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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

三ツ星ベルト

Mitsuboshi Belting Ltd.5192 · Prime · ゴム製品

自動車・産業機械向け伝動ベルトで世界大手。搬送ベルトや建設資材も展開する総合ベルトメーカー。

概要

三ツ星ベルトは1919年に神戸で創業したゴム・樹脂製伝動ベルトの専業メーカーである。自動車用タイミングベルトや産業機械用ベルトで世界トップクラスのシェアを持ち、連結売上高は約923億円(2026年3月期)、従業員数4,568人。神戸に本社を置き、インド、米国、中国、インドネシアなど海外13カ国に生産・販売拠点を展開する。

四つのセグメントで構成される事業ポートフォリオ

三ツ星ベルトグループは「国内ベルト事業」「海外ベルト事業」「建設資材事業」「その他」の4セグメントで構成される。2026年3月期の売上高構成比は、海外ベルト事業が55%(507億円)と最大で、国内ベルト事業が31%(290億円)、建設資材事業が7%(68億円)、その他が6%(58億円)である。営業利益では国内ベルト事業が73億円と全体の61%を占め、利益率の高さが特徴である。

国内ベルト事業は販売子会社を通じた分業体制

国内ベルト事業は三ツ星ベルト㈱が製造の中核を担い、子会社三ツ星ベルト工機㈱や三ツ星ベルトコンベヤ㈱が加工を、三ツ星コード㈱が原材料ケーブルコードの製造を担当する。販売は子会社三ツ星ベルト販賣㈱が一元的に行い、研究開発は三ツ星ベルト技研㈱に委託する。この分業体制により、生産効率と品質管理を両立している。滋賀工場ではケーブルコードの樹脂加工設備を増設し、内製化を強みとしている。

海外ベルト事業は13カ国に広がる生産・販売網

海外ベルト事業はインドのMITSUBOSHI BELTING-INDIA PRIVATE LIMITED、米国のMBL (USA) CORPORATION、中国の蘇州三之星機帯科技有限公司など、主要市場に生産子会社を持つ。インドネシアにはPT. MITSUBOSHI BELTING INDONESIAとPT. SEIWA INDONESIAの2工場を保有し、東南アジアでの供給力を強化している。販売はシンガポールのMITSUBOSHI OVERSEAS HEADQUARTERSや欧州のMitsuboshi Belting Europe GmbHなどが担い、地域ごとに最適な供給体制を構築している。

建設資材と樹脂製品が第3、第4の柱

建設資材事業は建築用防水シートと土木用遮水シートを主力とし、子会社ネオ・ルーフィング㈱が販売・施工を手掛ける。2026年3月期の売上高は68億円と前年比16%減だったが、防水工事の需要は安定している。その他セグメントには、自動車内装向けのエンジニアリング ストラクチュラル フォーム(軽量発泡樹脂)が含まれ、子会社三ツ星ベルト樹脂㈱が製造する。設備機械や電子材料も扱い、売上高58億円、営業利益3.6億円を計上している。

業界の中での役割は動力伝動用ベルト及び搬送用ベルトの製造販売企業。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
923億円
営業利益
87億円
営業利益率
9.4%
純利益
74億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01国内ベルト事業主力

日本国内で自動車用ベルト、産業機械用ベルト、搬送ベルトを製造・販売。三ツ星ベルト㈱を中心に、子会社が製造・加工・販売を分担。ケーブルコードの内製も強み。

主な製品・サービス3
自動車用ベルト
エンジン補機駆動用のVリブドベルトなど。自動車向けに高耐久・低騒音を実現。
産業機械用ベルト
工作機械・汎用モーターの動力伝達に使用。高精度・長寿命が特徴。
搬送ベルト
物流ラインや食品工場などで物品搬送に使用。耐油・耐熱仕様など多様。

02海外ベルト事業主力

海外で自動車用ベルト、産業機械用ベルト、OA機器用ベルトを製造・販売。インド、米国、中国、インドネシアなどに生産拠点を持ち、グローバルに顧客へ供給。

主な製品・サービス3
自動車用ベルト
欧州・アジアの自動車メーカー向けに供給。現地生産でコスト競争力。
産業機械用ベルト
海外工場の生産設備向け。品質は国内と同等。
OA機器用ベルト
プリンター・複写機の給紙・駆動用など、精密な動力伝達が必要な機器向け。

03建設資材事業準主力

建築用防水シート、土木用遮水シート及び関連製品の製造・販売、土木防水工事を手掛ける。三ツ星ベルト㈱が製造し、子会社ネオ・ルーフィング㈱が販売・施工。

主な製品・サービス2
建築用防水シート
屋上・ベランダの防水に使用。ゴムや塩ビ製で耐久性が高い。
土木用遮水シート
廃棄物処分場や貯水池の遮水層に使用。環境保護に貢献。

04その他副次

設備機械、他社仕入商品、エンジニアリング ストラクチュラル フォーム、電子材料、サービス事業など。子会社三ツ星ベルト樹脂㈱が構造発泡体を製造。

主な製品・サービス1
エンジニアリング ストラクチュラル フォーム
軽量高強度の発泡樹脂部材。自動車内装や産業機器の構造材に使用。

製品と技術

自動車用ベルト:エンジン補機駆動の要

三ツ星ベルトの主力製品である自動車用ベルトは、エンジンの補機類(オルタネーター、ウォーターポンプ、エアコンプレッサーなど)を駆動するVリブドベルトが中心である。高耐久性と低騒音を両立し、国内外の自動車メーカーに採用されている。タイミングベルト(歯付ベルト)は1957年から製造し、エンジンのバルブタイミング制御に使用される。近年は樹脂製ケースとの一体化や張力調整機構の内蔵など、モジュール化が進んでいる。

産業機械用ベルト:高精度・長寿命の動力伝達

産業機械用ベルトは工作機械、汎用モーター、農業機械などの動力伝達に用いられる。三ツ星ベルトはVベルトからスタートし、現在は歯付ベルト、平ベルト、丸ベルトなど多様なラインナップを揃える。特に高精度が要求される工作機械の主軸駆動用には、振動抑制と位置決め精度を高めた製品を提供する。長寿命設計によりメンテナンス頻度を低減し、工場の生産性向上に貢献する。ケーブルコードの内製が品質の安定性を支えている。

搬送ベルト:物流と食品工場を支える

搬送ベルトは物流ラインや食品工場、空港の手荷物システムなどで物品を搬送するために使用される。三ツ星ベルトは耐油、耐熱、帯電防止など用途に応じた特殊仕様が強みで、食品規格対応品も用意する。子会社三ツ星ベルトコンベヤ㈱が搬送ベルトの加工・販売を担当し、エンドユーザーのライン設計に合わせたカスタム品も供給する。コンベヤシステム全体の設計施工まで手掛けることで、リプレイス需要も取り込んでいる。

建設資材:防水・遮水シートで環境インフラに貢献

建設資材事業の核は建築用防水シートと土木用遮水シートである。防水シートは屋上やベランダに敷設し、ゴムや塩ビを素材として耐久性と施工性を両立する。遮水シートは廃棄物処分場や貯水池の底部に敷設し、有害物質の漏洩を防ぐ。子会社ネオ・ルーフィング㈱が販売と施工を一貫して行い、防水工事の請負も手掛ける。近年は環境規制の強化に伴い、遮水シートの需要が安定して推移している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

