概要
大崎電気工業は、1937年創業の電気計器メーカーである。電力量計や配電システムを主力とし、国内電力会社向けスマートメーターに強みを持つ。連結売上高1009億円、営業利益65億円(2026年3月期)。従業員2504名。
国内計測制御事業が収益の7割を占める
当社の最大セグメントは国内計測制御事業で、2026年3月期の売上高は597億円、営業利益46億円を計上する。同事業は電力量計の製造販売に加え、スマートメーター関連システムや配・分電盤、監視制御装置を総合的に提供する。主な顧客は関西電力送配電など国内電力会社で、同社向け販売が全体の19.5%を占める。子会社には大崎電気システムズ(配電盤)、岩手大崎電気(計器製造)、大崎データテック(検針システム)などがあり、グループ一体で事業を展開する。
海外はEDMIグループを通じ40か国以上に展開
海外計測制御事業はシンガポールのOSAKI United International傘下のEDMI Limitedを中核とする。英国、オーストラリア、中東・アフリカなど40以上の国・地域に電力量計を供給する。2026年3月期の海外売上高は415億円(全体の41%)、営業利益17億円。英国の政府主導スマートメータープロジェクト向け出荷が増加した一方、オセアニアでは顧客の在庫調整により減収となった。子会社にはEDMI Europe、EDMI Pty Ltd(オーストラリア)などがあり、各地域の規格に対応した製品を現地生産する。
不動産事業とグループ再編による安定化
不動産事業は当社と子会社大崎エステートが賃貸業を営み、グループの安定収益源となっている。2026年3月期の同事業売上高は4.3億円で、前期に一部不動産を売却したため減少した。また、2022年には製造装置子会社の大崎エンジニアリング全株式を萩原電気ホールディングスに譲渡し、事業ポートフォリオを計測制御に集中。さらに、2023年には新たに株式会社ラ・クラシンを設立し、スマートロック関連製品に参入するなど、周辺領域への展開も進める。
業界の中での役割は電力計測機器・システムのメーカーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 国内計測 制御事業 | 597億円 | 59.2% | 47億円 | 7.9% |
| 海外計測 制御事業 | 409億円 | 40.5% | 17億円 | 4.2% |
| 不動産 事業 | 3億円 | 0.3% | 1億円 | 33.3% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01電力(国内)主力
国内電力会社向けに電力量計の製造販売、スマートメーター関連システムやソリューションサービスを提供。検針システムや配・分電盤も含めた総合的な計測制御ソリューションを展開。
- 電力量計
- 家庭用・産業用の電力量を計測するメーター。スマートメーター対応製品も含む。
- 検針システム・機器
- 電力量計の検針データを収集・管理するシステムおよび関連機器。
- 配・分電盤
- 電力の配分・制御を行うための盤類。
- 監視制御装置
- 電力設備の監視・制御を行う装置。
02電力(海外)準主力
海外子会社EDMI Limitedなどを通じ、アジア、欧州、オセアニア等の電力市場向けに電力量計および関連システムの製造販売を展開。
- 電力量計
- 海外規格に対応した電力量計。スマートメーター製品も含む。
- 関連システム
- 検針データ管理や遠隔制御などのシステム。
03不動産副次
当社および子会社を通じて不動産の賃貸事業を展開。グループの安定収益源の一つ。
製品と技術
電力量計のラインアップとスマートメーター
主力製品は家庭用から産業用までの電力量計で、機械式・電子式・スマートメーターをカバーする。国内向けには第1世代・第2世代スマートメーターを製造し、2025年度第4四半期から第2世代の本格出荷を開始した。海外向けには、EDMIブランドで各国の規格に適合したスマートメーターを供給し、次世代機「NEOS」の市場投入を計画する。
検針システムと配電盤で計測制御を総合支援
電力量計のデータを収集・管理する検針システム・機器を大崎データテックが開発・販売する。また、大崎電気システムズが配・分電盤を製造し、電力の配分・制御を担う。監視制御装置も手掛け、電力設備の遠隔監視・制御を実現。これらの製品・システムを組み合わせ、電力会社向けのトータルソリューションを提供する。
スマートロックなど新領域への製品展開
2023年設立の子会社ラ・クラシンは、スマートロック関連製品の生産・販売とシステム開発を行う。これは既存の「見える化」技術の応用であり、電力以外の分野への事業拡大を図る。また、脱炭素社会に向けたソリューションとして、エネルギーマネジメントシステムの開発も進めている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
同業の企業
基板・電源・ディスプレイの時価総額近傍。太字が大崎電気工業
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3156レスター | 1,606億円 | 19.5倍 |
| 2 | 6737EIZO | 1,333億円 | 17.4倍 |
| 3 | 3110日東紡績 | 1,185億円 | 13.7倍 |
| 4 | 5208有沢製作所 | 869億円 | 17.2倍 |
| 5 | 7613シークス | 811億円 | 19.4倍 |
| 6 | 6644大崎電気工業 | 694億円 | 11.6倍 |
| 7 | 7609ダイトロン | 416億円 | 13.9倍 |
| 8 | 6986双葉電子工業 | 324億円 | 12.9倍 |
| 9 | 6844新電元工業 | 314億円 | 5.5倍 |
| 10 | 6653正興電機製作所 | 294億円 | 11.4倍 |
