9月3−1−124
2018年9月1−26−19
2019年9月3−4−1−18
2020年9月3−2−119
2021年9月2−30−17
2022年9月2−1018
2023年9月2−1−118
2024年9月1−1008
2025年9月2−1019

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 13期分

2025年9月期の総資産は19億円。このうち返さなくてよい自己資本が16億円で、自己資本比率は88.8%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年9月65186.5
2014年9月86271.2
2015年9月106466.3
2016年9月118374.9
2017年9月119281.4
2018年9月1816291.2
2019年9月1817192.0
2020年9月1917286.9
2021年9月2017386.1
2022年9月2118388.1
2023年9月1917292.0
2024年9月1917288.9
2025年9月1916288.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳
現金及び預金
9億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
10億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
2億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
87
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率17 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率203社中3位あたり、逆に低いのはROE203社中194位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-1.9%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.3%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
88.8%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
20.0%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.8%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,060で、1年前と比べて+9.2%過去52週の値幅のなかでは84%の位置にある。

¥3,060+3.6%1ヶ月+13.2%1年+9.2%時価総額33億円
過去52週の値幅
安値¥2,337高値¥3,195

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)24.8倍
PER (会社予想)23.7倍
PBR1.97倍
配当利回り1.83%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は2870円で前日比+1.77%と上昇。25日移動平均線(2721.96円)を大きく上回り、75日線(2640.75円)と200日線(2550.57円)からも乖離。52週高値(3195円)からは約10.2%下、52週安値(2337円)からは約22.8%上。8月10日から急伸し、4日間で約4.5%上昇。RSIは84.56と過熱感が強い。出来高は8月10日に9600株と急増、その後も高水準が続く。1ヶ月で5.51%上昇と上昇トレンド加速。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 40/100)

PERは23.31倍と業界平均18.77倍を上回り割高感があるが、PBR 1.85倍は平均1.44倍より高く、ROEが-1.9%と低収益。配当利回り1.95%は平均2.63%を下回る。配当性向が197.6%と高く、収益悪化で減配リスク。今期予想は改善傾向だが株価は割高。

指標この会社業種平均
PER (実績)24.8倍17.8倍
PER (予想)23.7倍
PBR1.97倍1.41倍
ROE-1.9%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は横ばい圏で推移し、2025年9月期は営業利益率が8.33%まで改善する予想。強気派は、得意分野での需要回復やコスト削減による利益改善を期待し、時価総額30億円台の小型株として値動きの妙味を指摘。一方、弱気派はROEがマイナスで収益力が低く、成長性に欠けるとみる。また、PER23倍台は割高で、業績の不透明感を懸念。

