概要
トヨクモは、法人向けクラウドサービスの開発・販売を行う企業である。2010年にサイボウズの子会社として設立され、2014年のマネジメントバイアウトにより独立。安否確認サービスやkintone連携サービスなどを提供し、2020年9月に東京証券取引所マザーズ(現グロース)市場へ上場した。本社は東京都品川区に所在。2025年12月期の売上高は49億円、従業員数は116名。
ストック型ビジネスと低い解約率が収益の基盤
トヨクモのサービスは利用期間に応じて料金が発生するサブスクリプションモデルであり、有償契約数の増加により継続的に収益が積み上がる。2025年12月末時点のチャーンレート(解約率)は0.83%と低く、顧客の定着率が高い。販売は直販と代理店を通じた間販の両方で行われ、SB C&Sやダイワボウ情報システムが主要な販売パートナーである。この効率的なビジネスモデルにより、営業社員が訪問せずともオンラインで完結する低コスト運営を実現している。
三本柱のサービスと近年の拡大
主なサービスは緊急時の従業員安否確認を可能にする「安否確認サービス」、サイボウズのkintoneと連携する「kintone連携サービス」、ナレッジマネジメントツール「NotePM」の三つである。その他にもスケジューラーや業務パックを展開する。2025年12月末の有償契約数は安否確認サービスが4,753件、kintone連携サービス等が14,946件に達し、いずれも前年比で増加した。2023年にはサイボウズとの合弁で子会社トヨクモクラウドコネクトを設立し、2025年にはプロジェクト・モードを子会社化するなど事業拡大を進めている。
売上高は9年で24倍に拡大、営業利益も堅調
2016年12月期の売上高は2億円だったが、2025年12月期には49億円に達し、9年間で約24倍の成長を遂げた。営業利益は2025年12月期に16億円と前期比38.1%増加。EBITDAも18億円と伸長している。総資産は65億円、自己資本は40億円。キャッシュフローは営業活動で20億円を獲得し、投資活動では子会社化に伴う支出があったものの、現金同等物は44億円を維持している。
IT大衆化を掲げ、新たな市場開拓に挑む
トヨクモは「すべての人を非効率な仕事から解放する」をミッションに掲げ、「ITの大衆化」を目指す。経営環境としては、コロナ禍を経たリモートワークの普及やDXの重要性の高まりを受け、クラウドサービス需要は増加傾向にある。安否確認サービスではサプライチェーン全体への活用を訴求し、kintone連携サービスでは大規模エンタープライズ向け機能の強化を進める。今後もシンプルな操作性を武器に、初心者にも使いやすいサービスを提供し、市場拡大を図る方針である。
業界の中での役割は法人向けクラウドサービス提供企業。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01全業種(防災・BCP)主力
地震やパンデミックなどの非常時に従業員の安否確認を迅速に行うクラウドサービスを提供。自動サーバー拡張により災害時のアクセス集中にも対応。ストック型ビジネスで、有償契約数が毎年増加している。
安否確認サービスにおいて国内シェアトップクラス
- 安否確認サービス
- 災害時に従業員の安否を確認するためのクラウドサービス。一斉送信、情報集計、対策指示などの機能を備え、サーバーが自動拡張するため大規模アクセスでも安定稼働する。
02業務アプリケーション(kintone利用企業)準主力
サイボウズのkintoneをより便利に活用するための連携サービスを提供。帳票印刷、フォーム作成、データ公開、メール配信、バックアップ、データ集計などの機能を追加し、kintoneの利用価値を高める。
- プリントクリエイター
- kintone上のデータを利用して見積書や請求書などの帳票を印刷するサービス。kintoneのデータを帳票に反映できる。
- フォームブリッジ
- Webフォームを作成し、回答データをkintoneに直接登録できるサービス。アンケートや申込みフォームの作成に利用される。
- kViewer
- kintone上のデータを外部に公開するためのサービス。社外向けに情報を共有する際に利用される。
- kMailer
- kintone上のデータを引用しながらメールを送信できるサービス。定型メールの送信を効率化する。
- kBackup
- kintone上のデータを自動バックアップするサービス。データ消失に備える。
- データコレクト
- kintone内のデータを収集・計算するサービス。集計業務を自動化する。
03全業種(ナレッジ管理)副次
業務マニュアルやノウハウを一元管理するナレッジマネジメントツール「NotePM」を提供。強力な検索機能や編集機能により、情報の属人化を防ぎ、業務効率化を支援する。
- NotePM
- 業務マニュアルやノウハウを一元管理できるナレッジマネジメントツール。全文検索、アクセス制限、コメント機能などを備え、情報共有と属人化の防止に貢献する。
製品と技術
災害時の情報共有を支える安否確認サービス
安否確認サービスは、自然災害や異常気象時に従業員の安否を携帯電話・スマートフォン・PCで確認するクラウドサービスである。地震速報を受けて自動でサーバーを拡張する機能を持ち、アクセス集中時でも安定稼働する。管理者は安否状況を一覧で把握でき、メッセージや掲示板による指示連絡も可能。平常時はサーバー容量を最小化しコストを抑える設計で、競争力のある価格を実現している。2025年12月末の有償契約数は4,753件。
kintoneの可能性を広げる連携サービス群
kintone連携サービスは、サイボウズの業務アプリ構築サービス「kintone」と連携して機能を拡張する。主な製品として、帳票印刷の「プリントクリエイター」、Webフォーム作成の「フォームブリッジ」、データ公開の「kViewer」、メール送信の「kMailer」、データ保全の「kBackup」、データ収集・計算の「データコレクト」がある。これらを組み合わせることで、kintoneを簡易Webシステムとして活用できる。2025年12月末の有償契約数は14,946件(スケジューラー含む)。
