概要
十六フィナンシャルグループは、岐阜県岐阜市に本店を置く銀行持株会社である。中核子会社の株式会社十六銀行(本店159か店)を中心に、リース、クレジットカード、証券、デジタルソリューションなど幅広い金融サービスを提供する。2021年10月に東京証券取引所市場第一部および名古屋証券取引所市場第一部に上場し、2022年4月にそれぞれプライム市場・プレミア市場へ移行した。連結従業員数2322名、2026年3月期の連結経常収益は1691億円、親会社株主に帰属する当期純利益は274億円。
岐阜・愛知を地盤とする地域金融グループ
十六フィナンシャルグループの主要営業基盤は岐阜県および愛知県である。2026年3月期の有価証券報告書によれば、同行の預金等残高は6兆3815億円、貸出金残高は5兆762億円に達する。地域の個人・法人顧客に対して預金、貸出、為替、デリバティブなどの銀行業務を提供するほか、グループ会社を通じてリース、クレジットカード、M&Aアドバイザリー、ファンド運営、地域活性化コンサルティングなど多様な金融周辺サービスを展開する。収益の中心は銀行業であり、2026年3月期のセグメント経常収益は1347億円、セグメント利益は402億円である。
持株会社体制への移行とグループ再編
当社は2021年10月、株式会社十六銀行の単独株式移転により設立された持株会社である。設立時点で十六銀行の完全子会社となり、同時に十六銀行が保有していた十六総合研究所、十六TT証券、十六カード、十六リース、十六コンピュータサービス(現・十六電算デジタルサービス)、NOBUNAGAキャピタルビレッジの全株式を取得し、直接出資会社として再編した。2022年3月には十六コンピュータサービスを電算システムホールディングスとの合弁会社とし、十六電算デジタルサービスへ商号変更。同年4月にはカンダまちおこし株式会社を設立し、地域活性化事業を強化した。
長期ビジョンと中期経営計画の進捗
2023年4月、当社グループは10年間の長期ビジョン「16Vision-10」と、その前半5か年を計画期間とする「第2次中期経営計画」を策定した。長期ビジョンのテーマは「一歩先を行き、いつも地域の力になる」であり、4つの基本戦略(トランスフォーメーション、ヒューマンイノベーション、マーケットインアプローチ、地域プロデュース)を推進する。2025年度実績では、連結当期純利益273億円、連結ROE6.16%、連結修正OHR54.13%、連結自己資本比率11.53%と、計画は順調に進捗。2025年11月には政策金利の引上げ影響を踏まえ計数目標を上方修正した。
グループ子会社の役割と事業セグメント
連結子会社は12社で構成される。銀行業は株式会社十六銀行とその連結子会社3社(事務受託・信用保証・投資業務)が担う。リース業は十六リース株式会社が地域企業向けにリースサービスを提供。その他業務として、十六TT証券(金融商品取引)、十六カード(クレジットカード)、十六電算デジタルサービス(決済・デジタルソリューション)、NOBUNAGAキャピタルビレッジ(投資事業組合運営)、NOBUNAGAサクセション(経営承継・M&Aアドバイザリー)などが活動する。2026年3月期のセグメント利益は銀行業402億円、リース業10億円、その他130億円であった。
収益構造と財務の特徴
2026年3月期の連結経常収益1691億円の内訳は、資金運用収益790億円、役務取引等収益271億円、その他業務収益301億円。資金運用収支は前年比77億円増の622億円、役務取引等収支は29億円増の204億円。経常利益は428億円(前年比115億円増)、親会社株主帰属当期純利益は274億円(同65億円増)と増益傾向にある。総資産は7兆5260億円、純資産は4733億円。有価証券残高は1兆1126億円と前年から1945億円減少した。キャッシュ・フローは営業活動で1903億円の支出(預金増加・借用金減少)、投資活動で2250億円の収入(有価証券売却)となった。
業界の中での役割は地域金融サービス提供者にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01銀行業主力
地域密着型の銀行業務を中核とし、預金、貸出、為替、デリバティブなど多様な金融商品・サービスを個人・法人顧客に提供。
- 預金業務
- 個人・法人向け預金商品の提供。
- 貸出業務
- 事業性融資、住宅ローン等の与信業務。
- 内国為替業務
- 国内送金・振込サービス。
- 外国為替業務
- 外貨預金、外国送金等の国際業務。
02リース業準主力
十六リース株式会社を通じて、地域企業向けにリース業務を展開。
03その他副次
調査研究、金融商品取引、クレジットカード、決済・デジタルソリューション、M&Aアドバイザリー、ファンド運営、地域活性化コンサルティング等の多様な金融周辺サービスを提供。
製品と技術
預金・貸出を核とする銀行業務
株式会社十六銀行は個人・法人向けに預金業務(普通預金、定期預金、外貨預金など)と貸出業務(事業性融資、住宅ローン、カードローンなど)を提供する。2026年3月期末の預金等残高は6兆3815億円、貸出金残高は5兆762億円。資金運用収益の中心であり、2026年3月期の資金運用収支は622億円(前年比78億円増)。金利上昇環境下で貸出金利の改善が収益増に寄与した。また、内国為替業務(送金・振込)および外国為替業務(外貨預金、外国送金)も提供し、地域の決済インフラを支える。
リース業で企業の設備投資を支援
十六リース株式会社は、岐阜・愛知両県の企業向けに機械設備、車両、情報機器などのリースサービスを提供する。2026年3月期のリース業セグメント経常収益は275億円、セグメント利益は10億円。地域の設備投資需要を取り込むとともに、銀行本体の貸出とは異なるファイナンス手段を提供する。リース事業は比較的小規模ながら安定した収益源となっている。
デジタルソリューションと決済サービスの拡充
