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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

四国化成ホールディングス

SHIKOKU KASEI HOLDINGS CORPOLATION4099 · Prime · 化学

無機・有機化学品から住宅建材まで手がける化学メーカー。水処理や殺菌分野にも展開。

概要

四国化成ホールディングスは、1947年に二硫化炭素の製造会社として香川県丸亀市で創業した化学メーカーである。現在は化学品事業(無機化成品・有機化成品・ファインケミカル)と建材事業(壁材・エクステリア)の2セグメントで構成され、子会社22社を擁する持株会社体制をとる。2025年12月期の売上高は707億円、営業利益109億円。東京証券取引所プライム市場に上場し、従業員数は1331名。

化学品事業:無機・有機・ファインの3本柱

化学品事業は売上高の約7割を占める中核セグメントである。無機化成品では、レーヨン・セロハン向け溶媒の二硫化炭素、タイヤ用ゴムの加硫剤である不溶性硫黄、浴用剤向けの無水芒硝を製造する。有機化成品では、プールや工業用水の殺菌剤である塩素化イソシアヌル酸、排水処理向け凝集剤・殺菌剤を展開する。ファインケミカルでは、プリント配線板用水溶性防錆剤「タフエース」、密着性向上プロセス剤「GliCAP」、エポキシ樹脂硬化促進剤「イミダゾール類」などを電子材料・半導体分野に供給する。2025年12月期の化学品事業売上高は515億51百万円、セグメント利益は101億3百万円と過去最高を記録した。

建材事業:壁材とエクステリアで住環境を支える

建材事業は、内装・外装壁材とエクステリア製品の2分野で構成される。壁材では、調湿・消臭機能を持つ珪藻土系内装材や耐候性に優れた窯業系サイディングを提供する。エクステリアでは、アルミ製・スチール製の門扉・フェンス、電動シャッター、カーポートなどを戸建住宅や集合住宅向けに販売する。1970年に内装壁材「ジュラックス」で建材市場に参入し、1972年には「アコーディオン門扉」でエクステリア事業を開始した。非住宅分野への拡販を進めるが、2025年12月期は建設コスト高騰や新設住宅着工減の影響を受け、売上高179億55百万円(前期比2.8%減)、セグメント利益5億46百万円(同42.7%減)と減収減益となった。

グローバル拠点とグループ会社のネットワーク

四国化成グループは、生産・販売・開発を担う子会社22社と関連会社1社で構成される。化学品事業の生産は四国化成工業、シコク硫炭、増田化学工業が担当し、販売は四国化成工業や丹羽久が中心となる。海外販売は米国現地法人SHIKOKU INTERNATIONAL CORPORATION(1985年設立)と中国現地法人四国化成(上海)貿易有限公司(2006年設立)が担い、シンガポール支店(2015年)や台湾事務所も設置する。建材事業では、シコク景材、シコク景材関東、シコク工機が生産し、四国化成建材、シー・エス・ピー、Reデザインホームが販売する。その他、シコク・システム工房(情報システム)、シコク・フーズ商事(フード事業)などもグループに含まれる。

業界の中での役割は化学品・建材の総合メーカー。二硫化炭素や塩素化イソシアヌル酸など工業薬品と、住宅用エクステリアが柱。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
707億円
営業利益
109億円
営業利益率
15.4%
純利益
85億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2022/3
事業売上構成比利益利益率
エクステリア173億円34.9%
有機化成品107億円21.6%
無機化成品104億円21.0%
ファインケミカル87億円17.5%
壁材15億円3.0%
その他10億円2.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01化学品事業(無機化成品)主力

二硫化炭素、無水芒硝、不溶性硫黄などを製造販売。主に化学工業、ゴム工業向け原料として供給。

主な製品・サービス2
二硫化炭素
レーヨン・セロハン製造の溶媒やゴム加硫促進剤の原料。
不溶性硫黄世界シェア首位
タイヤ用ゴムの加硫剤として使用。ブルーミングを抑制し、ゴムの物性向上に寄与。

02化学品事業(有機化成品)主力

塩素化イソシアヌル酸、排水処理剤などを製造販売。殺菌・漂白用途で水処理業界や衛生関連向け。

主な製品・サービス2
塩素化イソシアヌル酸世界シェア首位
プール・工業用水の殺菌剤、漂白剤。徐放性があり安定した殺菌効果を発揮。
排水処理剤
工場排水・下水処理向け凝集剤・殺菌剤。環境規制対応を支援。

03建材事業(壁材)主力

内装・外装壁材、舗装材を製造販売。住宅・ビル・公共施設向けに機能性・意匠性の高い建材を提供。

住宅建材分野で独自のポジション

主な製品・サービス2
内装壁材
調湿・消臭機能を持つ珪藻土系壁材など。
外装壁材
耐候性・意匠性に優れた窯業系サイディング。

04建材事業(エクステリア)主力

門扉、フェンス、車庫、シャッターなどを製造販売。戸建住宅・集合住宅向けに安全・デザイン性を提供。

主な製品・サービス2
門扉・フェンス
アルミ製・スチール製の門扉、フェンス。防犯性と意匠性を両立。
車庫・シャッター
電動シャッター、カーポート。利便性と耐久性が特長。

05化学品事業(ファインケミカル)準主力

プリント配線板向け防錆剤、エポキシ樹脂硬化剤、樹脂改質剤などを電子材料・樹脂加工業界向けに供給。

独自技術によるファインケミカル品

主な製品・サービス3
タフエース
プリント配線板用水溶性防錆剤。はんだ付け性を損なわず銅表面を保護。
GliCAP
密着性向上プロセス剤。配線板の層間密着性を高める。
イミダゾール類
エポキシ樹脂用硬化促進剤。半導体封止材や接着剤向け。

製品と技術

二硫化炭素と不溶性硫黄:無機化成品の二大主力

無機化成品の主力製品は二硫化炭素と不溶性硫黄である。二硫化炭素はレーヨンやセロハン製造の溶媒、およびゴム加硫促進剤の原料として使用される。四国化成は1947年の創業以来この製品を製造し、現在も安定した需要を支える。不溶性硫黄はタイヤ用ゴムの加硫剤で、ブルーミング(硫黄の表面析出)を抑制しゴムの物性を向上させる特性を持つ。1984年7月に丸亀工場で生産を開始し、主にラジアルタイヤ向けに供給される。2025年1月には約45億円を投じた新プラントが竣工し、生産能力を増強した。無機化成品の生産実績は2025年12月期に119億円、販売実績は145億円である。

塩素化イソシアヌル酸と排水処理剤:有機化成品の環境対応

有機化成品の中心は塩素化イソシアヌル酸と排水処理剤である。塩素化イソシアヌル酸はプールや工業用水の殺菌剤・漂白剤として使用され、徐放性により安定した殺菌効果を発揮する。1964年に国産化に成功し、現在は国内の家庭用サニタリー向けや米国市場などに販売される。排水処理剤は工場排水や下水処理向けの凝集剤・殺菌剤で、環境規制対応を支援する。1989年に微生物・酵素剤「ハイポルカ」を発売し、環境ビジネスを展開。2025年12月期の有機化成品販売実績は184億円で、前期比84.2%と減少したが、米国市場の反動減が主因である。

タフエース、GliCAP、イミダゾール類:ファインケミカルが牽引

ファインケミカル事業は電子材料向け高機能化学品を中心に成長している。代表製品はプリント配線板用水溶性防錆剤「タフエース」で、はんだ付け性を損なわず銅表面を保護する。1969年に販売を開始し、現在も基盤製品として定着している。密着性向上プロセス剤「GliCAP」はサーバー基板向けなど海外需要が好調で、半導体プロセス材料としても需要が拡大している。イミダゾール類はエポキシ樹脂用硬化促進剤で、半導体封止材や接着剤に使用される。1975年に本格生産を開始し、新規案件の獲得が進む。これらの製品により、2025年12月期のファインケミカル販売実績は185億円(前期比143.5%増)と大幅に伸び、化学品事業の成長を牽引した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

