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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

神東塗料

SHINTO PAINT COMPANY, LIMITED4615 · Standard · 化学

大日本塗料グループに属する塗料メーカー。車両・産業用塗料を中心に、化成品事業も展開。

概要

神東塗料は1933年に設立された塗料・化成品メーカーである。本社を兵庫県尼崎市に置き、従業員数は399名。2025年3月期の連結売上高は208億円、営業利益2億円、当期純損失1億円。大日本塗料株式会社の連結子会社として、自動車用、工業用、防食用など多様な塗料と、防疫薬剤などの化成品を手がける。東京証券取引所スタンダード市場に上場(証券コード4615)。

塗料と化成品の二本柱で構成される事業

神東塗料グループの事業は「塗料事業」と「化成品事業」の二つのセグメントに分かれる。塗料事業が売上の大半を占め、2025年3月期の販売実績は214億2000万円(前期比3.4%増)で全体の99.7%を占める。化成品事業は6100万円(同29.8%増)と小規模だが、防疫薬剤や工業用殺菌剤の受託生産を手がけている。塗料事業の中では、インダストリアル分野(工業用塗料)、インフラ分野(防食塗料など)、自動車用塗料分野、その他(軌道材料など)に細分化される。グループは子会社7社、関連会社5社で構成され、国内販売子会社や海外生産拠点を通じて幅広い顧客に対応する。

国内販売網と海外展開の二層構造

国内販売は、連結子会社であるシントーファミリー株式会社(家庭用塗料)、株式会社九州シントー、株式会社早神などが担う。また、大東建託パートナーズ株式会社向けが売上の22.5%(2025年3月期)を占める大口取引先である。海外では、インドネシアにPT. Shinto Paint Manufacturing Indonesia(連結子会社)、タイにTOA-SHINTO(THAILAND)CO.,LTD.(持分法適用関連会社)、台湾に神東艾仕得塗料系統股份有限公司(持分法適用関連会社)などを持ち、現地生産と技術指導を行う。かつては上海に販売会社を有していたが、2025年9月に清算を結了している。

大日本塗料グループ傘下で進む再編

2025年3月、大日本塗料株式会社による公開買付けと第三者割当増資により、神東塗料は大日本塗料の連結子会社となった。これにより、両社の間で電着塗料の生産能力増強や粉体塗料の技術シナジー、販売網の相互活用などが計画されている。神東塗料単体では2022年4月に東京証券取引所スタンダード市場へ移行し、時価総額は小規模ながら、親会社の支援のもとで収益力の回復を目指す。2026年度を初年度とする4ヶ年の中期経営計画では、売上高営業利益率の向上を最重点指標に掲げ、新規開発と生産性向上に取り組む方針である。

四期連続無配の厳しい収益状況

2025年3月期の連結業績は、売上高208億円(前期比3.5%増)と増収となったものの、営業利益は2億5500万円(同10.8%増)、経常利益は3億9300万円(同16.5%減)と低水準。親会社株主に帰属する当期純損失は5億9300万円(前期は5900万円の損失)と赤字幅が拡大した。特別損失として福利厚生施設の売却に伴う減損損失を計上したことが響いた。これにより、期末配当は4期連続で無配となっている。総資産は312億円、自己資本比率は約40%だが、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる事象が存在する旨を有価証券報告書に記載している。

業界の中での役割は塗料・化成品メーカー(大日本塗料グループの一員)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
215億円
営業利益
3億円
営業利益率
1.4%
純利益
-6億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2021/3
事業売上構成比利益利益率
塗料事業182億円90.1%2億円1.1%
化成品事業20億円9.9%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01各種産業向け塗料主力

合成樹脂塗料等の製造販売を行い、子会社や関連会社を通じて販売。ジャパンカーボラインや神東アクサルタ コーティング システムズ向けの受託生産・製品供給も行う。海外子会社・関連会社への技術指導も実施。

主な製品・サービス2
合成樹脂塗料
各種産業用途向けの合成樹脂塗料。自動車・産業機器など幅広い分野に供給。
受託生産・製品供給
子会社や関連会社向けに塗料の受託生産および製品供給を行う。

02化成品準主力

住化エンバイロメンタルサイエンスより防疫薬剤及び工業用殺菌剤の受託生産を行っている。

主な製品・サービス2
防疫薬剤
感染症予防のための薬剤。受託生産にて提供。
工業用殺菌剤
工業用途向けの殺菌剤。受託生産にて提供。

製品と技術

自動車・重機向け電着塗料と粉体塗料

神東塗料の主力製品の一つが電着塗料であり、自動車ボディや重機部品の防錆下塗りに使用される。2026年度には生産能力を増強する設備が完成予定で、自動車向け拡販を狙う。粉体塗料は環境負荷の少ない塗料として注目され、大日本塗料との技術シナジーによる新製品開発が進められている。また、工業用塗料分野では、トータル環境負荷低減を実現する塗装システムの提案により、新規顧客の開拓を図る。これらの製品は主に尼崎工場、千葉工場、東海事業所で生産され、国内販売子会社や大口取引先である大東建託パートナーズ、神東アクサルタ コーティング システムズを通じて供給される。

防食塗料とインフラ向け高機能製品

インフラ分野では、防食塗料が重要な位置を占める。重機向け塗料や工場設備補修向け塗料の需要が堅調で、連結子会社のジャパンカーボライン株式会社が手がける工事売上も好調である。また、軌道材料製品分野では、道床安定剤の出荷が好調に推移している。これらの製品は、橋梁、プラント、鉄道など社会インフラの維持・補修に不可欠であり、神東塗料の高い技術力が生かされている。化成品事業では、住化エンバイロメンタルサイエンスからの受託生産として防疫薬剤や工業用殺菌剤を製造しているが、売上高は塗料事業に比べ小規模である。

