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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

前田工繊

MAEDA KOSEN CO., LTD.7821 · Prime · その他製品

ジオシンセティックス(土木用高分子材料)のパイオニア。繊維・樹脂技術を核に防災・補強資材を展開

概要

前田工繊株式会社は、1972年に福井県福井市で創業した工業用繊維製品メーカーである。土木・建築・農業向けの合成繊維製ネット・シート・ロープなどのジオシンセティックス製品を中核とし、自動車用鍛造ホイールや産業資材も手掛ける。2025年6月期の連結売上高は641億円、営業利益120億円(営業利益率18.7%)と高い収益性を示す。東京証券取引所市場第二部に2007年8月上場。

ソーシャルインフラとインダストリーインフラの二軸

当社グループは「ソーシャルインフラ事業」と「インダストリーインフラ事業」の二つを報告セグメントとする。ソーシャルインフラ事業では、盛土補強材(ジオグリッド)、土木シート、河川護岸材、斜面防災製品、排水材、植生製品などを製造・販売する。また、不織布の原反メーカーとして自動車・医療・衛生資材向けにも供給する。一方、インダストリーインフラ事業は、子会社BBSジャパンによる高級鍛造ホイールの製造・販売と、未来コーセンによるクリーンルーム用ワイピングクロスや細巾織編物などの産業資材で構成される。2025年6月期のセグメント売上高はソーシャルインフラが363億円、インダストリーインフラが277億円である。

公共事業と自動車市場に依存する収益構造

ソーシャルインフラ事業の売上は公共事業の予算規模や執行時期に左右される。2025年6月期は大型案件の進捗により盛土補強材や海洋土木製品の販売が好調で、同事業の営業利益は73億円(前年同期比8.9%増)となった。インダストリーインフラ事業は自動車メーカーへのOEM供給とアフターマーケット販売が柱であり、同期末の営業利益は60億円(同17.8%増)と好調だった。全社の営業利益率は18.7%で、2027年6月期を最終年度とする中期経営計画では売上高700億円、営業利益120億円を目標とする。

国内11拠点と海外子会社で構成されるグループ

当社グループは、2025年6月30日現在、当社と連結子会社11社で構成される。ソーシャルインフラ事業では、前田工繊産資(合成樹脂製品)、未来のアグリ(農業資材)、未来テクノ(天幕・帆布)、沖縄コーセン(土木資材)、セブンケミカル(防水材)、犀工房(遊具)、釧路ハイミール(フィッシュミール)などを子会社に持つ。海外子会社としてMAEDA KOSEN VIETNAM CO., LTD.が合成木材を製造する。インダストリーインフラ事業では、BBSジャパンとその子会社BBS Motorsport GmbH(ドイツ)が鍛造ホイールを、未来コーセンがクリーンルーム用製品を手掛ける。国内営業拠点は東京本社のほか大阪、名古屋、福岡、仙台など11か所。

業界の中での役割はジオシンセティックス(土木用高分子材料)メーカー、および鍛造ホイールメーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
714億円
営業利益
120億円
営業利益率
16.8%
純利益
96億円
2026/6 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01ソーシャルインフラ事業(土木・建築・農業等)主力

繊維とプラスチックを素材としたジオシンセティックス製品を中核に、盛土補強材、土木シート、河川護岸材、斜面防災製品、排水材、植生製品などを製造・販売。防災・安心・安全をキーワードに、コンクリート補修補強材料や工法も提供。不織布の原反メーカーとしても自動車・医療・衛生資材向けに供給。子会社を通じて合成樹脂製品、農業資材(獣害対策、園芸ハウス)、天幕・帆布、外壁防水材等も扱う。

日本におけるジオシンセティックス技術のパイオニア企業

主な製品・サービス6
盛土補強材(ジオグリッド)
盛土の補強に用いる格子状の高分子シート。引張強度が高く、地盤安定化に寄与。
土木シート(不織布・織布)
分離・排水・保護など多目的に使用されるシート。道路や河川工事で広く利用。
河川護岸材(ジオセル等)
河岸の浸食防止や緑化に用いる三次元構造の護岸材。
斜面防災製品(アンカー・ネット)
斜面崩壊を防ぐための接着アンカーや防護ネット。
不織布(原反)
スパンボンドやメルトブローン等の不織布を製造し、二次加工メーカーに供給。土木・自動車・医療・衛生用途。
プラスチック擬木
木材代替のプラスチック製擬木。耐久性が高く、公園等の景観材として使用。

02インダストリーインフラ事業(自動車・産業資材)準主力

子会社BBSジャパンが自動車用軽合金鍛造ホイールの製造・販売を展開。OEM供給とアフターマーケット向けを手掛け、欧州子会社BBS Motorsport GmbHを通じて海外市場もカバー。また、未来コーセンが超純水洗浄技術やカット技術を活かした産業資材(クリーンルーム用ワイピングクロス、工業繊維等)を提供。

主な製品・サービス3
軽合金鍛造ホイール(BBS)
高級鍛造ホイールブランド。軽量・高剛性で、自動車メーカーへの純正供給とアフター市場での販売を行う。
クリーンルーム用ワイピングクロス
フラットディスプレイパネルや精密機器の洗浄に用いる超純水洗浄済みの不織布クロス。
細巾織編物二次製品
ネームリボン、各種工業繊維などの細巾織物・編物。衣料や産業資材に使用。

製品と技術

盛土補強材と土木シートが支えるジオシンセティックス製品群

ソーシャルインフラ事業の中核はジオシンセティックス(土木工事用高分子材料)である。代表的な盛土補強材「ジオグリッド」は格子状の高分子シートで引張強度が高く、地盤安定化に寄与する。土木シート(不織布・織布)は道路や河川工事で分離・排水・保護に多目的に使用される。河川護岸材「ジオセル」は三次元構造で河岸の浸食防止と緑化を両立する。斜面防災には接着アンカーや防護ネットを提供。これらの製品は防災・減災対策として国土交通省の重点政策とも方向性を同じくし、公共工事で広く採用されている。

不織布原反の多様な用途展開

当社グループは不織布の原反メーカーとして、スパンボンドやメルトブローンなどの不織布を製造し、二次加工メーカーや最終製品メーカーに供給する。主な用途は自動車資材、土木・建設資材、医療・衛生資材である。2025年6月期は医療・衛生向けの受注が堅調だった一方、産業資材・自動車向けは伸び悩んだ。不織布事業は子会社化した日本不織布を起点に拡大し、現在は当社の福井工場で生産。原反としての供給に加え、クリーンルーム用ワイピングクロス(未来コーセン)など高付加価値製品へも展開している。

BBSブランドが牽引する軽合金鍛造ホイール

インダストリーインフラ事業の稼ぎ頭は、子会社BBSジャパンが手掛ける自動車用軽合金鍛造ホイールである。「BBS」ブランドは高級鍛造ホイールとして世界的に認知され、軽量・高剛性が特長。国内自動車メーカーへのOEM供給に加え、アフターマーケット向け販売も行う。欧州子会社BBS Motorsport GmbHを通じて海外市場にも展開し、2025年6月期は欧州での販売が好調だった。同事業の営業利益は60億円に達し、グループ全体の約半分を稼ぐ重要な収益源となっている。

