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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

日本ゼオン

ZEON CORPORATION4205 · Prime · 化学

合成ゴム・合成ラテックスなどエラストマー素材で世界有数。高機能材料(電子材料・電池材料・医療器材等)も展開。

概要

日本ゼオンは、合成ゴム、合成樹脂、化学品を手がける総合化学メーカーである。石油由来のエラストマー素材を主力とし、自動車タイヤ向け合成ゴムで国内トップシェアを占める。半導体や電子部品向けの高機能材料事業にも強みを持ち、売上高は4,000億円超と安定した規模で推移する。自動車やエレクトロニクス分野の需要変動の影響を受けつつも、高付加価値製品へのシフトを進めている。

エラストマー素材と高機能材料の二本柱

日本ゼオンの事業は、「エラストマー素材事業」と「高機能材料事業」の二つが中核を成す。エラストマー素材事業では、合成ゴム、合成ラテックス、C5石油樹脂、熱可塑性エラストマーなどを製造・販売する。これらの製品は自動車タイヤ、ホース、ベルト、接着剤、塗料など多様な産業向けに供給される。一方、高機能材料事業では、合成香料、有機合成薬品、電子材料、電池材料、トナー、高機能樹脂、高機能部材、医療器材などを扱う。特に半導体向け電子材料やリチウムイオン電池向け電池材料は成長分野として位置づけられている。2025年度のセグメント別売上高は、エラストマー素材が2,236億円、高機能材料が1,242億円、その他(RIM配合液、塗料等)が673億円であり、エラストマー素材が売上の過半を占める。

連結子会社56社とグローバルな生産・販売網

日本ゼオンは、国内に当社のほか、株式会社トウペ、ゼオン化成株式会社、ゼオンポリミクス株式会社、東京材料株式会社など、多数の連結子会社を擁する。海外では、米国のZeon Chemicals L.P.、シンガポールのZeon Chemicals Singapore Pte. Ltd.、タイのZeon Chemicals (Thailand) Co., Ltd.、中国の瑞翁貿易(上海)有限公司など、各地に製造・販売拠点を展開する。連結子会社は56社、関連会社は9社にのぼり、グループ全体でグローバルな事業活動を支える。これらの拠点は、エラストマー素材と高機能材料の両事業にわたって配置され、地域ごとの需要に応じた生産と販売を可能にしている。

収益構造と経営指標の推移

日本ゼオンの売上高は、2013年度の2,508億円から徐々に増加し、2025年度には4,206億円に達した。純利益は同期間で148億円から262億円へと増加しているが、年度による変動が大きい。例えば2018年度は売上高3,327億円に対し純利益131億円、2022年度は3,617億円に対し334億円と、収益性は事業環境に左右される。2025年度の営業利益は293億円、ROICは6.9%であり、中期経営計画『STAGE30』では2030年度にROIC 8%を目標とする。また、SDGs貢献製品の売上高比率は39%で、同計画では50%を目指す。これらの指標は、高機能材料へのシフトによる収益性向上の進捗を示している。

エラストマー素材事業の国内トップシェアと海外展開

エラストマー素材事業は日本ゼオンの祖業であり、自動車タイヤ向け合成ゴムで国内トップシェアを誇る。同事業は合成ゴムのほか、合成ラテックス、C5石油樹脂、熱可塑性エラストマーなどを含む。2025年度の事業売上高は2,236億円で、グループ全体の54%を占める。しかし、海外市場の需要低迷や原料価格変動の影響を受けやすく、同期の営業利益は116億円と前年比で微増にとどまった。北米、欧州、東南アジア、中国、ブラジルなどに生産拠点を有し、グローバルな顧客基盤を持つ。医療・衛生用手袋向け合成ラテックスは、需給緩和の影響で売上は減少したが、コスト削減により利益を確保した。

高機能材料事業の成長と電子・電池分野への注力

高機能材料事業は、合成香料、有機合成薬品、電子材料、電池材料、トナー、高機能樹脂、高機能部材、医療器材などを扱う。同事業の売上高は2025年度に1,242億円で、前年比26億円増加した。特に大型テレビ向け光学フィルム(シクロオレフィンポリマー)の需要が堅調で、電池材料は中国政府の補助金政策やAIデータセンター向けESS需要の拡大を背景に大幅増収となった。電子材料も半導体市場の旺盛な需要に支えられた。一方、合成香料は競争激化で販売が振るわず、トナーは市場調整局面にある。営業利益は224億円で、高機能材料全体の収益性はエラストマー素材を上回る。成長分野として、半導体、電池、ディスプレイ関連への資源集中を進めている。

業界の中での役割はエラストマー素材・高機能材料の製造販売会社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
4,120億円
営業利益
364億円
営業利益率
8.8%
純利益
362億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01エラストマー素材(合成ゴム・ラテックス・化成品)主力

合成ゴム、合成ラテックス、C5石油樹脂、熱可塑性エラストマー等を製造販売。自動車タイヤ・ホース・ベルト、接着剤、塗料など多様な産業向け。海外に製造・販売拠点を広く展開。

主な製品・サービス4
合成ゴム
石油由来の合成高分子ゴム。タイヤ、工業用品などに使用。
合成ラテックス
合成ゴムを水中に分散させた液状物。塗料、接着剤、紙加工などに使用。
C5石油樹脂
ナフサ分解で得られるC5留分から製造される炭化水素樹脂。粘着付与剤、印刷インキなどに使用。
熱可塑性エラストマー
加硫不要で成形可能なゴム状素材。自動車部品、家電、スポーツ用品など。

02高機能材料(化学品・電子材料・電池材料等)主力

合成香料、有機合成薬品、電子材料、電池材料、トナー、高機能樹脂、高機能部材、医療器材等を製造販売。電子材料は半導体・電子部品向け、電池材料はリチウムイオン電池向け。

主な製品・サービス8
合成香料
化学合成された香料。食品、香水、化粧品などに使用。
有機合成薬品
医薬品・農薬中間体などに用いる有機化合物。
電子材料
半導体や電子部品の製造に用いる材料(感光性樹脂など)。
電池材料
リチウムイオン電池の電極バインダーやセパレータ用材料など。
トナー
電子写真方式のプリンター・複写機で使用する粉体現像剤。
高機能樹脂
耐熱性や耐薬品性に優れた特殊樹脂。自動車部品、電子部品など。
高機能部材
各種産業向けの機能性部材(フィルター、シール材など)。
医療器材
医療用のチューブ、バルーンカテーテルなど。

03その他(RIM配合液・塗料等)副次

RIM(リアクション・インジェクション・モールディング)用配合液、塗料等を製造販売。

主な製品・サービス2
RIM配合液
ポリウレタンなどの反応射出成形用原料液。自動車部品、建築資材など。
塗料
工業用塗料。建築、自動車など。

製品と技術

自動車タイヤ向け合成ゴムと工業用品向け熱可塑性エラストマー

日本ゼオンの主力製品である合成ゴムは、石油由来の合成高分子ゴムであり、自動車タイヤ、ホース、ベルトなどの工業用品に広く使用される。同社は国内タイヤ向け合成ゴムでトップシェアを有する。また、熱可塑性エラストマーは加硫不要で成形可能なゴム状素材で、自動車部品、家電、スポーツ用品などに使われる。これらの製品は「エラストマー素材事業」に区分され、同社の売上の過半を占める。合成ゴムの原料価格変動の影響を受けやすいが、グローバルな生産体制で安定供給を実現している。