ナレッジマネジメントツールNotePM
NotePMは、業務マニュアルやノウハウを一元管理するクラウド型ナレッジマネジメントツールである。高機能エディタとテンプレートを搭載し、IT初心者でも簡単に文書作成が可能。Word・Excel・PDFなど添付ファイルの中身も全文検索でき、アクセス制限により社内外の適切な範囲で情報共有できる。コメントや絵文字リアクション機能により、コミュニケーションツールとしての役割も果たす。業務の属人化を防ぎ、情報活用の第一歩を支援する。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 全業種(防災・BCP)安否確認サービスにおいて国内シェアトップクラス
有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
ローコード開発ツールで存在感、黒字化果たす
トヨクモはノーコード/ローコード開発プラットフォーム「トヨクモ」を提供するSaaS企業。同業のVRain SolutionやCocoliveと比較して、収益規模は小さいが、2024年12月期に営業利益率38.71%と高収益を達成。2025年12月期も32.65%と高い水準を維持見込み。売上高は24→31→49億円と急成長中で、市場シェアは限定的だが、ニッチな業務アプリ開発領域で差別化。一方、同業他社も成長ステージにあり、競争激化が予想される。
強み
- 2024年12月期営業利益率38.71%とSaaS企業として極めて高い収益性を実現。
- 売上高が前年比29%増(24→31億円)、翌年も58%増と高成長継続。
- ノーコード/ローコード分野に特化し、大企業向け個別開発との差別化に成功。
- SaaS型の定額課金で安定収益基盤を構築、顧客LTV向上に注力。
課題
- VRain Solutionなど同業が追随、類似ツールの台頭で市場シェア維持が課題。
- 売上高49億円と依然小規模、大手ベンダーとの競合で規模不足が壁に。
- 現在の顧客基盤が限定的、大企業や他業種への展開が必要。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がトヨクモ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3723日本ファルコム | 281億円 | 17.8倍 |
| 2 | 4320CEホールディングス | 280億円 | 17.3倍 |
| 3 | 9702アイ・エス・ビー | 270億円 | 16.3倍 |
| 4 | 4499Speee | 269億円 | — |
| 5 | 4662フォーカスシステムズ | 267億円 | 10.5倍 |
| 6 | 4058トヨクモ | 261億円 | 19.2倍 |
| 7 | 3696セレス | 259億円 | 12.0倍 |
| 8 | 3676デジタルハーツホールディングス | 253億円 | 20.0倍 |
| 9 | 5254Arent | 250億円 | 18.0倍 |
| 10 | 4371コアコンセプト・テクノロジー | 250億円 | 19.1倍 |
| 11 | 3984ユーザーローカル | 244億円 | 14.7倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 22件
サイボウズの子会社として創業、安否確認サービスから始まる
2010年8月、東京都文京区においてサイボウズ株式会社の100%子会社としてサイボウズスタートアップス株式会社(現トヨクモ)を設立。クラウドサービス等の新規事業を目的としていた。翌2011年12月、災害時に簡単に情報共有できる「安否確認サービス」の提供を開始。これが同社の主力サービスとなる第一歩である。
kintone連携サービス群の拡充とISO認証取得
2012年7月にはkintoneと連携するWebフォーム作成サービス「フォームクリエイター」を提供開始。2014年に入るとマネジメントバイアウトによりサイボウズの連結範囲から外れ独立。同年4月から11月にかけて「プリントクリエイター」「kViewer」「kBackup」と立て続けにkintone連携サービスを投入し、ラインアップを強化した。2015年9月には情報マネジメントシステムISO/IEC 27001の認証を取得し、信頼性向上に努めた。
新サービス投入と商号変更、上場への準備
2016年12月にスマートフォン対応の「安否確認サービス2」をリリース。2017年7月にはフォームクリエイターの上位版「フォームブリッジ」、2018年1月にはメール送信サービス「kMailer」を開始した。2019年7月、サイボウズスタートアップスからトヨクモ株式会社へ商号変更。2020年3月にはデータ収集・計算サービス「データコレクト」を加え、クラウドサービスの幅を広げた。
東京証券取引所マザーズに上場、グロース市場へ移行
2020年9月、東京証券取引所マザーズ市場へ上場。上場後も事業拡大を続け、2021年9月に本社を品川区上大崎へ移転。同年11月には社内外の日程調整が可能な「トヨクモ スケジューラー」をリリースした。2022年4月の市場区分見直しに伴い、マザーズからグロース市場へ移行。上場後も有償契約数は増加の一途をたどっている。
合弁会社設立とM&Aによる成長戦略
2023年11月、サイボウズとの合弁により子会社トヨクモクラウドコネクト株式会社を設立。kintone等を組み合わせたパッケージ提供を目的とする。2025年1月には株式会社プロジェクト・モードの株式を取得し子会社化。こうした外部リソースの活用により、自社開発に加えてグループ全体のサービス拡充を図っている。
年表22件を開く
2010年代
- 2010年8月東京都文京区において、サイボウズ株式会社がクラウドサービス等の新たなサービスを展開することを目的に、100%子会社としてサイボウズスタートアップス株式会社(現当社)を設立
