概要
日本触媒は、アクリル酸と酸化エチレンを基盤とする化学品メーカーである。紙おむつ向け高吸水性樹脂(SAP)や自動車触媒で世界トップクラスのシェアを持ち、コンクリート混和剤用ポリマーや電子材料向け高純度化学品にも強みを持つ。1941年創業、2026年3月期の連結売上収益は約3999億円、従業員は4880人。大阪市に本社を置く。
マテリアルズ事業とソリューションズ事業の二本柱
日本触媒は「マテリアルズ事業」と「ソリューションズ事業」の2セグメントで構成される。2025年度のセグメント別売上収益は、マテリアルズ事業が2788億円、ソリューションズ事業が1211億円。マテリアルズ事業はアクリル酸や酸化エチレン、高吸水性樹脂などの基礎化学品が中心で、売上の約70%を占める。ソリューションズ事業はコンクリート混和剤用ポリマーや自動車触媒、電子材料などの高付加価値製品を扱い、成長領域として位置づけられている。両事業で原料のナフサ価格変動の影響を受けるが、ソリューションズ事業はより安定した収益源として機能する。
高吸水性樹脂のグローバル供給体制
高吸水性樹脂(SAP)は日本触媒の主力製品であり、紙おむつや生理用品の吸収体に使用される。同社は日本(姫路製造所)のほか、米国(ニッポンショクバイ・アメリカ・インダストリーズ)、インドネシア(PT.ニッポンショクバイ・インドネシア)、ベルギー(ニッポンショクバイ・ヨーロッパ)、中国(日触化工)に製造拠点を持ち、世界各地域で現地生産を展開している。アクリル酸を自社で一貫生産できる強みを活かし、コスト競争力を維持している。2025年度のマテリアルズ事業売上は前年比5.2%減だが、これは原料価格下落による販売価格低下が主因であり、販売数量は堅調に推移している。
自動車および環境向け触媒事業
日本触媒は自動車触媒、脱硝触媒、ダイオキシン類分解触媒など、排ガス浄化関連の触媒製品を手がける。自動車触媒はガソリン車・ディーゼル車の排ガス中の有害物質を浄化するもので、ユミコア日本触媒を通じて販売される。脱硝触媒は火力発電所や工場からの窒素酸化物除去に、ダイオキシン類分解触媒は廃棄物焼却炉向けに使用される。これらの触媒は環境規制の強化に伴い需要が拡大しており、ソリューションズ事業の収益を支える。2025年度のソリューションズ事業営業利益は65億円と前年比27%増加し、同事業の構成比が高まっている。
電子材料と電池材料への展開
日本触媒は半導体や電子部品向けの高純度化学品(電子情報材料)や、リチウムイオン電池向け電解質・添加剤(電池材料)を供給している。電子情報材料は半導体製造工程での洗浄やエッチングに使用される。電池材料は湖南福邦新材料有限公司(中国)で生産され、電気自動車市場の成長を取り込む。同社は中期経営計画でソリューションズ事業へのリソース集中を掲げ、エレクトロニクス・電池領域への積極的な設備投資を計画。2025年度にはリチウムイオン電池用電解質製造設備への投資により、投資キャッシュフローが483億円の支出(前年比178億円増)となった。
業界の中での役割は基礎化学品・機能性化学品のメーカーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| マテリアルズ | 2,788億円 | 69.7% | 102億円 | 3.7% |
| ソリューションズ | 1,211億円 | 30.3% | 65億円 | 5.4% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01衛生材料・紙おむつ主力
高吸水性樹脂(SAP)の大手サプライヤー。紙おむつ等の吸収体に使用される。アクリル酸を原料に、世界規模で製造販売。
- 高吸水性樹脂世界シェア上位
- 自重の数百倍の水を吸収するポリマー。紙おむつや生理用品、農業用途などに使用。
02塗料・接着剤・粘着剤準主力
アクリル酸エステルや粘接着剤・塗料用樹脂を供給。塗料、接着剤、粘着テープなどの原料として広く使用される。
- アクリル酸エステル
- アクリル酸とアルコールのエステル。塗料、接着剤、繊維処理剤などの原料。
- 粘接着剤・塗料用樹脂
- アクリル系樹脂を中心とした、粘着剤や塗料に用いられる高分子材料。
03建築・土木準主力
コンクリート混和剤用ポリマーを供給。コンクリートの流動性や強度を向上させる添加剤として使用。
- コンクリート混和剤用ポリマー
- ポリカルボン酸系などの高性能AE減水剤。コンクリートの減水・流動化・強度増進に寄与。
- 建築・土木用材料
- 子会社イーテックが製造販売するアクリルエマルジョンなどの建築用材料。
04自動車副次
自動車触媒や排ガス処理装置を供給。触媒コンバーター向けに貴金属を使った触媒を提供し、排気浄化に貢献。
- 自動車触媒
- ガソリン車・ディーゼル車の排ガス中の有害物質を浄化する触媒。
05電子材料副次
電子情報材料や電池材料を提供。半導体やリチウムイオン電池向けの高純度化学品や機能材料。
- 電子情報材料
- 半導体や電子部品製造に使用される高純度化学品。
- 電池材料
- リチウムイオン電池向け電解質や添加剤などの材料。
06環境・エネルギー副次
脱硝触媒や排ガス処理装置、湿式酸化触媒を提供。火力発電所や工場からの排ガス処理、廃水処理に貢献。
- 脱硝触媒
- 火力発電所や工場の排ガスから窒素酸化物を除去する触媒。
- ダイオキシン類分解触媒
- 廃棄物焼却炉などから発生するダイオキシン類を分解する触媒。
製品と技術
高吸水性樹脂(SAP):自重の数百倍を吸収するポリマー
高吸水性樹脂(SAP)は、自重の数百倍の水を吸収・保持できる架橋ポリアクリル酸ナトリウムである。紙おむつや生理用品の吸収体として広く使用されるほか、農業用保水材や工業用止水材にも応用される。日本触媒は1983年に姫路製造所で製造を開始し、現在は日本、米国、インドネシア、ベルギー、中国の5か国で生産。アクリル酸を自社で一貫生産できるため、安定した品質とコスト競争力を実現している。2025年度のSAP販売量は前年並みだが、原料ナフサ価格下落による販売価格低下が売上高に影響している。
