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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

Speee

Speee, Inc.4499 · Standard · 情報・通信業

マッチングプラットフォームで不動産・リフォーム・介護のレガシー産業のDXを推進し、金融DXではブロックチェーン技術で次世代インフラ構築を目指す。

概要

株式会社Speeeは2007年11月に東京都渋谷区で創業し、デジタルマーケティング支援、中古不動産・リフォーム・介護のマッチング、ブロックチェーンを活用した金融DX事業を展開する情報通信企業である。2020年7月に東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場し、2022年4月の市場区分見直しによりスタンダード市場に移行した。2025年9月期の連結売上高は164億円、従業員数は661名、本社は東京都港区六本木に所在する。

金融DX・レガシー産業・DXコンサルティングの三本柱

当社グループは、金融DX事業、レガシー産業DX事業、DXコンサルティング事業の3セグメントで構成される。金融DX事業はステーブルコイン国際送金基盤「Project Pax」やトークン化預金の開発を担う。レガシー産業DX事業は中古不動産売却の「イエウール」、外壁リフォームの「ヌリカエ」、介護施設の「ケアスル介護」といったマッチングプラットフォームを運営する。DXコンサルティング事業はWebアナリティクス、データ統合ツール「バントナー」、広告運用代行、ネイティブアド配信プラットフォーム「UZOU」、DXコンサル「SPEC」を提供する。2025年9月期の売上高は164億3517万円で、セグメント別ではレガシー産業DXが113億2956万円(全体の69%)、DXコンサルが51億561万円(31%)、金融DXは売上ゼロで先行投資期にある。セグメント利益はレガシー産業DXが9億7697万円、DXコンサルが18億3530万円、金融DXが12億6473万円の損失である。

レガシー産業DX事業のマッチングモデル

同事業は、消費者と事業者間の情報非対称性を解消するマッチングプラットフォームを中核とする。代表的な「イエウール」は、不動産売却希望者から物件情報を収集し、条件に合う複数の不動産業者に紹介する。紹介1件ごとに業者から報酬を得る。集客は提携メディアや検索広告を通じ、社内に開発チーム、プロモーションチーム、グロースハックチームを置いてA/BテストやUI/UX改善を継続する。成約率向上のため、過去データに基づくフィルタリングで見込みの低いユーザーを除外する。「ヌリカエ」は外壁塗装に特化し、電話で詳細を聞いた上で業者を紹介するとともに、解体や水回りなどの周辺領域にも拡大している。「ケアスル介護」は介護施設入居希望者を施設事業者に紹介する。いずれも成約時に報酬を得るモデルである。2025年9月期の同事業セグメント利益は9億7697万円で、前年比25.6%減となった。集客効率の悪化と戦略投資が原因である。

DXコンサルティング事業のデータ活用サービス

DXコンサルティング事業は、企業のマーケティング活動をデータ分析で高度化する。Webアナリティクスでは、顧客サイトの流入数やコンバージョン数の最大化に向け、コンテンツ改良や構造最適化のコンサルティングを毎月定額で提供する。「バントナー」は社内外のデータを収集・統合・可視化し、予測分析を用いてマーケティング、営業、採用、製造管理等のDXを支援する。トレーディングデスクでは、運用型広告の戦略立案から運用までを一貫して請け負い、広告出稿量に応じた報酬を得る。アドプラットフォームでは、ネイティブアド配信プラットフォーム「UZOU」を運営し、媒体の記事内容やユーザー属性に合わせた広告配信を行う。人工知能によるマッチングアルゴリズムが特徴で、媒体デザインを損なわないフォーマットを採用する。「SPEC」は新規事業立案やDXコンサルティングを提供する。2025年9月期のセグメント売上高は51億561万円(前年比9.7%増)、利益は18億3530万円(同3.0%減)であった。

金融DX事業への先行投資と実証の進捗

金融DX事業は、ブロックチェーン技術を基盤に次世代金融インフラの構築を目指す。主力プロジェクトは、株式会社Progmatと共同で進めるクロスボーダーステーブルコイン送金基盤「Project Pax」である。2025年9月期には国際金融ネットワークSwiftとの技術検証が完了し、国内の商工中央金庫や複数の地方銀行、韓国の銀行などが参画する実証実験を開始した。高速かつ安価で24時間365日稼働可能な送金システムの実用化を目標とする。また、トークン化預金関連事業も2025年11月に開始し、ブロックチェーンを用いた資金管理やプログラム決済の実証に取り組む。同事業はまだ売上を計上しておらず、2025年9月期は12億6473万円のセグメント損失を計上した。これは開発投資と人材採用の拡大によるもので、EBITDAもマイナス5億4442万円となった。

業界の中での役割はDX推進企業。顧客と事業者をつなぐマッチングプラットフォームを運営し、金融機関向けにはブロックチェーン技術を活用したインフラを提供。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
164億円
営業利益
-7億円
営業利益率
-4.3%
純利益
-10億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01中古不動産売却主力

不動産一括見積りサイト「イエウール」を運営。売却を検討する個人ユーザーを複数の不動産業者に紹介し、ユーザーは複数の見積りを比較可能。不動産業者は成約見込みの高いユーザー情報を入手でき、成約率向上のため価格査定ツール等も提供。

主な製品・サービス1
イエウール
不動産一括見積りサイト。ユーザーの物件情報を条件に合う不動産業者に紹介し、比較検討を可能にする。

02外壁リフォーム主力

外壁塗装一括見積サイト「ヌリカエ」を運営。ユーザーからの情報を電話で詳細に確認し、適切な業者を紹介。複数業者の見積り比較が可能で、成約時に報酬を得る。解体、水回りなど他のリフォーム領域にも展開。

主な製品・サービス1
ヌリカエ
外壁塗装に特化した一括見積りサイト。電話ヒアリングで詳細な条件を把握し、最適な業者を紹介。

03金融DX主力

次世代の金融インフラ構築のため、ステーブルコインやトークン化預金などデジタルアセット関連技術を活用したプロダクト開発を推進。株式会社Progmatと共同でクロスボーダー送金基盤「Project Pax」を推進。

主な製品・サービス2
ステーブルコイン送金基盤
ブロックチェーン技術を活用したクロスボーダー送金システム。24時間365日高速・安価な送金を目指す。
トークン化預金ソリューション
ブロックチェーンで預金をトークン化するための実証・開発。プログラマブル決済や会計連携を実現。

04介護施設探し準主力

介護施設検索サイト「ケアスル 介護」を運営。入居を検討するユーザーを複数の介護施設事業者に紹介し、成約時に報酬を得る。ユーザーは複数施設の比較が可能。

主な製品・サービス1
ケアスル 介護
介護施設検索・比較サイト。希望条件に合う施設を紹介し、見学・入居をサポート。

05DXコンサルティング準主力

データ分析に基づくコンサルティング、広告運用代行、Webアナリティクス、ネイティブ広告プラットフォーム「UZOU」を提供。顧客企業のマーケティング成果最大化を支援。

主な製品・サービス5
Webアナリティクス
データ分析によるWebサイト改善コンサルティング。訪問数や購入数の向上を支援。
バントナー
社内外データの収集・統合・可視化を支援し、予測分析で様々なDXを支援。
トレーディングデスク
運用型広告を中心としたプロモーション支援。戦略立案から運用まで一貫対応。
UZOU
ネイティブ広告配信プラットフォーム。記事内容やユーザー属性に合わせて広告を配信し、自然な形で閲覧される。
SPEC
企業のDX支援や新規事業立案、新規サービス企画などのコンサルティングサービス。

製品と技術

中古不動産一括見積サイト「イエウール」

「イエウール」は、中古不動産の売却を検討する個人ユーザーと不動産業者をマッチングするWebサービスである。ユーザーはサイト上で物件情報を入力するだけで、複数の不動産業者から一括で見積もりを取得できる。Speeeはユーザー紹介1件ごとに不動産業者から報酬を得る。特徴は、過去の成約データに基づくフィルタリングで見込みの低いユーザーを除外し、成約率を高める点である。また、社内に開発チームとグロースハックチームを置き、A/BテストやUI/UX改善を継続する。全国の不動産業者と契約しており、北海道から沖縄までカバーする。さらに、価格査定ツールやユーザー管理システムを業者に提供し、業務効率化も支援している。

リフォームと介護のマッチング「ヌリカエ」「ケアスル介護」

「ヌリカエ」は外壁塗装工事に特化した一括見積サイトである。ユーザーからWebと電話で詳細な条件を聞き取り、適切な外壁塗装業者を紹介する。紹介時と成約時の両方で報酬を得る。カスタマーサポートチームが電話でヒアリングを行うため、成約率の向上につながっている。同じ仕組みを活用し、解体、水回り、太陽光、エクステリアなどの周辺リフォーム領域にも展開している。「ケアスル介護」は介護施設への入居希望者を介護事業者に紹介するサービスで、成約時に報酬を得る。どちらも「イエウール」と同様の開発・プロモーション体制を持ち、A/Bテストや成約率向上に注力する。

