本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

リケンテクノス

RIKEN TECHNOS CORPORATION4220 · Prime · 化学

合成樹脂加工のスペシャリスト。コンパウンド・フイルム・食品包材を自動車・医療・電線・建材など多市場に展開。

概要

リケンテクノスは、プラスチックフィルムやシート、機能性材料を中心に手掛ける化学メーカーである。1951年に東京工業大学の研究を基に創業し、現在は東京都千代田区に本社を置く。2025年3月期の連結売上高は1281億円、営業利益率は8.2%と堅調で、従業員数は1877人。自動車、電機、食品、建築など幅広い分野にコンパウンド(樹脂材料)やフィルムを供給し、4つの市場別セグメントで事業を展開する。

4つの市場を対象とするセグメント体制

当社はトランスポーテーション(TR)、デイリーライフ&ヘルスケア(DH)、エレクトロニクス(EL)、ビルディング&コンストラクション(BC)の4つの市場別セグメントで事業を構成する。TRでは自動車・鉄道・船舶向けにコンパウンドや加飾フィルムを供給し、アジア・北米での存在感確立を目指す。DHでは医療用チューブ材料や食品包装フィルム、トレーなどを提供し、高付加価値製品の拡充に注力する。ELでは電線被覆材料や光学用フィルムを手掛け、情報インフラやIT機器向けにオンリーワン製品を開発する。BCでは建築用樹脂材料や化粧フィルム、防水シートを供給する。2025年度のセグメント別売上高はTRが428億円、DHが365億円、ELが257億円、BCが263億円と、TRが最大の売上を占める。

16社の連結子会社から成るグローバルグループ

当社グループは、単独企業ではなく国内・海外の16社の連結子会社で構成される。海外拠点はタイ、インドネシア、ベトナム、中国、米国に広がる。タイにはRIKEN (THAILAND)やRIKEN ELASTOMERS (THAILAND)を設立し、コンパウンドの現地生産を担う。インドネシアではPT.RIKEN INDONESIA、中国では上海理研塑料有限公司と理研食品包装(江蘇)有限公司が製造を行う。米国にはRIMTEC CORPORATIONやRIKEN ELASTOMERS CORPORATIONがあり、北米市場向けにコンパウンドを供給する。また、国内では埼玉工場、三重工場、群馬工場などが生産拠点であり、リケンケミカルプロダクツやリケンケーブルテクノロジーなどの子会社が外注加工や電線事業を担う。グループ全体で生産・販売を一体化し、グローバルな顧客対応を実現している。

安定した収益基盤と財務体質

2025年3月期の連結売上高は1281億円(前期比2.5%増)、営業利益は114億円(同8.8%増)と増収増益を達成した。営業利益率は8.2%で、継続的に改善傾向にある。過去10年の売上高は2013年度の735億円から2025年度の1281億円へと約1.7倍に拡大し、純利益も14億円から74億円へ増加している。2026年3月期は売上高1314億円、営業利益114億円、純利益76億円の計画。総資産は1191億円、自己資本比率は約66%と財務体質は良好。営業キャッシュフローは134億円と安定しており、設備投資や株主還元に充当している。中期経営計画「One Vision, New Stage 2027」では「稼ぐ力」と「サステナビリティ」を柱に、成長投資とバランスシート改革を進める方針である。

研究開発から製品化まで一貫する技術体制

当社は材料開発センターとフィルム開発センターを統合した研究開発センター(東京・埼玉)を持ち、基礎研究から製品化まで一貫して行う。1949年に東京工業大学で塩化ビニル配合技術の研究に着手したことが始まりで、以来、コンパウンドとフィルムの両面で技術を蓄積してきた。カレンダーフィルムや押出フィルムの製造技術は1956年に確立し、その後もファインコンパウンド設備(1987年)や三次加工設備を導入。現在は自動車用エラストマーコンパウンド、光学用フィルム、医療用材料など、高機能・高付加価値製品の開発に注力する。2025年度には「ものづくり統括本部」を新設し、技術・製造・品質管理・購買を一体化して顧客への提案力を強化している。

業界の中での役割は合成樹脂コンパウンド・フイルムのサプライヤー。自動車部材、電線被覆、医療資材、建築資材向けに供給。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,314億円
営業利益
114億円
営業利益率
8.7%
純利益
76億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
TR428億円32.6%
DH365億円27.8%
BC263億円20.0%
EL257億円19.6%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01トランスポーテーション(自動車、鉄道、船舶)主力

自動車・鉄道・船舶向けにコンパウンド(樹脂材料)とフイルムを供給。主に自動車分野の機能部品用材料として販売強化中。アジア・北米市場で存在感確立を目指す。

主な製品・サービス2
コンパウンド
自動車内外装部品、機能部品向けの熱可塑性エラストマー等の樹脂材料。
フイルム
自動車内装用の加飾フィルム、防曇フィルム等。

02デイリーライフ&ヘルスケア(医療、生活資材、食品包材)主力

医療・生活資材・食品包材市場向けにコンパウンド、フイルム、食品包材を提供。医療用チューブ・バッグ材料、食品用ラップ・トレー、化粧品容器材料など。高付加価値製品の拡充に注力。

主な製品・サービス3
コンパウンド
医療機器部品、食品包装材料向けの樹脂材料。
フイルム
食品包装用フィルム、医療用フィルム。
食品包材
食品用トレー、容器、包装材。

03エレクトロニクス(エネルギー、情報通信、IT機器)準主力

電線・ケーブル向けコンパウンド、情報通信インフラ用材料、光学用フイルム等を供給。電線分野では情報インフラへの貢献、光学分野ではオンリーワン製品の開発を標榜。

主な製品・サービス2
コンパウンド
電線被覆・絶縁用樹脂材料、光ファイバー用材料。
フイルム
光学用フィルム(ディスプレイ用、タッチパネル用等)。

04ビルディング&コンストラクション(住宅、ビル、建築資材、土木)準主力

建装材分野向けにコンパウンドとフイルムを供給。機能的で環境に優しく美しい空間部材を提供。窓枠、壁材、防水シート等の材料。

主な製品・サービス2
コンパウンド
建築用樹脂材料(窓枠、壁材、配管用材料等)。
フイルム
建築用化粧フィルム、防水シート等。

製品と技術

自動車・産業用のコンパウンド(熱可塑性エラストマー等)

コンパウンド事業は当社の原点であり、塩化ビニル樹脂や熱可塑性エラストマー(TPE)を中心に、自動車内外装部品、機能部品向けの樹脂材料を供給する。自動車分野では、インストルメントパネルやドアトリムなどの加飾材料、ワイヤーハーネス用被覆材などに採用される。電線・ケーブル向けでは、難燃性や耐熱性を備えた塩ビコンパウンドが主力。ファインコンパウンド設備(1987年導入)により、高精度な配合が可能で、顧客要求に応じたカスタムグレードを開発する。2025年度のトランスポーテーションセグメント売上高は428億円とグループ最大で、その多くがコンパウンドである。海外ではタイ、インドネシア、米国の子会社が現地生産を行い、グローバルサプライチェーンを構築している。

