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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

コムチュア

COMTURE CORPORATION3844 · Prime · 情報・通信業

Microsoft・SalesforceなどグローバルSaaSの導入・運用支援とデジタル人材育成を提供するITサービス企業。

概要

コムチュアは、1985年設立の法人向けITサービス企業である。クラウド導入支援、システム構築・運用、デジタル人材育成までを一貫提供する「デジタルソリューションパートナー」として、約2,000人の従業員を擁し、2026年3月期の売上高は381億円に達する。SalesforceやMicrosoft、AWSなどグローバルベンダーとの連携を強みとする。

五つの事業セグメントで構成する収益基盤

コムチュアは、クラウドソリューション、デジタルソリューション、ビジネスソリューション、プラットフォーム・運用サービス、デジタルラーニングの5事業を展開する。クラウドソリューションではMicrosoftやSalesforce、ServiceNowの導入を、デジタルソリューションではGoogle CloudやAWS上のデータ基盤構築を手掛ける。ビジネスソリューションはSAPやSuccessFactorsのERP導入、プラットフォーム・運用サービスはKubernetesやCiscoを用いたハイブリッドクラウド環境の設計・運用を提供する。デジタルラーニングではベンダー資格取得研修を実施する。システム導入時のフロービジネスと、保守・運用のストックビジネスを組み合わせ、安定的な収益モデルを実現している。

六社で構成するグループ体制

当社グループは、コムチュア株式会社を中心に、コムチュアネットワーク、エディフィストラーニング、株式会社ヒューマンインタラクティブテクノロジー(HIT)、コムチュアマーケティング、コムチュアデータサイエンスの6社で構成される。ネットワーク事業はコムチュアネットワークが、IT研修はエディフィストラーニングが、AIコンサルティングはHITが担当するなど、機能別に子会社を配置している。コムチュアデータサイエンスはビッグデータ・人工知能に関する分析・開発を、コムチュアマーケティングはコラボ製品の提案・マーケティングを担う。これらの子会社により、専門性の高いサービスをグループ全体で提供する体制を整えている。

74.6%の自己資本比率が示す財務の安定性

コムチュアの財務基盤は堅調である。2026年3月期の連結売上高は381億円、営業利益47億円、親会社株主に帰属する当期純利益33億円を計上した。自己資本比率は74.6%と高水準を維持し、健全な経営を実践している。売上高は2013年3月期の72億円から約5.3倍に成長、2028年3月期を初年度とする中期経営計画では売上高1,000億円を目標に掲げる。収益性を示す営業利益率は12.3%と業界平均を上回り、キャッシュフローも安定している。これらの数字は、安定的な収益基盤と成長投資の両立を可能にしている。

ビジネスパートナー制度と協業の仕組み

コムチュアはプロジェクトの変動に柔軟に対応するため、ビジネスパートナー制度を運用している。協力業者の業容や信用、スキルをデータベース化し、プロジェクト要件に応じて機動的に発注する仕組みである。これにより、社員の業務量を平準化しながら、品質と納期を確保している。主要な協力会社をコアパートナーとして位置づけ、優先的な技術者提供を受ける体制を構築。グループ全体の技術者リソースを最大化し、急成長するクラウド・AI領域の案件に対応している。この制度は、流動的なIT人材市場における競争力の源泉となっている。

業界の中での役割はITサービス(システムインテグレーター・教育)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
381億円
営業利益
47億円
営業利益率
12.3%
純利益
33億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2020/3
事業売上構成比利益利益率
ソリューションサービス関連138億円65.7%19億円13.8%
ネットワークサービス関連71億円33.8%9億円12.7%
プロダクト販売関連1億円0.5%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01全業種(クラウドソリューション)主力

Microsoft、Salesforce、ServiceNow等のグローバルSaaSベンダーと連携し、クラウドサービスの導入コンサルティング、インテグレーション、活用支援を提供。企業の業務改善と生産性向上を実現する。

主な製品・サービス2
クラウド導入・インテグレーションサービス
コラボレーション、CRMなどのクラウドサービスの導入設計・構築・移行を支援。
クラウド活用支援
導入後の運用最適化・機能拡張・トレーニング等の継続的支援。

02全業種(デジタルソリューション)主力

Google Cloud、Amazon Web Services等のAIベンダーとの連携によるデータ基盤構築、SAS・Informatica・Databricks等とのデータ分析ソリューション提供。データ分析や業務自動化で売上利益最大化や働き方改革を支援。

主な製品・サービス2
データ基盤構築サービス
クラウド上のデータレイク・データウェアハウス設計・構築。
データ分析ソリューション
ビッグデータ分析、AI活用による業務効率化・高度化を実現。

03全業種(ビジネスソリューション)準主力

SAP(会計)、SuccessFactors(人事)等のグローバルERPパッケージの導入・運用・モダナイゼーションを提供。フィンテック等の基幹システム構築も手掛け、経営の見える化と業務効率化を実現する。

主な製品・サービス2
ERP導入サービス
SAP等のERPシステムのコンサルティングから設計・開発・導入までをトータルサポート。
基幹システムモダナイゼーション
既存システムのクラウド移行・再構築による最新化。

04全業種(プラットフォーム・運用サービス)準主力

Kubernetesを活用したハイブリッドクラウド環境構築、Cisco等の仮想化ネットワーク設計・構築・運用、自社センターでの遠隔監視・ヘルプデスク等を提供。企業IT環境の効率的・安定的な運用を支援する。

主な製品・サービス4
ハイブリッドクラウド構築
オンプレミスとクラウドを統合した環境の設計・導入。
ネットワーク設計・運用
仮想化ネットワークの設計、構築、保守運用。
遠隔監視サービス
グローバルツールを活用した24時間365日のシステム監視。
ヘルプデスク
ITトラブル対応の問い合わせ窓口運用。

05全業種(デジタルラーニング)副次

Microsoft、Salesforce、ServiceNow等のベンダー資格取得教育やデジタル人材育成のためのITスキル習得トレーニングを提供。企業のIT人材育成を支援する。

主な製品・サービス2
ベンダー資格取得コース
Microsoft、Salesforce、ServiceNow等の認定資格対策研修。
デジタル人材育成研修
AI、データ分析、クラウド等のスキル習得プログラム。

製品と技術

Microsoft・Salesforce・ServiceNowのクラウド導入支援

クラウドソリューション事業では、グローバルSaaSベンダーであるMicrosoft、Salesforce、ServiceNowと連携し、クラウドサービスの導入コンサルティングとインテグレーションを提供する。具体的には、コラボレーションツールやCRMシステムの導入設計・構築・移行を支援する。導入後も、運用最適化や機能拡張、トレーニングなどの継続サポートを行う。これにより、企業の業務改善と生産性向上を実現する。同事業は当社の主力であり、ベンダー各社との強固な関係を活かして安定的な収益を生み出している。

