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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ショーエイコーポレーション

shoei corporation9385 · Standard · 化学

フィルムパッケージの専門メーカーから、販促支援や化粧品OEMまで広がる事業会社。

概要

ショーエイコーポレーションは1968年に製袋業として創業し、現在は営業促進支援事業と商品販売事業の2本柱で展開する。パッケージ企画・製造、DM発送代行、化粧品OEM、100円ショップ向け雑貨などを手がける。2026年3月期の連結売上高は190億円、従業員数570人。東京証券取引所スタンダード市場に上場する。

営業促進支援事業の内容

営業促進支援事業は、顧客の販促活動を支援するため、商品や販促品の企画開発からアセンブリ、配送まで一貫して提供する。主力製品のネオパックは1980年に特許を取得した包装材料で、現在も高付加価値商品として販売されている。自社工場を活用したピロー包装やアセンブリ作業、化粧品・日用品の充填OEMも手がける。ダイレクトメール発送代行ではゆうメール案件が増加。2026年3月期のセグメント売上高は101億500万円、営業利益は8億7400万円で、前年比146.9%増となった。

商品販売事業の内容

商品販売事業は、100円ショップやドラッグストアなどの小売店向けに、日用雑貨やポリエチレン製品を企画・製造・調達して提供する。環境対応型の消臭袋や鮮度保持袋など付加価値の高い製品が堅調だが、定番商品では価格競争の影響を受けた。量販店向けでは低利益率商品の販売を縮小した結果、売上高は前年比6.0%減の91億1500万円となった。一方、セグメント利益は原価低減努力により4億5600万円と16.1%増加し、収益性が改善した。

グループ構成と海外拠点

当社グループは、連結子会社の株式会社ファインケメティックス(化粧品製造)とSHOEI PLASTIC (THAILAND) CO.,LTD.(プラスチック製品)、非連結子会社の上海照栄社商貿有限公司(中国)で構成される。2012年に株式会社CSと株式会社クルーを子会社化し日用雑貨事業を開始、2019年に両社を吸収合併した。2021年にはファインケメティックスを取得し、化粧品OEM能力を強化。海外ではタイに生産拠点を持ち、中国には販売会社を置く。

財務推移と市場変遷

売上高は2013年3月期の114億円から2026年3月期の190億円へ増加傾向にあるが、2023年3月期には160億円の特別損失を計上し純損失を記録した。2024年3月期には10億円の純利益に回復、2026年3月期は営業利益13億円と過去最高水準を見込む。株式市場では2008年に大阪証券取引所ヘラクレスに上場後、市場統合や区分変更を経て2019年に東証第一部に指定された。2022年4月の市場再編でプライム市場に移行したが、2023年10月にスタンダード市場へ自主的に移行した。

業界の中での役割はパッケージメーカー(フィルムパッケージ、販促支援、化粧品OEM)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
190億円
営業利益
13億円
営業利益率
6.8%
純利益
9億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
営業促進支援 事業101億円53.2%9億円8.9%
商品販売 事業89億円46.8%5億円5.6%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01営業促進支援主力

お客様の営業促進を目的に、商品や販促品の企画開発から、生産支援、配送までを提供する。フィルムパッケージで培った技術を活かし、トータルな提案を行う。

主な製品・サービス3
販促品企画開発
お客様の要望に応じた販促品の企画・デザイン・開発を行うサービス。
アセンブリ生産
販促品の部品組み立てなどの生産支援サービス。
物流支援
配送・物流を一括して代行するサービス。

02小売販売準主力

100円ショップやドラッグストアなどの小売店向けに、商品を企画提案し、製造・調達・提供する。

主な製品・サービス1
オリジナル商品企画
100円ショップやドラッグストア向けの商品を企画し、調達・供給する事業。

03化粧品OEM準主力

化粧品のOEM製造・充填などの受託事業(関連会社を通じて提供)。

主な製品・サービス1
化粧品OEM・充填
化粧品の受託製造および充填サービス。

04日用品・雑貨副次

日用品や雑貨の企画・販売事業。

製品と技術

特許取得から40年以上続くネオパック

ネオパックは1980年に特許を取得した同社の基幹包装材料である。ポリエチレンフィルムを加工した袋で、食品や日用品の包装に使用される。長期にわたり改良が重ねられ、現在も消臭袋や鮮度保持袋など機能性を付加したバリエーションが存在する。100円ショップや量販店向け商品販売事業の主力製品として安定した需要がある。

トータルメディアネットワークによるDM発送代行

1991年に開始したDM発送代行サービスは、トータルメディアネットワーク事業部が担当する。顧客から預かったダイレクトメールの印刷、封入、発送までを一括処理する。大阪・神奈川・東京のセンターで稼働し、ゆうメールや郵便物を大量に取り扱う。2026年3月期の受注高は前年比13.4%増と堅調だが、収益認識基準の影響で売上高への寄与は限定的となっている。

化粧品OEMと充填の自社設備

2011年に化粧品製造業許可を取得し、OEM事業を本格化。2017年には化粧品製造販売業許可も取得し、企画から製造・充填・包装まで自社で対応可能となった。子会社のファインケメティックスが化粧品製造を担い、自社工場ではピロー包装やアセンブリと併せて化粧品サンプルの充填も手がける。2026年3月期の営業促進支援事業のOEM関連売上は前年を大きく上回った。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

化学のなかでの位置

化学品専門商社、収益改善急ピッチ

ショーエイコーポレーションは化学品・電子材料の専門商社。売上高約190億円で安定しているが、2025/3期営業利益率3.68%から2026/3期予想は6.84%と急改善見込み。同業の東洋紡やクラレはメーカー主体でビジネスモデルが異なる。コージンバイオはバイオ化学品、Aiロボティクスはロボットと異なる。ショーエイは専門商社として機能性材料の調達・販売に強みを持つが、規模拡大とさらなる収益改善が課題。

強み

  • 化学品・電子材料に特化した専門知識と仕入ネットワークを持つ。
  • 営業利益率が3.68%から6.84%へ改善見込みで、収益力向上中。
  • 売上高約190億円で安定的に推移し、事業基盤が堅固。
  • 特定分野の顧客ニーズにきめ細かく対応できる柔軟性。

課題

  • 大手総合商社に比べ規模が小さく、価格競争で不利。
  • 化学市況や為替変動に業績が左右されやすい。
  • 特定取引先や特定製品に依存している可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

