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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

レック

LEC,INC.7874 · Prime · 化学

日用品の企画・製造・販売が単一セグメント。家庭用品を幅広く展開。

概要

レック株式会社は、家庭用日用品(洗剤、収納用品、掃除用具)および衣料品の企画・製造・販売を手がける企業である。1983年に駿河工業として創業し、2009年に現在の社名となった。本社は東京都中央区に置き、連結従業員数は956名。東京証券取引所プライム市場に上場している。2025年3月期の売上高は663億円、営業利益28億円。サンリオキャラクター商品やバルサン・グロンサンといったブランドを展開し、小売店を通じて消費者に製品を供給している。

日用品に特化した単一セグメントの事業構造

当グループは「日用雑貨衣料品事業」の単一セグメントで構成される。主力製品は家庭向け洗剤、収納ケース、掃除用具などの日用品と、アパレル製品である。小売店を主要顧客とし、企画から製造・販売まで一貫して手がける。2025年3月期の売上高は663億円に達し、前年比3.0%増加した。コスト削減と製品の改廃により売上総利益率は30.3%と、前期比4.0%改善した。営業利益率は6.1%である。

38の国と地域ではないが、国内外に広がる生産・販売網

国内には静岡県や香川県に自社工場を保有する。静岡工場(2011年設置)、四国工場(2009年設置)、富士裾野工場(2022年増設)が主要生産拠点である。海外では上海駿河日用品有限公司(2008年子会社化)を通じて中国市場にも進出している。グループ全体で子会社21社、関連会社1社を擁し、バルサン株式会社(殺虫剤)やフレンド株式会社(研究開発)など専門子会社が機能する。

キャラクターとブランド買収で拡大する品揃え

1991年からサンリオキャラクターの版権を取得し、キャラクター商品を継続的に展開している。近年では「推しグッズ」などの趣味嗜好品も強化し、キャラクター関連製品の売上が大幅に伸長した。また、2018年にライオンパッケージングから「バルサン」ブランドの殺虫剤事業を、2024年には「グロンサン」「グロモント」ブランドのドリンク剤事業を譲受し、認知度の高いブランドを自社ポートフォリオに加えた。

成長の源泉は新製品開発と営業体制の柔軟性

経営方針として、企画開発部門を最重要と位置づけ、生成AIを活用した開発工程の最適化やキャラクター市場への重点投資を進めている。営業面では商品カテゴリーの枠を超えた提案型営業を採用し、顧客ニーズに応じた製品開発と長期的な関係構築を目指す。TVCMや新製品発表会による積極的な販促活動も行い、市場認知度の向上に努めている。

業界の中での役割は家庭用日用雑貨・衣料品の企画・製造・販売会社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
683億円
営業利益
41億円
営業利益率
6.0%
純利益
30億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01日用雑貨衣料品主力

家庭用日用品(洗剤、収納用品、掃除用品など)および衣料品の企画・製造・販売を行い、小売店を通じて消費者に供給。

主要顧客小売店

主な製品・サービス2
日用雑貨(洗剤・収納用品等)
家庭で使用する洗剤、収納ケース、掃除用具など。
衣料品
アパレル製品(衣料品)。

製品と技術

「バルサン」ブランドの殺虫剤とその事業承継

2018年にライオンパッケージングから譲受した殺虫剤ブランド。家庭用燻煙剤やスプレーなど複数ラインアップを持つ。譲受後も製品リニューアルやキャラクターコラボを積極的に行い、殺虫剤市場でのシェア維持・拡大に貢献している。同ブランドの売上は日用品事業全体の収益を下支えしている。

「グロンサン」「グロモント」のドリンク剤事業

2024年6月に事業譲受した栄養ドリンクブランド。主に薬局・ドラッグストアで販売され、疲労回復や栄養補給を訴求する。譲受初年度は価格改定の影響で一時的な売上減少があったが、ブランド認知度を活かした販促により回復基調にある。日用品に加えた新たな収益の柱として期待される。

サンリオキャラクターを活用した日用品群

1991年から版権契約を結び、ハローキティなどのキャラクターをあしらった収納ケース、洗剤ボトル、掃除用具などを展開。子供向けから大人の趣味嗜好まで幅広い年齢層をターゲットとする。近年では「推し活」需要に対応したアクセサリーケースやコレクション収納用品も開発し、キャラクター関連売上は全体の成長を牽引している。