| 11 | 4251恵和 | 224億円 | 7.2倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(基板・電源・ディスプレイ)に従っています。
会社の歴史
沿革 23件
弘業製作所として創業し電力量計に参入
1937年1月、株式会社弘業製作所として設立。1941年4月に大崎工業株式会社を吸収合併し、商号を大崎電気工業株式会社に変更した。1948年2月、東京都大田区に蒲田工場を新設し、電力量計の製造を開始。戦後復興期の電力需要拡大に合わせ、計器製造の基盤を固めた。
電流制限器と遮断器で事業拡大、上場を果たす
1954年12月、電流制限器及び配線用遮断器の製造を開始し、製品ラインアップを拡充。1962年1月、東京証券取引所市場第二部に株式を上場。1963年には埼玉工場、1974年には岩手工場を新設し、生産能力を高めた。1980年10月には市場第一部に指定され、計器メーカーとしての地位を確立した。
電子式電力量計の生産体制確立と子会社化の推進
1987年7月、電子式電力量計の生産体制を確立し、機械式から電子式への転換に対応。1988年には千葉工場を新設し蒲田工場を廃止。1990年代以降、大崎エンジニアリング、大崎エステート、大崎テクノサービス、大崎電気システムズ、岩手大崎電気などの子会社を設立し、グループ体制を整備した。2000年には配・分電盤営業部門と千葉工場生産部門を大崎電気システムズに、岩手工場生産部門を岩手大崎電気に営業譲渡し、事業を分社化した。
海外子会社の統合とスマートメーター事業の本格化
2002年、アイトロンデータテック(現大崎データテック)を子会社化し検針システム事業を強化。2007年には株式会社エネゲートを子会社化。2012年、シンガポールのSMB United Limited(現OSAKI United International)を子会社とし、海外統括拠点を構築。2016年には大崎エンジニアリングを完全子会社化したが、2022年に同事業を売却し計測制御に特化。2023年には株式会社ラ・クラシンを設立し、スマートロック分野に進出した。
年表23件を開く
1930年代
- 1937年1月創業株式会社弘業製作所(大崎電気工業株式会社の前身)を設立。
1940年代
- 1941年4月M&A大崎工業株式会社を吸収合併し、商号を大崎電気工業株式会社と変更。
- 1948年2月東京都大田区に蒲田工場を新設、電力量計の製造を開始。
1950年代
- 1954年12月電流制限器及び配線用遮断器の製造を開始。
1960年代
- 1962年1月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
- 1963年9月埼玉県入間郡三芳町に埼玉工場(現埼玉事業所)を新設。
1970年代
- 1974年5月岩手県岩手郡雫石町に岩手工場を新設。
- 1978年11月本郷成型工業株式会社(埼玉県入間郡三芳町 現商号:大崎プラテック株式会社)を子会社とする(現連結子会社)。
1980年代
- 1980年10月東京証券取引所市場第一部に指定。
- 1987年7月電子式電力量計の生産体制を確立。
- 1988年10月千葉県長生郡長柄町に千葉工場を新設し、蒲田工場を廃止。
1990年代
- 1990年4月創業東京都品川区(埼玉県入間市に移転)に大崎エンジニアリング株式会社を設立。
- 1991年10月東京都品川区に大崎エステート株式会社を設立(現連結子会社)。
- 1997年4月東京都品川区に大崎テクノサービス株式会社を設立(現連結子会社)。
2000年代
- 2000年5月東京都品川区に大崎電気システムズ株式会社を、岩手県岩手郡雫石町に岩手大崎電気株式会社を設立(ともに現連結子会社)。同年8月、配・分電盤営業部門及び千葉工場生産部門を大崎電気システムズ株式会社に、岩手工場生産部門を岩手大崎電気株式会社に、それぞれ営業譲渡。
- 2002年11月アイトロン データ・テック株式会社(東京都中央区(品川区に移転)現商号:大崎データテック株式会社)を子会社とする(現連結子会社)。
- 2006年11月上場大崎エンジニアリング株式会社が、ジャスダック証券取引所(現東京証券取引所(スタンダード))に株式を上場。
- 2007年2月株式会社エネゲート(大阪府大阪市北区)を子会社とする(現連結子会社)。
2010年代
- 2012年2月SMB United Limited(シンガポール 現商号:OSAKI United International Pte. Ltd.)を子会社とする(現連結子会社)。
- 2016年8月M&A大崎エンジニアリング株式会社の株式を公開買付けにより追加取得し、同社を完全子会社とする。
2020年代
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。
- 2022年9月製造装置事業である大崎エンジニアリング株式会社の全株式を、萩原電気ホールディングス株式会社に譲渡。
- 2023年1月東京都品川区に株式会社ラ・クラシンを設立(現連結子会社)。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高2027年3月期まで101,000百万円
- 営業利益2027年3月期まで8,100百万円
- 親会社株主に帰属する当期純利益2027年3月期まで4,800百万円
- ROE(自己資本当期純利益率)2027年3月期まで8.5%
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
第2世代スマートメーターの安定供給とコスト低減
国内第2世代スマートメーターの安定かつ確実な出荷を図るとともに、生産工程の自動化やAI活用による省人化を推進し、コスト低減と利益拡大に取り組む。また、中東情勢や素材価格高騰の影響を極小化する。
- 02
次世代スマートメーターNEOSの拡販とソリューション展開
海外向け次世代スマートメーター「NEOS」の拡販に加え、上位系システムと組み合わせたソリューション販売を拡大し、売上・利益の拡大を目指す。調達方法の工夫により素材価格高騰の影響を抑える。