化学の時価総額近傍。太字がショーエイコーポレーション

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14925ハーバー研究所68億円8.6倍
24625アトミクス62億円4.8倍
3542Aビタブリッドジャパン61億円5.9倍
44990昭和化学工業61億円8.7倍
54929アジュバンホールディングス60億円41.5倍
69385ショーエイコーポレーション59億円6.8倍
74926シーボン53億円24.8倍
84934プレミアアンチエイジング52億円18.0倍
94242タカギセイコー50億円3.1倍
106776天昇電気工業49億円9.7倍
114615神東塗料45億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 29件

製袋業として創業した1968年

1968年2月、資本金100万円で照栄製袋株式会社を大阪市西成区に設立した。創業時は製袋業を主目的とし、ポリエチレン袋の製造から事業を開始。1978年に本社を同区南津守に移転し、生産体制を強化した。この時期の技術蓄積が、後年の特許取得や事業拡大の基盤となった。

ネオパック特許取得と社名変更

1980年7月、主力製品となるネオパックの特許を取得した。この包装材料は同社の成長を支える核となった。1986年7月には商号を株式会社ショーエイコーポレーションに変更し、本社を大阪市西区北堀江へ移転。旧本社を生産センター(現大阪センター)と位置づけ、製造機能を集約した。

ダイレクトメール事業へ本格参入

1991年4月、DM発送代行業界に本格参入し、トータルメディアネットワーク事業部を開設した。これにより包装製造から物流・発送代行まで一貫サービスを提供できる体制を構築。1997年には大阪・東京営業所を支店に昇格し、営業網を拡充。2001年に神奈川事業所を開設し、首都圏での発送代行能力を高めた。

株式上場と事業領域の拡大

2008年12月、大阪証券取引所ヘラクレス市場に上場。翌2009年に東京支店を移転し、2011年には名古屋支店を昇格。同年、大阪第2センターを竣工し生産能力を増強。2012年10月に株式会社CSと株式会社クルーの株式を取得し連結子会社化したことで、日用雑貨品事業を新たに立ち上げた。

子会社吸収と化粧品事業への進出

2019年4月、株式会社CSと株式会社クルーを吸収合併し、組織をスリム化した。これに先立ち2017年には化粧品製造販売業許可を取得し、化粧品OEM事業を本格化。2021年8月には株式会社ファインケメティックスの株式を取得し、化粧品製造技術をさらに強化した。

プライムからスタンダードへの市場移行

2022年4月の東証市場再編で、従来の市場第一部からプライム市場に移行した。しかし2023年10月、自らの判断でスタンダード市場へ移行。プライム市場の上場維持基準を満たさなかったわけではなく、事業規模に適した市場区分として選択した。現在もスタンダード市場で取引が行われている。

年表29件を開く

1960年代

  • 1968年2月創業製袋業を主目的として、照栄製袋株式会社(資本金1百万円)を大阪市西成区千本通り(現西成区千本中)に設立。

1970年代

  • 1978年10月本社を大阪市西成区南津守に移転。

1980年代

  • 1980年7月当社主力製品であるネオパックの特許を取得。
  • 1986年7月商号変更株式会社ショーエイコーポレーションに社名変更。本社を大阪市西区北堀江に移転。大阪市西成区南津守の旧本社を生産センター(現大阪センター)とする。

1990年代

  • 1991年4月ダイレクトメール発送代行業界に本格参入。トータルメディアネットワーク事業部を開設。
  • 1997年7月大阪営業所、東京営業所を支店に昇格。
  • 1998年10月本社及び大阪支店を大阪市西区靭本町に移転。
  • 1999年1月生産センターで品質保証の国際規格ISO9002(現ISO9001)を認証登録。

2000年代

  • 2001年7月神奈川県座間市さがみ野にトータルメディアネットワーク事業部神奈川事業所(現神奈川センター)を開設。
  • 2003年3月大阪府堺市(現堺市中区)深井水池町にパッケージプランニング堺事業所(2006年3月 パッケージプランニング堺センターへ名称変更)を開設。
  • 2003年8月本社及び大阪支店を大阪市中央区平野町に移転。
  • 2005年12月プライバシーマーク(個人情報保護の日本工業規格JIS Q15001:1999)を取得。
  • 2006年9月本社及び大阪支店を大阪市中央区備後町に移転。
  • 2008年12月上場大阪証券取引所ニッポン・ニュー・マーケット「ヘラクレス(グロース)」に上場。
  • 2009年10月東京支店を東京都千代田区岩本町に移転。

2010年代

  • 2010年10月上場大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(グロース)に株式を上場。
  • 2011年4月名古屋営業所を支店に昇格。
  • 2011年7月大阪市西成区千本南に大阪第2センター竣工。
  • 2011年10月化粧品製造業許可及び医薬部外品製造業許可を取得。
  • 2012年10月M&A株式会社CS及び株式会社クルーの株式を取得し連結子会社化。新たに日用雑貨品事業を立ち上げる。
  • 2013年7月上場大阪証券取引所の現物市場の東京証券取引所への統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(グロース)に株式を上場。
  • 2014年7月東京支店を東京都千代田区九段北に移転。
  • 2017年8月化粧品製造販売業許可及び医薬部外品製造販売業許可を取得。
  • 2018年2月東京証券取引所JASDAQ(グロース)から東京証券取引所市場第二部に市場変更。
  • 2019年2月東京証券取引所市場第二部から東京証券取引所市場第一部銘柄に指定。
  • 2019年4月M&A株式会社CS及び株式会社クルーを吸収合併。

2020年代

  • 2021年8月M&A株式会社ファインケメティックスの株式を取得し連結子会社化。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行。
  • 2023年10月東京証券取引所のプライム市場からスタンダード市場に移行。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 利益の拡大増益及び利益率の向上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    コストコントロールと供給リスク低減

    仕入先の多角化や調達ルートの再構築、原料・資材の仕様見直しによりコストコントロールを徹底し、収益の安定化と供給リスクの低減を図る。

  2. 02

    高付加価値商品の開発とブランド力強化

    機能性・利便性・環境対応を付加した商品開発を推進し、価格競争から脱却。市場ニーズに合致した高付加価値商品の投入や既存商品のリニューアルにより収益性向上とブランド力強化を図る。

  3. 03

    開発体制強化と人材育成

    開発部門の体制強化と研究開発人材の育成・確保を進め、指導体制やナレッジ共有の仕組みを整備。商品企画から生産・販売まで一体化した開発力を高め、差別化商品の創出を加速する。

  4. 04

    新たな販売モデルの構築と顧客接点拡大

    既存事業のシナジーを活かし、ECやデジタルチャネルを中心とした新たな販売モデルを構築。企画・製造・物流機能を組み合わせた複合的なサービス提供を拡充し、顧客接点の拡大と収益機会の多様化を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で570人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は598万円で、9期前と比べて+7.6%平均年齢は44.0歳、平均勤続年数は11.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月256
2018年3月263
2019年3月55641.311.3357
2020年3月55040.911.0399
2021年3月54340.310.0458
2022年3月56141.611.0558
2023年3月51143.211.1553
2024年3月58743.012.3555
2025年3月48243.112.4579121
2026年3月59844.011.8570228

