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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

ニックス

NIX,INC.4243 · Standard · 化学

工業用プラスチック部品メーカー。自動車・電気・電子・OA・通信分野向けのファスナーと、自社開発素材を使った住宅設備向け製品を供給。

概要

ニックスは、工業用プラスチック部品の企画・開発・製造・販売を専門とする化学メーカーである。自動車塗装や電子部品実装向けの高機能マスキングテープで国内トップクラスのシェアを持ち、半導体製造工程向け粘着テープも強みとする。2024年9月期の売上高は44億円、営業利益2億円、営業利益率4.6%。神奈川県横浜市に本社を置き、従業員154名。北米、中国、タイに連結子会社を持ち、グローバルに事業を展開する。

単一セグメントで構成される事業構造

ニックスの事業は「工業用プラスチック部品」の単一セグメントである。製品は大きく三つに分類される。第一に、自動車・電気・電子・OA・通信・住宅設備分野向けの工業用プラスチック・ファスナー及びプラスチック精密部品。これは電線結束や部品固定、エッジ保護などに使われるエンジニアリング・プラスチック製の精密機能部品で、売上の約73%を占める。第二に、電子部品実装機用の治具である生産設備治具(ラック)で、プリント基板の移送保管に用いられ、売上の約25%を占める。第三に、金型などのその他製品である。

海外子会社4社と持分法関連会社1社のグループ体制

ニックスグループは、親会社である株式会社ニックスと、4つの連結子会社(NIX OF AMERICA、香港日幸有限公司、上海日更国際貿易有限公司、NIX (THAILAND) LTD.)、および持分法適用関連会社1社(珠海立高精機科技有限公司)で構成される。北米市場はNIX OF AMERICAが、中国市場は香港日幸と上海日更が、ASEAN市場はNIX (THAILAND)が販売を担う。生産面では、中国の珠海立高精機科技有限公司と連携し、国内外の生産バランス最適化を図っている。

売上高44億円、営業利益率4.6%の収益構造

2024年9月期の連結売上高は44億300万円(前期比0.4%増)、営業利益は2億円(前期比28.4%減)、営業利益率は4.6%であった。売上原価率は57.0%で、売上総利益率は43.0%。円安の影響で売上は微増したが、原材料費上昇や生産設備治具の需要減少が利益を圧迫した。中期経営計画では、2027年9月期に売上高営業利益率10%を目標に掲げ、収益向上と原価低減を推進している。

業界の中での役割は工業用プラスチック部品のサプライヤー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
44億円
営業利益
2億円
営業利益率
4.5%
純利益
2億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01自動車・電気・電子・OA・通信主力

エンジニアリング・プラスチック素材を用いた精密機能部品を供給。部品を留める、電線を束ねる、金属のエッジから保護する等の用途で、強度や耐熱性が求められる。リサイクル対応のワンタッチ着脱ファスナーや高温環境対応の耐熱ファスナー等を展開。

主な製品・サービス1
プラスチック・ファスナー
自動車・電気・電子・OA・通信分野向けの精密機能部品。部品の固定、電線の結束、エッジ保護等に使用され、強度・耐熱性に優れる。リサイクル対応のワンタッチ着脱ファスナーや耐熱ファスナー等がある。

02住宅設備・環境衛生準主力

自社開発のオリジナル・プラスチック素材(NIXAMⓇ)を採用した成形製品を供給。それぞれ特殊機能を有し、住宅設備業界や環境衛生業界向けに提供している。

主な製品・サービス1
NIXAM応用製品
自社開発素材NIXAMⓇを採用した成形製品。住宅設備や環境衛生分野向けに、それぞれ特殊機能を有する。

03生産設備副次

組立生産工場向けに、電子部品自動実装機用の治具としてプリント基板の移送保管に使用されるラックを供給。軽量で、基板サイズに合わせ工具不要で収納幅を調節できることが特徴。

主な製品・サービス1
ラック
組立生産工場で電子部品の自動実装機(マウンター)用治具として使用。プリント基板の移送・保管に用いられ、軽量で工具不要のワンタッチ調節が可能。

04その他その他

プラスチック製品を成形するための金型を供給。鋼鉄等の金属で目的の形状を作り、溶かしたプラスチック材料を転写・冷却することで同一製品を大量に成形するための治具。

主な製品・サービス1
金型
プラスチック成形用の金型。鋼鉄等で作られ、溶融プラスチックを流し込んで冷却・固化させることで同一製品を量産する。

製品と技術

自社開発素材NIXAMを応用した機能性プラスチック部品

ニックスは自社開発のオリジナルプラスチック素材「NIXAMⓇ」を軸に、住宅設備や環境衛生分野向けの成形製品を展開する。NIXAMは耐熱性や強度に優れ、高温環境でも使用可能な耐熱ファスナーや、ワンタッチで着脱可能なリサイクルファスナーなど、特定の課題を解決する製品に応用されている。例えば、竹中工務店と共同開発したARバグバンパー(ARINIX Ⅱシリーズ)は、2010年に「超モノづくり大賞」を受賞した。NIXAM応用製品は、顧客の要望に応じたカスタマイズが可能であり、差別化の源泉となっている。