家庭用塗料から産業用まで幅広い汎用塗料

子会社シントーファミリー株式会社が販売する家庭用塗料は、一般消費者向けにDIY市場などで流通している。工業用塗料分野では、建築資材向け塗料、汎用塗料なども手がけており、顧客の環境・安全・省エネ指向に訴求する製品開発に注力している。自動車用塗料分野では、一部納入先の生産量減少により出荷数量は減少したが、価格改定により増収を達成。これらの製品群は、塗料事業全体の約3割を占めるインダストリアル分野の一部を構成し、多様な産業ニーズに応えている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

同業の企業

化学の時価総額近傍。太字が神東塗料

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19385ショーエイコーポレーション59億円6.8倍
24926シーボン53億円24.8倍
34934プレミアアンチエイジング52億円18.0倍
44242タカギセイコー50億円3.1倍
56776天昇電気工業49億円9.7倍
64615神東塗料45億円
7177Aコージンバイオ43億円17.2倍
84274細谷火工43億円20.0倍
94120スガイ化学工業40億円8.3倍
10373Aリップス37億円7.3倍
114247ポバール興業37億円9.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 49件

東洋塗料製造との合併で創業した1933年

神東塗料の前身は、1933年4月に東洋塗料製造株式会社と合併して設立された「神東塗料株式会社」である。合併により兵庫県尼崎市に本社を置く塗料メーカーが誕生した。設立から間もない1938年4月には住友化学工業株式会社(現住友化学)と資本・技術提携を結び、技術基盤を強化。同年5月には神東化学研究所を新設し、防腐防虫剤や香料、消毒剤、工業薬品、医薬品など塗料以外の分野にも進出した。1940年4月には国広工場(現尼崎工場)を新設し、本社を現在地である尼崎市南塚口町に移転。戦時中の1943年8月には帝国塗料株式会社と合併し、東京工場と改称するなど、戦前期に事業基盤を固めた。

戦後の上場と生産拠点拡充(1951〜1970年代)

1950年6月に東京支店を開設し、関東地域への販路を拡大。1951年6月には大阪証券取引所に株式を上場し、資金調達力を高めた。1965年8月には千葉工場を新設し、首都圏の需要に対応。1966年4月には日本メラミン株式会社と提携して技術交流を進め、1968年6月には本社に研究所を設置して研究開発体制を整備した。1969年には光揚塗料株式会社との提携、大東塗料株式会社の塗料部門の営業権譲受、1971年には石産ペイント株式会社の塗料部門の営業権譲受と、相次いで事業を拡大。量産体制と技術力の強化が進んだ。

電子材料進出と事業再編の1980〜1990年代

1986年7月、電子材料分野への進出を決定。1988年1月には東海事業所を新設し、中部地域の生産拠点を強化。同年7月には台湾の自動車用塗料分野へ進出するため現地法人を買収し、アジア展開の足がかりを得た。1993年1月には千葉工場内に液晶表示板用カラーフィルター工場を新設し、電子材料事業を本格化したが、1996年7月には同事業をケミトロン株式会社へ営業譲渡。1997年10月には化成品事業をシントーファイン株式会社(現住化エンバイロメンタルサイエンス)へ、自動車用塗料・工業用電着塗料事業を関連会社のデュポン神東・オートモティブ・システムズ株式会社(現神東アクサルタ コーティング システムズ)へそれぞれ営業譲渡し、事業の選択と集中を図った。

ISO認証取得と海外生産拠点の設立(2000年代)

2000年3月には連結子会社であった株式会社東京シントーと株式会社西部シントーから営業を譲り受け、販売子会社を整理。2001年1月には環境マネジメントシステム国際規格ISO14001の審査登録を完了し、環境対応を強化した。2002年3月にはエスピー興産株式会社を合併。2006年12月には台湾の関連会社株式をデュポン神東・オートモティブ・システムズへ売却し、グループ内の整理を進めた。2007年9月にはジャパンカーボライン株式会社を持分法適用会社から連結子会社に変更。2012年6月にはインドネシアにPT. Shinto Paint Indonesia(持分法適用関連会社)、翌2013年3月にはPT. Shinto Paint Manufacturing Indonesia(連結子会社)を設立し、東南アジアでの生産拠点を立ち上げた。

大日本塗料の傘下入りと新たな体制へ(2020年代)

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第一部からスタンダード市場へ移行。2023年10月には連結子会社の株式会社北海道シントーを吸収合併し、販売体制を簡素化した。2025年3月、大日本塗料株式会社による公開買付けと第三者割当増資が成立し、神東塗料は大日本塗料の連結子会社となった。これにより、両社間での電着塗料の生産能力増強や粉体塗料の技術協力、販売網の相互活用が計画されている。2026年度からは4ヶ年の中期経営計画を策定し、収益力の回復と親会社株主に帰属する当期純利益の確保を目指す。沿革上、2025年9月には上海の関連会社を清算し、海外事業の整理も進めている。

年表49件を開く

1930年代

  • 1933年4月創業東洋塗料製造株式会社と合併し「神東塗料株式会社」を設立
  • 1938年4月住友化学工業株式会社(現住友化学株式会社)と資本・技術提携
  • 1938年5月神東化学研究所(元化成品事業部大阪工場)を新設、防腐防虫剤・香料・消毒剤・その他工業薬品・医薬品・医薬部外品の製造開始

1940年代

  • 1940年4月国広工場(現尼崎工場)を新設、本社を現在地(尼崎市南塚口町)に移転
  • 1943年8月M&A帝国塗料株式会社と合併、東京工場と改称

1950年代

  • 1950年6月東京支店を開設
  • 1951年6月上場大阪証券取引所に株式上場

1960年代

  • 1965年8月千葉工場を新設
  • 1966年4月日本メラミン株式会社と提携
  • 1968年6月本社に研究所を設置し、研究体制を整備
  • 1969年4月光揚塗料株式会社と提携
  • 1969年5月大東塗料株式会社の塗料部門の営業権譲受