化学のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 世界シェア首位不溶性硫黄世界シェア約7割化学品事業(無機化成品)
  • 世界シェア首位塩素化イソシアヌル酸世界シェア約7割化学品事業(有機化成品)
  • 化学品事業(ファインケミカル)独自技術によるファインケミカル品
  • 建材事業(壁材)住宅建材分野で独自のポジション

有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

化成事業で安定収益、高収益体質

化学業界の企業で、四国化成HDは無機薬品・電子材料などを手掛ける。売上高は2023年12月期631億→2024年12月期695億→2025年12月期707億と堅調に増加。営業利益率も13.96%から15.42%へ向上し、高い収益性を誇る。同業のクラレや東洋紡と比べると規模は小さいが、総合化学ではない特殊品に強み。製品ポートフォリオがバランス良く、安定したキャッシュフローを生む。

強み

  • 営業利益率15%超と業界トップクラス、コスト競争力が強い。
  • 3期連続増収、2025年12月期は707億円を見込む。
  • 無機薬品・電子材料などでリスク分散、単一市場依存回避。
  • 特定の化学製品で国内シェア高、参入障壁が高い。

課題

  • 主要製品の市場が成熟、急成長は期待しにくい。
  • 内需中心で海外売上比率が低く、成長機会を逃す可能性。
  • 原料高が収益を圧迫するリスク、価格転嫁には限界。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機能性化学の時価総額近傍。太字が四国化成ホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14044セントラル硝子1,167億円13.3倍
24216旭有機材1,133億円32.3倍
34997日本農薬1,068億円14.1倍
44956コニシ1,045億円11.9倍
54996クミアイ化学工業1,040億円13.7倍
64099四国化成ホールディングス996億円16.9倍
75331ノリタケ989億円13.8倍
87917ZACROS967億円11.9倍
94187大阪有機化学工業958億円11.1倍
104212積水樹脂929億円22.4倍
115208有沢製作所869億円17.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(機能性化学)に従っています。

会社の歴史

沿革 49件

二硫化炭素製造会社として発足した1947年

四国化成の歴史は、1947年10月に香川県丸亀市で無機化成品二硫化炭素の製造を目的に設立されたことに始まる。二硫化炭素はレーヨン・セロハンの溶媒やゴム加硫促進剤の原料で、化学工業の基礎素材として需要があった。1957年10月には徳島県徳島市に徳島第一工場(現・徳島工場 吉成事業所)を建設し、中性無水芒硝の生産を開始。さらに1962年6月には有機化成品部門への進出を目的に徳島第二工場(現・徳島工場 北島事業所)を建設し、同年10月に東京証券取引所市場第二部に上場した。

有機化成品とファインケミカルへ事業拡大した1960~70年代

1964年5月、シアヌル酸及びその誘導体の国産化に成功し、徳島工場北島事業所で操業を開始した。これにより有機化成品事業の基盤が固まる。1968年7月にはファインケミカル部門へ進出し、イミダゾール類の販売を開始。1969年12月にはプリント配線板用水溶性防錆剤の販売を始め、電子材料分野に足を踏み入れた。1970年9月には建材部門へ進出し、内装壁材「ジュラックス」の製造を開始。1972年6月にはエクステリア事業の第一号となる「アコーディオン門扉」の販売を開始した。1975年7月にはエクステリア専用工場を香川県多度津町に建設し、生産体制を強化した。

東証一部指定と海外進出を果たした1975~1990年代

1975年3月、東京・大阪両証券取引所の市場第一部に指定され、企業格が向上した。1975年11月にはイミダゾールの本格生産を開始、1979年10月にはアルミシャッターの製造販売に乗り出した。海外展開では、1981年10月にロサンゼルス駐在員事務所を開設し、1985年12月には米国現地法人SHIKOKU INTERNATIONAL CORPORATIONを設立。1989年1月には排水処理用微生物・酵素剤「ハイポルカ」の販売を開始し、環境ビジネスにも進出した。1992年9月には香川県宇多津町に研究センター(現R&Dセンター)を建設し、技術開発体制を強化した。

中国進出と子会社再編が進んだ2000年代

2000年代に入り、グローバル化とグループ再編が加速した。2004年4月、子会社日本建装がシコク景材に社名変更し、ニッセイ工業を合併。2005年8月には四国環境管理センターと四国環境測定センターを子会社化し、環境関連事業を拡大した。2006年7月、中国上海市に現地法人四国化成欧艾姆(上海)貿易有限公司(現・四国化成(上海)貿易有限公司)を設立し、中国市場への本格進出を果たした。2012年11月には深セン駐在員事務所を開設。2014年9月には関連会社日本硫炭工業を子会社化し、シコク硫炭と改称した。2015年4月には台湾とシンガポールに拠点を開設し、アジア戦略を強化した。

持株会社体制へ移行し大型投資を進める2020年代

2021年4月、半導体プロセス材料の事業化に向け、徳島工場北島事業所に機能材料生産設備TAP-4を新設した。2023年1月1日、持株会社体制へ移行し、四国化成ホールディングスとして新たなスタートを切った。長期ビジョン「Challenge 1000」のもと、積極投資を継続。丸亀工場の不溶性硫黄新プラント(投資額約45億円)が2025年1月に竣工し、坂出工場の建設(150~200億円)も開始した。また、2026年7月にはコーポレート・ベンチャー・キャピタルファンド「SHIKOKUイノベーションファンド」(10億円)を設立予定である。2025年12月期の売上高は707億円と過去最高を更新した。

年表49件を開く

1940年代

  • 1947年10月創業香川県丸亀市において、無機化成品二硫化炭素の製造を目的として発足。

1950年代

  • 1957年10月徳島県徳島市に徳島第一工場(現・徳島工場 吉成事業所)建設、中性無水芒硝の操業開始。

1960年代

  • 1962年6月有機化成品部門に進出のため、徳島県板野郡北島町に徳島第二工場(現・徳島工場 北島事業所)建設。
  • 1962年10月上場東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 1963年10月上場大阪証券取引所市場第二部に上場。
  • 1964年5月シアヌル酸及び誘導体の国産化に成功、徳島工場 北島事業所において操業開始。
  • 1968年7月ファインケミカル部門へ進出、イミダゾール類の販売開始。
  • 1969年6月子会社 四国興産㈱(現・シコク興産㈱)を設立。
  • 1969年12月プリント配線板などの電子部品用水溶性防錆剤の販売開始。

1970年代

  • 1970年4月関連会社 日本硫炭工業㈱(現・シコク硫炭㈱)を設立。
  • 1970年9月建材部門に進出、徳島工場 北島事業所において内装壁材「ジュラックス」の操業開始。
  • 1972年6月エクステリア事業の嚆矢となる「アコーディオン門扉」の販売開始。
  • 1972年11月子会社 四国ファインケミカルズ㈱(現・シコク景材関東㈱)を設立。
  • 1975年1月子会社 日本建装㈱(現・シコク景材㈱)を設立。
  • 1975年3月東京・大阪証券取引所、市場第一部に指定。
  • 1975年7月エクステリア製品の生産工場を香川県仲多度郡多度津町に建設。
  • 1975年11月徳島工場 北島事業所において、「イミダゾール」の本格生産を開始。
  • 1979年10月アルミシャッターの製造販売を開始。

1980年代

  • 1981年10月ロサンゼルスに駐在員事務所を開設。
  • 1984年3月第1回物上担保附転換社債30億円を発行。
  • 1984年7月丸亀工場において不溶性硫黄の操業開始。
  • 1985年12月創業米国現地法人SHIKOKU INTERNATIONAL CORPORATIONを設立。
  • 1987年4月ファインケミカル事業拡充のため子会社営業部門を吸収。
  • 1988年10月第1回米貨建新株引受権付社債50百万米ドルを発行。
  • 1989年1月排水処理用微生物・酵素剤「ハイポルカ」の販売開始。
  • 1989年10月子会社 ㈱システム工房(現・シコク・システム工房㈱)を設立。