コストパフォーマンスに優れた自社開発の日用品

祖業である日用雑貨の分野では、洗剤や収納ケース、掃除用具などを自社開発。節約志向の消費者ニーズに対応し、高機能でありながら低価格を実現した製品を多数投入している。例えば、重曹配合の洗剤やスタッキング可能な収納ケースなどが代表的である。生産工程の効率化により原価低減を図りながら、品質を維持している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

同業の企業

小売・消費の時価総額近傍。太字がレック

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18219青山商事388億円16.1倍
29795ステップ385億円13.2倍
34923コタ382億円25.1倍
43539JMホールディングス369億円12.0倍
52674ハードオフコーポレーション367億円14.5倍
67874レック366億円10.6倍
76418日本金銭機械362億円7.0倍
87955クリナップ360億円10.2倍
94951エステー353億円19.8倍
107596魚力342億円25.0倍
113333あさひ341億円14.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(小売・消費)に従っています。

会社の歴史

沿革 19件

静岡県藤枝市で日用雑貨生産を開始した1983年

1983年3月、静岡県藤枝市に駿河工業株式会社を設立。同地に本社と水守工場を設置し、日用雑貨の生産を開始した。1985年12月には青南町工場を設置するなど、創業初期から生産拠点を拡大した。資本金や規模は小規模ながら、日用品製造の基盤を築いた。

サンリオキャラクター版権取得と株式公開への道

1991年3月、株式会社サンリオからキャラクター版権の購入を開始。これが後のキャラクター商品展開の起点となる。1992年1月には商号をスルガ株式会社に変更。1996年6月、日本証券業協会に店頭登録銘柄として株式公開を果たし、資金調達力を高めた。

東京証券取引所上場と社名変更の2000年代

2001年3月、東京証券取引所市場第二部に上場。2003年3月には第一部に指定された。2003年9月、レック株式会社(旧)の全株式を取得し連結子会社化。2008年10月には上海駿河日用塑料制品有限公司を子会社化し、中国生産に進出。2009年10月、旧レックを吸収合併し、商号をレック株式会社に変更するとともに本社を東京都中央区に移転した。

ブランド事業の譲受による事業領域拡大(2018〜2024年)

2018年12月、ライオンパッケージング株式会社(現バルサン株式会社)の全株式を取得し、「バルサン」ブランドの殺虫剤事業を譲受。2024年6月には「グロンサン」「グロモント」ブランドのドリンク剤事業を譲受し、日用品以外のカテゴリーに進出した。これらの買収により売上高は増加し、2025年3月期には663億円に達した。

生産拠点の拡充とプライム市場への移行

2009年1月に香川県三豊市に四国工場、2011年2月に静岡工場を設置。2022年1月には富士裾野工場の設備を増設し、生産能力を強化した。同年4月、東京証券取引所の市場区分見直しによりプライム市場へ移行した。この間、2025年3月期の営業利益は41億円と過去最高を更新している。

年表19件を開く

1980年代

  • 1983年3月創業静岡県藤枝市に駿河工業株式会社を設立、同地に本社及び水守工場を設置、日用雑貨の生産を開始。
  • 1985年12月静岡県藤枝市に青南町工場を設置。
  • 1987年8月株式会社駿河中央研究所(現 フレンド株式会社)を子会社として設立し、当社企画研究開発部門を移管。(1992年10月に企画研究開発部門を当社内に再移管。)

1990年代

  • 1991年3月株式会社サンリオよりサンリオキャラクターの版権の購入を開始。
  • 1992年1月商号変更スルガ株式会社に商号変更。
  • 1996年6月上場日本証券業協会に店頭登録銘柄として株式公開。
  • 1997年7月商号変更本社事務所を静岡県榛原郡吉田町大幡から静岡県榛原郡吉田町川尻に移転し、本店所在地も静岡県榛原郡吉田町川尻に変更。

2000年代

  • 2001年3月上場東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 2003年3月東京証券取引所市場第一部に指定。
  • 2003年9月レック株式会社(以下、旧レック株式会社という。)の全株式を取得し連結子会社とする。
  • 2008年10月上海駿河日用塑料制品有限公司(現 上海駿河日用品有限公司)の第三者割当増資を引き受け連結子会社とする。
  • 2009年1月香川県三豊市に四国工場を設置。
  • 2009年10月M&A旧レック株式会社を吸収合併し、商号をスルガ株式会社よりレック株式会社に変更、本社・本店所在地を静岡県榛原郡吉田町より東京都中央区に変更。

