概要
プレイドは2011年設立のSaaS企業で、顧客体験(CX)プラットフォーム「KARTE」を中核に事業を展開する。Webサイトやアプリ上の行動データをリアルタイム解析し、一人ひとりの顧客に最適化されたコミュニケーションを実現する。2025年9月期の売上高は134億円、営業利益14億円と黒字化を達成。東京証券取引所グロース市場に上場し、連結従業員は531名。
「KARTE」に集中する単一セグメントの収益構造
プレイドはSaaS事業の単一セグメントで構成される。主力製品はCXプラットフォーム「KARTE」であり、すべての収益はこの製品群から生み出されている。2025年9月期の売上高134億円のうち、サブスクリプション売上高が大部分を占め、同社の経営指標であるARR(年間経常収益)は121億円に達した。営業利益は14億円、親会社株主に帰属する当期純利益は11億円で、前年度から大幅に改善している。収益の安定性を示すサブスクリプション売上高比率は高く、毎月経常的に得られる月額利用料の積み上がりが事業の基盤となっている。
サブスクリプション型課金によるARRの積み上げモデル
プレイドの料金体系は月額課金型(サブスクリプションモデル)を採用する。「KARTE (for Web)」と「KARTE for App」の基本料金は、顧客のサービスにおけるMAU(月間アクティブユーザー数)に応じて決定される。オプションの「KARTE Datahub」はMAUとレコード総数に基づく。契約期間は原則1年で、毎月の安定収入がARRを構成する。同社はARRの拡大を最重要経営指標と位置づけ、導入企業数の増加と既存顧客の利用拡大によってARRを積み上げる戦略を取る。2025年9月末のARRは121億円で、前年比21.9%増の売上高成長を支えた。
ECから金融、不動産へ広がる業種横断の顧客基盤
プレイドの顧客は大企業を中心に、EC、人材サービス、金融、不動産、自動車など多業種にわたる。同社の有価証券報告書によれば、「KARTE」は役割の異なる複数部署や複数事業で活用される事例が増えており、導入企業はCX(顧客体験)向上を目的として同製品を採用する。特に、デジタル人材不足に悩む企業にとって、エンジニアや外注に頼らずにマーケティング施策を実行できる点が評価されている。また、カスタマーサポート領域などにも利用が拡大し、顧客企業の社内横断的な活用が進んでいる。
パートナー提携と子会社化で周辺機能を強化
プレイドは自社開発に加え、戦略的パートナーシップや子会社化を通じて事業領域を拡大してきた。2019年にはトランスコスモス株式会社と「KARTE」導入支援で業務提携を締結。2020年には株式会社エモーションテックに出資し、翌年に完全子会社化した。2021年にはRight Touchを設立、2022年にはアジト株式会社を子会社化し、2025年には株式交換により完全子会社化を完了。2023年にはCODATUMを設立している。これらの取り組みにより、感情分析やデータ統合などの機能をグループ内に取り込み、プラットフォームの価値向上を図っている。
業界の中での役割はデジタルマーケティング分野のCXプラットフォームベンダー。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2025/9期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| プロダクト | 110億円 | 82.1% | — | — |
| サービス | 23億円 | 17.2% | — | — |
| その他 | 1億円 | 0.7% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01EC・小売(アパレル、美容・健康など)主力
サービス開始当初から導入が進む主要顧客層。ECサイトやアプリの顧客体験向上を支援。
- KARTE for Web
- ウェブサイト向けに顧客行動を可視化し、リアルタイム解析と施策実行をワンストップで行うSaaS。
- KARTE for App
- スマートフォンアプリ向けに行動解析とプッシュ通知などの施策を提供するSDK。
02金融・人材・不動産準主力
金融、人材サービス、不動産など、オンラインでの顧客接点強化が求められる業界で導入が拡大。
- KARTE for Web
- ウェブサイト向けに顧客行動を可視化し、リアルタイム解析と施策実行をワンストップで行うSaaS。
- KARTE for App
- スマートフォンアプリ向けに行動解析とプッシュ通知などの施策を提供するSDK。
03その他(メーカー、メディア、官公庁など)副次
メーカー、メディア・エンタメ、小売、行政など、幅広い業界で導入。特定業界に依存せず汎用的に利用される。
- KARTE Datahub
- KARTEのデータと外部データを統合・分析し、顧客理解を深めるオプション。
製品と技術
「KARTE (for Web)」のリアルタイム行動解析とワンストップ施策
「KARTE (for Web)」は、Webサイト向けのCXプラットフォームである。来訪者一人ひとりの行動データをリアルタイムで蓄積・解析し、顧客の状態(例えば「会員登録途中で迷っている」「特定商品で長時間悩んでいる」)を可視化する。解析結果に基づき、メール配信、Webチャット、SMSなど多様なコミュニケーション施策を同一画面上で制作・配信・自動化できる。従来、複数部署や外注を経て数週間かかっていた施策が1名の担当者で実行可能となり、デジタル人材不足の企業に広く採用されている。PDCAサイクルを通じてナレッジが蓄積される仕組みも特徴である。
「KARTE for App」が実現するアプリ内接客とクロスチャネル統合
「KARTE for App」はiOS・Androidアプリ向けのSDKで、Web版とほぼ同等の機能をスマートフォンアプリ上で提供する。アプリ内でのユーザー行動をリアルタイム解析し、プッシュ通知やアプリ内メッセージを個別配信できる。例えば「インストール直後のユーザー」や「ロイヤルカスタマー」といったセグメントを柔軟に作成し、適切なタイミングでコミュニケーションを実施する。また、同一サービスのWebサイトとアプリを行き来する現代の消費者行動に対応し、両方を導入している場合には共通管理画面から統合的に可視化・解析可能である。LINEやメールとの連携も含め、顧客接点を横断した体験設計を支援する。