1990年代

  • 1990年4月千葉市美浜区の幕張テクノガーデン内に東京本社(現・幕張支社)を開設。
  • 1992年9月香川県綾歌郡宇多津町に研究センター(現・R&Dセンター)を建設。
  • 1993年5月子会社 ㈱新花太陽(現・シコク・フーズ商事㈱)を設立。
  • 1995年10月エクステリア製品の需要地隣接拠点として、埼玉県比企郡嵐山町に嵐山工場を建設。
  • 1996年8月第2回無担保転換社債70億円を発行。
  • 1997年8月香川県丸亀市に本社新社屋を建設。
  • 1999年6月執行役員制度を導入。

2000年代

  • 2002年4月埼玉県比企郡滑川町に関東物流センターを建設。
  • 2002年12月徳島工場 北島事業所がISO14001の認証取得。
  • 2003年3月丸亀工場がISO14001の認証取得。
  • 2003年4月上場大阪証券取引所市場第一部への上場廃止。
  • 2004年4月M&A子会社 日本建装㈱がシコク景材㈱に社名を変更し、子会社 ニッセイ工業㈱を合併。
  • 2005年1月M&A徳島工場 北島事業所に、機能材料の試作プラントを統合・増設、稼動開始。
  • 2005年8月M&A㈱四国環境管理センター(現・シコク環境ビジネス㈱)及び㈱四国環境測定センター(現・シコク分析センター㈱)を子会社化。
  • 2006年7月創業中国現地法人 四国化成欧艾姆(上海)貿易有限公司(現・四国化成(上海)貿易有限公司)を設立。

2010年代

  • 2012年11月中国深セン市に駐在員事務所を開設。
  • 2013年4月子会社 シコク・フーズ保険サービス㈱を設立。
  • 2013年8月徳島工場 北島事業所に機能材料生産設備TAP-3(Tokushima Advanced Chemicals Plant-3)を新設。
  • 2014年9月M&A関連会社 日本硫炭工業㈱(現・シコク硫炭㈱)を子会社化。
  • 2015年4月台湾桃園市に台湾代表人事務所を開設。
  • 2015年4月シンガポール支店を開設。
  • 2017年4月M&A日本工機㈱(現・シコク工機㈱)を子会社化。

2020年代

  • 2021年4月半導体プロセス材料の事業化に向け、徳島工場 北島事業所に機能材料生産設備TAP-4(Tokushima Advanced Chemicals Plant-4)を新設。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2030年まで1,000億円
  • 営業利益2030年まで150億円
  • ROE2030年まで10%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    長期ビジョン「Challenge 1000」の推進

    2030年までに売上高1,000億円を目指す長期ビジョンを掲げ、独創力で社会課題を解決し世界をリードする企業を目指す。6つの全社変革方針と事業変革方針(提案起点への転換)を実行し、積極的な成長投資を行う。

  2. 02

    全社変革方針の実行

    ブランド価値向上と新事業挑戦、変革リソース確保の効率化、世界展開の加速、グループガバナンス確立、多様性尊重と挑戦を後押しする風土醸成、個人の挑戦を促し公正に評価する仕組み構築の6方針に取り組む。

  3. 03

    持株会社体制による迅速な意思決定

    2023年1月に持株会社体制へ移行。各事業会社に権限移譲し意思決定を迅速化、機能別組織を垂直統合して一貫性ある戦略遂行を実現。ガバナンス体制を明確化し、経営人材育成を推進する。

  4. 04

    オープンイノベーションと新規事業創出

    2026年7月にCVCファンド「SHIKOKUイノベーションファンド」を設立(規模10億円、運用期間2036年6月まで)。化学・建材・材料関連領域でスタートアップへの戦略的投資と資本業務提携を進め、新規事業の早期立ち上げを図る。

  5. 05

    「MEGLIO」ブランドによる建材事業の収益向上

    2025年2月に創設したブランド「MEGLIO」のもと、高強度・長寿命化・空間価値向上・省力化・脱炭素・循環経済をミッションに高付加価値製品を拡販し、収益性を向上させる。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,331人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は880万円で、9期前と比べて+26.7%平均年齢は50.0歳、平均勤続年数は22.6年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,074
2018年3月1,131
2019年3月69537.815.31,167
2020年3月69040.415.31,206
2021年3月67140.916.51,194
2022年12月68140.415.81,223
2022年3月67840.616.11,210
2023年12月76750.124.21,262
2024年12月82350.424.41,276760
2025年12月88050.022.61,331819

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社18(国内 17 / 海外 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
小計249億円
化学品事業205億円
四国化成工業㈱ 丸亀工場 — 香川県丸亀市8,146百万円
化学品
四国化成工業㈱ 徳島工場(北島) — 徳島県板野郡北島町8,001百万円
化学品
建材事業3,495百万円
全社資産1,879百万円
本社 — 香川県丸亀市1,792百万円
全社
シコク景材㈱ 多度津工場 — 香川県仲多度郡多度津町1,572百万円
建材
シコク硫炭㈱ — 大分県大分市1,316百万円
化学品
四国化成工業㈱ R&Dセンター — 香川県綾歌郡宇多津町1,139百万円
化学品
ほか17件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    四国化成工業㈱
    香川県丸亀市
    議決権100.0%
  • 国内
    四国化成建材㈱
    香川県丸亀市
    議決権100.0%
  • 国内
    四国化成コーポレートサービス㈱
    香川県丸亀市
    議決権100.0%
  • 国内
    シコク興産㈱
    香川県丸亀市
    議決権100.0%
  • 海外
    SHIKOKU INTERNATIONAL CORPORATION
    米国カリフォルニア州 オレンジ市
    議決権100.0%
  • 国内
    シコク硫炭㈱
    香川県丸亀市
    議決権73.7%
  • 国内
    増田化学工業㈱
    香川県高松市
    議決権51.0%
  • 国内
    ㈱丹羽久
    岐阜県恵那市
    議決権100.0%
  • 国内
    シコク景材㈱
    香川県仲多度郡 多度津町
    議決権100.0%
  • 国内
    シコク景材関東㈱
    香川県丸亀市
    議決権100.0%
  • 国内
    シコク工機㈱
    香川県三豊市
    議決権82.2%
  • 国内
    ㈱シー・エス・ピー
    堺市北区
    議決権100.0%
残りのグループ会社6社を開く
  • Reデザインホーム㈱大阪市住之江区100%
  • シコク・システム工房㈱香川県丸亀市100%
  • シコク環境ビジネス㈱香川県丸亀市100%
  • シコク分析センター㈱香川県丸亀市100%
  • シコク・フーズ商事㈱香川県丸亀市100%
  • シコク・フーズ保険サービス㈱香川県丸亀市100%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は707億円営業利益109億円前期と比べると増収増益で、売上が+1.7%、利益が+12.4%。

売上高
+1.7%
707億円
営業利益
+12.4%
109億円
純利益
-3.4%
85億円
営業利益率
15.4%
前期比 +1.5%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高940億円707億円
営業利益180億円109億円
純利益126億円85億円
1株あたり配当¥27.5

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は458億円、営業利益は94億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+33.9%、営業利益は+77.4%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q1472416.317
2023年2Q162148.615
2023年3Q1592314.533
2023年4Q16314
2024年1Q1742413.818
2024年2Q1782413.522
2024年4Q3434914.348
2025年2Q3425315.537
2025年4Q3655615.348
2026年2Q4589420.567

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は425億円から707億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は15.4%。売上は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
子会社 シコク・フーズ保険サービス㈱を設立。
2013年3月4255532
関連会社 日本硫炭工業㈱(現・シコク硫炭㈱)を子会社化。
2014年3月4706439
台湾桃園市に台湾代表人事務所を開設。
2015年3月4926544
2016年3月5028249
日本工機㈱(現・シコク工機㈱)を子会社化。
2017年3月4958358
2018年3月5088566
2019年3月5288454
2020年3月5168056
半導体プロセス材料の事業化に向け、徳島工場 北島事業所に機能材料生産設備TAP-4(Tokushima Advanced Chemicals Plant-4)を新設。
2021年3月4968058
2022年3月5419369
2022年12月4667350
2023年12月6319379
2024年12月6959710814.088
2025年12月70710911915.485

