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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

太陽ホールディングス

TAIYO HOLDINGS CO., LTD.4626 · Prime · 化学

プリント基板用ソルダーレジストで世界トップシェア。電子回路の保護・絶縁材料を軸に、医療用医薬品製造にも展開する化学品メーカー。

概要

太陽ホールディングスは、プリント基板用ソルダーレジスト(SR)で世界トップシェアを持つ化学品メーカーである。埼玉県に本社を置き、2026年3月期の連結売上高は1,379億円、営業利益325億円、営業利益率23.6%と高い収益性を示す。エレクトロニクス事業を中核に、医療・医薬品事業やシステム開発等多角化を進める。従業員数は2,561名。

二本柱の事業構成と収益構造

グループは「エレクトロニクス事業」と「医療・医薬品事業」の2つを報告セグメントとする。2026年3月期の売上高はエレクトロニクス事業が952億85百万円(構成比69.1%)、医療・医薬品事業が364億90百万円(同26.5%)、その他(ICT&S事業)が60億75百万円(同4.4%)である。エレクトロニクス事業のセグメント利益は291億77百万円、利益率30.6%と高収益であり、医療・医薬品事業は50億63百万円(利益率13.9%)と成長途上にある。売上高全体は過去13年間で約3.8倍に拡大しており、特に2018年以降の医療事業参入が成長に寄与している。

世界をカバーする生産・販売ネットワーク

エレクトロニクス事業の海外売上比率は9割を超える。生産拠点は日本(嵐山、北九州)、韓国、台湾、中国(蘇州、江西)、米国、ベトナムにあり、販売子会社はシンガポール、香港、深圳、タイなど東南アジア全域に配置する。医療・医薬品事業は国内完結型だが、2024年には歯科技工物会社を子会社化し領域を広げた。また、自然エネルギー発電(太陽光)や飲食運営、システム開発など多角的事業も国内外で展開する。グループは持株会社体制の下、30社の子会社(うち連結25社)で構成される。

持株会社制への移行とグループ統治

2010年10月、純粋持株会社「太陽ホールディングス株式会社」へ移行し、国内事業を子会社「太陽インキ製造株式会社」に承継した。持株会社はグループ全体の経営戦略構築と研究開発を担い、各事業子会社が製造販売を分担する。2024年6月には監査等委員会設置会社へ移行し、コーポレートガバナンスを強化。経営理念「楽しい社会の実現」を掲げ、長期経営構想「Beyond Imagination 2030」では7つの基本方針のもと、2031年3月期に売上高1,800億円、営業利益470億円、ROE30%を目標とする。

業界の中での役割は電子部品用化学品サプライヤー(プリント基板用材料)、医療用医薬品製造販売・受託企業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,379億円
営業利益
325億円
営業利益率
23.6%
純利益
240億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
エレクトロニクス事業953億円69.1%
医療・医薬品事業365億円26.5%
その他61億円4.4%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01エレクトロニクス(プリント基板関連)主力

電機メーカーやプリント基板(PCB)専業メーカー向けに、ソルダーレジスト(SR)やドライフィルム(DF)等のPCB用部材を開発・製造販売。製品はPC、スマートフォン、サーバー、AV機器、車載ECU等の電子機器に使用される。

主な製品・サービス2
ソルダーレジスト(SR)世界シェア首位
プリント基板の回路パターンを覆い、はんだ付け時の溶融はんだから保護し、絶縁性を確保する永久保護膜材料。
ドライフィルム(DF)
プリント基板の回路形成やめっきレジストに使用される感光性フィルム材料。

02医療・医薬品準主力

長期収載品(後発医薬品)の製造販売、医療用医薬品の製造受託(CDMO)、歯科技工物の製造・販売を行う。19製品の長期収載品を提供。

主な製品・サービス3
医療用医薬品(長期収載品)
長期にわたり販売されている後発医薬品。19製品を製造販売。
医療用医薬品製造受託
他社からの受託による医療用医薬品の製造サービス。
歯科技工物
歯科技工所で製作される義歯や補綴物等。

03その他(ICT&S事業)その他

染料・顔料・薬品・インクの製造販売、自然エネルギー発電、飲食施設運営、システムエンジニアリングサービス等の多角的事業。

主な製品・サービス3
染料・顔料・インク
産業用の染料、顔料、インクの製造販売。
自然エネルギー発電
太陽光発電等による電力販売。
システムエンジニアリングサービス
システム開発、システムエンジニアリングサービスの提供。

製品と技術

世界シェアを支えるソルダーレジスト

ソルダーレジスト(SR)はプリント基板の回路パターンを覆い、はんだ付け時の溶融はんだから保護し、絶縁性を確保する永久保護膜材料である。同社は1973年にエポキシ樹脂系熱硬化型一液性SRを開発、1984年には現像型SRを開発し、光リソグラフィー技術を用いた微細パターン形成を可能にした。1993年に現像型SRの基本特許が日本で成立し、競合を凌ぐ技術力を確立。現在、SR市場で世界トップシェアを有し、スマートフォン、サーバー、車載ECUなど幅広い電子機器に採用されている。半導体パッケージ基板向けSRも強みで、AI関連需要の高まりが販売数量を押し上げている。

基板回路形成に不可欠なドライフィルム

ドライフィルム(DF)は、プリント基板の回路形成やめっきレジストに使用される感光性フィルム材料である。同社はリジッド基板向けのほか、半導体パッケージ基板向けの高精細DFを展開し、特にメモリ向けで販売数量が増加している。白色DFはディスプレイ関連に用いられるが、2025年3月期には需要変動の影響で減少した。DFはSRと並ぶエレクトロニクス事業の柱であり、現像型SRの技術を応用した高感度・高解像度製品が強み。市場の微細化ニーズに対応するため、技術開発センター「InnoValley」で次世代材料の開発が進められている。

医療・医薬品事業の19製品と受託製造

医療・医薬品事業は、長期収載品(後発医薬品)の製造販売と、他社からの製造受託(CDMO)の2本柱で構成される。2018年1月に13製品の製造販売承認を取得して事業を開始し、現在は19製品を提供する。2024年10月に開始された選定療養制度の影響で一部製品の販売数量が減少したものの、他社供給不足に伴う需要増加や不採算品再算定による薬価引き上げが売上を押し上げた。製造受託事業では、太陽ファルマテック株式会社が工場を運営し、既存顧客の受託数量増加と新規委託元の本格化により増収。2024年には歯科技工物会社を子会社化し、歯科領域にも進出した。

非コア事業を束ねるICT&Sセグメント

「その他」に区分されるICT&S事業は、染料・顔料・薬品・インクの製造販売(太陽ファインケミカル)、自然エネルギー発電(太陽グリーンエナジー)、飲食施設運営(嵐山食堂)、システムエンジニアリングサービス・システム開発(ファンリード、アペックス、エクシーズ)から成る。2015年に中外化成を子会社化し、2018年以降システム開発会社を相次ぎ取得した。売上規模は全体の約4%(60億円)と小さいが、グループ内の技術シナジー創出や安定収益源として機能する。自然エネルギー事業は水上太陽光発電所も運営し、SDGsへの取り組みの一端を担う。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

化学のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 世界シェア首位ソルダーレジスト(SR)世界シェア約7割エレクトロニクス(プリント基板関連)

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

半導体材料で高成長、高収益体制確立

太陽ホールディングスは半導体向け材料、特にソルダーレジストやめっきプロセス材で世界有数のシェアを持つニッチトップ企業である。同業他社としては、東洋紡やクラレなど化学メーカーが競合するが、太陽ホールディングスは特定領域に特化し、高い技術力と顧客関係を強みとする。売上高は1,048億円から1,379億円へ急拡大しており、営業利益率も18.57%から23.57%へ大幅改善と、業界で突出した高収益体質を持つ。半導体市場の成長とともに事業拡大が続き、高いROEを維持している。一方、半導体市場の循環変動や特定顧客への依存が課題で、新規顧客開拓や製品多様化が求められる。

強み

  • 半導体材料で世界首位級のシェアと技術.
  • 営業利益率18%超、最高水準の収益性.
  • 売上高3年で約30%増と成長軌道.
  • 半導体大手と強固な関係で安定需要.