- 2011年12月災害時に簡単に情報共有できるように設計したシンプルなクラウドサービス「安否確認サービス」提供開始
- 2012年7月サイボウズ株式会社の業務アプリ構築クラウドサービス「kintone(キントーン)」(注)と連携するWebフォーム作成サービス「フォームクリエイター」提供開始
- 2014年3月マネジメントバイアウトにより、サイボウズ株式会社の連結範囲外となり、独立した経営体制へ移行
- 2014年4月「kintone」に登録されたデータを利用して帳票印刷をするためのサービス「プリントクリエイター」提供開始
- 2014年9月「kintone」に登録されたデータを、外部に公開するための連携サービス「kViewer」提供開始
- 2014年11月「kintone」に登録したデータが消えてしまった際に備えて、データ保全をするためのサービス「kBackup」提供開始
- 2015年4月本社を東京都港区芝に移転
- 2015年9月情報マネジメントシステム(ISO/IEC 27001)の認証(登録番号 ISA-IS-0127)を取得
- 2016年3月「kintone」で電子帳簿を保存するために必要なタイムスタンプを付与するサービス「タイムスタンプ for kintone」提供開始
- 2016年12月災害時に従業員等の安否確認をスマートフォンのアプリやパソコンから行うクラウドサービス「安否確認サービス2」提供開始
- 2017年1月本社を東京都品川区西五反田に移転
- 2017年7月「kintone」と連携するWebフォーム作成サービス「フォームクリエイター」の上位サービスとして、「フォームクリエイター」では実現できなかった機能を可能にしたサービス「フォームブリッジ」提供開始
- 2018年1月「kintone」と連携するメール送信サービス「kMailer」提供開始
- 2019年7月商号変更サイボウズスタートアップス株式会社をトヨクモ株式会社に商号変更
2020年代
- 2020年3月「kintone」内のデータを収集・計算するサービス「データコレクト」提供開始
- 2020年9月上場東京証券取引所 マザーズ市場へ上場
- 2021年9月本社を東京都品川区上大崎に移転
- 2021年11月社内のスケジュール確認、社外との日程調整も可能な「トヨクモ スケジューラー」を提供開始
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行
- 2023年11月kintone等を組み合わせパッケージ提供することを目的に、サイボウズ株式会社との合弁により、子会社としてトヨクモクラウドコネクト株式会社を設立
- 2025年1月M&A株式会社プロジェクト・モードの株式を取得し、子会社化
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
ITの大衆化を推進
簡単な操作・シンプルな機能・分かりやすいデザインで、IT初心者でも安心して使えるクラウドサービスを提供し、企業の情報活用を支援する。
- 02
安否確認サービスの競争力強化
大規模同時一斉訓練で実証したシステムの安定性を優位性として訴求するとともに、サプライチェーン全体での安否確認ニーズを取り込み市場拡大を図る。
- 03
kintone連携サービスの単価向上とエンタープライズ対応
上位コースへのアップセルやクロスセルにより顧客単価を向上。自治体や大企業向けに販売体制を強化し、高負荷・複数契約などの大規模活用に対応する。
- 04
NotePMの認知度拡大と販路拡大
テレビCM・交通広告などのマス広告で認知度を高め、代理店販売チャネルも強化して新規顧客を獲得する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 6期分
グループ全体で116人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は947万円で、5期前と比べて+41.3%。平均年齢は33.2歳、平均勤続年数は3.2年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年12月 | 670 | 32.3 | 2.5 | 33 | — |
| 2021年12月 | 743 | 31.6 | 2.6 | 40 | — |
| 2022年12月 | 822 | 31.2 | 2.9 | 46 | — |
| 2023年12月 | 852 | 32.1 | 3.0 | 57 | — |
| 2024年12月 | 896 | 33.4 | 3.2 | 74 | 1,622 |
| 2025年12月 | 947 | 33.2 | 3.2 | 116 | 1,379 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社プロジェクト・モード神奈川県川崎市(注)2議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は49億円、営業利益は16億円。前期と比べると増収増益で、売上が+58.1%、利益が+33.3%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 60億円 | 49億円 |
| 営業利益 | 21億円 | 16億円 |
| 純利益 | 14億円 | 11億円 |
| 1株あたり配当 | ¥27 | ¥27 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は29億円、営業利益は12億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+31.8%、営業利益は+33.3%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 6 | 3 | 50.0 | 2 |
| 2023年2Q | 5 | 2 | 40.0 | 2 |
| 2023年3Q | 7 | 2 | 28.6 | 1 |
| 2023年4Q | 6 | — | — | 1 |
