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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

CEホールディングス

CE Holdings Co.,Ltd.4320 · Standard · 情報・通信業

中小病院向け電子カルテシステムの専門ベンダー。自社パッケージ「MI・RA・Isシリーズ」を核に、医療情報システムをワンストップで提供する。

概要

CEホールディングスは、札幌市に本社を置く医療IT企業である。1996年に電子カルテシステムの開発会社として創業し、現在は持株会社として電子カルテを中心とするヘルスケアソリューション事業とデジタルマーケティング支援を手がける。2025年9月期の連結売上高は158億円、従業員数は443名。東京証券取引所スタンダード市場に上場する。

2つのセグメントで構成する事業構造

当社グループは、ヘルスケアソリューション事業とマーケティングソリューション事業の2セグメントで構成される。2025年9月期の連結売上高158億円のうち、ヘルスケアソリューション事業が153億円(構成比97%)を占める。同事業は電子カルテシステム「MI・RA・Isシリーズ」の販売・保守を主力とし、医療機関向け受託開発や料金後払いシステムも手がける。マーケティングソリューション事業はWebサイト構築や広告運用、デジタルサイネージ販売を行い、売上高5億円と規模は小さいが、前期比22%増と成長している。

M&Aで拡大したグループの変遷

2013年に持株会社体制へ移行した後、グループ会社の拡大を進めてきた。2014年にディージェーワールドを子会社化、2015年にはエムシーエスを合弁化、2016年にシステム情報パートナー(現・デジタルソリューション)を取得。2021年にはシステム情報パートナーとディージェーワールドを合併し、デジタルソリューションに商号変更した。2022年にはサンカクカンパニーを子会社化。一方、2015年にはエル・アレンジ北海道を解散、2025年にはマイクロンの株式の一部を譲渡し持分法適用関連会社に変更するなど、ポートフォリオの見直しも行っている。

ストック型ビジネスへのシフトと収益基盤

当社は電子カルテシステムの保守契約やクラウドサービス、医療費後払いサービスなど、継続収入(ストック型ビジネス)の比率を高める方針を掲げている。2025年9月期の売上高は前期比8.8%増の158億円、営業利益は22.9%増の14億円と過去最高を記録。その背景には、2024年1月発売の最新バージョン「MI・RA・Is V(ファイブ)」への既存ユーザー更新が進んだことがある。また、受注高も161億円と過去最高となり、収益基盤は拡大傾向にある。ただし、2025年9月期の親会社株主に帰属する当期純利益は15.5億円と前期の1.2億円から急増しており、これはマイクロンの株式譲渡に伴う特別利益の計上が大きく影響している。

業界の中での役割は医療情報システムベンダー(中小病院向け電子カルテの専門メーカー)。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
158億円
営業利益
14億円
営業利益率
8.9%
純利益
16億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/9
事業売上構成比利益利益率
ヘルスケア ソリューション 事業153億円96.8%15億円9.8%
マーケティング ソリューション 事業5億円3.2%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01医療機関(中小病院)主力

自社パッケージの電子カルテシステム「MI・RA・Isシリーズ」を中心に、各種部門システムやハードウェアを組み合わせて中小病院向けに販売。最新版の「MI・RA・Is V」への更新が収益を牽引。受託開発や運用管理、後払いシステムなども提供。

主な製品・サービス2
MI・RA・Isシリーズ
電子カルテシステムの自社パッケージ製品。診療記録、オーダリング、看護支援などの機能を備え、中小病院向けに提供。
MI・RA・Is V(ファイブ)
MI・RA・Isシリーズの最新バージョン。医療安全、仕事効率向上、経営支援をコンセプトに開発。

02企業・組織(マーケティング)準主力

デジタルマーケティング支援として、Webサイト再構築やプロモーション支援、人材育成を行う。デジタルサイネージの販売も手がける。

主な製品・サービス2
デジタルマーケティング支援
Webサイトのリブランディング、Web広告の企画・制作・運用、SNS運用、人材育成などのサービス。
デジタルサイネージ
公共・商業施設向けのデジタルサイネージ(電子看板)の販売。

03患者向けサービス副次

スマートフォンサービス「ドクターコネクト」を提供。患者が疾患管理や医師との情報共有、受診予約ができる。電子カルテとの連携機能を備える。

主な製品・サービス1
ドクターコネクト
患者と医療機関をつなぐスマートフォンサービス。疾患管理、情報共有、受診予約機能を備え、電子カルテとも連携。

製品と技術

中小病院向け電子カルテ「MI・RA・Isシリーズ」

当社の主力製品は、医療機関向けパッケージ製品「MI・RA・Isシリーズ」である。診療記録、オーダリング、看護支援などの機能で構成され、主に中小病院へ販売される。同シリーズの導入実績は約950件以上とされ、業界シェア上位3位の地位を確立している。最新版の「MI・RA・Is V(ファイブ)」は2024年1月に販売を開始。「医療安全」「仕事効率の向上」「経営支援」をコンセプトに開発され、既存ユーザーの更新需要を取り込み、収益拡大に貢献している。また、他社製部門システムやハードウェアとの組み合わせによるシステム構築も手がける。

患者と医療機関をつなぐ「ドクターコネクト」

2024年2月よりサービスを開始したスマートフォン向けサービス「ドクターコネクト」は、患者と医療機関の情報共有と受診フローのデジタル化を目的とする。患者は自身の疾患を管理し、担当医師と情報を共有することで、より適切な治療を受けられる環境の整備を目指す。受診予約機能や電子カルテ「MI・RA・Isシリーズ」との連携機能を備え、患者と医師双方の利便性向上を図っている。現在は同シリーズのユーザー向けに展開中で、展示会や学会でのプロモーションを通じて普及を進めている。

デジタルマーケティング支援とデジタルサイネージ

マーケティングソリューション事業では、企業・組織向けにWebサイトのリブランディング、Web広告の企画・制作・運用、SNSマーケティング、デジタルマーケティング人材の育成などを提供する。また、公共・商業施設向けのデジタルサイネージの販売も行う。同事業の売上高は2025年9月期に5億円(前期比22%増)と成長しているが、セグメント損失は800万円と赤字が継続している。ただし、前期の5400万円の損失からは大幅に縮小しており、収益改善の途上にある。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

SaaS型クラウドサービスで売上拡大、収益性改善中

当社は情報・通信業に属し、クラウドサービスを中心に事業を展開しています。直近の売上高は136億円から158億円へと成長し、営業利益率も7.53%から8.86%へ改善しました。同業他社と比較すると、売上規模は中堅クラスですが、収益性は安定しています。ライバルであるソラコムやハッチ・ワークは、より成長性の高い分野で存在感を示していますが、当社は安定した顧客基盤と収益性で競争しています。今後は業界内でのシェア拡大と、さらなる利益率の向上が課題です。