ゴム製品のなかでの位置

産業用ベルトでニッチ、大手と共存

三ツ星ベルトはゴム製品業界で、産業用ベルトに特化したメーカー。同業にはブリヂストン(5108)や横浜ゴム(5101)などのタイヤ大手がいるが、直接の競合は限定的。25/3期営業利益率9.83%と高収益。売上高は24/3期840億→26/3期923億と増加傾向。自動車・産業機械向け需要に依存。

強み

  • 産業用ベルトで高いシェアを持ち、独自の技術を保有。
  • 営業利益率9%台を維持し、利益率が高い。
  • 売上高が年々伸びており、需要は堅調。
  • タイヤ大手とは異なる領域で競争が少ない。

課題

  • 産業用ベルトの需要は自動車・機械業界に左右される。
  • 26/3期売上高は前期比微増で、成長が頭打ち気味。
  • ゴム価格の変動がコスト増加要因に。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

自動車完成車・大手部品の時価総額近傍。太字が三ツ星ベルト

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17278エクセディ2,979億円20.2倍
27242カヤバ2,405億円7.5倍
36472NTN2,231億円16.0倍
43569セーレン2,201億円12.9倍
55975東プレ1,845億円9.1倍
65192三ツ星ベルト1,373億円16.8倍
75970ジーテクト1,013億円7.3倍
87241フタバ産業999億円6.2倍
97246プレス工業978億円11.6倍
105949ユニプレス608億円
117280ミツバ604億円5.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(自動車完成車・大手部品)に従っています。

会社の歴史

沿革 37件

個人商店から法人化した1919〜1932年

三ツ星ベルトの歴史は1919年10月、神戸市長田区の現在地で故小田源蔵が個人経営による合資会社三ツ星商会を設立したことに始まる。当初は木綿ベルトを主製品としていた。1932年10月に株式会社三ツ星商会に改組し、同時に合資会社を吸収合併した。1935年6月には三ツ星調帯株式会社に社名を変更し、ベルト専業メーカーとしての基盤を固めた。この間、1933年にコンベヤベルトの製造を開始し、製品ラインを拡大している。

Vベルトと歯付ベルトで成長した1930〜1950年代

1940年10月、V型ベルトの製造を開始し、動力伝達用ベルトの主力製品に育成した。戦後の1947年11月には香川県に四国工場を建設し、平型ベルトの生産を開始。1957年5月には歯付ベルト(タイミングベルト)の製造を始め、自動車エンジン用の高精度ベルトへと事業を広げた。1958年7月には大阪証券取引所に株式を上場し、1962年1月には愛知県小牧市に名古屋工場を新設。同年5月には東京証券取引所市場第一銘柄に指定された。

防水シートと自動車部品に多角化した1960〜1970年代

1963年7月、ベルト技術を応用して防水シートの製造を開始し、建設資材事業に参入。1965年4月には自動車内装部品、1973年7月には自動車外装部品の製造を始め、自動車関連事業を拡大した。1973年11月、米国に子会社MBL (USA) CORPORATIONを設立し、初の海外生産拠点を確保。同時に愛知県に子会社名星工業㈱を設立し、国内生産体制も強化した。1977年にはシンガポールにMITSUBOSHI BELTING (SINGAPORE) PTE. LTD.を設立し、アジア展開の足掛かりとした。

アジア・欧州へ生産ネットワークを広げた1980〜2000年代

1980年4月、SF製品(エンジニアリング ストラクチュラル フォーム)の製造を開始し、樹脂成形分野に進出。1984年にはフィリピン、1987年にはタイ、1988年にはインドネシアに相次いで関連会社・子会社を設立した。米国では1988年にMBL (USA)の生産工場を稼働。1997年にはシンガポール子会社がインドネシアにPT. SEIWA INDONESIAを設立し、生産能力を拡大した。2001年にはポーランドにMOI Tech Europeを、2002年には中国に上海共星機帯国際貿易有限公司を設立し、欧州・中国市場への販売網を構築した。

国内販売網の再編と研究開発拠点の整備

1997年4月、子会社中部三ツ星が北陸三ツ星と東海三ツ星を統合し三ツ星ベルト中日本㈱を設立。1998年6月には中国三ツ星広陵が大阪三ツ星を統合し三ツ星ベルト西日本㈱を設立。2001年10月には三ツ星ベルト北日本と東京三ツ星工販を統合し三ツ星ベルト販賣㈱が発足し、国内販売を一本化した。研究開発面では1999年2月に京都府綾部市に綾部生産システム開発センターを建設し、子会社三ツ星ベルト技研㈱を設立。2000年4月には神戸事業所内にテクノリサーチセンターを増改築し、技術基盤を強化した。

中期経営計画で1,000億円売上を目指す現在

2024年度から2026年度を計画期間とする「'24中期経営計画」を公表し、2030年度の「ありたい姿」として売上高1,000億円、営業利益130億円、ROE10%を掲げた。2026年度のKPIは売上高915億円、営業利益105億円、ROE9%としている。2026年3月期の実績は売上高923億円、営業利益87億円と目標に迫る水準に達した。株主還元としてはDOE5.4%程度を目安に配当を実施し、計画期間中の自己株式取得30億円を実行している。

年表37件を開く

1910年代

  • 1919年10月創業神戸本社現在地において、故小田源蔵個人経営による木綿ベルトを主製品とする合資会社三ツ星商会を設立

1930年代

  • 1932年10月創業株式会社三ツ星商会を設立、同時に合資会社三ツ星商会を吸収合併
  • 1935年6月三ツ星調帯株式会社に改称
  • 1936年3月コンベヤベルトの製造開始
  • 1937年6月東京都中央区に東京支店を開設

1940年代

  • 1940年10月V型ベルトの製造開始
  • 1947年11月香川県に四国工場を建設し、平型ベルトの製造開始

1950年代

  • 1957年5月歯付ベルトの製造開始
  • 1958年7月上場大阪証券取引所に株式を上場

1960年代

  • 1961年5月三ツ星ベルト株式会社に改称
  • 1962年1月愛知県小牧市に名古屋工場を建設し、各種ベルトの製造開始
  • 1962年5月上場東京証券取引所市場第1部に株式を上場
  • 1963年7月防水シートの製造開始
  • 1965年4月自動車内装部品の製造開始

1970年代

  • 1973年7月自動車外装部品の製造開始
  • 1973年11月米国に子会社MBL (USA) CORPORATIONを設立、また、愛知県小牧市に子会社名星工業㈱を設立
  • 1977年7月シンガポール国に子会社MITSUBOSHI BELTING(SINGAPORE) PTE. LTD.を設立
  • 1977年9月創業㈱三ツ星ベルト神奈川製造所より自動車内装・外装部品の製造設備等を譲り受け、神奈川工場として発足

1980年代

  • 1980年4月SF製品(エンジニアリング ストラクチュラル フォーム)の製造開始
  • 1982年10月ポリウレタン素材によるケミフレックス製品の製造開始
  • 1984年7月創業フィリピン国に関連会社MITSUBOSHI BELTING(PHIL.) CORPORATIONを設立
  • 1986年9月滋賀県に滋賀工場を建設(ケーブルコードの樹脂加工設備の増設)
  • 1987年12月創業タイ国に関連会社MITSUBOSHI BELTING(THAILAND) CO., LTDを設立
  • 1988年3月米国に子会社MBL (USA) CORPORATIONの製造部門として生産工場を建設
  • 1988年9月インドネシア国に子会社PT. MITSUBOSHI BELTING INDONESIAを設立

