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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ハマイ

HAMAI INDUSTRIES LTD.6497 · Standard · 機械

LPG容器用バルブで国内トップクラスのシェアを誇るバルブ専門メーカー。高圧ガス容器や配管用バルブも展開。

概要

ハマイは1927年に創業したバルブ専業メーカーである。LPガス容器用バルブを主力に、高圧ガスバルブや配管用バルブを製造・販売する。2025年12月期の連結売上高は127億円、従業員数は297名。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

バルブ事業と不動産賃貸事業の二本柱

ハマイの事業はバルブ事業と不動産賃貸事業で構成される。2025年12月期の連結売上高127億円のうち、バルブ事業が121億円(95%超)を占める。内訳はLPガス容器用バルブ55億円、高圧ガスバルブ・ガス関連設備機器27億円、配管用バルブ22億円、その他18億円である。不動産賃貸事業は店舗ビルや介護付有料老人ホームの賃貸を行い、売上高6億円、営業利益4億円を計上する。

国内外の子会社・関連会社で構成するグループ

連結子会社として韓国に株式会社ハマイコリア(2013年設立)を持ち、高圧ガス容器用バルブの製造販売及び当社製品の韓国市場での販売を担う。関連会社には北陸ハマイ株式会社があり、北陸地区の代理店として製品を販売する。かつて存在した四国ハマイ株式会社は2023年1月に事業を譲り受け、子会社だった株式会社ビジネス・リンクスは2008年に全株式を売却、米国のサーモバルブ株式会社は2009年に閉鎖した。

売上高営業利益率9.6%を目指す経営指標

ハマイは売上高営業利益率10%以上を中期的な経営目標に掲げる。2025年12月期の実績は9.6%と目標に接近した。同期の総資産利益率(ROA)は4.3%、自己資本利益率(ROE)は5.6%である。過去5期の売上高は83億円から127億円へ拡大し、営業利益は4億円から12億円へ増加した。ただし2024年6月には公正取引委員会から独占禁止法違反で排除措置命令を受け、コンプライアンス体制の強化が課題となっている。

LPガスバルブで確立した市場基盤

ハマイの主力製品はLPガス(液化石油ガス)容器用バルブであり、2005年2月には生産累計2億個を達成した。再検査需要やバルク向け需要の増加により安定的な収益源となっている。高圧ガスバルブは半導体製造装置や消火装置向けに供給するが、半導体需要の回復遅れが影響する。配管用バルブは設備投資動向に左右される。海外では韓国法人を拠点に中国や東南アジアへの展開を模索している。

業界の中での役割はLPG・高圧ガス容器用バルブの専門メーカー。エネルギー業界やガス設備市場に供給。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
127億円
営業利益
12億円
営業利益率
9.4%
純利益
10億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
バルブ事業121億円95.3%8億円6.6%
不動産賃貸事業6億円4.7%4億円66.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01LPガス・高圧ガス主力

LPG容器用バルブ、高圧ガス容器用バルブを製造・販売。家庭用・業務用のガス容器に取り付けられ、安全・確実なガス供給を支える。韓国市場には子会社を通じて展開。

主な製品・サービス2
LPG容器用バルブ
LPガスボンベに取り付けるバルブで、ガスの開閉・安全弁の機能を持つ。
高圧ガス容器用バルブ
高圧ガス容器(ボンベ)に取り付けるバルブ。ガスの充填・放出を制御する。

02設備・プラント準主力

設備弁・配管用バルブを製造・販売。ガス設備やプラントの配管システムに使用され、流体の流れを制御する。北陸、四国、韓国で販売網を構築。

主な製品・サービス2
設備弁
ガス設備やボイラーなどに用いられる弁。安全性と信頼性を確保。
配管用バルブ
配管に設置して流体の流量や方向を制御するバルブ。住宅や工場などの配管システムに使用。

03不動産その他

店舗用ビル、老人ホーム施設等の不動産賃貸事業。安定的な収益源として機能。

製品と技術

LPガス容器用バルブ:累計2億個の主力製品

ハマイの最も重要な製品群がLPガス(液化石油ガス)容器用バルブである。1953年に製造を開始し、2005年には生産累計2億個を達成した。家庭用・業務用のプロパンガスボンベに取り付けられる安全弁で、定期的な再検査需要が安定した収益をもたらす。2025年12月期の売上高は55億円と全製品中最大であり、バルク(大型タンク)向けの需要も増加している。材料には黄銅を多く使用し、削り粉の販売も収益の一部を構成する。