強み

  • 売上高が3期連続で増加しており、成長軌道に乗っています。
  • 営業利益率が7.5%から8.9%に上昇し、収益力が高まっています。
  • リピート顧客が多く、安定的な収益源を確保しています。
  • クラウド分野に特化し、専門性の高いサービスを提供しています。

課題

  • 同業他社の多くが成長しており、シェア拡大には差別化が必要です。
  • 営業利益率は改善傾向ですが、業界平均と比べて高いとは言えません。
  • 国内中心の事業で、海外市場への進出が遅れています。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がCEホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14839WOWOW290億円22.0倍
24165プレイド288億円37.7倍
35574ABEJA287億円56.8倍
43922PR TIMES286億円12.1倍
53723日本ファルコム282億円17.9倍
64320CEホールディングス281億円17.4倍
79702アイ・エス・ビー272億円16.4倍
84662フォーカスシステムズ270億円10.7倍
94058トヨクモ267億円19.7倍
104499Speee265億円
113696セレス262億円12.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 30件

札幌で創業し電子カルテ市場に参入した1996年

1996年3月、札幌市中央区に株式会社オネスト・エスとして設立された。1999年2月に本店を中央区南三条西十丁目へ移転。同年9月には当社初の電子カルテシステムの製品版が完成し、医療ITベンダーとしての歩みを開始した。2000年2月には商号を株式会社シーエスアイに変更し、同年8月には当時の厚生省から新事業分野開拓の実施に関する計画の認定を受けた。この時期は電子カルテが法的に認められ始めた黎明期であり、先行者としての地位を築いた。

マザーズ上場を経て持株会社化へ至る2001~2013年

2001年10月、東京証券取引所マザーズに上場。2002年12月には子会社「シーエスアイ・テクノロジー」を設立し、グループ経営の端緒を開いた。2004年には北海道「元気の素」発信企業50社に選出され、2007年には情報化促進貢献企業等表彰で経済産業大臣表彰を受賞。2011年7月に札幌証券取引所に重複上場し、同年10月に本店を現在の札幌市白石区に移転。2013年4月には商号を株式会社CEホールディングスに変更し、持株会社体制へ移行した。

東証一部昇格とM&Aによる事業拡大の2014~2019年

2014年10月に東京証券取引所市場第一部へ市場変更。同年6月にはディージェーワールドを子会社化し、事業領域を拡大した。2015年2月には子会社CEリブケアをMocosukuに商号変更、同年3月にはエムシーエスの株式を取得し合弁会社化。同年8月にはエル・アレンジ北海道を解散するなど、グループ再編も進んだ。2015年12月には監査等委員会設置会社へ移行。2016年11月にシステム情報パートナーを、2019年11月にはマイクロン(エムフロンティアを含む)を子会社化し、医療分野でのM&Aを加速させた。

グループ再編と市場選択の2020~2025年

2020年4月、子会社Mocosukuがとらうべの全事業(介護相談事業等を除く)を吸収分割で承継。2021年8月には駅探との資本・業務提携を解消した。同年10月にはシステム情報パートナーとディージェーワールドを合併し、存続会社をデジタルソリューションに商号変更。2022年2月にサンカクカンパニーを子会社化、同年4月には東証の市場区分見直しによりプライム市場を選択したが、2023年10月にはスタンダード市場へ再選択・移行した。2025年7月にはマイクロンの株式の一部をタイガメッドジャパンへ譲渡し、持分法適用関連会社に変更している。

年表30件を開く

1990年代

  • 1996年3月札幌市中央区に㈱オネスト・エスを設立
  • 1999年2月本店を札幌市中央区南三条西十丁目1001番地5に移転
  • 1999年9月当社初の電子カルテシステム製品版完成

2000年代

  • 2000年2月商号変更商号を㈱シーエスアイに変更
  • 2000年8月厚生省(現・厚生労働省)の新事業創出促進法に基づく「新事業分野開拓の実施に関する計画」の認定を受ける
  • 2000年10月札幌商工会議所から2000年度の「北の起業家表彰」優秀賞を受賞
  • 2001年10月上場東京証券取引所マザーズに上場
  • 2002年12月㈱シーエスアイ・テクノロジーを設立
  • 2004年11月北海道経済部より北海道「元気の素」発信企業50社の1つに選出
  • 2007年10月2007年度情報化促進貢献企業等表彰において、経済産業大臣表彰を受賞

2010年代

  • 2011年7月上場札幌証券取引所に重複上場
  • 2011年10月本店を札幌市白石区平和通十五丁目北1番21号に移転
  • 2012年2月㈱エル・アレンジ北海道を設立
  • 2012年5月㈱駅探と資本・業務提携契約を締結
  • 2013年4月商号変更・㈱シーエスアイから㈱CEホールディングスに商号変更し持株会社体制へ移行
  • 2014年6月M&A㈱ディージェーワールドの株式を取得し子会社化
  • 2014年10月東京証券取引所市場第一部に市場変更
  • 2015年2月商号変更㈱CEリブケアが㈱Mocosukuに商号変更
  • 2015年3月・㈱エムシーエス(現・連結子会社)の株式を取得し合弁会社化
  • 2015年8月㈱エル・アレンジ北海道解散
  • 2015年12月監査等委員会設置会社へ移行
  • 2016年11月M&A㈱システム情報パートナー(現・連結子会社)の株式を取得し子会社化
  • 2019年11月M&A㈱マイクロン(現・持分法適用関連会社)の株式を取得し子会社化(同社完全子会社である㈱エムフロンティアを含む)

2020年代

  • 2020年4月㈱Mocosukuが㈱とらうべの全事業(但し、介護相談事業及び施設紹介事業を除く。)について、会社分割(吸収分割)により承継
  • 2021年8月㈱駅探との資本・業務提携を解消
  • 2021年10月M&A㈱システム情報パートナーと㈱ディージェーワールドを合併し、存続会社である㈱システム情報パートナーの商号を、㈱デジタルソリューションに変更
  • 2022年2月M&A㈱サンカクカンパニー(現・連結子会社)の株式を取得し子会社化
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しにより、プライム市場を選択し、同市場に移行
  • 2023年10月東京証券取引所が設けた市場区分の再選択措置により、スタンダード市場を選択し、同市場に移行
  • 2025年7月M&A㈱マイクロンの株式を㈱タイガメッドジャパンへ一部譲渡し、持分法適用関連会社に変更(同社完全子会社である㈱エムフロンティアを含む)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年9月期まで15,000百万円
  • 営業利益2026年9月期まで1,500百万円
  • 営業利益率2026年9月期まで10.0%
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2026年9月期まで870百万円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    電子カルテの時間軸・空間軸拡大

