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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

日華化学

NICCA CHEMICAL CO.,LTD.4463 · Standard · 化学

界面活性剤を基盤に、繊維化学品から化粧品まで展開するスペシャリティケミカルメーカー。アジアを中心にグローバルに事業を広げる。

概要

日華化学は1941年に福井県で創業した界面活性剤メーカーである。化学品事業(繊維加工薬剤、電子材料用薬剤、クリーニング・医療用薬剤など)と化粧品事業(美容室向けヘアケア製品)を二本柱とし、2025年12月期の連結売上高は557億円、営業利益38億円、従業員数1,576人。1993年に名古屋証券取引所第二部に上場し、現在は17の国・地域に生産販売拠点を持つ。

化学品と化粧品の二軸で構成される事業

日華化学グループの事業は「化学品」「化粧品」「その他(工事請負)」の3区分からなる。化学品事業が売上高の約72%(2025年12月期で398億円)を占め、繊維加工用薬剤、情報記録紙用薬剤、樹脂原料、業務用クリーニング薬剤、医療・介護施設向け薬剤、電子材料関連工程薬剤などを手がける。化粧品事業は約28%(152億円)で、ヘアケア剤、ヘアカラー剤、パーマ剤、スキャルプケア剤、スタイリング剤を美容室向けに展開する。その他事業は設備請負工事などで規模は小さい。

17カ国・地域に広がるグローバル生産網

同社は歴史的に合弁・子会社設立による海外展開を進めてきた。現在の関係会社は子会社20社、関連会社2社で、主要な連結子会社には台湾日華化学工業股?有限公司(1968年設立)、NICCA KOREA CO.,LTD.(1971年)、PT.INDONESIA NIKKA CHEMICALS(1974年)、NICCA U.S.A.,INC.(1988年)などがある。中国には日華化学(中国)有限公司、広州日華化学有限公司など複数の拠点を持ち、ベトナム、バングラデシュ、インドにも子会社を有する。化粧品事業では山田製薬(1995年買収)、イーラル(2007年設立)などを傘下に置く。

1993年の株式上場と中長期的な成長目標

日華化学は1993年9月に名古屋証券取引所市場第二部へ株式を上場した。2024年7月には「中長期グループ成長シナリオ」を策定し、2035年にROE10%以上の達成を掲げる。その前半フェーズとして2026~2030年の中期経営計画「INNOVATION30」を策定し、売上高700億円、営業利益56億円、営業利益率8.0%、ROE8.0%、PBR1.0倍以上を目標とする。同計画では化学品のEHD(環境・健康・衛生・デジタル・先端材料)領域への傾注と化粧品事業の拡大を掲げている。

環境・健康・デジタルに特化したEHD戦略

同社は「Environment(環境)」「Health(健康・衛生)」「Digital(デジタル、先端材料)」の頭文字を取ったEHD集中戦略を全社基本戦略としている。具体的には、フッ素フリー系撥水剤(環境対応)、電子材料関連工程薬剤(半導体向け)、医療・介護施設向け薬剤(健康衛生)などの高付加価値製品の拡販に注力する。2025年12月期にはこれらのEHD関連製品の売上伸長が化学品事業の過去最高益(セグメント利益39億円)に寄与した。

業界の中での役割は化学業界におけるスペシャリティケミカルメーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
557億円
営業利益
38億円
営業利益率
6.8%
純利益
24億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
化学品399億円71.5%
化粧品153億円27.4%
その他6億円1.1%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01繊維化学品主力

繊維の加工工程で使用される薬剤(界面活性剤)を製造・販売。繊維製品の風合いや機能性を向上させるための化学品を提供し、アジアを中心に世界展開。

主な製品・サービス1
繊維化学品
繊維の染色・仕上げ加工に用いられる界面活性剤など。

02化粧品準主力

ヘアケア剤、ヘアカラー剤、パーマ剤などを製造・販売。山田製薬やイーラルなどの子会社を通じて、サロン向けや一般向け製品を展開。

主な製品・サービス5
ヘアケア剤
シャンプー、トリートメントなど髪の健康を保つ製品。
ヘアカラー剤
毛髪を染色するための製品。
パーマ剤
髪をウェーブやカールに整えるための製品。
スキャルプケア剤
頭皮の健康を保つための製品。
スタイリング剤
髪型を整えるための製品。

03その他(工事請負)副次

関連会社である江守エンジニアリングが設備請負工事を行う。化学品事業に関連する設備の設計・施工を請け負う。

製品と技術

繊維加工薬剤:フッ素フリー撥水剤など環境対応品を強化

化学品事業の中核は繊維加工用薬剤であり、染色助剤、糊付け剤、柔軟剤、撥水撥油剤などを取り扱う。特に近年は環境規制に対応したフッ素フリー系撥水剤の開発・販売に注力しており、2025年12月期には中国拠点を中心にこの製品が伸長した。EHD戦略の一環として、従来のフッ素系製品に代わる非フッ素系撥水剤をラインアップし、欧米アパレルブランドからの需要を取り込んでいる。

電子材料関連工程薬剤:半導体市場回復で売上伸長

先端材料分野では、半導体製造工程で使用される洗浄剤やエッチング剤などの電子材料関連工程薬剤を供給する。2025年12月期には半導体市場の一部回復と新規ビジネスの獲得により、同事業の売上が伸長した。これらの薬剤は高純度・高機能が要求され、同社の界面活性剤技術を応用したものである。化学品事業の過去最高益達成に寄与した要因の一つである。

業務用クリーニング・医療用薬剤:施設向け衛生管理を支える

業務用クリーニング薬剤は、ドライクリーニング店やホテル向けの洗浄剤・仕上剤が中心である。また医療・介護施設向け薬剤として、殺菌消毒剤や洗浄剤を開発・販売する。1980年に殺菌消毒剤で医薬品分野に参入した実績を基盤に、感染対策需要を取り込んでいる。これらの製品は「Health(健康・衛生)」軸のEHD戦略の中核をなす。

