概要
株式会社ABEJAは、2012年に東京都渋谷区で設立されたAI(人工知能)の社会実装を支援する企業である。基盤となるプラットフォーム「ABEJA Platform」を核に、ミッションクリティカル業務へのAI導入から運用までを一気通貫で提供する。2023年6月に東京証券取引所グロース市場に上場。2025年8月期の売上高は36億円、従業員数は133名。本社は東京都港区三田に所在する。
単一セグメントながら2領域で構成する事業
ABEJAはデジタルプラットフォーム事業の単一セグメントで事業を展開する。同事業は「トランスフォーメーション領域」と「オペレーション領域」の2つに区分される。トランスフォーメーション領域では、顧客のニーズに応じたABEJA Platformの導入支援やコンサルティングを行い、主にフロー型の収入を得る。オペレーション領域では、プラットフォーム上で人とAIが協調して業務を運用し、ストック型の継続収入を生む。2025年8月期の売上高に占める割合は、トランスフォーメーション領域が76.6%、オペレーション領域が23.4%である。両領域は密接に連携し、運用からのフィードバックがプロセス精度向上につながるサイクルを形成する。
ABEJA Platformを中核とするビジネスモデル
ABEJAのビジネスモデルは、製造業におけるEMS(電子機器受託製造サービス)に類似した「デジタル版EMS」と位置づけられる。同社は300社以上のAI導入支援で培ったナレッジを活かし、顧客ごとにABEJA Platformをカスタマイズして提供する。プラットフォームは6つのレイヤーで構成され、コンピューティングリソース管理、データ加工、セキュリティなどを一元的に担う。顧客は最先端のAI技術や運用ノウハウを即座に利用でき、導入から運用までの期間を短縮できる。このモデルにより、エンタープライズ企業からの継続顧客売上比率は88.8%(2025年8月期)に達する。
財務の推移と収益構造の変化
ABEJAの売上高は2019年8月期の10億円から2025年8月期には36億円へと拡大した。2023年8月期までは当期純損失が続いたが、2023年8月期に4億円の黒字に転換。以降、営業利益も2024年8月期に3億円、2025年8月期に4億円と改善している。2025年8月期の売上総利益率は前期を下回ったが、戦略的案件への投資による想定内の水準と説明される。販管費の伸びが売上高の伸びを下回ったことで営業増益を達成した。キャッシュ・フローでは営業活動で16億円の資金を獲得し、現金及び預金は46億円に増加。財務基盤は安定している。
業界の中での役割はAIプラットフォーム提供企業(デジタル版EMSとしてコンサルから運用まで一括支援)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01各種産業(AI導入支援・運用)主力
小売、プラント、製造業、電力、医療、介護、金融、情報、不動産、中間流通など多業種に対し、AIプラットフォーム「ABEJA Platform」を核にコンサルティングから運用までを一括支援。300社以上のAI導入支援実績を持つ。
デジタル版EMS(Electronics Manufacturing Service)としての独自ポジション
- ABEJA Platform
- ミッションクリティカル業務向けのAI基盤プラットフォーム。生成AIなど最先端技術を搭載し、人とAIの協調運用を実現。
- ABEJA Insight for Retail
- 店舗のカメラ映像を解析し、来店客の動線分析や属性推定を行う小売業向けソリューション。
製品と技術
ABEJA Platform:AI導入と運用の基盤システム
ABEJA Platformは、ミッションクリティカル業務向けに設計されたAI開発・運用プラットフォームである。6つのレイヤー(データ蓄積、コンピューティングリソース管理、セキュリティ、データ加工、AIモデル、アプリケーション)で構成され、顧客は必要な機能を組み合わせて利用する。特徴は「Human in the Loop」の仕組みによる人とAIの協調運用。初期段階では人が判断を補いながらAIを成長させ、最終的にはAIが業務プロセス全体を改善する。プラットフォームは特許「機械学習又は推論のための計算機システム及び方法(PCT/JP2018/3824)」で保護されている。
ABEJA Insight for Retail:小売業向け店舗解析AI
2015年にリリースされたABEJA Insight for Retailは、店舗に設置したカメラ画像から消費者の動線分析や年代・性別推定を行うSaaS型サービスである。入店から購買に至る行動を可視化・数値化し、店舗運営の改善を支援する。ディープラーニングを活用した画像認識技術が中核で、小売業を中心に導入実績を積んできた。2025年8月期のオペレーション領域売上の大部分は本サービスによるものとみられる。
ABEJA LLM Series:大規模言語モデルと周辺技術
2023年5月にリリースされた「ABEJA LLM Series」は、生成AI、特に大規模言語モデル(LLM)とその周辺機能を提供する製品群である。ミッションクリティカル業務への導入を前提に、コスト対精度の両立とデータガバナンスを重視。2024年以降、NEDOのGENIAC枠組みで高精度な小型LLMの研究開発を進め、その成果をABEJA Platformに順次展開している。中規模の基盤モデル開発にも注力し、医療特化型LLMなど業種特化モデルも手がける。