高圧ガスバルブとガス関連設備機器

高圧ガス容器用バルブは、酸素、水素、窒素などの工業ガスボンベ向けに供給される。半導体製造装置向けの特殊ガスバルブや消火装置用バルブも含む。2025年12月期の売上高は27億円で、前年比13.1%増と成長した。子会社ハマイコリアが韓国市場で製造販売を担い、中国向けにも展開中である。水素関連の新分野にも投資を進めており、クリーンエネルギー戦略の一環として位置づけられる。

配管用バルブ:半導体需要に左右される部門

配管用バルブは主に工場やビルの配管システムに使用される。1974年から大多喜工場で製造を開始した。2025年12月期の売上高は22億円で、前年比6.5%減と落ち込んだ。半導体製造装置向けの需要回復が遅れていることが主因である。ただし製品値上げの浸透や、建築需要の一部で堅調な分野もあり、収益性の改善が課題である。代理店を通じて全国に販売されるほか、韓国法人も販売を手掛ける。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

産業機械部品で安定、収益性良好

同社は産業機械用部品・ユニットの製造販売を手掛ける。売上高は121億円(2024/12期)と小型ながら営業利益率9.09%と安定した収益を確保。同業の三浦工業(ボイラ)や日本製鋼所(大型機械)と比較し、製品は小規模だがニッチ市場で一定の地位を築く。2025/12期は売上高127億円、営業利益率9.45%と緩やかな成長予想。競合は多くないが、国内需要中心で海外比率は低い。

強み

  • 営業利益率9%超と業界平均を上回り、効率的な生産管理と選別受注で収益性を維持。
  • 特定機械部品に特化し、大手が参入しにくい領域で市場シェアを確保。
  • 産業機械のメンテナンス・部品交換需要が定期的に発生し、景気変動の影響が限定的。
  • 長年の取引で顧客ロイヤルティが高く、リピート受注が収益を下支えする。

課題

  • 売上高120億円程度と規模が小さく、大口案件獲得で業績が大きく変動するリスク。
  • 内需依存が強く、海外売上比率が低い。成長市場への展開が不足。
  • 技術継承や若手人材の確保が課題で、生産能力拡大の制約となる。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機械の時価総額近傍。太字がハマイ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16161エスティック124億円9.0倍
26322タクミナ122億円8.9倍
37991マミヤ・オーピー113億円6.5倍
46384昭和真空111億円12.1倍
57022サノヤスホールディングス109億円7.5倍
66497ハマイ107億円10.0倍
76239ナガオカ105億円31.4倍
86208石川製作所102億円15.6倍
96156エーワン精密98億円46.5倍
106230SANEI98億円8.1倍
116286靜甲97億円7.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 31件

ガス溶断器メーカーとして創業した1927年

1927年2月、故会長浜井栄がガス溶断器の製造を目的に浜井製作所を創立した。1939年12月に個人経営から合名会社に改組。1943年1月に西大崎から西五反田五丁目へ移転した。当初はガス溶断器を手掛けたが、1958年10月の株式会社改組時に同事業を縮小・撤退し、後のバルブ専業への方向性が固まった。

プロパンガスバルブに転換した戦後期

1953年8月、プロパンガス容器用バルブの製造を開始した。1960年11月には東京都府中市に府中工場を新設。1962年6月、販売部門を分離独立させミスヂ商事株式会社とし、製造と販売を分業した。1965年7月には浜井興業株式会社に吸収合併させる形で株式額面を変更し、社名を株式会社浜井製作所に戻した。1972年6月に株式を日本証券業協会の店頭売買銘柄に登録し、資金調達の道を開いた。

大多喜工場新設と配管用バルブ参入

1974年5月、千葉県大多喜町に大多喜工場を新設し、配管用バルブの製造を開始した。これにより製品ラインを拡充した。1976年4月には本社工場を府中工場に移設し、旧本社工場を閉鎖した。1984年7月にはミスヂ商事株式会社を吸収合併して営業部とし、再び一貫体制に戻った。1986年4月には高圧ガスバルブ専門の子会社アコン株式会社を設立した。

米国子会社買収と社名変更の1990年代

1988年3月、米国のバルブ製造販売会社サーモバルブ株式会社(THERMO VALVES CORP.)を買収し、海外販路を確保した。1991年4月に社名を株式会社ハマイに変更。同年7月には九州ハマイ株式会社を吸収合併し福岡営業所とした。1996年3月には米国にスキューバダイビング用器材の販売会社SEAGATE CYLINDER CO, INC.を設立したが、その後閉鎖された。2001年4月にはコンピューター関連販売会社ビジネス・リンクスの株式を取得し子会社化したが、2008年3月に全株式を売却した。