アクリル酸およびアクリル酸エステル:多用途の化学基盤
アクリル酸は、プロピレンから酸化反応によって製造されるモノマーであり、高吸水性樹脂や塗料、接着剤、繊維処理剤などの原料となる。アクリル酸エステル(ブチルアクリレートなど)は粘着テープや塗料の主成分として使用される。日本触媒は姫路製造所でアクリル酸・エステルを生産し、シンガポール子会社でもアクリル酸を製造。2025年度のマテリアルズ事業売上は2788億円と全体の約70%を占める。同事業の収益は原料価格と市況に左右されやすいが、同社はグローバルな生産ネットワークと住友化学との事業交換による長期的な安定供給体制を築いている。
触媒製品:自動車排ガスから工場排煙まで
日本触媒の触媒製品は、自動車触媒、脱硝触媒、ダイオキシン類分解触媒に大別される。自動車触媒は三元触媒方式で、ガソリン車のCO、HC、NOxを同時に浄化する。ユミコア日本触媒を通じて自動車メーカーに供給される。脱硝触媒は選択式触媒還元(SCR)方式で、火力発電所の排ガスから窒素酸化物を除去。ダイオキシン類分解触媒は廃棄物焼却炉向けで、有害物質を無害化する。これらの触媒は環境規制の厳格化に伴い需要が堅調で、ソリューションズ事業の成長を牽引する。2025年度の同事業営業利益は65億円と前年比27%増加した。
コンクリート混和剤用ポリマーと電子材料
コンクリート混和剤用ポリマーは、ポリカルボン酸系の高性能AE減水剤で、コンクリートの流動性を高め、強度を向上させる。大規模建築物やインフラ工事に不可欠な材料である。日本触媒は日本、米国で生産・販売し、子会社イーテックも建築用アクリルエマルジョンを扱う。電子材料分野では、半導体製造用の高純度化学品や、リチウムイオン電池向け電解質・添加剤を提供。湖南福邦新材料有限公司で電池材料を生産し、電気自動車市場の成長に対応している。これらの製品はソリューションズ事業に属し、同社は中期経営計画で同事業へのリソース投入を加速するとしている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
化学のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 世界シェア上位高吸水性樹脂世界有数のシェア衛生材料・紙おむつ
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
アクリル酸で世界首位級、化成品の安定供給が強み
日本触媒は化学業界で世界有数のアクリル酸・高吸水性樹脂(SAP)メーカーであり、そのシェアはグローバルで首位級。同業のクラレや東洋紡が機能性材料や繊維で特色を出す一方、日本触媒は化成品を軸に規模の優位性を発揮。売上高は約4000億円で安定し、営業利益率は5%前後と素材メーカーとしては堅調。自動車や衛生用品向け需要が底堅く、中国の需要回復で業績持ち直しの兆し。ただし、原料価格上昇と供給過剰による市況悪化が課題で、設備投資とコスト競争力で差別化を図っている。
強み
- 高吸水性樹脂で高いシェアを持ち、衛生用品向け需要に強み。
- 原材料から誘導品までの一貫生産でコスト競争力を発揮する。
- 長年の顧客関係で国内シェアを維持し、安定収益を確保。
- 触媒技術の蓄積で高品質な製品を提供し、差別化に成功。
課題
- アクリル酸価格の国際市況に左右され、利益が変動しやすい。
- ナフサ価格上昇がコスト増を招き、競争力を弱める可能性。
- 中国等の増産で供給過剰が続き、価格競争が激化しやすい。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
機能性化学の時価総額近傍。太字が日本触媒
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4980デクセリアルズ | 5,102億円 | 18.3倍 |
| 2 | 4613関西ペイント | 4,985億円 | 18.9倍 |
| 3 | 4401ADEKA | 4,806億円 | 16.7倍 |
| 4 | 4631DIC | 4,714億円 | 8.3倍 |
| 5 | 5301東海カーボン | 4,076億円 | 20.4倍 |
| 6 | 4114日本触媒 | 3,986億円 | 23.7倍 |
| 7 | 4202ダイセル | 3,944億円 | 38.1倍 |
| 8 | 4118カネカ | 3,887億円 | 12.4倍 |
| 9 | 7966リンテック | 3,878億円 | 20.2倍 |
| 10 | 4208UBE | 3,740億円 | 14.3倍 |
| 11 | 3401帝人 | 3,497億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(機能性化学)に従っています。
会社の歴史
沿革 38件
ヲサメ合成化学工業として創業し戦災で工場焼失
日本触媒は1941年8月、大阪市で「ヲサメ合成化学工業株式会社」として設立された。資本金18万円で発足したが、1945年6月の戦災によって本社工場を焼失。本社機能を吹田工場所在地(吹田市)に移転し、戦後復興の道を歩み始めた。1949年4月には社名を「日本触媒化学工業株式会社」に変更し、触媒化学メーカーとしての方向性を明確にした。創業当時から触媒技術を基盤とし、後のアクリル酸や酸化エチレン事業への展開につながった。
社名変更とアクリル酸・酸化エチレン事業への進出
1952年5月に大阪証券取引所に株式を上場し、同年9月には無水マレイン酸の製造を開始。1956年11月には東京証券取引所にも上場した。1959年6月、川崎工場(現川崎製造所千鳥工場)を設置し、酸化エチレンとエチレングリコールの製造に着手。1960年10月には姫路工場(現姫路製造所)を設置し、生産基盤を拡大した。1970年5月、姫路工場でアクリル酸およびアクリル酸エステルの製造を開始。これが後の高吸水性樹脂(SAP)や塗料用樹脂の原料となり、事業の核へと成長した。
