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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.66-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

昭和化学工業

4990 · Standard · 化学

珪藻土・パーライトの世界的なサプライヤー。濾過助剤から建材まで、鉱物資源を加工した製品を世界中に供給する。

概要

昭和化学工業は1933年創業の珪藻土・パーライト製品メーカーである。濾過助剤を主力とし、ビール、清涼飲料、製薬向けに供給する。東京証券取引所スタンダード市場上場(1971年)。連結売上高92億円、従業員216名。本社は東京都港区。国内3工場と中国・シンガポール子会社を通じグローバルに事業展開する。

濾過助剤が売上の6割を占める事業構造

当社グループの主力は濾過助剤で、連結売上高の61.7%(57億円)を占める。食品工業(ビール類、清涼飲料水、甘味料、調味料)、製薬工業(抗生物質)、化学工業(油脂、合成樹脂)などで使用される。建材・充填材は16.1%(14億円)、化成品(塩素系消毒剤など)は16.2%(15億円)、その他生活関連用品等が6.0%(5億円)を構成する。

国内3工場と海外拠点が支える生産体制

生産拠点は岡山工場(岡山県真庭郡)、秋田工場(秋田県北秋田郡)、秋田第二工場(同所)の3か所。連結子会社の白山工業に珪藻土製品の製造一部を委託する。海外では北京瑞来特貿易有限公司(中国)がグループ会社からの供給を販売し、2021年設立のShowa Chemical Industry (Singapore) Pte. Ltd.がアジア市場を担当する。

連結子会社と持分法適用会社で構成されるグループ

連結子会社は白山工業(1940年設立、製造受託)、日昭(1964年設立、請負製造・輸送)、北京瑞来特貿易(2010年設立、販売)の3社。持分法適用会社にはオーベクス(サインペン先、医療機器)と白山市長富遠通鉱業(中国、原料供給)がある。2022年に日昭がSKK不動産を吸収合併し、グループ再編を進めた。

業界の中での役割は天然鉱物資源を加工して様々な産業に素材を供給するメーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
93億円
営業利益
4億円
営業利益率
4.3%
純利益
6億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
濾過助剤57億円61.3%
建材・充填材15億円16.1%
化成品15億円16.1%
その他6億円6.5%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01濾過助剤主力

食品・飲料、医薬品、化成品などの濾過工程に用いる珪藻土濾過助剤を製造・販売。自社製造のほか、中国の持分法適用会社から供給を受け、世界市場に販売する。

主な製品・サービス1
濾過助剤
珪藻土やパーライトを原料とする粉末。液体の濾過を助け、清澄なろ液を得るために使う。

02建材・充填材主力

珪藻土を原料とした建材(内装材、調湿材など)や充填材を製造・販売。子会社に製造を委託するほか、自社工場でも製造する。

主な製品・サービス1
建材・充填材
珪藻土の多孔質性を活かした調湿作用を持つ壁材など。

03化成品準主力

化成品(化学品)を仕入れて販売。石油精製や化学プラント向けの濾過材などに使われる。

04その他商品副次

その他の商品等は、自社製造品や仕入商品を販売。幅広い用途に対応する。

製品と技術

濾過助剤:ビールから医薬品まで広がる用途

濾過助剤は珪藻土やパーライトを原料とし、液体中の微粒子を除去するために使用される。食品工業ではビール類・清涼飲料水・甘味料・調味料、製薬工業では抗生物質、化学工業では油脂・合成樹脂のろ過工程で不可欠。焼成品はトンネルキルンで生産され、独自の品質管理が強み。2024年度の濾過助剤売上高は57億円で全体の61.7%を占める。

建材・充填材と化成品:住宅から水処理まで

建材・充填材は住宅用建材や土木資材、シリコーンゴムの充填材として販売される。2024年度売上高は14億円(全体の16.1%)。化成品はプール・温浴施設・浄化槽向け塩素系消毒剤や産業排水用高活性微生物剤など水処理関連商品。売上高は15億円(16.2%)。その他、珪藻土粒状品やデオドラント商品等も手がける。

研究分析センターが支える技術提案力

当社グループは鳥取県倉吉市に研究分析センターを設置し、顧客の課題に応じた濾過技術や製品開発を支える。1953年の研究室設置以来、長年培った焼成技術や品質管理ノウハウを継承。単なる製品販売に留まらず濾過システム提案や受託加工などの問題解決型サービスを展開し、顧客との長期的な関係構築に活用している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

化学のなかでの位置

安定収益、化学業界で堅調

昭和化学工業は化学業界に属し、同業にはコージンバイオ、Aiロボティクス、北の達人コーポレーション、東洋紡、クラレがある。2025/3期の売上高92億円、営業利益率3.26%と堅調。2026/3期は売上93億円、営業利益率4.3%へ改善見込み。同業大手の東洋紡やクラレに比べて規模は小さいが、ニッチ市場での安定した需要が強み。内需中心だが、コスト競争力がある。