2010年代

  • 2011年2月静岡県榛原郡吉田町に静岡工場を設置。
  • 2018年12月「バルサン」ブランドの殺虫剤事業譲受。ライオンパッケージング株式会社(現 バルサン株式会社)の全株式を取得し連結子会社とする。
  • 2019年1月商号変更本社・本店所在地を東京都中央区日本橋浜町より東京都中央区京橋に変更。

2020年代

  • 2022年1月静岡県裾野市の富士裾野工場の設備を増設。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。
  • 2024年6月「グロンサン」及び「グロモント」ブランドのドリンク剤事業譲受。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    新製品開発の強化

    企画開発部門を最重要部門と位置づけ、生成AI等活用による開発工程最適化でリソース最小化・価値最大化を図る。日用品事業を守りつつ、キャラクター関連市場やコンテンツサービス市場向けに開発資源を重点投入し、成長の核となる製品群を開発する。

  2. 02

    営業体制の柔軟化と顧客連携強化

    商品カテゴリーの枠にとらわれない柔軟な営業体制を構築。企画・開発部門との連携を深め顧客の期待を超える製品を提案し、長期的な関係を構築。組織を細分化し顧客先ごとのサービス対応力を向上させる。TVCM等の広告で新製品の認知度を高め業容拡大を図る。

  3. 03

    生産体制のコスト削減と品質向上

    自社工場・協力工場の品質指導や検査を徹底し不良品削減とコスト改善を両立。デジタル技術活用で生産工程を標準化しムダを排除、過剰在庫や在庫ロスを最小化。需要変動に対応できる多品種少量生産体制を構築する。

  4. 04

    物流体制の効率化

    物流拠点増設やデジタル技術活用で輸配送・保管・ピッキングを最適化しコスト削減とリードタイム短縮を図る。人手不足に対応するため、省人化設備・ツールを導入し現場労働者の労働環境改善にも取り組む。

  5. 05

    コーポレート・ガバナンスの推進

    経営の効率性とリスク管理能力を高め、透明性・健全性・遵法性を確保するため、コーポレート・ガバナンス体制を強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で956人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は569万円で、9期前と比べて8.1%平均年齢は38.6歳、平均勤続年数は11.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月728
2018年3月715
2019年3月61839.811.9788
2020年3月57640.111.8795
2021年3月58939.411.3848
2022年3月55038.710.8926
2023年3月53339.011.2928
2024年3月52639.111.4946
2025年3月52538.811.2924303
2026年3月56938.611.1956429

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率17.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率25.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)53.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社12(国内 10 / 海外 2、うち連結子会社 12) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
富士裾野工場 — 静岡県裾野市4,689百万円
日用雑貨 衣料品事業
四国工場 — 香川県三豊市4,466百万円
日用雑貨 衣料品事業
本社倉庫工場 — 福島県西白河郡 矢吹町1,910百万円
日用雑貨 衣料品事業
静岡第二工場 — 静岡県榛原郡吉田町1,152百万円
日用雑貨 衣料品事業
静岡第一工場及び 第五倉庫 — 静岡県榛原郡吉田町675百万円
日用雑貨 衣料品事業
本社倉庫工場 — 中華人民共和国 上海市398百万円
日用雑貨 衣料品事業
第三倉庫 — 静岡県榛原郡吉田町333百万円
日用雑貨 衣料品事業
本社事務所・東京支店 — 東京都中央区112百万円
日用雑貨 衣料品事業
主な関係会社
  • 国内
    上海駿河日用品有限公司(注)2
    中華人民共和国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    バルサン㈱
    福島県西白河郡 矢吹町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    LEC INDUSTRY (THAILAND) CO., LTD.
    タイ王国 サムットプラーカーン県 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    プラマイゼロ㈱
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    駿河ヘルスケア㈱
    静岡県榛原郡吉田町 · 連結子会社
    議決権60.0%
  • 国内
    麗固国際貿易(上海)有限公司
    中華人民共和国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    LEC TRADING VIETNAM COMPANY LIMITED
    ベトナム 社会主義共和国 ハノイ市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱エフトイズ・コンフェクト
    大阪府大阪市 阿倍野区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    LEC U.S.A. CORPORATION (注)4
    アメリカ合衆国 デラウェア州 · 連結子会社
    議決権49.0%
  • 国内
    アイプラス㈱
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    レックライセンス㈱
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    その他8社
    ― · 連結子会社
国際子会社 (GLEIF登録 1社)
  • JP株式会社エフトイズ・コンフェクト