高吸水性樹脂の製造開始と研究所の新設
1981年3月、姫路研究所と川崎研究所を新設し、研究開発体制を強化。1983年6月には姫路製造所内に触媒研究所を設けた。同年11月、姫路製造所で高吸水性樹脂(SAP)の製造を開始。この製品は紙おむつ市場の拡大とともに急成長し、同社の主力製品となった。1991年6月、社名を現在の「株式会社日本触媒」に変更し、企業イメージを刷新。その後もSAPの生産能力拡大を続け、世界トップクラスのシェアを確立するに至った。
海外生産拠点の拡大
1988年1月、米国にエヌエイ・インダストリーズ(現ニッポンショクバイ・アメリカ・インダストリーズ)を設立し、海外生産を開始。1996年8月にはインドネシアにPT.ニッポンショクバイ・インドネシア、1998年1月にはシンガポールにニッポンショクバイ(アジア)、1999年2月にはベルギーにニッポンショクバイ・ヨーロッパを設立。2003年4月には中国に日触化工(張家港)有限公司を設立し、アジア、欧米での生産拠点を整備した。これらの子会社はアクリル酸や高吸水性樹脂の現地生産を担い、グローバルな供給体制を構築した。
住友化学との事業交換とシンガポール拠点の取得
2002年3月、住友化学工業(現住友化学)との間で事業交換を実施。日本触媒は住友化学のアクリル酸事業を譲り受ける代わりに、自社のメチルメタクリレートモノマー(MMA)事業を住友化学に譲渡した。これによりアクリル酸事業の規模を拡大し、高吸水性樹脂原料の安定確保を図った。2004年7月にはシンガポール・アクリリックPTE LTDとシンガポール・グレーシャル・アクリリックを取得し、シンガポールでのアクリル酸生産能力を獲得。2013年には子会社間の合併により効率化を進めた。
吹田工場閉鎖とプライム市場移行
2014年12月、創業以来の拠点であった吹田工場を閉鎖。生産機能を姫路製造所や川崎製造所に集約し、効率化を図った。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第一部からプライム市場へ移行。これにより上場企業としてのガバナンス強化が求められる一方、投資家からの注目度も高まった。2025年4月には株式会社イーテックを取得し、建築・土木用材料やアクリルエマルジョンの事業を加え、ソリューションズ事業を拡充した。
年表38件を開く
1940年代
- 1941年8月創業ヲサメ合成化学工業株式会社設立。(現株式会社日本触媒 設立日:8月21日、本社:大阪市、資本金18万円)
- 1945年6月戦災によって本社工場を焼失し、本社を吹田工場所在地(吹田市)に移転。
- 1949年4月商号変更社名を「日本触媒化学工業株式会社」に変更。
1950年代
- 1950年7月東京都に東京営業所(現東京本社)を設置。
- 1952年5月上場大阪証券取引所(現東京証券取引所)に株式を上場。
- 1952年9月無水マレイン酸の製造を開始。
- 1953年3月大光海運株式会社を設立。(現日触物流株式会社 現連結子会社)
- 1954年12月日本蒸溜工業株式会社を設立。(現日触テクノファインケミカル株式会社 現連結子会社)
- 1955年11月日宝化学株式会社に資本参加。(現連結子会社)
- 1955年12月東京ファインケミカル株式会社に資本参加。(現連結子会社)
- 1956年11月上場東京証券取引所に株式を上場。
- 1959年6月川崎市に川崎工場(現川崎製造所千鳥工場)を設置し、酸化エチレン、エチレングリコールの製造を開始。
1960年代
- 1960年10月姫路市に姫路工場(現姫路製造所)を設置。
- 1961年7月本社を大阪市東区高麗橋五丁目1番地(住居表示の変更により、現大阪市中央区高麗橋四丁目1番1号)に移転。吹田工場内に研究所を新設。
- 1967年3月川崎市に川崎第二工場(現川崎製造所浮島工場)を設置し、酸化エチレン、エチレングリコールの製造装置を増設。
1970年代
- 1970年4月横須賀市に追浜工場(1978年5月生産休止)を設置。
- 1970年5月姫路工場(現姫路製造所)でアクリル酸及びアクリル酸エステルの製造を開始。
- 1971年9月日本ポリマー工業株式会社を設立。(現連結子会社)
- 1972年10月川崎第二工場(現川崎製造所浮島工場)でセカンダリーアルコールエトキシレートの製造を開始。
- 1973年11月中国化工株式会社に資本参加。(現連結子会社)
1980年代
- 1981年3月姫路研究所、川崎研究所を新設。
- 1981年4月新立化工株式会社に資本参加。(現株式会社日本触媒トレーディング 現連結子会社)
- 1982年9月姫路製造所でメタクリル酸及びメタクリル酸エステルの製造を開始。
- 1983年6月姫路製造所内に触媒研究所を新設。
- 1983年11月姫路製造所で高吸水性樹脂の製造を開始。
- 1988年1月エヌエイ・インダストリーズ Inc.(米国)を設立。(現ニッポンショクバイ・アメリカ・インダストリーズ Inc. 現連結子会社)
1990年代
- 1991年6月商号変更社名を「株式会社日本触媒」に変更。
- 1996年8月PT.ニッポンショクバイ・インドネシア(インドネシア)を設立。(現連結子会社)
- 1998年1月ニッポンショクバイ(アジア)PTE.LTD.(シンガポール)を設立。(現連結子会社)
- 1999年2月ニッポンショクバイ・ヨーロッパ N.V.(ベルギー)を設立。(現連結子会社)
2000年代
- 2002年3月住友化学工業株式会社(現住友化学株式会社)との事業交換により、同社のアクリル酸事業を譲受け、当社のメチルメタクリレートモノマー事業を同社に譲渡。
- 2003年4月日触化工(張家港)有限公司(中国)を設立。(現連結子会社)
- 2004年7月シンガポール・アクリリック PTE LTD(シンガポール)を取得。(現連結子会社)シンガポール・グレーシャル・アクリリック PTE.LTD.(シンガポール)を取得。