電子部品実装工程を支える生産設備治具ラック

生産設備治具の主力製品は、電子部品自動実装機(マウンター)用のラックである。これはプリント基板を組立生産工場内で移送・保管するための治具で、軽量かつ工具不要で基板サイズに合わせて収納幅をワンタッチで調整できる特長を持つ。2024年9月期の売上高は約10.8億円と全体の約25%を占めるが、顧客の設備投資動向に影響を受けやすく、前期比11.8%減少した。ニックスはこのラックの設計・製造技術を活かし、生産現場の効率化に貢献している。

エンジニアリングプラスチック製ファスナーと精密部品

工業用プラスチック・ファスナーは、自動車、電気・電子、OA機器、通信機器、住宅設備など多岐にわたる業界で使用される。部品を「留める」、電線を「束ねる」、金属エッジから「保護する」といった機能を持ち、強度と耐熱性に優れたエンジニアリング・プラスチック素材で成型される。特に、ワンタッチで着脱可能なリサイクルファスナーは電気・電子機器のリサイクル問題に対応した製品であり、環境配慮型の設計がなされている。この製品群は売上の約73%を占め、ニックスの収益の柱である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

化学のなかでの位置

特殊化学製品で差別化、内需中心の安定型

同社は化学業界でニッチな機能性材料を手がけ、国内需要に強みを持つ。業界大手の東洋紡やクラレと比較すると規模は小さいが、特定領域での専門性で存在感を示す。コージンバイオなど新興企業との競合もあるものの、収益は安定しており、2025年9月期の売上高は44億円、営業利益率は4.55%と堅調。内需依存で海外展開は限定的だが、その分リスクは低い。同業他社がグローバル展開を進める中、国内特化型としての独自ポジションを築いている。

強み

  • 特定の機能性材料に特化し、他社が参入しにくいニッチ市場で競争優位性を確保。
  • 売上高はここ3年ほぼ横ばいで、営業利益率も4%台を維持。需要変動の影響を受けにくい。
  • 国内市場で確固たる地位を築き、顧客との長期取引関係が強み。
  • 海外依存が低く、為替や国際情勢の影響を受けにくい。内需中心の堅実な経営。

課題

  • 売上高が頭打ちで、新たな成長ドライバーが見つかっていない。市場拡大が必要。
  • グローバル化が進む業界で、海外市場への参入が遅れており、成長機会を逃している。
  • 専門性の高い技術者や研究者の確保が課題。高齢化による技術継承も問題に。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

化学の時価総額近傍。太字がニックス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14102丸尾カルシウム34億円10.8倍
24124大阪油化工業33億円24.8倍
37877永大化工32億円8.4倍
44098チタン工業31億円14.9倍
54241アテクト29億円20.4倍
64243ニックス25億円9.1倍
74616川上塗料24億円10.0倍
84920日本色材工業研究所24億円7.0倍
97928旭化学工業24億円25.8倍
104976東洋ドライルーブ21億円10.4倍
114361川口化学工業19億円5.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 31件

ステンレスポンプメーカーとして創業した1949年

1949年2月、東京都大田区下丸子において、ステンレスポンプ及びバルブ類の製作販売を目的として不二機械製作株式会社が設立された。これがニックスの原点である。1953年4月には日幸工業株式会社に商号変更し、電機部品とビニール製品の製造販売に事業を転換。その後、1956年3月にラミネート製品の製造販売を開始し、同年8月にはプラスチック生産のため下丸子工場を建設した。創業から10年足らずで事業領域をプラスチック加工へとシフトさせた。

プラスチック・マークバンド開発と自社ブランド化(1960年代)

1960年4月、日立製作所と共同でプラスチック・マークバンドを開発した。これは後の工業用ファスナーの基礎となる製品である。1966年8月には初の自社ブランド製品「ニッコーマークバンド」の販売を開始。1968年5月には米国への輸出を開始し、海外市場への第一歩を踏み出した。1970年9月には開発部(現R&Dセンター)を新設し、自社開発体制を強化した。この時期に、結束・固定用のプラスチックファスナーを主力製品として確立した。

代理店制度導入と全国展開、米国子会社設立(1980年代〜1990年代)

1980年8月、自社開発製品の拡販のため代理店制度をスタートするとともに、大阪事務所(現大阪オフィス)を開設。1982年4月には米国W.H.BRADY社と日本における高性能ラベルの総代理店契約を締結。1987年10月、神奈川県津久井郡に津久井事業所(津久井工場)を開設し、プラスチック部品の生産拠点を拡大。1992年4月本社を横浜市中区に移転し、同年5月には相模原事業所とR&Dセンターを新設した。1995年1月、米国カリフォルニア州にNIX OF AMERICAを設立し、現地販売子会社を立ち上げた。

