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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

イサム塗料

Isamu Paint co., Ltd.4624 · Standard · 化学

自動車補修用塗料を中核に、工業用・建築用まで展開する専門塗料メーカー。

概要

イサム塗料は、建築用・工業用塗料を手掛ける専門メーカーである。1927年に大阪市福島区で創業し、現在は東京証券取引所スタンダード市場に上場する。水性塗料や機能性塗料に強みを持ち、自動車補修用から橋梁・鉄骨の重防食塗料まで幅広い製品を展開する。連結売上高は約84億円(2026年3月期)、従業員数は213名。国内に6つの生産拠点と4つの販売拠点を持ち、グループ5社で事業を構成する。

塗料事業を中核とするグループ体制

イサム塗料グループは、当社と5つの連結子会社で構成される。塗料事業では、自動車補修用、建築用、工業用の各分野で製品を製造・販売する。子会社の役割は明確で、イサムエアーゾール工業がエアゾール製品を製造し、明勇色彩がチューブ類への充填・小分けを担当。進勇商事は塗装関連製品の仕入・販売を行う。また、イサム土地建物とイサムモータープールは不動産賃貸・駐車場経営といったその他事業を展開する。この分業体制により、川上から川下までの一貫したサプライチェーンを構築している。

全国に広がる生産・販売ネットワーク

生産拠点は滋賀工場(滋賀県草津市)を中心に、大阪工場、東京工場、名古屋工場、九州工場、福岡工場の6か所。販売拠点は東京支店、名古屋支店、大阪支店、福岡支店に加え、仙台出張所、広島出張所、札幌駐在所を配置する。主要工場は1996年に支店に改称され、生産と販売の一体化が進んだ。物流面では、2024年問題への対応として滋賀工場への生産集中を推進し、トータルコストの低減を図っている。

環境対応型製品へのシフトと法規制対応

塗料業界は大気汚染防止法、PRTR法など複数の環境規制に直面する。イサム塗料は水性塗料の開発を重点分野とし、自動車補修用の水性1液ベースコート「アクアスDRY」や「CRONOS HD」を投入。建築用では光触媒塗料「エアフレッシュ」、工業用では水性1液型アクリル樹脂塗料「アクアシャインGA」を展開する。また、特化則対応の「ハイアートCBエコ」など、作業者の健康と環境負荷低減を両立した製品群をそろえる。

安定した財務基盤と収益構造

連結売上高は2013年3月期の81億円から2026年3月期には84億円と、緩やかな成長を示す。経常利益は2026年3月期に10億77百万円(前期比40.5%増)と改善した。自己資本比率は約84.5%と高く、長期借入金はほぼゼロ。キャッシュ・フローも営業活動で9億88百万円の増加を計上し、現金同等物は41億61百万円に達する。安定した収益基盤のもと、株主資本利益率(ROE)を経営指標として重視し、企業価値の向上を目指す。

業界の中での役割は塗料製造・販売の専門メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
84億円
営業利益
9億円
営業利益率
10.7%
純利益
8億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
塗料事業83億円98.8%9億円10.8%
その他(注)1億円1.2%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01自動車補修主力

自動車補修用塗料を中心に製造・販売。板金塗装工場などに向け、カラーバリエーション豊富な補修用塗料を供給している。

主な製品・サービス1
自動車補修用塗料
自動車の補修・塗装に使用される塗料で、色合わせや耐久性に優れる。

02工業用準主力

工業製品向けの塗料を製造・販売。金属やプラスチックなどの素材に対応し、防錆・意匠性を付与する。

主な製品・サービス1
工業用塗料
産業機器や構造物などに使用される塗料で、耐久性や機能性を重視。

03建築用準主力

建築物の内外装用塗料を製造・販売。建物の美観維持や保護に寄与する。

主な製品・サービス1
建築用塗料
住宅やビルの外壁・内装などに使用される塗料で、耐候性や意匠性を備える。

04エアゾール製品副次

エアゾール式の塗料製品を製造・販売。家庭用や業務用のスプレー塗料を供給し、簡便な塗装ニーズに応える。

主な製品・サービス1
エアゾール塗料
スプレー缶タイプの塗料で、手軽に塗装できる。原液を自社製造し、子会社で充填している。

製品と技術

自動車補修用塗料:シェア維持と水性化推進

自動車補修用塗料はイサム塗料の主力分野。特化則・PRTR法対応の1液ベースコート「ハイアートNext」やハイソリッドクリヤー「アクセルクリヤー」シリーズで市場占有率を維持する。水性塗料では「アクアスDRY」に加え、作業効率を改善した「CRONOS HD」を投入。調色システム「彩選短スマート」により作業の標準化と若年技術者教育を支援する。大型車両向けには、トラック荷台の木部保護塗料「ウッドプロテクト」や2液ウレタン「ハイアートCBエコ」を展開する。

建築用塗料:メンテナンス主体に機能性製品

建築用塗料はメンテナンス分野を主軸とし、新築にも対応する。主力の「ネオシリカ」シリーズに加え、抗ウイルス・抗菌・抗カビ・消臭性能を持つ内装用光触媒塗料「エアフレッシュ」をラインアップ。滑り止め塗料では、無溶剤2液型ウレタン「スキッドガードTOUGH」と水性1液型「スキッドガードAQUA」を販売し、安全性と環境性能を両立する。これらの製品は改修需要を中心に安定した収益源となっている。