半導体・ディスプレイ向け電子材料と光学フィルム用シクロオレフィンポリマー

高機能材料事業の電子材料部門では、半導体や電子部品の製造に用いる感光性樹脂などを提供する。AI関連投資を背景に半導体市場が好調で、電子材料の需要は旺盛である。また、シクロオレフィンポリマー(COP)は光学レンズや大型テレビ向け光学フィルムに使用される。特に光学フィルム用途での需要が堅調で、2025年度の売上増加に貢献した。これらの製品は高付加価値であり、競争力の源泉となっている。

リチウムイオン電池向け電極バインダーとセパレータ材料

電池材料部門では、リチウムイオン電池の電極バインダーやセパレータ用材料を製造する。2025年度は、中国政府の補助金政策によるESS(電力貯蔵システム)・車載・民生向け需要の拡大に加え、欧米でのAIデータセンター向けESS用電池の需要増加が追い風となった。これにより、電池材料の売上高と営業利益は前年を大幅に上回った。同社は、成長分野として電池材料に注力しており、将来の需要増加に対応するための生産能力増強を進めている。

医療用手袋向け合成ラテックスと医療器材の開発

合成ラテックスは、合成ゴムを水中に分散させた液状物で、塗料、接着剤、紙加工のほか、医療・衛生用手袋に使用される。2025年度は需給緩和の影響で売上は減少したが、コスト削減により利益は改善した。また、医療器材事業では、医療用チューブやバルーンカテーテルなどを手がける。高機能材料事業の一部として、医療分野への展開も進めている。

トナーとC5石油樹脂:電子写真と粘着テープ向け

トナーは、電子写真方式のプリンター・複写機に使用される粉体現像剤である。2025年度はプリンター市場の調整局面により売上は減少したが、原料価格下落や在庫費用削減で利益は改善した。C5石油樹脂は、ナフサ分解で得られるC5留分から製造される炭化水素樹脂で、粘着付与剤や印刷インキに使用される。海外の粘着テープ・ラベル向け需要低迷の影響で売上は減少したが、原料価格下落が利益を支えた。これらの製品は、エラストマー素材事業と高機能材料事業の両方にまたがる。

RIM配合液と工業用塗料:その他事業の製品群

その他の事業部門では、RIM(リアクション・インジェクション・モールディング)用配合液と工業用塗料を製造する。RIM配合液はポリウレタンなどの反応射出成形用原料液で、自動車部品や建築資材に使用される。塗料は建築・自動車向けの工業用塗料である。これらの製品は、売上高全体の約16%を占める。2025年度の売上高は673億円で、前年比微減となった。同事業は、エラストマー素材や高機能材料と比較して規模は小さいが、グループのポートフォリオの一部を構成する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

化学のなかでの位置

化学品で差別化、海外展開が成長余地

日本ゼオンは、化学業界において、合成ゴムや樹脂など機能性材料に強みを持つ中堅化学メーカーです。同業他社にはクラレや東洋紡などがありますが、当社は特にエラストマー分野で世界的なシェアを持ちます。売上高は2025年3月期に4206億円、営業利益率6.97%で、直近では売上高は減収傾向ですが、収益性は向上しています。

強み

  • 合成ゴムなどで高い技術力を持ち、差別化を図る。
  • 特定のエラストマーで世界トップクラスのシェア。
  • 営業利益率が上昇傾向にあり、収益力が向上。
  • 多様な化学品を展開し、リスク分散につながる。

課題

  • 2026年3月期に売上高が減少する見込みで、需要減が懸念。
  • 原材料の高騰が収益を圧迫するリスク。
  • 海外メーカーとの競争が激化し、市場シェアの維持が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機能性化学の時価総額近傍。太字が日本ゼオン

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15901東洋製罐グループホールディングス6,967億円12.6倍
24403日油6,362億円15.3倍
34203住友ベークライト6,271億円22.3倍
43405クラレ5,747億円69.0倍
54912ライオン5,260億円18.1倍
64205日本ゼオン5,207億円13.3倍
74980デクセリアルズ5,102億円18.3倍
84613関西ペイント4,985億円18.9倍
94401ADEKA4,806億円16.7倍
104631DIC4,714億円8.3倍
115301東海カーボン4,076億円20.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(機能性化学)に従っています。

会社の歴史

沿革 0件

売上高2,500億円台から3,000億円台へ拡大した2013-2015年度

2013年度の連結売上高は2,508億円、純利益は148億円であった。2014年度には売上高2,964億円、純利益197億円、2015年度には売上高3,075億円、純利益191億円と、売上高は2年連続で増加した。この間、純利益も増加傾向にあったが、2015年度は前年比で微減した。財務データによれば、同期間の資産合計は2013年度末の3,476億円から2015年度末には3,815億円へと増加している。売上高の拡大は、自動車需要の回復や新興国市場の成長が背景にあると推測されるが、具体的な要因は開示されていない。

売上高が停滞し収益が変動した2016-2019年度

2016年度の売上高は2,956億円と前年比で減少し、純利益は181億円となった。その後、2017年度は売上高2,876億円、純利益232億円、2018年度は売上高3,327億円、純利益131億円、2019年度は売上高3,375億円、純利益185億円と、売上高は増減を繰り返した。特に2018年度は純利益が131億円と急減し、売上高は増加したものの収益性が悪化した。この期間、資産合計は2016年度末の3,810億円から2019年度末には4,244億円へと増加している。原料価格の変動や需要の不確実性が業績に影響を与えたと考えられるが、詳細な要因は開示されていない。

コロナ禍を経て売上高が回復した2020-2022年度

2020年度の売上高は3,020億円と前年比で減少したが、純利益は277億円と大幅に増加した。これは、新型コロナウイルス感染症の影響で需要が変動する中、コスト削減や製品ミックスの改善が奏功したものとみられる。2021年度には売上高3,617億円、純利益334億円と、売上高と利益がともに増加した。2022年度の売上高は3,886億円、純利益106億円と、純利益は再び減少した。資産合計は2020年度末の4,145億円から2022年度末には4,756億円へと増加している。この期間、半導体や電子部品の需要が高まり、高機能材料事業の成長が売上を牽引した。

高機能材料へのシフトで収益性が向上した2023-2025年度

2023年度の売上高は3,823億円、純利益311億円、2024年度の売上高は4,206億円、純利益262億円、2025年度の売上高は4,119億円、純利益362億円と、売上高は4,000億円前後で推移した。営業利益は2024年度の293億円から2025年度には363億円へと増加し、収益性が改善した。中期経営計画『STAGE30』の下、高機能材料事業への資源集中が進み、成長4分野(光学フィルム、電池材料、電子材料、医療器材)の売上比率が上昇した。資産合計は2025年度末に5,482億円に達し、自己資本比率は69%と財務体質も強化された。

中期経営計画『STAGE30』と2030年ビジョンの策定

2021年度から2030年度までの10カ年計画『STAGE30』が策定された。この計画では、「社会の期待と社員の意欲に応える会社」をビジョンに掲げ、CO2排出量削減、SDGs貢献製品比率、ROIC、従業員エンゲージメント、役員の多様性など、具体的な数値目標を設定した。2025年度時点の進捗として、ROICは6.9%(目標8%)、SDGs貢献製品比率は39%(目標50%)、CO2削減率は9%(目標42%)となっている。計画の第3フェーズ(2025-2028年度)では、「選択と集中」による事業構造転換を掲げ、スペシャリティケミカル企業への転換を加速している。

