概要
レック株式会社は、家庭用日用品(洗剤、収納用品、掃除用具)および衣料品の企画・製造・販売を手がける企業である。1983年に駿河工業として創業し、2009年に現在の社名となった。本社は東京都中央区に置き、連結従業員数は956名。東京証券取引所プライム市場に上場している。2025年3月期の売上高は663億円、営業利益28億円。サンリオキャラクター商品やバルサン・グロンサンといったブランドを展開し、小売店を通じて消費者に製品を供給している。
日用品に特化した単一セグメントの事業構造
当グループは「日用雑貨衣料品事業」の単一セグメントで構成される。主力製品は家庭向け洗剤、収納ケース、掃除用具などの日用品と、アパレル製品である。小売店を主要顧客とし、企画から製造・販売まで一貫して手がける。2025年3月期の売上高は663億円に達し、前年比3.0%増加した。コスト削減と製品の改廃により売上総利益率は30.3%と、前期比4.0%改善した。営業利益率は6.1%である。
38の国と地域ではないが、国内外に広がる生産・販売網
国内には静岡県や香川県に自社工場を保有する。静岡工場(2011年設置)、四国工場(2009年設置)、富士裾野工場(2022年増設)が主要生産拠点である。海外では上海駿河日用品有限公司(2008年子会社化)を通じて中国市場にも進出している。グループ全体で子会社21社、関連会社1社を擁し、バルサン株式会社(殺虫剤)やフレンド株式会社(研究開発)など専門子会社が機能する。
キャラクターとブランド買収で拡大する品揃え
1991年からサンリオキャラクターの版権を取得し、キャラクター商品を継続的に展開している。近年では「推しグッズ」などの趣味嗜好品も強化し、キャラクター関連製品の売上が大幅に伸長した。また、2018年にライオンパッケージングから「バルサン」ブランドの殺虫剤事業を、2024年には「グロンサン」「グロモント」ブランドのドリンク剤事業を譲受し、認知度の高いブランドを自社ポートフォリオに加えた。
成長の源泉は新製品開発と営業体制の柔軟性
経営方針として、企画開発部門を最重要と位置づけ、生成AIを活用した開発工程の最適化やキャラクター市場への重点投資を進めている。営業面では商品カテゴリーの枠を超えた提案型営業を採用し、顧客ニーズに応じた製品開発と長期的な関係構築を目指す。TVCMや新製品発表会による積極的な販促活動も行い、市場認知度の向上に努めている。
業界の中での役割は家庭用日用雑貨・衣料品の企画・製造・販売会社。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01日用雑貨衣料品主力
家庭用日用品(洗剤、収納用品、掃除用品など)および衣料品の企画・製造・販売を行い、小売店を通じて消費者に供給。
主要顧客小売店
- 日用雑貨(洗剤・収納用品等)
- 家庭で使用する洗剤、収納ケース、掃除用具など。
- 衣料品
- アパレル製品(衣料品)。
製品と技術
「バルサン」ブランドの殺虫剤とその事業承継
2018年にライオンパッケージングから譲受した殺虫剤ブランド。家庭用燻煙剤やスプレーなど複数ラインアップを持つ。譲受後も製品リニューアルやキャラクターコラボを積極的に行い、殺虫剤市場でのシェア維持・拡大に貢献している。同ブランドの売上は日用品事業全体の収益を下支えしている。
「グロンサン」「グロモント」のドリンク剤事業
2024年6月に事業譲受した栄養ドリンクブランド。主に薬局・ドラッグストアで販売され、疲労回復や栄養補給を訴求する。譲受初年度は価格改定の影響で一時的な売上減少があったが、ブランド認知度を活かした販促により回復基調にある。日用品に加えた新たな収益の柱として期待される。
サンリオキャラクターを活用した日用品群
1991年から版権契約を結び、ハローキティなどのキャラクターをあしらった収納ケース、洗剤ボトル、掃除用具などを展開。子供向けから大人の趣味嗜好まで幅広い年齢層をターゲットとする。近年では「推し活」需要に対応したアクセサリーケースやコレクション収納用品も開発し、キャラクター関連売上は全体の成長を牽引している。
コストパフォーマンスに優れた自社開発の日用品
祖業である日用雑貨の分野では、洗剤や収納ケース、掃除用具などを自社開発。節約志向の消費者ニーズに対応し、高機能でありながら低価格を実現した製品を多数投入している。例えば、重曹配合の洗剤やスタッキング可能な収納ケースなどが代表的である。生産工程の効率化により原価低減を図りながら、品質を維持している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
同業の企業
小売・消費の時価総額近傍。太字がレック
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 8219青山商事 | 388億円 | 16.1倍 |
| 2 | 9795ステップ | 385億円 | 13.2倍 |
| 3 | 4923コタ | 382億円 | 25.1倍 |
| 4 | 3539JMホールディングス | 369億円 | 12.0倍 |
| 5 | 2674ハードオフコーポレーション | 367億円 | 14.5倍 |
| 6 | 7874レック | 366億円 | 10.6倍 |
| 7 | 6418日本金銭機械 | 362億円 | 7.0倍 |
| 8 | 7955クリナップ | 360億円 | 10.2倍 |
| 9 | 4951エステー | 353億円 | 19.8倍 |
| 10 | 7596魚力 | 342億円 | 25.0倍 |