社名変更と株式上場、アジア展開の本格化(2000年代)

2001年1月、商号を株式会社ニックスに変更し、本社を横浜市西区みなとみらいに移転。2003年10月には中国香港に香港日幸有限公司を設立し、中国市場への販路を開拓。2007年9月、ジャスダック証券取引所に株式を上場した。2010年5月、中国中山市に合弁会社「中山日幸精密機械有限公司」を設立し、現地生産を開始。同年11月には竹中工務店と共同開発したARバグバンパーが「2010年超モノづくり大賞ものづくり生命文明機構理事長賞」を受賞した。

タイ進出と生産体制強化、スタンダード市場へ移行(2010年代〜現在)

2012年8月、タイ王国バンコクにNIX TRADING (THAILAND) LTD.を設立し、ASEAN地域の拡販を目的とした。2016年2月には中国珠海市に合弁会社「珠海立高精機科技有限公司」を設立し、現地生産・供給体制を強化。同年11月にはタイにNIX (THAILAND) LTD.を設立し、販売体制をさらに拡充した。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより、JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行。現在もグローバルな販売網と生産拠点の最適化を進めている。

年表31件を開く

1940年代

  • 1949年2月創業東京都大田区下丸子に、ステンレスポンプ及びバルブ類の製作販売を事業目的として不二機械製作株式会社を設立。

1950年代

  • 1953年4月商号変更日幸工業株式会社に商号変更(注)。電機部品とビニール製品の製造販売を開始。
  • 1956年3月ラミネート製品の製造販売を開始。
  • 1956年8月プラスチック生産のため、東京都大田区下丸子に下丸子工場建設。

1960年代

  • 1960年4月日立製作所と共同でプラスチック・マークバンドを開発。後の工業用ファスナーの基礎となる。
  • 1966年8月初の自社ブランド製品「ニッコーマークバンド」販売開始。
  • 1968年5月米国へ「ニッコーマークバンド」の輸出を開始。

1970年代

  • 1970年9月東京都大田区下丸子に開発部(現・R&Dセンター)を新設。
  • 1975年4月各種工業用ファスナーの生産開始。

1980年代

  • 1980年8月自社開発製品の拡販のため代理店制度をスタート。同時に大阪市淀川区に、大阪事務所(現・大阪オフィス)を開設。
  • 1982年4月米国W.H.BRADY社と日本における同社製の高性能ラベルの総代理店契約を締結。
  • 1985年10月名古屋地区の販路拡大を目的として名古屋市東区に名古屋事務所(現・名古屋オフィス)を開設。
  • 1987年10月プラスチック部品の生産拠点として、神奈川県津久井郡津久井町(現・相模原市緑区)に津久井事業所(津久井工場)を開設。

1990年代

  • 1992年4月本社を横浜市中区に移転。
  • 1992年5月電子機器製品の新しい生産拠点として、神奈川県相模原市に相模原事業所(調達センター)を設置、同時に神奈川県相模原市に開発拠点として、R&Dセンターを開設。
  • 1995年1月米国での販路拡大を目的に、米国カリフォルニア州に、NIX OF AMERICA(現連結子会社)を設立。

2000年代

  • 2001年1月株式会社ニックスに社名を変更、横浜市西区みなとみらいに本社を移転。
  • 2002年9月財団法人日本緑化センターより、津久井工場が緑化優良工場表彰を受賞。
  • 2002年11月本社及び津久井工場がISO14001の認証を取得。
  • 2003年10月中国での販路拡大を目的に、中国香港に香港日幸有限公司(現連結子会社)を設立。
  • 2007年9月上場ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2009年8月北米地域におけるNIXAM(新素材)関連製品の新市場開拓調査のため、北米支店を開設。

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ市場(現・東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))に上場
  • 2010年5月中国での現地生産・販売を目的に、中国中山市に合弁会社「中山日幸精密機械有限公司」(持分法適用関連会社)を設立。
  • 2010年11月㈱竹中工務店と共同開発したARバグバンパー(ARINIX Ⅱシリーズ)が「2010年超モノづくり大賞ものづくり生命文明機構理事長賞」を受賞。
  • 2011年6月中国他アジアでの販路拡大を目的に、中国上海市に上海日更国際貿易有限公司(現連結子会社)を設立。
  • 2012年8月ASEANでの拡販を目的に、タイ王国バンコクに NIX TRADING(THAILAND)LTD.(連結子会社)を設立。
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の証券市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
  • 2016年2月中国での現地生産・供給体制強化を目的に、中国珠海市に合弁会社「珠海立高精機科技有限公司」(現持分法適用関連会社)を設立。
  • 2016年11月販路拡大を目的に、タイ王国バンコクに NIX(THAILAND)LTD.(現連結子会社)を設立。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、JASDAQ(スタンダード)市場からスタンダード市場に移行。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高営業利益率2027年9月期まで10%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    新製品開発と新分野への挑戦