グローバルな事業基盤の構築と連結子会社の拡充

日本ゼオンは、国内外に多数の連結子会社を有し、グローバルな事業展開を進めてきた。主な海外子会社として、米国のZeon Chemicals L.P.、シンガポールのZeon Chemicals Singapore Pte. Ltd.、タイのZeon Chemicals (Thailand) Co., Ltd.、中国の瑞翁貿易(上海)有限公司などがある。連結子会社数は56社にのぼり、関連会社も9社ある。これらの拠点は、エラストマー素材と高機能材料の両事業にまたがり、各地域の需要に応じた生産と販売を担う。海外売上高比率は開示されていないが、グループ全体の資産の約半分が海外拠点によるものと推測される。

企業理念に基づくサステナビリティへの取り組み

日本ゼオンの企業理念は「大地の永遠と人類の繁栄に貢献する」であり、社名の由来である「ゼオン(ゼオ:大地、エオン:永遠)」に込められた思いを体現している。同社はサステナビリティ基本方針を定め、環境負荷低減や社会貢献を経営の重点課題と位置づける。特にCO2排出量削減(2030年度までに2020年度比42%削減)やSDGs貢献製品の売上高比率向上に積極的に取り組む。2025年度時点で、Scope1+2のCO2排出量は95万トン(2020年度比9%削減)であり、目標達成に向けて進捗している。

業績変動に対応するコスト削減と収益性改善の歴史

日本ゼオンは、原料価格変動や需要サイクルの影響を強く受ける事業構造を持つ。そのため、各年度の業績は大きく変動してきた。例えば、2018年度は売上高3,327億円に対し純利益131億円と低調だったが、2022年度には同3,886億円に対し106億円と再び落ち込んだ。これに対し、同社は「ZΣ運動」などのコスト削減活動や生産革新を継続的に実施してきた。2025年度には、営業利益率が約8.8%に改善し、高機能材料へのシフトが収益性向上に貢献した。今後も固定費削減と価格改定を通じて、収益基盤の強化を図る方針である。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • CO2排出量削減率(Scope1+2、2020年度比)2030年度まで42%削減
  • SDGs貢献製品の売上高比率2030年度まで50%
  • ROIC(全社)2030年度まで8%
  • 従業員エンゲージメント2030年度まで75%
  • 外国人/女性役員比率(取締役および監査役)2030年度まで30%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    サステナビリティ基本方針に基づく持続的成長

    企業理念「大地の永遠と人類の繁栄に貢献する」のもと、サステナビリティ基本方針を定め、社員一人ひとりがより良い未来を考えた行動・活動を実践し、ステークホルダーとの対話・協働により社会と自社の持続的な発展を目指す。

  2. 02

    中期経営計画STAGE30の推進

    2021年度から2030年度までの10年計画「STAGE30」を策定。第3フェーズ(2025-2028年度)では、マテリアリティを軸に「選択と集中」による成長事業比率の拡大、事業構造の転換と企業体質の強化を進め、スペシャリティケミカル企業への転換と企業価値向上を目指す。

  3. 03

    価値観「まずやってみよう」「つながろう」「磨き上げよう」の実践

    2030年ビジョン「社会の期待と社員の意欲に応える会社」の実現に向け、3つの行動価値観を大切にし、社員の主体的な行動と連携、スキル向上を推進する。

  4. 04

    マテリアリティに基づく重点課題への対応

    新たに制定した5つのマテリアリティ(心からワクワクできる会社の実現、イノベーションでほかにない価値を提供、強固なガバナンスの構築、社会の変化に対応した事業構造の転換、循環型社会への貢献)を軸に、各指標を管理し企業価値向上を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で4,425人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は776万円で、9期前と比べて+5.4%平均年齢は39.6歳、平均勤続年数は14.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月3,090
2018年3月3,328
2019年3月73640.516.33,405
2020年3月73640.816.63,462
2021年3月72441.016.73,502
2022年3月75140.015.23,981
2023年3月73239.514.04,293
2024年3月73239.413.84,462
2025年3月73839.413.94,493652
2026年3月77639.614.34,425823

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率88.5%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)74.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社21(国内 9 / 海外 12、うち連結子会社 10) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
高岡工場(富山県高岡市他) ※2,4,5475億円
高機能材料事業他
水島工場(岡山県倉敷市) ※4,5304億円
高機能材料事業他
徳山工場(山口県周南市) ※5300億円
エラストマー素材事業他
川崎工場(川崎市川崎区) ※5283億円
エラストマー素材事業他
テキサス工場 — 米国テキサス州116億円
エラストマー素材事業
工場 — タイ105億円
エラストマー素材事業他
総合開発センター(川崎市川崎区) ※3,59,449百万円
研究開発
ケンタッキー工場 — 米国ケンタッキー州8,147百万円
エラストマー素材事業
ミシシッピー工場 — 米国ミシシッピー州1,129百万円
エラストマー素材事業
茨城工場 — 茨城県坂東市788百万円
エラストマー素材事業他
主な関係会社
  • 国内
    ゼオン化成㈱
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権3.5%
  • 海外
    Zeon Chemicals Inc. (注)4
    米国 ケンタッキー州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Zeon Chemicals L.P.
    米国 ケンタッキー州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ゼオンポリミクス㈱
    滋賀県 大津市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ゼオンメディカル㈱
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    Zeon Europe GmbH (注)6
    独国 ノルトラインヴェストファーレン州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ゼオンノース㈱
    富山県 高岡市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Zeon Chemicals (Thailand) Co., Ltd.
    タイ国 ラヨン県 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Zeon Chemicals Asia Co., Ltd. (注)4
    タイ国 ラヨン県 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東京材料㈱(注)4,5
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権34.1%
  • 海外
    Zeon Asia Pte Ltd
    シンガポール
    議決権100.0%
  • 国内
    ゼオンエフアンドビー㈱
    東京都 千代田区
    議決権100.0%
残りのグループ会社9社を開く
  • RIMTEC㈱東京都 千代田区100%
  • Zeon Shinhwa Inc.韓国 ソウル市51%
  • 瑞翁貿易(上海)有限公司中国 上海市100%
  • 瑞翁化工(広州)有限公司中国 広東省40%
  • Zeon Chemicals Singapore Pte. Ltd. (注)4シンガポール100%
  • ㈱トウペ大阪府 堺市100%
  • Zeon Specialty Materials Inc. (注)4米国 カリフォルニア州100%
  • Zeon Ventures Inc. (注)4米国 カリフォルニア州100%
  • Zeon Advanced Polymix Co., Ltd.タイ国 ラヨン県20%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    グリーンイノベーション基金事業/CO2等を用いたプラスチック原料製造技術開発廃プラ・廃ゴムからの化学品製造技術の開発炭素資源循環型の合成ゴム基幹化学品製造技術の開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2022-03-31
    15.3億円
  • 調達
    NEDO先導研究プログラムエネルギー・環境新技術先導研究プログラム高効率エタノール直接合成触媒プロセスの開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2020-07-29
    629万円
  • 調達
    カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発カーボンリサイクル・次世代火力推進事業産業間連携によるカーボンリサイクル技術実装推進事業/周南コンビナートにおける産業間連携カーボンリサイクル事業の実装に向けた調査
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2024-05-31
    523万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は4,120億円営業利益364億円前期と比べると減収増益で、売上が-2.0%、利益が+24.2%。

売上高
-2.0%
4,120億円
営業利益
+24.2%
364億円
純利益
+38.2%
362億円
営業利益率
8.8%
前期比 +1.9%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高4,050億円4,120億円
営業利益380億円364億円
純利益360億円362億円
1株あたり配当¥79¥79

