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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

高砂香料工業

TAKASAGO INTERNATIONAL CORPORATION4914 · Prime · 化学

飲料・食品用フレーバーから洗剤・化粧品用フレグランスまで手掛ける香料専業メーカー。

概要

高砂香料工業は1920年に東京で創業した総合香料メーカーである。飲料や菓子向けフレーバー、衣料用洗剤向けフレグランス、メントールなどのアロマイングリディエンツ、医薬品中間体などのファインケミカルの4事業を柱とし、世界42の子会社を通じて展開する。2026年3月期の連結売上高は2251億円、従業員数は4,443名。東京証券取引所プライム市場に上場する。

四つの事業で構成される香料グループ

高砂香料工業はフレーバー、フレグランス、アロマイングリディエンツ、ファインケミカルの4セグメントで事業を構成する。2026年3月期の部門別売上高は、フレーバーが1,226億円と全体の54%を占め、フレグランスが757億円、アロマイングリディエンツが161億円、ファインケミカルが91億円と続く。特にフレーバー部門は飲料向けを中心に中国子会社での出荷増が寄与し、前年比増収となった。ファインケミカル部門は米国子会社向け医薬品中間体の出荷延期により大幅減収となった。

日本・米州・欧州・アジアの4極体制

同社の販売実績を地域別に見ると、2026年3月期は日本が769億円、米州が555億円、欧州が423億円、アジアが501億円である。アジア地域は中国子会社を中心に飲料関連やファブリックケア向けの出荷が伸び、前年比増収かつセグメント利益が14%増加した。一方、米州は米国子会社でフレーバー・フレグランス・ファインケミカルすべてが不振で売上高16.5%減、営業利益64.8%減となった。欧州はドイツ子会社が好調だったがフランス子会社のシステム導入影響で減益となった。

中期経営計画で海外成長と国内収益性改善を掲げる

2024年度から2026年度までの中期経営計画「New Global Plan-2(NGP-2)」では、3つの基本方針「海外の成長」「国内の収益性改善」「サステナブルな経営」を掲げる。海外では事業軸による成長戦略や新規顧客開拓、サプライチェーン最適化を、国内では製品ポートフォリオ適正化や費用構造改革を進める。2026年3月期は海外売上高が前期比減少したが、アジアは増収増益を達成。国内はフレーバー・フレグランスが堅調だったが、ファインケミカルの輸出減少で収益性に課題を残した。

業界の中での役割は香料・フレーバーのグローバルメーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2,251億円
営業利益
81億円
営業利益率
3.6%
純利益
95億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
日本770億円34.2%6億円0.8%
米州556億円24.7%9億円1.6%
アジア502億円22.3%57億円11.4%
欧州424億円18.8%8億円1.9%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01フレーバー(香料事業)主力

飲料、アイスクリーム、菓子、調理加工食品向けに、風味を付与するフレーバーや天然香料、コーヒーエキス、果汁などを供給。食品メーカー向けにカスタマイズも行う。

主な製品・サービス4
飲料用フレーバー
清涼飲料水やアルコール飲料に風味を付けるための香料。天然・合成の両方を提供。
菓子・冷菓用フレーバー
キャンディ、ガム、アイスクリームなどに使用される香料。多様な味わいを実現。
調理加工食品用フレーバー
スープ、調味料、冷凍食品などに風味を強化するフレーバー。
天然香料・加工用食品素材
コーヒーエキスや果汁など、天然由来の素材を食品メーカーに供給。

02フレグランス(香料事業)主力

衣料用洗剤・柔軟剤、香粧品、芳香剤向けに香りを付与する香料(フレグランス)を供給。消費者向け製品メーカー向けに独自調合。

主な製品・サービス3
衣料用洗剤・柔軟剤用フレグランス
洗濯用製品に持続性の高い香りを付与する香料。
香粧品用フレグランス
香水、化粧品、ヘアケア製品などに使用される香料。多様な香調をカスタマイズ。
芳香剤用フレグランス
室内用芳香剤、消臭剤に配合される香料。

03アロマイングリディエンツ(香料素材)準主力

メントール、ムスクなどの香料素材(アロマイングリディエンツ)を自社製造・販売。香料メーカーや食品・医薬品メーカー向け。

独自の合成技術による高品質香料素材を提供

主な製品・サービス2
メントール
清涼感を付与する薄荷成分。食品、医薬品、化粧品に広く使用。
ムスク系香料素材
香りの持続性を高めるムスク香調の合成香料。

04ファインケミカル(精密化学品)副次

医薬品中間体、触媒、有機電子材料などの精密化学品を製造・販売。香料技術を応用した高付加価値製品。製薬会社やエレクトロニクスメーカー向け。

主な製品・サービス3
医薬品中間体
医薬品の合成に用いる中間体。光学活性体などの高難度化合物にも対応。
触媒
化学反応を促進する触媒。不斉合成などに用いる金属触媒や有機触媒。
有機電子材料
有機ELや半導体向けの高純度有機化合物。

製品と技術

飲料から菓子まで幅広いフレーバー

同社のフレーバー事業は、飲料、アイスクリーム・冷菓、キャンディ・ガムなどの菓子、調理加工食品向けに風味を付与する香料を提供する。天然香料やコーヒーエキス、果汁などの加工用食品素材も手がけ、食品メーカーからのカスタマイズ要望に応える。2026年3月期のフレーバー部門売上高は1,226億円で、全体の54%を占める主力事業である。

洗剤や香水に使用されるフレグランス

フレグランス事業では、衣料用洗剤や柔軟剤、香水・化粧品、室内芳香剤向けの香料を調合・供給する。持続性の高い香りや多様な香調のカスタマイズが強みで、消費者向け製品メーカーとの長期取引が多い。2026年3月期は売上高757億円と全体の34%を占めるが、フランス子会社のシステム投資負担で営業利益は前期比72%減の5.6億円にとどまった。

メントール・ムスクなどのアロマ原料

アロマイングリディエンツ部門は、香料の原料となるメントールやムスク系香料素材を自社製造する。メントールは清涼感付与のため食品や医薬品にも使用され、ムスクは香りの持続性向上に寄与する。スペシャリティ品が堅調に推移し、売上高は161億円と全体の7%だが、原材料価格上昇の影響で営業利益は20.9%減の20億円となった。

医薬品中間体や電子材料のファインケミカル

ファインケミカル事業では、医薬品中間体、触媒、有機電子材料などの精密化学品を製造する。香料技術で培った合成技術を応用し、光学活性体などの高難度化合物にも対応する。主要顧客との品質管理体制高度化対応の影響で2026年3月期は出荷延期が発生し、売上高は91億円(前期比48.9%減)、営業損失8.2億円と大きく落ち込んだ。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

化学のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • アロマイングリディエンツ(香料素材)独自の合成技術による高品質香料素材を提供