    電子カルテシステムの強みを生かし、診療前後の領域や病院外(自宅、薬局など)へサービスを拡張し、グループ全体で事業を伸長する。

  2. 02

    AI活用による医療従事者支援

    拡大する事業領域の製品・サービスにAIを活用し、医療従事者の生産性向上、労働時間短縮、コスト削減、医療ミスリスク低減を実現する。

  3. 03

    販売・SIパートナーとの連携強化

    全国の販売・SIパートナーとの連携を強化し、医療ITソリューションのトップベンダーを目指す。

  4. 04

    ストック型ビジネスの拡大

    クラウドサービス、医療費後払いサービス、保守の促進によりストック型ビジネスの比率を高め、安定的な利益を獲得する。

  5. 05

    M&Aによる経営資源獲得

    電子カルテの時間軸・空間軸を拡大した領域でM&Aを積極的に推進し、人材・技術・ノウハウを迅速に獲得して経営基盤を拡充する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で443人が働いている。

決算期連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年9月209
2017年9月302
2018年9月315
2019年9月331
2020年9月529
2021年9月529
2022年9月593
2023年9月610
2024年9月606182
2025年9月443316

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社8(国内 8 / 海外 0、うち連結子会社 5) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
- — 合計1,249百万円
CEHD東京ビル — 東京都北区1,110百万円
全社(共通)
ヘルスケアソリューション事業 — ㈱シーエスアイ(札幌市白石区)805百万円
ヘルスケアソリューション事業 — ㈱エムシーエス(青森県弘前市)440百万円
本社 — 札幌市白石区396百万円
全社(共通)
ヘルスケアソリューション事業 マーケティングソリューション事業 — ㈱デジタル ソリューション(東京都北区)3百万円
ヘルスケアソリューション事業 — ㈱Mocosuku(東京都北区)0百万円
マーケティングソリューション事業 — ㈱サンカク カンパニー(東京都北区)0百万円
主な関係会社
  • 国内
    ㈱シーエスアイ(注)2、3
    札幌市 白石区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱エムシーエス
    青森県 弘前市 · 連結子会社
    議決権51.0%
  • 国内
    ㈱デジタルソリューション
    東京都 北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱Mocosuku
    東京都 北区 · 連結子会社
    議決権57.5%
  • 国内
    ㈱サンカクカンパニー
    東京都 北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱マイクロン(注)4
    東京都 港区 · 持分法適用会社
    議決権33.4%
  • 国内
    ㈱エムフロンティア(注)4、7
    東京都 港区 · 持分法適用会社
    議決権33.4%
  • 国内
    ㈱光通信(注)5、6、7
    東京都豊島区 · その他の関係会社
    議決権26.2%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は158億円営業利益14億円前期と比べると増収増益で、売上が+8.2%、利益が+27.3%。

売上高
+8.2%
158億円
営業利益
+27.3%
14億円
純利益
+1500.0%
16億円
営業利益率
8.9%
前期比 +1.3%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高160億円158億円
営業利益16億円14億円
純利益9億円16億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は24億円、営業利益は0億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+0.0%、営業利益は−100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q42614.34
2023年3Q2414.20
2023年4Q392
2024年1Q3226.30
2024年2Q49510.24
2024年4Q6546.2−3
2025年2Q921213.07
2025年4Q6623.09
2026年2Q1091412.87
2026年3Q2400.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年9月期からの14期で、売上は48億円から158億円へ3.3倍に増えた。直近期の営業利益率は8.9%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
㈱エル・アレンジ北海道を設立
2012年9月4842
・㈱シーエスアイから㈱CEホールディングスに商号変更し持株会社体制へ移行
2013年9月6874
㈱ディージェーワールドの株式を取得し子会社化
2014年9月7584
㈱CEリブケアが㈱Mocosukuに商号変更
2015年9月7421
㈱システム情報パートナー(現・連結子会社)の株式を取得し子会社化
2016年9月8121
2017年9月7821
2018年9月9063
㈱マイクロン(現・持分法適用関連会社)の株式を取得し子会社化(同社完全子会社である㈱エムフロンティアを含む)
2019年9月117105
2020年9月10651
㈱システム情報パートナーと㈱ディージェーワールドを合併し、存続会社である㈱システム情報パートナーの商号を、㈱デジタルソリューションに変更
2021年9月12396
㈱サンカクカンパニー(現・連結子会社)の株式を取得し子会社化
2022年9月137106
2023年9月136137
2024年9月14611127.51
㈱マイクロンの株式を㈱タイガメッドジャパンへ一部譲渡し、持分法適用関連会社に変更(同社完全子会社である㈱エムフロンティアを含む)
2025年9月15814148.916

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高158億円のうち、営業利益として残るのは14億円8.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は16億円、売上の10.1%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金77.2%122億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金13.9%22億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.9%14億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
22.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.5pt
8.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+3.5pt
10.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+8.6pt
21.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
12.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
12.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年9月期は営業CFが10億円、投資CFが4億円で、差し引きのフリーCFは14億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は50億円で、売上の3.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年9月1−159−1410
2013年9月9−1−3816
2014年9月6−5−3115
2015年9月00−1013
2016年9月2−1−2112
2017年9月−4−26−612
2018年9月13−3−31019
2019年9月3−5−4−214
2020年9月9−16828
2021年9月10−1−8929
2022年9月16−83840
2023年9月8−9−8−131
2024年9月8−66238
2025年9月104−11450

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年9月期の総資産は127億円。このうち返さなくてよい自己資本が88億円で、自己資本比率は65.2%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年9月52292355.9
2013年9月56342259.1
2014年9月55371867.9
2015年9月53391470.2
2016年9月51401173.7
2017年9月66402657.6
2018年9月70442658.7
2019年9月78492958.4
2020年9月89484150.8
2021年9月95554053.6
2022年9月109614851.6
2023年9月112664654.1
2024年9月113664754.2
2025年9月127883965.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳
現金及び預金
47億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
50億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
39億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
88
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率18 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE605社中132位あたり、逆に低いのは売上成長率605社中324位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
21.6%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.9%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
65.2%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
8.2%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.0%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,648で、1年前と比べて+134.8%過去52週の値幅のなかでは81%の位置にある。

¥1,648+0.1%1ヶ月-4.2%1年+134.8%時価総額281億円
過去52週の値幅
安値¥727高値¥1,859

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)17.4倍
PER (会社予想)31.6倍
PBR3.37倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は1651円で、25日移動平均線(1726.32円)を4.4%下回り、75日線(1609.39円)は上回る。52週高値1859円からは11.2%下落した一方、安値675円からは144.6%高と大幅上昇後の調整局面。8月6日に1,139,600株の異常な出来高を伴い1649円へ急落、翌日も494,000株と高水準。RSIは27.94と売られ過ぎ圏で、短期的な反発余地があるが、需給悪化が続く。年初来は151.6%高と依然高いリターン。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 35/100)

予想PERは31.6倍と業界平均30.09倍を上回り、PBRは3.37倍と同平均3.53倍をわずかに下回る。配当利回りは0%と無配で、ROEは21.6%と高いが、予想PERの上昇が割高感を強める。無配が株主還元の弱さを示す。