化粧品事業:デミコスメティクスのサロン向け製品群

化粧品事業は「デミコスメティクス」ブランドで展開され、美容室向けのヘアケア剤、ヘアカラー剤、パーマ剤、スキャルプケア剤、スタイリング剤を主力とする。2025年12月期の化粧品事業売上高は152億円で過去最高となった。子会社の山田製薬はヘアカラー剤の受託製造を手がけ、イーラルは化粧品の企画販売を行う。韓国子会社DEMI KOREA CO.,LTD.は現地市場向けに製品を供給するが、市況悪化の影響を受けている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

化学のなかでの位置

化学品メーカーで中堅、繊維・界面化学に強み

界面活性剤や繊維処理剤を中心に化学品を展開し、同業のクラレや東洋紡など大手素材メーカーと比べ規模は中堅。売上高は2023年12月期の502億円から2025年12月期に557億円へ増加し、営業利益率は6.47%から6.82%へ僅かに改善。繊維化学品で高い技術力を誇るが、市場成長は緩やかで、海外展開や高付加価値製品へのシフトが課題。競合のコージンバイオや北の達人コーポレーションが化粧品・健康関連で成長する中、独自の強みを活かした差別化が必要。

強み

  • 界面化学分野で高い技術を有し、高品質な製品を提供。
  • 売上高が堅調に推移し、2025年12月期に557億円へ。
  • 繊維処理剤などで一定の市場シェアを確保。

課題

  • 売上成長率が低く、主要市場の成熟が見られる。
  • 営業利益率が6%台半ばで、コスト削減や事業構造改革が必要。
  • 海外売上比率が低く、国際競争力の強化が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

化学の時価総額近傍。太字が日華化学

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14229群栄化学工業388億円14.5倍
24923コタ382億円25.1倍
39845パーカーコーポレーション377億円7.5倍
44112保土谷化学工業369億円11.4倍
57874レック366億円10.6倍
64463日華化学357億円9.6倍
74951エステー353億円19.8倍
84979OATアグリオ324億円10.1倍
94064日本カーバイド工業315億円11.9倍
104410ハリマ化成グループ293億円11.6倍
114620藤倉化成293億円8.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 36件

合資会社から株式会社へ改組した1941年

日華化学の起源は合資会社日華化学工業所であり、1941年9月に株式会社組織へ変更し日華化学工業株式会社を設立した。創業地は福井県で、当初は繊維用界面活性剤の製造・販売を主業務とした。戦後の復興期にはクリーニング用粉末石鹸(1958年)、金属用洗浄剤(1964年)、製紙用消泡剤(1965年)を相次いで開発し、繊維以外の分野へ事業を拡大した。これらの製品群は現在の化学品事業の基礎となっている。

アジアへの合弁進出を始めた1968~1974年

1968年5月に台湾で初の海外合弁会社「台湾日華化学工業股份有限公司」を設立した。続いて1971年5月には韓国に「三慶日華化学株式会社」(現NICCA KOREA CO.,LTD.)を、1974年1月にはタイに「SIAM TEXTILE CHEMICAL CO.,LTD.」(現STC NICCA CO.,LTD.)、同年10月にはインドネシアに「PT.INDONESIA NIKKA CHEMICALS」を設立した。これらの進出により、東南アジアの繊維加工業向けに化学品を供給する体制を整えた。

医薬品・化粧品へ参入した1980年代

1980年4月に殺菌消毒剤を開発し医薬品分野へ進出した。1982年8月にはデミ化粧品製造所を完成させ、美容室向け頭髪化粧品(ヘアケア・ヘアカラー)の製造を開始した。1988年には米国にNICCA U.S.A.,INC.、香港に香港日華化学有限公司を設立し、欧米・中国市場への足がかりを築いた。1989年には関東工場と大阪工場を吸収合併し、福井市に総合研究所を開設して研究開発体制を強化した。

株式上場と中国事業拡大の1990年代

1993年9月、名古屋証券取引所市場第二部に株式を上場した。同年4月には中国広州に合弁会社「広州日華化学有限公司」を設立し、1995年7月には杭州日華化学有限公司を設立した。1995年10月には医薬品・ヘアケア化粧品メーカーの山田製薬株式会社の全株式を取得し子会社化した。これにより化粧品事業の製品ラインと受託製造能力を獲得した。1996年にはブラジルのエロキミカ染料化成有限会社に資本参加したが、2003年に売却している。

中国拠点の整理と新興国展開の2000年代

2002年8月に上海に日華化学研発(上海)有限公司(研究開発拠点)を設立し、2003年2月には米国子会社DEMI HAIRCARE SYSTEMS,INC.を設立した(2005年解散)。2004年6月にはベトナムにNICCA VIETNAM CO.,LTD.を設立した。一方、2003年にはブラジル事業を売却し、2004年には子会社サンファイバーを解散するなど不採算事業の整理も進めた。2007年2月にはアグリ事業を譲渡し、東京都港区に化粧品販売子会社イーラル株式会社を設立した。

鹿島工場開設と中期経営計画の策定(2010年代~)

2010年11月、茨城県神栖市に鹿島工場を開設し、化学品の生産能力を増強した。2011年3月には中国にDEMI(BEIJING)INTERNATIONAL TRADING CO.,LTD.を設立し、化粧品の中国市場開拓を本格化した。2024年7月には「中長期グループ成長シナリオ」を策定し、2030年目標を掲げた中期経営計画「INNOVATION30」を公表した。2025年9月には合弁会社ソルベイ日華株式会社をサイエンスコ日華株式会社に商号変更している。

年表36件を開く

1940年代

  • 1941年9月創業日華化学工業株式会社を設立。(合資会社日華化学工業所を株式会社組織に変更。)

1950年代

  • 1958年11月クリーニング用粉末石鹸を開発。クリーニング分野に進出。

1960年代

  • 1963年7月創業株式会社日華化学輸送部を設立。(1990年6月、株式会社ニッカエンタープライズに商号変更。)
  • 1964年4月金属用洗浄剤を開発。金属工業分野に進出。
  • 1965年5月製紙用消泡剤を開発。紙パルプ分野に進出。
  • 1968年5月台湾に合弁会社 台湾日華化学工業股份有限公司を設立。

