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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

旭有機材

ASAHI YUKIZAI CORPORATION4216 · Prime · 化学

管材・樹脂・水処理と3本柱の素材メーカー。旭化成グループの技術を背景に、バルブ・配管材から機能性樹脂、水処理プラントまで展開。

概要

旭有機材は1945年に日窒化学工業(現旭化成)の子会社として創業した化学メーカーである。フェノール樹脂成形材料で世界トップクラスのシェアを持ち、樹脂製バルブや継手などの管材システム、水処理・資源開発事業も手がける。2026年3月期の連結売上高は約801億円、従業員数は1,748名。

三つの事業セグメントと収益構造

当社グループは管材システム事業、樹脂事業、水処理・資源開発事業の三部門で構成される。2026年3月期のセグメント売上高は、管材システム事業が481億円、樹脂事業が229億円、水処理・資源開発事業が89億円であり、全体の約6割を管材システム事業が占める。営業利益は管材システム事業が62億円、樹脂事業が9億円、水処理・資源開発事業が5億円となり、管材システム事業の収益性が高い。主要な連結子会社はアサヒアメリカ、旭有機材樹脂(南通)、アサヒコリアなど18社にのぼる。

海外展開と地域別の販売拠点

同社は1999年にアサヒアメリカの全株式を取得したのを皮切りに、中国、韓国、インド、メキシコ、ヨーロッパなどへ生産・販売拠点を拡大してきた。中国には旭有機材商貿(上海)、旭有機材樹脂(南通)、旭有機材閥門設備(上海)の三社を有し、樹脂バルブと電子材料を現地生産する。インドにはアサヒモディマテリアルズ、メキシコにはアサヒユウキザイメキシコを設立し、鋳造用樹脂や成形材料を供給する。2026年現在、海外売上高比率は約4割と推定される。

長期財務推移と中期経営計画

連結売上高は2014年3月期の381億円から2024年3月期の874億円へと拡大し、10年で約2.3倍に成長した。当期純利益は同期間で10億円から114億円へ増加したが、2025年3月期は減収減益となり売上高852億円、純利益76億円に留まった。2026年3月期は売上高801億円、営業利益76億円の計画である。中期経営計画GNT2030では、約600億円の設備投資とROICを軸とした資本効率の向上を掲げる。

業界の中での役割は樹脂製品および水処理システムの開発・製造・販売を行うメーカー。産業用バルブ・配管材、成形材料、水処理設備を供給。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
801億円
営業利益
76億円
営業利益率
9.5%
純利益
33億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
管材システム 事業481億円60.0%63億円13.1%
樹脂事業230億円28.7%9億円3.9%
水処理・資源 開発事業90億円11.2%6億円6.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01管材システム事業(産業配管・プラント向け)主力

樹脂製バルブ、継手、配管材などを製造・販売。化学プラント、半導体工場、上下水道など、耐食性が求められる配管システムに供給。旭化成グループの技術を活用し、幅広い流体ハンドリング用途に対応。

主な製品・サービス3
樹脂製バルブ
塩ビやポリプロピレンなどの樹脂製バルブ。耐食性に優れ、化学プラントや水処理施設の配管に使用。
配管継手
樹脂配管システム用のエルボ、チーズ、フランジなどの継手。接着や溶接で接続。
配管材(パイプ)
塩ビやポリプロピレン製のパイプ。軽量で耐食性があり、工業用水道や薬液配管に使用。

02樹脂事業(成形材料・機能材料向け)準主力

フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂などの成形材料、および機能性樹脂材料(ポリビニルアルコール系機能材料など)を製造・販売。自動車部品、電気電子部品、日用品などの成形用途や、塗料・接着剤・繊維加工向けに供給。

主な製品・サービス3
フェノール樹脂成形材料
耐熱性・寸法安定性に優れる熱硬化性樹脂。自動車のエンジン周り部品や電気絶縁部品に使用。
ユリア樹脂・メラミン樹脂成形材料
着色性・硬度に優れる。食器や化粧品容器、電気部品などに使用。
ポリビニルアルコール系機能材料
水溶性やガスバリア性を持つ特殊フィルムやバインダー。包装材料や繊維加工に使用。

03水処理・資源開発事業(上下水・産業排水・地下水向け)副次

水処理施設の設計・施工・維持管理、さく井工事(地下水開発)などを行う。上下水道、工場排水、湖沼浄化などに対応する水処理システムを提供。環境・資源開発分野を担う。

製品と技術

ダイマトリックス製品と樹脂製バルブのラインアップ

管材システム事業の主力は樹脂製バルブ、配管継手、パイプである。バルブは塩ビやポリプロピレン製で、耐食性に優れ化学プラントや半導体工場で使用される。特に半導体製造装置向けの「ダイマトリックス」製品は低パーティクル化を追求し、中国や韓国の需要を取り込んでいる。2025年3月期同事業の売上高は481億円で、全体の約6割を占める。エンジニアリング事業として、樹脂配管の設計・施工も提供し、半導体関連の大型案件に対応する。

フェノール樹脂から電子材料へ展開する高純度化学品

樹脂事業の中核はフェノール樹脂成形材料であり、自動車エンジン部品や電気絶縁部品に用いられる。ユリア樹脂、メラミン樹脂も手がけ、食器や化粧品容器向けに供給する。近年は電子材料分野に注力し、低メタル化技術を活かした高純度フェノール樹脂を半導体フォトレジスト材料や後工程材料として提供。2024年には愛知工場に電子材料第二工場を新設し、中国の南通工場でも第二工場の建設を進める。同事業の2025年3月期売上高は229億円である。

水処理薬剤から地熱掘削まで手がける環境ソリューション

水処理・資源開発事業はドリコ株式会社や旭環美水処理(蘇州)が担い、水処理施設の設計・施工・維持管理、環境改善薬剤(高分子凝集剤・水質向上剤)の販売を行う。官庁工事やメンテナンス契約が収益源である。資源開発分野では地熱発電用の蒸気井掘削や温泉開発工事を手がけ、再生可能エネルギーに貢献。2025年3月期のセグメント売上高は89億円。また、現場発泡断熱材「BEXUR」の販売を開始し、省エネ基準適合義務に対応した断熱工事市場にも参入している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

化学のなかでの位置

有機化学で存在感、海外比率高め

有機化学を中心に機能材料を展開。クラレや東洋紡と競合するが、接着剤や電子材料で差別化。2025年3月期の営業利益率13.03%と高収益だが、2026年3月期は減収減益見込み。海外売上比率が高く、為替変動の影響を受けやすい一方、成長市場を取り込んでいる。

強み

  • 2025年3月期営業利益率13.03%と、同業他社を上回る収益性。
  • 海外売上比率が高く、アジア市場での成長を享受。
  • 接着剤や電子材料など、高い技術力で差別化。
  • 医薬・農業・エレクトロニクスと幅広い分野に展開。

課題

  • 2025→2026年で売上高が減少見込み。
  • 海外売上比率が高いため、円高が収益を圧迫。
  • クラレ等大手が同分野に参入しており競争が激化。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機能性化学の時価総額近傍。太字が旭有機材