工業用塗料とエアゾール製品の拡販

工業用塗料では、ユーザーの環境志向に対応した「ハイアートCBエコ」を拡販。水性1液型アクリル樹脂塗料「アクアシャインGA」は乾燥性と光沢を大幅に向上させ、個別ユーザーへの提案営業を強化する。エアゾール製品では、補修用スプレー「エアラッカーエコ」が堅調。DIY向けには2液内部混合型「エアーウレタン」と1液カラークリヤー「キャンデーカラー」を展開し、ホビー市場にも対応する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

化学のなかでの位置

塗料専業で国内シェア拡大狙う

同社は建築用・工業用塗料を中心に展開する中堅メーカーである。売上高は80億円超で、大手化学メーカーである東洋紡やクラレといった巨大企業と比較すると規模は小さいが、塗料分野に特化している点が特徴である。直近では売上高が緩やかに増加し、営業利益率も7%から10%台へと改善傾向にある。コージンバイオやAiロボティクスなどの同業他社と比べ、安定した収益基盤を持つ。今後は市場シェア拡大や高付加価値製品の開発が成長の鍵となる。

強み

  • 塗料事業に集中し、技術とノウハウを蓄積。
  • 営業利益率が上昇傾向で、コスト管理が奏功。
  • 国内需要を中心に安定した売上を確保。
  • 売上高の増加が続き、今後の規模拡大が期待される。

課題

  • 東洋紡やクラレなど大型化学メーカーとの競争が厳しい。
  • 建設・工業需要に左右され、市場変動の影響を受けやすい。
  • 原材料価格の高騰が収益を圧迫する可能性がある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

化学の時価総額近傍。太字がイサム塗料

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14119日本ピグメントホールディングス94億円8.1倍
24040南海化学92億円2.9倍
33878巴川コーポレーション89億円9.0倍
44360マナック・ケミカル・パートナーズ86億円10.4倍
54623アサヒペン84億円9.5倍
64624イサム塗料82億円10.4倍
74937Waqoo82億円34.0倍
84932アルマード80億円13.7倍
94531有機合成薬品工業80億円25.1倍
104936アクシージア77億円
114925ハーバー研究所68億円8.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 33件

創業から法人化、工業薬品販売の出発点

1927年4月、北村勇が大阪市福島区に「北村溶剤化学製品所」を個人商店として創業。各種工業薬品の販売から事業を開始した。1947年7月、ローズ色彩工業株式会社を設立し、絵具・インキの製造と顔料販売へ進出。1949年10月には株式会社北村溶剤化学製品所に商号変更し、合資会社を吸収合併。同時にラッカー製品「アートテックス」の製造販売を開始し、塗料メーカーとしての第一歩を踏み出した。

合成樹脂塗料への転換と商号変更

1950年5月、合成樹脂塗料の製造販売を開始。従来のラッカーから樹脂系塗料へ技術を移行し、戦後の復興需要を取り込んだ。1955年7月、商号を「イサム塗料株式会社」に変更。同時に東京出張所を設置し、販路を関東へ拡大。翌年2月には本社を大阪市福島区鷺洲に移転した。1958年から1966年にかけて九州、東京、名古屋、滋賀、大阪と全国に工場を順次竣工し、生産体制を整備した。

子会社設立によるグループ化の推進

1967年6月、イサムエアーゾール工業を設立しエアゾール製品事業に参入。1974年9月には進勇商事を設立し、塗装関連商品の販売チャネルを強化。1977年にはイサムモータープール(駐車場経営)と明勇色彩(塗料充填)を設立し、事業の多角化を進めた。これらの子会社は2025年現在も連結子会社として機能し、塗料事業を補完する役割を担っている。

証券取引所への上場と市場変更

1980年1月、日本証券業協会大阪店頭登録を経て、1984年3月に大阪証券取引所市場第二部(特別指定銘柄)に上場。1996年1月に同市場第二部に指定変更された。2004年には東京支店を埼玉県戸田市に新築移転し、首都圏の拠点を強化。2013年7月の東証・大証統合に伴い東京証券取引所市場第二部に上場。2022年4月の市場区分見直しでスタンダード市場へ移行し、現在に至る。

工場の新設・統廃合と物流効率化

1990年1月、福岡県粕屋郡に新九州工場を竣工し旧工場を廃止。2000年5月には滋賀工場を草津市笠山に新築移転し、生産拠点を集約した。2004年11月、東京支店を埼玉県戸田市に移転し、横浜出張所を統合。2009年7月には仙台出張所を宮城野区に新築し、札幌出張所を駐在所に縮小。2026年3月期には滋賀工場への生産集中を進め、管理業務の本社集約と情報システム強化で業務効率化を図っている。

年表33件を開く

1920年代

  • 1927年4月創業北村勇(故人)が大阪市福島区に個人商店北村溶剤化学製品所を設立創業、各種工業薬品の販売を開始

1940年代

  • 1947年7月創業ローズ色彩工業株式会社(大阪市西区)を設立し、絵具類・インキ類の製造、顔料・付属原材料の販売を開始
  • 1948年1月大阪市福島区に工場を建設
  • 1949年10月M&A株式会社北村溶剤化学製品所に商号を変更し、合資会社北村溶剤化学製品所を吸収合併 ラッカー製品アートテックスの製造販売を開始

1950年代

  • 1950年5月合成樹脂塗料の製造販売を開始
  • 1955年3月名古屋出張所を設置
  • 1955年7月イサム塗料株式会社に商号を変更、東京出張所を設置
  • 1956年2月本社を大阪市福島区鷺洲に移転
  • 1958年7月イサム土地建物株式会社(大阪市福島区)を設立(現・連結子会社)
  • 1958年9月九州工場竣工(福岡市西区)
  • 1959年5月東京工場竣工(東京都板橋区)、東京出張所を廃止