AIロボティクス:LLMを現場オペレーションに接続
ABEJAはAIロボティクスを次なる戦略領域に定める。LLMの判断結果をロボットや現場機器に伝達し、フィールドオペレーションを自動化・高度化する。具体的には、一般社団法人AIロボット協会(AIRoA)を通じたデータプラットフォームの研究開発に参画し、安全・品質向上や人手不足対策を目指す。この取り組みにより、同社の事業領域はデジタル空間からリアル空間へ拡張される。2025年時点では実証段階だが、NEDOプロジェクトとの連携で社会実装を加速させる方針である。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 各種産業(AI導入支援・運用)デジタル版EMS(Electronics Manufacturing Service)としての独自ポジション
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
AIソリューションで成長途上、収益性良好
AI・データ分析ソリューションを提供するIT企業。2024/8期売上28億円、営業利益率10.7%と高収益。2025/8期は売上36億円(前期比+28.6%)、営業利益率11.1%と成長継続。同業のVRain Solution(135A)やソラコム(147A)などと競合するが、市場は拡大途上で差別化が可能。規模は小さく、大手SIerとの競争は厳しいが、専門性でニッチを狙う。国内中心で海外展開は不明。
強み
- 営業利益率10%超と、IT企業として高い収益性を誇る。
- 2025/8期売上36億円と前期比28.6%増と高い成長率。
- AI・データ分析に特化し、高度な技術力で差別化。
- AI需要拡大により、事業環境は良好。
課題
- 売上高36億円と小さく、大手に対抗するには規模不足。
- AI市場への新規参入が相次ぎ、競争激化のリスク。
- 高度な人材に依存し、採用・育成が課題。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がABEJA
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 2359コア | 316億円 | 10.6倍 |
| 2 | 3915テラスカイ | 307億円 | 19.5倍 |
| 3 | 5592くすりの窓口 | 302億円 | 10.0倍 |
| 4 | 4839WOWOW | 290億円 | 22.0倍 |
| 5 | 4165プレイド | 288億円 | 37.7倍 |
| 6 | 5574ABEJA | 287億円 | 56.8倍 |
| 7 | 3922PR TIMES | 286億円 | 12.1倍 |
| 8 | 3723日本ファルコム | 282億円 | 17.9倍 |
| 9 | 4320CEホールディングス | 281億円 | 17.4倍 |
| 10 | 9702アイ・エス・ビー | 272億円 | 16.4倍 |
| 11 | 4662フォーカスシステムズ | 270億円 | 10.7倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 35件
ディープラーニング黎明期の創業から最初の提携まで
ABEJAは2012年9月、東京都渋谷区東に資本金1,000千円で設立された。直後の10月に港区南麻布へ移転。翌2013年6月には移動体付随情報表示装置株式会社を吸収合併し、事業基盤を固めた。2014年8月に本社を六本木へ移転し、同年12月には販路拡大を目的としてsalesforce.com, Inc.と資本業務提携を締結。この提携により、同社のAI技術をSalesforceのエコシステムと連携させる道筋をつけた。創業からわずか2年で有力なパートナーを得たことが、その後の成長の土台となった。
小売向けAIソリューションのリリースとNVIDIAとの提携
2015年10月、ABEJAは小売流通業向けにディープラーニングを活用した店舗解析SaaS「ABEJA Dashboard(後のABEJA Insight for Retail)」をリリース。これが同社初の本格的な業種特化型AI製品となった。2016年3月に本社を虎ノ門へ移転。2017年3月にはシンガポール法人を設立し、アジア展開を開始。同年5月には技術パートナーとしてNVIDIA Corporationと資本業務提携し、GPUを活用したAI処理の基盤を強化した。この時期、画像認識技術を中心に製品ポートフォリオを拡充し、小売業以外の分野への応用も視野に入れ始めた。
ABEJA Platformの正式リリースと米国進出・撤退
