概要
DICは1908年に創業した化学メーカーであり、世界最大級の印刷インキメーカーとして知られる。インキ・顔料・合成樹脂を中核とし、液晶ディスプレイ用カラーフィルター材料や半導体封止材向けエポキシ樹脂など電子材料も手がける。2024年12月期の連結売上高は1兆711億円、従業員数は約2万900人。東京証券取引所プライム市場に上場し、約60か国で事業を展開する。
三つのセグメントが支える収益構造
DICの事業は三つの報告セグメントで構成される。パッケージング&グラフィックは売上高の約52%を占め、グラビアインキ・フレキソインキなどの印刷インキやポリスチレン・包材用接着剤を提供する。カラー&ディスプレイは約24%を占め、塗料・プラスチック・インキ向け有機顔料のほか、液晶ディスプレイ用カラーフィルター顔料や化粧品用顔料を扱う。ファンクショナルプロダクツは約28%を占め、合成樹脂(ポリエステル・ウレタン・アクリル)、PPSコンパウンド、エポキシ樹脂、工業用テープ、UV硬化型樹脂などを供給する。2024年12月期の営業利益は522億円(営業利益率4.96%)であり、カラー&ディスプレイが赤字から黒字転換したことが全体の増益に寄与した。
約60か国に広がるグローバルネットワーク
DICは約60か国で事業を展開し、連結子会社145社と関連会社17社を持つ。各地域に生産・販売拠点を配置し、現地化を進めてきた。1932年に上海出張所を開設して以降、タイ(1960年)、シンガポール(1968年)などアジアに早期進出。米国では1979年にPolychrome Corp.を買収し、1986年にはSun Chemical Corporationのグラフィックアーツ部門、1999年にはフランスCoatesグループを買収。欧州・米州での事業拡大により、現地通貨ベースでの売上増加を図っている。中国では2003年に迪愛生投資有限公司を設立し地域統括機能を担わせている。各地域の景気変動や為替影響を受けやすい構造であり、2025年12月期の売上高は前年比1.8%減の1兆522億円と予想されるが、高付加価値製品の拡販で収益改善を目指す。
連結子会社145社によるグループ経営
DICグループは当社、連結子会社145社、関連会社17社で構成される。子会社には国内のDICグラフィックス株式会社(2005年大日本印刷との統合で設立)、海外のSun Chemical Corporation(米国)、DIC Asia Pacific Pte Ltd(シンガポール)などがある。過去には日本ライヒホールド化学工業(JRC)を吸収合併し、Reichholdグループを買収後に売却するなど、ポートフォリオの入れ替えを繰り返してきた。2025年には星光PMC株式会社(旧CHEMIPAZ株式会社)の全保有株式を譲渡し、事業構造を整理した。グループ全体の従業員は約2万900人。経営方針「DIC Vision 2030」の下、ケミトロニクスやコンポジット/デバイス分野を成長事業と位置づけ、半導体・バッテリー・フィジカルAI関連の素材提供に資源を集中する方針である。
業界の中での役割は印刷インキ・顔料・機能性材料のグローバルサプライヤーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01パッケージング&グラフィック主力
包装・印刷業界向けに、グラビアインキ、フレキソインキ、オフセットインキ、新聞インキ等の印刷インキ、ポリスチレン、包材用接着剤、多層フィルム等の包装材料を提供。
- グラビアインキ
- グラビア印刷用のインキ。包装フィルムや雑誌等に使用。
- フレキソインキ
- フレキソ印刷用インキ。段ボールや軟包装向け。
- オフセットインキ
- オフセット印刷用インキ。商業印刷・出版印刷向け。
- ポリスチレン
- 包装容器や食品トレー等に用いられる熱可塑性樹脂。
02カラー&ディスプレイ準主力
塗料、プラスチック、インキ、カラーフィルタ等向けに有機顔料を供給。化粧品用顔料やヘルスケア食品も扱う。
- 塗料用顔料
- 自動車塗料や建築塗料等に使用される着色顔料。
- プラスチック用顔料
- プラスチック製品を着色するための顔料。
- インキ用顔料
- 印刷インキの着色に使用する顔料。
- カラーフィルタ用顔料
- 液晶ディスプレイのカラーフィルタに用いる顔料。
03ファンクショナルプロダクツ準主力
インキ・塗料用、成形用、接着用等の各種合成樹脂(ポリエステル、ウレタン、アクリル等)、PPSコンパウンド、エポキシ樹脂、工業用テープ等を提供。電子材料向けのUV硬化型樹脂やフォトレジストポリマーも含む。
- 合成樹脂(ウレタン・ポリエステル等)
- 塗料・インキ・接着剤等の原料となる樹脂。
- PPSコンパウンド
- ポリフェニレンサルファイド樹脂を強化した高機能エンジニアリングプラスチック。
- エポキシ樹脂
- 半導体封止材や接着剤等に用いられる樹脂。
- UV硬化型樹脂
- 紫外線で硬化する樹脂。電子材料・コーティング用途。
製品と技術
印刷インキ:グラビアからジェットインキまで