加飾・光学・包装をカバーするフィルム事業

フィルム事業はカレンダーフィルムと押出フィルムの2つの製造技術を柱とする。カレンダーフィルムは1956年に設備導入以来、自動車内装用の加飾フィルムや建築用化粧フィルム、防水シートなどに展開。押出フィルムは食品包装用や医療用フィルム、光学用フィルム(ディスプレイ用、タッチパネル用)など、多岐にわたる。特に光学分野では「オンリーワン製品」の開発を標榜し、情報通信機器向けの高機能フィルムを手掛ける。群馬工場(2005年稼働)はフィルム専用工場として最新設備を備え、三次加工設備(ラミネート、コーティング等)も埼玉工場などに導入し、高付加価値品の生産を強化している。

食品包材と医療材料でヘルスケア分野に貢献

デイリーライフ&ヘルスケアセグメントでは、食品包材と医療材料が主要製品群である。食品包材は、家庭用ラップフィルムや食品用トレー、容器・包装材を製造。中国の理研食品包装(江蘇)有限公司が現地生産を担い、海外市場にも供給する。医療材料では、医療用チューブやバッグ向けの塩ビコンパウンド、医療用フィルムを提供。特にASEAN地域での医療市場向け拡販が2025年度のセグメント利益増(前年比11.9%増)に貢献した。高付加価値製品の拡充を戦略に掲げ、非塩ビ系材料の開発にも取り組む。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

化学のなかでの位置

樹脂加工で中間的立場

リケンテクノスは化学業界に属し、合成樹脂製品や機能性フィルムを製造。売上高は約1,257億円(2024年3月期)と中堅規模で、競合の東洋紡(売上高約5,000億円)やクラレ(約7,000億円)と比較すると小規模。営業利益率は2025年3月期8.2%、2026年3月期8.7%と業界平均並み。自動車・電機向けが主力で、用途多様。品種構成や高付加価値品の拡充が課題。業界内では独自の技術を持つが、規模では劣る。

強み

  • 自動車向けなど特殊樹脂に強み。
  • 売上高1,200億円超と安定、増収傾向。
  • 営業利益率8%超で安定、向上の見込み。
  • 自動車・電機・建材など分散。

課題

  • 東洋紡、クラレに対し規模劣る。
  • 原油派生品の価格変動影響大。
  • コモディティ品は価格競争に陥りやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機能性化学の時価総額近傍。太字がリケンテクノス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14958長谷川香料1,412億円18.4倍
24461第一工業製薬1,371億円21.2倍
37821前田工繊1,353億円13.9倍
44914高砂香料工業1,338億円13.6倍
53002グンゼ1,303億円257.8倍
64220リケンテクノス1,295億円16.4倍
74189KHネオケム1,263億円13.0倍
84028石原産業1,256億円7.2倍
94047関東電化工業1,250億円32.9倍
107995バルカー1,209億円22.2倍
114044セントラル硝子1,167億円13.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(機能性化学)に従っています。

会社の歴史

沿革 40件

東京工業大学の研究から創業へ(1949-1951年)

リケンテクノスの歴史は、1949年11月に東京工業大学において塩化ビニル配合技術の基礎研究が始まったことにさかのぼる。研究グループは工業化の調査を開始し、1951年3月に資本金200万円で理研ビニル工業株式会社(現リケンテクノス)を設立。同年6月には東京都大田区羽田で塩化ビニルコンパウンドの製造を開始した。創業の基盤となったのは、当時日本で普及し始めた塩化ビニル樹脂の加工技術であり、配合技術という差別化ポイントを大学研究から持ち込んだ点が特徴である。

国内生産拠点の拡充と上場(1955-1974年)

1955年10月に東京都大田区蒲田の工場を取得してコンパウンド設備を移設・拡充。翌1956年12月にはカレンダーフィルムと押出フィルムの製造設備が完成し、フィルム事業に進出した。1961年10月に東京証券取引所市場第2部に上場。その後、1968年12月に岡部工場(後に埼玉工場)を稼働させ、1969年11月には塩化ビニルコンパウンドとカレンダーフィルム設備を新設。1970年6月には名古屋証券取引所第2部に上場し、1974年6月には東京・名古屋両市場第1部に指定替えとなった。この間、三重工場(1973年)も稼働し、国内生産体制を三段構えに強化した。

営業網の整備と子会社の取得(1977-1987年)

1977年11月、進興電線株式会社の株式を取得し、現在のリケンケーブルテクノロジー株式会社を連結子会社化。電線分野への進出である。1979年10月に名古屋営業所、1980年3月に福岡営業所(2007年閉所)を開設し、国内販売網を整備。1980年4月には岡部工場にカレンダーフィルムの三次加工設備を新設し、フィルムの高付加価値化を推進。1984年4月には材料開発研究所とフィルム開発研究所を設立し、研究開発機能を強化。1987年3月には三重工場にファインコンパウンド製造設備を導入し、高機能材料の生産を開始した。

海外生産拠点の開設(1989-2001年)

1989年4月、タイに合弁会社RIKEN (THAILAND) CO., LTD.を設立し、初の海外生産拠点を獲得。1990年2月には米国にRIMTEC CORPORATIONを設立。1995年4月にはインドネシアにPT. RIKEN ASAHI PLASTICS INDONESIA(現PT. RIKEN INDONESIA)を、同年5月には米国にRIKEN U.S.A. CORPORATIONを設立した。1995年10月には蒲田工場の生産を岡部工場と三重工場に集約し、国内再編を実施。2001年8月には中国・上海に上海理研塑料有限公司を設立、同年10月には社名をリケンテクノス株式会社に変更し、グローバルブランドへの転換を図った。

M&Aによる事業拡大と組織再編(2001-2010年)

2001年8月の中国進出に続き、2003年8月には理研食品包装(江蘇)有限公司を設立し、食品包材事業を海外展開。2005年10月に群馬工場を新設し、フィルム生産能力を増強。2006年には埼玉工場への名称変更、株式会社協栄樹脂製作所、カネコン商事株式会社(現リケンテクノスインターナショナル)を買収。2007年にはエムアイ化成株式会社(現リケンケミカルプロダクツ)を取得し、コンパウンドの外注加工体制を強化した。2006年には米国にRIKEN ELASTOMERS CORPORATIONを設立し、エラストマー事業を拡大。2009年には研究開発センターを統合し、東京と埼玉の2拠点体制とした。

中期経営計画とサステナビリティへの注力(2010年以降)

2010年代以降、当社は連結売上高が1000億円を超え、安定成長を続ける。2025年度からは3ヵ年中期経営計画「One Vision, New Stage 2027」を策定し、「稼ぐ力」と「サステナビリティ」を柱に据えた。グローバルでの一体運営(Global One Company)や新規事業への挑戦を掲げ、大学との共同研究も推進。2025年度には「ものづくり統括本部」を新設し、技術・製造・品質管理・購買の一体化を図った。また、自己株式取得や配当を通じた株主還元を強化し、2026年3月期には自己株式取得に45億円を支出した。財務面では、営業キャッシュフロー134億円を活かし、成長投資とバランスシート改革を進めている。