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)45.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
タイ王国 — サムット プラカン県1,194百万円
商品販売事業
大阪第2センター — 大阪市西成区583百万円
営業促進支援事業
大阪センター — 大阪市西成区420百万円
営業促進支援事業
成田工場 — 千葉県成田市335百万円
営業促進支援事業
神奈川センター — 神奈川県座間市101百万円
営業促進支援事業
東京本社他1支店・1営業所34百万円
営業促進支援事業 商品販売事業 全社
茨城倉庫 — 茨城県稲敷市他33百万円
営業促進支援事業
岸和田センター — 大阪府岸和田市32百万円
商品販売事業
本社 — 大阪市中央区27百万円
営業促進支援事業 商品販売事業 全社
泉大津センター — 大阪府泉大津市17百万円
商品販売事業
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社 ファインケメティックス(注)3
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は190億円営業利益13億円前期と比べると増収増益で、売上が+0.0%、利益が+85.7%。

売上高
+0.0%
190億円
営業利益
+85.7%
13億円
純利益
+80.0%
9億円
営業利益率
6.8%
前期比 +3.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高203億円190億円
営業利益14億円13億円
純利益10億円9億円
1株あたり配当¥35¥35

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は49億円、営業利益は2億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−2.0%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q49−10
2024年1Q5024.06
2024年2Q4712.13
2024年3Q5036.02
2024年4Q47−1
2025年2Q9655.2−5
2025年4Q9422.110
2026年2Q9366.54
2026年4Q9777.25
2027年1Q4924.12

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は114億円から190億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は6.8%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
大阪証券取引所の現物市場の東京証券取引所への統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(グロース)に株式を上場。
2013年3月11432
2014年3月13610
2015年3月14400
2016年3月14610
2017年3月14753
2018年3月16254
株式会社CS及び株式会社クルーを吸収合併。
2019年3月17853
2020年3月19164
株式会社ファインケメティックスの株式を取得し連結子会社化。
2021年3月205117
2022年3月19321
2023年3月207−3−16
2024年3月1941410
2025年3月190773.75
2026年3月19013136.89

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高190億円のうち、営業利益として残るのは13億円6.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は9億円、売上の4.7%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金75.3%143億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金17.4%33億円
  • その他の費用持分法損益などの調整0.5%1億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.8%13億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
24.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.4pt
6.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.7pt
4.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+11.2pt
18.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
9.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが12億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは8億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は11億円で、売上の0.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月40−144
2014年3月10−115
2015年3月03−236
2016年3月40−743
2017年3月7−1−466
2018年3月0−12−16
2019年3月1−1006
2020年3月4−1−139
2021年3月−6−18−79
2022年3月3−1814−159
2023年3月7−1−2613
2024年3月145−24199
2025年3月9−103−111
2026年3月12−4−8811

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は110億円。このうち返さなくてよい自己資本が51億円で、自己資本比率は46.7%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月77195824.9
2014年3月76185823.7
2015年3月76175921.9
2016年3月71175423.8
2017年3月75215427.7
2018年3月84246028.8
2019年3月90266429.1
2020年3月90276329.8
2021年3月103475646.0
2022年3月128458335.4
2023年3月110288225.4
2024年3月96385839.5
2025年3月104436241.0
2026年3月110515946.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
11億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
29億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
17億円
在庫として抱えている分
負債合計
59億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
75
/ 100
安定性自己資本比率31 / 40
収益力営業利益率14 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE203社中9位あたり、逆に低いのは自己資本比率203社中165位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
18.1%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.8%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
46.7%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
0.0%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.7%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥750で、1年前と比べて+36.7%過去52週の値幅のなかでは65%の位置にある。

¥750-1.3%1ヶ月-0.7%1年+36.7%時価総額59億円
過去52週の値幅
安値¥571高値¥848

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)6.8倍
PER (会社予想)6.0倍
PBR1.13倍
配当利回り4.67%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月中旬に800円台まで上昇したが、その後は750円前後でのもみ合いが続き、8月14日には747円と25日線767円を下回った。年初来高値848円からは約12%下落、52週安値566円に対しては約32%上に位置。出来高は8月12日に69500株と急増したが、その後は落ち着いており、方向感に欠ける展開。RSI41.9で中立圏。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERは6.76倍で業界平均の18.77倍を大幅に下回り、予想PER5.9倍とさらに割安。PBRは1.12倍で平均1.44倍を下回り、ROEは18.1%と高く資本効率が良い。配当利回りは4.69%と平均2.63%を上回り、株主還元も充実。業績は減益傾向にあるが、今期以降の回復が見込まれ、総合的に割安と判断。ただし、売上高が横ばいで成長性には疑問が残る。

指標この会社業種平均
PER (実績)6.8倍17.8倍
PER (予想)6.0倍
PBR1.13倍1.41倍
ROE18.1%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は横ばいだが、利益率は改善傾向にあり、ROE18%と財務効率は良い。強気派は、営業利益率の上昇と今後の成長戦略を評価し、割安なPERと高い配当利回りを指摘する。弱気派は、売上の減少傾向や、利益率の改善が市況による一時的なものではないかと疑い、持続可能性に懐疑的。

プラスに働く材料7
  • 収益性の改善

    営業利益率は3.68%から6.84%へ上昇しており、業績改善の傾向が見える

  • 株主還元が手厚い

    配当利回りは4.69%と高く、PERも6.76倍と割安感がある

  • 財務効率の高さ

    ROE18.1%は資本を効率的に活用していると評価できる水準

  • 営業利益7億→13億円、営業利益率6.84%へ通年影響

    営業利益7→13億円、営業利益率3.68%→6.84%に改善

  • 純利益5億→9億円と増益転換決算発表後影響

    純利益5→9億円、営業利益とともに増益基調

  • 予想PER5.9倍とPBR1.12倍の割安継続影響

    実績PER6.76倍→予想5.9倍、PBR1.12倍

  • 配当利回り4.69%と高水準継続影響

    配当利回り4.69%、時価総額59億円

マイナスに働く材料7
  • 減収基調

    売上高は207億円から190億円へ減少しており、事業規模が縮小している

  • 市況依存の懸念

    化学品商社は市況変動の影響を受けやすく、利益率改善は一過性の可能性

  • 純利益の不安定さ

    2023/3期に赤字を出した履歴があり、業績の変動リスクが存在する

  • 売上高190億円と3期横ばい通年影響

    売上高194→190→190億円と成長乏しい

  • 純利益10億→5億→9億と変動大きく決算発表後影響

    純利益10億、5億、9億と期により大きくぶれる

  • 1年で株価37.3%上昇し過熱感不定影響

    過去1年で37.31%上昇、短期的な調整リスク

  • 外国株主比率1.46%と低く需給細い継続影響

    外国持株比率1.46%、時価総額59億円

次の決算で確かめる点
売上高
事業規模の縮小が続くかどうかを見るため
営業利益率
収益性改善が持続するかどうかの確認指標
ROE
資本効率の維持・向上が期待できるか