「KARTE Datahub」による顧客データの統合とサイロ化の解消
「KARTE Datahub」は「KARTE」のオプション製品で、企業内に分散したデータベースを統合し、ワンストップでCX向上を実現するための基盤である。店舗オフラインデータを含む多種多様なデータを収集・蓄積し、ユーザー単位で整理・解析する。これにより、メール配信ツールや分析ツールなど個別のサービスを導入した結果生じるデータのサイロ化を解消する。料金はMAUとレコード総数に応じて決定される。統合されたデータを基に、パーソナライズ施策の実行と検証までを一貫して行うことが可能となり、グループ全体の顧客基盤を共通化する大企業の需要に応える。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
CXプラットフォーム成長中、黒字化達成で収益軌道
プレイドは顧客体験(CX)最適化プラットフォーム「KARTE」を提供。売上高は86億→134億円と急成長し、営業利益も2024年に黒字転換。同業ブイキューブが苦戦する中、高い成長率と収益性を示す。競合のソラコムはIoTプラットフォームで異なる領域だが、共にSaaS型ビジネスモデルで比較される。時価総額も大きく、資金調達力に優れる。市場がCX投資に積極的な追い風もあり、今後も高成長が期待される。
強み
- 売上高年率30%超成長、2024年営業黒字化達成。収益性向上中。
- 顧客データ統合・分析・アクションを一気通貫で提供する差別化製品。
- リクルートなど大手企業の導入実績が豊富で、ブランド力がある。
- サブスクリプションモデルで安定的なリカーリング収入を得ている。
課題
- CXプラットフォーム市場は多くのベンダーが参入、差別化が難化。
- 現状国内特化で海外売上比率が低く、成長余地が限定的。
- エンジニアやデータサイエンティストの採用競争が激しく、コスト増。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がプレイド
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3771システムリサーチ | 318億円 | 12.1倍 |
| 2 | 2359コア | 316億円 | 10.6倍 |
| 3 | 3915テラスカイ | 307億円 | 19.5倍 |
| 4 | 5592くすりの窓口 | 302億円 | 10.0倍 |
| 5 | 4839WOWOW | 290億円 | 22.0倍 |
| 6 | 4165プレイド | 288億円 | 37.7倍 |
| 7 | 5574ABEJA | 287億円 | 56.8倍 |
| 8 | 3922PR TIMES | 286億円 | 12.1倍 |
| 9 | 3723日本ファルコム | 282億円 | 17.9倍 |
| 10 | 4320CEホールディングス | 281億円 | 17.4倍 |
| 11 | 9702アイ・エス・ビー | 272億円 | 16.4倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 22件
ECコンサルからウェブ接客へ転換した創業期(2011-2014年)
プレイドは2011年10月、東京都渋谷区にてECコンサルティングとアプリ開発を目的に設立された。資本金は1,000万円。2013年11月にはEC特化型メディア「Shopping Tribe」を開始したが、翌2014年7月にウェブ接客サービス「KARTE」のコンセプトを発表し、方向転換を図る。この転換は、EC領域で培った知見を活かし、Webサイト上の顧客行動を可視化・分析する新たなビジネスへの挑戦であった。同年8月には本社を渋谷区内で移転し、新サービスへの資源集中を進めた。
「KARTE」正式提供とCXプラットフォームへの進化(2015-2018年)
2015年3月、プレイドは「KARTE (for Web)」の提供を開始。同年10月に本社を品川区へ移転し、事業拡大を加速した。2016年3月にはメールやチャットでのサイト外接客を可能にする「KARTE Talk」、2018年3月にはスマートフォンアプリ対応の「KARTE for App」をリリース。同年4月には「KARTE」のコンセプトを「ウェブ接客プラットフォーム」から「CXプラットフォーム」へと変更し、顧客体験全体を支援する方向性を明確にした。2018年12月にはデータ統合の「KARTE Datahub」を投入し、製品ラインアップを拡充した。
上場とグロース市場移行による資本基盤の拡充(2019-2022年)
2019年11月、プレイドはGoogle International LLCを引受先とする第三者割当増資を実施し、事業資金を調達。2020年12月に東京証券取引所マザーズに上場を果たした。上場後も成長投資を継続し、2021年9月にはエモーションテックを完全子会社化、同年10月にはRight Touchを設立。2022年4月の東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、マザーズからグロース市場に移行した。同年10月にはアジト株式会社を子会社化し、グループ体制を強化した。上場から2年余りで時価総額を拡大させた。
黒字化達成とグループ完全子会社化の完了(2023-2025年)
2023年10月、プレイドはCODATUMを設立し、データ活用領域をさらに深耕。2024年9月期には営業利益3億円、純利益3億円と初の黒字化を達成した。翌2025年5月にはアジトを株式交換により完全子会社化し、グループの一体運営を強化。2025年9月期の売上高は134億円(前期比21.9%増)、営業利益は14億円に急伸し、継続的な黒字を実証した。当期のARRは121億円に達し、サブスクリプション収益の安定成長が収益改善の原動力となった。本社は東京都中央区銀座に所在。