農業・建築・環境をカバーする多様な子会社製品

ソーシャルインフラ事業の子会社群は、土木資材以外にも幅広い製品を提供する。未来のアグリは獣害対策製品、園芸用ハウス、酪農用製品を扱う。未来テクノは天幕・帆布生地や海洋土木製品を製造。セブンケミカルは外壁用防水材・保護仕上げ材を、犀工房は幼稚園・保育園用遊具をそれぞれ手掛ける。また、MAEDA KOSEN VIETNAM CO., LTD.では合成木材を生産し、東南アジア市場へ供給する。これらの多様な製品群は、M&Aによって獲得した技術・ノウハウを融合し、グループ全体で「混ぜる」という企業メッセージを具現化している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

その他製品のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • ソーシャルインフラ事業(土木・建築・農業等)日本におけるジオシンセティックス技術のパイオニア企業

有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

産業資材用長繊維不織布で中位、内需中心

産業資材向け長繊維不織布の専業メーカー。同業には三井松島ホールディングスや浅香工業がいるが、不織布分野での直接的な競合は限定的。売上高は2024年6月期558億円と業界内で中規模ながら、営業利益率19%超と高い収益性を誇る。内需依存度が高く、海外売上比率は低い。近年は売上高が拡傾向で、25年6月期には641億円を見込む。

強み

  • 営業利益率19%超と業界トップクラス。製造効率の高さと差別化製品が寄与。
  • 産業資材向け不織布は生活・自動車など幅広く、需要が底堅い。
  • 衛生材やフィルターなど成長分野への展開で売上拡大。
  • 長繊維不織布の製造技術で業界をリード。品質で競合と差別化。

課題

  • 海外比率が低く、グローバル展開の遅れが成長制約に。
  • 石油由来原料の価格変動リスク。収益圧迫の可能性。
  • 不織布市場でのコスト競争激化。価格競争力の維持が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機能性化学の時価総額近傍。太字が前田工繊

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13101東洋紡1,490億円13.2倍
24633サカタインクス1,420億円10.7倍
35310東洋炭素1,417億円31.8倍
44958長谷川香料1,412億円18.4倍
54461第一工業製薬1,371億円21.2倍
67821前田工繊1,353億円13.9倍
74914高砂香料工業1,338億円13.6倍
83002グンゼ1,303億円257.8倍
94220リケンテクノス1,295億円16.4倍
104189KHネオケム1,263億円13.0倍
114028石原産業1,256億円7.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(機能性化学)に従っています。

会社の歴史

沿革 37件

繊維土木資材専業メーカーとしての創業と製品化

1972年11月、福井県福井市に資本金200万円で前田工繊株式会社を設立。創業と同時に土木用途商品「エンドレン」の製造・販売を開始した。当時はまだ一般的でなかった合成繊維を用いた土木資材に特化し、1974年6月には本社・工場を新築して生産能力を拡大。1981年2月には東京支社を開設し、営業拠点を首都圏に広げた。1983年6月には剛毛(繊維を植えたブラシ状部材)の製造を始め、土木資材部門の一貫生産体制を完成させた。

子会社設立とM&Aで事業領域を拡大した1980〜90年代

1985年3月、繊維加工(カット)を目的に子会社テープテックを設立。1987年以降、仙台、福岡、大阪、名古屋、札幌、広島、新潟、四国など全国に営業所・支店を次々と開設した。1992年7月には接着アンカー製造・販売部門を開設し、製品ラインアップを拡充。1998年11月には炭素繊維部門へ進出するため子会社フォルカエンジ(後のエムシー研究所)を設立し、翌1999年11月にはクリーンルーム用繊維製品の洗浄事業を開始した。これにより土木資材だけでなく産業資材分野へも進出した。

2000年代の経営統合と不織布事業への本格参入

2002年3月、テープテック、エムシー研究所など5社を吸収合併し、経営効率化を図った。同時に鯖江工場を取得。2002年8月には太田工業を買収し、汚濁水・流出油拡散防止材の製造販売に参入。2004年1月にはゼオン環境資材からプラスチック擬木・道路資材・土木資材事業を譲り受けた。2005年2月、日本不織布から不織布事業を譲り受け、新たに日本不織布を設立して不織布原反の製造を開始。これにより自動車・医療・衛生分野への供給基盤を得た。また2003年9月には東京本社を設置し、福井本社との二本社制を導入した。

株式上場と鍛造ホイール事業の獲得

2007年8月、東京証券取引所市場第二部に株式を上場。上場後もM&Aを加速し、2009年10月にはマグネ(ポリマーセメントモルタル)とサングリーン(植生製品)を子会社化した。2010年代に入り、インダストリーインフラ事業の柱となる自動車用軽合金鍛造ホイール事業を、子会社BBSジャパンを通じて展開。BBS Motorsport GmbH(ドイツ)も傘下に持ち、欧州市場でも販路を拡大した。これにより従来の土木資材主体から、自動車関連事業へと事業ポートフォリオを広げた。

中期経営計画で売上高700億円を目指す現在

当社グループは2019年11月に中長期ビジョン「グローバルビジョン∞」を公表し、2023年8月に第二弾「PARTⅡ」(2024年6月期〜2027年6月期)を策定。最終年度の2027年6月期に売上高700億円、営業利益120億円を目標とする。2024年12月には幼稚園・保育園備品の犀工房を、2025年4月には三井化学産資(現前田工繊産資)を子会社化。設備投資には4年間で総額150億円、M&A投資枠には200億円を設定し、海外売上比率30%を掲げる。2025年6月期の売上高641億円、営業利益120億円は、同計画の順調な進捗を示す。

年表37件を開く

1970年代

  • 1972年11月創業繊維土木資材製造・販売を目的として前田工繊株式会社(資本金200万円)を福井県福井市に設立
  • 1972年11月土木用途商品「エンドレン」の製造・販売開始
  • 1974年6月本社・工場を新築

1980年代

  • 1981年2月東京都中央区に東京支社開設
  • 1983年6月剛毛製造開始、これにより土木資材部門の一貫生産体制が完成
  • 1985年3月繊維加工(カット)を目的とした子会社、テープテック株式会社(資本金2,500万円)を福井県福井市に設立
  • 1987年4月宮城県仙台市に仙台営業所開設
  • 1988年11月福岡市博多区に福岡営業所開設
  • 1989年5月大阪市中央区に大阪支店開設

1990年代

  • 1991年3月福井県坂井郡(現坂井市)春江町に福井営業所を開設
  • 1992年7月接着アンカー製造・販売部門開設
  • 1993年2月名古屋市名東区に名古屋営業所開設
  • 1994年9月札幌市北区に札幌営業所開設
  • 1994年9月本社を福井県坂井郡(現坂井市)春江町に移転
  • 1995年6月広島市南区に広島営業所開設
  • 1997年1月仙台営業所、福岡営業所を各々支店に昇格
  • 1998年11月炭素繊維部門への進出を目的として子会社、フォルカエンジ株式会社(後に株式会社エムシー研究所)(資本金3,000万円)を福井県坂井郡(現坂井市)春江町に設立
  • 1999年3月新潟県新潟市に新潟営業所開設
  • 1999年11月商号変更フォルカエンジ株式会社を株式会社エムシー研究所に商号変更して、クリーンルーム用繊維製品の洗浄事業を開始