2017年9月、独自AI開発・運用プラットフォーム「ABEJA Platform」のベータ版を提供開始。同年12月にアノテーション機能を追加し、2018年2月に正式リリースした。同時に「ABEJA Dashboard」を「ABEJA Insight for Retail」へリニューアル。2018年3月には本社を白金に移転し、同年11月にプライバシーマークを取得。2019年3月には自社カンファレンス「ABEJA SIX 2019」を約5,200名の参加者で開催した。同年10月に米国法人を設立したが、2021年1月に清算。米国市場での直接展開は短期間で終了し、国内集中に回帰した。
DX推進への注力と上場による成長資金の確保
2020年9月に本社を北青山へ移転。2021年4月にはSOMPOホールディングスと、同年10月にはヒューリックと資本業務提携を結び、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進を加速。2021年7月にはシンガポール法人を清算し、海外体制を整理した。2022年9月に本社を現在の港区三田へ移転。2023年6月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場し、資金調達力を高めた。上場後は研究開発投資を強化し、生成AIへの対応を本格化させる。
LLM開発でNEDOプロジェクトに連続採択される
2024年2月、ABEJAはNEDOが公募した「ポスト5G情報通信システムの開発」にLLM開発事業で採択された(第一期)。同年10月には第二期、2025年7月には第三期の「競争力ある生成AI基盤モデル(GENIAC)」に採択。さらに2024年10月には国立国際医療研究センター(NCGM)の戦略的イノベーション創造プログラムにも参画。2025年4月には日本語版医療特化型LLMの社会実装プロジェクトにも採択された。これらの公的プロジェクトへの参画は、ABEJAの技術力が国家レベルで認められたことを示す。
AIロボティクスへの展開とISMS認証取得
2025年3月、ABEJAは一般社団法人AIロボット協会(AIRoA)に正会員として参画。同年9月には同協会が進めるロボティクス分野の生成AI基盤モデル開発向けデータプラットフォームの研究開発に参画した。これにより、デジタル空間からリアル空間(フィールドオペレーション)への事業拡大を目指す。同年5月にはISMS認証(ISO/IEC 27001)を取得し、情報セキュリティ管理体制を強化。AIロボティクスを次の成長領域と位置づけ、LLMの知見を応用する方針である。
年表35件を開く
2010年代
- 2012年9月創業東京都渋谷区東に株式会社ABEJA(資本金1,000千円)を設立
- 2012年10月本社所在地を東京都港区南麻布に移転
- 2013年6月M&A移動体付随情報表示装置株式会社を吸収合併
- 2014年8月本社所在地を東京都港区六本木に移転
- 2014年12月販路の拡大を目的に、salesforce.com, Inc.と資本業務提携
- 2015年10月小売流通業向けのディープラーニングを活用した店舗解析SaaS「ABEJA Dashboard(現:「ABEJA Insight for Retail」)」をリリース
- 2016年3月本社所在地を東京都港区虎ノ門に移転
- 2017年3月創業シンガポール法人(ABEJA Singapore PTE. LTD.)を設立
- 2017年5月技術パートナーとして、NVIDIA Corporationと資本業務提携
- 2017年9月独自AIの開発・運用プラットフォーム「ABEJA Platform」のベータ版を提供開始
- 2017年12月「ABEJA Platform」にアノテーション機能を追加し提供を開始
- 2018年2月自社AIカンファレンス「ABEJA SIX 2018」を初開催
- 2018年2月「ABEJA Dashboard」を「ABEJA Insight for Retail」としてリニューアル
- 2018年2月AIの実装・運用を支える「ABEJA Platform」をリリース
- 2018年3月本社所在地を東京都港区白金に移転
- 2018年11月プライバシーマークを取得
- 2019年3月自社AIカンファレンス「ABEJA SIX 2019」を開催
- 2019年7月創業AIの倫理・法・社会的課題を討議する有識者委員会「Ethical Approach to AI(EAA)」発足
- 2019年10月創業米国法人(ABEJA Technologies, Inc.)を設立
2020年代
- 2020年9月本社所在地を東京都港区北青山に移転
- 2021年1月米国法人(ABEJA Technologies, Inc.)を清算
- 2021年4月デジタルトランスフォーメーション(DX)推進を目的に、SOMPOホールディングス株式会社と資本業務提携
- 2021年7月シンガポール法人(ABEJA Singapore PTE. LTD.)を清算
- 2021年10月DX推進を目的に、ヒューリック株式会社と資本業務提携
- 2022年7月自社AIカンファレンス「ABEJA SIX 2022」を開催
- 2022年9月本社所在地を東京都港区三田に移転
- 2023年6月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
- 2024年2月NEDOが公募した「ポスト5G情報通信システムの開発」に、LLM開発事業が採択(第一期)