ネイティブアド配信プラットフォーム「UZOU」

「UZOU」は、Speeeが提供するネイティブ広告配信プラットフォームである。媒体の記事内容や来訪ユーザーの属性を分析し、最適な広告を表示する。人工知能を用いたマッチングアルゴリズムにより、ユーザー・媒体・広告の三者を最適化する。広告フォーマットは媒体のデザインを損なわないネイティブ形式で、ユーザーの自然な閲覧体験を維持する。広告主からは広告出稿量に比例した収入を得る。媒体社にとっては、コンテンツに調和した広告を表示できるため、収益化とユーザー体験の両立が可能となる。UZOUは、トレーディングデスク事業やアドプラットフォーム事業の中核プロダクトである。

クロスボーダー送金基盤「Project Pax」

「Project Pax」は、株式会社Progmatと共同で進めるステーブルコインを用いた国際送金基盤の構築プロジェクトである。目標は、高速かつ安価で24時間365日稼働可能なクロスボーダー送金システムの実現である。2025年9月期には国際金融ネットワークSwiftとの技術検証を完了し、国内の商工中央金庫、複数の地方銀行、さらに韓国の銀行が参画する実証実験を開始した。Step1として国内外金融機関との連携を進め、商用化を目指す。また、トークン化預金関連事業も2025年11月に開始し、ブロックチェーン技術を活用した資金管理やプログラム決済の実証を行う。これらの取り組みは、オンチェーン金融時代のインフラ提供を志向している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

クラウドロボで急成長、営業赤字に転落

情報・通信業に属し、クラウドロボティクスプラットフォームを提供する技術特化型企業。2024年9月期は売上高157億円と前期比15%増で拡大基調にあるが、営業利益率は3.18%から▲4.27%へ急減した。同業他社であるVRAIN Solutionやソラコムと比べ、顧客業界特化型のソリューションを強みとするが、収益化のフェーズ入りに伴う先行投資負担が顕在化している。業界内ではニッチ領域で存在感を示すものの、売上規模は仲間内で中位程度であり、財務安定性が課題。

強み

  • クラウドロボティクスに特化し、他のIT企業との差別化を図っている。
  • 2024年9月期売上高は157億円と前年比15%増と高い成長を維持。
  • 特定業界向けロボット制御で独自ポジション、参入障壁が高い。
  • 自社プラットフォームにより、顧客の導入コスト低減を実現。

課題

  • 2025年9月期営業利益率▲4.27%と赤字転落、収益改善が急務。
  • 同業と比べ売上高が小さく、スケールメリットを活かせていない。
  • 営業利益率が前年3.18%から急低下、事業モデルの脆弱さが露呈。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がSpeee

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13723日本ファルコム282億円17.9倍
24320CEホールディングス281億円17.4倍
39702アイ・エス・ビー272億円16.4倍
44662フォーカスシステムズ270億円10.7倍
54058トヨクモ267億円19.7倍
64499Speee265億円
73696セレス262億円12.1倍
83676デジタルハーツホールディングス253億円20.0倍
94371コアコンセプト・テクノロジー248億円19.0倍
109709NCS&A247億円10.4倍
115254Arent245億円17.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 30件

モバイルSEO事業からスタートした2007年

Speeeは2007年11月、モバイルSEO(後のWebアナリティクス)事業を目的として、東京都渋谷区道玄坂に資本金999万円で設立された。創業当初は携帯電話向け検索エンジン最適化サービスを提供した。2009年9月には本社を東京都港区六本木に移転し、以降現在まで六本木を拠点とする。設立から約2年で本社移転を行い、事業拡大の基盤を整えた。

子会社設立とサービス多角化の2012~2014年

2012年5月、ポイントメディア事業を行う子会社LikeIt(旧商号Splay)を設立。2013年10月にはDSPを中心としたデジタル広告のトレーディングデスク事業を開始し、広告運用領域に参入した。2014年は新サービスラッシュの年で、1月に中古不動産マッチング「イエウール」を開始、4月にエンタメ系メディア事業のLaughyとヘルスケア事業のザイエンスを設立、11月には美容系メディア事業のBPMを設立した。この時期、事業ポートフォリオをマーケティング支援から不動産、美容、ヘルスケアへと多角化した。

プラットフォーム化と海外展開の2015~2017年

2015年、統合アド運用プラットフォーム「VOYAGER」、デジタルマーケティング支援プラットフォーム「Markeship」をリリース。10月にはネイティブアド事業を開始し、12月に外壁リフォームマッチング「ヌリカエ」を開始した。2016年4月にはネイティブアド配信プラットフォーム「UZOU」をリリースし、広告技術を強化。同年10月には子会社LaughyがLikeItを吸収合併し、グループ再編に着手。2017年1月にはインドネシアに現地求職メディア運営子会社PT.SPEEE RECRUITMENT NUSANTARAを設立し、海外展開を試みたが、同年12月にはLaughyと美容SNS子会社Vicolleの事業を譲渡し、選択と集中を進めた。

ブロックチェーン参入と組織再編の2018年

2018年3月、ブロックチェーン技術を基盤とするデータプラットフォーム子会社Datachainを設立。同年9月にLaughyとBPMを吸収合併し、グループのスリム化を図った。10月にはデータ統合・予測分析サービス「バントナー」を開始。11月には中古不動産メディア事業のVelocity(旧ウェブスキー)を子会社化し、リフォームマッチング「ナコウド」を開始した。2019年8月にはスマートヘルスケア子会社ThinQ Healthcareを設立、9月にザイエンスの事業譲渡、10月にザイエンスを吸収合併した。この間、事業領域の取捨選択と新技術への投資が進んだ。

上場からスタンダード市場移行の2020~2022年

2020年7月、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。同年12月には介護施設マッチング「ケアスル介護」を開始し、レガシー産業DX事業を強化した。2021年9月、インドネシア子会社の全株式を譲渡し、海外事業から撤退。同年10月にはDXコンサルティング「SPEC」事業を開始した。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、JASDAQスタンダードからスタンダード市場に移行した。上場後、売上高は2021年9月期127億円から2022年9月期112億円に一旦減少したが、2023年9月期136億円、2024年9月期157億円と成長を続けた。

金融DXに集中投資する2023年以降

2023年9月、デジタルアセット市場のナショナルインフラ構築を目的に、株式会社Progmatを共同設立。2024年9月には子会社ThinQ Healthcareが督促自動化SaaS「コンプル」事業を開始する一方、クロスボーダーステーブルコイン送金構築プロジェクト「Project Pax」を開始した。2025年11月にはトークン化預金関連事業を開始。金融DX事業への積極的な先行投資により、2025年9月期の連結営業損益は6億8571万円の損失(前期は5億3707万円の利益)に転落し、当期純損失も9億5066万円となった。しかし、現金及び預金は93億9523万円と前期比44億円増加し、財務基盤は強化されている。

年表30件を開く

2000年代

  • 2007年11月創業モバイルSEO(現Webアナリティクス)事業の運営を目的として、東京都渋谷区道玄坂に株式会社Speee(資本金9,990千円)を設立
  • 2009年9月本社を東京都港区六本木に移転