ジャスダック上場と不採算事業の整理

2004年12月、株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場した。2005年2月、LPバルブの生産累計が2億個に達した。2009年12月には米国のサーモバルブ株式会社を閉鎖。2010年4月、ジャスダックと大阪証券取引所の合併に伴い大阪証券取引所JASDAQ市場に上場し、同年10月の市場統合でJASDAQスタンダードに移行した。2013年7月には東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い東証JASDAQスタンダードに上場した。

韓国法人設立と本社移転の2010年代

2013年2月、韓国に株式会社ハマイコリア(100%出資)を設立し、高圧ガス容器用バルブの現地生産を開始した。2015年10月、西五反田五丁目から現本社所在地(西五反田七丁目)に移転した。2017年2月に創業90周年を迎え、同年3月には旧本社跡地に建設した介護付有料老人ホームの賃貸を開始した。不動産賃貸事業は店舗ビル賃貸(1997年開始)と合わせて安定収益源となっている。2022年4月の東証市場区分見直しによりスタンダード市場に移行した。

独禁法違反を受けた経営改革の途上

2024年6月、公正取引委員会から独占禁止法違反で排除措置命令及び課徴金納付命令を受けた。これを受け、コンプライアンス推進室の新設、取締役会改革、執行役員制度の導入を決定した。2026年中期経営計画の最終年度である2025年12月期は売上高127億円、営業利益12億円を達成したが、目標とする売上高営業利益率10%には届かなかった。次期中期計画では水素事業への投資拡大やアジア戦略の強化を掲げる。

年表31件を開く

1920年代

  • 1927年2月創業故会長浜井栄がガス溶断器の製造を目的に浜井製作所を創立した。

1930年代

  • 1939年12月個人経営から合名会社に改組する。

1940年代

  • 1943年1月西大崎一丁目から西五反田五丁目に移転する。

1950年代

  • 1953年8月プロパンガス容器用バルブの製造を開始する。
  • 1958年10月株式会社に改組する。ガス溶断器の製造を縮小撤退する。

1960年代

  • 1960年11月東京都府中市に府中工場を新設する。
  • 1962年6月販売部門を分離独立させて、社名をミスヂ商事株式会社とする。
  • 1965年7月創業株式の額面変更のため、1948年5月24日設立の浜井興業株式会社に吸収合併させ、社名をもとの株式会社浜井製作所とする。

1970年代

  • 1972年6月株式を日本証券業協会店頭売買銘柄に登録する。
  • 1974年5月千葉県夷隅郡大多喜町に大多喜工場を新設し、配管用バルブの製造を開始する。
  • 1976年4月本社工場を府中工場に移設し、閉鎖する。

1980年代

  • 1984年7月M&Aミスヂ商事株式会社を吸収合併し、当社営業部とする。
  • 1986年4月創業高圧ガスバルブの製造組立を業とするアコン株式会社を設立した。
  • 1988年3月M&A米国のバルブ製造販売会社サーモバルブ株式会社(THERMO VALVES CORP.)を買収し販売会社とする。

1990年代

  • 1991年4月社名を株式会社ハマイと変更。
  • 1991年7月M&A九州ハマイ株式会社を吸収合併し、当社福岡営業所とする。
  • 1996年3月創業米国にスキューバーダイビング用器材の販売会社として、SEAGATE CYLINDER CO,INCを設立した。
  • 1997年4月府中工場余剰地に建設した店舗建物の賃貸を開始する。

2000年代

  • 2001年4月コンピューター関連機器等販売会社の株式会社ビジネス・リンクスの株式を取得し、子会社とした。
  • 2004年12月上場株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場した。
  • 2005年2月LPバルブの生産累計が2億個を達成した。
  • 2008年3月株式会社ビジネス・リンクスの株式を全て売却し、当社の子会社(連結子会社)から外れた。
  • 2009年12月サーモバルブ株式会社(THERMO VALVES CORP.)を閉鎖した。

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ市場に上場した。
  • 2010年10月上場大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ市場(スタンダード)に株式を上場した。
  • 2013年2月創業韓国に株式会社ハマイコリア(100%株式会社ハマイ出資)を設立した。
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ市場(スタンダード)に株式を上場した。
  • 2015年10月西五反田五丁目から現本社所在地に移転する。
  • 2017年2月創業創業90周年を迎えた。
  • 2017年3月旧本社跡地に建設した介護付有料老人ホームの賃貸を開始する。

