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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.66-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

ハーバー研究所

HABA LABORATORIES, INC.4925 · Standard · 化学

通信販売を主力とする化粧品・健康食品メーカー。自社製造と直営店・百貨店販売で顧客に届ける。

概要

ハーバー研究所は、無添加化粧品ブランド「ハーバー」を展開する化粧品メーカーである。1983年に栄養補助食品の販売会社として創業し、その後基礎化粧品に進出。2025年3月期の連結売上高は121億円、従業員523名。東京証券取引所スタンダード市場に上場(2013年7月)。「5つの無添加」を掲げ、通信販売を主力とする一方、百貨店や直営店でも販売を行う。

通信販売を軸とした三つの販売チャネル

ハーバー研究所は通信販売、店舗販売、その他卸売の三つの販売ルートを持つ。2026年3月期の連結売上高121億円のうち、通信販売(EC含む)が68.7億円で全体の56.6%を占める。店舗販売は百貨店向け卸売と直営店から成り23.8億円、その他卸売(国内・海外)は29.0億円。通信販売の受注は札幌市と広島県福山市のコールセンターで行い、発送は千葉県多古町と福山市の物流センターが担う。プレミアム層の顧客売上は増加したが、新規顧客数の減少によりベーシック層の売上が落ち込み、通信販売全体では前期比2.5%減となった。

基礎化粧品が売上の6割を占める製品構成

品目別売上では、基礎化粧品が74.8億円で化粧品全体の77%を占める。メイクアップ化粧品は9.5億円、トイレタリーは6.4億円、その他化粧品は6.3億円。健康食品・雑貨等は24.4億円で全体の20%を占める。創業以来「無添加主義」を貫き、防腐剤パラベン、石油系界面活性剤、合成香料、鉱物油、タール系色素の5つの成分を配合しない製品開発を行っている。主力の美容オイル「スクワラン」は1983年の発売以来、同社の象徴的な製品であり続けている。

収益構造改革により黒字転換した直近業績

2024年3月期は21億円の当期純損失を計上したが、2025年3月期には6億円の黒字に転換。2026年3月期も営業利益7.3億円(前期比23.4%増)、当期純利益7.6億円と増益を達成した。不採算店舗の閉鎖(4店舗)、在庫圧縮、SKUの最適化、小諸工場の売却などの構造改革を推進。2026年3月期を初年度とする第2次中期経営計画では、人的資本の強化、収益構造の改善、製品開発の強化、顧客接点の拡大を重点戦略に掲げる。営業利益率は4.9%から6.0%に改善した。

グループ会社による製造・物流の内製化

化粧品の生産は子会社のハーバー株式会社(北海道苫小牧市)が主力工場を担い、製造ラインを一貫して持つ。健康食品も同社で製造するほか、外部委託も併用。物流は子会社のハーバーコスメティクス株式会社が担当していたが、2026年4月に吸収合併し、機能を当社に統合した。過去には複数の販売子会社を設立・統合しており、2011年に5つの地域子会社を吸収合併、2014年・2017年にも子会社を統合。効率化を進める一方、米国・中国に進出した子会社はともに清算済みである。

業界の中での役割は国内化粧品・健康食品市場向けの製造小売メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
121億円
営業利益
7億円
営業利益率
5.8%
純利益
8億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01化粧品主力

通信販売を主力に、小売・卸売業者向け卸売、百貨店向け販売、直営店舗で化粧品を販売。自社工場での製造に加え、グループ会社や外部委託も活用。

主要顧客一般消費者、小売・卸売業者、百貨店

主な製品・サービス1
化粧品
スキンケア等の化粧品を製造販売。通信販売や直営店舗で提供。

02健康食品等準主力

健康食品を製造販売。ハーバー株式会社で製造、または外部委託。通信販売等で販売。

主要顧客一般消費者

主な製品・サービス1
健康食品
健康維持を目的とした食品を製造販売。

製品と技術

創業当初から続く美容オイル「スクワラン」

1983年の化粧品事業参入時に発売された「スクワラン」は、ハーバー研究所の最も象徴的な製品である。同社はスクワランを主成分とする「デイリープラス・シリーズ」を展開し、基礎化粧品の核に据えてきた。スクワランは保湿効果が高く、無添加主義の理念に適合する。同製品は現在も主力商品であり、ブランドの認知度向上に貢献している。また、スクワランを応用した派生製品も多数開発されている。

「ピュアメイクシリーズ」によるメイクアップ分野への本格参入

1999年10月、13種54品目からなる「ピュアメイクシリーズ」を発売し、メイクアップ化粧品分野に参入。このシリーズは無添加主義に基づき、肌への負担を抑えた処方が特徴である。ファンデーション、アイメイク、リップなど幅広いカテゴリーをカバーし、基礎化粧品に続く第二の柱として育成された。2026年3月期のメイクアップ化粧品売上は9.5億円で、化粧品全体の約10%を占める。

健康食品・機能性表示食品への展開

創業時の栄養補助食品事業を継承し、健康食品もグループの重要な事業領域である。2026年3月期の健康食品・雑貨等の売上は24.4億円で、全売上の20%を占める。近年は機能性表示食品の開発にも注力し、美容サプリメントなどの新製品を投入している。第2次中期経営計画でも製品開発の強化を掲げ、スキンケア商品の刷新とともに健康食品分野での高付加価値化を進める方針である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

化学のなかでの位置

化粧品OEMに強み、低収益の改善課題を抱える

ハーバー研究所は、基礎化粧品を中心にOEM・ODM事業を展開する化学企業であり、売上高は123億円で推移している。同業他社のコージンバイオや北の達人コーポレーションが自社ブランドを伸ばす中、当社は受託製造に特化し、安定した受注を確保するが、営業利益率は5%前後と低く、収益性改善が課題である。原材料コストの上昇や発注元の生産調整リスクに晒されながらも、化粧品OEMとしての技術力と信頼は強みである。

強み

  • 高品質な化粧品OEMで、国内外の顧客から信頼を得る
  • 大手メーカーとの取引が多く、売上平準化に寄与
  • 独自の処方技術で、差別化した製品を提案可能
  • 売上高120億円超と、OEM業界では一定の規模を確保

課題

  • 営業利益率5%前後と低く、構造的な収益改善が必要
  • 原料費や物流費の上昇を販売価格へ転嫁しきれない
  • 特定の得意先への依存度が高く、受注減の影響が大きい

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

化学の時価総額近傍。太字がハーバー研究所

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14624イサム塗料82億円10.4倍
24937Waqoo82億円34.0倍
34932アルマード80億円13.7倍
44531有機合成薬品工業80億円25.1倍
54936アクシージア77億円
64925ハーバー研究所68億円8.6倍
74625アトミクス62億円4.8倍
8542Aビタブリッドジャパン61億円5.9倍
94990昭和化学工業61億円8.7倍
104929アジュバンホールディングス60億円41.5倍
119385ショーエイコーポレーション59億円6.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 32件