| 2024年1Q | 7 | 3 | 42.9 | 2 |
| 2024年2Q | 7 | 3 | 42.9 | 2 |
| 2024年4Q | 17 | 6 | 35.3 | 4 |
| 2025年2Q | 22 | 9 | 40.9 | 6 |
| 2025年4Q | 27 | 7 | 25.9 | 5 |
| 2026年2Q | 29 | 12 | 41.4 | 8 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 10期分
2016年12月期からの10期で、売上は2億円から49億円へ24.5倍に増えた。直近期の営業利益率は32.7%。売上は9期、純利益は6期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年12月 | 2 | — | 1 | — | 1 |
| 2017年12月 | 3 | — | 0 | — | 0 |
| 2018年12月 | 5 | — | 1 | — | 1 |
| サイボウズスタートアップス株式会社をトヨクモ株式会社に商号変更 | |||||
| 2019年12月 | 8 | — | 1 | — | 1 |
| 東京証券取引所 マザーズ市場へ上場 | |||||
| 2020年12月 | 11 | — | 2 | — | 2 |
| 2021年12月 | 16 | — | 4 | — | 3 |
| 2022年12月 | 19 | — | 6 | — | 4 |
| kintone等を組み合わせパッケージ提供することを目的に、サイボウズ株式会社との合弁により、子会社としてトヨクモクラウドコネクト株式会社を設立 | |||||
| 2023年12月 | 24 | — | 9 | — | 6 |
| 2024年12月 | 31 | 12 | 12 | 38.7 | 8 |
| 株式会社プロジェクト・モードの株式を取得し、子会社化 | |||||
| 2025年12月 | 49 | 16 | 16 | 32.7 | 11 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高49億円のうち、営業利益として残るのは16億円で32.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は11億円、売上の22.4%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金4.1%2億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金61.2%30億円
- その他の費用持分法損益などの調整2.0%1億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益32.7%16億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 8期分
2025年12月期は営業CFが20億円、投資CFが−14億円で、差し引きのフリーCFは6億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は44億円で、売上の10.8ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年12月 | 2 | 0 | — | 2 | 4 |
| 2019年12月 | 2 | 0 | 0 | 2 | 6 |
| 2020年12月 | 4 | 0 | 6 | 4 | 16 |
| 2021年12月 | 4 | −2 | 0 | 2 | 19 |
| 2022年12月 | 7 | 0 | −2 | 7 | 23 |
| 2023年12月 | 8 | −1 | 0 | 7 | 29 |
| 2024年12月 | 13 | −1 | −1 | 12 | 42 |
| 2025年12月 | 20 | −14 | −4 | 6 | 44 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 10期分
2025年12月期の総資産は65億円。このうち返さなくてよい自己資本が41億円で、自己資本比率は61.8%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2016年12月 | 2 | 2 | 0 | 84.7 |
| 2017年12月 | 3 | 2 | 1 | 61.6 |
| 2018年12月 | 5 | 3 | 2 | 57.3 |
| 2019年12月 | 7 | 4 | 3 | 54.3 |
| 2020年12月 | 17 | 12 | 5 | 67.9 |
| 2021年12月 | 22 | 15 | 7 | 66.1 |
| 2022年12月 | 26 | 16 | 10 | 62.6 |
| 2023年12月 | 33 | 22 | 11 | 67.0 |
| 2024年12月 | 47 | 31 | 16 | 65.3 |
| 2025年12月 | 65 | 41 | 25 | 61.8 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で605社中14位あたり、逆に低いのは配当利回りで605社中504位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月3日の終値
直近の終値は¥2,368で、1年前と比べて-21.8%。過去52週の値幅のなかでは47%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 19.2倍 |
| PER (会社予想) | 18.4倍 |
| PBR | 5.80倍 |