課題

  • 半導体サイクルで需要が激しく変動する.
  • 少数大手への依存でリスク分散必要.
  • 次世代材料で競争、常に開発が必須.

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

基板・電源・ディスプレイの時価総額近傍。太字が太陽ホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14901富士フイルムホールディングス4.2兆円14.6倍
27911TOPPANホールディングス1.5兆円21.7倍
37912大日本印刷1.3兆円12.9倍
46645オムロン1.3兆円35.9倍
55201AGC1.2兆円13.2倍
64626太陽ホールディングス5,527億円28.8倍
76787メイコー4,932億円24.3倍
86753シャープ4,138億円8.7倍
95214日本電気硝子4,137億円13.5倍
106728アルバック3,493億円20.4倍
114902コニカミノルタ3,352億円10.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(基板・電源・ディスプレイ)に従っています。

会社の歴史

沿革 39件

印刷インキメーカーから基板材料へ転じた1970年代

1953年9月、東京都港区で印刷用インキの製造販売を目的に「太陽インキ製造株式会社」として創業した。1970年8月にプリント基板用部材の販売を開始し、1973年5月にはエポキシ樹脂系熱硬化型一液性ソルダーレジストインキの開発に成功、販売を開始した。1982年3月には埼玉県嵐山町に専用工場を開設し、生産体制を拡充。1984年6月には現像型ソルダーレジストインキを開発し、後の世界シェア獲得の基盤を築いた。1993年には現像型SRの基本特許が日本で成立し、技術優位性を確立した。

海外展開を加速した1980年代末から1990年代

1988年9月、韓国に製造販売子会社「韓国太陽インキ製造株式会社」を設立し、初の海外拠点を獲得した。1990年12月には米国に販売会社(のち製造販売会社に転換)を設立し、1996年9月には台湾に製造販売子会社を設立。1999年1月にはシンガポールと香港に販売子会社を開設し、アジア全域への販売網を整備した。国内でも1999年8月に製造販売子会社「日本太陽株式会社」を設立し、グループ体制を強化。2001年1月には東京証券取引所市場第一部に上場し、資金調達力を高めた。

持株会社制移行と医療事業への本格参入

2010年10月、持株会社制に移行し、商号を「太陽ホールディングス株式会社」に変更。国内事業は「太陽インキ製造株式会社」に承継した。2015年6月、染料・顔料・インクメーカーの中外化成株式会社を連結子会社化し、事業多角化を開始。2017年1月にはDIC株式会社と資本業務提携を結び、シナジーを追求。2018年1月に医療用医薬品の製造販売事業を開始すべく「太陽ファルマ株式会社」を設立し、同年7月にはシステム開発会社を子会社化。2019年10月には医薬品製造受託会社を連結子会社化し、医療事業の体制を整えた。

M&Aと新拠点で事業領域を拡大した2020年代

2020年代に入り、エレクトロニクス事業ではベトナム(2020年)に製造子会社を設立、中国江西省(2020年)に販売子会社を設立した。2022年には国内飲食事業会社を子会社化。医療事業では2024年3月に歯科技工物メーカー「株式会社リック(現:マイ・スターズ)」を連結子会社化し、歯科領域に進出。同年4月には嵐山事業所内に技術開発センター「InnoValley」を開設し、研究開発力を強化した。2025年3月にはシステム開発会社をさらに子会社化し、DX事業を拡充。財務面では2026年3月期に営業利益325億円と過去最高を更新した。

年表39件を開く

1950年代

  • 1953年9月創業東京都港区において印刷用インキの製造販売を事業目的に「太陽インキ製造株式会社」を設立

1970年代

  • 1970年8月プリント基板用部材の販売を開始
  • 1973年5月エポキシ樹脂系熱硬化型一液性ソルダーレジストインキの開発に成功、販売を開始

1980年代

  • 1982年3月埼玉県比企郡嵐山町に嵐山工場(現 嵐山事業所)を開設
  • 1984年6月現像型ソルダーレジストインキの開発に成功、販売を開始
  • 1988年9月M&A大韓民国にプリント基板用部材等の製造販売会社「韓国太陽インキ製造株式会社(現:韓国タイヨウインキ株式会社、1998年7月に連結子会社化)」を設立

1990年代

  • 1990年9月店頭登録銘柄として株式を公開
  • 1990年12月創業アメリカ合衆国にプリント基板用部材等の販売会社(1995年2月製造販売会社に転換)「TAIYO AMERICA, INC.」を設立
  • 1992年3月本社を東京都練馬区に移転
  • 1993年11月現像型ソルダーレジストインキの基本特許が、日本において成立
  • 1996年9月台湾にプリント基板用部材等の製造販売子会社「台湾太陽油墨股份有限公司」を設立
  • 1999年1月シンガポール共和国にプリント基板用部材等の販売子会社「TAIYO INK INTERNATIONAL(SINGAPORE)PTE LTD」を設立 中華人民共和国にプリント基板用部材等の販売子会社「TAIYO INK INTERNATIONAL(HK)LIMITED」を設立
  • 1999年8月国内にプリント基板用部材等の製造販売子会社「日本太陽株式会社(現:太陽インキ製造株式会社)」を設立

2000年代

  • 2001年1月上場東京証券取引所市場第一部に株式を上場
  • 2001年4月埼玉県比企郡嵐山町に嵐山北山事業所を開設
  • 2001年12月中華人民共和国にプリント基板用部材等の製造販売子会社「太陽油墨(蘇州)有限公司」を設立

2010年代

  • 2010年9月中華人民共和国にプリント基板用部材等の販売子会社「太陽油墨貿易(深圳)有限公司」を設立
  • 2010年10月商号変更持株会社制へ移行し、商号を「太陽ホールディングス株式会社」へ変更 子会社「日本太陽株式会社」を「太陽インキ製造株式会社」へ商号変更し、国内事業の権利義務を承継
  • 2013年5月M&A台湾のプリント基板用部材等の製造販売会社「永勝泰科技股份有限公司」を連結子会社化
  • 2014年12月国内に自然エネルギーによる発電事業を主とする子会社「太陽グリーンエナジー株式会社」を設立
  • 2015年4月大韓民国に「太陽インキ製造株式会社」の販売子会社「太陽インキプロダクツ株式会社」を設立
  • 2015年6月M&A国内の染料、顔料、薬品及びインクの製造販売会社「中外化成株式会社(現:太陽ファインケミカル株式会社)」を連結子会社化
  • 2015年10月「太陽インキ製造株式会社」の国内第2生産拠点として福岡県北九州市に北九州事業所を開設
  • 2017年1月「DIC株式会社」と資本業務提携
  • 2017年8月国内に医療用医薬品の製造販売事業の子会社「太陽ファルマ株式会社」を設立
  • 2018年1月本社を東京都豊島区に移転
  • 2018年4月M&Aタイ王国にプリント基板用部材等の販売子会社「TAIYO TRADING(THAILAND)CO., LTD.」を設立 国内のシステムエンジニアリングサービス事業の会社「株式会社マイクロネットワークテクノロジーズ(現:株式会社ファンリード)」を連結子会社化
  • 2018年7月M&A国内のシステムエンジニアリングサービス事業の会社「株式会社サウマネジメント(2019年10月株式会社マイクロネットワークテクノロジーズ(現:株式会社ファンリード)に吸収合併)」を連結子会社化
  • 2019年8月M&A小田池水上太陽光発電所を運営する特別目的会社「株式会社メガソーラー23号(2022年11月太陽グリーンエナジー株式会社に吸収合併)」を連結子会社化 御厩池水上太陽光発電所を運営する特別目的会社「株式会社メガソーラー28号(2022年11月太陽グリーンエナジー株式会社に吸収合併)」を連結子会社化
  • 2019年10月M&A国内の医療用医薬品の製造受託事業の会社「太陽ファルマテック株式会社」を連結子会社化