- 2008年2月日本乳化剤株式会社、中日合成化學股份有限公司(台湾)を取得。(現連結子会社)
2010年代
- 2013年1月M&Aニッポンショクバイ(アジア)PTE.LTD.がシンガポール・グレーシャル・アクリリック PTE.LTD.を吸収合併。
- 2014年12月吹田工場を閉鎖。
2020年代
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。
- 2025年4月株式会社イーテックを取得。(現連結子会社)
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
事業ポートフォリオ変革へのリソース投入
ソリューションズ事業を成長の柱と位置づけ、スペシャリティ、エレクトロニクス、電池等の成長領域に積極的な設備投資を行い、事業規模と利益を拡大する。デジタル活用により技術開発や人財育成を促進し、高機能素材の事業化を迅速化する。
- 02
マテリアルズ事業の収益力強化
設備の最適化等により生産性を高めるとともに、世界の成長市場での拡販や他社とのアライアンス等を通じて収益力の強化を進める。
- 03
GX戦略による環境貢献
プロセス改良や再生可能エネルギー導入加速によりGHG排出量を削減する。同時に、電池周辺材料、水素関連材料、CO2排出削減材料などの環境貢献製品の売上を拡大する。
- 04
人財戦略による能力最大化
事業戦略の実現に最適な人財の育成・配置を進める。人財ポートフォリオの整備、次世代リーダー育成プログラムの実行、自己成長の促進、働きがいの向上(エンゲージメントサーベイ、D&I推進等)に取り組む。
- 05
デジタル活用による生産性向上
スマートファクトリー化・スマートラボ化を推進し、情報統合基盤を活用した業務工数や保全費の削減、R&DでのデータとAI活用による製品上市の加速を図る。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で4,880人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は859万円で、9期前と比べて+7.8%。平均年齢は39.4歳、平均勤続年数は16.6年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 4,326 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 4,394 | — |
| 2019年3月 | 797 | 38.0 | 16.1 | 4,454 | — |
| 2020年3月 | 810 | 38.3 | 16.2 | 4,510 | — |
| 2021年3月 | 766 | 38.5 | 16.4 | 4,555 | — |
| 2022年3月 | 760 | 38.6 | 16.5 | 4,526 | — |
| 2023年3月 | 783 | 38.8 | 16.0 | 4,574 | — |
| 2024年3月 | 818 | 39.0 | 16.5 | 4,607 | — |
| 2025年3月 | 811 | 39.2 | 16.5 | 4,685 | 408 |
| 2026年3月 | 859 | 39.4 | 16.6 | 4,880 | 359 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社23社(国内 18 / 海外 5) を有報から抽出しています。
- 国内日宝化学㈱東京都中央区議決権84.7%
- 国内日触物流㈱大阪市中央区議決権100.0%
- 国内東京ファインケミカル㈱東京都港区議決権89.8%
- 国内中国化工㈱岡山県倉敷市議決権93.3%
- 国内㈱日本触媒 トレーディング東京都中央区議決権100.0%
- 国内日触テクノファイン ケミカル㈱千葉県市川市議決権96.8%
- 国内日本乳化剤㈱東京都中央区議決権100.0%
- 国内日本ポリマー工業㈱兵庫県姫路市議決権60.0%
- 国内㈱イーテック三重県四日市市議決権100.0%
- 国内ニッポンショクバイ・アメリカ・インダストリーズ Inc.※アメリカ合衆国 テキサス州議決権100.0%
- 海外ニッポンショクバイ(アジア)PTE.LTD.シンガポール 共和国議決権100.0%
- 海外PT. ニッポンショク バイ・インドネシア※インドネシア 共和国 バンテン州議決権100.0%
残りのグループ会社11社を開く
- ニッポンショクバイ・ヨーロッパ N.V.※ベルギー王国 オースト=フランデレン州100%
- シンガポール・アクリリック PTE LTD※シンガポール 共和国79%
- 日触化工(張家港)有限公司※中華人民共和国 江蘇省100%
- 中日合成化學股份 有限公司台湾 台北市52%
- アメリカン・アクリル・エヌエイ LLCアメリカ合衆国 テキサス州50%
- アメリカン・アクリル L.P.アメリカ合衆国 テキサス州50%
- ユミコア・ショクバイ S.A.ルクセンブルク大公国40%
- ユミコア日本触媒㈱愛知県常滑市40%
- エルエックス・エムエムエイ Corp.大韓民国 ソウル市25%
- ジャパンコンポジット㈱東京都中央区35%
- 湖南福邦新材料 有限公司中華人民共和国 湖南省38%
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- 調達1,815万円NEDO先導研究プログラムエネルギー・環境新技術先導研究プログラム体温でIoTデバイスを駆動する熱化学電池の開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2020-07-27