| 11 | 3333あさひ | 341億円 | 14.9倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(小売・消費)に従っています。
会社の歴史
沿革 19件
静岡県藤枝市で日用雑貨生産を開始した1983年
1983年3月、静岡県藤枝市に駿河工業株式会社を設立。同地に本社と水守工場を設置し、日用雑貨の生産を開始した。1985年12月には青南町工場を設置するなど、創業初期から生産拠点を拡大した。資本金や規模は小規模ながら、日用品製造の基盤を築いた。
サンリオキャラクター版権取得と株式公開への道
1991年3月、株式会社サンリオからキャラクター版権の購入を開始。これが後のキャラクター商品展開の起点となる。1992年1月には商号をスルガ株式会社に変更。1996年6月、日本証券業協会に店頭登録銘柄として株式公開を果たし、資金調達力を高めた。
東京証券取引所上場と社名変更の2000年代
2001年3月、東京証券取引所市場第二部に上場。2003年3月には第一部に指定された。2003年9月、レック株式会社(旧)の全株式を取得し連結子会社化。2008年10月には上海駿河日用塑料制品有限公司を子会社化し、中国生産に進出。2009年10月、旧レックを吸収合併し、商号をレック株式会社に変更するとともに本社を東京都中央区に移転した。
ブランド事業の譲受による事業領域拡大(2018〜2024年)
2018年12月、ライオンパッケージング株式会社(現バルサン株式会社)の全株式を取得し、「バルサン」ブランドの殺虫剤事業を譲受。2024年6月には「グロンサン」「グロモント」ブランドのドリンク剤事業を譲受し、日用品以外のカテゴリーに進出した。これらの買収により売上高は増加し、2025年3月期には663億円に達した。
生産拠点の拡充とプライム市場への移行
2009年1月に香川県三豊市に四国工場、2011年2月に静岡工場を設置。2022年1月には富士裾野工場の設備を増設し、生産能力を強化した。同年4月、東京証券取引所の市場区分見直しによりプライム市場へ移行した。この間、2025年3月期の営業利益は41億円と過去最高を更新している。
年表19件を開く
1980年代
- 1983年3月創業静岡県藤枝市に駿河工業株式会社を設立、同地に本社及び水守工場を設置、日用雑貨の生産を開始。
- 1985年12月静岡県藤枝市に青南町工場を設置。
- 1987年8月株式会社駿河中央研究所(現 フレンド株式会社)を子会社として設立し、当社企画研究開発部門を移管。(1992年10月に企画研究開発部門を当社内に再移管。)
1990年代
- 1991年3月株式会社サンリオよりサンリオキャラクターの版権の購入を開始。
- 1992年1月商号変更スルガ株式会社に商号変更。
- 1996年6月上場日本証券業協会に店頭登録銘柄として株式公開。
- 1997年7月商号変更本社事務所を静岡県榛原郡吉田町大幡から静岡県榛原郡吉田町川尻に移転し、本店所在地も静岡県榛原郡吉田町川尻に変更。
2000年代
- 2001年3月上場東京証券取引所市場第二部に上場。
- 2003年3月東京証券取引所市場第一部に指定。
- 2003年9月レック株式会社(以下、旧レック株式会社という。)の全株式を取得し連結子会社とする。
- 2008年10月上海駿河日用塑料制品有限公司(現 上海駿河日用品有限公司)の第三者割当増資を引き受け連結子会社とする。
- 2009年1月香川県三豊市に四国工場を設置。
- 2009年10月M&A旧レック株式会社を吸収合併し、商号をスルガ株式会社よりレック株式会社に変更、本社・本店所在地を静岡県榛原郡吉田町より東京都中央区に変更。
2010年代
- 2011年2月静岡県榛原郡吉田町に静岡工場を設置。
- 2018年12月「バルサン」ブランドの殺虫剤事業譲受。ライオンパッケージング株式会社(現 バルサン株式会社)の全株式を取得し連結子会社とする。
- 2019年1月商号変更本社・本店所在地を東京都中央区日本橋浜町より東京都中央区京橋に変更。
2020年代
- 2022年1月静岡県裾野市の富士裾野工場の設備を増設。
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。
- 2024年6月「グロンサン」及び「グロモント」ブランドのドリンク剤事業譲受。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
新製品開発の強化
企画開発部門を最重要部門と位置づけ、生成AI等活用による開発工程最適化でリソース最小化・価値最大化を図る。日用品事業を守りつつ、キャラクター関連市場やコンテンツサービス市場向けに開発資源を重点投入し、成長の核となる製品群を開発する。
- 02
営業体制の柔軟化と顧客連携強化
商品カテゴリーの枠にとらわれない柔軟な営業体制を構築。企画・開発部門との連携を深め顧客の期待を超える製品を提案し、長期的な関係を構築。組織を細分化し顧客先ごとのサービス対応力を向上させる。TVCM等の広告で新製品の認知度を高め業容拡大を図る。
- 03
生産体制のコスト削減と品質向上
自社工場・協力工場の品質指導や検査を徹底し不良品削減とコスト改善を両立。デジタル技術活用で生産工程を標準化しムダを排除、過剰在庫や在庫ロスを最小化。需要変動に対応できる多品種少量生産体制を構築する。
- 04
物流体制の効率化
物流拠点増設やデジタル技術活用で輸配送・保管・ピッキングを最適化しコスト削減とリードタイム短縮を図る。人手不足に対応するため、省人化設備・ツールを導入し現場労働者の労働環境改善にも取り組む。
- 05
