概要
神東塗料は1933年に設立された塗料・化成品メーカーである。本社を兵庫県尼崎市に置き、従業員数は399名。2025年3月期の連結売上高は208億円、営業利益2億円、当期純損失1億円。大日本塗料株式会社の連結子会社として、自動車用、工業用、防食用など多様な塗料と、防疫薬剤などの化成品を手がける。東京証券取引所スタンダード市場に上場(証券コード4615)。
塗料と化成品の二本柱で構成される事業
神東塗料グループの事業は「塗料事業」と「化成品事業」の二つのセグメントに分かれる。塗料事業が売上の大半を占め、2025年3月期の販売実績は214億2000万円(前期比3.4%増)で全体の99.7%を占める。化成品事業は6100万円(同29.8%増)と小規模だが、防疫薬剤や工業用殺菌剤の受託生産を手がけている。塗料事業の中では、インダストリアル分野(工業用塗料)、インフラ分野(防食塗料など)、自動車用塗料分野、その他(軌道材料など)に細分化される。グループは子会社7社、関連会社5社で構成され、国内販売子会社や海外生産拠点を通じて幅広い顧客に対応する。
国内販売網と海外展開の二層構造
国内販売は、連結子会社であるシントーファミリー株式会社(家庭用塗料)、株式会社九州シントー、株式会社早神などが担う。また、大東建託パートナーズ株式会社向けが売上の22.5%(2025年3月期)を占める大口取引先である。海外では、インドネシアにPT. Shinto Paint Manufacturing Indonesia(連結子会社)、タイにTOA-SHINTO(THAILAND)CO.,LTD.(持分法適用関連会社)、台湾に神東艾仕得塗料系統股份有限公司(持分法適用関連会社)などを持ち、現地生産と技術指導を行う。かつては上海に販売会社を有していたが、2025年9月に清算を結了している。
大日本塗料グループ傘下で進む再編
2025年3月、大日本塗料株式会社による公開買付けと第三者割当増資により、神東塗料は大日本塗料の連結子会社となった。これにより、両社の間で電着塗料の生産能力増強や粉体塗料の技術シナジー、販売網の相互活用などが計画されている。神東塗料単体では2022年4月に東京証券取引所スタンダード市場へ移行し、時価総額は小規模ながら、親会社の支援のもとで収益力の回復を目指す。2026年度を初年度とする4ヶ年の中期経営計画では、売上高営業利益率の向上を最重点指標に掲げ、新規開発と生産性向上に取り組む方針である。
四期連続無配の厳しい収益状況
2025年3月期の連結業績は、売上高208億円(前期比3.5%増)と増収となったものの、営業利益は2億5500万円(同10.8%増)、経常利益は3億9300万円(同16.5%減)と低水準。親会社株主に帰属する当期純損失は5億9300万円(前期は5900万円の損失)と赤字幅が拡大した。特別損失として福利厚生施設の売却に伴う減損損失を計上したことが響いた。これにより、期末配当は4期連続で無配となっている。総資産は312億円、自己資本比率は約40%だが、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる事象が存在する旨を有価証券報告書に記載している。
業界の中での役割は塗料・化成品メーカー(大日本塗料グループの一員)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2021/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 塗料事業 | 182億円 | 90.1% | 2億円 | 1.1% |
| 化成品事業 | 20億円 | 9.9% | 0億円 | 0.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01各種産業向け塗料主力
合成樹脂塗料等の製造販売を行い、子会社や関連会社を通じて販売。ジャパンカーボラインや神東アクサルタ コーティング システムズ向けの受託生産・製品供給も行う。海外子会社・関連会社への技術指導も実施。
- 合成樹脂塗料
- 各種産業用途向けの合成樹脂塗料。自動車・産業機器など幅広い分野に供給。
- 受託生産・製品供給
- 子会社や関連会社向けに塗料の受託生産および製品供給を行う。
02化成品準主力
住化エンバイロメンタルサイエンスより防疫薬剤及び工業用殺菌剤の受託生産を行っている。
- 防疫薬剤
- 感染症予防のための薬剤。受託生産にて提供。
- 工業用殺菌剤
- 工業用途向けの殺菌剤。受託生産にて提供。
製品と技術
自動車・重機向け電着塗料と粉体塗料
神東塗料の主力製品の一つが電着塗料であり、自動車ボディや重機部品の防錆下塗りに使用される。2026年度には生産能力を増強する設備が完成予定で、自動車向け拡販を狙う。粉体塗料は環境負荷の少ない塗料として注目され、大日本塗料との技術シナジーによる新製品開発が進められている。また、工業用塗料分野では、トータル環境負荷低減を実現する塗装システムの提案により、新規顧客の開拓を図る。これらの製品は主に尼崎工場、千葉工場、東海事業所で生産され、国内販売子会社や大口取引先である大東建託パートナーズ、神東アクサルタ コーティング システムズを通じて供給される。