1990年代

  • 1997年3月子会社MITSUBOSHI BELTING(SINGAPORE) PTE. LTD.がインドネシア国に設立した子会社PT. SEIWA INDONESIAの生産工場完成
  • 1997年4月M&A子会社中部三ツ星㈱が子会社北陸三ツ星㈱及び子会社東海三ツ星㈱を統合し、子会社三ツ星ベルト中日本㈱として営業開始
  • 1998年6月M&A子会社中国三ツ星広陵㈱が子会社大阪三ツ星㈱を統合し、子会社三ツ星ベルト西日本㈱として営業開始
  • 1999年2月京都府綾部市に綾部生産システム開発センターを建設し、同施設を運営する子会社三ツ星ベルト技研㈱を設立

2000年代

  • 2000年1月神戸・東京両本社制の実施
  • 2000年4月神戸事業所内にテクノリサーチセンターを増改築
  • 2000年6月シンガポール国に子会社MOI TECH PRIVATE LIMITEDを設立
  • 2000年10月神戸市長田区の本店社屋を総合管理センターとして増改築し、神戸本社事務所を神戸市中央区から移転
  • 2001年8月子会社MOI TECH PRIVATE LIMITEDがポーランド国に子会社MOI Tech Europe Sp. z o. o.を設立
  • 2001年10月M&A子会社三ツ星ベルト北日本㈱と子会社東京三ツ星工販㈱を統合し、子会社三ツ星ベルト販賣㈱として営業開始
  • 2001年11月子会社MBL (USA) CORPORATIONよりケミフレックス事業を子会社MITSUBOSHI Chem. Corporationとして分社
  • 2002年6月子会社MBL(EUROPE)B.V.が中国に子会社上海共星機帯国際貿易有限公司を設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年度まで915億円
  • 営業利益2026年度まで105億円
  • ROE2026年度まで9%
  • DOE2026年度まで5.4%程度
  • CO2排出量削減(Scope1&2 国内8拠点)2026年度まで2013年度比40%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    持続可能な社会への貢献

    基本理念「人を想い、地球を想う」のもと、SDGsに取り組み、環境と調和した製品技術・生産技術の開発や地球規模の環境保全活動を推進し、持続可能な社会の実現に貢献する企業づくりを進める。

  2. 02

    資本効率の向上と企業体質強化

    グループ全体の資本効率向上を図り、企業体質をより一層強化する。

  3. 03

    研究開発・技術力の強化と製品開発の迅速化

    世界的な技術競争に対応するため、研究開発体制や技術力を強化し、基礎技術の蓄積と活用能力を高めて製品開発のスピード化を推進する。

  4. 04

    高機能製品の生産体制確立

    次世代を見据え、ユーザーニーズに対応した高機能・高精密・高品質な製品を生産する製造ラインを実現するため、生産システムと研究開発の機能を充実させ、独自の優位性を持った生産システムを確立する。

  5. 05

    グローバル最適生産とコスト競争力の強化

    世界最適生産体制の確立とコスト競争力のある体質づくりを目指し、生産・販売・物流体制の強化のため国内外の拠点再整備を進める。また、人材確保・育成や働き方改革にも取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で4,568人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は726万円で、9期前と比べて+13.0%平均年齢は41.0歳、平均勤続年数は17.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月4,274
2018年3月4,263
2019年3月64240.317.34,342
2020年3月64040.317.34,277
2021年3月64540.717.74,271
2022年3月66841.217.24,201
2023年3月68241.218.14,342
2024年3月69741.018.04,471
2025年3月71541.017.14,495198
2026年3月72641.017.14,568190

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率78.6%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)74.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社13(国内 6 / 海外 7、うち連結子会社 13) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
四国工場 — 香川県さぬき市4,964百万円
国内ベルト
海外ベルト — STARS TECHNOLOGIES INDUSTRIAL LIMITED (タイ国)3,105百万円
綾部事業所 — 京都府綾部市3,104百万円
国内ベルト
名古屋工場 — 愛知県小牧市3,078百万円
国内ベルト
海外ベルト — PT. SEIWA INDONESIA (インドネシア国)2,345百万円
海外ベルト — MITSUBOSHI BELTING-INDIA PRIVATE LIMITED (インド国)2,057百万円
神戸本社 — 神戸市1,936百万円
全社共通
綾部生産システム開発センター — 京都府綾部市1,936百万円
国内ベルト
海外ベルト — MBL (USA) CORPORATION (米国 イリノイ州)1,743百万円
海外ベルト — 蘇州三之星機帯科技有限公司(中国)1,317百万円
ほか5件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    PT. SEIWA INDONESIA
    インドネシア国 ブカシ市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    MITSUBOSHI POLAND Sp.z o.o.
    ポーランド国 プルシュコフ市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    PT. MITSUBOSHI BELTING INDONESIA
    インドネシア国 タンゲラン市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    PT. MITSUBOSHI BELTING SALES INDONESIA
    インドネシア国 西ジャカルタ市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Mitsuboshi Belting Europe GmbH
    ドイツ国 ノイス市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ネオ・ルーフィング㈱
    大阪府 大阪市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    三ツ星ベルト樹脂㈱
    愛知県 小牧市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    上海共星機帯国際貿易有限公司
    中国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    エム・ビ・エル・総合サポート㈱
    香川県 さぬき市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    MOI TECH HONG KONG LIMITED
    香港 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    三ツ星コード㈱
    滋賀県 高島市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    三ツ星ベルトコンベヤ㈱
    愛知県 小牧市 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社1社を開く
  • エムエムコート㈱兵庫県 神戸市100%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は923億円営業利益87億円前期と比べると増収減益で、売上が+2.0%、利益が-2.2%。

売上高
+2.0%
923億円
営業利益
-2.2%
87億円
純利益
-18.7%
74億円
営業利益率
9.4%
前期比 -0.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高970億円923億円
営業利益99億円87億円
純利益98億円74億円
1株あたり配当¥193¥193

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は252億円、営業利益は33億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+22.9%、営業利益は+65.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q19115
2024年1Q205209.822
2024年2Q215219.814
2024年3Q2102110.015
2024年4Q21020
2025年2Q455459.961
2025年4Q450449.830
2026年2Q4594610.039
2026年4Q464418.835
2027年1Q2523313.126

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は556億円から923億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は9.4%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月5566037
2014年3月6377347
2015年3月6638261
2016年3月6717857
2017年3月6648567
2018年3月6968863
2019年3月7208962
2020年3月7117755
2021年3月6495841
2022年3月7498664
2023年3月82910571
2024年3月8409671
2025年3月90589929.891
2026年3月923871029.474

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高923億円のうち、営業利益として残るのは87億円9.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は74億円、売上の8.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金69.6%642億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金21.0%194億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.4%87億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
30.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+2.0pt
9.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.6pt
8.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.0pt
7.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが103億円、投資CFが−70億円で、差し引きのフリーCFは33億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は258億円で、売上の3.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月57−31−4026143
2014年3月66−27−4139147
2015年3月93−22−4971180
2016年3月87−24663240
2017年3月92−20−6272251
2018年3月93−36−2557281
2019年3月88−79149307
2020年3月79−3−6276311
2021年3月86−31−4155337
2022年3月90−74−3216331
2023年3月93−70−3723335
2024年3月119−27−9592350
2025年3月78−36−8242308
2026年3月103−70−9433258