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14189KHネオケム1,263億円13.0倍
24028石原産業1,256億円7.2倍
34047関東電化工業1,250億円32.9倍
47995バルカー1,209億円22.2倍
54044セントラル硝子1,167億円13.3倍
64216旭有機材1,133億円32.3倍
74997日本農薬1,068億円14.1倍
84956コニシ1,045億円11.9倍
94996クミアイ化学工業1,040億円13.7倍
104099四国化成ホールディングス996億円16.9倍
115331ノリタケ989億円13.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(機能性化学)に従っています。

会社の歴史

沿革 47件

航空機用強化木メーカーとして創業した1945年

1945年3月、資本金200万円で日窒化学工業(現旭化成)の子会社「日窒航材工業」として設立された。当初の目的は航空機用強化木の製造であったが、敗戦により事業を断念。同年11月には社名を旭ベニヤ工業と改め、フェノール樹脂成形材料、合成樹脂成型品、合板の製造販売へ一気に転換した。この決断が後の化学メーカーとしての基盤を築くことになる。

樹脂バルブとフェノール樹脂の内製化に踏み切った1950年代

1950年11月に社名を旭有機材工業と改称。1952年4月には延岡工場でアサヒAVバルブの製造を開始し、樹脂バルブ事業に参入した。1954年6月には同工場でフェノールレジンの製造を始め、樹脂原料の内製化を実現。これらの製品は耐食性が求められる化学プラントや水処理施設向けに販路を広げ、同社の二本柱となる。1960年には株式を店頭公開し、1961年10月には東京証券取引所市場第二部に上場した。

全国の工場網を整備した高度成長期

1963年から1968年にかけて、下関、利根、常磐、愛知の各工場を相次いで建設し、レジンコーテッドサンド(RCS)やフェノール樹脂の生産能力を拡大した。1974年には市場第一部に指定替えとなり、同年には北方工場で塩化ビニルパイプの製造を開始。1991年には総合研究所を延岡市に建設し、研究開発体制を強化した。一方で1992年に下関工場を閉鎖し、1996年には利根・常磐工場を閉鎖して栃木工場に集約するなど、効率化も進めた。

海外子会社の設立とグローバル生産体制の構築

1999年にアサヒアメリカの全株式を取得したのを契機に、海外展開を本格化。2005年には中国に旭有機材商貿(上海)を設立し、2006年には旭有機材樹脂(南通)で現地生産を開始した。2008年にはバルブ加工の旭有機材閥門設備(上海)を設立。2012年にはインドにアサヒモディマテリアルズ、2014年には韓国とヨーロッパに販売拠点を設立。2016年にはメキシコ工場を稼働し、中国・インド・メキシコの三極で樹脂事業を現地化した。

事業再編と社名変更で新たな成長ステージへ

2011年に執行役員制度を導入し、販売会社を統合。2013年には旭有機材商事に商号変更し、ドリコ株式会社を子会社化して水処理事業を強化した。2014年には水処理・資源開発事業統括本部を新設し、三事業部体制を確立。2016年4月には社名を旭有機材株式会社に変更した。その後も大和興産やランドウィックの株式を取得し、2019年には中国に水処理会社を設立。2024年には愛知工場に電子材料第二工場を新設するなど、高機能分野への投資を加速している。

年表47件を開く

1940年代

  • 1945年3月資本金200万円をもって日窒化学工業株式会社(現在の旭化成株式会社)の子会社として航空機用強化木の製造を目的とする日窒航材工業株式会社を設立
  • 1945年11月社名を旭ベニヤ工業株式会社と改め、フェノール樹脂成形材料、合成樹脂成型品、並びに合板の製造販売へ事業転換

1950年代

  • 1950年11月社名を旭有機材工業株式会社と改称
  • 1952年4月延岡工場にてアサヒAVバルブの製造・販売を開始
  • 1954年6月延岡工場にてフェノールレジンの製造・販売を開始

1960年代

  • 1960年8月株式を東京証券業協会に店頭公開
  • 1961年10月上場株式を東京証券取引所市場第2部に上場
  • 1963年7月レジンコーテッドサンド製造のため、下関工場(山口県下関市)を建設
  • 1964年5月合成樹脂成型品、レジンコーテッドサンド製造のため利根工場(茨城県古河市)を建設
  • 1964年10月レジンコーテッドサンド製造のため、常磐工場(福島県いわき市)を建設
  • 1968年4月フェノールレジン、レジンコーテッドサンド製造のため、愛知工場(愛知県扶桑町)を建設

1970年代

  • 1974年2月株式を東京証券取引所市場第1部に指定替
  • 1974年3月塩化ビニルパイプの製造のため、北方工場(宮崎県北方町(現・延岡市))を建設し、北方プラスチック加工有限会社(北方プラスチック株式会社)に製造を委託

1990年代

  • 1991年9月総合研究所(宮崎県延岡市)を建設
  • 1991年10月レジンコーテッドサンド製造のため、広島工場(広島県庄原市)を建設
  • 1992年1月下関工場(山口県下関市)を閉鎖
  • 1996年10月レジンコーテッドサンド製造のため、栃木工場(栃木県大田原市)を建設、これに伴い、利根工場(茨城県古河市)及び常磐工場(福島県いわき市)を閉鎖
  • 1998年11月塩化ビニルパイプ製造設備を、栃木工場(栃木県大田原市)に建設
  • 1999年11月アサヒアメリカ, Inc.の全株式を取得(現・連結子会社)

2000年代

  • 2000年2月配管材料エンジニアリング部門強化のため、天下(あもり)工場(宮崎県延岡市)を建設
  • 2001年2月創業旭有機販売西日本株式会社を設立
  • 2001年6月延岡本社と東京本社の2本社制とし、かつ管材システム事業部、樹脂事業部の2事業部制を採用
  • 2004年3月樹脂事業部門の研究・開発のため総合研究所(愛知県扶桑町)を建設
  • 2005年12月旭有機材商貿(上海)有限公司を設立(現・連結子会社)
  • 2006年12月旭有機材樹脂(南通)有限公司を設立(現・連結子会社)
  • 2008年10月旭有機材閥門設備(上海)有限公司を設立(現・連結子会社)

2010年代

  • 2011年3月北方工場(宮崎県延岡市)を閉鎖し、北方プラスチック株式会社を解散
  • 2011年4月M&A執行役員制度を導入、旭有機販売株式会社に中部旭有機販売株式会社を統合
  • 2012年8月愛知工場 鋳造用フェノール樹脂製造工場を更新建設
  • 2012年11月アサヒモディマテリアルズPvt., Ltd.を設立(現・連結子会社)
  • 2013年4月M&A旭有機販売株式会社と旭有機販売西日本株式会社が合併し、旭有機材商事株式会社に商号変更
  • 2013年5月旭有機材樹脂(南通)有限公司が電子材料用フェノール樹脂工場を新設
  • 2013年7月旭有機材樹脂(南通)有限公司が鋳造用レジン工場を増設
  • 2013年9月ドリコ株式会社の全株式を取得(現・連結子会社)
  • 2014年4月水処理・資源開発事業統括本部を新設し、3事業部制とする
  • 2014年8月アサヒコリアCo., Ltd.を設立(現・連結子会社)
  • 2014年10月アサヒAVヨーロッパGmbHを設立(現・連結子会社)
  • 2016年2月アサヒアジアパシフィックPte., Ltd.を設立(現・連結子会社)
  • 2016年4月商号変更社名を旭有機材株式会社に変更
  • 2016年12月アサヒユウキザイメキシコS.A. de C.V.を設立(現・連結子会社)
  • 2017年10月大和興産株式会社の株式を追加取得(現・連結子会社)
  • 2018年4月旭エー・ブイ産業株式会社の株式を追加取得
  • 2018年4月M&A子会社である旭有機材商事株式会社と旭エー・ブイ産業株式会社が合併し、社名をアビトップ株式会社に変更(現・連結子会社)
  • 2019年7月株式会社ランドウィックの全株式を取得(現・連結子会社)
  • 2019年11月旭環美水処理(蘇州)有限公司が事業を開始(現・連結子会社)