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

香料専業で安定収益、だが利益率低下傾向

香料化学品メーカーとして専業性が強み。同業のクラレや東洋紡と比較すると売上規模は中程度。2025/3期は営業利益率6.68%と改善したが、2026/3期は3.6%に低下見込みで、利益率の変動が大きい。業界内で独自のポジションを築くが、収益安定化が課題。

強み

  • 特定分野に特化し、高度な技術・顧客基盤を有する。
  • 売上高約2000億円超と、業界で一定の存在感を示す。
  • 香料分野で差別化できれば、高い利益率が期待できる。
  • 香料需要は食品・日用品などで安定的に存在。

課題

  • 2025/3期6.68%から2026/3期3.6%へ低下、収益の不安定性。
  • クラレなど総合化学大手との競争にさらされる。
  • 香料原料の価格変動が収益に影響しやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機能性化学の時価総額近傍。太字が高砂香料工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14633サカタインクス1,420億円10.7倍
25310東洋炭素1,417億円31.8倍
34958長谷川香料1,412億円18.4倍
44461第一工業製薬1,371億円21.2倍
57821前田工繊1,353億円13.9倍
64914高砂香料工業1,338億円13.6倍
73002グンゼ1,303億円257.8倍
84220リケンテクノス1,295億円16.4倍
94189KHネオケム1,263億円13.0倍
104028石原産業1,256億円7.2倍
114047関東電化工業1,250億円32.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(機能性化学)に従っています。

会社の歴史

沿革 40件

高砂香料として創業した1920年

1920年2月、高砂香料株式会社が東京市麹町区有楽町で設立され、香料の製造販売を開始した。同年7月には東京府荏原郡蒲田村に本社を移転。1927年に大阪出張所を開設し、販路を西日本にも拡大した。1939年には社名を高砂化学工業株式会社に変更し、化学工業メーカーとしての位置づけを強めた。

戦後の再編と上場を果たした1950年代

1947年に平塚工場を竣工し、1948年には販売会社として高砂香料株式会社を分離設立。1951年、高砂香料株式会社と高砂化学工業株式会社が合併し、現在の商号である高砂香料工業株式会社となった。本社を東京都中央区西八丁堀に置き、1963年1月には東京証券取引所市場第二部に上場。1969年には市場第一部に昇格した。

海外進出の幕開けとなった1960年代

1968年4月、米国ニューヨークに現地法人Takasago USA,Inc.を設立し、海外生産・販売の第一歩を踏み出した。同年11月には静岡県に磐田工場を竣工。1975年にはシンガポールに法人を設立しアジア進出を開始。1978年にはフランス・パリに研究所を設立し、欧州での香り開発拠点を確保した。これらの海外拠点は後に連結子会社となった。

中国市場への本格参入とアジア展開

1995年11月、中国の上海日用化学工業開発公司との合弁会社「上海高砂鑑臣香料有限公司」を設立し、中国市場への本格参入を果たした。2004年には広東省に高砂香料(広州)有限公司を設立、2006年にフレーバー工場を竣工。2017年にはインド・チェンナイに新工場、2019年にはインドネシアに新工場を設け、アジアでの生産体制を強化した。

欧州・米州での買収と事業拡大

1988年にはスペインの香料素材会社Aceites Esenciales Y Derivados,S.A.の株式を取得し、後に完全子会社化。1992年にはドイツに法人を設立し、フレーバー工場を建設。2008年には米国のWessel Fragrances,Inc.から事業を譲り受け、米州でのフレグランス事業を拡大。2016年には米国Centre Ingredient Technology, Inc.を買収し、機能性素材を強化した。

プライム市場移行と最新の中国拠点

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴いプライム市場に移行。2025年4月には中国江蘇省に高砂香料(張家港)有限公司を設立し、中国での拠点をさらに拡大した。直近の2026年3月期は、ファインケミカル部門の減速やフランス子会社のシステム投資影響で減収減益となったが、アジア地域は増収増益を維持した。

年表40件を開く

1920年代

  • 1920年2月創業高砂香料株式会社設立、香料製造販売開始。東京市麹町区有楽町に本社を置く。
  • 1920年7月東京府荏原郡蒲田村に本社を移転。
  • 1927年7月大阪市南区に大阪出張所開設。(1936年1月 大阪支店に改称)

1930年代

  • 1939年7月社名を高砂化学工業株式会社と改称。

1940年代

  • 1947年3月神奈川県平塚市に平塚工場竣工。
  • 1948年8月創業販売会社として高砂香料株式会社を設立。

1950年代

  • 1951年2月M&A高砂香料株式会社と高砂化学工業株式会社が合併し、高砂香料工業株式会社に商号変更。本社を東京都中央区西八丁堀2-18とする。
  • 1956年11月福岡市上西町に福岡出張所開設。(1975年6月 福岡支店に改称)
  • 1957年4月名古屋市中区に名古屋出張所開設。(1960年6月 名古屋支店に改称)

1960年代

  • 1962年4月東京都中央区西八丁堀1-2に本社を移転。
  • 1963年1月上場東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 1968年4月創業米国、ニューヨークに現地法人Takasago USA,Inc.を設立。(1979年10月 ニュージャージー州に移転)
  • 1968年11月静岡県磐田郡豊田村に磐田工場竣工。
  • 1969年8月東京証券取引所市場第一部に昇格。

1970年代

  • 1975年5月商号変更シンガポールに現地法人Takasago Far East Co Pte. Ltd.(現、連結子会社)設立。(1988年7月 Takasago International(Singapore)Pte. Ltd.に社名変更)
  • 1977年1月高栄産業株式会社(現、連結子会社)を神奈川県平塚市西八幡に設立。
  • 1978年10月フランス、パリに現地法人Takasago Europe Perfumery Laboratory S.A.R.L. (現、連結子会社)を設立。

1980年代

  • 1980年3月茨城県鹿島郡波崎町に鹿島工場竣工。
  • 1980年12月東京都港区高輪3-19-22に本社を移転。
  • 1983年5月創業米国、ニュージャージー州にTakasago Corporation USAを設立。
  • 1985年9月高砂フードプロダクツ株式会社(現、連結子会社)を静岡県磐田郡浅羽町に設立。
  • 1986年11月有限会社高砂インターナショナルコーポレーション(現、連結子会社)を東京都港区高輪に設立。(1992年9月株式会社化。1998年11月 東京都大田区蒲田に移転)
  • 1987年10月M&ATakasago USA,Inc.とTakasago Corporation USAが合併し、Takasago International Corporation(U.S.A.)(現、連結子会社)に社名変更。
  • 1988年11月商号変更スペイン、Aceites Esenciales Y Derivados,S.A.(現、連結子会社)株式の30%を取得。(1998年12月株式100%を取得)(2005年5月 Takasago International Chemicals(Europe), S.A.に社名変更)