AWS・Google Cloud上でのデータ基盤と分析ソリューション

デジタルソリューション事業では、Amazon Web ServicesやGoogle CloudなどのAIベンダーと連携し、クラウド上のデータレイク・データウェアハウスの設計・構築を手掛ける。また、SAS、Informatica、Databricksといったデータ分析ベンダーとの協業により、ビッグデータ分析やAI活用による業務効率化を支援する。これにより、企業の売上最大化や働き方改革に貢献する。同事業は近年成長が著しく、2025年3月期にはクラウドプラットフォームビジネスの伸長が売上高の増加を牽引した。

SAP・SuccessFactorsによる基幹システムのモダナイゼーション

ビジネスソリューション事業では、SAP(会計)やSuccessFactors(人事)などのグローバルERPパッケージの導入・運用・モダナイゼーションを提供する。コンサルティングから設計・開発・導入までをトータルにサポートし、経営の見える化と業務効率化を実現する。さらに、フィンテック領域の基幹システム構築も手掛ける。既存システムのクラウド移行や再構築にも対応し、企業のデジタルトランスフォーメーションを技術面から支えている。

Kubernetes・Ciscoを活用したハイブリッドクラウドと運用

プラットフォーム・運用サービス事業では、Kubernetesを活用したハイブリッドクラウド環境の構築や、Cisco等の仮想化ネットワークの設計・構築・運用を行う。自社センターではグローバルツールを用いた24時間365日の遠隔監視サービスを提供し、ヘルプデスクの運営も手掛ける。これにより、企業のIT環境の効率的かつ安定的な運用を実現する。同事業は、クラウドとオンプレミスを統合した環境を求める顧客ニーズに応え、ストック収益の安定化に寄与している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

ITサービス大手、安定成長と高収益

コムチュアは情報通信業界で売上高約380億円の中堅ITサービス企業。営業利益率12%超と高水準。同業のソラコム(IoT)やVRAIN(AI)と比べ、SI・クラウドサービスで幅広い顧客基盤を持つ。安定した収益と成長を両立しており、業界内で確固たる地位を築いている。

強み

  • 営業利益率12%超と業界平均を上回る。効率的な事業運営と高付加価値サービス。
  • 売上高が年々増加。堅調な需要に支えられ、安定成長を実現。
  • 多業種の企業と取引。特定顧客への依存度が低く、リスク分散。
  • クラウドサービスやDX支援で需要を取り込み。時代の変化に適応。

課題

  • IT人材不足の中で優秀な人材の確保・定着が課題。給与水準の上昇圧力。
  • AIなど新技術への投資が必要。常にスキルアップが求められる。
  • 大手SIerとの競合の中で、独自の強みを打ち出す必要がある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字がコムチュア

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13673ブロードリーフ461億円47.6倍
24743アイティフォー457億円15.7倍
33040ソリトンシステムズ455億円13.5倍
43836アバントグループ447億円14.2倍
56078バリューHR433億円57.1倍
63844コムチュア427億円12.8倍
74820イーエムシステムズ423億円27.6倍
84337ぴあ419億円12.4倍
99739NSW408億円11.0倍
103843フリービット405億円11.5倍
114725CAC Holdings401億円9.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 36件

ソフトウェア開発会社として出発した1985年

コムチュアの前身は、1985年1月に東京都港区三田で資本金600万円により設立された株式会社日本コンピューターテクノロジーである。設立当初はソフトウェア開発を事業の柱とし、1990年5月にはシステム運用サービス事業を開始、事業領域を広げた。1991年2月には本社を港区芝に移転している。この時期、日本経済はバブル景気の時期を迎え、IT需要の高まりを追い風に着実に成長の基盤を固めた。

グループウェア・ERP・Javaと事業領域を拡大した1990年代

1995年4月にグループウェアソリューション事業を、1996年4月にはERPソリューション事業を開始した。1998年3月にはシステムの一括受託拡大を目的に港区芝にシステムセンタを開設。1999年4月にはJavaによるWebシステムの受託開発に乗り出した。2000年7月にはサーバセンタを開設し、マネージドサービスを開始。この一連の拡大により、単なるソフトウェア開発から、システム構築・運用・保守までのトータルサービスを提供する企業へと変貌を遂げた。

コムチュアへの商号変更と品川移転の2002-2004年

2002年1月、商号をコムチュア株式会社に変更した。この名称変更は、コンピュータとチュア(開拓者)を組み合わせた造語である。2004年2月には本社とシステムセンタを統合し、東京都品川区に移転。同時にMSPセンタを港区芝に開設し、プライバシーマークの許諾を取得、大阪営業所も開設した。2004年9月にはISO9001認証を取得し、品質管理体制を強化。同年10月にはソニーグローバルソリューションズからワークフローソフト「CNAP」の権利を取得し、自社製品の販売を開始した。

JASDAQ上場とSAP・IBMとの提携拡大(2006-2009年)

2006年7月、日本アイ・ビー・エムと提携し自社製品「Lotus Domino.City」「Domino SmartWeb」を販売。同年8月にはSAPジャパンとSAPサービス・パートナー契約を締結し、ERP領域での基盤を強化した。2007年3月、JASDAQ証券取引所に株式を上場。同年12月には「コムチュアCRMセレクト」の販売を開始した。2009年3月にはBlackBerryとLotus Notes/Dominoの連携ソリューションを販売するなど、モバイル対応も進めた。上場を機に、知名度と信用力を高め、事業拡大の加速を図った。

子会社設立とネットワーク事業分割、東証一部指定(2010-2013年)

2010年11月に株式会社コネクトワンと資本提携。2011年2月、ネットワークサービス事業を承継する子会社コムチュアネットワークを設立し、同年4月に同社へ事業を分割承継した。同時にコムチュアマーケティングも設立。2012年1月にはコムチュアネットワークがテクノレップス・ジャパンの全事業を譲受し、ネットワーク事業を拡充した。2012年11月には東京証券取引所市場第二部に上場、翌2013年11月には市場第一部に指定された。これにより、資本市場での評価を一段と高めた。

M&Aによる積極的な規模拡大(2014-2016年)

2014年4月に株式会社コスモネットを連結子会社化。2015年1月には日本ブレインズウエア株式会社と株式会社シー・エー・エムを子会社化し、同年4月に両社を吸収合併した。2016年4月にはビッグデータ・AI領域を専門とするコムチュアデータサイエンスを設立。さらに同年4月にジェイモードエンタープライズを、同年10月には株式会社コメットホールディングスとその子会社コメットを子会社化した。これらのM&Aにより、売上高は2016年3月期の113億円から2019年3月期には181億円へと急拡大した。

グループ再編とAI企業の子会社化(2017-2025年)

2017年9月、ジェイモードエンタープライズを株式譲渡により連結除外。2018年10月に日本ブレインズウエアを吸収合併し、同時にコムチュアネットワークがコメットを吸収合併した。2019年4月にはユーエックス・システムズを連結子会社化。2025年6月、AI導入コンサルティングから運用支援までを手掛ける株式会社ヒューマンインタラクティブテクノロジー(HIT)の株式を取得し、連結子会社化した。これにより、AI関連の研修・コンサル・ソリューションの一貫提供が可能となり、グループのAI領域における競争力を大幅に強化した。