十六電算デジタルサービス株式会社(電算システムホールディングスとの合弁)が決済・デジタルソリューション業務を担当する。具体的には、加盟店向け決済端末の提供、キャッシュレス決済プラットフォーム、企業のデジタル化支援などを行う。また、「じゅうろくアプリ」を起点としたデジタル接点とリアル接点の連携を強化し、顧客利便性の向上を図る。2026年3月期のその他セグメント(金融商品取引、クレジットカード、デジタル等を含む)の経常利益は130億円と前年比43億円増加した。
M&A・事業承継アドバイザリーとファンド運営
NOBUNAGAキャピタルビレッジ株式会社は投資事業有限責任組合の運営・管理を行い、地域企業への投資を通じて成長支援を実施。NOBUNAGAサクセション株式会社(2023年7月設立)は経営承継・M&Aアドバイザリー業務を専門とする。これらの子会社は、人口減少・事業承継問題が深刻化する地域において、後継者不在企業の買収仲介や事業再生を支援する役割を担う。グループの地域プロデュース戦略の一環として位置づけられる。
クレジットカード・証券業務による手数料収入
十六カード株式会社はクレジットカード業務を展開し、個人向けカード発行・加盟店管理を行う。十六TT証券株式会社は金融商品取引業務(株式・債券の売買仲介、投資信託販売など)を提供する。これらの事業は銀行業務とは別に手数料収入を稼得し、グループ収益の多様化に貢献する。2026年3月期の役務取引等収益(グループ全体)は271億円、役務取引等収支は204億円と拡大傾向にある。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
銀行業のなかでの位置
地方銀行グループ、地元密着型
十六フィナンシャルグループは岐阜県を地盤とする地方銀行グループ。売上高(経常収益)は2024/3期1,288億円から2025/3期1,363億円、2026/3期1,691億円と拡大。営業利益率の開示はないが、地方銀行として預貸金業務が中心。同業のいよぎんFGやしずおかFGと比較して規模は中程度。地元密着型でリテール営業に強みを持つが、人口減少や低金利環境の影響を受けやすい。デジタル化や収益多角化が課題。
強み
- 岐阜県を中心に強固な顧客基盤。リテール営業で堅調。
- 26/3期1,691億円と大きく増収。貸出金増加など寄与。
- 地域経済との結びつき強く、安定した預金基盤。
- 証券・リースなどグループ会社と連携し収益多角化。
課題
- 地元の人口減少が貸出需要の減少につながる。
- 利ざや縮小で収益圧迫。収益源の多様化が必要。
- メガバンクや他地銀との競争激化。差別化が課題。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
銀行の時価総額近傍。太字が十六フィナンシャルグループ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 8366滋賀銀行 | 1,350億円 | 30.4倍 |
| 2 | 7384プロクレアホールディングス | 1,328億円 | 34.7倍 |
| 3 | 8541愛媛銀行 | 1,210億円 | 16.6倍 |
| 4 | 8550栃木銀行 | 1,187億円 | 13.6倍 |
| 5 | 8395佐賀銀行 | 1,104億円 | 12.9倍 |
| 6 | 7380十六フィナンシャルグループ | 997億円 | 17.2倍 |
| 7 | 7389あいちフィナンシャルグループ | 959億円 | 21.9倍 |
| 8 | 8336武蔵野銀行 | 940億円 | 18.1倍 |
| 9 | 8386百十四銀行 | 890億円 | 18.7倍 |
| 10 | 8551北日本銀行 | 662億円 | 14.8倍 |
| 11 | 8367南都銀行 | 650億円 | 18.1倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(銀行)に従っています。
会社の歴史
沿革 8件
単独株式移転による持株会社設立の2021年
2021年5月、株式会社十六銀行は単独株式移転の方法で完全親会社を設立する「株式移転計画」を作成した。同年6月の定時株主総会で承認され、同年10月に当社(十六フィナンシャルグループ)が設立された。十六銀行は完全子会社となり、同時に十六銀行が保有していた子会社6社の株式を当社が取得し、直接出資会社として再編された。同月、東京証券取引所市場第一部および名古屋証券取引所市場第一部に上場した。
子会社再編と上場市場移行の2022年
2022年3月、十六コンピュータサービス株式会社を電算システムホールディングスとの合弁会社とし、十六電算デジタルサービス株式会社へ商号変更した。同年4月にはカンダまちおこし株式会社を設立し、地域活性化事業への参入を図った。また、同年4月には東京証券取引所市場第一部からプライム市場へ、名古屋証券取引所市場第一部からプレミア市場へ移行し、上場区分の変更に対応した。
長期ビジョン策定と新会社設立の2023年
2023年4月、グループ経営の羅針盤として長期ビジョン「16Vision-10」(10年間)と、その前半5か年を計画期間とする「第2次中期経営計画」を策定した。同年7月には、経営承継・M&Aアドバイザリーを専門とするNOBUNAGAサクセション株式会社を設立し、事業承継ニーズに対応する体制を整えた。この時期、グループは地域総合金融サービスグループへの変革を本格化させた。
年表8件を開く
2020年代
- 2021年5月創業株式会社十六銀行の単独株式移転の方法による完全親会社設立に向けて「株式移転計画」を作成
- 2021年6月創業株式会社十六銀行の定時株主総会において単独株式移転の方法により当社を設立し、持株会社体制へ移行することについて承認決議
- 2021年10月上場株式会社十六銀行が単独株式移転により当社を設立し、同行がその完全子会社となる 株式会社十六銀行が保有する株式会社十六総合研究所、十六TT証券株式会社、株式会社十六カード、十六リース株式会社、十六コンピュータサービス株式会社(現・十六電算デジタルサービス株式会社)、NOBUNAGAキャピタルビレッジ株式会社の全株式を同行から株式譲渡及び現物配当の方法により取得し、当社の直接出資会社として再編 東京証券取引所市場第一部及び名古屋証券取引所市場第一部に上場