栄養補助食品の通信販売から化粧品へ転換した1983年

1983年5月、東京都豊島区西池袋に資本金1500万円でハーバー株式会社を設立。当初はビタミンを中心とした栄養補助食品の通信販売を開始した。同年11月には美容オイル「スクワラン」を中心とする基礎化粧品シリーズ「デイリープラス・シリーズ」を発売し、化粧品分野に参入。創業当初から通信販売を主力チャネルとし、このビジネスモデルが後の事業基盤となった。1987年2月には商号を株式会社ハーバー研究所に変更し、研究開発型の企業としての方向性を明確にした。

北海道に製造子会社を設立し一貫工場を完成

1987年6月、北海道苫小牧市にハーバー株式会社(出資比率33.3%)を設立し、製造部門を移管。1990年12月には苫小牧市新開町に一貫製造ラインを備えた新鋭工場が完成し、同子会社が移転した。1992年3月にはハーバー株式会社を100%子会社化し、製造体制をグループ内に完全に取り込んだ。同年4月には株式額面変更を目的に、旧株式会社晴耕社を存続会社とする合併を実施。これにより資本構成を整理し、後の上場準備を進めた。

百貨店進出とメイクアップ分野への拡大

1998年8月、札幌市中央区の札幌そごうに「ショップハーバー」1号店を出店し、全国の百貨店での店頭販売を開始。これにより通信販売に加えて実店舗チャネルを獲得した。1999年10月にはベースメイクからポイントメイクまで13種54品目の「ピュアメイクシリーズ」を発売し、メイクアップ化粧品分野に本格進出。2000年1月には九州ハーバーから営業を譲り受け、地域販売網を拡充した。この時期に製品ラインと販路の両面で事業の幅を広げた。

ジャスダック上場と販売子会社の分社化

2003年6月、ジャスダック市場に株式を上場。2004年5月には本社を東京都千代田区有楽町に移転した。同年10月、販売部門を北海道・東北・銀座・九州の4カンパニーに分割し、100%子会社である株式会社銀座ハーバーを設立。これにより地域別の販売体制を分社化し、それぞれの市場に特化した営業を可能にした。2004年12月には日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。2005年1月には米国オレゴン州に子会社を設立したが、2009年12月に清算された。

海外進出と子会社の再編が進んだ2000年代後半

2005年11月に持分法適用関連会社プライムハーバープロダクツを設立(2011年清算)、2006年7月には子会社ネイチャービューティラボ(後の信州製薬に吸収合併)とビューティジーンを設立。2007年11月には男の美学株式会社を設立し、男性向け事業に着手。同時期に信州製薬の株式を67.7%取得し(2010年に100%化、2015年清算)、製造子会社の拡充を図った。2011年6月にはエイチプラスビイ・ライフサイエンスを完全子会社化。2012年8月には中国上海市に子会社を設立したが、2022年に清算。海外展開は長続きせず、撤退を繰り返した。

地域販売子会社を吸収合併した2010年代前半

2011年10月、完全子会社であった銀座ハーバー、中部ハーバー、関西ハーバー、四国ハーバー、中国ハーバー、九州ハーバーの6社を吸収合併し、販売子会社を一元化した。2012年2月には京都ハーバーの全事業を譲受。2014年3月にはビューティジーン、2015年3月にはハーバー株式会社の子会社ノースジェニシス、2017年3月には男の美学株式会社を順次吸収合併。グループの統合を進め、管理の効率化を図った。2021年3月にはHプラスBライフサイエンスも吸収合併し、グループ会社が整理された。

赤字からの脱却とスタンダード市場移行

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより、JASDAQスタンダードからスタンダード市場に移行。2023年3月期は7億円の当期純損失、2024年3月期は21億円の大幅赤字を計上した。これに対し、不採算店舗の閉鎖やSKU削減、在庫圧縮などの構造改革を断行。2025年3月期に6億円の黒字に転換し、2026年3月期も増益を達成した。2026年4月にはハーバーコスメティクス株式会社を吸収合併し、物流機能を社内に統合。収益基盤の強化が進んでいる。

年表32件を開く

1980年代

  • 1983年5月創業東京都豊島区西池袋一丁目44番10号に、栄養補助食品の販売を目的にハーバー株式会社(資本金15,000千円)を設立
  • 1983年8月ビタミンを中心とした栄養補助食品の通信販売事業を開始
  • 1983年11月美容オイル「スクワラン」を中心とした「デイリープラス・シリーズ」を発売し、基礎化粧品の通信販売事業を開始
  • 1987年2月商号変更商号を株式会社ハーバー研究所に変更
  • 1987年6月創業北海道苫小牧市植苗にハーバー株式会社を設立(出資比率33.3%)し、製造部門を移管

1990年代

  • 1990年12月北海道苫小牧市新開町に一貫製造ラインを完備した新鋭工場が完成し、ハーバー株式会社は同地に移転
  • 1992年3月M&Aハーバー株式会社(1987年6月設立)を100%子会社化
  • 1992年4月M&A株式1株の額面金額を50,000円から500円に変更するため、形式上の存続会社である株式会社ハーバー研究所(旧株式会社晴耕社)と合併
  • 1998年8月札幌市中央区の札幌そごうに初の「ショップハーバー」を出店し、全国有名百貨店での店頭販売を開始
  • 1999年10月ベースメイクからポイントメイクまで13種54品目の「ピュアメイクシリーズ」を発売し、メイクアップ化粧品分野に本格的に進出

2000年代

  • 2000年1月株式会社九州ハーバーから営業の全部を譲受け(株式会社九州ハーバーは清算)
  • 2003年6月上場ジャスダック市場に株式上場
  • 2004年5月本社を東京都千代田区有楽町一丁目12番1号に移転
  • 2004年10月販売部門の北海道カンパニー、東北カンパニー、銀座カンパニー、九州カンパニーを分社し、100%子会社株式会社銀座ハーバーを設立
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2005年1月米国オレゴン州ポートランド市に、100%子会社 HABA LABS USA INC.設立(2009年12月清算)
  • 2005年11月創業東京都千代田区に持分法適用関連会社のプライムハーバープロダクツ株式会社を設立(2011年11月清算)
  • 2006年7月M&A北海道苫小牧市に、100%子会社 株式会社ネイチャービューティラボを設立(2011年3月信州製薬株式会社が吸収合併)東京都千代田区に、100%子会社 株式会社ビューティジーンを設立
  • 2007年11月東京都千代田区に、100%子会社 男の美学株式会社を設立 信州製薬株式会社(旧 株式会社信州薬品研究所)の株式を67.7%取得(2010年9月で100%取得)(2015年1月に清算結了)
  • 2009年5月株式会社銀座ハーバーを新設分割し、100%子会社株式会社九州ハーバーを設立

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(現 東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))に上場
  • 2011年6月M&A株式会社エイチプラスビイ・ライフサイエンス(後の株式会社HプラスBライフサイエンス 2021年3月に当社に吸収合併)の株式を100%取得
  • 2011年10月M&A完全子会社である株式会社銀座ハーバー、株式会社中部ハーバー、株式会社関西ハーバー、株式会社四国ハーバー、株式会社中国ハーバー、株式会社九州ハーバーを吸収合併
  • 2012年2月株式会社京都ハーバーの全事業を譲受
  • 2012年8月中国上海市に、100%子会社 海白(上海)商貿有限公司を設立(2022年11月清算)
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
  • 2014年3月M&A完全子会社である株式会社ビューティジーンを吸収合併
  • 2015年3月M&A完全子会社であるハーバー株式会社が同社の完全子会社である株式会社ノースジェニシスを吸収合併
  • 2017年3月M&A完全子会社である男の美学株式会社を吸収合併