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,299億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,016億円で、自己資本比率は78.2%(業種中央値60.6%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月72844128760.6
2014年3月78650727964.6
2015年3月86160425770.2
2016年3月87359827568.5
2017年3月89963126870.2
2018年3月95868327571.3
2019年3月1,02872430470.4
2020年3月1,01272029271.1
2021年3月1,08178329872.4
2022年3月1,19086932173.0
2023年3月1,21787634172.0
2024年3月1,35698237472.4
2025年3月1,28295832474.7
2026年3月1,2991,01628378.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
278億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
732億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
170億円
在庫として抱えている分
負債合計
283億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
89
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率19 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

ゴム製品 17社との比較

同じゴム製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率17社中2位あたり、逆に低いのはROE17社中9位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.5%/中央値 7.5%
P25 3.2%P75 10.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
9.4%/中央値 7.5%
P25 5.7%P75 10.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
78.2%/中央値 60.6%
P25 51.0%P75 69.4%
売上成長率前期からの売上の伸び
2.0%/中央値 1.7%
P25 -0.0%P75 3.5%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.4%/中央値 3.6%
P25 3.1%P75 4.2%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥4,415で、1年前と比べて+23.4%過去52週の値幅のなかでは78%の位置にある。

¥4,415-1.3%1ヶ月+8.7%1年+23.4%時価総額1,373億円
過去52週の値幅
安値¥3,585高値¥4,645

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)16.8倍
PER (会社予想)12.5倍
PBR1.21倍
配当利回り4.37%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月7日に4325円、10日には4590円と急騰し、52週高値4645円に接近した。その後は若干調整して4360円となっているが、25日移動平均線4227円を3%程度上回って推移している。週足では7月9日の3975円から一貫して上昇しており、中期的な上昇トレンドが明確に継続している。出来高は8月7日に263000株、10日には470500株と急増しており、買い意欲の強さが示された。ただし、RSIは66とやや高めで、短期間での上昇に伴う過熱感には注意が必要。52週高値まで約6%の位置にあり、上値余地は限定的かもしれない。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 72/100)

PER16.56倍は同業界平均16.97倍を下回り、予想PER12.3倍はさらに割安。PBR1.19倍は平均0.92倍を上回るものの、ROE7.5%に対して1倍台は妥当。配当利回り4.43%は平均3.52倍を上回り高水準。ただし配当性向82.3%と高く、今後の増配余地が限定的。業績は増収だが純利益は減少傾向で、割安感はあるが成長鈍化が懸念される。

指標この会社業種平均
PER (実績)16.8倍16.9倍
PER (予想)12.5倍
PBR1.21倍0.91倍
ROE7.5%4.7%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

市場では、自動車の電動化やシェア低下懸念と、堅調な産業用需要や高水準の配当利回りが対比される。強気派は、既存の内燃機関車向け需要が当面続くことに加え、産業用ベルトの需要がインフラや物流の拡大で伸びるとみる。また、財務体質が安定し、株主還元も厚い点を評価する。弱気派は、長期的に電気自動車への移行でタイミングベルト需要が減少する可能性を指摘し、また原材料価格や為替変動が収益を圧迫するリスクを挙げる。現状の業績は増収だが利益は減益見通しで、成長の持続性が争点。

プラスに働く材料7
  • 既存需要の安定

    内燃機関車向けは当面需要減が限定的で、自動車生産台数の回復が寄与

  • 産業用需要の拡大

    物流・インフラ投資増でコンベヤベルトなど産業用の受注が堅調

  • 株主還元の厚さ

    配当利回りは4%超で、安定配当を継続する方針

  • 予想PER12.3倍と増益期待通年影響

    実績PER16.56倍→予想12.3倍と来期増益を織り込む

  • 売上高3期連続増収通年影響

    売上高840→905→923億円と増収基調

  • 配当利回り4.43%の高利回り継続影響

    配当利回り4.43%と株主還元が厚い

  • PBR1.19倍の割安感継続影響

    ROE7.5%、PBR1.19倍と株価純資産倍率は低位

マイナスに働く材料7
  • 電動化による需要減

    電気自動車ではタイミングベルトの使用が減り、中長期に市場縮小

  • 利益率の低下懸念

    原材料高や為替差損が利益を圧迫し、営業利益率は低下傾向

  • 成長の限界

    売上高は横ばいで、新規分野への展開が明確でない

  • 2026年3月期は純利益19%減通年影響

    純利益91→74億円、営業利益89→87億円と減益

  • 営業利益率9.43%へ低下通年影響

    営業利益率9.83%→9.43%と低下

  • 売上高の伸びが+2%に鈍化通年影響

    売上高905→923億円、増収率は7.7%→2%に鈍化

  • ROE7.5%と資本効率が低い継続影響

    ROE7.5%とPBR1.19倍、収益性改善が課題

次の決算で確かめる点
自動車向け売上高比率
電動化の影響度合いを測るため
産業用ベルト売上高
成長分野の伸びを確認するため
営業利益率
収益性の変化を把握するため
海外売上高比率
為替変動の影響度を見るため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり193で、前期から+2.7%いまの株価に対する利回りは4.37%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥193
1株あたり
配当利回り
4.37%
いまの株価に対して
配当性向
82.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月4442.9
2018年3月5013.656.1
2019年3月48−4.071.6
2020年3月5412.595.9
2021年3月540.038.0
2022年3月143164.874.6
2023年3月25074.879.8
2024年3月2500.089.9
2025年3月186−25.663.7
2026年3月1912.782.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥193

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ31,289人。区分でいちばん多いのは個人・その他52.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が36.5%を占め、残る63.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他35.536.145.156.252.252.3
金融機関28.726.026.925.027.926.3
外国法人19.823.314.27.28.510.3
事業法人15.313.913.011.010.410.2
自己株式10.811.713.08.89.310.1
証券会社0.70.70.80.61.00.7
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)12.62
02㈱三菱UFJ銀行3.76
03星友持株会3.64
04㈱日本カストディ銀行(信託口)2.59
05三菱UFJ信託銀行㈱(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行㈱)2.21
06三ツ星ベルト社員持株会1.79
07㈱三井住友銀行1.74
08三信㈱1.61
09KISCO㈱1.32
10小田 芳裕1.09

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+362%、1株純資産は14期で+433%。直近期のROEは7.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月576838.98.627.6
2014年3月7378510.08.030.1
2015年3月1901,87011.110.133.5
2016年3月1771,8939.510.345.0
2017年3月2162,08610.89.642.9
2018年3月2072,2599.511.456.1
2019年3月2042,3948.79.771.6
2020年3月1842,4757.66.695.9
2021年3月1402,6925.412.738.0
2022年3月2203,0187.79.274.6
2023年3月2493,0898.115.879.8
2024年3月2503,4637.618.789.9
2025年3月3203,4039.311.763.7
2026年3月2633,6417.514.982.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

23名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は23名。2026/3期の役員報酬は総額373百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約9倍にあたる。

氏名役職年齢
池田浩代表取締役社長兼社長執行役員69
熊﨑敏美取締役兼専務執行役員 生産本部長(財務部、四国地区 担当)68
又場敬司取締役兼専務執行役員 産業資材営業本部長(法務部担当)63
倉本信二取締役兼常務執行役員 人事総務本部長(購買部担当)69
竹田和浩取締役兼常務執行役員 技術本部長(デジタル戦略本部 担当)66
奥田真弥取締役74
三宅由佳取締役50
辻泰弘取締役70
石田和利常勤監査役68
田中純監査役71
滝口広子監査役62
加藤一郎71
残りの役員11名を開く
氏名役職年齢
下村徹上席常務執行役員
髙田俊通上席常務執行役員
出口勲常務執行役員
井之上浩基常務執行役員
辻政嗣執行役員
山下敏昭執行役員
小阪田広哉執行役員
吉村介秀執行役員
内海隆之執行役員
土肥友也執行役員
松村達也執行役員