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は1,095億円、営業利益は163億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+19.2%、営業利益は+167.2%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q944−77
2024年1Q919616.658
2024年2Q935343.646
2024年3Q984656.6105
2024年4Q985102
2025年2Q2,1341687.9123
2025年4Q2,0721256.0139
2026年2Q2,0651949.4223
2026年4Q2,0551708.3139
2027年1Q1,09516314.9127

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は2,508億円から4,120億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は8.8%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月2,508252148
2014年3月2,964326197
2015年3月3,075311191
2016年3月2,956322181
2017年3月2,876318232
2018年3月3,327409131
2019年3月3,375363185
2020年3月3,220287202
2021年3月3,020387277
2022年3月3,617495334
2023年3月3,886314106
2024年3月3,823269311
2025年3月4,2062933317.0262
2026年3月4,1203644008.8362

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高4,120億円のうち、営業利益として残るのは364億円8.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は362億円、売上の8.8%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金70.6%2,908億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金20.6%848億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.8%364億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
29.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.5pt
8.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+3.4pt
8.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+3.0pt
9.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが764億円、投資CFが−424億円で、差し引きのフリーCFは340億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は284億円で、売上の0.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月331−249−10082121
2014年3月364−315−1014981
2015年3月340−268−1207235
2016年3月476−348−9012868
2017年3月490−291−158199114
2018年3月545−150−116395398
2019年3月404−214−236190348
2020年3月284−246−8338302
2021年3月561−302−83259482
2022年3月331−264−11967445
2023年3月144−289−28−145283
2024年3月474−54−301420425
2025年3月208−220−171−12268
2026年3月764−424−349340284

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は5,482億円。このうち返さなくてよい自己資本が3,783億円で、自己資本比率は68.9%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月3,5051,6211,88445.2
2014年3月3,7091,8141,89547.9
2015年3月3,9952,1561,83952.9
2016年3月3,8482,1561,69254.8
2017年3月4,1142,4461,66858.4
2018年3月4,4052,5991,80658.4
2019年3月4,2492,5921,65760.3
2020年3月4,0512,6041,44763.5
2021年3月4,4882,9821,50665.8
2022年3月4,8473,2181,62965.7
2023年3月5,2293,3931,83664.3
2024年3月5,3233,6371,68668.1
2025年3月5,3383,5801,75866.9
2026年3月5,4823,7831,70068.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
287億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
3,028億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
934億円
在庫として抱えている分
負債合計
1,700億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
88
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率18 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE203社中53位あたり、逆に低いのは売上成長率203社中160位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
9.9%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.8%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
68.9%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-2.0%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.2%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,488.5で、1年前と比べて+52.2%過去52週の値幅のなかでは88%の位置にある。

¥2,488.5-4.9%1ヶ月+9.4%1年+52.2%時価総額5,207億円
過去52週の値幅
安値¥1,538高値¥2,618

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.3倍
PER (会社予想)13.4倍
PBR1.21倍
配当利回り3.17%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月29日に402万株の大量出来高を伴って上放れ、8月10日には2445円まで上昇。その後8月19日に2363.5円まで調整したものの、8月21日には2399.5円まで回復し、25日移動平均線(2333.28円)を2.8%上回って推移しています。52週高値2497円に約96%の位置にあり、年初来では48.26%上昇。200日線(1972.2円)からは21.7%上にあり、中期トレンドは強気を維持しています。ただし、8月19日からの戻りはやや鈍く、RSIは67.82と過熱域に近い水準で、短期的な調整リスクに注意が必要です。出来高は直近で90万〜145万株と高水準が続き、需給は良好です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは12.77倍と業界平均の17.76倍を下回り、PBRも1.15倍と平均の1.41倍より低いです。ROEは9.9%とまずまずで、予想PERも12.8倍と安定しています。配当利回りは3.32%と平均の2.66%を上回り、配当性向も54%と健全です。割安ではあるがROEが10%未満で、利益成長が鈍い点が懸念です。総合的に割安と判断します。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.3倍17.8倍
PER (予想)13.4倍
PBR1.21倍1.41倍
ROE9.9%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資家の主な争点は、自動車需要の減少懸念と半導体市況の回復による機能材料事業の成長が、収益全体をどこまで押し上げるかにある。強気派は、半導体向け感光性ポリイミドや先端パッケージング材料の売上拡大が続き、高付加価値品へのシフトで営業利益率が改善するとみる。また、2026年3月期予想の純利益362億円は過去最高水準で、株主還元の増加も期待できる。一方、弱気派は、自動車生産台数が世界的に頭打ちになる中でタイヤ向け合成ゴムの需要が伸び悩み、さらに中国メーカーの参入で価格競争が激化すると懸念する。さらに、機能材料も半導体市況の変動に左右されやすく、為替変動や原材料価格の高騰が業績を下押しするリスクを指摘する。

プラスに働く材料7
  • 半導体材料の成長が続く

    感光性ポリイミドなど半導体向け材料の需要が拡大し、高付加価値品の販売が伸びる。

  • 収益性が着実に改善

    2025年3月期の営業利益率6.97%から、2026年3月期には8.83%へ上昇予想。

  • 株主還元の厚みが増す

    配当利回り3.25%は安定しており、増益に伴い増配の余地がある。

  • 26/3期営業利益364億円と前期比24%増益決算発表後影響

    営業利益293億→364億円、+71億円。営業利益率も6.97%→8.83%に改善

  • 26/3期純利益362億円と前期比100億円増決算発表後影響

    純利益262億→362億円。大幅増益によりEPS改善

  • 配当利回り3.25%とPER13倍台の割安感継続影響

    予想PER13.1倍、配当利回り3.25%。増益基調と合わせ株価を支える

  • ROE9.9%と高水準でPBR1.18倍継続影響

    ROE9.9%に対しPBR1.18倍。資本効率は良好で、割高感は小さい

マイナスに働く材料7
  • 自動車需要の減速懸念

    世界的な自動車生産台数の伸び悩みで、タイヤ向け合成ゴムの販売が停滞する。

  • 競争激化と価格低下

    中国メーカーの台頭により汎用品の価格競争が激化し、収益性が圧迫される。

  • 半導体市況の変動依存

    機能材料も半導体の設備投資サイクルに左右され、需要変動が業績に影響する。

  • 26/3期売上高4,120億円と前期比減収決算発表後影響

    売上高4,206億→4,120億円と86億円減。需要減が続く懸念

  • 外国人持ち株比率29.48%のリスクオフ売り不定影響

    外国株主比率29.48%と高く、市況悪化時に売り圧力が強まりやすい

  • 株価1年53.9%上昇で利益確定売り不定影響

    上昇率53.88%と高く、高値警戒から目先の調整リスク

  • 減収下の増益は一過性の可能性決算発表後影響

    売上高が86億円減る一方で営業利益が71億円増加。持続性を疑問視する見方も

次の決算で確かめる点
機能材料セグメント売上高
半導体材料の需要動向を測る指標で、増収が続くか確認したいから。
営業利益率
高付加価値品シフトが進み収益性が改善するかを見極めるため。
自動車向け合成ゴム出荷量
基盤事業の需給動向を把握し、業績の下支えを確認するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり79で、前期から+8.6%いまの株価に対する利回りは3.17%。増配か配当維持が9年続いている。

年間配当
¥79
1株あたり
配当利回り
3.17%
いまの株価に対して
配当性向
54.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
9年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1618.2
2018年3月176.3214.6
2019年3月1911.840.6
2020年3月2110.523.4
2021年3月224.819.8
2022年3月2722.721.8
2023年3月3633.389.7
2024年3月4525.031.4
2025年3月7055.672.2
2026年3月768.654.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥79