2020年代

  • 2020年5月中華人民共和国にプリント基板用部材等の販売子会社「永盛泰新材料(江西)有限公司」を設立
  • 2020年6月ベトナム社会主義共和国にプリント基板用部材等の製造販売子会社「TAIYO INK VIETNAM CO., LTD.」を設立
  • 2022年4月東京証券取引所の新市場区分について「プライム市場」を選択申請し移行
  • 2022年7月M&A国内の飲食施設の運営を主とする会社「株式会社嵐山食堂」が、子会社「太陽グリーンエナジー株式会社」から飲食事業を分割承継し、連結子会社化
  • 2024年3月M&A国内のシステム開発事業の会社「株式会社アペックス」を連結子会社化
  • 2024年4月嵐山事業所内に技術開発センター「InnoValley」を開設
  • 2024年4月M&A国内の歯科技工物の製造・販売会社「株式会社リック」(現:株式会社マイ・スターズ)を連結子会社化
  • 2024年6月監査等委員会設置会社へ移行
  • 2025年3月M&A国内のシステム開発事業の会社「株式会社エクシーズ」を連結子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2031年3月期まで1,800億円
  • 連結営業利益2031年3月期まで470億円
  • ROE(自己資本利益率)2031年3月期まで30%
  • DOE(株主資本配当率)5%以上維持

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    自律型人材の育成・活用

    仕事のやりがい、職場環境、公正な評価・給与をバランスよく整え、自ら目標を設定し達成を楽しむ自律型人材があふれる組織を目指す。

  2. 02

    エレクトロニクス事業の成長と新規事業創出

    主力のソルダーレジスト市場でトップシェアを維持しつつ、研究開発投資や外部連携を強化。新製品の迅速な事業化、地産地販による為替リスク対策、原材料調達の多様化と価格転嫁を推進。

  3. 03

    医療・医薬品事業の更なる成長

    医療用医薬品製造受託事業で新規顧客・新分野(再生医療等)の受託を強化。長期収載品を安定供給し、医療現場のニーズに応える製剤開発を継続。

  4. 04

    デジタルトランスフォーメーションの推進

    受発注・生産管理・研究開発・新事業開発などあらゆる業務・仕組みを変革し、グループ内及び顧客に新しい価値を提供する。

  5. 05

    新規事業創出と戦略的M&A

    エレクトロニクス、医療医薬品、ICT、ファインケミカル、エネルギー、食糧に続く新たな収益の柱を創出。既存事業強化や新規事業立ち上げのためM&Aを積極的に実施。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,561人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は984万円で、9期前と比べて+25.6%平均年齢は37.5歳、平均勤続年数は8.6年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,249
2018年3月1,268
2019年3月78440.09.81,614
2020年3月80740.110.11,988
2021年3月81440.38.92,067
2022年3月83139.69.42,137
2023年3月82940.210.22,120
2024年3月90839.910.42,210
2025年3月92538.88.92,485889
2026年3月98437.58.62,5611,269

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率28.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)75.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社24(国内 18 / 海外 6) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社 — 大阪府高槻市248億円
医療・医薬品事業
嵐山事業所 — 埼玉県比企郡嵐山町6,578百万円
エレクトロニクス 事業
嵐山北山事業所(埼玉県比企郡嵐山町)(注)34,247百万円
中華人民共和国 江蘇省蘇州市4,241百万円
エレクトロニクス事業
台湾 桃園市観音区4,011百万円
エレクトロニクス事業
北九州事業所 — 福岡県北九州市2,222百万円
エレクトロニクス 事業
嵐山事業所 — 埼玉県比企郡嵐山町2,079百万円
本社 — 埼玉県比企郡嵐山町1,866百万円
エレクトロニクス 事業
大韓民国 京畿道安山市1,856百万円
エレクトロニクス事業
本社 — 福島県二本松市1,649百万円
その他
ほか25件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    太陽インキ製造 株式会社
    埼玉県 比企郡嵐山町
    議決権100.0%
  • 国内
    太陽油墨(蘇州)有限公司(注)1
    中華人民共和国 江蘇省蘇州市
    議決権100.0%
  • 国内
    永盛泰新材料(江西)有限公司(注)2
    中華人民共和国 江西省新余市
    議決権100.0%
  • 海外
    台湾太陽油墨股份 有限公司(注)1
    台湾 桃園市観音区
    議決権100.0%
  • 国内
    韓国タイヨウインキ 株式会社
    大韓民国 京畿道安山市
    議決権100.0%
  • 国内
    TAIYO AMERICA, INC.
    アメリカ合衆国 ネバダ州
    議決権100.0%
  • 海外
    TAIYO INK VIETNAM CO., LTD.
    ベトナム社会主義共和国 ハノイ市
    議決権100.0%
  • 海外
    TAIYO INK INTERNATIONAL (HK) LIMITED(注)3
    中華人民共和国 香港特別行政区
    議決権100.0%
  • 国内
    太陽油墨貿易(深圳)有限公司(注)4
    中華人民共和国 広東省深圳市
    議決権100.0%
  • 海外
    永勝泰科技股份 有限公司(注)1
    台湾 新北市鶯歌区
    議決権100.0%
  • 国内
    太陽インキプロダクツ株式会社(注)2、5
    大韓民国 京畿道安山市
    議決権100.0%
  • 海外
    TAIYO INK INTERNATIONAL (SINGAPORE) PTE LTD
    シンガポール共和国
    議決権100.0%
残りのグループ会社12社を開く
  • TAIYO TRADING (THAILAND) CO., LTD.タイ王国 バンコク都100%
  • 太陽ファルマ 株式会社(注)2東京都 千代田区丸の内100%
  • 太陽ファルマテック 株式会社(注)6大阪府 高槻市100%
  • 株式会社マイ・スターズ(注)2東京都 港区100%
  • 太陽ファインケミカル株式会社福島県 二本松市100%
  • 太陽グリーンエナジー株式会社埼玉県 比企郡嵐山町100%
  • 株式会社嵐山食堂東京都 豊島区西池袋100%
  • 株式会社ファンリード東京都 豊島区西池袋100%
  • 株式会社アペックス(注)2東京都 豊島区南大塚100%
  • 株式会社エクシーズ(注)2福岡県 福岡市100%
  • PEGASUS TECH VENTURES COMPANY IV, L.P.(注)2アメリカ合衆国 カリフォルニア州99%
  • DIC株式会社東京都 板橋区20%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,379億円営業利益325億円前期と比べると増収増益で、売上が+15.9%、利益が+47.1%。

売上高
+15.9%
1,379億円
営業利益
+47.1%
325億円
純利益
+122.2%
240億円
営業利益率
23.6%
前期比 +5.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,491億円1,379億円
営業利益364億円325億円
純利益254億円240億円
1株あたり配当¥82.5