2020年代

  • 2021年3月M&A完全子会社である株式会社HプラスBライフサイエンスを吸収合併
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行
  • 2026年4月M&A完全子会社であるハーバーコスメティクス株式会社を吸収合併

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2028年3月期まで13,700百万円
  • 営業利益2028年3月期まで950百万円
  • 営業利益率2028年3月期まで6.9%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    人的資本の強化

    人材育成・評価制度の高度化、新卒採用の拡充等により、持続的成長を支える組織基盤の強化を図る。

  2. 02

    収益構造の改善

    店舗のスクラップ&ビルド、在庫管理の高度化、SKUの最適化を通じて、収益性の高い事業構造への転換を推進する。

  3. 03

    製品開発の強化

    主力スキンケア商品の刷新や機能性表示食品の新規開発を通じて、高付加価値商品の展開を強化する。

  4. 04

    顧客接点の拡大

    クラブハーバー制度の見直しや広告手法の多様化により、新規顧客の獲得及び既存顧客のロイヤルティ向上を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で523人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は421万円で、9期前と比べて+13.1%平均年齢は44.8歳、平均勤続年数は11.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月650
2018年3月680
2019年3月37337.66.6707
2020年3月37437.36.5724
2021年3月37539.67.7710
2022年3月38140.28.8673
2023年3月38540.99.4654
2024年3月38942.510.1631
2025年3月39543.911.2568106
2026年3月42144.811.7523134

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率65.1%
縦線は目安の30%
女性の賃金(男性=100)70.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
本社及び研究施設 — 東京都千代田区904百万円
本社 — 北海道苫小牧市904百万円
成田物流センター(注)4 — 千葉県香取郡多古町501百万円
主な関係会社
  • 国内
    ハーバー㈱(注)1
    北海道苫小牧市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ハーバーコスメティクス㈱(注)1、2
    千葉県香取郡 多古町 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は121億円営業利益7億円前期と比べると増収増益で、売上が+0.0%、利益が+16.7%。

売上高
+0.0%
121億円
営業利益
+16.7%
7億円
純利益
+33.3%
8億円
営業利益率
5.8%
前期比 +0.8%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高128億円121億円
営業利益6億円7億円
純利益5億円8億円
1株あたり配当¥40¥40

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は25億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−3.8%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q331
2024年1Q26−3−11.5−2
2024年2Q29−2−6.9−1
2024年3Q31−1−3.2−6
2024年4Q37−12
2025年2Q5500.00
2025年4Q6669.16
2026年2Q5635.42
2026年4Q6546.26
2027年1Q2500.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は132億円から121億円へ92%に減った。直近期の営業利益率は5.8%。純利益は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
2013年3月13240
完全子会社である株式会社ビューティジーンを吸収合併
2014年3月138129
完全子会社であるハーバー株式会社が同社の完全子会社である株式会社ノースジェニシスを吸収合併
2015年3月13220
2016年3月1481510
完全子会社である男の美学株式会社を吸収合併
2017年3月1611712
2018年3月1792416
2019年3月1933121
2020年3月1842013
完全子会社である株式会社HプラスBライフサイエンスを吸収合併
2021年3月14332
2022年3月129−3−3
2023年3月120−6−7
2024年3月123−2−21
2025年3月121665.06
完全子会社であるハーバーコスメティクス株式会社を吸収合併
2026年3月121775.88

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高121億円のうち、営業利益として残るのは7億円5.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は8億円、売上の6.6%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金33.1%40億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金61.2%74億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.8%7億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
66.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.5pt
5.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.2pt
6.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+1.3pt
8.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが12億円、投資CFが5億円で、差し引きのフリーCFは17億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は57億円で、売上の5.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月15−5−141033
2014年3月15−10−4535
2015年3月−27−3537
2016年3月19−4−151537
2017年3月15−10−5537
2018年3月27−9−41850
2019年3月19−5−61459
2020年3月7−9−4−252
2021年3月5−98−457
2022年3月17−2−151557
2023年3月1−2−7−148
2024年3月−6−42−1040
2025年3月16−1−71547
2026年3月125−81757

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は125億円。このうち返さなくてよい自己資本が95億円で、自己資本比率は76.2%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月136577941.5
2014年3月140657546.6
2015年3月132656749.1
2016年3月128745457.6
2017年3月135855062.9
2018年3月1521005265.5
2019年3月1651204572.5
2020年3月1711205170.1
2021年3月1741205469.0
2022年3月1571164174.2
2023年3月1471083973.5
2024年3月124853968.4
2025年3月123893472.3
2026年3月125953076.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
58億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
92億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
14億円
在庫として抱えている分
負債合計
30億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
72
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率12 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率203社中42位あたり、逆に低いのは売上成長率203社中136位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.2%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.8%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
76.2%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
0.0%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.3%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,734で、1年前と比べて+1.7%過去52週の値幅のなかでは42%の位置にある。

¥1,734+0.2%1ヶ月-1.2%1年+1.7%時価総額68億円
過去52週の値幅
安値¥1,651高値¥1,849

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8.6倍
PER (会社予想)14.0倍
PBR0.70倍
配当利回り2.31%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月で1706円から1754円へ約2.8%上昇。25日線(1741.04円)を上回り、75日線(1716.21円)や200日線(1696.54円)の上で推移。52週高値1849円から約5%の位置にあり、堅調。RSIは50と中立。出来高は低水準で、1日あたり平均1,000株前後と薄商いが続く。週足では1750円前後でのもみ合いが続き、方向感は乏しい。8月に入っても底堅く推移し、下値は固い。12月の高値1849円を目指す展開が期待されるが、出来高の低さがブレークの難しさを示す。75日線が支持線として機能しており、調整があっても限定的とみられる。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER 8.72倍は業界平均の18.4倍を大きく下回り、PBR 0.70倍も平均1.45倍の半分以下。ROE 8.2%は低めだが、配当利回り2.28%は平均の2.68%に近い。直近の業績は回復傾向で、2025/3期に黒字転換し、2026/3期も増益見込み。ただし、過去に赤字があったため、収益安定性には注意が必要。割安だが、成長性の乏しさと、配当利回りが平均以下である点がマイナス要因。

指標この会社業種平均
PER (実績)8.6倍17.8倍
PER (予想)14.0倍
PBR0.70倍1.41倍
ROE8.2%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

論点は、売上高が横ばいで伸び悩む中、利益率の改善と新規市場の開拓で成長軌道に乗れるか。強気派は、2023年3月期、2024年3月期に赤字だった純利益が2025年3月期に黒字転換し、営業利益率も4.96%から5.79%へ向上した点を評価。コスト管理の徹底と、オーガニック市場の拡大を背景に、今後の成長余地があるとみる。また、PBR0.70倍と割安で、株価の下落余地が限定的と考える。一方、弱気派は、売上高が約121億円で3年間ほぼ横ばいであり、市場競争の激化でパイの奪い合いに直面していると指摘。また、配当利回り2.28%と低く、ROE8.2%と資本効率の改善も見られない。さらに、オーガニックブームの一巡や、大手競合の参入による価格競争の激化を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 黒字化と利益率改善