年表40件を開く

1940年代

  • 1949年11月東京工業大学において、塩化ビニル配合技術の基礎研究に着手、工業化の調査を開始

1950年代

  • 1951年3月創業資本金200万円をもって当社を設立
  • 1951年6月東京都大田区羽田にて、塩化ビニルコンパウンド製造を開始
  • 1955年10月東京都大田区蒲田にて工場を取得し、コンパウンド設備を移設・拡充
  • 1956年12月蒲田工場にカレンダーフイルム、押出フイルムの製造設備完成

1960年代

  • 1961年10月上場東京証券取引所市場第2部に上場
  • 1968年12月岡部工場に押出フイルムの設備完成操業開始
  • 1969年11月岡部工場に塩化ビニルコンパウンド及びカレンダーフイルム製造設備を新設

1970年代

  • 1970年6月上場名古屋証券取引所市場第2部に上場
  • 1973年4月大阪営業所開設(1982年4月 大阪支店に改組)
  • 1973年12月三重工場にコンパウンドの設備完成操業開始
  • 1974年6月上場東京・名古屋両証券取引所市場第1部に上場
  • 1977年11月進興電線株式会社株式(現・連結子会社リケンケーブルテクノロジー株式会社)を取得
  • 1979年10月名古屋営業所開設

1980年代

  • 1980年3月福岡営業所開設(2007年12月 閉所)
  • 1980年4月岡部工場にカレンダーフイルム3次加工製造設備を新設
  • 1980年6月三重工場に押出フイルム製造設備を新設
  • 1984年4月創業材料開発研究所、フイルム開発研究所設立
  • 1987年3月三重工場にファインコンパウンド製造設備を新設
  • 1989年4月タイ国に合弁会社、RIKEN(THAILAND)CO.,LTD.(現・連結子会社)を設立

1990年代

  • 1990年2月米国に合弁会社、RIMTEC CORPORATION (現・連結子会社)を設立
  • 1990年12月三重工場にカレンダーフイルム製造設備を新設
  • 1994年6月岡部工場にカレンダーフイルム3次加工製造設備を増設
  • 1995年4月インドネシア国に合弁会社、PT.RIKEN ASAHI PLASTICS INDONESIA(現・連結子会社PT.RIKEN INDONESIA)を設立
  • 1995年5月米国にRIKEN U.S.A.CORPORATION(現・連結子会社)を設立
  • 1995年10月蒲田工場の生産部門を岡部工場・三重工場へ集約

2000年代

  • 2001年8月中国に合弁会社、上海理研塑料有限公司(現・連結子会社)を設立
  • 2001年10月商号変更理研ビニル工業株式会社から、リケンテクノス株式会社へ社名変更
  • 2003年5月上場名古屋証券取引所市場第1部上場を廃止
  • 2003年8月中国に合弁会社、理研食品包装(江蘇)有限公司(現・連結子会社)を設立
  • 2005年10月群馬工場にフイルム設備完成操業開始
  • 2006年1月岡部工場より埼玉工場に名称変更
  • 2006年3月株式会社協栄樹脂製作所株式(現・連結子会社)を取得
  • 2006年4月材料開発研究所より材料開発センターに、フイルム開発研究所よりフイルム開発センターに名称変更
  • 2006年6月米国に合弁会社、RIKEN ELASTOMERS CORPORATION(現・連結子会社)を設立
  • 2006年8月カネコン商事株式会社株式(現・連結子会社リケンテクノスインターナショナル株式会社)を取得
  • 2007年5月エムアイ化成株式会社株式(現・連結子会社リケンケミカルプロダクツ株式会社)を取得
  • 2009年4月M&A材料開発センター及びフイルム開発センターを統合し、研究開発センター(東京)・(埼玉)に名称変更

2010年代

  • 2010年4月商号変更PT.RIKEN ASAHI PLASTICS INDONESIAの社名をPT.RIKEN INDONESIAに変更
  • 2010年9月研究開発センター(東京)を新研究棟として隣接地に移転

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    グローバル一体運営の推進

    ASEAN重視を継続しつつ日本国内への成長投資も重視し、グローバル市場で日系・非日系企業双方への拡販に注力する。

  2. 02

    顧客期待の先を行く提案力強化

    情報収集・分析力と人材育成に注力。新設したものづくり統括本部のもと、技術・製造・品質管理・購買が一体となり、最適な製品を迅速に提案・提供する体制を強化する。MI・DX等への投資も進める。

  3. 03

    新規事業・新製品への挑戦

    ものづくり統括本部の下、チャレンジメーカーとして市場が求める新製品の開発に注力し、事業ポートフォリオに占める新製品の割合を向上させる。多数の大学との共同研究を進め、中期経営計画期間中の新規事業立ち上げを目指す。

  4. 04

    サステナビリティへの取り組み

    脱炭素など環境対応やガバナンス・リスクマネジメントの高度化を「稼ぐ力」と並ぶ柱として推進。中長期的な企業存続と株主資本コスト低減につなげる。

  5. 05

    財務戦略とステークホルダーコミュニケーション

    Cash Conversion Cycle改善や投資有価証券圧縮等のバランスシート改革を進め、捻出したキャッシュで成長投資と株主還元を実施。IR/SRなど対外発信を強化し投資家のすそ野拡大を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,877人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は830万円で、9期前と比べて+31.1%平均年齢は43.0歳、平均勤続年数は17.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,825
2018年3月1,844
2019年3月63341.917.81,882
2020年3月65142.517.81,944
2021年3月59942.617.91,894
2022年3月66242.817.01,884
2023年3月67542.917.41,895
2024年3月69842.717.11,904
2025年3月77042.817.31,886557
2026年3月83043.017.61,877607