1970年代

  • 1971年5月商号変更大韓民国に合弁会社 三慶日華化学株式会社を設立。(1974年1月、韓国精密化学株式会社に商号変更、2002年1月、NICCA KOREA CO.,LTD.に商号変更。)
  • 1974年1月商号変更タイ王国に合弁会社 SIAM TEXTILE CHEMICAL CO.,LTD.を設立。(2009年5月、STC NICCA CO.,LTD.に商号変更。)
  • 1974年10月インドネシア共和国に合弁会社 PT.INDONESIA NIKKA CHEMICALSを設立。

1980年代

  • 1980年4月殺菌消毒剤を開発。医薬品分野に進出。
  • 1982年8月デミ化粧品製造所を完成。頭髪化粧品分野に進出。
  • 1987年12月創業紙パルプ関連事業強化のため株式会社サンファイバーを設立。
  • 1988年4月アメリカ合衆国に合弁会社 NICCA U.S.A.,INC.を設立。
  • 1988年5月創業中華人民共和国香港特別行政区に香港日華化学有限公司を設立。
  • 1988年6月商号変更商号を日華化学株式会社に変更。中華人民共和国香港特別行政区に香港日華化学有限公司出資による合弁会社 UJT NIKKA CHEMICALS CO.,LTD.を設立。
  • 1989年4月創業日華化学株式会社関東工場(1959年11月設立)、日華化学株式会社大阪工場(1981年5月設立)を吸収合併。
  • 1989年10月福井県福井市に総合研究所を開設。

1990年代

  • 1993年3月福井県坂井郡坂井町に日華バイオ研究所を開設。
  • 1993年4月中華人民共和国に合弁会社 広州日華化学有限公司を設立。
  • 1993年9月上場名古屋証券取引所市場第二部に株式を上場。
  • 1995年7月中華人民共和国に合弁会社 杭州日華化学有限公司を設立。
  • 1995年10月M&A医薬品及びヘアケア化粧品メーカーである山田製薬株式会社の全株式を取得し子会社化。
  • 1996年3月ブラジル連邦共和国のエロキミカ染料化成有限会社に資本参加し、合弁事業として開始。
  • 1996年11月創業ローヌ・プーラン日華株式会社を設立。(1998年4月、ローディア日華株式会社に商号変更、 2014年1月、ソルベイ日華株式会社に商号変更、2025年9月、サイエンスコ日華株式会社に商号変更。)

2000年代

  • 2002年7月創業福井県福井市にコスメラボ株式会社を設立。
  • 2002年8月創業中華人民共和国に日華化学技術諮詢(上海)有限公司を設立。(2009年5月、日華化学研発(上海)有限公司に商号変更。)
  • 2002年9月商号変更中華人民共和国に合弁会社 浙江日華化学有限公司を設立。(2017年5月、日華化学(中国)有限公司に商号変更。)
  • 2003年2月創業アメリカ合衆国にDEMI HAIRCARE SYSTEMS,INC.を設立。株式会社ニッカエンタープライズを吸収合併。ブラジル連邦共和国のエロキミカ染料化成有限会社の全株式を売却。
  • 2003年8月UJT NIKKA CHEMICALS CO.,LTD.を解散。
  • 2004年5月株式会社サンファイバーを解散。
  • 2004年6月ベトナム社会主義共和国に合弁会社 NICCA VIETNAM CO.,LTD.を設立。
  • 2005年8月DEMI HAIRCARE SYSTEMS,INC.を解散。
  • 2006年6月杭州日華化学有限公司を解散。
  • 2007年2月創業当社アグリ事業を譲渡。東京都港区にイーラル株式会社を設立。

2010年代

  • 2010年11月茨城県神栖市に鹿島工場を開設。
  • 2011年3月創業中華人民共和国にDEMI(BEIJING)INTERNATIONAL TRADING CO.,LTD.を設立。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2030年まで700億円
  • 営業利益2030年まで56億円
  • 営業利益率2030年まで8.0%
  • EBITDA2030年まで90億円
  • ROE2030年まで8.0%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    事業拡大と成長投資

    化粧品事業の拡大と、環境・健康・衛生・デジタル・先端材料(EHD)領域への経営資源の傾注を進める。

  2. 02

    財務・資本戦略の強化

    バランスのよいキャッシュフローアロケーションを実行し、PBR1倍の早期実現と資本コストを意識した経営を推進する。

  3. 03

    サステナビリティ経営の推進

    経営基盤の強化、従業員エンゲージメント向上、CO2削減に取り組み、持続可能な成長を支える体制を構築する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,576人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は608万円で、9期前と比べて+6.9%平均年齢は41.3歳、平均勤続年数は16.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月1,418
2017年12月1,472
2018年12月1,479
2019年12月56941.116.91,496
2020年12月51441.116.71,500
2021年12月53041.617.11,454
2022年12月54942.017.31,472
2023年12月55441.817.21,500
2024年12月57741.516.91,531229
2025年12月60841.316.61,576241