    主力製品の工業用プラスチック・ファスナー及び精密部品について、高付加価値製品への生産能力強化、素材開発力と設計力の連携による新製品開発、顧客課題解決を推進する。環境対応型ビジネスも展開する。

  2. 02

    利益率の改善

    製造工程の合理化と全社的な生産性改善を推進し、高付加価値・高品質な製品の製造・販売により利益率を改善する。海外拠点との連携によるグローバル交渉力強化や適地生産で原価低減を徹底する。

  3. 03

    海外拠点との連携強化

    米国子会社で新市場開拓・営業拡販を強化し、中国子会社と連携した生産バランス最適化、香港・上海・タイの販売拠点の活動強化により地域特性に応じたソリューション営業を継続する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で154人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は481万円で、9期前と比べて9.2%平均年齢は46.3歳、平均勤続年数は17.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年9月177
2017年9月175
2018年9月179
2019年9月52943.414.0183
2020年9月49043.915.0176
2021年9月49944.515.0173
2022年9月53545.316.0162
2023年9月53145.816.0165
2024年9月49446.717.0157127
2025年9月48146.317.0154130

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年9月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率0.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)60.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 1 / 海外 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
津久井事業所 — 神奈川県相模原市緑区838百万円
工業用プラスチック部品事業
R&Dセンター — 神奈川県相模原市緑区507百万円
工業用プラスチック部品事業
テクニカルサイト — 神奈川県相模原市緑区316百万円
工業用プラスチック部品事業
本社 — タイ王国28百万円
工業用プラスチック部品事業
本社 — 神奈川県横浜市西区24百万円
会社総括業務 及び営業
本社 — 中華人民共和国5百万円
工業用プラスチック部品事業
本社 — アメリカ合衆国3百万円
工業用プラスチック部品事業
本社 — 香港0百万円
工業用プラスチック部品事業
主な関係会社
  • 海外
    香港日幸有限公司(注)1、3
    中華人民共和国 香港
    議決権100.0%
  • 国内
    上海日更国際貿易有限公司(注)1
    中華人民共和国 上海市
    議決権100.0%
  • 海外
    NIX(THAILAND)LTD.
    タイ王国 バンコク
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は44億円営業利益2億円前期と比べると増収増益で、売上が+0.0%、利益が+0.0%。

売上高
+0.0%
44億円
営業利益
+0.0%
2億円
純利益
+0.0%
2億円
営業利益率
4.5%
前期比 +0.0%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高45億円44億円
営業利益2億円2億円
純利益2億円2億円
1株あたり配当¥20¥20

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は12億円、営業利益は2億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+20.0%、営業利益は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q1218.31
2023年3Q10110.00
2023年4Q110
2024年1Q1000.00
2024年2Q1218.31
2024年4Q2214.51
2025年2Q2214.51
2025年4Q2214.51
2026年2Q2328.72
2026年3Q12216.72

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年9月期からの14期で、売上は37億円から44億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は4.5%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
ASEANでの拡販を目的に、タイ王国バンコクに NIX TRADING(THAILAND)LTD.(連結子会社)を設立。
2012年9月3701
東京証券取引所と大阪証券取引所の証券市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
2013年9月3611
2014年9月4332
2015年9月4444
中国での現地生産・供給体制強化を目的に、中国珠海市に合弁会社「珠海立高精機科技有限公司」(現持分法適用関連会社)を設立。
2016年9月4011
2017年9月4443
2018年9月4543
2019年9月4332
2020年9月3610
2021年9月4122
2022年9月4532
2023年9月4532
2024年9月44224.52
2025年9月44234.52

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高44億円のうち、営業利益として残るのは2億円4.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の4.5%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金56.8%25億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金38.6%17億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.5%2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
43.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.7pt
4.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.8pt
4.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.5pt
4.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年9月期は営業CFが3億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは0億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は19億円で、売上の5.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年9月3−3−108
2013年9月10−218
2014年9月50−1512
2015年9月4−10314
2016年9月1−1−1013
2017年9月2−10114
2018年9月4−2−2214
2019年9月3−1−1215
2020年9月2−20015
2021年9月3−10217
2022年9月100118
2023年9月3−1−3218
2024年9月4−10321
2025年9月3−3−1019

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年9月期の総資産は60億円。このうち返さなくてよい自己資本が45億円で、自己資本比率は74.7%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年9月43222150.3
2013年9月44232152.7
2014年9月47252254.3
2015年9月50292158.1
2016年9月48291960.3
2017年9月53322160.3
2018年9月54342063.6
2019年9月53361767.1
2020年9月51351667.9
2021年9月57372064.6
2022年9月59401967.8
2023年9月58421672.2
2024年9月59431672.4
2025年9月60451574.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳
現金及び預金
21億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
34億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
4億円
在庫として抱えている分
負債合計
15億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
79
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率9 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率203社中45位あたり、逆に低いのはROE203社中155位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.4%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.5%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
74.7%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
0.0%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.9%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,060で、1年前と比べて+31.7%過去52週の値幅のなかでは76%の位置にある。