| 配当利回り | 1.14% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月13日に2301円と6.58%下落したが、1ヶ月では3%上昇。25日移動平均線2257円を上回っており、上昇トレンドが継続。8月12日には2463円と高値を付けた後、売りが優勢。RSIは68.1とやや過熱気味で、短期的な調整リスクがある。52週高値3795円からは39%下落した位置にあるが、52週安値1616円からは42%上昇。出来高は8月13日に21万株と急増しており、売買が活発。中期的には業績期待が株価を支える。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)。
PER 22.2倍は業界平均30.4倍を下回るが、PBR 5.91倍は同平均3.52倍を上回る。ROE 30.6%は非常に高く、収益性は良好。配当利回り0.92%は業界平均1.23%をやや下回る。高成長と収益力を評価するが、PBRが高いため割安とは言い切れない。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 19.2倍 | 47.6倍 |
| PER (予想) | 18.4倍 | — |
| PBR | 5.80倍 | 2.98倍 |
| ROE | 30.6% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
SaaS型の安定収益基盤と高い利益率(営業利益率38.7%)が強みだが、成長鈍化への懸念が投資家の争点。強気派は、ストック型の売上構成で将来の売上予測が立ちやすく、新規顧客獲得と既存顧客のアップセルにより30%超の増収成長が続くと期待する。弱気派は、主力製品の市場が成熟しつつあり、競合の新興SaaS企業が台頭している点を指摘。株価は年初来で約30%下落、PER22倍と割安にも映るが、成長率低下を織り込んでいる可能性がある。
- 高収益のSaaSモデル
営業利益率38%超、売上増加が直接利益に結びつく
- 顧客基盤の拡大
累計3万社超、新規+アップセルで年率30%超の増収
- 割安なバリュエーション
PER22倍、成長率を考慮すれば割安感あり
- 売上高58%増の急成長継続通年影響強
FY2025/12売上49億円、前期比58%増、成長基盤強く営業利益16億円の更なる増加期待
- 営業利益率32.7%の高収益体質通年影響中
営業利益率32.7%は業界トップ、規模拡大でさらに改善余地
- クラウド需要拡大の追い風継続影響中
企業のDX投資拡大でクラウドサービス需要増、売上成長持続可能
- 株価下落で割安感(予想PER22倍)不定影響弱
1年で29%下落、成長率対比PER22倍は割安、バリュエーション修正の買い
- 市場成熟リスク
kintone連携市場の成長鈍化、新規獲得が頭打ち
- 競争激化
低価格の競合SaaSが増加、シェア低下リスク
- 株価下落トレンド
年初来30%下落、成長期待剥落の可能性
- 成長鈍化リスク(伸び率低下)2026年Q2影響強
前期58%増から減速時、株価下落リスク、営業利益16億円の達成不透明
- 競合激化による利益率低下通年影響中
クラウド市場競争激化で価格競争、営業利益率32.7%維持困難の可能性
- 大口顧客依存リスク不定影響中
特定顧客への依存度高い場合、契約喪失で売上49億円の大幅減リスク
- 配当利回り低く株主還元不十分継続影響弱
配当利回り0.9%と低く、成長期待だけで株価支える限界
- ARR(年間経常収益)成長率
- SaaSの健全性を示す最重要指標
- Net Churn Rate(純解約率)
- 顧客維持とアップセルの成果を測る
- 営業利益率
- 38%超の高水準維持が収益価値の前提
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり27円で、前期から+42.9%。いまの株価に対する利回りは1.14%。増配か配当維持が4年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2021年12月 | 5 | — | 17.7 |
| 2022年12月 | 7 | 40.0 | 16.6 |
| 2023年12月 | 10 | 42.9 | 16.8 |
| 2024年12月 | 14 | 40.0 | 17.9 |
| 2025年12月 | 20 | 42.9 | 18.1 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥27
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ2,711人。区分でいちばん多いのは事業法人で56.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が56.8%を占め、残る43.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年12月% | 2021年12月% | 2022年12月% | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 59.5 | 59.3 | 59.2 | 54.7 | 56.1 | 56.1 |
| 個人・その他 | 32.7 | 33.5 | 35.4 | 36.8 | 28.4 | 30.0 |
| 外国法人 | 3.4 | 5.3 | 3.8 | 5.5 | 8.0 | 9.0 |
| 証券会社 | 3.3 | 1.5 | 1.3 | 2.6 | 6.2 | 4.2 |
| 金融機関 | 1.1 | 0.4 | 0.3 | 0.3 | 1.3 | 0.7 |
| 自己株式 | — | — | 1.4 | 1.2 | 0.7 | 0.5 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社ナノバンク | 45.42 |
| 02 | サイボウズ株式会社 | 7.27 |
| 03 | 田里 友彦 | 4.29 |
| 04 | 落合 雄一 | 4.09 |
| 05 | 山本 裕次 | 3.23 |
