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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

関西ペイント

KANSAI PAINT CO.,LTD.4613 · Prime · 化学

自動車・建築・工業用塗料で世界トップクラス。インド、欧州、アフリカに強固な地盤を持つグローバル塗料メーカー。

概要

関西ペイント株式会社は、1918年に兵庫県尼崎市で創業した塗料メーカーである。自動車用、建築用、工業用の各塗料を主力とし、環境配慮型製品に強みを持つ。連結従業員数は16,739名。売上高は2026年3月期に5,888億円、営業利益521億円。日本国内に加え、インド、欧州、アジア、アフリカの5地域で事業を展開するグローバル企業である。

5つの地域セグメントで構成されるグローバル体制

関西ペイントグループは、日本、インド、欧州、アジア、アフリカの5つを報告セグメントとする。2026年3月期、日本セグメントの売上高は1,598億円(構成比27%)、インドは1,383億円(23%)、欧州は1,627億円(28%)、アジアは680億円(12%)、アフリカは517億円(9%)である。各地域で塗料の製造販売を行い、地域特性に応じた製品開発と販売網を構築している。グループ全体として、子会社118社、関連会社22社を有する。

日本:国内市場での安定収益基盤

日本セグメントは、当社本体と子会社久保孝ペイント、カンペハピオ、日本化工塗料などが製造を担当。販売は関西ペイント販売、カンペ商事、KATなどが担う。自動車用塗料が主要分野で、トヨタなどの国内自動車メーカー向けに供給。建築用塗料では特約販売店網を通じて住宅・ビル向けに販売。2026年3月期のセグメント利益は219億円と、グループ全体の約40%を占める収益源である。一方、建築・防食分野の市況低調により、前期比で減収減益となった。

インド:Kansai Nerolacが中核の成長市場

インドセグメントの中核は、1986年に株式取得したKansai Nerolac Paints Ltd.(1968年ボンベイ証券取引所上場)である。自動車用と建築用塗料を主力に、インド国内で広く販売。2026年3月期の売上高は1,383億円で、前期比2.8%減。建築分野では市場全体の需要低迷と低価格品シフトの影響を受けたが、自動車分野ではGST減税を追い風に生産台数が増加。ただし円高による為替換算の影響で減収となった。セグメント利益は135億円(前期比4.4%減)。

欧州・アフリカ:M&Aで築いた事業基盤

欧州セグメントは、2007年に取得したトルコのKansai Altan Boyaと、2017年に買収したオーストリアのKansai Helios Groupが中核。自動車補修用塗料が強みで、欧州全域に販売網を持つ。2026年3月期の売上高は1,627億円(前期比4%増)、セグメント利益は9億円と低水準だが、持分法損失の改善により黒字を確保。アフリカセグメントは、2011年に買収した南アフリカのKansai Plascon Africaを中心に、建築用塗料で強いブランド力を持つ。2026年3月期の売上高は517億円(前期比9.1%増)、セグメント利益は63億円(同45.7%増)と成長を続けている。

業界の中での役割は塗料及び塗装関連サービスのグローバルサプライヤー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
5,898億円
営業利益
497億円
営業利益率
8.4%
純利益
316億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
自動車塗料1,784億円30.2%
工業塗料1,762億円29.9%
建築塗料1,394億円23.6%
自動車(補修用)・船舶・防食塗料603億円10.2%
その他355億円6.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01日本主力

日本国内で自動車用、建築用、工業用塗料を製造販売。特約販売店・販売会社を通じて販売。調色品の仕入も行う。子会社が製造・販売・サービスを分担。

主な製品・サービス3
自動車用塗料
自動車のボディ・部品向け塗料。耐候性・意匠性に優れる。
建築用塗料
住宅・ビルの内外装用。防汚・防カビ機能を持つ製品も。
工業用塗料
家電・機械・橋梁など工業製品向け。防食・塗膜物性を重視。

02インド準主力

インド市場で塗料事業を展開。Kansai Nerolac Paints Ltd.が中核。自動車用・建築用塗料を製造販売。

主な製品・サービス2
自動車用塗料
インドの自動車メーカー向け。環境規制対応品。
建築用塗料
住宅・商業施設向け。水性塗料が中心。

03欧州準主力

トルコ、オーストリアを拠点に欧州全域で塗料を製造販売。自動車補修用、工業用、建築用塗料が主力。

主な製品・サービス3
自動車補修用塗料
自動車の補修・リペイント向け。多種多様なカラーバリエーション。
工業用塗料
金属・プラスチック向け。粉体塗料も含む。
建築用塗料
内外装用。高耐候性製品。

04アジア準主力

東南アジア・中国・台湾で塗料を製造販売。インドネシア、マレーシア、タイ、中国に生産拠点。自動車用・工業用・建築用塗料を幅広く供給。

主な製品・サービス3
自動車用塗料
アジアの自動車生産拠点向け。現地ニーズに合わせた製品開発。
工業用塗料
電子機器・家電向け。薄塗り・高機能。
建築用塗料
住宅・商業施設向け。耐熱・防汚タイプ。

05アフリカ副次

南アフリカ、東アフリカを中心に塗料事業を展開。建築用・工業用塗料が主力。Kansai Plasconブランドで市場に強み。

主な製品・サービス2
建築用塗料
現地の気候に適した耐久性の高い塗料。
工業用塗料
鉱山機器・鉄道車両向け。防食性能が重要。

製品と技術

自動車用塗料:耐候性と環境対応を両立

関西ペイントの自動車用塗料は、自動車ボディや部品向けに開発され、耐候性・意匠性に優れる。環境規制に対応した水性塗料技術が強みで、揮発性有機化合物(VOC)の低減を実現。日本ではトヨタなど主要自動車メーカーに採用され、インドではKansai Nerolacが現地メーカー向けに供給。欧州では自動車補修用塗料として多様なカラーバリエーションを提供する。2026年3月期、自動車分野の売上は各地域で堅調に推移した。

建築用塗料:防汚・防カビ機能と水性化

建築用塗料は住宅やビルの内外装に使用され、防汚・防カビ機能を持つ製品が主力。環境配慮型の水性塗料を中心にラインアップを揃え、VOC排出量の削減に貢献。日本では特約販売店網を通じて販売。アフリカではKansai Plasconブランドで高耐久性製品が支持され、気候に適した製品開発が行われている。インドでは低価格品へのシフトが進む中、差別化製品の投入を進める。

工業用塗料:家電・橋梁向けの防食と機能性

工業用塗料は、家電製品、機械設備、橋梁などのインフラ向けに供給。防食性能と塗膜物性が重視され、粉体塗料も含む。日本では工業分野の拡販活動が売上増加に貢献。欧州では金属・プラスチック向けの粉体塗料が主力。アジアでは電子機器向けの薄塗り・高機能品が求められる。アフリカでは鉱山機器や鉄道車両向けの防食塗料が重要な製品群である。

環境配慮型製品と水性塗料技術

関西ペイントは環境配慮型製品の開発に注力し、水性塗料技術を中核に据える。水性塗料は有機溶剤の使用を抑え、作業環境の改善と環境負荷低減を実現。自動車用では高耐候性を保ちながら水性化を推進。建築用では防汚・防カビ機能を付与した水性製品が主力。また、粉体塗料は溶剤を全く使わないため、欧州の工業分野で需要が高い。グループ全体でVOC削減目標を掲げ、製品開発を継続している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

化学のなかでの位置

塗料専業の国内大手、営業利益率は8%台

化学業界の中でも塗料セグメントに特化し、国内では首位級の存在。売上高は約5,900億円で、東洋紡やクラレなどの他化学大手と比べると規模は小さいが、塗料に集中することで専門性を発揮している。直近の営業利益率は8.85%と、同業他社と比較して高い水準を維持。JX金属や中外鉱業などの非鉄企業とはセクターが異なるが、化学業界の中では独自のポジションを築いている。

強み

  • 塗料専業で技術力とブランド力を有し、自動車向けなどでシェアが高い。
  • 営業利益率8%台で、安定した収益を確保している。
  • 自動車、建築、工業用など用途が広く、需要変動に強い。
  • 海外での事業展開により、市場拡大を図っている。