- 調達1,464万円NEDO先導研究プログラムエネルギー・環境新技術先導研究プログラム合金系潜熱蓄熱マイクロカプセルを基盤とした高速かつ高密度な蓄熱技術の研究開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2020-07-29
- 調達409万円07-0049-0211 情報通信分野のサプライチェーンにおける市場動向・技術動向に関する調査請負総務省 · 2025-10-02
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出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は3,999億円、営業利益は175億円。前期と比べると減収減益で、売上が-2.3%、利益が-8.4%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 4,550億円 | 3,999億円 |
| 営業利益 | 210億円 | 175億円 |
| 純利益 | 205億円 | 168億円 |
| 1株あたり配当 | ¥140 | ¥140 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は1,213億円、営業利益は121億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+24.5%、営業利益は+80.6%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 941 | — | — | −10 |
| 2024年1Q | 974 | 67 | 6.9 | 46 |
| 2024年2Q | 969 | 33 | 3.4 | 23 |
| 2024年3Q | 981 | 44 | 4.5 | 29 |
| 2024年4Q | 996 | — | — | 12 |
| 2025年2Q | 2,069 | 105 | 5.1 | 89 |
| 2025年4Q | 2,024 | 86 | 4.2 | 85 |
| 2026年2Q | 2,002 | 90 | 4.5 | 76 |
| 2026年4Q | 1,997 | 85 | 4.3 | 92 |
| 2027年1Q | 1,213 | 121 | 10.0 | 104 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は2,695億円から3,999億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は4.4%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 税引前利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| ニッポンショクバイ(アジア)PTE.LTD.がシンガポール・グレーシャル・アクリリック PTE.LTD.を吸収合併。 | |||||
| 2013年3月 | 2,695 | — | 138 | — | 84 |
| 2014年3月 | 3,021 | — | 166 | — | 105 |
| この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません | |||||
| 2015年3月 | 3,749 | — | 299 | — | 191 |
| 2016年3月 | 3,231 | — | 343 | — | 260 |
| 2017年3月 | 2,940 | — | 247 | — | 194 |
| 2018年3月 | 3,139 | — | 298 | — | 226 |
| 2019年3月 | 3,389 | — | 321 | — | 238 |
| 2020年3月 | 3,022 | — | 157 | — | 111 |
| 2021年3月 | 2,732 | — | −129 | — | −109 |
| 2022年3月 | 3,693 | — | 337 | — | 237 |
| 2023年3月 | 4,196 | — | 262 | — | 194 |
| 2024年3月 | 3,920 | — | 157 | — | 110 |
| 2025年3月 | 4,093 | 191 | 232 | 4.7 | 174 |
| 2026年3月 | 3,999 | 175 | 215 | 4.4 | 168 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高3,999億円のうち、営業利益として残るのは175億円で4.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は168億円、売上の4.2%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金81.3%3,251億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金14.4%576億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.4%175億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが535億円、投資CFが−483億円で、差し引きのフリーCFは52億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は518億円で、売上の1.6ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 273 | −319 | 1 | −46 | 478 |
| 2014年3月 | 170 | −251 | −25 | −81 | 396 |