- 2022年3月商号変更十六コンピュータサービス株式会社を株式会社電算システムホールディングスとの合弁会社とし、十六電算デジタルサービス株式会社へ商号変更
- 2022年4月創業カンダまちおこし株式会社を設立
- 2022年4月東京証券取引所市場第一部から東京証券取引所プライム市場、名古屋証券取引所市場第一部から名古屋証券取引所プレミア市場へ移行
- 2023年4月「長期ビジョン『16Vision-10』」及び「第2次中期経営計画」を策定
- 2023年7月創業NOBUNAGAサクセション株式会社を設立
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。
- 連結当期純利益2027年度まで280億円以上
- 連結ROE2027年度まで6%以上
- 連結修正OHR2027年度まで50%台
- 連結自己資本比率2027年度まで11%以上
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
トランスフォーメーション戦略
チーフオフィサー制度を導入し、特定の経営機能に関する権限と責任を明確化。グループ横断の連携強化と意思決定の迅速化を進める。
- 02
ヒューマンイノベーション戦略
65歳選択定年制や人材育成計画、健康経営施策などを通じて人的資本投資を加速し、お客さまや地域への価値提供を最大化する。
- 03
マーケットインアプローチ戦略
「じゅうろくアプリ」を起点にデジタル接点とリアル接点を連携させ、利便性と快適性を高めたサービスを提供する。
- 04
地域プロデュース戦略
2027年度開業予定の新本社ビルを地域交流・にぎわいの拠点とする準備を進める。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 5期分
グループ全体で2,322人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,057万円で、4期前と比べて+11.9%。平均年齢は44.9歳、平均勤続年数は21.9年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 |
|---|---|---|---|---|
| 2022年3月 | 945 | 44.8 | 21.8 | 2,705 |
| 2023年3月 | 926 | 47.6 | 24.0 | 2,532 |
| 2024年3月 | 912 | 45.6 | 22.7 | 2,451 |
| 2025年3月 | 931 | 45.0 | 22.0 | 2,374 |
| 2026年3月 | 1,057 | 44.9 | 21.9 | 2,322 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社12社(国内 12 / 海外 0、うち連結子会社 12) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社十六銀行岐阜市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社十六総合研究所岐阜市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内十六TT証券株式会社岐阜市 · 連結子会社議決権60.0%
- 国内株式会社十六カード岐阜市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内十六リース株式会社岐阜市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内十六電算デジタル サービス株式会社岐阜市 · 連結子会社議決権60.0%
- 国内NOBUNAGA サクセション株式会社岐阜市 · 連結子会社議決権60.0%
- 国内NOBUNAGA キャピタルビレッジ 株式会社岐阜市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内カンダまちおこし 株式会社岐阜市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内十六ビジネスサービス 株式会社岐阜市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内十六信用保証株式会社岐阜市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内じゅうろく経営承継支援第2号投資事業有限責任組合岐阜市 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は1,691億円、経常利益は428億円。前期と比べると増収増益で、売上が+24.1%、利益が+37.2%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | — | 1,691億円 |
| 純利益 | 300億円 | 274億円 |
| 1株あたり配当 | ¥53 | ¥53 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、経常収益は393億円。前年の2024年1Qと比べると、経常収益は+26.0%。
| 対象期間 | 経常収益億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 273 | — | — | 41 |
| 2024年1Q | 312 | — | — | 54 |
| 2024年2Q | 319 | 29 | 9.1 | 41 |
| 2024年3Q | 344 | — | — | 50 |
| 2024年4Q | 313 | — | — | 48 |