1960年代

  • 1962年11月名古屋工場竣工(名古屋市西区)、名古屋出張所を廃止
  • 1965年9月滋賀工場竣工(滋賀県草津市)
  • 1966年4月大阪工場竣工(大阪市淀川区)
  • 1967年6月イサムエアーゾール工業株式会社(大阪市福島区)を設立(現・連結子会社)

1970年代

  • 1972年2月仙台出張所を設置
  • 1974年9月進勇商事株式会社(大阪市福島区)を設立(現・連結子会社)
  • 1977年1月イサムモータープール株式会社(大阪市福島区)を設立(現・非連結子会社)
  • 1977年3月明勇色彩株式会社(大阪市福島区)を設立(現・連結子会社)
  • 1978年4月中国出張所を設置

1980年代

  • 1980年1月日本証券業協会大阪店頭登録
  • 1984年3月上場大阪証券取引所市場第二部(特別指定銘柄)に上場

1990年代

  • 1990年1月九州工場竣工(福岡県糟屋郡粕屋町)、旧九州工場を廃止
  • 1991年4月横浜出張所を設置
  • 1991年5月札幌出張所を設置
  • 1996年1月大阪証券取引所市場第二部に指定変更
  • 1996年3月東京・名古屋・大阪の各工場をそれぞれ東京・名古屋・大阪の各支店に改称 九州工場を福岡支店に、中国出張所を広島出張所に改称

2000年代

  • 2000年5月滋賀工場竣工(滋賀県草津市笠山)、旧滋賀工場を廃止
  • 2004年11月東京支店竣工(埼玉県戸田市)、旧東京支店を廃止 横浜出張所を廃止
  • 2009年7月仙台出張所竣工(仙台市宮城野区)、旧仙台出張所を廃止 札幌出張所を札幌駐在所に改称
  • 2009年12月進勇商事株式会社を大阪市淀川区へ移転

2010年代

  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に上場

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 株主資本利益率(ROE)向上させる(数値目標は明記なし)

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    顧客起点の製品開発と市場シェア拡大

    製品開発力を強化し、顧客の声を反映した製品開発を推進する。自動車補修用分野でのシェア拡大に加え、大型車両用・工業用分野など新市場の開拓に取り組む。YouTube公式チャンネルを活用したBtoB・BtoC向け情報発信も行う。

  2. 02

    環境対応型製品の開発と法規制対応

    環境関連法規制に対応し、水性塗料など環境対応型製品の開発に注力する。塗装作業従事者の健康維持と地球環境保護を考慮した製品力向上を図る。

  3. 03

    人材育成と労働環境の整備

    全従業員を対象とした社員教育制度を整備し、モチベーション向上やスキルアップを推進する。働き方改革やメンタルヘルス対策により良好な労働環境を実現する。

  4. 04

    生産性向上とコスト低減

    管理業務を本社、生産・受注業務を滋賀工場に集中化し、トータルコストの低減と生産性向上を進める。生産設備の更新や合理化投資により収益力強化を図る。

  5. 05

    CSRとガバナンス強化

    環境保全活動、適切な情報開示、コンプライアンス推進を通じて社会的責任を果たす。コーポレート・ガバナンス体制と内部統制の充実に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で213人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は674万円で、9期前と比べて+4.6%平均年齢は43.4歳、平均勤続年数は17.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月193
2018年3月199
2019年3月64444.316.9197
2020年3月63444.116.7195
2021年3月63644.016.5196
2022年3月64343.416.6197
2023年3月64843.416.8203
2024年3月64943.217.1204
2025年3月65043.116.8212283
2026年3月67443.417.2213423

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 4 / 海外 0、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
滋賀工場 — 滋賀県草津市755百万円
塗料事業
賃貸不動産 — 大阪市北区611百万円
その他
大阪支店 — 大阪市淀川区428百万円
塗料事業
福岡支店 — 福岡県糟屋郡 粕屋町427百万円
塗料事業
東京支店 — 埼玉県戸田市236百万円
塗料事業
名古屋支店 — 名古屋市西区68百万円
塗料事業
仙台出張所 — 仙台市宮城野区56百万円
塗料事業
本社 — 大阪市福島区11百万円
塗料事業
本社 — 滋賀県草津市3百万円
塗料事業
本社 — 大阪市淀川区0百万円
塗料事業
主な関係会社
  • 国内
    イサムエアーゾール 工業株式会社
    大阪市 福島区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    明勇色彩株式会社
    滋賀県 草津市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    イサム土地建物 株式会社 ※(注)3,4
    大阪市 福島区 · 連結子会社
    議決権49.9%
  • 国内
    進勇商事株式会社
    大阪市 淀川区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は84億円営業利益9億円前期と比べると増収増益で、売上が+2.4%、利益が+50.0%。

売上高
+2.4%
84億円
営業利益
+50.0%
9億円
純利益
+60.0%
8億円
営業利益率
10.7%
前期比 +3.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高91億円84億円
営業利益11億円9億円
純利益9億円8億円
1株あたり配当¥50¥50

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は22億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+10.0%、営業利益は+50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q191
2024年1Q20210.02
2024年2Q20210.01
2024年3Q21314.32
2024年4Q190
2025年2Q4037.52
2025年4Q4237.13
2026年2Q4149.83
2026年4Q43511.65
2027年1Q22313.62