2020年代

  • 2022年4月上場東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場した。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高営業利益率10%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    既存事業の深化とDX化

    顧客満足度向上と技術開発による新規市場への展開、製販一体での収益向上・費用対効果の徹底、生産技術力向上による原価低減、生産管理・購買管理のDX化を推進する。

  2. 02

    クリーンエネルギー戦略

    水素事業への投資拡大や新クリーンエネルギー分野への進出を進め、技術基盤を構築する。

  3. 03

    新規海外事業の展開

    ハマイコリアによる中国事業強化、南アジア・東南アジアでの販売・調達・人的資本拡充を狙い、バルブ周辺事業への進出も検討する。

  4. 04

    未来に向けた体制構築とコンプライアンス強化

    ビジョン・中期計画・組織体制の見直し、資本コストを意識した経営、ESG経営への転換、企業倫理向上、ガバナンス強化、人的資本強化、BCP整備を進める。特に独占禁止法違反の再発防止に向け、組織改革と意識改革を強力に推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で297人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は578万円で、9期前と比べて+15.8%平均年齢は41.4歳、平均勤続年数は13.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月208
2017年12月223
2018年12月245
2019年12月49939.212.6252
2020年12月51840.013.0248
2021年12月54939.012.0250
2022年12月53440.012.0263
2023年12月54040.012.0276
2024年12月56740.612.6288382
2025年12月57841.413.4297404

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
男性育休取得率20.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)63.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
大多喜工場 千葉県夷隅郡 大多喜町2,418百万円
賃貸不動産 東京都品川区1,171百万円
不動産賃貸 事業
府中工場 東京都府中市534百万円
バルブ事業
賃貸不動産 東京都府中市他458百万円
バルブ事業 — ㈱ハマイコリア 韓国(釜山広域市)342百万円
本社 東京都品川区87百万円
バルブ事業 不動産賃貸事業
賃貸不動産 八王子市東中野16百万円
その他 夷隅郡大多喜町他1件12百万円
名古屋営業所 名古屋市北区9百万円
福岡営業所 福岡市博多区6百万円
ほか3件の開示あり

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は127億円営業利益12億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.0%、利益が+9.1%。

売上高
+5.0%
127億円
営業利益
+9.1%
12億円
純利益
+150.0%
10億円
営業利益率
9.4%
前期比 +0.4%pt

四半期の推移

10期分

直近は2025年4Qで、売上は62億円、営業利益は6億円。前年の2024年4Qと比べると、売上は+0.0%、営業利益は+20.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2022年4Q313
2023年1Q29413.83
2023年2Q2514.02
2023年3Q2414.22
2023年4Q332
2024年1Q3139.73
2024年2Q28310.7−3
2024年4Q6258.14
2025年2Q6569.24
2025年4Q6269.76

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は71億円から127億円へ1.8倍に増えた。直近期の営業利益率は9.4%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年12月71106
韓国に株式会社ハマイコリア(100%株式会社ハマイ出資)を設立した。
2013年12月6996
2014年12月7596
2015年12月7752
2016年12月7595
創業90周年を迎えた。
2017年12月8364
2018年12月8553
2019年12月8142
2020年12月8364
2021年12月9564
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場した。
2022年12月112129
2023年12月111119
2024年12月12111129.14
2025年12月12712149.410

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高127億円のうち、営業利益として残るのは12億円9.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は10億円、売上の7.9%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金80.3%102億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金10.2%13億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.4%12億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
19.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.8pt
9.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.9pt
7.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.9pt
5.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが7億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは3億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は43億円で、売上の4.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月101−31140
2013年12月8−2−5642
2014年12月63−5946
2015年12月13−4447
2016年12月9−6−4346
2017年12月6−9−4−338
2018年12月7−7−2036
2019年12月3−2−2135
2020年12月11−5−2639
2021年12月4−2−2239
2022年12月11−3−2845
2023年12月30−2346
2024年12月5−4−3144
2025年12月7−4−3343