2010年代

  • 2012年5月ポイントメディア事業を行う国内子会社株式会社LikeIt(旧商号株式会社Splay)を設立
  • 2013年10月DSP※1を中心としたデジタル広告のトレーディングデスク事業を開始
  • 2014年1月中古不動産売却におけるマッチングサービス「イエウール」を開始
  • 2014年4月エンタメ系メディア事業を行う国内子会社株式会社Laughyを設立 ヘルスケア事業を行う国内子会社ザイエンス株式会社を設立
  • 2014年11月美容系メディア事業を行う国内子会社BPM株式会社を設立
  • 2015年3月M&A統合アド運用プラットフォーム「VOYAGER」をリリース
  • 2015年10月ネイティブアド事業を開始 デジタルマーケティングの総合支援プラットフォーム「Markeship」をリリース 美容系メディア事業を行う国内子会社株式会社Jennyを設立
  • 2015年12月外装リフォームにおけるマッチングサービス「ヌリカエ」を開始
  • 2016年4月ネイティブアド配信プラットフォーム「UZOU」をリリース
  • 2016年10月M&A国内子会社株式会社Laughyが国内子会社株式会社LikeItを吸収合併
  • 2016年12月美容系SNS事業を行う国内子会社株式会社Vicolleを設立
  • 2017年1月インドネシア共和国に現地求職メディア運営事業を行う海外子会社PT.SPEEE RECRUITMENT NUSANTARAを設立
  • 2017年12月国内子会社株式会社Laughyの事業を譲渡 国内子会社株式会社Vicolleの事業を譲渡
  • 2018年3月M&Aブロックチェーン※3技術を基盤としたデータプラットフォーム事業を行う国内子会社株式会社Datachainを設立 BPM株式会社が株式会社Jenny及び株式会社Vicolleを吸収合併
  • 2018年9月M&A株式会社Laughy及びBPM株式会社を吸収合併
  • 2018年10月データインテグレート手法と予測分析技術を活用したマーケティング支援サービス「バントナー※4」事業を開始
  • 2018年11月M&A中古不動産売却に関するメディア事業を行う株式会社Velocity(旧株式会社ウェブスキー)を子会社化 リフォーム関連領域におけるマッチングサービス「ナコウド」を開始
  • 2019年8月スマートヘルスケア事業を行う国内子会社株式会社ThinQ Healthcareを設立
  • 2019年9月国内子会社ザイエンス株式会社の事業を譲渡
  • 2019年10月M&Aザイエンス株式会社を吸収合併

2020年代

  • 2020年7月上場東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
  • 2020年12月介護・福祉領域におけるプラットフォームサービス「ケアスル 介護」を開始
  • 2021年9月海外子会社PT.SPEEE RECRUITMENT NUSANTARAの全株式を譲渡
  • 2021年10月企業のDXコンサルティングサービス「SPEC※5」事業を開始
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行
  • 2023年9月創業デジタルアセット市場におけるナショナルインフラ構築に向けた株式会社Progmatを共同設立
  • 2024年9月国内子会社株式会社ThinQ Healthcareにおいて督促自動化SaaS「コンプル※6」事業を開始 クロスボーダーステーブルコイン送金構築プロジェクト「Project Pax」を開始
  • 2025年11月トークン化預金関連事業を開始

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    データ活用による単価・収益性向上

    顧客のデータ資産を収集・統合・分析し、複数のサービス提供を通じて顧客の成果を最大化することで単価向上と収益性改善を図る。これによりデータ利活用の専門ノウハウも蓄積する。

  2. 02

    レガシー産業のデジタル化推進

    バリューチェーンに非効率が残る歴史ある産業分野に対し、デジタル化やデータ利活用で業務置換を進め、業界全体の生産性向上と顧客価値向上を実現する。

  3. 03

    次世代事業として金融DXに注力

    クロスボーダーステーブルコイン送金基盤「Project Pax」やトークン化預金関連事業など、金融DX分野で新たな収益の柱を育成する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 6期分

グループ全体で661人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は573万円で、5期前と比べて+0.8%平均年齢は29.6歳、平均勤続年数は3.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2020年9月56930.02.8325
2021年9月57629.42.0372
2022年9月56729.42.0402
2023年9月55929.72.0498
2024年9月58029.32.059185
2025年9月57329.63.0661−106

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年9月期・提出会社(単体)
女性管理職比率12.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率89.5%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)71.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 3 / 海外 0、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都港区357百万円
全社
主な関係会社
  • 国内
    株式会社Datachain (注)3.
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権99.0%
  • 国内
    株式会社Velocity
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ThinQ Healthcare (注)4.
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は164億円営業利益-7億円前期と比べると増収減益で、売上が+4.5%、利益が-240.0%。

売上高
+4.5%
164億円
営業利益
-240.0%
-7億円
純利益
-600.0%
-10億円
営業利益率
-4.3%
前期比 -7.5%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高170億円164億円
営業利益-12億円-7億円
純利益-15億円-10億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は44億円、営業利益は−2億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+25.7%、営業利益は−300.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q3538.62
2023年3Q3512.90
2023年4Q36−14
2024年1Q3712.70
2024年2Q40−1−2.50
2024年4Q8056.32
2025年2Q8200.0−1
2025年4Q82−7−8.5−9
2026年2Q82−4−4.9−6
2026年3Q44−2−4.5−3

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 10期分

2016年9月期からの10期で、売上は57億円から164億円へ2.9倍に増えた。直近期の営業利益率は-4.3%。売上は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
国内子会社株式会社Laughyが国内子会社株式会社LikeItを吸収合併
2016年9月5741
インドネシア共和国に現地求職メディア運営事業を行う海外子会社PT.SPEEE RECRUITMENT NUSANTARAを設立
2017年9月57−3−4
ブロックチェーン※3技術を基盤としたデータプラットフォーム事業を行う国内子会社株式会社Datachainを設立 BPM株式会社が株式会社Jenny及び株式会社Vicolleを吸収合併
2018年9月7222
ザイエンス株式会社を吸収合併
2019年9月7420
東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
2020年9月9374
2021年9月127128
2022年9月1121611
デジタルアセット市場におけるナショナルインフラ構築に向けた株式会社Progmatを共同設立
2023年9月1368−10
2024年9月157563.22
2025年9月164−7−7−4.3−10

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高164億円のうち、営業利益として残るのは-7億円-4.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-10億円、売上の-6.1%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金22.0%36億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金82.3%135億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-4.3%-7億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
78.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比12.7pt
-4.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比12.7pt
-6.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROA
-6.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-9.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 8期分

2025年9月期は営業CFが−8億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは−10億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は94億円で、売上の6.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2018年9月51−1619
2019年9月−2−21−416
2020年9月6−331350
2021年9月7−1−8648
2022年9月10−10957
2023年9月5−611−166
2024年9月−13−2−1−1550
2025年9月−8−253−1094

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 10期分

2025年9月期の総資産は148億円。このうち返さなくてよい自己資本が73億円で、自己資本比率は49.2%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2016年9月32112134.7
2017年9月2872125.8
2018年9月3492526.0
2019年9月3392427.9
2020年9月73403354.5
2021年9月76482863.7
2022年9月89593066.6
2023年9月113506344.6
2024年9月101544753.5
2025年9月148737549.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳
現金及び預金
94億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
14億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
75億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
43
/ 100
安定性自己資本比率33 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率605社中414位あたり、逆に低いのは営業利益率605社中546位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-4.3%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
49.2%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
4.5%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,309で、1年前と比べて-11.1%過去52週の値幅のなかでは19%の位置にある。

¥2,309-5.5%1ヶ月+1.5%1年-11.1%時価総額265億円
過去52週の値幅
安値¥1,983高値¥3,690

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PBR4.05倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月19日に2,702円まで急伸し、前日比6.71%高となりました。直近1か月でも23.55%上昇し、顕著な上昇トレンドにあります。25日移動平均線(2,253円)を大きく上回り、75日線(2,534円)も突破しました。52週高値4,090円からはまだ下方ですが、52週安値1,983円からは約36%上昇しています。8月17日には出来高26万株と急増し、その後も高水準を維持しています。RSIは87.04と過熱感が強く、短期的な調整リスクがありますが、トレンドは明確に上向きです。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 30/100)

PERは赤字のため算出不可。PBR3.83倍は業界平均3.53倍を上回り、割高感。ROE4.7%は低く利益水準も不安定。直近の営業赤字で収益悪化が鮮明。無配当で株主還元も乏しい。業界平均との比較ではPBRが高く、業績不振を考慮すると割高と判断。

指標この会社業種平均
PBR4.05倍2.96倍
ROE4.7%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は2022年9月期の112億円から2025年9月期の164億円まで順調に増加している一方、利益は2023年9月期に赤字に転落し、2025年9月期も営業損失を計上している。強気派は、売上成長の持続性と物流効率化ニーズの高まりを背景に、将来の収益改善を期待する。また、時価総額262億円と成長段階の企業として、将来的な黒字転換に賭ける。一方、弱気派は、営業赤字の継続と赤字幅の拡大を問題視し、収益化のめどが立たない点を批判する。投資論点は、売上成長と収益性改善のどちらに重きを置くかである。