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5182706231563
社外取締役542428
監査役1161616

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,381字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社及び当社の関係会社(当社、子会社25社〈2026年3月31日現在〉により構成)において、ベルト、建設資材等の製造及び販売等の事業活動を行っております。 当社グループの事業に係る位置づけ及びセグメントとの関連は次のとおりであります。 なお、次の事業区分は「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  (1) 連結財務諸表  注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 〔国内ベルト事業〕 「国内ベルト事業」は、当社及び国内連結子会社が担当しており、日本国内で主として自動車用ベルト・産業機械用ベルト・搬送ベルトなどを製造・販売しております。 当社(以下「三ツ星ベルト㈱」という。)を中心に、製造・加工については、子会社三ツ星ベルト工機㈱及び三ツ星ベルトコンベヤ㈱ほかが行い、また、原材料であるケーブルコードの製造を子会社三ツ星コード㈱が行っております。また、三ツ星ベルト㈱は、生産システムの開発及び試作の一部を子会社である三ツ星ベルト技研㈱に委託するとともに、生産等の作業の一部については子会社エム・ビ・エル・総合サポート㈱に委託しております。販売については、子会社三ツ星ベルト販賣㈱を中心に行っております。 〔海外ベルト事業〕 「海外ベルト事業」は、海外連結子会社が担当しており、海外で主として自動車用ベルト・産業機械用ベルト・OA機器用ベルトなどを製造・販売しております。 製造・販売については、子会社MITSUBOSHI BELTING-INDIA PRIVATE LIMITED、MBL (USA) CORPORATION、STARS TECHNOLOGIES INDUSTRIAL LIMITED、蘇州三之星機帯科技有限公司、PT. SEIWA INDONESIA及びPT. MITSUBOSHI BELTING INDONESIAが行っております。販売については、子会社MITSUBOSHI OVERSEAS HEADQUARTERS PRIVATE LIMITED、Mitsuboshi Belting Europe GmbH、上海共星機帯国際貿易有限公司、MOI TECH HONG KONG LIMITED及びPT. MITSUBOSHI BELTING SALES INDONESIAほかが行っております。 〔建設資材事業〕 「建設資材事業」は、建築用防水シート・土木用遮水シート及び関連製品の製造・販売、並びに土木防水工事を行っています。 建築用防水シート・土木用遮水シートは、三ツ星ベルト㈱が製造・販売を行い、子会社ネオ・ルーフィング㈱が販売・施工を行っております。土木防水工事は、ネオ・ルーフィング㈱が行っております。 〔その他〕 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、設備機械、他社仕入商品、エンジニアリング ストラクチュラル フォーム、電子材料、サービス事業等を含んでおります。 エンジニアリング ストラクチュラル フォームは、子会社三ツ星ベルト樹脂㈱が製造を行い、三ツ星ベルト㈱等が販売を行っております。 子会社エムエムコート㈱は、主として、構内の保安業務等を行っております。 〔事業系統図〕 以上に述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,885字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループ(当社及び連結子会社)の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、次世代の産業分野のニーズに対応できる製品づくりの観点から「高機能、高精密、高品質な製品の提供を通して社会に貢献する」ことを「経営基本方針」とし、また、社員一人ひとりが「今日に誇りを持ち、明日に希望を託し行動する」を「社訓」としています。さらに、人にも地球にも優しい「人を想い、地球を想う」を「基本理念」と定め、当社グループ全体が社会の発展とともに共存共栄していくことを指針とします。 また、100年の歴史で培った”カガク”の持てるチカラの深化に挑み、チャレンジする精神を重んじることでイノベーションを生み出し、人々の快適な暮らしを支えつづける会社であることを目指しています。 社訓   今日に誇りを持ち、明日に希望を託し行動する 基本理念   人を想い、地球を想う 経営基本方針   高機能、高精密、高品質な製品の提供を通して社会に貢献する 目指す姿   “カガク”のチカラで人々の快適な暮らしを支える会社 (2) 経営戦略等 グローバルに目まぐるしく変化する経済環境のもとで、当社グループは世界のトップメーカーを目指し、企業体質の強化を図るため計画的かつ着実に施策を推進してまいります。 ①  基本理念「人を想い、地球を想う」のもと、SDGsに取組み、環境との調和を目指した製品技術・生産技術などの開発により技術領域を広げていくとともに、地球規模の視野に立った環境保全活動を行い、持続可能な社会の実現に貢献できる企業づくりを推進いたします。 ②  グループ全体の資本効率の向上を図り、今後もより一層、企業体質を強化いたします。 ③  世界的な技術競争に対応するために、研究開発体制、技術力の強化を図り、基礎技術の蓄積と活用能力を高めた製品開発のスピード化を推進いたします。 ④  次世代を見定め、よりユーザーニーズに対応した高機能、高精密、高品質な製品を生産する製造ラインの実現に向け、生産システム並びに研究開発の機能充実を図り、独自の優位性を持った新しい考え方を採り入れた生産システムの確立に取組みます。 ⑤  世界的なコスト競争に対応するために、世界最適生産体制の確立とコスト競争力のある体質づくりを目指して取組みます。 ⑥  生産、販売及び物流体制の強化を図るため、立地面の優位性、効率性を重視し、国内外を問わず拠点の再整備を行い、引き続き一層の充実を図ります。 ⑦  人材の確保と育成を図るため、新卒社員の採用並びに専門的知識と経験の豊富な人材の通年採用を積極的に進めるとともに社員一人ひとりが多様で柔軟な働き方が実現できるよう働き方改革に取組みます。 (3) 経営環境及び優先的に対処すべき課題 先行きについては、見通しにくい国際情勢に加え、石油供給問題からのエネルギー価格の変動、原材料費の高騰、サプライチェーンへの影響も懸念されており、事業環境は引き続き不透明で不確実性の高い状況が続くものと見込まれます。 このような環境の中、中期経営計画最終年度となる2026年度は、変化にぶれない強い企業体質の確立を進め、2030年度の「ありたい姿」の実現に向け、当該期間を成長加速期間として収益性、資本効率性、設備投資額、株主還元、ESGの各々にKPIを設定し、これらの達成に向け取り組んでおります。 基本理念「人を想い、地球を想う」のもと、事業活動を通じて持続可能な社会の実現に貢献できる企業づくりを推進し、全てのステークホルダーに信頼される経営に努めてまいります。 (4) 目標とする経営指標 ①  経営目標値 2030年度の「ありたい姿」 売上高:1,000億円    営業利益:130億円    ROE:10% 『 '24中期経営計画 』(2024年度~2026年度) 2026年度 KPI目標 売上高   915億円 営業利益   105億円 ROE   9% 想定為替レート   1米ドル=130.00円 ②  株主還元に関する目標値 DOEの目安 5.4%程度(1株当たり配当金180円以上)、 「'24中期経営計画」期間中の自己株式取得30億円 ③  ESG Scope1&2国内8拠点 2026年度のCO2排出量削減目標値 2013年度比 40%