プラスに働く材料7
  • 利益率改善

    2025年9月期は営業利益率8.33%に改善見通し。

  • 需要回復

    特定市場での需要回復の可能性。

  • 小型株妙味

    時価総額30億円台で値動きが大きい。

  • 2025/9期に営業利益1億円、営業利益率8.33%まで回復通年影響

    売上高は12億円に戻り、営業利益1億円・営業利益率8.33%。収益力の回復が確認された

  • 予想PER22.2倍と現行23.31倍から改善決算発表後影響

    予想PER22.2倍は現行PER23.31倍を下回り、業績改善期待が強まればさらに低下する

  • 売上高12億円と前期比20%増2026年Q1影響

    売上高は10億円→12億円と20%増加。増収により営業利益率も8.33%と高水準

  • 時価総額31億円の小型株で業績改善の影響が大きい継続影響

    時価総額31億円に対し営業利益1億円は約3%。利益が増えると株価の反応が大きい

マイナスに働く材料7
  • ROEマイナス

    直近ROEは-1.9%と資本効率が悪い。

  • 成長性欠如

    売上高はここ数年ほぼ横ばい。

  • 割高感

    PER23倍は小規模な業績に対して高い。

  • 純利益が0億円とほぼゼロでEPS貢献が薄い通年影響

    2025/9期の純利益は0億円(四捨五入)。営業利益1億円でも最終利益が伴わずPER23.31倍と割高

  • ROEが-1.9%と自己資本が目減り継続影響

    ROEは-1.9%とマイナス。PBR1.85倍の評価は資本効率改善なしには維持しにくい

  • 売上高が12→10→12億円と乱高下不定影響

    過去3期の売上高は12→10→12億円と変動。業績予想が困難で投資家の信頼を得にくい

  • 外国人保有1.89%と浮動株需給が細い不定影響

    外国人保有比率1.89%、時価総額31億円。売りがかさむと流動性不足で下げやすい

次の決算で確かめる点
売上高成長率
成長性の有無を確認。
営業利益率
コスト管理と収益性の改善を見る。
ROE
資本効率の改善度合いを監視。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり56で、前期から+2.9%いまの株価に対する利回りは1.83%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥56
1株あたり
配当利回り
1.83%
いまの株価に対して
配当性向
197.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2019年9月2536.6
2020年9月250.032.6
2021年9月250.020.4
2022年9月250.021.3
2023年9月3540.0
2024年9月350.0
2025年9月362.9197.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥56

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ2,023人。区分でいちばん多いのは個人・その他63.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が34.1%を占め、残る65.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年9月%2021年9月%2022年9月%2023年9月%2024年9月%2025年9月%
個人・その他87.483.375.383.478.163.4
事業法人3.73.59.65.14.134.1
自己株式2.11.61.13.62.72.8
外国法人1.13.88.94.715.51.8
証券会社2.76.65.36.22.00.6
外国人個人0.10.20.30.20.20.1
金融機関5.02.60.70.40.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01エルアール株式会社33.29
02堀田 哲平22.17
03森田 成之4.99
04野村 直樹2.67
05島田 嘉人2.59
06大阪油化工業社員持株会1.52
07冨士谷 洋三1.49
08MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)1.44
09恩田 徹0.88
10長瀬 光俊0.73

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-04-07
    楽天証券株式会社
    新規の大量保有報告
    5.02%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 13期分

1株利益は13期で−225%、1株純資産は13期で+106%。直近期のROEは-1.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年9月257683.320.3
2014年9月788409.76.4
2015年9月13296814.712.8
2016年9月2511,20223.113.9
2017年9月2091,37516.216.8
2018年9月1111,5279.021.932.3
2019年9月681,5544.419.336.6
2020年9月721,6024.519.232.6
2021年9月761,6514.732.720.4
2022年9月831,7085.017.021.3
2023年9月−81,680−0.5
2024年9月01,6440.0
2025年9月−311,578−1.9197.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/9期の役員報酬は総額89百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
堀田哲平代表取締役社長 CEO4761,000
野村直樹取締役 専務執行役員 製造部長兼工場長 COO5128,700
戸村吉裕取締役 常務執行役員 技術営業部長662,764
本田佳人取締役46
金川正取締役(常勤監査等委員)70
橋森正樹取締役(監査等委員)50
中辻洋司取締役(監査等委員)75
宮宇地景子取締役(監査等委員)47

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)46947218
社外監査役310103
社外取締役2774