DICは世界最大級の印刷インキメーカーであり、グラビアインキ、フレキソインキ、オフセットインキ、新聞インキ、金属インキ、セキュリティインキ、ジェットインキなどを製造する。グラビアインキは包装フィルムや雑誌向け、フレキソインキは段ボールや軟包装向け、オフセットインキは商業印刷・出版印刷に使用される。近年はデジタル印刷向けジェットインキの出荷が増加し、2024年には増収を達成。インキ事業はパッケージング&グラフィックセグメントの中核であり、食品包装用インキは日本・米州・欧州で価格対応を進めた結果、現地通貨ベースで増収を実現した。ただし、出版用インキは構造的な需要減少に直面している。
有機顔料とカラーフィルター材料
カラー&ディスプレイセグメントでは、有機顔料を塗料、プラスチック、インキ、カラーフィルター向けに供給する。塗料用顔料は自動車や建築分野、プラスチック用顔料は日用製品、インキ用顔料は印刷インキの着色に用いられる。特に液晶ディスプレイ用カラーフィルター顔料は、DICの高い技術力を反映する製品である。化粧品用顔料やエフェクト顔料も手がけ、Benda-Lutzグループ買収(2005年)で同事業に本格参入した。2024年には欧米顔料事業の構造改革により、赤字であった海外地域が黒字転換。売上高は前年比3.7%減の2,475億円だったが、営業利益は50億円と黒字化を果たした。
機能性樹脂と電子材料:エポキシ樹脂からPPSコンパウンド
ファンクショナルプロダクツセグメントは、合成樹脂(ポリエステル、ウレタン、アクリル、改質剤)、PPSコンパウンド、エポキシ樹脂、工業用テープ、UV硬化型樹脂、フォトレジストポリマーなどを提供する。エポキシ樹脂は半導体封止材や接着剤用途で需要が堅調。PPSコンパウンドは自動車部品向けに使用される。2024年にはUV硬化型樹脂や工業用テープの出荷が増加し、同セグメントの営業利益は前年比7.9%増の231億円。半導体市場の旺盛な需要を背景に、ケミトロニクス事業(エポキシ樹脂、UV硬化型樹脂、フォトレジストポリマー)を成長ドライバーと位置づけ、AI半導体向け素材の拡販を進めている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
化学のなかでの位置
印刷インキで世界首位、食品事業も展開
印刷インキで世界首位級のシェアを持つ化学メーカー。2024年12月期は売上高10711億円、営業利益率4.15%と低収益。2025年12月期は4.96%と小幅改善。同業のクラレや東洋紡と比べ、インキや樹脂で定評があるが、成長性は限定的。食品・健康事業も展開するが、全体の収益性は低い。原材料価格の高止まりや需要の構造的な減少が課題。
強み
- 印刷インキで世界シェア首位級を誇り、ブランド力が高い
- インキ・樹脂・食品と事業を分散し、リスクを緩和
- 世界各地に生産・販売拠点を持ち、顧客の要望に柔軟に対応
- 機能性材料や環境対応製品の開発力に定評がある
課題
- 営業利益率5%未満と低く、事業ポートフォリオの見直しが必要
- 印刷メディアの縮小に伴い、インキ需要が構造的に減少
- 石化原料価格が高止まりし、コスト転嫁が追い付かない
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
機能性化学の時価総額近傍。太字がDIC
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4912ライオン | 5,197億円 | 17.8倍 |
| 2 | 4205日本ゼオン | 5,195億円 | 13.3倍 |
| 3 | 4980デクセリアルズ | 5,023億円 | 18.0倍 |
| 4 | 4613関西ペイント | 5,014億円 | 19.0倍 |
| 5 | 4401ADEKA | 4,800億円 | 16.6倍 |
| 6 | 4631DIC | 4,692億円 | 8.3倍 |
| 7 | 5301東海カーボン | 4,111億円 | 20.5倍 |
| 8 | 4114日本触媒 | 3,978億円 | 23.7倍 |
| 9 | 4202ダイセル | 3,956億円 | 38.3倍 |
| 10 | 4118カネカ | 3,913億円 | 12.4倍 |
| 11 | 7966リンテック | 3,871億円 | 20.2倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(機能性化学)に従っています。
会社の歴史
沿革 25件
川村インキ製造所創業から法人化まで
1908年2月、東京・本所に川村インキ製造所として創業。1912年に商号を川村喜十郎商店に変更した。1932年5月には上海出張所を開設し、海外展開の第一歩を踏み出す。1937年2月、資本金100万円で法人組織となり、商号を大日本インキ製造株式会社として設立(登記日は同年3月15日)。1945年3月、本店を本所から板橋区に移転し、現在の東京工場の地に定着した。1950年5月には東京証券取引所に株式を上場し、1961年には市場第一部に指定された。戦後間もない時期から、印刷インキ専業メーカーとして国内基盤を固めた。