- 2024年10月M&ANCGMが公募した戦略的イノベーション創造プログラム(第3期)「統合型ヘルスケアシステムの構築における生成AIの活用」に共同研究開発機関として参画
- 2024年10月NEDOが公募した「競争力ある生成AI基盤モデルの開発(助成)」に採択(第二期)
- 2025年3月一般社団法人AIロボット協会(AIRoA)に正会員企業として参画
- 2025年4月NEDOが公募した「日本語版医療特化型LLMの社会実装に向けた安全性検証・実証」に採択
- 2025年5月ISMS認証(ISO/IEC27001)を取得
- 2025年7月NEDOが公募した「競争力ある生成AI基盤モデル(GENIAC)」に採択(第三期)
- 2025年9月NEDOの採択を受け、一般社団法人AIロボット協会(AIRoA)が進めるロボティクス分野の生成AI基盤モデルの開発に有効なデータプラットフォームの研究開発に参画
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/8期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
生成AI・LLMとAIロボティクスへの注力
LLMの社会実装を進めるため、コスト対精度の高い大規模・中規模基盤モデルを開発し、AIエージェントやデータベース連携などの周辺機能を強化する。次の成長領域としてAIロボティクスへの展開も推進する。
- 02
顧客基盤の拡大とミッションクリティカル業務への展開
これまでの知見を活かし、新規顧客獲得と既存顧客との取引深耕を進め、収益基盤を拡大する。技術適用領域の拡大に伴い、よりミッションクリティカルな業務へのAI導入を実現する。
- 03
人材の採用・育成と情報管理体制の強化
優秀な人材を継続的に採用・育成し、組織力を強化する。また、システム安定性の向上と情報管理体制の強化に取り組み、ISMS認証を活かしたセキュリティ対策を徹底する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 3期分
グループ全体で133人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は953万円で、2期前と比べて+7.3%。平均年齢は36.7歳、平均勤続年数は2.7年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023年8月 | 888 | 36.1 | 2.4 | 103 | — |
| 2024年8月 | 906 | 36.5 | 2.5 | 125 | 240 |
| 2025年8月 | 953 | 36.7 | 2.7 | 133 | 301 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社2社(国内 2 / 海外 0) を有報から抽出しています。
- 国内SOMPOホールディングス株式会社(注1)東京都新宿区 · その他の関係会社議決権17.4%
- 国内SOMPO Light Vortex株式会社東京都新宿区 · その他の関係会社議決権17.4%
- 調達7,128万円次世代人工知能・ロボットの中核となるインテグレート技術開発人工知能技術の社会実装に向けた研究開発・実証及び人工知能技術の適用領域を広げる研究開発サイバーフィジカルバリューチェーンの構築及びAI導入加速技術の研究開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2018-07-27
- 調達1,530万円国立大学・研究開発法人等の研究力の見える化に係るAIを活用した研究力分析高度化の調査業務内閣府 · 2021-07-06
- 調達195万円【陸装研】視覚言語行動モデルの検証役務防衛省 · 2026-01-15
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年8月期の売上高は36億円、営業利益は4億円。前期と比べると増収増益で、売上が+28.6%、利益が+33.3%。
会社が出している今期の予想2026年8月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 46億円 | 36億円 |
| 営業利益 | 7億円 | 4億円 |
| 純利益 | 9億円 | 4億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年3Qで、売上は10億円、営業利益は2億円。前年の2024年3Qと比べると、売上は+66.7%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3Q | 21 | 4 | 19.0 | 4 |
| 2023年4Q | 7 | — | — | 0 |
| 2024年1Q | 7 | 1 | 14.3 | 0 |
| 2024年2Q | 7 | 1 | 14.3 | 2 |
| 2024年3Q | 6 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年4Q | 8 | 1 | 12.5 | 0 |
| 2025年2Q | 18 | 3 | 16.7 | 2 |