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高707億円のうち、営業利益として残るのは109億円15.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は85億円、売上の12.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金56.6%400億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金28.0%198億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益15.4%109億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
43.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+8.1pt
15.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+6.6pt
12.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.6pt
9.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが110億円、投資CFが22億円で、差し引きのフリーCFは132億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は355億円で、売上の6.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月61−30−103199
2014年3月45−25−1420106
2015年3月75−15−1060159
2016年3月75−23−1052201
2017年3月71−34−1037228
2018年3月97−41−1456269
2019年3月60−42−1318274
2020年3月74−603914326
2021年3月74−30144372
2022年3月51−51−180358
2022年12月29−3714−8367
2023年12月130−36−2894436
2024年12月90−155−37−65337
2025年12月11022−115132355

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は1,444億円。このうち返さなくてよい自己資本が946億円で、自己資本比率は65.0%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月64341722664.5
2014年3月66045220868.1
2015年3月73852021869.8
2016年3月77554922670.0
2017年3月82961521473.4
2018年3月90468022474.4
2019年3月92270421875.5
2020年3月1,00971629370.2
2021年3月1,07376630770.5
2022年3月1,13880932970.3
2022年12月1,17281835469.4
2023年12月1,31086944165.7
2024年12月1,35884251761.4
2025年12月1,44494649865.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
355億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
691億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
98億円
在庫として抱えている分
負債合計
498億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率203社中23位あたり、逆に低いのは配当利回り203社中154位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
9.5%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
15.4%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
65.0%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.7%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.2%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,220で、1年前と比べて+108.0%過去52週の値幅のなかでは43%の位置にある。

¥2,220-7.2%1ヶ月-22.9%1年+108.0%時価総額996億円
過去52週の値幅
安値¥1,069高値¥3,770

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)16.9倍
PER (会社予想)15.2倍
PBR1.88倍
配当利回り1.24%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月上旬に2907円から下落し、7月29日に安値2267円まで急落しました。その後は反発し、8月5日に3140円まで上昇しましたが、8月19日には前日比7.9%安の2505円と急落しています。25日移動平均線は2774.92円で、株価は同線を下回っており、短期のトレンドは弱含みです。RSIは56.18と中立圏にありますが、75日線や200日線は上回っており、中期的なトレンドは維持されています。出来高は8月12日に326万1400株と急増しており、売買が活発です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 45/100)

PERが28.31倍と業界平均の17.76倍を上回り、PBRも2.45倍と業界平均の1.39倍を大きく上回っています。ROEは9.5%と業界平均と比較して低めで、収益性が課題です。配当利回りは1.01%と業界平均の2.77%を下回り、配当性向は244.4%と非常に高く、利益に対して配当が過大な水準です。売上高は増加傾向で、営業利益も改善していますが、PERとPBRの高さを考慮すると、やや割高と判断しました。同業界平均と比較してバリュエーションが割高であり、収益性と配当の持続性に懸念があります。

指標この会社業種平均
PER (実績)16.9倍17.8倍
PER (予想)15.2倍
PBR1.88倍1.41倍
ROE9.5%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

住宅建材市場は新設住宅着工数の影響を受けやすいが、リフォーム需要やシックハウス対策の規制強化が追い風となる。強気派は、機能化学品の成長と海外展開による収益多様化を評価し、過去1年で株価が169%上昇した勢いを継続材料とする。一方、弱気派は、住宅市場の低迷や競争激化による建材事業の減速を懸念し、PER28倍と割高感を指摘する。投資論点は、建材市場の回復力と機能化学品の成長性、そして評価の妥当性にある。

プラスに働く材料7
  • シックハウス対策需要

    「ニュートラル」シリーズが規制強化で需要拡大、差別化に寄与。

  • 機能化学品の成長

    キレート剤や界面活性剤で工業用途に展開、売上高が安定成長。

  • 株価の勢いと収益力

    2025年12月期の営業利益率15.4%と高水準、過去1年で株価大幅上昇。

  • 2025年12月期の営業利益109億円・営業利益率15.42%と最高益2025年12月期影響

    営業利益は97億円→109億円、売上高707億円。営業利益率は15.42%に改善し、収益力が高まっている

  • 売上高707億円と増収基調が続く2026年12月期影響

    売上高は695億円→707億円に増加。増収効果で営業利益がさらに伸びる可能性がある

  • 1年で株価169%上昇の強いモメンタム継続影響

    株価は1年間で169.02%上昇し、上昇トレンドが明確。好業績が続けば追い風となる

  • PBR2.45倍・ROE9.5%で、増益によるROE改善期待継続影響

    ROE9.5%と改善余地があり、営業利益109億円の獲得でROEが10%を超えればPBRはさらに上昇しやすい

マイナスに働く材料7
  • 住宅市場の減速リスク

    新設住宅着工数の減少で建材販売が伸び悩む可能性。

  • 割高なバリュエーション

    PER28.3倍は化学業界平均を上回り、株価上昇で割高感。

  • 原材料価格の高騰

    樹脂原料などのコスト上昇が利益率を圧迫する恐れ。

  • 純利益は88億円→85億円と前期比減益2025年12月期影響

    営業利益は増加するが、純利益は85億円に減少。EPSの伸び悩みが株価の重しとなる

  • PER28.31倍・PBR2.45倍とバリュエーションが高水準継続影響

    予想PER28.31倍、PBR2.45倍。1年で169%上昇した後であり、業績が伴わなければ調整リスク

  • 配当利回り1.01%と低い株主還元通年影響

    配当利回り1.01%は魅力度が低く、下落局面で買い支えが入りにくい

  • 外国人持ち株比率13.35%で売り圧力金融市場の変動次第影響

    外国人保有比率13.35%と一定の重し。海外リスクオフ時には売られやすい

次の決算で確かめる点
新設住宅着工数
住宅建材の需要を左右する主要な外部指標。
機能化学品の売上高成長率
多角化の進捗と収益源の分散度合いを確認。
海外売上比率
海外展開の成果と将来の成長余地を測る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり27.5で、前期から+10.0%いまの株価に対する利回りは1.24%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥27.5
1株あたり
配当利回り
1.24%
いまの株価に対して
配当性向
244.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月919.7
2018年3月1118.921.0
2019年3月110.025.9
2020年3月129.126.8
2021年3月120.025.2
2022年12月138.331.1
2022年3月12−7.720.2
2023年12月1416.780.7
2024年12月2578.633.6
2025年12月2810.0244.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥27.5

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ3,993人。区分でいちばん多いのは個人・その他33.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が52.8%を占め、残る47.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他27.127.330.631.231.533.5
金融機関39.639.436.236.227.530.9
事業法人23.523.322.822.525.321.8
外国法人9.39.510.19.614.913.3
自己株式0.10.10.10.10.13.2
証券会社0.60.50.30.50.80.4
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01シコク共栄会10.65
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)9.69
03日清紡ホールディングス株式会社9.18
04日本生命保険相互会社7.34
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)6.18
06日本マスタートラスト信託銀行株式会社(退職給付信託口・株式会社百十四銀行口)2.94
07株式会社香川銀行2.79
08四国化成従業員持株会1.94
09太陽ホールディングス株式会社1.66
10西川謙太郎1.46

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-05-21
    シュローダー・インベストメント・マネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    4.47%
    -0.63pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+253%、1株純資産は14期で+206%。直近期のROEは9.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月557098.011.020.5
2014年3月677709.111.018.5
2015年3月758819.013.019.3
2016年3月839289.212.020.1
2017年3月1001,04110.112.019.7
2018年3月1131,15110.314.021.0
2019年3月921,1917.913.025.9
2020年3月971,2428.010.026.8
2021年3月1031,3607.912.025.2
2022年3月1261,4888.810.020.2
2022年12月941,5416.213.031.1
2023年12月1521,7039.411.080.7
2024年12月1911,86610.411.033.6
2025年12月1932,1699.514.0244.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2025/12期の役員報酬は総額359百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢
渡邊充範代表取締役社長69
濱﨑誠専務取締役68
眞鍋宣訓常務取締役62
池田雄一取締役58
安藤慶明取締役60
森清取締役66
外村正一郎取締役73
太田穰取締役70
石川幸子取締役68
片山和彦監査役(常勤)65
田邉賢次監査役(常勤)67
西原孝治監査役68
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
川合弘泰監査役67