合成樹脂事業への進出とJRC合併
1952年2月、米国Reichhold Chemicals, Inc.との合弁で日本ライヒホールド化学工業(JRC)を設立し、各種合成樹脂の製造・販売を開始。1960年11月にJRCは株式店頭公開、1961年11月には東京証券取引所市場第二部に上場した。1962年10月、JRCを吸収合併し、商号を大日本インキ化学工業株式会社(DIC)に変更。これにより、インキに加え合成樹脂(ポリエステル、ウレタン等)を自社で生産できる体制を確立した。1968年1月には米国Hercules Inc.との合弁で製紙用薬品事業に参入するなど、事業領域を拡大した。
アジア進出と液晶開発の1950~70年代
1960年7月、タイで合弁会社を設立し、1962年よりバンコク郊外で印刷インキ生産を開始。1968年5月にはシンガポールに現地法人を設立。1974年3月にはタイで合成樹脂生産を開始した。同時期、新技術開発事業団からの委託研究「B-B留分を出発原料とするエポキシ樹脂の開発」が1968年に成功認定され、1971年に事業化。1973年5月には、使用温度範囲・コントラスト・寿命で従来を大きく上回るネマティック型液晶を開発し、電卓での採用を獲得。この液晶技術は後のディスプレイ事業の基盤となった。1974年7月には健康食品事業として高たん白らせん藻「スピルリナ」の企業化を開始。
1980年代の大型買収によるグローバル化
1979年3月、米国の印刷材料メーカーPolychrome Corp.を公開買付で買収(後にSun Chemicalへ統合)。1986年12月、米国Sun Chemical Corporationのグラフィックアーツ部門を買収し、新Sun Chemical(現連結子会社)を発足。これにより世界最大級の印刷インキメーカーへの道を開いた。1987年9月には米国Reichhold Chemicals Inc.を公開買付で買収し、合成樹脂事業の海外展開を加速。1980年10月には米国Phillips PetroleumからPPSコンパウンド技術を導入し、高機能樹脂分野に参入した。これらのM&Aにより、売上高は急速に拡大した。
1990年代~2000年代の事業再編と商号変更
1997年12月、米国Eastman Kodakとの合弁で印刷材料メーカーKodak Polychrome Graphics(KPG)を設立。1999年12月、フランスTotalfina他からCoatesグループの印刷インキ事業を買収し、欧州でのシェアを強化した。2005年4月、KPGから出資分の資本償還を受け、Kodakが100%子会社化。同時期、ReichholdグループをMBO方式で売却し、事業ポートフォリオを整理。2005年、創業100周年を機に商号をDIC株式会社に変更。大日本印刷の子会社と国内印刷インキ事業を統合し、DICグラフィックス株式会社を設立した。2005年にはBenda-Lutzグループ買収でエフェクト顔料、Kingfisher Colours買収で化粧品用顔料に本格参入。
2010年代以降の構造改革と成長戦略
2010年代、太陽ホールディングスとの資本業務提携(2018年)やBASFからの顔料事業買収(2022年)を実施。2023年12月期は営業損失399億円の赤字に陥ったが、2024年12月期は構造改革の効果で営業利益445億円(営業利益率4.15%)に回復。2025年12月期には営業利益522億円(同4.96%)を見込む。2022年には長期経営計画「DIC Vision 2030」を策定し、ケミトロニクス(エポキシ樹脂、UV硬化型樹脂、フォトレジストポリマー)やコンポジット/デバイス(PPSコンパウンド、中空糸膜)を成長事業に位置づけ。2025年には星光PMC株式を全て売却し、経営資源を集中させる方針である。
年表25件を開く
1900年代
- 1908年2月創業東京・本所に川村インキ製造所創業(1912年に商号を川村喜十郎商店に変更)
1930年代
- 1932年5月上海出張所を開設
- 1937年2月創業資本金100万円の法人組織となし、商号を大日本インキ製造株式会社として設立(設立登記日1937年3月15日)
1940年代
- 1945年3月本店(本社工場)を本所より板橋に移転(現東京工場)
1950年代
- 1950年5月上場株式を東京証券取引所に上場(1961年より市場区分として第一部)
- 1952年2月米国の合成樹脂メーカー Reichhold Chemicals, Inc.との合弁出資により、各種合成樹脂の製造・販売を行う日本ライヒホールド化学工業株式会社(JRC)を設立
1960年代
- 1960年7月タイで合弁出資によりタイ・ワタナ・インダストリー(後のDIC Graphics (Thailand) Co., Ltd.)を設立、1962年よりバンコック郊外で印刷インキ生産を開始
- 1960年11月JRCが株式を店頭公開
- 1961年11月上場JRCが株式を東京証券取引所市場第二部に上場