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は683億円営業利益41億円前期と比べると増収増益で、売上が+3.0%、利益が+46.4%。

売上高
+3.0%
683億円
営業利益
+46.4%
41億円
純利益
+76.5%
30億円
営業利益率
6.0%
前期比 +1.8%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高705億円683億円
営業利益42億円41億円
純利益30億円30億円
1株あたり配当¥28¥28

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は187億円、営業利益は7億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+25.5%、営業利益は+16.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q136−3
2024年1Q14964.04
2024年2Q14832.01
2024年3Q167116.65
2024年4Q144−2
2025年2Q327123.711
2025年4Q336164.86
2026年2Q345257.215
2026年4Q338164.715
2027年1Q18773.74

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は251億円から683億円へ2.7倍に増えた。直近期の営業利益率は6.0%。売上は13期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月251137
2014年3月2772−1
2015年3月29393
2016年3月33976
2017年3月3703521
2018年3月3924126
本社・本店所在地を東京都中央区日本橋浜町より東京都中央区京橋に変更。
2019年3月4224229
2020年3月4824325
2021年3月4975442
2022年3月5143323
2023年3月555119
2024年3月608178
2025年3月66328314.217
2026年3月68341446.030

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高683億円のうち、営業利益として残るのは41億円6.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は30億円、売上の4.4%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金69.7%476億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金24.3%166億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.0%41億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
30.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.3pt
6.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.0pt
4.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+1.4pt
8.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが90億円、投資CFが25億円で、差し引きのフリーCFは115億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は242億円で、売上の4.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月31−253665
2014年3月3−131−1058
2015年3月7−7−7054
2016年3月11−90256
2017年3月65−17248106
2018年3月42−12495−82119
2019年3月38−614−2397
2020年3月70−10384−33148
2021年3月56−42−2314139
2022年3月33−9636−63115
2023年3月34−7469−40144
2024年3月59−232336204
2025年3月42−108−3−66137
2026年3月9025−11115242

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は938億円。このうち返さなくてよい自己資本が388億円で、自己資本比率は40.0%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月3032168770.9
2014年3月3142229270.4
2015年3月3262279969.4
2016年3月33922711266.7
2017年3月37224612665.2
2018年3月50027422653.6
2019年3月53729424353.3
2020年3月65531234346.1
2021年3月68634234447.4
2022年3月74635838845.5
2023年3月84336348040.8
2024年3月89237651639.8
2025年3月88936052938.7
2026年3月93838855040.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
347億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
250億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
100億円
在庫として抱えている分
負債合計
550億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
69
/ 100
安定性自己資本比率27 / 40
収益力営業利益率12 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE203社中80位あたり、逆に低いのは自己資本比率203社中179位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.3%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.0%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
40.0%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.0%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.9%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥959で、1年前と比べて-17.2%過去52週の値幅のなかでは26%の位置にある。

¥959-0.6%1ヶ月+1.1%1年-17.2%時価総額366億円
過去52週の値幅
安値¥857高値¥1,248

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.6倍
PER (会社予想)10.4倍
PBR0.83倍
配当利回り2.92%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+0.6%上昇も、75日線(997円)を-4.3%下回る。52週高値1283円からは▲25.6%の安値圏。6月下旬に一時910円まで下落したが、その後持ち直し。出来高は安定的。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER10.5倍は業界平均18.0倍を大きく下回り、PBR0.83倍も平均1.40倍を下回る。ROE8.3%は二桁に迫り収益性は悪くないが、配当利回り2.80%は平均2.59%を上回り株主還元も良好。業績は売上・利益とも増加傾向で、PER・PBRの低さから割安と判断。ただし配当性向24.4%と低く、今後の増配余地は限定的。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.6倍17.8倍
PER (予想)10.4倍
PBR0.83倍1.41倍
ROE8.3%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり28で、前期から+35.0%いまの株価に対する利回りは2.92%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥28
1株あたり
配当利回り
2.92%
いまの株価に対して
配当性向
24.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1219.5
2018年3月1522.428.9
2019年3月2563.323.4
2020年3月17−30.626.2
2021年3月34100.029.5
2022年3月30−11.841.7
2023年3月20−33.3165.1
2024年3月200.076.4
2025年3月200.039.6
2026年3月2735.024.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥28