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率12.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率78.5%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)69.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社18(国内 12 / 海外 6) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
小計323億円
化粧品170億円
化学品153億円
本社・研究所・工場 — 福井県福井市6,643百万円
化学品 化粧品 全社
鹿島工場 — 茨城県神栖市3,159百万円
化学品
台湾工場 — 台湾桃園県観音郷2,721百万円
化学品
その他及び全社2,267百万円
ヘアサイエンス スクエア東京 — 東京都渋谷区2,119百万円
化粧品
茨城工場 — 茨城県かすみがうら市1,758百万円
化粧品
鯖江工場 — 福井県鯖江市1,598百万円
化学品
ほか4件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    山田製薬株式会社
    東京都渋谷区
    議決権100.0%
  • 国内
    イーラル株式会社
    東京都渋谷区
    議決権100.0%
  • 国内
    大智化学産業株式会社
    東京都中央区
    議決権100.0%
  • 海外
    香港日華化学有限公司
    中華人民共和国香港特別行政区
    議決権100.0%
  • 海外
    NICCA INDIA PRIVATE LIMITED
    インド共和国 マハーラーシュトラ州
    議決権100.0%
  • 国内
    NICCA BANGLADESH CO., LTD.
    バングラデシュ ダッカ管区 ナラヤンガンジ県
    議決権100.0%
  • 国内
    DEMI KOREA CO.,LTD.
    大韓民国ソウル特別市
    議決権100.0%
  • 国内
    NICCA KOREA CO.,LTD.
    大韓民国ソウル特別市
    議決権98.8%
  • 国内
    NICCA U.S.A.,INC.
    アメリカ合衆国サウスカロライナ州ファウンテンイン市
    議決権97.3%
  • 海外
    PT.INDONESIA NIKKA CHEMICALS
    インドネシア共和国西ジャワ州 カラワン市
    議決権90.0%
  • 国内
    江守エンジニアリング 株式会社
    福井県福井市
    議決権86.0%
  • 国内
    日華化学(中国)有限公司
    中華人民共和国浙江省杭州市
    議決権80.0%
残りのグループ会社6社を開く
  • 台湾日華化学工業股份有限公司台湾台北市79%
  • STC NICCA CO.,LTD.タイ王国バンコク市53%
  • NICCA VIETNAM CO.,LTD.ベトナム社会主義共和国ドンナイ省ビエンホア市100%
  • 広州日華化学有限公司中華人民共和国広東省広州市100%
  • 東莞日華新材料有限公司中華人民共和国広東省東莞市100%
  • サイエンスコ日華 株式会社東京都港区40%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    エネルギー・環境新技術先導プログラム 極微小液滴が形成する反応場を用いたナノ材料の構造・機能制御技術の研究開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2017-06-15
    882万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は557億円営業利益38億円前期と比べると増収増益で、売上が+3.0%、利益が+8.6%。

売上高
+3.0%
557億円
営業利益
+8.6%
38億円
純利益
-14.3%
24億円
営業利益率
6.8%
前期比 +0.4%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高640億円557億円
営業利益54億円38億円
純利益38億円24億円
1株あたり配当¥70¥70

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は310億円、営業利益は27億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+14.0%、営業利益は+42.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q11521.70
2023年2Q12821.63
2023年3Q13296.87
2023年4Q1277
2024年1Q12264.93
2024年2Q138107.29
2024年4Q281196.816
2025年2Q272197.010
2025年4Q285196.714
2026年2Q310278.719

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は317億円から557億円へ1.8倍に増えた。直近期の営業利益率は6.8%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月3171813
2013年12月3363327
2014年12月3993114
2015年12月4652412
2016年12月442163
2017年12月4852214
2018年12月5022425
2019年12月462139
2020年12月4121610
2021年12月4852726
2022年12月5063121
2023年12月5022517
2024年12月54135406.528
2025年12月55738386.824

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高557億円のうち、営業利益として残るのは38億円6.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は24億円、売上の4.3%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金63.7%355億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金29.4%164億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.8%38億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
36.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.5pt
6.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.1pt
4.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.0pt
6.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが55億円、投資CFが−115億円で、差し引きのフリーCFは−60億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は104億円で、売上の2.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月30−26−23426
2013年12月493−335251
2014年12月37−15−202258
2015年12月46−3041675
2016年12月12−4316−3158
2017年12月50−4211880
2018年12月27−13−191472
2019年12月11−21−2−1059
2020年12月65−15−365072
2021年12月47−10−503764
2022年12月23−9−201463
2023年12月41−9−173280
2024年12月60−51−3989
2025年12月55−11574−60104

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は741億円。このうち返さなくてよい自己資本が384億円で、自己資本比率は47.5%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月37114023132.7
2013年12月40819021840.1
2014年12月42121920245.2
2015年12月49120528636.4
2016年12月50619431233.3
2017年12月55121633534.4
2018年12月56623633035.6
2019年12月55122432736.7
2020年12月53223230039.5
2021年12月54527327245.9
2022年12月56130425749.8
2023年12月56932824152.9
2024年12月62436625854.0
2025年12月74138435747.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
118億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
257億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
54億円
在庫として抱えている分
負債合計
357億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
76
/ 100
安定性自己資本比率32 / 40
収益力営業利益率14 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り203社中54位あたり、逆に低いのは自己資本比率203社中162位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.9%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.8%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
47.5%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.0%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.5%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,017で、1年前と比べて+51.1%過去52週の値幅のなかでは84%の位置にある。

¥2,017-2.5%1ヶ月-0.7%1年+51.1%時価総額357億円
過去52週の値幅
安値¥1,369高値¥2,143

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.6倍
PER (会社予想)8.5倍
PBR0.86倍
配当利回り3.47%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1ヶ月で19.3%上昇し、8月14日に2058円と前日比1.06%安。25日移動平均線1870円を約10%上回り、75日線・200日線も大きく上回る。52週高値2143円に近く、あと約4%に迫る。出来高は7月31日に106200株と急増し、その後も高水準で推移。RSIは72.02と過熱域に入っており、上昇ピッチの速さから短期的な調整に注意。ただし中期トレンドは強い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER 9.81倍、PBR 0.88倍、配当利回り3.40%で、同業界平均のPER 18.77倍、PBR 1.44倍、配当利回り2.63%と比較して全ての指標で大幅に割安です。ROE 6.93%は低水準ながら、PBR 1倍未満と割安感が強いです。ただし配当性向が68.61%と高い一方で、直近の純利益はやや減少傾向にあり、将来の増配余地には限界があります。割安ではあるが、収益力の改善が課題です。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.6倍17.8倍
PER (予想)8.5倍
PBR0.86倍1.41倍
ROE6.9%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は緩やかな回復傾向にあり、2025年12月期も増収が見込まれる。強気派は非繊維分野の成長と原燃料価格の落ち着きによる利益率改善に着目する。一方、弱気派は繊維業界の構造的な需要減少と、電子材料など新規分野の競争激化を懸念する。株価は1年で6割以上上昇しており、評価面での割高感も議論の的。