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は223億円。このうち返さなくてよい自己資本が171億円で、自己資本比率は76.7%(業種中央値65.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月1471133476.5
2013年12月1561183875.4
2014年12月1601223875.9
2015年12月1561203676.9
2016年12月1601243677.6
2017年12月1701284275.1
2018年12月1701274374.9
2019年12月1721314176.3
2020年12月1741324275.9
2021年12月1831374674.7
2022年12月1981435572.2
2023年12月2111565574.1
2024年12月2161615674.2
2025年12月2231715276.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
42億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
147億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
52億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
89
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率19 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率209社中47位あたり、逆に低いのはROE209社中139位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.8%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
9.4%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
76.7%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.0%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.8%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,443で、1年前と比べて+27.1%過去52週の値幅のなかでは61%の位置にある。

¥1,443-0.3%1ヶ月+5.1%1年+27.1%時価総額107億円
過去52週の値幅
安値¥1,162高値¥1,620

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.0倍
PBR0.56倍
配当利回り2.77%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月21日に1425円。25日移動平均線1383.48円を約3.0%上回り、75日線1335.6円や200日線1285.18円も明確に上回っており、中期・長期のトレンドは上昇基調。52週高値1620円からは約12.0%下、52週安値1162円からは約22.6%上昇。RSIは60.22と中立。8月10日から14日にかけて上昇し、14日には1450円まで到達したが、その後一旦調整。8月21日に1425円と再び上昇。出来高は8月14日に16100株と急増したが、その後は1500株まで減少。全体的に上値追いの局面。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERは9.85倍と業界平均の23.16倍を大幅に下回り、PBRも0.5493倍と1倍割れで割安。ROEは5.8%と低めだが、配当利回りは2.81%と安定的。直近の業績は減益後の回復が見込まれ、業界平均との比較で魅力。割安だが、収益性に課題はあるものの、バリュエーションは極めて割安圏。投資妙味あり。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.0倍22.7倍
PBR0.56倍1.50倍
ROE5.8%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上は堅調に増加し、営業利益率も9%前後で安定。強気派は増収と高水準の配当利回りを評価し、弱気派は純利益の低下や競争激化による値引き圧力を懸念。今後の利益率維持が焦点。

プラスに働く材料7
  • 安定成長

    売上は2022年から2025年にかけて増加傾向で、営業利益率も9%台を維持

  • 配当利回り

    配当利回り2.81%と利回りが高く、株主還元に積極的

  • PBR低水準

    PBRは0.55倍と割安感があり、株価上昇余地がある

  • PBR0.55倍と解散価値相当、修正余地継続影響

    PBR0.55倍は純資産の半分の評価、1倍接近なら株価上昇余地

  • 2期連続増収と営業利益増加基調決算発表後影響

    売上高は111→127億円、営業利益は11→12億円と拡大

  • 配当性向約30%と増配余地次回株主総会影響

    配当利回り2.81%、配当性向約30%、増配なら利回り向上

  • 営業利益率9.45%へ改善基調2025/12期影響

    営業利益率は9.09%→9.45%と小幅改善

マイナスに働く材料7
  • 純利益低迷

    2024年の純利益は4億円と前年より減少し、利益率が悪化

  • 競争激化

    海外メーカーの参入で価格競争が激化し、値引き圧力が強い

  • 設備投資依存

    顧客の設備投資が抑制されれば受注に影響する

  • 純利益が9→4→10億円と乱高下通年影響

    2024/12期は4億円に半減、業績変動が大きい

  • ROE5.8%と資本効率の低さ継続影響

    ROE5.8%は株主資本の利益創出力が低位、PBR0.55倍の要因

  • 増収率が9%から5%へ減速2025/12期影響

    売上高成長率は2024年+9%から2025年+5%へ鈍化

  • 時価総額106億円と小型株流動性リスク不定影響

    時価総額106億円、出来高が細く売り時の下落リスク

次の決算で確かめる点
受注残高
プラント需要の先行指標で、売上に直結する
営業利益率
価格競争下での収益性維持を確認するため
売上高成長率
市場シェアの動向を把握するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり40で、前期から+14.3%いまの株価に対する利回りは2.77%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥40
1株あたり
配当利回り
2.77%
いまの株価に対して
配当性向
29.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月2726.8
2017年12月25−7.433.3
2018年12月250.0
2019年12月250.049.0
2020年12月250.065.2
2021年12月250.052.5
2022年12月3020.030.3
2023年12月3516.727.4
2024年12月350.071.1
2025年12月4014.329.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥40