指標この会社業種平均
PER (実績)17.4倍47.9倍
PER (予想)31.6倍
PBR3.37倍2.96倍
ROE21.6%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

情報・通信業でクラウドサービスを展開。売上高は緩やかに増加し、営業利益率も改善している。株価は1年で約152%上昇と急騰。強気派は、高いROE(21.6%)と収益成長、今期の利益大幅増を評価する。弱気派は、株価上昇による割高感(PER17倍台は妥当か)、利益の変動性、成長持続可能性への疑問を挙げる。

プラスに働く材料6
  • 高い収益性

    ROE21.6%と高く、営業利益率8.86%と改善傾向。

  • 業績の拡大

    2025/9期は売上高158億円、純利益16億円と大幅増益。

  • 株価の勢い

    1年で株価152%上昇し、成長期待が高い。

  • 売上高が3期連続増収で158億円通年影響

    136→146→158億円と増加、営業利益14億円

  • 営業利益率が7.5%→8.9%へ改善通年影響

    営業利益率7.53%→8.86%に上昇

  • 純利益が1億円から16億円へ急増決算発表後影響

    純利益16億円は前期比15億円増

マイナスに働く材料7
  • 割高懸念

    株価急騰でPBR3.37倍、成長鈍化時に調整リスク。

  • 利益の変動

    2024/9期は純利益1億円と大きく減少、安定性に欠ける。

  • 競争の激化

    クラウド市場は競争が激しく、優位性が続くか不確実。

  • 予想PER31.6倍と収益減速懸念決算発表後影響

    予想純利益約9億円と前期16億円から半減

  • 無配当で株主への還元がない継続影響

    配当利回り0%と配当なし

  • 株価が1年で151%上昇し過熱感継続影響

    上昇率151.63%と急伸、反動リスク

  • PBR3.37倍とバリュエーション割高継続影響

    PER17.39倍・PBR3.37倍

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性の改善が続くか確認するため
売上高成長率
成長の持続性を測るため
ROE
資本効率が高い水準を維持できるか見るため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり0で、前期から+188.9%いまの株価に対する利回りは0.00%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥0
1株あたり
配当利回り
0.00%
いまの株価に対して
配当性向
48.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年9月5222.0
2017年9月625.0
2018年9月60.096.2
2019年9月78.0162.3
2020年9月70.7119.5
2021年9月70.083.4
2022年9月1276.5114.2
2023年9月1416.7112.3
2024年9月1828.6
2025年9月52188.948.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ6,649人。区分でいちばん多いのは個人・その他61.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が25.1%を占め、残る74.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年9月%2021年9月%2022年9月%2023年9月%2024年9月%2025年9月%
個人・その他47.750.552.646.548.161.1
事業法人21.421.431.933.641.421.7
外国法人11.411.33.03.71.58.7
証券会社4.43.71.84.82.75.1
金融機関15.113.010.611.36.33.5
自己株式1.41.41.42.62.62.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01杉本 惠昭9.54
02日本電気㈱7.04
03UH Partners 36.79
04UH Partners 2 投資事業有限責任組合6.71
05光通信㈱6.34
06エスアイエル 投資事業有限責任組合5.76
07㈱EMシステムズ4.11
08GLOBAL ESG STRATEGY(常任代理人 立花証券株式会社)3.17
09㈱SBI証券2.01
10日本事務器㈱1.66

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近6
  • 2026-08-19
    アクシウム・キャピタル・ピーティーイー・エルティーディー(Axium Capital Pte. Ltd.)
    新規の大量保有報告
    14.28%
    +0.26pt
  • 2026-08-18
    アクシウム・キャピタル・ピーティーイー・エルティーディー(Axium Capital Pte. Ltd.)
    新規の大量保有報告
    14.02%
    +1.10pt
  • 2026-08-14
    アクシウム・キャピタル・ピーティーイー・エルティーディー(Axium Capital Pte. Ltd.)
    新規の大量保有報告
    12.92%
    +1.33pt
  • 2026-08-13
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    26.11%
    +0.27pt
  • 2026-08-10
    杉本 惠昭
    新規の大量保有報告
    9.80%
    -0.39pt
  • 2026-05-22
    アクシウム・キャピタル・ピーティーイー・エルティーディー(Axium Capital Pte. Ltd.)
    新規の大量保有報告
    11.59%
    +0.04pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+72%、1株純資産は14期で−39%。直近期のROEは21.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年9月588127.39.113.2
2013年9月6046413.912.316.1
2014年9月6351912.713.3144.9
2015年9月82603.225.622.6
2016年9月82643.031.8222.0
2017年9月72652.841.2
2018年9月202747.321.296.2
2019年9月3530212.312.6162.3
2020年9月83012.782.7119.5
2021年9月4233913.214.583.4
2022年9月3937411.011.8114.2
2023年9月4640711.712.9112.3
2024年9月84032.056.7
2025年9月9949921.67.848.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/9期の役員報酬は総額158百万円。

氏名役職年齢保有株数
杉本惠昭代表取締役会長 CEO(最高経営責任者)761,626,000
新里雅則代表取締役社長 COO(最高執行責任者)6744,400
松澤好隆専務取締役 CRO(最高リスク管理責任者)69179,800
芳賀恵一常務取締役 CSO(最高戦略責任者)6070,100
田口常仁取締役 CFO(最高財務責任者)5933,800
藤本香取締役 CHRO(最高人事責任者)566,900
浅見英徳取締役57
出原丈二取締役(常勤監査等委員)70
吉田周史取締役(監査等委員)53
星加美佳取締役(監査等委員)43