プラスに働く材料7
  • 売上高の高い成長

    2022年から2025年の3年間で売上高が約1.5倍に増加している。

  • 物流DXの追い風

    業界全体で物流効率化の需要が増加し、市場が拡大している。

  • 赤字からの回復余地

    売上規模の拡大に伴い、スケールメリットで黒字化する可能性がある。

  • 売上高が3期連続で過去最高更新通年影響

    売上高は136→157→164億円と成長、増収基調が続けば利益を生み出す

  • 24/9期の黒字実績が再現余地を示す決算発表後影響

    24/9期は営業利益5億円、利益率3.18%を達成、25/9期の赤字は一過性なら回復

  • 外国人持ち株比率1.9%の上昇余地継続影響

    外国人保有が1.9%と低く、日本株見直し局面で買い増し余地

  • 時価総額262億円、売上高成長で評価再上昇不定影響

    売上高164億円に対し時価総額262億円、PSR1.6倍は成長期待を織り込みやすい

マイナスに働く材料7
  • 営業赤字の継続

    2025年9月期は営業利益率が-4.27%となり、赤字が続いている。

  • 先行投資の重圧

    成長のための投資負担が大きく、収益化が遅れている。

  • 競争激化のリスク

    同業他社との競争が激しく、価格低下や顧客獲得コストの増加が懸念される。

  • 25/9期に営業赤字7億円へ転落決算発表後影響

    営業損益は24/9期の+5億円から25/9期-7億円へ12億円悪化

  • 最終損益が赤字と黒字を繰り返す通年影響

    純損益は23/9期-10億円、24/9期+2億円、25/9期-10億円と不安定

  • PBR3.83倍と収益力に見合わない継続影響

    ROE4.7%に対しPBR3.83倍、割高感が強まれば修正リスク

  • 無配で株主還元が不在継続影響

    配当利回りはゼロ、株主還元の乏しさが売り材料

次の決算で確かめる点
顧客数
サブスクモデルの収益基盤の規模を直接反映する。
解約率
顧客満足度やサービス定着度を測る。
売上総利益率
スケールメリットによる収益改善の兆しを確認するため。
営業損失
収益化までの道筋を示す重要な経過指標。

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ4,672人。区分でいちばん多いのは個人・その他72.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が23.3%を占め、残る76.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年9月%2021年9月%2022年9月%2023年9月%2024年9月%2025年9月%
個人・その他67.264.264.769.473.572.7
事業法人26.125.625.324.624.323.0
証券会社2.20.90.31.81.52.1
外国法人2.42.82.92.20.31.8
金融機関2.16.56.91.90.40.3
自己株式0.00.00.00.1
外国人個人0.00.00.00.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01大塚 英樹22.46
02株式会社Print21.84
03久田 哲史19.11
04渡邉 昌司5.41
05西田 正孝0.91
06本多 航0.82
07池田 卯之介0.72
08UBS AG LONDON ASIA EQUITIES(常任代理人:シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.53
09株式会社バルーン0.48
10田口 政実0.47

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 10期分

1株利益は10期で−100%、1株純資産は10期で−100%。直近期のROEは4.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2016年9月50,545766,8636.8
2017年9月−274,480490,044
2018年9月2810429.9
2019年9月31052.4
2020年9月4540416.6112.7
2021年9月8348019.054.6
2022年9月10658120.123.3
2023年9月−100482
2024年9月235074.7109.2
2025年9月−85635

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2025/9期の役員報酬は総額209百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
大塚英樹代表取締役412,636,700
久田哲史取締役 データプラットフォーム事業部長414,706,300
渡邉昌司取締役 コンプル 事業部長45621,300
西田正孝取締役 CFO47104,800
田口政実取締役 デジタルトランスフォーメーション事業 本部長5454,200
長谷部潤取締役60
惠美早百合取締役(常勤監査等委員)48
山中健児取締役(監査等 委員)55
髙松悟取締役(監査等 委員)55
本多航上級執行役員 マーケティングインテリジェンス事業本部長
木村淳執行役員
大場光一郎執行役員 ものづくり組織推進本部長
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
伊藤秀行執行役員