強み

  • 売上高92億円前後で推移し、大きな変動がない安定性。
  • 2025年3月期から2026年3月期で営業利益率3.26%→4.3%と向上。
  • 大手が参入しにくい分野で専門性を発揮。
  • 効率的な生産体制により、収益性を維持。

課題

  • 売上高が横ばいで、大きな成長が見込めない可能性。
  • 東洋紡やクラレなどの大手との競争が激化するリスク。
  • 化学業界特有の原材料費変動が収益に影響。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

化学の時価総額近傍。太字が昭和化学工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
14531有機合成薬品工業80億円25.1倍
24936アクシージア77億円
34925ハーバー研究所68億円8.6倍
44625アトミクス62億円4.8倍
54990昭和化学工業61億円8.7倍
6542Aビタブリッドジャパン61億円5.9倍
74929アジュバンホールディングス60億円41.5倍
89385ショーエイコーポレーション59億円6.8倍
94926シーボン53億円24.8倍
104934プレミアアンチエイジング52億円18.0倍
114242タカギセイコー50億円3.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 39件

濾過助剤ラヂオライトで創業した1930年代

1930年11月、東亜商会を設立し岡山県真庭郡八束村に工場を建設、濾過助剤製造に着手。1931年8月に喜田商店鉱業部に改め、製品名「ラヂオライト」として発売。1933年11月、資本金20万円で昭和化学工業株式会社を設立しラヂオライトを商標登録した。1934年10月には岡山工場にトンネルキルンを建設し焼成品の製造を開始した。

戦中戦後の拡大と本社移転

1940年9月、白山工業株式会社(現連結子会社)を設立。1943年12月、鳥取県倉吉市に倉吉工場を建設。1944年から1949年にかけて本店を神戸市へ移転した。1953年4月、倉吉工場に研究室を設置。1960年3月、秋田県鷹巣町に秋田工場を新設。1962年5月、本店を東京都中央区に移転し、1963年7月には渋谷区へ移転した。

1960年代の合併による事業拡大

1966年3月、日本トーライト株式会社と合併し資本金1億9千万円、大分工場を開設。同年10月、研究所を東京都国分寺市へ新設移転。1967年3月、岩尾生産株式会社と合併し資本金2億円。同年12月に倉吉工場を閉鎖し岡山工場を新設。1969年10月、株式会社若戸スポールと合併し資本金3億円となり、事業規模を拡大した。

上場と拠点再編の1970~1990年代

1971年11月、東京証券取引所市場第二部に株式を上場。1972年9月には名古屋証券取引所市場第二部にも上場(2014年11月上場廃止)。1973年3月、本店を東京都目黒区に移転。1991年10月、研究所を鳥取県倉吉市に移転拡張。2001年3月、大分工場を閉鎖し白山工業へ生産移管した。

2000年代以降の事業再編と国際展開

2006年3月、日本パーライト工業を解散し事業を鶴岡事業所へ移管。同年7月、珪藻土製品製造工場を買収し秋田第二工場を新設。2008年6月、アーステクノス(後のSKK不動産)を設立。2010年9月、北京瑞来特貿易有限公司を設立。2016年10月、東興パーライト工業を吸収合併。2021年7月、Showa Chemical Industry (Singapore) Pte. Ltd.を設立。2022年4月、東京証券取引所スタンダード市場に移行。2025年10月、北京瑞来子会社の瑞来特(大連)工程技術有限公司を設立した。

年表39件を開く

1930年代

  • 1930年11月創業東亜商会を設立、事務所を大阪市港区の喜田善蔵商店に置き濾過助剤製造に着手することになり、岡山県真庭郡八束村に工場を建設しました。
  • 1931年8月東亜商会を解散し喜田商店鉱業部に改め製品名をラヂオライトとして発売しました。
  • 1933年11月創業喜田商店鉱業部を改組し、資本金20万円をもって昭和化学工業株式会社設立、製品名ラヂオライトを商標登録しました。
  • 1934年10月岡山工場にトンネルキルンを建設して焼成品の製造を開始しました。
  • 1936年8月本店を岡山県真庭郡八束村に移転しました。

1940年代

  • 1940年9月白山工業株式会社(現、連結子会社)を設立しました。
  • 1943年12月倉吉市西倉吉町に倉吉工場を建設しました。
  • 1944年11月本店を神戸市神戸区に移転しました。
  • 1949年5月本店を神戸市葺合区に移転しました。
  • 1949年9月本店を神戸市生田区に移転しました。

1950年代

  • 1953年4月倉吉工場に研究室を設置しました。

1960年代

  • 1960年3月秋田県北秋田郡鷹巣町に秋田工場を新設しました。
  • 1962年5月本店を東京都中央区に移転しました。
  • 1963年7月本店を東京都渋谷区に移転しました。
  • 1964年3月日昭輸送株式会社(現、日昭株式会社)を設立しました(現、連結子会社)。
  • 1965年9月東興パーライト工業株式会社に資本参加しました。
  • 1966年3月M&A日本トーライト株式会社と合併し、資本金1億9千万円となり、大分工場を開設しました。
  • 1966年10月研究所を東京都国分寺市へ新設移転しました。
  • 1967年3月M&A岩尾生産株式会社と合併し、資本金2億円となりました。
  • 1967年12月倉吉工場を閉鎖し、岡山県真庭郡八束村に岡山工場を新設しました。
  • 1969年10月M&A株式会社若戸スポールと合併し、資本金3億円となりました。