1990年代

  • 1992年1月ドイツ、トロイスドルフに現地法人Takasago Europe G.m.b.H.(現、連結子会社)を設立。(1999年4月ツルピヒにフレーバー工場竣工、本社をツルピヒに移転)
  • 1993年6月神奈川県平塚市の平塚工場敷地内に新総合研究所を竣工。
  • 1995年11月中国の上海日用化学工業開発公司(現、上海家化(集団)有限公司)との合弁会社上海高砂鑑臣香料有限公司(現、連結子会社)の出資比率を60%に引き上げ子会社とする。
  • 1997年6月M&A高砂珈琲株式会社(現、連結子会社)が高砂コスモコーヒー株式会社を吸収合併する。(1998年11月 東京都大田区蒲田に本社を移転)
  • 1998年11月東京都大田区蒲田5-37-1に本社を移転。

2000年代

  • 2004年11月中国広東省に現地法人高砂香料(広州)有限公司(現、連結子会社)を設立。(2006年4月広州にフレーバー工場竣工)
  • 2008年11月Wessel Fragrances,Inc.(米国、ニュージャージー州)より事業の譲受。

2010年代

  • 2011年10月ブラジル、ヴィニェードに現地法人Takasago Fragrâncias E Aromas Ltda.(現、連結子会社)が新事業所を開設。
  • 2013年7月広島県三原市に高砂香料西日本工場株式会社(現、連結子会社)を設立。
  • 2014年3月シンガポールの現地法人Takasago International(Singapore)Pte. Ltd.(現、連結子会社)が新事業所に移転。
  • 2015年10月広島県三原市に三原工場竣工。
  • 2016年1月Centre Ingredient Technology, Inc.(米国、ノースカロライナ州)株式の100%を取得。
  • 2017年3月インド、チェンナイに現地法人Takasago International(India)Pvt. Ltd.(現、連結子会社)が新工場を竣工。
  • 2019年11月インドネシア、西ジャワ州に現地法人PT. Takasago International Indonesia(現、連結子会社)が新工場を竣工。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、東京証券取引所プライム市場に移行。
  • 2025年4月中国江蘇省に現地法人高砂香料(張家港)有限公司(現、連結子会社)を設立。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    海外事業の成長推進

    事業軸ごとの成長戦略、新規顧客開拓、売上総利益拡大、サプライチェーン最適化、先端科学による競争力ある技術創成を通じて、海外市場での成長を目指す。

  2. 02

    国内収益性の改善

    売上総利益最適化、費用構造改革、新領域開拓、生産効率向上、合成事業体制再構築、サプライチェーン最適化、技術創成により、国内事業の収益性を改善する。

  3. 03

    サステナブル経営の推進

    Sustainability2030の実行、コーポレート基盤強化、人的資本価値最大化、業務遂行力向上、SDGs貢献製品開発を通じて、持続可能な経営基盤を構築する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で4,443人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は908万円で、9期前と比べて+16.0%平均年齢は42.1歳、平均勤続年数は18.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月3,339
2018年3月3,354
2019年3月78340.315.53,470
2020年3月78640.516.63,572
2021年3月78140.616.63,719
2022年3月79340.817.03,756
2023年3月80741.317.43,913
2024年3月82441.417.54,041
2025年3月86341.817.84,154368
2026年3月90842.118.14,443182

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率18.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率92.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)83.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社41(国内 16 / 海外 25) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
磐田工場 — 静岡県磐田市149億円
日本
鎌倉研究所 — 神奈川県鎌倉市9,796百万円
日本
本社研究所・工場 — Zuelpich, Germany8,939百万円
欧州
本社研究所・工場 — New Jersey他, U.S.A.5,720百万円
米州
本社研究所・工場 — Singapore4,787百万円
アジア
本社・工場 — Banten他, Indonesia4,018百万円
アジア
三原工場 — 広島県三原市2,993百万円
日本
本社研究所・工場 — Paris他, France2,938百万円
欧州
鹿島工場 — 茨城県神栖市2,898百万円
日本
本社研究所・工場 — Murcia, Spain2,724百万円
欧州
ほか6件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱高砂ケミカル
    東京都大田区
    議決権100.0%
  • 国内
    高砂スパイス㈱
    東京都大田区
    議決権100.0%
  • 国内
    高栄産業㈱
    神奈川県平塚市
    議決権100.0%
  • 国内
    高砂珈琲㈱(注3)
    東京都大田区
    議決権100.0%
  • 国内
    高砂フードプロダクツ㈱
    静岡県袋井市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱高砂アロマス
    東京都大田区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱高砂インターナショナルコーポレーション
    東京都大田区
    議決権100.0%
  • 国内
    南海果工㈱
    和歌山県 日高郡日高川町
    議決権100.0%
  • 国内
    高砂香料西日本工場㈱
    広島県三原市
    議決権100.0%
  • 海外
    Takasago International Corporation (U.S.A.)(注3、5)
    New Jersey, U.S.A.
    議決権100.0%
  • 海外
    Takasago de Mexico S.A.de C.V.
    Mexico City, Mexico
    議決権100.0%
  • 海外
    Takasago Fragrâncias E Aromas Ltda. (注3)
    Vinhedo, Brazil
    議決権100.0%
残りのグループ会社29社を開く
  • Takasago Europe Perfumery Laboratory S.A.R.L. (注3)Paris, France100%
  • Takasago Europe G.m.b.H. (注3)Zuelpich, Germany100%
  • Takasago International Chemicals (Europe), S.A.(注3)Murcia, Spain100%
  • Takasago International (Singapore) Pte. Ltd. (注3、5)Singapore100%
  • Takasago International (India) Pvt. Ltd. (注3)Tamil Nadu, India100%
  • PT.Takasago International Indonesia (注3)Banten, Indonesia100%
  • 上海高砂鑑臣香料有限公司中華人民共和国 上海60%
  • 上海高砂香料有限公司中華人民共和国 上海60%
  • 高砂香料(張家港)有限公司(注3)中華人民共和国 張家港100%
  • 高砂香料(広州)有限公司(注3)中華人民共和国 広州100%
  • 高和産業㈱東京都大田区100%
  • ㈲高砂保険サービス東京都中央区100%
  • Centre Ingredient Technology, Inc.North Carolina, U.S.A.100%
  • Takasago (U.K.) Ltd.Berkshire U.K.100%
  • Takasago International (Deutschland) G.m.b.H.Zuelpich, Germany100%
  • Takasago International (Italia)S.R.L.Milano, Italy100%
  • Takasago International (Espana)S.L.U.Barcelona, Spain100%
  • Takasago International Corporation South Africa(Pty) Ltd.Midrand, South Africa100%
  • Takasago International Turkey Esans ve Aroma San. Tic. A.S.Istanbul, Turkey100%
  • Societe Cananga S.A.R.L.Agadir, Morocco100%
  • Takasago Madagascar S.A.Antananarivo, Madagascar55%
  • Takasago International Corporation (Korea)Seoul, Korea100%
  • Takasago International (Philippines),Inc.Manila, Philippines100%
  • Takasago Import and Export (Thailand) Ltd.Bangkok, Thailand91%
  • PT.Takasago IndonesiaPurwokerto, Indonesia100%
  • Takasago International (Pakistan) (Private)LimitedLahore, Pakistan100%
  • Takasago International(Malaysia) Sdn. Bhd.Selangor, Malaysia100%
  • Takasago International(Vietnam) Co., Ltd.Ho Chi Minh City, Vietnam100%
  • 厦門華日食品有限公司中華人民共和国 厦門42%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    NEDO先導研究プログラム新産業創出新技術先導研究プログラムヒト嗅覚システムを活用した匂いセンサの開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2018-10-02
    4,636万円
  • 調達
    NEDO先導研究プログラム新産業創出新技術先導研究プログラムIT創香×IT創薬による匂い分子設計システムの開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2020-07-29
    3,110万円
  • 調達
    カーボンリサイクル実現を加速するバイオ由来製品生産技術の開発カーボンリサイクル実現を加速するバイオ由来製品生産技術の開発データベース空間からの新規酵素リソースの創出
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2020-08-05
    150万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は2,251億円営業利益81億円前期と比べると減収減益で、売上が-1.8%、利益が-47.1%。