| 2025年4Q | 18 | 1 | 5.6 | 2 |
| 2026年2Q | 24 | 4 | 16.7 | 3 |
| 2026年3Q | 10 | 2 | 20.0 | 4 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 7期分
2019年8月期からの7期で、売上は10億円から36億円へ3.6倍に増えた。直近期の営業利益率は11.1%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| AIの倫理・法・社会的課題を討議する有識者委員会「Ethical Approach to AI(EAA)」発足 | |||||
| 2019年8月 | 10 | — | −14 | — | −14 |
| 2020年8月 | 10 | — | −9 | — | −10 |
| 2021年8月 | 13 | — | −3 | — | −4 |
| 2022年8月 | 20 | — | −2 | — | −2 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 | |||||
| 2023年8月 | 28 | — | 4 | — | 4 |
| NCGMが公募した戦略的イノベーション創造プログラム(第3期)「統合型ヘルスケアシステムの構築における生成AIの活用」に共同研究開発機関として参画 | |||||
| 2024年8月 | 28 | 3 | 3 | 10.7 | 2 |
| 2025年8月 | 36 | 4 | 5 | 11.1 | 4 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年8月期
売上高36億円のうち、営業利益として残るのは4億円で11.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の11.1%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金38.9%14億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金50.0%18億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益11.1%4億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 5期分
2025年8月期は営業CFが16億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは16億円。この組み合わせは「現金積み上げ型」にあたる。本業・資産売却・調達のすべてで現金が入ってきている。大型買収や再編の前触れのことも。期末の手元現金は46億円で、売上の15.3ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年8月 | −2 | 4 | 0 | 2 | 21 |
| 2022年8月 | −3 | 0 | 0 | −3 | 18 |
| 2023年8月 | 5 | 0 | 12 | 5 | 35 |
| 2024年8月 | −8 | 0 | 1 | −8 | 29 |
| 2025年8月 | 16 | 0 | 1 | 16 | 46 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 7期分
2025年8月期の総資産は53億円。このうち返さなくてよい自己資本が45億円で、自己資本比率は84.0%(業種中央値63.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2019年8月 | 36 | 34 | 2 | 92.4 |
| 2020年8月 | 26 | 23 | 3 | 91.4 |
| 2021年8月 | 24 | 20 | 4 | 83.4 |
| 2022年8月 | 22 | 18 | 4 | 82.8 |
| 2023年8月 | 41 | 35 | 6 | 84.6 |
| 2024年8月 | 42 | 39 | 3 | 91.8 |
| 2025年8月 | 53 | 45 | 8 | 84.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で605社中48位あたり、逆に低いのはROEで605社中373位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,936で、1年前と比べて-9.7%。過去52週の値幅のなかでは57%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 56.8倍 |
| PER (会社予想) | 34.2倍 |