課題

  • 原油価格の上昇が原材料コストに影響し、収益を圧迫する可能性。
  • 海外メーカーとの競争激化で、価格競争にさらされる。
  • 自動車生産の変動など、景気に敏感な業界特有のリスク。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機能性化学の時価総額近傍。太字が関西ペイント

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14203住友ベークライト6,271億円22.3倍
23405クラレ5,747億円69.0倍
34912ライオン5,260億円18.1倍
44205日本ゼオン5,207億円13.3倍
54980デクセリアルズ5,102億円18.3倍
64613関西ペイント4,985億円18.9倍
74401ADEKA4,806億円16.7倍
84631DIC4,714億円8.3倍
95301東海カーボン4,076億円20.4倍
104114日本触媒3,986億円23.7倍
114202ダイセル3,944億円38.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(機能性化学)に従っています。

会社の歴史

沿革 35件

1918年尼崎で創業、塗料製造の開始

1918年5月、関西ペイント株式会社が兵庫県尼崎市に設立され、塗料・顔料の製造を開始した。創業当時から塗料事業に特化し、その後国内の需要拡大に対応して生産拠点を拡充。1933年には東京工場を新設し、関東地区への供給体制を整えた。

1949年の上場と戦後の国内体制整備

1949年5月、大阪証券取引所と東京証券取引所に株式を上場。同時期の1950年には大阪市東区に本社事務所を新設し、経営基盤を強化。1960年代に入ると、平塚工場(1960年)、名古屋工場(1961年)、中央研究所(1965年)を相次いで新設し、研究開発と生産体制を拡大した。

1960~70年代のM&Aによる子会社化

1967年に日本化工塗料、1968年にKAT、1971年にカンペハピオ、1974年にカンペ商事の株式を取得し、国内販売網・製造子会社をグループ化。これにより、特約販売店を通じた販売網と、多様な塗料製品群を揃える体制が整った。1971年には栃木県に鹿沼工場を新設し、生産能力を増強。

1968年からの海外進出:タイに初の海外拠点

1968年11月、タイにThai Kansai Paint Co., Ltd.を出資設立。関西ペイントにとって初の海外生産拠点となった。東南アジア市場への足がかりとして、その後マレーシア(1996年)、インドネシア(1999年)にも進出し、アジア地域の事業基盤を構築した。

1986年、インド市場への本格参入

1986年9月、インドの塗料大手Kansai Nerolac Paints Ltd.の株式を取得。同社は1968年にボンベイ証券取引所に上場しており、自動車用・建築用塗料で強固な地位を築いていた。この買収により、関西ペイントはインド市場に本格参入し、現在ではグループ全体の約23%の売上を占めるまでに成長した。

2000年代の組織再編と中国・台湾への展開

1999年にインドネシアにPT.Kansai Paint Indonesiaを設立。2002年には国内の地域別販売会社を統合し、関西ペイント販売株式会社を設立。2006年にはマレーシアにKansai Paint Asia Pacific Sdn.Bhd.を設立し、アジア統括機能を強化。2010年には中国に関西塗料投資有限公司を設立し、中国市場への本格参入を果たした。

2007年トルコ進出、欧州事業の開始

2007年10月、トルコのKansai Altan Boya Sanayi Ve Ticaret A.S.の株式を取得。トルコは自動車産業が発展しており、自動車補修用塗料を中心に欧州市場へ拡大。2017年にはオーストリアのKansai Helios Groupを買収し、欧州での事業基盤をさらに強化。これにより欧州セグメントはグループ最大の売上高を占めるに至った。

2011年アフリカ進出、プライム市場移行

2011年4月、南アフリカのKansai Plascon Africa Ltd.の株式を取得し、アフリカ市場に参入。建築用塗料で強いブランドを確立し、東アフリカにも拠点を拡大。2017年にはKansai Plascon East Africaを設立。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴いプライム市場へ移行。2023年12月には本社を大阪市北区に移転し、経営体制を一新した。

年表35件を開く

1910年代

  • 1918年5月創業関西ペイント株式会社を兵庫県尼崎市に設立、塗料・顔料の製造を開始。

1930年代

  • 1933年6月東京都大田区に東京工場(旧・東京事業所)を新設。

1940年代

  • 1949年5月上場大阪、東京の2証券取引所に上場。

1950年代

  • 1950年4月大阪市東区(現・大阪市中央区)に本社事務所を新設。

1960年代

  • 1960年11月神奈川県平塚市に平塚工場(現・平塚事業所)を新設。
  • 1961年11月愛知県西加茂郡(現・愛知県みよし市)に名古屋工場(現・名古屋事業所)を新設。
  • 1965年4月神奈川県平塚市に中央研究所(現・開発センター 他)を新設。
  • 1967年11月M&A日本化工塗料株式会社の株式取得(現・連結子会社)。
  • 1968年10月M&A株式会社KATの株式取得(現・連結子会社)。
  • 1968年11月Thai Kansai Paint Co.,Ltd.を出資設立(現・連結子会社)。

1970年代

  • 1971年5月M&A株式会社カンペハピオの株式取得(現・連結子会社)。
  • 1971年6月栃木県鹿沼市に鹿沼工場(現・鹿沼事業所)を新設。
  • 1974年7月M&Aカンペ商事株式会社の株式取得(現・連結子会社)。

1980年代

  • 1985年10月台湾関西塗料股份有限公司を出資設立(現・連結子会社)。
  • 1986年9月上場Kansai Nerolac Paints Ltd.(1968年8月ボンベイ証券取引所上場)の株式取得(現・連結子会社)。

1990年代

  • 1992年11月兵庫県小野市に小野工場(現・小野事業所)を新設。
  • 1992年12月福岡県北九州市に北九州事業所を新設。
  • 1994年2月M&A久保孝ペイント株式会社の株式取得(現・連結子会社)。
  • 1995年12月Kansai Resin (Thailand) Co.,Ltd.を出資設立(現・連結子会社)。
  • 1996年10月M&ASime Kansai Paints Sdn.Bhd.の株式取得(現・連結子会社)。
  • 1999年10月P.T.Kansai Paint Indonesiaを出資設立(現・連結子会社)。

2000年代

  • 2001年10月関西ペイントマリン株式会社を出資設立(現・連結子会社)。
  • 2002年7月M&A国内地域別販売会社を統合し、関西ペイント販売株式会社を設立(現・連結子会社)。
  • 2006年4月M&AKansai Paint Asia Pacific Sdn.Bhd.の株式取得(現・連結子会社)。
  • 2007年10月M&AKansai Altan Boya Sanayi Ve Ticaret A.S.の株式取得(現・連結子会社)。
  • 2008年2月大阪市中央区に新本社事務所を移転。

2010年代

  • 2010年9月関西塗料(中国)投資有限公司を出資設立(現・連結子会社)。
  • 2011年4月M&AKansai Plascon Africa Ltd.(2025年6月 Kansai Plascon Africa (Pty) Ltd.に社名変更)の株式取得(現・連結子会社)。
  • 2012年4月M&APT.Kansai Prakarsa Coatingsの株式取得(現・連結子会社)。
  • 2016年8月M&AU.S. Paint Corporationの株式取得(現・連結子会社)。
  • 2017年1月Kansai Plascon East Africa (Pty) Ltd.を出資設立(現・連結子会社)。
  • 2017年3月M&AKansai Helios Groupの株式取得(現・連結子会社)。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場に移行。
  • 2023年12月大阪市北区に新本社事務所を移転。
  • 2025年10月横浜市西区に東京事業所を移転し、横浜みなとみらいオフィスへ名称を変更。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    グローバル一体経営の深化

    「ONE KANSAI」の考え方を軸に、地域軸と事業軸を組み合わせた体制強化により、成長機会の最大化と経営効率の向上を図る。グループ共通の行動指針「KP way」を定め、全世界の社員が共通の判断基準を持つことで相乗効果を創出する。

  2. 02

    構造改革による収益性・効率性強化

    第18次中期経営計画の重点方針の一つ。事業ポートフォリオの見直しやコスト削減など、収益性と効率性を高めるための構造改革を推進する。

  3. 03

    事業を伸ばす製品開発とDX推進

    顧客ニーズに応える新製品開発とデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進により、競争力を強化し、事業成長を実現する。