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)51474218938
社外取締役420205

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容6,366字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 ミッション 当社グループは、「解き尽くす。未来を引きよせる。」というミッションのもと、テクノロジーを活かしながら既存のビジネスを柔軟に組み合わせ、新しいサービスを生み出すことで、新しい価値を提供し続けていくとともに、成果を積み重ねていくことの連鎖でより大きな課題に立ち向かい、未来を引きよせたいと考えております。 このようなミッションのもと、多様な産業領域のデジタルトランスフォーメーションを推進しております。 事業の概要 当社グループは、当社及び連結子会社(株式会社Datachain、株式会社Velocity、株式会社ThinQ Healthcare)の計4社によって構成されております。 なお、当社グループの報告セグメントにつきましては、「金融DX事業」「レガシー産業DX事業」「DXコンサルティング事業」に区分しております。 (1)金融DX事業 当セグメントでは、次世代の金融インフラを構築するため、ステーブルコインやトークン化預金などのデジタルアセット関連技術を活用したプロダクト開発と社会実装に向けた取り組みを積極的に進めております。オンチェーン金融時代のインフラ提供企業として、多様なユースケースと顧客ニーズに応える金融インフラの実現を目指します。 ステーブルコイン国際送金事業では、ステーブルコインの早期実用化を目指すなかで、ステーブルコイン等デジタルアセット関連のプロダクト開発のために積極的な開発投資を進めております。株式会社Progmatと共同でクロスボーダーステーブルコイン送金基盤構築プロジェクト「Project Pax」を推進し、国内外金融機関との実証実験を開始しており、ステーブルコインを活用することで、高速かつ安価で24時間365日稼働可能なクロスボーダー送金の実現を目指しております。 トークン化預金関連事業では、ブロックチェーン技術を活用したトークン化預金の社会実装に向けた検討と実証を行います。「トークン化預金」は「ステーブルコイン」と並び、次世代のデジタル通貨の中核として注目を集めており、今後のオンチェーン金融の発展においては両領域をカバーすることが重要と考えております。本事業では、トークン化預金の社会実装に向け、ブロックチェーン技術を活用した資金・債権等の記録管理モデルの実証、スマートコントラクトを用いたプログラマブルな決済・会計連携の実証、事業法人の業務構造やニーズに即した金融ソリューション・ユースケースの設計、そして事業法人や金融機関における関連業務プロセスの最大限の自動化に向けたAI活用の実証を中心テーマとして取り組みます。 (2)レガシー産業DX事業 価値交換を行うための情報伝達経路が潜在したまま分断され、消費者と事業者双方の売買経験が蓄積されないことと相まってバリューチェーンの非効率が取り残されやすい状態になっている、産業としての歴史が長い領域に対して、当セグメントは、バリューチェーン※の生産性に影響を及ぼしている課題を特定した上で、テクノロジーを活用した新たなソリューションを実装しております。 主力サービスは中古不動産売却におけるマッチングサービス「イエウール」、外壁リフォームにおけるマッチングサービス「ヌリカエ」、介護領域におけるマッチングサービス「ケアスル 介護」であり、いずれの市場においても、消費者と事業者のマッチングプラットフォームとして参入後、事業者へのツール提供等を通じた業務効率化DXソリューションサービスを提供する方針を採っております。 ※バリューチェーン 原材料の調達から製品・サービスが顧客に届くまでの企業活動を、一連の価値(Value)の連鎖(Chain)として捉える考え方を指します。 (イエウール) 本サービスは、不動産一括見積りサイト「イエウール」の運営を通じて、不動産の売却を検討するユーザー(個人)を、複数の不動産業者に紹介するものであります。 具体的には、提携メディアや検索サイト、Web広告等を通じて、当社グループの運営するWebサイト「イエウール」に、不動産売却に関心を持つユーザーを集客します。サイトではユーザーから居住地域や物件に関する情報を受け取り、条件に適合する不動産業者にユーザーを紹介しております。 その後、不動産業者がユーザーに連絡を取り、売却見積価格の提示・売却の提案等を行うこととなります。 物件などの条件に適合する複数の不動産業者の見積価格を一度に比較できることが、ユーザーにとってのメリットであります。また不動産業者にとっては、売却を検討しているユーザーの情報を入手できることがメリットであります。当社グループは「ユーザーの紹介」1件ごとにその対価として不動産業者から報酬を得ております。 本サービスの特徴は次のとおりであります。 ① 顧客基盤の充実と集客数の多さ 本サービスでは、顧客となる不動産業者の開拓に注力しており、幅広い地域のユーザーからの見積依頼に対応できることが強みであります。北海道から沖縄県まで日本全国の不動産業者と契約を結んでおります。 ② サービスを成長させるための体制 社内にWebサイトの機能追加や改善に常時取り組む開発チーム、メディアとの提携や広告出稿等のプロモーション活動を行うプロモーションチーム、そして集客・紹介の状況を継続的に確認・分析し、改善活動の検討を行うグロースハック※1のチームを置いております。 これらのチームを緊密に連携させ、Webサイトへの集客数や見積依頼数の改善を継続的に実施することで、サービスを絶えず成長させるよう努めております。例えば、「A/Bテスト※2等を通じて、サイト上のUI/UX※3を改善する」「広告の配信方法を変更する」といった取り組みはこうした活動の一環であります。 ③ 成約率向上への注力 本サービスでは、架空のユーザー情報を登録することにより、一定のフィルタリング要件(イタズラ等防止の為)のもと、事前に成約の見込みが極めて低いと判断したユーザーを除外した上で不動産業者に紹介しております。これは、成約につながりやすいユーザーを厳選して紹介することが、不動産業者に選ばれ続ける上で重要であると考えているためであります。除外に当たっては、紹介したユーザーに関する過去の成約の実績データ(実際に成約に至ったか否か)を蓄積し、利用しております。また、成約率向上のために、不動産業者の業務効率化を推進すべく、価格査定ツールやユーザー管理システムの提供を行っております。 ※1.グロースハック 業績につながる指標(集客数、集客の費用対効果など)の傾向や変化を継続的に確認・分析し、指標を改善するための施策を検討する活動を指します。 ※2.A/Bテスト 複数種類の文章や画像のデータを用意し、サイトを訪れるユーザー毎に異なるデータを出し分けることによって、どちらのデータを利用することが優れている(見積り依頼や成約につながりやすい)かを判断する実験手法であります。 ※3.UI/UX UIは「ユーザーインタフェース」、UXは「ユーザーエクスペリエンス」の略であり、Webサイト上でユーザーが閲覧・操作する要素(入力フォーム、ボタンなど)、及びそれらのデザインや使い勝手からユーザーが得る体験を総称した用語であります。 (ヌリカエ) 本サービスは、外壁塗装一括見積サイト「ヌリカエ」の運営を通じて、住宅の外壁塗装工事を検討するユーザー(個人)を、複数の外壁塗装業者に紹介するものであります。 具体的には、提携メディアや検索サイト、web広告等を通じて、当社グループの運営するWebサイト「ヌリカ エ」に、外壁塗装に関心を持つユーザーを集客します。サイトではユーザーから居住地域や物件に関する情報を受け取り、さらに電話で希望条件等を詳しく聞いた上で、条件に適合する外壁塗装業者にユーザーを紹介しております。 その後、外壁塗装業者がユーザーに連絡を取り、見積価格の提示・提案等を行うこととなります。 「イエウール」と同様に、複数の業者の見積価格を一度に比較できることが、ユーザーにとってのメリットであります。また外壁塗装業者にとっては、外壁塗装を検討しているユーザーの情報を入手できることがメリットであります。当社グループは紹介の対価として、「ユーザーの紹介」及び「紹介したユーザーの成約」ごとに報酬を外壁塗装業者から得ております。 本サービスは、「イエウール」と多くの共通点を持っており、「Webサービス開発とプロモーションの体制」「成約率向上への注力」が特徴であります。 またそれらに加え、「ヌリカエ」独自の特徴として「カスタマーサポートの体制」が挙げられます。 外壁塗装は、物件の種別のみならず、塗装箇所の大きさや劣化状態、塗料の材質などによっても大きく価格が変動することが特徴であります。そこで本サービスでは「カスタマーサポート」のチームを設け、Webサイトでユーザーから情報を集めた後、直接ユーザーに電話でも問合せを行い、詳しい情報を収集しております。これにより、紹介すべき適切な業者を判断し、成約率を向上させることができます。 本サービスの運営によって得たノウハウや顧客基盤を生かして、外壁塗装以外のリフォーム関連領域においてユーザーを業者に紹介するサービスも展開しております。 これは、解体、水回り、太陽光及びエクステリアに関するサービスを提供するリフォーム業者とユーザーをインターネット上でマッチングするものであります。 (ケアスル 介護) 本サービスは、介護施設検索サイト「ケアスル 介護」の運営を通じて、介護施設への入居を検討するユーザー(個人)を、複数の介護施設事業者に紹介するものであります。 具体的には、提携メディアや検索サイト、web広告等を通じて、当社グループの運営するWebサイト「ケアスル 介護」に、介護施設への入居を検討しているユーザーを集客します。サイトではユーザーから居住地域や希望物件に関する情報を受け取り、さらに電話で希望条件等を詳しく聞いた上で、条件に適合する介護施設事業者にユーザーを紹介しております。 その後、介護事業者がユーザーに連絡を取り、見積価格の提示・提案等を行うこととなります。 「イエウール」「ヌリカエ」と同様に、複数の業者の見積価格を一度に比較できることが、ユーザーにとってのメリットであります。また介護施設事業者にとっては、介護施設への入居を検討しているユーザーの情報を入手できることがメリットであります。当社グループは紹介の対価として、紹介したユーザーの成約ごとに報酬を介護施設事業者から得ております。 本サービスは、「イエウール」「ヌリカエ」と多くの共通点を持っており、「Webサービス開発とプロモーションの体制」「成約率向上への注力」が特徴であります。 またそれらに加え、「ヌリカエ」と同様に、「カスタマーサポートの体制」も共通しております。 (3)DXコンサルティング事業 人々の消費活動の複雑化に伴い、マーケティング活動は高難易度化してきており、それに即した形で多種多様なデータや解法が存在する一方、それらの活用難易度も高い状態になっております。当社グループは、自社で蓄積したデータと世の中に散在するデータや解法を収集・整理し、活用方法を紡ぎ出すことで顧客企業の成果最大化を目指しており、当セグメントでは、データ分析を元にしたコンサルティングサービスを提供するほか、データを活用した広告運用代行等を行っております。 具体的には、以下のサービスを提供しております。 「Webアナリティクス」においては、データ分析を通じてユーザーの来訪数や購入数等を向上させるために顧客のWebサイトの掲載内容や構造を改良することを目的としたコンサルティングを提供し、顧客ごとに毎月一定額の報酬を得ております。 「Webアナリティクス」では「Webサイトの流入数やコンバージョン数※1の最大化による顧客の事業上の成果に貢献するための要素」ととらえ、Webサイトに流入するユーザーの分析やプロジェクトマネジメントなどの機能を通じて、より上流の工程から顧客をサポートしております。 「バントナー」においては、散在している顧客の社内外のデータを収集・統合・可視化し、マーケティング、営業、採用、製造管理など、企業の様々なDXを支援しております。 「バントナー」では、データの統合及び予測分析の技術を活用し、様々な分野の戦略策定から実行までを一貫してデータに基づいて実施できる環境の構築を支援しております。 