¥1,060-0.1%1ヶ月+13.2%1年+31.7%時価総額25億円
過去52週の値幅
安値¥775高値¥1,149

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.1倍
PER (会社予想)12.9倍
PBR0.50倍
配当利回り1.89%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は985円で、前日比5.35%上昇、1ヶ月でも6.95%上昇した。25日移動平均線(927.24円)を約6%上回り、上昇トレンドが続いている。52週高値1000円に接近しており、高値更新が視野に入る。出来高は前日27700株と前日比で大幅に増加しており、買いが優勢だ。RSIは69.81と中立圏からやや過熱気味だが、まだ上昇余地はある。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 82/100)

PERは7.93倍で業界平均の17.91倍を大きく下回り、PBRも0.4625倍と1倍未満で平均1.41倍を大きく下回る。ROEは4.4%と低水準だが、配当利回り2.14%は平均2.76%を下回り、配当性向72.1%と高い。収益は横ばいで成長性は乏しいが、株価指標は割安水準にある。割安だが配当利回りは業界平均より低く、収益成長の鈍さが懸念材料。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.1倍17.8倍
PER (予想)12.9倍
PBR0.50倍1.41倍
ROE4.4%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

同社はニッチな産業用資材に特化し、国内シェアが高い。強気派は、半導体・自動車向け需要の回復や、高機能製品の付加価値による収益性の高さを評価し、割安な株価水準に着目する。一方、弱気派は、市場規模が小さく成長性に乏しいこと、主力製品の需要が顧客業界の設備投資に左右されることを懸念する。両論は、既存事業の安定性と成長余地をどう評価するかで対立している。

プラスに働く材料7
  • 国内トップクラスのシェア

    高機能マスキングテープで国内シェアが高い

  • 割安な株価水準

    PBRが0.5倍未満で、PERも8倍程度

  • 需要業界の回復

    半導体・自動車向け需要が持ち直しつつある

  • PBR0.46倍と純資産の半額以下の株価継続影響

    PBR0.46倍と1株純資産の約半分。解散価値に近く下値不安が小さい。

  • PER7.93倍と化学業界で割安継続影響

    EPS約118円、株価936円。収益安定なら押し目買いが見込まれる。

  • 1年間で株価24.7%上昇とモメンタム良好不定影響

    株価936円と1年前から24.72%上昇。中小型株物色の流れに乗りやすい。

  • 直近3期連続で営業黒字2億円を計上通年影響

    2023/9期から2025/9期まで毎期営業利益2億円。業績の下振れがしにくい。

マイナスに働く材料7
  • 市場規模の限界

    ニッチ市場で成長性に乏しい

  • 設備投資依存

    需要が顧客業界の設備投資に左右されやすい

  • 収益率の低さ

    営業利益率が4.6%と低水準にとどまる

  • 売上高44億円と3年間ほぼ横ばいで成長欠如通年影響

    売上高は45→44→44億円と停滞。増収が無く株価の天井が低い。

  • 営業利益率4.55%と収益力低位通年影響

    営業利益2億円、売上高44億円。規模が小さく外部環境の影響を受けやすい。

  • 時価総額22億円と流動性が極めて低い継続影響

    時価総額22億円と小型で、売買代金が細り価格が乱高下しやすい。

  • ROE4.4%と資本効率が低く株主還元も2.14%継続影響

    ROE4.4%、配当利回り2.14%。収益力向上が見えず、株価評価が上がりにくい。

次の決算で確かめる点
受注残高
需要の先行指標で、将来売上の安定性が分かる
半導体・自動車向け売上比率
主力の需要業界の動向を確認するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり20で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.89%。

年間配当
¥20
1株あたり
配当利回り
1.89%
いまの株価に対して
配当性向
72.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年9月1429.4
2017年9月2471.423.9
2018年9月22−8.319.6
2019年9月20−9.127.2
2020年9月5−75.0
2021年9月15200.022.5
2022年9月2033.329.4
2023年9月200.077.9
2024年9月200.027.8
2025年9月200.072.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥20

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ896人。区分でいちばん多いのは個人・その他80.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が15.6%を占め、残る84.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年9月%2021年9月%2022年9月%2023年9月%2024年9月%2025年9月%
個人・その他77.878.780.779.980.180.2
事業法人12.512.512.212.212.212.2
金融機関4.73.63.53.63.53.5
外国法人2.63.02.12.32.62.3
証券会社2.52.31.62.01.61.7
外国人個人0.00.00.00.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社SKコーポレーション9.04
02NIX従業員持株会7.33
03中島幹夫6.02
04青木一英5.36
05青木洋明4.30
06青木達也3.87
07中島とし子3.18
08青木伸一2.97
09中島忠政2.83
10中島和紀2.83