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり35で、前期から+75.0%いまの株価に対する利回りは4.67%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥35
1株あたり
配当利回り
4.67%
いまの株価に対して
配当性向
29.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1052.1
2018年3月1330.021.9
2019年3月2053.829.8
2020年3月200.046.7
2021年3月200.031.6
2022年3月200.044.6
2023年3月200.0
2024年3月200.018.3
2025年3月200.025.9
2026年3月3575.029.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥35

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ7,446人。区分でいちばん多いのは個人・その他94.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が3.5%を占め、残る96.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他81.685.988.790.995.294.3
事業法人6.26.05.84.04.03.5
自己株式1.61.61.61.61.61.6
外国法人2.20.80.60.50.51.2
証券会社2.71.60.70.40.10.7
外国人個人0.00.10.10.10.20.2
金融機関7.25.64.14.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01芝原 英司24.31
02ショーエイ従業員持株会3.16
03吉岡 裕之2.20
04剣持 整1.36
05有村 芳文0.99
06キョウエイ株式会社0.98
07山下 重子0.78
08藤原 秀仁0.66
09オザックス株式会社0.64
10正垣 勝彦0.64

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+280%、1株純資産は14期で+124%。直近期のROEは18.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月2929710.512.366.9
2014年3月52791.745.170.5
2015年3月−5259−1.8717.8
2016年3月32631.268.669.8
2017年3月5132117.39.152.1
2018年3月5537316.015.721.9
2019年3月4939912.618.529.8
2020年3月6443215.310.546.7
2021年3月10161318.210.731.6
2022年3月125861.953.744.6
2023年3月−209363−44.1
2024年3月13149230.64.618.3
2025年3月6055311.69.125.9
2026年3月11066518.16.729.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額128百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
芝原英司代表取締役社長7719,080
川上弘恭取締役 執行役員 営業部門担当6825
田中博文取締役 執行役員 営業促進支援事業 営業部門担当61355
稲谷和樹取締役 執行役員 管理部門担当 兼 経理部長 兼 経営企画部長 兼 法務部長5480
山之口良子取締役69
片山淳一郎取締役60
新城学取締役(常勤監査等委員)6531
大森茂樹取締役(監査等委員)79
種田ゆみこ取締役(監査等委員)59
矢野隼人取締役40
富山聡子取締役(監査等委員)47
玉置求己54

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)7929213
監査等委員316165
監査等委員316165
取締役(社内)2442