| 2015年3月 | 327 | −189 | −102 | 138 | 443 |
| 2016年3月 | 533 | −130 | −200 | 403 | 641 |
| 2017年3月 | 375 | −445 | −35 | −70 | 501 |
| 2018年3月 | 442 | −316 | −106 | 126 | 526 |
| 2019年3月 | 359 | −313 | −100 | 46 | 474 |
| 2020年3月 | 375 | −328 | −79 | 47 | 439 |
| 2021年3月 | 353 | −306 | −127 | 47 | 363 |
| 2022年3月 | 351 | −232 | −108 | 119 | 394 |
| 2023年3月 | 414 | −260 | −173 | 154 | 390 |
| 2024年3月 | 579 | −157 | −284 | 422 | 551 |
| 2025年3月 | 470 | −305 | −168 | 165 | 546 |
| 2026年3月 | 535 | −483 | −98 | 52 | 518 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は5,802億円。このうち返さなくてよい自己資本が3,966億円で、自己資本比率は68.4%(業種中央値63.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 3,524 | 2,202 | 1,322 | 61.1 |
| 2014年3月 | 3,984 | 2,422 | 1,562 | 59.3 |
| 2015年3月 | 4,196 | 2,701 | 1,495 | 63.2 |
| 2016年3月 | 4,080 | 2,825 | 1,255 | 68.3 |
| 2017年3月 | 4,472 | 2,888 | 1,584 | 64.6 |
| 2018年3月 | 4,803 | 3,091 | 1,712 | 64.3 |
| 2019年3月 | 4,817 | 3,230 | 1,587 | 67.1 |
| 2020年3月 | 4,756 | 3,197 | 1,559 | 67.2 |
| 2021年3月 | 4,716 | 3,174 | 1,542 | 67.3 |
| 2022年3月 | 5,182 | 3,439 | 1,743 | 66.4 |
| 2023年3月 | 5,233 | 3,622 | 1,611 | 69.2 |
| 2024年3月 | 5,441 | 3,834 | 1,607 | 70.5 |
| 2025年3月 | 5,437 | 3,830 | 1,511 | 70.5 |
| 2026年3月 | 5,802 | 3,966 | 1,736 | 68.4 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
化学 203社との比較
同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで203社中4位あたり、逆に低いのは売上成長率で203社中163位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,657で、1年前と比べて+49.1%。過去52週の値幅のなかでは92%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 23.7倍 |
| PER (会社予想) | 19.0倍 |
| PBR | 0.98倍 |
| 配当利回り | 5.27% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月21日に2633円と、前日比+0.73%で小幅続伸。1ヶ月では+22.84%と急騰しており、25日線(2335.22円)を約13%上回ります。8月7日に2446円へ急伸した後も高値圏で推移し、52週高値2725.5円に接近。RSIは80.76と買われ過ぎの領域で、短期的な過熱感が意識されます。出来高は8月7日に432万株と急増し、それ以降も高水準が続いています。材料が出尽くした後の値動きに注意が必要です。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)。
予想PERは18.8倍で業界平均17.74倍をやや上回るが、実績PER23.48倍は高め。PBR0.97倍は業界平均1.41倍を大幅に下回り割安感がある。配当利回り5.32%は業界平均2.66%を大きく上回り魅力的。一方ROE4.3%は低く資本効率が課題。配当性向102.2%と超過配当の懸念がある。割安要素と割高要素が混在し、総合的にほぼ妥当と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 23.7倍 | 17.8倍 |
| PER (予想) | 19.0倍 | — |
| PBR | 0.98倍 | 1.41倍 |
| ROE | 4.3% | 7.4% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、主力のSAP事業の需要安定性と、環境・電子材料などの新規分野の成長性。強気派は、人口増加や衛生意識向上による紙おむつ需要の増加と、高機能化学品の収益性を評価。弱気派は、原油価格変動による原燃料コストの影響や、競争激化による市況悪化を懸念。株主還元は高く、配当利回り5.72%が下支え要因。
- 安定需要
紙おむつ用SAPは人口増で需要が安定成長。
- 高還元
配当利回り5.72%と高く、株主還元が厚い。
- 技術力
世界トップのシェアを持つ生産技術と触媒技術。
- 2025/3期営業利益191億円で増益基調通年影響中
営業利益191億円、売上高4093億円と前期から増加し収益が改善。