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ33,731人。区分でいちばん多いのは金融機関33.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が47.4%を占め、残る52.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
金融機関34.536.834.838.038.333.4
外国法人22.517.523.224.926.729.5
個人・その他15.418.416.716.318.420.8
事業法人26.326.224.619.014.614.1
自己株式7.79.68.07.37.77.9
証券会社1.41.10.71.71.92.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)10.31
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)5.65
03株式会社みずほ銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)4.00
04朝日生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)3.67
05全国共済農業協同組合連合会(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)2.28
06STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.24
07STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.09
08日本ゼオン取引先持株会2.00
09農林中央金庫1.76
10日本ゼオン従業員持株会1.70

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+193%、1株純資産は14期で+188%。直近期のROEは9.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月6468610.115.324.0
2014年3月8578311.711.016.3
2015年3月849319.813.217.9
2016年3月809508.69.125.6
2017年3月1041,08210.312.218.2
2018年3月591,1585.326.2214.6
2019年3月841,1727.213.340.6
2020年3月921,1777.98.823.4
2021年3月1271,35010.014.019.8
2022年3月1531,48710.98.921.8
2023年3月501,5923.228.089.7
2024年3月1471,7158.99.031.4
2025年3月1271,8117.311.772.2
2026年3月1871,9739.99.454.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

16名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は16名。2026/3期の役員報酬は総額594百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約10倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
田中公章取締役会長[代表取締役]73160,000
豊嶋哲也取締役社長[代表取締役] CEO(Chief Executive Officer)6324,000
松浦一慶取締役 常務執行役員 CFO(Chief Financial Officer)5937,000
曽根芳之取締役 常務執行役員 代表取締役社長付 特命担当6126,000
小西裕一郎取締役 常務執行役員 CTO(Chief Technology Officer)6123,000
北畑隆生取締役76
南雲忠信取締役7916,000
秋山美紀取締役58
升味佐江子取締役70
吉川京子取締役53
西嶋徹常勤監査役6954,000
平川宏之常勤監査役6898,000
残りの役員4名を開く
氏名役職年齢保有株数
木村博紀監査役64
中村昌允監査役802,000
田名部深雪監査役66
今井俊哉取締役66

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)616611017017044674
社外取締役9959511
監査役3535318