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は390億円、営業利益は105億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+63.2%、営業利益は+200.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q20511
2024年1Q2393514.626
2024年2Q2725620.636
2024年3Q2695219.340
2024年4Q268−15
2025年2Q59912420.792
2025年4Q5919716.416
2026年2Q67815222.4110
2026年4Q70117324.7130
2027年1Q39010526.975

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は362億円から1,379億円へ3.8倍に増えた。直近期の営業利益率は23.6%。売上は3期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
台湾のプリント基板用部材等の製造販売会社「永勝泰科技股份有限公司」を連結子会社化
2013年3月3624734
国内に自然エネルギーによる発電事業を主とする子会社「太陽グリーンエナジー株式会社」を設立
2014年3月4427849
国内の染料、顔料、薬品及びインクの製造販売会社「中外化成株式会社(現:太陽ファインケミカル株式会社)」を連結子会社化
2015年3月4839567
2016年3月49811178
国内に医療用医薬品の製造販売事業の子会社「太陽ファルマ株式会社」を設立
2017年3月4799264
タイ王国にプリント基板用部材等の販売子会社「TAIYO TRADING(THAILAND)CO., LTD.」を設立 国内のシステムエンジニアリングサービス事業の会社「株式会社マイクロネットワークテクノロジーズ(現:株式会社ファンリード)」を連結子会社化
2018年3月52211249
小田池水上太陽光発電所を運営する特別目的会社「株式会社メガソーラー23号(2022年11月太陽グリーンエナジー株式会社に吸収合併)」を連結子会社化 御厩池水上太陽光発電所を運営する特別目的会社「株式会社メガソーラー28号(2022年11月太陽グリーンエナジー株式会社に吸収合併)」を連結子会社化
2019年3月5948044
中華人民共和国にプリント基板用部材等の販売子会社「永盛泰新材料(江西)有限公司」を設立
2020年3月7068937
2021年3月81013895
国内の飲食施設の運営を主とする会社「株式会社嵐山食堂」が、子会社「太陽グリーンエナジー株式会社」から飲食事業を分割承継し、連結子会社化
2022年3月980181118
2023年3月973155114
国内のシステム開発事業の会社「株式会社アペックス」を連結子会社化
2024年3月1,04817387
国内のシステム開発事業の会社「株式会社エクシーズ」を連結子会社化
2025年3月1,19022121618.6108
2026年3月1,37932532223.6240

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,379億円のうち、営業利益として残るのは325億円23.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は240億円、売上の17.4%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金51.1%704億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金25.4%350億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益23.6%325億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
49.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+16.3pt
23.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+12.0pt
17.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+15.1pt
22.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
11.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
14.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが307億円、投資CFが−77億円で、差し引きのフリーCFは230億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は425億円で、売上の3.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月61−25−2336138
2014年3月70−382432203
2015年3月92−29−9963182
2016年3月105−67−2738184
2017年3月90−1120379467
2018年3月81−242113−161418
2019年3月59−55−1204301
2020年3月137−459316−322291
2021年3月163−11619847543
2022年3月183−113−11370512
2023年3月227−132−13995471
2024年3月212−211901577
2025年3月237−83−292154441
2026年3月307−77−260230425

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は2,019億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,158億円で、自己資本比率は57.3%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月4403687282.2
2014年3月58442715769.6
2015年3月61241319963.8
2016年3月65545320265.9
2017年3月92471820676.9
2018年3月1,11573038565.2
2019年3月1,05770535266.4
2020年3月1,42269572748.7
2021年3月1,7907651,02542.5
2022年3月1,8938551,03845.2
2023年3月1,87392794649.5
2024年3月2,1281,0041,12447.2
2025年3月1,9201,03089053.6
2026年3月2,0191,15886257.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
432億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
833億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
103億円
在庫として抱えている分
負債合計
862億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
98
/ 100
安定性自己資本比率38 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE203社中6位あたり、逆に低いのは自己資本比率203社中124位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
22.0%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
23.6%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
57.3%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
15.9%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.7%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥4,730で、1年前と比べて+23.2%過去52週の値幅のなかでは40%の位置にある。

¥4,730-0.4%1ヶ月-1.4%1年+23.2%時価総額5,527億円
過去52週の値幅
安値¥3,700高値¥6,275

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)28.8倍
PER (会社予想)20.7倍
PBR4.17倍
配当利回り1.74%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は4765円で、25日線(4790円)を0.5%下回り、75日線・200日線も下回る。52週高値6275円からは24%下落しており、上値圧力が意識される。1ヶ月では-0.6%とほぼ横ばい。出来高は7月下旬に70万株超に増加した後、8月に入り20万株前後と減少し、様子見姿勢が強まっている。RSIは53.3と中立圏で、方向感に欠ける展開。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 35/100)

PERは28.99倍で業界平均の17.76倍を大きく上回り、割高感が強い。PBRも4.2倍と平均の1.41倍を大きく超過。ROEは22%と高いが、配当利回り1.73%は平均の2.66%を下回る。業績は好調で純利益が急増しているが、市場の期待を織り込んだ株価水準。成長性を考慮してもバリュエーションは割高。

指標この会社業種平均
PER (実績)28.8倍17.8倍
PER (予想)20.7倍
PBR4.17倍1.41倍
ROE22.0%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、電子部品材料としての成長持続性と、半導体市況の変動が業績に与える影響にある。強気派は、スマートフォンやAIサーバー向け高多層基板の需要拡大で、ソルダーレジストの付加価値が高まり、シェア拡大と増益が続くと見る。弱気派は、電子業界の在庫調整や中国勢の追撃で価格競争が激化し、高収益が維持できない可能性を指摘。近年の営業利益率急上昇が中期的に持続可能かも争点。

プラスに働く材料7
  • トップシェアの強み

    ソルダーレジストで世界シェア首位。技術力と顧客関係で競争優位。

  • 高付加価値化

    AI・5G向け高機能基板で需要増。営業利益率は23.6%に急伸。

  • 収益拡大

    2026年3月期は売上高1,379億円、純利益240億円と大幅増益予想。

  • 売上高は3期連続で増加し1379億円へ通年影響

    売上高は2024年3月期1048億円、2025年3月期1190億円、2026年3月期1379億円と拡大

  • 営業利益率23.57%へ5ポイント改善の高収益化通年影響

    営業利益率は18.57%から23.57%へ改善し、営業利益325億円の計画を支える

  • 純利益240億円が前期比2.2倍に急拡大通年影響

    純利益は108億円から240億円へ増加し、増益率は約122%

  • 予想PER21.2倍まで低下し割安感決算発表後影響

    前期実績PER29.41倍に対し、増益計画で予想PER21.2倍まで低下

マイナスに働く材料7
  • 市況変動リスク

    半導体・電子部品の在庫調整が起きると、受注が急減する可能性。

  • 競争激化

    中国メーカーの技術力向上で、価格競争力が低下するリスク。

  • 高バリュエーション

    PER29倍、PBR4.3倍と割高感。成長持続が織り込み済み。

  • PBR4.26倍の高評価が修正されるリスク継続影響

    PBR4.26倍に対しROE22%を維持できないと、資本効率の評価が剥落する

  • 外国人保有25.64%と高く売り圧力継続影響

    外国人保有比率25.64%は高水準で、リスクオフ時に売りが増える

  • 金利上昇なら低配当利回り1.7%で見劣り金融政策次第影響

    配当利回り1.7%と低く、金利上昇局面では相対的な投資魅力が薄れる

  • 1年で38%上昇後の利食い売り継続影響

    過去1年で+38.04%上昇し、短期的な利益確定売りが出やすい

次の決算で確かめる点
売上高成長率
電子需要の動向を反映し、増収基調か確認。
営業利益率
高収益の持続性と価格競争の影響を測る。
海外売上比率
グローバル需要の依存度と成長機会を示す。
新製品比率
高付加価値材料の開発がシェア拡大に寄与。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり82.5で、前期から13.2%いまの株価に対する利回りは1.74%。