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行
  • 2024年7月愛知工場に電子材料第二工場を新設

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高(2030年度)2031年3月末まで1,200億円
  • 連結営業利益(2030年度)2031年3月末まで200億円
  • EBITDA300億円
  • 当期純利益140億円
  • ROIC10%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    3つの成長戦略の明確化と着実な実行

    事業ポートフォリオを「強化拡大」「事業変革」「深化・安定成長」に分類し、各セグメントに応じた施策を実行して継続的な成長と収益力向上を図る。

  2. 02

    無形資産の強化

    人的資本、知的財産、顧客基盤といった無形資産を成長の原動力として積極的に強化し、競争力の源泉とする。

  3. 03

    資本効率の向上と財務健全性の確保

    ROICを基軸に資本効率を高めつつ、D/Eレシオ0.5以下を目安に成長投資を支える財務基盤を維持する。

  4. 04

    グローバル市場での事業拡大

    管材システム事業で中東・アフリカの海水淡水化向け戦略商品投入、半導体分野でダイマトリックス製品の低パーティクル化と生産拠点新設、樹脂事業で中国第二工場早期稼働など、海外市場の開拓と供給体制強化を推進する。

  5. 05

    新規事業創出と社会課題解決

    閉鎖循環式陸上養殖など社会課題解決テーマの事業化検討を進めるとともに、社内外の技術・市場情報を活用して新規テーマの発掘・育成を強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,748人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は683万円で、9期前と比べて+11.9%平均年齢は42.1歳、平均勤続年数は16.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,246
2018年3月1,355
2019年3月61143.120.11,438
2020年3月61644.020.01,540
2021年3月61044.020.11,559
2022年3月61144.121.01,555
2023年3月65144.120.01,652
2024年3月68344.119.01,718
2025年3月70944.018.11,787621
2026年3月68342.116.11,748435

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率1.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)68.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社12(国内 6 / 海外 6、うち連結子会社 11) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
延岡工場 — 宮崎県延岡市6,592百万円
管材システム事業
愛知工場 — 愛知県丹羽郡扶桑町6,101百万円
樹脂事業
樹脂事業 — 旭有機材樹脂(南通)有限公司(中国江蘇省)5,864百万円
管材システム事業 — アサヒアメリカ, INC. (米国マサチューセッツ州)5,090百万円
東京本社、営業所他2,285百万円
全社(共通)管材システム事業他
栃木工場 — 栃木県 大田原市1,430百万円
管材システム事業 樹脂事業
水処理・資源開発事業 — ドリコ㈱(東京都中央区)1,126百万円
天下(あもり)工場 — 宮崎県延岡市722百万円
管材システム事業
樹脂事業 — アサヒユウキザ イメキシコS.A. de C.V. (メキシコアグアスカリエンテス州)479百万円
樹脂事業 — アサヒモディ マテリアルズ Pvt., Ltd. (インドグジャ ラート州)437百万円
ほか5件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    アビトップ㈱(注)2、4
    東京都 台東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    アサヒアメリカ, Inc. (注)1、2、4
    米国 マサチューセッツ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    旭有機材樹脂(南通)有限公司(注)2
    中国 江蘇省 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    旭有機材閥門設備(上海)有限公司
    中国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    旭有機材商貿(上海)有限公司
    中国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    アサヒモディマテリアルズ Pvt., Ltd. (注)2
    インド グジャラート州 · 連結子会社
    議決権51.0%
  • 国内
    ドリコ㈱(注)4
    東京都 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    アサヒユウキザイメキシコ S.A. de C.V. (注)2
    メキシコ アグアスカリエンテス州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    大和興産㈱
    岡山県 岡山市中区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ランドウィック
    大阪府 東大阪市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    その他 8社
    ― · 連結子会社
  • 国内
    旭化成㈱(注)3
    東京都 千代田区 · その他の関係会社
    議決権30.9%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 補助金
    官民連携新技術研究開発事業
    農林水産省 · 2019-06-07
    240万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は801億円営業利益76億円前期と比べると減収減益で、売上が-6.0%、利益が-31.5%。

売上高
-6.0%
801億円
営業利益
-31.5%
76億円
純利益
-56.6%
33億円
営業利益率
9.5%
前期比 -3.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高900億円801億円
営業利益85億円76億円
純利益61億円33億円
1株あたり配当¥130¥130

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は211億円、営業利益は23億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+0.5%、営業利益は−43.9%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q20736
2024年1Q2104119.528
2024年2Q2284218.427
2024年3Q2234218.827
2024年4Q21332
2025年2Q4175914.138
2025年4Q4355212.038
2026年2Q3984411.130
2026年4Q403327.93
2027年1Q2112310.916

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は322億円から801億円へ2.5倍に増えた。直近期の営業利益率は9.5%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
旭有機販売株式会社と旭有機販売西日本株式会社が合併し、旭有機材商事株式会社に商号変更
2013年3月32211−26
アサヒコリアCo., Ltd.を設立(現・連結子会社)
2014年3月3811610
2015年3月4081812
社名を旭有機材株式会社に変更
2016年3月415159
2017年3月4201911
子会社である旭有機材商事株式会社と旭エー・ブイ産業株式会社が合併し、社名をアビトップ株式会社に変更(現・連結子会社)
2018年3月5023428
2019年3月5614439
2020年3月5664431
2021年3月5363628
2022年3月6477048
2023年3月77112194
愛知工場に電子材料第二工場を新設
2024年3月874161114
2025年3月85211111313.076
2026年3月80176809.533

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高801億円のうち、営業利益として残るのは76億円9.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は33億円、売上の4.1%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金63.2%506億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金27.3%219億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.5%76億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
36.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+2.2pt
9.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.3pt
4.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.7pt
4.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが104億円、投資CFが−95億円で、差し引きのフリーCFは9億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は232億円で、売上の3.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月30−8−42266
2014年3月32−12−42084
2015年3月25−30−2−579
2016年3月18−11−11775
2017年3月25−21−7471
2018年3月30−18−21281
2019年3月22−15−8779
2020年3月62−38024102
2021年3月34−21−1113104
2022年3月72−17−2155143
2023年3月58−48−1910139
2024年3月97−46−551188
2025年3月113−52−1661241
2026年3月104−95−179232