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,043字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社(大阪油化工業株式会社)及び連結子会社2社(ユカエンジニアリング株式会社、株式会社カイコー)により構成されております。なお、株式会社カイコ-につきましては、2025年10月1日付でユカエンジニアリング株式会社に吸収合併しております。 当社は、化学物質のわずかな蒸発温度の差を利用して混合物から目的とする物質を分離・精製する精密蒸留を主な事業として行っております。 精密蒸留の技術は、古くは石油からガソリンを精製すること等から発達したもので、現在では医薬・農薬・電子材料等の分野や航空・宇宙産業における材料の精製にも活用されており、当社の加工技術も電子材料、医薬品、化粧品、自動車等の顧客の最終製品の一部や顧客の研究開発分野において、使用されております。 当社は過去から素材加工の一環として行われていた「蒸留」を専業で請け負っており、機能性化学品(注)等の製造過程で材料の化学物質から不純物を取り除き純度を高める精密蒸留精製において、顧客の最終製品の価値向上に貢献しております。 当社グループにおけるセグメントの内容は以下のとおりであります。 (1) 受託蒸留事業 創業以来培ってきた技術と経験を基に、対象となる原料を当社の蒸留装置にて精製し、安定した製品を提供するとともに、原料の選定、最適な蒸留方法、収集したデータの活用方法等、総合的な提案を行っております。 (2) プラント事業 蒸留装置とろ過装置を取り扱っており、蒸留装置に関しては、当社独自の技術と経験を活かし、当社設備での試験データに基づき、様々な形で設計・販売し、実際の運転を行う際の技術支援、生産体制を確立するための最適条件についての総合的な提案を行っております。ろ過装置に関しては、様々な工場排水の処理及び造水設備の設計、製造、建設の後の保守まで一貫して行っております。 特に、精密蒸留精製に関しては、基礎研究段階から製造規模まで当社所有設備で蒸留を行う「受託蒸留事業」から、顧客が自社で蒸留を行うための支援サービスである「プラント事業」まで包括的なサービスの提供ができるため、顧客に最適なソリューションの提案ができる体制であると自負しております。 (注)機能性化学品とは、化学メーカー等が研究開発により培った技術力を基に、顧客の最終製品の用途や機能性等に応じて生み出された新たな化学品を総称しております。 当社の事業系統図は、以下のとおりであります。 (事業系統図)
経営方針・対処すべき課題1,509字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1) 経営方針 当社グループは、「社業を通じ、豊かな価値を創造し、社会の発展に貢献する」という経営方針に基づき、顧客のニーズに機敏に対応し、業績の向上に努めてまいります。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、中長期的な成長力・収益力の強化の観点から、売上高及び営業利益を重視しております。 (3) 経営環境及び対処すべき課題 足元の経営環境につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要」をご参照ください。当社グループは、更なる持続的な成長を目指して、2026年9月期以降、以下を重要な課題と認識し、取り組んでまいります。 ①人材の育成 当社グループは、実績に裏付けられた高度な技術力及び研究開発力により、蒸留サービスを提供しております。他社で対応不可能な案件を請け負うなど、品質の高いサービスを提供し続け、顧客から安定した信頼を獲得していると自負しております。 このような競争力の源泉となっているのは、ひとえに人材であります。そして、顧客ニーズが多様化あるいは高度化していく中において、人材の重要性はますます高まるばかりであります。そのため、当社では、人材の採用及び育成を重要な経営課題と捉えており、専門性を高める技術研修や安全指導、勤務環境の整備等、積極的な投資を行っております。 ②受託蒸留事業の堅実な成長 当社グループは、創業から70年以上の歴史を有しており、「研究開発支援」、「受託加工」といった既存サービスについては一定の収益基盤を確立しておりますが、持続的な成長を見据えて収益基盤の更なる強化を目指しております。 そのため、設備新設による生産能力増強及び他の精製技術の周辺サービスへの展開により、幅広い顧客ニーズへの対応を強化するとともに、顧客との積極的なコミュニケーションを図るなどのきめ細やかで柔軟な顧客対応により、顧客満足度を向上させることで取引先数及び受託件数の拡大に取り組んでまいります。 ③プラント事業の実績積上げ 当社グループは、持続的な成長を図るためには、収益源を多様化する必要があると考えており、既存サービスに続く新たな事業の開拓に積極的に取り組んでおり、「プラント事業」をさらに成長させてまいります。 受託蒸留事業での豊富な実績や知見等を活かし、顧客に提供するプラントの最適な条件設定等の技術支援や生産体制の構築支援を行ってまいります。一気通貫によるサービスの提供が可能であるため、受託蒸留事業で培った技術やノウハウの相互活用をスムーズに行うことができ、柔軟な対応が可能であります。専門紙への広告掲載や展示会等への積極的な出展、会社ホームページの充実等により「プラント事業」の認知度向上に努め、取引の拡大に注力してまいります。 また、納入後のメンテナンス体制も充実させることで、継続的な収益基盤の構築につなげてまいります。 「プラント事業」を強化することにより、「受託蒸留事業」から「プラント事業」まで包括的にソリューションの提案を行うことができ、より一層の顧客満足度の向上につながるものと考えております。 ④経営管理体制の強化 当社グループは、企業価値の継続的な向上のため、事業の成長や業容の拡大に合わせた経営管理体制の強化が重要であると認識しております。 これまでと同様に、専門性の高い優秀な人材の確保及び在籍する人員の育成に注力するとともに、権限委譲を進めることで意思決定の迅速化及び経営の監督機能強化を図ってまいります。