年表36件を開く

1980年代

  • 1985年1月創業東京都港区三田に資本金6百万円にて株式会社日本コンピューターテクノロジーを設立 ソフトウエア開発を開始

1990年代

  • 1990年5月システム運用サービス事業を開始
  • 1991年2月本社を東京都港区芝に移転
  • 1995年4月グループウェア(*1)ソリューション事業を開始
  • 1996年4月ERP(*2)ソリューション事業を開始
  • 1998年3月システムの一括受託拡大を目指し東京都港区芝にシステムセンタを開設
  • 1999年4月Java(*3)によるWebシステムの受託開発を開始

2000年代

  • 2000年7月サーバセンタを開設し、マネージドサービス(*4)を開始
  • 2002年1月商号変更商号をコムチュア株式会社に変更
  • 2004年2月M&A本社とシステムセンタを統合し、本社を東京都品川区に移転
  • 2004年2月MSPセンタ(東京都港区芝)を開設
  • 2004年2月財団法人情報処理開発協会からプライバシーマークの使用を許諾
  • 2004年2月大阪市西区に大阪営業所を開設
  • 2004年9月ISO9001認証(グループウェアソリューション事業、Webソリューション事業)を取得
  • 2004年10月ソニーグローバルソリューションズ株式会社から、ワークフロー対応ソフト「CNAP」に関する諸権利を取得、販売を開始
  • 2006年7月日本アイ・ビー・エム株式会社との提携で自社製品「Lotus Domino.City」「Domino SmartWeb」を販売
  • 2006年8月SAPジャパン株式会社とSAPサービス・パートナー契約を締結
  • 2007年3月上場JASDAQ証券取引所に株式を上場
  • 2007年12月「コムチュアCRMセレクト」の販売を開始
  • 2009年3月BlackBerry と Lotus Notes/Domino との連携ソリューションの販売を開始

2010年代

  • 2010年11月株式会社コネクトワンと資本提携
  • 2011年2月当社のネットワークサービス事業を承継することを目的とした子会社「コムチュアネットワーク株式会社」を設立
  • 2011年4月当社のネットワークサービス事業を「コムチュアネットワーク株式会社」に分割承継
  • 2011年4月コムチュア・コラボ製品の提案、追加サービス提案、マーケティング業務を主な事業内容とする子会社「コムチュアマーケティング株式会社」を設立
  • 2012年1月当社子会社「コムチュアネットワーク株式会社」による、テクノレップス・ジャパン株式会社の全事業譲受を実施、ネットワークサービス事業を拡充
  • 2012年11月上場東京証券取引所市場第二部に株式上場
  • 2013年11月東京証券取引所市場第一部に 銘柄 指定
  • 2014年4月M&A株式会社コスモネットを連結子会社化
  • 2015年1月M&A日本ブレインズウエア株式会社及び株式会社シー・エー・エムを連結子会社化
  • 2015年4月M&A株式会社コスモネット及び株式会社シー・エー・エムを吸収合併
  • 2016年4月ビッグデータ・人工知能に関するコンサルティング、分析・開発することを目的とした子会社「コムチュアデータサイエンス株式会社」を設立
  • 2016年4月M&Aジェイモードエンタープライズ株式会社を連結子会社化
  • 2016年10月M&A株式会社コメットホールディングス及び同社子会社株式会社コメットを連結子会社化
  • 2017年9月ジェイモードエンタープライズ株式会社を株式譲渡により連結除外
  • 2018年10月M&A日本ブレインズウエア株式会社を吸収合併及び当社子会社コムチュアネットワーク株式会社による株式会社コメットの吸収合併
  • 2019年4月M&Aユーエックス・システムズ株式会社を連結子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高1,000億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    AIネイティブ企業への成長

    AIを前提とした事業構造に転換し、クラウド・データ&AI領域の技術力強化、業務活用やサービス開発への展開を通じて提供価値の高度化と生産性向上を図る。

  2. 02

    案件創出力の強化とM&Aによる成長基盤拡充

    顧客深耕と新規開拓による営業力強化、ソリューション提案力の高度化、パートナー連携強化で受注機会を拡大。M&A等の戦略的投資で事業基盤とポートフォリオを高度化する。

  3. 03

    人材・組織力の強化

    プロジェクトマネージャー人材の育成・採用強化、AI・データ領域のリスキリング推進。プロジェクト管理手法の高度化やナレッジ展開でグループ全体の品質・生産性・収益性を向上する。

  4. 04

    サステナビリティ・ガバナンス体制の強化

    サステナビリティへの取り組みを経営課題と位置づけ、コーポレート・ガバナンス、コンプライアンス、内部統制、リスクマネジメントを強化し、経営の透明性と信頼性を高める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,964人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は700万円で、9期前と比べて+22.7%平均年齢は35.5歳、平均勤続年数は8.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,119
2018年3月1,133
2019年3月57136.17.21,142
2020年3月57636.27.61,230
2021年3月56236.16.71,316
2022年3月60036.67.01,315
2023年3月60037.47.11,606
2024年3月60035.36.61,712
2025年3月60035.56.51,857248
2026年3月70035.58.71,964239

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率9.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率94.1%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)85.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 5 / 海外 0、うち連結子会社 5) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位9)
本社 — 東京都品川区2,256百万円
大阪事業所 — 大阪市北区151百万円
有明事業所 — 東京都江東区143百万円
本社 — 東京都中央区52百万円
名古屋事業所 — 名古屋市西区40百万円
本社 — 東京都新宿区12百万円
長岡事業所 — 新潟県長岡市5百万円
本社(東京都品川区)他1事業所4百万円
福岡事業所 — 福岡市博多区0百万円
主な関係会社
  • 国内
    コムチュア ネットワーク㈱(注)2、3
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    エディフィスト ラーニング㈱
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ヒューマンインタラクティブテクノロジー
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    コムチュア マーケティング㈱
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    コムチュア データサイエンス㈱
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は381億円営業利益47億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.0%、利益が+2.2%。

売上高
+5.0%
381億円
営業利益
+2.2%
47億円
純利益
+3.1%
33億円
営業利益率
12.3%
前期比 -0.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高420億円381億円
営業利益47億円47億円
純利益23億円33億円
1株あたり配当¥52¥52

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は96億円、営業利益は7億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+18.5%、営業利益は−22.2%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q778
2024年1Q81911.16
2024年2Q871112.67
2024年3Q851315.38
2024年4Q8910
2025年2Q1782011.213
2025年4Q1852614.119
2026年2Q1872111.214
2026年4Q1942613.419
2027年1Q9677.3−5

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は72億円から381億円へ5.3倍に増えた。直近期の営業利益率は12.3%。売上は5期、純利益は11期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月7285
株式会社コスモネットを連結子会社化
2014年3月85106
日本ブレインズウエア株式会社及び株式会社シー・エー・エムを連結子会社化
2015年3月99116
ジェイモードエンタープライズ株式会社を連結子会社化
2016年3月113138
2017年3月1391511
日本ブレインズウエア株式会社を吸収合併及び当社子会社コムチュアネットワーク株式会社による株式会社コメットの吸収合併
2018年3月1642014
ユーエックス・システムズ株式会社を連結子会社化
2019年3月1812618
2020年3月2092920
2021年3月2093221
2022年3月2504025
2023年3月2914127
2024年3月3424631
2025年3月363464712.732
2026年3月381474712.333