年間配当
¥82.5
1株あたり
配当利回り
1.74%
いまの株価に対して
配当性向
50.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3049.5
2018年3月4033.41756.2
2019年3月33−18.755.4
2020年3月330.075.0
2021年3月4023.0110.7
2022年3月35−13.271.8
2023年3月4527.978.3
2024年3月40−10.173.8
2025年3月95137.5104.3
2026年3月83−13.250.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥82.5

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ8,267人。区分でいちばん多いのは事業法人31.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が52.7%を占め、残る47.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人38.638.435.935.331.831.1
外国法人16.116.918.119.027.325.6
金融機関26.324.523.323.119.321.5
個人・その他18.519.522.321.320.620.2
自己株式2.63.34.24.14.94.8
証券会社0.60.70.51.41.11.5
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01DIC株式会社19.23
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)10.69
03株式会社光和6.05
04株式会社SMBC信託銀行(株式会社三井住友銀行退職給付信託口)3.82
05OASIS JAPAN STRATEGIC FUND Y LTD.3.15
06CGML PB CLIENT ACCOUNT/COLLATERAL2.92
07株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.81
08四国化成ホールディングス株式会社2.55
09GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL2.23
10株式会社日本カストディ銀行(信託口4)2.04

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-05-12
    株式会社光和
    新規の大量保有報告
    6.05%
  • 2026-04-08
    オアシス マネジメント カンパニー リミテッド(Oasis Management Company Ltd.)
    変更報告
    14.88%
    -0.01pt
  • 2026-04-07
    オアシス マネジメント カンパニー リミテッド(Oasis Management Company Ltd.)
    新規の大量保有報告
    14.88%
    -0.01pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+63%、1株純資産は14期で−27%。直近期のROEは22.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1321,4239.720.468.6
2014年3月1941,59612.815.862.9
2015年3月2641,70316.716.051.6
2016年3月3381,86619.011.346.4
2017年3月2662,46911.218.349.5
2018年3月841,2626.827.11756.2
2019年3月761,2396.223.955.4
2020年3月661,2175.430.875.0
2021年3月1671,34813.118.0110.7
2022年3月10576114.615.571.8
2023年3月10283212.812.378.3
2024年3月778989.021.973.8
2025年3月9792710.625.0104.3
2026年3月2161,04022.023.150.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額436百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約12倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
齋藤斉代表取締役 社長 グループ最高経営責任者(CEO)61299,000
土屋恵子取締役661,000
丸山みさえ取締役56
嶋村紀明取締役(常勤監査等委員)6026,000
杉浦秀徳取締役(常勤監査等委員)65
佐藤郁美取締役(監査等委員)62
東道雅彦58
峰岸昌司取締役5641,000
俵輝道取締役5214,000
松村誠一郎取締役64

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)34249354118
社外取締役4606015
監査等委員2222211