    2025年3月期に純利益6億円、営業利益率5.79%へ改善

  • 割安な株価

    PBR0.70倍、時価総額69億円と資産価値を下回る

  • オーガニック市場の成長

    環境意識の高まりで需要拡大が期待できる

  • PBR0.70倍と解散価値割れの割安感継続影響

    PBR0.6955倍は1倍を下回り、割安感が買い材料

  • 純利益8億円と2期連続で黒字確保決算発表後影響

    2025/3期6億円→2026/3期8億円、黒字定着

  • 営業利益7億円で増益基調に回帰決算発表後影響

    営業利益は6億円から7億円に増加

  • 営業利益率5.79%へ改善決算発表後影響

    営業利益率は4.96%→5.79%へ改善

マイナスに働く材料7
  • 売上高の停滞

    売上高が120億円前後で3年連続ほぼ横ばい

  • 競争の激化

    大手参入でオーガニック市場の競争が激化

  • 収益性の低さ

    ROE8.2%と低く、利益成長も緩慢

  • 売上高121億円と2期連続横ばい通年影響

    2025/3期121億円、2026/3期121億円で成長停滞

  • ROE8.2%と資本効率の低さ継続影響

    ROE8.2%はPBR0.70倍の裏付けとなる低水準

  • 2024/3期に純損失21億円の業績変動不定影響

    2024/3期は純損失21億円を記録、再度の下方リスク

  • 外国人持ち株0.54%と需給の細さ継続影響

    外国法人持ち株比率は0.54%と極めて低い

次の決算で確かめる点
売上高成長率
既存市場の飽和と新規需要の開拓度合いを確認
営業利益率
コスト管理と収益性改善の進捗を測る
通販売上比率
収益性の高い販売チャネルの構成比を監視
新規顧客獲得数
ブランド認知拡大と販路拡大の効果を検証

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり40で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.31%。

年間配当
¥40
1株あたり
配当利回り
2.31%
いまの株価に対して
配当性向
31.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3012.8
2018年3月300.019.5
2019年3月4033.39.6
2020年3月400.016.4
2021年3月400.069.9
2022年3月400.0
2023年3月400.0
2024年3月400.0
2025年3月400.028.1
2026年3月400.031.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥40

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ16,745人。区分でいちばん多いのは個人・その他63.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が35.1%を占め、残る64.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他47.159.459.061.863.963.9
事業法人34.934.434.534.534.634.5
自己株式3.93.93.93.93.93.9
金融機関2.61.00.90.50.50.6
証券会社0.20.40.50.80.40.5
外国法人15.24.64.92.30.40.3
外国人個人0.10.10.10.10.20.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01公益財団法人小柳財団33.90
02小柳 東子2.77
03小柳 かず江1.58
04小柳 典子0.56
05梅田 常和0.53
06小柳 久美子0.38
07明治安田生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)0.38
08ハーバー研究所従業員持株会0.30
09株式会社レジャラース0.25
10日本証券金融株式会社0.18

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+7785%、1株純資産は14期で+75%。直近期のROEは8.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月31,4380.21160.4
2014年3月2331,65215.113.99.4
2015年3月111,6440.7363.5
2016年3月2501,87314.213.48.8
2017年3月3092,16215.312.612.8
2018年3月4062,53817.319.319.5
2019年3月5313,03819.013.19.6
2020年3月3393,16611.013.716.4
2021年3月573,1841.879.669.9
2022年3月−713,078−2.3
2023年3月−1872,849−6.3
2024年3月−5602,250−22.0
2025年3月1522,3616.611.428.1
2026年3月2012,5228.28.531.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額141百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
西幹男代表取締役社長執行役員 経営企画部、化粧品開発部、食品開発部、品質保証部、デザイン部担当71
小柳典子取締役会長8022,000
西村良徳取締役執行役員 メディカルフーズ事業部担当61
松井朋隆取締役執行役員 通信販売部、店舗販売部、国内販売部、海外販売部、美容部、お客さまセンター販売部担当571,000
山岡照明取締役 業務部担当52
高﨑明彦取締役執行役員 総務・人事部、財務・経理部担当72
加藤信子社外取締役(監査等委員)75
植田史恵社外取締役(監査等委員)48
樫野平社外取締役(監査等委員)35