1970年代

  • 1971年9月石産ペイント株式会社の塗料部門の営業権譲受
  • 1978年8月シントーファミリー株式会社(現連結子会社)を設立し、家庭用塗料の販売開始

1980年代

  • 1985年2月塗料販売会社、株式会社北海道シントー(連結子会社)営業開始
  • 1986年7月電子材料分野に進出
  • 1987年7月日本油脂株式会社と自動車用塗料で技術提携
  • 1988年1月東海事業所を新設
  • 1988年7月M&A台湾の自動車用塗料分野へ進出のため現地法人を買収(現神東艾仕得塗料系統股份有限公司・持分法適用関連会社)
  • 1989年1月塗料販売会社、株式会社中部シントー(連結子会社)営業開始
  • 1989年2月東京研究所を移転し、跡地再開発事業着手
  • 1989年3月東京事業所を新設

1990年代

  • 1991年8月東京研究所跡地に賃貸用マンション棟開設
  • 1991年10月東京研究所跡地に賃貸用オフィスビル棟開設
  • 1991年10月塗料販売会社、株式会社九州シントー(現連結子会社)営業開始
  • 1993年1月千葉工場液晶表示板用カラーフィルター工場新設
  • 1993年10月M&A株式会社シントーケミトロンを合併
  • 1994年3月尼崎工場内に化成品工場を新設し、化成品事業部大阪工場を売却
  • 1995年1月塗料販売会社、株式会社東京シントー(連結子会社)営業開始
  • 1996年4月塗料販売会社、株式会社西部シントー(連結子会社)営業開始
  • 1996年7月液晶表示板用カラーフィルター事業をケミトロン株式会社へ営業譲渡
  • 1997年7月品質マネジメントシステム国際規格ISO9000S審査登録
  • 1997年10月化成品事業をシントーファイン株式会社(現住化エンバイロメンタルサイエンス株式会社)へ営業譲渡
  • 1997年10月自動車用塗料・工業用電着塗料(アルミ電着塗料を除く)事業を関連会社のデュポン神東・オートモティブ・システムズ株式会社(現神東アクサルタ コーティング システムズ株式会社・持分法適用関連会社)へ営業譲渡

2000年代

  • 2000年3月株式会社東京シントー及び、株式会社西部シントーから営業譲受し、両連結子会社は解散
  • 2001年1月環境マネジメントシステム国際規格ISO14001審査登録
  • 2001年9月賃貸用マンション棟、オフィスビル棟売却
  • 2002年3月M&Aエスピー興産株式会社を合併
  • 2006年12月台湾神東化学股份有限公司(現神東艾仕得塗料系統股份有限公司・持分法適用関連会社)の保有株式を関連会社であるデュポン神東・オートモティブ・システムズ株式会社(現神東アクサルタ コーティング システムズ株式会社・持分法適用関連会社)へ売却
  • 2007年9月商号変更ジャパンカーボライン株式会社を、持分比率の増加及び実質支配力基準の適用により、持分法適用会社から連結子会社に変更

2010年代

  • 2012年6月創業PT. Shinto Paint Indonesia(現持分法適用関連会社)を設立
  • 2012年9月創業神之東塗料貿易(上海)有限公司(持分法適用関連会社)を設立(2025年9月 清算 結了)
  • 2013年3月PT. Shinto Paint Manufacturing Indonesia(現連結子会社)を設立
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場統合に伴い、東京証券取引所市場第一部に上場
  • 2013年12月株式会社中部シントー(連結子会社)解散
  • 2016年4月Shinto TOA Vietnam Co., Ltd.(現非連結子会社)を設立

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所スタンダード市場へ移行
  • 2023年10月M&A株式会社北海道シントーを合併
  • 2025年3月大日本塗料株式会社による当社株式の公開買付及び同社に対する第三者割当増資により同社の連結子会社となる。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は2つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2026年度まで確保(具体的数値なし)

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    積極的な新規開発と拡販の実現

    電着塗料の生産能力増強設備を活用した自動車向け拡販や、環境対応型塗料の開発、大日本塗料との技術シナジーによる粉体塗料の新製品開発、工業用塗料の開発資源集中、販売網の相互活用、分野別ビジネスユニット制の導入により拡販を早期に実現する。

  2. 02

    生産性の向上

    連結人員を増やさずに利益率を向上させるため、大日本塗料との生産最適化、サプライチェーンマネジメントの高度化、間接部門の最適化、塗料配合・製法合理化によるコスト削減に取り組む。また役割分担の見直しと権限移譲により課題解決のスピードを高める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で399人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は544万円で、9期前と比べて+4.4%平均年齢は43.9歳、平均勤続年数は14.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月419
2018年3月434
2019年3月52139.812.8444
2020年3月52340.813.5455
2021年3月52441.413.7453
2022年3月51441.313.5468
2023年3月50942.514.6441
2024年3月51643.214.5423
2025年3月52543.614.540549
2026年3月54443.914.639975

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率10.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率80.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)83.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社11(国内 7 / 海外 4、うち連結子会社 6) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
尼崎工場 — 兵庫県尼崎市8,698百万円
塗料事業 化成品事業
千葉工場 — 千葉県八千代市6,144百万円
塗料事業
塗料事業 — PT. Shinto Paint Manufacturing Indonesia (Bekasi, Indonesia)200百万円
本社 — 兵庫県尼崎市126百万円
主な関係会社
  • 国内
    大日本塗料㈱(注)3
    大阪市 中央区 · その他の関係会社
    議決権50.1%
  • 国内
    シントーファミリー㈱(注)4
    東京都 新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱早神
    大阪市 北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱九州シントー
    福岡市 博多区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    シントーサービス㈱
    兵庫県 尼崎市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ジャパンカーボライン㈱(注)5,6
    東京都 江東区 · 連結子会社
    議決権50.0%
  • 海外
    PT. Shinto Paint Manufacturing Indonesia (注)7
    Bekasi, Indonesia · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    神東アクサルタ コーティング システムズ㈱
    東京都 江東区 · 持分法適用会社
    議決権50.0%
  • 海外
    神東艾仕得塗料系統股份有限公司
    台湾省 台北市 · 持分法適用会社
    議決権50.0%
  • 海外
    PT. Shinto Paint Indonesia
    Jakarta, Indonesia · 持分法適用会社
    議決権70.0%
  • 海外
    TOA-SHINTO (THAILAND)CO.,LTD.
    Bangkok, Thailand · 持分法適用会社
    議決権49.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は215億円営業利益3億円前期と比べると増収増益で、売上が+3.4%、利益が+50.0%。