- 1962年10月M&AJRCを吸収合併し、商号を大日本インキ化学工業株式会社(DIC)に変更
- 1968年1月M&A米国Hercules Inc.との合弁により、製紙用薬品事業を行うディック・ハーキュレス株式会社設立(その後1992年に合弁を解消し日本ピー・エム・シー株式会社、1996年に日本PMC株式会社、2003年に星光化学株式会社と合併し星光PMC株式会社)
- 1968年5月創業シンガポール大日本インキ化学工業(後のDIC Asia Pacific Pte Ltd)を設立
- 1968年10月新技術開発事業団からの委託研究「B-B留分を出発原料とするエポキシ樹脂の開発」が成功認定、独占実施権を獲得(1971年事業化)
1970年代
- 1973年5月使用温度範囲、コントラスト、寿命などで従来水準を大きく上回る画期的なネマティック型液晶を開発、電卓での採用を獲得
- 1974年3月タイで合弁出資によりSiam Chemical Industry Co., Ltd.を設立、1975年より合成樹脂生産を開始
- 1974年7月高たん白らせん藻「スピルリナ」の企業化を開始(健康食品事業へ参入)
- 1979年3月M&A米国の印刷材料メーカー Polychrome Corp.(1989年にSun Chemical Corporationへ吸収合併)を株式の公開買付により買収
1980年代
- 1980年10月米国Phillips Petroleumからの技術導入によりPPSコンパウンドの技術を導入
- 1986年12月M&A米国Sun Chemical Corporationのグラフィックアーツ部門を買収、新Sun Chemical(現連結子会社)として発足
- 1987年9月M&A米国Reichhold Chemicals Inc.を株式の公開買付により買収
1990年代
- 1996年12月上場日本PMC株式会社(その後星光PMC株式会社に改称)が株式を東京証券取引所市場第二部に上場
- 1997年12月米国Eastman Kodakとの合弁出資により、印刷材料メーカーKodak Polychrome Graphics(KPG)を設立
- 1999年12月M&AフランスTotalfina S.A.他より印刷インキ事業(Coatesグループ)を買収
2000年代
- 2003年7月創業中国における地域統括会社として迪愛生投資有限公司を設立
- 2005年4月上場KPGから出資分の資本償還を受けたことにより、米国Eastman KodakがKPGを100%子会社化 ReichholdグループをMBO方式により売却 創業100周年を機に、商号をDIC株式会社に変更 大日本印刷株式会社の子会社であるザ・インクテック株式会社(その後株式会社DNPファインケミカルに改称)と国内印刷インキ事業を統合しDICグラフィックス株式会社を設立 星光PMC株式会社が株式を東京証券取引所市場第一部に上場 Benda-Lutzグループを買収し、エフェクト顔料事業に本格参入 英国Kingfisher Coloursを買収し、化粧品用顔料事業に本格参入 太陽ホールディングス株式会社と資本業務提携 ドイツBASF社から顔料事業(Colors & Effects事業)を買収 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 星光PMC株式会社(その後CHEMIPAZ株式会社に改称)の全保有株式を同社の自己株式取得により譲渡
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高2030年度まで12,400億円以上
- 営業利益2030年度まで800億円以上
- ROIC2030年度まで6.0%以上
- ROE2030年度まで10.0%
- D/Eレシオ2030年度まで0.8倍以下
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
事業ポートフォリオの変革
中核事業(インキ・顔料・ポリマ)の構造改革と製品ポートフォリオ転換による収益力強化。加えて、ケミトロニクス・コンポジット/デバイスを成長事業と位置づけ、半導体・バッテリー・フィジカルAI分野に素材とソリューションを提供する。
- 02
サステナビリティ戦略の推進
サステナブル製品の展開、CO2排出量削減、サーキュラーエコノミーへの対応を推進する。
- 03
長期計画Phase2の策定と実行
2026~2030年度をPhase2と位置づけ、ビジネスモデルを進化させ、資本効率改善と株主還元充実により企業価値向上を目指す。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で20,884人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は799万円で、9期前と比べて+4.0%。平均年齢は44.3歳、平均勤続年数は18.3年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年12月 | — | — | — | 20,481 | — |