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は81億円から84億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は10.7%。売上は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に上場
2013年3月81116
2014年3月84108
2015年3月8295
2016年3月8196
2017年3月80107
2018年3月8096
2019年3月7986
2020年3月7585
2021年3月7275
2022年3月7164
2023年3月7664
2024年3月8085
2025年3月82687.35
2026年3月8491110.78

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高84億円のうち、営業利益として残るのは9億円10.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は8億円、売上の9.5%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金66.7%56億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金22.6%19億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.7%9億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
33.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.4pt
10.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+4.1pt
9.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.6pt
4.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが10億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは8億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は42億円で、売上の6.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月5−3−3219
2014年3月10−5−3520
2015年3月7−1−2624
2016年3月6−8−2−221
2017年3月9−7−4219
2018年3月110−11127
2019年3月6−5−1128
2020年3月6−7−1−126
2021年3月70−1732
2022年3月5−3−1233
2023年3月7−5−1234
2024年3月8−7−1134
2025年3月5−3−1235
2026年3月10−2−1842

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は219億円。このうち返さなくてよい自己資本が185億円で、自己資本比率は82.5%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1561173973.1
2014年3月1611233874.1
2015年3月1671293875.2
2016年3月1691333676.7
2017年3月1721403279.2
2018年3月1801453578.4
2019年3月1831493479.6
2020年3月1831533081.5
2021年3月1891583181.5
2022年3月1911613082.1
2023年3月1991653481.2
2024年3月2081723680.8
2025年3月2091763282.5
2026年3月2191853482.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
45億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
150億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
9億円
在庫として抱えている分
負債合計
34億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
91
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率21 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率203社中18位あたり、逆に低いのは配当利回り203社中186位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.3%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
10.7%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
82.5%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
2.4%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.2%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥4,120で、1年前と比べて+17.2%過去52週の値幅のなかでは81%の位置にある。

¥4,120-0.2%1ヶ月+13.7%1年+17.2%時価総額82億円
過去52週の値幅
安値¥3,345高値¥4,300

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.4倍
PER (会社予想)9.0倍
PBR0.43倍
配当利回り1.21%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は6月下旬に3390円から緩やかな上昇トレンドに転じ、7月7日以降は上昇基調が加速。8月5日には3750円まで上昇し、25日移動平均線(3497.4円)を約7.2%上回る。75日線(3596円)や200日線(3658.58円)も超えて推移し、52週高値4300円に約12.8%と迫る。直近1ヶ月で9.01%上昇。出来高は7月15日に5,600株と増加後、低水準だったが、8月5日に8,200株と急増。週足では強い上昇トレンドで、RSI14は87.5と過熱気味。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER 9.39倍、PBR 0.40倍と同業界平均(PER 18.29倍、PBR 1.46倍)を大幅に下回る。ROE 4.3%は低いが、売上高・利益とも増加基調で、来期予想PER 8.2倍と一段の改善が見込まれる。配当利回り1.33%は平均2.69%を下回るが、配当性向14.8%と余力があり、増配余地がある。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.4倍17.8倍
PER (予想)9.0倍
PBR0.43倍1.41倍
ROE4.3%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

安定した事業基盤を持つが、成長性は限定的。強気派は、安定配当と低評価(PBR0.4倍)を割安と見る。一方弱気派は、需要の先細り懸念やコスト上昇による収益悪化を指摘する。

プラスに働く材料7
  • 割安株

    PBR0.4倍と低く、資産価値に比べて安い

  • 安定配当

    配当利回り1.3%と安定的な株主還元を続ける

  • 収益改善

    新型塗料などで利益率が向上傾向にある

  • 予想PER8.2倍と割安感、利益成長で株価再評価決算発表後影響

    予想PER8.2倍は実績PER9.39倍を下回り、今期も増益見通し

  • 営業利益率10.71%へ改善、収益性向上通年影響

    営業利益率は7.32%から10.71%へ3.39ポイント改善、営業利益9億円

  • PBR0.40倍と株価純資産倍率が1倍割れ継続影響

    PBR0.40倍は解散価値以下に株価が低迷、資本効率改善余地は大きい

  • 配当利回り1.33%と株主還元を確保継続影響

    配当利回り1.33%を確保、株主への還元が続く

マイナスに働く材料7
  • 需要減退

    国内建設市場の縮小で塗料需要が減少する恐れがある

  • 原材料高

    原油高などで原材料コストが上昇し、利益を圧迫する

  • 成長鈍化

    売上高は横ばいで、成長性に乏しい

  • 売上高84億円と前期比2.4%増の低成長通年影響

    売上高82億円→84億円、増収率2.4%と成長が鈍い

  • ROE4.3%と低い資本効率継続影響

    ROE4.3%は資本を効率的に使えていない水準

  • 時価総額75億円と小型で流動性低い継続影響

    時価総額75億円と小さく、売買が少なく株価変動が大きい

  • 外国人保有比率5.29%、海外投資家に非選好継続影響

    外国人保有比率5.29%と低く、海外マネーの参入余地が限定的

次の決算で確かめる点
売上高成長率
市場需要の変化と事業の拡大・縮小を把握する
原材料費率
コスト変動が利益に大きく影響するため
受注状況
今後の売上の先行指標として重要

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり50で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.21%。

年間配当
¥50
1株あたり
配当利回り
1.21%
いまの株価に対して
配当性向
14.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月6019.3
2018年3月30−50.018.5
2019年3月5066.721.0
2020年3月500.021.4
2021年3月500.023.0
2022年3月500.031.6
2023年3月500.028.6
2024年3月500.023.0
2025年3月500.021.3
2026年3月500.014.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥50