事業等のリスク3,489字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。 (1) 経済状況の変化について 当社グループは、自動車産業、一般産業、農業機械産業、情報機器関連産業、建設資材産業等における機能部品を開発、製造し、提供する企業であり、日本、アジア、米国、欧州等を主要な市場としております。従って、各々の業界での需要の変化並びに各々の地域での需要や経済状況の変化によって影響を受ける場合があります。 主力製品である伝動ベルトは、自動車産業、一般産業、農業機械産業、情報機器関連産業向けを中心として納入しており、その各々の業界での需要の低下や設備投資の減少により、結果として、ベルト及び関連製品を提供する当社製品の需要が減少する場合があり、業績に影響を受ける場合があります。 また、当社グループが販売する伝動ベルトは、その約71%を海外で生産しており、今後も海外への依存度が高まることから、海外における経済の影響を受ける場合があります。 戦争やテロ、暴動、災害、伝染病等により、経済活動に急激な打撃を受けた場合、その間、需要が低迷することが想定されますが、材料の調達や顧客への製品の納入が困難となることも想定されます。従って、当社グループは、顧客への製品納入体制の充実を図るため、全世界での生産体制の見直しなど様々な対策を既に講じていますが、必ずしも全てのリスクを回避し得るとは限りません。 以上のようなことから、業界の動向や国内・海外の経済状況により、当社グループの業績や財務状況に影響を与える可能性があります。 (2) 感染症の蔓延による異常事態について 当社グループは、様々な産業に向けて製品を製造し、提供する企業であり、日本、アジア、米国、欧州等を主要な市場としているため、新型コロナウイルス感染症のように世界全体に広がり影響が及ぶ状況の中では、世界全体の社会経済活動が停滞し、当社グループの財政状態や経営成績等に影響を受ける可能性があります。 このような状況の中、当社グループでは、勤務体制の見直しやテレワーク等を積極的に推進するとともに、リスク管理委員会の活動を通じて、感染拡大防止マニュアルの標準化やBCPの策定により事業リスクの最小化を図るべく取り組んでおります。また、取引先との情報交換の体制強化を図り、厳しい状況下にあってもより良い体制がとれるよう、事業活動を推進してまいります。 (3) 自動車産業から受ける影響について 当社グループの売上のうち、自動車産業への販売による依存度は約47%に及んでいることから、特定の自動車メーカーの系列に属さないものの、自動車産業の景気低迷、顧客企業の業績不振、顧客の部品調達方針の変更あるいは大規模な自然災害による被災など、当社が管理できない要因により影響を受ける可能性があります。 自動車産業をはじめ全ての顧客に対し、顧客満足度を維持、向上させるための経営に取り組んでいますが、これらの状況の変化により当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 なお、電動化の進展については、常に動向を注視し、内燃機関用ベルトの需要減少を中長期的なリスクとして捉え、電動化対応製品の開発等を進めております。 (4) 情報セキュリティへの対応について サイバー攻撃や情報漏えい等のリスクに対応するため、情報セキュリティ体制の整備・強化に継続的に取り組んでおります。情報セキュリティ方針を定めるとともに、全社横断的な推進体制となる「情報セキュリティ委員会」を設置し、リスクの把握及び分析、対策の検討・実施を行っております。 また、システム面での防御対策に加え、従業員教育や外部委託先の適切な管理を通じて、情報資産の保護に努めるとともに、万一のインシデント発生時に迅速に対応できる体制を整備し、事業継続への影響を最小限に抑えるよう努めております。 (5) 材料の調達について 当社グループの生産拠点は、製品の製造に伴う主要原料であるゴム、帆布、繊維、樹脂など様々な材料を必要としており、これらの調達については、安定して調達できること、安価であること、品質上問題がないことなどを考慮し、仕入業者を分散して調達しております。なお、リスク管理委員会の活動を通じて、重要な材料・加工品は、特定の取引先に過度に依存することがないように複数社購買のための準備を図っており、また、取引先に対しBCPの策定を要請しております。 しかしながら、原油をはじめとする資源価格の高騰局面にあっては、主要原料の市況価格が上昇し、その調達コストが大きく押し上げられることによって、製造原価が大幅に上昇する可能性があります。また、海外からの原材料の調達や海外拠点への原材料供給において輸出入規制等の変更が安定的、効率的調達の阻害要因となる可能性もあります。 以上のことから、当社グループが柔軟に原材料の調達ができない場合や、調達コストが著しく上昇する場合には、業績に影響を与える可能性があります。 (6) 為替レートの変動について 当社グループは、日本、アジア、米国、欧州等を中心として製品の生産、販売活動を行っております。各地域の販売活動は輸出も含んでおり、通常取引の上での為替の変動リスクに加え、取引の結果として保有する外貨預金、売掛金及び貸付金等の外貨建資産が為替変動の影響を受ける可能性があります。 また、連結財務諸表作成の過程で全て円換算することから、換算時の為替レートにより現地通貨の価値に変動がなくても円換算後の価値に影響を受ける可能性があります。他の通貨に対する円高は、当社グループにとっても業績のうえで影響を受けることとなります。 当社グループは、為替リスクを軽減し、これらをできる限り回避するため様々な施策を講じていますが、短期的な影響には対応できないケースも少なくないことから、業績や資産価値の下落などに影響を与える可能性があります。 (7) 国内外の事業活動における公的規制について 当社グループは、事業を展開する各国において、輸出入に関する規制、関税に関する規制、事業や投資に関する規制等、様々な制限を受けており、また、独占禁止、特許、租税、廃棄物処理・リサイクルなど環境等の様々な法的な規制も受けております。従って、これらの経営環境に当社グループの事業活動が柔軟に対応できない場合には、コストの増加や海外進出をしている国からの事業の撤退を余儀なくされる可能性があり、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (8) 製品の品質について 当社グループは製品品質の維持向上を図るため、顧客要求基準及び当社グループ基準に基づいた厳しい品質管理体制をとっておりますが、万一、欠陥品や顧客クレームが発生した場合に備え、当社グループの損失を最小限にとどめるための損害保険を付保しております。 しかしながら、保険の適用対象とならない事態に至った場合には、当社グループの業績や財務状況に影響を与える可能性があります。 (9) 自然災害等のリスクについて 当社グループの生産拠点において地震・水害等の自然災害による壊滅的な損害を受けた場合には、顧客への製品の供給が困難となり、売上高の減少や修復に伴う一時的な巨額の費用負担が発生する可能性があります。このような災害に備えるため、海外の生産拠点に対するバックアップも含めた国内外の生産体制の整備を図るとともに、リスク管理委員会の活動を通じて、製品の納入等に対するリスク回避のための検討を行い、大規模事故・災害が発生後、早期に顧客への製品供給対応が図れるよう、体制の強化・充実に取り組んでおります。 しかしながら、このような取組みにも拘わらず、一時的な操業の中断や納入遅れの発生、修復に係る多大な費用の発生により、業績に影響を受ける可能性があります。 また、当社グループの生産拠点が損害を受けない場合でも、主要顧客が自然災害による壊滅的な損害を受けたり、サプライチェーンの寸断などで生産停止あるいは減産を余儀なくされる事態に至れば、売上の減少により業績に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)8,450字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①  財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における国際経済は、終結の見通しが立たないウクライナ情勢や不透明な米国の通商政策、長引く中国経済の低迷に加え、イラン情勢の悪化を背景とした中東地域の緊張の高まりや石油供給を巡る懸念の拡大により、先行き不透明感が一段と強まりました。 このような環境のなか、当社グループでは、変化にぶれない強い企業体質の確立を進め、2030年度の「ありたい姿」の実現に向け、2024年度から2026年度までの3年間を計画期間とする「'24中期経営計画」を2024年5月14日に公表いたしました。当該期間を成長加速期間として収益性、資本効率性、設備投資額、株主還元、ESGの各々にKPIを設定し、これらの達成に向け取り組んでおります。 当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 総資産は、前連結会計年度末比1,722百万円増加の129,884百万円となりました。 負債は、前連結会計年度末比4,110百万円減少の28,265百万円となりました。 純資産は、前連結会計年度末比5,833百万円増加の101,619百万円となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の当社グループの業績は、売上高92,298百万円(前連結会計年度比2.0%増)、営業利益8,678百万円(前連結会計年度比2.8%減)、経常利益10,178百万円(前連結会計年度比11.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は、7,392百万円(前連結会計年度比18.4%減)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 国内ベルト事業の売上高は28,975百万円(前連結会計年度比3.0%増)、セグメント利益は7,338百万円(前連結会計年度比8.8%減)となりました。 