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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

積水化学工業

Sekisui Chemical Co.,Ltd.4204 · Prime · 化学

住宅・インフラ・高機能材料・メディカルを柱とする総合化学メーカー。ユニット住宅「セキスイハイム」が象徴的。

概要

積水化学工業は化学メーカー大手で、住宅用ユニット住宅「セキスイハイム」、上下水道用塩化ビニル管・継手、電子・自動車向け高機能樹脂材料、臨床検査薬・医薬品原薬など多角化事業を展開する。2025年度の連結売上高は1兆3,092億円、従業員2万6,752人。大阪市北区に本社を置く。

住宅事業が売上の約4割を占めるユニット住宅「セキスイハイム」

住宅事業は鉄骨系・木質系ユニット住宅「セキスイハイム」の製造・施工・販売を主力とし、リフォームや分譲土地販売、レジデンシャル事業も含む。2025年度の同事業売上高は5,362億円で全社の約41%、営業利益371億円。新築住宅市況の低迷により販売棟数は減少したが、高価格帯住宅への構成改善とリフォーム事業の伸長により増収を確保した。全国に製造子会社7社、販売施工子会社14社を配置し、顧客に直接販売する体制を持つ。

上下水道・インフラを支える環境・ライフライン事業

環境・ライフライン事業は塩化ビニル管・継手、ポリエチレン管、強化プラスチック複合管、雨水貯留材、管きょ更生材料・工法などを製造・販売・施工する。2025年度売上高2,404億円、営業利益232億円で4期連続過去最高益。国内非住宅市場の工期長期化やインド市場低迷の影響を受けたが、耐火・不燃材料の新規採用や合成木材まくらぎの欧州での採用拡大が寄与した。管路更生分野では国内下水道の更新需要が発現し始め、海外でも受注が拡大している。

半導体・航空機向けに強みを持つ高機能プラスチックス事業

高機能プラスチックス事業は液晶用微粒子、半導体材料、光学フィルム、合わせガラス用中間膜、発泡ポリオレフィン、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)などを手がける。2025年度売上高4,565億円、営業利益593億円。エレクトロニクス分野では旺盛な半導体・ディスプレイ市況を捉え、モビリティ分野ではヘッドアップディスプレイ用中間膜や航空機関連需要、ドローン分野が伸長した。一方、欧州と日本の建築・消費財需要低迷によりインダストリアル分野は減収となった。

臨床検査薬と自動分析装置を軸とするメディカル事業

メディカル事業は臨床検査薬、自動分析装置、採血管、医薬品原薬・中間体、創薬支援、酵素原料を製造販売する。2025年度売上高937億円、営業利益111億円。医療事業は堅調に推移したが、米国での重点感染症検査キット需要減と中国市場の低迷により、海外検査事業が苦戦し減収減益となった。主な関係会社に積水メディカル、Sekisui Diagnosticsなどがあり、米国・カナダ・英国・中国・シンガポールに拠点を置く。

蓄電池やバイオリファイナリーなど新領域を開拓するその他事業

その他事業はフィルム型リチウムイオン電池(積水LBテック)、バイオリファイナリー技術、ソーラーフィルムなどを含む。2025年度売上高77億円、営業損失127億円。同事業はまだ収益化の途上にあり、研究開発投資や事業立ち上げ費用が損失要因となっている。積水LBテックでは薄型・軽量の蓄電池をウェアラブル機器向けに開発している。グループ全体の新規事業としてネクストフロンティア領域を設定し、長期的な成長を目指す。

業界の中での役割は住宅・建材・機能材料・メディカルの総合メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1.3兆円
営業利益
1,065億円
営業利益率
8.1%
純利益
752億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01住宅(戸建・リフォーム)主力

鉄骨系・木質系ユニット住宅「セキスイハイム」の製造・施工・販売を主力に、リフォーム、分譲土地販売、インテリア・エクステリア販売施工など住宅関連事業を全国展開。

主な製品・サービス1
セキスイハイム(ユニット住宅)
鉄骨系および木質系のユニット工法による注文住宅。工場で製造したユニットを現地で組み立てる。

02環境・ライフライン(上下水道・建材)主力

塩化ビニル管・継手、ポリエチレン管・継手、強化プラスチック複合管、雨水貯留材、雨とい、介護機器、浴室ユニット、管きょ更生工法などを製造・販売・施工。上下水道や建築設備向け。

主な製品・サービス3
塩化ビニル管・継手
上下水道や建築設備に用いられる塩ビ製の配管材料。軽量で耐食性に優れる。
強化プラスチック複合管
ガラス繊維などで強化したプラスチック管。高圧・腐食環境に対応。
管きょ更生材料・工法
既設管路を非開削で更生するための材料と工法。インフラ老朽化対策。

03高機能プラスチックス(電子・自動車・航空等)主力

液晶用微粒子、感光性材料、半導体材料、光学フィルム、合わせガラス用中間膜、発泡ポリオレフィン、自動車用樹脂部品、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)、航空機部品、加飾シート、ポリビニルアルコール樹脂などを製造販売。電子・自動車・航空宇宙産業向け。

主な製品・サービス5
合わせガラス用中間膜
自動車や建築用合わせガラスに用いる樹脂中間膜。飛散防止や遮音・UVカット機能を持つ。
光学フィルム
液晶ディスプレイの輝度向上や視野角改善に用いる光学用フィルム。
発泡ポリオレフィン
自動車内装材や包装材に用いられる発泡樹脂。軽量で衝撃吸収性に優れる。
感光性材料・半導体材料
半導体製造や電子部品に使用される感光性樹脂・レジスト等。
CFRP等複合材成型品
炭素繊維強化プラスチックの成型品。航空機や自動車の軽量化部品として使用。

04メディカル(臨床検査・医薬・診断)準主力

臨床検査薬、自動分析装置、採血管、医薬品原薬・中間体、創薬支援、酵素原料の製造販売。国内外で医療機関や検査会社向けに展開。

主な製品・サービス3
臨床検査薬
血液・尿などの生体試料を用いた病気の診断用試薬。
自動分析装置
臨床検査を自動化する分析装置。検査薬と組み合わせて使用。
採血管
血液採取に用いる真空採血管。内部に試薬が塗布されているものもある。

05その他(蓄電池・バイオリファイナリー等)副次

フィルム型リチウムイオン電池(積水LBテック)、バイオリファイナリー技術、ソーラーフィルムなど新エネルギー・環境関連事業を展開。また保険サービス等も行う。

主な製品・サービス1
フィルム型リチウムイオン電池
薄型・軽量のリチウムイオン電池。ウェアラブル機器などへの応用。

製品と技術

セキスイハイム:工場生産ユニットを現地組み立てる住宅システム

「セキスイハイム」は鉄骨系と木質系のユニット工法による注文住宅である。工場で主要部材をユニット化し、現地で組み立てるため、現場施工の品質ばらつきを抑制し、工期短縮を実現する。鉄骨系は耐震性・自由度の高い設計が可能で、木質系は環境負荷低減に寄与する。住宅事業全体の売上高の大半を占め、2025年度には高価格帯モデルの拡販により棟単価が上昇した。リフォーム事業では定期診断を活用した受注拡大を進めている。

塩化ビニル管・継手:上下水道・建築設備向け配管システムの中核

環境・ライフライン事業の中核製品である塩化ビニル管・継手は、軽量で耐食性に優れ、上下水道や建築設備に広く用いられる。ポリエチレン管や強化プラスチック複合管と合わせ、配管システム全体を提供する。国内では非住宅市場の低迷により販売数量が減少したが、スプレッド維持により採算を確保した。また、管きょ更生材料・工法は非開削で既設管路を更新する技術であり、国内下水道の老朽化対策需要で伸長している。

合わせガラス用中間膜:自動車・建築向け安全性・機能性フィルム

高機能プラスチックス事業の主力製品である合わせガラス用中間膜は、自動車のフロントガラスや建築用ガラスに用いられ、飛散防止、遮音、UVカットなどの機能を付与する。特にヘッドアップディスプレイ用中間膜は、自動車の先進運転支援システム(ADAS)対応として需要が拡大している。2025年度にはモビリティ分野全体で中間膜の販売が伸長し、売上増に貢献した。製造子会社は米国、欧州、中国、タイなどに広がる。

臨床検査薬と自動分析装置:医療診断の効率化を支える

メディカル事業では、血液・尿などの生体試料を分析する臨床検査薬と、検査を自動化する自動分析装置を提供する。採血管も自社製造しており、病院や検査会社向けにワンストップで供給する。2025年度は医療事業は堅調だったが、海外検査事業は米国での重点感染症検査キット需要減少と中国市場低迷の影響を受けた。子会社Sekisui Diagnosticsは米国・カナダ・英国に拠点を持ち、診断薬と装置を展開している。

発泡ポリオレフィンとCFRP:軽量化と衝撃吸収を実現する素材

発泡ポリオレフィンは自動車内装材や包装材に使用される軽量で衝撃吸収性に優れた発泡樹脂である。炭素繊維強化プラスチック(CFRP)成型品は航空機や自動車の軽量化部品として採用され、子会社Sekisui Aerospace Corporationが航空機内装部品を製造する。2025年度には航空機関連需要の取り込みやドローン向け新規分野が拡大した。一方、欧州の建築・消費財需要低迷がインダストリアル分野の減収要因となった。

フィルム型リチウムイオン電池:薄型・軽量蓄電池の新規事業

その他事業に属するフィルム型リチウムイオン電池は、積水LBテックが製造する薄型・軽量の蓄電池である。ウェアラブル機器やIoTデバイス向けに開発が進められている。2025年度のその他事業全体では営業損失127億円と赤字だが、これは同事業の研究開発投資や事業立ち上げ費用が主因である。積水化学グループは長期ビジョン「Vision 2030」のもと、ネクストフロンティア領域として次世代エネルギー事業の育成を進めている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

化学のなかでの位置

住宅・インフラ素材で国内トップ、総合化学企業

積水化学工業は、住宅用のシャーウッドやポリカーボネート、インフラ向けの樹脂管など、建築・インフラ分野に強みを持つ総合化学メーカーである。売上高は約1兆3千億円規模で、化学業界の中では中堅の部類に入る。住宅事業は「積水ハウス」として国内で高い認知度を持ち、非住宅・インフラ部門も含めて安定した収益を上げている。同業の東洋紡やクラレと比較すると、住宅中心のビジネスモデルが特徴的で、国内の住宅需要や公共投資の動向に影響されやすい。直近の営業利益率は8%前後で推移しており、高収益とは言い難いが、安定的な受注とブランド力で支えられている。