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,214人。区分でいちばん多いのは個人・その他75.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が16.1%を占め、残る84.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他78.674.076.577.272.975.9
事業法人12.216.113.413.716.412.0
外国法人4.65.73.54.04.35.3
自己株式20.64.74.74.74.74.7
金融機関4.54.22.10.50.74.1
証券会社0.10.04.54.55.62.8
外国人個人0.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01北村 初美22.15
02北村 健22.10
03イサム塗料栄勇会7.35
04日本証券金融株式会社3.50
05INTERACTIVE BROKERS LCC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)2.30
06光通信KK投資事業有限責任組合2.00
07長瀬産業株式会社1.65
08イサム塗料従業員持株会1.25
09株式会社SBI証券1.20
10DEUTSCHE BANK AG,SINGAPORE A/C CLIENTS(TREATY)(常任代理人 株式会社みずほ銀行)1.00

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+512%、1株純資産は14期で+720%。直近期のROEは4.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月651,1565.86.117.5
2014年3月781,2536.55.817.7
2015年3月561,3164.410.221.2
2016年3月601,3594.58.619.5
2017年3月3637,1345.28.019.3
2018年3月3267,4134.512.118.5
2019年3月2917,6403.912.921.0
2020年3月2837,8353.710.221.4
2021年3月2678,0963.412.523.0
2022年3月2118,2492.615.331.6
2023年3月2298,4632.711.928.6
2024年3月2738,8013.212.723.0
2025年3月2889,0383.211.321.3
2026年3月3969,4754.39.114.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

6名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は6名。2026/3期の役員報酬は総額42百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
北村倍章取締役社長(代表取締役)5140
深田修也取締役 情報システム部長5813
山碕昌之取締役5910
角井和夫取締役(常勤監査等委員)6416
澤田直樹取締役(監査等委員)70
樫元雄生取締役(監査等委員)47

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3292910
取締役(社内)1888
社外取締役2553