  4. 04

    人材育成と最適配置の両立

    社員の能力開発と適材適所の配置を両立させ、組織全体のパフォーマンス向上を図る。人材への投資を積極的に行い、変化に対応できる柔軟な人材を育成する。

  5. 05

    積極的な投資と株主還元

    最適資本構成に基づき、成長投資と株主還元をバランスよく実施する。株主との継続的な対話を通じて信頼関係を深め、企業価値の向上を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で16,739人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は879万円で、9期前と比べて+6.3%平均年齢は42.1歳、平均勤続年数は18.4年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月14,828
2018年3月15,731
2019年3月82741.918.816,287
2020年3月81242.419.316,459
2021年3月81643.119.915,908
2022年3月78443.620.115,670
2023年3月75943.520.416,236
2024年3月77943.119.716,844
2025年3月84542.518.717,414299
2026年3月87942.118.416,739297

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率65.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)74.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社25(国内 11 / 海外 14) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社、工場、営業所 他 — スロベニア 他857億円
本社、工場 営業所 他 — インド398億円
平塚事業所 他 — 神奈川県平塚市 他195億円
日本
本社事務所 — 大阪市北区103億円
日本
横浜みなとみらいオフィス 他(横浜市西区 他)(注)19,087百万円
日本
本社、工場 他 — トルコ8,547百万円
本社、工場、営業所 他 — アメリカ6,841百万円
本社、工場、営業所 他 — 南アフリカ 他5,273百万円
開発センター — 神奈川県平塚市4,625百万円
日本
本社、工場 営業所 他 — ウガンダ 他3,898百万円
ほか14件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    関西ペイント販売㈱
    神奈川県横浜市
    議決権100.0%
  • 国内
    久保孝ペイント㈱(注)1
    大阪市東淀川区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱カンペハピオ
    大阪市淀川区
    議決権100.0%
  • 国内
    日本化工塗料㈱
    神奈川県高座郡
    議決権94.0%
  • 国内
    カンペ商事㈱
    神奈川県横浜市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱KAT
    神奈川県横浜市
    議決権100.0%
  • 国内
    関西ペイントマリン㈱
    神奈川県横浜市
    議決権100.0%
  • 国内
    Kansai Helios Coatings GmbH
    オーストリア
    議決権80.0%
  • 海外
    Kansai Nerolac Paints Ltd.
    インド
    議決権75.0%
  • 国内
    Kansai Plascon East Africa (Pty) Ltd.
    モーリシャス
    議決権100.0%
  • 海外
    PT.Kansai Prakarsa Coatings
    インドネシア
    議決権65.0%
  • 海外
    Kansai Paint Asia Pacific Sdn.Bhd
    マレーシア
    議決権100.0%
残りのグループ会社13社を開く
  • Kansai Plascon Africa (Pty) Ltd.(注)2南アフリカ100%
  • U.S. Paint Corporationアメリカ52%
  • Kansai Altan Boya Sanayi Ve Ticaret A.S.トルコ51%
  • P.T.Kansai Paint Indonesiaインドネシア66%
  • Thai Kansai Paint Co.,Ltd.タイ51%
  • Kansai Resin (Thailand) Co.,Ltd.タイ91%
  • 台湾関西塗料股份 有限公司台湾81%
  • Sime Kansai Paints Sdn.Bhd.マレーシア60%
  • 関西塗料(中国)投資 有限公司中国100%
  • ㈱扇商會大阪市北区50%
  • Polisan Kansai Boya Sanayi Ve Ticaret A.S.トルコ50%
  • 湖南湘江関西塗料 有限公司中国45%
  • 中遠関西塗料(上海)有限公司中国37%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は5,898億円営業利益497億円前期と比べると増収減益で、売上が+0.2%、利益が-4.6%。

売上高
+0.2%
5,898億円
営業利益
-4.6%
497億円
純利益
-17.5%
316億円
営業利益率
8.4%
前期比 -0.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高6,300億円5,898億円
営業利益550億円497億円
純利益280億円316億円
1株あたり配当¥116¥116

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は1,579億円、営業利益は105億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+15.8%、営業利益は−13.2%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1,26184
2024年1Q1,3641218.9376
2024年2Q1,3761369.989
2024年3Q1,48315710.674
2024年4Q1,400132
2025年2Q2,9412638.9157
2025年4Q2,9472588.8226
2026年2Q2,8922438.4162
2026年4Q3,0062548.4154
2027年1Q1,5791056.665

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は2,941億円から5,898億円へ2.0倍に増えた。直近期の営業利益率は8.4%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月2,941284178
2014年3月3,205355216
2015年3月3,493377204
U.S. Paint Corporationの株式取得(現・連結子会社)。
2016年3月3,281397283
Kansai Helios Groupの株式取得(現・連結子会社)。
2017年3月3,302400242
2018年3月4,020332177
2019年3月4,274348174
2020年3月4,069349185
2021年3月3,646359200
2022年3月4,192376265
2023年3月5,091402252
2024年3月5,623577671
2025年3月5,8885214918.8383
2026年3月5,8984975478.4316

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高5,898億円のうち、営業利益として残るのは497億円8.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は316億円、売上の5.4%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金67.6%3,985億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金24.0%1,416億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.4%497億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
32.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.1pt
8.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.0pt
5.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+4.2pt
11.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが526億円、投資CFが−270億円で、差し引きのフリーCFは256億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は672億円で、売上の1.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月251−134−34117525
2014年3月255−161−6594568
2015年3月320−195−96125609
2016年3月315−148−148167609
2017年3月291−970603−679523
2018年3月335−33881−3612
2019年3月356−175−70181702
2020年3月403−220−374183506
2021年3月426−51684211,084
2022年3月155−21−641134597
2023年3月502−106−183396833
2024年3月671−90−729581710
2025年3月350−392−80−42631
2026年3月526−270−222256672

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は8,017億円。このうち返さなくてよい自己資本が3,812億円で、自己資本比率は37.4%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月3,6262,2281,39854.6
2014年3月4,0012,5801,42156.5
2015年3月4,4813,0361,44559.2
2016年3月4,3022,9391,36359.3
2017年3月5,4222,9622,46046.7
2018年3月6,0133,2242,78946.0
2019年3月5,8413,2072,63446.2
2020年3月5,4413,2072,23449.4
2021年3月6,0663,3892,67747.3
2022年3月6,0013,7512,25053.3
2023年3月6,7203,5303,19043.6
2024年3月6,8973,8023,09544.9
2025年3月7,5073,5004,00735.9
2026年3月8,0173,8124,20537.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
787億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
2,051億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
560億円
在庫として抱えている分
負債合計
4,205億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
72
/ 100
安定性自己資本比率25 / 40
収益力営業利益率17 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り203社中30位あたり、逆に低いのは自己資本比率203社中188位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.1%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.4%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
37.4%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
0.2%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.1%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,801で、1年前と比べて+16.7%過去52週の値幅のなかでは67%の位置にある。

¥2,801-2.5%1ヶ月-1.7%1年+16.7%時価総額4,985億円
過去52週の値幅
安値¥2,224.5高値¥3,091

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)18.9倍
PER (会社予想)17.6倍
PBR1.65倍
配当利回り4.14%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月21日に2917.5円と前日比0.62%高。7月は2700円前後で推移していましたが、7月下旬から上昇に転じ、8月10日には3029円まで上昇しました。その後はやや調整し、2900円前後で推移しています。1ヶ月で8%上昇し、1年で19.75%上昇しています。52週高値3091円に近く、52週安値2224円からは31%上昇しています。25日線(2835円)を上回り、RSIは58.81と中立圏です。出来高は8月10日に210万株と急増しましたが、その後は減少しています。上昇トレンドは続いていますが、高値圏での揉み合いが続く可能性があります。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは19.53倍で業界平均の17.76倍をやや上回り、PBRは1.71倍と平均の1.41倍を上回ります。ROEは11.1%と標準的で、配当利回りは4%と平均の2.66%を上回ります。予想PERが18.2倍とほぼ横ばいで、今後の増益余地は限定的です。配当利回りの高さが株価を下支えする一方、PER・PBRは割高感があり、ほぼ妥当な水準と判断します。