強み

  • 「積水ハウス」のブランドは国内で広く認知され、顧客からの信頼が高い。
  • 住宅部材からインフラ用樹脂まで幅広い素材を提供し、需要変化に対応。
  • 環境配慮型の住宅や省エネ素材に強みを持ち、時代のニーズに適合。
  • 住宅需要が堅調で、安定的な売上と収益を確保している。

課題

  • 売上高の大半を国内に依存しており、海外展開が遅れている。
  • 営業利益率8%前後と化学業界では平均的で、さらなる高収益化が課題。
  • 人口減少で国内住宅着工が減少傾向にあり、長期的な市場縮小が懸念。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機能性化学の時価総額近傍。太字が積水化学工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14188三菱ケミカルグループ1.8兆円
24452花王1.6兆円25.6倍
37911TOPPANホールディングス1.5兆円21.7倍
47912大日本印刷1.3兆円12.9倍
55201AGC1.2兆円13.2倍
64204積水化学工業1.1兆円14.2倍
74021日産化学1.1兆円21.7倍
84005住友化学1.0兆円16.6倍
94183三井化学9,014億円24.5倍
104182三菱瓦斯化学8,139億円
115901東洋製罐グループホールディングス6,967億円12.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(機能性化学)に従っています。

会社の歴史

沿革 0件

1959年に社是「3S精神」を制定、企業理念の基盤を固める

当社は創業当時「積水産業」の社名で事業を開始した。1959年11月、社章に「S」3つをベンゼン環に配置したマークを制定し、同時に社是「3S精神」を明確に定義した。Service(社会的価値の創造)、Speed(スピードによる市場変革)、Superiority(際立つ技術と品質)の3要素は、現在もグループ全体の理念体系の根幹をなす。この精神は全社員に共有され、企業活動の指針として機能し続けている。

長期ビジョン「Vision 2030」と中期経営計画「Accelerate 2028」で成長加速

2026年度からの3か年を対象とする中期経営計画「Accelerate 2028」を策定し、長期ビジョン「Vision 2030」の実現を加速する。Vision 2030では、ESG経営を軸に4つの事業領域(イノベーティブモビリティ、レジデンシャル、アドバンストライフライン、ライフサイエンス)と新規領域「ネクストフロンティア」を設定。2028年度に売上高1.6兆円、営業利益1,500億円、純利益1,020億円を目標とする。前中期計画「Drive 2.0」の最終年度である2025年度は、売上高1.3兆円と過去最高を更新した。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2028年度まで16,000億円
  • 営業利益2028年度まで1,500億円(営業利益率9.4%)
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2028年度まで1,020億円
  • ROIC2028年度まで8%以上
  • ROE2028年度まで11.0%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    長期ビジョン「Vision 2030」

    サステナブルな社会の実現に向け、イノベーションを起こし続け、4つの事業領域(イノベーティブモビリティ、レジデンシャル、アドバンストライフライン、ライフサイエンス)と新規領域(ネクストフロンティア)で成長を目指す。ESG経営を軸に、2030年の業容倍増を狙う。

  2. 02

    中期経営計画「Accelerate 2028」

    業容倍増に向け、事業戦略(サステナビリティ貢献製品の拡大・創出)と基盤強化(ESG経営基盤の継続強化)の両輪で攻めのESG経営を実践。投資枠7,000億円(設備4,000億円、M&A3,000億円)と研究開発費1,550億円を設定。株主還元としてDOE3.5%以上、累進配当を導入。

  3. 03

    気候変動対策の強化

    SBT認証(1.5℃目標)に基づき、2030年にGHG排出量(Scope1+2)を2019年度比50%削減、Scope3を同30%削減。燃料電化や低炭素燃料転換、購入電力の再エネ化(70%目標)を推進。

  4. 04

    資源循環の推進

    2050年のサーキュラーエコノミー実現に向け、廃プラスチックのマテリアルリサイクル率向上(国内65%目標)や再生可能・バイオマス原料への転換を加速。環境配慮設計指針を策定し、2050年に低炭素かつ循環可能な製品100%を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で26,752人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は946万円で、9期前と比べて+3.8%平均年齢は44.2歳、平均勤続年数は15.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月23,006
2018年3月26,080
2019年3月91242.715.426,486
2020年3月90440.314.327,003
2021年3月87043.015.226,577
2022年3月89743.615.726,419
2023年3月91343.916.226,838
2024年3月91343.916.126,929
2025年3月93543.915.926,918401
2026年3月94644.215.926,752398

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率93.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)71.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社38(国内 25 / 海外 13) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
堺工場 — 大阪府堺市381億円
その他事業
滋賀水口工場(滋賀県甲賀市) — 注2239億円
住宅事業 高機能プラスチックス事業
原料工場 — オランダ ヘレーン市165億円
高機能プラス チックス事業
コールドウォーター工場 — アメリカ ミシガン州134億円
高機能プラス チックス事業
本社工場 — オランダ ルールモント市130億円
高機能プラス チックス事業
先進技術研究所(茨城県つくば市) — 注3127億円
その他事業
武蔵工場(埼玉県蓮田市) — 注4117億円
環境・ライフライン事業 高機能プラスチックス事業
群馬工場 — 群馬県伊勢崎市111億円
住宅事業 環境・ライフライン事業
滋賀栗東工場(滋賀県栗東市) — 注5103億円
環境・ライフライン事業
多賀工場 — 滋賀県犬上郡多賀町9,618百万円
高機能プラスチックス事業
ほか32件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    積水ソーラーフィルム㈱
    大阪市 北区
    議決権86.0%
  • 国内
    積水メディカル㈱
    東京都 中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    徳山積水工業㈱
    大阪市 北区
    議決権70.0%
  • 国内
    セキスイハイム工業㈱(注1)
    埼玉県 蓮田市
    議決権100.0%
  • 国内
    積水成型工業㈱
    大阪市 北区
    議決権100.0%
  • 国内
    東京セキスイハイム㈱
    東京都 新宿区
    議決権100.0%
  • 国内
    セキスイハイム近畿㈱
    大阪市 淀川区
    議決権100.0%
  • 国内
    積水フーラー㈱
    東京都 港区
    議決権50.0%
  • 国内
    積水ホームテクノ㈱
    大阪市 淀川区
    議決権100.0%
  • 国内
    積水ポリマテック㈱
    さいたま市 桜区
    議決権100.0%
  • 国内
    セキスイハイム東北㈱
    仙台市 宮城野区
    議決権100.0%
  • 国内
    セキスイハイム信越㈱
    長野県 松本市
    議決権100.0%
残りのグループ会社26社を開く
  • セキスイハイム中部㈱名古屋市 東区100%
  • セキスイハイム中四国㈱岡山市 北区100%
  • セキスイハイム九州㈱福岡市 中央区100%
  • 北海道セキスイハイム㈱札幌市 北区100%
  • 群馬セキスイハイム㈱群馬県 前橋市100%
  • 積水アクアシステム㈱大阪市 北区88%
  • セキスイハイム不動産㈱東京都 新宿区100%
  • Sekisui Diagnostics, LLC.(注1, 2)San Diego California U.S.A.100%
  • Sekisui Specialty Chemicals America, LLC. (注1, 2)Dallas, Texas, U.S.A.100%
  • SEKISUI KYDEX,LLC.Bloomsburg, Pennsylvania, U.S.A.100%
  • Sekisui America Corporation (注1)Secaucus, New Jersey, U.S.A.100%
  • Sekisui Aerospace Corporation (注2)Renton, Washington, U.S.A.100%
  • Sekisui Specialty Chemicals Europe, S.L. (注2)Tarragona, Spain100%
  • Sekisui S-Lec B.V. (注2)Roermond, the Netherlands100%
  • Sekisui Europe B.V.Roermond, the Netherlands100%
  • Sekisui Alveo A.G. (注2)Adligenswil, Switzerland100%
  • 映甫化学㈱韓国 忠清北道 清州市52%
  • 積水化学(中国)有限公司中国 上海市100%
  • 積水中間膜(蘇州)有限公司(注2)中国 蘇州市100%
  • Sekisui Southeast Asia Co., Ltd.Bangkok, Thailand100%
  • 積水化成品工業㈱(注1,2)大阪市 北区22%
  • 住化積水フィルム㈱東京都 千代田区35%
  • セキスイハイム東海㈱浜松市 中央区36%
  • 茨城セキスイハイム㈱茨城県 水戸市40%
  • セキスイハイム山陽㈱兵庫県 姫路市43%
  • セキスイハイム東四国㈱高知県 高知市25%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    グリーンイノベーション基金事業/バイオものづくり技術によるCO2を直接原料としたカーボンリサイクルの推進CO2を原料に物質生産できる微生物等の開発・改良、CO2を原料に物質生産できる微生物等による製造技術等の開発・実証バイオものづくり技術によるCO2を原料とした高付加価値化学品の製品化
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2023-07-07
    18.9億円
  • 調達
    太陽光発電主力電源化推進技術開発/太陽光発電の新市場創造技術開発/フィルム型超軽量モジュール太陽電池の開発(重量制約のある屋根向け)(超軽量ペロブスカイト系太陽電池の研究開発)
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2020-09-10
    3.7億円
  • 調達
    クリーンエネルギー分野における革新的技術の国際共同研究開発事業革新的カーボンリサイクル技術開発鉄鋼プロセスに活用するCCU技術の国際共同研究開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2022-02-03
    9,250万円
  • 調達
    NEDO先導研究プログラムエネルギー・環境新技術先導研究プログラム高選択なタンデム電解によるCO2を用いた有価物の直接合成法
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2023-07-07
    5,323万円
  • 調達
    脱炭素化・エネルギー転換に資する我が国技術の国際実証事業実証要件適合性等調査鉄鋼分野のカーボンニュートラルを実現するためのCO2→CO変換ケミカルルーピング技術実証研究(EU)
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2023-12-28
    1,999万円
  • 調達
    脱炭素化・エネルギー転換に資する我が国技術の国際実証事業実証要件適合性等調査鉄鋼分野のカーボンニュートラルを実現するためのCO2→CO変換ケミカルルーピング技術実証研究(EU)
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2024-02-02
    1,999万円
  • 調達
    超先端材料超高速開発基盤技術プロジェクト計算機支援次世代ナノ構造設計基盤技術材料データ構造化AIツール開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2019-09-04
    1,194万円
  • 調達
    燃料電池等利用の飛躍的拡大に向けた共通課題解決型産学官連携研究開発事業共通課題解決型基盤技術開発燃料電池セパレータ用ラミネート金属・高分子ナノコンポジット(NC)フィルムの研究開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2021-08-11
    182万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1.3兆円営業利益1,065億円前期と比べると増収減益で、売上が+0.9%、利益が-1.4%。