年表22件を開く
2010年代
- 2011年10月創業東京都渋谷区に、ECに関するコンサルティングやアプリ開発を主な事業目的として当社設立(資本金10,000千円)
- 2013年11月EC特化型メディア「Shopping Tribe(ショッピングトライブ)」のサービスを開始
- 2014年7月ウェブ接客サービス「KARTE(カルテ)」のコンセプトを発表
- 2014年8月本社を東京都渋谷区に移転
- 2015年3月ウェブ接客プラットフォーム「KARTE(for Web)」の提供開始
- 2015年10月本社を東京都品川区に移転
- 2016年3月メールやチャット等を用いてメッセージを配信する事により、サイト外のお客様への接客を可能にする「KARTE Talk」の提供開始
- 2018年3月スマートフォンアプリに対応した「KARTE for App」の提供開始 CX(顧客体験)に特化したメディア「XD」を開始
- 2018年4月「KARTE」において、「ウェブ接客プラットフォーム」から「CXプラットフォーム」へとコンセプトを変更
- 2018年7月本社を東京都中央区に移転
- 2018年12月M&A分断されているデータベースを統合しワンストップにCX(顧客体験)の向上を実現する「KARTE Datahub」の提供開始
- 2019年7月「KARTE」導入支援の戦略パートナーとしてトランスコスモス株式会社との業務提携
- 2019年11月Google International LLCを引受先とする第三者割当増資を実施(D種優先株式)
2020年代
- 2020年3月創業東京都が設立する「スタートアップ・エコシステム 東京コンソーシアム」に参画
- 2020年5月株式会社Emotion Tech(現 株式会社エモーションテック)への出資及び同社と戦略的パートナーシップを締結
- 2020年12月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
- 2021年9月M&A株式会社Emotion Tech(現 株式会社エモーションテック)を株式取得により子会社化
- 2021年10月M&A株式会社Right Touchを設立し、完全子会社化
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所マザーズからグロース市場に移行
- 2022年10月M&Aアジト株式会社を株式取得及び第三者割当増資引受により子会社化
- 2023年10月M&A株式会社CODATUMを設立し、完全子会社化
- 2025年5月M&Aアジト株式会社を株式交換により完全子会社化
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/9期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
顧客基盤拡大と戦略的提携
SaaS「KARTE」の機能強化、営業戦略による顧客基盤拡大、事業連携等の戦略的パートナーシップ構築に注力し、複数部署での横断的な利活用を目指す。
- 02
プロダクト・サービスの継続的向上
多様化する顧客ニーズを捉え、既存プロダクト・サービスの機能追加・改善を継続的に実施し、顧客価値の向上に努める。
- 03
認知度向上と新規顧客獲得
積極的なマーケティング活動やパートナー企業との提携を強化し、プロダクト・サービスの認知度を高めて新規顧客を獲得する。
- 04
顧客価値実感の向上と支援投資
カスタマーサポートなどの有償・無償の顧客支援を提供し、顧客がプロダクトを活用できる状態にするための人的資源に投資する。
- 05
組織体制の整備と経営基盤強化
優秀な人材の採用・育成、働きやすい環境整備、マネジメント力強化、財務健全性確保等、経営基盤を強化し持続的成長を目指す。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 6期分
グループ全体で531人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は940万円で、5期前と比べて+5.9%。平均年齢は35.2歳、平均勤続年数は2.8年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年9月 | 887 | 33.0 | 2.1 | 190 | — |
| 2021年9月 | 950 | 33.7 | 2.6 | 262 | — |
| 2022年9月 | 977 | 34.1 | 2.7 | 337 | — |
| 2023年9月 | 1,040 | 34.6 | 2.9 | 397 | — |
| 2024年9月 | 955 | 35.1 | 2.8 | 449 | 67 |
| 2025年9月 | 940 | 35.2 | 2.8 | 531 | 264 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社4社(国内 4 / 海外 0、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社エモーションテック東京都 港区 · 連結子会社議決権63.2%
- 国内株式会社RightTouch東京都 港区 · 連結子会社議決権86.4%
- 国内アジト株式会社東京都 千代田区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社CODATUM東京都 中央区 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年9月期の売上高は134億円、営業利益は14億円。前期と比べると増収増益で、売上が+21.8%、利益が+366.7%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 208億円 | 134億円 |
| 営業利益 | 16億円 | 14億円 |