指標この会社業種平均
PER (実績)18.9倍17.8倍
PER (予想)17.6倍
PBR1.65倍1.41倍
ROE11.1%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、原燃料コスト上昇への価格転嫁とアジア需要の成長を両立できるかである。強気派は、自動車補修用塗料の高いシェアや環境規制追い風の水性塗料の需要増、アジアの成長市場での事業拡大を評価する。また、直近の業績は増収ながら利益が減少しており、今後のコスト改善が期待される。一方、弱気派は、原料高の影響が続き利益率が圧迫されること、主要市場の中国の景気減速、競争激化による価格競争のリスクを指摘する。また、M&Aや事業再編の恩恵が不透明であることも論点。

プラスに働く材料7
  • アジア成長市場の取込

    アジア各国のインフラ整備で建築用塗料需要が拡大。

  • 環境対応製品の需要

    水性塗料へのシフトで高付加価値品の販売が伸びる。

  • 強固な販売網

    自動車補修向けで高いシェアを持ち、安定収益を確保。

  • 配当利回り4.0%が下支え継続影響

    配当利回り4.0%は相対的に高く、株価下落時の買い意欲を誘う

  • ROE11.1%を維持する収益性通年影響

    ROE11.1%はPBR1.7倍の株価を資本効率の面から支持

  • フォワードPER18.2倍の割安感通年影響

    実績PER19.53倍からフォワードPER18.2倍へ低下し、減益計画は織り込み済み

  • 外国人保有40.58%の安定需給継続影響

    外国人保有比率40.58%は高い流動性をもたらし、売り一巡後の買い需要が期待

マイナスに働く材料7
  • 原燃料コスト高騰

    原油価格や原材料の上昇が利益率を圧迫する。

  • 中国景気減速リスク

    中国市場の需要減速が業績にマイナス影響を与える恐れ。

  • 競争激化

    同業他社との価格競争が激化し、採算が悪化する可能性。

  • 純利益316億円へ2期連続減益決算発表後影響

    前期比67億円減益の会社計画で、収益力低下が株価の重しとなる

  • 売上高伸び率0.2%まで減速通年影響

    売上高5,898億円は前期比0.2%増に留まり、数量成長の勢いが乏しい

  • 営業利益率8.43%へ低下通年影響

    営業利益率は8.85%から8.43%へ0.42pt低下し、収益性の悪化が懸念

  • 1年26.6%上昇の高値警戒不定影響

    株価は1年で26.56%上昇し、短期的な戻り売り圧力が懸念される

次の決算で確かめる点
海外売上高比率
アジア中心の海外シフトが成長と収益性に直結するため。
売上高原価率
原燃料コストの変動と価格転嫁の進捗を測る。
環境対応製品の販売比率
環境規制追い風で高付加価値品の売上構成が利益を左右する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり116で、前期から+120.0%いまの株価に対する利回りは4.14%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥116
1株あたり
配当利回り
4.14%
いまの株価に対して
配当性向
55.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2230.6
2018年3月2722.752.3
2019年3月3011.149.4
2020年3月300.0
2021年3月300.041.0
2022年3月300.024.9
2023年3月300.038.1
2024年3月4033.318.2
2025年3月5025.026.8
2026年3月110120.055.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥116

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ28,125人。区分でいちばん多いのは外国法人40.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が44.5%を占め、残る55.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人28.828.230.136.334.440.6
金融機関40.641.134.438.238.931.0
個人・その他13.613.323.810.811.313.6
事業法人16.315.99.912.614.313.5
証券会社0.81.51.82.21.11.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.0
自己株式5.35.314.80.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)10.98
02日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)7.02
03JP MORGAN CHASE BANK 380055(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)6.94
04第一生命保険株式会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)4.91
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.38
06NORTHERN TRUST CO. (AVFC) RE SILCHESTER INTERNATIONAL INVESTORS INTERNATIONAL VALUE EQUITY TRUST(常任代理人 香港上海銀行東京支店)2.02
07関西ペイント交友持株会1.99
08NORTHERN TRUST CO. (AVFC) RE U.S. TAX EXEMPTED PENSION FUNDS(常任代理人 香港上海銀行東京支店)1.84
09STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.79
10株式会社扇商會1.46

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近4
  • 2026-07-07
    みずほ証券 株式会社
    新規の大量保有報告
    3.45%
  • 2026-05-21
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    2.87%
    +0.05pt
  • 2026-05-19
    シルチェスター・インターナショナル・インベスターズ・エルエルピー (Silchester International Investors LLP)
    新規の大量保有報告
    7.21%
    +1.04pt
  • 2026-05-15
    シルチェスター・インターナショナル・インベスターズ・エルエルピー (Silchester International Investors LLP)
    新規の大量保有報告
    6.17%
    +1.12pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+170%、1株純資産は14期で+129%。直近期のROEは11.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月677429.615.726.3
2014年3月8184810.218.230.3
2015年3月779968.328.535.2
2016年3月10695810.917.041.9
2017年3月939859.525.430.6
2018年3月691,0746.736.052.3
2019年3月681,0506.431.249.4
2020年3月721,0466.928.6
2021年3月781,1167.237.941.0
2022年3月1031,2468.719.124.9
2023年3月1051,2718.217.138.1
2024年3月2991,48622.37.318.2
2025年3月2021,52813.210.626.8
2026年3月1801,70311.113.055.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

18名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は18名。2026/3期の役員報酬は総額542百万円。

氏名役職年齢保有株数
毛利訓士代表取締役社長6812,700
冨岡崇取締役 常務執行役員 最高財務責任者 ビジネスユニット長549,400
高多洋一取締役 常務執行役員 ヘッドオフィス長 管理部門長6010,000
プラヴィンD.チャウダリ取締役 常務執行役員 ビジネスユニット アジア事業部門長 Kansai Nerolac Paints Ltd. 社長58
大森紳一郎取締役70
四方ゆかり取締役62400
アスリM.チョルパン取締役48
長谷部秀士取締役 常勤監査等委員636,600
山本徳男取締役 監査等委員68
中井洋恵取締役 監査等委員65
黒田愛59
プレジェイR.ララ取締役 常務執行役員 ビジネスユニット EMEA事業部門長 Kansai Plascon Africa(Pty)Ltd. 社長56
残りの役員6名を開く
氏名役職年齢保有株数
徳清秀取締役 常勤監査等委員6210,800
前川克彦常務執行役員
殿村浩規執行役員
田中剛執行役員
横田玄執行役員
桑原康執行役員

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
監査等委員101831636240941
監査等委員3646421
社外取締役3424214
社外取締役2272714