売上高
+0.9%
1.3兆円
営業利益
-1.4%
1,065億円
純利益
-8.2%
752億円
営業利益率
8.1%
前期比 -0.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1.4兆円1.3兆円
営業利益1,150億円1,065億円
純利益760億円752億円
1株あたり配当¥81¥81

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は3,330億円、営業利益は255億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+16.7%、営業利益は+66.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q3,303165
2024年1Q2,8541535.4241
2024年2Q3,2592597.9204
2024年3Q3,1262467.9139
2024年4Q3,326195
2025年2Q6,2914877.7429
2025年4Q6,6875938.9390
2026年2Q6,2984547.2317
2026年4Q6,7956119.0435
2027年1Q3,3302557.7128

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1.0兆円から1.3兆円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は8.1%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高兆円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1.03607302
2014年3月1.11833412
2015年3月1.11880530
2016年3月1.10812567
2017年3月1.07915609
2018年3月1.11939635
2019年3月1.14931661
2020年3月1.13872592
2021年3月1.06626415
2022年3月1.16970371
2023年3月1.241,042693
2024年3月1.261,059779
2025年3月1.301,0801,1108.3819
2026年3月1.311,0651,1728.1752

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1.3兆円のうち、営業利益として残るのは1,065億円8.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は752億円、売上の5.7%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金67.6%8,851億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金24.3%3,177億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.1%1,065億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
32.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.8pt
8.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.4pt
5.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.2pt
9.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが783億円、投資CFが−691億円で、差し引きのフリーCFは92億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は924億円で、売上の0.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月710−311−305399586
2014年3月977−609−498368512
2015年3月67841−639719628
2016年3月714−237−417477671
2017年3月1,082−441−396641899
2018年3月823−609−360214767
2019年3月852−626−315226686
2020年3月926−1,006155−80747
2021年3月753−585−192168766
2022年3月1,05027−5471,0771,337
2023年3月715−594−629121852
2024年3月1,066−185−5308811,264
2025年3月1,192−615−6125771,209
2026年3月783−691−46592924

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1.4兆円。このうち返さなくてよい自己資本が8,811億円で、自己資本比率は59.6%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産兆円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月0.904,3324,68446.4
2014年3月0.964,7364,87447.5
2015年3月0.975,3534,32753.3
2016年3月0.945,4423,91855.9
2017年3月0.945,7053,73158.2
2018年3月0.996,1283,81359.1
2019年3月1.026,3273,91059.3
2020年3月1.116,3424,71655.1
2021年3月1.156,9444,55758.0
2022年3月1.207,0284,96156.3
2023年3月1.237,3254,95657.4
2024年3月1.328,2095,02359.9
2025年3月1.338,3544,95460.7
2026年3月1.438,8115,46859.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
972億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
5,582億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
1,250億円
在庫として抱えている分
負債合計
5,468億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
86
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率16 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE203社中63位あたり、逆に低いのは売上成長率203社中121位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
9.1%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.1%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
59.6%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
0.9%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.1%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,601で、1年前と比べて-6.1%過去52週の値幅のなかでは43%の位置にある。

¥2,601-2.9%1ヶ月-0.8%1年-6.1%時価総額1.1兆円
過去52週の値幅
安値¥2,248高値¥3,065

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.2倍
PER (会社予想)13.8倍
PBR1.23倍
配当利回り3.11%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月は-0.62%とほぼ横ばい。25日線(2666.14円)を下回るが、75日線(2515.76円)と200日線(2609.71円)は上回っており、中期はもみ合い。52週高値3065円に対しては-13.8%、安値2248円からは+17.6%と中位。RSIは47.01で中立。出来高は8月19日に221万股とやや増加したが、全体量は減少傾向で、買い材料に欠ける。方向性を見極めたい局面。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは14.47倍で業界平均の17.74倍を下回り、PBRは1.25倍で平均1.41倍を下回る。予想PERも14倍と横ばいで、割安感はあるが極端ではない。ROEは9.07%と平均的な収益性。配当利回りは3.06%で平均2.66%を上回り、配当性向は54.71%と高い。バリュエーションは業界比でやや割安だが、収益成長率は鈍化傾向で、割安に見えても成長期待が低い分、評価が抑えられている。ほぼ妥当と判断する。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.2倍17.8倍
PER (予想)13.8倍
PBR1.23倍1.41倍
ROE9.1%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

住宅市場の低迷が続く中、建材事業の需要回復が焦点。一方、自動車向け粘着テープや医薬品など非住宅部門の成長が収益を下支えするかが争点。強気派は省エネ窓の需要や自動車生産回復を評価するが、弱気派は住宅着工の減少や原材料高が重荷とみる。

プラスに働く材料7
  • 高シェア建材

    窓サッシやパイプシステムで国内トップクラス、安定需要

  • 多角化の効果

    自動車用テープや医薬品が収益を分散

  • 省エネ需要

    断熱窓の普及でリフォーム需要が期待

  • 26/3期営業利益1,065億円と1,000億円台維持決算発表後影響

    営業利益は1,080億→1,065億円と小幅減だが、売上高1兆3,093億円は過去最高。規模の利益が継続

  • 26/3期売上高1兆3,093億円で過去最高更新通年影響

    売上高は12,978億→13,093億円と+115億円。増収基調は株価の下支え要因

  • 予想PER14.3倍と配当利回り3.02%の割安感継続影響

    予想PER14.3倍は現行PER14.68倍を下回る。配当利回り3.02%と合わせ下値支援

  • 外国人持ち株比率34.59%で資本効率改善の圧力継続影響

    外国株主比率34.59%と高く、経営陣に株主還元や効率化を促す要因

マイナスに働く材料7
  • 住宅着工減

    新設住宅着工の減少で建材需要が低迷

  • 原材料高

    樹脂原料価格の上昇が利益を圧迫

  • 成長鈍化

    売上高の伸び率は低く、横ばい傾向

  • 26/3期純利益752億円と前期比67億円減益決算発表後影響

    純利益819億→752億円。EPSは約15円減益となり株価評価に影響

  • 営業利益率8.13%と0.19ポイント低下決算発表後影響

    営業利益率8.32%→8.13%。収益性悪化の懸念が重し

  • PBR1.27倍とROE9.07%では割高感継続影響

    PBR1.27倍に対しROE9.07%と10%未満。資本効率改善が見えない場合調整余地

  • 1年株価上昇率1.34%と相対的な出遅れ不定影響

    1年間で+1.34%とほぼ横ばい。投資家の関心が薄く、需給が停滞

次の決算で確かめる点
住宅設備売上高
主力事業の需要動向を反映するため
自動車向け売上高
自動車生産の回復度合いを測るため
営業利益率
原材料高の影響と収益性の変化を確認するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり81で、前期から+1.3%いまの株価に対する利回りは3.11%。増配か配当維持が9年続いている。

年間配当
¥81
1株あたり
配当利回り
3.11%
いまの株価に対して
配当性向
54.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
9年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3565.9
2018年3月4014.350.2
2019年3月4410.053.4
2020年3月464.563.2
2021年3月472.251.6
2022年3月494.339.1
2023年3月5920.454.2
2024年3月7425.446.3
2025年3月796.855.0
2026年3月801.354.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥81

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ155,940人。区分でいちばん多いのは外国法人34.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が37.9%を占め、残る62.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人37.537.838.336.934.034.6
金融機関36.436.835.833.933.732.8
個人・その他14.915.316.118.422.924.9
自己株式5.55.65.75.85.85.9
事業法人8.88.37.67.45.85.0
証券会社2.41.82.33.53.52.6
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)13.91
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.99
03積水化学グループ従業員持株会2.86
04第一生命保険株式会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)2.82
05積水ハウス株式会社1.86
06全国共済農業協同組合連合会(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)1.70
07STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.60
08JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.29
09STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.99
10STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.98

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-06-05
    ブラックロック・ジャパン株式会社
    新規の大量保有報告
    1.71%
    -0.37pt
  • 2026-06-04
    三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    2.56%
    -0.08pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+212%、1株純資産は14期で+160%。直近期のROEは9.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月598117.817.658.7
2014年3月808979.413.460.3
2015年3月1051,03310.914.949.0
2016年3月1151,07110.912.040.2
2017年3月1261,14811.314.865.9
2018年3月1341,24611.213.950.2
2019年3月1421,30811.112.653.4
2020年3月1291,3349.711.263.2
2021年3月921,4866.523.151.6
2022年3月831,5195.521.139.1
2023年3月1591,64310.011.854.2
2024年3月1831,88010.412.246.3
2025年3月1961,93410.213.055.0
2026年3月1832,1089.114.354.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

18名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は18名。2026/3期の役員報酬は総額924百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約10倍にあたる。

氏名役職年齢
加藤敬太取締役会長68
清水郁輔代表取締役社長 社長執行役員61
髙下貞二取締役72
平居義幸取締役専務執行役員、環境・ライフラインカンパニープレジデント63
吉田匡秀取締役専務執行役員、住宅カンパニープレジデント60
浅野陽取締役専務執行役員、高機能プラスチックスカンパニープレジデント62
村上和也取締役常務執行役員、人事部長60
大枝宏之取締役69
野崎治子取締役71
肥塚見春取締役71
宮井真千子取締役65
畑中好彦取締役69
残りの役員6名を開く
氏名役職年齢
井津上朋保常勤監査役63
坂井道生常勤監査役60
蓑毛良和監査役56
新免和久監査役69
田中健次監査役69
西田達矢代表取締役 専務執行役員、ESG経営推進部、財務部、経理部及び新事業開発部担当、経営戦略部長60