コーポレート・ガバナンスの推進
経営の効率性とリスク管理能力を高め、透明性・健全性・遵法性を確保するため、コーポレート・ガバナンス体制を強化する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で956人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は569万円で、9期前と比べて−8.1%。平均年齢は38.6歳、平均勤続年数は11.1年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 728 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 715 | — |
| 2019年3月 | 618 | 39.8 | 11.9 | 788 | — |
| 2020年3月 | 576 | 40.1 | 11.8 | 795 | — |
| 2021年3月 | 589 | 39.4 | 11.3 | 848 | — |
| 2022年3月 | 550 | 38.7 | 10.8 | 926 | — |
| 2023年3月 | 533 | 39.0 | 11.2 | 928 | — |
| 2024年3月 | 526 | 39.1 | 11.4 | 946 | — |
| 2025年3月 | 525 | 38.8 | 11.2 | 924 | 303 |
| 2026年3月 | 569 | 38.6 | 11.1 | 956 | 429 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社12社(国内 10 / 海外 2、うち連結子会社 12) を有報から抽出しています。
- 国内上海駿河日用品有限公司(注)2中華人民共和国 上海市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内バルサン㈱福島県西白河郡 矢吹町 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外LEC INDUSTRY (THAILAND) CO., LTD.タイ王国 サムットプラーカーン県 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内プラマイゼロ㈱東京都中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内駿河ヘルスケア㈱静岡県榛原郡吉田町 · 連結子会社議決権60.0%
- 国内麗固国際貿易(上海)有限公司中華人民共和国 上海市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外LEC TRADING VIETNAM COMPANY LIMITEDベトナム 社会主義共和国 ハノイ市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱エフトイズ・コンフェクト大阪府大阪市 阿倍野区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内LEC U.S.A. CORPORATION (注)4アメリカ合衆国 デラウェア州 · 連結子会社議決権49.0%
- 国内アイプラス㈱東京都中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内レックライセンス㈱東京都中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内その他8社― · 連結子会社
- JP株式会社エフトイズ・コンフェクト
国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は683億円、営業利益は41億円。前期と比べると増収増益で、売上が+3.0%、利益が+46.4%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 705億円 | 683億円 |
| 営業利益 | 42億円 | 41億円 |
| 純利益 | 30億円 | 30億円 |
| 1株あたり配当 | ¥28 | ¥28 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は187億円、営業利益は7億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+25.5%、営業利益は+16.7%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 136 | — | — | −3 |
| 2024年1Q | 149 | 6 | 4.0 | 4 |
| 2024年2Q | 148 | 3 | 2.0 | 1 |
| 2024年3Q | 167 | 11 | 6.6 | 5 |
| 2024年4Q | 144 | — | — | −2 |
| 2025年2Q | 327 | 12 | 3.7 | 11 |
| 2025年4Q | 336 | 16 | 4.8 | 6 |
| 2026年2Q | 345 | 25 | 7.2 | 15 |
| 2026年4Q | 338 | 16 | 4.7 | 15 |