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,655字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社118社及び関連会社22社で構成され、塗料の製造販売及び関連する諸サービス等を主な事業内容としております。 国内においては、当社が製造販売するほか、関係会社が製造しており、一部を当社で仕入れて販売しております。当社の製品及び仕入品の販売は、原則として当社指定の特約販売店、販売会社を通じて行っております。また、当社は特約販売店、販売会社の一部から調色品等の仕入を行っております。 海外においては、関係会社が製造しており、所在地国中心に販売しております。 その他、関係会社の一部においては、塗料関連事業及び当社グループの各種サービスを行っております。 当社グループの事業に係る位置付け及びセグメントとの関連は次のとおりであります。 なお、当社グループは、生産・販売体制を基礎とした地域別セグメントから構成されており、「日本」、「インド」、「欧州」、「アジア」及び「アフリカ」の5つを報告セグメントとしております。 日本   塗料事業   製造   (当社)(子会社) 久保孝ペイント㈱、㈱カンペハピオ、日本化工塗料㈱他 連結子会社6社及び持分法適用子会社1社(関連会社) 持分法適用関連会社1社 販売等   (子会社) 関西ペイント販売㈱、カンペ商事㈱、㈱KAT、関西ペイントマリン㈱他 連結子会社1社及び持分法適用子会社3社(関連会社) ㈱扇商會 他 持分法適用関連会社3社 その他事業   (子会社) 連結子会社2社(関連会社) 持分法適用関連会社1社 インド   塗料事業   製造   (子会社) Kansai Nerolac Paints Ltd.(インド)他 連結子会社3社 欧州   塗料事業   製造   (子会社) Kansai Altan Boya Sanayi Ve Ticaret A.S.(トルコ)他 連結子会社21社(関連会社) Polisan Kansai Boya Sanayi Ve Ticaret A.S.(トルコ) 販売等   (子会社) 連結子会社18社(関連会社) 持分法適用関連会社1社 関連   (子会社) Kansai Helios Coatings GmbH(オーストリア)他 連結子会社6社 その他事業   (子会社) 連結子会社1社 アジア   塗料事業   製造   (子会社) PT.Kansai Prakarsa Coatings(インドネシア)Kansai Paint Asia Pacific Sdn.Bhd.(マレーシア)P.T.Kansai Paint Indonesia(インドネシア)Thai Kansai Paint Co.,Ltd.(タイ)Kansai Resin (Thailand) Co.,Ltd.(タイ)台湾関西塗料股份有限公司(台湾)Sime Kansai Paints Sdn.Bhd.(マレーシア)他 連結子会社7社(関連会社) 湖南湘江関西塗料有限公司(中国)中遠関西塗料(上海)有限公司(中国)他 持分法適用関連会社3社 販売等   (子会社) 連結子会社3社 関連   (子会社) 関西塗料(中国)投資有限公司(中国) アフリカ   塗料事業   製造   (子会社) 連結子会社12社 販売等   (子会社) 連結子会社5社(関連会社) 持分法適用関連会社2社 関連   (子会社) Kansai Plascon Africa (Pty) Ltd.(南アフリカ)Kansai Plascon East Africa (Pty) Ltd.(モーリシャス)他 連結子会社6社 その他   塗料事業   製造   (子会社) U.S. Paint Corporation(アメリカ) 販売等   (関連会社) 持分法適用関連会社4社 関連   (子会社) 連結子会社1社及び持分法適用子会社1社(関連会社) 持分法適用関連会社3社 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,430字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、2025年度から開始した第18次中期経営計画の2年目を迎え、「塗料で人を幸せにする」ことをミッション・ビジョン・バリュー(MVV)の中核に据え、事業活動を推進しております。本ビジョンのもと、塗料および関連ソリューションを通じて、当社グループに関わるすべての人々の豊かさを高め、社会課題の解決に貢献することを目指しております。 この実現に向け、当社グループは、「ONE KANSAI」の考え方を軸に、グローバル一体経営の深化に取り組んでいます。地域特性を重視する事業では地域軸で、グローバルに展開する事業では事業軸で体制を強化し、それぞれの強みを掛け合わせることで、成長機会の最大化と経営効率の向上を図っております。さらに、こうした考え方を具体的な行動へつなげる、グループ共通の行動指針「KP way」を定めています。全世界の社員が共通の判断基準を持つことで、地域や文化を越えた一体経営を実現し、相乗効果を通じた持続的な成長と企業価値の向上、ならびに社会への価値提供に取り組んでまいります。 当社グループのMVV(Mission、Vision、Value)詳細は、当社ウェブサイトをご参照ください。 https://www.kansai.co.jp/company/philosophy/ (2) 中長期的な経営戦略、経営環境及び対処すべき課題 当社グループは、第18次中期経営計画のもと、真のグローバル企業へと進化するための各種施策を実行しております。計画2年目となる本年度は、これらの取り組みを一層深化させ、さらなる充実を図る年度と位置付けております。本計画では、事業・人材・エンゲージメントの強化を中核テーマに掲げ、変化する経営環境に柔軟かつ的確に対応しながら、持続的な成長の実現を目指しています。また、2030年に向けた長期目標(KPI2030)を見据え、ありたい姿の実現可能性を高めていきます。 第18次中期経営計画の重点方針は、「構造改革による収益性と効率性の強化」「事業を伸ばす製品開発とDXの推進」「人材育成と最適配置の両立」「最適資本構成に基づく積極的な投資と還元」の4点です。これらの方針のもと、地域や事業の特性に応じた具体的な戦略を実行し、経営基盤の強化と成長機会の創出に取り組んでいます。また、株主をはじめとするステークホルダーとの継続的な対話を通じて、信頼関係を深めてまいります。以上の方針の実行により「持続可能な社会への貢献」と「圧倒的な企業価値の向上」の両立を目指します。 中期経営計画・サステナビリティ・リスクマネジメントに関する取り組みの詳細は、当社ウェブサイトをご参照ください。 ・中期経営計画 https://www.kansai.co.jp/ir/business-policy/plan/ ・サステナビリティ https://www.kansai.co.jp/sustainability/ ・リスクマネジメント https://www.kansai.co.jp/sustainability/governance/risk-management/
事業等のリスク3,946字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの財政状態、経営成績等に影響を及ぼすリスクとして以下の事項があり、これらは投資者の判断に影響を及ぼす可能性があります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経済・市況等に係るもの ① 当社グループの業績・財務状況は、当社グループが製品を販売する国・地域経済状況のほか、当社グループの顧客企業や市場の動向、他社との競合による市場価格の変動等の影響を受けます。これらの影響を最小化すべく、グループ各社業績及び業績指標推移の定期的なモニタリングの実施により、地域・市場分野毎の事業特性分析、収益性評価、低収益資産の整理等を通じ、地域事業の強化を図るとともに、グループ経営の安定化を推進してまいります。 ② 当社グループが生産活動で使用する原材料は、世界的な経済動向による需給バランス、為替変動等の影響を受けます。これらの急激な高騰は生産コスト上昇につながり、業績に影響を及ぼす可能性があります。また、一部の特殊な原材料については限定的な調達ソースによるものがあります。これらの影響を最小化すべく、ハイリスクな原材料、または使途先が限定される原材料につき、選定し代替原材料を検討するとともに、他の原材料への統合も図ってまいります。 ③ 為替、金利等の相場変動については、一部についてヘッジ取引を行っておりますが、当社グループの業績・財務状況に影響を及ぼします。また、連結財務諸表の作成にあたっては、海外グループ会社の財務諸表等を外貨から円貨に換算しており、外貨建数値に変動がない場合でも、為替相場の変動が円換算後の連結財務諸表に影響を及ぼします。これらの影響を最小化すべく、デリバティブ取引実績や残高などは、経営会議・取締役会へ定期的に報告し、これら内容を含むオフバランス取引についても、モニタリングを実施しております。 ④ 従業員の退職給付債務及び退職給付費用は、割引率等の年金数理計算上の前提条件や年金資産の期待運用収益率等に基づいて算出されておりますが、前提条件が変更された場合、または前提条件と実際の結果との間に著しい乖離が発生した場合には、積立不足の発生等により、当社グループの業績・財務状況に影響を及ぼします。なお、これら要素の一部については、外部機関へ運用支援を委託することにより影響の緩和を図っております。 (2) 法律・規制、社会的・政治的要因等に係るもの ① 当社グループが事業活動を行う国・地域における予期せぬ法律・税制変更など、政治的要因、戦争やテロが当社の事業活動・業績に影響を及ぼす可能性があります。これらの影響を最小化すべく、事業拠点の多様化・最適化を進める中で、カントリーリスクの検証を含む、国際情勢の情報収集に努めてまいります。 ② 当社グループの国内外の事業活動に関連し、訴訟、係争、その他の法的手続きの対象となるリスクがあり、重大な訴訟等が提起された場合には、当社グループの業績・財務状況に影響を及ぼす可能性があります。これらの影響を最小化すべく、専門家のサポート体制を拡充し連携を密にして、訴訟等が発生した場合には、迅速かつ適切に対応する体制をとっております。 ③ 当社グループは、知的財産についての管理規程を定め、充分な調査及び管理を行ってリスクを最小限にするよう努めておりますが、他者との間で、当社グループの保有する特許その他の知的財産、または他者の保有する知的財産に係る訴訟等の紛争が発生した場合、当社グループの業績・財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。これらの影響を最小化すべく、他者の権利を侵害する可能性を市場展開前にチェックしており、研究開発テーマを設定する際にもその可能性を調査しております。 ④ 当社グループは、事業活動を行う上で、様々な法規制の適用を受けております。これらの法令等に対する違反や社会的要請に反した行動等により、処罰・訴訟の発生、社会的制裁またはステークホルダーの信頼失墜に繋がり、業績・財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。当社は、法令等の遵守はもとより企業としての社会的責任を果たすため、「利益と公正」を企業活動の基軸とする行動指針を明確に打ち出しておりますが、それにもかかわらず当社グループ及び関係先等が重大なコンプライアンス違反を発生させた場合、当社グループの信用・業績・財務状況に影響を及ぼす可能性があります。これらの影響を最小化すべく、「コンプライアンス推進委員会」を主体として、組織的に社内教育・啓蒙活動を推進しております。 (3) 製品、品質の要因によるもの 当社グループは、品質管理基準に従って製品の製造を行っており、また、製造物責任賠償保険に加入しておりますが、万一、製造物責任賠償保険で填補しえない製品の欠陥による損失が発生した場合には、当社グループの業績・財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。これらの影響を最小化すべく、品質保証体制の整備に努めております。 (4) ウイルス・感染症等の拡大によるもの 当社グループは、国内外に事業展開しており、新型コロナウイルス等の感染症が発生・拡大した場合には、当社グループの業績・財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。これらの影響を最小化すべく、対策委員会や専門部会を設置し、タイムリーかつ効果的な対策を検討の上、通達やマニュアル等の発信を行い、従業員の安全確保と事業を継続するための統制、及びグループ各社との連携を図って対処する体制としております。 (5) 環境・気候変動によるもの 当社グループは、環境・気候変動・安全・健康問題に対してより総合的な見地から地球環境保全の取組を行っておりますが、気候変動による地球規模での気温上昇の影響を抑えるための社会的課題に対し適切な解決ができない場合、あるいは万一、予期せぬ環境汚染等による第三者への損害及び社会的信用の低下等に伴う損失が発生した場合には、当社グループの業績・財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。これらの影響を最小化すべく、当社は、地球環境に関する会社方針を定め、製品の環境負荷低減、製品安全の確保、お客様への情報提供などをトップ診断の下で活動を行っています。また、気候変動に関しては、TCFDに賛同を表明し、その指針に沿ったシナリオを策定し、サステナビリティ推進委員会にて各事業部門のリスクと機会の特定・評価・対策等の検討を進めていく体制としております。 (6) 自然災害・事故災害によるもの 当社グループは、事故発生の未然防止、また災害発生時の被害軽減を図るため、国内外グループでの教育・啓蒙、施設・設備等の対策、点検整備及び事業継続計画に基づく生産拠点の分散化等の対策に取り組んでおりますが、万一、損害保険等で填補しえない自然災害を含む事故・災害が発生した場合には、当社グループの業績・財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。これらの影響を最小化すべく、「災害対策委員会」を設置し、災害発生時の、主にサプライチェーンにおけるBCP文書の策定や訓練実施など、事業継続計画の精緻化推進を行っております。また、損害保険の付保内容については、外部機関による妥当性の評価を受けるなどして適正化を図っております。 (7) その他 ① 当社グループは、事業の展開によっては、技術提携、合弁等の形態で他社と共同活動を行っておりますが、共同活動の当事者間で歩調の不一致等が生じた場合は、当社グループの業績・財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。これらの影響を最小化すべく、事業部門制に基づき、グループ会社の管掌を明確化し、連携強化に努め、また合弁事業については当社から役員を派遣するなど、適切な関係を以って事業活動が推進されるよう努めております。 ② 当社グループは、事業活動におけるITの効率的活用により、ITシステムへの依存度は高まっておりますが、これら機密情報等に対するサイバー攻撃や、機器やソフトウェアの障害に伴う事業中断・損害の発生、個人情報を含む機密情報の漏洩等のリスクがあります。これらのリスクが顕在化した場合、当社グループの事業活動に支障が生じ、当社グループの業績・財務状況に影響を与える可能性があります。これらの影響を最小化すべく、部門横断の「情報セキュリティ委員会」を設置し、事故防止や攻撃防御に関する教育・啓蒙活動、及び監視システムの導入等、対策を推進する体制としております。 ③ 当社グループにおいては、メディアやSNSを媒体とした情報発信やブランディング活動を推進していくことが想定され、当社グループの情報発信等における不適切な表現が、SNS等を通じて拡散された場合、あるいは当社グループの誤った情報が拡散された場合、当社グループのブランド価値や企業の信用を低下させる可能性があります。これらの影響を最小化すべく、ウェブサイトやSNSの運用体制・ガイドラインを整備するとともに、チェック体制を整備しております。 ④ 当社グループが、今後持続的成長を成していくためには、必要となる専門性を有する、あるいはグローバル視点で実行力・構想力を有する人材の計画的確保と育成が必要でありますが、人材の確保や定着が達成されず事業活動に支障が出る場合には、業績・財務状況に影響を及ぼす可能性があります。これらの影響を最小化すべく、人事制度改訂やエンゲージメントを高める活動の推進、多様な人材が活躍するための土壌醸成を進めております。
経営成績の分析 (MD&A)10,813字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 (経営成績の状況) 当期における世界経済は、緩やかな回復基調がみられたものの、地政学的リスクの高まりや米国の通商政策の動向、また年度末にかけての中東情勢の緊迫化などにより、先行きについては不透明な状況が続きました。このような状況下、わが国経済は、個人消費や設備投資に持ち直しの動きがみられ、全体として景気は緩やかに回復基調で推移しました。インドにおいては、財政政策及び金融政策の両面で景気が下支えされ、個人消費と設備投資を中心とした内需主導の堅調な成長が続きました。欧州においては、米国との関税政策の影響により輸出が減速し、生産活動が下押しされる状況下において、個人消費を中心に景気は持ち直しの動きがみられました。中国においては、米中間の通商問題や不動産市場の停滞などを背景に景気は足踏み状態となりました。 当社グループの当期における売上高は5,897億95百万円(前期比0.2%増)となりました。営業利益は、販売価格改善や原価低減などの施策を推進したものの、固定費の増加などにより、497億26百万円(前期比4.5%減)となりました。経常利益は為替差益や持分法による投資利益の増加などにより、547億13百万円(前期比11.4%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、固定資産売却益や投資有価証券売却益が減少したことに加え、早期割増退職金、減損損失や投資有価証券評価損などの特別損失の計上により、316億41百万円(前期比17.4%減)となりました。 各セグメントの状況は以下のとおりであります。 1) 日本 自動車分野では、自動車生産台数は前期並みであったものの、販売価格の改善に取り組んだことにより、売上高は前期を上回りました。工業分野も拡販活動の成果により、売上高は前期を上回りました。一方、建築及び防食分野では、市況低調の影響により売上高は前期を下回りました。船舶分野は、引き続き堅調であるものの、足元の需要が前期を下回る水準で推移したことにより、売上高は前期を下回りました。セグメント利益は、主に工業分野で前期を上回った一方、建築及び船舶分野で前期を下回ったことから、全体では前期を下回りました。 これらの結果、売上高は1,598億88百万円(前期比2.4%減)、セグメント利益は219億68百万円(前期比8.2%減)となりました。 2) インド 建築分野では、市場全体の需要低迷や低価格品へのシフトにより売上高は前期を下回りました。自動車分野では、GST(Goods and Services Tax)減税の影響もあり、自動車生産台数が増加し売上高は前期を上回りましたが、円高による為替換算の影響により、インド全体の売上高は前期を下回りました。セグメント利益は、減収に加えて人件費等の増加も影響し、前期を下回りました。 これらの結果、当セグメントの売上高は1,383億58百万円(前期比2.8%減)、セグメント利益は135億66百万円(前期比4.4%減)となりました。 3) 欧州 トルコでは、主要顧客の自動車生産台数が前期を上回ったことから、売上高は前期を上回りました。その他欧州各国においては、前期に行ったボルトオン型M&Aの寄与もあり、売上高は前期を上回りました。セグメント利益は、人件費等が増加したものの、持分法による投資損失が改善したことにより、前期を上回りました。 これらの結果、当セグメントの売上高は1,627億38百万円(前期比4.0%増)、セグメント利益は9億45百万円となりました。 4) アジア 中国においては、自動車生産台数は前期を上回り、売上高は前期を上回りました。一方で、タイ、マレーシア及びインドネシアでは、自動車生産台数減少の影響を受け、アジア全体の売上高は前期を下回りました。セグメント利益は、トータルコスト削減に努め、収益性が改善したものの、持分法による投資利益が減少したことにより、前期を下回りました。 これらの結果、当セグメントの売上高は680億64百万円(前期比0.9%減)、セグメント利益は90億82百万円(前期比1.2%減)となりました。 