| 2017年12月 | — | — | — | 20,628 | — |
| 2018年12月 | — | — | — | 20,620 | — |
| 2019年12月 | 768 | 43.4 | 18.9 | 20,513 | — |
| 2020年12月 | 742 | 43.6 | 19.0 | 20,242 | — |
| 2021年12月 | 760 | 43.9 | 19.1 | 22,474 | — |
| 2022年12月 | 758 | 44.1 | 18.9 | 22,743 | — |
| 2023年12月 | 754 | 44.7 | 19.5 | 22,255 | — |
| 2024年12月 | 759 | 43.8 | 18.0 | 21,184 | 210 |
| 2025年12月 | 799 | 44.3 | 18.3 | 20,884 | 250 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社46社(国内 16 / 海外 30) を有報から抽出しています。
- 国内DICグラフィックス㈱東京都中央区議決権66.6%
- 海外Sun Chemical Group Coöperatief U.A.Weesp,議決権100.0%
- 海外Sun Chemical Group Coöperatief U.A.Weesp,議決権100.0%
- 海外Sun Chemical Group Coöperatief U.A.Netherlands議決権100.0%
- 海外Sun Chemical Group Coöperatief U.A.Netherlands議決権100.0%
- 海外Sun Chemical Corp.New Jersey,議決権100.0%
- 海外Sun Chemical Corp.U.S.A.議決権100.0%
- 国内南通迪愛生色料有限公司南通,議決権100.0%
- 海外南通迪愛生色料有限公司中国議決権100.0%
- 海外PT. DIC GRAPHICSJakarta,議決権100.0%
- 海外PT. DIC GRAPHICSIndonesia議決権100.0%
- 国内迪愛生(東莞)油墨有限公司東莞,議決権100.0%
残りのグループ会社34社を開く
- 迪愛生(東莞)油墨有限公司中国100%
- DIC India LimitedNoida,72%
- DIC India LimitedIndia72%
- DIC Graphics (Thailand) Co., Ltd.Bangkok,100%
- DIC Graphics (Thailand) Co., Ltd.Thailand100%
- Colors & Effects USA LLCNew Jersey,100%
- Colors & Effects USA LLCNew Jersey,100%
- Colors & Effects USA LLCU.S.A.100%
- Sun Chemical Colors & Effects GmbHLudwigshafen am Rhein,100%
- Sun Chemical Colors & Effects GmbHGermany100%
- Earthrise Nutritionals LLCCalifornia,100%
- Earthrise Nutritionals LLCU.S.A.100%
- DIC EP㈱千葉県袖ヶ浦市100%
- DICマテリアル㈱東京都中央区100%
- DIC北日本ポリマ㈱宮城県刈田郡100%
- DICプラスチック㈱埼玉県さいたま市100%
- DIC九州ポリマ㈱大分県中津市100%
- 張家港迪愛生化工有限公司張家港,100%
- 張家港迪愛生化工有限公司中国100%
- DIC Siam Chemical Industry Co., Ltd.Bangkok,100%
- DIC Siam Chemical Industry Co., Ltd.Thailand64%
- 広東迪愛生彤德樹脂有限公司韶関,100%
- 広東迪愛生彤德樹脂有限公司中国100%
- 常州華日新材有限公司常州,100%
- 常州華日新材有限公司中国100%
- 迪愛生合成樹脂(中山)有限公司中山,100%
- 迪愛生合成樹脂(中山)有限公司中国100%
- 合同会社DIC インベストメンツ・ジャパン東京都中央区100%
- 迪愛生投資有限公司上海,100%
- 迪愛生投資有限公司中国100%
- DIC Asia Pacific Pte LtdSingapore,100%
- DIC Asia Pacific Pte LtdSingapore100%
- 太陽ホールディングス㈱埼玉県比企郡20%
- サンディック㈱東京都中央区50%
- GBSUN CHEMICAL LIMITED
- NLSUN CHEMICAL GROUP COÖPERATIEF U.A.