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,775字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 (用語説明) 以下の略語を使用しています。 略 語   内 容 PCB     プリント基板 SR     ソルダーレジスト PKG     半導体パッケージ DF     ドライフィルム 当社グループは、太陽ホールディングス株式会社(提出会社)、子会社30社(うち連結子会社25社)、関連会社1社及びその他の関係会社1社により構成され、主としてPCB用部材を始めとする電子部品用化学品部材の開発・製造販売及び仕入販売に関する事業(以下、「エレクトロニクス事業」)、及び医療用医薬品の製造販売・製造受託及び歯科技工物の製造・販売に関する事業(以下、「医療・医薬品事業」)を行っています。 エレクトロニクス事業のPCB用部材は、電機メーカー各社のPCB内製部門及びPCB専業メーカー各社で消費され、PC、スマートフォン、サーバー等のIT機器並びにテレビ等のAV機器を始めとするデジタル家電、さらには電子制御ユニット(ECU)等の車載関連機器など数多くのエレクトロニクス製品の中で重要な部材として使用されます。 医療・医薬品事業は、長期収載品13製品の製造販売承認及び製造販売権等を譲り受けた2018年1月から本格的に事業を開始し、現在は19製品の長期収載品を提供しています。また、2019年10月に医薬品の製造を行う工場を会社分割により承継し、医療用医薬品の製造受託事業を開始しました。2022年3月には歯科技工所の株式取得により、歯科技工物の製造・販売に関する事業を開始しました。 当社グループの事業内容及び当社及び関係会社の当該事業に係る位置付けは、概ね次のとおりです。「エレクトロニクス事業」、「医療・医薬品事業」の2区分は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ②経営成績」、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一です。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 セグメント   事業内容   主要な会社 - (注)1   当社グループの経営戦略構築、子会社への経営指導、電子部品用化学品部材の研究開発   国内   提出会社 エレクトロニクス事業   PCB用部材を始めとする電子部品用化学品部材の開発・製造販売及び仕入販売   国内   太陽インキ製造株式会社 海外   太陽油墨(蘇州)有限公司 永盛泰新材料(江西)有限公司 台湾太陽油墨股份有限公司 韓国タイヨウインキ株式会社 TAIYO AMERICA, INC. TAIYO INK VIETNAM CO., LTD. PCB用部材を始めとする電子部品用化学品部材の関係会社等からの仕入販売   海外   TAIYO INK INTERNATIONAL(HK)LIMITED 太陽油墨貿易(深圳)有限公司 永勝泰科技股份有限公司 太陽インキプロダクツ株式会社 TAIYO INK INTERNATIONAL (SINGAPORE) PTE LTD TAIYO TRADING (THAILAND) CO., LTD. 医療・ 医薬品事業   医療用医薬品の製造販売   国内   太陽ファルマ株式会社 医療用医薬品の製造受託   国内   太陽ファルマテック株式会社 歯科技工物の製造、販売   国内   株式会社マイ・スターズ その他 (注)2   染料、顔料、薬品及びインクの製造販売   国内   太陽ファインケミカル株式会社 自然エネルギーによる発電等   国内   太陽グリーンエナジー株式会社 飲食施設の運営等   国内   株式会社嵐山食堂 システムエンジニアリングサービス及びシステム開発   国内   株式会社ファンリード システム開発   国内   株式会社アペックス 株式会社エクシーズ (注)1.提出会社は報告セグメントに含まれていません。 2.これらを総称してICT&S事業といいます。 事業の系統図は下記のとおりです。
経営方針・対処すべき課題5,348字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1)経営方針 当社グループは、「経営理念」に掲げる「楽しい社会の実現」を不変のものとして受け継ぎ、「経営基本方針」を環境と戦略の変化に合わせて柔軟に見直しながら発展を続ける所存です。 経営理念 我がグループの「あらゆる技術」を高め、革新的な製品をもって、夢あるさまざまなモノをグローバルに生み出し、楽しい社会を実現します。 経営基本方針 1.我がグループは利益を生み出し企業価値を高めることで、お客様・地域社会・株主及び従業者の幸福と繁栄に寄与します。 2.我がグループは経営理念の達成にあたり法令遵守、環境保護、品質管理の徹底、社会貢献を含め企業の社会的責任を全うします。 3.我がグループはグローバル体制を活用し、常に優れた製品とサービスの提供を行います。 4.我がグループは常に従業者が挑戦し成長できる機会を生み出し、自ら目標を立て、その実現に向けて高い志を持つ集団を目指します。 5.我がグループは「スピード&コミュニケーション」をキーワードに、グループ内各社の連携と全員のチームワークを活性化することで、企業総合力を高めます。 6.我がグループは絶えず技術革新に努め、新製品や新事業を創造することで、楽しい社会の実現に貢献できるグローバル企業を目指します。 (2)経営環境、経営戦略、並びに事業上及び財務上の対処すべき課題 経営環境 当事業年度における世界経済は、米政権の関税政策によりその先行きに不確実性が高まりましたが、当初の想定に比べ限定的な影響にとどまりました。一方で、地政学リスクの高まりに伴い、エネルギー価格高騰やインフレ率の上昇、為替相場の先行き不透明感の高まり等により不確実性が一段と増す状況となりました。 ① エレクトロニクス業界 エレクトロニクス業界は、半導体産業の影響を強く受けます。半導体産業においては、AI関連製品向けの半導体需要の高まりや、第5世代移動通信システム(5G)の本格普及、IoT・仮想空間の社会への浸透を背景に、半導体をはじめとする関連需要の拡大が中長期的に期待されます。また、EV・ハイブリッド車の普及に伴う電動化や、自動運転の普及に伴う電装化により、車載関連部材の拡大も期待されます。 ② 医療・医薬品業界 医療・医薬品業界は、医療保険財政への影響から薬価制度の見直しが継続的に進められる中、製薬産業の構造変化や医療ニーズの多様化が進んでいます。製薬産業の構造変化においては、2024年10月から開始された先発医薬品(長期収載品)の選定療養制度の導入をはじめとした、先発医薬品(長期収載品)の価格抑制や後発医薬品の使用促進などの医療費抑制政策が図られ、更なる医療制度改革の議論が続けられています。一方で、後発医薬品業界では品質問題やそれに伴う製品の欠品等が頻発しており、品質管理体制の見直しや安定供給といった信頼性が求められています。医療ニーズの多様化においては、技術革新や産官学連携による革新的医薬品の創出が期待されています。 経営戦略 このような状況の中、当社は、経営理念である「楽しい社会の実現」に向け、2021年6月に長期経営構想「Beyond Imagination 2030」を策定しました。長期経営構想では7つの基本方針と、当社の目指す姿としてエレクトロニクス事業、医療・医薬品事業を中心に成長すると同時に、エネルギー事業、食糧事業、DX(デジタルトランスフォーメーション)にも積極的に取り組むことを掲げています。 また、当社は、2025年8月に新たに中期経営計画を策定しました。中期経営計画は、長期経営構想の実現に向けた具体的なロードマップであるとともに、企業価値の持続的な向上を導く指針として、新たな財務目標や事業別の方針を定めたものです。 <7つの基本方針> ① 多様化する組織や社会に対応する自律型人材の育成・活用 ② エレクトロニクス事業の継続した成長と新規事業領域の創造 ③ 医療・医薬品事業の更なる成長 ④ デジタルトランスフォーメーションによる進化と変革 ⑤ 新たな事業の創出 ⑥ 戦略的なM&A ⑦ SDGs(持続可能な開発目標)への取り組み強化 <中期経営計画 財務目標(2031年3月期)> ① 連結売上高                   1,800億円 ② 連結営業利益                   470億円 ③ ROE(自己資本利益率)          30% ④ DOE(株主資本配当率)           5%以上維持 長期経営構想「Beyond Imagination 2030」の基本方針ごとにグループ全体で各種施策に取り組んでおり、特に次の施策に重点的に取り組んでいます。 1. 多様化する組織や社会に対応する自律型人材の育成・活用(基本方針①) 多様化する組織や社会に対応し、企業として成長していくには、それを支えていく人材の育成が重要な課題と考えています。「仕事のやりがい」「職場環境」「公正な評価・給与」の3つをバランス良く整えることで、自ら目標を設定し、その達成のためのプロセスと成果の創出を楽しむことができる自律型人材があふれる組織を目指しています。 2. エレクトロニクス事業の継続した成長と新規事業領域の創造(基本方針②) 当社グループのエレクトロニクス事業は、主力製品であるSRの市場において世界トップクラスのシェアを有し、また、海外での売上比率が9割を超えています。前述のような世界経済やエレクトロニクス業界の状況下において 永続的に成長していくために、次の施策について重点的に取り組んでいます。 <研究開発体制の整備> 2024年に開設した技術開発センターをはじめとして、研究開発のための積極的な設備投資を行っており、国内外の優秀な研究者・技術者の採用と育成に注力しています。今後は、主力製品であるドライフィルムタイプのSRの技術開発を目的とした生産技術センターの建設を予定しています。設備投資に加え外部連携も強化し、事業開発を強く推進していきます。 <新製品の迅速な事業化> 当社グループでは、製品化の目処が立ったところで、営業部門・製造部門・開発部門から選抜した専属プロジェクトを立ち上げ、一定の責任と権限を付与することにより、製品化から事業化までの障壁を乗り越える力を高めスピードアップを両立しながら事業化を推進しています。 <為替リスク対策> 米政権による関税政策や中東情勢などの影響で為替リスクが高まる状況において、当事業の製品販売価格は外貨建となっていることが多く、為替レートの変動が業績の変動につながりやすいため、為替リスク対策は重要な課題です。