5) アフリカ 南アフリカ及び近隣諸国は、政情不安が続く中にあっても、建築分野において新規顧客の獲得の寄与もあり、売上高は前期を上回りました。東アフリカ地域では、主力の建築分野に加え、工業分野においても売上高は堅調に推移しました。セグメント利益は、建築分野の事業拡大や構造改革の進展により、前期を上回りました。 これらの結果、当セグメントの売上高は517億48百万円(前期比9.1%増)、セグメント利益は63億37百万円(前期比45.7%増)となりました。 6) その他 北米では、自動車生産台数が前期を下回り、売上高は前期を下回りました。セグメント利益については、減収の影響に加え、持分法による投資利益も減少したことなどにより、前期を下回りました。 これらの結果、当セグメントの売上高は89億96百万円(前期比10.3%減)、セグメント利益は19億83百万円(前期比38.1%減)となりました。 (財政状態の状況) 1) 流動資産 当連結会計年度末における流動資産合計は、3,762億41百万円(前期末比207億11百万円増)となりました。 流動資産の増加は、主に受取手形、売掛金及び契約資産、有価証券や原材料及び貯蔵品などが増加したことによるものであります。 2) 固定資産 当連結会計年度末における固定資産合計は、4,254億51百万円(前期末比302億82百万円増)となりました。 固定資産の増加は、主に有形固定資産、退職給付に係る資産、出資金や無形固定資産などが増加したことによるものであります。 3) 流動負債 当連結会計年度末における流動負債合計は、1,957億48百万円(前期末比186億98百万円増)となりました。 流動負債の増加は、短期社債などが減少したものの、主にその他流動負債、短期借入金や未払法人税等が増加したことによるものであります。 4) 固定負債 当連結会計年度末における固定負債合計は、2,247億41百万円(前期末比11億1百万円増)となりました。 固定負債の増加は、長期借入金などが減少したものの、主に繰延税金負債や退職給付に係る負債などが増加したことによるものであります。 5) 純資産 当連結会計年度末における純資産合計は、3,812億3百万円(前期末比311億93百万円増)となりました。 純資産の増加は、親会社株主に帰属する当期純利益を計上したことや為替換算調整勘定やその他有価証券評価差額金などが増加したことによるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前期末に比べ40億83百万円増加し672億30百万円となりました。 1) 営業活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、前期比176億49百万円収入が増加し、526億16百万円の収入となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益570億16百万円、減価償却費232億80百万円、利息及び受取配当金の受取額71億46百万円などの収入、法人税等の支払額192億95百万円などの支出によるものであります。 2) 投資活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、前期比121億74百万円支出が減少し、270億26百万円の支出となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出額260億65百万円、有価証券の純増減額69億60百万円などの支出、有形固定資産の売却による収入額67億92百万円などの収入によるものであります。 3) 財務活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、前期比141億75百万円支出が増加し、221億82百万円の支出となりました。これは主に、配当金の支払額147億58百万円、非支配株主への配当金の支払額41億82百万円などの支出によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 1) 生産実績 当連結会計年度におけるセグメントごとの生産実績は次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前期比(%) 日本   97,482   △2.9 インド   88,214   △4.8 欧州   116,172   6.8 アジア   53,035   △0.8 アフリカ   31,424   0.3 報告セグメント計   386,330   △0.1 その他   5,341   △18.9 合計   391,672   △0.4 (注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しておりません。 2.金額は、製造原価によっております。 2) 受注実績 当社グループは、主として見込生産によっておりますので、特に記載すべき事項はありません。 3) 販売実績 当連結会計年度におけるセグメントごとの販売実績は次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前期比(%) 日本   159,888   △2.4 インド   138,358   △2.8 欧州   162,738   4.0 アジア   68,064   △0.9 アフリカ   51,748   9.1 報告セグメント計   580,798   0.3 その他   8,996   △10.3 合計   589,795   0.2 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの目標とする経営指標と当連結会計年度の実績は次のとおりであります。 指標   当連結会計年度(実績)   2026年度見込 連結売上高(百万円)   589,795   610,000 営業利益(百万円)   49,726   53,000 経常利益(百万円)   54,713   55,000 連結EBITDA(百万円)   82,523   92,000 連結EBITDAマージン(%)   14.0%   15.1% 親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)   31,641   27,000 調整後ROE(%)※   12.6%   12.7% (注) 1.EBITDA=営業利益+減価償却費+のれん償却費+持分法投資損益 2.調整後ROE=(当期純利益+のれん償却費)/株主資本(期首期末平均) ※一過性除く 当連結会計年度の連結売上高は5,897億円(前期比0.2%増)、営業利益は497億円(前期比4.5%減)となりました。売上高は、欧州における新規連結による影響等により増加したものの、営業利益は、固定費の増加などにより減少しました。一方で、持分法による投資利益が増加したことなどにより、連結EBITDAマージンは14.0%(前期比0.2ポイント増)となりました。2026年度は第18次中期経営計画の2年目であり、第17次中期経営計画で積み上げた成果を基軸に連結売上高6,100億円、営業利益530億円、経常利益550億円、親会社株主に帰属する当期純利益270億円と連結売上高、営業利益ともに過去最高を計画しております。 当社グループは、第18次中期経営計画のもと、真のグローバル企業へと進化するための各種施策を実行しております。計画2年目となる本年度は、これらの取り組みを一層深化させ、さらなる充実を図る年度と位置付けております。本計画では、事業・人材・エンゲージメントの強化を中核テーマに掲げ、変化する経営環境に柔軟かつ的確に対応しながら、持続的な成長の実現を目指しています。また、2030年に向けた長期目標(KPI2030)を見据え、ありたい姿の実現可能性を高めていきます。 第18次中期経営計画の重点方針は、「構造改革による収益性と効率性の強化」「事業を伸ばす製品開発とDXの推進」「人材育成と最適配置の両立」「最適資本構成に基づく積極的な投資と還元」の4点です。これらの方針のもと、地域や事業の特性に応じた具体的な戦略を実行し、経営基盤の強化と成長機会の創出に取り組んでいます。また、株主をはじめとするステークホルダーとの継続的な対話を通じて、信頼関係を深めてまいります。以上の方針の実行により「持続可能な社会への貢献」と「圧倒的な企業価値の向上」の両立を目指します。 以上のような考え方のもと、第18次中期経営計画の最終年度目標としては、売上高7,000億円、EBITDAマージン17%、調整後ROE15%と設定しております。これらは、当社の事業部門が管轄しているグループ会社と共同で策定した現実的な目標値であると考えております。このように当社は積極的な事業成長への投資を通じて企業価値の更なる向上に努めてまいります。 2025年度通期決算の詳細は当社ウェブサイトに掲載しております。詳細は「戦略説明会 資料(2026/5/15)」(https://www.kansai.co.jp/ir/library/explanation/)をご参照ください。 地域別セグメントの業績は次のとおりであります。 