売上高
+3.4%
215億円
営業利益
+50.0%
3億円
純利益
-6億円
営業利益率
1.4%
前期比 +0.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高190億円215億円
営業利益2億円3億円
純利益2億円-6億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は52億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+13.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q44−5
2024年1Q46−2−4.3−2
2024年2Q49−2−4.1−3
2024年3Q5400.01
2024年4Q41−1
2025年2Q10111.02
2025年4Q10710.9−3
2026年2Q10710.91
2026年4Q10821.9−7
2027年1Q5211.91

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は234億円から215億円へ92%に減った。直近期の営業利益率は1.4%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場統合に伴い、東京証券取引所市場第一部に上場
2013年3月234158
2014年3月247103
2015年3月242117
Shinto TOA Vietnam Co., Ltd.(現非連結子会社)を設立
2016年3月229115
2017年3月214116
2018年3月220117
2019年3月2217−3
2020年3月22585
2021年3月20227
2022年3月191−2−18
株式会社北海道シントーを合併
2023年3月190−11−18
2024年3月190−5−5
2025年3月208251.0−1
2026年3月215341.4−6

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高215億円のうち、営業利益として残るのは3億円1.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-6億円、売上の-2.8%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金83.3%179億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金15.8%34億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.4%3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
16.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比5.9pt
1.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比8.2pt
-2.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比11.3pt
-4.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-1.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが9億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは5億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は30億円で、売上の1.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月12−8−3414
2014年3月11−1611−520
2015年3月16−141223
2016年3月10−4−9623
2017年3月17−5−91227
2018年3月19−6−81331
2019年3月11−5−2635
2020年3月0−63−631
2021年3月716−222333
2022年3月2−102−827
2023年3月−5−124−644
2024年3月1−3−8−234
2025年3月0−4−4−427
2026年3月9−4−2530

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は312億円。このうち返さなくてよい自己資本が142億円で、自己資本比率は42.0%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月34814420440.0
2014年3月36314721639.2
2015年3月37116021141.4
2016年3月36016519544.0
2017年3月35517118446.2
2018年3月36917719246.0
2019年3月36417119344.9
2020年3月35417517947.3
2021年3月33718115651.2
2022年3月32616216446.9
2023年3月33914419539.9
2024年3月33014218840.2
2025年3月32014617442.5
2026年3月31214217042.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
31億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
6億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
21億円
在庫として抱えている分
負債合計
170億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
51
/ 100
安定性自己資本比率28 / 40
収益力営業利益率3 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率203社中81位あたり、逆に低いのはROE203社中195位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-4.4%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
1.4%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
42.0%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.4%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.0%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥133で、1年前と比べて+1.5%過去52週の値幅のなかでは82%の位置にある。

¥133+0.0%1ヶ月+0.8%1年+1.5%時価総額45億円
過去52週の値幅
安値¥119高値¥136

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)22.6倍
PBR0.34倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+1.6%の小幅上昇。株価は25日線(127円)を僅かに上回り、75日線(127円)とほぼ同水準。52週高値(135円)から-5.2%、安値(119円)から+7.6%と狭いレンジ。出来高は薄く、上値追いには勢い不足。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)

PERは直近赤字のため算出不能。PBR0.33倍は業界平均1.40倍を大きく下回り株価は純資産を下回るが、ROEが-4.4%と赤字で収益性が劣る。配当利回り0%で無配。業績は営業黒字だが純利益は赤字が続き、財務体質は弱い。資産価値割安だが収益力が伴わず、バリュエーションは割高と判断。

指標この会社業種平均
PER (予想)22.6倍
PBR0.34倍1.41倍
ROE-4.4%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり0で、前期から50.0%いまの株価に対する利回りは0.00%。

年間配当
¥0
1株あたり
配当利回り
0.00%
いまの株価に対して
配当性向
20.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月521.2
2018年3月50.024.5
2019年3月50.0
2020年3月50.039.4
2021年3月50.020.8
2022年3月3−50.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ3,815人。区分でいちばん多いのは事業法人54.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が54.8%を占め、残る45.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人49.649.249.748.753.854.6
個人・その他36.537.237.841.237.938.7
証券会社2.12.33.63.14.33.4
外国法人1.93.22.92.53.13.0
金融機関9.98.06.14.50.80.2
自己株式0.10.10.10.10.10.1
外国人個人0.00.00.00.10.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01大日本塗料㈱50.06
02神東塗料取引先持株会4.62
03中島和信2.61
04阪本重治2.34
05神東塗料社員持株会1.52
06酒井一1.50
07高石文夫1.47
08楽天証券㈱1.45
09CACEIS BANK FOR(NR)- NON TREATY(常任代理人)香港上海銀行東京支店0.98
10㈱SBI証券0.96

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−165%、1株純資産は14期で−15%。直近期のROEは-4.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月274506.19.832.8
2014年3月114592.518.8108.9
2015年3月234964.79.841.4
2016年3月155102.911.829.6
2017年3月215294.010.321.2
2018年3月245474.410.424.5
2019年3月−10528−1.9
2020年3月175403.28.539.4
2021年3月225574.09.620.8
2022年3月−59494−11.2
2023年3月−58436−12.5
2024年3月−16429−3.7
2025年3月−2400−0.4
2026年3月−17385−4.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

2026/3期の役員報酬は総額106百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)47017118
監査役2180189
社外取締役517173