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,086億円。このうち返さなくてよい自己資本が816億円で、自己資本比率は74.5%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月47535911675.0
2014年3月53837915969.9
2015年3月57739118667.3
2016年3月53238115171.2
2017年3月55038916170.2
2018年3月62941521465.4
2019年3月62543219368.4
2020年3月65844221666.7
2021年3月67747120668.9
2022年3月74951923068.6
2023年3月86361225170.3
2024年3月1,01471729770.0
2025年3月1,05878327573.4
2026年3月1,08681627074.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
232億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
614億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
214億円
在庫として抱えている分
負債合計
270億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
89
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率19 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率203社中48位あたり、逆に低いのは売上成長率203社中182位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.2%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
9.5%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
74.5%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-6.0%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.3%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥5,720で、1年前と比べて+29.8%過去52週の値幅のなかでは39%の位置にある。

¥5,720-4.0%1ヶ月-4.7%1年+29.8%時価総額1,133億円
過去52週の値幅
安値¥4,325高値¥7,930

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)32.3倍
PER (会社予想)17.6倍
PBR1.31倍
配当利回り2.27%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

1ヶ月で-18.6%の下落。週足では25日線6774円を大幅に下回り、52週高値7930円から25%下落。出来高は7/5週から増加傾向。RSIは27.7と売られ過ぎ。75日線6493円も割り込んだ。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)

PERが35.93倍と業界平均18.46倍の約2倍であり、明らかな割高感。PBRは1.48倍で平均1.44倍とほぼ同水準だが、ROEが4.2%と低く収益性が劣る。配当利回り1.82%は平均2.51%を下回る。業績も減益傾向で、2026/3期の純利益は33億円と前期の76億円から半減見込み。割高かつ業績悪化リスク。

指標この会社業種平均
PER (実績)32.3倍17.8倍
PER (予想)17.6倍
PBR1.31倍1.41倍
ROE4.2%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は800億円規模で安定しているが、2026/3期は減収減益計画(売上高801億円、営業利益9.49%、純利益33億円と前期比減)。PER36倍、PBR1.5倍と化学セクター平均並み。強気派は世界的なシェアと高機能材料へのシフト期待、弱気派は業績減速とバリュエーション相応の成長鈍化を懸念。

プラスに働く材料7
  • トップシェアの強み

    フェノール樹脂で世界トップクラス

  • 高機能材料へのシフト

    半導体向けなど高付加価値製品拡大

  • 配当利回り1.8%

    安定配当を継続

  • 外国人保有比率増加による需給改善継続影響

    現在25.5%の外国人保有比率が更に上昇し需給を下支え

  • 配当利回り見直しによる買い需要継続影響

    1.82%の配当利回りが株価の下支え効果を発揮

  • 新規事業M&Aによる収益多角化不定影響

    低成長領域から脱却し営業利益100億円超再建の可能性

  • 自己株式取得の発表期待次回株主総会影響

    PBR1.48倍、自己株式取得でROE改善効果に期待

マイナスに働く材料7
  • 減収減益計画

    2026/3期は売上・利益とも減少見込み

  • 成長鈍化

    今期減益、ROE4.2%と低い

  • バリュエーション割高感

    PER36倍、成長率に見合わない

  • 2026年3月期営業利益の大幅減少通年影響

    営業利益111→76億円、前年比31.5%減益見通し

  • 純利益急減によるPER拡大リスク決算発表後影響

    純利益76→33億円でPERが50倍超に拡大する懸念

  • ROE低下によるPBR圧迫継続影響

    ROE4.2%から2%台へ低下、PBR1倍割れの可能性

  • 原材料価格上昇リスク不定影響

    化学業界の原燃料高騰で利益率が更に悪化する懸念

次の決算で確かめる点
フェノール樹脂販売数量
主力製品の需要動向
半導体向け売上高
成長分野の寄与度
営業利益率
収益性のトレンド確認

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり130で、前期から+9.1%いまの株価に対する利回りは2.27%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥130
1株あたり
配当利回り
2.27%
いまの株価に対して
配当性向
68.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月30
2018年3月4550.034.0
2019年3月5011.146.1
2020年3月500.057.5
2021年3月500.068.1
2022年3月6020.048.6
2023年3月7016.720.6
2024年3月10042.934.7
2025年3月11010.043.9
2026年3月1209.168.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥130

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ5,311人。区分でいちばん多いのは事業法人33.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が52.6%を占め、残る47.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人34.834.534.533.833.633.3
外国法人10.814.613.415.421.724.5
個人・その他25.124.424.624.523.220.0
金融機関26.823.423.922.319.919.3
自己株式2.92.92.33.14.44.4
証券会社1.32.12.42.80.61.9
外国人個人1.11.11.11.11.01.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01旭化成株式会社29.49
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)8.12
03STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)6.81
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.12
05株式会社宮崎銀行2.48
06STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 510312(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.43
07MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)2.30
08STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 510311(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.02
09日本生命保険相互会社1.80
10野村證券株式会社1.29

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-07-22
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.56%
  • 2026-05-22
    キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー(Capital Research and Management Company)
    新規の大量保有報告
    2.79%
    -2.40pt
  • 2026-04-22
    キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー(Capital Research and Management Company)
    新規の大量保有報告
    5.19%
    -1.92pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+766%、1株純資産は14期で+1081%。直近期のROEは4.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−27364−7.1
2014年3月103852.722.7111.9
2015年3月124053.021.875.9
2016年3月103952.421.268.6
2017年3月572,0162.920.5
2018年3月1452,1477.012.034.0
2019年3月2042,2359.38.046.1
2020年3月1642,2927.28.557.5
2021年3月1462,4376.210.368.1
2022年3月2492,6829.78.148.6
2023年3月4923,16416.86.420.6
2024年3月5943,73517.38.934.7
2025年3月4014,13310.39.043.9
2026年3月1774,3064.231.468.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

17名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は17名。2026/3期の役員報酬は総額251百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
中野賀津也代表取締役 社長執行役員 CEO6816,211
末留末喜取締役 副社長執行役員 COO622,655
氷上英夫取締役 専務執行役員 CFO コーポレート統括本部長641,251
吉村温子取締役55
柏木雅人取締役 監査等委員62105
窪木登志子取締役 監査等委員66397
鮫島修上席執行役員、水処理・資源開発事業統括本部長、ドリコ株式会社代表取締役社長
ダニエル・アンダーソン執行役員、アサヒアメリカ, Inc.社長
興梠英裕執行役員、樹脂事業部次長、樹脂事業部素形材事業統括部長、アサヒユウキザイメキシコS.A. de C.V.社長
森竹明雄執行役員、樹脂事業部建設事業推進統括部長 株式会社ランドウィック代表取締役社長
源亮一執行役員、アビトップ株式会社代表取締役社長
岩本剛執行役員、管材システム事業部営業統括部長
残りの役員5名を開く
氏名役職年齢
李禮明執行役員、管材システム事業部グローバル統括部長、旭有機材商貿(上海)有限公司董事長、アサヒアフリカ LTD.社長
甲正健二執行役員、管材システム事業部管材製造所長、管材システム事業部グローバル製造・開発推進部長、旭有機材閥門設備(上海)有限公司董事長
兵藤博之樹脂事業部電子材料部長
森智徳施設・購買統括部長、施設部長
萩原俊一郎管材システム事業部事業企画統括部長

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)698323616628
社外取締役543439
監査等委員542428