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ34,603人。区分でいちばん多いのは個人・その他54.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が41.0%を占め、残る59.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他48.055.055.851.855.454.3
事業法人14.514.614.116.621.223.2
金融機関19.017.119.117.719.417.8
自己株式7.97.26.76.212.511.9
外国法人17.012.310.113.03.23.4
証券会社1.50.90.90.90.81.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)9.19
02株式会社エスエヌ興産8.59
03青木光男6.30
04永守貴樹5.24
05福山通運株式会社4.97
06株式会社中西製作所3.33
07高林滋3.14
08青木勇2.41
09株式会社日本カストディ銀行(信託E口)2.26
10株式会社静岡銀行2.10

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-06-19
    SBIアセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    2.91%
    -1.41pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+146%、1株純資産は14期で−6%。直近期のROEは8.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月371,2213.116.738.8
2014年3月−41,257−0.361.7
2015年3月76441.149.5
2016年3月176422.618.8
2017年3月616909.119.719.5
2018年3月7376010.126.628.9
2019年3月8381110.517.123.4
2020年3月718558.615.226.2
2021年3月12295113.310.429.5
2022年3月669856.913.341.7
2023年3月279932.829.6165.1
2024年3月231,0202.348.776.4
2025年3月511,0594.823.339.6
2026年3月911,1478.312.324.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額502百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約13倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
青木光男代表取締役会長 最高経営責任者(CEO)兼 社長最高執行責任者(COO)762,405,000
青木勇取締役 副社長執行役員 営業本部統括72920,000
貝方士利浩取締役 専務執行役員 兼管理本部長65133,000
小澤一壽取締役 専務執行役員 企画開発統括 業務監査責任者70210,000
増田英生取締役 常務執行役員 最高財務 責任者(CFO)兼 管理本部副本部長6173,000
久米裕康取締役643,000
北村秀一取締役(常勤監査等委員)744,000
永野紀吉取締役(監査等委員)85
坂口隆夫取締役(監査等委員)79
瀬口宇晴取締役(監査等委員)734,000
野末寿一取締役(監査等委員)664,000
逸見佳代取締役(監査等委員)48

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)628016644775
社外取締役741416
取締役(社内)1141414