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容486字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社5社で構成され、塗料の製造販売及び関連商品の仕入販売を主な内容とし事業活動を展開しております。 当社グループの事業に係わる位置づけは次のとおりであります。 塗料事業…………塗料事業は、自動車補修用、工業用、建築用等に分かれております。当社グループは、当社が各種塗料類、シンナー類等を製造販売し、各子会社は半製品の加工、製品の充填・小分け作業等または関連商品の仕入・販売を行っております。 エアゾール製品については、原液を当社で製造し、子会社イサムエアーゾール工業㈱に販売、同社でエアゾール製品を製造し、一部は当社で仕入れて販売をしております。子会社明勇色彩㈱は、当社塗料製品のチューブ類への充填・小分け作業を行っております。 また、子会社進勇商事㈱では、塗装関連製品の仕入・販売をしており、一部は当社で仕入れて販売しております。 その他の事業……不動産の賃貸管理・運営業務を行っております。 子会社イサム土地建物㈱、イサムモータープール㈱は、それぞれ不動産賃貸、駐車場経営をしております。 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,712字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、「良品質な塗料を通して、広く社会に貢献する」という経営理念のもと、「時代の要求する製品」「愛される商品」を開発することを社是として、常に「業界の先駆者たれ」をモットーに技術開発を推進してまいりました。 現在は、社員全員が「お客様に一番近いメーカーであり続けよう」という経営ビジョンをしっかり意識して日々業務を遂行し、顧客満足の向上につなげるとともに、地球環境との調和や社会環境の保護を背景とした市場ニーズに基づき、色彩産業としての新しい高い地位を目指して事業活動を行うことにより、顧客および株主の皆様の信頼や期待に応える安定した経営を基本方針としております。 (2) 経営環境および経営戦略等 当社グループは、自動車補修用塗料はメンテナンス分野に特化し、建築用塗料はメンテナンスを主軸とし、新築にも対応しております。また、工業用塗料はユーザー個別対応により、積極的な営業活動を推進するとともに、全社員が環境への問題を最優先課題として取り組んでおります。併せて、顧客のみならず社会的に受け入れられる塗料・塗装システムの開発も進めております。 現在、塗料業界におきましては、環境関連法(大気汚染防止法、水質汚濁防止法、土壌汚染防止法)や、特化則・有機則・PRTR法などさまざまな法的規制の適用を受けております。このため、当社グループは、社会や業界を取り巻く法律や規制への対応に積極的に取り組んでおり、今後もなお一層、環境・化学物質関連の法規制対応の取り組みを強化してまいります。また、製品化におきましては、これらをクリアした環境対応型製品を主力とする新製品・新システムの開発に注力し、塗装作業従事者の健康維持と地球環境保護を考慮した水性塗料の製品力向上に努めてまいります。 国内の塗料需要が停滞している状況においては、製品開発力を強化し、顧客起点の製品開発を推進することや、新たな市場を創造することで顧客の支持を得られるような営業活動により、市場でのシェア拡大に取り組んでまいります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループでは、経営指標として従来から株主資本利益率を重視しております。また、経営の安定性と収益性の両立を図りながら企業価値の向上を目指すとともに、資金面におけるキャッシュ・フローを重視し、総合的な結果としてROE等の向上につなげることを目標としております。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 今後の経済の見通しにつきましては、2026年3月からの買い込み需要の反動が懸念され、中東情勢による原油等の供給不安をはじめ、ウクライナ情勢の長期化や原油価格をはじめとするエネルギー価格の動向、物流・運送業界をとりまく2024年問題の更なる顕在化、通商政策など米国の政策動向がわが国経済に与える影響が見通せず、先行きは極めて不透明な状況であります。 当社グループを取り巻く状況も、予断を許しませんが、中東情勢を引き続き注視し、原材料価格、エネルギー価格や物流コスト、人材確保・育成に係る人件費の上昇に対処すべく、生産効率化、業務効率化に注力し、販売シェア・販売数量の維持に努めつつ不急のコストを抑えるなど、収益確保に繋げてまいります。 塗料業界におきましては、引き続き企業間競争が激しくなることが予想されます。このような状況の中、当社グループは、「お客様に一番近いメーカーであり続けよう」という経営ビジョンを掲げ、全社員一丸となって次のとおり取り組んでまいります。 ① 人材の育成 「お客様に一番近いメーカーであり続けよう」という経営ビジョンを掲げる当社グループにとって、顧客の声に耳を傾け、顧客起点の製品開発を推進するための人材育成は最重要課題の一つと位置づけております。人材育成については、全従業員を対象として社員教育制度を整備し、従業員のモチベーションの向上やスキルアップに取り組んでおります。 また、全社的な労務管理を行うとともに、「働き方改革」やメンタルヘルス対策を推進し、より良い労働環境の整備、運用に努めてまいります。 ② 高品質、安全・安心な製品の安定供給 当社グループは「環境方針」を定め、社会や業界を取り巻く法律や規制への対応に積極的に取り組むとともに、大規模な事故・災害等の発生に備えて、事業継続計画(BCP)を策定し、社員教育や災害訓練等によりBCPの周知徹底および実効性の向上を図っております。一方、経営環境に大きな影響を及ぼす、いわゆる物流2024年問題の顕在化に伴う物流コストや原材料の価格と安定的な調達も大きな課題ととらえております。 ③ 顧客ニーズに沿った製品開発と新しいマーケットの開拓 当社グループは自動車補修用塗料を主力としておりますが、自動車業界では、衝突安全装置の普及や自動運転装置の開発・標準化に伴い、自動車補修用塗料の市場は縮小傾向であります。このような状況の中、自動車補修用分野では、より一層の製品開発と新規開拓の推進により、シェアの拡大を図ります。また、大型車両用分野・各種工業用分野など新しいマーケットの獲得を目的に、提案と取り組みを強化し、収益の向上に繋げてまいります。さらに、ソフト面の強化としまして、「YouTube」の公式チャンネルを活用してBtoB、BtoCへ製品をPRし、啓蒙・塗装動画サービスの発信を新たな市場向けに実施してまいります。 ④ 生産性の向上 経営資源を最適活用し、組織・業務・生産活動の効率化ならびに集約化に努めてまいります。具体的には、管理業務を本社へ、生産・受注業務を滋賀工場へ集中化し、トータルコストの低減・生産性の向上を進めるとともに、情報システムを強化して全社的な業務の効率化を推進してまいります。さらに、滋賀工場における生産ラインにおいて、費用対効果に配慮しつつ、生産設備の更新、合理化投資を実行し、生産力・収益力の向上に繋げてまいります。 ⑤ グループ経営における社会的責任(CSR) 当社グループの経営につきましては、社会的責任を果たすために、環境保全に積極的に取り組み、適切な企業情報の開示やコンプライアンスを一層推進するため、コーポレート・ガバナンス体制の強化および内部統制の充実に全力を投入いたします。