| PBR | 5.52倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は2,746円で、前日比-5.64%と下落したが、1か月では+14.9%と上昇基調。25日移動平均線2,658円を上回り、75日線2,443円も上回り、中期トレンドは良好。ただし、52週高値3,600円からは23.7%下落しており、高値圏での調整が続く。RSIは50.5と中立。出来高は8月21日に108,300株と前日比で増加したが、上昇局面では高値圏での売り圧力が強まる可能性。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 35/100)。
PERは50.16倍と業界平均の29.92倍を約1.7倍上回るが、予想PERは30.3倍と低下見込み。PBRは4.9倍と平均3.44倍を上回る。ROEは10.7%で平均的水準。配当利回りは0%で、株主還元が全くない点は懸念。業績は増収増益で成長性はあるが、将来予想を織り込んでも現状の株価はやや割高感がある。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 56.8倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 34.2倍 | — |
| PBR | 5.52倍 | 2.96倍 |
| ROE | 10.7% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
IT人材需給のひっ迫を背景に、派遣単価の上昇や稼働率向上による収益拡大が期待される一方、競争激化による単価低下リスクや人材確保の難しさが懸念される。強気派は業績の安定成長とDX需要の拡大を評価し、弱気派は小規模故の経営資源の限界や市場競争の厳しさを指摘する。
- DX需要の拡大
企業のDX投資は中長期的に増加傾向にあり、IT人材需要は堅調。
- 高収益体質
2025年8月期の営業利益率は11%と高水準で、収益性が改善。
- コンパクトな経営
従業員約130名と小規模で、柔軟な組織運営が可能。
- 2025年8月期は売上高が28%増通年影響中
売上高28億円→36億円、営業利益も3億円→4億円へ増加
- 予想PER30.3倍へ改善期待通年影響中
現行PER50.16倍から予想PER30.3倍へ、利益成長を見込む
- 営業利益率11.11%と改善継続影響弱
営業利益率10.71%→11.11%と上昇、収益構造が強化
- 株価は1年で25.8%下落し押し目継続影響弱
下落率25.81%、成長期待が残る中で買い場との見方
- 競争激化の懸念
IT業界は競争が激しく、単価低下や案件獲得競争が激化する可能性。
- 人材確保リスク
優秀なエンジニアの確保が難しく、成長の制約となる恐れ。
- 規模の限界
小規模なため、大口案件や大規模プロジェクトへの対応に限界。
- PBR4.9倍と資産価値を大きく上回る不定影響中
PBR4.9倍、ROE10.7%であり、純資産の約5倍の評価
- 無配当で株主への還元ゼロ継続影響弱
配当利回り0%、インカムゲインがなく下落時の支えがない
- 営業利益4億円は時価総額比で薄い通年影響中
時価総額254億円に対し営業利益4億円、評価に見合う収益力か疑問
- 外国人保有2.34%と需給が細い継続影響弱
外国人持ち分2.34%と低く、機関投資家の参入が限定的
- エンジニア単価
- 収益性の核心であり、需要動向を反映。
- 従業員数増加率
- 人材確保が成長の鍵を握る。
- 売上高成長率
- DX需要の取り込み度合いを測る。
株主
有価証券報告書より
2025年8月期末の株主数は延べ11,949人。区分でいちばん多いのは個人・その他で64.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が28.5%を占め、残る71.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2023年8月% | 2024年8月% | 2025年8月% |
|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 49.9 | 60.0 | 64.0 |
| 事業法人 | 37.1 | 30.2 | 27.7 |
| 証券会社 | 3.5 | 3.0 | 5.1 |
| 外国法人 | 8.9 | 6.4 | 2.2 |
| 金融機関 | 0.6 | 0.2 | 0.8 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.2 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | SOMPO Light Vortex株式会社 | 17.34 |
| 02 | 岡田 陽介 | 13.09 |
| 03 | ヒューリック株式会社 | 4.43 |
| 04 | 株式会社インスパイア・インベストメント | 2.87 |
| 05 | 外木 直樹 | 2.53 |
| 06 | 小間 基裕 | 1.45 |
| 07 | BANK JULIUS BAER AND CO. LTD. SINGAPORE CLIENTS(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 1.13 |
| 08 | TBSイノベーション・パートナーズ2号投資事業組合 | 1.07 |