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容167字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社21社及び関連会社1社で構成され、日用品の企画・製造・販売を主な内容として事業活動を展開しております。 事業区分の方法につきましては、「日用雑貨衣料品事業」の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,387字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当グループは、日用品業界において「全世界の消費者から最も賞賛される生活用品メーカーとなり、世界の文化の発展に貢献することである」という社是のもと、『お客様が感動する製品を一生懸命開発する』を当グループ共通の経営理念とし、お客様本位の製品を開発し提供することを経営の基本方針としております。 本基本方針を徹底的に追求していくことは、株主価値の拡大、また社会への貢献につながるものと確信しており、今後もお客様に満足していただける製品を提供し続けてまいります。 (2) 経営環境 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善等から、緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、米国の通商政策、中東情勢の悪化、中国の景気低迷や原燃料価格の高止まり等、先行き不透明な状況で推移いたしました。 (3) 経営戦略及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 今後の経済状況は、円安状況の長期化、中東情勢の悪化によりエネルギー価格や原材料価格の更なる高騰、米国の通商政策の変動や中国経済の停滞等、諸コスト上昇の一方で、消費者の節約志向は継続しており、経営環境は厳しくなるものと思われます。このような状況下、以下のとおり対処すべき課題を認識し、諸施策を速やかに実行することにより、持続的な成長と企業価値の向上に努めてまいります。 ① 新製品開発の強化 当グループでは、企画開発部門を継続的な成長のための最重要部門と認識し、人員の拡充や社内教育等により、当該部門の個々の能力向上及び組織力の強化に注力してまいりました。 コスト環境の厳しくなっている状況下においても、生成AI等を活用することにより、アイデア創出から開発・リリースに至る工程を最適化し、リソースを最小限に抑えつつ価値を最大化できる体制を構築してまいります。 また、祖業である日用品事業を守りつつ、成長分野であるキャラクター関連市場やインターネット等を連携したコンテンツサービス市場向けに開発資源を重点的に投下し、継続成長の核となる製品群の開発やサービスの提供に努めてまいります。 ② 営業体制 当グループでは、新規事業への参入等による取扱品目の多様化や取引先からの要望に迅速に対応するため、商品カテゴリーの枠にとらわれない柔軟な営業体制を構築してまいりました。 今後は、顧客のニーズを理解し、企画・開発部門との連携を厚くすることにより、その期待を超える製品を開発・提案し、顧客との長期的な関係を築き、企業の成長を持続的に支えるための強固な体制を構築してまいります。加えて、組織体制を細分化させることにより、顧客先毎のサービス提供や対応力を向上させ、顧客との信頼関係を厚くしてまいります。 また、TVCM等の広告宣伝や新製品発表会等の販促活動を通じて、新製品や成長の核となる製品群の市場における認知度を向上させることにより、業容の拡大を図ってまいります。 ③ 生産体制 当グループでは、自社グループ工場及び協力工場が協調して生産性や品質の向上に努めるとともに、徹底した防災対策の構築を大前提に、コスト及び環境に配慮した効率的な生産体制の強化に取り組んでまいりました。 経営環境が厳しさを増す中、生産工程におけるコスト削減と品質向上の両立は必須となっております。自社グループ工場及び協力工場の品質確認指導、生産工程確認及び受入検査等を徹底することにより、不良品発生を削減しコスト改善を図るとともに、徹底的に不良品の流通を防止してまいります。 また、消費者ニーズの多様化や市場の変化に伴い、コスト削減と多品種少量生産の両立も併せて求められております。デジタル技術等を活用した生産工程の標準化により徹底的にムダを排除し、過剰在庫や在庫ロスを最小限にするとともに、市場の動向や受注状況に応じた需要変動にも対応できる生産体制を構築してまいります。 ④ 物流体制の効率化 当グループでは、ベンダー能力を有するメーカーとして、物流体制の強化に努めてまいりました。 業容拡大に伴い取扱量の増大している状況下において、物流拠点の増設やデジタル技術等の活用により輸配送、保管、ピッキングといった一連の流れを最適化し、コスト削減やリードタイムの短縮等を図り、更なる効率化に努めてまいります。 また、人手不足の状況下において、ピッキング業務の効率化は大きな課題であり、省人化のための設備・ツール等を積極的に導入し、この状況に対応するとともに、コスト削減や現場労働者の労働環境の改善に努めてまいります。 ⑤ コーポレート・ガバナンスの推進 企業の持続的な成長と中長期的な企業価値の向上のためには、コーポレート・ガバナンスの強化は必要不可欠であると認識しております。経営の効率性及びリスク管理能力を高め、全てのステークホルダーからの信頼に応えられる透明性と健全性そして遵法性を確保することを目的に、コーポレート・ガバナンス体制の強化に取り組んでまいります。 ⑥ SDGsへの取り組み 当グループでは、持続可能な社会の実現に向けた取組みとして、研究開発や製品企画段階から環境への負荷を低減することを意識した製品開発を行っております。 また、公平な評価・処遇制度の充実や健康経営を通じて従業員にとって働きやすい職場環境の整備に取り組んでまいります。 (4) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当グループは、持続的な業容の拡大及び企業価値・株主価値の向上を目標とし、株主資本コストを上回るROE、WACCを上回るROIC水準を確保し、更なる利益率の向上に努めております。