| 2027年1Q | 187 | 7 | 3.7 | 4 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は251億円から683億円へ2.7倍に増えた。直近期の営業利益率は6.0%。売上は13期、純利益は2期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 251 | — | 13 | — | 7 |
| 2014年3月 | 277 | — | 2 | — | −1 |
| 2015年3月 | 293 | — | 9 | — | 3 |
| 2016年3月 | 339 | — | 7 | — | 6 |
| 2017年3月 | 370 | — | 35 | — | 21 |
| 2018年3月 | 392 | — | 41 | — | 26 |
| 本社・本店所在地を東京都中央区日本橋浜町より東京都中央区京橋に変更。 | |||||
| 2019年3月 | 422 | — | 42 | — | 29 |
| 2020年3月 | 482 | — | 43 | — | 25 |
| 2021年3月 | 497 | — | 54 | — | 42 |
| 2022年3月 | 514 | — | 33 | — | 23 |
| 2023年3月 | 555 | — | 11 | — | 9 |
| 2024年3月 | 608 | — | 17 | — | 8 |
| 2025年3月 | 663 | 28 | 31 | 4.2 | 17 |
| 2026年3月 | 683 | 41 | 44 | 6.0 | 30 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高683億円のうち、営業利益として残るのは41億円で6.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は30億円、売上の4.4%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金69.7%476億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金24.3%166億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.0%41億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが90億円、投資CFが25億円で、差し引きのフリーCFは115億円。この組み合わせは「資産整理型」にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面。期末の手元現金は242億円で、売上の4.3ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 31 | −25 | 3 | 6 | 65 |
| 2014年3月 | 3 | −13 | 1 | −10 | 58 |
| 2015年3月 | 7 | −7 | −7 | 0 | 54 |
| 2016年3月 | 11 | −9 | 0 | 2 | 56 |
| 2017年3月 | 65 | −17 | 2 | 48 | 106 |
| 2018年3月 | 42 | −124 | 95 | −82 | 119 |
| 2019年3月 | 38 | −61 | 4 | −23 | 97 |
| 2020年3月 | 70 | −103 | 84 | −33 | 148 |
| 2021年3月 | 56 | −42 | −23 | 14 | 139 |
| 2022年3月 | 33 | −96 | 36 | −63 | 115 |
| 2023年3月 | 34 | −74 | 69 | −40 | 144 |
| 2024年3月 | 59 | −23 | 23 | 36 | 204 |
| 2025年3月 | 42 | −108 | −3 | −66 | 137 |
| 2026年3月 | 90 | 25 | −11 | 115 | 242 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は938億円。このうち返さなくてよい自己資本が388億円で、自己資本比率は40.0%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 303 | 216 | 87 | 70.9 |
| 2014年3月 | 314 | 222 | 92 | 70.4 |
| 2015年3月 | 326 | 227 | 99 | 69.4 |
| 2016年3月 | 339 | 227 | 112 | 66.7 |
| 2017年3月 | 372 | 246 | 126 | 65.2 |
| 2018年3月 | 500 | 274 | 226 | 53.6 |
| 2019年3月 | 537 | 294 | 243 | 53.3 |
| 2020年3月 | 655 | 312 | 343 | 46.1 |
| 2021年3月 | 686 | 342 | 344 | 47.4 |
| 2022年3月 | 746 | 358 | 388 | 45.5 |
| 2023年3月 | 843 | 363 | 480 | 40.8 |
| 2024年3月 | 892 | 376 | 516 | 39.8 |
| 2025年3月 | 889 | 360 | 529 | 38.7 |
| 2026年3月 | 938 | 388 | 550 | 40.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