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6125865226444
社外取締役6616110
監査役2343417

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

ニュース

AI解説

今日の重要ニュースより

「今日の重要ニュース」で四国化成ホールディングスを取り上げた解説を、新しい順に並べている。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,414字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社の企業集団は、当社、子会社22社及び関連会社1社で構成され、化学工業薬品・医薬品並びに住宅・景観・店舗関連商品の研究開発、生産及び販売を主な事業としているほか、殺菌・水処理関連の環境ビジネスや情報システム事業などを営んでおります。 主たる子会社の位置付けは下表及び系統図のとおりであります。 化学品事業の生産は連結子会社の四国化成工業㈱、シコク硫炭㈱、増田化学工業㈱が担当し、販売は連結子会社の四国化成工業㈱及び㈱丹羽久が中心に担当しておりますが、海外向けの販売の一部は連結子会社の米国現地法人SHIKOKU INTERNATIONAL CORPORATION及び中国現地法人四国化成(上海)貿易有限公司が担当しております。場内作業は連結子会社のシコク興産㈱が請負っております。また、連結子会社のシコク環境ビジネス㈱及びシコク分析センター㈱は水処理関連の環境ビジネスや、環境試験分析事業を展開しております。 建材事業のうち、エクステリアの生産は連結子会社のシコク景材㈱、シコク景材関東㈱及びシコク工機㈱が担当し、販売は連結子会社の四国化成建材㈱、㈱シー・エス・ピー及びReデザインホーム㈱が担当しております。また、中国市場での販売を非連結子会社の中国現地法人四国化成(上海)貿易有限公司が担当しております。 その他は、連結子会社のシコク・システム工房㈱が情報システム事業を担当し、連結子会社のシコク・フーズ商事㈱はフード事業を展開しております。 なお、当社は特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。 セグメントの名称   事業品目   生産部門   販売・営業部門   備考 化学品 事業   無機化成品   二硫化炭素、無水芒硝 不溶性硫黄   (子)四国化成工業㈱ シコク硫炭㈱   (子)四国化成工業㈱ SHIKOKU INTERNATIONAL CORPORATION ㈱丹羽久 四国化成(上海)貿易有限公司 シコク環境ビジネス㈱ シコク分析センター㈱ SHIKOKU INDIA Pvt.Ltd. SHIKOKU KASEI(THAILAND)Ltd.   場内作業 (子) シコク興産㈱ 有機化成品   塩素化イソシアヌル酸 排水処理剤 環境関連事業   (子)四国化成工業㈱ ファインケミカル   タフエース(プリント配線板向け水溶性防錆剤)GliCAP(密着性向上プロセス)イミダゾール類(エポキシ樹脂硬化剤用途など)グリコールウリル誘導体等 (樹脂改質剤)   (子)四国化成工業㈱ 増田化学工業㈱ 建材事業   壁材   内装・外装壁材 舗装材   (子)四国化成建材㈱   (子)四国化成建材㈱ 四国化成(上海)貿易有限公司 エクステリア   門扉、フェンス 車庫、シャッター   (子)シコク景材㈱ シコク景材関東㈱ シコク工機㈱   (子)四国化成建材㈱ ㈱シー・エス・ピー Reデザインホーム㈱ その他   その他サービス   情報システムファーストフード販売 その他       (子)四国化成コーポレートサービス㈱ シコク・システム工房㈱ シコク・フーズ商事㈱ (注) (子) …… 子会社 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題4,395字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1) 経営方針 当社グループは、新たなステージへの飛躍を目指し、2030年を見据えた長期ビジョン「Challenge 1000」を策定、2020年度よりこれに沿った積極経営を推進しております。 変わらぬ企業理念「独創力」のもと、2030年にありたい姿として、「独創力で、“一歩先行く提案”型企業へ」を掲げ、独創的なアイデアで社会課題を解決し、世界をリードする企業となることを目指しております。 さらに、良き企業市民として、顧客、従業員、株主、そして社会に貢献していくこととした「四方よし」を企業の活動方針としています。お客様には「一歩先の価値」を、従業員には「挑戦と成長」を、株主の皆様にはより一層の「利益還元」を、そして、社会には「より良い明日」を届けることにより、ステークホルダーの皆様に貢献してまいります。また、自主的なレスポンシブル・ケア*活動に取り組み、社会の持続的な発展に貢献するとともに、さらなる社会課題の解決に向け、国連で採択された持続可能な開発目標(SDGs)の達成にも貢献してまいります。 *レスポンシブル・ケア:化学物質等を製造または取り扱う事業者が、製品の開発、製造、物流、使用、最終消費、廃棄、リサイクルの全ライフサイクルにわたって環境、安全、健康を守る自主管理活動のことです。 (2) 経営戦略等 「Challenge 1000」の実行にあたっては、6つの全社変革方針の実行による事業基盤の強化を推し進めるとともに、事業変革方針として、これまでの「お客様のご要望起点」のスタイルから、「四国化成からの提案起点」のスタイルへの変革を掲げ、各事業が持つ強みをさらに高め、世界中のお客様や社会の課題解決のために、いかに先回りした提案ができるのかを追求し、実行しております。 全社変革方針 ①価値づくり「ブランド価値の向上と新しい事業への挑戦」 ②余力づくり「変革リソース確保に向けた効率化実現」 ③拠点づくり「世界への足場づくりと世界展開の加速」 ④組織づくり「ビジョン実現に向けたグループガバナンス体制の確立」 ⑤風土づくり「多様性を認め、挑戦を後押しする風土の醸成」 ⑥人財づくり「個人の挑戦を促し、公正に評価する仕組みの構築」 事業変革方針 「お客様のご要望起点」のスタイルから、「四国化成からの提案起点」 のスタイルへの変革 2030年に目指す事業のありたい姿 化学品事業「世界の進歩のために、進化と深化を続ける事業」 無機化成品事業 「取り扱いが難しい素材を循環的に活用し、世界の技術革新や環境保全に貢献する事業」 有機化成品事業 「環境・衛生を守り、世界中の人にキレイを届ける事業」 ファインケミカル事業 「独自技術による高機能な製品を提供し、技術の発展に貢献する事業」 「新技術で世界のスタンダードを創出する事業」 建材事業「未来のくらしをデザインし、笑顔でくらせる世界の街づくりに貢献」 「Challenge 1000」の遂行にあたっては、全社変革方針及び事業変革方針を着実に実行し目標を達成するために、積極的に成長投資を行っていく計画としております。 このうち設備投資といたしましては、丸亀工場で不溶性硫黄新プラントが2025年1月に竣工しました。投資額は約45億円です。また、徳島工場に新たな実験施設及び事務所棟の建設(投資額:22億円)、増田化学工業においてファインケミカル生産設備を増強(投資額:約22億円)及び新R&Dセンター(仮称)の建設(投資額:約66億円)、新拠点として坂出工場の建設(投資額:150~200億円)を開始しております。 当社グループは、さらなる持続的な成長を目指して、「全員参加型」による「積極経営」を進め、世界の持続可能な発展に貢献する企業集団となることを目指しております。 なお、当社グループはグループ長期ビジョン「Challenge 1000」の達成に向け、2023年1月1日から持株会社体制へ移行しました。 持株会社体制への移行により分社化される各事業会社に対して大胆に権限移譲することで、意思決定を迅速化するとともに、生産・販売・開発の機能別組織を垂直的に統合し、組織をさらに一体化・緊密化し、一貫性を持った戦略の遂行を実現します。また、ガバナンス体制、本社部門の役割を再定義することで、企業統治構造のより一層の明確化や業務の効率化を図ってまいります。さらに、持続的な経営力強化に向けて自律性を持った事業会社の運営の中で、将来の経営人材育成を推進します。 さらに当社グループは、長期ビジョン「Challenge 1000」の達成に向けた成長戦略の一環として、オープンイノベーションの推進および新規事業創出の加速を目的としたコーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)ファンド「SHIKOKUイノベーションファンド」を2026年7月に設立する予定であります。本ファンドは、JMTCキャピタル合同会社との共同により設立する投資事業有限責任組合であり、ファンド規模は10億円、運用期間は2036年6月までを予定しております。投資対象は、化学、建材、材料関連技術等の当社コア領域に加え、当社とのシナジーが見込まれる技術・事業分野としております。 当社はこれまで「新規事業の創出」および「M&Aの検討」を成長戦略の両輪として推進してまいりましたが、CVCを通じたスタートアップ企業への戦略的投資および資本業務提携により、外部との連携を強化し、新規事業の早期立ち上げおよび将来の成長事業の創出を図ってまいります。 これらの取り組みにより、経営のさらなる強化を図るとともに、変化の速い事業環境への対応、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた脱炭素化への取り組みなど、山積する経営課題を着実に解決してまいります。 (3) 経営環境 ① 全般 当連結会計年度におけるわが国経済は、人手不足による賃上げ圧力と物価上昇が続く中、一時的な落ち込み(7~9月期マイナス成長など)があったものの、緩やかな回復基調にあります。 海外経済は、米国ではトランプ関税による悪影響の顕在化が予想されるなかでも、総じて底堅い成長を続けています。一方で中国経済は各種経済政策の効果が十分に現れず、停滞が続いています。 ② 化学品事業 無機化成品事業における不溶性硫黄は、中長期的にはラジアルタイヤの生産本数はグローバルでの増加が見込まれていますが、不溶性硫黄は全世界で供給過多な状況が継続しており、シェア争いや価格競争が激化しています。新プラントでの高品質製品で差別化を図り、販売を拡大してまいります。有機化成品事業では、コロナ禍を受けた消費者の行動や意識の変化により衛生管理に対する関心や需要は高まっており、塩素化イソシアヌル酸を中心とする殺菌・消毒剤事業は様々な方面で事業拡大の機会があります。ファインケミカルの事業領域である先端技術分野においても、例えば自動運転技術のさらなる進化や、AI需要の拡大により、半導体をはじめとする電子部品などには更なる高機能化が求められております。そうした進化の一翼を担うものとして、当社の有機合成技術や低金属管理技術が生み出す新しい機能材料、電子化学材料及び表面化学材料の評価や採用はさらに活発となるものと予想しております。 ③ 建材事業 国内市場では、人口の減少傾向も相俟って新設住宅着工戸数自体は高度経済成長期のピーク時からはほぼ半減しておりますが、エクステリア事業においては、従来の門扉・フェンス、車庫といった製品に加えて、デッキ、テラスやファサード製品など、新しい住まい方や空間提案による新たな市場創造は絶え間なく続けております。また、台風など近年の自然災害の増加・激甚化を背景に、住宅・景観エクステリアともに建築基準法に対応した高強度製品や安全性を重視した製品の需要が増加しております。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 このような経営環境の中、当社グループにおきましては、長期ビジョン「Challenge 1000」の達成を目指し、「全員参加型」による「積極経営」を進め、コア・コンピタンスに根ざした新規商品・事業の育成・展開を図るとともに、研究開発及び生産技術の強化、グローバルな市場動向に機敏に反応できるきめ細かで効率的なマーケティングの展開、物流購買機能の向上等、全社変革方針及び事業変革方針で定めた施策の実行に全社を挙げて取り組んでおります。 また、“安全操業”、“環境保全”、“安定品質”の飽くなき追求は事業活動の根幹であると銘肝し、確実に成し遂げてまいります。 市場の成長や変化に対応し、優先して取り組む課題として、化学品事業では、一般消費者向け(BtoC)市場への本格参入として、家庭用洗剤ブランド『WASHMANIA』を立ち上げました。更なる事業領域の拡大を目指してまいります。ICTの発展に伴い、さらなる高機能化が求められている最先端の電子化学材料分野では、AIサーバー及びパッケージ基板向け電子化学材料「GliCAP」のグローバルスタンダード獲得に注力するとともに、次世代の技術動向を見据えて研究開発体制の一層の強化を図っております。また、電子部品の性能の向上に貢献する「機能材料製品群」の開発・試作・量産体制の強化に加え、新たな領域として、微細化が進む最先端の半導体向けプロセス材料などに、近年の研究開発成果をタイムリーに投入するなど、上記方針に沿った「一歩先行く提案」に具体的かつ意欲的に取り組んでおります。 建材事業では、2025年2月に「MEGLIO」(メグリオ)ブランドを創設しました。「MEGLIO」は、イタリア語で「より良い」との意味があり、「人と自然に、より良い巡りを」という意思を織り込んでいます。グループ会社も含めた特注への対応力や、製品の品質、機能を活用できる戦略に特化し、「MEGLIO」ブランドのミッションである「高強度」、「長寿命化」、「空間価値向上」、「省力化」、「脱炭素」、「循環経済」にのっとった高付加価値製品の拡販により収益性の向上を図ります。 (5) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 長期的視点に立った成長戦略の実行による飛躍的な成長を目指し、2030年に達成すべき財務目標として、売上高1,000億円、営業利益150億円、ROE10%以上を掲げ、目標の達成に向けて全社一丸となって取り組んでまいります。 なお、当該財務目標数値については現在見直しを行っており、新たな目標数値は2026年8月を目途に公表を予定しております。
事業等のリスク4,906字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは以下のようなものがあります。 これらのリスクが顕在化した場合、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (1)経営方針、(2)経営戦略等に記載の長期ビジョン「Challenge 1000」の計画的な遂行に影響を及ぼす可能性がありますが、当社グループといたしましては、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応として、代替する事業計画を機動的に策定し、その遂行に努める方針であります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)一般の経済要因 当社グループの営業収入のうち、重要な部分を占める化学品の需要は、当社グループが製品を販売している日本又は海外各国の経済状況の影響を受け、プール用殺菌剤等一部の製品は天候の影響を受けます。また、同じく重要な部分を占める建材の需要は、日本の経済状況の影響を受けます。従いまして、日本をはじめとする当社グループの主要市場における景気後退、及びそれに伴う需要の縮小は、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループの事業は、競合他社が製造を行う地域の経済状況から間接的に影響を受ける場合があります。例えば、競合他社が海外において低廉な人件費の労働力を雇用して生産した場合、当社グループと同様の製品をより低価格で提供できることになり、その結果、当社グループの売上が悪影響を受ける可能性があります。さらに、原材料を製造する地域の現地通貨が下落した場合、当社グループのみならず他のメーカーでも製造原価が下がる可能性があります。このような傾向により輸出競争や価格競争が熾烈化し、いずれも当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性が生じることになります。 さらには、米国を中心とするインフレと金融引き締め、政権交代に伴う不確実性の高まりにより、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ウクライナ・ロシア情勢及びイスラエル・パレスチナ情勢については原材料・物流費の高騰が当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2)為替レートの変動 当社グループの事業には、海外各国における製品の販売及び海外各国からの原材料や商品の調達が含まれております。各国における売上を含む現地通貨建ての項目は、連結財務諸表作成のために円換算されております。換算時の為替レートにより、これらの項目は元の現地通貨における価値が変わらなかったとしても円換算後の価値が影響を受ける可能性があります。一般に他の通貨に対する円高(特に当社グループの輸出の重要部分を占める米ドル及びユーロに対する円高)は当社グループの事業に悪影響を及ぼし、円安は当社グループの事業に好影響をもたらします。 また、当社グループが輸入で調達する原材料や商品については、調達先地域の通貨価値上昇は、それらの地域における製造と調達コストを押し上げる可能性があります。コストの増加は、当社グループの利益率と価格競争力を低下させ、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、為替予約等によるリスクヘッジを行い、米ドル、ユーロ及び円を含む主要通貨間の為替レートの短期的な変動による悪影響を最小限に止める努力をしておりますが、中長期的な為替レート変動により、計画された調達、流通及び販売活動を確実に実行できない場合があります。 (3)新製品開発力 当社グループ収入のかなりの部分は、独自の製品及び技術開発に基づく製品の売上に拠っております。将来の成長は主に革新的かつ長期にわたり当社グループに安定的に利益をもたらす新製品の開発に依存すると予想しております。 しかしながら、新製品の開発と販売のプロセスは、その性質から複雑かつ不確実なものであり、以下をはじめとする様々なリスクが含まれます。 ①新製品や新技術の開発に必要な経営資源を今後充分に充当できる保証はありません。 ②長期的な投資と大量の資源投入が成功する新製品又は新技術の創造につながる保証はありません。 ③当社グループが市場からの支持を獲得できる新製品又は新技術を正確に予想できるとは限らず、またこれらの製品の販売が成功する保証はありません。 ④新たに開発した製品又は技術が独自の知的財産権として保護される保証はありません。 ⑤化学品事業の製品の多くは、顧客が生産する製品の中間原料として販売されるものであり、当社グループによる長期的な研究・開発活動の上に特定顧客の品質承認が得られた後に事業として成立するものであります。従って、研究・開発の初期投資が結果的に利益を計上できない可能性を含んでおります。 ⑥建材事業の製品については、住宅等を取得する消費者の嗜好の変化により、当社グループ製品が時代遅れになる可能性があります。また、基本技術における競合他社との差別化が図りにくい製品を含んでおり、開発投資と比較してライフサイクルが短くなる可能性を含んでおります。 