事業等のリスク1,186字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当グループの業績は、今後起こりうる様々な要因により大きな影響を受ける可能性があります。以下において、当グループの事業展開上のリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しております。 当グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の予防及び発生した場合の対応に努める方針であります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当グループが判断したものであります。 (1) 中国における生産体制について 当グループでは、コスト削減のため生産の多くを中国の協力工場及び製造子会社にて行っております。日用品業界における価格競争は厳しく、今後も同国での生産を継続する方針であり、部品・製品調達に支障をきたすような同国の政治及び経済体制の変化が生じた場合には、当グループの今後の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 為替変動の影響について 上記「(1)中国における生産体制について」に記載した取引をはじめとする輸入取引は主として米ドル建で行っており、為替相場の変動リスクを軽減するために、為替予約等によりリスクをヘッジしておりますが、予測不能な紛争等の発生等により為替相場が急変した場合には、当グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 災害・疫病の影響について 当グループの事業拠点において、大規模な台風や地震等の天変地異による災害、火災及び疫病の流行等が発生した場合には、その程度によっては当グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 原材料・外注加工製品等の価格高騰及び入手難について 当グループは製品の製造のため外部から原材料、部品、外注加工製品等を購入しており、世界経済の状況や原料産出国の環境等により価格の高騰や入手が困難となった場合には、当グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 消費者の嗜好の変化について 当グループは、日用品事業において多種多様な製品を扱っており、消費者の嗜好及び需要に対応するため企画開発に注力し、魅力ある新製品を市場投入しておりますが、消費者の嗜好及び需要は絶えず変化していることから、市場動向に対応できなかった場合には、当グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 製造物責任について 当グループは、製品の企画段階から製造、販売までのあらゆる過程において、厳格な品質管理を行い、欠陥製品の発生を防ぐ体制を構築するとともに、万一の場合に備えて製造物責任賠償に係る保険に加入しておりますが、製品の欠陥が理由で事故が生じ、製造物責任法により損害賠償問題が発生した場合には、当グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,640字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要及び経営者の視点による当グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 2024年6月に行われた「グロンサン」・「グロモント」のドリンク剤事業の事業譲受について、前連結会計年度において暫定的な会計処理を行っておりましたが、当連結会計年度に確定したため、前連結会計年度との比較・分析にあたっては、暫定的な会計処理の確定による見直し後の金額を用いております。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当グループが判断したものであります。 (1) 経営成績の状況 ① 経営成績の概要 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善等から、緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、米国の通商政策、中東情勢の悪化、中国の景気低迷や原燃料価格の高止まり等、先行き不透明な状況が続いております。 当グループの属する日用品業界におきましては、所得環境は改善しつつあるものの、食料品を中心とした生活必需品の物価上昇が続いていることや将来への不確実性等から消費者の節約志向は根強く、経営環境は厳しい状況で推移いたしました。 このような環境の中、バルサン等の当社ブランドとキャラクターがコラボレーションした製品、推しグッズ等の趣味嗜好に沿った各種キャラクター製品や節約志向の消費者ニーズに対応し、利便性に富み、コストパフォーマンスの高い製品等の開発に引き続き注力するとともに、TVCMや新製品発表会等による積極的な販売促進活動により業容の拡大を図ってまいりました。一方で、円安状況の長期化、原材料高等による調達コストの高止まりや諸経費の上昇を吸収すべく、経費削減及び製品の改廃や業務工程の見直し等による生産性の向上に注力し、利益率の向上に努めてまいりました。 以上の結果、当グループの当連結会計年度の経営成績等について、売上高は、前連結会計年度に比べ1,989百万円増加し68,294百万円(前年同期比3.0%増)となりました。これは主に、ドリンク剤事業においては価格改定等の影響によるマイナス要因があったものの、既存製品群における新製品や製品リニューアルによるシェアアップ及びキャラクター関連製品の売上が大幅に伸長したこと等によるものであります。 売上総利益は、前連結会計年度に比べ3,262百万円増加し20,688百万円(前年同期比18.7%増)となり、売上総利益率は、前連結会計年度に比べ4.0%改善し、30.3%となりました。これは主に、円安の進行や原燃料価格の高止まり等の影響により調達コストが上昇している状況があったものの、売上高が増加したことにより増収効果等による増益があったこと、製品の改廃によるセールスミックスの改善及びコスト削減等により売上総利益率が改善したこと等によるものであります。 営業利益は、前連結会計年度に比べ1,356百万円増加し4,136百万円(前年同期比48.8%増)となり、営業利益率は、前連結会計年度に比べ1.9%改善し、6.1%となりました。これは主に、売上高の増加や運賃単価の上昇等による運賃荷造費の増加や広告宣伝費の増加等により販売費及び一般管理費が前連結会計年度に比べ1,906百万円増加し16,551百万円(前年同期比13.0%増)となったものの、売上総利益が増加したこと等によるものであります。 経常利益は、前連結会計年度に比べ1,355百万円増加し4,429百万円(前年同期比44.1%増)となりました。これは主に、営業増益となったこと等によるものであります。 親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ1,310百万円増加し2,978百万円(前年同期比78.6%増)となりました。