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ1,577人。区分でいちばん多いのは個人・その他65.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が32.1%を占め、残る67.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他56.158.559.661.760.765.1
事業法人24.524.524.323.224.821.8
金融機関15.415.014.112.811.610.3
自己株式10.110.110.19.99.79.7
外国法人3.01.01.01.32.11.9
証券会社1.01.01.01.00.81.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01ミスヂ持株会14.79
02第一生命保険株式会社7.35
03光通信KK投資事業有限責任組合4.80
04佐藤金属株式会社4.53
05浜井三郎4.24
06浜井啓子2.99
07濱井健一郎2.51
08富士精密株式会社2.37
09株式会社ミツウロコグループホールディングス2.36
10三橋玲子2.02

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-08-24
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    6.02%
    +1.01pt
  • 2026-04-15
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    4.88%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+87%、1株純資産は14期で+65%。直近期のROEは5.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月771,5505.19.832.3
2013年12月781,6694.910.530.4
2014年12月841,7764.912.724.7
2015年12月341,7521.930.541.5
2016年12月681,8113.814.226.8
2017年12月641,9173.420.033.3
2018年12月471,9062.521.7
2019年12月341,9631.727.749.0
2020年12月571,9802.922.965.2
2021年12月652,0503.213.752.5
2022年12月1422,1426.87.030.3
2023年12月1362,3376.17.127.4
2024年12月592,3952.518.171.1
2025年12月1452,5515.88.329.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/12期の役員報酬は総額170百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
河内茂代表取締役社長612,000
吉村真介取締役 管理本部長666,000
丸岡信行取締役 生産本部長 兼 府中工場長632,000
川村信之取締役 製品研究開発 室長632,000
横澤直人取締役 営業本部長 兼 事業開発室長523,000
川西浩文取締役 兼 大多喜工場長533,000
岡田信次郎取締役 常勤監査等委員79
手塚幸一取締役 監査等委員(注)277
吉羽真一郎取締役 監査等委員(注)252
蓜島啓介45

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)786511214821
社外取締役213137
取締役(社内)1999