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)612712721
社外取締役614142

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容514字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは化粧品の製造販売と健康食品等の製造販売を主な事業としています。 当社グループの研究開発、商品開発は当社の研究開発部署が行っております。 当社グループの生産体制は、化粧品については、主にハーバー株式会社で製造しているほか、ハーバーコスメティクス株式会社及び外部委託会社で製造しております。また、健康食品等についても、ハーバー株式会社で製造するほか、当社グループが指定した仕様で外部業者に製造を委託しております。 販売体制については、当社は通信販売のほかに、小売・卸売業者向卸売販売や百貨店向販売、直営店舗での販売等を行っております。主力の通信販売の受注は主に北海道札幌市と広島県福山市のコールセンターで行っています。商品の発送は主に千葉県香取郡多古町と広島県福山市の物流センターにおいてハーバーコスメティクス株式会社が行っています。 事業の系統図 (注)1. 消化卸方式での契約となっており、百貨店内の売場において、消費者に対し直接販売されたものについてのみ百貨店に対し売上が計上される取引となっております。 2. ハーバーコスメティクス㈱は、2026年4月1日付で当社が吸収合併しております。
経営方針・対処すべき課題6,214字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、1983年の創業以来、「美と健康を助ける(Health Aid Beauty Aid)」を実現するために、経営理念(創業の精神)「われらの誓い」の下、無添加主義®を貫いてまいりました。 近年においては、消費者の価値観の多様化や環境意識の高まりを背景に、製品の安全性・機能性のみならず、企業の持続可能性や社会的責任に対する関心が一層高まっております。 このような環境認識のもと、当社グループは、無添加主義®に基づく高品質な製品の提供に加え、環境負荷低減や人的資本の強化など、サステナビリティへの取組みを経営の重要課題と位置付け、事業活動と社会的価値創出の両立を図ってまいります。 今後も、全役職員が一体となり、商品開発から製造、販売、物流に至るまで、真心のこもった商品・サービスを提供し、持続的な成長と企業価値の向上を実現するとともに、永続的に社会に貢献する企業を目指してまいります。 経営理念(創業の精神)「われらの誓い」は、以下のとおりです。(全文) 1.従業員と家族の幸せ 我々ハーバーグループに於いては、従業員とその家族の幸せが全てに優先されなければならない。共に働く者はみな、良い職場環境の下、自由闊達に意見を言い、のびやかに仕事をし、公平で適切な待遇を受けなければならない。有能な人には、さらなる飛躍の場と昇給、昇格の機会が与えられなければならない。幹部は、能力、人間性、仕事への強い情熱、公平無私な心を持って社内、部下へのコミュニケーションを大切にする者でなければならない。 2.顧客からの信頼 我々は、顧客に愛され、信頼されなければならない。顧客を大切にし、顧客の立場で考え、真心のこもったサービスを提供してゆかなければならない。自ら進んで商品を使用し、熟知して、顧客からの受注や問い合わせに正確、迅速に対応してゆかなければならない。我々は、取引先にも愛され、信頼されなければならない。共存の理念の下、双方に適切な利益が得られるよう、共に考え、工夫してゆかなければならない。企業との提携においても、信頼と理念を優先させなければならない。 3.企業、人間としての進化 我々は、企業としても、人間としても、進化しつづけなければならない。志を高くし、常に学んで知識見識を深め、広く情報を集め、我らの理想を追い求めなければならない。研究開発は、企業の中心となる柱であり、未来への翼である。独創的で、安全、高機能、高品質で価格競争力の強い商品を開発してゆかなければならない。適切な利益を確保し、潤沢な蓄えで将来に備える為、人員、組織、経費の最小化と、売上の最大化をはからなければならない。株主への配当は、余裕の中から適切に行わなければならない。 4.社会への貢献 我々は、無添加主義®を守り、社会に貢献してゆかなければならない。主体性を堅持し、創業の精神を守りつづけなければならない。商品は、人間にやさしく、環境にやさしく、人々に喜びと幸せを与えるものでなければならない。 我々が住み働いているこの地域社会、ひいては地球に感謝し、世の中に有益なことに進んで協力し、参加し、ルールを守り、良き社会人としての責任を果たしてゆかなければならない。 HABAは永遠でなければならない。 創業以来、貫き続ける「無添加主義®」 「肌に必要なものだけを補い、肌本来の働きを助ける」という無添加主義®の理念を、すべての化粧品に反映させたものづくりを行なっています。 HABAが守り続ける「5つの無添加」・・・①防腐剤パラベン無添加、②石油系界面活性剤無添加、③合成香料無添加、④鉱物油無添加、⑤タール系色素無添加 当社グループの行動指針は、以下のとおりです。 1.“謙虚な姿勢”を持つ 他人の意見を尊重する。自分自身を客観視し認め合う。 2.“ありがとう”を声に出す 常に感謝の気持ちと相手への思いやりを忘れない。 3.“前進・学び・進化”する 常に学び理想を追い求める。学び続け成長し続ける。 4.“コミュニケーション”を持つ 主体性を持ち対等に接する。意見はしっかりと言い合う。 (2)経営戦略等 当社グループは、無添加主義®を基盤とし、「美と健康」を通じて持続的な成長を実現するため、第2次中期経営計画(2026年3月期~2028年3月期)を策定し、基盤強化と事業拡大に取り組んでおります。2026年3月期においては、顧客獲得コスト(CPA)の見直しに伴う広告出稿量の抑制により、新規顧客数が減少し、通信販売事業における売上は伸び悩みました。一方で、不採算店舗の閉鎖や在庫圧縮、SKUの最適化などの施策を推進した結果、収益構造の改善が進展し、営業利益は前期比23.4%増と大幅な増益となりました。このような状況を踏まえ、2027年3月期においては、当社グループは次の重点戦略を推進してまいります。 1.人的資本の強化 人材育成・評価制度の高度化、新卒採用の拡充等により、持続的成長を支える組織基盤の強化を図る。 2.収益構造の改善 店舗のスクラップ&ビルド、在庫管理の高度化、SKUの最適化を通じて、収益性の高い事業構造への転換を推進する。 3.製品開発の強化 主力スキンケア商品の刷新や機能性表示食品の新規開発を通じて、高付加価値商品の展開を強化する。 4.顧客接点の拡大 クラブハーバー制度の見直しや広告手法の多様化により、新規顧客の獲得及び既存顧客のロイヤルティ向上を図る。 今後は、これまでの構造改革により強化された収益基盤を活かし、売上成長と利益の質の向上の両立を目指してまいります。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、中長期的な企業価値の向上を図るため、収益性及び成長性の両面を重視した経営指標を設定し、これらの達成状況をもって経営の進捗を評価しております。 主な経営指標としては、連結売上高、営業利益及び営業利益率を重要指標と位置付けております。特に営業利益率については、収益構造の改善状況を測る指標として重視しており、継続的な向上を目指しております。 当社グループが推進する第2次中期経営計画においては、当初、最終年度(2028年3月期)に売上高16,000百万円、営業利益1,200百万円、営業利益率7.5%の達成を目標としておりました。 2026年3月期においては、売上高は新規顧客獲得数の減少等の影響により伸び悩んだものの、不採算店舗の閉鎖、在庫圧縮、SKUの最適化及び広告費の適正化等の施策を推進した結果、営業利益率は2025年3月期の4.9%から6.0%へと改善し、収益構造の改善が進展いたしました。 一方で、顧客獲得コスト(CPA)の見直しに伴う広告出稿量の抑制により、新規顧客数が減少し、通信販売事業におけるライトユーザー層の売上が減少するなど、売上成長における課題も顕在化いたしました。 これらの状況を踏まえ、当社グループは、第2次中期経営計画における目標数値及び経営指標の見直しを行い、最終年度(2028年3月期)の目標を売上高13,700百万円、営業利益950百万円、営業利益率6.9%とする計画へ修正いたしました。 当該見直しは、新規顧客獲得コストの上昇や顧客獲得効率の変化等の経営環境の変化に対応し、過度な売上成長の追求から、収益性及び効率性を重視した安定成長モデルへ転換するものであります。 また、当社グループの主力である通信販売事業においては、新規顧客数、顧客単価、リピート率等の顧客関連指標を内部管理指標として重視し、これらの改善を通じた中長期的な売上成長の実現を目指しております。 今後は、収益性の向上に加え、新規顧客獲得施策の再強化及び既存顧客のロイヤルティ向上を図ることで、売上成長と収益性向上の両立を実現し、持続的な企業価値の向上を目指してまいります。 なお、上記の業績予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。 (4)資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応 当社グループは、中長期的な企業価値の向上を経営の最重要課題の一つと位置づけており、その実現に向けて、資本コスト及び株価を意識した経営の推進に取り組んでおります。 