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)834631210976996
社外取締役810810814
監査役3474716

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,915字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社及び当社の関係会社(国内子会社91社、海外子会社64社、関連会社13社(2026年3月31日現在)により構成)においては、住宅事業、環境・ライフライン事業、高機能プラスチックス事業、メディカル事業、その他事業の5セグメントに関係する事業を主として行っている。各事業における当社及び当社の関係会社の位置づけ等は次のとおりである。 (住宅事業) 当事業部門においては、鉄骨系・木質系ユニット住宅の製造、施工、販売ならびに分譲用土地の販売、リフォーム、レジデンシャル事業、インテリア、エクステリアの販売・施工等を行っている。 [主な関係会社] (原材料の購買) セキスイ・グローバル・トレーディング㈱ (建築部材の購買) セキスイハイムサプライ㈱ (製品の製造) 北海道セキスイハイム工業㈱ 東北セキスイハイム工業㈱ セキスイハイム工業㈱ 中四国セキスイハイム工業㈱ 九州セキスイハイム工業㈱ セキスイボード㈱ Sekisui-SCG Industry Co., Ltd. (製品の販売・施工) 北海道セキスイハイム㈱ セキスイハイム東北㈱ 栃木セキスイハイム㈱ 群馬セキスイハイム㈱ セキスイハイム信越㈱ 東京セキスイハイム㈱ セキスイハイム中部㈱ セキスイハイム近畿㈱ セキスイハイム中四国㈱ セキスイハイム九州㈱ 茨城セキスイハイム㈱ セキスイハイム東海㈱ セキスイハイム山陽㈱ セキスイハイム東四国㈱ (製品の施工・サービス等) 北海道セキスイファミエス㈱ セキスイファミエス東北㈱ セキスイファミエス信越㈱ 東京セキスイファミエス㈱ セキスイファミエス中部㈱ セキスイファミエス近畿㈱ セキスイファミエス中四国㈱ セキスイファミエス九州㈱ セキスイデザインワークス㈱ 東北セキスイハイム不動産㈱ セキスイハイム不動産㈱ 中四国セキスイハイム不動産㈱ 九州セキスイハイム不動産㈱ セキスイユニディア㈱ 東京セキスイハイム施工㈱ 近畿セキスイハイム施工㈱ セキスイハイム不動産少額短期保険㈱ ㈱アーキテックプランニング ㈱クレアスト ㈱ベンハウス 渡辺運輸㈱ (製品の販売・サービス等) セキスイ合人社タウンマネジメント㈱ (環境・ライフライン事業) 当事業部門においては、塩化ビニル管・継手、ポリエチレン管・継手、プラスチックバルブ、強化プラスチック複合管、塩素化塩ビ樹脂コンパウンド、雨水貯留材、建材(雨とい、エクステリア材)、介護機器、浴室ユニット、合成木材、防音制振材料、不燃性ポリウレタン、耐火材料、管きょ更生材料及び工法、パネルタンク等の製造、販売、施工を行っている。 [主な関係会社] (原材料の製造) ※(徳山積水工業㈱) (製品の製造) 東日本積水工業㈱ 山梨積水㈱ 甲府積水産業㈱ 千葉積水工業㈱ 西日本積水工業㈱ 四国積水工業㈱ 四積化工㈱ 九州積水工業㈱ 奈良積水㈱ 積水(無錫)塑料科技有限公司 (製品の販売) ㈱ヴァンテック 東日本セキスイ商事㈱ 中部セキスイ商事㈱ 西日本セキスイ商事㈱ 九州セキスイ商事インフラテック㈱ Sekisui SPR Americas, LLC. Sekisui Chemical G.m.b.H. Sekisui Singapore Pte. Ltd. Sekisui Vietnam Co., Ltd. (製品の製造・販売等) 積水アクアシステム㈱ 積水ホームテクノ㈱ 積水化学北海道㈱ 積水ソフランウイズ㈱ 東都積水㈱ 東積加工㈱ ㈱日本インシーク SEKISUI ESLON B.V. Sekisui Rib Loc Group Pty. Ltd. Sekisui Rib Loc Australia Pty. Ltd. 積水塑膠管材股份有限公司 Sekisui Specialty Chemicals(Thailand)Co., Ltd. S and L Specialty Polymers Co., Ltd. Sekisui Plant (Thailand) Co., Ltd. なお、上記関係会社のうち ※( )書きの会社は、高機能プラスチックス事業についても、原材料及び製品の製造を行っている。 (高機能プラスチックス事業) 当事業部門においては、液晶用微粒子、感光性材料、半導体材料、光学フィルム、工業用テープ、合わせガラス用中間膜、発泡ポリオレフィン、車輌用樹脂・ラバー成型品、放熱材料(グリス・シート)、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)等複合材成型品、加飾シート、ポリビニルアルコール樹脂、ブロー容器、建設用資材、接着剤、包装用テープ、プラスチックコンテナ、樹脂畳「MIGUSA」、衛生材料等の製造、販売を行っている。 [主な関係会社] (原材料及び製品の製造) 徳山積水工業㈱ (製品の製造) 積水武蔵化工㈱ 積水水口化工㈱ 積水多賀化工㈱ 奈積精密加工㈱ (製品の販売) 積水マテリアルソリューションズ㈱ Sekisui Alveo A.G. Sekisui Alveo G.m.b.H. Sekisui Alveo(Benelux)B.V. Sekisui Alveo S.A. Sekisui Alveo S.r.L. Sekisui Alveo(GB)Ltd. Sekisui Specialty Chemicals Mexico, S.de R.L.de C.V. ※(Sekisui Chemical G.m.b.H. Sekisui Singapore Pte. Ltd. Sekisui Vietnam Co., Ltd. Sekisui Korea Co., Ltd. Sekisui Products, LLC. 積水(上海)国際貿易有限公司 Sekisui(Hong Kong)Ltd. 台湾積水化学股份有限公司) (製品の製造・販売) 積水ナノコートテクノロジー㈱ 積水テクノ成型㈱ 積水フーラー㈱ 積水ポリマテック㈱ 住化積水フィルム㈱ 積水成型工業㈱ 積水成型茨城㈱ 積水成型千葉㈱ 積水成型兵庫㈱ 積水成型出雲㈱ Sekisui Voltek, LLC. Sekisui Alveo B.V. Sekisui Alveo BS G.m.b.H. 映甫化学㈱ 積水映甫高新材料(無錫)有限公司 Thai Sekisui Foam Co., Ltd. Sekisui Pilon Pty. Ltd. Sekisui S-Lec America, LLC. Sekisui S-Lec B.V. 積水中間膜(蘇州)有限公司Sekisui S-Lec (Thailand) Co., Ltd. Sekisui S-Lec Mexico S.A. de C.V. Sekisui Specialty Chemicals America, LLC. Sekisui Specialty Chemicals Europe, S.L. Sekisui DLJM Molding Private Limited 積水保力馬科技(上海)有限公司 Sekisui Polymatech(Thailand)Co., Ltd. PT. Sekisui Polymatech Indonesia Sekisui Polymatech America, LLC. Sekisui Polymatech Europe B.V. Sekisui Aerospace Corporation AIM Group USA Inc. AIM Aerospace Renton, Inc. AIM Aerospace Sumner, Inc. Quatro Composites, LLC. SEKISUI KYDEX, LLC. なお、上記関係会社のうち ※( )書きの会社は、環境・ライフライン事業についても、各々販売を行っている。 (メディカル事業) 当事業部門においては、臨床検査薬、自動分析装置、採血管、医薬品原薬・中間体、創薬支援、酵素原料等の製造・販売を行っている。 [主な関係会社] (製品の製造) 積水医療科技(蘇州)有限公司 (製品の販売) Sekisui Diagnostics G.m.b.H. (製品の製造・販売) 積水メディカル㈱ Sekisui Diagnostics, LLC. Sekisui Diagnostics P.E.I. Inc. Sekisui Diagnostics (UK) Limited 積水医療科技(中国)有限公司 Veredus Laboratories Pte. Ltd. (その他事業) 当事業部門においては、フィルム型リチウムイオン電池及び上記4事業部門に含まれない製品の製造、販売及びサービスを行っている。 [主な関係会社] (製品の製造) 積水LBテック㈱ (製品の製造・販売) ㈱プラスチック工学研究所 積水バイオリファイナリー㈱ 積水ソーラーフィルム㈱ (サービス等) セキスイ保険サービス㈱ ㈱セキスイアカウンティングセンター Sekisui Europe B.V. Sekisui America Corporation 積水化学(中国)有限公司 Sekisui Southeast Asia Co., Ltd. その他主要な関連会社に、積水化成品工業㈱がある。 [事業系統図] 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりである。