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率45.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)74.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社16(国内 11 / 海外 5、うち連結子会社 10) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社 — アメリカ合衆国 ケンタッキー州5,141百万円
共通
三重工場 — 三重県亀山市4,744百万円
DH 共通
埼玉工場 — 埼玉県深谷市4,048百万円
DH 共通
本社 — タイ王国 パトムタニ県3,653百万円
共通
研究開発センター(東京) — 東京都大田区2,235百万円
共通
本社 — ベトナム 社会主義共和国 ビンズオン省2,227百万円
共通
本社 — アメリカ合衆国 ニュージャー ジー州1,588百万円
共通
本社 — インドネシア 共和国 ウエストジャワ 州1,202百万円
共通
本社 — 中華人民共和国 上海市1,161百万円
共通
本社 — タイ王国 アユタヤ県994百万円
共通
ほか7件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    リケンケーブルテクノロジー 株式会社
    埼玉県 入間市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社協栄樹脂製作所
    福島県 西白河郡 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    リケンケミカルプロダクツ 株式会社
    滋賀県 湖南市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社アイエムアイ
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権89.2%
  • 海外
    RIKEN(THAILAND)CO.,LTD. (注)2、7
    タイ王国 パトムタニ県 · 連結子会社
    議決権40.0%
  • 海外
    RIKEN ELASTOMERS(THAILAND) CO.,LTD.
    タイ王国 アユタヤ県 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    PT. RIKEN INDONESIA
    インドネシア共和国 ウエストジャワ州 · 連結子会社
    議決権56.2%
  • 国内
    上海理研塑料有限公司
    中華人民共和国 上海市 · 連結子会社
    議決権70.0%
  • 国内
    理研食品包装(江蘇)有限公司(注)3
    中華人民共和国 江蘇省 · 連結子会社
    議決権92.6%
  • 国内
    RIKEN TECHNOS INTERNATIONAL KOREA CORPORATION
    大韓民国 牙山市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    RIKEN VIETNAM CO.,LTD. (注)3
    ベトナム 社会主義共和国 ビンズオン省
    議決権100.0%
  • 海外
    RIKEN TECHNOS INDIA PVT. LTD.
    インド ハリヤーナー州
    議決権100.0%
残りのグループ会社4社を開く
  • RIKEN U.S.A.CORPORATIONアメリカ合衆国 ミシガン州100%
  • RIKEN AMERICAS CORPORATION (注)3、7アメリカ合衆国 ケンタッキー州63%
  • RIMTEC CORPORATION (注)3、5アメリカ合衆国 ニュージャージー州63%
  • RIKEN ELASTOMERS CORPORATION (注)6アメリカ合衆国 ケンタッキー州63%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,314億円営業利益114億円前期と比べると増収増益で、売上が+2.6%、利益が+8.6%。

売上高
+2.6%
1,314億円
営業利益
+8.6%
114億円
純利益
+2.7%
76億円
営業利益率
8.7%
前期比 +0.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,450億円1,314億円
営業利益145億円114億円
純利益95億円76億円
1株あたり配当¥85¥85

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は352億円、営業利益は41億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+13.2%、営業利益は+127.8%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q31310
2024年1Q311185.814
2024年2Q303185.911
2024年3Q329298.831
2024年4Q31413
2025年2Q634487.626
2025年4Q647578.848
2026年2Q656558.435
2026年4Q658599.041
2027年1Q3524111.628

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は735億円から1,314億円へ1.8倍に増えた。直近期の営業利益率は8.7%。売上は5期、純利益は6期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月7352314
2014年3月8294019
2015年3月9194119
2016年3月9064925
2017年3月8835827
2018年3月9465425
2019年3月9785931
2020年3月9885731
2021年3月8825732
2022年3月1,0996939
2023年3月1,2358046
2024年3月1,2579569
2025年3月1,2811051068.274
2026年3月1,3141141188.776

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,314億円のうち、営業利益として残るのは114億円8.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は76億円、売上の5.8%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金80.5%1,058億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金10.8%142億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.7%114億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
19.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.4pt
8.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.4pt
5.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+4.5pt
11.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
8.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが134億円、投資CFが−21億円で、差し引きのフリーCFは113億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は265億円で、売上の2.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月65−8929−2486
2014年3月57−36621117
2015年3月44−4521−1140
2016年3月68−66−52134
2017年3月66−42−1124144
2018年3月57−36−1921147
2019年3月73−32−1641170
2020年3月88−25−5563178
2021年3月94−30−2864211
2022年3月46−24−2922207
2023年3月85−40−2345235
2024年3月108−17−11191219
2025年3月115−32−6583244
2026年3月134−21−93113265

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,191億円。このうち返さなくてよい自己資本が784億円で、自己資本比率は56.8%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月69037831249.0
2014年3月77241036246.5
2015年3月86145240945.8
2016年3月84246737547.7
2017年3月88349239147.5
2018年3月91954937051.4
2019年3月95256538751.4
2020年3月91957634354.1
2021年3月95261134156.4
2022年3月1,02665437256.3
2023年3月1,12072239856.4
2024年3月1,15774041755.7
2025年3月1,16575840755.7
2026年3月1,19178440756.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
266億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
456億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
99億円
在庫として抱えている分
負債合計
407億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
85
/ 100
安定性自己資本比率38 / 40
収益力営業利益率17 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE203社中37位あたり、逆に低いのは自己資本比率203社中128位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.4%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.7%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
56.8%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
2.6%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.4%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,525で、1年前と比べて+118.0%過去52週の値幅のなかでは77%の位置にある。

¥2,525-2.9%1ヶ月-5.5%1年+118.0%時価総額1,295億円
過去52週の値幅
安値¥1,191高値¥2,915

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)16.4倍
PER (会社予想)11.9倍
PBR1.74倍
配当利回り3.37%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1か月で55.88%上昇し2809円。25日線(1926.28円)を大幅に上回り、75日線(1742.68円)も上回る。52週高値(2814円)に接近しており、52週安値(1146円)からは145%上昇。8月3日に出来高91万3500株と急増し、上昇が加速。RSIは88.12と過熱感が強い。週足では強い上昇トレンドが継続しているが、過熱による調整リスクに注意。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 65/100)

PER 11.55倍は業界平均18.0倍を下回り、PBR 1.25倍も業界平均1.40倍を下回る。配当利回り2.94%は業界平均2.59%を上回り、ROE 11.4%と安定した収益性。ただし売上高成長は緩やかで、業界平均対比の割安は持続的な収益成長への期待の低さを反映している可能性もある。

指標この会社業種平均
PER (実績)16.4倍17.8倍
PER (予想)11.9倍
PBR1.74倍1.41倍
ROE11.4%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

安定した業績と株価上昇(1年で68%上昇)が評価される一方、化学業界の市況変動リスクと成長鈍化が論点。強気派は増収基調と利益率改善、低PER(11.5倍)・高ROE(11.4%)を評価し、配当利回りも魅力。弱気派は、売上成長が鈍化し、原材料高や競合の台頭で利益率が低下するリスクを懸念する。