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高381億円のうち、営業利益として残るのは47億円12.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は33億円、売上の8.7%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金78.7%300億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金9.2%35億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益12.3%47億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
21.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.9pt
12.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.0pt
8.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+3.9pt
17.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
12.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
20.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが34億円、投資CFが−39億円で、差し引きのフリーCFは−5億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は108億円で、売上の3.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月81−1918
2014年3月70−1724
2015年3月70−12719
2016年3月8−1−3723
2017年3月9−6−1325
2018年3月204−62442
2019年3月15−1221478
2020年3月17−711089
2021年3月16−14−8283
2022年3月440−1444113
2023年3月19−17−132102
2024年3月344−2038121
2025年3月32−9−1523129
2026年3月34−39−16−5108

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は271億円。このうち返さなくてよい自己資本が202億円で、自己資本比率は74.6%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月41281366.2
2014年3月48321667.3
2015年3月48272155.6
2016年3月56332358.4
2017年3月73393453.3
2018年3月86493756.6
2019年3月130904069.4
2020年3月1481123675.8
2021年3月1651244174.9
2022年3月1891385173.0
2023年3月2171516669.4
2024年3月2341686671.7
2025年3月2561857172.1
2026年3月2712026974.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
108億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
156億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
69億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
95
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率25 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り605社中103位あたり、逆に低いのは売上成長率605社中406位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
17.0%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
12.3%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
74.6%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.0%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.9%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,324で、1年前と比べて-18.5%過去52週の値幅のなかでは18%の位置にある。

¥1,324-3.0%1ヶ月-6.4%1年-18.5%時価総額427億円
過去52週の値幅
安値¥1,228高値¥1,749

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.8倍
PER (会社予想)18.8倍
PBR2.19倍
配当利回り3.93%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

前日比10.53%安の1317円と急落。25日線(1399円)を大きく下回り、75日線(1337.43円)も下回る。RSIは40.79とやや売られ過ぎ圏。52週高値1749円からは約25%下落、52週安値1228円からは約7%上昇。8月中旬に上昇していたが、一気に下落し、調整局面入り。出来高は急増しており、売買が活発化。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは13.85倍と同業界平均の30.09倍を大きく下回り、割安感が明確。PBRは2.25倍で平均3.53倍を下回る。配当利回りは3.5%と平均の3.38%を上回り、株主還元も厚い。ROEは17%と高水準で収益性も良好。一方で、直近の売上高は増加傾向にあるが純利益は横ばいで、成長性の鈍化が懸念される。割安だが、利益成長の伸び悩みには注意が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.8倍47.9倍
PER (予想)18.8倍
PBR2.19倍2.96倍
ROE17.0%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

強気派は、デジタルトランスフォーメーション需要の増加でクラウド導入支援が伸びると見て、安定した成長と高い収益性(営業利益率12%超)を評価する。弱気派は、競争激化による単価下落や、大企業依存による受注変動リスクを懸念。また、株価が下落している点を、成長鈍化のシグナルと捉える向きもある。

プラスに働く材料7
  • クラウド需要の拡大

    企業のクラウド移行は進展中で、市場は成長。

  • 高い収益性

    営業利益率は12%前後と業界平均を上回る。

  • 安定した財務

    売上・利益とも増加傾向で、配当利回りも3.5%。

  • 売上高381億円と3期連続増収決算発表後影響

    売上高342→363→381億円と拡大。営業利益も46→47億円と増益が続く

  • 配当利回り3.5%とPER13.85倍の割安継続影響

    配当利回り3.5%は高水準で、PER13.85倍と合わせて下値リスクを抑える

  • 純利益33億円、ROE17%の高収益通年影響

    純利益31→32→33億円と増益基調。ROE17%は資本効率の良さを示す

  • 外国人持ち株29.75%と海外資金の支持継続影響

    外国人比率29.75%と高く、海外投資家の継続的な買いが期待される

マイナスに働く材料7
  • 競争の激化

    クラウド支援市場は参入が相次ぎ、価格競争の懸念。

  • 株価の下落

    1年間で株価は約17%下落しており、市場の冷え込みを示す。

  • 大型案件への依存

    特定顧客への依存度が高まると、受注減少時に業績が悪化。

  • 売上高増収率が6.1%から5.0%へ鈍化通年影響

    増収率は鈍化傾向。市場競争の激化で更なる減速リスクがある

  • 営業利益率が12.67%→12.34%へ低下通年影響

    利益率は0.33ポイント低下。コスト増が続けば増益幅は縮小する

  • 株価は1年で16.76%下落不定影響

    PER13.85倍と割安でも下落トレンドが続き、需給改善には強材料が必要

  • 今期の予想PERが非開示決算発表後影響

    フォワードPERが示されておらず、投資家が成長期待を形成しにくい

次の決算で確かめる点
売上高成長率
事業の拡大ペースを確認するため。
営業利益率
競争環境の変化による収益性の維持を確認するため。
クラウド関連売上比率
成長分野へのシフトが進んでいるかを測る。
従業員一人当たり売上
生産性の変化を把握し、効率性を評価する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり52で、前期から+4.2%いまの株価に対する利回りは3.93%。増配か配当維持が9年続いている。

年間配当
¥52
1株あたり
配当利回り
3.93%
いまの株価に対して
配当性向
50.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
9年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1352.9
2018年3月2483.756.4
2019年3月241.848.5
2020年3月2920.869.4
2021年3月316.924.7
2022年3月3719.463.6
2023年3月4418.971.5
2024年3月464.534.3
2025年3月484.339.6
2026年3月504.250.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥52

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ9,809人。区分でいちばん多いのは個人・その他31.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が36.8%を占め、残る63.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他26.624.826.231.428.731.1
外国法人35.734.933.424.526.629.7
事業法人20.520.520.623.623.823.6
金融機関16.418.818.817.614.213.1
証券会社0.71.01.02.96.72.4
自己株式1.11.11.11.11.11.1
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01有限会社コム20.28
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)9.82
03コムチュア社員持株会3.61
04STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505044(常任代理人名 株式会社みずほ銀行決済営業部)3.27
05伊藤忠商事株式会社2.79
06MACQUARIE BANK LIMITED DBU AC(常任代理人名 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)2.73
07株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.63
08MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人名 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)2.24
09JP JPMSE LUX RE UBS AG LONDON BRANCH EQ CO(常任代理人名 株式会社三菱UFJ銀行)1.90
10STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505019(常任代理人名 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.65