国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。
- 調達1,053万円グリーンイノベーション基金事業/バイオものづくり技術によるCO2を直接原料としたカーボンリサイクルの推進CO2を原料に物質生産できる微生物等の開発・改良、CO2を原料に物質生産できる微生物等による製造技術等の開発・実証水素細菌によるCO2とH2を原料とする革新的なものづくり技術の開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2023-07-12
- 調達641万円革新的プラスチック資源循環プロセス技術開発/材料再生プロセス開発/国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2020-09-30
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は1.1兆円、営業利益は522億円。前期と比べると減収増益で、売上が-1.8%、利益が+17.3%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1.1兆円 | 1.1兆円 |
| 営業利益 | 780億円 | 522億円 |
| 純利益 | 480億円 | 324億円 |
| 1株あたり配当 | ¥150 | ¥150 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は5,930億円、営業利益は519億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+13.3%、営業利益は+92.2%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 2,552 | 60 | 2.4 | 19 |
| 2023年2Q | 2,601 | 40 | 1.5 | −9 |
| 2023年3Q | 2,663 | 32 | 1.2 | −38 |
| 2023年4Q | 2,571 | — | — | −371 |
| 2024年1Q | 2,558 | 85 | 3.3 | −28 |
| 2024年2Q | 2,830 | 134 | 4.7 | 92 |
| 2024年4Q | 5,323 | 226 | 4.2 | 149 |
| 2025年2Q | 5,232 | 270 | 5.2 | 131 |
| 2025年4Q | 5,290 | 252 | 4.8 | 193 |
| 2026年2Q | 5,930 | 519 | 8.8 | 372 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 15期分
2012年3月期からの15期で、売上は7,343億円から1.1兆円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は5.0%。純利益は2期連続で増加。
| 決算期 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年3月 | 0.73 | — | 308 | — | 182 |
| 2013年3月 | 0.70 | — | 351 | — | 191 |
| 2013年12月 | 0.71 | — | 371 | — | 268 |
| 2014年12月 | 0.83 | — | 399 | — | 252 |
| 2015年12月 | 0.82 | — | 490 | — | 374 |
| 2016年12月 | 0.75 | — | 558 | — | 348 |
| 2017年12月 | 0.79 | — | 570 | — | 386 |
| 2018年12月 | 0.81 | — | 487 | — | 320 |
| 2019年12月 | 0.77 | — | 413 | — | 235 |
| 2020年12月 | 0.70 | — | 365 | — | 132 |
| 2021年12月 | 0.86 | — | 438 | — | 44 |
| 2022年12月 | 1.05 | — | 399 | — | 176 |
| 2023年12月 | 1.04 | — | 92 | — | −399 |
| 2024年12月 | 1.07 | 445 | 379 | 4.2 | 213 |
| 2025年12月 | 1.05 | 522 | 443 | 5.0 | 324 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高1.1兆円のうち、営業利益として残るのは522億円で5.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は324億円、売上の3.1%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金78.3%8,242億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.7%1,758億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.0%522億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 15期分
2025年12月期は営業CFが730億円、投資CFが−206億円で、差し引きのフリーCFは524億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は673億円で、売上の0.8ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年3月 | 312 | −176 | −71 | 136 | 296 |
| 2013年3月 | 414 | −237 | −266 | 177 | 225 |
| 2013年12月 | 339 | −98 | −328 | 241 | 150 |
| 2014年12月 | 464 | −274 | −261 | 190 | 164 |
| 2015年12月 | 291 | −100 | −248 | 191 | 151 |
| 2016年12月 | 625 | −322 | −269 | 303 | 167 |
| 2017年12月 | 542 | −589 | 114 | −47 | 177 |
| 2018年12月 | 510 | −384 | −118 | 126 | 186 |
| 2019年12月 | 506 | −249 | −268 | 257 | 167 |
| 2020年12月 | 545 | −330 | 63 | 215 | 414 |
| 2021年12月 | 448 | −1,476 | 995 | −1,028 | 376 |
| 2022年12月 | 79 | −732 | 839 | −653 | 626 |
| 2023年12月 | 891 | −665 | −29 | 226 | 846 |
| 2024年12月 | 462 | −171 | −626 | 291 | 609 |
| 2025年12月 | 730 | −206 | −454 | 524 | 673 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 15期分
2025年12月期の総資産は1.3兆円。このうち返さなくてよい自己資本が4,908億円で、自己資本比率は37.0%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産兆円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2012年3月 | 0.68 | 1,245 | 5,506 | 15.1 |
| 2013年3月 | 0.69 | 1,607 | 5,323 | 19.8 |
| 2013年12月 | 0.76 | 2,189 | 5,428 | 25.6 |
| 2014年12月 | 0.80 | 2,767 | 5,270 | 31.1 |
| 2015年12月 | 0.78 | 2,899 | 4,890 | 33.7 |
| 2016年12月 | 0.76 | 3,070 | 4,578 | 36.4 |
| 2017年12月 | 0.83 | 3,440 | 4,878 | 37.9 |
| 2018年12月 | 0.80 | 3,273 | 4,740 | 37.3 |