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,368字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社56社及び関連会社9社で構成されており、主な事業内容と事業を構成している当社及び関係会社の当該事業における位置付けは次のとおりであります。 事業区分   主要製品等   主要な会社 エラストマー素材事業   合成ゴム,合成ラテックス,化成品(C5石油樹脂,熱可塑性エラストマー等)   国内   当社、㈱トウペ、ゼオン化成㈱、ゼオンポリミクス㈱、東京材料㈱ 他 海外   Zeon Chemicals L.P.、Tokyo Zairyo (U.S.A.) Inc.、Zeon Europe GmbH、Zeon Chemicals Singapore Pte. Ltd. 、Zeon Asia Pte Ltd、Tokyo Zairyo (Thailand) Co., Ltd.、Zeon Chemicals (Thailand) Co., Ltd.、瑞翁貿易(上海)有限公司、瑞翁化工(上海)有限公司、東材(上海)国際貿易有限公司、東材(広州)国際貿易有限公司、瑞翁化工(広州)有限公司、Zeon Chemicals Asia Co., Ltd.、Zeon Brasil Ltda.、Zeon Advanced Polymix Co., Ltd.、Zeon Korea Co., Ltd. 他 高機能材料事業   化学品(合成香料,有機合成薬品等),電子材料,電池材料,トナー,高機能樹脂,高機能部材,医療器材等   国内   当社、ゼオンメディカル㈱、東京材料㈱ 他 海外   Zeon Chemicals L.P.、Zeon Specialty Materials Inc.、Zeon Europe GmbH、Zeon Asia Pte Ltd、瑞翁貿易(上海)有限公司、東材(上海)国際貿易有限公司、東材(広州)国際貿易有限公司、Zeon Shinhwa Inc.、Zeon Chemicals Asia Co., Ltd.、Zeon Korea Co., Ltd. 他 その他の事業   RIM配合液,塗料等   国内   当社、㈱トウペ、RIMTEC㈱、ゼオン化成㈱、ゼオンノース㈱、ゼオン山口㈱、ゼオンエフアンドビー㈱、東京材料㈱、岡山ブタジエン㈱、ジスインフォテクノ㈱ 他 海外   Zeon Chemicals L.P.、Zeon Chemicals Inc.、Zeon Ventures Inc.、Zeon General Partnership LLC、Tokyo Zairyo (U.S.A.) Inc.、Tokyo Zairyo (Thailand) Co., Ltd.、瑞翁貿易(上海)有限公司、東材(上海)国際貿易有限公司、東材(広州)国際貿易有限公司、Telene S.A.S. 他 (注)複数事業を営んでいる場合には、それぞれの事業に含めております。 以上述べた事項を事業系統図に示すと次のとおりであります。 (注)会社についての区分 事業種類…A:エラストマー素材事業 B:高機能材料事業 C:その他の事業 D:複数の事業を営む会社 出資関連…無印:連結子会社 ※1:関連会社で持分法非適用会社 ※2:関連会社で持分法適用会社
経営方針・対処すべき課題1,959字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針について 当社グループは、「大地の永遠と人類の繁栄に貢献する」を企業理念とし、大地(ゼオ)と永遠(エオン)からなるゼオンの名にふさわしく、独創的な技術・製品・サービスの提供を通じ、「持続可能な地球」と「安心で快適な人々のくらし」に貢献することを目指しております。 その企業理念のもと、当社が社会とともに持続的な成長を続けていくために「サステナビリティ基本方針」を定め、これを当社企業活動の基本的な考え方と位置付けております。今後も当社グループでは、社員一人ひとりがより良い未来を考えた行動・活動を実践し、ステークホルダーとの対話・協働を行っていくことで、社会と当社の持続的な発展を目指します。 (2) 経営環境について ①全般 2025年度決算は、エラストマー素材における原料価格下落による販売価格改定の影響があった一方、大型テレビ向け光学フィルム、電池材料の販売が好調に推移し、また全社的に固定費削減も進んだことなどから、前期比減収増益という結果となりました。2026年度はホルムズ海峡の事実上の封鎖に伴う調達・生産・出荷の各面における影響が見通せない状況にありますが、固定費悪化を含むコスト増に対応した価格改定や製品在庫の削減等を進めるとともに、収益性の改善、事業構造改革の推進などにも一層注力し、難局を乗り切りたいと考えます。 ②2030年のビジョンと中期経営計画『STAGE30』 私たちゼオングループは、「大地の永遠と人類の繁栄に貢献する」、すなわち「持続可能な地球」と「安心で快適な人々のくらし」に貢献することを企業理念に掲げています。この理念を実現すべく2030年のビジョンを「社会の期待と社員の意欲に応える会社」と定めています。そして、「まずやってみよう」「つながろう」「磨き上げよう」を大切にする価値観として掲げ、この3つの行動を大切にすることで2030年のビジョン実現を目指します。 また、2021年度から2030年度までの中期経営計画を『STAGE30』(ステージ30)と名付け、「サステナビリティ基本方針」の下、「社会の期待と社員の意欲に応える会社」を実現してまいります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループでは、2030年のビジョン「社会の期待と社員の意欲に応える会社」の実現のため、2030年に以下を達成することを目標として掲げております。 ① CO2排出量42%削減(2020年度比、当社グループのScope1+2を対象) ② SDGs貢献製品の売上高比率50% ③ ROIC(全社)8% ④ 従業員エンゲージメント75% ⑤ 外国人/女性役員比率30%(取締役および監査役 社内・社外を問わない) なお、上記2030年度の目標値に対する2025年度の進捗状況は以下の通りです。 ① CO2排出量:24年度削減率9%(24年度実績95万トン、25年度実績集計中) ② SDGs貢献製品の売上高比率:39% ③ ROIC(全社): 6.9% ④ 従業員エンゲージメント: 53%(2025年11月調査時点) ⑤ 外国人/女性役員比率:27% (4) 対処すべき課題について 当社グループは、中期経営計画を2021年度から2030年度までの10年間の経営計画と定め、社員の投票で決めた『STAGE30』という名称で、2030年のビジョンである「社会の期待と社員の意欲に応える会社」を目指します。2025年度から2028年度を「STAGE30 第3フェーズ」と位置付け、新たに制定したマテリアリティを軸に「選択と集中」による成長事業比率の拡大に向けた事業構造の転換と企業体質の強化を進め、更なるスペシャリティケミカル企業への転換と企業価値向上を実現してまいります。当社の取り組むマテリアリティと主な指標は以下の通りです。 ・心からワクワクできる会社の実現 指標:従業員エンゲージメント、従業員を活かす環境、日本ゼオン健康行動指標 ・イノベーションでほかにない価値を提供 指標:ROIC、EBITDA、社外連携研究テーマ件数 ・強固なガバナンスの構築 指標:休業災害度数率、政策保有株式対純資産比率、ROE、社外取締役比率、外国人/女性役員比率 ・社会の変化に対応した事業構造の転換 指標:成長4分野売上高比率、SDGs貢献製品売上高比率 ・循環型社会への貢献 指標:Scope1+2 CO2排出量削減率
事業等のリスク4,690字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、事業等のリスクはこれらに限られるものではありません。 1.外部事業環境に係るリスク 日本、北米、欧州、アジアの当社グループの主要市場の経済状況は、当社グループの製品販売に大きな影響を与えます。当社グループは、「ZΣ運動」による徹底したコスト削減を進めるとともに、エラストマー素材事業においては採算性の向上と生産・販売のグローバル展開、高機能材料事業においては付加価値の高い新製品の開発と事業拡大に努めておりますが、これらの市場における景気後退(金融・資本市場の混乱や大規模な自然災害、感染症の蔓延等に起因するものを含みます)、およびそれに伴う需要の縮小は、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼすおそれがあります。 当社グループの事業には、主に日本、北米、欧州、アジアにおける生産と販売が含まれております。各地域における売上高、費用、資産及び負債を含む現地通貨建ての項目は、連結財務諸表の作成のために円換算されております。換算時のレートにより、これらの項目は元の現地通貨における価値が変わらなかったとしても、円換算後の価値が影響を受けるおそれがあります。 当社グループが生産を行う地域の通貨価値の上昇は、それらの地域における生産と調達のコストを押し上げる可能性があります。コストの増加は、当社グループの利益率と価格競争力を低下させ、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、為替予約等により短期的な変動による悪影響を最小限にとどめる努力はしておりますが、急激な短期変動もしくは中長期的な通貨変動により、計画された調達、生産、流通及び販売活動が確実に実行できない場合があるため、為替レートの変動は当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼすおそれがあります。 当社グループは、事業活動上の関係の深化や原材料の安定調達等を目的に取引先の株式を保有しております。当社グループは毎年個別銘柄ごとに保有目的の適切性や保有に伴う便益およびリスクが資本コストに見合っているか等を精査して保有の適否を検証するとともに、中期経営計画において定めた目標値に基づき保有株式の縮減を進めています。しかしながら、大幅な市場価格の下落、又は株式保有先の財政状態の悪化によりその評価が著しく下落した場合には、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼすおそれがあります。 当社グループの事業、特にエラストマー素材事業では、原油価格、ナフサ価格及び主要原材料価格の動向が製造コストに大きな影響を与えます。当社グループは、当該価格の変動分を適時適切に製品価格に転嫁すること等による収益性の維持に努めておりますが、地政学的要因等による想定を超える市況の高騰や資源ナショナリズム等により需給が逼迫し、製造コストが急激に上昇する場合には、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼすおそれがあります。 当社グループは、研究開発・生産・販売・管理等のさまざまな分野にわたり、高度の専門性を有する多様な人材の計画的な採用・育成に努めております。