- 03
ROE向上による資本効率の改善
売上高純利益率の向上(国内スマートメーター収益性向上、ソリューション事業伸長、海外売上拡大)と総資産回転率の向上(運転資金効率化、在庫圧縮、政策保有株式の圧縮)を通じてROEの早期回復・向上を目指す。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で2,504人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は723万円で、9期前と比べて+14.6%。平均年齢は42.8歳、平均勤続年数は16.2年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 3,078 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 2,960 | — |
| 2019年3月 | 631 | 42.3 | 15.7 | 3,383 | — |
| 2020年3月 | 621 | 42.3 | 15.5 | 3,557 | — |
| 2021年3月 | 610 | 42.4 | 15.4 | 3,129 | — |
| 2022年3月 | 623 | 42.8 | 15.9 | 2,961 | — |
| 2023年3月 | 623 | 43.0 | 16.0 | 2,813 | — |
| 2024年3月 | 677 | 43.0 | 16.1 | 2,603 | — |
| 2025年3月 | 678 | 42.8 | 15.9 | 2,558 | 223 |
| 2026年3月 | 723 | 42.8 | 16.2 | 2,504 | 260 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社13社(国内 8 / 海外 5) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社エネゲート(注)4,5大阪府大阪市 北区議決権51.0%
- 海外OSAKI United International Pte. Ltd. (注)4シンガポール議決権100.0%
- 海外EDMI Limited (注)4シンガポール議決権100.0%
- 海外EDMI (Shenzhen) Co., Ltd (注)4中国 深圳議決権100.0%
- 海外EDMI Electronics Sdn Bhd (注)4マレーシア ジョホール議決権100.0%
- 国内EDMI Europe Limited (注)4,5イギリス フック議決権100.0%
- 海外EDMI Pty Ltd (注)5オーストラリア ブリスベン議決権100.0%
- 国内大崎電気システムズ 株式会社東京都品川区議決権89.9%
- 国内岩手大崎電気株式会社(注)4岩手県岩手郡 雫石町議決権100.0%
- 国内大崎プラテック株式会社埼玉県入間郡 三芳町議決権100.0%
- 国内大崎データテック株式会社東京都品川区議決権100.0%
- 国内株式会社ラ・クラシン東京都品川区議決権90.0%
残りのグループ会社1社を開く
- 大崎エステート株式会社東京都品川区100%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は1,009億円、営業利益は65億円。前期と比べると増収増益で、売上が+3.9%、利益が+14.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1,010億円 | 1,009億円 |
| 営業利益 | 81億円 | 65億円 |
| 純利益 | 48億円 | 58億円 |
| 1株あたり配当 | ¥49 | ¥49 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は229億円、営業利益は18億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+7.0%、営業利益は+50.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 287 | — | — | 8 |
| 2024年1Q | 214 | 12 | 5.6 | 8 |
| 2024年2Q | 228 | 11 | 4.8 | 6 |
| 2024年3Q | 242 | 21 | 8.7 | 8 |
| 2024年4Q | 267 | — | — | 2 |
| 2025年2Q | 445 | 17 | 3.8 | 6 |
| 2025年4Q | 526 | 40 | 7.6 | 29 |
| 2026年2Q | 454 | 19 | 4.2 | 7 |
| 2026年4Q | 555 | 46 | 8.3 | 51 |
| 2027年1Q | 229 | 18 | 7.9 | 12 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は612億円から1,009億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は6.4%。売上は4期、純利益は4期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 612 | — | 29 | — | 15 |
| 2014年3月 | 657 | — | 19 | — | 8 |
| 2015年3月 | 774 | — | 36 | — | 28 |
| 大崎エンジニアリング株式会社の株式を公開買付けにより追加取得し、同社を完全子会社とする。 | |||||
| 2016年3月 | 756 | — | 40 | — | 15 |
| 2017年3月 | 862 | — | 74 | — | 38 |