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容698字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び関係会社)は、大日本塗料株式会社を親会社とする企業グループに属し、当社、子会社7社及び関連会社5社で構成され、塗料、化成品の製造販売を主な事業としております。 なお、当社の持分法適用関連会社でありました神之東塗料貿易(上海)有限公司は、当連結会計年度中に清算結了したため、持分法適用の範囲から除外しております。 当社グループの事業に係わる位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、セグメントと同一の区分であります。 (1) 塗料事業   当社は、合成樹脂塗料等の製造販売を行っており、製品の一部を子会社であるシントーファミリー㈱、㈱九州シントー、㈱早神等を通じて販売しております。また、当社は子会社であるジャパンカーボライン㈱と関連会社である神東アクサルタ コーティング システムズ㈱からの受託生産を行い、同2社に対して、製品供給を行っております。また、海外の子会社であるPT. Shinto Paint Manufacturing Indonesia、海外の関連会社である神東艾仕得塗料系統股份有限公司及びTOA-SHINTO(THAILAND)CO.,LTD.等は、現地において合成樹脂塗料等の製造販売を行っており、当社は各社に対して技術指導を行っております。また、当社は子会社シントーサービス㈱等に塗料の調色業務を委託しております。 (2) 化成品事業   当社は、住化エンバイロメンタルサイエンス㈱より、防疫薬剤及び工業用殺菌剤の受託生産を行っております。 当社グループの主な事業を系統図によって示すと次のとおりとなります。
経営方針・対処すべき課題2,009字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、高い技術水準に裏打ちされた高品質、高機能、環境対応型の塗料製品・コーティング材料とサービスを顧客志向の組織を通じて、真心こめて提供していくことを基本方針としております。 また、当社は以下の「企業理念」を経営の基本としております。 「企業理念」 神東塗料は、 1. 塗料事業を通じて社会の発展に貢献します。 2. 堅実と信用を第一に、お客様に信頼される会社であり続けます。 3. 社員が愛着を持ち、より誇りの持てる会社を目指していきます。 (2) 目標とする経営指標 当社グループにおきましては、業績に占める持分法適用会社の重要性を考慮し、売上高、営業利益、経常利益、売上高営業利益率及び売上高経常利益率を重要な指標として認識しておりますが、当面はコアビジネスの収益力の向上を図るため売上高営業利益率を最重要視しております。 (3) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループの事業領域である塗料事業は、中東をはじめとする地政学リスクの一層の高まりによる原材料価格の高騰や調達不安定性の上昇、日本国内における人口減少に伴う塗料需要の伸び悩みや人手不足・人件費上昇等、取り巻く課題は一層の厳しさを増しております。かかる認識のもと、当社グループは、2026年度から始まる4ヶ年の中期経営計画を策定し、大日本塗料株式会社との事業提携によるシナジー効果も含めた、積極的な新規開発と拡販の実現、並びに生産性の向上に取り組むことといたしております。2026年度は適時適切な価格転嫁にも努め、何としても親会社株主に帰属する当期純利益を確保すべく、取り組んでまいります。 〇計画期間の主要な取り組み ①積極的な新規開発と拡販の実現 (ア) 電着塗料について、2026年度に完成する生産能力増強設備を活用して自動車向けに拡販するほか、環境対応型塗料の開発、様々な上塗り塗料との最適組み合わせを含めて、トータル環境負荷低減を実現させる塗装システムの提案等による新規開拓を追求します。 (イ) 粉体塗料は、大日本塗料株式会社との技術シナジーによる新製品開発を目指します。工業用塗料、汎用塗料は、当社が得意とする分野に開発資源を集中し、お客様の環境・安全・省エネ指向に訴求する製品の開発と拡販に注力します。 (ウ) 開発拡販を実現するために、既存のお客様、販売店様との関係を一層深化させると共に、大日本塗料株式会社の販売網も活用し、新しいお客様への販売機会を狙います。 (エ) 社内開発体制を一新し、分野別ビジネス・ユニット制を発足させ、拡販の早期実現を目指します。 ②生産性の向上 (ア) 連結人員数を増やすことなく、利益率の向上を図ります。具体的には、 ・大日本塗料株式会社と生産最適化の検討を進め、当社としてメリットのある対策を、早期に実現。 ・サプライチェーンマネジメントを高度化し、ロスを削減。 ・事業ポートフォリオの変化に即した間接部門の最適化。 ・塗料配合合理化、製法合理化、粉体製法のブラッシュアップによるコスト削減。 (イ) 役割分担の見直し、適所適材の徹底と権限の移譲を進め、課題解決のスピードを向上させます。 加えて、大日本塗料株式会社グループの一員として、開示内容の充実に努めます。併せて、顧客からの個別要請に対し、真摯に対応します。 また、当社は品質保証・管理体制の一層の強化を図るとともに、社員一人ひとりが日常的に相互に啓発し合い、安心して相談できる職場風土の醸成に努めてまいります。 これにより、当社製品・技術における確固たる品質コンプライアンスを確立し、顧客の皆様はもとより、社会全体からの信頼をより一層高めていく所存です。 (4) 会社の対処すべき課題 当社には、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク(その他経営全般に関するリスク)」に記載のとおり、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象が存在しております。 このような事象を解消するために、当社グループとして塗料設計・製造技術を事業展開のコアとし、お取引先様に安心・信頼頂ける製品を提供することを最優先とします。そのうえでデータを活用した良品率向上・業務の標準化・組織の簡素化等による生産性向上に取り組みます。加えて自動車を含むインダストリアル分野に軸足を置き、お客様の必要とする価値と機能を実現できる製品・技術をお届けすることを通じ、安定した収益を継続的に確保できる体制を目指します。引き続き品質管理体制の信頼性向上をはじめとする当社のコンプライアンス・ガバナンス体制の一層の強化に向け、全社一丸となって取り組み続けることと認識しております。
事業等のリスク5,859字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を及ぼす可能性があると認識している主要なリスクには以下のようなものがあります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。 (市場や供給に係るリスク) (1) 新製品の研究開発に係るリスク 当社グループにとって、新製品の研究開発や上市は最重要課題の一つと認識し取り組んでおりますが、顧客ニーズの多様化・変化等の不確定要素により、将来の収益源の柱となる新製品の研究開発が期待どおりに進捗しなかった場合には、競争力が低下し、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 製品の品質に係るリスク 当社グループは、世界的に認められている厳格な品質管理基準に従って、各種製品を製造しておりますが、すべての製品について欠陥が無く、将来にわたってリコールが発生しないという保証はありません。大規模な製品事故や予期せぬ品質問題の発生は、多額のコストや当社グループの評価に重大な影響を与え、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社において、2022年3月期に当社製の一部製品について、公益財団法人日本水道協会の認証規格(JWWA K139)とは異なる条件で得られた試験結果により認証を取得した製品、2008年のJWWA K139規格改訂(使用可能な原料を指定)の際、使用されていた原料の報告を怠ったことにより指定外原料を使用する状態となった製品、及び同改訂後に指定外原料を使用して認証登録した製品、その他不適切行為(以下、「本件不適切行為」)が認められた製品が確認されました。