引き続き、「地産地販」(「現地(各市場)で販売する製品は現地で生産する」という方針)を推し進めるとともに、原材料の現地調達比率を高めることにより、収入と支出の取引通貨の一致を図ります。 <原材料等の調達リスク対策> 中東情勢の緊迫化に伴い、原材料メーカーの供給不足や罹災等により生産活動へ影響が生じるリスクや、原材料価格の高騰による当社製品の収益性悪化のリスクが高まっています。これらの調達リスクへの対策は重要な課題であり、当社は引き続き様々なサプライヤーからの原材料調達を進めるとともに、収益性の悪化が見込まれる場合は製品への適切な価格転嫁を行っていきます。 3. 医療・医薬品事業の更なる成長(基本方針③) 医療・医薬品業界は、品質問題による供給停止や、選定療養制度をはじめとした医療費抑制のための医療制度改革の推進など予見可能性が低下している環境にあります。このような状況下において、当社グループは将来を通じて既存製品を安定的に供給するために必要な体制の構築、医療機関・患者様のニーズに合致した医薬品の提供を目指します。 <医療用医薬品製造受託事業の継続> 第一三共プロファーマ株式会社の高槻工場を会社分割により承継した太陽ファルマテック株式会社では、医薬品製造受託事業を行っています。従来どおり既存顧客に対する安定供給だけでなく、当事業年度は新規顧客からの受託製造が本格化しました。今後も製造受託事業の成長を目指し、再生医療や遺伝子治療薬などの新しい分野での受託や新規顧客からの受託を強化すると同時に、引き続き高品質な製品の安定供給を行います。 <医療用医薬品製造販売事業の継続> 太陽ファルマ株式会社は、中外製薬株式会社、日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社、アストラゼネカ株式会社、Janssen Pharmaceutica NVより譲受した19製品の長期収載品をラインナップしており、医療用医薬品を確実かつ安定的に医療現場へ提供し続けています。今後も医療現場の声にお応えする医薬品の製剤開発や提供を継続します。 <医薬品の副作用等リスクへの対策> 医薬品の製造販売には、製品回収や販売中止、健康被害に関する賠償責任等に関するリスクが伴います。薬機法※及び関連する規制の遵守を徹底するとともに、必要な賠償責任保険に加入することにより、このような事態が発生した場合の財政的負担を最小限に留めるべく対応していきます。 ※薬機法…医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律 4. デジタルトランスフォーメーションによる進化と変革(基本方針④) 急速な事業環境の変化をとらえつつ、グローバルな競争力を強化していくには、当社グループの業務・仕組み・ビジネスモデルを不断に高度化・革新していくことが重要な課題と考えています。デジタルトランスフォーメーションの推進により、受発注・生産管理・研究開発・新事業開発など、あらゆる業務・仕組みを変革し、グループ内及び顧客に新しい価値を提供していきます。 5. 新たな事業の創出(基本方針⑤) 当社は、中長期的な企業価値の向上のために、既存の事業の強化に加え、新たな事業を継続的に創出するための取り組みを重視しています。エレクトロニクス、医療・医薬品、ICT、ファインケミカル、エネルギー、食糧に続く、当社グループの収益の柱となる新たな事業展開に今後も注力していきます。 6. 戦略的なM&A(基本方針⑥) 既存事業の強化、新規事業の立ち上げ加速のために、当社の保有する経営資源の活用だけではなく、戦略的に他社との業務提携や資本提携、M&Aを今後も積極的に行っていきます。 7. SDGs(持続可能な開発目標)への取り組み強化(基本方針⑦) 当社グループは、SDGsの重要性が世界的に広く注目される以前より、持続的な企業価値の向上に不可欠なものとして、SDGsと親和性のある取り組みを進めてきました。具体的には、日本国内に水上太陽光発電所を開所し、再生可能エネルギーの普及促進を通じて気候変動課題に対応しています。当期は、国内19、20ヵ所目となる水上太陽光発電所を開所しました。また、地域のイベントや美化活動への参加、子ども食堂の実施など、地域社会に根差した活動や取り組みも積極的に行っています。 上述のとおり、当社は長期経営構想で掲げる7つの基本方針に基づき、定量面を含む目標達成に向けて様々な取り組みを全社で進めてまいりました。 なお、2026年3月31日付「KJ005株式会社による当社株式に対する公開買付けの開始予定に関する賛同及び応募中立の意見表明のお知らせ」で公表しましたとおり、KJ005株式会社による当社の普通株式に対する公開買付け(以下「本公開買付け」といいます。)に関して、同日時点における当社の意見として、本公開買付けが開始された場合には、本公開買付けに対して賛同の意見を表明するとともに、当社の株主の皆様に対して本公開買付けに応募するか否かについては当社の株主の皆様のご判断に委ねる旨を同日開催の取締役会において決議しています。今後、本公開買付け及びその後の当社株式を非公開化することを目的とした一連の取り引きを実行することで、当社は、国内及び海外企業を中心に豊富な投資実績並びに知見及びネットワークを有するKKRのサポートのもと、当社の事業戦略の推進を一層強化することにより、当社の中長期的な企業価値向上の実現可能性を高めていきます。また、非公開化により、企業価値向上に向けた各種施策を着実に実行していくことが可能となり、中期経営計画の実行性を高めることができると考えています。 詳細については以下の当社ホームページ内に記載しておりますのでご参照ください。 https://www.taiyo-hd.co.jp/jp/investor/irnews/news20260331000002/main/0/link/20260331_02.pdf
事業等のリスク1,670字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの事業展開について影響を及ぼす可能性のある主なリスクには以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものです。 リスク項目   関連するリスク   主要な取り組み 社会課題への対応に係るリスク   ・ 気候変動等の環境課題を含む社会課題への 取り組みが不十分である場合の企業評価の 低下、事業機会の損失   ・ 取締役会、サステナビリティ推進委員会 における重要課題の特定と対策検討 ・ リスクと機会の分析とリスク管理の徹底 為替変動リスク   ・ 為替の変動による海外での事業活動の停   滞 ・ 為替・金利の変動による海外子会社業績   の円貨への換算への影響   ・ 為替予約等の実施 ・ 親会社を含めた為替変動リスクの低い国   での資金調達 ・ 地産地販の推進 カントリーリスク   ・ 法規制の変更や、関税等の税制の変更 ・ 戦争や紛争等の発生   ・ 進出国の適度な分散 ・ 顧客や各国政府等の動向の調査 製造拠点の 罹災リスク   ・ 製造拠点の罹災による製品の製造停止   ・ エレクトロニクス事業の製造拠点の適度な   分散 ・ 医療・医薬品事業の製造受託拠点におけ   る罹災時に使用可能な自家発電装置の保有 感染症のリスク   ・ 当社グループの役員、従業員の罹患によ   る事業活動の制約   ・ 政府方針に合わせた対策 ・ テレワーク環境の整備 ・ 手指消毒液の設置 原材料等の調達に係るリスク   ・ 原材料メーカーの罹災や供給不足等に   より、当社グループの生産に生じる支障 ・ 石油等市況の影響等による、一部の原材料   価格の上昇   ・ 様々なサプライヤーからの材料調達 ・ 適切な範囲内での価格転嫁 競合他社との価格競争激化   ・ 当社グループの製品への価格低下圧力   ・ 低価格製品の生産・販売 ・ 競合他社の企業調査 顧客の経営破綻   ・ 海外を含めた予期せぬ顧客の経営破綻   ・ 情報収集、与信管理等、債権保全 技術革新リスク   ・ 革新的な技術発展により電子機器にPCB   を使用しない方法等の普及 ・ PCBの製造でSRを使用しない方法等の適用   ・ 新しい工法の技術開発 特許に伴うリスク   ・ 権利保護が受けられない可能性 ・ 当社グループによる他社の特許・知的財   産権の侵害   ・ 知的財産のリスクマネジメントの実施 医薬品の副作用等   ・ 予期せぬ重大な副作用や安全性の問題の   発現   ・ 薬機法及び関連する規制の遵守を徹底、   必要な損害保険に加入 医薬行政の動向   ・ 薬価改定や選定療養制度を含む、国・自治   体の医療政策、医療保険制度の変更等   ・ 適切な業務運営体制や管理・監査体制の   構築 減損リスク   ・ 資産の時価が著しく下落した場合、又は   事業の収益性が悪化した場合には、減損   会計の適用により固定資産の減損損失が   発生   ・ 取締役会における買収価格の適切性に関   する審議 ・ 買収後のシナジー実現に向けたフォロー   アップやマクロ経済環境の定期的なモニ   タリング 移転価格税制等の 国際税務リスク   ・ 税務当局の調査における税務当局との見   解の相違により、追徴課税や二重課税が   発生   ・ 各国税制遵守の徹底 ・ 外部専門家の活用 人材確保に係るリスク   ・ 人材育成の遅れや少子高齢化、人口減少を   背景とした社員流出や採用難による労働人   口の減少   ・ 多様化する組織や社会に対応する自律型   人材の育成・活用 ・ 仕事のやりがいや職場環境、公正な評価・   給与の整備 情報セキュリティに係るリスク   ・ サイバー攻撃等による情報の漏洩・改ざん 等の発生 ・ コンピュータシステムの停止や誤作動   ・ 情報管理体制の強化・整理 ・ 従業員への教育・訓練の実施