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容777字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(旭有機材株式会社)、子会社18社及びその他の関係会社1社で構成されており、管材システム事業、樹脂事業及び水処理・資源開発事業の3部門にわたって、製品の開発・製造・販売を行っております。 なお、次の3つのセグメントは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に掲げるセグメントの区分と同一です。 ・管材システム事業 当部門においては、当社及びアサヒアメリカ, Inc.が製造・販売するほか、アビトップ㈱、大和興産㈱、アサヒコリア Co., Ltd.及びアサヒアジアパシフィック Pte., Ltd.が代理店として販売を行っております。旭有機材商貿(上海)有限公司は、旭有機材閥門設備(上海)有限公司が加工・製造した製品と当社で製造した製品の販売を行っております。エーオーシーアセンブル㈱には、加工・製造を委託しております。 アサヒAVヨーロッパGmbHには、市場開拓及び販売を委託しております。 ・樹脂事業 当部門においては、当社及び旭有機材樹脂(南通)有限公司、アサヒモディマテリアルズ Pvt., Ltd.及びアサヒユウキザイメキシコ S.A. de C.V.が製造・販売を行っております。㈱ランドウィックは、断熱材の吹付・内装工事を行っております。 ・水処理・資源開発事業 当部門においては、ドリコ㈱及びドリコアクアサーブ㈱は、水処理施設の設計、施工、維持管理の請負及びさく井工事の設計、請負などを行っております。旭環美水処理(蘇州)有限公司は、水処理設備の製作・販売を行っております。 旭化成㈱は「有価証券報告書提出会社が他の会社の関連会社である場合における当該他の会社」であります。 以上に述べた事項の概要図は次のとおりです。
経営方針・対処すべき課題2,868字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針及び経営戦略等 当社グループは企業理念の中で、存在価値を「信頼の品質と真摯な対応による安心の提供」と定めております。その実現のために「ものづくりのプロセスを、お役立ちで支える」と使命を定め、使命を果たすための目指す姿として「「はじめて」に挑み「違い」をつくる」と定めています。当社はこれまで、専門性の高い独自の技術をもとに事業を展開し、お客様の課題解決に真摯に向き合うことで、ニッチトップ企業として成長してまいりました。今後もこの企業理念をひとり一人が拠り所として活動を行うことで、より良い企業風土と強い企業文化を磨いて強くし、グレートニッチトップ企業へと飛躍することを目指しています。 当社グループは、これらのことを具体化すべく、2030年度を最終年度とする中期経営計画GNT2030を策定し、以下の基本方針の下事業活動を行っていきます。 ①   3つの成長戦略を明確にし、着実に実行 ②   人的・知的・顧客といった無形資産を成長の原動力として強化 ③   ROICを基軸に資本効率を高めつつ、財務面から成長を支える さらに事業ポートフォリオ戦略として、成長戦略を「強化拡大」、「事業変革」、「深化・安定成長」に分類し、それぞれに応じた施策を実行することで、継続的な成長と収益力の向上を目指します。 (2) 経営環境、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、新中期経営計画GNT2030に従い、各事業部門が継続的な成長と収益力の向上を目指して課題解決に向けた施策を着実に実行します。2026年度の各事業部門の取り組みは次のとおりです。 管材システム事業は、米国および中国をはじめとする電子産業分野における販路の拡大および深耕に継続して取り組んでまいります。加えて、今後一層の拡大を目指す海外市場の中でも、とりわけ中東・アフリカ地域においては、海水淡水化施設向けに高耐久・長寿命の大口径バタフライバルブ等の戦略商品を投入することにより、事業の拡大を図ってまいります。加えて、設計・加工・施工の技術力を活かしたエンジニアリングサービスを拡充し、工期短縮や人手不足といった社会課題の解決に貢献してまいります。また、最適な耐食ソリューションを提供できる体制の構築にも注力します。 半導体分野では、ダイマトリックス製品の低パーティクル化による技術革新への貢献や商品ラインナップの拡充、並びに新たな生産拠点の建設推進により供給体制を強化し、グローバル市場での競争力向上と事業拡大を推進します。製造現場では、デジタル化とデータの見える化を推進し、ボトルネックの解消と生産能力の向上を図っております。 樹脂事業は、電子材料分野において、合成・精製・低メタル化といった当社のコア技術を活かし、用途領域の拡大と高付加価値製品の安定供給を推進します。愛知県の第二工場の生産性向上と新製品展開により供給力を強化するとともに、中国における第二工場の早期稼働を目指します。 素形材事業は、薄肉・軽量化や形状の複雑化に対応した次世代鋳物製品の開発に注力し、顧客の生産性向上に貢献します。併せて、CO2削減や作業環境の改善といった社会的要請に応える製品開発を推進し、インドを中心とした成長市場において日本で培った技術を活かした高機能RCSの供給能力を拡大するなど、高付加価値製品へのシフトと海外展開の強化を進めます。 現場発泡断熱材については、2025年度からの省エネ基準適合義務により、新築住宅での断熱工事が必須となったことから、高断熱化へのニーズが急速に高まると見込まれています。加えて、2030年へ向け、ZEH基準への引き上げも予定されているなどの動きを受け、当社ではBEXURの正式販売を開始し、原液システムや施工機械の開発、さらに断熱性能を確保するための施工および品質管理体制の整備に取り組んでまいります。 水処理・資源開発事業では、水処理分野において排水処理技術および施工力の強化を進め、最適なソリューションの提供による収益力向上に取り組んでいます。加えて、バイオガス発電等の省エネルギー・創エネルギー分野への展開を図るとともに、AI解析を組み合わせて異常の早期検知、運転の最適化、予防保全を実現する遠隔監視システムの高度化による効率的な維持管理サービスの提供を推進しています。 環境薬剤分野においては、水処理改質剤、高分子凝集剤、水質向上剤等の開発および販売を行っています。資源開発事業では地熱発電における蒸気井掘削に取り組み、再生可能エネルギーの社会実装を推進しています。一方で本事業に従事する人材の不足や育成が大きな課題となっていることから採用活動の強化に取り組んで参ります。 新たな施策としては、管材システム事業部のエンジニアリング機能とのシナジーを高め、金属・機器を組み合わせた最適ソリューションをワンストップで提供する「耐食ソリューションプラットフォーム」を展開していきます。 新規事業の創出に向けて、これまで閉鎖循環式陸上養殖システムなど、社会課題の解決に資するテーマについて事業化可能性の検証を進めてきましたが、その結果も踏まえ、今後は当該分野に限定せず、社内外の技術・市場情報の収集や事業部門との連携を通じて、新規テーマの発掘・育成を強化していきます。あわせて、当社グループの技術・事業基盤および中核技術を活かし、新たな事業機会の探索と事業化に向けた検討を進めていきます。 投資戦略については2030年度までの中期経営計画期間に約600億円の投資を見込んでおります。財務戦略は、設備投資・投融資の資金の源泉を資産の効率化を含む営業キャッシュ・フローとし、不足分はD/Eレシオ0.5を目安に借入による調達を実施してまいります。株主還元については、業績動向、財務体質、将来のための投資に必要な内部留保等を総合的に勘案し、2025年度から2030年度までの期間において、1株当たりの年間配当金は前年以上を維持する累進配当とし、継続的な収益拡大の達成による増配を目指します。あわせて総還元性向は財務の健全性(D/Eレシオ0.5以下)を考慮しながら6年間累計として50%を目安とします。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 2030年度を最終年度とする中期経営計画GNT2030における連結数値目標を下表のとおり設定しています。 最終年度(2030年度)における連結数値目標 2030年度計画   数値目標 連結売上高   1,200億円 連結営業利益   200億円 EBITDA   300億円 当期純利益   140億円 ROIC   10% ROE   15% D/Eレシオ   0.5以下 総還元性向   50~70%程度