本件不適切行為に関連したお客様等との協議の中で本件不適切行為に関連する補償内容について合意がなされない場合、訴訟等を提起される可能性があります。 その結果、今後の進捗次第では、お客様への補償費用の発生により、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (連結貸借対照表関係) ※6 偶発債務」に記載のとおり、訴訟を提起されております。 (3) 原材料の価格変動及び需給に係るリスク 当社グループの使用する各種原材料は、国内外の需給関係等により仕入価格が変動いたします。しかしながら、世界的需給構造の変化及び地政学的な問題により原材料価格が大幅に上昇した場合、当社グループの製品価格への転嫁が遅れることなどにより、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。また当社グループでは、購入先を複数にするなど原材料が購入できないリスクを低減するように努めておりますが、時に原材料の不足が生じないという保証はありません。需給バランスの逼迫や遅延により原材料の調達が困難になった場合は、当社グループの生産・販売活動に影響を与え、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 他社との競合や価格競争に係るリスク 当社グループの事業は価格競争に晒されております。また、国内塗料需要がほぼ横這いで推移するなか、競合他社の生産能力増強等、様々な理由により当社グループの製品は今後も厳しい価格競争に晒されるものと予想されます。当社グループはコストの低減に努めておりますが、価格競争を克服できない場合、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 事故・災害に係るリスク 当社グループは、製造設備の停止や製造設備に起因する事故等による潜在的なマイナス要因を最小化するため、すべての製造設備において定期的な点検を実施しております。しかしながら、製造設備で発生する事故、自然災害等による影響を完全に防止・軽減できる保証はありません。 想定を超える自然災害の発生、事故等により、工場周辺に物的・人的被害を及ぼした場合には事業活動に支障をきたすほか、操業停止による逸失利益だけでなく、復旧費用や補償費用等の発生により、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 情報セキュリティ・サイバー攻撃に係るリスク 当社グループは、事業活動を通じて顧客が保有する機密情報等を取り扱う機会があり、サイバー攻撃の高度化・巧妙化に伴い、不正アクセス、ランサムウェア感染、情報漏えい、業務停止等のリスクが高まっております。これらの事象が発生した場合には、損害賠償請求や社会的信用の低下等により、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (資産や負債に係るリスク) (1) 固定資産の減損に係るリスク 当社グループが保有する固定資産について、経営環境の著しい悪化等による収益性の低下又は市場価格の下落等により、減損損失が発生し、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 地価の下落に係るリスク 当社グループが保有する土地について、その多くは土地の再評価に関する法律に基づき再評価を行っております。今後、地価が大幅に下落した場合には、減損会計適用による損失が発生するなど、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 金利変動に係るリスク 当社グループは、運転資金及び設備資金に要する資金を主に金融機関からの借入により調達しております。また、当社においては2025年12月に株式会社三菱UFJ銀行をアレンジャーとする財務上の特約が付されていない期間3年、総額60億円のシンジケーション方式によるコミットメントライン契約を締結し、50億円の資金調達を実施いたしました。そのため、総資産に対する借入金残高の比率は依然として高い水準にあります。現在金利は上昇傾向となっていますが、今後さらに金利が上昇した場合には支払利息が増加し、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 為替レート変動に係るリスク 当社グループは、国内で製造した製品を海外に輸出するとともに海外からの原料品を輸入しておりますが、製品輸出高は原料品輸入高を上回っております。外国通貨に対して円高が進行した場合、海外で生産された製品に対する価格競争力が低下することに加え、輸出手取額が減少します。一方、外国通貨に対して円安が進行した場合、当社グループの使用する各種原材料の仕入価格上昇へと間接的に影響が及ぶことがあります。為替レートの変動によるリスクを完全にヘッジすることはできないため、為替レートの変動は当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。また、海外の関係会社には外国通貨建の債務を保有している会社があるため、外国通貨に対して自国通貨安が進行した場合、為替差損が発生し、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 海外の関係会社の経営成績は、連結財務諸表作成のために円換算されております。換算時の為替レートにより、円換算後の価値が影響を受ける可能性があり、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (その他経営全般に係るリスク) (1) コンプライアンスに係るリスク 当社グループは、コンプライアンス推進体制を構築するとともに、役員・従業員への教育啓発活動を随時実施し、企業倫理の向上及び法令遵守の強化に努めています。しかしながら、コンプライアンス上のリスクを完全には回避できない可能性があり、法令等に抵触する事態が発生した場合、当社グループの評価に重大な影響を与え、発生した損害に対する賠償金の支払等により、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 親会社との取引に係る利益相反のリスク 当社グループと親会社である大日本塗料株式会社との間では、塗料製品の売買取引を行っております。この取引契約は、当社が同社の連結子会社となる以前に締結されたものであり、一般的な市場価格を参考に双方協議のうえ合理的に価格が決定されております。今後も当該取引を継続していく方針ですが、同社との契約・取引内容等に変化が生じた場合には、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 当社が親会社およびそのグループ会社と行う取引については、親会社の利益を優先することで、当社少数株主の利益を棄損する利益相反のリスクがあることから、少数株主保護の観点から、その公正性及び合理性を確保するために、2025年5月29日開催の当社取締役会において、取締役会の任意の諮問機関である「独立役員委員会」を設置することを決議しました。当社は、独立役員委員会の答申に基づき、当社の企業価値が損なわれないよう、適切に意思決定を行います。 (3) 規制変更に係るリスク 当社グループは、事業展開する各国の規制に従い、業務を遂行しております。将来における法律、規則、政策、実施慣行、解釈及びその他の変更並びにそれらによって発生する事態が、当社グループの業務遂行、財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。また、将来的に環境及び化学品の安全等に対する法的規制が強化され、新たな対策コストが発生する可能性があります。 (4) 人材確保に係るリスク 当社グループの成長及び利益は、製造・販売・研究開発・管理における専門性を有する優秀な人材の確保・育成に影響されます。