| 純利益 | 6億円 | 11億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年3Qで、売上は41億円、営業利益は2億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+86.4%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年2Q | 21 | −1 | −4.8 | −2 |
| 2023年3Q | 22 | −3 | −13.6 | −3 |
| 2023年4Q | 23 | — | — | −15 |
| 2024年1Q | 25 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年2Q | 28 | 1 | 3.6 | 1 |
| 2024年4Q | 57 | 2 | 3.5 | 2 |
| 2025年2Q | 65 | 9 | 13.8 | 6 |
| 2025年4Q | 69 | 5 | 7.2 | 5 |
| 2026年2Q | 78 | 6 | 7.7 | 3 |
| 2026年3Q | 41 | 2 | 4.9 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 10期分
2016年9月期からの10期で、売上は3億円から134億円へ44.7倍に増えた。直近期の営業利益率は10.4%。売上は9期、純利益は2期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年9月 | 3 | — | −2 | — | −2 |
| 2017年9月 | 8 | — | 0 | — | 0 |
| 分断されているデータベースを統合しワンストップにCX(顧客体験)の向上を実現する「KARTE Datahub」の提供開始 | |||||
| 2018年9月 | 16 | — | −2 | — | −2 |
| 2019年9月 | 29 | — | −7 | — | −8 |
| 東京都が設立する「スタートアップ・エコシステム 東京コンソーシアム」に参画 | |||||
| 2020年9月 | 40 | — | −12 | — | −12 |
| 株式会社Emotion Tech(現 株式会社エモーションテック)を株式取得により子会社化 | |||||
| 2021年9月 | 54 | — | −1 | — | −1 |
| アジト株式会社を株式取得及び第三者割当増資引受により子会社化 | |||||
| 2022年9月 | 73 | — | −10 | — | −9 |
| 株式会社CODATUMを設立し、完全子会社化 | |||||
| 2023年9月 | 86 | — | −9 | — | −21 |
| 2024年9月 | 110 | 3 | 2 | 2.7 | 3 |
| アジト株式会社を株式交換により完全子会社化 | |||||
| 2025年9月 | 134 | 14 | 14 | 10.4 | 11 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年9月期
売上高134億円のうち、営業利益として残るのは14億円で10.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は11億円、売上の8.2%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金26.9%36億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金62.7%84億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.4%14億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 8期分
2025年9月期は営業CFが14億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは10億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は66億円で、売上の5.9ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年9月 | −1 | −5 | 25 | −6 | 22 |
| 2019年9月 | −6 | 0 | −2 | −6 | 14 |
| 2020年9月 | −10 | −2 | 19 | −12 | 21 |
| 2021年9月 | 4 | −13 | 30 | −9 | 42 |
| 2022年9月 | −8 | −1 | 10 | −9 | 42 |
| 2023年9月 | −3 | −1 | 0 | −4 | 38 |
| 2024年9月 | 9 | 0 | 1 | 9 | 47 |
| 2025年9月 | 14 | −4 | 9 | 10 | 66 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 10期分
2025年9月期の総資産は96億円。このうち返さなくてよい自己資本が48億円で、自己資本比率は49.3%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2016年9月 | 3 | 2 | 1 | 69.1 |
| 2017年9月 | 4 | 2 | 2 | 37.5 |
| 2018年9月 | 30 | 19 | 11 | 65.2 |
| 2019年9月 | 22 | 12 | 10 | 54.0 |
| 2020年9月 | 31 | 16 | 15 | 52.3 |
| 2021年9月 | 70 | 50 | 20 | 69.6 |
| 2022年9月 | 71 | 41 | 30 | 57.2 |
| 2023年9月 | 62 | 27 | 35 | 41.7 |
| 2024年9月 | 73 | 32 | 41 | 43.0 |