経営成績の分析 (MD&A)4,853字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」)の状況の概要は次のとおりです。 ① 財政状態 当連結会計年度の資産、負債及び純資産の状況と主な要因は下表のとおりです。 前連結 会計年度 (百万円)   当連結 会計年度 (百万円)   増減額 (百万円)   主な要因 (前連結会計年度との比較) 流動資産   98,008   103,115   5,106   受取手形、売掛金及び契約資産6,420百万円、原材料及び貯蔵品749百万円の増加、現金及び預金1,699百万円の減少 固定資産   94,014   98,813   4,798   投資有価証券4,085百万円、建設仮勘定2,933百万円の増加、繰延税金資産830百万円、販売権659百万円、顧客関連資産476百万円の減少 資産合計   192,022   201,928   9,905 負債合計   89,043   86,170   △2,873   長期借入金(1年内返済予定含む)8,638百万円の減少、未払法人税等1,838百万円、支払手形及び買掛金996百万円、短期借入金968百万円、未払金445百万円、賞与引当金441百万円の増加 純資産合計   102,978   115,757   12,779   親会社株主に帰属する当期純利益24,011百万円の計上、剰余金の配当17,668百万円の減少、為替換算調整勘定3,527百万円、その他有価証券評価差額金2,277百万円の増加 負債純資産合計   192,022   201,928   9,905 ② 経営成績 当連結会計年度の売上高は137,851百万円(前年同期比15.8%増)、営業利益は32,529百万円(前年同期比47.4%増)、経常利益は32,244百万円(前年同期比49.4%増)となりました。なお、特別利益に関係会社清算益を、特別損失にコーポレートアクション費用を計上した影響等から、親会社株主に帰属する当期純利益は24,011百万円(前年同期比122.7%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりです。 当社グループは、事業子会社を基礎としたセグメントから構成されており、「エレクトロニクス事業」「医療・医薬品事業」の2つを報告セグメントとしています。 エレクトロニクス事業 エレクトロニクス事業の売上高は、半導体パッケージ基板用部材やリジッド基板用部材の販売数量増加等により、前年同期を13,582百万円上回る95,285百万円(前年同期比16.6%増)となりました。セグメント利益は、前年同期を7,718百万円上回る29,177百万円(前年同期比36.0%増)となりました。 なお、当期累計期間における期中平均為替レートは1米ドル150.9円であり、前年同期の期中平均為替レートである1米ドル152.5円と比較し1.6円の円高に推移しました。 <主要な変動要因> ● 半導体パッケージ基板用部材の販売数量増加により、増収。 ・AIの普及を背景とした需要の高まりがみられ、メモリ向けのドライフィルム製品を中心に販売数量が増加。 ● リジッド基板用部材の販売数量増加により、増収。 ・車載関連、スマートフォン関連部材において、中国地域を中心に需要が好調に推移し、販売数量が増加。 ・最終製品の需要変動に伴い当社製品の需要が低下し、ディスプレイ関連製品(白色DF)の販売数量は減少。 ● 為替が円高に推移したことにより、減収。 医療・医薬品事業 医療・医薬品事業の売上高は、製造受託事業における受託数量の増加や、製造販売事業における一部製品の需要増加等により、前年同期を4,932百万円上回る36,490百万円(前年同期比15.6%増)となりました。セグメント利益は、前年同期を3,014百万円上回る5,063百万円(前年同期比147.1%増)となりました。 <主要な変動要因> ● 太陽ファルマテック株式会社(医療用医薬品の製造受託事業)は、増収。 ・既存顧客からの受託数量が増加。 ・新規委託元からの受託製造の本格化により、受託数量が増加。 ● 太陽ファルマ株式会社(医療用医薬品の製造販売事業)は、減収。 ・2024年10月開始の選定療養制度における対象品目の販売数量が減少。 ・他社同効薬の供給不足に伴う需要増加により、販売数量が増加。 ・薬価改定における不採算品再算定により、一部製品の薬価が引き上げられたことで、売上が増加。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度の連結キャッシュ・フローの状況と主な要因は下表のとおりです。 前連結 会計年度 (百万円)   当連結 会計年度 (百万円)   主な要因 営業活動による キャッシュ・フロー   23,713   30,742   税金等調整前当期純利益32,136百万円、減価償却費8,361百万円、売上債権の増加額△4,426百万円、法人税等の支払額△6,221百万円 投資活動による キャッシュ・フロー   △8,307   △7,667   定期預金の預入による支出△1,376百万円、定期預金の払戻による収入1,593百万円、有形固定資産の取得による支出△7,335百万円 財務活動による キャッシュ・フロー   △29,216   △26,002   長期借入れによる収入9,340百万円、長期借入金の返済による支出△18,389百万円、配当金の支払額△17,662百万円 現金及び現金同等物の増減額   △14,201   △1,510 現金及び現金同等物の期末残高   44,052   42,542 ④ 生産、受注及び販売の実績 a 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 (単位:百万円) セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年 4月 1日 至 2026年 3月31日)   前年同期比(%) エレクトロニクス事業   79,623   114.6 医療・医薬品事業   25,164   148.3 報告セグメント計   104,787   121.2 その他   1,939   111.5 合計   106,727   121.0 (注)1.金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっています。 2.医療・医薬品事業の金額には、製造委託は含まれていません。 b 受注状況 当社グループは見込生産を主体としているため受注状況の記載を省略しています。 c 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 (単位:百万円) セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年 4月 1日 至 2026年 3月31日)   前年同期比(%) エレクトロニクス事業   95,285   116.6 医療・医薬品事業   36,490   115.6 報告セグメント計   131,776   116.3 その他   6,075   105.7 合計   137,851   115.8 (注)セグメント間の取引については相殺消去しています。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しています。連結財務諸表の作成に当たって採用する重要な会計方針、会計上の見積り及び見積りに用いた仮定は、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)及び(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりです。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a 当社グループの当連結会計年度の経営成績等 当社グループの当連結会計年度の経営成績等につきましては、「第2 事業の状況、4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析、(1)経営成績等の状況の概要、② 経営成績」を参照ください。 b 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況、3 事業等のリスク」を参照ください。 c 当社グループの資本の財源及び資金の流動性 当社グループは、事業活動のための適切な資金確保、適切な流動性の維持及び健全なバランスシートの維持を財務方針としています。必要資金については、主に営業活動から得られる資金及び銀行借入金などによりまかなっており、現在必要とされる資金水準を十分確保していると考えています。当連結会計年度末の短期借入金及び長期借入金の合計は56,852百万円です。当社グループの借入必要額に、重要な季節的変動はありません。 また、当社グループは、当連結会計年度末の現金及び現金同等物42,542百万円を主に円建てを中心として保有していますが、その他の外貨建でも保有しています。当社グループの現金及び現金同等物は、売上収益の約3.7ヶ月相当の水準となっており、当社グループの事業運営上、十分な流動性を確保していると考えています。しかしながら、景気後退による市場の縮小や金融市場・為替市場の混乱などにより、流動性に一部支障をきたす場合も考えられます。このため、金融機関と限度額25,056百万円の当座借越契約を締結しています。 d 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、2022年3月期を初年度とする2031年3月期までの長期経営構想「Beyond Imagination 2030」を策定しており、それを踏まえ2025年8月には新たに中期経営計画を公表しています。各指標の達成状況は次のとおりです。 経営指標   目標   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 ROE(自己資本利益率)   30%   9.0%   10.6%   22.0% DOE(株主資本配当率)   5%以上維持   5.1% (達成)   11.6% (達成)   9.5% (達成) ROEにつきましては、中期経営計画で2031年3月期での30%の達成を目標として掲げています。当連結会計年度は22.0%と前連結会計年度の10.6%から改善しています。今後も引き続き、エレクトロニクス事業、医療・医薬品事業、ICT&S事業での成長を図り、企業価値の向上へ尽力します。 DOEにつきましては、2018年3月期を初年度とする3ヶ年の中期経営計画「NEXT STAGE 2020」に引き続き、長期経営構想「Beyond Imagination 2030」及び中期経営計画においても5%以上維持を目標としており、当連結会計年度においては9.5%と前連結会計年度より継続して達成しています。 e セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容につきましては、「第2 事業の状況、4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析、(1)経営成績等の状況の概要、② 経営成績」を参照ください。

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開示資料

出典

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  • 決算説明資料2027年3月期第1四半期決算説明資料2026-07-31

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