プラスに働く材料7
  • 安定増収と利益拡大

    25/3期営業利益74億、26/3期76億へ増加予想。

  • 高ROE・低PER

    ROE11.4%に対しPER11.5倍と割安感。

  • 増配余地

    配当利回り2.94%で、安定配当継続見込み。

  • 増収増益基調継続で営業利益114億円FY2026/3通期影響

    売上高1314億円、営業利益114億円。前期比2.7%増の増益計画。

  • PER12倍割安、増益でさらに低下継続影響

    PER11.5倍は化学セクターで低い。増益達成でPER10倍台へ。

  • 配当利回り2.9%と株主還元姿勢継続影響

    配当利回り2.94%。安定配当と自己株式取得期待で下支え。

  • ROE11.4%改善余地、資本効率向上策不定影響

    ROE11.4%はPBR1.25倍の改善余地。経営効率化で株価評価向上。

マイナスに働く材料7
  • 成長鈍化

    売上成長率は年2%程度と低成長。

  • 原材料高リスク

    原油高などでコスト上昇、利益率低下懸念。

  • 競合激化

    フィルム市場は海外メーカーとの競争が激しい。

  • 業績成長率鈍化で割安感消失FY2026/3決算後影響

    増益率は前期7.2%→今期2.7%に鈍化。期待先行でPER調整リスク。

  • 原材料価格高騰で利益圧迫不定影響

    石化原料高でコスト増。営業利益率8.7%は想定以上に低下する可能性。

  • 海外景気減速で需要減少不定影響

    自動車・電子向け依存。海外景気後退で受注減のリスク。

  • 業界内競争激化で値下げ圧力継続影響

    機能性フィルムは競合多く、価格競争で収益率低下。

次の決算で確かめる点
営業利益率
コスト転嫁や競争力の変化を確認。
海外売上高比率
海外事業拡大の進捗を測る。
売上高成長率
低成長が定着していないか注視する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり85で、前期から+31.7%いまの株価に対する利回りは3.37%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥85
1株あたり
配当利回り
3.37%
いまの株価に対して
配当性向
37.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1131.9
2018年3月129.128.8
2019年3月1416.729.6
2020年3月1614.357.3
2021年3月12−25.038.1
2022年3月1958.333.2
2023年3月2531.637.3
2024年3月3228.029.0
2025年3月4128.131.7
2026年3月5431.737.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥85

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ12,542人。区分でいちばん多いのは金融機関34.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が59.7%を占め、残る40.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
金融機関41.040.139.038.636.434.0
事業法人30.129.729.728.128.525.6
個人・その他13.915.016.616.517.723.7
外国法人13.914.013.315.316.415.3
自己株式1.71.51.31.43.97.2
証券会社1.01.21.41.61.01.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)9.65
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.72
03株式会社みずほ銀行3.63
04株式会社りそな銀行3.63
05信越化学工業株式会社3.32
06明治安田生命保険相互会社3.13
07丸紅株式会社2.95
08三菱商事株式会社2.85
09三井物産株式会社2.62
10株式会社三井住友銀行2.50

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-07-07
    株式会社みずほ銀行
    新規の大量保有報告
    3.63%
  • 2026-04-22
    三井住友DSアセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    2.18%
    -1.00pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+587%、1株純資産は14期で+151%。直近期のROEは11.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月225654.111.373.9
2014年3月325995.518.227.5
2015年3月326595.013.831.2
2016年3月416696.29.435.9
2017年3月467236.611.631.9
2018年3月427365.712.228.8
2019年3月477536.49.629.6
2020年3月487896.28.057.3
2021年3月518536.310.138.1
2022年3月629157.17.333.2
2023年3月729997.58.237.3
2024年3月1141,17210.88.829.0
2025年3月1381,26811.47.631.7
2026年3月1541,42111.410.837.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額260百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
常盤和明代表取締役 社長執行役員6564,200
入江淳二代表取締役 副社長執行役員 管理本部長6864,000
梶山学之取締役 専務執行役員 営業本部長6344,000
小川智三取締役 常務執行役員 ものづくり統括本部長 兼ものづくり統括本部 コンパウンド本部長 兼ものづくり統括本部 購買本部長5315,500
島田髙志取締役(常勤監査等委員)6529,400
中村重治社外取締役(監査等委員)727,400
江原茂社外取締役(監査等委員)672,600
末村あおぎ社外取締役(監査等委員)662,600
絹川幸恵社外取締役(監査等委員)612,200

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)412020451
社外取締役4363810
取締役(社内)1171818