「トレーディングデスク※2」においては、運用型広告※3を中心とするプロモーション手法を通じ、顧客のWebサイトへの集客を適切に行うための課題抽出、戦略立案から広告の運用までを一貫して実施しており、広告の出稿量に比例した報酬を得ております。 「トレーディングデスク」では、顧客のマーケティング戦略に応じて複数種類の広告手法・プラットフォームを柔軟に組み合せ、プロモーションを設計・運用しております。 「アドプラットフォーム」においては、マーケティングの自動化支援のための主力プロダクトとして、ネイティブアド配信プラットフォーム「UZOU」を提供しております。「UZOU」はネイティブ広告※4を扱うアドネットワーク※5 であります。媒体に掲載された記事の内容や来訪ユーザーの属性を考慮して顧客の広告を表示し、それらの対価として広告主から広告出稿量に比例した収入を得ております。 「アドプラットフォーム」では、人工知能を活用したユーザー・媒体・広告のマッチングをアルゴリズム※6を用いて行うとともに、媒体のデザインを損ねない広告フォーマットとすることで、広告がより自然な形で閲覧されるようにすることができます。 「SPEC」においては、企業のDX支援や新規事業立案や新規サービス企画等のDXコンサルティング業務を行っております。 ※1.コンバージョン数 Webサイト上で、サイト運営者にとって事業上の成果につながる事象(商品の購入完了、連絡先情報の入力完了など)の発生件数を指します。 ※2.トレーディングデスク 主にインターネット上の広告について、キャンペーン設計から運用までを一貫して担う機能を指します。 ※3.運用型広告 広告の出稿方法(広告配信の対象ユーザー・クリエイティブ(広告に用いる画像・動画など)や入札金額)が、広告の表示のたびに変動する広告を指します。予算とともに広告の出稿期間や回数が固定される広告(純広告、タイアップ広告など)と対比されます。 ※4.ネイティブ広告 デザイン、内容、フォーマットが、媒体社が編集する記事・コンテンツの形式や提供するサービスの機能と同様でそれらと一体化しており、ユーザーの情報利用体験を妨げない広告を指します。(出典:一般社団法人日本インタラクティブ広告協会(以下「JIAA」といいます。)) ※5.アドネットワーク 複数の媒体社サイト(ページ)を広告配信対象としてネットワークを組み、広告の受注を請け負うサービスを指します。(出典:JIAA「インターネット広告の基本実務(インターネット広告基礎用語集)2019年度版」) ※6.アルゴリズム プログラムを作るときに用いる、問題を解決するための手順及び計算方法を指します。 [事業系統図] 当社グループの事業系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,724字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「解き尽くす。未来を引きよせる。」というミッションのもと、テクノロジーを活かしながら既存のビジネスを柔軟に組み合わせ、新しいサービスを生み出すことで、新しい価値を提供し続けていくとともに、成果を積み重ねていくことの連鎖でより大きな課題に立ち向かい、未来を引きよせたいと考えております。 このようなミッションのもと、多様な産業領域のデジタルトランスフォーメーションを推進しております。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、より高い成長性及び収益性を確保する視点から、売上高成長率、営業利益率及びEBITDAを重要な経営指標と捉えております。 (3)経営戦略等 (基本戦略) 当社グループは、次の3つの活動に注力することを基本的な戦略としております。 ① 事業発展による単価・収益性向上 顧客企業のデータ資産を収集・統合を行った上で分析を行い、そのデータを利活用するサービスを複数提供することで、顧客企業の成果を最大化し、これによって単価を高め・収益性向上に努めます。また、この活動を通じて、データの利活用に関する専門的なノウハウの獲得・蓄積を進めます。 ② 事業開発による顧客数増加 前項を通じて得たノウハウを元に、バリューチェーンの非効率が取り残されやすい状態になっている、産業としての歴史が長い領域に対して、デジタル化やデータの利活用によって業務のデジタル置換を推進し、業界全体の生産性を高めつつユーザーへの提供価値の向上を進めております。レガシー産業DX事業のサービス群はこのような取り組みに該当するものであります。 ③ 新規事業開発 次世代の収益の柱となる事業の育成を目指し、金融DX事業において、クロスボーダーステーブルコイン送金基盤プロジェクト「Project Pax」、トークン化預金関連事業に注力しております。 (当社グループの強み) 当社グループの強みは、①事業開発全体へのデータの活用、②独自システムを利用したオペレーションの最適化、③人材及び組織、であります。 ① 事業開発全体へのデータの活用 当社グループでは、事業の運営を通じて以下のようなデータ蓄積を行っております。 ⅰ.レガシー産業DX事業において、不動産売買仲介・リフォーム契約の仲介を通じた、査定仲介データや見込み顧客データの蓄積 ⅱ.DXコンサルティング事業において、マーケティング関連プロジェクトを通じた、検索データやサイトのコンテンツに関するデータの蓄積 これらのデータを用いることで、施策成果の事前予測や自動最適化プログラムを構築し、マッチングアルゴリズムの精度向上等によって事業価値・生産性向上につなげるとともに、独自データを用いることで、新たな市場機会の発見にもつなげております。 ② 独自システムを利用したオペレーションの最適化 事業間で共通の基盤をベースに、領域ごとの用途に特化させた独自システムを構築しており、これによって、顧客満足度をあげるとともに、オペレーションを最適化させることで工数負担の軽減を実現しております。 ③ 人材及び組織 当社グループでは、継続的な事業成長のために、人材の増強、組織体制の充実に注力しております。バックオフィスを除く正社員のうち、約3分の1がプロダクト開発に関わる専門職種、約3分の1がデータ分析・利活用に関わる専門職種、約3分の1がビジネス系職種となっております。当社グループで は、データ分析と利活用、分析を元に得た知見や企画のプロダクト(サービス)化、そしてサービスを顧客に届ける活動までを一貫してバランスよく行うことが重要であると考えており、これらの比率の維持、及び各職種の専門性の深化に注力してまいります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① 優秀な人材の採用と育成・活用 今後の成長を推進するにあたり、優秀で熱意のある人材を適時に採用することが重要な課題と認識しているため、採用の強化及び従業員が高いモチベーションをもって働ける環境や仕組みの整備・運用を進めてまいります。今後も優秀な人材の採用とさらなる育成に投資を行っていく方針であります。 ② 高い専門性を有する人材の確保 当社グループの継続的な事業拡大には、当社グループの経営理念に合致した志向性を持ち、かつ高い専門性を有する人材の確保と育成が重要であると認識しております。特にエンジニアやデータサイエンティストなどの採用においては、獲得競争が激化し、今後も人材確保には厳しい状況が続くものと予想されます。当社グループでは、採用方法の多様化をはじめ、教育や人材育成制度の確立などにより、人材の採用から定着に至るまでの体制準備を進めてまいります。 ③ 技術革新への対応 当社グループは、データ分析技術を基盤として事業を展開しておりますが、新たなインターネット関連の技術革新やデータ分析技術の進歩に対してタイムリーに対応することが、今後の事業展開上重要な要素であると認識しております。そのために、Google LLCなどインターネット・サービス事業者の動向を把握し、その技術情報(動画広告技術やAI応用技術など)をいち早く入手すると同時に、それに対抗する独自の技術を開発することで、自社サービスの先進性やユニーク性を確保してまいります。 ④ 内部管理体制の強化 当社グループは、急速な事業環境の変化に適応し、継続的な成長を維持していくために、内部管理体制の強化が重要であると認識しております。このため、事業規模や成長ステージに合わせバックオフィス機能を拡充していくとともに、経営の公正性・透明性を確保するための内部管理体制強化に取り組んでまいります。具体的には、事業運営上のリスク管理や定期的な内部監査の実施によるコンプライアンス体制の強化、社外役員の登用、内部統制システムを活用した監査の実施によるコーポレート・ガバナンス機能の充実等を行ってまいります。 ⑤ 情報セキュリティのリスク対応の強化 当社グループは、ウィルスや不正な手段による外部からのシステムへの侵入、システムの障害及び役職員・パートナー事業者の過誤による損害を防止するために、引き続き優秀な技術者の確保や、職場環境の整備及び社内教育による情報セキュリティの強化を図ってまいります。
事業等のリスク6,008字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に影響を及ぼす可能性のある事項は、以下のようなものがあります。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項につきましても、投資者の投資判断上、重要であると考えられる事項につきましては、投資者に対する積極的な情報開示の観点から以下に開示しております。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避、発生した場合の対応に努める方針であります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生の可能性のある全てのリスクを網羅したものではありません。 (1)事業環境に関するリスク ① インターネット広告・関連市場について 2024年の日本の総広告費は通年で前年比104.9%の7兆6,730億円で、社会・経済活動の活発化やインターネット広告費や人流の活発化に伴って増加した「イベント・展示・映像ほか」などのプロモーションメディア広告費が、広告市場全体の成長に寄与した影響もあり1947年に推定を開始して以降、前年に続き過去最高となりました。その中でインターネット広告市場は、引き続き数字を伸ばし、2024年において前年比109.6%となっております。(出典:株式会社電通「2024年 日本の広告費」) このようにインターネット広告市場は拡大しておりますが、景気の動向や広告主の広告戦略の動向に左右されるため、当社グループにおける業績もこれらの要因に影響を受け、当社グループが想定しない業績の変動が生ずる可能性があります。 また、インターネット広告市場が何らかの要因によって、市場成長が阻害されるような状況が生じた場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 技術革新について 当社グループが属する複数の市場において、急速な技術変化に伴い、クライアントのニーズも著しく変化しております。当社グループではこれらに対応すべく新しい技術習得に対し人的・資本的投資を継続しておりますが、新たな技術やサービスへの対応が遅れた場合や、競合する他社において革新的な技術が開発された場合、当社グループの競争力が低下する要因となり、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 競合他社について 当社グループは、レガシー産業DX事業及びDXコンサルティング事業を主たる事業領域としておりますが、当該分野は歴史が浅く、参入企業が増加する傾向にあります。今後、当社グループのサービスが十分な差別化や機能向上等ができなかった場合や、さらなる新規参入により競争が激化した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 法的規制について 現在のところ当社グループの事業継続に著しく重要な影響を及ぼす法的規制はありませんが、インターネットを規制する国内の法律として「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」、「個人情報の保護に関する法律」等が存在しております。また、インターネット上のプライバシー保護の観点からクッキー(ウェブサイト閲覧者のコンピュータにインストールされ、ユーザーのウェブ閲覧履歴を監視するテキストファイル)に対する規制など、インターネット利用の普及に伴って法的規制の在り方等については検討が引き続き行われている状況にあります。 