しかし、特に日本国内においては少子高齢化に伴う労働人口の減少等が見込まれるところ、必要な人材を継続的に獲得するための競争が激化し、人材確保や育成が計画通りに進まない場合には、将来の成長が阻害され、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼすおそれがあります。 2.投資に係るリスク 当社グループの将来の成長は、継続して新製品を開発し販売することに依存すると予想しております。 特に高機能材料事業においては、その主要マーケットであるエレクトロニクス業界の技術革新のスピードが著しいため、顧客のニーズを的確に把握し、タイムリーかつスピーディに新製品を上市すべく研究開発投資を行っておりますが、予測を超えた市場の変化や技術の急速な進歩等によりこれらの投資が奏功せず、魅力ある新製品を開発できない場合は、将来の成長と収益性が低下し、業績と財務状況に悪影響を及ぼすおそれがあります。 当社グループは、将来の事業拡大を目的とした成長投資を行っております。その判断にあたっては社内基準に基づく厳格な審査を行い、案件の事後管理に係る手続も整備・運用しておりますが、外部環境の急激な変化等により期待通りの収益が上がらなかった場合には、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼすおそれがあります。 3.事業のグローバル化に伴うリスク 当社グループの生産および販売活動の一部は、米国、欧州、ならびにアジア各国市場等の日本国外で行われており、さらなる事業展開を計画しております。これらの海外市場への進出には以下に掲げるようないくつかのリスクが内在します。 ① 予期しない法律または規制の変更 ② 不利な政治または経済要因 ③ 人材の採用と確保の難しさ ④ 未整備な技術、基盤インフラが、生産等の当社グループの活動に悪影響を及ぼす可能性、または当社グループの製 品やサービスに対する顧客の支持を低下させる可能性 ⑤ 潜在的に不利な税制 ⑥ 戦争、テロ、その他の要因による社会的混乱 当社グループは現地駐在員の教育や本社-現地間のコミュニケーションの活性化等によるリスク低減に努めておりますが、これらのリスクが顕在化した場合、当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼすおそれがあります。 4.知的財産保護に係るリスク 当社グループは他社製品と差別化できる技術とノウハウを蓄積してまいりましたが、他社が類似する、もしくは当社より優れている技術を開発したり、当社グループの特許や企業秘密を模倣、または解析調査したりすることを防止できない可能性があります。さらに、当社グループの製品または技術は、将来的に他社の知的財産権を侵害しているとされるおそれがあります。これらのリスク低減のため、当社グループでは国内外における自社技術の権利化、ノウハウのブラックボックス化、新製品上市前の他社知的財産の調査・対応などに取り組んでおります。 5.製品の品質に係るリスク 当社グループは世界的に認められている品質管理基準に従って各種の製品を生産しております。しかし、すべての製品について欠陥が無く、将来にリコールが発生しないという保証はありません。また、製造物責任賠償については保険に加入しておりますが、この保険が最終的に負担する賠償額を十分にカバーできる保証はありません。さらに、引き続き当社グループがこのような保険に許容できる条件で加入できるとは限りません。大規模なリコールや製造物責任賠償につながるような製品の欠陥は、多額のコストや当社グループの評価に重大な影響を与え、それにより売り上げが減少し、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼすおそれがあります。 6.コンプライアンスに係るリスク 当社グループは、サステナビリティ基本方針において公正で誠実な活動を貫くことを標榜し、コンプライアンスを法令遵守にとどまらず、社会の構成員として求められる価値観・倫理観によって誠実に行動することと考え、継続的な教育などによりコンプライアンス体制の強化を図っております。しかし、さまざまな環境問題や人権問題をはじめ、企業の社会的責任がより広範かつ高度に求められていくことにより、当社や当社のサプライチェーンの事業活動に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは事業展開する各国において、事業・投資の許可、国家安全保障またはその他の理由による輸出制限、公務員に対する不正な利益の供与・贈収賄規制、関税をはじめとするその他の輸出入規制等、様々な公的規制の適用を受けております。これらの規制を遵守できなかった場合や、今後当社グループに関連する法令の改正や規制の強化があった場合、事業活動が制限され、或いはコストの増加につながるなどの可能性は否定できず、当社グループの業績に悪影響を及ぼすおそれがあります。 7.環境に係るリスク 各種の化学物質を取り扱う当社グループは、環境に関する各種法令や規制を遵守するとともに、環境影響物質の排出抑制に継続的に取り組んでおりますが、今後環境に関する国内外の規制強化等により、事業活動の制限あるいは追加の設備投資を余儀なくされるなど、当社グループの業績に悪影響を及ぼすおそれがあります。 8.訴訟に係るリスク 当社グループが様々な事業活動を行うなかで、訴訟、係争、その他の法的手続きの対象となるリスクも想定されます。これらのリスクが顕在化した場合、当社グループの業績に悪影響を及ぼすおそれがあります。 9.気候変動に係るリスク 当社グループはサステナビリティ基本方針において「持続可能な地球への貢献」を標榜し、カーボンニュートラルとサーキュラーエコノミーを実現する「ものづくり」への転換を推進するために、省エネルギーや燃料転換等の施策を推進するとともに長期的な研究開発を実施しております。また、気候変動が事業に及ぼすリスク・機会を分析し経営戦略に反映することで経営基盤の強化を図り、持続可能な社会の実現と企業価値の向上を目指すとともに、その内容について「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」の提言に沿った開示をしております。しかし気候変動に起因する、異常気象の激甚化による事業所やサプライチェーンの被災、原材料やユーティリティ価格の上昇、顧客の行動変化あるいは気候変動対応に係る社会的責任の発生などは当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼすおそれがあります。 10.情報セキュリティに係わるリスク 当社グループは重要インフラ事業者としてプラント制御システムを有する他、各種の業務用システムを開発・運用し、また個人情報を含む営業秘密情報を保有しています。当社グループはシステムの保守更新や不正なアクセスからの防衛、ならびに情報管理の徹底を進めておりますが、サイバーテロなどによる悪意ある侵入や業務妨害行為、システムトラブルや情報漏洩などを完全に防止できる保証はなく、当社グループの生産をはじめとする事業活動が中断するなどして業績及び財務状況に悪影響を及ぼすおそれがあります。 11.事業継続に係るリスク 当社グループは生産ラインの中断による潜在的なマイナスの影響を最小化するために、定期的な災害防止検査と設備点検を行っており、また、事業継続計画(BCP)の策定や非常時を想定した訓練などにも取り組んでおります。しかし、生産設備で発生する災害、停電または地震その他の中断事象による影響、あるいは感染症の流行による事業活動の制限に伴う影響などを完全に防止または軽減できる保証はなく、当社グループの生産及び業績に悪影響を及ぼすおそれがあります。 当社グループの主原料は、ナフサに大きく依存しております。また、その供給を外部に依存しております。生産国の政治情勢が不安定になるなど日本が原油及びナフサの輸入が困難になる、もしくは購入先が事故や災害により操業困難となりそれが長期にわたるなどの状況は、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼすおそれがあります。
経営成績の分析 (MD&A)6,477字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当期の経営環境を振り返りますと、国内経済・海外経済ともに緩やかな回復が継続する一方、物価上昇の継続が個人消費に及ぼす影響や、一部産業に対する米国の通商政策の影響などが景気を下押しする懸念が依然として拭えず、また、期末においてはイラン軍事衝突に起因したホルムズ海峡の事実上の封鎖に伴うサプライチェーンの混乱が顕在化するなど、当社グループを取り巻く環境としては先行き不透明な状況で推移しました。 当社グループはこのような環境のもとで、「ZΣ運動」による徹底したコスト削減や、生産革新活動に注力するとともに、エラストマー素材事業におきましては採算性の重視と生産・販売のグローバル展開、高機能材料事業におきましては付加価値の高い新製品の開発と事業拡大に取り組んでまいりました。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 当連結会計年度末のエラストマー素材事業の資産は、前連結会計年度末に比べ、113億39百万円減少し、2,258億80百万円となりました。当連結会計年度末の高機能材料事業の資産は、前連結会計年度末に比べ190億74百万円増加し、1,678億31百万円となりました。当連結会計年度末のその他及び全社資産等の資産は、前連結会計年度末に比べ、67億25百万円増加し、1,545億35百万円となりました。 以上の結果、当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ、144億60百万円増加し、5,482億46百万円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ、58億円減少し、1,699億94百万円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ、202億60百万円増加し、3,782億52百万円となりました。 b.経営成績 当期の連結売上高は4,119億66百万円と前年同期間に比べて86億81百万円の減収、連結営業利益は363億77百万円と前年同期間に比べて70億56百万円の増益、連結経常利益は400億38百万円と前年同期間に比べて69億87百万円の増益、親会社株主に帰属する当期純利益は362億26百万円と前年同期間に比べて100億27百万円の増益となりました。 セグメントの業績は、次の通りであります。 (エラストマー素材事業部門) 合成ゴム関連では、期を通じての海外市場の需要低迷、また、期末の高騰以前における原料価格の下落基調に応じた販売価格下落の影響により、売上高、営業利益ともに前年同期間を下回りました。 合成ラテックス関連では、医療・衛生用手袋市場における需給緩和が継続したことから、売上高は前年同期間を下回りましたが、販売費及び一般管理費の削減等により、営業利益は前年同期間を上回りました。 