当社では、企業の収益性及び資本効率を評価する指標として、従来から自己資本利益率(ROE)を重視しており、資本コストを意識した収益性向上を図ることが重要であると認識しております。また、株式市場における投資家からの評価を示す株価収益率(PER)についても重要な指標と位置づけており、ROE及びPERを組み合わせて分析することで、企業価値向上に向けた経営課題の把握及び施策検討に活用しております。 さらに、資本効率及び投下資本に対する収益性をより精緻に把握する観点から、2026年4月より、新たに投下資本利益率(ROIC)及び加重平均資本コスト(WACC)を活用した経営管理の枠組みを導入いたしました。 ROICにつきましては、事業別及び投資案件別の収益性を資本コストとの対比において評価するための指標として活用し、資本効率を意識した経営判断の高度化を図ってまいります。また、年次のみならず、四半期ごとでの管理に加え、将来的には月次でのモニタリングも視野に入れ、改善要因の分析及び現場レベルでの収益性向上につなげていく体制の構築を目指してまいります。 加えて、WACCにつきましては、当社グループにおける資本コストを把握するための基準指標として活用し、ROICがWACCを安定的に上回る状態の実現・維持を通じて、持続的な企業価値向上を目指してまいります。 今後は、従来のROE及びPERに加え、ROIC及びWACCを活用した多面的な指標管理を行うことで、資本効率の改善と市場評価の向上の両立を図り、株主をはじめとするステークホルダーへの持続的なリターン向上に取り組んでまいります。 (5)経営環境 今後のわが国経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の拡大を背景に、緩やかな回復基調が続くことが期待される一方で、資源・エネルギー価格の高止まり、物価上昇による消費マインドへの影響、為替変動、地政学リスクの長期化など、先行き不透明な状況が継続するものと予想されます。 化粧品・健康食品業界におきましては、外出機会の増加やインバウンド需要の回復を背景に市場の持ち直しが見られる一方、EC市場における競争激化、広告宣伝コストや顧客獲得コストの上昇、お客さまニーズの多様化など、企業間競争は一層厳しさを増しております。また、高付加価値商品や機能性商品の需要拡大に加え、サステナビリティや人的資本経営への対応も重要性を高めております。 このような経営環境のもと、当社グループは、2026年3月期において収益構造改革を進め、収益性の改善を実施いたしました。引き続き、第2次中期経営計画(2026年3月期~2028年3月期)の2年目として、持続的成長と企業価値向上に向けた各種施策を着実に推進してまいります。 (6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 2027年3月期においては、以下の重点課題に取り組んでまいります。 ①顧客基盤の拡大とLTVの向上 当社グループは、継続的成長に向けて、既存顧客の活性化と新規顧客の獲得強化を重要課題と位置付けております。クラブハーバー制度を活用した顧客育成施策の強化、ECと店舗の連携強化、顧客属性に応じたコミュニケーション施策の最適化を進め、お客さまとの接点拡大と顧客生涯価値(LTV)の最大化を図ってまいります。 また、主力スキンケア製品については、「肌悩み」別ラインナップへの再編成を含めた刷新を順次進め、ブランドメッセージ及び製品価値の訴求強化に取り組んでまいります。既存愛用者の満足度及びロイヤリティ向上を図るとともに、ミレニアル世代をはじめとする新たなお客さま層の獲得を推進してまいります。あわせて、顧客データの活用を高度化し、継続率及び購買単価の向上に取り組んでまいります。 ②製品開発力及び新規事業の強化 「無添加主義®」及び「ハーバー 内外美容®」の考え方を軸に、主力スキンケア商品の刷新、新規機能性表示食品の開発、販売チャネル特性に応じた専売商品の開発を推進してまいります。また、お客さまニーズや市場動向を的確に捉え、開発スピードの向上と高付加価値商品の拡充に取り組んでまいります。 さらに、新たな顧客層及び販売チャネルの開拓を目的として、一般流通向け新ブランドの立ち上げを進めてまいります。従来ブランドとは差別化した製品戦略を展開することで、新たなビジネスモデルの構築及び事業領域の拡大を図ってまいります。 ③経営基盤及び収益構造改革の推進 2026年3月期において進めた店舗網の最適化や在庫管理の適正化等の収益構造改革の成果を踏まえ、店舗販売事業においては、引き続き店舗網の最適化を進めるとともに、販売効率及び収益性向上に取り組んでまいります。また、広告宣伝費及び販売促進費の費用対効果を精査し、収益管理の高度化を推進してまいります。さらに、適正在庫及びSKU最適化を進め、グループ全体の収益基盤強化を図ってまいります。 加えて、2026年4月より導入した執行役員制度により、意思決定の迅速化及び業務執行機能の強化を進めるとともに、次世代経営人材の育成を図ってまいります。また、2026年4月に実施した物流子会社の吸収合併により、物流から販売に至る業務運営を一体的に推進することで、経営効率及び業務品質の向上を進めてまいります。 さらに、ITインフラ整備及びデータ活用基盤の強化を推進し、業務効率化、情報共有の高度化及び迅速な経営判断につながる体制整備を進めてまいります。これらにより、グループ全体の生産性向上と収益力のさらなる強化を図ってまいります。 ④人的資本経営及びガバナンス強化 持続的成長を支える基盤として、人材育成及び組織力強化に取り組んでまいります。教育研修制度の拡充、新卒採用の強化、人事制度の整備を進めるとともに、多様な人材が働きがいを持って活躍できる環境整備を推進してまいります。また、執行役員制度の運用を通じて、経営人材の育成と組織の機動力向上を図ってまいります。 さらに、取締役会実効性評価を踏まえたガバナンス強化や内部統制の充実を図り、コンプライアンス体制のさらなる強化に努めてまいります。 当社グループは、「Health Aid Beauty Aid」の企業理念のもと、研究開発、製造、販売、物流まで一貫した総合力を活かし、持続的成長と企業価値向上に努めるとともに、社会及びステークホルダーの皆様から信頼される企業を目指してまいります。
事業等のリスク2,755字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループ(当社及び当社の連結子会社1社、以下同じ。)の事業展開に関してリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しています。 当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針です。本項においては、有価証券報告書提出日現在において判断したものです。また、以下の記載は当社グループの事業に関連するリスクを完全に網羅するものではありませんので、この点にご留意下さい。 なお、本項は連結ベースでの記載を原則としていますが、リスク内容の適切な理解を図るため、内容によっては当社単体での記載としており、「当社グループ」と「当社」の記載が混在しています。 (1)原料供給について ①スクワランについて 当社グループは、深海ザメの肝油から抽出されたスクワレン及びそれを飽和安定化させたスクワランを、各種製品に原料として広範囲に使用しています。現在、当該原料については安定的に調達できておりますが、将来、資源保護の観点からの漁獲制限や供給環境の変化等により調達が制約される場合には、原材料の見直し等の対応が必要となる可能性があります。当社では、こうしたリスクに備え、植物性スクワランの開発・製品化を進めるなど、代替原料の確保に取り組んでおります。 ②チシマザサについて 当社グループの主力商品である美容液「薬用ホワイトレディ」及び化粧水「Gローション」には、天然由来のチシマザサ水を使用しております。当該原料については、許可を受けた供給元との連携により安定的な調達体制を構築しております。 しかしながら、自然環境の変化や供給元の事情等により原料供給に支障が生じた場合には、代替原料の検討や製品仕様の見直し等が必要となる可能性があり、その結果、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)法的規制について 化粧品事業における法的規制に関しては、医薬品、医薬部外品、化粧品等の品質、有効性及び安全性の確保を目的とする「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(以下「医薬品医療機器等法」という。)の規制を受けています。当社においては、「医薬部外品製造業」、「化粧品製造業」許可を取得しております。また、当社グループのハーバー株式会社では、「医薬部外品製造販売業」、「医薬部外品製造業」、「化粧品製造販売業」、「化粧品製造業」の許可を取得し、各種製品の製造販売及び製造を行っています。 健康食品については、全商品とも外部に製造を委託しており、食品安全基本法、食品衛生法、健康増進法、食品表示法等の法令の規制を受けています。 また、化粧品及び健康食品の製造・販売にあたっては、計量法、容器包装リサイクル法、不正競争防止法等の関連法令の規制を受けています。さらに、販売及び広告表示に関しては、医薬品医療機器等法、景品表示法、特定商取引に関する法律等により、虚偽又は誤解を招く表示や不当な広告が禁止されています。当社グループでは、表示内容に関する社内審査体制を整備するとともに、必要に応じて監督官庁への確認を行うなど、法令遵守の徹底に努めております。 