1970年代

  • 1971年11月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場しました。
  • 1972年9月上場名古屋証券取引所市場第二部に株式を上場しました(2014年11月に上場廃止)。
  • 1973年3月本店を東京都目黒区に移転しました。

1990年代

  • 1991年10月研究所を鳥取県倉吉市に移転拡張しました。

2000年代

  • 2001年3月大分工場を白山工業株式会社へ生産移管の為、閉鎖しました。
  • 2006年3月日本パーライト工業株式会社を解散し、事業を当社鶴岡事業所へ移管しました。
  • 2006年7月M&A珪藻土製品製造工場を買収し、秋田第二工場を新設しました。
  • 2008年6月創業アーステクノス株式会社を設立しました。

2010年代

  • 2010年9月北京瑞来特貿易有限公司を設立しました(現、連結子会社)。
  • 2015年4月研究所を研究分析センターに改称しました。
  • 2016年1月商号変更アーステクノス株式会社をSKK不動産株式会社に商号変更しました。
  • 2016年10月M&A東興パーライト工業株式会社を吸収合併しました。
  • 2016年10月研究分析センターを新設移転しました。
  • 2017年9月本店を東京都港区に移転しました。

2020年代

  • 2021年7月創業Showa Chemical Industry (Singapore) Pte. Ltd.を設立しました。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、東京証券取引所スタンダード市場に移行しました。
  • 2022年12月M&A当社連結子会社である日昭株式会社(吸収合併存続会社)は、同じく当社連結子会社であったSKK不動産株式会社(吸収合併消滅会社)を吸収合併しました。
  • 2025年10月創業北京瑞来特貿易有限公司が瑞来特(大連)工程技術有限公司を設立しました。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2030年度まで110億円
  • EBITDA2030年度まで9億円
  • 自己資本比率50%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    新領域への行動強化

    社外パートナーとの協創、AI等のデジタル技術活用による業務効率向上、地域課題解決型ビジネスへの展開等により、新たな事業機会を創出する。

  2. 02

    既存事業の収益性強化

    独自の生産技術と研究分析センターを活用した技術提案力、国内外の供給ネットワークを基盤に、付加価値提案による収益性向上を図る。単なる製品販売に留まらず、濾過システムや受託加工などの「問題解決型サービス」を拡充する。

  3. 03

    組織力の強化

    人材育成プログラムやキャリア形成支援を通じ、従業員一人ひとりが主体的に考え行動する組織風土を醸成。階層別研修や専門教育を推進し、技術継承と組織力向上を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で216人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は561万円で、9期前と比べて+8.8%平均年齢は47.9歳、平均勤続年数は19.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月215
2018年3月221
2019年3月51645.917.9219
2020年3月51546.517.9215
2021年3月52746.718.0220
2022年3月51547.118.2219
2023年3月52447.518.5222
2024年3月53648.118.9220
2025年3月56348.619.7218138
2026年3月56147.919.4216185

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.9%
縦線は目安の30%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 5 / 海外 0、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
岡山工場 — 岡山県真庭市981百万円
秋田工場 — 秋田県北秋田市631百万円
栃木工場 — 栃木県芳賀郡市貝町250百万円
その他(注)2、3、4241百万円
鶴岡事業所 — 山形県鶴岡市212百万円
大分工場 — 大分県玖珠郡 九重町194百万円
研究分析センター — 鳥取県倉吉市58百万円
主な関係会社
  • 国内
    日昭株式会社
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    白山工業株式会社
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    北京瑞来特貿易有限公司
    北京市朝陽区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    オーベクス株式会社
    東京都墨田区 · 持分法適用会社
    議決権15.5%
  • 国内
    白山市長富遠通鉱業 有限公司
    白山市長白 朝鮮族自治県 · 持分法適用会社
    議決権40.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は93億円営業利益4億円前期と比べると増収増益で、売上が+1.1%、利益が+33.3%。

売上高
+1.1%
93億円
営業利益
+33.3%
4億円
純利益
+50.0%
6億円
営業利益率
4.3%
前期比 +1.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高95億円93億円
営業利益3億円4億円
純利益4億円6億円
1株あたり配当¥6¥6

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は25億円、営業利益は2億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+0.0%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q221
2024年1Q2528.02
2024年2Q2328.72
2024年3Q2314.31
2024年4Q211
2025年2Q4824.22
2025年4Q4412.32
2026年2Q4836.33
2026年4Q4512.23
2027年1Q2528.01

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は72億円から93億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は4.3%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月7221
2014年3月7721
2015年3月7631
東興パーライト工業株式会社を吸収合併しました。
2016年3月7966
2017年3月8185
2018年3月8175
2019年3月8375
2020年3月8264
Showa Chemical Industry (Singapore) Pte. Ltd.を設立しました。
2021年3月7753
当社連結子会社である日昭株式会社(吸収合併存続会社)は、同じく当社連結子会社であったSKK不動産株式会社(吸収合併消滅会社)を吸収合併しました。
2022年3月7853
2023年3月9286
2024年3月9276
北京瑞来特貿易有限公司が瑞来特(大連)工程技術有限公司を設立しました。
2025年3月92363.34
2026年3月93484.36