上記のリスクをはじめとして、当社グループが業界と市場の変化を十分に予測できず、魅力ある新製品を開発できない場合は、将来の収益性を低下させ、業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (4)価格競争 当社グループが属している各製品市場はそれぞれ競合状況があり、多くの原因により今後価格競争が熾烈化する可能性が予測されます。 化学品事業においては、低廉な労働力を背景に海外で生産される製品が国内市場で流通することにより市場価格が低下する可能性があります。また、海外廉価製品の品質向上により当社グループの製品の競争力が相対的に低下する可能性があります。当社グループの製品は当該廉価品と比較して高付加価値品としての品質的な優位を保ち続けるべく努力はしておりますが、価格面での圧力又は有効に競争できないことによる顧客離れは、当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 一方、建材事業のエクステリア製品においては、アルミサッシ系メーカーを中心とする大手競合企業が多額の開発投資・物流投資等を投下することにより競合製品をより低価格で市場に投入し、競合がさらに熾烈化する可能性があります。当社グループでは壁材を含む建材製品の機能やデザインまた顧客に対する提案力において比較優位に立つべく継続的に新製品を投入しておりますが、将来においても有効に競争できるという保証はなく、価格面での競争に陥った場合は、同じく当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (5)市場環境、業界環境 当社グループが販売する化学製品の多くは、顧客が生産する製品の中間原料として消費されるものでありますが、顧客が生産する製品の必須原料であるとは限りません。価格競争以外の要因として、顧客又は顧客が属する業界における新技術の台頭により当社製品が他の製品に代替された場合には将来の収益性を低下させ、業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 一方、建材事業の住宅用壁材、住宅用エクステリア製品の需要動向は新設住宅着工戸数を、また景観エクステリア製品の販売は公共投資額や民間の設備投資額をそれぞれ先行指数として増減する傾向があります。これらの指数は政策や景気動向等により影響を受けるものであり、その動向いかんによっては業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (6)原材料調達 当社グループが販売する化学製品、建材製品ともに、原材料調達に当たってはいわゆる複数購買を原則としておりますが、一部には汎用製品ではなくサプライヤーが限られるものを使用しており、サプライヤー側の事故等により調達が困難になる可能性があります。 また、原材料及びエネルギー価格高騰による製造原価上昇を販売価格に転嫁できなかった、もしくは価格転嫁が遅延した場合は当該製品の収益性が悪化し、業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (7)知的財産権について 当社グループは他社製品と差別化できる技術とノウハウを蓄積してまいりましたが、当社グループ独自の技術とノウハウの一部は、海外の全ての国において知的財産権を確立しているわけではありません。そのため、第三者が当社グループの知的財産を使って類似した製品を製造するのを効果的に防止できない可能性があります。また、他社が類似する、もしくは当社グループより優れている技術を開発することや、当社グループの特許や企業秘密を模倣、又は解析調査することを防止できない可能性があります。さらに当社グループの将来の製品又は技術は、将来的に他社の知的財産権を侵害しているとされる可能性があります。 (8)在庫リスク 当社グループの製品には、プール用殺菌剤等需要量に季節要因があるものが含まれます。また、建材製品ではタイムリーな納入を確保し販売機会を逸しないために、見込み生産を行っているものがあります。このため、急激な市場環境の変化等により販売動向が事前の需要予測と大きく乖離した場合、棚卸資産が増え、キャッシュ・フローに悪影響を与える可能性があります。 また、建材製品は流行や顧客の嗜好の変化により販売動向が左右されるものがあり、その意匠や機能が陳腐化して滞留在庫となり、キャッシュ・フロー及び損益に悪影響を与える可能性があります。 (9)法的規制等 当社グループが事業活動を行っている国及び地域では、各種の法令・規則(租税法規、環境法規、労働・安全衛生法規、独占禁止法・アンチダンピング法等の経済法規、貿易・為替法規、証券取引所の上場規程等)が施行されています。当社グループは、これらの法令・規則を遵守し公正な企業活動に努めておりますが、万一法令・規則違反を理由とする訴訟や法的手続きにおいて、当社グループにとって不利益な結果が生じた場合、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、これらの法令・規則が変更された場合や、予想できない新たな法令・規則が設けられた場合、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (10)企業買収・事業提携等 当社グループは、長期ビジョン「Challenge 1000」の達成に向け、既存事業の強化及び新たな事業領域の獲得を目的として、企業買収、資本提携、業務提携等を実施する場合があります。 これらの施策の実行にあたっては、事前のデューデリジェンス等を通じてリスクの把握に努めておりますが、事業統合が計画どおり進まず、想定したシナジー効果が十分に発揮されない場合があります。また、市場環境の変化等により、買収対象企業の業績が当初想定を下回る場合、のれん及び無形資産等の減損損失や株式の評価損、偶発債務の顕在化や追加費用が発生する可能性があります。 これらの事象が発生した場合、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (11)情報セキュリティについて 当社グループは、研究開発情報、製造技術情報、顧客情報、従業員情報等の重要情報を保有しております。これらの情報資産の管理については、社内規程の整備やアクセス制御等の対策を講じております。 しかしながら、サイバー攻撃、不正アクセス、内部不正、人的ミス等により、情報漏えい、データ改ざん又は情報システムの停止等が発生する可能性があります。これにより、製造設備や業務システムが停止した場合、生産活動や受注・出荷業務に支障が生じる可能性があります。 これらの事象が発生した場合、信用の低下、損害賠償責任の発生、復旧費用の増加等を通じて、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,674字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、米国の通商政策による影響が自動車産業を中心にみられるものの、個人消費には持ち直しの動きが見られ、総じて緩やかに回復しました。海外経済は、米国では雇用の増勢が鈍化する一方で、個人消費は底堅く推移し、景気の緩やかな拡大基調が続いています。先行きのわが国経済については、グローバルなAI関連需要が上押しに作用するものの、各国の通商政策等の影響を受けて海外経済が減速することを通じ、輸出が弱含むことで企業収益が下振れするリスクが懸念されます。 このような状況下、当連結会計年度の当社グループの売上高は707億5百万円(前期比1.7%増)、営業利益は108億69百万円(前期比11.6%増)、経常利益は119億21百万円(前期比10.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は84億59百万円(前期比4.0%減)となりました。化学品事業においてファインケミカルが好調だったことにより、売上高、営業利益および経常利益が過去最高を記録しました。 セグメントの経営成績は、次のとおりであります。 <化学品事業> (無機化成品) ラジアルタイヤ向け原料である不溶性硫黄は、海外市場を中心に販売競争が激化したことから、低調に推移し前年を下回りました。レーヨン・セロハン向けの二硫化炭素は輸出販売が好調で、前年を上回りました。浴用剤・合成洗剤向けの無水芒硝も価格転嫁が進んだことで、販売は前年を上回りました。 (有機化成品) 殺菌消毒剤塩素化イソシアヌル酸は、国内市場は家庭用サニタリー向けなどが堅調に推移し、販売は前年を上回りました。米国市場は前期好調の反動減などにより販売は前年を下回りました。 (ファインケミカル) 電子化学材料では、密着性向上プロセスGliCAPは海外を中心にサーバー基板向けの販売が好調に推移しました。機能材料では、エポキシ樹脂硬化剤イミダゾール類で新規案件の獲得が進み、樹脂改質剤グリコールウリル誘導体等も需要の増加により販売は前年を上回りました。半導体プロセス材料についても需要が拡大し、好調に推移しました。 この結果、化学品事業の売上高は515億51百万円(前期比3.2%増)、セグメント利益は101億3百万円(前期比17.3%増)で増収・増益となりました。 <建材事業> 建設コスト高騰などを背景に、持ち家を中心に新設住宅着工戸数の減少傾向が続き、住宅向け需要は低調に推移しました。このような状況のもと、当社の強みである非住宅分野向け景観エクステリアの拡販に取り組みましたが、販売は前年を下回りました。また、価格改定を含めた収益改善施策を推進しましたが、アルミ地金を始めとする原材料価格高騰や物流コスト上昇などの影響を受けて、利益は前年を下回りました。 この結果、建材事業の売上高は179億55百万円(前期比2.8%減)、セグメント利益は5億46百万円(前期比42.7%減)で減収・減益となりました。 