- 過去1年で株価46.4%上昇とモメンタム継続影響弱
株価上昇率46.42%、外国人保有20.79%と資金流入が続く。
- PBR0.91倍の割安感と改善余地継続影響弱
PBR0.91倍、ROE4.3%と低収益でも解散価値接近で下支え。
- 配当利回り5.72%の高水準継続影響弱
配当利回り5.72%と高く、株主還元姿勢が投資魅力を高める。
- コスト変動
原油価格やナフサ価格の高騰が利益を圧迫。
- 新規事業の不確実性
電子材料など新規分野は競争が激しく、成長が不透明。
- 収益性の低さ
営業利益率4%台と低く、ROEも4%と資本効率が低い。
- 2026/3期は営業利益175億円へ減益通年影響強
営業利益191億円→175億円、売上高も4093億円→3999億円に減少。
- 売上高3999億円へ2.3%減収通年影響中
売上高4093億円→3999億円と2.3%減少し需要減速が懸念。
- 営業利益率4.38%へ低下通年影響中
営業利益率4.67%→4.38%と0.29ポイント悪化、採算性が低下。
- 純利益168億円と前期比3.4%減通年影響弱
純利益174億円→168億円、最終利益も減少基調に転じる。
- SAPの販売数量
- 主力事業の需要動向を確認するため。
- 営業利益率
- 収益性の改善・悪化を測る。
- 配当性向
- 株主還元の持続性を確認するため。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり140円で、前期から−0.9%。いまの株価に対する利回りは5.27%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 38 | — | 31.2 |
| 2018年3月 | 40 | 6.7 | 29.9 |
| 2019年3月 | 43 | 6.3 | 33.3 |
| 2020年3月 | 45 | 5.9 | 48.6 |
| 2021年3月 | 23 | −50.0 | — |
| 2022年3月 | 45 | 100.0 | 40.8 |
| 2023年3月 | 45 | 0.0 | 41.6 |
| 2024年3月 | 45 | 0.0 | 87.2 |
| 2025年3月 | 114 | 153.3 | 99.9 |
| 2026年3月 | 113 | −0.9 | 102.2 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥140
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ64,424人。区分でいちばん多いのは金融機関で29.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が48.9%を占め、残る51.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 金融機関 | 31.1 | 28.9 | 26.6 | 26.1 | 27.2 | 29.0 |
| 個人・その他 | 11.0 | 11.7 | 13.4 | 12.2 | 21.1 | 26.7 |
| 外国法人 | 29.0 | 30.2 | 29.6 | 30.2 | 22.9 | 20.8 |
| 事業法人 | 27.8 | 27.7 | 27.9 | 29.5 | 25.0 | 19.9 |
| 証券会社 | 1.1 | 1.6 | 2.5 | 2.1 | 3.8 | 3.6 |
| 自己株式 | 2.3 | 2.3 | 3.5 | 0.9 | 2.8 | 1.4 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 12.05 |
| 02 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 4.51 |
| 03 | ENEOSホールディングス株式会社 | 4.01 |
| 04 | 株式会社りそな銀行 | 3.66 |
| 05 | 三洋化成工業株式会社 | 3.38 |
| 06 | 株式会社みずほ銀行 | 2.53 |
| 07 | artience株式会社 | 2.41 |
| 08 | JPモルガン証券株式会社 | 2.05 |
| 09 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.96 |
| 10 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.62 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+171%、1株純資産は14期で+153%。直近期のROEは4.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 41 | 1,060 | 4.0 | 19.9 | 35.3 |
| 2014年3月 | 52 | 1,164 | 4.7 | 23.6 | 38.9 |
| 2015年3月 | 470 | 6,536 | 7.6 | 18.7 | 34.2 |
| 2016年3月 | 641 | 6,871 | 9.6 | 8.9 | 28.5 |
| 2017年3月 | 478 | 7,241 | 6.8 | 15.8 | 31.2 |
| 2018年3月 | 568 | 7,750 | 7.6 | 12.7 | 29.9 |
| 2019年3月 | 598 | 8,100 | 7.5 | 12.1 | 33.3 |
| 2020年3月 | 70 | 2,004 | 3.5 | 17.8 | 48.6 |
| 2021年3月 | −68 | 1,990 | −3.4 | — | — |
| 2022年3月 | 149 | 2,156 | 7.2 | 9.0 | 40.8 |