事業等のリスク1,292字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 原材料の調達について 当社グループの使用する原材料は石油関連製品への依存度が高く、原油・ナフサ価格等の動向が塗料原料の価格に影響を及ぼすことが懸念され、業績に多大な影響を受ける可能性があります。また、特定メーカーに依存している原材料について、そのメーカーの罹災や事故により調達が困難となった場合、当社グループの生産に影響を与え、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 公的規制について 塗料業界におきましては、大気汚染防止法、水質汚濁防止法、土壌汚染防止法などの環境関連法や、毒物劇物取締法、廃掃法、PRTR法などさまざまな法的規制の適用を受けております。当社グループは、社会や業界を取り巻く法律や規制の施行に積極的に取り組むため、「環境方針」を定め、ISO14001等を取得するなど対応に注力していますが、今後、新たな法規制の施行や強化などにより、販売活動の制限や法対応への費用増加などが当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 新製品の開発に対するもの 当社グループは、多様化・高機能化する市場ニーズに対応できる新製品および塗装システムの開発を行なっておりますが、製品開発や販売政策の展開が適正な時期に行なわれなかった場合、将来の成長と収益性が低下し、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 災害に対するもの 危険物を取扱う工場として災害からの安全を確保するために法的な規制を遵守し、災害を未然に防止する対応をとり、万一の災害に対しては火災保険等を付保していますが、当社グループの生産拠点は滋賀工場(滋賀県草津市)のみのため、当工場が地震等の災害に罹災するなどで生産困難となった場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、新型コロナウイルス等の感染症拡大により、当社グループの生産拠点、物流体制、営業活動等に支障が生じた場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 製造物責任について 当社グループは厳正な品質管理基準に基づき製品を製造しておりますが、万一、製品に欠陥が発生した場合に備えて保険に加入しています。しかし、予期せぬ事情で大規模な製品の欠陥による損失が発生した場合は、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) ITリスク 当社グループは多数の情報システムを運用しており、権限責任の適切な配分、チェック体制の確立、また、外部からの進入に対する方策などを講じておりますが、情報の消失、情報の漏洩、回線障害、コンピュータやシステム障害、ウイルスによる障害等の影響を受ける可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,986字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概況は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、米国の通商政策の影響が残るものの、企業収益は改善の動きがみられました。個人消費、設備投資に持ち直しの動きが、雇用情勢には改善の動きがみられ、景気全体は緩やかに回復しております。 一方で世界の景気は、一部の地域において弱さがみられるものの、持ち直しが続いていますが、中東情勢による原油の供給不安や欧米における高い金利水準に伴う影響、物価上昇等による下振れリスクがあります。わが国においても、原材料等の供給不安やエネルギー価格の高止まり、企業物価指数や消費者物価指数の高止まり、物価上昇の継続による消費マインドの下振れなどが懸念され、当社グループを取り巻く環境は予断を許さない状況が続いております。 このような状況の中、当社グループは、一定の販売数量を確保し、自動車補修用市場でのシェアの拡大を図るため、顧客ニーズに沿った環境対応型塗料や高機能性塗料で販路拡大に注力するとともに、大型車両分野や工業用分野などの新規市場開拓や建築用塗料の受注拡大に向け、営業活動を展開いたしました。また、原材料価格、エネルギーコスト、人件費等の上昇分を吸収すべく、販売数量が厳しい中、収益向上のための人材確保ならびに人材育成、業務効率化に注力いたしました。販売面においては、価格改定の効果により収益性が改善し、期末にかけて中東情勢の不安等により、シンナー類をはじめとする一部の製品における買い込み需要に可能な限り対応したため、増収効果が生じました。 その結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は次のとおりとなりました。 a.財政状態 当連結会計年度末の資産は、前連結会計年度末に比べ9億98百万円増加して218億86百万円となりました。 当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べ1億59百万円増加して34億6百万円となりました。 当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ8億39百万円増加して184億79百万円となりました。 b.経営成績 売上高については、原材料価格の上昇分の一部を販売価格に転嫁し、収益確保に努めてまいりました。利益面につきましても、ウクライナ情勢の長期化や中東情勢の緊迫化により原材料価格やエネルギー価格が高止まりしたことから、収益環境を慎重に見極め、生産部門における設備投資を必要最小限とし、不急の設備維持経費を抑制するなど総コスト上昇を一定程度に抑えることに注力いたしました。 その結果、当連結会計年度の売上高は、84億3百万円(前年同期比3.0%増加)となりました。利益面につきましては、営業利益は9億15百万円(前年同期比45.9%増加)、経常利益は10億77百万円(前年同期比40.5%増加)、親会社株主に帰属する当期純利益は7億55百万円(前年同期比37.6%増加)となりました。 塗料事業は、売上高83億円(前年同期比3.0%増加)、営業利益8億69百万円(前年同期49.1%増加)であります。 分野別の販売状況は、自動車補修用塗料分野では、特化則対応、PRTR法対応の1液ベースコート「ハイアートNext」やハイソリッドクリヤー「アクセルクリヤー」シリーズで市場占有率の維持を図るとともに、特殊ウレタン樹脂をベースとした2液型塗料「ベッドライナービースト」で新規ユーザーの獲得に努めました。併せて、水性1液ベースコート塗料「アクアスDRY」では主力ユーザーへの普及促進を行うとともに、水性塗料の安全性を維持しつつ作業効率の改善と作業者の負担軽減を実現した水性1液ベースコート塗料「CRONOS HD」で新規ユーザー獲得に注力しました。大型車両分野では、トラック荷台床面の木部保護塗料「ウッドプロテクト」、特化則対応、PRTR法対応の2液ウレタン樹脂塗料「ハイアートCBエコ」でユーザー獲得に注力し、堅調に推移いたしました。さらに、調色作業を標準化・システム化した測色機「彩選短スマート」の販売を促進し、ユーザーの作業効率改善や若年者の技術教育に大きく貢献いたしました。 建築用塗料分野におきましては、主力の「ネオシリカ」シリーズに加え、抗ウイルス性、抗菌性、抗カビ性、消臭性に優れた内装用光触媒塗料「エアフレッシュ」など、各種用途に特化した製品を展開いたしました。また、タイル床面等滑り止めの「スキッドガードシリーズ」では、高耐久性を実現した無溶剤2液型ウレタン樹脂塗料「スキッドガードTOUGH」、水性1液型アクリル樹脂塗料「スキッドガードAQUA」の販売促進に取り組みました。 工業用塗料につきましては、ユーザーの環境重視志向を背景に「ハイアートCBエコ」の拡販に注力するとともに、従来の水性塗料と比較して乾燥性・光沢を大幅に向上させた水性1液型アクリル樹脂塗料「アクアシャインGA」において、引き続き個々のユーザーに対応して積極的な個別営業活動に取り組みました。 エアゾール分野におきましても、工業用向けでは、補修用スプレー「エアラッカーエコ」の売上が堅調であったほか、DIY分野では、2液内部混合型エアースプレー「エアーウレタン」、1液カラークリヤー「キャンデーカラー」が堅調に推移しました。 その他は、売上高1億2百万円(前年同期比0.3%増加)、営業利益46百万円(前年同期比3.5%増加)であります。