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-08-25
    有限会社コム
    新規の大量保有報告
    20.29%
    +0.01pt
  • 2026-07-22
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    2.04%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+14%、1株純資産は14期で+21%。直近期のROEは17.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月9152318.623.331.3
2014年3月3920220.615.651.2
2015年3月4018521.716.364.2
2016年3月2811227.713.957.0
2017年3月3613329.717.852.9
2018年3月4816731.940.956.4
2019年3月6128926.029.748.5
2020年3月6235119.535.469.4
2021年3月6538817.740.824.7
2022年3月7943419.239.363.6
2023年3月8547418.624.571.5
2024年3月9852719.720.634.3
2025年3月9957917.916.639.6
2026年3月10363317.014.150.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額162百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
澤田千尋代表取締役 社長執行役員6432,136
樽谷宏志代表取締役 専務執行役員641,236
原田豊社外取締役(監査等委員)66
木村尚子社外取締役(監査等委員)65
池垣真里社外取締役(監査等委員)62
志水三輪子社外取締役(監査等委員)58
亀井貴裕代表取締役 社長執行役員53216,854
中谷隆太代表取締役 専務執行役員5257,068
福本俊一代表取締役 専務執行役員622,725

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4612829223
取締役(社内)634346
監査等委員634346
取締役(社内)1222