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高93億円のうち、営業利益として残るのは4億円4.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は6億円、売上の6.5%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金68.8%64億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金26.9%25億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.3%4億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
31.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.0pt
4.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.1pt
6.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.2pt
7.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが8億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは4億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は29億円で、売上の3.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月3−31013
2014年3月5−4−1113
2015年3月6−6−1011
2016年3月6−2−3412
2017年3月9−4−4514
2018年3月8−2−3616
2019年3月4−3−1117
2020年3月7−4−1320
2021年3月8−22628
2022年3月5−2−2329
2023年3月6−3−6327
2024年3月8−2−5628
2025年3月8−1−4731
2026年3月8−4−7429

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は146億円。このうち返さなくてよい自己資本が94億円で、自己資本比率は64.4%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月101287327.8
2014年3月106317529.1
2015年3月110347630.6
2016年3月107377034.5
2017年3月111436838.3
2018年3月117496842.3
2019年3月116526444.3
2020年3月118546445.6
2021年3月123586546.9
2022年3月126616548.5
2023年3月130686251.8
2024年3月135765956.2
2025年3月137815559.5
2026年3月146945264.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
30億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
66億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
4億円
在庫として抱えている分
負債合計
52億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
79
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率9 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE203社中96位あたり、逆に低いのは配当利回り203社中191位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.1%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.3%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
64.4%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.1%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.2%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥511で、1年前と比べて+2.5%過去52週の値幅のなかでは43%の位置にある。

¥511-4.3%1ヶ月+2.0%1年+2.5%時価総額61億円
過去52週の値幅
安値¥452高値¥590

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8.7倍
PER (会社予想)12.4倍
PBR0.54倍
配当利回り1.17%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

7月2日に530円へ急伸し、その後は狭いレンジで推移。月間では-4.15%と小幅な下落にとどまり、25日線(501.72円)や75日線(499.31円)はほぼ横ばい。52週高値590円にはまだ距離があり、52週安値452円からは約12%高い水準。出来高は全体的に低調で、7月31日は800株と非常に少ない。週足では緩やかな上向きの傾きが続いており、方向感は明確でないが、下値は堅い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER 8.66倍は同業平均の17.77倍の約半分、PBR 0.58倍は平均1.39倍を大幅に下回る。配当利回り1.97%は平均2.76%より低いが、ROE 7.1%は平均的。利益が安定しており、資産価値に比べ株価が割安で、配当も維持されている。

指標この会社業種平均
PER (実績)8.7倍17.8倍
PER (予想)12.4倍
PBR0.54倍1.41倍
ROE7.1%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は横ばいで、大きな成長もリスクも見えにくい。強気派は、化学品の需要は景気に左右されにくく、安定した配当とPBR0.58倍の割安感から下値不安が少ないと見る。また、コスト削減により利益率改善の余地があると指摘。弱気派は、主力製品の需要が成熟し、成長が見込めないと指摘。低い営業利益率と設備投資負担が利益を圧迫し、新興国との価格競争も懸念される。

プラスに働く材料7
  • 割安バリュエーション

    PER8.7倍、PBR0.58倍と低く、株価は解散価値近辺

  • 安定配当

    配当利回り1.97%で、財務の安定性が窺える

  • 需要の底堅さ

    工業薬品は景気変動の影響が比較的小さい

  • PBR0.58倍で純資産の4割割れ継続影響

    時価総額61億円に対し純資産106億円。差額45億円の下値の厚み。

  • 2026年3月期は純利益6億円へ増益2026年3月期影響

    前期4億円から+50%。営業利益も4億円へ改善。

  • 営業利益率が4.3%へ回復2026年3月期影響

    前期3.26%から1pt改善。コスト削減効果が表れる。

  • PER8.66倍と化学セクターで下位の割安通年影響

    業界平均PER12倍に対し3pt以上低く、修正余地。

マイナスに働く材料7
  • 成長性の欠如

    売上高は92億円で3期連続横ばい、増収が見込めない

  • 利益率の低さ

    営業利益率4.3%と低く、コスト上昇でさらに悪化の恐れ

  • 競争激化

    海外メーカーとの価格競争に晒され、収益性が圧迫される

  • 売上高が3期連続92億円前後で停滞通年影響

    2024年92億、2025年92億、2026年93億。成長性の欠如。

  • 営業利益率4.3%は依然低水準通年影響

    営業利益4億円と利益率が低く、原材料高で更に圧迫。

  • 外国人保有0.3%と極端に低い継続影響

    機関投資家の関心が低く、需給が弱い。

  • 配当利回り1.97%は魅力薄通年影響

    利回りが2%割れで、高配当投資家の買いが入らない。

次の決算で確かめる点
売上高
横ばいが続くか、需要の変化を確認
営業利益率
コスト管理の成果と収益性の改善度合いを見る
設備投資額
将来の競争力に影響するため、投資の効率性を監視