プラスに働く材料7
  • 非繊維分野の拡大

    電子材料や化粧品向けの売上構成比が上昇し、成長ドライバーに。

  • 利益率の改善

    営業利益率が2024年に6.47%、2025年に6.82%と向上傾向。

  • 株主還元の厚さ

    配当利回り3.4%と高く、PBR0.88倍と割安感がある。

  • 25年12月期の営業利益38億円と2期連続増益通年影響

    24年12月期35億円から8.6%増益。時価総額は364億円で利益インパクト大

  • 今期予想PER8.6倍と割安修正期待決算発表後影響

    現在PER9.81倍から予想PER8.6倍へ、EPS約14%増の期待

  • PBR0.88倍で資本効率改善への思惑次回株主総会影響

    PBR0.88倍の1倍割れ、ROE6.93%と改善余地が焦点

  • 配当利回り3.4%と株主還元が下支え継続影響

    配当利回り3.4%と相対的に高く、底堅い需給

マイナスに働く材料7
  • 繊維需要の縮小

    国内繊維産業の縮小に伴い、主力の繊維用薬剤の市場が縮小傾向。

  • 原材料費の変動

    原油由来の原料価格が高止まりすれば、コスト増が利益を圧迫する。

  • 新規分野の競争

    電子材料などは競合が多く、優位性が確立できていない。

  • 25年12月期は純利益24億円と減益通年影響

    前期28億円から14.3%減益。営業増益も最終減益は嫌気

  • 営業利益率6.82%と低収益性継続影響

    直近の営業利益率6.82%は収益性の低さを示す

  • 過去1年で63%上昇し高値警戒不定影響

    1年間で株価63.46%上昇し、短期的な利益確定売りが出やすい

  • 外国人保有5.55%と低い需給継続影響

    外国人保有比率5.55%と低く、大口売買で株価が振れやすい

次の決算で確かめる点
非繊維売上比率
非繊維分野の成長は将来の収益源を占う重要な指標。
海外売上比率
海外展開の進捗は周辺市場での需要獲得力を示す。
営業利益率
原燃料価格変動や競争による収益性の変化を監視する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり70で、前期から+15.4%いまの株価に対する利回りは3.47%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥70
1株あたり
配当利回り
3.47%
いまの株価に対して
配当性向
68.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月20114.4
2017年12月16−20.065.8
2018年12月1812.530.3
2019年12月16−11.113.6
2020年12月10−37.532.1
2021年12月22120.027.0
2022年12月3036.418.9
2023年12月326.742.5
2024年12月5262.544.4
2025年12月6015.468.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥70

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ5,640人。区分でいちばん多いのは個人・その他55.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が38.5%を占め、残る61.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他54.057.553.551.555.155.0
事業法人34.328.831.732.131.931.9
自己株式9.79.78.58.58.57.7
金融機関10.510.811.710.47.26.5
外国法人0.71.82.65.35.35.5
証券会社0.51.00.40.70.41.0
外国人個人0.00.10.10.10.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社江守プランニング13.38
02日華共栄会10.10
03長瀬産業株式会社7.94
04日華化学社員持株会4.01
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.83
06公益財団法人江守アジア留学生育英会2.82
07INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)2.02
08株式会社福井銀行1.94
09山崎 正弘1.66
10宗教法人歓喜寺1.51

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+110%、1株純資産は14期で+221%。直近期のROEは6.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月7269011.47.222.0
2013年12月15292918.85.857.9
2014年12月821,0818.210.643.0
2015年12月701,1386.321.531.8
2016年12月221,0742.050.6114.4
2017年12月881,2067.814.765.8
2018年12月1571,28312.66.230.3
2019年12月571,2844.515.913.6
2020年12月661,3365.113.332.1
2021年12月1651,58911.35.127.0
2022年12月1341,7728.06.218.9
2023年12月1071,9075.88.942.5
2024年12月1742,1268.66.544.4
2025年12月1502,2126.910.368.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2025/12期の役員報酬は総額370百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
江守康昌代表取締役 社長執行役員 CEO64
龍村和久代表取締役 副社長執行役員 COO 化粧品部門長 デミコスメティクスカンパニープレジデント5555,000
児島大司取締役 常務執行役員 COO to Chemicals 化学品部門長645,000
李晶日取締役 執行役員 中国事業統括616,000
澤崎祥也取締役 執行役員 CFO(Administration)管理部門長589,000
稲継崇宏取締役 執行役員 CTO 化学品部門界面科学研究所長557,000
相澤馨取締役743,000
山岡美奈子取締役671,000
坂本修一取締役682,000
朝倉浩一取締役641,000
宮本和浩常勤監査役6653,000
増田仁視監査役7480,000
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢保有株数
森口功一監査役561,000

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)7268515131946
社外取締役73544396
監査役1121212