事業等のリスク2,559字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 人材の採用及び育成 当社グループは、少人数で業務を遂行しております。今後の事業拡大に応じて、積極的な人材の採用及び育成に取り組んでいく方針ではありますが、人材の採用及び技術承継等が順調に進まなかった場合又は既存の人材が社外に流出した場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 災害の発生 当社は、枚方工場のみを生産拠点としております。ISO45001の認証を取得するとともに、BCP(事業継続計画)の策定や防災訓練、耐震対策などを行っておりますが、当該拠点にて地震及び火災等の大規模な災害が発生した場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、労働災害を予防するため、継続的な改善活動及び定期的な研修等を行っておりますが、不測の事故等が発生した場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 環境への責任 当社は、環境管理体制を整備し、ISO14001の認証を取得するとともに、環境に関連する諸法規に対応した設備を保有し、また、当該関連諸法規に対応した処理を行っておりますが、人為的ミス等による環境汚染や関連諸法規の変更による追加の設備投資又は費用負担が生じるなどした場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 知的財産権 当社グループは、自社開発又は共同開発を通じて獲得した技術等について、日本及び主要各国における特許出願により、知的財産権の保護に努めておりますが、これら知的財産権の侵害が発生した場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 情報管理 当社グループは、情報セキュリティ管理体制を整備し、ISO27001の認証を取得するとともに、事業活動を通じて、多くの顧客に係る重要情報や秘密情報を有しております。これらの情報に対しては、厳格な管理を行っておりますが、予測し得ない事態によって情報が流出した場合、顧客からの信用や当社グループの社会的信用の低下を招き、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 品質管理 当社は、品質管理体制を整備し、ISO9001の認証を取得するとともに、品質検査の結果、顧客の規格を満たすもののみ出荷を行っておりますが、予測し得ない品質トラブルや製造物責任に関する事故が発生した場合は、損害賠償保険に加入し不測の事態に備えているものの、当社の信用低下のみならず、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 新規事業 当社グループは、より一層の成長を志向し、「プラント事業」を育成、成長させていく方針であります。当該新規事業の展開にあたっては、マーケットの分析やサービスの開発等に時間を要することや、必要な資源の獲得に予想以上のコストがかかるなど、必ずしも計画が順調に進行しないことも想定されます。また、既に新規事業はスタートしておりますが、今後も軌道に乗った展開ができるとは限らず、方針の変更やサービスの見直し、サービスからの撤退など何らかの問題が発生する可能性も想定されます。当該新規事業の展開が収益獲得に至らず損失が発生した場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 競合 当社グループは、精密蒸留において、長年にわたり獲得してきた信頼や蓄積されてきた技術、市場がニッチであることなどから、一定の参入障壁を確立していると自負しております。しかしながら、今後、他社による当該市場への新規参入や競合他社との競争激化、あるいは代替技術の出現等が生じた場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 法的規制 当社グループは、法令の遵守を基本として事業活動を行っておりますが、消防法や毒物及び劇物取締法等に基づく各種許認可や規制等の様々な法令の適用を受けており、今後さらにその規制が強化されることも考えられます。そのような場合、事業活動に対する制約の拡大やコストの増加も予想され、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 顧客の事業環境の変化 当社グループの顧客は、電子材料、医薬、農薬等の様々な業界に属しており、各種法規制及び経済環境の変化に対応して、事業活動や研究開発活動を行っております。これら各種法規制や経済環境の変化により、顧客の活動にも変化が生じた場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 感染症による影響 当社グループは、従業員やステークホルダー各位の安全を優先し、テレワークや時差出勤等の対応を進め感染防止の対策を継続して実施しておりますが、新型コロナウイルスその他の感染症が発生し、今後の感染拡大や事態の長期化などにより、事業活動に支障が生じた場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 特定販売先への依存 当社グループの当連結会計年度における販売実績のうち、10%を超える販売先との取引は、以下のとおりであります。 