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)695203114725
社外取締役511112

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

ニュース

AI解説

今日の重要ニュースより

「今日の重要ニュース」でCEホールディングスを取り上げた解説を、新しい順に並べている。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,588字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び連結子会社)は、当社(株式会社CEホールディングス)及び子会社5社により構成されており、電子カルテシステム[1]を中心とした医療情報システムの開発・販売を主たる業務としております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであり、次の区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 (ヘルスケアソリューション事業) 電子カルテシステムは、医療機関向けの自社パッケージ製品である「MI・RA・Isシリーズ」を中心に、様々 なベンダーの部門システムやハードウエア等を組み合わせ、主に中小病院向けに販売しております。特に、昨年発売 した「MI・RA・Is V(ファイブ)」[2]の既存ユーザへの更新が進んでおり、当社の収益拡大に貢献していま す。また、医療情報システムの受託開発・運用管理、医療機関向け料金後払いシステムの販売なども順調に展開して おります。 さらに新規事業として、スマートフォンサービス「ドクターコネクト」[3]を推進中です。このサービスでは、患者が自身の疾患を管理し、担当医師との情報共有を行うことにより、より良い治療が適用されることへの貢献を目指しています。また、受診予約機能や電子カルテシステムとの連携機能も備えており、患者や医師双方の利便性の向上を図っています。現在、「MI・RA・Isシリーズ」ユーザへの展開を進めるとともに、展示会や学会でのプロモーション、営業活動の強化を通じて、サービスの普及とユーザ獲得に努めています。 (マーケティングソリューション事業) デジタルマーケティング[4]支援は、企業や組織向けのWebサイト再構築(リブランディング)やWebプロモーショ ン支援(Web広告の企画・制作・運用。SNSを含む。)、並びにデジタルマーケティング人材の育成等を行い、デジタ ルサイネージは、公共・商業施設向けの販売等を行っております。 [事業系統図] 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。 [1]電子カルテシステム 1999年4月22日に「真正性・見読性・保存性」の担保を条件として、厚生省(当時)が容認した紙カルテを電子的なシステムに置き換えたものを指す。当社グループの電子カルテシステムは、診療記録システム、オーダリングシステム、及び看護支援システムなどから構成されている。なお、オーダリングシステムとは、医師が検査や投薬などの指示(オーダー)を入力し、オーダー受取者がこれに従って処理・処置を行うシステムをいう。 [2]MI・RA・Is V(ファイブ) 2024年1月より販売を開始した、電子カルテシステム「MI・RA・Isシリーズ」の最新バージョン。医療機関で発生したデータを活かして、医療安全の向上に寄与し、医療従事者の方々の仕事効率向上を図り、医療機関の経営を支援することを目標に、「医療安全」「仕事効率の向上」「経営支援」をコンセプトとして開発。 [3]ドクターコネクト 2024年2月よりサービスを開始した医療と患者をより良い形で「つなげる」ことをコンセプトに生まれたサービス。患者と医療機関との情報共有や、受診フローのデジタル化によって医療現場や患者の課題を解決することを目的とする。 [4]デジタルマーケティング 検索エンジンやWebサイト、SNS、メール、モバイルアプリなど、デジタル技術を活用したマーケティングのことを指す。
経営方針・対処すべき課題3,264字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループ(当社及び連結子会社)の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 (企業理念) 当社グループは、医療を中心としたヘルスケア全般をITで支援し、それに関わる「国民の安心・安全な生活」や「社会や事業者が抱える課題解決」に寄与することで、企業価値の向上を目指しております。 (経営方針) 上記の企業理念を実現する上で、以下の3つの項目をグループ経営方針としております。 ①中核事業である電子カルテシステムの「時間軸」と「空間軸」を拡大[1]した領域に、グループ全体で事業 の参画を強め成長する。 ②拡大させていく事業領域の製品やサービスにAIの活用を推進する。 ③全国の販売・SIパートナーとの連携を強化し、医療ITソリューションのトップベンダーを目指す。 (2) 経営環境 当社グループが事業を展開する医療業界は、「経済財政運営と改革の基本方針2025」、いわゆる「骨太方針2025」(2025年6月13日閣議決定)において、高齢者人口のさらなる増加の一方で生産人口(働き手)の減少することへの対応として、質の高い効率的な医療・介護サービスの提供体制の確保が求められています。政府は医療・介護DXの推進を掲げ、「全国医療情報プラットフォーム」の構築をはじめ、電子カルテ情報共有サービスの普及、電子処方箋の利用拡大、PHR[2]情報の利活用など、具体的な支援策の検討を進めています。 また、同日にデジタル庁が更新した「デジタル社会の実現に向けた重点計画」においても、「健康・医療・介護」分野は、他の民間分野への波及効果が大きい準公共分野として引き続き位置づけられており、2030年までに概ねすべての医療機関に電子カルテの導入を目指す方針が示されています。これにより、電子カルテシステムを含む医療情報システムの普及拡大が今後も期待されます。 (3) 優先的に対処すべき事業上の課題 当社グループは、医療を中心としたヘルスケア全般をITで支援し、それに関わる「国民の安全・安心な生活」や「社会や事業者が抱える課題解決」に寄与することを企業理念としております。この理念を実現し企業価値を最大化していくためには、グループ規模や事業領域を拡大するとともに、コンプライアンスや企業の社会的責任への取り組みを推進していくことが必要であり、以下に示す課題に対処してまいります。 課題1 電子カルテシステム領域の強みを生かした事業の拡大と深耕 現在、我が国は、少子化による生産年齢人口の減少、高齢化に伴う社会保障費の増加、そして長時間労働の是正を目的とした働き方改革の推進など、構造的な課題に直面しています。医療分野においても、高度で安心・安全な医療の提供に対する患者の期待が高まる一方で、医療費の抑制や医療従事者の労働時間短縮といった複雑な課題が顕在化しています。こうした課題に対し、ITを活用して解決していくことが当社の役割であると認識しております。 当社の強みは、新規の参入が難しい電子カルテ市場において約950件以上の導入実績を有し、業界シェアTOP3の地位を確保している点にあります。また、電子カルテシステムからデジタルマーケティングまでの領域でシナジーを発揮し、事業の集中と強化も進めております。これらを活かし、当社の中核事業である電子カルテシステムの「時間軸」と「空間軸」を拡大した領域において、グループ全体の事業を伸長させ、ヘルスケア市場におけるサービスのさらなる拡充と深耕を図り、病院内外、診療前後を含む様々な場面で課題解決を推進してまいります。さらに、拡大した事業領域においては、製品やサービスへのAI活用を推進し、医療従事者の生産性向上を実現します。これにより、労働時間の短縮やコストの削減、さらには医療ミスのリスク低減などに貢献してまいります。 課題2 安定的な利益の確保 昨今の物価や人件費の上昇により、安定的な利益確保が重要な課題となっています。当社グループでは電子カルテシステムをはじめとする各製品・サービスにおいて、製品力・営業力の強化を図り、売上の伸長に取り組んでいます。また、導入作業の最適化や集中購買による原価低減も推進しています。さらに、AIの活用による生産性向上を進めるとともに、当社グループの中核会社を皮切りにERP(統合基幹業務システム)の導入を広げ、業務効率化とコスト構造の改善を図っています。加えて、クラウドサービス、医療費後払いサービス、システム製品の保守を促進し、ストック型ビジネスの比率を高めることで、安定的な利益の獲得を進めてまいります。 課題3 IT人材の確保と育成 当社を取り巻く事業環境は、クラウド技術やAIをはじめとする先端技術の急速な進展により、大きく変化しています。