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり6で、前期から+66.7%いまの株価に対する利回りは1.17%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥6
1株あたり
配当利回り
1.17%
いまの株価に対して
配当性向
26.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月37.8
2018年3月566.716.6
2019年3月50.016.6
2020年3月50.022.2
2021年3月50.021.7
2022年3月50.021.0
2023年3月980.032.0
2024年3月8−11.144.4
2025年3月6−25.022.3
2026年3月1066.726.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥6

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ3,321人。区分でいちばん多いのは個人・その他45.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が54.1%を占め、残る45.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他41.642.643.644.444.445.3
事業法人41.541.340.940.440.439.3
金融機関16.115.514.814.814.814.8
自己株式8.28.28.28.28.28.2
証券会社0.50.50.60.30.30.3
外国法人0.30.10.10.10.10.3

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位11

順位株主持ち株比率 %
01シグマ株式会社16.18
02石橋 健藏11.85
03公益財団法人石橋奨学会8.35
04朝日生命保険相互会社6.41
05昭和化学工業取引先持株会4.50
06白山工業株式会社2.85
07株式会社三井住友銀行2.84
08石橋 敬子2.64
09北沢産業株式会社2.13
10株式会社北陸銀行1.93
11株式会社みずほ銀行1.93

有価証券報告書の大株主の状況から、上位11者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-07-29
    シグマ株式会社
    変更報告
    28.81%
    +12.63pt
  • 2026-07-10
    シグマ株式会社
    新規の大量保有報告
    16.18%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+589%、1株純資産は14期で+225%。直近期のROEは7.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月92713.236.877.7
2014年3月62972.253.570.7
2015年3月133244.327.455.1
2016年3月5435615.97.111.8
2017年3月4440311.68.57.8
2018年3月4646610.79.716.6
2019年3月454869.59.816.6
2020年3月355077.016.822.2
2021年3月285465.218.521.7
2022年3月335785.811.521.0
2023年3月586389.67.832.0
2024年3月557138.18.144.4
2025年3月397625.211.422.3
2026年3月598817.18.826.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

6名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は6名。2026/3期の役員報酬は総額128百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
石橋健藏代表取締役社長571,457,000
田子薫専務取締役7123,000
笹元岳取締役 経営管理部長552,000
小関肇取締役(監査等委員)6510,000
波光史成取締役(監査等委員)569,000
神谷宗之介取締役(監査等委員)526,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3999933
監査等委員322227
社外取締役2774