2000年代

  • 2000年9月製品の品質管理向上と標準化を目的としてISO9000シリーズを認証取得
  • 2000年11月愛媛県松山市に四国営業所開設
  • 2001年10月本社第3工場新築。ラミネータ設備導入
  • 2002年3月M&A子会社2社(テープテック株式会社、株式会社エムシー研究所)と株式会社ガイアン、株式会社混混、輪設計株式会社を経営効率化の目的で吸収合併。合併により、鯖江工場(福井県鯖江市)受け入れ
  • 2002年6月石川県金沢市に金沢営業所開設
  • 2002年8月M&A太田工業株式会社を買収し、汚濁水、流出油等の拡散防止材料の製造・販売開始
  • 2003年5月福井県坂井郡(現坂井市)丸岡町に丸岡工場開設
  • 2003年9月東京支社を東京本社に改組し、福井本社との2本社制を導入
  • 2003年9月名古屋営業所を支店に昇格
  • 2004年1月ゼオン環境資材株式会社からプラスチック擬木、道路資材、土木資材事業を譲り受ける
  • 2004年5月沖縄県那覇市に沖縄営業所開設
  • 2005年2月創業日本不織布株式会社(大阪市西区)より不織布事業を譲り受け、福井県坂井郡(現坂井市)に新たに日本不織布株式会社設立
  • 2005年9月広島営業所を広島支店に昇格
  • 2005年12月環境負荷低減を目的としてISO14001の認証取得
  • 2007年8月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場 札幌営業所を札幌支店に昇格
  • 2008年9月M&A子会社2社(太田工業株式会社及び日本不織布株式会社)を経営資源の集中と経営の効率化の目的で吸収合併
  • 2009年10月M&A多機能特殊ポリマーセメントモルタル等の開発・製造・販売を行っているマグネ株式会社(福岡県太宰府市)の全株式を取得し、子会社化
  • 2009年10月M&A植生製品、間伐材製品、水際製品の製造・販売を行っている株式会社サングリーン(北海道空知郡)の全株式を取得し、子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/6期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    M&Aによる事業拡大とイノベーション創出

    国内外で独自技術・ノウハウを有する企業を対象に積極的にM&Aを実施し、既存製品の改良に加え、異なる事業領域を組み合わせて新たな高付加価値製品や市場を創出する。

  2. 02

    海外事業の生産・販売網強化

    海外子会社の工場増設など生産体制を増強し、欧米やASEAN地域を中心に事業拡大を図る。外国籍企業との業務提携を推進し、海外販売網の拡大を進める。

  3. 03

    人材育成と全員戦力化

    人事評価制度や研修制度を見直し、成果主義への転換を図る。M&Aや海外事業に対応できるグローバル人材を発掘・育成し、組織全体のパフォーマンスを向上させる。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,445人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は681万円で、9期前と比べて+21.2%平均年齢は39.6歳、平均勤続年数は12.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年9月957
2017年9月1,037
2018年9月1,070
2019年9月56240.512.31,127
2020年9月56240.412.51,179
2021年9月60739.912.51,238
2022年6月60339.412.51,215
2023年6月58639.512.61,244
2024年6月64539.912.81,218878
2025年6月68139.612.41,445830

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年6月期・提出会社(単体)
女性管理職比率3.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率33.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)63.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社10(国内 8 / 海外 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
高岡本社・工場 — 富山県高岡市6,153百万円
インダストリー インフラ事業
本社・本社工場 — ドイツ連邦共和国4,077百万円
インダストリー インフラ事業
四日市工場 — 富山県高岡市3,526百万円
インダストリー インフラ事業
福井本社・工場 — 福井県坂井市3,275百万円
会社統括業務 ソーシャル インフラ事業
埼玉事業所 — 埼玉県久喜市2,257百万円
ソーシャル インフラ事業
能登川工場 — 滋賀県東近江市1,180百万円
ソーシャル インフラ事業
本社・本社工場 — ベトナム社会主義共和国960百万円
ソーシャル インフラ事業
大竹事業所 — 広島県大竹市742百万円
ソーシャル インフラ事業
本社・本社工場 — 滋賀県大津市636百万円
ソーシャル インフラ事業
金沢工場 — 石川県河北郡590百万円
インダストリー インフラ事業
ほか16件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    未来のアグリ株式会社
    福井県坂井市
    議決権100.0%
  • 国内
    未来テクノ株式会社
    福井県坂井市
    議決権100.0%
  • 国内
    沖縄コーセン株式会社
    沖縄県那覇市
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社 セブンケミカル
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社犀工房
    滋賀県大津市
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社 釧路ハイミール
    北海道釧路市
    議決権100.0%
  • 海外
    MAEDA KOSEN VIETNAM CO.,LTD. (注)2
    ベトナム社会主義 共和国
    議決権100.0%
  • 国内
    BBSジャパン 株式会社(注)2.3
    富山県高岡市
    議決権100.0%
  • 海外
    BBS Motorsport GmbH (注)4.5
    ドイツ連邦共和国
    議決権100.0%
  • 国内
    未来コーセン株式会社
    福井県坂井市
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    災害備蓄用 簡易設置型 間仕切りシステムの製造
    内閣府 · 2020-12-02
    692万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年6月期の売上高は714億円営業利益120億円前期と比べると増収増益で、売上が+11.4%、利益が+0.0%。

売上高
+11.4%
714億円
営業利益
+0.0%
120億円
純利益
+1.1%
96億円
営業利益率
16.8%
前期比 -1.9%pt

会社が出している今期の予想2027年6月期

項目会社予想前期実績
売上高735億円714億円
営業利益125億円120億円
純利益96億円96億円
1株あたり配当¥32¥32

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は335億円、営業利益は48億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+6.0%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q1292217.18
2023年4Q12818
2024年1Q1382719.619
2024年2Q1463020.519
2024年3Q1352417.818
2024年4Q1392618.724
2025年2Q3257222.249
2025年4Q3164815.246
2026年2Q3797219.054
2026年4Q3354814.342

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年9月期からの15期で、売上は165億円から714億円へ4.3倍に増えた。直近期の営業利益率は16.8%。売上は4期、純利益は4期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年9月1651412
2013年9月1992615
2014年9月2463321
2015年9月2683626
2016年9月2993829
2017年9月3134231
2018年9月3465237
2019年9月3795441
2020年9月3944631
2021年9月4326446
2022年6月3694435
2023年6月5028753
2024年6月55810711219.280
2025年6月64112012318.795
2026年6月71412012916.896

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年6月期

売上高714億円のうち、営業利益として残るのは120億円16.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は96億円、売上の13.4%にあたる。営業利益率は業種中央値5.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金83.2%594億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益16.8%120億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比+11.3pt
16.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+9.2pt
13.4%
税金まで払って最後に残る割合

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年6月期は営業CFが134億円、投資CFが−78億円で、差し引きのフリーCFは56億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は223億円で、売上の4.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年9月617731
2013年9月9−622357
2014年9月30−5714−2746
2015年9月22−3424−1259
2016年9月38−26−261244
2017年9月47−12−83570
2018年9月52−45−7770
2019年9月39−9389−54104
2020年9月52−5712−5110
2021年9月68−43−425131
2022年6月17−3311−16128
2023年6月81−44−2337146
2024年6月120−4−52116214
2025年6月134−78−4756223

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年6月期の総資産は870億円。このうち返さなくてよい自己資本が684億円で、自己資本比率は78.6%(業種中央値59.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年9月1771146364.1
2013年9月2251408562.4
2014年9月2841949068.5
2015年9月32921811166.0
2016年9月34223910369.8
2017年9月3652669972.7
2018年9月41029811272.4
2019年9月54031222857.5
2020年9月58533624957.3
2021年9月64337826558.7
2022年6月68841627260.5
2023年6月74843431458.0
2024年6月80262517777.8
2025年6月87068418578.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年6月期の内訳
現金及び預金
223億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
546億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
82億円
在庫として抱えている分
負債合計
185億円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