相手先   当連結会計年度(自 2024年10月1日至 2025年9月30日) 販売高(千円)   割合(%) ダウ・東レ株式会社   356,930   30.3 住友商事ケミカル株式会社   186,006   15.8 ENEOS株式会社   140,697   11.9 当社グループとしましては、これらの主要顧客との取引を維持・継続するために、より一層の品質の向上に努めてまいりますが、主要顧客の方針変更等により主要顧客との取引が終了ないし大幅に縮小した場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,171字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 イ.経営成績 当連結会計年度における我が国経済は、個人消費や設備投資に持ち直しの動きが見られ、景気は緩やかな回復を続けております。しかしながら、国際情勢の不安定さが増しており、原材料・エネルギーコストの高止まりによる物価高や地政学リスクの拡大等により、先行きに対する不透明感は払しょくされておりません。なお、当社グループを取り巻く事業環境においては、半導体・電子材料向け市況に持ち直しの動きがみられるものの、化学業界全体としては、設備集約や不採算事業からの撤退等の事業構造改革が進んでおります。 受託蒸留事業では、一部の主要顧客との取引縮小による影響は依然として残るものの、半導体・電子材料向けの需要は緩やかに好転しております。また、プラント事業では、展示会への出展や広報活動等を通じて自社オリジナル装置の拡販が奏功し、引き合い件数は増加しているものの、案件自体が長期化する傾向にあります。 以上の結果、当連結会計年度における売上高は、1,178,074千円(前期比19.3%増)となりました。利益面におきましては、大幅な増収に伴い、営業利益は139,087千円(前期比642.1%増)、経常利益は138,703千円(前期比615.4%増)、また、不成立に終わった株式会社ダイセキによる当社株式に対する公開買付けに伴う関連費用114,113千円を特別損失として計上したこと等により、親会社株主に帰属する当期純損失は32,110千円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純利益62千円)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。なお、各セグメントの売上高にはセグメント間の内部売上高又は振替高を含んでおりません。 (受託蒸留事業) 受託蒸留事業におきましては、半導体・電子材料向けの需要が好調に推移した他、資源・エネルギー関連の蒸留案件も増加いたしました。その結果、受託蒸留事業の売上高は1,098,992千円(前期比25.7%増)、セグメント利益は467,471千円(前期比54.1%増)となりました。 (プラント事業) プラント事業におきましては、引き合いは好調ながら、案件の長期化による影響で多くの案件が次期に繰り越した影響により、当期はメンテナンス・消耗品販売が中心になりました。その結果、プラント事業の売上高は79,081千円(前期比29.8%減)、セグメント損失は48,488千円(前連結会計年度はセグメント損失36,374千円)となりました。 ロ.財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ73,602千円減少し、1,855,922千円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ4,791千円減少し、208,656千円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ68,811千円減少し、1,647,266千円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前年同期に比べ110,458千円増加し、872,761千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動により得られた資金は、206,870千円(前年同期は51,875千円の収入)となりました。主な要因は、減価償却費85,180千円、売上債権の減少額67,056千円、棚卸資産の減少額60,955千円を計上したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動により使用した資金は、59,817千円(前年同期は67,580千円の支出)となりました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出57,560千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動により使用した資金は、36,594千円(前年同期は36,193千円の支出)となりました。主な要因は、配当金の支払額36,436千円によるものであります。 ③生産、受注及び販売の状況 イ.生産実績 当連結会計年度における生産実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前期比(%) 受託蒸留事業   532,875   107.6 プラント事業   163,244   98.4 合計   696,120   105.3 (注)1.金額は、製造原価によっております。 ロ.受注実績 当連結会計年度における受注実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前期比(%)   受注残高(千円)   前期比(%) 受託蒸留事業   1,067,360   131.4   140,566   70.8 プラント事業   214,263   272.6   161,750   - 合計   1,281,623   143.8   302,316   152.3 ハ.