経営方針・対処すべき課題8,955字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりである。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものである。 (1) 経営理念および行動準則 積水化学グループは、経営に対する理念を体系化している。企業活動の根底にある考え方や方針を示す「社是」、社是をうけて中長期で当社グループが目指す姿を示した「グループビジョン」、グループビジョンを実現していくための具体的な「経営戦略」により構成されている。 ①社是「3S精神」 当社の社章は、創業当時の社名「積水産業」の頭文字の「S」3つを化学記号ベンゼン環の中に配置して、 「水」という文字をかたどったものである。1959年11月、当社は、このマークに「3S精神」という明確な定義づけを行い、社是として制定した。 「企業活動を通じて社会的価値を創造する(Service)」「積水を千仞の谿に決するスピードをもって市場を変革する(Speed)」「際立つ技術と品質で社会からの信頼を獲得する(Superiority)」の3S精神は、積水化学グループの理念体系の根幹をなすものであり、全社員の間で、しっかりと共有されている。 <社是「3S精神」> ・Service :企業活動を通じて社会的価値を創造する ・Speed :積水を千仞の谿に決するスピードをもって市場を変革する ・Superiority:際立つ技術と品質で社会からの信頼を獲得する ②グループビジョン 積水化学グループは、ステークホルダーの期待に応え、社会的価値を創造し、事業を通して社会に貢献することを目指している。 地球規模での人口増加や気候変動、先進国を中心とする高齢化、都市基盤の老朽化などに加え、これらすべてに関連する資源エネルギー問題がこれまで以上に喫緊な社会的課題になりつつある中、グループがこれまで蓄積してきた「住・社会のインフラ創造」と「ケミカルソリューション」の分野に関する経験・知見を活用して、これらの社会課題の解決に資する価値を創造し続けることを目指している。 <グループビジョン> 積水化学グループは、際立つ技術と品質により、「住・社会のインフラ創造」と「ケミカルソリューション」のフロンティアを開拓し続け、世界のひとびとのくらしと地球環境の向上に貢献します。 ③積水化学グループ企業行動指針 積水化学グループは、グループの役員・従業員が従うべき行動指針である「積水化学グループ企業行動指針」を定め、日々の事業活動を通じて社会的信頼を高め、より一層魅力ある会社を目指している。 <企業行動指針> 1 社会の発展に役立つ事業活動を行う。 2 個人の能力を最大限に発揮し、活力ある組織をつくる。 3 お客様・取引先・株主・地域など広く社会から信頼される企業をめざす。 4 あらゆる企業活動において法およびその精神を遵守し、誠実に行動する。 5 よき企業市民として、サステナブルな視点で地球環境問題と社会貢献に取り組む。 (2) グループビジョンを実現するための経営戦略 積水化学グループは、社是「3S精神」の下、グループビジョンに掲げる「住・社会のインフラ創造」と「ケミカルソリューション」を両輪として成長していくため、長期ビジョン「Vision 2030」、ならびに2026年度から2028年度までの3か年を対象期間とした中期経営計画「Accelerate 2028」を策定し、以下の取り組みを推進している。 ①長期ビジョン「Vision 2030」 長期ビジョン「Vision 2030」では、積水化学グループがイノベーションを起こし続けることにより、「サステナブルな社会の実現に向けてLIFEの基盤を支え『未来につづく安心』を創造していく」という強い意志を込めたビジョンステートメント「Innovation for the Earth」を掲げている。イノベーティブモビリティ、レジデンシャル、アドバンストライフライン、ライフサイエンスの4つの事業領域と、新規領域としてネクストフロンティアを設定し、「ESG経営を中心においた革新と創造」を戦略の軸にして現有事業の拡大と新領域への挑戦に取り組み、2030年の業容倍増を狙う。 <ESG経営> 積水化学グループは、「サステナブルな社会の実現」と「当社グループの持続的な成長」の両立の実現を目指し、その鍵となる以下の3つのステップをステークホルダーとともに取り組んでいる。 イ)環境・CS品質・人材の「3つの際立ち」と「ガバナンス」の磨き上げ ロ)3つのアプローチ(量を増やす・質を高める・持続的に提供する)で社会課題解決を加速 ハ)4つの事業領域で「未来につづく安心」の創出・拡大 このESG経営を加速するため、当社グループ主要施策について中長期目標を定め、重大インシデントにつながるリスク軽減に向けた取り組みや、人的資本に始まる無形資本を増強することで、環境などの社会課題解決を進めていく。 ②中期経営計画「Accelerate 2028」 <中期経営計画「Accelerate 2028」の全体像> 長期ビジョンの第3フェーズとなる中期経営計画「Accelerate 2028」では、積水化学グループの業容倍増に向け、“事業戦略”と“基盤強化”の両輪で、攻めのESG経営を実践し、長期ビジョンの実現に向け“一気に加速”することを基本方針とし、仕込み成果創出・稼ぐ力の継続強化と、ESG経営基盤の継続強化に取り組み、企業価値の向上を推進する。 <中期経営計画の数値目標> 2025年度 (前中期実績)   2028年度目標 中期経営計画   中期増分 売上高   13,093億円   16,000億円   +2,907億円 営業利益(率)   1,064億円(8.1%)   1,500億円(9.4%)   +435億円(+1.3%) 親会社株主に帰属する当期純利益   751億円   1,020億円   +268億円 ROIC(投下資本利益率)   7.6%   8%以上   +0.4%以上 ROE(自己資本利益率)   9.1%   11.0%   +1.9% EBITDA (利払い前・税引前・減価償却前利益)   1,646億円   2,260億円   +613億円 <基本戦略> 中期経営計画「Accelerate 2028」の基本戦略は、攻めのESG経営を実践し持続的に企業価値を向上させていくために、長期ビジョンの第3フェーズとして“事業戦略”と“基盤強化”に取り組み、長期ビジョンの実現に向けて、成長を加速させることにある。 事業戦略(仕込み成果創出・稼ぐ力の継続強化) 戦略領域マップにもとづくサステナビリティ貢献製品の拡大と創出 基盤強化(ESG経営基盤の継続強化) 持続成長と仕込み成果創出へ貢献拡大 <投資・財務戦略> 中期経営計画「Accelerate 2028」の3年間に獲得するキャッシュに加え、適切かつ機動的な資金調達を行うため、投資枠7,000億円を設定する。設備投資枠(戦略投資+通常投資)として4,000億円、M&A投資枠として3,000億円をそれぞれ設定し、市場開拓に伴う増産投資や、M&Aによる技術やノウハウ、グローバルの販路獲得などに活用する。また、サステナビリティ貢献製品の継続的創出のための研究開発費は、1,550億円を設定している。 <株主還元> 中期経営計画「Accelerate 2028」では、株主の皆様への持続的かつ安定的な株主還元を強化することを表明するため、DOEを前中期経営計画の3%以上から、3.5%以上に変更することに加えて、累進配当(原則として減配せず、配当を維持もしくは増配を続ける配当政策)を導入する。連結配当性向は40%以上、総還元性向50%以上(ネットD/Eレシオ(負債資本倍率)が0.5以下の場合)とし、安定的な配当政策を継続する。 ③気候変動課題への取り組み 当社グループは、気候変動は大きな社会課題であると同時に、当社グループにとって大きなリスクであると認識し、その解決に積極的に取り組んできた。2018年、2℃目標ベースのGHG(Greenhouse Gas:二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガス)削減ロードマップをベースに化学業界初となるSBT認証(注)を取得したが、2022年にはマイルストーンの前倒し達成を受け、1.5℃目標ベースのロードマップへと見直し、SBT認証を再取得した。この目標とは2030年にGHG排出量削減率についてはScope1+2を2019年度比で50%減、Scope3を2019年度比30%減とするものである。これまでは老朽設備更新の促進などの「エネルギー消費革新」、購入電力の再生可能エネルギー(以下、「再エネ」)転換や自家消費型太陽光発電設備の導入などの「エネルギー調達革新」を進めてきた。 現在は、燃料使用設備の電化や低炭素燃料への転換の促進、さらには「生産プロセス革新」による燃料由来GHG排出量の削減という技術的難易度の高い取り組みも進めており、中長期のGHG排出量削減目標の達成を目指す。 (注)SBT(Science Based Targets)認証:企業が定めた温室効果ガス削減目標が、長期的な気候変動対策への貢献と科学的に整合していると、国連グローバル コンパクトをはじめとする共同イニシアチブにより認証されたもの。 (注)1.Scope1:事業者自らによる温室効果ガスの直接排出 (燃料の燃焼、工業プロセス) 2.Scope2:他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出 3.Scope3:Scope1、Scope2以外の間接排出 (事業者の活動に関連する他社の排出) 2023年度から開始した中期経営計画において、最終年度である2025年度は以下の目標を目指して取り組みを進めた。 脱炭素化 GHG排出量削減率(Scope1+2)  △36%(基準年2019年度) 購入電力の再エネ比率 70% 2025年度のGHG排出量の削減については、電力の再エネ転換が進み計画どおり進捗した。また、グループ全体における購入電力の再エネ比率についても計画どおりに進捗した。 ④資源循環の実現に向けた対応 当社グループは2050年にサーキュラーエコノミーを実現し、持続可能な社会を目指す。この長期ゴール実現のために2020年度に下記の資源循環方針を定めた。 イ)資源循環に関するイノベーションを推進する ロ)事業活動で使用する非化石由来および再生材料の使用を拡大する ハ)ライフサイクルにおいて排出される廃棄物においてはマテリアルへの再資源化を最大化する 2023年度から開始した中期経営計画において、最終年度である2025年度は以下の目標を目指して取り組みを進めた。 再資源化の促進 廃プラスチックのマテリアルリサイクル率(国内)65% 2025年度は、工場から排出される廃プラスチックに対して、既存技術の活用によるマテリアルリサイクルの水平展開に加え、難リサイクル材に対しての新しいリサイクル技術の検討を進めた。今後は実装に向けて検討を進める。 さらに、真のサーキュラーエコノミーの実現をめざし、使用する原料について、再生可能もしくはバイオマス由来の原料など循環可能な資源に転換する取り組みも加速する。 ⑤サステナビリティ貢献製品による「持続可能な開発目標(SDGs)」への貢献 気候変動などの社会課題が深刻化し、企業に対しては持続可能な社会の実現への貢献を求める声が高まっている。積水化学グループにおいても、さまざまな製品や事業を通じて、2030年までに世界が成し遂げるべき「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に向けた企業活動を推進している。 このSDGs達成を後押しするのがサステナビリティ貢献製品である。自動車向け遮音・遮熱中間膜や太陽光発電システム搭載住宅、管路更生SPR工法といった、SDGsをはじめとする自然環境および社会環境における課題解決への貢献度が高い製品をサステナビリティ貢献製品と認定している。「サステナブルな社会の実現に向けて、LIFEの基盤を支え『未来につづく安心』を創造する」企業として、サステナビリティ貢献製品の創出と市場における拡大を通じ、SDGsをはじめとする社会課題解決への貢献と企業としての更なる成長を目指す。このことはサステナビリティ貢献製品の売上高の伸長をモニタリングすることで確認している。 SDGsにおいて、気候変動や資源循環の課題を解決し、カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーの実現を加速するため、2025年度にこれら2つの課題解決を念頭に置いた環境配慮設計指針を策定し、2026年2月に公開している。本指針では、2050年に向けて①製品ライフサイクルにおけるエネルギーや資源の削減、②使用するエネルギーや原料を再生可能なものや低炭素なものへ転換しながら、③カーボンフットプリント(CFP)を認識し、 2050年には低炭素かつ循環可能な製品100%(包装資材含む)を目指すことを宣言している。 