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容640字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社の企業集団は、当社及び連結子会社1社、関連会社2社で構成され、LPG容器用バルブ・高圧ガス容器用バルブ及び設備弁・配管用バルブの製造及び販売を行っており、当社グループの主な事業内容と当該事業における位置付け及びセグメントとの関連は次のとおりであります。 1.バルブ事業 LPG容器用バルブ・高圧ガス容器用バルブ及び設備弁関連 当社は、LPG容器用バルブ・高圧ガス容器用バルブ及び設備弁を製造販売しております。関連会社北陸ハマイ 株式会社は北陸地区の代理店として、当社の製品を販売しております。 また、子会社株式会社ハマイコリアは韓国市場における拠点として高圧ガス容器用バルブを製造販売し、当社の高圧ガス容器用バルブについても販売しております。 配管用バルブ関連 当社が製造販売するほか、北陸ハマイ株式会社は北陸地区の代理店として、当社の配管用バルブ等を販売しております。 また、子会社株式会社ハマイコリアにおいても韓国市場における拠点として、当社の配管用バルブ等を販売しております。 なお、四国地区の代理店として当社の製品を販売しておりました関連会社四国ハマイ株式会社につきましては、2023年1月31日付で当社が全事業を譲受けました。 2.不動産賃貸事業 当社は、バルブ事業の他、店舗用ビル、老人ホーム施設等の不動産賃貸事業を行っております。 事業の系統図は、次のとおりであります。 (注) 関連会社につきましては、持分法を適用しておりません。
経営方針・対処すべき課題1,427字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社の一貫した基本方針は、確かな品質管理体制を維持し顧客の信頼に応えることを念頭においており、高圧ガス関連機器の用途開発の多岐にわたる発展を目標に、バルブを通じて社会に貢献することを目指しております。 (2)目標とする経営指標 当社は、収益性のある経営を目指しており、品質向上、コスト管理の徹底と継続的な技術開発を心がけ、売上高営業利益率10%以上を目指しております。 併せて、総資産利益率(ROA)や投下資本利益率(ROIC)といった経営の効率性を重視した事業運営に注力する所存であります。 (3)当社を取り巻く経営環境と中長期的な会社の経営戦略 当社が関連するバルブ業界を取り巻く経営環境は、エネルギー改革の進展やマーケットの東南アジア等へのロケーション変化への対応など取り組むべき課題は多岐に亘っています。また材料費の高騰によるコスト上昇圧力の高まりもあり、一層の生産効率の向上によるコストダウンが必至の状況でもあります。斯かる展望下、当社の既存メイン商品の将来の需要動向も楽観できるものではなく、新規商品開発による競争力の強化や新エネルギーへの積極的な取組みによるマーケットプレゼンスの強化及び海外等への新たなマーケットをターゲットとした経営戦略を着実に展開して参ります。 (4)会社の対処すべき課題 現在の「2026中期経営計画」は、2021年当時に、今後のカーボンニュートラル実現に向けた世界中でのエネルギー転換の加速を見据え、当社の機器メーカーとしての役割と成長の道筋を描いた「ビジョン2030」を達成するための基本となる戦略を設定した5カ年計画であります。 今年度は、その5カ年計画の最終年度であり、その総仕上げに邁進するとともに、次なる中期計画、そして更なる新たなビジョンを策定する準備期間であり、下記の4つの戦略を重点課題として取り組んで参ります。 ①既存事業戦略 ・顧客の「困った」を価値に変える、また顧客満足度の向上 ・技術開発能力の向上を図り、新規市場分野へのメニューアップにつなげる ・製販それぞれが収益向上、費用対効果意識を徹底する ・未来につながる生産技術力の向上を図り、原価低減・収益性の拡大を図る ・生産管理・購買管理分野の強化とDX化 ②クリーンエネルギー戦略 ・水素事業の新たな分野への投資拡大 ・新クリーンエネルギー分野への進出と技術基盤構築 ③新規海外事業戦略 ・ハマイコリアによる中国事業展開の強化 ・販売、調達、人的資本拡充を狙ったアジア戦略(南アジア、東南アジア) ・バルブ事業周辺の新たな事業分野への進出検討 ④未来に向けた体制への展開 ・ビジョン、中期経営計画、組織体制の見直し ・資本コストを念頭に置いた経営、ESG経営への転換を図る ・企業倫理向上、コーポレートガバナンスの強化 ・人的資本の強化とBCPの整備 特に2024年6月に公正取引委員会から独占禁止法違反として排除措置命令及び課徴金納付命令を受けたことを踏まえ、こういった不祥事を二度と起こさない為、組織改革と意識改革を強力に推進して参ります。組織改革としてはコンプライアンス推進室の新設、取締役会改革、執行役員制度の導入などを決定し精進して参る所存です。
事業等のリスク1,001字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針であります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① LPガス容器弁等の中長期的な需要減少に対する競争激化リスク 規制緩和やLPガス容器の大型化等の影響により、今後需要全体としては減少傾向にあると思われ、需給バランスの変化による受注競争の一層の激化が当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 材料費の価格変動による収益影響リスク 当社グループの製品群において、主材料の材料費率は比較的大きく、材料費の大幅な変動は、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 海外での事業展開リスク 当社グループでは、海外特に東アジアにおける需要拡大に対応するため、韓国に生産拠点を有する子会社を設立し、そこを拠点に韓国内、中国への展開を図っております。このため韓国、中国等のアジア地域の政治・経済情勢・法規制・税制等が変化した場合や現地での紛争、災害、感染症等が発生した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 品質保証リスク 当社グループが生産する製品は、容器、配管及び設備機器の多岐に亘る分野に組み込まれています。当社グループでは、全生産拠点においてISO9001及びISO14001を取得するなど、品質管理体制の維持・強化を図ってはおりますが、予期せぬ事象により当社グループ製品の不具合等に起因した最終製品の品質問題、リコール等が発生した場合、多額の費用負担や当社グループの信用低下によって、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 災害時の事業継続リスク 当社は自然災害や事故等の緊急時に備えて、人命・安全の確保及び事業の継続に向けたBCP(事業継続計画)を作成しておりますが、被害の状況によっては、当社の事業活動が制限され、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)3,450字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度の当社グループに関する財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1)財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国の経済は、雇用・所得環境の改善の動きの下で緩やかな回復基調が継続しました。