| 2025年9月 | 96 | 48 | 48 | 49.3 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで605社中74位あたり、逆に低いのは自己資本比率で605社中426位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥701で、1年前と比べて-37.0%。過去52週の値幅のなかでは37%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 37.7倍 |
| PER (会社予想) | 47.9倍 |
| PBR | 5.59倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月20日に748円と前日比6.1%高。直近1ヶ月では31.92%と急騰し、25日線(606.24円)を約23%上回る強い上昇。ただし、52週高値の1169円からは依然として約36%下の水準。8月14日には292万株超の出来高を伴い683円へ急伸し、その後も高値圏で推移。RSIは77.78と買われ過ぎ圏にあり、短期的な過熱感は否めない。一方、52週安値の432円からは大幅に回復している。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 35/100)。
PER 31.3倍は業界平均29.7倍をやや上回り、PBR 4.60倍も平均3.44倍を上回る。ROE 27.8%と高収益だが、無配であり配当利回り0%は投資家還元の弱さを示す。業績拡大基調にあるが、現状のバリュエーションは成長をやや織り込み過ぎと判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 37.7倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 47.9倍 | — |
| PBR | 5.59倍 | 2.96倍 |
| ROE | 27.8% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
急成長するSaaS企業で、黒字転換を果たし成長と収益性の両立が焦点。強気派は高い売上成長率(年20%超)と利益率改善、業界での独自ポジションを評価。弱気派はPER31倍の割高感、競合の台頭、顧客獲得コスト増を懸念。株価は1年で半値近く下落し、期待と現実のギャップが大きい。
- 高成長継続
25/9期売上134億、3期連続20%超成長。
- 利益率急改善
営業利益率2.7%→10.5%へと大幅改善。
- 独自プラットフォーム
「KARTE」の差別性が評価され大手顧客獲得。
- KARTE販売好調で売上高が前期比21.8%増FY2025/9通期影響強
売上高134億円、前期比21.8%増。営業利益は3億→14億円に急拡大。
- 営業利益率が2.7%→10.5%へ急改善FY2025/9通期影響中
FY24/9営業利益3億円→FY25/9同14億円。利益率改善で収益性向上。
- 高ROE27.8%が投資家の注目集める継続影響弱
ROE27.8%はIT株で高水準。成長性評価でバリュエーションサポート。
- KARTEプラットフォームの顧客拡大続く継続影響中
累計顧客数増加でストック売上比率向上。収益の安定化に寄与。
- バリュエーション割高
PER31倍は成長株としても割高感。
- 競争激化
類似サービスが増え、差別化が難しくなるリスク。
- 顧客獲得コスト上昇
競合との競争で営業費用が増加懸念。
- 高PER31倍で成長鈍化時にバリュエーション調整不定影響強
PER31倍は前期比21%成長を前提。成長鈍化で調整リスクあり。
- 過去の赤字からの脱却直後で収益基盤未確立継続影響中
FY23/9は21億円純損失。利益計上は1期のみで信用リスク。
- 小型株で流動性低く、売り時に下落幅拡大継続影響弱
時価総額240億円と小型。外国人保有8.1%で需給悪化しやすい。
- 競合他社の進出でKARTEの競争力低下不定影響中
デジタルマーケティング市場は競合多く、シェア低下リスク。
- ARR(年経常収益)
- SaaSの成長性を示す最重要指標。
- 解約率(チャーンレート)
- 顧客定着率の良否が収益の安定性に直結。
- 売上成長率
- 成長鈍化の兆候をつかむために必須。
株主
有価証券報告書より
2025年9月期末の株主数は延べ8,265人。区分でいちばん多いのは個人・その他で78.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が8.6%を占め、残る91.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年9月% | 2021年9月% | 2022年9月% | 2023年9月% | 2024年9月% | 2025年9月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 100.0 | 54.3 | 80.0 | 75.0 | 76.1 | 78.5 |
| 外国法人 | 90.0 | 33.6 | 11.9 | 10.4 | 10.9 | 8.1 |
| 金融機関 | — | 10.2 | 1.6 | 1.8 | 6.2 | 5.6 |
| 証券会社 | — | 1.0 | 4.4 | 11.8 | 4.7 | 4.7 |
| 事業法人 | 100.0 | 0.8 | 2.0 | 0.9 | 2.2 | 3.0 |
| 自己株式 | — | — | — | 0.0 | 0.3 | 0.4 |
| 外国人個人 | — | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.0 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 倉橋健太 | 26.64 |
| 02 | 柴山直樹 | 17.17 |
| 03 | 田畑正吾 | 9.48 |