化成品関連では、海外を中心に粘着テープ・ラベル向け需要が低迷したことなどから、売上高は前年同期間を下回りましたが、原料価格の下落や販売費及び一般管理費の削減等により、営業利益は前年同期間を上回りました。 以上の結果、エラストマー素材事業部門全体の売上高は前年同期間に比べて128億79百万円減少し2,236億80百万円、営業利益は前年同期間に比べて7億34百万円増加し116億65百万円となりました。 (高機能材料事業部門) 高機能樹脂関連では、シクロオレフィンポリマーの光学レンズ用途向け需要が低迷し、医療その他向けでも一部顧客の在庫調整等の影響を受けましたが、大型テレビ向け光学フィルムの需要が堅調に推移したことにより、高機能樹脂関連全体の売上高、営業利益ともに前年同期間を上回りました。 電池材料関連では、中国政府の補助金政策を背景に同国内におけるESS(電力貯蔵システム)・車載・民生向けの需要が堅調に推移し、欧州、米国においてもAIデータセンター向けをはじめESS用電池の需要が大幅に増加したことから、売上高、営業利益ともに前年同期間を上回りました。 化学品関連では、半導体業界の旺盛な需要を受け、特殊溶剤の販売が堅調に推移しました。一方、合成香料は市場における競争環境が厳しくなっている影響を受け販売が振るわず、化学品全体としては売上高、営業利益ともに前年同期間を下回りました。 電子材料関連では、半導体市場における活発なAI関連投資を背景に需要が旺盛となり、さらにディスプレイ市場の堅調な需要も加わったことから、売上高、営業利益ともに前年同期間を上回りました。 トナー関連では、プリンター本体およびアフターマーケット市場の需要が一時的な調整局面にあり、売上高は前年同期間を下回りましたが、原料価格の下落や棚卸資産関連費用の減少等により、営業利益は前年同期間を上回りました。 以上の結果、高機能材料事業部門全体の売上高は前年同期間に比べて26億円増加し1,242億17百万円、営業利益は前年同期間に比べて48億61百万円増加し224億21百万円となりました。 (その他の事業部門) その他の事業においては、RIM配合液等の売上高が前年同期間を下回りました。 以上の結果、その他の事業部門全体の売上高は前年同期間に比べて2億59百万円減少し673億56百万円、営業利益は前年同期間に比べて4億25百万円増加し42億90百万円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ16億1百万円(前年度比6.0%増)増加し、284億37百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動による資金の増加は764億36百万円(前連結会計年度末に比べ556億54百万円の増加)となりました。 これは主として、税金等調整前当期純利益の493億6百万円、売上債権の増減額196億39百万円、棚卸資産の増減額181億53百万円などにより資金が増加したためであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動による資金の減少は424億39百万円(前連結会計年度末に比べ204億14百万円の資金支出の増加)となりました。 これは主として、投資有価証券の売却による収入217億12百万円などにより資金が増加した一方、有形固定資産の取得による支出583億74百万円などで資金が減少したことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動による資金の減少は349億20百万円(前連結会計年度末に比べ177億98百万円の資金支出の増加)となりました。 これは主として、配当金の支払額138億87百万円、自己株式の取得による支出100億7百万円、コマーシャル・ペーパーの減少100億円などによるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) エラストマー素材事業   153,513   △15.9 高機能材料事業   79,258   △13.2 その他   6,847   △7.0 (注)連結会社間およびセグメント間の取引が複雑で、セグメントごとの生産高を正確に把握することが困難なため、概算値で表示しております。 b.受注実績 特記すべき事項はありません。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) エラストマー素材事業   221,756   △4.6 高機能材料事業   124,163   2.1 その他   66,047   △0.9 合計   411,966   △2.1 (注)セグメント間の取引については、相殺消去しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。 連結財務諸表の作成にあたっては、連結決算日における資産・負債および連結会計年度における収益・費用の報告金額および開示に影響を与える見積りを実施する必要があります。これらの見積りは、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針及び見積りは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」及び「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しておりますが、以下の事項について連結財務諸表作成における重要な見積りの判断に大きな影響を及ぼすと考えております。 a.貸倒引当金 当社グループは、売上債権、貸付金等の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しております。従って、顧客の財務状態が悪化し、その支払能力が低下した場合など、追加引当が必要となる可能性があります。また、貸倒損失の発生により貸倒実績率が上昇し、一般債権に係る貸倒引当金の追加計上が発生する可能性があります。 b.棚卸資産 当社グループは、棚卸資産の、市場状況等に基づく正味売却価額の見積額と原価との差額について、評価減を計上しております。実際の市場状況等が見積りより悪化した場合、評価減の追加計上が必要となる可能性があります。 c.有価証券 当社グループは、価格変動性が高い上場会社の株式と、株価の決定が困難である非上場会社の有価証券を所有しております。当社グループは、社内ルールに従って、投資価値の下落が一時的でないと判断した場合、有価証券の減損損失を計上しております。このため、将来の市況悪化または投資先の業績不振により、現在の簿価に反映されていない損失または簿価の回収不能が発生した場合、評価損の計上が必要となる可能性があります。 d.繰延税金資産 当社グループは、税務上の繰越欠損金及び将来減算一時差異に対して、繰延税金資産を計上しております。ただし繰延税金資産の回収可能性に不確実性がある場合は、評価性引当額の計上を行い、将来実現する可能性が高いと考えられる金額を繰延税金資産として計上しております。繰延税金資産の回収可能性は、主に将来の課税所得の見積もりによるところが大きく、課税所得の予測は将来の市場動向や当社グループの事業活動の状況及びその他の要因により変化いたします。このため、繰延税金資産の回収可能性の変化により、評価性引当額が変動し損益に影響を及ぼす可能性があります。 e.固定資産 当社グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローを見積もり、見積もられた割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定に当たっては、慎重に検討しておりますが、事業計画や経営環境等の諸前提の変化により、追加の減損処理又は新たな減損処理が必要となる可能性があります。 f.退職給付費用および債務 確定給付型の制度に関わる従業員退職給付費用および債務は、数理計算上で設定される前提条件に基づいて算出されております。これらの前提条件には、割引率、将来の報酬水準、退職率、直近の統計数値に基づいて算出される死亡率および年金資産の長期収益率などが含まれます。実際の結果が前提条件と異なる場合、または前提条件が変更された場合、退職給付費用および債務が変動する可能性があります。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.売上高と営業利益 当連結会計年度の売上高は4,119億66百万円(前期比2.1%減)、営業利益は363億77百万円(前期比24.1%増)となりました。 詳細につきましては、(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 に記載しておりますセグメントの業績をご参照願います。 b.営業外損益と経常利益 休止固定資産費用の増加等により、営業外損益は前期比で69百万円悪化し36億62百万円の利益となりました。 以上の結果、経常利益は、前期比21.1%増の400億38百万円となりました。 c.特別損益 投資有価証券売却益の増加等により、特別損益は前期比で94億5百万円良化し92億68百万円の利益となりました。 d.親会社株主に帰属する当期純利益 法人税、住民税及び事業税と法人税等調整額の総額は129億91百万円となり、非支配株主に帰属する当期純利益は前期比で67百万円減少し90百万円となりました。 以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前期比38.3%増の362億26百万円となりました。 ③資本の財源及び資金の流動性 a.財務戦略の基本的な考え方 当社グループは、企業価値の向上のために経営資源の配分を行うこととしております。当社グループの企業価値の源泉は、独創的技術であると考えており、財務健全性と資本コストを踏まえ、独創的技術の強化・創出に繋がる設備投資や研究開発等を推進しております。 b.経営資源の配分に関する考え方 当社グループは、必要な手元現預金を確保しつつ、設備投資や独創的技術の開発等への継続的な経営資源の配分に努めます。また、安定的、継続的な配当等を通じた株主還元への配分を行うこととしております。 c.資金需要の主な内容 当社グループの営業活動に係る資金需要は、原材料費、物流費、研究開発費、人件費などがあります。投資活動に係る資金需要は、独創的技術の維持・強化・創出に繋がる設備投資およびIT投資などがあります。 d.資金調達 当社グループの継続と発展のために必要となる資金を安定的に確保するため、内部資金と外部資金を活用しております。運転資金および設備投資資金は、営業活動によるキャッシュ・フロー、金融機関からの借入、コマーシャル・ペーパーおよび社債の発行などを活用しております。財務健全性および信用格付の維持により外部資金調達能力を確保するとともに、必要に応じてコミットメントラインの設定により流動性を確保しております。 ④経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおりであります。

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