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,563字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、コムチュア株式会社、コムチュアネットワーク株式会社、エディフィストラーニング株式会社、株式会社ヒューマンインタラクティブテクノロジー、コムチュアマーケティング株式会社及びコムチュアデータサイエンス株式会社の6社から構成されており、デジタル時代を担う「デジタルソリューションパートナー」として、顧客の課題やニーズに対し、デジタル技術を活用し、ITシステムのコンサルティング、構築、保守、運用や教育のトータルソリューションを提供することを基本としております。なお、各連結子会社の主要な事業の内容は、「4 関係会社の状況」に記載のとおりであります。 このようにIT全般のサービスを提供することを通じて、システム導入時のコンサルティングや構築などのフロービジネスと、システム導入後の保守、運用などのストックビジネスをバランスよく組み合わせ循環させる安定的な収益モデルを実現しております。 各事業の内容は次のとおりであります。 〈クラウドソリューション事業〉 グローバルなSaaSベンダー(Microsoft, Salesforce,ServiceNowなど)との連携によるコラボレーション・CRMなどのクラウドサービス導入時のコンサルティングやインテグレーションサービスの提供などを行っております。 企業のクラウド導入および活用を支援することで、業務の改善や生産性の向上を実現いたします。 〈デジタルソリューション事業〉 グローバルなAIベンダー(Google Cloud, Amazon Web Servicesなど)との連携によるデータ基盤の構築や、グローバルなデータ分析ベンダー(SAS, Informatica, Databricksなど)との連携によるデータ分析ソリューションの提供などを行っております。 データ分析や業務自動化をサポートし、企業の売上利益の最大化や働き方改革を支援いたします。 〈ビジネスソリューション事業〉 グローバルなERPパッケージベンダーとの連携による会計(SAPなど)・人事(SuccessFactorsなど)や、フィンテックなど基幹システムの構築・運用・モダナイゼーションなどを行っております。 コンサルティングから設計・開発までのトータルなソリューションサービスを提供し、経営の見える化や業務の効率化を実現いたします。 〈プラットフォーム・運用サービス事業〉 仮想化ソフトウエア(Kubernetesなど)を活用したハイブリッドクラウド環境や仮想化ネットワーク(Ciscoなど)の設計・構築・運用、グローバルなツールを活用した自社センターでのシステムの遠隔監視サービス、ヘルプデスクなどを行っております。 企業のIT環境をサポートすることで、効率的で安定的なシステム利用を実現いたします。 〈デジタルラーニング事業〉 グローバルなベンダー(Microsoft, Salesforce, ServiceNowなど)との連携によるベンダー資格取得のための教育、デジタル人材育成のためのITスキルの習得などを行っております。 デジタル化を推進する企業のIT人材の育成を支援いたします。 事業の系統図は、次のとおりであります。 (注)ビジネスパートナー 当社グループの事業は、プロジェクトの内容、規模、納期等のプロジェクト要件により求められる技術及び技術者数が大きく変化するため、従業員の業務量の平準化を図りながら、サービスの品質を確保し、納期を守るため、ビジネスパートナー制度を有しております。協力業者各社の業容、信用状況、保有するスキルや業務経験等を確認し、それらを予めデータベース化し、プロジェクト要件に照らし、機動的な発注を行っております。
経営方針・対処すべき課題1,457字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 当社グループを取り巻く事業環境は、企業のデジタル投資の拡大やクラウド、データ活用の高度化を背景に中長期的な成長が見込まれております。加えて、生成AIをはじめとする技術革新の急速な進展は、開発プロセスの高度化や新たな付加価値創出の機会をもたらしており、当社グループにとって事業拡大の大きな契機となっております。 一方で、これらの技術革新は競争環境の変化を加速させており、AI活用を前提としたビジネスモデルへの転換の重要性が一層高まっております。 このような環境認識のもと、当社グループでは、「AIとデジタルで未来を創造する」をテーマに、「売上高1,000億円企業」へと更なる飛躍をとげるとともに、ステークホルダーの皆様とともに繁栄する企業を目指し、以下の重点課題に取り組んでまいります。 1.AIネイティブ企業への成長 AI技術革新に対応し、当社グループにおいてもAIを前提とした事業構造への転換を進めてまいります。クラウド、データ&AI領域における技術力の強化に加え、AIの業務活用およびサービス開発への展開を通じて、提供価値の高度化と生産性の向上を図り、競争力の強化につなげてまいります。 2.案件創出力の強化およびM&Aによる成長基盤の拡充 売上成長に向けては、安定的かつ持続的な案件創出が不可欠である一方、現状においては案件総量の十分な確保を課題として認識しております。このため、顧客深耕および新規顧客開拓の両面から営業力を強化するとともに、ソリューション提案力の高度化やパートナー連携の強化を通じて、受注機会の拡大を図ってまいります。 また、成長領域における競争力強化に向けて、M&Aを含む戦略的投資を活用し、事業基盤の拡充および事業ポートフォリオの高度化を進めてまいります。 3.人材・組織力の強化 事業拡大および技術高度化に伴い、プロジェクトマネージャー(PM)人材の不足やAI対応力の強化が重要な課題となっております。このため、PM人材の育成および採用の強化に加え、AI・データ領域を中心としたリスキリングを推進してまいります。 あわせて、プロジェクト管理手法の高度化やナレッジの全社展開により、グループ全体での品質・生産性・収益性の向上を図ってまいります。 4.サステナビリティ・ガバナンス体制の強化 サステナビリティへの取組みを重要な経営課題と位置づけるとともに、コーポレート・ガバナンス、コンプライアンス、内部統制およびリスクマネジメントの強化を推進してまいります。これにより、経営の透明性および信頼性を高めるとともに、持続的な企業価値向上を支える基盤を強化してまいります。 中期経営計画(2026年3月期~2028年3月期) 経営理念 お客様には"感動"を 社員には"夢"を サステナビリティ方針 社会課題の解決に対する貢献とともに持続的成長を果たしていくためには、様々なステークホルダーの価値観と事業活動が環境や社会に与える影響を踏まえた長期的な視野に立つ事業運営が求められます。 これらを踏まえ、当社グループではサステナビリティ方針を策定し、マテリアリティを特定しております。サステナビリティに対する課題の解決で社会とともに成長し、また成長戦略を通してステークホルダーとともに持続的に発展していくことを目指します。 事業戦略
事業等のリスク5,362字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 以下において、事業展開その他に関するリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しております。また、必ずしもリスク要因に該当しない事項についても、投資者の投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から以下に開示しております。なお、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、本株式に関する投資判断は、本項及び本書中の本項以外の記載内容も併せて、慎重に検討した上で行われる必要があります。また、以下の記載は、本株式への投資に対するすべてを網羅するものではありませんので、この点にご留意ください。 なお、本項目の記載内容については、特に断りのない限り本書提出日現在の事項であり、将来に関する事項は同提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 事業内容に関連するリスクについて ① 収益の認識基準とプロジェクトの採算管理に関するリスクについて 当社グループは、各種コンピュータシステムの提案、構築、保守及び運用に係る情報処理サービスの提供を行っております。顧客の課題やニーズに対して、コンサルティング・提案、システムの設計などの上流工程から入り、構築、保守及び運用までのシステムライフサイクルの全局面において最新のIT技術と業務知識に裏打ちされたトータルソリューションを提供することを基本としております。 顧客、他社のベンダーとの協同作業となる、基本設計フェーズなどの上流工程、および運用・総合テストなど川下工程については、その責任の所在から履行割合型の準委任契約を原則としております。なお、顧客の要求を受け、請負にて契約する場合でも、詳細設計・プログラム作成・結合テストの各フェーズについてのみ請負契約とし、それ以外のフェーズについては、履行割合型の準委任契約とすることを原則としております。 履行割合型の準委任契約でのプロジェクトは、主にサービス提供を行った工数に予め定められた単価を乗じる方法等により収益を認識しております。 他方、請負契約のプロジェクトは、一定規模以上のプロジェクトについて進捗度に応じて一定期間にわたり収益を認識し、それ以外のプロジェクトについて検収時点において一括して収益を認識しております。この進捗度は工事原価総額の見積額に対する実際発生原価の割合により測定しているため、進捗度の測定の際には原価総額を見積ることが必要となります。なお、原価総額の見積りの結果、将来の損失の発生が見込まれ損失金額を合理的に見積ることができる場合には、損失見込額を工事損失引当金として計上しております。 履行割合型の準委任契約を原則とすることにより、受注時の工数見積りの不確実性や開発期間の超過に伴う採算性の悪化のリスクを極小化しております。また、契約の締結に際し、長期間にわたる大型かつ包括的な請負契約を避けて複数の個別契約に分割して影響を極小化する、あるいは部分的に検収を受ける、仕様追加や変更に対して追加受注を受ける等の方針を採用しております。 但し、一部のプロジェクトについては、そのプロジェクトの内容・規模により請負契約を行う場合もあり、このような場合には、受注時点で想定した見積工数や開発期間を超過する可能性があります。そのため、請負契約を締結する場合には、顧客への見積提示前に品質監理部による見積会議において契約の妥当性を検証することにより、受注時の見積精度の向上を図るとともに、週次での事業本部による進捗会議に加えて、品質監理部による品質確保のための施策を行ってプロジェクトの進捗管理及び工程管理の徹底を図っております。また、月次の業績を点検する会議(業績点検会議)において、主にプロジェクトの採算面からの管理も実施しております。 しかしながら、見積時点では想定できなかった事態の発生等により見積りと実績が乖離した場合には、経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。