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容810字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(日華化学株式会社)、子会社20社及び関連会社2社により構成されております。事業は界面活性剤等の製造・販売を行っております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、次の3部門は「第5 経理の状況 1.(1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 事業内容   主要製品   主要な会社   会社数 化学品事業               繊維化学品 特殊化学品 クリーニング・メディカル用薬剤 機能化学品 先端材料     当社 大智化学産業株式会社 香港日華化学有限公司 NICCA INDIA PRIVATE LIMITED NICCA U.S.A.,INC. NICCA KOREA CO.,LTD. PT.INDONESIA NIKKA CHEMICALS NICCA BANGLADESH CO., LTD. 日華化学(中国)有限公司 台湾日華化学工業股份有限公司 STC NICCA CO., LTD. NICCA VIETNAM CO.,LTD. 広州日華化学有限公司 東莞日華新材料有限公司 サイエンスコ日華株式会社 (他2社)                               17 化粧品事業         ヘアケア剤 ヘアカラー剤 パーマ剤 スキャルプケア剤 スタイリング剤   当社 山田製薬株式会社 イーラル株式会社 DEMI KOREA CO.,LTD. (他2社)             6 その他 工事請負事業   設備請負工事   江守エンジニアリング株式会社   1 (注)ソルベイ日華株式会社は2025年9月12日付でサイエンスコ日華株式会社に社名変更しました。 当社グループの事業系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,599字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社は、企業パーパス「Activate Your Life」に基づき、経営ビジョンとして「世界中のお客様から最も信頼されるイノベーションカンパニー」を掲げております。当パーパス・ビジョンのもと策定した「中期経営計画 INNOVATION25」に取り組む中、より資本コストや株価を意識した経営の実現に向けて、2024年7月に「中長期グループ成長シナリオ」を策定しました。 (2)経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループを取り巻く経営環境は今後も不透明な状況が続くものと考えております。環境規制強化、資源制約、地政学リスクの常態化によりサステナブル対応が産業競争力に直結、健康寿命の延伸に加え、未知のウイルスによる脅威など人々の快適なくらしに対する意識が拡大、AI・デジタル技術の急速な発展により、あらゆる産業で工程革新が加速するなどのマクロ環境下において、「環境」、「健康・衛生」、「デジタル、先端材料」領域に対して当社技術力による社会課題解決の機会が増加しており、引き続き「EHD*集中戦略」により新たな付加価値を提供していくことが重要であると認識しております。 (3)経営戦略 当社グループは、企業パーパス「Activate Your Life」および経営ビジョン「世界中のお客様から最も信頼されるイノベーションカンパニー」のもと、より資本コストや株価を意識した経営の実現に向けて、2024年7月に「中長期グループ成長シナリオ」を策定し、2035年までに目指したい姿として「ROE10%以上」を重点目標としたほか、新たな経営目標指標として「PBR」と「DOE」を導入いたしました。また、今般その前半フェーズとして2030年までの具体的な戦略等を示した中期経営計画「INNOVATION30」(2026年~2030年)を策定いたしました。2030年を最終年度とする中期経営計画では、不確実性の高い経営環境でも着実に成長するため、3つの全社基本戦略に取り組んでまいります。 <INNOVATION30(基本戦略)> ① 事業拡大と成長投資:化粧品事業の拡大、化学品EHD*領域への傾注 ② 財務・資本戦略の強化:バランスのよいキャッシュフローアロケーションの実行 ③ サステナビリティ経営:経営基盤の強化、エンゲージメント向上、CO2削減 ※Environment(環境)、Health(健康・衛生)、Digital(デジタル、先端材料)の頭文字を取った当社独自の基本戦略。 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 「INNOVATION30」は「中長期グループ成長シナリオ」の前半フェーズとして、事業拡大と成長投資により、これまでに無い飛躍的な成長とEBITDAの増大を同時に実行する5年間と位置付けております。また、PBR1倍の早期実現に向けて、株主資本コストを安定的に上回るROEの継続的な向上を重点目標として設定しております。 <INNOVATION30(2030年目標)> 売上高:700億円 化学品、化粧品ともに成長 営業利益:56億円 高付加価値事業へ傾注 営業利益率:8.0% 安定的に8%以上 EBITDA: 90億円 「稼ぐ力」を成長させる EBITDA率:12.8% ROS以上の成長 ROE:8.0% 株主資本コストを安定的に上回る ROIC:6.0% WACCを安定的に上回る PBR:1.0倍以上 早期達成を目指す DOE:3.0%以上 3%以上かつ継続的に向上を検討
事業等のリスク4,494字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの経営成績、株価及び財政状態等に影響を及ぼす可能性のあるリスクには以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、事業等のリスクはこれらに限られるものではありません。 (1)海外展開とカントリーリスクについて 当社グループは14社の海外拠点を持ち、連結売上高に占める海外売上高比率は約50%となっており、高い水準で海外市場に依存しております。従って、為替相場の影響を受けやすい状況にあります。当社グループは、外貨建ての債権と債務のバランスを考慮するほか、外貨建て債権の回収サイトの短縮化に努めており、その影響を最小限に抑えることができると考えておりますが、急激な為替相場の変動が生じた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に大きな影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは複数の新興国において事業を展開しており、地域を分散させることでカントリーリスクの回避に努めておりますが、政治及び経済の急激な変動や紛争、テロ、暴動等があった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (2)市場の経済状況について 当社グループの製品に対する需要は、ファッション・アパレル業界、自動車業界、家具ほかテキスタイル産業資材業界、美容室業界、電子・半導体業界、クリーニング業界、化学品及び化粧品業界等の市場動向や消費者の需要変化の影響を受けます。また、当社グループは日本国内を始め、アジア各国や北米などに製品を販売しており、各国・各地域における経済状況が製品販売に大きな影響を与えております。 当社グループは、グローバルな事業戦略のもと、各地域特性や消費者特性なども踏まえ、事業環境の変化に影響されにくい体質づくりを目指していますが、これら関連業界の需要減少、販売地域での景気動向、社会や産業の構造変化等により、当社グループの経営成績及び財務状態に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (3)新技術・新製品の開発・事業化について 当社グループは、持続的成長を支える原動力は研究開発にあると認識し、新製品開発を推進するとともに、繊維化学品事業、化粧品事業に次ぐ第三の事業の柱として新規事業の創出に注力しております。今後も中長期的な視点のもと、計画的かつ継続的に経営資源を投入してまいります。 しかしながら、研究開発活動や新規事業創出の進捗が当初計画と大きく乖離した場合や、期待した成果が得られない場合には、投下した経営資源の回収が困難となる可能性があり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、AIやデータ活用、DX(デジタルトランスフォーメーション)等を含むデジタル技術分野における技術革新や産業構造の変化が急速に進展する中で、当社グループがこれらの変化に適切に対応できない場合には、当社グループの競争力の低下や社会的信頼の低下等を招き、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります (4)原材料の市場変動の影響について 当社グループが生産に使用する原材料は、石油関連及び天然由来原材料の占める割合が高く、需給バランス、天候不順、為替レートの変動等により、市況価格が変動する可能性があります。 