これらの技術を活用した医療業界の課題の解決や、業務効率化を更に推進するためには、クラウドやAIなどのIT人材の確保及び育成が不可欠です。 しかしながら、これらの分野における人材は採用競争が激化しているほか、育成にも相応の時間とコストを要することから、人材の確保・育成は当社の持続的成長に向けた重要な経営課題となっています。今後は、海外の人材を含めた採用の強化、社内の教育体制の充実、外部専門人材との連携などを通じて、人材の質と量の両面での強化を図ってまいります。 課題4 M&Aの実行 当社は、既存事業の強化、事業領域の拡大、そして新規事業の創出を実現するために、M&Aの積極的な推進が不可欠であると認識しています。M&Aは単なる企業規模の拡大手段ではなく、当社の持続的な成長に必要な「人材」「技術」「ノウハウ」などの経営資源を迅速に獲得するための重要な戦略です。 そのため、電子カルテシステムの「時間軸」と「空間軸」を拡大した領域に、事業の参画を強め、成長に資する領域を対象にM&Aを実施してまいります。これにより、当社の経営基盤を拡充するとともに、医療機関などの顧客に対して、より付加価値の高いサービスを提供できる体制を構築してまいります。 課題5 内部管理体制の強化について 企業が社会的責任を誠実に果たすことは、安定的かつ持続可能な経営を実現するための不可欠な要素です。 当社グループでは、法令・定款・社会規範の遵守を徹底するため、経営理念及び経営方針に基づき、企業行動憲章、企業行動規範、コンプライアンス規程、リスク管理基本規程を策定し、グループ各社への周知を徹底しております。これらの取り組みにより、内部統制システムの構築・維持・向上を継続的に推進しています。 また、監査等委員会設置会社として、取締役会の議決権を有する監査等委員による監査を通じて、コーポレート・ガバナンスの充実、取締役会の監査・監督機能の強化、経営の公正性及び効率性の向上を図っております。 さらに、情報セキュリティ管理の徹底により、当社グループが保有する情報資産を多様な脅威から保護するとともに、製品・サービスを中心とした事業全般において、品質管理の適正な運用・維持・改善に取り組み、企業価値の向上を目指してまいります。 (4) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、2026年9月期に、売上高15,000百万円、営業利益1,500百万円(営業利益率10.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益870百万円の達成を目標としています。 [1]「時間軸」と「空間軸」を拡大 「時間軸」の拡大は来院前、来院後へサービス領域を拡張し、「空間軸」の拡大は診察室、ロビー、患者の自宅、薬局など様々な場所でのサービスを提供する。 [2]PHR:Personal Health Record
事業等のリスク2,448字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当期末現在において当社グループが判断したものであります。 リスク区分   想定されるリスク   リスクに対する取組み 製品・サービスの品質 (システム障害)   ・自社製品の電子カルテシステムに他社から仕入れた複数の部門システム(医事会計システム等)を組み合わせて医療機関に提供しているため、自社・他社製品を問わず、品質に問題が生じた場合、対応コストが発生する。また、システムの品質低下や機能強化の遅滞により、競争力が低下する。   ・品質の維持向上についての教育を継続的に実施する。また、品質の保証・管理に関する体制を維持・強化する。 ・各事業・製品において、その内容に応じた認証を取得し、又はガイドラインに適合し、品質の保全に努める。 人材の確保・育成   ・人材確保や戦力化が計画通りに進まず、市場の成長に当社グループの人員体制が追いつかない。 ・ICT技術の進歩への対応や顧客・業界の専門知識習得に遅れが生じた場合、相対的にスキルが低下し、競争力も低下する。   ・全国から積極的かつ継続的に優秀な人材を採用し、海外の人材も含めた採用も進め、魅力的な職場環境の提供に努める。また、専門人材との連携も深める。 ・進化する開発技術や顧客・業界の専門知識習得のための教育を継続的に行う。 情報セキュリティ (コンピューターウイルスなど)     ・コンピューターウイルスの侵入や役職員の過誤、自然災害、急激なネットワークアクセスの集中等により、重要データの漏洩、コンピュータープログラムの不正改ざん等の損害が発生する。 ・昨今、医療機関を狙ったランサムウェアなどサイバー攻撃による被害が増加しており、当社作業に起因し感染した場合は、賠償責任を負う。   ・情報セキュリティ教育を実施するとともに、事故防止の体制を構築する。 ・また、各子会社において、その事業内容に応じて認証を取得し、その規格に則り適正な運用を行う。 ・医療機関のシステムにアクセスするネットワークの安全性を高める。 ・顧客医療機関に対し、万一感染した場合に備えた対応(バックアップの取得・復元等)について提案し、被害を最小限にとどめる。 法規制等 (政府の施策)   ・電子カルテシステムに、新たな仕様・規格等についての法規制・ガイドライン・業界基準等が課せられた場合、それを満たすためのシステムや手順の改変、体制整備等の対応コストが発生する。   ・行政機関や業界団体から情報収集し、適宜必要な手当を検討し、効率的で早めの対応を行う。 知的財産権   ・第三者が当社グループの知的財産権を侵害し、当社グループに機会損失が生じる。 ・第三者が当社グループによる知的財産権の侵害を主張し、訴訟等を提起する。   ・知的財産に関する教育を行うとともに、当社グループの事業から生み出された知的財産権の特許取得や商標登録を行い、対抗要件を備える。 顧客の動向 (経営環境)   ・当社グループの主要顧客である国内の医療機関等の経営環境に大きな変化(診療報酬や感染症の流行等)が生じ、当社グループとの取引額や件数が減少する。   ・事業・顧客・地域(国内・国外も含め)の分散を図る。 取引先・競合先との関係   ・競合先との競争激化により、売上高や利益率が低下する。 ・新たな製品・サービスや販路を持った新規参入者が現れ、市場を奪われる。 ・当社グループ役職員が、談合、カルテル、贈収賄、営業秘密の不正取得、優越的な地位の濫用等の法令違反行為に関与することにより、取引停止処分や信用失墜を招き、受注が減少する。また罰金により損失が発生する。   ・原価構成要素を分析し低減を図ることやAI活用により生産性を向上させ、競争がさらに激化しても利益を維持・向上できる体質を構築する。 ・競合と同等以上のスピードや品質で、新たな製品・サービスを投入する。 ・コンプライアンス教育を実施し、グループ規程も制定の上、組織全体に浸透を図る。 新規事業   ・新規事業として、患者が自身の疾患を管理し、担当医師との情報共有を行うことにより、より良い治療を目指す、スマートフォンサービス「ドクターコネクト」を推進中だが、普及が想定より進まず、投資が回収できない可能性がある。   ・進捗を管理し、状況が悪化しそうなものを早期に把握し対応策を講じる。また、撤退ルールを定め、回復の見込みが立たないものについては早期に撤退し、損失を最小限に抑える。 業務提携、M&A   ・業務提携やM&Aを通じて、積極的に事業や事業領域拡大を図り、グループ全体の企業価値向上を目指しているが、進捗に遅れが生じる。 ・関係会社や投資先において、事業の収益性が著しく低下した場合や、財政状態が著しく悪化した場合、のれんの減損損失や株式の評価損等が発生する。   ・事業企画機能の拡充により、情報収集・企画立案・業務遂行能力を上げ、事業や事業領域の拡大スピードを向上させる。 ・関係会社については、経営状況をモニタリングし、必要に応じた経営支援を行う。 ・投資先については、資本コストを考慮の上、投資リターンや時価を分析し、売却等を含む対策を講じる。 ・関係会社や投資先の事業の収益性の著しい低下や、財政状態の著しい悪化の兆候がみられる場合、当社からの経営の関与を強め、経営体制の強化を図る。 取引先の破産   ・当社グループの取引先において、破産手続開始申立等の事実が発生し、債権を回収できなくなる。   ・新規取引先の与信調査を厳重に行うとともに、既存取引先の財務状況に関しても毎年調査を実施する。