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容450字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは当社、連結子会社(株式会社ファインケメティックス、SHOEI PLASTIC(THAILAND)CO.,LTD.)、非連結子会社(上海照栄社商貿有限公司)の計4社で構成されております。フィルムパッケージの専門メーカーとして創業しましたが、現在はお客様のご要望を実現させることをモットーに、時代のニーズに応えながら長年培われた技術と経験を活かし、パッケージ企画・製造、DM代行・物流、化粧品OEM・充填、日用品・雑貨の企画・販売等の事業領域まで拡大しております。 (1) 営業促進支援事業 営業促進支援事業は、お客様自身の営業を一層促進していただくために、商品や販促品の企画開発から、アセンブリなどの生産支援、配送にいたるまで商品・サービスの提供をする事業であります。 [事業の系統図] (2) 商品販売事業 商品販売事業は、100円ショップやドラッグストアなどの小売販売店に向けて、商品を企画提案し、製造・調達し、提供する事業であります。 [事業の系統図]
経営方針・対処すべき課題1,513字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1) 経営方針・経営戦略等 当社グループは、パッケージの専門メーカーとして創業以来、常に時代のニーズに応えながら新しい製品やサービスを提供するとともに、強みである企画力、調達力、商品開発力を活かし、現在、営業促進支援事業と商品販売事業の2つの事業を推進しております。 営業促進支援事業は、お客様自身の営業を一層促進していただくために、商品や販促品の企画開発から、アセンブリなどの生産支援、配送にいたるまで商品・サービスの提供をさせていただく事業であります。商品販売事業は、100円ショップやドラッグストアなどの小売販売店に向けて、商品を企画提案し、製造・調達し、提供させていただく事業であります。常に、お客様がやりたくてもなかなかできない仕事を、お客様のご要望に沿って実現させることをモットーとしております。 また当社は従業員の生き甲斐や働き甲斐を通じて、少しでも世の中のお役に立つことを目指し、次の経営理念のもと、事業活動を展開しております。 経営理念 全従業員の物心両面の幸福を追求するとともに、社会の進歩発展に貢献すること 当社グループは、顧客への提供価値が変化している中で、これまで培い蓄えてきた企業価値を最大限高め、更なる成長を目指し、全従業員が自ら考え挑戦し、未来に希望を持ち、当社で働くことにより誇りを持てる会社であることに加え、よりコンシューマーに近い企画開発型のメーカーとして、高収益企業となることを事業活動の指針とすべく、更なる成長のために新たなる事業形態を見据えて、活動しております。当社グループは、全従業員が自発的に価値を創造し発信していくことで、これからもスピードを落とさず成長してまいります。 (2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 国内経済情勢については、雇用情勢の改善や賃上げの定着が支えとなり緩やかな回復基調が見込まれるものの、家計の物価は高止まりし実質購買力は脆弱、米中の景気や地政学リスクもあり、先行き不透明な状況が続く見通しであります。そのような中で、当社グループとしては、以下の事項を対処すべき課題として考えております。 営業促進支援事業、商品販売事業ともにグループ企業との連携強化をさらに進めてまいります。そのためには、 ・ 仕入先の多角化や調達ルートの再構築を進め、使用原料・資材の仕様を見直すことによるコストコントロールを徹底し、収益の安定化と供給リスクの低減を図る。 ・ 機能性・利便性・環境対応といった要素を付加した商品開発を推進し、価格競争からの脱却を図り、市場ニーズに合致した高付加価値商品の投入や既存商品のリニューアルを通じて収益性を向上させるとともに、ブランド力の強化につなげる。 ・ 顧客ニーズの多様化・高度化に対応するため、開発部門の体制強化と研究開発人材の育成・確保を進めるとともに、指導体制やナレッジ共有の仕組みを整備し、商品企画から生産・販売までを一体化した開発力を高め、高付加価値商品や差別化商品の創出を加速させる。 ・ 既存の営業促進支援事業及び商品販売事業のシナジーを活かし、ECやデジタルチャネルを中心とした新たな販売モデルの構築を推進させ、企画・製造・物流機能を組み合わせた複合的なサービス提供を拡充し、顧客接点の拡大と収益機会の多様化を図る。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、成長性と収益性を追求し企業価値を高め、企業収益力の向上を達成するため、利益の拡大を経営目標としており、増益及び利益率の向上を重要な経営指標としております。
事業等のリスク8,250字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループ(当社及び連結子会社)の事業その他のリスクについて、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる事項を記載しております。ただし、以下は当社グループに関する全てのリスクを網羅するものではなく、記載されたリスク以外のリスクも存在します。かかるリスク要因のいずれによっても、投資家の判断に影響を及ぼす可能性があります。 本項においては、将来に関する事項が含まれますが、当該事項は有価証券報告書提出日現在において入手可能な情報に基づき当社グループが判断したものであります。 経済環境に関連するリスク 1.原材料調達に関するリスク 当社グループが素材として利用するプラスチックフィルムの仕入価格は、その原料である原油価格(ナフサ)の市況の影響を受けております。プラスチックフィルムは複数のメーカーから購入し、さらにその一部を海外から調達することにより安定的に必要な数量を確保するとともに、価格交渉により仕入価格の上昇を抑制すべく努めており、仕入価格の上昇分は販売価格へ転嫁するように努めております。また、化粧品及び医薬部外品の製造において原材料仕入は不可欠であり、原料メーカーまたは卸会社から仕入れ・調達しております。当社グループでは、プラスチックフィルム同様に仕入先との間において良好な取引関係を保つとともに、適正価格での安定的な仕入れ・調達に努めているところであります。しかしながら、原油価格の変動や急激な需給変化などにより、仕入価格が急激に上昇した場合には、販売価格への転嫁が遅れることなどにより、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 2.為替変動に関するリスク 当社グループは、商品の一部を海外から調達しており、為替変動によるリスクに対しては為替予約等により、リスクの軽減に努めております。また、主要通貨の変動と事業への影響をモニタリングし、適時、社内会議に報告しております。さらに必要に応じて経営陣の指示のもと、関係部門は事業への影響を軽減する対策を検討しております。これによってすべてのリスクを回避できるものでなく、中長期的な為替レートの変動によるリスク等を完全にヘッジすることはできないため、為替相場の著しい変化が生じた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、海外の連結子会社の経営成績は、連結財務諸表作成のために円換算されております。換算時の為替レートにより、円換算後の価値が影響を受けた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 3.金利変動に関するリスク 当社グループは、主に金融機関での借入れにより資金調達を行っており、総資産のうち有利子負債の占める比率は2026年3月期末において30.5%となっております。当社としましては、有利子負債依存度の低下を図っており、2026年3月期末における固定金利調達割合は93.1%であることから、金利上昇局面における影響は短期的にはそれほど大きくないと考えております。しかしながら、今後金利が上昇し、資金調達コストが増加した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 4.少子高齢化、人口減少に関するリスク 当社グループの関わっている事業は、BtoB事業ではあるものの、その大半は最終的に消費者の購買行動に影響を受ける事業であります。現在、日本の出生率は年々減少傾向が続き、またコロナ禍において婚姻数が低下しており、少子高齢化、人口減少は今後も続くと予想されます。それによって消費者の購買行動は、雑貨品、衣料品、化粧品、健康食品、旅行など変化してきており、コロナの収束後はより一層変化するもので、当社としましても、「変化を好機」と受け止め、営業促進支援事業及び商品販売事業を手掛けるなど幅広い分野での営業活動を行うことで、事業ポートフォリオの継続的見直し、市場環境の変化への対応、常に高収益を生み出すことができる事業基盤の構築を行っております。しかしながら、様々な外的要因によって当社が想定する以上に市場環境が激変した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 事業活動に関連するリスク 5.海外の経済情勢等に関するリスク 当社グループは、中国やタイ等のアジア地域から海外商品の調達を行っております。