当社グループでは、こうした有能な人材の確保・育成に努めておりますが、労働市場における人材獲得競争は厳しさを増しており、想定どおりに採用・教育が進まない場合、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 知的財産権に係るリスク 当社グループは、他社と差別化できる技術とノウハウを蓄積し事業の競争力を強化してきました。当社グループ独自の技術・製品とノウハウの一部は、厳正な管理を行っているものの、予期せぬ事態により外部に流出する可能性があり、また、特定の地域ではこれらの知的財産の完全な保護が不可能なため、第三者が当社グループの知的財産を使用して類似製品を製造することを効果的に防止できない可能性があります。また将来、知的財産に係る紛争が生じ、当社グループに不利な判断がなされる可能性があります。 (6) 訴訟に係るリスク 当社グループは、国内及び海外事業に関連して、訴訟、係争その他の法律的手続きの対象となるリスクがあり、将来重要な訴訟等が提起された場合には当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (連結貸借対照表関係) ※6 偶発債務」に記載のとおり、訴訟を提起されております。 (7) その他のリスク 疾病、自然災害、産業事故、テロ、戦争等が発生した場合には、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 新型コロナウイルス感染症の世界的な流行は、国内外における企業の一時的な操業停止・減産等、経済に多大な影響を与えました。当社グループにおいても一部生産調整を行うなど影響が及びました。今後新型コロナウイルス感染症のような未知のウイルスが流行した場合は、新型コロナウイルス感染症拡大時と同様に、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 継続企業の前提に関する重要事象等 当社グループは、前連結会計年度において原材料価格高騰等の影響があったものの売価是正等の業績改善策の実施により、営業利益230百万円、経常利益471百万円を計上いたしましたが、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては59百万円の損失と4期連続して親会社株主に帰属する当期純損失を計上いたしました。当連結会計年度におきましては、引き続き原材料価格高騰等の影響を受けたものの、営業利益255百万円、経常利益393百万円を計上いたしましたが、親会社株主に帰属する当期純損失593百万円を計上いたしました。更に、依然として借入金残高が5,100百万円と高水準となっております。 また、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (連結貸借対照表関係) ※6 偶発債務」に記載のとおり、当社において本件不適切行為が判明しており、今後の調停、訴訟およびお客様等との協議等の結果によっては、本件不適切行為に係る補償費用が新たに発生する可能性があります。これらにより、当社の連結業績に影響を及ぼす可能性がありますが、現時点でその影響額を合理的に見積ることが困難なものについては、連結財務諸表に反映しておりません。 これらの事象により、当社は継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせるような状況が存在しております。 このような状況に対し、当社は、生産合理化等を推進し、固定費の削減を進めております。加えて、大日本塗料株式会社との事業提携によるシナジー効果の早期実現への取り組みを進めております。 また、本件不適切行為に関するすべての認証一時停止は解除されており、引き続き品質体制の強化に努めてまいります。 更に、2025年12月22日締結のシンジケーション方式によるコミットメントライン契約により、財務基盤の安定化を図っております。 以上の結果、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しております。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用関連会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用環境の改善や名目賃金の上昇が続いたものの、原材料価格や生活関連コストの影響から物価水準は高止まりし、実質賃金の回復は限定的となりました。このため、個人消費は持ち直しの動きが見られましたが、力強さを欠く推移となりました。為替相場は円安水準で推移し、輸出関連産業の収益を下支えした一方、原油・ナフサをはじめとするエネルギー・原材料価格の変動や、人手不足を背景とした人件費上昇が企業収益の圧迫要因となりました。設備投資については、一部業種では堅調に推移しましたが、金融政策の正常化過程や景気減速懸念を背景に、全体としては慎重な姿勢が続きました。 一方、世界経済は、高金利環境の長期化や主要国における金融政策正常化の影響を受け、成長は緩やかなものにとどまりました。加えて、ウクライナ情勢の長期化や、中東地域、とりわけイランを巡る軍事的緊張の急激な高まりを背景に、原油供給への懸念が強まり、原油価格は大きく変動しました。ホルムズ海峡を巡る不安定な情勢は、エネルギー・石油化学製品価格にも影響を及ぼし、企業活動を取り巻く環境は、引き続き高い不確実性の中で推移しました。 当社グループにおきましては、こうした経済状況の中、品質管理体制の維持・強化に取り組みつつ、固定費の削減や積極的な営業活動による収益改善に取り組んでまいりました。 当連結会計年度における各分野の売上高は、以下のとおりであります。 インダストリアル分野の売上高は、工業用塗料分野は堅調に推移いたしましたが、一部建築資材向け塗料の出荷が不調だったことから分野全体で減少いたしました。 インフラ分野の売上高は、汎用品の売上が低調に推移しているものの、防食塗料分野において、重機向け塗料の増加および工場設備補修向け塗料が増加したこと、並びに子会社の工事売上が好調に推移したことから、分野全体で増加いたしました。 自動車用塗料分野の売上高は、一部の納入先において生産量が減少したことにより塗料製品の出荷数量の減少はありましたが、価格改定の結果、増収となりました。 その他塗料分野は、主に、軌道材料製品分野において、道床安定剤の出荷が好調に推移しましたが、分野全体の売上高としては、減少いたしました。 この結果、当連結会計年度における売上高は21,481百万円(前連結会計年度比3.5%増)となりました。損益面では、原材料価格の高止まりなどからコスト上昇圧力が続いておりますが、固定費の削減が進んだ結果、営業利益は255百万円(前連結会計年度比10.8%増)、経常利益は393百万円(前連結会計年度比16.5%減)となりました。親会社株主に帰属する当期純損失は、特別損失に当社が保有する福利厚生施設の売却を決議したことに伴い、譲渡損が発生することから減損損失を計上した結果、593百万円の損失(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失59百万円)となりました。 期末配当につきましては、四期連続で無配とさせていただかざるをえなくなり、誠に申し訳なく存じます。なお、株主の皆様への剰余金の配当等につきましては、定款によりその決定機関を取締役会としております。 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ現金及び預金が358百万円および電子記録債権が315百万円増加し、受取手形が578百万円、有形固定資産が689百万円および売掛金が394百万円減少したこと等により、31,207百万円(前連結会計年度末比802百万円減)となりました。 当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べ支払手形及び買掛金が300百万円減少したこと等により、16,978百万円(前連結会計年度末比414百万円減)となりました。 