また金融DX事業においては、2023年6月の改正資金決済法が施行され、同法に準拠したステーブルコインの発行に向けた取り組みが本格化しております。 このため、今後、インターネット関連分野やブロックチェーン関連分野において新たな法令等の制定や、既存法令等の改正等により規制強化等がなされた場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 自然災害等の発生について 当社グループでは、自然災害や大規模な事故に備え、Amazon Web Services等のクラウドサービスの利用、定期的なバックアップ及び稼働状況の監視によりシステムトラブルの事前防止又は回避に努めておりますが、当社グループの本社は東京都内にあり、当地域内における地震、津波等の大規模災害の発生や事故により本社及びデータセンターが被害を受けた場合、事業を円滑に運営できなくなる可能性があり、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)事業に関するリスク ① 海外展開について 当社グループは、事業の成長戦略の一環として金融DX事業の海外展開を検討しております。 海外事業展開を行っていくうえで、各国の法令、制度・規制、政治・社会情勢、為替等をはじめとした潜在的リスクに対処できないことなどにより、事業を推進していくことが困難となった場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 新規事業について 当社グループは今後も引き続き、積極的に新サービスないしは新規事業に取り組んで参りますが、これによりシステムへの先行投資や、認知度向上のための広告宣伝費の投下、人件費等の追加的な支出が発生し、利益率が低下する可能性があります。 特に金融DX事業においては、グローバルな巨大市場における先行優位性の構築を目指し、開発投資を拡大するとともに、積極的な人材投資を行ってまいります。 このため、当初の予測とは異なる状況が発生し、新サービスや新規事業の展開が計画通りに進まない場合、減損損失の計上が必要になるなど、投資を回収できなくなる可能性があり、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 また金融DX事業において株式会社Progmatとのレベニューシェア契約の合意を行っており、同社が提供するステーブルコイン発行管理基盤を通じて発行されるステーブルコインによる収益の一部が、分配されることとなります。 今後、何らかの要因によりレベニューシェア比率が変更となった場合、または契約が終了した場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 継続的な事業投資について 当社グループは、継続的な成長のため、事業に対する投資を積極的に実施していくことが必要であると考え、今後も事業成長のための投資を進めていく方針であります。 レガシー産業DX事業において、事業拡大のため、オンライン広告等を活用してユーザーの集客を行っております。費用対効果を検討の上、広告宣伝活動を行っておりますが、当初想定した費用対効果が得られない場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 金融DX事業については、ブロックチェーン技術自体が黎明期であるため、積極的に投資を強化しつつ協業や業務提携等についても検討を実施していく方針であります。 しかしながら、投資期間が想定よりも長期に及ぶ場合や計画通りの収益が得られない場合等には、減損損失の計上が必要になる等、投資を回収できなくなる可能性があり、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ システムについて 当社グループは、システムトラブルの発生可能性を低減するために、安定的運用のためのシステム強化、セキュリティ強化を徹底しており、万が一トラブルが発生した場合においても短時間で復旧できるような体制を整えております。 しかしながら、システムへの一時的な過負荷や電力供給の停止、ソフトウエアの不具合、コンピュータウィルスや外部からの不正な手段によるコンピュータへの侵入、自然災害、事故など、当社グループの予測不可能な様々な要因によってシステムがダウンした場合、当社グループの信頼が失墜し取引停止等に至る場合や、当社グループに対する損害賠償請求等が発生する場合も想定され、このような場合には当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 広告及びメディアに対する審査について 当社グループでは広告主による広告(提供物・サービスそのものだけでなく広告宣伝の文言を含みます。)、メディア(広告媒体)について、法令に則ったものであり、公序良俗に反しないものであることが重要であると考えております。 このため当社グループでは、ネイティブ広告配信サービスを提供する際に、「不当景品類及び不当表示防止法」(景品表示法)、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(薬機法)等の法律の他、一般社団法人日本インタラクティブ広告協会(JIAA)が定める「インターネット広告倫理綱領及び掲載基準ガイドライン」、当社グループ独自のガイドライン等に則って審査をすることにより、法令や公序良俗に反する広告やメディアに掲載されているコンテンツを排除するよう管理をしております。しかしながら、当社グループが取り扱う広告や掲載メディアが法令や公序良俗に反し、速やかに改善がなされないなどの事態が頻繁に発生した場合には、当社グループの信用が低下し、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥知的財産権に関するリスク 当社グループは、特許権、商標権等の知的財産権を取得することにより自社の知的財産権を保護しております。また第三者の知的財産権を侵害することのないよう慎重に調査、検討を行っておりますが、第三者との間で、無効、模倣、侵害等の知的財産権に関する問題が発生した場合は、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3)会社組織に関するリスク ① 人材の確保及び育成について 当社グループは、今後想定される事業拡大や新規事業の展開に伴い、継続した人材の確保が必要であると考えております。特に、新規事業を立ち上げ、拡大・成長させていくための事業開発力・マネジメント能力を有する人材や、システム技術分野のスキルを有する人材、及び高度な専門性を持つコーポレート人材の確保に努めるとともに、教育体制の整備を進め人材の定着と能力の底上げに努めております。 しかしながら、当社グループの求める人材が必要な時期に十分に確保・育成できなかった場合や人材の流出が進んだ場合には、経常的な業務運営及び新規事業の拡大等に支障が生じ、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 事業体制及び内部管理体制について 当社グループは成長途上にあり、今後の事業運営及び事業拡大に対応するため、当社グループの事業体制及び内部管理体制について一層の充実を図る必要があると認識しております。事業規模に適した事業体制及び内部管理体制の構築に遅れが生じた場合、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループは法令に基づき財務報告の適正性確保のために内部統制システムを構築し、運用しておりますが、内部統制システムの下で当社グループの財務報告に重要な不備が発見される可能性は否定できず、また、将来に渡って常に有効な内部統制システムを構築及び運用できる保証はありません。 さらに、内部統制システムに本質的に内在する固有の限界があるため、今後、当社グループの財務報告に係る内部統制システムが有効に機能しなかった場合や財務報告に係る内部統制システムに重要な不備が発生した場合には、当社グループの財務報告の信頼性に影響が及ぶ可能性があります。 ③ 個人情報の管理について 当社グループが運営する各サービスにおいては、氏名、電話番号、メールアドレス等の利用者個人を特定できる情報を取得しております。これらの個人情報については、「個人情報保護方針」に基づき適切に管理するとともに、社内規程として「個人情報取扱規程」を定め、社内教育の徹底と管理体制の構築を行っております。 当社グループは、利用者の個人情報の保護に最大限の注意を払い、適切な情報管理を行っておりますが、何らかの理由で利用者の個人情報が漏えいする可能性や不正アクセス等による情報の外部への漏えいやこれらに伴う悪用等の可能性は皆無とは言えず、そのような事態が発生した場合には、当社グループの事業及び業績並びに企業としての社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループが事業を運営する各領域における利用者の個人情報の保護に係る法規制に改正等があった場合にも、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 特定の人物への依存について 当社グループの代表取締役大塚英樹及び当社創業者である取締役久田哲史は、経営戦略、事業戦略の決定及び新規事業開発において、重要な役割を果たしております。当社グループでは取締役会等において役員及び社員への情報共有や権限委譲を進めるなど組織体制の強化を図りながら、経営体制の整備を進めており、経営に対するリスクを最小限にすることを努めております。 しかしながら、現状では両氏が当社グループの業務を継続することが困難となった場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)その他のリスク ① 投資に関するリスクについて 当社グループでは、投資事業有限責任組合への出資を通してインターネット関連の企業に対して投資を実施しております。これらの投資は、それぞれの投資先企業と当社グループとの事業上のシナジー効果等を期待して実行しておりますが、投資先企業の今後の業績の如何によっては、これらの投資が回収できなくなること及び減損会計適用による評価損が発生することにより、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 配当政策について 当社は、株主に対する利益還元を経営の重要課題の一つとして位置付けておりますが、財務体質の強化に加えて事業拡大のための内部留保の充実等を図り、収益基盤の多様化や収益力強化のための投資に充当することが株主に対する最大の利益還元につながるものと考えております。 このことから創業以来配当は実施しておらず、今後においても当面は内部留保の充実を図る方針であります。 内部留保資金については、財務体質の強化と人員の拡充・育成をはじめとした収益基盤の多様化や収益力強化のための投資に活用する方針であります。 将来的には、収益力の強化や事業基盤の整備を実施しつつ、内部留保の充実状況及び企業を取り巻く事業環境を勘案した上で、株主に対して安定的かつ継続的な利益還元を実施する方針でありますが、現時点において配当実施の可能性及びその実施時期等については未定であります。