販売実績 当連結会計年度における販売実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前期比(%) 受託蒸留事業   1,098,992   125.7 プラント事業   79,081   70.2 合計   1,178,074   119.3 (注)1.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。なお、主な相手先別の販売実績のうち、当該販売実績の総販売実績に対する割合が10%未満の相手先につきましては記載を省略しております。 相手先   前連結会計年度(自 2023年10月1日至 2024年9月30日)   当連結会計年度(自 2024年10月1日至 2025年9月30日) 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) ダウ・東レ株式会社   281,930   28.6   356,930   30.3 東洋紡株式会社   103,713   10.5   -   - 住友商事ケミカル株式会社   -   -   186,006   15.8 ENEOS株式会社   -   -   140,697   11.9 2.プラント事業の販売高には、セグメント間の内部売上高又は振替高を含んでおりません。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。 ①重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表を作成するにあたり重要となる会計方針については「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。 また、連結財務諸表の作成にあたっては、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りと異なる場合があります。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 イ.財政状態の分析 a.資産 当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ73,602千円減少し、1,855,922千円となりました。 (流動資産) 当連結会計年度末における流動資産は、前連結会計年度末に比べ22,733千円減少し、1,103,935千円となりました。主な要因は、現金及び預金が110,458千円、電子記録債権が13,323千円増加したものの、受取手形、売掛金及び契約資産が80,379千円、原材料及び貯蔵品が67,920千円減少したことによるものであります。 (固定資産) 当連結会計年度末における固定資産は、前連結会計年度末に比べ50,869千円減少し、751,986千円となりました。主な要因は、機械装置及び運搬具(純額)が28,892千円増加したものの、建設仮勘定が26,542千円、繰延税金資産が24,457千円、建物及び構築物(純額)が19,379千円減少したことによるものであります。 b.負債 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ4,791千円減少し、208,656千円となりました。 (流動負債) 当連結会計年度末における流動負債は、前連結会計年度末に比べ4,809千円減少し、201,543千円となりました。主な要因は、未払金が36,003千円、未払消費税等が26,185千円、預り金が7,863千円、未払費用が7,133千円増加したものの、買掛金が81,275千円減少したことによるものであります。 (固定負債) 当連結会計年度末における固定負債は、前連結会計年度末に比べ17千円増加し、7,112千円となりました。主な要因は、資産除去債務が17千円増加したことによるものであります。 c.純資産 当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末に比べ68,811千円減少し、1,647,266千円となりました。主な要因は、親会社株主に帰属する当期純損失の計上及び剰余金の配当等により利益剰余金が68,654千円減少したことによるものであります。 ロ.経営成績の分析 a.売上高 受託蒸留事業では、一部の主要顧客との取引縮小による影響は依然として残るものの、半導体・電子材料向けの需要は緩やかに好転しております。また、プラント事業では、展示会への出展や広報活動等を通じて自社オリジナル装置の拡販が奏功し、引き合い件数は増加しているものの、案件自体が長期化する傾向にあります。以上の結果、売上高は、前期比19.3%増収となる1,178,074千円となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。なお、各セグメントの売上高にはセグメント間の内部売上高又は振替高を含んでおりません。 受託蒸留事業におきましては、研究開発支援において、資源・エネルギー関連の案件増加により、受託加工において、半導体・電子材料向けの需要回復により、ともに増収となりました。その結果、受託蒸留事業の売上高は、前期比25.7%増収となる1,098,992千円となりました。プラント事業の売上高は、案件の長期化による影響で多くの案件が次期に繰り越した影響により、当期はメンテナンス・消耗品販売が中心になった結果、前期比29.8%減収となる79,081千円となりました。 b.営業利益 売上原価は、修繕工事の実施等により前期比4.5%増加し、607,209千円となりました。販売費及び一般管理費は、監査報酬の増額による影響等により、前期比11.4%増加し、431,776千円となりました。 