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,167字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社16社で構成されており、4つの市場別セグメントにおいて、コンパウンド、フイルム、食品包材の製造・販売等を行う合成樹脂加工等の事業を行っております。 セ グ メ ン ト 名[市 場]   事 業 戦 略   主 要 製 品 トランスポーテーションTransportation (TR)[自動車、鉄道、船舶市場等]   アジア・北米市場で圧倒的な存在感の確立主に自動車分野の機能部品の販売強化   コンパウンドフイルム デイリーライフ&ヘルスケアDaily Life & Healthcare (DH)[医療、生活資材、食品包材市場等]   医療・ヘルスケアおよび生活資材分野での高付加価値製品の拡充新分野への挑戦   コンパウンドフイルム食品包材 エレクトロニクスElectronics (EL)[エネルギー、情報通信、IT機器市場等]   電線分野での快適な暮らしを支える情報インフラへの貢献光学分野での未来を創造するオンリーワン製品の開発   コンパウンドフイルム ビルディング&コンストラクションBuilding & Construction (BC)[住宅、ビル、建築資材、土木市場等]   建装材分野での機能的で環境に優しく美しい空間部材の提供   コンパウンドフイルム (注)( )はセグメントの略称であります。 当社及び連結子会社の事業における当社及び連結子会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 コンパウンド……………(TR/DH/EL/BC)       当社が製造・販売するほかに、海外の拠点である、RIKEN AMERICAS CORPORATION、RIMTEC CORPORATION、RIKEN ELASTOMERS CORPORATION、RIKEN(THAILAND)CO.,LTD.、RIKEN ELASTOMERS(THAILAND)CO.,LTD.、PT.RIKEN INDONESIA、RIKEN VIETNAM CO.,LTD.及び上海理研塑料有限公司において製造・販売しております。リケンケミカルプロダクツ㈱は当社の外注加工先としてコンパウンドの製造を行っております。 フイルム…………………(TR/DH/EL/BC)   当社が製造・販売するほかに、一部当社製品の販売をRIKEN U.S.A.CORPORATION、RIKEN TECHNOS INTERNATIONAL KOREA CORPORATIONに委託しております。 食品包材…………………(DH)   当社が製造・販売するほかに、海外の拠点として、理研食品包装(江蘇)有限公司が製造・販売しております。 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,089字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 わが国経済は、個人消費や設備投資など内需の拡大により、緩やかに景気拡大に向かうものと見込んでおります。一方で、中東情勢を起因としたエネルギー価格の上昇、継続的な円安や人件費の上昇等による影響も懸念され、依然として先行きは不透明な状況が続くものと考えております。 このような環境の中、当社グループは3ヵ年中期経営計画「One Vision, New Stage 2027」を経営方針とし、すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指してまいります。2026年度は、この3ヵ年中期経営計画の2年目となります。「稼ぐ力」の伸長と「サステナビリティ」を2本の柱として一層注力し、あわせて「財務戦略」/「ステークホルダーコミュニケーション」に取り組んでまいります。「稼ぐ力」の伸長については、「Global One Company」「顧客の期待の先を行く」「新規事業/新製品への挑戦」の3つの戦略を推進します。 「Global One Company」においては、グローバルな一体運営を目指し、ASEAN重視の方向感は変わらない一方、日本国内における成長投資も重視してまいります。グローバル市場で日系企業のみならず非日系企業への拡大にも注力してまいります。 「顧客の期待の先を行く」においては、顧客の市場の理解を深め、より最適な提案ができるよう情報収集力・分析力、そして何よりそれらを可能とする人材の育成に力を入れてまいります。2025年度、新たに「ものづくり統括本部」を設置し対応を進めてきました。技術・製造・品質管理・購買が一体となり、顧客にとって最適な製品をより迅速に提案/提供できるよう、一丸となった取り組みを一層進めてまいります。さらに、MI、DX等これらを支える投資にも注力してまいります。 「新規事業/新製品への挑戦」においては、「ものづくり統括本部」の下、チャレンジメーカーとして、市場が求める新製品の開発に従来以上に注力し、当社事業ポートフォリオに占める新製品の割合を向上させていきます。一方、新規事業に関しても、多数の大学との共同研究を進めており、この3ヵ年中期経営計画期間中に新たな事業としての立ち上げを目指してまいります。 「サステナビリティ」については、「稼ぐ力」の各戦略と並ぶ大きな柱として、脱炭素をはじめとする環境関連対応やガバナンス/リスクマネジメントの高度化に取り組んでまいります。特にこれらの取り組みは中長期的な企業の存続にかかわる永続性に関する課題であり、株主資本コストの低減につながるものと認識しており、着実に取り組んでまいります。 「財務戦略」については、引き続き「価値創造するバランスシート」に向けた改革への取り組みを推進します。中東情勢等による影響を考慮し、足許では現預金や在庫の一時的な積み増しも進めている状況ではありますが、Cash Conversion Cycleの改善や投資有価証券の圧縮等、バランスシートの構造改革を進めてまいります。3年間の営業キャッシュフローに加え、これらで捻出したキャッシュによって、成長/戦略投資および株主還元等を進めてまいります。 「ステークホルダーコミュニケーション」については、3ヵ年中期経営計画における上記取り組みについて、ステークホルダーの方々にご理解をいただけるよう、IR/SRをはじめとして対外的な発信を強化します。当社に投資いただける株主の方々のすそ野を広げていく取り組みも行ってまいります。 セグメント別には、「トランスポーテーション」では、車両用電線及び自動車用成形部材分野への取り組みを強化し、グローバルで既存製品の販売増加と新たな市場獲得に取り組んでまいります。 「デイリーライフ&ヘルスケア」では、医療市場及び食品包材市場への取り組みを強化し、グローバル視点で販売戦略を実行してまいります。 「エレクトロニクス」では、電力・産業用電線、情報通信/モビリティ/ロボット・FA市場への取り組みを強化し、グローバルで拡販活動を進めてまいります。 「ビルディング&コンストラクション」では、住宅・非住宅市場向け建装用フィルム及び住宅・建築資材分野への取り組みを強化するとともに、インフラ・建築資材分野の需要が増加する海外での拡販を進めてまいります。 コーポレート・ガバナンスにつきましては、経営理念「リケンテクノス ウェイ」を実践するとともに、グループガバナンスをさらに強化し、グループ経営の透明性、公正性を確保してまいります。 また、株主・投資家の皆様との建設的な対話を進め、中長期的な企業価値の向上に努めてまいります。 今後、ますますグローバルに競争が激化することが予想されますが、各本部及び国内外の連結子会社が連携して各課題に取り組み、3ヵ年中期経営計画の完遂に向け全社員が一丸となって邁進してまいります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
事業等のリスク4,221字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 (1) 当社のリスクマネジメント体制 当社グループでは、リスクマネジメントの実効性を高めるとともにコンプライアンスの更なる向上を図るため、リスク・コンプライアンス委員会においてグループを取り巻くリスクを一元的に管理しています。リスク・コンプライアンス委員会では、グループ全体のリスクの洗い出しと分析・評価に加え、重要リスクの把握および重点対策リスクの特定、ならびにその対応策の策定を行っています。また、半期ごとにリスク対応策の進捗状況の確認と見直しを行い、必要に応じて関係各部門に対して改善指示を行うなど、グループ全体の総合的なリスク管理を行っています。 リスクマネジメント体制 (2) 当社のリスクマネジメントの運用状況 リスクの特定プロセス 当社では、期初に各本部・連結子会社において、前期のリスク対応策の進捗結果を踏まえて、個別に内部統制リスク一覧を策定し、各リスクの発生可能性、影響度、対応状況を評価し、現存リスクの評価をおこなっています。リスク・コンプライアンス委員会がそれらを統合・評価した上で、グループ全体の内部統制リスクの把握と期を通して経営陣が積極的に関与すべき重点対策リスクの特定を実施し、その内容および選定プロセスについて取締役会で決議しています。また、リスク・コンプライアンス委員会では、人権リスクの特定・評価も併せて行っています。 網羅的・横断的にグループ全体のリスクの把握とその対応策実施状況および進捗の確認、リスク対応策の見直し・改善のPDCAサイクルを回し、グループ全体で一貫したリスクマネジメントを実施することで、グループ・ガバナンス(内部統制)を強化しています。 (3) 事業等のリスク 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 ① 当社グループにおける重点対策リスクおよび対策 重点対策リスク   リスクの概要   対策の概要 1   中東情勢をはじめとする事業継続に対する危機事象の発生   ・地政学リスクや供給構造の変化により、原材料の調達困難/価格上昇が発生し、事業継続が困難になるリスク   ・様々なリスクに対して全本部をあげて対応・事業継続マネジメントの高度化 2   品質問題の発生   ・市場クレームにより補償費用が発生するリスク・信用低下、取引機会を喪失するリスク   ・生産工程内での品質管理体制の強化・流出防止対策の強化 3   労働災害の発生   ・従業員の負傷/休業、生産停止、社会的信用が低下するリスク   ・安全パトロールの強化による危険源の抽出と対策の実施・安全教育の強化 4   環境問題への対応遅れ   ・環境問題への対応の遅れによる競争優位性低下のリスク・近隣への環境影響が発生するリスク   ・CO₂削減ロードマップの更新・環境に影響する事象の発生源対策および軽減対策の実施 5   サイバー攻撃等によるシステムダウン・情報漏洩   ・サイバー攻撃等によるシステムダウンや情報漏洩により事業継続/社会的信用に影響するリスク   ・国内外のグループ共通ネットワーク基盤の本格展開によるセキュリティ強化・24時間365日監視体制強化 ② 重点対策リスク以外に当社が認識している主要なリスク a. 技術革新および顧客ニーズへの対応について 当社グループが事業を展開する合成樹脂加工等の市場は、急速な技術変化と技術革新および顧客ニーズの変化に対応する新商品・サービスの提供の必要性を特徴としています。新技術の開発とその製品化および新製品・サービスの提供により、既存の製品・サービスは陳腐化または市場性を失う傾向があります。 当社グループは、常に技術と顧客ニーズの急速な変化を的確に把握し、それに対応した製品・サービスのマーケティングを行っていますが、かかる製品・サービスを常に提供することができるという保証はありません。当社グループがこれら新技術のトレンドの把握、顧客ニーズの予測や対応を誤った場合、当社グループの事業、業績および業務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 b. 資材等の調達について 当社グループの生産活動には、原材料、原反、製造装置等の設備、貯蔵品、その他の供給品のタイムリーな納入が必要です。当社グループの購入する原材料等には特殊なものがあるため、その中には、仕入先や供給品の切り替えが困難なものや、特定の仕入先からしか入手できないものもあります。当社グループは、当社グループが使用する原材料、原反、設備、その他の供給品が現在十分に確保されているものと認識しておりますが、供給の遅延・中断や業界内の需要増加、調達先の統合、倒産、廃業等があった場合、必要不可欠な原材料等の供給不足が生じる場合があります。これらの原因等により、当社グループが供給品を機動的に調達できない場合や供給品の調達のために極めて多額の資金の支払が必要となる場合、当社グループの業績が悪化する可能性があります。また、欠陥のある原材料、原反、設備、その他の供給品は、当社グループの製品の信頼性および評判に悪影響を及ぼす可能性があります。 c. 海外市場での事業拡大に伴うリスクについて 当社グループは海外市場での事業拡大を戦略の一つとしています。当社グループの海外における生産および販売活動の大部分は、米国や東南アジアおよび中国市場です。これらの海外における事業活動においては、政治経済情勢の悪化、輸出入および外貨の規制、関税政策の変更、予期しない法令の改正、戦争・テロ、その他の要因による社会的混乱、疫病の発生、人材および技術の流出など、当社グループの事業活動を阻害するリスクがあり、当社グループの業績、財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 d. 製品の欠陥について 当社グループは、世界的に認められている品質基準に従って製品を製造しています。しかし、全ての製品について全く欠陥がなく、製造物責任を負うこともなく、リコールが発生しないという保証はありません。また、保険によってこれらに起因する費用の全てを賄える保証もありません。大規模なリコールや多額の製造物責任賠償を負担することにより、当社グループの業績、財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 e. 原材料価格の大幅な変動による採算性悪化について 当社グループの製品は、原油から精製されるナフサ由来のエチレン、プロピレン等の石化基礎製品から作られる誘導品を主原材料としているため、その原材料価格は原油価格の変動の影響を大きく受けることになります。原油価格は、全世界的な需給バランスのほか戦争、テロ、投機的な動き等予期せざる様々な原因により、乱高下を繰り返しており、今後もこの傾向は続くことが予想されます。また、植物由来の一部原材料では、地球温暖化等気候変動の影響を受けることが予想されます。原材料価格の変動を適時に製品価格に反映できない場合やコスト削減等により吸収できない場合、当社グループの業績、財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 f. 外国為替相場の変動について 当社グループの事業には、海外における製品の生産・販売が含まれています。海外現地法人において、現地通貨で取引されている収支の各項目は、連結財務諸表を作成する際に円に換算されるため、結果として換算する時点での外国為替の変動に影響される可能性があります。また、為替相場の変動は、当社グループが現地で販売する製品の価格や当社グループの現地生産品の製造・調達コストに影響を及ぼす可能性があり、現地市場の競争力や国内における販売価格にも影響をもたらす可能性があります。 g. 方針の不徹底、人材確保について 当社グループの企業理念や会社方針が十分に浸透せず、また、当社グループの事業戦略を遂行できる人材が流出したり確保できない場合、当社グループの競争力・収益力が想定されたように成長せず、当社グループの業績、財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループ各社および関連部門において従業員同士のコミュニケーションに不足が発生した場合、業務遂行に悪影響を及ぼす可能性があります。 h. 労働災害・事故に関するリスクについて 当社グループでは、労働環境の維持・向上が経営戦略に重要な影響を及ぼすと認識し、働きやすい職場環境や職場の安全の維持・向上に努めています。しかしながら、当社グループにおいて重篤な労働災害、火災事故などの不測の事態が発生し、生産活動が停止した場合、当社グループの業績、財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 i. 法令違反・訴訟に関するリスクについて 当社グループの取締役、執行役員、従業員の法令違反等の有無にかかわらず、将来において予期せぬトラブルや訴訟等が発生する可能性があります。かかる訴訟が発生した場合、その内容や金額によって、当社グループの業績、財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 j. 人権問題について 当社グループは、人権尊重の取り組みに関する明確かつ包括的な指針を定めるため、国際連合の「国際人権章典」および「ビジネスと人権に関する指導原則」ならびに国際労働機関の「労働における基本的原則及び権利に関するILO宣言」をはじめとする人権に関する国際規範に基づき、「リケンテクノスグループ人権方針」を策定しています。また、リスク・コンプライアンス委員会において人権デュー・ディリジェンス(人権リスクの特定と対応策の実施など)も実施しています。しかしながら、当社グループの事業活動によって直接または間接的に人権に負の影響を及ぼすリスクを完全には排除できない可能性があり、人権リスクに対し適時適切な対応ができなかった場合、社会的信用の低下に加え、生産活動の停滞や遅延、事業活動にかかる追加の対応コストなどが生じることにより、当社グループの業績、財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,934字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、米国の通商政策による影響や物価上昇が見られたものの、雇用・所得環境の改善を背景に、個人消費や設備投資は持ち直しの動きを見せ、緩やかな回復基調となりました。 海外では、米国経済が穏やかな拡大を継続している一方、米国による関税率の引き上げ、中国における不動産市場停滞による経済の減速、中東情勢等を背景に、不透明な状況が継続しております。 このような環境の中、当社グループは中期経営計画「One Vision, New Stage 2027」の初年度として、「Global One Company」「顧客の期待の先を行く」「新規事業/新製品への挑戦」の3つの戦略の具体的な取り組みを行ってまいりました。 その結果、連結売上高は131,377百万円(前連結会計年度比(以下「前年同期比」)2.5%増加)、連結営業利益は11,408百万円(前年同期比8.8%増加)、連結経常利益は11,786百万円(前年同期比11.3%増加)、親会社株主に帰属する当期純利益は7,569百万円(前年同期比2.7%増加)となりました。 セグメント別の経営成績は次のとおりであります。 <トランスポーテーション> 国内では、エラストマーコンパウンドの拡販が進み、増収となりました。 海外では、ASEANでのコンパウンドの拡販が進み、増収となりました。 セグメント利益につきましては、国内外での販売が増加したものの、国内外における設備投資によるコスト増により、減益となりました。 その結果、売上高は42,842百万円(前年同期比4.2%増)、セグメント利益は4,456百万円(前年同期比8.5%減)となりました。 <デイリーライフ&ヘルスケア> 国内では、生活資材向け塩ビコンパウンドの販売が堅調に推移したものの、家庭用ラップおよびフィルムの販売が減少し、減収となりました。 海外では、米国市場向け生活資材塩ビコンパウンドの販売が低下し、減収となりました。 セグメント利益につきましては、ASEANでの医療市場向け塩ビコンパウンドの拡販が進み、増益となりました。 その結果、売上高は36,474百万円(前年同期比0.9%減)、セグメント利益は3,941百万円(前年同期比11.9%増)となりました。 <エレクトロニクス> 国内では、電線需要が低迷する中、高騰した原材料価格の販売価格への転嫁が進み、増収となりました。 海外では、タイ国・米国における塩ビコンパウンドの拡販が進み、増収となりました。 