売上高
-1.8%
2,251億円
営業利益
-47.1%
81億円
純利益
-28.6%
95億円
営業利益率
3.6%
前期比 -3.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高2,400億円2,251億円
営業利益110億円81億円
純利益94億円95億円
1株あたり配当¥52¥52

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は662億円、営業利益は39億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+36.5%、営業利益は+680.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q45115
2024年1Q48551.010
2024年2Q501102.011
2024年3Q500112.211
2024年4Q473−5
2025年2Q1,136807.049
2025年4Q1,156736.384
2026年2Q1,145625.454
2026年4Q1,106191.741
2027年1Q662395.932

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,190億円から2,251億円へ1.9倍に増えた。直近期の営業利益率は3.6%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
広島県三原市に高砂香料西日本工場株式会社(現、連結子会社)を設立。
2013年3月1,1907547
2014年3月1,3105930
広島県三原市に三原工場竣工。
2015年3月1,3173925
2016年3月1,4176049
インド、チェンナイに現地法人Takasago International(India)Pvt. Ltd.(現、連結子会社)が新工場を竣工。
2017年3月1,3687763
2018年3月1,4166770
インドネシア、西ジャワ州に現地法人PT. Takasago International Indonesia(現、連結子会社)が新工場を竣工。
2019年3月1,5056848
2020年3月1,5252934
2021年3月1,5047372
2022年3月1,62410289
2023年3月1,8688074
2024年3月1,9594727
中国江蘇省に現地法人高砂香料(張家港)有限公司(現、連結子会社)を設立。
2025年3月2,2921531536.7133
2026年3月2,25181953.695

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高2,251億円のうち、営業利益として残るのは81億円3.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は95億円、売上の4.2%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金67.6%1,522億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金28.8%648億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.6%81億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
32.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.7pt
3.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.2pt
4.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.5pt
6.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが43億円、投資CFが−162億円で、差し引きのフリーCFは−119億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は196億円で、売上の1.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月57−54143133
2014年3月75−11551−40156
2015年3月101−13664−35192
2016年3月85−11414−29170
2017年3月147−70−5577188
2018年3月85−72−4013161
2019年3月61−58−223143
2020年3月12−632−5193
2021年3月137−43−7994109
2022年3月116−73−2443136
2023年3月58−33−2025150
2024年3月100−68−532183
2025年3月189−916998356
2026年3月43−162−46−119196

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は2,711億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,561億円で、自己資本比率は56.6%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,31861370545.7
2014年3月1,49471178346.7
2015年3月1,70680190545.9
2016年3月1,73581691946.1
2017年3月1,77187289948.4
2018年3月1,89898491451.0
2019年3月1,86297488851.5
2020年3月1,82894888051.1
2021年3月1,8451,01383254.2
2022年3月1,9681,10386555.2
2023年3月2,1211,22090156.7
2024年3月2,2841,30997556.5
2025年3月2,6221,4641,15855.0
2026年3月2,7111,5611,15156.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
196億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,051億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
350億円
在庫として抱えている分
負債合計
1,151億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
75
/ 100
安定性自己資本比率38 / 40
収益力営業利益率7 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り203社中36位あたり、逆に低いのは営業利益率203社中166位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.4%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
3.6%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
56.6%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-1.8%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.9%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,328で、1年前と比べて-18.6%過去52週の値幅のなかでは41%の位置にある。

¥1,328-1.8%1ヶ月+12.5%1年-18.6%時価総額1,338億円
過去52週の値幅
安値¥1,065高値¥1,714

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.6倍
PER (会社予想)13.8倍
PBR0.82倍
配当利回り3.92%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+6.3%反発し、25日線(1172.24円)を約+3%上回る。一方、52週高値(1760円)からは依然-31%と低迷。200日線(1309.79円)を下回り、長期トレンドは弱い。出来高は直近で12万株と増加傾向にあり、買い戻しが入っている。RSI65.4で過熱感が出始めた。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERは12.44倍と業界平均17.65倍を下回り割安。PBRは0.77倍と平均1.36倍を大幅に下回り、解散価値割れの水準。配当利回りは4.28%と平均2.80%を上回る。ROEは6.4%と低く、収益性は平均以下。割安なバリュエーションだが、低ROEや営業利益の変動が大きく、成長性に課題。配当は安定している。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.6倍17.8倍
PER (予想)13.8倍
PBR0.82倍1.41倍
ROE6.4%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

足元の業績は減収減益予想(2026/3期:売上2,251億円、営業利益率3.6%)で、弱気派は香料業界の競争激化とコスト上昇で利益率が低下すると懸念。一方、強気派はPBR0.77倍・配当利回り4.3%の割安感に着目し、堅調な収益基盤と機能性素材の成長で中期的に反転すると見る。株価は1年で14.5%下落し、市場の期待は低いが、財務は安定しており、業績回復の時期と規模が争点。