当社グループでは、中国及びタイにおいては、各国在住のコンサルタントから、周辺諸国を含めた経済・政治・社会的状況に加えて、事業に関連する各国法規制の情報を収集し、環境関連規制、製品の安全性・品質関連規制の強化、輸出入関連規制の変更等による当社グループへの影響に注視しつつ、適宜対応をとっております。しかしながらその想定外の政情の変化、経済状況の変動や通貨危機、予期せぬ政策及び法制度、法規制等の変更、税制の変更、地震、水害等の自然災害の発生、重大な影響を及ぼす感染症の流行といったリスクは内在されており、それらの要因による国・地域の混乱などによる商品の調達に支障が生じた場合、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 6.在庫に関するリスク 当社グループは、多種多様な製品を扱っており、その商品開発においては常に消費者の嗜好及び需要を意識した企画開発に注力し、魅力ある新製品を開発し、販売先に提供しております。当社グループとしては、在庫管理システムを構築し、データ管理により在庫の適正な水準を維持し、欠品防止や商品回転率の向上に努めておりますが、消費者の嗜好及び需要は絶えず変化していることから、市場動向に対応できず、販売先から商品打ち切りとなる等により、滞留在庫が発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 7.外注生産に関するリスク 当社グループは固定費の削減等を目的として、製造工程の大半を生産委託しております。外注先については、当社グループの品質管理基準を満たした外注先への発注、品質向上活動、外注検査の推進等を図るとともに、それらの水準に見合う新たな外注先発掘による生産能力の維持、拡大に努めておりますが、万一、製品納入の遅れや不適合品・クレーム品等が発生し、お客様からの信用が低下した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 8.製造物責任に関するリスクについて 当社グループは、製品の企画段階から製造、販売までのあらゆる過程において、厳格な品質管理を行い、欠陥製品の発生を防ぐ体制を構築するとともに、お客様相談窓口を通じて、商品への意見、要望等をくみ上げ、更なる品質向上に努めております。加えて、万一の場合に備えて製造物責任賠償に係る保険にも加入しておりますが、製品の欠陥が理由で事故が生じ、製造物責任法により損害賠償問題が発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 9.直送取引に関するリスクについて 当社グループは、前述のとおり製造工程の一部を生産委託しており、また商品も国内及び海外の仕入先より調達しており、その半分程度は直送取引となっております。直送取引については、現物の検収が困難なため不正取引の温床になりやすい取引であるため、発注書、送り状による確認を進めるとともに、日頃より海外仕入れにおいては乙仲、国内仕入れについては外注先及び仕入先と密にコミュニケーションを取って万全を期しております。万が一取引上の文書が偽造されるなどの不正取引が行われた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 10.企業買収及び業務提携に関するリスク 当社グループは、事業拡大を目的として企業買収、業務提携を進めております。これら成長投資を今後も進めるとともに、企業価値の向上に努めてまいります。これらの活動は、当社の成長のための施策として重要なものであり、当社グループとしても重要な投資に対して、業績が当初計画から大きく乖離していないかを確認し、取締役会で報告するようにしており、必要に応じて、関係部門は、今後の方向性や業績改善のための対策を検討しております。しかしながら、投資判断時に想定していなかった水準で、市場環境や経営環境が悪化し、業績計画との乖離等により期待されるキャッシュ・フローが生み出せない場合、M&Aにより計上したのれんや無形資産の減損処理により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 11.物流に関するリスク 当社グループは、ロジスティクス部門が得意先の店舗毎に毎日多くの商品を出荷しております。物流問題に関しては、1ケースあたりの混載率を上げて運賃コスト改善に向けて取り組むなど当社グループ内だけではなく、運送会社とのコミュニケーションも密にし、日々改善に努力しております。しかしながら、流通環境において原油価格の高騰や運送会社のドライバー不足の問題から発生する運賃の高騰は、当社の物流コストの増加をもたらし、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 その他のリスク 12.環境規制及び環境問題に関するリスク 当社グループは、従来からのプラスチックフィルム製包装資材、雑貨商品など様々なプラスチック製品・商品を取り扱っております。パッケージ(外袋)は、日用雑貨等の商品陳列、販売のためには、中身の保護に欠かせない反面、中身の消費と同時に不要となります。人々の環境意識の高まりと地球環境の悪化、特に海洋プラスチックごみ問題は当社グループの事業の在り様とも密接に関係しています。そのため環境保全への取り組みは企業として果たすべき重要課題であると認識し、バイオマス素材、生分解性素材など素材メーカーの協力を仰ぎながら、その負荷を可能な限り抑えた商品開発に積極的に取り組んでおります。しかしながら、今後、環境等に関する様々な法的規制の強化または社会的責任の要請等に起因して事業活動に制約を受けるような事象が顕在化した場合には、計画外の設備投資や環境対策費用等の追加負担が生じることとなり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 13.法的規制に関するリスク 当社グループは、「容器包装リサイクル法」、「医薬品医療機器等法」、「貨物利用運送事業法」、「個人情報保護法」、「下請代金支払遅延等防止法」、「家庭用品品質表示法」、「食品衛生法」、「不当景品類及び不当表示防止法」、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」等の規制を受けております。担当部署内に法務担当を設置し、また顧問弁護士事務所、顧問特許事務所等との日々コミュニケーションに努め、適宜対応しております。しかしながら、これらの法規制等の導入・強化・改正等に対して当社が適切に対応できず違法行為等が生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、今後の各種法令の新設・改正への対応に際し費用負担が生じる可能性があり、これらの事象が発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。なお、当社は、コンプライアンス経営を最重要課題として認識し、当社一丸となって法令遵守体制を推進しており、本書提出日現在におきましては、各種免許の取消事由は発生しておりませんが、将来、各種法令に違反した事実が認められ、事業の停止、許認可の取り消し等の罰則を受けた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 主要事業の許認可等の概要 許認可等の名称   法律名   所轄官庁等   有効期間   取消事由 医薬部外品 製造業許可   医薬品医療機器等法※   大阪府大阪府神奈川県千葉県   2028年7月23日まで2026年7月31日まで2027年12月11日まで2026年6月30日まで   「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」第75条に定められる事由に該当した場合 医薬部外品製造販売業許可   医薬品医療機器等法※   東京都   2028年2月29日まで 化粧品 製造業許可   医薬品医療機器等法※   大阪府大阪府神奈川県大阪府千葉県   2028年7月23日まで2026年7月31日まで2027年12月11日まで2029年2月5日まで2026年6月30日まで 化粧品 製造販売業許可   医薬品医療機器等法※   東京都   2028年2月29日まで 清涼飲料水 製造業許可   食品衛生法   大阪市   2031年1月31日まで   原材料の下処理は認めない。 清涼飲料水 製造業営業許可   食品衛生法   大阪市   2031年1月31日まで   原材料の下処理は認めない。 第一種貨物利用運送事業   貨物利用運送事業法   近畿陸運局   期間の定めなし   同法第16条(事業の停止及び登録の取消し)に基づく処分または登録若しくは許可に付した条件に違反し、事業の停止及び登録の取消しを受けた場合等 ※「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」の略称であります。 14.知的財産権に関するリスク 当社グループは、製造や商品開発において、特許並びに意匠及び商標等の知的財産に関し、特許事務所にて適宜確認するなど可能な範囲で調査を行い対応しております。また、不正競争防止法も十分に考慮した製品開発、商品開発を心掛けております。しかし、事業分野における知的財産権の完全な現況を把握することは困難であり、当社グループが第三者の知的財産権を侵害した場合には、当該第三者より、損害賠償請求及び使用差止請求等の訴えを起こされる可能性があります。その場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 15.個人情報の取扱いに関するリスク 当社は、販売先の顧客の個人情報を取扱っており、当該個人情報の管理として、自社においては個人情報マネジメントシステム等を整備し、個人情報管理に関するシステムのセキュリティ対策を講ずるとともに、全役職員を対象とした教育研修を実施して個人情報の適正管理に努めており、外注先等に対しても監視、指導を徹底しております。