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容589字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(昭和化学工業株式会社)、連結子会社3社及び持分法適用会社2社により構成されており、珪藻土・パーライト事業を主力事業としております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置づけは次のとおりであります。なお、当社グループは単一セグメントであるため製品別に位置づけを記載いたします。 珪藻土・パーライト事業 濾過助剤……………自社で製造販売するほか、当社は連結子会社 白山工業(株)に珪藻土製品の製造の一部を業務委託しております。また、連結子会社 北京瑞来特貿易有限公司は、持分法適用会社 白山市長富遠通鉱業有限公司より製品供給を受け世界に製品を販売しております。 建材・充填材………自社で製造販売するほか、当社は連結子会社 白山工業(株)に珪藻土製品の製造の一部を業務委託しております。また、連結子会社 日昭(株)は、当社工場において請負契約により製造を行っております。 化成品………………当社が製品を仕入れて販売しております。 その他商品等………自社で製造販売するほか、当社は商品を仕入れて販売しております。 また、持分法適用会社オーベクス㈱は、サインペンのペン先や医療機器の製造販売を行っており、当社との事業上の取引関係はありません。 以上を事業系統図に示すと以下のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,215字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「お客様のため、社会のため、人間生活向上のため、貴重な資源を限りなく有効に活用し、広く産業を支え、豊かな明日を構築することに貢献する。」ことを経営理念としております。 1933年の創立以来、当社グループは珪藻土及びパーライトを中心とした濾過助剤事業を基盤に、長年培ってきた技術力、品質管理体制及び安定供給体制を通じて、お客様の事業活動を支えてまいりました。 当社グループは、2033年に迎える創立100周年を見据え、中期経営計画「Growth, Reborn towards 2033」を策定しております。2026年度から2030年度までを次の100年に向けた基盤整備期間と位置付け、社会や市場環境の変化に柔軟に適応しながら、事業ポートフォリオの変革と経営基盤の強化を推進し、持続的な成長と企業価値向上を目指してまいります。 その実現に向けた基本方針は以下のとおりであります。 1.お客様第一主義の徹底 2.珪藻土/パーライトの有効活用追求 3.全体最適実現に向けた変革 4.一人一人が進化しつづける集団への成長 (2)経営戦略等 当社グループの事業環境は、国内人口減少に伴う市場構造の変化、人手不足の深刻化、地政学リスクの影響を受けたエネルギー価格の上昇等大きく変化しております。一方で、高付加価値濾過システムや環境配慮型ソリューションへの需要拡大、海外市場の成長等新たな事業機会も拡大しております。 このような環境認識のもと、当社グループは、中期経営計画において以下の3つを重点テーマとして掲げております。 1.新領域への行動強化 2.既存事業の収益性強化 3.組織力の強化 当社の将来の事業安定と拡大のためには、新領域への取り組みが特に重要と考えており、社外パートナーとの協創、AI等のデジタル技術活用による業務効率向上、地域課題解決型ビジネスへの展開等の推進等、新たな事業機会の創出に取り組んでまいります。 既存事業においては、当社グループの強みである独自の生産技術、研究分析センターを活用した技術提案力、国内外の生産供給ネットワークを基盤として、お客様との長期的な信頼関係を深化させるとともに、付加価値提案による収益性向上を図ってまいります。また、単なる製品販売に留まらず濾過システム、受託加工、周辺商材提案等を通じた「問題解決型サービス」の拡充を推進し、お客様の課題解決に貢献する課題解決型企業への進化を目指しております。 海外市場においてはアジア市場を中心に、食品・飲料分野等における需要取り込みを強化するとともに、各地域のパートナー企業との連携を通じ、グローバル展開を推進してまいります。 さらに、収益構造改革の一環として省エネルギー推進、生産工程見直し、省力化投資等によるコスト最適化を進めるとともに、設備更新及び高度化投資を通じて、安定供給体制及びBCP対応力の強化を図ってまいります。 組織力の強化については、持続的な成長と企業価値向上を実現するための重要な経営基盤と位置付けております。人材確保競争の激化や技術継承の重要性が高まる中、従業員一人ひとりが主体的に考え行動する組織風土の醸成に取り組むとともに、階層別研修や専門教育等を通じた人材育成を推進しております。また、長年培ってきた生産技術、品質管理ノウハウ及びお客様対応力の継承を進め、組織力の向上と事業競争力の強化を図ってまいります。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、持続的な成長と企業価値向上を図るため、売上高、EBITDA(営業利益+減価償却費)、自己資本比率を重要な経営指標としております。中期経営計画においては、2030年度に連結売上高110億円、EBITDA9億円を目標として掲げるとともに、財務健全性維持の観点から自己資本比率50%以上を維持する方針としております。 また、資本効率の向上を重要課題と認識し、収益力強化によるROE向上及び成長期待の醸成を通じ、PBR向上に取り組んでまいります。 (4)事業上及び財務上の対処すべき課題 当社グループをとりまく経営環境は、世界的インフレ傾向や円安の持続、ウクライナや中東情勢ほか地政学的リスクの高まり懸念等、予断を許さない状況が続くと予想されます。一方、企業は持続可能な社会の一員として質の高い商品・サービスの提供と共に、気候変動問題等への取り組みが求められていると認識しております。 このような中、当社グループは「お客様のため、社会のため、人間生活向上のため、貴重な資源を限りなく有効に活用し、広く産業を支え、豊かな明日を構築することに貢献する。」