| 09 | 藤井 衛 | 1.02 |
| 10 | 杉山 央 | 0.96 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-20岡田 陽介新規の大量保有報告14.81%
- 2026-08-14岡田 陽介新規の大量保有報告14.81%-0.17pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 7期分
1株利益は7期で+100%、1株純資産は5期で+51%。直近期のROEは10.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2019年8月 | −31,084 | — | — | — |
| 2020年8月 | −173 | 303 | — | — |
| 2021年8月 | −66 | — | — | — |
| 2022年8月 | −41 | 232 | — | — |
| 2023年8月 | 53 | 404 | 16.0 | 99.0 |
| 2024年8月 | 24 | 420 | 5.9 | 86.7 |
| 2025年8月 | 47 | 458 | 10.7 | 71.5 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
11名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は11名。2025/8期の役員報酬は総額165百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 岡田陽介 | 代表取締役CEO | 37 | 1,378,600 |
| 小間基裕 | 代表取締役COO | 47 | 142,000 |
| 英一樹 | 取締役CFO | 47 | 66,000 |
| 外木直樹 | 取締役CSO | 38 | 246,700 |
| 田中邦裕 | 取締役 | 48 | 3,000 |
| 麻野耕司 | 取締役 | 46 | — |
| 的野仁 | 取締役 | 51 | — |
| 桃原隼一 | 常勤監査役 | 43 | — |
| 清水琢麿 | 監査役 | 51 | 10,000 |
| 青山正明 | 監査役 | 46 | — |
| 宮淳 | 取締役 | 53 | — |
役員報酬の内訳2025/8期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 71 | 70 | 140 | 35 |
| 社外取締役 | 5 | 25 | — | 25 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/8期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容8,394字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,716字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク8,531字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,262字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第14期(2025/09/01-2026/08/31)2026-04-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第13期(2024/09/01-2025/08/31)2025-11-25
- 半期報告書半期報告書-第13期(2024/09/01-2025/08/31)2025-04-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第12期(2023/09/01-2024/08/31)2024-11-27
- 四半期報告書四半期報告書-第12期第3四半期(2024/03/01-2024/05/31)2024-07-11
- 四半期報告書四半期報告書-第12期第2四半期(2023/12/01-2024/02/29)2024-04-11
- 四半期報告書四半期報告書-第12期第1四半期(2023/09/01-2023/11/30)2024-01-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第11期(2022/09/01-2023/08/31)2023-11-29
- 四半期報告書四半期報告書-第11期第3四半期(2023/03/01-2023/05/31)2023-07-13
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
- 決算説明資料2026年8月期 第3四半期 決算説明資料2026-07-15
TDnetのPDFは掲載後約1ヶ月で削除されるため、古い開示はタイトルのみの記録です。
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