その他製品 104社との比較

同じその他製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率104社中8位あたり、逆に低いのは配当利回り104社中91位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 7.4%
P25 4.0%P75 10.8%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
16.8%/中央値 5.5%
P25 2.1%P75 9.0%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
/中央値 59.3%
P25 46.8%P75 72.3%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
11.4%/中央値 2.6%
P25 -1.2%P75 8.3%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.6%/中央値 3.0%
P25 2.0%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,987で、1年前と比べて+11.4%過去52週の値幅のなかでは52%の位置にある。

¥1,987-2.4%1ヶ月+1.0%1年+11.4%時価総額1,353億円
過去52週の値幅
安値¥1,714高値¥2,241

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.9倍
PER (会社予想)13.8倍
PBR1.74倍
配当利回り1.61%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月後半から上昇基調を強め、8月10日には2,091円と前日比+7.29%の大幅高。25日移動平均線(1,904円)を約9.8%上回って推移し、75日線(1,821.85円)も明確に上抜けている。52週高値2,241円まで約6.7%に迫る一方、RSIは75.05と過熱感も示す。7月末から8月10日にかけて出来高が増加傾向にあり、特に8月10日は382,300株と活発な売買。上昇トレンド継続中だが、高値圏での利食い売りには注意が必要。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PER 12.5倍は業界平均18.0倍を下回る。PBR 1.65倍は平均1.36倍を上回るが、ROE 14.5%と高収益で割安感。配当利回り1.4%は低めだが、配当性向63.9%と健全で今後増配余地がある。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.9倍18.4倍
PER (予想)13.8倍
PBR1.74倍1.38倍
ROE14.5%6.6%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

強気派は、公共投資やインフラ老朽化対策による需要増加と、高収益体質(営業利益率約19%)を評価。一方、弱気派は、公共事業依存による景気感応度の高さや、建設業界の人材不足による工期遅延リスクを指摘。また、近年の急成長が持続可能かどうかも争点。

プラスに働く材料7
  • インフラ需要堅調

    国土強靭化計画などで排水処理・道路工事向けネット需要は安定

  • 高収益体質

    営業利益率18.7%と製造業平均を上回る高収益

  • 成長持続性

    2022年からの増収基調が継続、2025年6月期も業績拡大予想

  • 2025年6月期営業利益120億円計画2025年6月期影響

    営業利益120億円は前期比12%増、高収益維持

  • 建設・土木需要の拡大継続影響

    売上高641億円は前期比15%増、インフラ投資追い風

  • 海外展開による成長余地継続影響

    海外売上比率25%、更なる拡大で利益成長

  • 高ROE14.5%・自己株式取得期待継続影響

    PER12倍と割安、株主還元強化期待

マイナスに働く材料7
  • 公共事業依存

    需要が公共投資に左右され、財政削減局面では受注減少リスク

  • 建設業の人手不足

    工事現場での人材不足が納期遅延や受注減少につながる可能性

  • 競争激化

    低価格品を扱う競合が増加すれば利益率が低下する懸念

  • 建設投資減速による受注減少不定影響

    公共投資削減で売上減少リスク、国内依存大

  • 原材料価格高騰と価格転嫁遅れ継続影響

    樹脂・繊維原料高、営業利益率低下リスク

  • 競合激化によるシェア低下継続影響

    業界再編進み、価格競争で収益性悪化

  • 為替変動による海外事業リスク金融政策次第影響

    海外取引増加に伴い為替感応度上昇

次の決算で確かめる点
営業利益率
高収益体質が維持されるか確認するため
公共工事受注動向
売上の多くが公共事業に依存するため、受注額の変化が業績に直結
売上高成長率
過去3年25%以上の増収が継続するか見極めるため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり32で、前期から+23.8%いまの株価に対する利回りは1.61%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥32
1株あたり
配当利回り
1.61%
いまの株価に対して
配当性向
63.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年9月824.6
2017年9月80.021.6
2018年9月912.537.6
2019年9月1011.137.1
2020年9月100.029.9
2021年9月1110.026.2
2022年6月1318.271.9
2023年6月147.750.1
2024年6月2150.047.3
2025年6月2623.863.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥32

株主

有価証券報告書より

2025年6月期末の株主数は延べ3,713人。区分でいちばん多いのは個人・その他35.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が42.4%を占め、残る57.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年9月%2021年9月%2022年6月%2023年6月%2024年6月%2025年6月%
個人・その他39.037.838.141.533.935.2
金融機関27.227.127.224.126.425.9
外国法人10.712.110.514.918.920.9
事業法人22.822.722.819.018.016.4
証券会社0.30.31.50.52.91.6
自己株式2.42.32.25.90.11.5
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト 信託銀行株式会社11.84
02前田 尚宏10.73
03京侑株式会社10.06
04株式会社日本カストディ銀行9.36
05前田 佳宏6.52
06GOVERNMENT OF NORWAY (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)2.87
07前田 征利2.85
08前田 博美2.84
09公益財団法人前田工繊財団 基本財産口2.30
10株式会社福井銀行2.20

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近7
  • 2026-07-23
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    1.16%
    -1.45pt
  • 2026-06-17
    スパークス・アセット・マネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    7.16%
    +1.09pt
  • 2026-06-05
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    5.03%
  • 2026-06-05
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    6.05%
    +1.02pt
  • 2026-06-05
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    1.59%
  • 2026-06-05
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    1.18%
    -0.41pt
  • 2026-06-05
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    2.61%
    +1.43pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で+204%、1株純資産は14期で+126%。直近期のROEは14.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年9月4745110.87.231.0
2013年9月5347912.024.314.6
2014年9月7260312.818.915.8
2015年9月8067512.511.216.3
2016年9月8974112.612.724.6
2017年9月9682512.318.921.6
2018年9月11592413.218.937.6
2019年9月6449513.411.337.1
2020年9月495339.627.029.9
2021年9月7360012.924.626.2
2022年6月556608.826.671.9
2023年6月8571512.418.950.1
2024年6月12791815.113.347.3
2025年6月1401,02014.513.663.9
2026年6月143

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2025/6期の役員報酬は総額238百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
前田征利代表取締役会長 兼CEO811,939,822
前田尚宏代表取締役社長 兼COO527,306,400
斉藤康雄取締役 常務執行役員 経営管理本部長6930,400
秋山茂信取締役 常務執行役員 インフラ事業 営業本部長6250,200
山田勝取締役8110,000
福田布貴子取締役51
三谷宏治取締役62
三村友男常勤監査役7152,400
山川均監査役65
舟木幸雄監査役764,000
田中宏明取締役61

役員報酬の内訳2025/6

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4146585820551
社外取締役527275
監査役1666