事業等のリスク5,877字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (管理体制及びマネジメントプロセス) 当社グループでは、「内部統制システム構築の基本方針」に基づき、社内規程として、「サステナビリティマネジメント規程」及び関連規程を定め、価値創造の機会と、それを阻むリスクを管理するサステナビリティマネジメント体制の整備と運用を図っています。 当社グループが直面しているさまざまなリスク・機会を発生可能性や影響度などの面から分析し、重点管理が必要とされるテーマならびに対応責任部門を「サステナビリティマネジメント委員会(委員長:社長執行役員)」で審議しています。重要リスク・機会の責任部門による対応状況は、サステナビリティマネジメント委員会の事務局である「サステナビリティ経営推進室」が継続的にモニタリングしています。 ①特定、②評価、③対応・推進、④モニタリングのマネジメントプロセスは以下の通りです。 ①特定 ・各部門へのアンケートを通じた旭有機材グループが直面しているリスク・機会の洗い出し(自社・環境・社会へ影響を及ぼすリスク・機会) ・リスク・機会の情報はリスクシナリオ分析を用いて具体的に整理 ②評価 ・発生可能性、影響度(ステークホルダーへの影響度)、事業復旧について、当社が作成した重要度評価基準に基づき、各リスクシナリオの重要性を評価 ・サステナビリティマネジメント委員会で審議のうえ、取締役会にて承認 ③対応・推進 ・リスクカテゴリごとに任命された対応責任部門により、リスク対応・機会訴求のための施策について計画 ・対応責任部門の主導のもと、各施策を実行する ④モニタリング ・サステナビリティ経営推進室により、リスク対応・機会訴求のための施策の実行状況を定期的にモニタリング(対応責任部門による継続的改善をサポート) (リスクとその対策について) 当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があると考えられるリスクについては、重要項目ごとに以下のようなものがあります。ただし、すべてのリスクを網羅したものではなく、現時点で予見できない事項または重要とみなされていないリスクの影響を将来的に受ける可能性がありますが、サステナビリティマネジメント委員会で定期的にリスクを見直すことで、リスクの発生回避、及びリスクが顕在化した際の影響の極小化に最大限努めています。 (1) 政治情勢の変化 当社グループは、国内外に生産・営業拠点を有し、製品の製造・販売を行っています。投資した市場における予期しない法令改正・規制強化や、戦争・紛争等の政治的又は社会的混乱が顕在化することによって、海外での事業活動に支障が生じ、当社グループの生産活動及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 当リスクに対しては、海外危機対応マニュアルを整備し、現地のコンサルタントや領事館の情報を適宜取得しつつ、リスクが顕在化した際には海外在勤・出張中の従業員の安全を優先するとともに、被害を最小限に食い止める措置を講じてまいります。 (2) 重大事故の発生 当社グループは、国内においては、宮崎、愛知、栃木、広島に、海外においては、アメリカ、中国、インド、メキシコに生産工場を有し、製造・加工を行っております。設備の故障、メンテナンス不良等に起因して火災・爆発・漏洩等の事故が発生することで、従業員の労働災害はもちろんのこと、取引先への供給不能、地域被災者への賠償等、当社グループの信頼性や経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 各工場では、製造設備の定期的な点検及び設備保守、安全活動の推進、災害・事故を想定した定期的な訓練の実施、及び損害保険加入等の対策を講じています。昨今生産工場の新設・増設を複数行っており、当該施設の事故発生リスクは設計段階から検証を行うことによる低減を図るとともに、竣工時には随時損害保険の対象に追加する等の対策を講じております。 (3) 人材不足・流出 当社グループでは、急速な既存事業の拡大により、人材不足は問題と認識しております。また、人材の流出については、技能やノウハウの継承に支障をきたし、会社の成長力が低下するリスクが想定されます。組織の持続的成長を重視し、グローバルに活躍できる多様な人材を幅広い分野で採用・育成すべく、新卒・キャリア採用の両方を活用し、計画的な人材確保に努めています。また、人材育成の方針として「自ら挑み、共に前進する人」をめざすべき人としております。社員がもてる力を存分に発揮できるような組織文化を醸成するにあたり、タウンホールミーティング(みらいトーク)およびコーチングプロジェクトを通して、経営層との対話を増やし、組織開発に取り組んでいます。 (4) ハラスメント ハラスメントを原因とする損害賠償の発生や社会的信用の低下は、取引関係の維持・拡大や人材確保に影響を及ぼし、当社グループの事業活動に重要な影響を与える可能性があります。 当社グループでは、社長自らが「強い企業文化と良好な職場風土の醸成が重要であり、そのためには、個人の尊厳を傷つけるだけでなく、職場全体の士気や生産性にも悪影響を及ぼすハラスメントを決して許してはならない」と動画にてグループ内に発信し、周知徹底を図っています。また、「旭有機材グループ行動規範」においてハラスメント行為の禁止を定め、すべての役員・従業員にその遵守を求めています。 さらに、社員教育の実施や内部通報窓口の設置・運用を通じて、当該リスクの低減に努めています。 (5) 資金調達 当社グループの経営資金の源泉は、主に営業活動によるキャッシュ・フロー及び金融機関からの借入から得ております。当社は、十分な手元資金を有しており、また金融機関からの借入枠もあり、資金調達のリスクは極小化されております。一方グループ会社では、急激な経済悪化などにより重要な取引先が倒産した際に、営業活動によるキャッシュ・フローが減少し、資金繰りが困難になるリスクが想定されます。 当社グループでは、緊急事態に備えて、各会社で手元資金を保有しており、それでも資金が不足する場合には、当社がグループ会社にファイナンスを実行し、または各グループ会社が銀行の借入枠を設定し、これを活用することで、資金繰りに関するリスクを回避するなど、資金面での安定化に取り組んでいます。 (6) 情報セキュリティ関連 サイバー攻撃や不正アクセス等の不測の事態により、万一、当社のシステムが正常に利用できない場合や個人情報が外部へ漏洩した場合、当社グループの営業活動や業務処理の遅延、信用の失墜及びそれに伴う売上高の減少や損害賠償費用の発生等により、当社グループの経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、情報のセキュリティレベルの維持向上を図ることを目的として、外部によるサイバーリスク評価の実施、及び「情報管理基本規程」に沿った定期的な社員教育や啓蒙の実施、情報機器を監視し不審な振る舞いを検知して対処する仕組みを導入し、情報システムの適切なセキュリティ対策を講じています。 また近年、生成AIサービスの活用が進んでおり、業務効率化やアイデア出しなどに役立つ一方で、情報漏洩や著作権侵害などのリスクがあります。 当社グループではこのリスクに対応するためにルール・注意事項などを記載した生成AIサービスガイドラインを定め、当社内に閉じた環境で生成AIサービスを安全に利用できるよう、対策を講じております。 (7) 知的財産の侵害 当社は、製品・技術に関する知的財産権の取得および保護に努めておりますが、当社製品の模倣を十分に排除できない場合や、当社の知的財産権が法的に無効と判断される等により有効に機能しない場合には、収益性や経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 また一方で、当社製品が他社の知的財産権を侵害し、過去に遡って巨額のライセンス料や損害賠償の支払いが発生する可能性や、販売差し止めに繋がるリスクがあり、経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社では、従業員向けに知的財産権に関する定期的な教育・研修を実施するとともに、当社従業員による知財侵害者発見奨励制度を導入し、知的財産権保護に努めています。また、他社の知的財産権の侵害を未然に防止するために、先行する知的財産権の調査を徹底するとともに、外部の特許事務所を活用するなどの対策を講じています。 (8) 債権回収・与信管理 当社グループは、お客様に製品・サービスを提供しており、その多くが掛売り又は手形取引となっています。重要なお客様が破綻し、その債権が回収できない場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、定期的な信用調査や信用に応じた取引限度額の設定等を行い、債権回収リスクの回避に努めています。 (9) 製造物責任・リコール・品質不良等 当社は、ISO9001に基づいた厳格な品質基準の下、製品の品質確保に細心の注意を払っています。