これは主に、固定資産売却損等の特別損失の発生があったものの、経常利益の大幅な増加や投資有価証券売却益の発生があったこと等によるものであります。 ② 経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ③ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成の状況を判断するための客観的な指標等 当グループでは、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、経営上の諸課題を克服し、業容を持続的に拡大し続けるとともに、利益率の向上に努めております。当連結会計年度におきましては、① 経営成績の概要に記載のとおり、売上高営業利益率は前連結会計年度に比べ1.9%増加し6.1%となりました。 (2) 財政状態の状況 当連結会計年度末における総資産は前連結会計年度末に比べ4,877百万円増加し、93,805百万円となりました。 流動資産は、前連結会計年度末に比べ3,686百万円増加し、59,136百万円となりました。これは主に、現金及び預金の増加4,742百万円によるものであります。 固定資産は、前連結会計年度末に比べ1,190百万円増加し、34,669百万円となりました。主な増加は投資その他の資産の増加2,078百万円であり、主な減少は有形固定資産の減少683百万円によるものであります。 負債は、前連結会計年度末に比べ2,056百万円増加し、54,999百万円となりました。 流動負債は、前連結会計年度末に比べ4,635百万円増加し、14,397百万円となりました。これは主に、1年内返済予定の長期借入金の増加2,150百万円及び短期借入金の増加1,000百万円によるものであります。 固定負債は、前連結会計年度末に比べ2,579百万円減少し、40,602百万円となりました。これは主に、長期借入金の減少3,150百万円によるものであります。 純資産は、前連結会計年度末に比べ2,821百万円増加し、38,805百万円となりました。これは主に、利益剰余金の増加2,307百万円によるものであります。 自己資本比率については、上記要因により前連結会計年度末に比べ1.3%増加し、40.0%となっております。 (3) キャッシュ・フローの状況 ① キャッシュ・フローの分析 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ10,470百万円増加し、24,178百万円となりました。 各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により増加した資金は9,030百万円(前年同期は4,213百万円の増加)となりました。主な増加は税金等調整前当期純利益4,486百万円及び減価償却費2,933百万円であり、主な減少は法人税等の支払額685百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により増加した資金は2,504百万円(前年同期は10,759百万円の減少)となりました。主な増加は定期預金の純減少額5,741百万円であり、主な減少は有形固定資産の取得による支出2,220百万円及び有価証券及び投資有価証券の取得による支出1,222百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により減少した資金は1,107百万円(前年同期は251百万円の減少)となりました。主な増加は長期借入れによる収入3,000百万円及び短期借入れによる収入1,000百万円であり、主な減少は長期借入金の返済による支出4,000百万円及び配当金の支払額670百万円によるものであります。 ② 資金の財源及び資金の流動性についての分析 イ 資金需要 当グループの資金需要の主なものは、設備投資・出資などの長期資金需要と製品製造のための材料及び部品購入のほか、製造費用、販売費及び一般管理費等の運転資金需要であります。また、株主還元については財務の健全性に留意しつつ、配当政策の基本方針に基づき実施してまいります。 ロ 財務政策 当グループは、事業活動のための適切な資金調達、適切な流動性の維持及び財務構造の安定化を図ることを財務方針としております。設備投資・出資などの長期資金需要については、内部留保、長期借入債務及び社債の発行等により、運転資金需要については内部留保及び短期借入債務等により対応しております。株主還元については、内部留保の充実を勘案した上で、連結配当性向30%を目処として剰余金の配当を行う方針でおります。 借入債務については、主に金融機関からの借入によって調達しております。また、その一部はグループ内資金の効率化を目的としグループ会社間で融資を行っております。 (4) 生産、受注及び販売の実績 当グループの事業は、「日用雑貨衣料品事業」の単一セグメントであるため、品目別区分で記載しております。 ① 生産実績 当連結会計年度における生産実績を品目別に示すと、次のとおりであります。 品目の名称   生産高(百万円)   前年同期比(%) 家庭用日用雑貨品   29,087   +9.8 清掃・衛生用消耗品   24,348   △1.9 その他   16,083   +3.6 合計   69,518   +4.0 (注) 金額は、販売価格によっております。 ② 受注実績 当グループは受注生産を行っていないため、該当事項はありません。 ③ 販売実績 当連結会計年度における販売実績を品目別に示すと、次のとおりであります。 品目の名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) 家庭用日用雑貨品   28,067   +7.3 清掃・衛生用消耗品   26,373   △0.3 その他   13,853   +1.2 合計   68,294   +3.0 (注) 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 販売高(百万円)   割合(%)   販売高(百万円)   割合(%) ㈱大創産業   20,219   30.5   22,423   32.8 ㈱セリア   8,700   13.1   9,051   13.3 (5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しております。その作成には経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債や収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。