プラスに働く材料7
  • 割安なバリュエーション

    PBR0.77倍と解散価値割れ圏。配当利回り4.3%は下支え要因。

  • 機能性素材の成長

    既存分野に加え、健康志向の高まりで機能性素材需要が拡大余地。

  • グローバル展開の強み

    世界展開による分散効果で、景気変動の影響を緩和しやすい。

  • PBR0.77倍の解散価値割れ継続影響

    PBR0.77倍は1株純資産に対し23%割れ。配当利回り4.3%と合わせ下支え

  • 配当利回り4.3%の高水準通年影響

    配当利回り4.3%は安定株主層を惹きつける。純利益95億円に対し配当総額52億円

  • 外国人保有26.3%と厚み継続影響

    外国人保有比率26.3%と高く、海外投資家が選好。需給の下支えに寄与

  • 営業利益153億円への回復余地2027/3期影響

    2025/3期の営業利益153億円に対し2026/3期は81億円。正常化すれば倍増余地

マイナスに働く材料7
  • 利益率の低下懸念

    2026/3期の営業利益率は3.6%と前期比ほぼ半減の見込み。

  • 競争激化で価格転嫁難

    香料業界の競争が激しく、コスト上昇を価格へ転嫁しにくい。

  • 減収減益予想

    会社計画自体が減収減益。市況回復の明確な兆しが見えない。

  • 営業利益153億→81億に半減2026/3期影響

    売上高も2292→2251億円に減。営業利益率は6.68%→3.6%に悪化

  • 純利益133→95億円に減少2026/3期影響

    純利益は133億→95億円と29%減。EPS低下でPERは12.4倍と割安感が薄れる

  • ROE6.4%と低い資本効率通年影響

    ROE6.4%は低く、PBR0.77倍は妥当。資本効率改善なしには株価は低位

  • 減配リスクで利回り維持が課題次期影響

    純利益95億円に対し配当総額52億円(利回り4.3%)。業績悪化で減配なら利回り低下

次の決算で確かめる点
売上高成長率
減収予想が続くか、回復に転じるかで事業環境の強弱を測る
営業利益率
競争とコスト圧力が利益率に与える影響を確認する
機能性素材売上比率
新たな成長柱としての寄与度を見る

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり52で、前期から+8.3%いまの株価に対する利回りは3.92%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥52
1株あたり
配当利回り
3.92%
いまの株価に対して
配当性向
63.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1032.2
2018年3月1110.034.2
2019年3月10−9.128.6
2020年3月1330.055.5
2021年3月10−23.138.6
2022年3月1440.025.7
2023年3月140.027.1
2024年3月140.029.2
2025年3月48242.970.3
2026年3月528.363.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥52

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ10,229人。区分でいちばん多いのは金融機関45.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が55.9%を占め、残る44.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
金融機関51.750.747.846.044.345.4
外国法人17.621.322.325.327.626.3
個人・その他17.916.317.416.214.616.4
事業法人11.411.011.110.810.510.5
自己株式2.72.63.53.43.33.2
証券会社1.40.71.41.73.01.5
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)9.47
02日本生命保険相互会社7.29
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.97
04BNP PARIBAS PARIS/2S/JASDEC FRENCH RESIDENTS(常任代理人 香港上海銀行)4.93
05STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505018(常任代理人 株式会社みずほ銀行)4.73
06株式会社三菱UFJ銀行4.70
07共栄火災海上保険株式会社3.87
08中江産業株式会社3.58
09株式会社紀陽銀行2.34
10高砂香料従業員持株会2.29

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−58%、1株純資産は14期で−48%。直近期のROEは6.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月2353,0348.410.931.9
2014年3月1523,5134.719.536.9
2015年3月1293,9523.421.239.5
2016年3月2464,0336.210.240.5
2017年3月3204,3427.611.232.2
2018年3月3554,9077.78.834.2
2019年3月2424,8604.913.828.6
2020年3月1734,7683.611.655.5
2021年3月3655,0977.47.238.6
2022年3月911,1068.56.025.7
2023年3月751,2366.57.027.1
2024年3月281,3252.225.029.2
2025年3月1371,4809.89.370.3
2026年3月981,5746.412.163.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額276百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
桝村聡代表取締役 社長執行役員 安全統括本部長、人事・総務本部、管理本部担当672,022
野依良治取締役88100
山形達哉取締役 常務執行役員 コーポレート本部長 兼安全統括副本部長 兼グローバルSAPマネジメント部長、情報システム部、品質保証部、国際品質保証統括部担当63643
染川健一取締役 常務執行役員 フレーバー事業本部長、支店担当61679
谷中史弘取締役 常務執行役員 研究開発本部長 兼ファインケミカル事業本部長64770
松田浩明取締役61
水野直樹取締役 常務執行役員 サプライチェーンマネジメント本部長、調達本部担当65651
川端茂樹取締役 常務執行役員 経営戦略本部長 兼経営企画部長、法務部、監査部担当64695
塚本恵取締役64
辻篤子取締役73
小林一久常勤監査役6414
磯野裕一常勤監査役64726
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢保有株数
中江康男監査役7929

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)781824621130
社外取締役6415468
監査役21531910