ことを経営理念とし、それを実現すべく次の課題に対処してまいります。 ①既存事業の深化と拡大 ②M&Aを含めた新規事業の構築と育成 ③生産工程の見直し及び販売管理費の圧縮による収益性の向上と財務体質の強化 ④長期的な原料供給体制の構築 ⑤環境と安全に配慮した経営の推進 ⑥人材の育成及び社内制度の改善等による組織活性化の推進 主な取り組み状況等に関しては以下のとおりであります。 事業の育成という観点では、「お客様サイドの発想への挑戦」と「新領域への挑戦」を掲げ、既存事業の深化と拡大、並びにM&Aを含めた新規事業の構築と育成の両面を積極的に展開します。具体的には、技術サービスの充実、生産技術力強化、お客様のご要望等に沿ったソリューションの提案や新商品開発の実現のため、国内事業における製造部門と営業部門の一体運営化、並びに技術部門の活動強化を推進しております。また、他社との技術提携等を通じ当社が保有しない新たな技術を当社生産設備に導入することで、既存事業の充実と新事業展開に尽力いたします。 収益性の向上と財務体質強化という観点では、引き続き全社規模でのコスト削減策を実施するとともに、人手不足や社員の高齢化を踏まえた生産工程の省力化等に取り組みます。また、成長投資と内部留保のバランスを意識した中長期的な財務戦略を推進することで、財務体質の強化を図ってまいります。 原料の安定確保という観点では、お客様への安定供給のための最重要事項として、国内原料のみならず世界各地からの良質な原料調達等、長期的な計画に基づいた調査及び取り組みを進めてまいります。 環境と安全に配慮した経営という観点では、鉱物資源に新たな価値を付加し、その商品を通じて広く産業を支える当社グループとしては、持続可能な開発目標(SDGs)に賛同し、近年ではLNGへの燃料転換等、排出CO₂並びに廃棄物削減活動を行うと共に、徹底した安全教育に取り組んでおります。また、在宅勤務やオンラインによる営業活動の継続等、臨機応変な事業活動を展開することで、環境と安全に配慮した持続的な発展を目指してまいります。 人的資本及び組織活性化という観点では、当社グループは、「和音」、「さすが」というキーワードを社風における根底に据え、「業務品質向上への挑戦」を掲げ、社会環境変化への適応を前提としながらも、自ら考え行動する組織風土の醸成を目指しております。トップダウンのみならず、従業員一人ひとりが主体的に挑戦し、周囲と協働しながら価値創出を行う「サッカーチーム型組織」の実現を目指しております。また、社員に期待する役割や行動を明確化するとともに、人材育成プログラム、キャリア形成支援、健康経営推進等を通じ、自律した人材の育成とエンゲージメント向上に取り組んでまいります。
事業等のリスク5,634字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは以下のとおりであります。なお、以下に記載する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断した主要なものであり、将来を含めた当社の事業等のリスクはこれらに限定されるものではありません。 当社グループ(当社並びに連結子会社、以下同様)の業績は、様々なリスク要因により甚大な影響を被る可能性があります。このため、当社は代表取締役社長をはじめとする取締役並びに各部門の部門長で構成される「リスク管理委員会」を毎年度開催し、当社グループの持続的な成長と中長期的な企業価値向上のための目標達成を阻害しうる特に重要なリスクを選定し、万一に備え発生防止あるいはその影響を最小限にとどめる体制を整備しております。 重要なリスク抽出後、重点対応が必要なリスクを選定、それに対する必要な施策を実行します。以後、リスク管理統括部門は、必要に応じ経営会議または取締役会に対し管理状況の進捗を報告し、リスクの網羅的な把握とその評価・分析及び対策について協議するとともに、リスク統制または顕在化の防止に努めております。また、内部監査室はリスク管理統括部門に対する定期的な内部監査を通じ、独立した立場でリスク管理が効果的に実践されていることを検証し、リスク管理向上のために必要な助言等を行っております。 以下、グループ経営上の重要なリスクとなる可能性がある要因のうち、特に当社グループが優先的に対策に取り組んでいる事項を記載いたします。 (1)原料、燃料等の調達について 当社グループは、天然資源である珪藻土・パーライトを原料とし、燃料その他各種原材料を用いて製品を製造しております。 これに対し、珪藻土・パーライト資源の採掘規制等による制限または管理方法の変更、あるいは燃料価格の急激な高騰等により、良質かつ適正価格での原料や重油・LNG等の燃料を調達できず、当社グループの予測を大幅に超えて製造コストが上昇した場合等、当社グループの業績及び財務状況等に影響を与える可能性があります。 当該リスクの顕在化につきましては、環境問題や災害リスクに対する意識の高まり、地政学的リスクや為替変動等、その可能性は常にあると認識しております。 当該リスクへの対応として、原料につきましては、国内をはじめ世界各地からの安定的かつ良質な原料調達を可能とするため、長期的な計画に基づいた取り組みを進めております。燃料につきましては、木質バイオマス資源を用いた熱エネルギー利用に関する技術開発プロジェクトで培ったノウハウを活用し、化石燃料に過度に依存しない生産体制の構築を目指す等、リスク低減に努めております。 (2)特定製品への依存について 当社グループの業績は、濾過助剤分野の売上高が全体の60%以上を占めております。これに対し濾過技術の革新等により、当社グループ商品の優位性が低下した場合、当社グループの業績及び財務状況等に影響を与える可能性があります。 当該リスクの顕在化につきましては、濾過技術向上による固液分離能力のさらなる高速化、清澄化、低コスト化、もしくはそれらに伴う濾過機の構造変更・メンテナンス能力の向上等、相応にあると認識しております。 当該リスクへの対応につきましては、濾過工程における濾過助剤使用時のコスト面や環境面等総合的な優位性を高めるとともに、濾過周辺商材のみならずそれ以外の分野の市場拡大を推進することでリスク低減に努めております。 (3)天候の影響について 当社グループは、ビール事業、清涼飲料事業やプール事業等、夏季に需要が高まるお客様との取引があります。 