2005年12月には、一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)が発行するプライバシーマークを取得しております。また個人情報以外の情報についても情報セキュリティ管理規程を整備し、体制の強化や社員教育などを通じてシステムとデータの保守・管理に万全を尽くしておりますが、これらの情報が当社の関係者や業務提携先の故意又は過失により、外部へ流出もしくは悪用される事態が発生した場合には、当社が損害賠償を含む法的責任を追及される可能性があるほか、当社の信用が著しく低下する可能性があり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 16.人材の採用・育成に関するリスク 当社グループは、今後、さらに事業を拡大し、成長を続けていくためには優秀な人材の確保が重要課題になっております。新卒採用のほかにも多様な専門性を有する人材を確保すべく中途採用の実施等、幅広く優秀な人材を求めております。こうした人材の確保及び育成が計画通りに進まず、あるいは重要な人材が社外に流出し、競争力の低下や事業拡大の制約要因となる可能性が生じた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 17.自然災害やパンデミックに関するリスク 当社グループは、生産拠点を大阪、神奈川、及び千葉に分散しており、また近畿、四国及び関東地区の外注先に製造委託していることから局地的な自然災害やパンデミックのリスク分散に対応しており、有事の際には従業員の健康と安全、事業継続のための体制を確保するためオンラインコミュニケーションやテレワークを促進する体制となっております。しかしながら、大規模な自然災害やパンデミックによるロックダウンが発生した場合には外注先も含めて、甚大な損害を受ける可能性があり、その場合には、製品の供給体制が確保できなくなり急激な売上低下を起こし、また修復に多額の費用が発生することが予想され、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 18.退職給付債務に関するリスク 当社グループは、確定給付型の制度として、確定給付企業年金制度及び退職一時金年金制度を有し、退職給付債務の算定方法として簡便法を採用しているため、年金資産は連結会計年度末における株式市場及び債券市場や金利等の動向に大きく影響されます。当社グループとしては、運営管理機関とのコミュニケーションを密にし、四半期ごとに運用状況を確認し、適正に管理及び運用されるように対応するとともに、また退職給付債務を算定し発生した差異を次年度以降に配分できる原則法への移行も検討しております。しかしながら、年金資産について想定外の変動が生じた場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 19.コンプライアンスに関するリスク 当社グループは、不正取引等のコンプライアンス違反を発生させないように、全役職員のコンプライアンス意識の強化等のコンプライアンスに関わる諸施策に全社を挙げて取り組んでおります。今後とも、全役職員を対象に法令や社内規程を遵守するよう、教育・研修などを通じた啓発活動を行うことによりコンプライアンス意識を高めるとともに、常勤監査等委員である取締役を相談窓口とする通報相談窓口の設置によりコンプライアンス違反の把握と未然防止に努めてまいります。しかしながら、万が一重大なコンプライアンス違反が発生した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 20.化粧品ОEM事業の環境に関するリスク 当社グループでは、理美容院向け頭髪用化粧品を中心に、化粧品のОEM事業を行っております。将来的に我が国の人口減少に伴って、理美容施術の人口も減少するものであり、理美容業界の市場規模の縮小化が予想されます。その消費動向の停滞等により、業界内の競合他社との競争も厳しさを増すもので、その戦略が問われますが、当社グループはОEMメーカーであるため、クライアントである化粧品メーカーの商品開発戦略、販売戦略ならびに外注戦略に左右される立場にあります。当社グループとしては、選ばれるОEMメーカーであるために、研究開発部門や製造部門の強化を図り、より付加価値の高い製品及びサービスの提供に努め、お客様への提案力も強化しております。しかしながら、今後予期せぬ業界動向または競争環境の変化や、当社が提供する製品及びサービスと顧客ニーズが大きく乖離するといった事態が生じた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 21.製造による健康被害発生に関するリスク 当社グループにおける化粧品関連製品の多くは一般消費者の頭皮や肌に直接触れるものであります。当社グループでは、当該リスクに対して、製造・販売する製品について、安全性と品質の保証を担当する部門が、安全性の設計や品質管理状況等の確認を関係部門に行う管理体制を整備し、高い安全性と品質水準の確保に努めており、製品の製造過程において作業マニュアルの策定及び当該マニュアルを遵守するための従業員教育、品質検査の実施等により、出荷する製品の品質には万全を期しております。しかしながら、何らかの要因により製造過程または出荷後のある過程において製品中に異物が混入し、当該製品を使用した顧客の健康被害または当該製品の回収という事態が発生した場合には、その対処費用のみならず、クライアントの信頼及び社会的信用が失墜することで、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,116字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 業績等の概要 (1) 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や政府の物価高対策による個人消費の持ち直し、また高水準な企業収益を背景に設備投資が底堅く推移したこともあり緩やかに回復しております。一方、期末において中東情勢の緊迫化が急速に進行し、原油・ナフサ等の輸入原材料の供給・調達に対する不安が国内産業全体へ広がり、資源価格高騰や急激な為替変動により、先行き不透明な状況が続いております。 当社グループを取り巻く環境は、様々な外部環境により先行きが見通しづらい中、原料価格の高騰、輸入仕入価格の上昇といった厳しい事業環境が続いております。そのような中、高付加価値商品の開発、仕入調達ルートの多角化といった収益改善策を継続しつつ、企画提案力の強化、取扱領域の拡大、顧客の多様な要望に応えるための継続的な投資、研究開発人材の強化や指導体制の整備を進め、複合営業の本格化につなげてまいりました。 その結果、当連結会計年度における売上高は19,047百万円(前年同期比0.1%増)となりました。利益面につきましては、営業利益は1,331百万円(前年同期比78.1%増)、経常利益は1,298百万円(前年同期比73.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は853百万円(前年同期比82.7%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 (営業促進支援事業) 当セグメントにつきましては、お客様自身の営業を一層促進していただくために、商品や販促品の企画開発から、アセンブリなどの生産支援、配送にいたるまで商品・サービスの提供をする事業であります。 資材や販促品キャンペーンを軸とする販売は、販促企画案件について大口の減少はあったものの、高付加価値商品のリピートは順調に推移し、新規市場の開拓を積極的に推進した結果、前年同期を上回りました。OEMについては、自社工場を活用した雑貨や化粧品等のピロー包装やアセンブリ作業は順調に推移しており、日用雑貨品の充填等についてもエンドユーザーへの複合販売を強化推進したことで受注が増加し前年同期を大きく上回りました。発送代行については、環境の変化による通数の減少があるものの、ゆうメール案件数の増加があり前年同期を上回りましたが、収益認識基準による相殺額の増加により売上への寄与が小さくなったことから結果的には前年同期を下回りました。 利益面につきましては、高付加価値商品の販売が拡大したこと、またアセンブリ案件の増加に伴う自社工場の稼働率が高かったことから、セグメント利益額、利益率ともに増加いたしました。 その結果、売上高は10,105百万円(前年同期比6.6%増)、セグメント利益は874百万円(前年同期比146.9%増)となりました。 (商品販売事業) 当セグメントにつきましては、100円ショップやドラッグストアなどの小売販売店に向けて、商品を企画提案し、製造・調達し、提供する事業であります。 100円ショップ向けについては、環境対応型商品の投入や消臭袋や鮮度保持袋に代表される付加価値の高いポリエチレン製品を中心として堅調に推移し、また新商品において機能性・利便性・アイディア性といった付加価値の高い雑貨商品の売上も好調でありました。しかしながら、定番商品において市場環境の変化や価格競争の影響を受け、売上高は前年同期を下回りました。量販店向けについては、ポリエチレン製品は100円ショップ向け同様安定した売上があるものの、収益性を高める方針のもと低利益率の商品の販売を縮小していることが影響し減少となりました。 