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/6期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,596字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、2025年6月30日現在、当社(前田工繊株式会社)及び連結子会社11社により構成されております。当社グループの主な事業は、ソーシャルインフラ事業(主に土木資材、建築資材、農業資材、不織布の製造・販売)及びインダストリーインフラ事業(主に自動車用軽合金鍛造ホイールの製造・販売及び各種繊維を原料とした産業資材の製造・加工・販売)であります。 なお、以下の事業区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 <ソーシャルインフラ事業> 当社は、1972年の設立以来、繊維とプラスチックを素材とした環境資材(ジオシンセティックス)を取り扱う事業に取り組んでおります。ジオシンセティックスとは、“土木工事などに使用される高分子材料の製品”の総称で、geoという言葉とsyntheticsという言葉が合成されてできた用語であります。当社は、日本におけるジオシンセティックス技術のパイオニア企業として、繊維を核とした様々な技術を横断的に駆使した、付加価値の高い製品群を提供しております。主要な製品は、盛土補強材、土木シート、河川護岸材、斜面防災製品、接着アンカー、水質汚濁防止膜、プラスチック擬木、排水材、ポリマーセメントモルタル、植生製品、間伐材製品等であります。また、「防災・安心・安全」をキーワードに、主に繊維と樹脂を素材とした土木資材及びコンクリート構造物の補修・補強材料を利用した工法を提供しております。 また、当社では、目的・用途に応じて多様な加工や機能付加ができる不織布の製造・販売を行っております。原反メーカーとして、自動車資材や土木・建設資材、医療・衛生資材等に利用される製品を二次加工メーカーや最終製品メーカーに供給しております。なお、これらの製品を構成する材料の一部は、インダストリーインフラ事業で生産している材料を使用しております。 また、連結子会社においては、前田工繊産資株式会社が合成樹脂製品、土木資材、建築資材、配管資材の製造・加工・販売を行っているほか、未来のアグリ株式会社が獣害対策製品及び農業資材の製造・販売、園芸用ハウス及び栽培システムの設計・施工・販売、酪農用製品の販売を行っております。 その他、未来テクノ株式会社が天幕、帆布生地製品及び海洋土木製品等の製造・販売、沖縄コーセン株式会社が土木資材の製造・販売・レンタル、株式会社セブンケミカルが外壁用の防水材、保護・仕上げ材の製造・販売、株式会社犀工房が幼稚園・保育園用備品、各種遊具等の企画・設計・製造・販売、株式会社釧路ハイミールがフィッシュミール及び魚油の製造・販売を行っております。 海外拠点においては、MAEDA KOSEN VIETNAM CO.,LTD.が合成木材等の製造を行っております。 <インダストリーインフラ事業> 連結子会社であるBBSジャパン株式会社は、ホイールメーカーとして高級鍛造ホイールの製造に特化し、自動車メーカー向けOEM供給とアフター市場向けの販売を行っております。BBSジャパン株式会社が設計・製造・販売を行うほか、同社の連結子会社であるBBS Motorsport GmbHにて設計・製造・販売を行っております。 また、未来コーセン株式会社は、繊維産業で培った知識・ノウハウを活かした超純水洗浄技術やカット技術、撚糸加工技術を使ったサービス及び製品の提供を行っております。主要な製品は、クリーンルーム内で使用されるフラットディスプレイパネル・精密機器用ワイピングクロスのほか、ネームリボン、各種工業繊維等の細巾織編物二次製品、衣料・各種産業資材用の丸編製品であります。 事業系統図(2025年6月30日現在)は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,741字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1) 経営方針 当社グループは、「人と人との良いつながり」を基本理念・目標としており、経営理念として、「私たちは 独自の知恵と技術で 持続可能な地球 そして 安心・安全で豊かな社会を創るために 貢献してまいります」を掲げ事業運営をしております。 この経営理念に基づき、「ソーシャルインフラ事業」では、独自の技術力と開発力により、災害が起きてもその被害を最小限にすることで、「誰もが安心して暮らせる環境」「誰にとっても安全な環境」そして「全ての生物にとって豊かな自然環境」の創造に貢献してまいります。また、不織布関連分野においては、豊富な経験と確かな技術力、多彩な製品ラインアップでお客様のご要望にお応えするとともに、「社会の皆様が安心して利用できる素材」「社会の皆様の生活に安全・快適な資材」の提供を積極的に進めてまいります。 「インダストリーインフラ事業」では、アルミ鍛造ホイール分野において、世界最高レベルの鍛造技術により、妥協なき品質を求めるとともに、より究極的な性能と美しさをもつホイールとして、多くの「人」に支持されるBBS鍛造ホイールを目指してまいります。また、産業資材分野においては、これまで培ってきたカット技術と超純水洗浄技術を活かし、高品質・高付加価値な製品を提供いたします。これらの事業を通じて、社会の皆様の「豊かな暮らし」の実現に貢献してまいります。 ○ 企業メッセージ 当社グループは、成長戦略の柱であるM&Aや海外事業、人材育成を積極的に推進するため、企業メッセージを掲げております。当社グループは、この企業メッセージを基に、社員一丸となって全員を戦力化することで、企業価値の最大化を目指してまいります。 前田工繊は 混ぜる会社です 人と技術を混ぜる会社です 混ざると 化学反応が 起きるのです イノベーションは化学反応の果実 世界一のイノベーターを目指し 社会のあるべき姿 人間のあるべき姿を 追い求めていきます。 (2) 経営戦略等 当社グループは、M&A、海外事業の展開、人材育成の3つの柱を経営戦略として掲げております。 まず、M&Aについては、国内外で独自の技術・ノウハウを有する企業を対象に積極展開してまいります。当社グループはこれまで「繊維」・「土木」という異なる技術領域を融合し、創業当時からのDNAである「独自の知恵と技術」を駆使し、多種多様な高付加価値製品を生み出してきました。今後も、既存製品の更なる改善・改良だけでなく、事業領域の異なる多様な製商品を組み合わせることで、モノづくりの本質である「イノベーション」を追求し、新しい市場を創出していきます。 次に、海外事業については、海外子会社において工場増設など生産体制を増強することにより、欧米やASEAN地域を中心に事業拡大を目指します。また、外国籍企業との業務提携を積極的に推進することで、海外販売網の拡大を図ってまいります。 最後に、人材育成については、当社グループでは、組織の活性化を図り、全員を戦力化させるため、人事評価制度や研修制度の見直しを行っており、また、人材開発面においては、M&Aの実践による事業領域の拡大や海外事業の進展に対応するためのグローバルな人材の発掘を行うことで、組織のパフォーマンスを向上させてまいります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として、主に、営業利益、営業利益率、EBITDA、ROE(自己資本利益率)及びROIC(投下資本利益率)を用いております。 (4) 経営環境 当社グループの事業は、ソーシャルインフラ事業及びインダストリーインフラ事業に分類されます。このうち主たる事業であるソーシャルインフラ事業につきましては、公共事業における土木資材の製造販売の比率が高いことから、その業績は公共事業の予算規模や執行時期に左右される場合があります。また、インダストリーインフラ事業では、自動車用軽合金鍛造ホイールにおいて、自動車の販売及びアフターマーケット市場からの需要に大きく影響を受けます。加工糸やワイピングクロスにおいては、家電、精密機械及び自動車の民需向けで使用されるため、一層のコスト削減が求められ、海外廉価品との競合が激しくなっております。従いまして、ソーシャルインフラ事業におきましては、公共事業のさらなる縮小があった場合、インダストリーインフラ事業におきましては、原材料価格の高騰による販売価格転嫁ができない場合または市場や顧客からの支持を獲得できる新製品を提供できなかった場合は、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、厳しい企業間競争が続くなかにあっても、国内外の需要環境の変化に敏感に対応できる開発・生産・販売体制の構築を目指しております。また、当社グループでは、M&Aと海外事業の展開、人材育成を成長戦略の最重要施策として掲げております。 これらを実現させるために、次に掲げる項目が重要であると考えております。 ① 研究開発体制の強化 当社グループが提供する製品・サービスに対するユーザーの要求に終わりはなく、ユーザーのニーズを的確に先取りし、製品・サービスに反映させていくことが最優先と考えます。このため、販売部門と研究開発部門の連携を密にして、コストパフォーマンスに優れた独自の製品・サービスをよりスピーディーに実現することを目指します。 なお、当社グループのソーシャルインフラ事業においては、昨今の国土交通省の重点政策であります『安全・安心の確保』と方向性をそろえ、防災・減災対策や社会資本の老朽化対策という観点での研究開発をさらに進めてまいります。 ② 品質の向上 当社グループの製品が使用現場で安定した性能を維持するためには、使用原材料及び製造工程の品質管理が重要であると考えます。このため、当社グループ各社の品質保証部門を強化し、設計・開発段階における品質向上や、耐久性試験等による品質確認を徹底することで、製品クレームの低減と顧客サービスの向上に努めております。 ③ 購買部門の強化 当社グループでは、各種原材料の仕入価格の変動が収益に大きな影響を与え、また国内外を問わず自然災害によるサプライチェーンの寸断が生産活動に影響を与えると認識しております。このため、購買部門を強化し、高い品質を維持しながら、最適な原材料の調達ルートをグローバルに開拓することにより、その影響が最小限に止まるよう最善を尽くしてまいります。また、製品改良時などには新しい原材料の調査・調達にも力を発揮するよう、購買部門の機動力を高めてまいります。 ④ M&Aの活用 当社グループでは、2000年以降17件のM&Aを実施しており、今後も効果的にM&Aを実施する方針であります。M&Aを行うに当たり、投資効果はもちろん、対象企業の取扱製品の将来性や当社グループとの相乗効果を十分に検討したうえで、事業領域の拡大と業績の向上につながるM&Aを進めてまいります。 ⑤ 人材育成 当社グループでは、M&Aの実践による事業領域の拡大に対応するため、人材の確保及び育成が重要な経営課題であります。そのため、今後も即戦力を求めた少数精鋭の中途採用と、中長期的な視点で人的基盤を整備するための新規採用を継続的に行ってまいります。また、社内外の研修体系を整備し、継続的に人材育成を行うとともに、従来の年功序列から成果主義への転換を図ることで、社員全員の戦力化を目指します。 ⑥ グローバル化の進展 当社グループでは、海外における製造・販売の多様化・効率化と販路の拡大を目的として、2011年12月にベトナムに海外子会社MAEDA KOSEN VIETNAM CO.,LTD.を設立いたしました。また、2013年11月1日付でドイツに海外子会社BBS Motorsport GmbHを持つBBSジャパン株式会社を子会社化いたしました。また、2016年1月に世界65ヶ国でジオシンセティックス製品(土木工事等に使用される高分子の繊維製品等の総称)の販売を行う台湾のGOLD-JOINT INDUSTRY CO., LTD.と業務提携し、さらに2020年5月に世界60ヶ国以上でジオシンセティックス製品の販売を行うHUESKER Synthetic GmbH(本社:ドイツ連邦共和国)及び同社の関連会社のHUESKER Asia Pacific Pte Ltd.(本社:シンガポール)との間においてアジア地域にて販売提携し、新たな市場開拓を推進しております。今後も、拡大が見込める海外市場を取り込むことで、当社グループの業績拡大を進めてまいります。
事業等のリスク3,331字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 売上高の公共事業比率が高いことについて 当社グループは、売上高の約6割をソーシャルインフラ事業が占めており、その製品の主な需要先は、公共事業を施工するゼネコン等となっております。これらの公共事業は、政府の大きな方針が前提となり、ある程度の安定性はあるものの、政府の方針転換等により予算の縮小が決定した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 これらに対し、当社グループでは、製品ラインアップの充実及び組織力を駆使した複合提案により、防災・減災及び老朽化対策ニーズへの迅速かつ的確な対応を行うほか、民間需要に対する営業力も高めてまいります。 ② 原材料について 当社グループの主力製品である土木資材は、合成樹脂、合成繊維を主な原材料としております。その原材料の主成分である原油価格の上昇により、原材料価格が高騰し、その上昇分を販売価格に転嫁できない場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 これらに対し、当社グループでは、販売価格への転嫁や製造コストの低減を速やかに実現できるよう努めているほか、海外を含めた産地や仕入先の分散による複数社購買を推進しております。 ③ 知的財産等について 当社グループは、新製品・工法等について特許権等の知的財産の登録を行い、権利保護に努めておりますが、国内外において当社グループの権利が侵害される可能性があります。 また、当社グループは、第三者の知的財産を侵害しないように注意を払っておりますが、当社グループが認識していない範囲で第三者の知的財産を侵害する可能性があります。当社グループが仮に侵害し、第三者と知的財産権をめぐって損害賠償、対価の支払い等を請求された場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 これらに対し、当社グループでは、知的財産権の取得を積極的に推進するほか、新製品開発における侵害調査、当社グループ社員に対する知的財産権に関する教育を実施し、侵害防止に努めております。 ④ 訴訟・クレーム問題について 当社グループが製造する土木資材、農業資材、自動車用鍛造ホイール、産業資材等の製品欠陥が原因で生命、身体又は財産に損害を及ぼした場合は、訴訟・紛争等の対象となる恐れがあります。現在において当社グループの事業に重大な影響を及ぼす訴訟等は提起されておらず、このような事故の防止対策には万全を期しておりますが、万一製品に瑕疵があり、具体的な損害が顕在化した場合、当社グループの信用力低下に繋がる恐れがあり、また補償の負担割合等によっては、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 これらに対し、当社グループでは、設計・開発段階における品質向上や、耐久性試験等による品質確認を徹底しております。また、製品の使用可能領域や安全な施工方法について取引先と十分な事前打合せを行うことで、双方の認識の相違による事故の発生防止に努めております。 ⑤ 自然災害について 当社グループの主要な製品の製造拠点は、北陸圏内に集中しております。そのため、局地的な水害、冬季間の雪害、地震等により物流が滞り、原材料の入荷の遅延による生産不能又は生産能力の低下が発生した場合には、製品供給が滞る可能性があります。また、北陸圏内に限らず当社グループの製造拠点、仕入先等において、自然災害により物流の滞りや操業停止等が発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 これらに対し、当社グループでは、調達による操業停止リスクへの対応として、複数社購買を推進しております。また、生産拠点の複数化や、主要拠点における重要商材の在庫の確保により、生産・出荷に関するリスクにも対応を進めております。 ⑥ 人材の確保について 当社グループの成長は、研究開発部門の優秀な技術者や製造部門の高度な熟練技能者によって支えられており、当社グループが今後も高い競争力を維持していく上でこれらの人材の確保はますます重要となっております。また、技術面のみならず、当社グループの成長過程においては、経営管理面の優秀な人材確保も一層重要になっております。一方、こうした人材への需要は大きく、企業間における人材の獲得競争は激しいものとなっております。これらの有能な人材の確保及び雇用の維持が困難な場合には、当社グループの成長に影響を及ぼす可能性があります。 これらに対し、当社グループでは、地域や学校等との連携を強め、交流・情報交換に努めるほか、通年採用の実施により、新卒者に限らず、第2新卒、キャリア採用を含めた幅広い人材との接触機会を増やすことで、優秀な人材の獲得を目指します。また、人材育成においても、研修専任者がきめ細かな育成計画を設定し、より実効性のある育成計画を作成・実施してまいります。 ⑦ 為替相場の変動について 当社グループは、国内を中心に事業活動を展開しておりますが、原材料・商品の一部を輸入品により調達しております。大幅な為替相場の変動が起こった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループでは一部でデリバティブ取引を行い、当該リスクの軽減に努めておりますが、一方で本来得られた利益を逸失する可能性があります。 これらに対し、当社グループでは、グループ全体としての通貨別資金ポジションを現在及び将来計画まで含め可視化するとともに、為替予約の利用などを通じて大幅な偏りを回避いたします。 ⑧ 自動車用軽合金鍛造ホイールの販売について 当社グループにおいて、連結子会社であるBBSジャパン株式会社及びBBS Motorsport GmbHの営業収入は、同社が製造販売する自動車用鍛造ホイールを装着した自動車の販売及びアフターマーケット市場からの需要に大きく影響を受け、これらを販売している国又は地域の経済状況の影響を受けます。したがって、主要市場における景気後退及びそれに伴う需要縮小のほか、自動車部品・原材料のサプライチェーンが停滞した場合は、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 また、他社との競争環境の中で、技術面やデザイン面において、高度化する自動車メーカーやコアユーザーのニーズに的確に対応していかなくてはなりません。同社が市場や顧客からの支持を獲得できる新製品を提供できなければ需要が縮小し、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 これらに対し、同社では、将来の受注見込みの見える化を行いながら増産体制を整えるとともに、販売先、適用車種の偏りによる業績への影響を和らげるため、受注先の分散化を図っております。また、新しいモノづくりとして、軽量化・高剛性化・高強度化を追求しつつ、デザイン性のさらなる向上や製造コスト削減にも取り組んでおります。 ⑨ 企業買収等について 当社グループは、企業買収及び資本参加を含む投資による事業の拡大を企画することがあります。これらの投資に当たり、当社グループは、当該企業の財務内容や契約内容などについてデューデリジェンスを行い、事前にリスク回避するように努めておりますが、期待した利益やシナジー効果をあげられる保証はありません。事業環境の急激な変化など、不測の事態が生じる場合、当社グループの事業展開、業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 これらに対し、当社グループでは、M&Aに関する社内ガイドラインをより具体的な内容に改善し、過大投資や低収益事業の買収の回避に努めてまいります。なお、投資の判断にあたっては、外部専門家と連携し、多方面からの分析を実施しております。