海外ベルト事業の売上高は50,787百万円(前連結会計年度比4.5%増)、セグメント利益は4,474百万円(前連結会計年度比36.2%増)となりました。 建設資材事業の売上高は6,769百万円(前連結会計年度比16.4%減)、セグメント利益は88百万円(前連結会計年度比87.4%減)となりました。 その他の売上高は5,765百万円(前連結会計年度比1.6%増)、セグメント利益は364百万円(前連結会計年度比27.9%増)となりました。 ②  キャッシュ・フローの状況 営業活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度と比較して、収入が2,559百万円増加し、10,310百万円の収入となりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益が2,284百万円減少したものの、投資有価証券売却益が2,250百万円、売上債権の増減額が1,701百万円、棚卸資産の増減額が1,087百万円それぞれ減少したことによるものです。 投資活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度と比較して支出が3,425百万円増加し、7,048百万円の支出となりました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出が773百万円増加し、投資有価証券の売却による収入が2,211百万円減少したことによるものです。 財務活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度と比較して支出が1,120百万円増加し9,363百万円の支出となりました。主な要因は、配当金の支払額が857百万円減少したものの、短期借入金の純増減額が2,303百万円減少したことによるものです。 営業、投資、財務の各活動によるキャッシュ・フローの合計額に為替換算差額1,100百万円を加算し、現金及び現金同等物の減少額が4,999百万円となり、これに期首残高30,843百万円を加算した結果、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は25,844百万円となりました。 ③  生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前年同期比(%) 国内ベルト事業   28,831   6.5 海外ベルト事業   32,457   △2.9 建設資材事業   3,411   △20.3 その他   2,921   25.1 合計   67,621   0.7 (注)1  金額は、販売価格によっております。 2  上記の金額には、外注製品受入高は含まれておりません。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) 国内ベルト事業   33,175   4.3   3,116   11.5 海外ベルト事業   51,706   6.2   4,669   24.5 建設資材事業   6,448   △33.9   2,556   △26.2 その他   895   7.8   122   30.2 合計   92,225   1.3   10,464   3.6 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) 国内ベルト事業   28,975   3.0 海外ベルト事業   50,787   4.5 建設資材事業   6,769   △16.4 その他   5,765   1.6 合計   92,298   2.0 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①  財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 1)  財政状態 当連結会計年度末は、現金及び預金の減少等により流動資産が2,312百万円減少、建物及び構築物の増加等により固定資産が4,035百万円増加したことから、総資産は前連結会計年度末比1,722百万円増加の129,884百万円となりました。 負債は、短期借入金の減少等により流動負債が3,655百万円、長期借入金の減少等により固定負債が454百万円それぞれ減少したことから、前連結会計年度末比4,110百万円減少の28,265百万円となりました。 純資産は、利益剰余金が2,143百万円、その他有価証券評価差額金の増加等によりその他の包括利益累計額が4,596百万円それぞれ増加した結果、前連結会計年度末比5,833百万円増加の101,619百万円となりました。 以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末の74.7%から78.2%に上昇しました。 前連結会計年度との比較は下記のとおりであります。 前連結会計年度   当連結会計年度   増減 総資産額   (百万円)   128,161   129,884   1,722 純資産額   (百万円)   95,786   101,619   5,833 自己資本比率   (%)   74.7   78.2   3.5 1株当たり純資産額   (円)   3,403.14   3,640.75   237.61 2)  経営成績 イ  売上高 売上高は、前連結会計年度と比べ2.0%増加の92,298百万円となりました。 国内ベルト事業の売上高は、前連結会計年度と比べ3.0%増加の28,975百万円となりました。自動車部品分野では、売上高が減少しました。新車向け電動ユニット(EPSなど)駆動用ベルトの販売は堅調に推移しましたが、補修向け純正品の販売が減少したため、前年を下回る結果となりました。 産業機械分野では、売上高が増加しました。伝動ベルトの販売が農業機械、ロボット向けの需要復調により増加しました。また、樹脂コンベヤベルトの販売も物流業界向けを中心に順調に推移しました。 海外ベルト事業の売上高は、前連結会計年度と比べ4.5%増加の50,787百万円となりました。自動車部品分野では、売上高が増加しました。四輪車向け電動ユニット(EPSなど)駆動用ベルトや、電動二輪車向け後輪駆動用ベルトなどの電動化対応製品の販売が堅調に推移しました。加えて、補修向けの販売についても、二輪車用変速ベルトを中心に各地域において増加しました。 産業機械分野では、売上高が増加しました。農用市場における新製品の投入や新規顧客の獲得策が奏功しました。また、東南アジアでは市中在庫の調整が進みました。 建設資材事業の売上高は、前連結会計年度と比べ16.4%減少の6,769百万円となりました。建築分野向けでは、施工現場の人手不足の影響を受け、売上高が減少しました。土木遮水分野向けでは、前年に比べ大型の工事物件が少なかったことから、売上高が減少しました。土木防水分野向けでは、浄水場関連の工事物件が寄与し、売上高が増加しました。 その他の売上高は、前連結会計年度と比べ1.6%増加の5,765百万円となりました。報告セグメント以外のその他には、エンジニアリング ストラクチュラル フォーム、電子材料、仕入商品などが含まれております。電子材料分野では、半導体及び電子部品向けの導電性ペースト材の新規用途の開拓や新規顧客の獲得が奏功し、売上高が増加しました。 ロ  売上原価、販売費及び一般管理費 売上原価は、前連結会計年度と比べ2.8%増加の64,176百万円となりました。また、販売費及び一般管理費は前連結会計年度と比べ1.5%増加の19,443百万円となり、営業費用全体では前連結会計年度と比べ2.5%増加の83,619百万円となりました。 ハ  営業外損益 営業外損益は、前連結会計年度の225百万円の収益(純額)に対し、当連結会計年度は1,500百万円の収益(純額)となりました。 金融収支が、前連結会計年度の878百万円の収益(純額)に対し、当連結会計年度は913百万円の収益(純額)と改善し、その他営業外損益項目は前連結会計年度の652百万円の損失(純額)から当連結会計年度は587百万円の収益(純額)となりました。 この結果、経常利益は前連結会計年度と比べ11.2%増加の10,178百万円となりました。 ニ  特別損益 特別損益は、前連結会計年度の3,518百万円の利益(純額)に対し、当連結会計年度は209百万円の利益(純額)となりました。 この結果、税金等調整前当期純利益は前連結会計年度と比べ18.0%減少の10,388百万円となりました。 ホ  親会社株主に帰属する当期純利益 親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度と比べ18.4%減少の7,392百万円となりました。 これにより、1株当たり当期純利益は前連結会計年度の320円25銭に対し、当連結会計年度は263円35銭となりました。 