防食塗料とインフラ向け高機能製品
インフラ分野では、防食塗料が重要な位置を占める。重機向け塗料や工場設備補修向け塗料の需要が堅調で、連結子会社のジャパンカーボライン株式会社が手がける工事売上も好調である。また、軌道材料製品分野では、道床安定剤の出荷が好調に推移している。これらの製品は、橋梁、プラント、鉄道など社会インフラの維持・補修に不可欠であり、神東塗料の高い技術力が生かされている。化成品事業では、住化エンバイロメンタルサイエンスからの受託生産として防疫薬剤や工業用殺菌剤を製造しているが、売上高は塗料事業に比べ小規模である。
家庭用塗料から産業用まで幅広い汎用塗料
子会社シントーファミリー株式会社が販売する家庭用塗料は、一般消費者向けにDIY市場などで流通している。工業用塗料分野では、建築資材向け塗料、汎用塗料なども手がけており、顧客の環境・安全・省エネ指向に訴求する製品開発に注力している。自動車用塗料分野では、一部納入先の生産量減少により出荷数量は減少したが、価格改定により増収を達成。これらの製品群は、塗料事業全体の約3割を占めるインダストリアル分野の一部を構成し、多様な産業ニーズに応えている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
同業の企業
化学の時価総額近傍。太字が神東塗料
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 9385ショーエイコーポレーション | 59億円 | 6.8倍 |
| 2 | 4926シーボン | 53億円 | 24.8倍 |
| 3 | 4934プレミアアンチエイジング | 52億円 | 18.0倍 |
| 4 | 4242タカギセイコー | 50億円 | 3.1倍 |
| 5 | 6776天昇電気工業 | 49億円 | 9.7倍 |
| 6 | 4615神東塗料 | 45億円 | — |
| 7 | 177Aコージンバイオ | 43億円 | 17.2倍 |
| 8 | 4274細谷火工 | 43億円 | 20.0倍 |
| 9 | 4120スガイ化学工業 | 40億円 | 8.3倍 |
| 10 | 373Aリップス | 37億円 | 7.3倍 |
| 11 | 4247ポバール興業 | 37億円 | 9.8倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 49件
東洋塗料製造との合併で創業した1933年
神東塗料の前身は、1933年4月に東洋塗料製造株式会社と合併して設立された「神東塗料株式会社」である。合併により兵庫県尼崎市に本社を置く塗料メーカーが誕生した。設立から間もない1938年4月には住友化学工業株式会社(現住友化学)と資本・技術提携を結び、技術基盤を強化。同年5月には神東化学研究所を新設し、防腐防虫剤や香料、消毒剤、工業薬品、医薬品など塗料以外の分野にも進出した。1940年4月には国広工場(現尼崎工場)を新設し、本社を現在地である尼崎市南塚口町に移転。戦時中の1943年8月には帝国塗料株式会社と合併し、東京工場と改称するなど、戦前期に事業基盤を固めた。
戦後の上場と生産拠点拡充(1951〜1970年代)
1950年6月に東京支店を開設し、関東地域への販路を拡大。1951年6月には大阪証券取引所に株式を上場し、資金調達力を高めた。1965年8月には千葉工場を新設し、首都圏の需要に対応。1966年4月には日本メラミン株式会社と提携して技術交流を進め、1968年6月には本社に研究所を設置して研究開発体制を整備した。1969年には光揚塗料株式会社との提携、大東塗料株式会社の塗料部門の営業権譲受、1971年には石産ペイント株式会社の塗料部門の営業権譲受と、相次いで事業を拡大。量産体制と技術力の強化が進んだ。
電子材料進出と事業再編の1980〜1990年代
1986年7月、電子材料分野への進出を決定。1988年1月には東海事業所を新設し、中部地域の生産拠点を強化。同年7月には台湾の自動車用塗料分野へ進出するため現地法人を買収し、アジア展開の足がかりを得た。1993年1月には千葉工場内に液晶表示板用カラーフィルター工場を新設し、電子材料事業を本格化したが、1996年7月には同事業をケミトロン株式会社へ営業譲渡。1997年10月には化成品事業をシントーファイン株式会社(現住化エンバイロメンタルサイエンス)へ、自動車用塗料・工業用電着塗料事業を関連会社のデュポン神東・オートモティブ・システムズ株式会社(現神東アクサルタ コーティング システムズ)へそれぞれ営業譲渡し、事業の選択と集中を図った。
ISO認証取得と海外生産拠点の設立(2000年代)