財政状態は、総資産は、前連結会計年度末比85億75百万円増加し、1,444億3百万円となりました。 負債は、前連結会計年度末比18億55百万円減少し、498億3百万円となりました。 純資産は、前連結会計年度末比104億31百万円増加し、945億99百万円となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、354億84百万円(前期比17億45百万円増)となりました。 当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 営業活動によって得られたキャッシュ・フローは、109億81百万円(前期比19億59百万円増)となりました。投資活動によって得られたキャッシュ・フローは、22億22百万円(前期は155億50百万円の支出)となりました。財務活動に使用されたキャッシュ・フローは、115億45百万円(前期比78億28百万円増)となりました。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)   前年同期比(%) 化学品事業 無機化成品    (百万円)   11,909   100.6 有機化成品     (百万円)   15,140   105.4 ファインケミカル     (百万円)   21,328   154.5 小計     (百万円)   48,378   120.9 建材事業 壁材     (百万円)   688   100.7 エクステリア     (百万円)   14,698   95.3 小計     (百万円)   15,386   95.5 報告セグメント計     (百万円)   63,764   113.6 (注) 1 生産金額は主に生産量に平均販売価格を乗じて算出しております。 2 生産実績は自家消費(無機・有機化成品及びファインケミカル)を一部含んでおります。 3 報告セグメント以外のその他については生産活動になじまないため記載しておりません。 b. 受注実績 当社グループは見込生産を行っているため、該当事項はありません。 c. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)   前年同期比(%) 化学品事業 無機化成品   (百万円)   14,544   96.5 有機化成品   (百万円)   18,460   84.2 ファインケミカル   (百万円)   18,546   143.5 小計   (百万円)   51,551   103.2 建材事業 壁材   (百万円)   1,306   103.5 エクステリア   (百万円)   16,649   96.7 小計   (百万円)   17,955   97.2 報告セグメント計   (百万円)   69,507   101.6 その他   (百万円)   1,198   110.7 合計   (百万円)   70,705   101.7 (注) 1 セグメント間の取引については相殺消去しております。 2 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額 (百万円)   割合 (%)   金額 (百万円)   割合 (%) Sun Wholesale Supply, Inc.   8,445   12.2   -   - 主な相手先別の販売実績のうち、当該販売実績の総販売実績に対する割合が10%未満の相手先につきましては記載を省略しております。また、当連結会計年度のSun Wholesale Supply, Inc.に対する販売実績は、総販売実績の10%未満のため、記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の経営成績は、売上高は707億5百万円(前期比1.7%増)となりました。国内売上高は439億66百万円(前期比4.4%増)となりました。海外売上高は267億38百万円(前期比2.4%減)となりました。売上高に占める海外売上高の割合は1.6ポイント減少し、37.8%となりました。 売上原価は400億54百万円(前期比4.2%減)、売上高に対する比率は3.5ポイント減少し、56.7%となりました。 販売費及び一般管理費は197億81百万円(前期比10.3%増)となりました。運送費及び保管費や研究開発費の増加などによるものであります。 以上の結果、営業利益は108億69百万円(前期比11.6%増)となり、売上高営業利益率は15.4%となりました。 営業外損益は、前期の10億38百万円の利益(純額)から、10億52百万円の利益(純額)となりました。受取配当金の増加が主な要因です。 この結果、経常利益は119億21百万円(前期比10.6%増)となり、売上高経常利益率は16.9%となりました。 特別損益は、前期の17億83百万円の利益(純額)から、3億60百万円の利益(純額)となりました。これは、投資有価証券売却益の減少が主な要因です。 この結果、税金等調整前当期純利益は122億81百万円(前期比2.2%減)となりました。 法人税等は、前期の36億72百万円から、38億5百万円となりました。これにより、税効果会計適用後の法人税等の負担率は、前期の29.2%から31.0%となりました。 以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は84億59百万円(前期比4.0%減)となり、1株当たり当期純利益は前期に比べ1円73銭増加し、193円11銭となりました。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因として、為替変動があります。この影響により、前期に比べ、売上高が2億85百万円減少したものと試算されます。(ただし、為替の影響の試算は前連結会計年度の平均レートと当連結会計年度の平均レートの差によって算定しており、販売価格の変動に伴う影響は考慮されておりません。) 財政状態は、総資産は、前連結会計年度末比85億75百万円増加し、1,444億3百万円となりました。主な増加は、投資有価証券34億42百万円、機械装置及び運搬具28億51百万円であります。 負債は、前連結会計年度末比18億55百万円減少し、498億3百万円となりました。主な増加は、繰延税金負債31億90百万円、主な減少は、長期借入金28億31百万円、短期借入金24億99百万円であります。 純資産は、前連結会計年度末比104億31百万円増加し、945億99百万円となりました。主な増加は、その他有価証券評価差額金67億26百万円、利益剰余金62億34百万円、主な減少は、自己株式の増加27億58百万円であります。 以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末の61.4%から65.0%となりました。 セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 営業活動によって得られたキャッシュ・フローは、109億81百万円(前期比19億59百万円増)となりました。主な収入項目は、税金等調整前当期純利益122億81百万円、減価償却費35億39百万円、一方で主な支出項目は法人税等の支払額36億91百万円であります。 投資活動に得られたキャッシュ・フローは、22億22百万円(前期は155億50百万円の支出)となりました。主な収入項目は、投資有価証券の売却及び償還による収入64億21百万円、有価証券の償還による収入29億円、一方で主な支出項目は、有形固定資産の取得による支出71億28百万円であります。 財務活動に使用されたキャッシュ・フローは、115億45百万円(前期比78億28百万円増)となりました。主な収入項目は、長期借入れによる収入69億円、一方で主な支出項目は長期借入金の返済による支出109億37百万円、自己株式の取得による支出27億94百万円であります。 以上の結果、現金及び現金同等物は、354億84百万円(前期比17億45百万円増)となりました。 当社グループの資金の財源及び流動性については、事業活動にかかる短期運転資金は営業キャッシュ・フローを主な財源としておりますが、その他取引金融機関に有する当座貸越等の融資枠からの短期借入金も利用し、経営環境の急激な変化にも対応できる十分な流動性を保持しております。 設備投資、投融資資金などの長期資金についても、自己資金を基本としつつ、資本調達コストの低減や最適な資本構成、資金需要や金利情勢を考慮しながら、金融機関からの長期借入を随時行っております。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債残高は、243億63百万円、前連結会計年度末比62億1百万円減少しました。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準等に基づき作成されております。その作成には経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債や収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理的に判断していますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用している重要な会計方針は、「第5章 経理の状況 1(1)連結財務諸表注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。

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出典

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