しかしながら、これらの法令に違反した場合、又は今後これらの法令の改正や規制の強化が行われた場合には、行政処分(業務停止命令、許可取消等)、課徴金の納付命令、商品の回収・廃棄、広告活動の制限等を受ける可能性があります。また、これに伴う信用の低下やブランド価値の毀損、売上の減少等により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3)個人情報の管理について 当社グループは、通信販売(ECを含む)を主要な販売チャネルとしていることから、多数の顧客の個人情報を保有しております。これらの個人情報の取扱いについては、「個人情報の保護に関する法律」及び関連法令並びに社内規程に基づき、適切な管理に努めております。 個人情報の管理体制について、ソフト面においては、社内規程の整備、従業員に対する教育・研修の実施、アクセス権限の適切な設定等により管理体制の強化を図っております。また、ハード面においては、個人情報を管理するサーバーを高いセキュリティを有する外部データセンターに設置し、不正アクセス防止等の対策を講じております。さらに、業務の一部を外部委託していることから、委託先の選定にあたっては情報セキュリティ水準を確認し、契約に基づく適切な監督を行っております。 しかしながら、人的ミス、不正行為、サイバー攻撃、不正アクセス、システム障害等により個人情報の漏えい、滅失又は毀損等が発生する可能性があります。これらの事態が発生した場合には、対応費用の発生、損害賠償責任、行政対応、信用低下及び顧客離れによる売上減少等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)市場環境及び顧客獲得に関するリスク 当社グループは、通信販売(ECを含む)を中心とした事業展開を行っており、新規顧客の獲得及び既存顧客の継続利用が売上拡大において重要な要素となっております。 近年、EC市場における競争激化や広告媒体の多様化に伴い、広告宣伝費等の顧客獲得コスト(CPA)が上昇傾向にあります。このような環境下において、新規顧客の獲得効率が低下した場合、又は広告投資に対する効果が十分に得られない場合には、売上の成長が制約される可能性があります。 また、顧客ニーズの変化や競合環境の変化により、既存顧客の購買頻度や継続率が低下した場合には、顧客生涯価値(LTV)が低下し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 さらに、地政学的リスクの高まりやエネルギー・資源価格の変動等により、容器・包装資材等の調達コストの上昇、調達リードタイムの長期化、さらには一部資材の調達制約が生じる可能性があります。これにより、製造コストの増加や製品供給の遅延、販売機会の逸失等が発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、顧客データの分析に基づくマーケティング施策の高度化や商品・サービスの改善に加え、調達先の多様化や在庫水準の適正化等に取り組んでおりますが、市場環境の変化に適切に対応できない場合には、競争力の低下につながる可能性があります。 (5)固定資産の減損について 当社グループでは、「固定資産の減損に係る会計基準」を適用しております。今後当社グループ会社における損益やキャッシュ・フローの状況等によっては、減損処理が必要となり当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,092字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び当社の連結子会社2社、以下同じ。)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善の動きが続く中で、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、海外における地政学的リスクの影響や継続する物価上昇が個人消費に及ぼす影響などが懸念され、依然として先行き不透明な状況が続いております。 このような経済環境の下、当連結会計年度の当社グループ連結売上高は、12,141,299千円(前期比0.7%増)となりました。 販売ルート別売上では、主力事業である通信販売事業(ECを含む)において、プレミアム層(ポイントステージ:ダイヤモンド会員・プラチナ会員)の売上は前期比で増加したものの、新規顧客獲得数の減少に伴うベーシック層(同ステージ:フレンド会員・スタンダード会員)の売上減少が影響し、6,867,153千円(前期比2.5%減)となりました。 店舗販売事業(百貨店向卸売・直営店)では、百貨店向卸売においては、インバウンド需要の回復を背景に堅調に推移しましたが、直営店では、前期より進めている不採算店舗の整理・閉鎖により減少したため、全体では2,378,454千円(前期比0.3%減)となりました。 その他卸売事業(国内卸売事業・海外卸売事業)では、国内において主要取引先の店舗閉鎖や大口受注の減少の影響を受けた一方、海外では中国代理店の集約による販売効率の向上により出荷量が増加し、2,895,239千円(前期比10.1%増)となりました。 品目別売上では、基礎化粧品は7,475,252千円(前期比0.3%増)、メイクアップ化粧品は954,781千円(同2.8%減)、トイレタリーは643,854千円(同5.2%減)、その他化粧品は627,399千円(同14.5%増)となり、化粧品全体では9,701,286千円(同0.4%増)、健康食品・雑貨等は2,439,562千円(同1.7%増)となりました。 利益面につきましては、売上高が概ね横ばいで推移する中、店舗網の最適化や在庫管理の適正化、販管費の見直し等の収益構造改革を進めた結果、売上原価は4,054,703千円(前期比2.2%増)となったものの、販売費及び一般管理費は7,359,230千円(同1.9%減)となりました。 これらの結果、営業利益は727,365千円(前期比23.4%増)、経常利益は708,204千円(同16.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は760,360千円(同31.9%増)となりました。 当連結会計年度は、第2次中期経営計画(2026年3月期~2028年3月期)の初年度として、「人的資本の強化」「収益構造の改善」「製品開発の強化」「顧客接点の拡大」を柱とした各施策に取り組んでまいりました。 人的資本の強化においては、新人事制度の導入を進め、評価・処遇体系の見直しを通じて組織の活性化と人材の成長促進を図りました。また、2026年4月からの執行役員制度導入を決定し、意思決定の迅速化及び業務執行機能の強化に向けた体制整備を進めました。 収益構造の改善においては、不採算店舗の閉鎖(4店舗)及び店舗の移転・リニューアル(3店舗)を実施し、店舗販売事業の収益性改善を進めるとともに、在庫管理の一元化や販売鈍化品の終売を加速することで、適正在庫の実現及びSKUの最適化を図りました。また、生産拠点の再編として小諸工場の操業休止及び売却を行い、生産効率の向上と固定費削減を進めました。 製品開発の強化においては、機能性表示食品や美容サプリメントの開発・投入に加え、セルフチャネル専売商品の展開を開始し、新たな顧客接点の創出と購買層の拡大に取り組みました。 顧客接点の拡大においては、クラブハーバー制度の改定によりミドル層からベーシック層の稼働向上を図るとともに、F2転換施策の強化により顧客の継続利用促進に取り組みました。また、ミレニアル世代をターゲットとしたデジタルプロモーションの強化として、クリエイターとのコラボレーションによる動画配信等を実施し、ブランド認知の向上及び新規顧客獲得の基盤強化を図りました。 区分   2025年3月期   2026年3月期   増減額 (千円)   増減率(%) 金額(千円)   売上比(%)   金額(千円)   売上比(%) 売上高   12,061,829   100.0   12,141,299   100.0   79,469   0.7 営業利益   589,510   4.9   727,365   6.0   137,854   23.4 経常利益   608,993   5.0   708,204   5.8   99,210   16.3 親会社株主に帰属する当期純利益   576,566   4.8   760,360   6.3   183,793   31.9 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」)は、前連結会計年度に比べ940,969千円増加し、5,684,507千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、1,237,182千円となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益850,049千円の計上に加え、仕入債務の増加86,550千円及び棚卸資産の減少350,481千円が資金の増加要因となったことによるものです。一方で、売上債権の増加56,657千円は資金の減少要因となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果得られた資金は、484,538千円となりました。これは主に、固定資産の売却による収入654,661千円と定期預金の預入による支出100,000千円によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、780,751千円となりました。これは主に、借入金の純減少額629,292千円によるものです。 