2000年3月には連結子会社であった株式会社東京シントーと株式会社西部シントーから営業を譲り受け、販売子会社を整理。2001年1月には環境マネジメントシステム国際規格ISO14001の審査登録を完了し、環境対応を強化した。2002年3月にはエスピー興産株式会社を合併。2006年12月には台湾の関連会社株式をデュポン神東・オートモティブ・システムズへ売却し、グループ内の整理を進めた。2007年9月にはジャパンカーボライン株式会社を持分法適用会社から連結子会社に変更。2012年6月にはインドネシアにPT. Shinto Paint Indonesia(持分法適用関連会社)、翌2013年3月にはPT. Shinto Paint Manufacturing Indonesia(連結子会社)を設立し、東南アジアでの生産拠点を立ち上げた。
大日本塗料の傘下入りと新たな体制へ(2020年代)
2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第一部からスタンダード市場へ移行。2023年10月には連結子会社の株式会社北海道シントーを吸収合併し、販売体制を簡素化した。2025年3月、大日本塗料株式会社による公開買付けと第三者割当増資が成立し、神東塗料は大日本塗料の連結子会社となった。これにより、両社間での電着塗料の生産能力増強や粉体塗料の技術協力、販売網の相互活用が計画されている。2026年度からは4ヶ年の中期経営計画を策定し、収益力の回復と親会社株主に帰属する当期純利益の確保を目指す。沿革上、2025年9月には上海の関連会社を清算し、海外事業の整理も進めている。
年表49件を開く
1930年代
- 1933年4月創業東洋塗料製造株式会社と合併し「神東塗料株式会社」を設立
- 1938年4月住友化学工業株式会社(現住友化学株式会社)と資本・技術提携
- 1938年5月神東化学研究所(元化成品事業部大阪工場)を新設、防腐防虫剤・香料・消毒剤・その他工業薬品・医薬品・医薬部外品の製造開始
1940年代
- 1940年4月国広工場(現尼崎工場)を新設、本社を現在地(尼崎市南塚口町)に移転
- 1943年8月M&A帝国塗料株式会社と合併、東京工場と改称
1950年代
- 1950年6月東京支店を開設
- 1951年6月上場大阪証券取引所に株式上場
1960年代
- 1965年8月千葉工場を新設
- 1966年4月日本メラミン株式会社と提携
- 1968年6月本社に研究所を設置し、研究体制を整備
- 1969年4月光揚塗料株式会社と提携
- 1969年5月大東塗料株式会社の塗料部門の営業権譲受
1970年代
- 1971年9月石産ペイント株式会社の塗料部門の営業権譲受
- 1978年8月シントーファミリー株式会社(現連結子会社)を設立し、家庭用塗料の販売開始
1980年代
- 1985年2月塗料販売会社、株式会社北海道シントー(連結子会社)営業開始
- 1986年7月電子材料分野に進出
- 1987年7月日本油脂株式会社と自動車用塗料で技術提携
- 1988年1月東海事業所を新設
- 1988年7月M&A台湾の自動車用塗料分野へ進出のため現地法人を買収(現神東艾仕得塗料系統股份有限公司・持分法適用関連会社)
- 1989年1月塗料販売会社、株式会社中部シントー(連結子会社)営業開始
- 1989年2月東京研究所を移転し、跡地再開発事業着手
- 1989年3月東京事業所を新設
1990年代
- 1991年8月東京研究所跡地に賃貸用マンション棟開設
- 1991年10月東京研究所跡地に賃貸用オフィスビル棟開設
- 1991年10月塗料販売会社、株式会社九州シントー(現連結子会社)営業開始
- 1993年1月千葉工場液晶表示板用カラーフィルター工場新設
- 1993年10月M&A株式会社シントーケミトロンを合併
- 1994年3月尼崎工場内に化成品工場を新設し、化成品事業部大阪工場を売却
- 1995年1月塗料販売会社、株式会社東京シントー(連結子会社)営業開始
- 1996年4月塗料販売会社、株式会社西部シントー(連結子会社)営業開始
- 1996年7月液晶表示板用カラーフィルター事業をケミトロン株式会社へ営業譲渡
- 1997年7月品質マネジメントシステム国際規格ISO9000S審査登録
- 1997年10月化成品事業をシントーファイン株式会社(現住化エンバイロメンタルサイエンス株式会社)へ営業譲渡
- 1997年10月自動車用塗料・工業用電着塗料(アルミ電着塗料を除く)事業を関連会社のデュポン神東・オートモティブ・システムズ株式会社(現神東アクサルタ コーティング システムズ株式会社・持分法適用関連会社)へ営業譲渡
2000年代
- 2000年3月株式会社東京シントー及び、株式会社西部シントーから営業譲受し、両連結子会社は解散
- 2001年1月環境マネジメントシステム国際規格ISO14001審査登録
- 2001年9月賃貸用マンション棟、オフィスビル棟売却
- 2002年3月M&Aエスピー興産株式会社を合併
- 2006年12月台湾神東化学股份有限公司(現神東艾仕得塗料系統股份有限公司・持分法適用関連会社)の保有株式を関連会社であるデュポン神東・オートモティブ・システムズ株式会社(現神東アクサルタ コーティング システムズ株式会社・持分法適用関連会社)へ売却
- 2007年9月商号変更ジャパンカーボライン株式会社を、持分比率の増加及び実質支配力基準の適用により、持分法適用会社から連結子会社に変更
2010年代