また、中東地域をはじめとする産油地域における地政学的リスクの高まりや国際情勢の変化等により、主要な海上輸送路に制約が生じた場合には、産油国からの供給や国際的な輸送網に影響が及び、石油関連原材料の価格が高騰する可能性があります。さらに、このような状況においては、当社グループが使用する石油関連原材料の調達に支障が生じる可能性があります。 当社グループは、仕入先との関係強化、調達先の分散、コスト低減の推進に加え、顧客対応力及び技術革新力を活かした高付加価値製品の展開等により収益の確保に努めております。しかしながら、石油市況等の急激な上昇や原材料調達に支障が生じた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5)製品の欠陥について 当社グループは、化学品生産拠点において品質マネジメントシステムの国際規格ISO9001の認証を取得し、また、化粧品生産拠点において化粧品製造・品質管理の国際規格ISO22716の認証を取得しており、品質の向上に努め製品の製造を行っております。しかしながら、全ての製品について欠陥がなく、将来的にクレームが発生する可能性が全くないという保証はありません。製品の欠陥が発生した場合は、当社グループの評価に影響を与え、経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6)知的財産について 当社グループは、自社製品の保護及び競合他社との優位性を保つため、特許権、商標権、意匠権等の知的財産権確保による自社権益の保護に努めておりますが、模倣品等による権利侵害がなされる可能性があります。 また、当社グループは第三者の知的財産権を侵害しないよう、製品開発には外部専門家への依頼を含む十分な調査を行った上で活動を行っておりますが、万が一、当社グループが第三者より権利侵害の訴えを受けた場合、その動向によっては、当社グループの信用、経営成績及び財政状態に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (7)法的規制について 現在、国内外ともに人間の健康や環境保護に対し様々な法令が制定されており、特に環境面に関しては世界的な意識の高まりを受け、より法的規制が強化されております。当社グループの事業活動においては、化学品及び化粧品の化学物質の管理関連、製品製造関連、国内外への製品輸送関連をはじめとし、内部統制関連、労務関連、取引関連の法令などの数多くの規制を受けております。当社グループでは、これら法規制を確実に遵守するのは勿論のこと、品質や環境に関するISO基準の運用により活発な改善活動を進めております。しかし、これらの関連規制に加え、諸外国における同様の規制の追加及び変更が実施される場合や、当社グループの事業活動を継続するにあたっての主要な許可の取消しを受けた場合には、当社グループの事業活動が制限され、経営成績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (8)金利の変動等について 当社グループの資金調達は、主にグループの自己資金と金融機関からの借入で賄っており、加重平均資本コストやD/Eレシオなどを考慮して資金調達をする方針ですが、予期せぬ金利水準の急激な変動やその他の金融市場の混乱があった場合には、資金調達及び調達コストに影響を与える可能性があります。 (9)財務制限条項について 当社は事業資金の効率的な調達を行うため、取引金融機関複数行との間でシンジケートローン契約を締結しており、当該契約には一定の財務制限条項が付されております。これらに抵触した場合、該当する借入金の一括返済及び契約解除のおそれがあり、当社の資金繰りに影響を及ぼす可能性があります。 (10)固定資産の減損について 当社グループは、固定資産の減損に係る会計基準を適用しております。将来、当社グループが保有する固定資産について、経営環境の著しい悪化等による収益性の低下や市場価格の下落等により、減損損失が発生し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (11)生産設備の毀損等について 当社グループは、日本及び海外に多くの生産拠点を構えており、火災等の事故発生リスクを抱えております。そのため、安全衛生委員会活動等の事故防止対策に積極的に取り組んでおります。また、不慮の事故が発生した場合にも十分な生産対応能力を有しておりますが、重大な災害や大規模地震等の自然災害等が発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (12)情報セキュリティについて 当社グループは、ITを活用して事業や業務の効率化を図るとともに、データを活用したビジネスを推進しております。また、研究開発、生産、マーケティング、販売等に関する機密情報や、販売促進活動を通じて取得したお客様の個人情報を保有しております。このような状況下、当社グループは、情報セキュリティポリシーのもと、機密情報、個人情報及びハードウェア、ソフトウェア、その他データファイル等の情報資産の保護を目的とした情報セキュリティの強化に取り組んでおります。また、サイバー攻撃に対しては、システム面での対策や従業員へのセキュリティ教育を通じて一定の防御策を講じるとともに、事業継続の観点からシステム障害等への対応体制の整備にも努めております。 しかしながら、近年はランサムウェアをはじめとするサイバー攻撃が高度化・巧妙化しており、予期せぬ意図的な行為や過失等により、機密情報や個人情報が外部に流出する可能性があります。また、当社グループの基幹システムや業務システムが不正アクセスやランサムウェア等の被害を受けた場合には、システムの停止や障害が発生し、受発注業務、生産、出荷等の事業活動に支障をきたす可能性があります。 このような事態が発生した場合、事業活動の停滞や取引先への影響が生じるほか、当社グループに対する損害賠償請求、当社グループの信用下落、収益機会の損失、復旧対応等に係る費用の発生等により、当社グループの事業運営に支障をきたし、当社グループの経営成績及び財政状態に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (13)中長期グループ成長シナリオに記載の将来情報について 当社グループは、より資本コストや株価を意識した経営の実現に向けて『中長期グループ成長シナリオ』を策定しており、2035年までに目指したい姿として「ROE10%以上」を重点目標としたほか、新たな経営目標指標として「PBR」と「DOE」を導入しております。当シナリオは、策定時における国内外の市場環境、競合環境、技術開発、為替相場や原材料価格等の経営環境及びその見通しに基づき策定しておりますが、経済情勢の変動等の経営環境における様々な不確定要因により、基本方針で掲げた諸取り組みが計画通りに進まない可能性や、数値目標および指標の達成に至らない可能性があります。 (14)自然災害について 当社グループは、地震、強風、水害等の自然災害が発生した場合の備えを強化しておりますが、想定を超える大規模な自然災害が発生した場合には、事業活動の中断、生産設備への被害、サプライチェーンの寸断による生産活動の停止、交通遮断による製品出荷の停止など、不測の事態が発生する可能性があります。これらの不測の事態が発生したことにより、一時的または長期に渡る事業活動の停止があった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に大きな影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,525字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績等の状況 当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)における世界経済は、地政学的リスクが継続する中、エネルギー・資源価格の変動や各国の金融政策動向などを背景に、不安定な状況が続きました。米国では新政権の政策運営を巡る不透明感が意識されたほか、主要国においてはインフレ動向を踏まえた金融政策の調整が進められ、金利・為替相場の変動が世界経済に影響を及ぼしました。一方、わが国経済は、個人消費の持ち直しやインバウンド需要の拡大を背景に、景気は緩やかな回復基調を維持しましたが、物価上昇の継続、為替レートや長期金利の変動、海外経済の減速懸念などにより、先行きについては依然として不透明な状況が続いております。 