しかしながら製品に欠陥が生じた場合、欠陥に起因する直接的・間接的損害に対して、当社は賠償責任を負担する可能性や多大な対策費用の支出が生じる可能性があります。また当該問題に関する報道により、当社のブランドイメージの低下、顧客の流出等を招き、当社の事業、経営成績及び財務状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社は、不適合品の発生防止に向けて品質管理体制の強化と工程管理の継続的改善を実施するとともに、定期的な見直しを行っています。また、クレーム発生時には徹底した原因追求と再発防止対策を講じています。また、当該リスクが発生した場合の損失を補填するための保険に加入するとともに、適切な補償内容の見直しを継続的に行っています。 (10) 法令違反への対応 当社グループはグローバルに事業活動を展開しており、各国・地域の法令等の適用を受けています。これらに違反した場合には、罰金等の支払や制裁措置により事業活動の継続・発展が制約されるほか、社会的信用の低下を招き、当社グループの事業活動に重要な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、「就業規則」「旭有機材グループ行動規範」において法令遵守を基本原則として掲げ、すべての役員・従業員にその徹底を求めています。また、関連法令に関する社員教育、法改正情報の収集および対応、内部監査の実施、法令違反に対する厳正な対応等により、当該リスクの低減に努めています。 当社グループは、グローバルに事業活動を展開しており、各国・地域において法令等の適用を受けています。そのため、これらの法令等に違反し、罰金等の支払義務が生じる、制裁により事業活動の維持・発展が不可能又は著しく困難となる、社会的信用を失い事業に支障をきたす、などの事態が生じ、当社グループの事業活動に重要な影響を与える可能性があります。当社グループは、「旭有機材グループ行動規範」に「法令遵守」を掲げ、当社グループの全ての役員・従業員に法令の遵守を求めるとともに、事業活動に関連する法令等に関する社員教育の実施、法改正情報の収集、法改正対応その他の法令対応の実施、法令違反行為に対する厳格な対応、定期的な内部監査の実施等により、上記リスクの低減に努めています。 (11) 購買調達 当社の製品は、塩化ビニル樹脂やフェノール樹脂等を用いており、石油化学系原料の占める比率が高く、これら素材を安定的且つタイムリーに調達することが重要です。なお、市況によっては価格が高騰するとともに、原材料の需給バランスの悪化、さらには地政学的リスク(中東地域における紛争・政治不安等を含む)により、原材料価格の高騰や供給不足が発生した場合には、当社の生産活動及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、特定の取引先において、人権・労働・環境・不正行為などの問題が発覚した場合、当該取引先と取引停止となり調達が困難になり生産に著しく影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを回避すべく、当社では購買方針を策定し、取引先に対して品質・納期管理のほか、人権・労働・不正行為を含む事項について尊重及び法令遵守を求めています。さらに、日頃より原材料購入先の情報を幅広く収集し、特定の企業に偏ることなく調達を進めることで最適な価格で必要数量の原材料購入を行っています。なお、原材料が高騰した場合においては、適時適切に製品価格へ反映していきます。 需給バランスが崩れ供給不足が発生した場合に備えて、日頃より複数社から調達することでそのリスクを回避できるようにしております。 (12) 大規模災害 当社グループでは、大規模な災害が発生した際に、従業員の安全被害、工場損壊、倉庫物流機能停止、原材料資材調達不能などにより事業継続に多大な影響が発生する事態を想定し、国内の事業所・製造拠点において緊急時対応計画の策定、災害訓練実施、BCPにおける初動・復旧対応マニュアル整備などを進めることで従業員等の人命の安全確保と事業への影響の極小化に努めます。 (13)気候変動に関するリスク 気候変動が経済・社会・環境に及ぼす影響は年々深刻さを増し、脱炭素社会への移行に伴う各国の規制強化、エネルギーコストの変動、顧客ニーズの変化等により、当社グループの事業活動および業績に影響を及ぼす可能性があります。 このような状況を踏まえ、当社グループでは気候変動に関して生じる変化を重要なリスク要因として認識し、気候変動が事業に及ぼす影響の分析・評価を行い、適切に対応策を講じております。また、CDP(カーボンディスクロージャープロジェクト)への回答プロセス等を通じて取り組みの評価を得ています。 また、事業として水資源の有効利用、高性能現場発泡断熱材などによる省エネ活動として、気候変動に関するリスクに対し貢献しております。
経営成績の分析 (MD&A)5,501字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 業績等の概要 (1) 財政状態及び経営成績の状況の概要及び経営者の視点による分析・検討内容 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要及び経営者の視点による分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。 ① 経営成績 (売上高と営業利益) 当連結会計年度の国内経済は、全体として緩やかな回復基調を維持しました。米国の通商政策、人手不足への対応や省人化・効率化投資などを背景に、製造業を中心とした設備投資は底堅く推移しました。 海外においては、米国では通商政策をめぐる不確実性に加え、金融・為替動向の先行き不透明感を背景に、製造業の設備投資は引き続き慎重な動きとなりました。また、中国では内需の低迷が長期化するなか、設備投資は力強さを欠く状況が続きました。 こうした環境下、当社グループは中期経営計画「GNT2025」に基づき、海外および半導体関連市場を中心に成長を追求する施策を推進しました。 当社グループを取り巻く経営環境は、新設半導体工場向けの設備投資に伴う装置搬入需要は堅調に推移したものの、国内における設備投資や工場建設需要は全体として落ち着いた推移を見せました。一方で、米国においては、半導体工場建設案件の見直しや延期が継続しました。この結果、当社グループ全体では減収となりました。また、成長分野を中心とした事業基盤強化に伴い、労務費や減価償却費等の固定費が増加したことから、減益となりました。 この結果、当連結会計年度の売上高は80,081百万円(前年同期比△6.0%)、営業利益は7,579百万円(前年同期比△31.8%)となりました。 (営業外損益と経常利益) 受取利息を計上したことなどにより、当連結会計年度の営業外損益の純額は377百万円の利益で、前連結会計年度比+247百万円(前年同期比+191.2%)となりました。 この結果、経常利益は7,956百万円(前年同期比△29.3%)となりました。 (特別損益) 減損損失を計上したことなどにより、当連結会計年度の特別損益の純額は2,124百万円の損失で、前連結会計年度比△1,739百万円(前連結会計年度の特別損益の純額は386百万円の損失)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 経常利益の7,956百万円に特別損益の2,124百万円を減算し、当連結会計年度の税金等調整前当期純利益は5,832百万円となりました。これから法人税、住民税及び事業税2,431百万円を減算、法人税等調整額33百万円を加算し、非支配株主に帰属する当期純利益108百万円を減算した親会社株主に帰属する当期純利益は3,326百万円(前年同期比△56.4%)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 (管材システム事業) 管材システム事業は、樹脂バルブを主力製品として樹脂管材市場を拡大することを基本戦略としています。耐食問題の解決と樹脂管材の機能性を追求した製品開発により、お客様へのお役立ちに貢献する営業活動を推進しています。 樹脂バルブ等の基幹製品は、海外における米国の需要回復遅れや中国の電子産業向け設備投資の延期・見直し、国内では引き続き設備投資・工場建設需要の回復が遅れている状況から、全体として前年同期比で減収となりました。 樹脂配管材料等を用いたエンジニアリング事業は、前年度に受注した半導体関連の大型案件の反動から、前年同期比で減収となりました。 半導体製造装置向けダイマトリックス製品は、中国において上期にローカルメーカーの需要拡大を取り込んだことに加え、国内および韓国では需要回復の兆しが見られ、前年同期比で増収となりました。 