利益面につきましては、より収益性の高い商品や市場価値に合った商品の投入を引き続き進めていったこと、またサプライヤーの多角化を行うといった原価低減に努めたことから、セグメント利益額は前年同期を上回りました。 その結果、売上高は9,115百万円(前年同期比6.0%減)、セグメント利益は456百万円(前年同期比16.1%増)となりました。 (2) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ26百万円減少し、当連結会計年度末には1,084百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は1,168百万円となりました。これは主に法人税等の支払額245百万円あったものの、税金等調整前当期純利益1,283百万円、減価償却費240百万円等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は419百万円となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出179百万円、無形固定資産の取得による支出158百万円等があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は793百万円となりました。これは主に長期借入れによる収入60百万円があったものの、短期借入金の純減額300百万円、長期借入金の返済による支出321百万円、配当金の支払額154百万円等があったことによるものであります。 生産、受注及び販売の状況 (1) 生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自  2025年4月1日至  2026年3月31日)   前年同期比(%) 営業促進支援事業   (千円)   6,154,017   108.3 商品販売事業   (千円)   2,513,274   86.3 合計   (千円)   8,667,292   100.8 (注) 1  セグメント間取引については、相殺消去しております。 2  金額は製造原価及び仕入価格によっております。 (2) 受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自  2025年4月1日至  2026年3月31日) 受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 営業促進支援事業   10,656,225   113.4   2,217,859   120.5 商品販売事業   2,496,580   80.7   203,963   98.9 合計   13,152,805   105.3   2,421,822   118.3 (注) 1  セグメント間取引については、相殺消去しております。 2  金額は販売価格によっております。 3  見込みによる商品仕入を行っているものについては、記載を省略しております。 (3) 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自  2025年4月1日至  2026年3月31日)   前年同期比(%) 営業促進支援事業   (千円)   10,105,511   106.6 商品販売事業   (千円)   8,941,490   93.6 合計   (千円)   19,047,002   100.1 (注) 1  セグメント間取引については、相殺消去しております。 2  主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) 株式会社キャンドゥ   2,807,234   14.8   2,608,330   13.7 株式会社セリア   2,396,420   12.6   2,421,106   12.7 株式会社大創産業   2,372,968   12.5   2,148,982   11.3 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度における当社グループの売上高は前期に比べて15百万円増加(前期比0.1%増)し、19,047百万円となりました。 事業セグメント別では、営業促進支援事業は、資材や販促品キャンペーンを軸とする販売において、販促企画案件について大口の減少はあったものの、高付加価値商品のリピートは順調に推移し、新規市場の開拓を積極的に推進した結果、前期を上回りました。OEMにつきましては、自社工場を活用した雑貨や化粧品等のピロー包装やアセンブリ作業は順調に推移しており、日用雑貨品の充填等についてもエンドユーザーへの複合販売を強化推進したことで受注が増加し前期を大きく上回りました。その結果、同事業の売上高は10,105百万円(前期比6.6%増)となりました。 商品販売事業は、環境対応型商品の投入や消臭袋や鮮度保持袋に代表される付加価値の高いポリエチレン製品を中心として堅調に推移し、また新商品において、機能性・利便性・アイディア性といった付加価値の高い雑貨商品の売上も好調でありました。しかしながら、定番商品において市場環境の変化や価格競争の影響を受け、売上高は前期を下回りました。その結果、同事業の売上高は9,115百万円(前期比6.0%減)となりました。 (売上原価、売上総利益) 営業促進支援事業においては、原料や資材価格の高騰に対して調達先の見直しや販売価格への転嫁が進んだこと、また自社工場の稼働率が高かったことで、前連結会計年度に比べて原価率は3.1ポイント改善し75.2%(前期原価率78.3%)となりました。その結果、売上原価は7,599百万円(前期比174百万円増、2.3%増)、売上総利益は2,506百万円(前期比448百万円増、21.8%増)となりました。 商品販売事業においては、原材料価格の上昇や、為替の急激な変動による影響が大きいものの、高収益商品の推進、サプライヤーの多角化や、市況に応じた仕様変更を進めたことで、前連結会計年度に比べて原価率は2.2ポイント改善し76.2%(前期原価率78.4%)となりました。その結果、売上原価は6,943百万円(前期比657百万円減少、8.7%減)、売上総利益は2,171百万円(前期比71百万円増、3.4%増)となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べて63百万円減少し、3,346百万円(前期比1.9%減)となりました。 販売費及び一般管理費が減少した主な要因は、年金資産運用改善による人件費等の減少によるものであります。 その結果、営業利益は1,331百万円(前年同期比78.1%増)となりました。 (経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益) 営業外収益は、前連結会計年度に比べて4百万円増加し、48百万円(前期比9.4%増)となりました。営業外費用は、前連結会計年度に比べ支払利息が増加したことで36百万円増加し、81百万円(前期比83.1%増)となりました。その結果、当連結会計年度における経常利益は1,298百万円(前期比73.7%増)となりました。 以上の結果、当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は853百万円(前期比82.7%増)となりました。 経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 1.経営方針、経営成績及び対処すべき課題等及び 3.事業等のリスク」に記載のとおりであります。 財務状態の分析 (資産の部) 当連結会計年度末における流動資産の残高は6,811百万円となり、前連結会計年度末に比べ178百万円増加しました。これは電子記録債権、未収入金等は減少したものの、主に受取手形及び売掛金、原材料及び貯蔵品等が増加したことによるものであります。 固定資産の残高は4,199百万円となり、前連結会計年度末に比べ398百万円増加しました。これは主に無形固定資産、投資有価証券等が増加したことによるものであります。 (負債の部) 当連結会計年度末における流動負債の残高は4,405百万円となり、前連結会計年度末に比べ83百万円減少しました。これは未払法人税等は増加したものの、主に短期借入金等が減少したことによるものであります。 固定負債の残高は1,468百万円となり、前連結会計年度末に比べ199百万円減少しました。これは主に長期借入金等が減少したことによるものであります。 (純資産の部) 当連結会計年度末における純資産の残高は5,137百万円となり、前連結会計年度末に比べ860百万円増加しました。これは主に利益剰余金等が増加したことによるものであります。 (2) キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 業績等の概要 (2) キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、資金需要の主なものは、商品の仕入れ、原材料の購入、外注加工費の支払いといった製造費用、販売費及び一般管理費等の営業費用、そして設備投資によるものであります。また事業活動に必要な資金の確保については、「営業活動によるキャッシュ・フロー」の増加による自己資金及び金融機関からの短期借入れを基本としております。なお、重要な資本的支出の予定はありません。 (3) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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