3)  経営成績に重要な影響を与える要因等 当社グループは、自動車産業、一般産業、農業機械産業、情報機器関連産業、建築・土木産業への売上高がグループ全体売上高に対して大きな割合を占めていることから、これらの産業は環境の変化も大きく、また、競争も激しいため常に厳しい経営環境と言えます。 当社グループの経営に影響を与える主な要因としては、国内・海外の市場動向、為替動向、資材費の動向、諸外国の政策方針に伴う輸出入規制の動向などがあげられます。 こうした中でも、当社グループは、グローバル市場における競争に勝ち残っていくとともに、財務基盤を強化し、ユーザーニーズに対応した高機能、高精密、高品質な製品を提供できるものづくりを目指し、「品質を作り、品質を売る」という創業の精神のもと、グループ全体の強固な経営基盤を確立すべく、取り組んでいきます。 経営環境の変化に対応できるよう、常にムダを省き、合理化、生産性向上を推進し、厳しい環境下でも利益が確保できる体質を構築していきます。 また、当社グループは海外との取引が約半分を占めることから、計画段階での想定レートを厳しく設定し、経営に大きな影響が及ばないよう配慮して取り組んでいます。さらに、海外との取引上の規制等の問題については、グループの現地法人との定期的な会合等を通じて、情報共有に努めています。 4)  経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 「第2  事業の状況  1  経営方針、経営環境及び対処すべき課題等  (4) 目標とする経営指標」に記載している中期3か年計画『'24中期経営計画』の2年目となる2025年度の達成・進捗状況は以下のとおりです。 2025年度 計画   実績   計画比 売上高   890億円   922億円   32億円 (103.7%) 営業利益   86億円   86億円   0億円 (100.9%) DOE   5.4%程度   5.4%   0.0ポイント 1株当たり配当金   186円   191円   5円 5)  セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 〔国内ベルト事業〕 自動車部品分野では、売上高が減少しました。新車向け電動ユニット(EPSなど)駆動用ベルトの販売は堅調に推移しましたが、補修向け純正品の販売が減少したため、前年を下回る結果となりました。 産業機械分野では、売上高が増加しました。伝動ベルトの販売が農業機械、ロボット向けの需要復調により増加しました。また、樹脂コンベヤベルトの販売も物流業界向けを中心に順調に推移しました。 以上の結果、当セグメントの売上高は28,975百万円(前連結会計年度比3.0%増)、セグメント利益は7,338百万円(前連結会計年度比8.8%減)となりました。 また、セグメント資産は70,582百万円(前連結会計年度比11.3%増)となりました。 〔海外ベルト事業〕 自動車部品分野では、売上高が増加しました。四輪車向け電動ユニット(EPSなど)駆動用ベルトや、電動二輪車向け後輪駆動用ベルトなどの電動化対応製品の販売が堅調に推移しました。加えて、補修向けの販売についても、二輪車用変速ベルトを中心に各地域において増加しました。 産業機械分野では、売上高が増加しました。農用市場における新製品の投入や新規顧客の獲得策が奏功しました。また、東南アジアでは市中在庫の調整が進みました。 以上の結果、当セグメントの売上高は50,787百万円(前連結会計年度比4.5%増)、セグメント利益は4,474百万円(前連結会計年度比36.2%増)となりました。 また、セグメント資産は62,807百万円(前連結会計年度比8.5%増)となりました。 〔建設資材事業〕 建築分野向けでは、施工現場の人手不足の影響を受け、売上高が減少しました。土木遮水分野向けでは、前年に比べ大型の工事物件が少なかったことから、売上高が減少しました。土木防水分野向けでは、浄水場関連の工事物件が寄与し、売上高が増加しました。 以上の結果、当セグメントの売上高は6,769百万円(前連結会計年度比16.4%減)、セグメント利益は88百万円(前連結会計年度比87.4%減)となりました。 また、セグメント資産は3,282百万円(前連結会計年度比10.4%減)となりました。 〔その他〕 報告セグメント以外のその他には、エンジニアリング ストラクチュラル フォーム、電子材料、仕入商品などが含まれております。電子材料分野では、半導体及び電子部品向けの導電性ペースト材の新規用途の開拓や新規顧客の獲得が奏功し、売上高が増加しました。 その他の売上高は5,765百万円(前連結会計年度比1.6%増)、セグメント利益は364百万円(前連結会計年度比27.9%増)となりました。 また、セグメント資産は5,547百万円(前連結会計年度比7.4%減)となりました。 (注)  上記の各セグメントにおける売上高は外部顧客への売上高を記載しており、セグメント利益はセグメント間取引消去前の金額を記載しております。 なお、セグメント利益は、営業利益ベースの数値であります。 ②  キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 1)  キャッシュ・フローの状況 「第2  事業の状況  4  経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析  (1) 経営成績等の状況の概要  ②  キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 2)  資本の財源及び資金の流動性 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。運転資金及び設備資金については、自己資金又は金融機関からの借入により資金調達することを基本とし、このうち、借入による資金調達に関しては、運転資金については短期借入金で、生産設備などの長期資金は長期借入金で調達しております。一方で、キャッシュ・マネジメント・システムによりグループ内での余剰資金の有効活用を図っております。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は2,674百万円であります。また、現金及び現金同等物の残高は25,844百万円となっております。 ③  重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、経営者は適正な連結財務諸表を作成する責任を有しており、以下の確認を行っております。 また、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  (1) 連結財務諸表  注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 a.有価証券 投資その他の資産に計上している有価証券は、当社の保有目的に基づき、子会社・関連会社株式及びその他有価証券に適切に分類し、会計処理しております。減損処理にあたっては、その他有価証券で上場株式について、期末における時価が取得原価に比べ50%以上下落した場合には全て減損処理の対象とし、30%から50%までのものについては当該会社の資産状況、金額の重要性等を勘案して必要と認められる額を減損処理の対象としております。また、非上場株式については、純資産額が50%以上下落した場合に減損処理の対象としております。 b.棚卸資産 棚卸資産は、棚卸資産の評価に関する会計基準に基づき適切に評価しております。 c.営業債権 営業債権は、貸借対照表日以前の売上から生じた債務者に対する正当な債権であり、貸借対照表日後に出荷したもの、委託又は試用販売のために出荷したもの等に係る債権は含めておりません。また、貸借対照表日後に発生すると予想される貸倒損失に対して適正な引当金を計上しております。 d.繰延税金資産 適正な法人税等及び法人税等調整額を計上しております。繰延税金資産に関しては将来の回収可能性を十分に検討し回収可能な額を計上しております。 e.工事契約における収益認識 工事契約において、一定の期間にわたり充足される履行義務については、期間がごく短い工事を除き、履行義務の充足に係る進捗度を見積り、当該進捗度に基づき一定の期間にわたり収益を認識しております。なお、履行義務の充足に係る進捗度の見積り方法は、見積り工事原価総額に対する発生原価の割合で算定しております。 f.固定資産の減損 固定資産のうち減損の兆候のある資産又は資産グループについて、回収可能価額に基づき減損の判定を行っております。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定に当たっては慎重に検討しておりますが、事業計画や市場環境の変化により、その見積り額の前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、減損処理が必要となる可能性があります。

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開示資料

出典

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