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,855字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社42社及び関連会社1社で構成され、フレーバー、フレグランス、アロマイングリディエンツ、ファインケミカルの製造・販売を主な事業内容として、さらに各事業に関連する研究及び不動産賃貸、その他の活動を展開しております。各地域、各事業における当社及び関係会社の位置付け等は次のとおりであります。 地域   事業   事業のセグメント(注)   主な会社 日本   香料事業   フレーバー   当社、株式会社高砂ケミカル、高砂スパイス株式会社、高栄産業株式会社、高砂珈琲株式会社、高砂フードプロダクツ株式会社、株式会社高砂アロマス、株式会社高砂インターナショナルコーポレーション、南海果工株式会社、高砂香料西日本工場株式会社 フレグランス アロマイングリディエンツ ファインケミカル その他の事業   不動産賃貸、他サービス業   当社、他2社 米州   香料事業   フレーバー   Takasago International Corporation (U.S.A.)、Takasago de Mexico S.A.de C.V.、Takasago Fragrâncias E Aromas Ltda.、 他1社 フレグランス アロマイングリディエンツ ファインケミカル 欧州   香料事業   フレーバー   Takasago Europe Perfumery Laboratory S.A.R.L.、Takasago Europe G.m.b.H.、Takasago International Chemicals (Europe), S.A.、他9社 フレグランス アロマイングリディエンツ アジア   香料事業   フレーバー   Takasago International (Singapore) Pte. Ltd.、Takasago International(India)Pvt. Ltd.、PT.Takasago International Indonesia、上海高砂鑑臣香料有限公司、上海高砂香料有限公司、高砂香料(広州)有限公司、他9社 フレグランス アロマイングリディエンツ (注)香料事業における事業内容及び品目は以下のとおりであります。 <フレーバー> 飲料、アイスクリーム等の冷菓、菓子(キャンディー、ガム、焼き菓子等)、調理加工食品(冷凍食品、スープ、調味料等)等に使用されるフレーバー、天然香料、その他加工用食品素材(コーヒーエキス、果汁等)、その他の食品添加物及びその関連商品 <フレグランス> 衣料用洗剤・柔軟剤、香粧品、芳香剤等に使用される香料及びその関連商品 <アロマイングリディエンツ> メントール、ムスク等の香料素材 <ファインケミカル> 医薬品中間体、触媒と有機電子材料等の精密化学品 事業系統図は、次のとおりであります。 (注)1.会社名は書面の都合上、略称にて記載しております。 Takasago International Corporation (U.S.A.)…………TIC(USA) Takasago de Mexico S.A. de C.V.…………………………TDM Takasago Fragrâncias E Aromas Ltda.……………………TBR Takasago Europe Perfumery Laboratory S.A.R.L.………TEPL Takasago Europe G.m.b.H. …………………………………TEG Takasago International Chemicals (Europe), S.A.……TICSA Takasago International (Singapore) Pte. Ltd. ………TIS Takasago International(India)Pvt. Ltd. ……………TII PT.Takasago International Indonesia……………………PTTID 上海高砂鑑臣香料有限公司 …………………………………STU 上海高砂香料有限公司 ………………………………………STY 高砂香料(広州)有限公司 …………………………………TIG 2.持分法適用の非連結子会社のTakasago de Centroamerica S.A.は休眠会社であり、重要性が乏しいため 記載を省略しております。
経営方針・対処すべき課題1,714字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループは、企業理念「香りを原点とする革新的な技術を通して、新しい価値を創造し続ける」を基に、全従業員が共感し目指すことのできる、2040年の当社グループの「ありたい姿」として「Vision 2040」を定めております。「Vision 2040」は「人にやさしく、環境にやさしく」をスローガンとしており、企業としての姿勢、社員としての姿勢を示す4つの理想像を挙げております。 「Vision 2040」 人にやさしく、環境にやさしく 1. 多様な価値観を尊重する 2. 自然と共生し、人々の生活に彩りを与える 3. 夢と誇りを持って未知の世界へ挑戦する 4. 常に高い技術を追求する、かけがえのない会社 この「Vision 2040」の下、社会価値と経済価値を創出し続ける企業グループとなるため、2024年度より中期経営計画「New Global Plan-2(NGP-2)」において3つの基本方針を定め、それに沿った経営を推進しております。 中期経営計画における骨子は次のとおりであります。 NGP-2 3つの基本方針 ・ 海外の成長 ・ 国内の収益性改善 ・ サステナブルな経営 海外での売上高は前期比減少となりましたが中長期的には増加傾向にあり、利益面においてもグループ業績全体を支えております。2025年度における海外の香料市場は堅調に推移し、欧州のフレーバー・アロマイングリディエンツ、アジアのフレグランスの売上高が伸長しました。米州はファインケミカルの主要顧客との間で品質管理体制の高度化対応を行った影響で、医薬品中間体の出荷延期が入り前期比減収となりました。事業軸による成長戦略や競争力のある技術を通じて新規顧客やビジネスの拡大へとつなげるとともに、サプライチェーンの最適化を図ることで、引き続き海外の成長を目指してまいります。 2025年度における日本国内の業績は、ファインケミカル事業における医薬品中間体の米国子会社向け輸出減少等により前期比減益となりました。フレーバー・フレグランス事業の販売は堅調に推移しましたが収益性に課題が残ります。これらの問題に対応すべく、製品ポートフォリオの適正化、新領域の開拓、費用構造改革などの施策に注力し、日本国内の収益性改善を図ります。 当社グループの持続的な成長や中長期的な企業価値の向上を果たすためには、社会・環境への貢献とともに経営の持続性が重要であると考えております。2021年度より推進しているSustainability2030の実行を通じて社会的課題の解決に取り組むとともに、Vision 2040 に沿った人的資本の価値最大化や業務遂行力の向上により経営基盤の更なる強化を図り、サステナブルな経営を推進してまいります。 NGP-2 3つの基本方針におけるKey Success Factors 各基本方針における重要成功要因として、Key Success Factorsを設定しています。基本方針のもとで、当社が取り組んでいる課題や方向性をステークホルダーに示すとともに、業務との関係性を当社グループの全社員で共有しております。各Key Success Factorsに関連する施策とKPIを設定し、進捗管理を着実に実施しております。NGP-2の最終年度にあたる2026年度に確実な達成を目指してまいります。 海外の成長 ・ 事業軸の成長戦略 ・ 新規顧客の開拓 ・ 売上総利益の拡大 ・ 海外サプライチェーンの最適化 ・ 先端科学による競争力のある技術の創成 国内の収益性改善 ・ 売上総利益の最適化 ・ 費用の構造改革 ・ 新領域の開拓 ・ フレーバー・フレグランス製品生産効率性の追求 ・ 合成事業生産体制の再構築 ・ 国内サプライチェーンの最適化 ・ 先端科学による競争力のある技術の創成 サステナブルな経営 ・ Sustainability2030の実行 ・ コーポレート基盤の強化 ・ 人的資本の価値最大化 ・ 業務遂行力の向上 ・ SDGsへの貢献を意識した製品の開発