また、そうした事態が生じた場合、納期遅延の要因となり、債務不履行による損害賠償請求、契約の解除等につながるおそれがあるとともに、信用が損なわれ競争力が低下する可能性もあります。 さらに、システム構築に際してはシステム上の不具合等の発生を完全に防止することは困難であることから、当社グループの責任において不具合等を治癒するための追加的なコストが発生した場合、顧客の既存システムに影響を与えるようなシステムトラブル等が生じた場合、開発スケジュールや検収タイミングが遅延した場合及び債務不履行責任や契約不適合責任等の法的責任を負う場合等にも、経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ② デファクトスタンダード製品への依存度が高いことについて グローバルなデファクトスタンダード(事実上の業界標準)のプラットフォームをベースにソリューションの提供をしております。クラウドソリューション事業において、Salesforce.com社やMicrosoft社が提供するクラウドサービスなどを中心に展開しております。デジタルソリューション事業においては、SAS社のデータ分析ツールなど、また、ビジネスソリューション事業では、SAP社のERPパッケージに係わるサービスを中心に展開しております。これらのプラットフォームが長期間に渡り市場占有率の高いものであると認識しておりますが、この状況が今後も継続される保証はありません。何らかの事情により、その優位性若しくは競争力が低下した場合、経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ③ 保守及び運用サービスにおけるリスクについて プラットフォーム運用サービス事業は、当社グループの従業員等が顧客企業のシステム等の運用に関する各種要望に対応する業務であります。当該業務は一旦受注すると業務の性質上、継続受注する傾向にありますが、顧客の方針変更により契約内容が変更となる、あるいは何らかの理由により顧客との契約が終了する等した場合には、一時的に余剰人員が発生し、固定費負担が経営成績を圧迫する可能性があります。また、従業員等がオペレーションミス等で誤った処理を行った結果、顧客に損害が発生した場合には当社グループがその損害を負担し、経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ④ 法的規制等の影響について 当社グループが行う事業に関しては、「特許法」、「商標法」、「著作権法」、「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律」(以下「労働者派遣法」といいます。) 、「下請代金支払遅延等防止法」、「個人情報の保護に関する法律」及びその他関連法令の規制を受けております。また、主に人材を活用する事業であることから、「労働基準法」及び関連法令の遵守にも特に留意する必要があります。これらの法的規制は、社会状況の変化等に応じて、今後も適宜改正ないし解釈の変更等がなされる可能性があり、これらに的確に対応できなかった場合には、経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 なお、事業の契約形態には請負契約、準委任契約、および労働者派遣契約が存在しますが、現状では請負契約と準委任契約が大部分を占めております。請負契約は仕事の結果に責任を負うことになり、成果物についての契約不適合責任や製造物責任の追及を受ける可能性があります。請負契約と労働者派遣契約との違いを踏まえて適切な体制を整備するよう努めておりますが、請負により行われる事業と労働者派遣事業の区分に関する監督官庁による解釈等が変更された場合には、運営体制を変更する必要等が生じ、経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 情報管理について 個人情報や顧客の機密情報を取扱う場合があります。顧客情報管理に関しては、秘密保持を含めた契約の締結及び情報管理を実践し、社員の入社時と毎年、秘密保持等に係る誓約書提出を義務付けし、各部門、個人毎に情報管理・指導を徹底しております。また、2004年2月に社団法人情報サービス産業協会の認定のもと「プライバシーマーク」の使用許諾を受け、2026年2月の定期更新でも合格認定を得ております。このように情報漏洩を未然に防ぐ措置を講じるよう努めておりますが、何らかの要因で顧客企業の情報や個人情報が漏洩した場合、信用失墜や損害賠償請求により、経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 優秀な人材の確保について 事業運営に当たっては、経営資源としての優秀な人材の確保が必要不可欠なものと認識しております。現在の流動的な労働市場の中で、必要な人材の採用と人材育成に努めております。また、ビジネスパートナー制度を採用し、業務の一部を外注先に委託しており、総製造費用に占める外注費の割合は2025年3月期においては49.8%、2026年3月期においては48.8%となっております。今後、必要とする優秀な人材を採用できない場合や多くの退職者が生じた場合ならびに当社グループが求める技術レベルを満たす外注要員がタイムリーに確保できない等の場合には、経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 大規模な自然災害や感染症に関するリスクについて 大規模な地震、台風等の自然災害により、当社グループや顧客の建物、設備ならびに従業員が被災した場合、あるいは、インフルエンザや新型コロナウイルス等の感染症が流行した場合、従業員による出勤や業務遂行に支障が生じ、経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。加えて、これらの自然災害や感染症の拡大が国内景気の動向や顧客の業績に影響する場合には、顧客のIT投資が抑制され、新規プロジェクトの減少や既存プロジェクトの規模の縮小等により、経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ M&A及び資本業務提携について M&A及び資本業務提携(以下、「M&A等」といいます。)を主要な経営戦略の一つと考えております。 M&A等を実施する場合、外部の専門家を利用して、デューデリジェンス及び株価算定を実施しております。これらの作業によって得られた情報を参考とし、また、被取得企業との協業によるシナジー効果も勘案して、取得原価を含む契約の諸条件を協議・検討したうえで、最終的に取締役会において契約内容の審議・承認を行っております。さらに、必要に応じて、外部の専門家を利用して、企業結合時に被取得企業から受け入れた識別可能資産及び負債に対する取得原価の配分作業を実施し、のれんの計上額を決定しております。 このように、M&A等の実行に際しては、対象企業に対してデューデリジェンス等を行い、各種リスク低減に努めておりますが、当初想定したシナジー、事業拡大等の効果が得られない可能性及び経営環境や事業の状況の著しい変化等により対象企業の超過収益力が棄損して経営成績が想定どおり進捗しない可能性等があります。その場合、のれんの減損損失等、経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (2) 経営成績の季節的な変動について 経営成績は、顧客の業績変動による影響を受けます。また、顧客のIT投資予算の規模・予算の消化スケジュールの影響も受けます。このため、売上高は、上半期に比較して下半期の割合が高くなる傾向があります。ただし、下半期の売上高が当該期の上半期の売上高を上回る保証はありません。また、販売費及び一般管理費のほとんどの科目が毎月ほぼ均等額が発生すること、新卒採用者の受け入れにより、上半期は不稼働時間の発生や研修費用の発生等で固定費が増加することから、経常利益も、上半期に比較して下半期の割合が高くなる傾向があります。 決算期   2025年3月期   2026年3月期 上半期   下半期   上半期   下半期 金額(百万円)   比率(%)   金額(百万円)   比率(%)   金額(百万円)   比率(%)   金額(百万円)   比率(%) 売上高   17,794   49.0   18,546   51.0   18,652   48.9   19,456   51.1 経常利益   1,984   42.6   2,675   57.4   2,079   44.1   2,632   55.9 (注) 下半期の数値は、通期の数値より上半期の数値を差し引いたものであり、独立監査人による監査を受けておりません。 (3) 知的財産権について 他者が保有する知的財産権を巡る重要な法的紛争が生じた事実はありません。知的財産権に十分留意しながら事業を行っておりますが、今後、知的財産権を巡る法的紛争が発生する可能性があります。何らかの理由から当社グループが法的紛争の当事者となった場合、損害賠償や差止請求を受ける可能性、紛争相手の主張に理由があると否とを問わずその紛争解決に多大な時間と費用を要する可能性及び今後の事業戦略や経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 また、連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 (1) 経営成績 企業経営において、デジタル技術を駆使した戦略的な業務改革の重要性が高まり、企業のデジタル領域への投資が拡大しています。従来のシステムインテグレーションに加え、生成AIなどの新技術を活用したシステム開発の内製化支援やシステム運用業務のアウトソーシングなど、お客様のニーズは多様化し、より高度なサービスが求められています。 当社グループはこのような潮流を長期的な成長機会と捉え、お客様のデジタル化支援にとどまらず、当社自身の変革を目指す「コムチュア・トランスフォーメーション(CX)」を推進しています。2032年3月期に売上高1,000億円の達成を目指す戦略として、グローバルベンダー各社との連携強化を主軸に、当社独自のテンプレートやソリューションを付加価値として組み合わせて提供することで、お客様のビジネスモデル変革を支援しています。 中でも、AI技術は企業の業務改革における中核的な役割を担いつつあります。当社はこうしたニーズに応えるため、2025年6月30日に株式会社ヒューマンインタラクティブテクノロジー(以下、「HIT」)の株式を取得し、連結子会社化しました。HITはAI導入に関するコンサルティングから運用支援までを一貫して提供しています。これにより、当社グループでは、AI活用のための研修メニューの提供から、AIコンサルティング、AI関連ソリューションの提供まで、包括的なサービス提供が可能となりました。今後はグループ内でのシナジーを最大限に発揮し、さらなる成長を加速させてまいります。 市場環境が好調な一方で、優秀な技術者の確保は依然として最優先課題となっています。当社では、採用・育成・待遇改善の3つのテーマに対する人的資本投資に注力しています。まず、採用については、中途採用を58名、2026年4月入社の新卒社員を158名採用しました。