- 2012年6月創業PT. Shinto Paint Indonesia(現持分法適用関連会社)を設立
- 2012年9月創業神之東塗料貿易(上海)有限公司(持分法適用関連会社)を設立(2025年9月 清算 結了)
- 2013年3月PT. Shinto Paint Manufacturing Indonesia(現連結子会社)を設立
- 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場統合に伴い、東京証券取引所市場第一部に上場
- 2013年12月株式会社中部シントー(連結子会社)解散
- 2016年4月Shinto TOA Vietnam Co., Ltd.(現非連結子会社)を設立
2020年代
- 2022年4月東京証券取引所スタンダード市場へ移行
- 2023年10月M&A株式会社北海道シントーを合併
- 2025年3月大日本塗料株式会社による当社株式の公開買付及び同社に対する第三者割当増資により同社の連結子会社となる。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は2つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。
- 親会社株主に帰属する当期純利益2026年度まで確保(具体的数値なし)
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
積極的な新規開発と拡販の実現
電着塗料の生産能力増強設備を活用した自動車向け拡販や、環境対応型塗料の開発、大日本塗料との技術シナジーによる粉体塗料の新製品開発、工業用塗料の開発資源集中、販売網の相互活用、分野別ビジネスユニット制の導入により拡販を早期に実現する。
- 02
生産性の向上
連結人員を増やさずに利益率を向上させるため、大日本塗料との生産最適化、サプライチェーンマネジメントの高度化、間接部門の最適化、塗料配合・製法合理化によるコスト削減に取り組む。また役割分担の見直しと権限移譲により課題解決のスピードを高める。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で399人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は544万円で、9期前と比べて+4.4%。平均年齢は43.9歳、平均勤続年数は14.6年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 419 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 434 | — |
| 2019年3月 | 521 | 39.8 | 12.8 | 444 | — |
| 2020年3月 | 523 | 40.8 | 13.5 | 455 | — |
| 2021年3月 | 524 | 41.4 | 13.7 | 453 | — |
| 2022年3月 | 514 | 41.3 | 13.5 | 468 | — |
| 2023年3月 | 509 | 42.5 | 14.6 | 441 | — |
| 2024年3月 | 516 | 43.2 | 14.5 | 423 | — |
| 2025年3月 | 525 | 43.6 | 14.5 | 405 | 49 |
| 2026年3月 | 544 | 43.9 | 14.6 | 399 | 75 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社11社(国内 7 / 海外 4、うち連結子会社 6) を有報から抽出しています。
- 国内大日本塗料㈱(注)3大阪市 中央区 · その他の関係会社議決権50.1%
- 国内シントーファミリー㈱(注)4東京都 新宿区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱早神大阪市 北区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱九州シントー福岡市 博多区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内シントーサービス㈱兵庫県 尼崎市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内ジャパンカーボライン㈱(注)5,6東京都 江東区 · 連結子会社議決権50.0%
- 海外PT. Shinto Paint Manufacturing Indonesia (注)7Bekasi, Indonesia · 連結子会社議決権100.0%
- 国内神東アクサルタ コーティング システムズ㈱東京都 江東区 · 持分法適用会社議決権50.0%
- 海外神東艾仕得塗料系統股份有限公司台湾省 台北市 · 持分法適用会社議決権50.0%
- 海外PT. Shinto Paint IndonesiaJakarta, Indonesia · 持分法適用会社議決権70.0%