| 06 | 株式会社サムライキャピタル | 3.00 |
| 07 | 石井 和彦 | 2.12 |
| 08 | 木下 正則 | 1.88 |
| 09 | SIX SIS LTD. (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 1.59 |
| 10 | INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社) | 1.22 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-31株式会社サムライキャピタル新規の大量保有報告5.13%
- 2026-08-28株式会社ナノバンク新規の大量保有報告48.92%-1.66pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 10期分
1株利益は10期で−99%、1株純資産は10期で−99%。直近期のROEは30.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年12月 | 12,006 | 37,176 | 38.5 | — | — |
| 2017年12月 | 9,699 | 46,689 | 23.3 | — | — |
| 2018年12月 | 11 | 34 | 37.4 | — | — |
| 2019年12月 | 8 | 40 | 21.7 | — | — |
| 2020年12月 | 16 | 116 | 19.4 | 158.9 | — |
| 2021年12月 | 28 | 144 | 21.8 | 73.0 | 17.7 |
| 2022年12月 | 42 | 163 | 27.6 | 27.3 | 16.6 |
| 2023年12月 | 60 | 206 | 32.6 | 24.4 | 16.8 |
| 2024年12月 | 77 | 280 | 27.7 | 27.9 | 17.9 |
| 2025年12月 | 99 | 371 | 30.6 | 27.7 | 18.1 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/12期の役員報酬は総額161百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 山本裕次 | 代表取締役 社長 兼マーケティング本部長 | 58 | 5,386,121 |
| 石井和彦 | 取締役 経営管理本部長 | 57 | 563,803 |
| 木下正則 | 取締役 開発本部長 | 36 | 207,890 |
| 平野一雄 | 取締役 | 72 | 1,066 |
| 矢野克尚 | 取締役 | 71 | 1,066 |
| 渡辺克彦 | 常勤監査役 | 67 | — |
| 小川義龍 | 監査役 | 62 | — |
| 中島秀樹 | 監査役 | 47 | — |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 株式報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 91 | 41 | 41 | 132 | 33 |
| 社外監査役 | 3 | 17 | — | — | 17 | 6 |
| 社外取締役 | 2 | 8 | 3 | 3 | 12 | 6 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容4,007字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,659字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク4,090字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,259字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第17期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第16期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-24
- 半期報告書半期報告書-第16期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第15期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-25
- 半期報告書半期報告書-第15期(2024/01/01-2024/12/31)2024-08-09
- 四半期報告書四半期報告書-第15期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第14期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-27
- 四半期報告書四半期報告書-第14期第3四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-13
- 四半期報告書四半期報告書-第14期第2四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 四半期報告書四半期報告書-第14期第1四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第13期(2022/01/01-2022/12/31)2023-03-27
- 四半期報告書四半期報告書-第13期第3四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
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