| 2025年2Q | 639 | 32 | 5.0 | 104 |
| 2025年4Q | 724 | — | — | 104 |
| 2026年2Q | 763 | 41 | 5.4 | 114 |
| 2026年4Q | 928 | — | — | 160 |
| 2027年1Q | 393 | — | — | 76 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 5期分
2022年3月期からの5期で、経常収益は1,174億円から1,691億円へ1.4倍に増えた。経常利益率は22.8%から25.3%になった。経常収益は3期、純利益は4期の連続増加。
| 決算期 | 経常収益億円 | 経常利益億円 | 経常利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| カンダまちおこし株式会社を設立 | ||||
| 2022年3月 | 1,174 | 268 | 22.8 | 172 |
| NOBUNAGAサクセション株式会社を設立 | ||||
| 2023年3月 | 1,127 | 273 | 24.2 | 186 |
| 2024年3月 | 1,288 | 279 | 21.7 | 193 |
| 2025年3月 | 1,363 | 312 | 22.9 | 208 |
| 2026年3月 | 1,691 | 428 | 25.3 | 274 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。この会社の連結損益計算書には営業利益の段がないため、経常利益を利益として並べています。
利益の構造
2026年3月期
経常収益1,691億円のうち、経常利益として残るのは428億円で25.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は274億円、売上の16.2%にあたる。
- 費用事業を回すためにかかったお金74.7%1,263億円
- 経常利益費用を引いたあとに残った本業の利益25.3%428億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 5期分
2026年3月期は営業CFが−1,903億円、投資CFが2,250億円で、差し引きのフリーCFは347億円。期末の手元現金は1.1兆円。
| 決算期 | 営業CF兆円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | 現金残高兆円 |
|---|---|---|---|---|
| 2022年3月 | 1.12 | 827 | −71 | 2.13 |
| 2023年3月 | −1.37 | −82 | −59 | 0.75 |
| 2024年3月 | 0.16 | 707 | −65 | 0.97 |
| 2025年3月 | 0.00 | 1,078 | −89 | 1.07 |
| 2026年3月 | −0.19 | 2,250 | −102 | 1.09 |
金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。
資産と負債
貸借対照表 5期分
2026年3月期の総資産は7.5兆円。このうち返さなくてよい自己資本が4,733億円で、自己資本比率は6.2%(業種中央値4.9%より厚い)。
| 決算期 | 総資産兆円 | 自己資本億円 | 負債兆円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2022年3月 | 8.38 | 4,026 | 7.97 | 4.8 |
| 2023年3月 | 7.19 | 3,926 | 6.80 | 5.4 |
| 2024年3月 | 7.54 | 4,515 | 7.08 | 5.9 |
| 2025年3月 | 7.60 | 4,236 | 7.17 | 5.5 |
| 2026年3月 | 7.53 | 4,733 | 7.05 | 6.2 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
業界内での比較
銀行業 79社との比較
同じ銀行業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で79社中13位あたり、逆に低いのは配当利回りで79社中52位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,629で、1年前と比べて+143.5%。過去52週の値幅のなかでは96%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 17.2倍 |
| PER (会社予想) | 15.5倍 |
| PBR | 0.90倍 |
| 配当利回り | 2.02% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
8月20日は2510円で、25日線2468円を上回る。75日線2296円、200日線1859円と順張り。年初来で+136.3%と急伸。52週高値2688円に近く、RSIは64.4。出来高は8月18日に72.8万株と膨らんだが、直近は45万株。高値圏での値動きに注意。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)。
PERは16.37倍で業界平均16.82倍をやや下回り、PBRは0.86倍と1倍未満の水準。ROEは6.16%と銀行としては堅調で、配当利回り2.11%は平均2.4%を下回るが配当性向は75.76%と高い。業界特性を踏まえるとPBR1倍未満は妥当で、割安だが配当利回りは平均並み。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 17.2倍 | 17.5倍 |
| PER (予想) | 15.5倍 | — |