次に、育成については、新卒社員に対しては入社後3か月間を育成期間として集中的な研修を実施し、早期戦力化を進めました。既存社員に対しては、プロジェクトマネージャー(PM)の育成強化を目的とした社内PM認定制度や研修プログラムの見直しを行うとともに、マルチスキル化やリスキリングにも積極的に取り組んでいます。これらの研修には、グループ会社のIT研修会社であるエディフィストラーニング社のプログラムを活用し、グループ全体の人材育成を推進しています。最後に、待遇改善については、毎年継続的に実施しており、2025年度もこれまでと同水準の平均5.1%昇給を実施しました。さらに、協力会社との戦略的な強化、特に主要な協力会社のコアパートナー化を進めることで、即戦力となる技術者の優先的な提供体制を構築しています。 以上の結果、当連結会計年度における当社グループの業績は以下のとおりとなりました。 (百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   増減   増減率 売上高   36,341   38,109   1,768   4.9   % 売上総利益   8,235   8,135   △100   △1.2   % 営業利益   4,630   4,660   29   0.6   % 経常利益   4,660   4,711   51   1.1   % 親会社株主に帰属する当期純利益   3,160   3,284   124   3.9   % 売上高は、Microsoft、Salesforce、Databricksなどのクラウドプラットフォームビジネスの伸長、HITの連結子会社化などにより、前年同期比で4.9%の増収となりました。 売上総利益は、事業部門における社員数の増加や昇給に伴う労務費の増加などにより、前年同期比で1.2%の減益となりました。 営業利益は、間接部門の業務効率化による外部委託費の減少に取り組んだことなどにより、前年同期比で0.6%の増益となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益は、前年同期比で3.9%の増益となりました。 企業経営の健全性の指標である自己資本比率は74.6%となり、健全性の高い経営を実践しております。 事業別の業績についてですが、当社の事業は以下の5つの区分です。 事業区分   事業内容 クラウドソリューション事業   グローバルなSaaSベンダー(Microsoft,Salesforce,ServiceNowなど)との連携によるコラボレーション・CRMなどのクラウドサービス導入時のコンサルティングやインテグレーションサービスの提供など デジタルソリューション事業   グローバルなAIベンダー(Google Cloud, Amazon Web Servicesなど)との連携によるデータ基盤の構築や、グローバルなデータ分析ベンダー(SAS, Informatica, Databricksなど)との連携によるデータ分析ソリューションの提供など ビジネスソリューション事業   グローバルなERPパッケージベンダーとの連携による会計(SAPなど)・人事(SuccessFactorsなど)や、フィンテックなど基幹システムの構築・運用・モダナイゼーションなど プラットフォーム・運用サービス事業   仮想化ソフトウエア(Kubernetesなど)を活用したハイブリッドクラウド環境や仮想化ネットワーク(Ciscoなど)の設計・構築・運用、グローバルなツールを活用した自社センターでのシステムの遠隔監視サービス、ヘルプデスクなど デジタルラーニング事業   グローバルなベンダー(Microsoft, Salesforce, ServiceNowなど)との連携によるベンダー資格取得のための教育、デジタル人材育成のためのITスキルの習得など 事業別の売上高と売上総利益の状況は、以下の通りです。 クラウドソリューション事業は、MicrosoftやSalesforceなど主力ビジネスの回復や、ベンダー各社との連携強化などにより、売上高および売上総利益はともに増加いたしました。 デジタルソリューション事業は、Amazon Web ServicesやDatabricksを中心に、データマネジメントや生成AI領域の伸長などにより売上高は増加した一方で、営業機会の増加に伴う技術者の提案活動工数の一時的な増加や、新入社員の育成強化に伴う有償化の遅れなどにより、売上総利益は減少いたしました。 ビジネスソリューション事業は、全銀API接続や金融業向けデジタル化支援などの業界特化型ビジネスの拡大、ERP導入案件および西日本エリアにおける案件増加などにより売上高は増加した一方で、社内システム刷新(SAP HANA導入)を優先的に対応したことなどにより売上総利益は減少いたしました。 プラットフォーム・運用サービス事業は、インフラ・運用領域での高付加価値案件の獲得やオンサイト型ヘルプデスクサービスの需要増加などにより、売上高は増加した一方で、遠隔監視サービスおよびセンター型ヘルプデスクサービスのビジネスモデル再構築に伴うエンジニアの稼働低下などにより、売上総利益は減少いたしました。 デジタルラーニング事業は、AI関連の研修需要の増加、新入社員研修における受講者数の増加や提供コースの拡大などにより、売上高は増加した一方で、一部の資格取得研修の開催数減少や収益性低下の影響により、売上総利益は減少いたしました。 (百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   増減   増減率 クラウドソリューション事業   売上高   9,466   9,695   228   2.4   % 売上総利益   2,128   2,178   50   2.4   % デジタルソリューション事業   売上高   5,176   5,793   616   11.9   % 売上総利益   1,178   1,157   △21   △1.8   % ビジネスソリューション事業   売上高   13,729   14,555   825   6.0   % 売上総利益   3,317   3,310   △7   △0.2   % プラットフォーム・運用サービス事業   売上高   6,322   6,336   14   0.2   % 売上総利益   1,173   1,062   △110   △9.5   % デジタルラーニング事業   売上高   1,645   1,728   83   5.1   % 売上総利益   437   426   △10   △2.5   % (注)当連結会計年度より各事業の範囲を見直したことにより、前連結会計年度のクラウドソリューション事業の売上高は3,998百万円減少、売上総利益は1,140百万円減少し、ビジネスソリューション事業の売上高は3,998百万円増加、売上総利益は1,140百万円増加しております。 生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。 ① 生産実績 各種システムのコンサルティング、構築、保守、運用及び教育に係るサービスの提供を行っており、生産実績を定義することは困難であるため記載しておりません。 ② 受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前期比(%)   受注残高(百万円)   前期比(%) ソリューションサービス事業   39,044   7.9   9,865   10.9 (注) 当社グループの事業は単一セグメントであります。 ③ 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前期比(%) ソリューションサービス事業   38,109   4.9 (注) 当社グループの事業は単一セグメントであります。 (2) 財政状態 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べて1,440百万円増加し、27,052百万円となりました。これは主に、HIT株式取得のための支出等により現金及び預金が2,055百万円減少した一方で、新規にオフィスビルの賃貸借契約を締結したこと等により差入保証金が1,689百万円、新基幹システム導入作業によりソフトウエア仮勘定が786百万円、HIT連結子会社化によりのれんが663百万円並びに投資有価証券が270百万円、売上高の増加等により受取手形及び売掛金が303百万円、それぞれ増加したことによるものであります。 当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べて282百万円減少し、6,860百万円となりました。これは主に、従業員の増加等により賞与引当金が121百万円増加した一方で、予定納付の増加により未払法人税等が171百万円、支払等により未払費用が157百万円、それぞれ減少したことによるものであります。 当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べて1,722百万円増加し、20,191百万円となりました。これは主に、剰余金の配当1,578百万円を上回る親会社株主に帰属する当期純利益3,284百万円を計上したことによるものであります。 (3) キャッシュ・フロー 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて2,055百万円減少し、10,826百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 営業活動の結果獲得した資金は3,414百万円(前年同期比6.9%増)となりました。これは主に、法人税等の支払額が1,642百万円、売上債権の増加額が214百万円、仕入債務の減少額が107百万円あった一方で、税金等調整前当期純利益が4,711百万円、のれん償却額が459百万円、減価償却費が193百万円、法人税等の還付額が178百万円、賞与引当金の増加額が113百万円あったことによるものであります。 投資活動の結果使用した資金は3,894百万円(前年同期比321.5%増)となりました。これは主に、差入保証金の差入による支出が1,664百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出が1,277百万円、無形固定資産の取得による支出が944百万円あったことによるものであります。 財務活動の結果使用した資金は1,575百万円(前年同期比4.2%増)となりました。これは主に、配当金の支払額が1,575百万円あったことによるものであります。 資本の財源及び資金の流動性については、当連結会計年度末において総資産のおよそ40.0%の手元資金を保有していることから、十分な財源及び高い流動性を確保していると考えております。なお、本報告書提出日現在において、重要な資本的支出または重要な買収等の予定はありません。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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