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+106%、1株純資産は14期で+103%。直近期のROEは4.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年9月419464.410.133.9
2013年9月411,0034.29.922.5
2014年9月971,0959.211.920.4
2015年9月1611,25013.76.214.5
2016年9月441,2443.517.129.4
2017年9月1261,3739.69.023.9
2018年9月1301,4779.16.319.6
2019年9月951,5366.310.827.2
2020年9月−111,502
2021年9月851,5935.510.022.5
2022年9月921,7305.67.729.4
2023年9月681,7903.813.077.9
2024年9月781,8414.39.127.8
2025年9月841,9244.49.572.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/9期の役員報酬は総額73百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
青木一英代表取締役 社長51334,500
射水郁郎取締役 生産本部長6320,000
青木達也取締役 管理本部長4990,000
玉井敏博取締役66
藤田隆久取締役53
香川博監査役701,000
信田博司監査役56
高久尚彦監査役60

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)44845213
監査役11011111
社外取締役410103

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,025字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社と連結子会社4社(「NIX OF AMERICA」、「香港日幸有限公司」、「上海日更国際貿易有限公司」及び「NIX (THAILAND) LTD.」)、持分法適用関連会社1社(「珠海立高精機科技有限公司」)の計6社で構成され、工業用プラスチック製品の企画・開発・製造・販売を主な事業としております。 販売については、国内市場において、事務機器業界・生産設備業界・自動車業界・住宅設備業界・環境衛生業界等に対して直接販売を行っている他、専門商社及び販売代理店を通じて販売を行っております。海外市場においては、北米地区向けには連結子会社の「NIX OF AMERICA」を通じて、同様に中国他アジア市場向けには連結子会社の「香港日幸有限公司」、「上海日更国際貿易有限公司」、「NIX (THAILAND) LTD.」を通じて、その他の地域向けには国内外の商社等を通じて製品を販売しております。 当社グループの事業及び製品種類は、次のとおりであります。 工業用プラスチック部品事業 製品区分別 (1)工業用プラスチック・ファスナー及びプラスチック精密部品 ①プラスチック・ファスナー 自動車・電気・電子・OA・通信・住宅設備分野向けで、部品を「留める」、電線を「束ねる」、金属のエッジから「保護する」等の用途に使われ、強度、耐熱性等高い特性を有するエンジニアリング・プラスチック素材を使った精密機能部品です。電気・電子機器のリサイクル問題に対応して開発されたワンタッチで着脱可能なリサイクルファスナーや、高温環境でも使用可能な耐熱ファスナー等があります。 ②NIXAM応用製品 自社開発したオリジナル・プラスチック素材(NIXAMⓇ)を採用した成形製品で、住宅設備業界・環境衛生業界等に供給しており、それぞれ特殊機能を有するところに特徴があります。 (2)生産設備治具 ラック 組立生産工場にて、電子部品の自動実装機(マウンター)用治具としてプリント基板の移送保管に使用します。軽量で、基板サイズに合わせて工具を使わずワンタッチで収納幅が調節可能な点に特徴があります。 (3)その他 金型 プラスチック製品を成形するための金型です。鋼鉄等の金属によって目的の形状をつくり、プラスチック材料を溶かしてその形状に転写・冷却することにより同じ製品を大量に成形するための治具です。 事業の系統図は以下のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,794字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 ①会社経営の基本方針 当社グループは「Nothing to Something」の合言葉のもと、「常に変化し、新しいものに挑戦し、新しい製品、技術、サービスを顧客に提供し続けていく」また、「仕事を通じ人格形成を図るとともに、正当な活動で顧客から得た対価を社員(従業員)に分配し、充実した人生を送るためのベースを作る」という経営理念に基づき事業活動を行っており、この経営理念を実現するため社内組織体制や経営管理システムを整備しております。これにより株主、顧客、社員(従業員)、環境社会を始めとした地域社会の利害関係者に対して、安全で快適な生活空間、作業空間を提供して、社会の公器としての責任を果たすことが当社グループの責務と認識しており、これが企業価値の増大につながるものと考えております。 ②目標とする経営指標 2027年9月期を達成年度とする中期経営計画を策定し、売上高営業利益率10%を目標としております。目標達成に向けた基本戦略は、収益向上を中心とした収支バランスの改善としております。収益向上の取り組みとしては、グローバル市場での顧客課題の抽出とソリューション、新しい柱となる新事業の確立などを取り上げています。一方、支出の抑制については、原価低減の徹底に加え、社員の生産性向上を実現するIT化や自動化を中心とした活動を推進しております。 ③中長期的な会社の経営戦略 社員の総力を結集し、培ってきた技術とそれを実現する組織能力をもって顧客に感動を与える価値創造企業として継続的に成長していくとともに、すべてのステークホルダーから信頼される優良企業を目指しております。その具体化のために、企業活動を通じて世界のサステナビリティに貢献することをミッションに掲げ、国連総会で採択された「持続可能な開発目標 SDGs」を指針として、顧客課題の抽出とソリューション提案を強化していくことにより、ビジネス領域の拡大と企業の持続的発展との両立を図る戦略としております。 (2)経営環境、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社を取り巻く経営環境としましては、我が国経済は前年度と同様に大幅な円安傾向が続き、先行きの見えない困難な状況となっております。