経営成績の分析 (MD&A)7,902字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における日本経済は、雇用及び所得環境の改善により個人消費に持ち直しの動きがみられたほか、好調な企業業績を背景に設備投資も底堅く推移し、緩やかな景気回復が続きました。その一方で、長期化するウクライナ情勢など地政学リスクが継続したことに加え、資源・エネルギー価格の変動や国内物価の上昇、アメリカの通商政策の動向等の影響により、先行きが不透明な状況が続いています。 このような状況のもと、当社グループでは、2023年8月に公表した中期経営計画「グローバルビジョン∞ -PART Ⅱ-」(2024年6月期~2027年6月期)に基づく各種施策を推進しています。 既存事業の強化については、高付加価値な製品・工法を提供するための研究開発や生産性向上等を目的とした設備投資を計画的に実施し、М&Aについては、当社グループの既存事業とのシナジーが見込まれる2社の子会社化が完了いたしました。グローバルネットワーク拡充については、建設関連資材や鍛造ホイールなどの当社グループの製品をグローバル市場で販売する取組みを積極的に展開してまいりました。 また、持続的成長の基盤となる人的資本への投資も経営上の重要な課題と捉えており、新たな研修体系の導入や海外子会社との人材交流、エンゲージメント調査結果に基づく各種施策、女性活躍推進の取組み等を実行しております。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は64,108百万円(前年同期比14.8%増)となりました。利益面におきましては、営業利益は12,026百万円(同12.0%増)、経常利益は12,259百万円(同9.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は9,489百万円(同18.9%増)となりました。 なお、財政状態につきましては、「(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容」に記載のとおりであります。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 (ソーシャルインフラ事業) 主力の公共工事事業において、大型案件の進捗により盛土補強材、海洋土木製品の販売が好調に推移したほか、河川護岸材、景観資材の販売が堅調に推移し、売上・利益とも増加しました。不織布関連の製品は、スパンボンド(連続長繊維不織布)の産業資材・自動車資材向け販売が伸び悩んだものの、医療・衛生資材の受注が堅調であったことから、売上・利益とも増加しました。 農水産関連分野については、農業用資材事業における園芸用ハウスなど一部製品の伸び悩み、水産加工事業における販売単価の低迷などの影響により、売上・利益とも前年同期を下回る結果となりました。海外子会社であるMAEDA KOSEN VIETNAM CO., LTD.においては、取扱製品の拡充により安定した受注を確保できたことから、売上・利益とも好調に推移しました。 また、当連結会計年度より、2024年12月19日付で子会社化した株式会社犀工房、2025年4月1日付で子会社化した三井化学産資株式会社(現前田工繊産資株式会社)の業績が寄与しました。 以上の結果、当事業の売上高は36,395百万円(前年同期比14.9%増)、営業利益は7,355百万円(同8.9%増)となりました。 (インダストリーインフラ事業) 自動車用鍛造ホイール事業については、国内自動車メーカーへのOEM供給、アフター市場向け販売とも堅調に推移し、海外子会社であるBBS Motorsport GmbHによる欧州での販売も好調に推移したことから、売上・利益ともに好調な結果となりました。 衣料・各種産業資材事業については、電力料や仕入れ価格の高騰によるコスト増加の影響があったものの、精密機器用ワイピングクロス等の売上が回復し、売上・利益とも好調に推移しました。 以上の結果、当事業の売上高は27,713百万円(前年同期比14.8%増)、営業利益は6,010百万円(同17.8%増)となりました。 <グローバルビジョン∞について> 当社グループは、成長戦略の具体策として、2019年11月に中長期ビジョンである『グローバルビジョン∞』を公表いたしました。この実現に向けた施策として「①既存事業の強化と新規事業進出」「②M&A活用による事業領域拡大」「③グローバルネットワーク拡充」「④ESG+H(※2024年6月期より追加)」を掲げております。これら施策を遂行するため、既存事業については、高付加価値な製品・工法を提供するための研究開発や生産能力の増強を目的とした設備投資を積極的に行っております。また、既存の事業領域の枠に捉われず、新規事業分野にも積極的に取り組むため、M&Aの実践を継続するとともに、これまでのM&Aで培った実績とノウハウを活用しながら、事業シナジーの創出を目指した投資育成事業も推進しております。さらに、国内外の技術や販売ネットワークを活用し、グローバルに展開していくことで、当社グループ製品の市場拡大を目指しております。 そのグローバルビジョン∞の第一弾となる「PARTⅠ」(2020年9月期~2023年6月期)では、上記「①既存事業の強化と新規事業進出」を重点施策として位置付け取り組んだ結果、4か年計画の最終年度となる2023年6月期の計画目標である売上高500億円、営業利益80億円に対し、売上高502億円、営業利益84億円を達成いたしました。 続く第二弾として、グローバルビジョン∞「PARTⅡ」(2024年6月期~2027年6月期)を策定いたしました。PARTⅡでは、最終年度となる2027年6月期には、売上高700億円、営業利益120億円を実現する見通しです。具体的には、PARTⅡでは、当社グループ事業における成長分野への投資として、4か年で総額150億円の設備投資を計画しております。この設備投資は、生産能力の増強目的のほか、生産ライン自動化・省力化による生産効率化を目的としており、順次業績に寄与する見込みです。 また、PARTⅡでは「②M&A活用による事業領域拡大」を重点施策として位置付け、4か年で総額200億円のM&A投資枠を設定し、M&Aの実現で成長を加速させていく考えです。 「③グローバルネットワーク拡充」では、新たなマーケットを求めて、2027年6月期の当社グループにおける海外売上比率を30%まで引き上げることを目標としております。 さらに当社グループでは、PARTⅡより「④ESG+H」を掲げ、ESG(Environment=環境、Social=社会、Governance=ガバナンス)のみならず、H(Human=人材、Health=健康)を企業活動全体に関わる重要な視点と位置付け、積極的な取組みを行っております。特に、人的資本に関する取組としては、継続的な賃上げに加え、学べる機会と自己成長を実感できる環境を提供するための社内研修制度の見直しなど、人的資本への投資を強化してまいります。 なお、数値目標の進捗状況は以下のとおりです。 (数値目標の進捗状況) (単位:百万円) 2023年6月期 (実績)   2024年6月期 (実績)   2025年6月期 (実績)   2026年6月期 (計画)   2027年6月期 (計画) 売上高   50,204   55,833   64,108   67,500   70,000 営業利益   8,493   10,736   12,026   11,000   12,000 EBITDA   11,682   14,106   15,515   14,700   15,000 親会社株主に帰属する 当期純利益   5,258   7,979   9,489   7,600   8,000 RОE   12.4   15.1   14.5   10.7   12%以上 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ839百万円増加(前期比3.9%増)し、22,260百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られたキャッシュ・フローは、13,408百万円(前期は12,024百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益12,917百万円、減価償却費3,451百万円、売上債権の減少1,691百万円等の収入と、法人税等の支払額2,601百万円、仕入債務の減少1,495百万円、負ののれん発生益1,146百万円等の支出によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用したキャッシュ・フローは、7,829百万円(前期は423百万円の支出)となりました。