このような中、当社グループは企業パーパス「Activate Your Life」に基づき、中長期成長ビジョンとして『世界中のお客様から最も信頼されるイノベーション・カンパニー』を掲げており、当パーパス、ビジョンのもと3か年中期経営計画『INNOVATION25』(2023-2025)において、5大戦略である「事業構造の大転換」「メリハリのある投資」「生産性改革」「サステナブル経営の推進」「大家族主義の進化」の推進に取り組んでまいりました。 その結果、当中期経営計画『INNOVATION25』の最終年度となる当連結会計年度は、売上高55,705百万円(前年同期比3.0%増)、営業利益3,847百万円(前年同期比9.3%増)、経常利益3,849百万円(前年同期比3.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益2,384百万円(前年同期比13.4%減)となりました。 セグメントの業績は次のとおりであります。なお、文中の各セグメントの売上高は、セグメント間の内部売上高を含んでおりません。 (化学品事業) 化学品事業には、当社グループの主力となる繊維加工用薬剤の他に情報記録紙用薬剤、樹脂原料、業務用クリーニング薬剤、医療・介護施設向け薬剤及びその他機能性化学品が含まれております。 売上高は39,894百万円(前年同期比1.3%増)、セグメント利益は3,948百万円(前年同期比6.0%増)となりました。 主力の繊維化学品において、トランプ関税の影響により顧客である海外繊維加工場の稼働が減速しましたが、中国拠点を中心に、フッ素フリー系撥水剤をはじめ高付加価値EHD関連製品売上の伸長や、新規ビジネスの獲得により売上が伸長しました。また、電子材料関連工程薬剤においても、半導体市場の一部回復や新規ビジネスの獲得により売上が伸長しました。これらの売上伸長により、販売管理費が増加したものの、化学品事業は増収増益となり、売上高、セグメント利益額およびセグメント利益率は過去最高となりました。 (化粧品事業) 化粧品事業はヘアケア剤、ヘアカラー剤、パーマ剤、スキャルプケア剤及びスタイリング剤が主な取扱品であります。 売上高は15,259百万円(前年同期比6.9%増)、セグメント利益は1,966百万円(前年同期比7.9%増)となりました。 当社デミコスメティクスにおいては、酷暑や物価上昇による来店サイクルの長期化の影響を受けサロン環境が厳しい状況が続いた中、主力ヘアケアなどの注力商品の拡販により堅調に推移いたしました。連結子会社においては、DEMI KOREA CO.,LTD.における販売は市況悪化の影響を受け売上高が減少したものの、山田製薬株式会社における受託事業は好調に推移いたしました。これらの結果、化粧品事業は増収増益となり、売上高は過去最高となりした。 (その他事業) 売上高は550百万円(前年同期比22.5%増)、セグメント利益は90百万円(前年同期比53.9%増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動によるキャッシュ・フロー5,542百万円の獲得、投資活動によるキャッシュ・フロー11,539百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フロー7,384百万円の獲得により、前連結会計年度に比べ1,520百万円増加し10,402百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は5,542百万円となりました。 これは主に、税金等調整前当期純利益4,000百万円、減価償却費2,128百万円と、棚卸資産の増加による資金の減少440百万円、退職給付に係る負債の減少による資金の減少321百万円等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は11,539百万円となりました。 これは主に、定期預金の払戻による収入3,111百万円、定期預金の預入による支出2,690百万円、有形固定資産の取得による支出11,907百万円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は7,384百万円となりました。 これは主に、借入の資金調達による収入(純額)8,486百万円、配当金の支払901百万円、非支配株主への配当の支払112百万円によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループの生産・販売品目は、広範囲かつ多種多様であり、同種の製品であっても、その容量、構造、形式等は必ずしも一様ではなく、また、製品のグループ内使用(製品をグループ内で原料として使用)を行っていることから、セグメント毎に生産規模を金額あるいは数量で示すことはしておりません。 b.受注実績 当社グループは、主として、販売計画、生産状況を基礎とした見込生産を行っており、記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)   前年同期比(%) 化学品(百万円)   39,894   101.3 化粧品(百万円)   15,259   106.9 報告セグメント計(百万円)   55,154   102.8 その他   550   122.5 合計(百万円)   55,705   103.0 (注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態の分析 (資産合計) 当連結会計年度末の資産につきましては、前連結会計年度末に比べ、11,686百万円増加し74,052百万円となりました。この主な要因は、現金及び預金が1,122百万円、有形固定資産が9,632百万円増加したことによるものであります。 (負債合計) 負債につきましては、前連結会計年度末に比べ、9,885百万円増加し35,697百万円となりました。この主な要因は、短期借入金が5,002百万円、長期借入金が3,632百万円増加したことによるものであります。 (純資産合計) 純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ、1,800百万円増加し38,354百万円となりました。この主な要因は、利益剰余金が1,460百万円及び為替換算調整勘定が325百万円増加したことによるものであります。 b.経営成績の分析 経営成績の分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績等の状況」に記載のとおりであります。 c.経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因については、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 d.セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析内容・検討内容 セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績等の状況」に記載のとおりであります。 e.経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当連結会計年度における売上高は55,705百万円、営業利益は3,847百万円、ROSは6.9%、ROEは6.9%、ROICは5.1%であります。引き続きこれらの指標について、改善されるよう取り組んでまいります。 各指標の推移は以下のとおりです。 第108期   第109期   第110期   第111期   第112期 売上高(百万円)   48,474   50,627   50,169   54,099   55,705 営業利益(百万円)   2,453   2,628   2,039   3,519   3,847 ROS(%)   5.1   5.2   4.1   6.5   6.9 ROE(%)   11.3   8.0   5.8   8.6   6.9 ROIC(%)   4.6   4.6   3.6   5.8   5.1 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 また、当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、当社グループの運転資金・設備投資資金については、営業活動から獲得する自己資金及び金融機関からの借入による調達を基本としております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたっては、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

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  • 決算説明資料2026年12月期 第2四半期(中間期) 決算補足説明資料2026-07-31

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