| 2023年3月 | 122 | 2,303 | 5.5 | 10.8 | 41.6 |
| 2024年3月 | 70 | 2,482 | 3.0 | 20.8 | 87.2 |
| 2025年3月 | 114 | 2,528 | 4.5 | 15.3 | 99.9 |
| 2026年3月 | 112 | 2,684 | 4.3 | 20.2 | 102.2 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
26名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は26名。2026/3期の役員報酬は総額391百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 野田和宏 | 代表取締役社長 社長執行役員 | 63 | 29,000 |
| 高木邦明 | 取締役常務執行役員 事務部門管掌 | 63 | 21,000 |
| 住田康隆 | 取締役常務執行役員 事業創出部門管掌 コーポレート研究本部担当 健康・医療事業推進本部担当 新規事業推進本部担当 R&D統括部担当 プロセス触媒研究部担当 | 62 | 22,000 |
| 松本行弘 | 取締役常務執行役員 生産・技術部門管掌 エンジニアリング本部担当 DX推進本部担当 レスポンシブル・ケア本部担当 電池材料事業化プロジェクト本部担当 インドネシアプロジェクト担当 | 62 | 23,000 |
| 薦田健二郎 | 取締役常務執行役員 事業部門管掌 電池材料事業本部担当 事業企画本部担当 購買物流本部担当 | 63 | 9,000 |
| 瀨戸口哲夫 | 取締役 | 69 | — |
| 櫻井美幸 | 取締役 | 61 | — |
| 池田安希子 | 取締役 | 66 | — |
| 小林髙史 | 監査役(常勤) | 63 | 15,000 |
| 田畑敦士 | 監査役(常勤) | 59 | 7,000 |
| 髙橋司 | 監査役 | 63 | — |
| 村井一雅 | 監査役 | 62 | — |
残りの役員14名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 肱黒修樹 | 上席執行役員 | — |
| 金井田健太 | 上席執行役員 | — |
| 佐久間和宏 | 上席執行役員 | — |
| 片岡伸也 | 上席執行役員 | — |
| 原田茂 | 上席執行役員 | — |
| 澤田富幸 | 上席執行役員 | — |
| 伊東愼一 | 執行役員 | — |
| 武田浩治 | 執行役員 | — |
| 岡崎和人 | 執行役員 | — |
| 藤田寿一 | 執行役員 | — |
| 中林保晴 | 執行役員 | — |
| 髙宮重貴 | 執行役員 | — |
| 赤沼伸朗 | 執行役員 | — |
| 冨田高史 | 執行役員 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 賞与百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 6 | 176 | 87 | 14 | 277 | 46 |
| 社外取締役 | 5 | 60 | — | — | 60 | 12 |
| 監査役 | 3 | 54 | — | — | 54 | 18 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,772字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,404字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク5,239字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,918字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第114期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-17
- 半期報告書半期報告書-第114期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第113期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-17
- 半期報告書半期報告書-第113期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第112期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-20
- 四半期報告書四半期報告書-第112期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第112期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第112期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-09
- 有価証券報告書有価証券報告書-第111期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-21
- 四半期報告書四半期報告書-第111期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第111期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-10
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