セグメントの名称   売上高   セグメント利益 前連結 会計年度 (百万円)   当連結 会計年度 (百万円)   増減率 (%)   2026年度 見込 (百万円)   前連結 会計年度 (百万円)   当連結 会計年度 (百万円)   増減率 (%)   2026年度 見込 (百万円) 日本   163,896   159,888   △2.4   160,000   23,919   21,968   △8.2   22,500 インド   142,335   138,358   △2.8   145,000   14,193   13,566   △4.4   14,000 欧州   156,469   162,738   4.0   170,000   △979   945   -   1,500 アジア   68,670   68,064   △0.9   70,000   9,188   9,082   △1.2   9,500 アフリカ   47,423   51,748   9.1   55,000   4,350   6,337   45.7   7,000 その他   10,031   8,996   △10.3   10,000   3,204   1,983   △38.1   2,500 合計   588,825   589,795   0.2   610,000   53,879   53,887   0.0   57,000 (注) セグメント利益=営業利益+持分法投資損益 事業部別セグメントの当連結会計年度の売上高と対前期比増減率の内訳は次のとおりであります セグメントの名称   自動車塗料   工業塗料   建築塗料   自動車(補修用)船舶・防食塗料   その他   合計 金額 (百万円)   増減率 (%)   金額 (百万円)   増減率 (%)   金額 (百万円)   増減率 (%)   金額 (百万円)   増減率 (%)   金額 (百万円)   増減率 (%)   金額 (百万円)   増減率 (%) 日本   68,195   0.9   35,727   0.8   20,446   △8.3   34,001   △9.4   1,516   41.1   159,888   △2.4 インド   49,988   4.0   24,021   2.3   60,734   △9.5   3,070   2.4   544   △22.1   138,358   △2.8 欧州   12,501   4.1   96,477   6.7   8,163   △1.3   15,759   △1.8   29,836   0.2   162,738   4.0 アジア   38,270   △1.3   14,611   5.5   10,180   △4.4   4,196   15.8   804   △54.9   68,064   △0.9 アフリカ   469   0.5   5,313   6.8   39,842   9.7   3,300   10.4   2,823   6.4   51,748   9.1 その他   8,996   △10.3   -   -   -   -   -   -   -   -   8,996   △10.3 合計   178,421   0.9   176,151   4.8   139,367   △3.6   60,328   △4.5   35,525   △1.2   589,795   0.2 上記を踏まえた上での経営成績の状況に関する分析は次のとおりであります。 1) 売上高及び営業利益 当期の売上高は前期比0.2%増、9億69百万円増収の5,897億95百万円となり、営業利益は前期比4.5%減、23億24百万円減の497億26百万円となりました。欧州における新規連結による影響等により増収となり、売上高は過去最高となったものの、人件費などの固定費の増加などにより、減益となっております。 各セグメントの詳細は「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」をご参照ください。 (当社の売上高及び営業利益に影響を与える主要な指標) 国名   自動車生産台数(万台) 前連結会計年度   当連結会計年度 日本   847   847 インド   609   671 中国   3,128   3,453 タイ   147   146 インドネシア   120   115 マレーシア   79   75 トルコ   104   126 日本の2026年度の自動車生産台数は841万台と想定 出所:日本自動車工業会、マークラインズ、日本の当連結会計年度は当社推定 (単位:円/kl) 前連結会計年度   当連結会計年度   2026年度 上期   下期   上期   下期   通期 国内ナフサ価格   78,000   73,300   64,800   65,700   - 上記数値は当社推定値であります。 2) 営業外損益及び経常利益 当期の営業外損益は前期比79億34百万円増加の49億87百万円のプラスとなりました。主な増加要因は、為替差益の計上や持分法による投資利益が増加したことによるものであります。 これらの結果、当期の経常利益は前期比11.4%増、56億10百万円増益の547億13百万円となりました。 3) 特別損益及び税金等調整前当期純利益 当期の特別損益は前期比138億62百万円減少の23億2百万円のプラスとなりました。主な減少要因は、固定資産売却益や投資有価証券売却益が減少したことに加え、早期割増退職金、減損損失や投資有価証券評価損などの特別損失の計上によるものであります。 これらの結果、当期の税金等調整前当期純利益は前期比12.6%減、82億52百万円減益の570億16百万円となりました。 4) 法人税等(法人税等調整額を含む)及び親会社株主に帰属する当期純利益 当期の法人税等は、前期比23億79百万円増加の224億14百万円となりました。主な増加要因は税金費用の増加によるものであります。 これらの結果、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比17.4%減、66億64百万円減益の316億41百万円となりました。 財政状態については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に含めて記載しております。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因は次のとおりであります。 当社グループは、自動車用、工業用、建築用、船舶用、防食用など幅広い分野を対象とした塗料の製造販売を行っております。国内塗料需要がほぼ横ばいで推移する中、積極的な海外事業展開を行い、海外売上高比率は国内を上回っております。今後も、海外での事業活動の規模は拡大していくものと予想され、事業展開地域、国の法律・規制・政治的要因等が当社グループの事業活動・業績に影響を及ぼします。こうした中、熾烈なグローバル競争を勝ち抜き、成長していくため、グループ全体でのシナジーを創出していくとともに、企業統治体制を高めていきます。 当社グループは、各国に製造拠点を設け事業活動を展開することを基本としておりますが、製品・原材料を他拠点から調達する場合等、為替相場の変動が当社グループの事業活動・業績に影響を及ぼします。製品の生産移管や、原材料の現地調達を進めていくほか、為替予約の実施等によるリスクヘッジを図っていきます。 また、当社グループの原材料は主に原油・ナフサ価格の変動による影響を受けます。急激な原材料価格の変動により販売価格への反映が充分でない場合は、当社グループの事業活動・業績に影響を及ぼします。グローバル調達、品種統合の取組等によるコスト削減に努めるほか、迅速な対応が図れるよう原材料供給メーカーとの関係を強化していきます。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況の分析・検討内容については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に含めて記載しております。 資本の財源及び資金の流動性については、次のとおりであります。 当社グループの資金需要の主なものは生産活動のための原材料仕入、製造費、営業活動のための販売促進費、製品競争力の強化、市場に適合した新技術の開発を目的とした研究開発費、各事業についての一般管理費等であります。投資活動については、成長投資・収益性向上に資する設備投資、事業拡大に関連した投融資が主な内容であります。また、特に海外での成長投資、国内では収益性向上に繋がる投資に対して、獲得した営業キャッシュ・フローを投入し、不足分については主に銀行借入と社債の発行による資金調達を行っております。短期借入金は主に営業取引に伴う資金調達であり、長期借入金及び社債は主に設備投資や投融資にかかる資金調達であります。 さらに、当社グループ内資産効率化のためキャッシュマネジメントサービスの導入、コマーシャル・ペーパーの発行など資金調達方法の多様化を進めております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、収益及び費用並びに資産及び負債等の額の算定に際して様々な見積り及び判断が行われておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性が存在するため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しておりますが、特に以下の重要な会計方針が、連結財務諸表作成における重要な見積りの判断に影響を与える可能性があります。 (有形固定資産及び無形固定資産) 固定資産の簿価について、それが回収できなくなる可能性を示す兆候がある場合には、減損テストを行っております。資産グループの回収可能価額は、事業用資産については将来キャッシュ・フローを基にした使用価値により、遊休資産及び処分予定の資産については売却予定額を基にした正味売却価額によりそれぞれ測定しております。将来キャッシュ・フローの見積りは合理的であると判断しておりますが、将来の予測不能な事業上の前提条件の変化によって見積りが変更されることにより、回収可能価額が減少し、減損損失が発生する可能性があります。 (投資有価証券) その他有価証券のうち市場価格のない株式等以外のものについては、時価が取得原価に比して50%以上下落した場合は、時価の回復可能性がないものとして一律に減損処理を実施し、下落率が30%以上50%未満の場合には、時価の回復可能性の判定を行い、減損処理の要否を決定しております。また、市場価格のない株式等の減損処理にあたっては、財政状態の悪化があり、かつ実質価額が取得原価に比して50%以上下落した場合は原則減損としますが、個別に回復可能性を判断し、最終的に減損処理の要否を決定しております。回復可能性の判断が適切なものであると判断しておりますが、回復可能性ありと判断している有価証券についても、将来、時価の下落又は投資先の財政状態の悪化により、減損損失が発生する可能性があります。 (繰延税金資産) 回収可能性がないと判断される繰延税金資産に対して評価性引当額を設定し、適切な繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産の回収可能性は十分な課税所得を計上するか否かによって判断されるため、その評価には、実績情報とともに将来に関する情報が考慮されております。当該計上額が適切なものであると判断しておりますが、将来の予測不能な事業上の前提条件の変化に伴う経営悪化により、繰延税金資産に対する評価性引当額を追加で設定する可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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