事業等のリスク4,471字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性のあるリスクは、重要項目ごとに以下のとおりであります。なお、これらは当社グループに関連する全てのリスクを網羅したものではなく、現時点では予見できない又は重要と見なされていないリスクの影響を将来的に受ける可能性があります。当社グループは、このような経営及び事業上のリスクを最小化するため、必要な対応策の実施及び管理体制の整備に努めております。 当社は、取締役社長を委員長とし、各本部長を委員とするリスクマネジメント委員会を設置し、当社グループの業績に重大な影響を及ぼすおそれのあるリスクを特定・評価し、リスク量低減に向けた取組みを行っております。同委員会の審議内容については取締役会に報告しております。 全社横断的もしくは専門的な視点での管理が必要なリスクについては、取締役会、経営会議、各委員会等で審議し、総合的なリスク管理を行っております。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 リスク項目   関連するリスク   主要な取組 気候変動に係るリスク   ・当社グループが事業展開する各国において、気候変動に起因する環境規制の強化、新たな環境税等の賦課や、顧客からの環境に関する要求の高度化に対応できない場合、当社グループのレピュテーション、業績に影響を与える可能性・温室効果ガスによる地球温暖化が引き起こす異常気象や自然災害の増加により天然原料の供給制約が生じた場合、原料価格が高騰し業績に影響を及ぼす可能性   ・当社グループは、Vision 2040「人にやさしく、環境にやさしく」を掲げ、気候変動をサステナビリティ経営上の最重要課題の一つと認識。リスクと機会を含む気候変動課題を取締役会で定期的に議論・TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)への賛同を表明し、提言に沿った気候変動に関する戦略と情報開示を拡充・外部機関との連携、情報収集を推進。温室効果ガスに関しては、Science Based Targets initiative (SBTi)基準に則った目標を設定し、達成に向け排出量削減の取組みを推進・再生可能原料を活用したグリーンケミストリーを中心に、環境に適応した生産プロセス及び製品の開発を推進 リスク項目   関連するリスク   主要な取組 原料調達に係るリスク   ・世界景気、需給バランス、自然災害、為替変動、各国関税、インフレーション等の影響により、天然原料をはじめとする原料価格が高騰した場合、業績が悪化する可能性・地政学的リスクや購入先の事故等によりサプライチェーンが分断され供給責任を果たせず経営成績に影響を及ぼす可能性・中長期で調達した原料の市場価格急落により、計画した利益が得られない可能性・サプライヤーのコンプライアンス違反等サプライヤーリスクが顕在化した場合、当社グループの財務状況が悪影響を被る可能性   ・原料の互換性を高めると共に、当社グループのネットワークを活用したグローバル調達、複社購買等、調達手段の多様化を推進・サプライヤーとの契約内容の見直しや協働によるリスクの低減・「高砂香料責任ある調達ポリシー」を制定し、ポリシーに基づいた調達活動を推進。さらに、化学業界のグローバルサプライチェーンにおけるサステナビリティの国際的イニシアチブであるTfS(Together for Sustainability)に参画・高砂香料グループ人権ポリシーを策定、人権デューディリジェンスを実施し、サプライチェーン全体でのリスクの把握と対応を強化。サプライヤー行動規範を定め、サプライチェーン全体にわたる人権対応の浸透を図る グローバル事業展開に係るリスク   ・当社グループが事業展開する各国において、法律・規制・税制の大きな変化、テロ・戦争等の政治的・経済的混乱、感染症の蔓延等の社会的混乱などにより、現地の生産活動や販売活動へ影響を及ぼす可能性   ・当社グループの業務に関連する各国の政治・経済情勢や法規制の動向等に関する継続的な情報収集 経済情勢・為替レートの変動に係るリスク   ・世界的な景気後退や需要減少により当社製品の需要が低下した場合、売上高の減少につながる可能性・経済状況が低迷する場合、消費者が嗜好品等の買い控えを行う可能性・当社グループの連結売上高の海外売上高比率が高まることにより、為替レートの変動による円換算後の連結財務諸表が影響を受ける可能性   ・事業展開する国や地域、事業ポートフォリオの拡充によるリスク分散・各国における主要ビジネスの基盤を強化し、経済不振等に対する耐性を強化・為替変動を織り込んだ収益計画 リスク項目   関連するリスク   主要な取組 新製品の研究開発に係るリスク   ・当社が推進する技術革新(バイオ、グリーンケミストリー、AI等)において、研究開発の遅延や成果の未達、市場ニーズとの乖離が生じた場合、競争優位性が低下し中長期的な成長に影響を及ぼす可能性・技術及び知的財産の陳腐化に伴う競合他社の参入により、既存製品の市場におけるシェアが縮小するリスク   ・SDGsの課題解決に向け、グリーンケミストリーを念頭に置いた製品の開発の継続、医薬品中間体の供給等持続可能な社会への貢献を通した企業価値の向上・当社グループ独自の触媒技術の活用や最新のバイオ技術、環境負荷の低いプロセス開発の実施・再生可能資源の探索・利用、代替素材開発による天然香料素材の使用量削減、未利用資源の活用・外部研究機関、学術機関とのオープンイノベーション、AIの活用等を通じた多面的な研究開発の推進・先端科学による競争力のある新たな技術の創成及び実用化・海外研究開発拠点と国内の基礎研究部門の協働による効率的かつスピーディな研究開発の推進・新規技術の特許対応など知的財産戦略の実行 販売に係るリスク   ・競合他社の買収等による業界再編の影響により当社の市場シェアや優位性が低下する可能性・グローバル展開する顧客からのコアサプライヤー認定獲得競争により、業績に影響を及ぼす可能性・競合他社の参入により既存製品の市場シェアが低下する可能性   ・独自性を活かした製品開発による付加価値の提供及び競合他社比優位となるような商品・差別化されたサービスの提供・当社グループのグローバルリソースの最適配分に即した戦略の高度化・高い技術力を生かした競争優位性のあるスペシャリティの販売 リスク項目   関連するリスク   主要な取組 製品品質に係るリスク   ・重大な品質クレームやトラブル、製品に対する安全性や環境問題への懸念が生じた場合、リコールによる金銭的損失の他、顧客等ステークホルダーからの信用低下につながる可能性・原料調達先、自社工場・製造委託先の製造プロセスにおける不備により最終製品の品質に問題が生じた場合や関連法令が遵守されない場合、回収、販売停止等が生じ、製品が供給できなくなる可能性   ・製品関連法規を遵守した製品設計及び製造・高砂グループの品質方針に基づいた品質管理及び国内外の製造拠点での品質監査の実施による継続的な改善・特定の分野におけるプロセス安全管理(PSM)等、品質管理体制の高度化・データインテグリティ確保に努め、トレーサビリティを徹底・製造委託先や原料の取引先に対する品質管理・保証基準の設定、定期的な監査の実施・悪意ある異物混入、物流上の破損、誤出荷、ヒューマンエラーによる工程内不適合など多様な事象を想定し対策を策定、管理体制強化に注力 災害・事故に係るリスク   ・パンデミック、自然災害等により事業活動に支障が生じる可能性・自社事業所において火災・事故等が発生した場合、生産停止や販売停止等が生じ、製品が供給できなくなる可能性・原料サプライヤーにて発生した事故等により生産が減少、原料価格が高騰し、業績に影響を与える可能性   ・従業員の意識向上のための施策の実施及び災害の発生を想定した体制の整備・安定した操業を維持するための定期的な安全監査の実施・危機管理体制の整備及び適切な運営、国内外拠点におけるBCP(事業継続計画)の整備・策定・原料調達における複社購買の推進や各種施策の実施によるリスクの軽減 情報セキュリティ等システム運営に係るリスク   ・不正アクセスやコンピュータウイルスへの感染等によるデータの改ざん・消失、ランサムウェア等高度化するサイバー攻撃によりシステムの利用妨害や一時的障害が発生した場合、業務の停滞により業績及び財務状況に甚大な影響を与える可能性・当社グループの保有する企業情報及び個人情報の流出により問題が発生した場合は、社会的信頼の低下により業績に影響を与える可能性・新システム導入時にシステム上の特有の問題や習熟度不足により、生産・販売等に遅延が生じ、業績に影響を与える可能性   ・当社グループの情報システムに対する外部からの侵入を検知するシステムの導入など最先端技術によるITセキュリティの強化・標的型メールに対する訓練、定期的な情報セキュリティ研修の実施等継続的に社員教育を実施・新システム導入に際するトレーニングや習熟等の事前準備 リスク項目   関連するリスク   主要な取組 法令の遵守に係るリスク   ・現行法令の変更や新たな法令などが追加された場合、事業活動に制限、対応のための投資など、業績に影響を及ぼす可能性・関係法令の制定や改廃、規制の大幅な変更や強化等によるコンプライアンス違反により、行政処分を受けステークホルダーの信用を失うリスク・将来的に製品の品質、労働安全、環境保全、化学物質等事業活動に係る法的規制が強化され、新たな対策コストが発生する可能性   ・当社グループが事業展開する各国において、環境、化学物質、会計基準や税法、労務、商取引など様々な関連法令に従った業務の実行・国内外の法執行機関の運用状況に関する情報収集による法令遵守・法令等の改編の分析を踏まえた機動的対応・企業憲章及び行動規範の周知、及びコンプライアンスに関する定期的な社内研修の実施、各種ガイドライン・マニュアルの制定 人材に係るリスク   ・グローバルに事業を展開する上で、様々な人種・国籍や文化を持つ従業員の多様性を尊重したダイバーシティ経営を行っているが、その人材の有機的な活用ができない場合、またそれぞれの地域の事業に必要な資質、能力をもった人材を確保できない場合、事業成長の制約や競争力低下につながる可能性   ・各国拠点間での人材の異動を積極的に推進することによるグローバル人材の育成・グローバルレベルでの人事異動による適材適所の推進・日本発、アジア発の唯一のグローバル香料会社という特徴を生かしたグローバル市場での人材確保