また、2026年度以降は、新規製品の開発や既存製品の設計変更などにおいて本指針の実質的な運用を図るべく、制度構築・整備および社内への浸透を進めていく予定である。 今後のサステナビリティ貢献製品としては、フィルム型のペロブスカイト太陽電池やCO2固定化技術などの開発を進めており、現在は社会実装に向けた実証やスケールアップなどを行っている段階である。これらはいずれも環境配慮設計指針を満たす当社グループの新しい事業とすべく、検討を進めている。 ⑥人的資本経営の取り組み 当社グループは人材理念に「従業員は社会からお預かりした貴重な財産である」と定め、人的資本を企業価値向上の源泉と位置づけている。長期ビジョンの実現、ならびに全員が挑戦したくなる活力ある会社の実現に向け、2023年度から2025年度までの中期経営計画では、「挑戦する風土の醸成」「適所適材の実現」「ダイバーシティの実現」を人事戦略に掲げていた。役割軸の人事制度や挑戦の促進など、人材マネジメントの転換に向けて各種施策を展開し、従業員のキャリア拡大支援、ならびにグループ各社の人員確保(労働条件の改善、人員の補強、働く環境の整備)を意図して、人的資本への投資に積極的に取り組んだ。 イ)挑戦する風土の醸成 重点KPI:挑戦行動発現度。“挑戦の場づくり”としては、人材公募などを通じてチャレンジ機会を提供するとともに、“挑戦の後押し”としては、挑戦風土の醸成やキャリア自律を促進している。 ロ)適所適材の実現 重点KPI:後継者候補準備率。“次代を担うリーダー育成”としては、全社をあげて後継者候補の認定・登用および計画的育成に取り組むとともに、“際立つプロ人材確保”としては、高度専門人材の確保および事業ニーズに即したリスキルを実施している。 ハ)ダイバーシティの実現 重点KPI:定着率。“多様な人材の活躍”としては、多様な人材の雇用と定着促進、DEI(Diversity・多様性、Equity・公平性、Inclusion・包括性)の推進および両立支援、“活力あふれる環境づくり”としては、働き方改革ならびに健康経営を推進している。 このような人事戦略のさまざまな取り組みが評価され、「Nextなでしこ 共働き・共育て支援企業」に選定ならびに、「プラチナくるみん」「健康経営優良法人ホワイト500」に認定された。 (3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 2026年度目標   連結売上高 14,084億円   親会社株主に帰属する当期純利益 760億円 連結営業利益  1,150億円   ROE(自己資本利益率)9.0% 2026年度は、中期経営計画「Accelerate 2028」の初年度として、引き続き稼ぐ力を強化し、資本効率の向上に取り組む。 先行き不透明な市場環境が継続する中、社会課題解決に資する高付加価値事業・製品販売の拡大、スプレッドの維持に努め、すべてのセグメントで増収増益し、全社での過去最高売上高、営業最高益の更新を目指す。 また、フィルム型ペロブスカイト太陽電池事業においては、1メートル幅での製造技術や金属屋根を対象とした設置仕様を確立したことから、事業化(製品提供)を開始した。2027年度の100MW生産ライン立ち上げによる供給量拡大を最優先事項として取り組んでいく。 なお、中東情勢の悪化による原材料調達の影響については、状況を注視しつつ、必要量の確保に努めるとともに、調達先の分散や代替品等のヘッジ策を進めていく。また、価格上昇に対しては、販売価格への速やかな転嫁等により、影響の最小化を図っていく。 <住宅カンパニー> 2026年度は、住宅事業の新商品投入による商品ラインアップ強化、リフォーム事業の商材メニュー強化と外販受注の拡大、レジデンシャル事業の賃貸管理戸数の増大等により、増収増益を目指す。  住宅事業では、商品ラインアップ強化による売上棟数の増加により増収を狙う。受注については、都市部では、引き続き集合住宅と高価格帯戸建の受注拡大を狙い、地方部では、新商品投入と各エリアのニーズに応じた販売戦略を推進し、金額の増加と棟数の回復を図る。  リフォーム事業では、断熱リフォームを中心とした商材メニューの強化と営業体制強化による外販受注の拡大により増収を狙う。  レジデンシャル事業では、引き続き賃貸管理戸数の増大と買取再販の拡大に注力するとともに、マンション竣工物件の確実な引渡しにより増収を狙う。 <環境・ライフラインカンパニー> 2026年度は、人的資本投資や能力増強等により固定費が増加するが、引き続き合成木材(FFU)まくらぎ、管路更生、塩素化塩ビ(CPVC)樹脂を中心とした海外売上高の増加と重点拡大製品の拡販、スプレッド確保の継続により増収増益を図り、5期連続の最高益更新を目指す。  パイプ・システムズ分野では、引き続き重点拡大製品の拡販、スプレッド確保、塩素化塩ビ(CPVC)樹脂の新製品拡販および販売エリア拡大に注力する。  住・インフラ複合材分野では、耐火・不燃材料の用途拡大による拡販を加速させる。また合成木材(FFU)まくらぎは、順調に採用が拡大している欧州に加え、米国での拡大にも注力する。  インフラ・リニューアル分野では、管路更生においては、国内下水道の全国重点調査を受けて発現する物件の獲得、海外でのマーケティング強化による受注拡大に取り組む。また給水用パネルタンクの拡販と更新需要の獲得に注力する。 <高機能プラスチックスカンパニー> 2026年度は、モビリティ分野を中心に、すべての分野で売上高拡大を図る。事業拡大に向けた開発等、成長戦略に関わる費用増はあるが 、カンパニー全体では増収、大幅増益、最高益更新を目指す。  エレクトロニクス分野では、半導体市況やディスプレイ市況が引き続き堅調に推移すると想定しており、旺盛な半導体市場を中心に、新規顧客の開拓及び新用途の獲得に注力する。  モビリティ分野では、ヘッドアップディスプレイ用を中心とした高機能中間膜の拡販や、回復基調にある航空機関連需要を取り込むとともに、引き続きドローンを始めとした新分野開拓を推進する。  インダストリアル分野では、成長領域と定めている省力化製品や環境対応製品の拡販を継続する。 <メディカル事業> 2026年度は、検査国内および医療事業での新規案件獲得に注力するとともに、厳しい市況が継続すると見込む検査海外での収益性改善を引き続き推進することによって、増収増益を目指す。 (4) 株主との建設的な対話に関する基本方針 持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に向け、株主との対話を行うことは極めて重要である。当社は、社長および経営戦略部担当取締役を中心に、株主総会はもとより四半期毎の決算説明会や国内外の投資家面談などを積極的に行い、株主との建設的な対話に努めている。 当社は、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に向け、株主との建設的な対話に関して、以下の基本方針を定めている。 ①中長期的経営戦略の立案およびIRを統括する経営戦略部担当取締役を責任者と定め、投資家との間で建設的な対話を実現するための体制整備・取り組みを行う。 ②経営戦略部担当取締役は、各カンパニー、経理部、財務部、法務部、コーポレートコミュニケーション部、ESG 経営推進部その他関係部署を中心に、インサイダー情報の漏洩に留意しつつ、対話を補助する部門間での情報共 有を確実に行うなど有機的な連携を確保する。 ③株主との建設的な対話を促進するため、株主構造の把握に努め、また対話の手段として、以下の取り組みを実施し、対話の充実に努める。 イ)社長や経営戦略部担当取締役などによる四半期毎の決算説明会の実施 ロ)国内外投資家との個別面談の実施 ハ)事業説明会や株主向け工場等施設見学会などの適宜実施 ニ)当社ウェブサイトにおける国内外投資家へ向けた情報開示の充実(統合報告書、各種IR説明会資料およびオンデマンド配信、参考資料の掲載など) ホ)当社ウェブサイトにおける意見投稿機会の確保 ④経営戦略部担当取締役は「企業情報開示規則」に則り、対話によって得られた投資家の意見などを取りまとめ、適時適切に取締役会などで共有し、経営に活かす。 ⑤「企業情報開示規則」および「インサイダー取引規制規則」に則り、情報管理を強化していく。株主との対話においても細心の注意を払う。
事業等のリスク5,202字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがある。 なお、当社グループでは、これらの事項をリスクとしてのみ捉えるのではなく、機会となり得るものとして認識し、リスクと機会の両面から戦略的に捉えている。 このような認識のもと、当社グループでは各種リスクおよび機会の発生の可能性を把握し、迅速かつ的確な対応が可能となるよう、体制の整備およびその運用に努めている。 下記(1)に記載のリスクについては、毎月の取締役会、四半期ごとの予算編成会議、領域別の各分科会、リスク検討部会、サステナビリティ委員会等を通して対応策の議論や意思決定をおこなっている。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものである。 (1)通常リスク(業務リスクや市況変化への対応等) ①原材料の市況変動および調達 (リスク) ・経済環境や需給バランスの変動、通商政策による原材料調達の困難化 ・上記に起因する生産コスト上昇や製品供給の停止 (対応策) ・原材料調達ソースの多様化 ・継続的な原価低減施策 ・販売価格の改定 ※中東情勢の悪化による影響に関して 原材料の調達制約や価格上昇が想定されるが、調達先の分散や代替品等のヘッジ策の推進、復旧後の着実な対応、価格転嫁、高機能品へのシフト等で対応していく。 また、今後も当該地域の動向や各影響について継続的に注視するとともに、適切かつ機動的な対応で影響が最小限になるよう努めていく。 ②為替・金利・保有資産価格の変動 (リスク) ・外貨に対する円の価値変動による外国通貨建ての取引や、在外連結子会社等の財務諸表の円換算額への影響 ・金利変動による受取利息・支払利息の増減や、住宅事業における需要動向への影響 ・市場環境・経営環境の変化に伴う保有不動産、棚卸資産や有形固定資産、のれん等の無形固定資産、投資有価証券等の投資その他の資産の減損の発生 (対応策) ・外国通貨建取引における、実勢との乖離回避のための社内為替レート(米ドル・ユーロ)の四半期ごとの見直し ・現在の事業展開と規模における、為替変動が営業利益に与える影響額の開示(1円/米ドルにつき約5億円、1円/ユーロにつき約1億円) ③経済動向および製品市況の動向 高機能プラスチックスカンパニーの事業 (リスク) ・モビリティ分野の事業における、グローバルでの自動車・航空機市場動向への依存性 ・エレクトロニクス分野の事業における、技術革新の速さと需要変動の大きさに起因する短期間での需要縮小 (対応策) ・エアモビリティ市場等関連領域への進出 ・R&Dセンターの強化検討や新技術・M&A候補の探索 住宅カンパニーの事業 (リスク) ・国内の住宅取得に関する政策や税制、金利動向および個人消費や各エリアの経済動向の影響 ・必要な労働力を確保できない場合の工期遅延や労務費上昇 (対応策) ・エリア別の事業戦略、商品展開 ・ユニット住宅の生産工場内の物流効率化等の生産革新の計画や、現地での施工工数削減についての研究 環境・ライフラインカンパニーの事業 (リスク) ・政府および地方自治体の政策によって決定される公共投資の動向による影響 ・住宅、非住宅の着工戸数の動向の影響 (対応策) ・エリア(国内/海外)や顧客(公共/民間)等のポートフォリオによるリスク分散 ライフサイエンス分野の事業 (リスク) ・社会環境変化等を背景とした医療制度改革による影響 ・感染症等の流行の予測困難性 ・技術革新への対応遅れに起因する競争優位性の低下 (対応策) ・新たな事業領域の取り組み強化 ・地域戦略の見直し、ポートフォリオ強化推進 その他の分野の事業(コーポレート) (リスク) ・ペロブスカイト太陽電池事業における、工場設備立ち上げや開発の遅れ、需要獲得の苦戦 (対応策) ・生産ライン垂直立ち上げに向けたリソースの強化 ・パートナーとの関係強化 ④安全・衛生・産業事故 (リスク) ・産業事故の発生 ・上記を起因とする社会的信用の失墜や補償等を含む対応費用の発生 (対応策) ・各生産拠点でのリスクマネジメント活動によるリスク抽出と対応 ・本社の専門部門による実地監査と是正指導(設備本質安全化等)の定期的な実施 ・海外危機管理事務局を中心とした地域統括会社との危機管理情報の共有やタイムリーな注意喚起等 ⑤製品・品質 (リスク) ・重大な製品事故、安全性や各規制対応への不足、知的財産に係る紛争 ・上記を起因とする社会的信用の失墜や補償等を含む対応費用の発生 (対応策) ・開発段階での事前予測による品質問題の発生の未然防止 ・製造部門における日常管理の基本的指針徹底 ⑥コンプライアンス (リスク) ・法規制の改正や予期しない法規制の導入等に起因した違反事案 ・業績目標達成のプレッシャー等に起因した不正等の重大なコンプライアンス違反事案の発生とその対応に要するコストと顧客からの信頼喪失 (対応策) ・「コンプライアンス宣言」など、コンプライアンスを通じて社会から高い信頼を獲得するという姿勢の明確化 ・取締役会における「コンプライアンスに関する基本方針等」の審議 ・社長が委員長を務めるサステナビリティ委員会の専門分科会である「コンプライアンス分科会」の設置と、コンプライアンスに関する重要事項の企画、検討及び決定 ・本社の専門部門による監査と是正指導のグローバルでの定期的実施 ⑦情報管理 (リスク) ・サイバー攻撃や停電、自然災害、機器やソフトウェアの障害・欠陥等に起因した事業中断や損害賠償の発生、情報漏洩の発生 (対応策) ・指針となる「情報セキュリティ方針」の制定。CSIRT(シーサート、Computer Security Incident Response Team)を通した、インシデント発生の有無の常時監視 ・データセンターの複数か所への分散設置や重要業務システムの完全二重化等 ・より機密性の高い特定の事業における、関係省庁のサポート獲得と情報管理推進 ⑧第三者との提携や合併・買収およびR&D活動 (リスク) ・新事業領域における新たなリスクの発現 ・開発および事業立ち上げの遅れ (対応策) ・事前調査および実行後モニタリングの強化 ・社内外技術融合による開発スピードアップ ・ビジネスレビュー、デザインレビューの効果的運用 上記(1)に加え、当社グループの事業に影響を及ぼすと考えられる不可逆な外部環境変化(以下、メガトレンド)をふまえ、中長期視点から各々のシナリオを基に発生頻度や経営への影響度を測り、当社グループにとって重要なリスクおよび機会を新たに整理、特定している。 現時点では以下の12のメガトレンドが当社グループにとって重要であると捉え、中期経営計画の戦略へ反映している。今後は、環境変化を掴みながら内容を見直す仕組みについて、さらに構築、運用していく予定である。 (2)12のメガトレンドおよびリスクと機会のシナリオ <地球環境に関するもの> ①気候変動・異常気象 前項「サステナビリティに関する考え方及び取組」内の「(2)気候変動への対応」に記載のとおり ②大規模災害の増加 (リスク) ・事業活動の中断 ・それに伴い生ずる機会損失および顧客に対する補償等の発生 (機会) ・持続可能なエネルギーや災害対策関連製品の需要増加 (対応策) ・「(1)通常リスク ④安全・衛生・産業事故」内の対応策に記載のとおり ・持続可能なエネルギーや災害対策関連の製品や事業の創出と拡大 ③生物多様性の喪失 (リスク) ・原材料の調達の困難化および原材料価格の上昇 ・土地開発や化学物質規制等、企業活動に対する要請の高度化 (機会) ・規制対応を前提とした新素材や新技術に対する需要増加 (対応策) ・原材料調達ソースの多様化 ・継続的な原価低減施策の推進 ・規制対応型の新素材や新技術の開発加速 ④天然資源の枯渇 (リスク) ・原材料の調達の困難化および原材料価格の上昇 ・資源使用の効率化や代替素材の活用等、企業活動に対する要請の高度化 ・対応の遅れによる社会的信頼や競争力の低下 (機会) ・資源効率の高い技術や持続可能エネルギーへの需要増加 (対応策) ・原材料調達ソースの多様化 ・継続的な原価低減施策の推進 ・非化石由来および再生材料の使用拡大 ・廃棄物の再資源化 ・企業イニシアティブの「CPs(※1)」や「SusPla(※2)」への参加を通した産官学や企業連携 ・資源効率の高い技術の開発加速や持続可能エネルギー関連製品や事業の創出と拡大 ※1.経済産業省が「成長志向型の資源自律経済戦略」に基づき設立したパートナーシップ ※2.品質向上・安定供給に資するマテリアルリサイクルによる再生プラスチック市場の拡大を目指して設立された団体 <政治・経済・社会に関するもの> ⑤ステークホルダーの多様化と要求高度化 (リスク) ・品質水準や法規制対応の不十分さによる社会的信頼喪失等の影響 ・対応コスト(体制整備、開示、監査等)の増加 (機会) ・効率的な経営の推進による企業価値の向上 (対応策) ・関係部門間の連携強化による開示内容の整合性確保 ・全社横断の体制構築やシステム活用による標準化、高度化、効率化への継続的取り組み ・ポートフォリオ経営の強化 ⑥地政学リスクの高まり (リスク) ・テロや戦争などの政治的混乱、関税、予期しない政策・法律・規制の変更、税制改正、人種差別、不買運動等による事業活動への影響 ・上記に起因とする原材料価格の高騰 (機会) ・保護主義の進行による新たな経済圏、事業機会の創出 (対応策) ・各地域統括会社を通じた経済、社会、政治的状況や動向についての情報収集 ・グループ会社、地域統括会社および日本本社の専門部門の連携 ・事業の多角化や展開地域のグローバル化等によるリスク分散 ・各地域統括会社を活用した市場動向の把握 ⑦都市への集中、地方の過疎化進行 (リスク) ・地方部を中心とした労働力不足 (機会) ・インフラ老朽化やコンパクトシティ化に伴う事業機会の創出 (対応策) ・多様な人材の活躍推進 ・健康で安心して働ける環境整備 ・インフラ老朽化やコンパクトシティ化に対応する製品や事業の創出と拡大 ⑧少子高齢化の進行 (リスク) ・人材確保の困難性の高まり ・労働力構成の偏在 (機会) ・ヘルスケア、ウェルネス市場やスマート領域の市場拡大 (対応策) ・人材公募制度などの挑戦機会の提供やキャリア自律に向けた風土づくり ・次代を担うリーダーの早期育成と抜擢や高度専門人材の確保と事業ニーズに即したリスキル ・多様な人材の活躍推進および健康で安心して働ける環境の整備 ・ヘルスケア、ウェルネス市場やスマート領域に関する製品や事業の創出と拡大 <技術・デジタルに関するもの> ⑨AI技術の台頭 (リスク) ・情報流出 ・誤情報の利用による意思決定の誤り (機会) ・生産性の向上 ・付加価値の増大 ・AIを活用した開発スピードの向上 (対応策) ・ガイドラインの策定と遵守徹底 ・情報のセキュリティレベル毎の管理 ・従業員教育によるリテラシー向上 ・各現場、各業務における活用推進 ・生成AI活用による有望市場発掘やパートナー候補探索 ・マテリアルインフォマティクス(MI)による開発高速化、事業貢献 ⑩次世代通信の普及 (リスク) ・ITシステムの依存度上昇 ・上記に伴うサイバー攻撃や停電、自然災害、機器やソフトウェアの障害・欠陥等に起因した事業中断や損害賠償の発生、情報漏洩の発生 (機会) ・通信、自動運転関連やモニタリング市場の拡大 (対応策) ・「(1)通常リスク ⑦情報管理」内の対応策に記載のとおり ・通信、自動運転関連やモニタリング市場関連の製品や事業の創出と拡大 ⑪高度医療技術の進歩 (リスク) ・技術開発に伴うコスト増加および競争激化 (機会) ・ライフサイエンス領域の市場拡大 (対応策) ・対象領域を明確化した研究開発の推進 ・ライフサイエンス領域の製品や事業の創出と拡大 ⑫航空・宇宙ビジネス拡充 (リスク) ・自動車関連事業への需要構造変化による影響 (機会) ・航空宇宙ビジネスの市場拡大 (対応策) ・自動車関連事業以外の成長分野の特定と市場注視 ・航空宇宙ビジネスに関連した製品や事業の創出と拡大
経営成績の分析 (MD&A)5,559字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりである。 ① 財政状態及び経営成績の状況 2025年度は積水化学グループの長期ビジョン「Vision 2030」に基づき策定した、中期経営計画「Drive 2.0」の最終年度として、国内住宅・非住宅市況の低迷が継続した一方で、半導体、航空機の市況が堅調に推移し、売上高は過去最高を更新した。 また、住宅事業を始めとする高付加価値品へのシフトは進捗したが、EV市場の伸長鈍化や、海外における重点感染症検査キットの需要減等の影響により、営業利益は減益となった。経常利益は主に為替差益により増益し、過去最高を更新した。当期純利益は主に減損損失計上の影響により減益となった。 その結果、売上高は前連結会計年度比0.9%増の1,309,281百万円、営業利益は1.4%減の106,477百万円、経常利益は5.6%増の117,215百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は8.2%減の75,174百万円となった。 セグメントごとの経営成績は次のとおりである。 イ)住宅事業 当連結会計年度の売上高は前連結会計年度比2.3%増の536,230百万円、営業利益は前連結会計年度比17.9%増の37,150百万円となった。当連結会計年度は、新築住宅市況の低迷により住宅事業の売上棟数が減少したが、構成良化による棟単価上昇とリフォーム事業の伸長により、売上高は前期をやや上回り、増収となった。また、営業利益は増益となった。 住宅事業では、集合住宅と高価格帯戸建の拡大による棟単価上昇が大きく貢献し、売上高は前期を上回った。住宅ローン金利上昇や、物価上昇等の影響により地方部での受注回復が鈍く、受注棟数は前期を下回ったものの、都市部での需要が堅調に推移したため、受注金額は前期を上回った。 リフォーム事業では、営業力強化と定期診断の充実により受注金額が拡大し、売上高は前期を上回った。 レジデンシャル事業では、賃貸管理戸数の増大と買取再販の伸長に加え、新規連結効果もあり売上高は前期を上回った。 ロ)環境・ライフライン事業 当連結会計年度の売上高は前連結会計年度比0.0%減の240,401百万円、営業利益は前連結会計年度比1.3%増の23,247百万円となった。