- 海外TOA-SHINTO (THAILAND)CO.,LTD.Bangkok, Thailand · 持分法適用会社議決権49.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は215億円、営業利益は3億円。前期と比べると増収増益で、売上が+3.4%、利益が+50.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 190億円 | 215億円 |
| 営業利益 | 2億円 | 3億円 |
| 純利益 | 2億円 | -6億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は52億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+13.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 44 | — | — | −5 |
| 2024年1Q | 46 | −2 | −4.3 | −2 |
| 2024年2Q | 49 | −2 | −4.1 | −3 |
| 2024年3Q | 54 | 0 | 0.0 | 1 |
| 2024年4Q | 41 | — | — | −1 |
| 2025年2Q | 101 | 1 | 1.0 | 2 |
| 2025年4Q | 107 | 1 | 0.9 | −3 |
| 2026年2Q | 107 | 1 | 0.9 | 1 |
| 2026年4Q | 108 | 2 | 1.9 | −7 |
| 2027年1Q | 52 | 1 | 1.9 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は234億円から215億円へ92%に減った。直近期の営業利益率は1.4%。売上は2期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場統合に伴い、東京証券取引所市場第一部に上場 | |||||
| 2013年3月 | 234 | — | 15 | — | 8 |
| 2014年3月 | 247 | — | 10 | — | 3 |
| 2015年3月 | 242 | — | 11 | — | 7 |
| Shinto TOA Vietnam Co., Ltd.(現非連結子会社)を設立 | |||||
| 2016年3月 | 229 | — | 11 | — | 5 |
| 2017年3月 | 214 | — | 11 | — | 6 |
| 2018年3月 | 220 | — | 11 | — | 7 |
| 2019年3月 | 221 | — | 7 | — | −3 |
| 2020年3月 | 225 | — | 8 | — | 5 |
| 2021年3月 | 202 | — | 2 | — | 7 |
| 2022年3月 | 191 | — | −2 | — | −18 |
| 株式会社北海道シントーを合併 | |||||
| 2023年3月 | 190 | — | −11 | — | −18 |
| 2024年3月 | 190 | — | −5 | — | −5 |
| 2025年3月 | 208 | 2 | 5 | 1.0 | −1 |
| 2026年3月 | 215 | 3 | 4 | 1.4 | −6 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高215億円のうち、営業利益として残るのは3億円で1.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-6億円、売上の-2.8%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金83.3%179億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金15.8%34億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.4%3億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが9億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは5億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は30億円で、売上の1.7ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 12 | −8 | −3 | 4 | 14 |
| 2014年3月 | 11 | −16 | 11 | −5 | 20 |
| 2015年3月 | 16 | −14 | 1 | 2 | 23 |
| 2016年3月 | 10 | −4 | −9 | 6 | 23 |
| 2017年3月 | 17 | −5 | −9 | 12 | 27 |