化学 203社との比較
同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで203社中80位あたり、逆に低いのは自己資本比率で203社中179位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥959で、1年前と比べて-17.2%。過去52週の値幅のなかでは26%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 10.6倍 |
| PER (会社予想) | 10.4倍 |
| PBR | 0.83倍 |
| 配当利回り | 2.92% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1ヶ月で+0.6%上昇も、75日線(997円)を-4.3%下回る。52週高値1283円からは▲25.6%の安値圏。6月下旬に一時910円まで下落したが、その後持ち直し。出来高は安定的。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)。
PER10.5倍は業界平均18.0倍を大きく下回り、PBR0.83倍も平均1.40倍を下回る。ROE8.3%は二桁に迫り収益性は悪くないが、配当利回り2.80%は平均2.59%を上回り株主還元も良好。業績は売上・利益とも増加傾向で、PER・PBRの低さから割安と判断。ただし配当性向24.4%と低く、今後の増配余地は限定的。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 10.6倍 | 17.8倍 |
| PER (予想) | 10.4倍 | — |
| PBR | 0.83倍 | 1.41倍 |
| ROE | 8.3% | 7.4% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり28円で、前期から+35.0%。いまの株価に対する利回りは2.92%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 12 | — | 19.5 |
| 2018年3月 | 15 | 22.4 | 28.9 |
| 2019年3月 | 25 | 63.3 | 23.4 |
| 2020年3月 | 17 | −30.6 | 26.2 |
| 2021年3月 | 34 | 100.0 | 29.5 |
| 2022年3月 | 30 | −11.8 | 41.7 |
| 2023年3月 | 20 | −33.3 | 165.1 |
| 2024年3月 | 20 | 0.0 | 76.4 |
| 2025年3月 | 20 | 0.0 | 39.6 |
| 2026年3月 | 27 | 35.0 | 24.4 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥28
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ34,603人。区分でいちばん多いのは個人・その他で54.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が41.0%を占め、残る59.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 48.0 | 55.0 | 55.8 | 51.8 | 55.4 | 54.3 |
| 事業法人 | 14.5 | 14.6 | 14.1 | 16.6 | 21.2 | 23.2 |
| 金融機関 | 19.0 | 17.1 | 19.1 | 17.7 | 19.4 | 17.8 |
| 自己株式 | 7.9 | 7.2 | 6.7 | 6.2 | 12.5 | 11.9 |
| 外国法人 | 17.0 | 12.3 | 10.1 | 13.0 | 3.2 | 3.4 |
| 証券会社 | 1.5 | 0.9 | 0.9 | 0.9 | 0.8 | 1.3 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 9.19 |
| 02 | 株式会社エスエヌ興産 | 8.59 |
| 03 | 青木光男 | 6.30 |
| 04 | 永守貴樹 | 5.24 |
| 05 | 福山通運株式会社 | 4.97 |
| 06 | 株式会社中西製作所 | 3.33 |
| 07 | 高林滋 | 3.14 |
| 08 | 青木勇 | 2.41 |
| 09 | 株式会社日本カストディ銀行(信託E口) | 2.26 |
| 10 | 株式会社静岡銀行 | 2.10 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-06-19SBIアセットマネジメント株式会社新規の大量保有報告2.91%-1.41pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+146%、1株純資産は14期で−6%。直近期のROEは8.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 37 | 1,221 | 3.1 | 16.7 | 38.8 |
| 2014年3月 | −4 | 1,257 | −0.3 | — | 61.7 |
| 2015年3月 | 7 | 644 | 1.1 | 49.5 | — |