| 2018年3月 | 788 | — | 56 | — | 27 |
| 2019年3月 | 821 | — | 43 | — | 18 |
| 2020年3月 | 901 | — | 35 | — | 12 |
| 2021年3月 | 763 | — | 29 | — | 5 |
| 2022年3月 | 762 | — | 12 | — | −7 |
| 東京都品川区に株式会社ラ・クラシンを設立(現連結子会社)。 | |||||
| 2023年3月 | 893 | — | 19 | — | 13 |
| 2024年3月 | 951 | — | 55 | — | 24 |
| 2025年3月 | 971 | 57 | 54 | 5.9 | 35 |
| 2026年3月 | 1,009 | 65 | 66 | 6.4 | 58 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高1,009億円のうち、営業利益として残るのは65億円で6.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は58億円、売上の5.7%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金76.0%767億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金17.5%177億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.4%65億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが89億円、投資CFが48億円で、差し引きのフリーCFは137億円。この組み合わせは「資産整理型」にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面。期末の手元現金は184億円で、売上の2.2ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 67 | −58 | −11 | 9 | 130 |
| 2014年3月 | 11 | −25 | −2 | −14 | 119 |
| 2015年3月 | 53 | 53 | −62 | 106 | 173 |
| 2016年3月 | 64 | −43 | −31 | 21 | 157 |
| 2017年3月 | 74 | −43 | −31 | 31 | 154 |
| 2018年3月 | 81 | −43 | −55 | 38 | 137 |
| 2019年3月 | 1 | −28 | 57 | −27 | 164 |
| 2020年3月 | −4 | −41 | 3 | −45 | 124 |
| 2021年3月 | 105 | −12 | −69 | 93 | 147 |
| 2022年3月 | 44 | −12 | −29 | 32 | 153 |
| 2023年3月 | 3 | 13 | −51 | 16 | 127 |
| 2024年3月 | 42 | −29 | −30 | 13 | 108 |
| 2025年3月 | 69 | −12 | −30 | 57 | 131 |
| 2026年3月 | 89 | 48 | −88 | 137 | 184 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は998億円。このうち返さなくてよい自己資本が688億円で、自己資本比率は56.9%(業種中央値61.0%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 827 | 398 | 429 | 34.2 |
| 2014年3月 | 879 | 428 | 451 | 35.7 |
| 2015年3月 | 896 | 505 | 391 | 43.3 |
| 2016年3月 | 874 | 510 | 364 | 43.9 |
| 2017年3月 | 922 | 553 | 369 | 48.3 |
| 2018年3月 | 858 | 579 | 279 | 54.5 |
| 2019年3月 | 983 | 589 | 394 | 48.5 |
| 2020年3月 | 980 | 586 | 394 | 47.8 |
| 2021年3月 | 910 | 589 | 321 | 51.2 |
| 2022年3月 | 912 | 576 | 336 | 49.6 |
| 2023年3月 | 933 | 586 | 347 | 49.2 |
| 2024年3月 | 956 | 625 | 331 | 51.9 |
| 2025年3月 | 1,005 | 633 | 372 | 51.9 |
| 2026年3月 | 998 | 688 | 310 | 56.9 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
電気機器 224社との比較
同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで224社中69位あたり、逆に低いのは自己資本比率で224社中139位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,480で、1年前と比べて+18.7%。過去52週の値幅のなかでは33%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 11.6倍 |
| PER (会社予想) | 13.6倍 |
| PBR | 1.14倍 |