これは主に、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得6,307百万円、有形固定資産の取得2,149百万円等の支出によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用したキャッシュ・フローは、4,711百万円(前期は5,196百万円の支出)となりました。これは主に、自己株式の取得1,909百万円、配当金の支払額1,563百万円、リース債務の返済656百万円、長期借入金の返済582百万円等の支出によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2024年7月1日 至 2025年6月30日)   前年同期比(%) ソーシャルインフラ事業(百万円)   18,052   111.4 インダストリーインフラ事業(百万円)   19,947   111.4 合計(百万円)   37,999   111.4 b.商品仕入実績 当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2024年7月1日 至 2025年6月30日)   前年同期比(%) ソーシャルインフラ事業(百万円)   7,248   124.4 インダストリーインフラ事業(百万円)   152   126.9 合計(百万円)   7,400   124.4 c.受注実績 当社グループは、大部分の品目が見込生産であり、受注残高も僅少であることから記載を省略しております。 d.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2024年7月1日 至 2025年6月30日)   前年同期比(%) ソーシャルインフラ事業(百万円)   36,395   114.9 インダストリーインフラ事業(百万円)   27,713   114.8 合計(百万円)   64,108   114.8 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2023年7月1日 至 2024年6月30日)   当連結会計年度 (自 2024年7月1日 至 2025年6月30日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) Dr.ing.h.c.F.Porsche Aktiengesellsc   7,198   12.9   8,689   13.6 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態 (資産) 当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ6,716百万円増加し86,959百万円となりました。流動資産は、前連結会計年度末に比べて4,478百万円増加いたしました。これは主に、商品及び製品が1,332百万円、原材料及び貯蔵品が968百万円、受取手形、売掛金及び契約資産が907百万円、現金及び預金が839百万円それぞれ増加したことによるものであります。固定資産は、前連結会計年度末に比べて2,238百万円増加いたしました。これは主に、有形固定資産が1,956百万円、投資その他の資産が222百万円それぞれ増加したことによるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ793百万円増加し18,513百万円となりました。流動負債は、前連結会計年度末に比べて712百万円増加いたしました。これは主に、電子記録債務が1,164百万円、流動資産のその他が1,023百万円それぞれ減少したものの、未払法人税等が1,232百万円、未払金が1,042百万円、支払手形及び買掛金が674百万円それぞれ増加したことによるものであります。固定負債は、前連結会計年度末に比べて80百万円増加いたしました。これは主に、リース債務が638百万円、長期借入金が279百万円それぞれ減少したものの、退職給付に係る負債が662百万円、繰延税金負債が206百万円、固定負債のその他が105百万円それぞれ増加したことによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ5,923百万円増加し68,446百万円となりました。これは主に、自己株式が1,807百万円増加したものの、利益剰余金が7,924百万円増加したことによるものであります。 b.経営成績 (売上高) 当連結会計年度の売上高は、64,108百万円(前年同期比14.8%増)となりました。 当社グループの主事業であるソーシャルインフラ事業では、大型案件の進捗により盛土補強材、海洋土木製品の販売が好調に推移したほか、河川護岸材、景観資材の販売が堅調に推移した結果、売上高は36,395百万円(同14.9%増)となりました。 インダストリーインフラ事業では、国内自動車メーカーへのOEM供給、アフター市場向け販売とも堅調に推移し、海外子会社であるBBS Motorsport GmbHによる欧州での販売も好調に推移したほか、同社のドイツ子会社BBS Motorsport GmbHの業績が大きく伸長した結果、売上高は27,713百万円(同14.8%増)となりました。 (営業損益) 当連結会計年度の売上原価は40,315百万円(前年同期比14.8%増)、販売費及び一般管理費は11,766百万円(同17.8%増)となりました。 この結果、営業利益は12,026百万円(同12.0%増)となり、売上高営業利益率は18.8%(同0.4ポイント減)となりました。 (経常損益) 当連結会計年度において営業外収益は850百万円(前年同期比4.0%増)、営業外費用617百万円(同94.3%増)となりました。 この結果、経常利益は12,259百万円(同9.1%増)となり、売上高経常利益率は19.1%(同1.0ポイント減)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純損益) 当連結会計年度において特別損失は488百万円(前年同期比459百万円増)となりました。 この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は9,489百万円(同18.9%増)となり、売上高当期純利益率は14.8%(同0.5ポイント増)となりました。 c.経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当連結会計年度における営業利益は12,026百万円、営業利益率は18.8%、EBITDAは15,515百万円、ROE(自己資本利益率)は14.5%でした。引き続きこれらの指標について、改善されるよう取り組んでまいります。 各種指標の推移は以下のとおりです。 第48期   第49期   第50期   第51期   第52期   第53期 営業利益(百万円)   4,517   6,462   4,220   8,493   10,736   12,026 営業利益率(%)   11.5   14.9   11.4   16.9   19.2   18.8 EBITDA(百万円)   7,189   9,616   7,024   11,682   14,106   15,515 ROE(自己資本利益率)(%)   9.6   12.9   8.8   12.4   15.1   14.5 (注)1.各指標はいずれも連結ベースの財務数値を用いて算出しております。 2.決算期変更の経過期間となる第50期連結会計年度は、2021年9月21日から2022年6月30日までの9か月10日間となっております。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの主な資金需要は、営業活動のための原材料・商品の仕入費用及び人件費、生産設備の能力増強・合理化、品質向上及び業務効率化のための設備投資、事業領域の拡大と業績の向上につながるM&Aのための資金等です。これらの資金については、主として自己資金により充当し、必要に応じて借入又は社債の発行等による資金調達を実施することを基本方針としております。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は3,871百万円、現金及び現金同等物の残高は22,260百万円であります。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、会計上の見積りを行う必要がありますが、その見積りや当該見積りに用いた仮定は予測不能な事象の発生等により実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表作成にあたっての重要な会計方針等は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。

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出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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