| 2016年3月 | 17 | 642 | 2.6 | 18.8 | — |
| 2017年3月 | 61 | 690 | 9.1 | 19.7 | 19.5 |
| 2018年3月 | 73 | 760 | 10.1 | 26.6 | 28.9 |
| 2019年3月 | 83 | 811 | 10.5 | 17.1 | 23.4 |
| 2020年3月 | 71 | 855 | 8.6 | 15.2 | 26.2 |
| 2021年3月 | 122 | 951 | 13.3 | 10.4 | 29.5 |
| 2022年3月 | 66 | 985 | 6.9 | 13.3 | 41.7 |
| 2023年3月 | 27 | 993 | 2.8 | 29.6 | 165.1 |
| 2024年3月 | 23 | 1,020 | 2.3 | 48.7 | 76.4 |
| 2025年3月 | 51 | 1,059 | 4.8 | 23.3 | 39.6 |
| 2026年3月 | 91 | 1,147 | 8.3 | 12.3 | 24.4 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
12名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額502百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約13倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 青木光男 | 代表取締役会長 最高経営責任者(CEO)兼 社長最高執行責任者(COO) | 76 | 2,405,000 |
| 青木勇 | 取締役 副社長執行役員 営業本部統括 | 72 | 920,000 |
| 貝方士利浩 | 取締役 専務執行役員 兼管理本部長 | 65 | 133,000 |
| 小澤一壽 | 取締役 専務執行役員 企画開発統括 業務監査責任者 | 70 | 210,000 |
| 増田英生 | 取締役 常務執行役員 最高財務 責任者(CFO)兼 管理本部副本部長 | 61 | 73,000 |
| 久米裕康 | 取締役 | 64 | 3,000 |
| 北村秀一 | 取締役(常勤監査等委員) | 74 | 4,000 |
| 永野紀吉 | 取締役(監査等委員) | 85 | — |
| 坂口隆夫 | 取締役(監査等委員) | 79 | — |
| 瀬口宇晴 | 取締役(監査等委員) | 73 | 4,000 |
| 野末寿一 | 取締役(監査等委員) | 66 | 4,000 |
| 逸見佳代 | 取締役(監査等委員) | 48 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 6 | 280 | 166 | 447 | 75 |
| 社外取締役 | 7 | 41 | — | 41 | 6 |
| 取締役(社内) | 1 | 14 | — | 14 | 14 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容167字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,387字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク1,186字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,640字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第44期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-24
- 半期報告書半期報告書-第44期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第43期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-26
- 半期報告書半期報告書-第43期(2024/04/01-2024/09/30)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第42期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第42期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第42期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第42期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第41期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第41期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第41期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第41期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
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