経営成績の分析 (MD&A)4,464字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当社グループは「人にやさしく、環境にやさしく」をスローガンとする『Vision 2040』のもと、中期経営計画『New Global Plan-2(NGP-2)』(2024-2026年度)を推進してまいりました。 (経営成績の状況) 当連結会計年度の売上高は、前期比1.8%減の225,092百万円となりました。営業利益は前期比47.0%減の8,132百万円、経常利益は前期比37.9%減の9,511百万円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は前期比28.5%減の9,525百万円となりました。 部門別では、フレーバー部門は、当社と中国子会社において飲料向け等の出荷が増加し、売上高は122,626百万円(前期比2.3%増)、営業利益は5,187百万円(前期比0.2%減)となりました。フレグランス部門は、中国子会社においてファブリックケア向け等の出荷が増加し、売上高は75,784百万円(前期比1.8%増)となった一方、フランス子会社で新基幹システムに係る償却費等の販管費が増加し、営業利益は568百万円(前期比72.0%減)となりました。アロマイングリディエンツ部門は、スペシャリティ品が堅調に推移し、売上高は16,168百万円(前期比3.2%増)となったものの、営業利益は原材料価格の上昇等により2,019百万円(前期比20.9%減)となりました。ファインケミカル部門は、主要得意先との間で品質管理体制の高度化対応を行っている影響で海外医薬品中間体の出荷を延期したため、売上高は9,106百万円(前期比48.9%減)、営業損失は827百万円(前期は営業利益4,361百万円)となりました。その他不動産部門は、売上高は1,406百万円(前期比0.1%減)、営業利益は1,183百万円(前期比1.2%減)となりました。 セグメントにつきましては、日本は、当社のフレーバー部門において飲料向け等が堅調に推移し、売上高は76,968百万円(前期比4.6%増)となりました。一方で当社のファインケミカル部門において、医薬品中間体の米国子会社向け輸出の減少等により、営業利益は594百万円(前期比86.7%減)となりました。米州は、米国子会社において、フレーバー部門、フレグランス部門、ファインケミカル部門の出荷が減少し、売上高は55,575百万円(前期比16.5%減)、営業利益は908百万円(前期比64.8%減)となりました。欧州は、ドイツ子会社等が好調に推移し、売上高は42,395百万円(前期比7.8%増)となりました。一方でフランス子会社において新基幹システム導入に伴う出荷調整によりフレグランス部門の出荷が減少し、営業利益は800百万円(前期比67.4%減)となりました。アジアは、中国子会社において飲料関連、ファブリックケア等の出荷が増加したことに加え、原材料最適化により売上総利益が改善し、売上高は50,153百万円(前期比0.7%増)、営業利益は5,650百万円(前期比14.2%増)となりました。 (財政状態の状況) 総資産は、前連結会計年度末と比較して8,973百万円増加し、271,147百万円となりました。主なものは、土地の増加10,365百万円であります。 負債は、前連結会計年度末と比較して683百万円減少し、115,095百万円となりました。主なものは、未払法人税等の減少1,085百万円であります。 純資産は、前連結会計年度末と比較して9,656百万円増加し、156,051百万円となりました。主なものは、利益剰余金の増加4,075百万円、為替換算調整勘定の増加2,988百万円であります。 以上により、自己資本比率は55.0%から56.6%に増加いたしました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より16,012百万円減少し(前期は17,251百万円の増加)、19,572百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動による資金の増加は、4,271百万円(前期は18,922百万円の増加)となりました。主なものは、投資有価証券売却益4,426百万円であった一方、税金等調整前当期純利益13,714百万円、減価償却費8,756百万円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動による資金の流出は、16,222百万円(前期は9,127百万円の流出)となりました。主なものは、有形固定資産の取得による支出19,261百万円であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動による資金の流出は、4,645百万円(前期は6,882百万円の増加)となりました。主なものは、長期借入金による収入8,500百万円であった一方、長期借入金の返済による支出6,960百万円、配当金の支払額5,449百万円であります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 日本   59,084   △10.5 米州   47,048   △4.3 欧州   45,313   9.4 アジア   49,816   1.3 合計   201,263   △2.2 (注)金額は、販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 b. 受注実績 当社グループは、受注生産の規模は小さいため、受注実績は記載しておりません。 c. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 日本   76,968   4.6 米州   55,575   △16.5 欧州   42,395   7.8 アジア   50,153   0.7 合計   225,092   △1.8 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.当社グループの当連結会計年度の経営成績等 当社グループは、2024年度より中期経営計画『New Global Plan-2(NGP-2)』(2024-2026年度)(以下『NGP-2』という。)に取り組んでまいりました。『NGP-2』においては、3つの基本方針及び重要成功要因(Key Success Factors)を定め、連結売上高及び連結営業利益等の数値目標を設定し、着実かつ確実な達成を目指してまいりました。 『NGP-2』の2年目である当連結会計年度の売上高は、前期比1.8%減の225,092百万円となりました。主に米国子会社でフレーバー・フレグランス・ファインケミカル部門の出荷が減少いたしました。国内売上高は76,968百万円、海外売上高は148,124百万円、海外売上比率は66%となっております。 利益面では、営業利益は前期比47.0%減の8,132百万円となりました。主な減少要因としては、ファインケミカル部門において、主要得意先との間で品質管理体制の高度化対応を行っており、海外医薬品中間体の出荷が延期となりました。当社において、欧米向け医薬品中間体の輸出が減少したことにより、減益となりました。また、米国子会社において、フレーバー部門等で減収となったことにより、減益となりました。 経常利益は前期比37.9%減の9,511百万円となりました。営業利益の減少に伴い減益となりました。営業外損益は、前期は為替差損を計上しましたが、当期は為替差益となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益は、前期比28.5%減の9,525百万円となりました。特別損益は、政策保有株式の縮減により、投資有価証券の売却益が前期に比べて増加いたしました。 セグメント別の経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 b.当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 (キャッシュ・フローの状況) キャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。 (資金需要) 当社グループにおける主な資金需要は、設備投資資金、運転資金、借入の返済及び利息の支払、配当金の支払並びに法人税の支払であります。 (資金の源泉) 当社グループは、主として営業活動によるキャッシュ・フロー、金融機関からの借入等を資金の源泉としております。なお、当連結会計年度末における長期借入金等の年度別返済予定額は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 ⑤連結附属明細表 借入金等明細表」に記載のとおりであります。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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