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、税金等調整前当期純利益10億77百万円、有価証券の売却及び償還による収入6億円、定期預金の払戻による収入3億円、投資有価証券の売却及び償還による収入3億円などの増加がありましたが、投資有価証券の取得による支出9億25百万円、定期預金の預入による支出3億円、法人税等の支払額2億18百万円などがあり、全体として期首残高より6億89百万円増加し、41億61百万円(前連結会計年度末34億72百万円)となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動による資金の増加は9億88百万円(前連結会計年度4億86百万円)となりました。 その主な要因は、増加した資金では、税金等調整前当期純利益10億77百万円、減少した資金では、法人税等の支払額2億18百万円、売上債権の増加1億50百万円、仕入債務の減少1億38百万円などによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動による資金の減少は1億88百万円(前連結会計年度3億31百万円)となりました。 その主な要因は、増加した資金では、有価証券の売却及び償還による収入6億円、定期預金の払戻による収入3億円、投資有価証券の売却及び償還による収入3億円、減少した資金では、投資有価証券の取得による支出9億25百万円、定期預金の預入による支出3億円などによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動による資金の減少は1億12百万円(前連結会計年度1億9百万円)となりました。 その主な要因は、配当金の支払額96百万円などによるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績及び商品仕入実績 生産実績 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 塗料事業(千円)   4,223,377   △2.9 その他(千円)   -   - 合計(千円)   4,223,377   △2.9 (注) 金額は製造原価によっております。 商品仕入実績 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 塗料事業(千円)   1,360,566   △13.1 その他(千円)   -   - 合計(千円)   1,360,566   △13.1 (注) 金額は仕入価格によっております。 b.受注実績 主として見込生産によっておりますので、受注ならびに受注残高について特に記載すべき事項はありません。 c.販売実績 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 塗料事業(千円)   8,300,379   3.0 その他(千円)   102,419   0.3 合計(千円)   8,402,798   3.0 (注) セグメント間取引については相殺消去しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績等 1)財政状態 当連結会計年度末の資産は、前連結会計年度末と比べ9億98百万円増加して218億86百万円となりました。 資産の増加の主なものは、有価証券10億円、現金及び預金3億89百万円、電子記録債権2億26百万円、売掛金2億11百万円、減少の主なものは投資有価証券4億25百万円、受取手形2億87百万円、商品及び製品1億29百万円であります。 当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べ1億59百万円増加して34億6百万円となりました。 負債の増加の主なものは、未払法人税等71百万円、未払金69百万円、減少の主なものは、電子記録債務1億51百万円であります。 当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ8億39百万円増加して184億79百万円となりました。 純資産の増加の主なものは、利益剰余金6億60百万円、その他有価証券評価差額金1億71百万円であります。 以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末と変わらず、82.5%となりました。 2)経営成績 当社の主力事業の自動車補修用塗料分野の国内市場が停滞している環境において、環境保全の法規制などにより、塗料の低溶剤化・水性化を推進することが不可欠となるなど、事業環境は厳しい状況が続いております。そうした環境のもと、積極的な営業活動を展開いたしました結果、売上高は前連結会計年度比3.0%増加の84億3百万円となりました。 製品の統廃合や総原価低減に取り組み、原材料価格や物流コスト等の上昇分の一部を販売価格に転嫁したことにより、営業利益は前連結会計年度比45.9%増加の9億15百万円、経常利益は前連結会計年度比40.5%増加の10億77百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度比37.6%増加の7億55百万円となりました。 3)キャッシュ・フローの状況 キャッシュ・フローの状況におきましては、当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ6億89百万円増加し、41億61百万円(前連結会計年度末34億72百万円)となりました。 営業活動による資金の増加は、9億88百万円となりました。 投資活動による資金の減少は、1億88百万円となりました。 財務活動による資金の減少は、1億12百万円となりました。 なお、詳細は「第一部 企業情報 第2 事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 b.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの経営に影響を与える大きな要因としましては、使用する原材料の石油関連製品への依存度が高く、原油・ナフサ価格等の動向が塗料原料の価格に影響を及ぼします。また、物流費の上昇もコスト増加の要因であり、原材料価格の上昇によるコスト増とともに収益の圧迫要因となります。このような状況の下、当社グループは生産効率化ならびに業務の効率化によりコスト増を吸収しつつ、一部販売価格への転嫁等により対応しております。 当社グループの主たる事業である塗料業界におきましては、大気汚染防止法、水質汚濁防止法、土壌汚染防止法などの環境関連法や、毒物劇物取締法、廃掃法、PRTR法などさまざまな法的規制の適用を受けております。当社グループは、社会や業界を取り巻く法律や規制の施行に積極的に取り組むため、「環境方針」を定め、ISO14001等を取得するなど対応に注力しています。また、大規模な事故・災害等の発生に備えて、事業継続計画(BCP)を策定し、社員教育や災害訓練等によりBCPの周知徹底および実効性の向上を図っております。 c.資本の財源及び資金の流動性 当社グループの事業活動における運転資金需要の主なものは当社グループの主たる事業である塗料事業であります。塗料事業の必要な資金は、製造費用、販売費および一般管理費、設備投資でありますが、これらは全て営業活動によるキャッシュ・フローと内部資金により調達しており、金融機関からの借入や社債の発行による資金調達はありません。今後の事業の維持・発展に必要な運転資金・設備資金についても内部資金による調達で可能であると考えておりますが、取引銀行2行と20億円の当座貸越契約を締結し流動性を補完しています。 ②重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しております。なお、この連結財務諸表作成に当たりましては、引当金の計上など一部に将来の見積りに基づいているものがありますが、これらの見積りは当社グループにおける過去の実績等を勘案し、「退職給付に関する会計基準」「税効果会計に係る会計基準」「金融商品に関する会計基準」などに準拠しております。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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