| 04 | 株式会社日本カストディ銀行 | 3.47 |
| 05 | Google International LLC (常任代理人 みずほ証券株式会社) | 3.45 |
| 06 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社 | 1.70 |
| 07 | セブンオークスキャピタル株式会社 | 1.46 |
| 08 | 株式会社SBI証券 | 1.36 |
| 09 | THE BANK OF NEW YORK133595. (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.36 |
| 10 | 楽天証券株式会社 | 1.33 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-07-03田畑 正吾新規の大量保有報告9.44%+0.28pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 10期分
1株利益は10期で+100%、1株純資産は5期で−10%。直近期のROEは27.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2016年9月 | −7,357 | — | — | — |
| 2017年9月 | −1,659 | — | — | — |
| 2018年9月 | −7 | — | — | — |
| 2019年9月 | −25 | — | — | — |
| 2020年9月 | −34 | — | — | — |
| 2021年9月 | −3 | 128 | — | — |
| 2022年9月 | −24 | 105 | — | — |
| 2023年9月 | −54 | 66 | — | — |
| 2024年9月 | 8 | 78 | 11.2 | 114.9 |
| 2025年9月 | 27 | 116 | 27.8 | 37.6 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/9期の役員報酬は総額182百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 倉橋健太 | 代表取締役 執行役員CEO | 43 | 10,965,000 |
| 柴山直樹 | 取締役 執行役員 | 43 | 7,066,000 |
| 髙栁慶太郎 | 取締役 執行役員 | 43 | 292,043 |
| 松澤香 | 取締役(注)1 | 47 | — |
| 三村真宗 | 取締役(注)1 | 57 | 20,000 |
| 後藤圭史 | 監査役(常勤) | 44 | 50,000 |
| 山並憲司 | 監査役(注)2 | 54 | — |
| 福島史之 | 監査役(注)2 | 44 | — |
役員報酬の内訳2025/9期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 90 | 40 | 130 | 33 |
| 監査役 | 1 | 21 | — | 21 | 21 |
| 社外取締役 | 3 | 17 | — | 17 | 6 |
| 社外監査役 | 3 | 14 | — | 14 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/9期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容8,765字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,814字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク10,456字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,225字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第15期(2025/10/01-2026/09/30)2026-05-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第14期(2024/10/01-2025/09/30)2025-12-17
- 半期報告書半期報告書-第14期(2024/10/01-2025/09/30)2025-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第13期(2023/10/01-2024/09/30)2024-12-20
- 四半期報告書四半期報告書-第13期第2四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-10
- 四半期報告書四半期報告書-第13期第1四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第12期(2022/10/01-2023/09/30)2023-12-22
- 四半期報告書四半期報告書-第12期第3四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-08
- 四半期報告書四半期報告書-第12期第2四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-11
- 四半期報告書四半期報告書-第12期第1四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第11期(令和3年10月1日-令和4年9月30日)2022-12-21
- 四半期報告書四半期報告書-第11期第3四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-09
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