経営成績の分析 (MD&A)7,655字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当期における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当社グループが事業を展開する医療業界は、「経済財政運営と改革の基本方針2025」、いわゆる「骨太方針2025」(2025年6月13日閣議決定)において、高齢者人口のさらなる増加の一方で生産人口(働き手)の減少することへの対応として、質の高い効率的な医療・介護サービスの提供体制の確保が求められています。政府は医療・介護DXの推進を掲げ、「全国医療情報プラットフォーム」の構築をはじめ、電子カルテ情報共有サービスの普及、電子処方箋の利用拡大、PHR情報の利活用など、具体的な支援策の検討を進めています。 また、同日にデジタル庁が更新した「デジタル社会の実現に向けた重点計画」においても、「健康・医療・介護」分野は、他の民間分野への波及効果が大きい準公共分野として引き続き位置づけられており、2030年までに概ねすべての医療機関に電子カルテの導入を目指す方針が示されています。これにより、電子カルテシステムを含む医療情報システムの普及拡大が今後も期待されます。 当社グループの連結売上高は、株式会社マイクロンとその完全子会社である株式会社エムフロンティアが当第4四半期より持分法適用関連会社となったことにより、医薬品・医療機器等の臨床開発支援の販売が減少したものの、主力製品である電子カルテシステムの販売・保守が好調に推移したことなどから、前期比で増加しました。利益面におきましても、上記の売上増加に伴う利益増加に加えて、前期に医薬品・医療機器開発支援及びデジタルマーケティング支援において特別損失を計上した結果、固定資産に係る減価償却費やのれん償却額が減少したことなどから、営業利益及び経常利益は前期比で大幅に増加しました。親会社株主に帰属する当期純利益は、前期においてのれん償却額や減損損失などを特別損失に計上した一方で、当期において株式会社マイクロンの株式の一部譲渡に伴う特別利益の計上があったことなどから、前期に比べ大幅に増加しました。 その結果、当期の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a. 財政状態 当期末の資産合計は、前期末に比べ1,494百万円増加し、12,746百万円となりました。 当期末の負債合計は、前期末に比べ747百万円減少し、3,904百万円となりました。 当期末の純資産合計は、前期末に比べ2,242百万円増加し、8,842百万円となりました。 b. 経営成績 当期の経営成績は、売上高15,831百万円(前期比8.8%増)、売上総利益3,581百万円(前期比6.4%増)、営業利益1,411百万円(前期比22.9%増)、経常利益1,426百万円(前期比23.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,557百万円(前期親会社株主に帰属する当期純利益123百万円)となり、売上総利益を除き、売上高及び各段階利益はそれぞれ過去最高となりました。 また、受注状況につきましても、受注高16,142百万円(前期比14.7%増)、受注残高は5,459百万円(前期末比4.5%減)となり、受注高は過去最高、受注残高は過去最高となった前期末に次ぐ水準となりました。 セグメント別の経営成績は、以下のとおりであります。 〔ヘルスケアソリューション事業〕 電子カルテシステムは、医療機関向けの自社パッケージ製品である「MI・RA・Isシリーズ」を中心に、様々なベンダーの部門システムやハードウエア等を組み合わせ、主に中小病院向けに販売しております。特に、昨年発売した「MI・RA・Is V(ファイブ)」の既存ユーザへの更新が進んでおり、当社の収益拡大に貢献しています。また、医療情報システムの受託開発・運用管理、医療機関向け料金後払いシステムの販売なども順調に展開しております。 さらに新規事業として、スマートフォンサービス「ドクターコネクト」を推進中です。このサービスでは、患者が自身の疾患を管理し、担当医師との情報共有を行うことにより、より良い治療が適用されることへの貢献を目指しています。また、受診予約機能や電子カルテシステムとの連携機能も備えており、患者や医師双方の利便性の向上を図っています。現在、「MI・RA・Isシリーズ」ユーザへの展開を進めるとともに、展示会や学会でのプロモーション、営業活動の強化を通じて、サービスの普及とユーザ獲得に努めています。 当期におきましては、主として電子カルテシステムの売上増加に伴う利益増加などにより、セグメント利益は前期比で増加しました。 当社グループの大半を占めるヘルスケアソリューション事業の経営成績につきましては、前記の状況により、売上高15,328百万円(前期比8.4%増)、セグメント利益1,454百万円(前期比16.6%増)となりました。受注状況につきましては、株式会社マイクロンが当第4四半期より持分法適用関連会社となったことにより、医薬品・医療機器等の臨床開発支援の受注が減少した一方で、電子カルテシステムにおいては、ハードウエアや他社製部門システムなど多くの仕入を伴う大型案件の受注があったことなどから、受注高15,663百万円(前期比14.8%増)、受注残高5,366百万円(前期末比4.4%減)となりました。なお、参考値として、前期及び当期において医薬品・医療機器等の臨床開発支援を含まないと仮定した場合、受注高は前期比15.8%増、受注残高は前期末比19.6%増となり、いずれも過去最高となりました。 〔マーケティングソリューション事業〕 デジタルマーケティング支援は、企業や組織向けのWebサイト再構築(リブランディング)やWebプロモーション支援(Web広告の企画・制作・運用。SNSを含む。)、並びにデジタルマーケティング人材の育成等を行い、加えて、デジタルサイネージは、公共・商業施設向けの販売等を行っております。 デジタルマーケティング支援における受注が増加したことなどにより、売上高は前期比で増加しました。上記の売上高の増加に加え、のれん償却額が減少したことなどから、セグメント損失は前期比で大幅に縮小いたしました。 当期におけるマーケティングソリューション事業の経営成績につきましては、受注高479百万円(前期比12.2%増)、受注残高93百万円(前期末比8.5%減)、売上高502百万円(前期比22.4%増)、セグメント損失8百万円(前期セグメント損失54百万円)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当期における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、売上債権の増加、無形固定資産の取得による支出、長期借入金の返済による支出等の要因により一部相殺されたものの、税金等調整前当期純利益の計上、新株予約権の行使による株式の発行による収入などにより、前期末から1,206百万円増加し、当期末には5,032百万円となりました。 当期における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は986百万円(前期は752百万円の獲得)となりました。これは主に、関係会社株式売却益873百万円、売上債権の増加602百万円があったものの、税金等調整前当期純利益2,263百万円の計上があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果得られた資金は393百万円(前期は630百万円の使用)となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出503百万円があったものの、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による収入175百万円、貸付金の回収による収入705百万円があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は146百万円(前期は566百万円の獲得)となりました。これは主に、新株予約権の行使による株式の発行による収入876百万円があったものの、長期借入金の返済による支出730百万円、配当金の支払額272百万円があったことによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当期の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当期 (自  2024年10月1日 至  2025年9月30日)   前期比(%) ヘルスケアソリューション事業(千円)   12,034,766   108.0 マーケティングソリューション事業(千円)   292,852   121.6 合計(千円)   12,327,618   108.3 (注) 1  生産実績は当期総製造費用で表示しております。 2  セグメント間の取引については相殺消去しております。 3  株式会社マイクロン及び株式会社エムフロンティアは、第4四半期連結会計期間より当社の連結子会社から持分法適用関連会社となっております。