当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ非支配株主持分が114百万円増加し、利益剰余金が593百万円減少したこと等により、14,229百万円(前連結会計年度末比387百万円減)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、3,018百万円と前連結会計年度末に比べ328百万円の増加となりました。 営業活動によるキャッシュ・フローは919百万円の収入(前連結会計年度は30百万円の支出)となりました。その主な要因は、減価償却費561百万円、減損損失552百万円、売上債権の減少による収入635百万円、持分法による投資利益の計上357百万円、仕入債務の減少による支出186百万円および法人税等の支払額211百万円等によるものであります。 投資活動によるキャッシュ・フローは419百万円の支出(前連結会計年度は362百万円の支出)となりました。その主な要因は、有形固定資産の取得による支出361百万円等によるものであります。 財務活動によるキャッシュ・フローは158百万円の支出(前連結会計年度は367百万円の支出)となりました。その主な要因は、短期借入金の純減少額106百万円等によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 塗料事業   12,899   0.6 化成品事業   1,792   3.5 合計   14,692   1.0 (注)金額は、販売価格によっております。 b.仕入実績 当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 塗料事業   7,926   23.9 化成品事業   -   - 合計   7,926   23.9 (注)金額は、仕入金額によっております。 c.受注状況 当社グループは主として見込み生産によっており、また、受注品も出荷までの期間が非常に短いため、受注状況については特記すべき事項はありません。 d.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 塗料事業   21,420   3.4 化成品事業   61   29.8 合計   21,481   3.5 (注) 1.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 大東建託パートナーズ㈱   4,129   19.9   4,824   22.5 神東アクサルタコーティングシステムズ㈱   2,962   14.3   2,883   13.4 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の経営成績につきましては、以下のとおりであります。 (売上高) 売上高は、塗料事業において、販売数量は減少しましたが、継続的な販売価格の改定及び、子会社の工事売上の増加等により前連結会計年度比723百万円増の21,481百万円となりました。 (営業利益) 営業利益は、原料価格の高止まりなどからコスト上昇圧力が続いているものの、価格改定による限界利益の改善及び、固定費の削減が寄与した結果、前連結会計年度から24百万円増加し、255百万円となりました。当社グループといたしましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)中長期的な会社の経営戦略」に記載しております施策を進めることにより、利益率の改善を図ってまいります。 (経常利益) 経常利益は、営業利益が前連結会計年度から改善したことに加え、持分法による投資利益が3百万円増加しましたが、資金調達に係る費用を計上したことにより、前連結会計年度から77百万円減少し、393百万円となりました。 (特別利益及び特別損失並びに税金等調整前当期純損失) 特別損失において、当社が保有する福利厚生施設の売却を決議したことに伴い、譲渡損が発生することから、減損損失を552百万円計上いたしました。その結果、税金等調整前当期純利益は経常利益を計上しましたが、特別損失を計上した結果、当連結会計年度は213百万円の税金等調整前当期純損失となりました。 (法人税等、親会社株主に帰属する当期純損失及び非支配株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度の法人税等は227百万円となり、この結果、当連結会計年度は441百万円の当期純損失となりました。 非支配株主に帰属する当期純利益は、主に連結子会社のジャパンカーボライン㈱の非支配株主に帰属する純利益であり、以上の結果、親会社株主に帰属する当期純損失は593百万円となりました。 当社グループの当連結会計年度末における財政状態につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 経営成績に重要な影響を与える要因としては、当社グループは、アルミ電着塗料、工業用電着塗料、粉体塗料、工業用塗料、建築塗料、防食塗料、道路施設用塗料、軌道材料製品、自動車用塗料、及び化成品と幅広い分野で製造販売を行っておりますが、いずれの分野におきましても、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」 に記載しております様々な要因が想定されます。当社グループといたしましてはリスク対応策を実施するとともに、2026年度から始まる4ヶ年の中期経営計画を策定し、大日本塗料株式会社との事業提携によるシナジー効果も含めた、積極的な新規開発と拡販の実現、並びに生産性の向上に取り組むことといたしております。2026年度は適時適切な価格転嫁にも努め、何としても親会社株主に帰属する当期純利益を確保すべく、取り組んでまいります。 セグメントごとの経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は、「(1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。また、セグメントごとの財政状態の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。 (塗料事業) セグメント資産は、現金及び預金、売掛債権の減少および投資有価証券の増加等から29,486百万円(前連結会計年度末比46百万円減)となりました。また、当連結会計年度における塗料事業の設備投資額は、366百万円(前連結会計年度比34百万円減)であります。 (化成品事業) セグメント資産は、839百万円(前連結会計年度末比143百万円減)となりました。また、当連結会計年度における化成品事業の設備投資額は、17百万円(前連結会計年度比7百万円減)であります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に関する情報 キャッシュ・フローの状況に関する認識及び分析・検討内容は、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。また、当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、営業活動による収入の他、金融機関からの借入を主な財源としております。当社グループの資金需要の主なものは原材料仕入、製造費、営業活動、製品競争力の強化及び新技術の開発を目的とした研究開発費、一般管理費等であります。当連結会計年度における主要な設備投資は、老朽設備の維持・更新、災害対策工事等であります。成長投資・収益性向上に資する設備投資については、中長期的な経営戦略との整合性をふまえ採算性を吟味のうえ判断してまいります。 なお、配当政策については、「第4 提出会社の状況 3 配当政策」に記載のとおりであります。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表作成にあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

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