| 配当利回り | 3.31% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1カ月で約1%下落し、8月19日には5.13%安の1478円。終値は25日線(1514円)を約2.4%下回り、75日線(1587円)からも乖離。一方、52週高値2213円からは33%下落、52週安値1112円からは33%上昇と、レンジの中間帯。出来高は直近で387,700株と増加傾向にあり、売り圧力が強まる場面が見られる。週足では上昇トレンドが一服し、調整局面に入ったと判断。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)。
PER 11.49倍は業界平均28.27倍を大幅に下回り、PBR 1.13倍も同平均2.11倍を下回る。ROE 10.6%は良好で、配当利回り2.59%は業界平均1.88%を上回る。ただし配当性向105.9%と配当が利益を上回っており、持続可能性に懸念。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 11.6倍 | 30.8倍 |
| PER (予想) | 13.6倍 | — |
| PBR | 1.14倍 | 2.58倍 |
| ROE | 10.6% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
スマートメーターの本格普及期を越え、更新需要や海外展開の可否が焦点。強気派は、老朽化した計器の交換需要が今後10年続くことと、電力システム改革による新規顧客開拓を評価。弱気派は、国内需要の一巡後の成長鈍化懸念や、海外メーカーとの価格競争激化を指摘。
- 更新需要の長期化
国内スマートメーターの設置はまだ途上、検定切れ更新が続く
- 海外展開の余地
東南アジアなどでスマートグリッド投資が拡大中
- 財務健全性
無借金経営で安定配当、PER11倍と割安
- 国内市場の成熟
新設需要のピークアウトで売上成長が鈍化
- 海外競合の脅威
中国・欧州メーカーの低価格攻勢で採算悪化のリスク
- 政策リスク
電力自由化の進展で顧客の価格要求が強まる可能性
- スマートメーター出荷台数
- 国内需要の強弱を示す先行指標
- 海外売上比率
- 成長領域の開拓度合いを測る
- 受注残高
- 今後の収益の可視性を確認
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり49円で、前期から+122.7%。いまの株価に対する利回りは3.31%。増配か配当維持が2年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 20 | — | 27.2 |
| 2018年3月 | 20 | 0.0 | 31.6 |
| 2019年3月 | 20 | 0.0 | 31.1 |
| 2020年3月 | 20 | 0.0 | 191.9 |
| 2021年3月 | 20 | 0.0 | 131.2 |
| 2022年3月 | 20 | 0.0 | — |
| 2023年3月 | 20 | 0.0 | 28.3 |
| 2024年3月 | 20 | 0.0 | 38.2 |
| 2025年3月 | 22 | 10.0 | 24.7 |
| 2026年3月 | 49 | 122.7 | 105.9 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥49
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ7,901人。区分でいちばん多いのは個人・その他で28.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が43.1%を占め、残る56.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 27.1 | 31.9 | 32.5 | 30.6 | 29.1 | 28.3 |
| 外国法人 | 18.0 | 26.0 | 24.6 | 25.7 | 26.3 | 27.3 |
| 金融機関 | 32.6 | 25.4 | 27.3 | 27.8 | 27.2 | 27.2 |
| 事業法人 | 20.6 | 15.3 | 14.3 | 13.2 | 16.4 | 15.9 |
| 自己株式 | 0.4 | 2.0 | 5.0 | 4.8 | 6.0 | 5.3 |
| 証券会社 | 1.7 | 1.5 | 1.2 | 2.8 | 0.9 | 1.3 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 12.29 |
| 02 | THE HONGKONG AND SHANGHAI BANKING CORPORATION LTD - SINGAPORE BRANCH PRIVATE BANKING DIVISION CLIENTS A/C 8221-623793(常任代理人 香港上海銀行東京支店) | 8.38 |
| 03 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 4.47 |
| 04 | MM Investments株式会社 | 3.59 |
| 05 | 大崎電気工業取引先持株会 | 3.40 |
| 06 | 株式会社三菱UFJ銀行 | 3.31 |
| 07 | 九電テクノシステムズ株式会社 | 2.96 |
| 08 | 渡辺佳英 | 2.76 |
| 09 | 富国生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行) | 2.35 |
| 10 | 関西電力株式会社 | 2.13 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+213%、1株純資産は14期で+61%。直近期のROEは10.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 41 | 794 | 5.6 | 11.7 | 33.9 |