| 2018年3月 | 19 | −6 | −8 | 13 | 31 |
| 2019年3月 | 11 | −5 | −2 | 6 | 35 |
| 2020年3月 | 0 | −6 | 3 | −6 | 31 |
| 2021年3月 | 7 | 16 | −22 | 23 | 33 |
| 2022年3月 | 2 | −10 | 2 | −8 | 27 |
| 2023年3月 | −5 | −1 | 24 | −6 | 44 |
| 2024年3月 | 1 | −3 | −8 | −2 | 34 |
| 2025年3月 | 0 | −4 | −4 | −4 | 27 |
| 2026年3月 | 9 | −4 | −2 | 5 | 30 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は312億円。このうち返さなくてよい自己資本が142億円で、自己資本比率は42.0%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 348 | 144 | 204 | 40.0 |
| 2014年3月 | 363 | 147 | 216 | 39.2 |
| 2015年3月 | 371 | 160 | 211 | 41.4 |
| 2016年3月 | 360 | 165 | 195 | 44.0 |
| 2017年3月 | 355 | 171 | 184 | 46.2 |
| 2018年3月 | 369 | 177 | 192 | 46.0 |
| 2019年3月 | 364 | 171 | 193 | 44.9 |
| 2020年3月 | 354 | 175 | 179 | 47.3 |
| 2021年3月 | 337 | 181 | 156 | 51.2 |
| 2022年3月 | 326 | 162 | 164 | 46.9 |
| 2023年3月 | 339 | 144 | 195 | 39.9 |
| 2024年3月 | 330 | 142 | 188 | 40.2 |
| 2025年3月 | 320 | 146 | 174 | 42.5 |
| 2026年3月 | 312 | 142 | 170 | 42.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
化学 203社との比較
同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で203社中81位あたり、逆に低いのはROEで203社中195位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥133で、1年前と比べて+1.5%。過去52週の値幅のなかでは82%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (会社予想) | 22.6倍 |
| PBR | 0.34倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1ヶ月で+1.6%の小幅上昇。株価は25日線(127円)を僅かに上回り、75日線(127円)とほぼ同水準。52週高値(135円)から-5.2%、安値(119円)から+7.6%と狭いレンジ。出来高は薄く、上値追いには勢い不足。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)。
PERは直近赤字のため算出不能。PBR0.33倍は業界平均1.40倍を大きく下回り株価は純資産を下回るが、ROEが-4.4%と赤字で収益性が劣る。配当利回り0%で無配。業績は営業黒字だが純利益は赤字が続き、財務体質は弱い。資産価値割安だが収益力が伴わず、バリュエーションは割高と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (予想) | 22.6倍 | — |
| PBR | 0.34倍 | 1.41倍 |
| ROE | -4.4% | 7.4% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり0円で、前期から−50.0%。いまの株価に対する利回りは0.00%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 5 | — | 21.2 |
| 2018年3月 | 5 | 0.0 | 24.5 |
| 2019年3月 | 5 | 0.0 | — |
| 2020年3月 | 5 | 0.0 | 39.4 |
| 2021年3月 | 5 | 0.0 | 20.8 |
| 2022年3月 | 3 | −50.0 | — |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想—