セグメント利益につきましては、ポートフォリオ構成の変更、国内外におけるコンパウンドおよびフィルムの価格適正化により、増益となりました。 その結果、売上高は25,692百万円(前年同期比4.1%増)、セグメント利益は1,835百万円(前年同期比87.7%増)となりました。 <ビルディング&コンストラクション> 国内では、住宅向け塩ビコンパウンドの販売が増加し、増収となりました。 海外では、タイ国における建築資材向け塩ビコンパウンドの販売が減少し、減収となりました。 セグメント利益につきましては、国内におけるコンパウンドの拡販を進めるも、米国での費用増加により、横ばいとなりました。 その結果、売上高は26,333百万円(前年同期比3.5%増)、セグメント利益は1,041百万円(前年同期比2.9%増)となりました。 当連結会計年度末における総資産は、流動資産で現金及び預金が2,079百万円増加、商品及び製品が986百万円減少となり、固定資産では機械装置及び運搬具等が2,341百万円増加、土地が1,333百万円減少、投資その他の資産の投資有価証券で2,999百万円増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ2,634百万円増加し、119,103百万円となりました。 負債は、流動負債で支払手形及び買掛金が2,797百万円減少、短期借入金が1,502百万円減少、未払法人税等が771百万円増加となり、固定負債では長期借入金が955百万円増加、繰延税金負債が1,013百万円増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ27百万円減少し、40,661百万円となりました。 純資産は、利益剰余金等の株主資本が662百万円増加、その他有価証券評価差額金、為替換算調整勘定等のその他の包括利益累計額が2,093百万円増加、非支配株主持分が93百万円減少したこと等により、前連結会計年度末に比べ2,662百万円増加し、78,442百万円となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ2,079百万円増加し、26,527百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によって得られた資金は、前連結会計年度に比べ1,852百万円増加し、13,399百万円でした。その主な内容は、税金等調整前当期純利益12,496百万円、減価償却費4,267百万円、売上債権の減少707百万円等による資金の増加、法人税等の支払2,574百万円等による資金の減少であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動による資金の支出は、前連結会計年度に比べ1,003百万円減少し、2,148百万円でした。その主な内容は、有形固定資産の取得による支出4,840百万円、無形固定資産の取得による支出88百万円、投資有価証券の売却による収入913百万円等であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動による資金の支出は、前連結会計年度に比べ2,777百万円増加し、9,290百万円でした。その主な内容は、自己株式の取得による支出4,572百万円、配当金の支払額(非支配株主への配当を含む)4,393百万円等による資金の支払であります。 ③ 生産、受注及び販売の状況 a. 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) トランスポーテーション(千円)   41,390,418   102.5 デイリーライフ&ヘルスケア(千円)   37,569,232   97.6 エレクトロニクス(千円)   23,020,798   98.2 ビルディング&コンストラクション(千円)   21,818,765   98.0 報告セグメント計(千円)   123,799,214   99.4 その他(千円)   5,037   104.6 合計(千円)   123,804,252   99.4 (注) 金額は、販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 b. 受注状況 当連結会計年度における受注状況をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) トランスポーテーション   43,955,269   103.7   5,063,904   128.0 デイリーライフ&ヘルスケア   36,719,960   100.8   1,743,550   116.1 エレクトロニクス   26,737,321   109.2   3,861,074   137.3 ビルディング&コンストラクション   27,306,385   107.0   3,763,218   134.6 報告セグメント計   134,718,936   104.6   14,431,748   130.4 その他   15,907   16.6   -   - 合計   134,734,843   104.5   14,431,748   129.9 c. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) トランスポーテーション(千円)   42,842,310   104.2 デイリーライフ&ヘルスケア(千円)   36,474,347   99.1 エレクトロニクス(千円)   25,692,831   104.1 ビルディング&コンストラクション(千円)   26,333,209   103.5 報告セグメント計(千円)   131,342,699   102.6 その他(千円)   34,682   48.5 合計(千円)   131,377,381   102.5 (注) セグメント間の取引については相殺消去しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 売上高 当連結会計年度の売上高は、131,377百万円、前連結会計年度比3,236百万円(2.5%)の増加となりました。 トランスポーテーションセグメントにおける国内でのエラストマーコンパウンドの拡販が進んだこと、エレクトロニクスセグメントにおけるタイ国・米国での塩ビコンパウンドの拡販が進んだことにより、増収となりました。それらに加え、高騰した原材料価格の販売価格への転嫁が進んだことも、増収の要因となりました。 売上原価、販売費及び一般管理費、営業利益 当連結会計年度の売上原価は、前連結会計年度比1,946百万円(1.9%)増加し、105,766百万円となりました。主な要因は、原材料費、労務費、減価償却費等の製造コスト増加によるものです。また、販売費及び一般管理費は、前連結会計年度比369百万円(2.7%)増加し、14,202百万円となりました。主な増加要因は、人件費、支払運賃等の増加によるものです。 その結果、営業利益は、前連結会計年度比920百万円(8.8%)増加し、11,408百万円となりました。 営業外損益 当連結会計年度における営業外収益は、為替差益等により、前連結会計年度比348百万円(73.8%)増加の821百万円となり、営業外費用は、支払利息等により前連結会計年度比69百万円(18.7%)増加の443百万円となりました。 経常利益 当連結会計年度における経常利益は、前連結会計年度比1,199百万円(11.3%)増加の11,786百万円となりました。 特別損益 当連結会計年度における特別利益は、投資有価証券売却益等の減少により、前連結会計年度比358百万円減少の1,248百万円となりました。 また、当連結会計年度における特別損失は、事業再編損失引当金繰入額等の増加により、前連結会計年度比373百万円増加の539百万円となりました。 税金等調整前当期純利益 税金等調整前当期純利益は、前連結会計年度比467百万円(3.9%)増加の12,496百万円となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益 親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度比199百万円(2.7%)増加の7,569百万円となりました。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、次のとおりであります。 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益の増加、売上債権の増減額減少、また棚卸資産の増減額増加、仕入債務の減少により、前連結会計年度比で増加しております。投資活動によるキャッシュ・フローは、主に製造設備への投資となりますが、事業計画に基づいており、その投資額につきましては適切であると認識しております。一方で、有形固定資産の売却収入増加により、前連結会計年度比で支出が減少しております。財務活動によるキャッシュ・フローは、自己株式の取得による支出が増加、また配当金の支払等により、前連結会計年度比で支出が増加しております。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性についての分析につきましては、次のとおりであります。 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資やその他の投資資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。 当社グループは、中長期的に安定した成長のため製造設備への投資が必要となりますが、投資額については適切に管理されており、資金の流動性に問題はないと認識しております。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は11,516百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は26,527百万円となっております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。