| PBR | 0.90倍 | 1.01倍 |
| ROE | 6.2% | 6.1% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、地域金融機関としての収益力向上と大型化の効果。強気派は、グループ一体経営によるシナジーで2026年3月期に大幅増益予想(純利益274億円)を評価。弱気派は、低金利や地盤沈下、競争激化による収益圧迫を懸念。
- 増益予想
2026年3月期の純利益274億円と大幅増益予想。
- 地域密着
岐阜県で高いシェアを持ち、安定した預金・融資基盤。
- グループシナジー
持株会社体制で関連会社との連携を強化し、収益を拡大。
- 2026年3月期純利益274億円へ3期連続増益2026年3月期影響中
純利益193→208→274億円、増益率は31%加速
- 売上高1691億円へ前期比24%増通年影響中
売上高1363億円→1691億円、収益基盤が拡大
- 予想PER14.8倍は実績16.37倍から改善通年影響弱
予想PER14.8倍と実績比1.6pt低下、増益が株価に反映
- PBR0.86倍で割安感継続影響中
PBR0.86倍、ROE6.16%で資本効率改善余地
- 低金利の影響
長期化する低金利で利ざやが縮小し、収益が圧迫。
- 地域経済
地域の人口減少や企業流出で融資先が減少。
- 競争激化
メガバンクやネット銀行の進出で競争が激化。
- 株価1年で136%上昇、過熱警戒不定影響弱
株価は1年で136.26%上昇、調整リスク
- ROE6.16%は資本コストに届かず継続影響中
ROE6.16%は総資産の伸びに追いつかず、PBR改善の壁
- 配当利回り2.11%は株主還元不足継続影響弱
配当利回り2.11%、増配なしでは魅力に欠ける
- 外国人保有18.76%で海外要因の影響継続影響弱
外国人保有比率18.76%、リスクオフで売り
- 預貸率
- 融資の効率性を示す。
- 経常収益
- 収益の規模と成長を見る。
- 不良債権比率
- 資産の健全性を測る。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり53円で、前期から+33.3%。いまの株価に対する利回りは2.02%。増配か配当維持が3年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2023年3月 | 26 | — | 79.8 |
| 2024年3月 | 32 | 23.1 | 110.3 |
| 2025年3月 | 36 | 12.5 | 92.3 |
| 2026年3月 | 48 | 33.3 | 75.8 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥53
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ17,648人。区分でいちばん多いのは個人・その他で29.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が48.3%を占め、残る51.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 27.0 | 28.8 | 27.8 | 28.8 | 29.1 |
| 事業法人 | 30.2 | 29.9 | 29.4 | 28.6 | 26.9 |
| 金融機関 | 29.7 | 26.7 | 24.6 | 24.0 | 21.5 |
| 外国法人 | 12.0 | 13.3 | 16.9 | 16.7 | 18.8 |
| 自己株式 | 2.6 | 3.5 | 3.8 | 5.4 | 6.6 |
| 証券会社 | 1.2 | 1.3 | 1.4 | 1.8 | 3.8 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 9.83 |
| 02 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 5.16 |
| 03 | フジパングループ本社株式会社 | 2.53 |
| 04 | 十六フィナンシャルグループ従業員持株会 | 2.21 |
| 05 | 明治安田生命保険相互会社 | 1.95 |
| 06 | JPモルガン証券株式会社 | 1.81 |
| 07 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY505223 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.47 |
| 08 | セイノーホールディングス株式会社 | 1.35 |
| 09 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.28 |
| 10 | JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.20 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-05-22野村證券株式会社新規の大量保有報告0.71%+0.02pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 5期分
1株利益は5期で−67%、1株純資産は5期で−76%。直近期のROEは6.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年3月 | 460 | 10,799 | 4.4 | 4.7 | 93.7 |
| 2023年3月 | 506 | 10,626 | 4.7 | 5.6 | 79.8 |
| 2024年3月 | 531 | 12,258 | 4.6 | 9.0 | 110.3 |
| 2025年3月 | 115 | 2,336 | 4.8 | 8.4 | 92.3 |