| 2019年12月 | 0.80 | 3,435 | 4,596 | 38.9 |
| 2020年12月 | 0.82 | 3,514 | 4,666 | 38.9 |
| 2021年12月 | 1.07 | 3,810 | 6,905 | 32.3 |
| 2022年12月 | 1.26 | 4,211 | 8,405 | 30.7 |
| 2023年12月 | 1.24 | 3,993 | 8,456 | 29.2 |
| 2024年12月 | 1.23 | 4,206 | 8,058 | 32.7 |
| 2025年12月 | 1.27 | 4,908 | 7,832 | 37.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
化学 203社との比較
同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで203社中68位あたり、逆に低いのは自己資本比率で203社中189位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月3日の終値
直近の終値は¥4,931で、1年前と比べて+45.2%。過去52週の値幅のなかでは60%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 8.3倍 |
| PER (会社予想) | 9.7倍 |
| PBR | 0.92倍 |
| 配当利回り | 3.04% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は5190円で、直近1カ月で14.2%上昇し、年初来では55%高となっています。8月10日に5378円へ急伸した後、12日には5631円まで上昇しました。ただし、その後は利益確定売りで調整し、52週高値5876円からは約12%下回る水準です。25日線(4832円)を大きく上回り、上昇トレンドは継続中ながら、RSIが67.8と過熱気味で、高値圏での変動が大きくなっています。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)。
PER 8.7 倍は業界平均 17.74 倍の半分以下で、割安。PBR 0.96 倍は 1 倍を下回り、株価純資産倍率も低い。配当利回り 2.89% は業界平均 2.66% を上回り、株主還元も良好。ROE 7.4% は安定している。配当性向 96.1% は高く、今後の増配余地は限定的だが、業界平均と比較してバリュエーションは割安。総合的に割安と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 8.3倍 | 17.8倍 |
| PER (予想) | 9.7倍 | — |
| PBR | 0.92倍 | 1.41倍 |
| ROE | 7.4% | 7.4% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
原材料価格の高騰と需要の低迷が続く中、構造改革による収益改善が焦点。強気派は、インキや機能材料の需要回復とコスト削減効果で、2025年12月期の営業利益率改善を見込む。一方、弱気派は、主要市場の成熟や競争激化により、価格転嫁が難しく、さらなる収益悪化を懸念する。
- 収益改善への期待
2025年12月期の営業利益率は4.96%と前年比改善の見通し。
- 世界的なシェア
印刷インキで世界最大級のシェアを持ち、価格交渉力が高い。
- 株主還元
配当利回り4.3%と高く、PBR 0.9倍と割安感がある。
- 営業利益が前期比17%増の522億円、増益基調が鮮明に決算発表後影響中
前期445億円から522億円へ77億円増益。営業利益率4.96%まで改善し、増益トレンドが継続。
- 純損益がマイナス399億円から黒字324億円へV字回復通年影響中
2023/12期に-399億円だった純利益が2025/12期は324億円。PER13.7倍と収益力の改善がバリュエーションに反映されやすい。
- 配当利回り4.28%、割安感と高利回りの両立継続影響弱
配当利回り4.28%は相場環境で相対的な魅力が高い。PBR0.92倍とあわせ、株式市場で見直し買いが入りやすい。
- 外国人保有比率31.6%、浮動株需給の安定が下支え継続影響弱
外国法人の持ち株比率31.6%は高く、売買主体としての需要が継続。需給バランスが良好なため下値が堅い。
- 需要の頭打ち
印刷インキ需要はデジタル化で縮小傾向にあり、成長が期待できない。
- 原材料高
原油価格やナフサ価格の上昇がコスト増を招き、利益を圧迫する。
- 競争激化
アジア勢の台頭で価格競争が激化し、シェア維持が困難。
- 売上高が前期比189億円減、需要環境の悪化で収益圧迫通年影響中
2025/12期売上高は10,522億円と前期10,711億円から189億円減。売上減少が利益の伸びを制約する。
- ROE7.4%と資本効率が低位、PBR改善の勢いを欠く通年影響中
ROE7.4%は自己資本の収益性が低く、PBR0.92倍のまま。資本効率が上がらない限りバリュエーション拡大は限定的。
- 2023/12期に純損失399億円、減損リスクが再燃する懸念不定影響強
2023/12期に-399億円の純損失。同水準の減損損失が出れば、2025/12期の純利益324億円を大きく毀損する。
- 株価は1年で53.49%上昇、短期的な高値警戒で利益確定売り不定影響弱
株価4,678円は1年で53.49%上昇。上昇ピッチが速く、決算・外部環境次第では短期的な調整が入りやすい。
- インキ販売数量
- 主力製品の需要動向を把握し、業界全体の景況感を測る。
- 原材料価格
- 利益率への影響が大きく、価格転嫁の状況を確認する。
- 機能材料セグメント利益
- 高付加価値製品の収益貢献度を評価する。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり150円で、前期から+100.0%。いまの株価に対する利回りは3.04%。増配か配当維持が2年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2016年12月 | 100 | — | 61.7 |
| 2017年12月 | 120 | 20.0 | 43.2 |
| 2018年12月 | 125 | 4.2 | 57.4 |
| 2019年12月 | 100 | −20.0 | 53.6 |
| 2020年12月 | 100 | 0.0 | 136.6 |
| 2021年12月 | 100 | 0.0 | 31.8 |
| 2022年12月 | 100 | 0.0 | 92.0 |
| 2023年12月 | 80 | −20.0 | — |
| 2024年12月 | 100 | 25.0 | 26.2 |
| 2025年12月 | 200 | 100.0 | 96.1 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥150
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ50,718人。区分でいちばん多いのは外国法人で31.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が45.0%を占め、残る55.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年12月% | 2021年12月% | 2022年12月% | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 外国法人 | 23.5 | 23.9 | 23.7 | 24.8 | 35.7 | 31.6 |
| 金融機関 | 42.7 | 40.7 | 37.4 | 38.8 | 31.2 | 28.4 |
| 個人・その他 | 14.4 | 13.8 | 17.3 | 16.4 | 13.2 | 19.7 |
| 事業法人 | 16.7 | 16.5 | 16.6 | 16.5 | 16.3 | 16.6 |
| 証券会社 | 2.8 | 5.2 | 5.0 | 3.6 | 3.6 | 3.7 |
| 自己株式 | 0.4 | 0.4 | 0.4 | 0.2 | 0.2 | 0.2 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社昌栄 | 13.34 |
| 02 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 11.33 |