その一方、ウクライナや中東での紛争長期化、米国のトランプ政権による各種政策の動向懸念といった不安定な国際情勢の影響もあり、原材料価格や燃料価格を含む物価の高騰の継続や円安基調な為替相場など、依然として先行きは不透明な状況が続いています。 このような中、当社グループの主力製品であるLPG容器用バルブ部門の売上高は、製品値上げの浸透、安定的な再検査需要の獲得やバルク向けで需要増加があり、前年同期比増収となりました。配管用バルブ部門の売上高につきましては、製品値上げの浸透はあるものの、半導体製造装置向け需要の回復が遅れており、前年同期比減収となりました。高圧ガスバルブ・ガス関連設備機器部門につきましては、半導体業界向け需要の回復が遅れており、目立った需要の増加には至っておりませんが、消火装置向けでの需要増や製品値上げの浸透もあり、前年同期比増収となりました。また、黄銅削り粉の売上は取扱量の増加に販売価格の上昇も伴い増収となり、全体の売上高は127億1千5百万円、前年同期比6億2千2百万円(5.1%)の増収となりました。 収益面におきましては、増収の効果が大きく、原材料を含む各種価格の高騰の影響もありましたが、営業利益は12億2千2百万円、前年同期比1億5百万円(9.4%)の増益となりました。なお親会社株主に帰属する当期純利益につきましても前年同期に特別損失に計上しました独占禁止法関連損失の反動が大きく、9億6千9百万円、前年同期比5億7千2百万円(144.3%)の増益となりました。 セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。 [バルブ事業] 当社の主力商品であるLPG容器用バルブ部門は売上高55億4百万円(前年同期比6.2%増)、配管用バルブ部門は売上高21億5千3百万円(前年同期比6.5%減)、高圧ガスバルブ・ガス関連設備機器部門は売上高26億7千1百万円(前年同期比13.1%増)、その他売上高18億7百万円(前年同期比8.5%増)となり、営業利益8億3千8百万円(前年同期比14.2%増)となりました。 [不動産賃貸事業] 賃貸収入は5億7千7百万円(前年とほぼ同額)、営業利益は3億8千4百万円(前年同期比0.1%増)となりました。 財政状態の状況は次のとおりであります。 当連結会計年度末の流動資産は、前連結会計年度末と比較して、1億3百万円増加し、125億1千4百万円となりました。これは主に売掛金及び棚卸資産の増加によるものです。 当連結会計年度末の固定資産は、前連結会計年度末と比較して、5億5千2百万円増加し、97億8千7百万円となりました。これは主に投資有価証券が評価替により増加したことによるものです。 当連結会計年度末の流動負債は、前連結会計年度末と比較して、4億9千3百万円減少し、29億9千4百万円となりました。これは主に仕入債務の減少によるものです。 当連結会計年度末の固定負債は、前連結会計年度末と比較して、1億9百万円増加し、22億1千万円となりました。これは主に繰延税金負債の増加によるものです。 当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末と比較して、10億3千9百万円増加し、170億9千6百万円となりました。これは主に利益剰余金及びその他有価証券評価差額金の増加によるものです。 (2)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比較して6千2百万円(前年比1.4%)減少し、42億9千7百万円となりました。 当連結会計年度末におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、6億5千1百万円の収入(前期は5億3千5百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益の計上と減価償却費の影響によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、4億3千7百万円の支出(前期は4億4千2百万円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、2億8千5百万円の支出(前期は3億1千万円の支出)となりました。これは主に、配当金の支払によるものです。 (3)資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループは、運転資金や設備投資等に必要となる資金を、主に自己資金により調達しております。また、将来の経営環境の変化への対応や業務拡大に備える為、必要な資金を内部留保しております。 当社グループの運転資金のうち、主なものは製品の製造費用と販売費及び一般管理費であり、材料等の購入費、従業員への人件費、光熱費などのその他一般管理費等の支払いに係るものです。 (4)経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は経営の収益性の観点から売上高営業利益率10%以上を目標に掲げ、また、経営の効率性の観点からROAやROEを重視項目に掲げております。 各種指標の推移は以下のとおりです。 第90期   第91期   第92期   第93期   第94期 売上高営業利益率   5.3%   9.7%   9.1%   9.2%   9.6% ROA   2.3%   4.7%   4.3%   1.8%   4.3% ROE   3.1%   6.6%   5.8%   2.4%   5.6% (注)各指標はいずれも当社連結ベースの財務数値を用いて算出しております。 (5)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成してお ります。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び 仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 また、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものに ついては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであり ます。 (6)生産、受注及び販売の状況 ① 生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称      生産高(千円)    前年同期比 (%) バルブ事業   10,042,608   5.2 不動産賃貸事業   ―   ― 合計   10,042,608   5.2 (注)上記金額は、製造原価を基準に記載しております。 ② 受注実績 当社は法令または社内規格に基づき定められた方法による見込生産を主体としており、一部特殊仕様の製品については受注生産を行っておりますが、その売上高に占める割合は僅少であります。 ③ 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称      販売高(千円)    前年同期比 (%) バルブ事業   12,137,866   5.4 不動産賃貸事業   577,137   0.0 合計   12,715,003   5.1 (注)主な相手先の販売実績及び総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 新日本ブラス㈱   1,375,276   11.4   1,488,335   11.7

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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