| 2014年3月 | 22 | 881 | 2.6 | 27.2 | 46.6 |
| 2015年3月 | 74 | 875 | 7.8 | 10.7 | 112.7 |
| 2016年3月 | 33 | 854 | 3.9 | 24.1 | 27.1 |
| 2017年3月 | 81 | 913 | 9.2 | 12.0 | 27.2 |
| 2018年3月 | 55 | 959 | 5.8 | 14.2 | 31.6 |
| 2019年3月 | 37 | 975 | 3.8 | 18.6 | 31.1 |
| 2020年3月 | 24 | 956 | 2.5 | 21.8 | 191.9 |
| 2021年3月 | 10 | 950 | 1.0 | 62.0 | 131.2 |
| 2022年3月 | −13 | 937 | — | — | — |
| 2023年3月 | 28 | 981 | 2.9 | 19.1 | 28.3 |
| 2024年3月 | 51 | 1,057 | 5.0 | 13.3 | 38.2 |
| 2025年3月 | 75 | 1,149 | 6.9 | 10.7 | 24.7 |
| 2026年3月 | 129 | 1,278 | 10.6 | 12.9 | 105.9 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
13名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額381百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約10倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 渡辺佳英 | 取締役会長 CEO 代表取締役 | 78 | 1,293,000 |
| 渡辺光康 | 取締役社長執行役員 COO 代表取締役 | 71 | 558,000 |
| 川端晴幸 | 取締役副社長執行役員 代表取締役 | 78 | 103,000 |
| 上野隆一 | 取締役専務執行役員 グループ経営本部長 | 65 | 36,000 |
| 水野正望 | 取締役 | 73 | — |
| 笠井伸啓 | 取締役 | 69 | — |
| 黒木彰子 | 取締役 | 63 | — |
| 堀長一郎 | 常勤監査役 | 71 | 28,000 |
| 長谷川豊 | 常勤監査役 | 60 | 3,000 |
| 北井久美子 | 監査役 | 73 | — |
| 河合千尋 | 監査役 | 53 | — |
| 高橋美波 | 取締役 | 61 | — |
残りの役員1名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 山中俊人 | 常勤監査役 | 65 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 161 | 74 | 46 | 283 | 71 |
| 社外取締役 | 5 | 57 | — | — | 57 | 11 |
| 監査役 | 2 | 41 | — | — | 41 | 21 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容747字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,928字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク3,013字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,380字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第112期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-25
- 半期報告書半期報告書-第112期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第111期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-26
- 半期報告書半期報告書-第111期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第110期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第110期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第110期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第110期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第109期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-29
- 四半期報告書四半期報告書-第109期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第109期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第109期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
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- 決算説明資料2026年度1Q(第1四半期)決算説明資料2026-08-04
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