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ3,815人。区分でいちばん多いのは事業法人で54.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が54.8%を占め、残る45.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 49.6 | 49.2 | 49.7 | 48.7 | 53.8 | 54.6 |
| 個人・その他 | 36.5 | 37.2 | 37.8 | 41.2 | 37.9 | 38.7 |
| 証券会社 | 2.1 | 2.3 | 3.6 | 3.1 | 4.3 | 3.4 |
| 外国法人 | 1.9 | 3.2 | 2.9 | 2.5 | 3.1 | 3.0 |
| 金融機関 | 9.9 | 8.0 | 6.1 | 4.5 | 0.8 | 0.2 |
| 自己株式 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 大日本塗料㈱ | 50.06 |
| 02 | 神東塗料取引先持株会 | 4.62 |
| 03 | 中島和信 | 2.61 |
| 04 | 阪本重治 | 2.34 |
| 05 | 神東塗料社員持株会 | 1.52 |
| 06 | 酒井一 | 1.50 |
| 07 | 高石文夫 | 1.47 |
| 08 | 楽天証券㈱ | 1.45 |
| 09 | CACEIS BANK FOR(NR)- NON TREATY(常任代理人)香港上海銀行東京支店 | 0.98 |
| 10 | ㈱SBI証券 | 0.96 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−165%、1株純資産は14期で−15%。直近期のROEは-4.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 27 | 450 | 6.1 | 9.8 | 32.8 |
| 2014年3月 | 11 | 459 | 2.5 | 18.8 | 108.9 |
| 2015年3月 | 23 | 496 | 4.7 | 9.8 | 41.4 |
| 2016年3月 | 15 | 510 | 2.9 | 11.8 | 29.6 |
| 2017年3月 | 21 | 529 | 4.0 | 10.3 | 21.2 |
| 2018年3月 | 24 | 547 | 4.4 | 10.4 | 24.5 |
| 2019年3月 | −10 | 528 | −1.9 | — | — |
| 2020年3月 | 17 | 540 | 3.2 | 8.5 | 39.4 |
| 2021年3月 | 22 | 557 | 4.0 | 9.6 | 20.8 |
| 2022年3月 | −59 | 494 | −11.2 | — | — |
| 2023年3月 | −58 | 436 | −12.5 | — | — |
| 2024年3月 | −16 | 429 | −3.7 | — | — |
| 2025年3月 | −2 | 400 | −0.4 | — | — |
| 2026年3月 | −17 | 385 | −4.4 | — | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
2026/3期の役員報酬は総額106百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 賞与百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 70 | 1 | 71 | 18 |
| 監査役 | 2 | 18 | 0 | 18 | 9 |
| 社外取締役 | 5 | 17 | — | 17 | 3 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容698字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,009字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク5,859字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,405字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
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- 四半期報告書四半期報告書-第130期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-05
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- 四半期報告書四半期報告書-第129期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-08
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