| 2026年3月 | 153 | 2,645 | 6.2 | 11.6 | 75.8 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
25名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は25名。2026/3期の役員報酬は総額239百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 村瀬幸雄 | 取締役会長(代表取締役) | 69 | 252,215 |
| 池田直樹 | 取締役社長(代表取締役) | 69 | 177,415 |
| 石黒明秀 | 取締役副社長 | 62 | 81,025 |
| 白木幸泰 | 取締役専務執行役員 グループ戦略部長 | 63 | 84,900 |
| 塩崎智子 | 取締役執行役員 グループリスク管理部長 兼グループサステナビリティ推進部長 | 54 | 15,300 |
| 伊藤聡子 | 取締役 | 59 | — |
| 上田泰史 | 取締役 | 63 | — |
| 山下明人 | 取締役(監査等委員) | 61 | 11,115 |
| 石原真二 | 取締役(監査等委員) | 71 | — |
| 柘植里恵 | 取締役(監査等委員) | 58 | — |
| 小川晶露 | — | 55 | — |
| 所孝一 | 常務執行役員 | — | — |
残りの役員13名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 澤田大輔 | 執行役員 | — | — |
| 浅井裕貴 | 執行役員グループDX部長 | — | — |
| 角知篤 | 執行役員 | — | — |
| 髙野稔英 | 執行役員 | — | — |
| 種村京平 | 取締役執行役員(グループCEO補佐・グループCAO) | 52 | 12,840 |
| 平野勝敏 | 執行役員グループDX部担当部長 | — | — |
| 三好晴之 | 執行役員グループ監査部長 | — | — |
| 國島正人 | 執行役員グループ戦略部担当部長 | — | — |
| 平松尚樹 | 執行役員グループリソース管理部長 | — | — |
| 沖本直 | 取締役執行役員(グループCFO) | 51 | 2,505 |
| 八神尚城 | 執行役員(グループ副CSO) | — | — |
| 早川ゆかり | 執行役員(グループ副CSuO) | — | — |
| 久保田健司 | 執行役員(グループ副CDO) | — | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 6 | 56 | 119 | 196 | 33 |
| 社外取締役 | 4 | — | 24 | 24 | 6 |
| 取締役(社内) | 1 | — | 19 | 19 | 19 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容787字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,747字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク9,139字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)18,287字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第5期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-11
- 半期報告書半期報告書-第5期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-26
- 有価証券報告書有価証券報告書-第4期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-12
- 半期報告書半期報告書-第4期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-26
- 有価証券報告書有価証券報告書-第3期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-20
- 四半期報告書四半期報告書-第3期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-08
- 四半期報告書四半期報告書-第3期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-29
- 四半期報告書四半期報告書-第3期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-08
- 有価証券報告書有価証券報告書-第2期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-16
- 四半期報告書四半期報告書-第2期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第2期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-25
- 四半期報告書四半期報告書-第2期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-05
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
- 中期経営計画「長期ビジョン『16Vision10』」で目指す姿および「第2次中期経営計画」における計数目標の見直しに関するお知らせ2026-07-22
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