利益面では、売上高の減少に加え、労務費等の固定費増加の影響により、前年同期比で減益となりました。 この結果、当セグメントの売上高は48,117百万円(前年同期比△8.0%)、営業利益は6,285百万円(前年同期比△30.6%)となりました。 (樹脂事業) 電子材料製品は、低メタル化技術を追求し、半導体の高度化に貢献しています。国内は、センサーやパワー半導体などのレガシー半導体向けフォトレジスト材料の需要の取り込みに加えて、後工程向け材料需要の増加等がありましたが、顧客での在庫調整の影響があり、前年同期比で減収となりました。また、中国においては液晶・有機ELなどのFPD(フラットパネルディスプレイ)分野の需要が旺盛であったことから、前年同期比で増収となりました。なお、南通電材第二工場は、2027年3月の竣工に向け建設工事を進めています。 素形材事業は、自動車や建設機械等に必要な鋳物部品の製造に用いる素形材製品では、お客様の製造品質や生産性の向上、臭気低減による作業環境の改善など、国内外の多様な製造工程に最適な製品を提案することでお客様の課題解決に取り組みました。国内では、環境対応型の高付加価値品への切り替えを推進した結果、前年同期比で増収となりました。海外においても、中国、インド、メキシコの各市場で、お客様ニーズに合致した高付加価値製品への切り替えを進めたことにより、前年同期比で増収となりました。 発泡材料事業は、建築現場での施工によって最終製品となるため、施工品質向上への取組みにより、お客様への安心・安全の提供をしています。現場発泡断熱材においては建築着工は低調に推移し、また、トンネル掘削用の土木材料においては受注済物件の工期遅れに伴い出荷量が減少し、前年同期比で減収となりました。 利益面では、減価償却費や労務費等の固定費の増加により前年同期比で減益となりました。 この結果、当セグメントの売上高は22,977百万円(前年同期比△0.3%)、営業利益は918百万円(前年同期比△18.0%)となりました。 (水処理・資源開発事業) 水処理事業では、水処理設備の設計・施工や、水資源を有効に活用できる水再生システムの構築に取り組んでいます。また、施設や設備の安定稼働を支える維持管理サービスや環境改善薬剤の提供にも注力しています。 官庁工事案件や環境改善薬剤の供給が順調に進捗したことに加え、メンテナンスサービスにおける契約価格の改定や修繕工事の受注増が寄与し、前年同期比で増収となりました。 資源開発事業は、再生可能エネルギーである地熱発電の蒸気井などの掘削工事や温泉開発工事を行い資源の有効活用に貢献しています。 温泉掘削工事および地熱掘削工事の一部で進捗の遅延が発生した影響により、前年同期比で減収となりました。 利益面では、温泉・地熱掘削工事の減収および工事進捗の遅延に加え、労務費等の固定費増加により、前年同期比で減益となりました。 この結果、当セグメントの売上高は8,987百万円(前年同期比△8.5%)、営業利益は575百万円(前年同期比△25.1%)となりました。 ② 財政状態 当連結会計年度末における総資産は、108,582百万円(前年同期比+2.7%)となりました。 流動資産は、主として受取手形及び売掛金が減少したことなどから、66,146百万円(前年同期比△4.9%)となりました。 固定資産は、主として建設仮勘定が増加したことなどから、42,436百万円(前年同期比+17.2%)となりました。 流動負債は、主として短期借入金並びに支払手形及び買掛金が減少したことなどから、17,422百万円(前年同期比△13.6%)となりました。 固定負債は、主として長期借入金が増加したことなどから、9,567百万円(前年同期比+30.3%)となりました。 純資産は、親会社株主に帰属する当期純利益を計上したことなどから81,593百万円(前年同期比+4.3%)となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況・資本の財源及び資金の流動性 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ831百万円減少し、23,228百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により獲得した資金は、仕入債務の減少990百万円、法人税等の支払額2,679百万円などの資金減よりも、税金等調整前当期純利益5,832百万円などの資金増が上回ったため、10,449百万円(前年同期は11,335百万円の資金獲得)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により使用した資金は、有形固定資産の取得による支出8,659百万円などの資金減により、9,539百万円(前年同期は5,157百万円の資金使用)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により使用した資金は、配当金の支払額2,177百万円、短期借入金の減少1,100百万円などの資金減により、1,712百万円(前年同期は1,572百万円の資金使用)となりました。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、製造費のほか、原材料の仕入れ、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。 当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。運転資金や設備投資資金の調達につきましては、自己資金及び金融機関からの借入を基本としております。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は6,565百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、23,228百万円となっております。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 管材システム事業   25,706   +3.5 樹脂事業   16,686   +5.7 合計   42,392   +4.4 (注)  金額は販売価格によっております。 b.受注実績 当連結会計年度における管材システム事業、樹脂事業及び水処理・資源開発事業の受注実績は、次のとおりであります。 なお、管材システム事業の一部、樹脂事業の一部及び水処理・資源開発事業を除くその他の事業については、見込み生産を行っております。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前期比(%)   受注残高(百万円)   前期比(%) 管材システム事業(一部)   1,938   △27.0   683   +75.1 樹脂事業(一部)   3,450   +11.8   2,119   +5.6 水処理・資源開発事業   6,680   △9.9   2,390   △18.0 合計   12,068   △8.3   5,193   △2.3 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 管材システム事業   48,117   △8.0 樹脂事業   22,977   △0.3 水処理・資源開発事業   8,987   △8.5 合計   80,081   △6.0 (注) 1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2. 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) Harrington ProcessSolutions LLC   -   -   8,550   10.7 ※前連結会計年度のHarrington Process Solutions LLCについては、当該割合が100分の10未満のため記載を省略しております。 ⑤ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ⑥ 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ⑦ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標については、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」、達成状況は、「① 経営成績」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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