また、世界経済は、止まない国家間の争いのほか、中国経済の減速、インフレに伴う景気後退懸念等、先行きに不安の残る形で推移しております。激しい環境変化の中においても、当社グループの持続的な成長、発展を実現していくためには、収益基盤の強化、生産性改善のための合理化が優先課題と捉えており、当社グループの有する素材や製品開発の経験と技術力、グローバル販売網などの優位性を活かし、継続的に以下のテーマに取り組んでまいります。 ①新製品の開発、新分野への挑戦 当社グループの主力製品である工業用プラスチック・ファスナー及びプラスチック精密部品については、新分野の高付加価値製品への生産能力を強化していくとともに、当社の素材開発力と設計力の連携による新製品開発、顧客課題解決を推進してまいります。また、社会のサステナビリティに貢献することを企業使命と捉え、環境対応型ビジネスを展開してまいります。 ②利益率の改善 原料費の上昇懸念に対しましては、製造工程における継続的な合理化、全社的な生産性改善を更に推進し、高付加価値、高品質な製品の製造・販売による利益率改善を推進してまいります。また、海外の販売拠点及び生産拠点との連携を高め、購買業務におけるグローバル交渉力強化や適地生産による原価低減の徹底に努めてまいります。 ③海外拠点との連携強化 当社グループ海外子会社である「NIX OF AMERICA」においては、新市場開拓・営業拡販を引き続き強化してまいります。生産面では、「珠海立高精機科技有限公司」と連携し、国内外における生産バランスの最適化に努めてまいります。また、販売拠点の局面では「香港日幸有限公司」、「上海日更国際貿易有限公司」、「NIX (THAILAND) LTD.」の活動を更に強化し、地域特性に柔軟に対応したソリューション営業による拡販を継続してまいります。
事業等のリスク748字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループにおいて事業展開の上でリスク要因と考えられる主な事項には、以下のようなものがあります。当社グループはこれらのリスク発生の可能性を十分認識の上で、発生の回避及び発生時の対応に鋭意努力してまいります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが認識している事項であります。 (1)競合等の影響について 当社グループが主要な事業領域としている精密プラスチック部品市場には、当社グループの他、数社が参入しておりますが、事務機器用プラスチックファスナーの分野において当社グループは、既に一定の市場シェアを継続して有しているものと考えております。 今後も、新製品の市場投入による市場占有率の向上を目指して、業容拡大を図る方針であります。しかしながら、当社グループの市場シェアを維持できる保証はなく、競合が激化した場合には、当社グループの経営成績及び財務状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2)在外子会社の経営成績変動及び現地情勢変化による影響について 当社グループは「NIX OF AMERICA」(米国)、「香港日幸有限公司」(香港)、「上海日更国際貿易有限公司」(中国)及び「NIX(THAILAND)LTD.」(タイ)と現地生産強化を目的として設立した合弁会社「珠海立高精機科技有限公司」(中国)を中心とした、積極的な海外事業展開を図っております。海外市場への事業進出には、予期しない法律又は規制の変更、不利な政治的・経済的要因、人材採用の困難さ、為替レート変動による利益の変動、戦争その他の要因による社会的混乱等のリスクが内在しており、それらが発生した場合には、当社グループの経営成績及び財務状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,238字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」といいます。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、長引く円安等によるコストプッシュ型インフレの長期化や、原材料、エネルギー等の高止まり、米国の貿易関税措置の影響等、情勢の変化を注意深く観察し対応せざるを得ない状況となりました。さらに、依然として止まらぬ国家間の争いや、地政学的リスクの高まり等の景気や市場の需要動向等とは異なる様々なファクターが影響したことで、極めて先行きの不透明な状況となりました。 このような中、当社グループでは、米国関税懸念がささやかれていた第1四半期より、浮足立った行動は戒め、自社のリソースを冷静に見つめながら、基本に忠実かつ堅実な企業経営を心がけてまいりました。しかしながら、国内市場における住宅設備業界の不調や、自動車業界からの需要減少、中国景気の停滞、米国関税懸念での米国向け製品需要の減少等、内需と輸出共に多くのマイナス要因がありました。一方で、円安の影響やタイの資本業務提携先において新規受注を獲得できたこと等もあり、当連結売上高は4,403,000千円(前期比16,103千円増)となりました。 品目別の業績は、次のとおりであります。 (ア)工業用プラスチック・ファスナー及びプラスチック精密部品 製品需要が増加した影響から、売上高は3,205,838千円(前期比157,121千円増)となりました。 (イ)生産設備治具 顧客各社の設備投資意欲の減少により、売上高は1,078,969千円(前期比144,239千円減)となりました。 (ウ)その他(金型) 売上高は118,193千円(前期比3,222千円増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より121,382千円減少し、1,931,509千円(前期比5.9%減)となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により獲得した資金は291,215千円(前期は374,083千円の獲得)となりました。これは主に減価償却費205,842千円等によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により使用した資金は335,931千円(前期は94,237千円の使用)となりました。これは主に定期預金の預入による支出173,772千円、有形固定資産の取得による支出171,448千円等によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により使用した資金は105,133千円(前期は30,131千円の使用)となりました。これは主に長期借入れによる収入100,000千円、長期借入金の返済による支出154,159千円等によるものです。 ③生産、受注及び販売の実績 当社グループは工業用プラスチック部品の単一セグメントであるため、品目別区分で記載しております。 a. 生産実績 当連結会計年度における生産実績を品目別に示すと、次のとおりであります。 