| 03 | OASIS JAPAN STRATEGIC FUND LTD. (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 6.09 |
| 04 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 3.49 |
| 05 | 第一生命保険株式会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行) | 3.19 |
| 06 | OASIS INVESTMENTS II MASTER FUND LTD. (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 2.93 |
| 07 | OASIS JAPAN STRATEGIC FUND Y LTD. (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 2.57 |
| 08 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常任代理人 株式会社みずほ銀行) | 2.18 |
| 09 | あいおいニッセイ同和損害保険株式会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社) | 2.12 |
| 10 | 日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社) | 2.00 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-05-13オアシス マネジメント カンパニー リミテッド(Oasis Management Company Ltd.)新規の大量保有報告11.58%+0.05pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 15期分
1株利益は15期で+1627%、1株純資産は15期で+4377%。直近期のROEは7.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年3月 | 20 | 111 | 17.3 | 8.4 | 39.1 |
| 2013年3月 | 21 | 149 | 16.0 | 9.5 | 39.7 |
| 2013年12月 | 29 | 213 | 16.1 | 10.9 | 33.4 |
| 2014年12月 | 27 | 260 | 11.3 | 10.9 | 43.8 |
| 2015年12月 | 389 | 2,768 | 14.6 | 8.5 | 28.8 |
| 2016年12月 | 367 | 2,938 | 12.9 | 9.7 | 61.7 |
| 2017年12月 | 408 | 3,330 | 13.0 | 10.5 | 43.2 |
| 2018年12月 | 338 | 3,158 | 10.4 | 10.0 | 57.4 |
| 2019年12月 | 248 | 3,304 | 7.7 | 12.2 | 53.6 |
| 2020年12月 | 140 | 3,365 | 4.2 | 18.6 | 136.6 |
| 2021年12月 | 46 | 3,655 | 1.3 | 62.8 | 31.8 |
| 2022年12月 | 186 | 4,089 | 4.8 | 12.5 | 92.0 |
| 2023年12月 | −421 | 3,845 | −10.6 | — | — |
| 2024年12月 | 225 | 4,240 | 5.6 | 15.0 | 26.2 |
| 2025年12月 | 342 | 4,973 | 7.4 | 10.7 | 96.1 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
14名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は14名。2025/12期の役員報酬は総額621百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約10倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 池田尚志 | 代表取締役 社長執行役員 グループCEO | 61 | 23,000 |
| 古田修司 | 代表取締役 副社長執行役員 社長補佐 | 62 | 20,000 |
| 浅井健 | 取締役 専務執行役員 グループCFO 財務経理部門長 最高財務責任者 | 62 | 15,000 |
| 猪野薫 | 取締役 | 68 | 23,000 |
| 中藤正哉 | 取締役 | 64 | 19,000 |
| 藤田正美 | 取締役(注1) | 69 | 2,000 |
| 齊藤史郎 | 取締役(注1) | 69 | — |
| Donna Costa | 取締役(注1) | 66 | — |
| ランドバーグ史枝 | 取締役(注1) | 52 | — |
| 二宮啓之 | 監査役(常勤) | 67 | 5,000 |
| 北村俊伸 | 監査役(常勤) | 61 | 2,000 |
| 名倉啓太 | 監査役(注2) | 55 | — |
残りの役員2名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 岸上恵子 | 監査役(注2) | 69 |
| 檜山聡 | — | 53 |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 賞与百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 6 | 285 | 104 | 74 | 462 | 77 |
| 社外取締役 | 5 | 66 | — | — | 66 | 13 |
| 監査役 | 2 | 62 | — | — | 62 | 31 |
| 社外監査役 | 2 | 31 | — | — | 31 | 16 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容725字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,044字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク13,704字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,849字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第129期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第128期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-23
- 半期報告書半期報告書-第128期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-08
- 有価証券報告書有価証券報告書-第127期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-27
- 半期報告書半期報告書-第127期(2024/01/01-2024/06/30)2024-08-09
- 四半期報告書四半期報告書-第127期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第126期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-28
- 四半期報告書四半期報告書-第126期第3四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第126期第2四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-09
- 四半期報告書四半期報告書-第126期第1四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第125期(2022/01/01-2022/12/31)2023-03-29
- 四半期報告書四半期報告書-第125期第3四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
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