これらの結果、営業利益は、前期比642.1%増加し、139,087千円となりました。 c.経常利益 営業外損益は、営業外収益が3,886千円、営業外費用が4,271千円となりました。 これらの結果、経常利益は、前連結会計年度末に比べ615.4%増加し、138,703千円となりました。 d.親会社株主に帰属する当期純利益 不成立に終わった株式会社ダイセキによる当社株式に対する公開買付けに伴う関連費用として114,113千円、減損損失として8,631千円を特別損失として計上しております。 また、法人税、住民税及び事業税は23,612千円、将来の課税所得を見積り繰延税金資産の回収可能性を検討した結果、法人税等調整額は24,457千円を計上しております。 これらの結果、親会社株主に帰属する当期純損失は、32,110千円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純利益62千円)となりました。 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標につきましては、次のとおりであります。 2025年9月期の達成・進捗状況は以下のとおりです。 経営指標   2025年9月期 業績予想   2025年9月期 実績   2025年9月期 業績予想比 連結売上高(千円)   1,180,000   1,178,074   △1,925 連結営業利益(千円)   150,000   139,087   △10,912 2025年9月18日公表の業績予想との比較では、売上高は概ね発表予想どおりで着地しておりますが、営業利益は支払いが確定している株主優待費用について未払金計上を行ったため、発表予想を下回って着地しております。 なお、セグメント別ごとの分析・検討内容については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 イ.経営成績」に記載の内容と同様であります。 ハ.キャッシュ・フローの状況の分析 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ110,458千円増加し、872,761千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動により得られた資金は、206,870千円(前年同期は51,875千円の収入)となりました。主な要因は、減価償却費85,180千円、売上債権の減少額67,056千円、棚卸資産の減少額60,955千円を計上したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動により使用した資金は、59,817千円(前年同期は67,580千円の支出)となりました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出57,560千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動により使用した資金は、36,594千円(前年同期は36,193千円の支出)となりました。主な要因は、配当金の支払額36,436千円によるものであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりであります。 運転資金需要のうち主なものは、製造費用、販売費及び一般管理費の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等となります。短期運転資金及び設備投資資金の調達は自己資本を基本としておりますが、状況に応じて金融機関からの借入も検討しながら、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することとしております。 ニ.重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ホ.経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因としては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。当社は、これらのリスク要因について、内部管理体制を強化し、優秀な人材を確保するなどの対応を図ることにより、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を分散・低減し、適切に対応を行ってまいります。 ヘ.経営戦略の現状と見通し 当社グループは、実績に裏付けられた技術力及び研究開発力を活かし、蒸留受託加工にて収益を確保してまいりました。収益性の安定化を図り、蒸留装置の販売を開始することにより、一社完結によるサービスの提供ができるため、「受託蒸留事業」から「プラント事業」まで包括的なサービス提供が可能となっております。これにより、顧客に最適なソリューションの提案を行うことができ、より一層の収益の安定化につながるものと考えております。 ト.経営者の問題認識と今後の方針について 当社グループが今後、業容を拡大し、より良いサービスを継続的に展開していくためには、経営者は「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載の様々な課題に対処していくことが必要であると認識しております。これらの課題に対処するために、経営者は、常に外部環境の構造やその変化に関する情報の入手及び分析を行い、最適な解決策を実施していく方針であります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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