品目   当連結会計年度 (自 2024年10月1日 至 2025年9月30日) 生産高(千円)   前年同期比(%) 工業用プラスチック・ファスナー及び、プラスチック精密部品   1,621,485   106.5 生産設備治具   546,275   89.6 その他(金型)   -   - 合計   2,167,760   101.7 (注)金額は、製造原価によっております。 b. 受注実績 当連結会計年度における受注実績を品目別に示すと、次のとおりであります。 品目   当連結会計年度 (自 2024年10月1日 至 2025年9月30日) 受注高 (千円)   前年同期比 (%)   受注残高 (千円)   前年同期比 (%) 工業用プラスチック・ファスナー及び、 プラスチック精密部品   3,125,487   107.0   185,198   69.7 生産設備治具   1,136,838   83.0   127,984   182.5 その他(金型)   118,193   283.7   -   - 合計   4,380,518   101.1   313,182   93.3 c. 販売実績 当連結会計年度における販売実績を品目別に示すと、次のとおりであります。 品目   当連結会計年度 (自 2024年10月1日 至 2025年9月30日) 販売高(千円)   前年同期比(%) 工業用プラスチック・ファスナー及び、プラスチック精密部品   3,205,838   105.2 生産設備治具   1,078,969   88.2 その他(金型)   118,193   102.8 合計   4,403,000   100.4 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準により作成されています。当社グループは連結財務諸表の作成に際し、決算日における資産・負債の数値、並びに報告期間における収入・費用の数値に影響を与える見積り及び仮定の設定を行っております。また、一定の事項に関する見積り及び判断に対して、継続して評価の見直しを行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a. 経営成績の分析 (売上高及び売上原価) 当連結会計年度における売上高は4,403,000千円となり、前連結会計年度に比べ16,103千円増加しております。これは、大幅な円安の影響等に起因したものであります。また、当連結会計年度における売上原価は2,511,480千円となり、前連結会計年度に比べ73,910千円増加しております。 以上の結果、当連結会計年度における売上総利益は1,891,519千円となり、前連結会計年度に比べ57,807千円減少しております。 (営業外損益) 当連結会計年度における営業外収益は46,485千円となり、前連結会計年度に比べ28,254千円増加しております。また、営業外費用は9,106千円となり、前連結会計年度に比べ18,306千円減少しております。 この結果、前連結会計年度の経常利益は207,396千円でありましたが、当連結会計年度の経常利益は250,750千円となっております。 (税金費用) 当連結会計年度において、法人税等調整額等により税金費用の総額は前連結会計年度に比べ17,936千円減少の56,690千円となりました。 この結果、前連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は182,207千円でありましたが、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は194,094千円となっております。 b. 財政状態及びキャッシュ・フローの状況に関する分析 ⅰ)財政状態の分析 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は3,891,068千円となり、前連結会計年度末に比べ102,921千円増加しております。これは主に現金及び預金が57,273千円、電子記録債権が37,504千円増加したこと等によるものであります。 当連結会計年度末における固定資産は2,095,687千円となり、前連結会計年度末に比べ25,952千円減少しております。これは主に有形固定資産が14,382千円、無形固定資産が13,834千円減少したこと等によるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は924,102千円となり、前連結会計年度末に比べ111,019千円減少しております。これは主に電子記録債務が123,862千円、役員退職慰労引当金が20,920千円減少したこと等によるものであります。 当連結会計年度末における固定負債は592,651千円となり、前連結会計年度末に比べ5,882千円減少しております。これは主に繰延税金負債が16,904千円増加し、長期借入金が33,336千円減少したこと等によるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は4,470,001千円となり、前連結会計年度末に比べ193,870千円増加しております。これは主に、利益剰余金が147,639千円増加したこと等によるものであります。 ⅱ)キャッシュ・フローの分析 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況は「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 c. 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、製品製造のための材料費、労務費、経費、販売費及び一般管理費等の営業費用並びに設備投資等に係る投資であります。 当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としており、運転資金は自己資金及び金融機関からの長期借入金を基本としております。 なお、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は1,931,509千円となっております。 d. 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、2027年9月期を達成年度とする中期経営計画を策定し、顧客の事業課題を解決するためのソリューション提案による製品の高付加価値化を基本戦略とし、売上高営業利益率10%を目標としております。当連結会計年度の結果は、売上高営業利益率4.8%(前期比0.1ポイント減)となりました。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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