このため、ヘルスケアソリューション事業における生産実績には、第3四半期連結累計期間までの両社の実績を含んでおります。 b. 受注実績 当期の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当期 (自  2024年10月1日 至  2025年9月30日) 受注高(千円)   前期比(%)   受注残高(千円)   前期末比(%) ヘルスケアソリューション事業   15,663,019   114.8   5,366,643   95.6 マーケティングソリューション事業   479,236   112.2   93,238   91.5 合計   16,142,255   114.7   5,459,881   95.5 (注) 1  金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 2  株式会社マイクロン及び株式会社エムフロンティアは、第4四半期連結会計期間より当社の連結子会社から持分法適用関連会社となっております。このため、ヘルスケアソリューション事業における受注高には、第3四半期連結累計期間までの両社の実績を含んでおります。 c. 販売実績 当期の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当期 (自  2024年10月1日 至  2025年9月30日)   前期比(%) ヘルスケアソリューション事業(千円)   15,328,770   108.4 マーケティングソリューション事業(千円)   502,367   122.4 合計(千円)   15,831,137   108.8 (注) 1 セグメント間の取引については相殺消去しております。 2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、当期において、総販売実績の10%以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。 3 株式会社マイクロン及び株式会社エムフロンティアは、第4四半期連結会計期間より当社の連結子会社から持分法適用関連会社となっております。このため、ヘルスケアソリューション事業における販売実績には、第3四半期連結累計期間までの両社の実績を含んでおります。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当期末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a. 財政状態 (資産合計) 当期末の総資産は12,746百万円となり、前期末に比べ1,494百万円増加いたしました。 流動資産は9,076百万円となり、前期末に比べ1,608百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が906百万円、受取手形、売掛金及び契約資産が367百万円、預け金が300百万円増加したことによるものであります。 固定資産は3,670百万円となり、前期末に比べ113百万円減少いたしました。これは主に差入敷金保証金が99百万円減少したことによるものであります。 (負債合計) 当期末の負債合計は3,904百万円となり、前期末に比べ747百万円減少いたしました。 流動負債は2,855百万円となり、前期末に比べ17百万円増加いたしました。これは主に1年内返済予定の長期借入金が156百万円、未払金が32百万円、契約負債が133百万円減少したものの、買掛金が162百万円、未払法人税等が225百万円増加したことによるものであります。 固定負債は1,048百万円となり、前期末に比べ765百万円減少いたしました。これは主に長期借入金が546百万円、退職給付に係る負債が163百万円減少したことによるものであります。 (純資産合計) 当期末の純資産合計は8,842百万円となり、前期末に比べ2,242百万円増加いたしました。これは主に新株の発行により資本金が455百万円、資本剰余金が452百万円増加したことや、親会社株主に帰属する当期純利益1,557百万円及び剰余金の配当272百万円により利益剰余金が1,285百万円増加したことによるものであります。 b. 経営成績 当期の経営成績は、売上総利益を除き、売上高及び各段階利益はそれぞれ過去最高となりました。 (売上高) 当期の連結売上高は、株式会社マイクロンとその完全子会社である株式会社エムフロンティアが当第4四半期より持分法適用関連会社となったことにより、医薬品・医療機器等の臨床開発支援が減少したものの、主力製品である電子カルテシステムの販売・保守が好調に推移したことなどから、15,831百万円(前期比8.8%増)となりました。 (営業利益) 当期の営業利益は、電子カルテシステムの売上増加に伴う利益増加に加えて、前期に医薬品・医療機器開発支援及びデジタルマーケティング支援において特別損失を計上した結果、当期の固定資産に係る減価償却費やのれん償却額が減少したことなどから、1,411百万円(前期比22.9%増)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当期の親会社株主に帰属する当期純利益は、前期においてのれん償却額や減損損失などを特別損失に計上した一方で、当期において株式会社マイクロンの株式の一部譲渡に伴う特別利益の計上があったことなどから、1,557百万円(前期親会社株主に帰属する当期純利益123百万円)となりました。 c. 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 d. 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (5) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a. キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 当社グループの当期におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b. 資本の財源及び資金の流動性について (財務戦略の基本的考え方) 当社グループの資金需要は、主として事業活動に必要な外部仕入、労務費、製造経費、販売費及び一般管理費等の運転資金と事業伸長・生産性向上及び新規事業の創出を目的とした投資資金の二つに大別されます。 短期運転資金は営業活動によるキャッシュ・フロー及び金融機関からの短期借入れで賄っており、M&A・設備投資や長期運転資金は金融機関からの長期借入れによる調達を基本としながら、必要に応じて新株予約権の発行を行うなど、資金調達の多様化を図っております。 なお、当期において、将来的なM&A資金の確保を目的として発行した第4回新株予約権の一部が行使され、876百万円の調達を行いました。 (経営資源の配分に関する考え方) 当社グループの経営資源の配分に関しましては、上記の基本的な考え方を基に、新規事業の創出に向けた備えと事業開発費用及び設備投資等に、経営資源を重点的に配分してまいります。また、当社グループでは株主還元についても経営における重要課題のひとつと考えており、株主の皆様に対する利益還元を一層強化することを目的とした株主還元方針を策定しております。株式会社マイクロンに係る関係会社株式売却益等や現下の資金調達の状況、及び2026年9月期以降の事業環境を踏まえて、株主還元方針にしたがい検討した結果、2025年9月30日を基準日とする1株当たり配当金につきましては、普通配当を前期18.0円から22.0円に増額するとともに、特別配当30.0円を加え、合計52.0円とさせていただきました。なお、当社の株主還元方針については、「第4 提出会社の状況 3 配当政策」をご参照ください。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりましては、会計方針の選択・適用、資産・負債や収益・費用の金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。これらの見積りにつきましては、過去の実績・現状・将来計画に基づく合理的な判断を基礎として行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果と異なる場合があります。 なお、連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  (1)連結財務諸表  注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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