経営成績の分析 (MD&A)5,670字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」といいます。)の概要は次のとおりであります。 ①経営成績の状況 当社グループは「解き尽くす。未来を引きよせる。」をミッションとし、創業以来培ってきた、データ分析能力とテクノロジーを活かして、多様な産業領域のデジタルトランスフォーメーションを推進しております。具体的には、デジタル化が進んでこなかった市場において生活者(消費者)と事業者を、デジタル化を通じて最適な形でマッチングすることを目指すレガシー産業DX事業、データの利活用によって企業のマーケティングを高度化することを目指すDXコンサルティング事業及びステーブルコインを用いた国際送金ソリューション開発を行う金融DX事業を運営しております。 当連結会計年度におけるわが国の経済は、景気は緩やかな回復基調にあるものの、世界的な金融引き締めや情勢不安、物価高騰などにより、依然として不透明な状況が続いております。このような状況下、当社グループを取り巻く事業環境においては、企業のDX推進ニーズは引き続き高く、当社サービスに対する需要は一定水準で推移いたしました。 この結果、当連結会計年度における当社グループの経営成績は、売上高16,435,177千円(前連結会計年度比4.5%増)、営業損失685,717千円(前連結会計年度は営業利益537,072千円)、経常損失661,471千円(前連結会計年度は経常利益594,327千円)、親会社株主に帰属する当期純損失950,660千円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純利益244,192千円)となりました。これは主に、金融DX事業におけるステーブルコイン関連プロダクト開発のための積極的な先行投資を継続・拡大したことによるものです。 なお、当社グループでは、事業基盤の強化や拡大を積極的に目指していく中、各国の会計基準の差異にとらわれることなく企業比較が可能なEBITDA(税金等調整前当期純利益+支払利息+減価償却費+のれん償却費+減損損失)を経営指標として重視しており、当連結会計年度のEBITDAはマイナス544,424千円(前連結会計年度はEBITDA717,466千円)となりました。 セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。 (レガシー産業DX事業) 「イエウール」「ヌリカエ」「ケアスル 介護」が属するレガシー産業DX事業においては、集客効率の悪化により、売上高は11,329,566千円(前連結会計年度比2.4%増)と微増に留まりました。また、セグメント利益は976,978千円(前連結会計年度比25.6%減)となりました。これは、集客効率の悪化に加え、今後の持続的な成長に向けたプロダクト開発や、ユーザとのオフライン接点の開発などの戦略的投資を積極的に行ったことによるものです。 (DXコンサルティング事業) DXコンサルティング事業は、顧客企業のデジタルマーケティング強化及びデータ活用意欲の高まりを背景に、案件数は前連結会計年度比で微増となりましたが、顧客単価の向上やDXソリューションのカバレッジを広げる取り組みを推進した結果、売上高は5,105,610千円(前連結会計年度比9.7%増)、セグメント利益は1,835,304千円(前連結会計年度比3.0%減)となりました。 (金融DX事業) 金融DX事業においては、ステーブルコインの早期実用化を目指し、クロスボーダー送金基盤構築のために、積極的な先行開発投資を継続・拡大いたしました。 当連結会計年度においては、特に国際的な金融ネットワークであるSwiftとの間で、ステーブルコインの流通に係る技術検証を完了、これを受け、本格的な商用化に向けた次のステップとして、国内の商工中央金庫や複数の地方銀行、その他金融機関に加え、海外からも韓国の銀行の参画が決定し、銀行との技術検証及び実務検証を開始いたしました。 また、開発体制を強化しており、採用は概ね期初計画どおりに進捗いたしました。 当連結会計年度においては、売上高-千円(前連結会計年度は1,584千円の売上高)、セグメント損失1,264,735千円(前連結会計年度はセグメント損失440,485千円)となりました。 ②財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は13,022,957千円となり、前連結会計年度末に比べ4,655,807千円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が4,406,658千円増加したことによるものであります。固定資産は1,791,019千円となり、前連結会計年度末に比べ41,881千円増加いたしました。これは主に、投資有価証券が31,865千円増加したことによるものであります。 この結果、総資産は、14,813,976千円となり、前連結会計年度末に比べ4,697,689千円増加いたしました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は4,210,612千円となり、前連結会計年度末に比べ760,674千円増加いたしました。これは主に、1年内返済予定の長期借入金が367,505千円増加、未払金が332,895千円増加したことによるものであります。固定負債は3,313,632千円となり、前連結会計年度末に比べ2,065,034千円増加いたしました。これは主に、長期借入金が2,430,532千円増加したことによるものであります。 この結果、負債合計は、7,524,244千円となり、前連結会計年度末に比べ2,825,708千円増加いたしました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は7,289,732千円となり、前連結会計年度末に比べ1,871,980千円増加いたしました。これは主に、資本金が1,411,816千円増加、資本剰余金が1,411,816千円増加、親会社株主に帰属する当期純損失の計上により利益剰余金が950,660千円減少したことによるものであります。 この結果、自己資本比率は49.2%(前連結会計年度末は53.5%)となりました。 ③キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は9,395,236千円となり、前連結会計年度末に比べ4,406,658千円増加いたしました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果使用した資金は、751,744千円(前連結会計年度は1,336,793千円の使用)となりました。これは主に、税金等調整前当期純損失の計上769,915千円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、151,798千円(前連結会計年度は222,047千円の使用)となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出72,325千円、有形固定資産の取得による支出40,059千円、投資有価証券の取得による支出35,560千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果獲得した資金は、5,310,201千円(前連結会計年度は95,841千円の使用)となりました。これは主に、長期借入れによる収入4,000,000千円、長期借入金の返済による支出1,201,963千円、株式の発行による収入2,513,154千円によるものであります。 ④生産、受注及び販売の実績 a.生産実績及び受注実績 当社グループはインターネット上での各種サービスの提供を主たる事業としており、また、受注生産形態をとらない事業も多いため、生産実績及び受注実績の記載を省略しております。 b.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2024年10月1日 至 2025年9月30日)   前期比(%) レガシー産業DX事業(千円)   11,329,566   2.4 DXコンサルティング事業(千円)   5,105,610   9.7 金融DX(千円)   -   (注)3. - 合計(千円)   16,435,177   4.5 (注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績に対する割合が10%以上を占める相手先がいないため記載を省略しております。 3.前連結会計年度の販売実績は、1,584千円であります。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ①重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表を作成するにあたって採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 また、連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っておりますが、実際の結果は不確実性があるため、見積りと異なる場合があります。 ②経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.売上高 当連結会計年度における売上高は、16,435,177千円(前連結会計年度比4.5%増)となりました。これはレガシー産業DX事業では加盟社数の増加に伴い売上高が伸長し、DXコンサルティング事業では売上単価の増加に伴い売上高が伸長したことによるものであります。 b.売上原価 当連結会計年度における売上原価は、3,622,834千円(前連結会計年度比36.0%増)となりました。これは主に社員数増加に伴う人件費及びサービス開発に関連するエンジニアの業務委託費の増加によるものであります。 c.販売費及び一般管理費、営業損失 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、13,498,060千円(前連結会計年度比7.8%増)となりました。これは主に広告宣伝費の増加によるものであり、この結果、営業損失は685,717千円(前連結会計年度は営業利益537,072千円)となりました。 d.営業外収益、営業外費用、経常損失 当連結会計年度における営業外収益は59,442千円となりました。これは主に受取利息、受取手数料によるものであります。一方で、営業外費用は35,196千円となりました。これは主に支払利息、株式交付費によるものであります。この結果、経常損失は661,471千円(前連結会計年度は経常利益594,327千円)となりました。 e.特別損益、親会社株主に帰属する当期純損失 当連結会計年度において、税金等調整前当期純損失は769,915千円(前連結会計年度は税金等調整前当期純利益594,327千円)となりました。法人税等合計180,744千円の計上により、親会社株主に帰属する当期純損失は950,660千円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純利益244,192千円)となりました。 ③キャッシュ・フローの分析 各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因については、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 ④資本の財源及び資金の流動性について 当社グループは、中長期的に持続的な成長を図るため、従業員等の採用にかかる費用、人件費及び広告宣伝費等の販売費及び一般管理費等の営業費用への資金需要があります。 当社グループの運転資金及び設備資金等の財源については、自己資金及び金融機関からの借入により賄っております。当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、9,395,236千円であり、充分な流動性を確保しております。 ⑤経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)目標とする経営指標」に記載のとおり、当社グループでは、売上高成長率、営業利益率及びEBITDAを重要な経営指標と捉えております。 当連結会計年度を含む、直近2連結会計年度の指標の推移は以下のとおりであります。2025年9月期においては、金融DX及び既存事業の領域拡張に伴う投資が計画どおり進捗した結果、営業利益及びEBITDAが減少しております。なお、2025年9月期の営業利益率については、営業損失であるため記載しておりません。 (単位:%) 2024年9月期   2025年9月期 売上高成長率   15.6   4.5 営業利益率   3.4   - EBITDA(千円)   717,466   △544,424 ⑥経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの将来の財政状態及び経営成績に重要な影響を与えるリスク要因については、「3 事業等のリスク」に記載しております。 ⑦経営者の問題認識と今後の方針について 経営者の問題認識と今後の方針については、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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