当連結会計年度は、国内住宅・非住宅市況の低迷が継続したことによる影響を受けたが、国内事業を中心としたスプレッド維持等によりカバーし、売上高は前年度と概ね同額、営業利益は4期連続で過去最高益を更新した。 パイプ・システムズ分野では、国内非住宅市場の工期長期化により販売数量が減少し、また、インド市場低迷が継続したことにより塩素化塩ビ(CPVC)樹脂が影響を受け、分野全体の売上高は前期を下回った。 住・インフラ複合材分野では、耐火・不燃材料の新規採用および新製品拡販が順調に進捗し、また合成木材(FFU)まくらぎが欧州を中心に採用拡大した結果、分野全体の売上高は前期を上回った。 インフラ・リニューアル分野では、管路更生については、国内下水道の全国重点調査による更新需要が徐々に発現し始めたほか、海外でも順調に受注が拡大した。また、工場設備の大型物件受注も順調に進んだことから、分野全体の売上高は前期を上回った。 ハ)高機能プラスチックス事業 当連結会計年度の売上高は前連結会計年度比2.1%増の456,575百万円、営業利益は前連結会計年度比3.1%減の59,325百万円となった。当連結会計年度は、モビリティ分野における高機能中間膜の着実な伸長等により、売上高は増収となったが、一時費用の影響を受け、営業利益は減益となった。 エレクトロニクス分野では、引き続き旺盛な半導体市況ならびにディスプレイ市況を背景とした需要の取り込みや、新規獲得が順調に進捗したことにより、売上高は前期を上回った。 モビリティ分野では、ヘッドアップディスプレイ用中間膜の伸長や、航空機関連需要の取り込み、ドローン等の新規分野の拡大により、売上高は前期を上回った。 インダストリアル分野では、省力化・環境対応製品が伸長し、センサー、ケアマテリアル関連製品の新規獲得が進捗したものの、欧州や日本での建築・消費財需要の低迷等を受け、売上高は前期を下回った。 ニ)メディカル事業 当連結会計年度の売上高は前連結会計年度比5.5%減の93,721百万円、営業利益は前連結会計年度比13.0%減の11,130百万円となった。当連結会計年度は、医療事業は堅調に推移したが、米国における重点感染症検査キットの需要減、ならびに中国での市況低迷の影響を受け、検査海外が苦戦したため、減収減益となった。 ホ)その他事業 当連結会計年度の売上高は前連結会計年度比2.8%増の7,767百万円、営業損失は前連結会計年度比1,120百万円増の12,710百万円となった。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より28,451百万円減少し、当連結会計年度末には92,444百万円となった。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況と要因は次のとおりである。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動の結果増加した資金は78,301百万円(前連結会計年度は119,231百万円の増加)となった。これは、主に税金等調整前当期純利益105,023百万円、減価償却費56,872百万円、減損損失23,302百万円等の増加要因が、法人税等の支払額35,898百万円、棚卸資産の増加額19,609百万円、投資有価証券売却益14,747百万円、仕入債務の減少額12,250百万円等の減少要因を上回ったためである。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動の結果減少した資金は69,103百万円(前連結会計年度は61,508百万円の減少)となった。これは、主に重点及び成長分野を中心とした有形固定資産の取得による支出100,781百万円、無形固定資産の取得による支出12,806百万円等の減少要因が、補助金の受取額21,489百万円、投資有価証券の売却及び償還による収入17,063百万円等の増加要因を上回ったためである。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動の結果減少した資金は46,546百万円(前連結会計年度は61,200百万円の減少)となった。これは、主に自己株式の取得による支出36,413百万円、配当金の支払額35,578百万円(非支配株主への配当金の支払額を含む)等の減少要因が、社債の発行による収入19,939百万円等の増加要因を上回ったためである。 ③ 生産、受注及び販売の状況 イ)生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりである。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 住宅   578,454   8.0 環境・ライフライン   241,445   0.6 高機能プラスチックス   463,228   2.0 メディカル   90,583   △ 14.1 報告セグメント計   1,373,711   2.9 その他   7,337   18.9 合計   1,381,049   2.9 (注)金額は販売価格による概算値であり、セグメント間の内部振替前の数値によっている。 ロ)受注状況 当連結会計年度における住宅事業の受注状況を示すと、次のとおりである。 なお、住宅事業を除くセグメントで取扱う製品については、主として見込生産を行っている。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前期比(%)   受注残高(百万円)   前期比(%) 住宅   463,693   1.8   185,916   0.4 ハ)販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりである。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 住宅   535,944   2.3 環境・ライフライン   225,061   △ 1.0 高機能プラスチックス   451,722   2.1 メディカル   93,721   △ 5.5 報告セグメント計   1,306,449   1.1 その他   2,831   △ 42.2 合計   1,309,281   0.9 (注)セグメント間の取引については相殺消去している。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりである。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものである。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (財政状態) 当連結会計年度末の総資産は前連結会計年度末から97,146百万円増加し、1,427,933百万円となった。 イ)資産 流動資産については、前連結会計年度末より18,593百万円増加し、721,698百万円となった。主な要因は、棚卸資産が40,097百万円、前渡金が12,319百万円、受取手形、売掛金の営業債権が7,709百万円増加した一方、現金及び預金が45,393百万円減少したためである。 また、固定資産については、78,553百万円増加し、706,235百万円となった。 ロ)負債 支払手形、電子記録債務、買掛金の仕入債務が2,179百万円、前受金が1,544百万円減少した一方、短期借入金が17,660百万円増加、社債の発行20,000百万円等により負債合計が51,387百万円増加し、546,807百万円となった。 ハ)純資産 当連結会計年度末の純資産は45,759百万円増加し、881,125百万円となった。主な要因は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上75,174百万円、配当金の支払34,182百万円、自己株式の取得による減少36,751百万円、その他有価証券評価差額金の減少3,675百万円、為替換算調整勘定の増加29,870百万円及び退職給付に係る調整累計額の増加12,663百万円である。 (経営成績) イ)売上高及び営業利益 当連結会計年度の売上高は1,309,281百万円(前連結会計年度比+0.9%、11,526百万円増)となった。 また、当連結会計年度の営業利益は106,477百万円(前連結会計年度比△1.4%、1,473百万円減)となった。 なお、売上高及び営業利益の詳細については、「(1)経営成績等の状況の概要」に記載している。 ロ)営業外損益 営業外収益については、為替差益が4,749百万円、持分法による投資利益が2,442百万円増加したことなどにより、前連結会計年度と比較して5,842百万円増加した。営業外費用については、固定資産圧縮損が1,267百万円、持分法による投資損失が1,092百万円減少したことなどにより、前連結会計年度と比較して1,889百万円減少した。 ハ)特別損益 特別利益については、投資有価証券売却益14,747百万円、固定資産売却益150百万円、負ののれん発生益50百万円の合計14,948百万円を計上した。 特別損失については、減損損失23,302百万円、固定資産除売却損2,733百万円、投資有価証券評価損1,104百万円の合計27,140百万円を計上した。 固定資産除売却損の内訳については「第5[経理の状況]1[連結財務諸表等](1) [連結財務諸表]の[注記事項](連結損益計算書関係)」に記載のとおりである。 ニ)親会社株主に帰属する当期純利益 以上の結果、当連結会計年度の税金等調整前当期純利益は前連結会計年度に比べて14,950百万円減少し、105,023百万円となった。税金費用と非支配株主に帰属する当期純利益を控除した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は75,174百万円となった。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析・検討内容は、「(1) 経営成績等の状況の概要②キャッシュ・フローの状況」に含めて記載している。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、中期経営計画において、「負債も活用し、積極的に成長を志向する」ことを基本方針としており、資金調達については、内部資金を活用すると共に、必要に応じて借入・社債発行等による外部調達を行うこととしている。なお、外部調達に関しては、運転資金については借入金またはコマーシャル・ペーパーで、生産設備・M&A等の長期資金需要には長期借入金または普通社債の発行で調達している。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5[経理の状況]1[連結財務諸表等](1) [連結財務諸表]の[注記事項](重要な会計上の見積り)」に記載のとおりである。

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出典

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