2025年3月期   2026年3月期   増減額 営業活動によるキャッシュ・フロー(千円)   1,621,011   1,237,182   △383,828 投資活動によるキャッシュ・フロー(千円)   △147,179   484,538   631,717 財務活動によるキャッシュ・フロー(千円)   △689,491   △780,751   △91,259 現金及び現金同等物の増減額(千円)   784,340   940,969   156,629 現金及び現金同等物の期末残高(千円)   4,743,538   5,684,507   940,969 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績は、次のとおりです。 また、当社グループは化粧品事業の単一セグメントとなっています。 品目   当連結会計年度 (自 2025年4月1日    至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 化粧品(千円)   12,196,469   116.47 合計(千円)   12,196,469   116.47 (注)金額は、販売価格によっています。 b.受注実績 当社グループは見込生産を行っているため、該当事項はありません。 c.販売実績 当社グループは化粧品事業の単一セグメントとなっていますが、当連結会計年度における品目別及び販売ルート別実績は、次のとおりです。 イ.品目別実績 品目   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%)   構成比(%) 化粧品 基礎化粧品(千円)   7,475,252   100.3   61.5 メイクアップ化粧品(千円)   954,781   97.2   7.9 トイレタリー(千円)   643,854   94.8   5.3 その他(千円)(注)1   627,399   114.5   5.2 小計(千円)   9,701,286   100.4   79.9 健康食品・雑貨等(千円)   2,439,562   101.7   20.1 化粧品・健康食品等 小計(千円)   12,140,848   100.7   100.0 その他(千円)(注)2   451   336.1   0.0 合計(千円)   12,141,299   100.7   100.0 (注)1.期間を限定して提供するキャンペーンセット品等が主なものです。 2.カルチャーセンター等の売上が主なものです。 ロ.販売ルート別実績 販売ルート別   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%)   構成比(%) 販売ルート 通信販売(千円)(EC含む)   6,867,153   97.5   56.6 百貨店向卸売(千円)   1,931,799   108.7   15.9 その他卸売(千円)   2,895,239   110.1   23.8 直営店(千円)   446,655   73.3   3.7 合計(千円)   12,140,848   100.7   100.0 (注)上記の合計表は、「イ.品目別実績」の「その他(注)2」を除いた「化粧品・健康食品等 小計」売上に対して記載しています。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 イ.経営成績の分析 「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。当連結会計年度は、売上高が概ね横ばいで推移する中、収益構造改革の推進により大幅な増益となりました。 売上面においては、主力事業である通信販売事業(ECを含む)において、プレミアム層(ダイヤモンド会員・プラチナ会員)の売上は堅調に推移したものの、顧客獲得コスト(CPA)の見直しに伴う広告出稿量の抑制により、新規顧客獲得数が減少し、ベーシック層(フレンド会員・スタンダード会員)の売上が減少いたしました。 また、店舗販売事業においては、百貨店向卸売はインバウンド需要の回復等により堅調に推移した一方、収益構造改善を目的とした不採算店舗の閉鎖を進めたことにより、直営店売上は減少いたしました。 その他卸売事業においては、国内卸売事業で主要取引先の店舗閉鎖や大口受注減少等の影響を受けたものの、海外卸売事業では中国代理店の集約による販売効率向上に伴い出荷量が増加し、全体では増収となりました。 利益面においては、売上高が概ね横ばいで推移する中、不採算店舗の整理、在庫圧縮、販売鈍化品の終売推進によるSKU最適化、生産拠点再編による固定費削減等の収益構造改革を推進した結果、収益性が改善いたしました。また、広告宣伝費については、WEB広告費の高騰等を踏まえた投資効率の見直しを行ったことにより、販管費全体の抑制につながりました。さらに、在庫管理の一元化による適正在庫の実現、小口配送件数減少に伴う配送効率改善等も利益改善に寄与いたしました。 これらの結果、営業利益は727,365千円(前期比23.4%増)、経常利益は708,204千円(同16.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は760,360千円(同31.9%増)となりました。 当連結会計年度は、第2次中期経営計画の初年度として、「人的資本の強化」「収益構造の改善」「製品開発の強化」「顧客接点の拡大」の4つを重点戦略として取り組んでまいりました。 人的資本面では、新人事制度の導入に加え、2026年4月からの執行役員制度導入を決定し、次世代経営人材育成及び意思決定迅速化に向けた体制整備を進めました。 収益構造面では、不採算店舗閉鎖、生産拠点再編、SKU最適化等を通じて固定費圧縮及び収益性改善を進め、利益体質の強化を図りました。一方で、新規顧客獲得数の減少によるベーシック層売上の減少については、今後の成長に向けた課題として認識しております。 このため、今後は収益性を重視した経営を継続しつつ、クラブハーバー制度改定による顧客活性化、F2転換施策強化、デジタルプロモーション拡充等を通じて、新規顧客獲得及び顧客継続率向上に取り組み、売上成長と収益性向上の両立を図ってまいります。 指標   2026年3月期(計画)   2026年3月期(実績)   2026年3月期(計画比) 売上高   12,550,000千円   12,141,299千円   △408,700千円 (96.7%) 営業利益   500,000千円   727,365千円   227,365千円(145.5%) 親会社株主に帰属する当期純利益   480,000千円   760,360千円   280,360千円(158.4%) 売上高営業利益率   4.0%   6.0%   2.0ポイント ロ.財政状態の分析 当社グループの財政状態の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態の状況及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ハ.資本の財源及び資金の流動性 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 なお、設備の新設等の計画については、「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画」に記載のとおりであります。 ニ.経営成績に重要な影響を与える要因 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ②重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 (3)資本の財源及び資金の流動性についての分析 ①キャッシュ・フロー 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としています。短期資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。なお、当連結会計年度末における借入金の残高は1,187,638千円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は5,684,507千円となっております。 ②財政状態の分析 (資産) 流動資産は、前連結会計年度末に比較して744,597千円増加し、9,780,093千円になりました。これは主に、原材料及び貯蔵品が減少したものの、現金及び預金が増加したことによるものです。 固定資産は、前連結会計年度末に比較して569,602千円減少し、2,739,242千円になりました。これは主に、小諸工場の土地、建物、機械装置等の売却により資産が減少したことによるものです。 (負債) 流動負債は、前連結会計年度末に比較して312,518千円減少し、2,346,026千円になりました。これは主に、未払金が増加したものの、短期借入金、1年内返済予定の長期借入金が減少したことによるものです。 固定負債は、前連結会計年度末に比較して121,586千円減少し、637,092千円になりました。これは主に、長期借入金が減少したことによるものです。 (純資産) 純資産は、前連結会計年度末に比較して609,100千円増加し、9,536,216千円になりました。これは、利益剰余金が増加したことによるものです。

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開示資料

出典

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