これに対し、異常気象等の自然災害、その他当社グループが予期し得ない事象が発生した結果、消費行動に大きな変化が生じ、お客様の生産活動が大幅に制約された場合等、当社グループの業績及び財務状況等に影響を与える可能性があります。 当該リスクの顕在化につきましては、異常気象の常態化や自然災害の激甚化傾向等、その可能性は相応にあると認識しております。 当該リスクへの対応につきましては、提供する商品・サービスの拡充を通じ事業分野の拡大を推進することでリスク低減に努めております。 (4)商品の安全性について 当社グループでは、国及び国際機関の基準に則した安全・安心な商品を安定的に提供することを重要視しISO9001やハラール認証を取得する等、品質管理の徹底のため原材料・商品の検査体制の強化に取り組んでおります。これに対し製造工程における品質上の欠陥、異物混入、設備または部品調達トラブル、物流トラブル、その他当社グループが予期し得ない風評被害等の重大な問題が発生した結果、当社グループの業績及び財務状況等に影響を与える可能性があります。 当該リスクの顕在化につきましては、品質管理体制に万全を期しており、その可能性は低いと認識しております。 当該リスクへの対応につきましては、製造工程における各種品質試験や設備の定期点検の実施・重要管理項目の整理や見直し等、各工場で製造工程管理の徹底を行い厳格な体制を維持することでリスク低減に努めております。また、適切な商品表示および情報提供等を通じ、お客様が安全・安心に商品を使用していただけるよう努めております。 (5)カントリーリスクについて 当社グループは、国外に販売会社及び製造拠点として合弁会社を設立し、世界数十か国に輸出しております。 これに対し、事業展開地域固有の政情不安、経済危機、税制改正、法規制強化、為替変動、関税報復措置、自然災害、各種感染症等の障害が発生した場合、当社グループの競争力低下や利益圧迫、役職員の安全不安、政治的・軍事的・社会的圧力による営業困難または停止、事業撤退等により、当社グループの業績及び財務状況等に影響を与える可能性があります。 当該リスクの顕在化につきましては、世界的な物価高、地政学的リスクや通商問題の長期化、自然災害の激甚化傾向等、相応にあると認識しております。 当該リスクへの対応につきましては、グループ内での情報収集や外部コンサルタントの活用を通じ有事に備えることでリスク低減に努めております。 (6)事業投資リスクについて 当社グループは、既存事業の拡大や新たな事業展開を図るため、子会社や合弁会社の設立、事業会社への出資等を行っております。 これに対し、市場の急激な変化による事業衰退、大規模自然災害や各種感染症等の発生、その他当社グループが予期し得ない事象が発生したことにより投資先が大幅な業績不振に陥る等の場合、当社グループの出資持分相応の資産価値が減少し、当社グループの業績及び財務状況等に影響を与える可能性があります。 当該リスクの顕在化につきましては、国内並びにグローバルな事業環境の変化や金融資本市場の変動に加え、自然災害の激甚化傾向等、その可能性は常にあると認識しております。 当該リスクへの対応につきましては、外部専門機関によるデューデリジェンスや市場予測等の客観的調査をもとに、取締役会での十分な議論を経て投資判断を行うことでリスク低減に努めております。 また、投資有価証券のうちその他有価証券(非上場株式等を除く)の額は2,948百万円であります。これに対し、時価が下落した結果、当社グループの業績及び財務状況等に影響を与える可能性があります。 当該リスクへの対応につきましては、当社事業戦略や取引先との関係において、当社の事業活動または財務活動の強化に資するか否かを判断した上で保有しており、保有意義の乏しい銘柄につきましては、株価や市場動向を総合的に勘案し売却いたします。 (7)財務リスクについて 当社グループの当連結会計年度末における有利子負債総額(リース債務を除く)は2,282百万円であり、その支払利息は30百万円であります。 これに対し、金融資本市場の変動により、必要資金の調達不足、金利上昇に伴う支払利息が増加した結果、当社グループの業績及び財務状況等に影響を与える可能性があります。 当該リスクの顕在化につきましては、国内での政策金利上昇傾向に加え当社事業のグローバル化の進展もあり、常にあると認識しております。 当該リスクへの対応につきましては、社内基準に基づき有利子負債総額をコントロールする等引き続き資金調達方法の多様化を検討してまいります。 (8)コンプライアンスリスクについて 当社グループの事業は食品衛生法、製造物責任法、環境関連法規、労働関連法規等の様々な法令に則って運営しております。 これに対し、法令等の変更その他当社グループが予期し得ない事象により法令による処罰、訴訟の提起や社会的制裁を受けたことにより法令遵守対応コストが増加し、あるいはお客様からの信頼を損ねブランド価値が毀損する等の結果、当社グループの業績及び財務状況等に影響を与える可能性があります。 当該リスクの顕在化につきましては、安全・安心や環境問題に対する意識の高まり等が関連法令等に影響していることから、相応にあると認識しております。 当該リスクへの対応につきましては、役職員へのコンプライアンス教育を定期的に実践し、グループ全体の法令遵守意識の啓発に努めるとともに、多様性と包摂性のある社会の実現を目標にした持続可能な開発目標(SDGs)に賛同し、事業活動を通じ社会・環境の持続的な発展に尽力する等、事業環境の変化にしっかりと対応することによって低減を図っております。なお、当社のSDGsに対する主な取り組みは以下のとおりであります。 ①製造ラインのプロセス改善による省エネルギー推進、木質バイオマスの活用、化石燃料使用量の削減等を通じたCO₂排出量の削減 ②太陽光発電によるクリーンエネルギーの活用 ③珪藻土、パーライト資源の本来特性の最大化と終掘後の新たな付加価値を産む土地活用 ④採掘地の地層を活用した地域社会への学術機会の提供、及び生物多様性や地域の自然環境と調和した空間づくり(地域生物多様性増進)活動の継続 (9)大規模自然災害、感染症等について 近年、世界各地で大規模な地震、津波、台風、洪水等の災害、各種感染症等、発生頻度の上昇や被害の甚大化が懸念されております。このような災害等が発生した場合、製造設備等の損壊、電気・ガス・水道等公共サービス遮断による製造停止、在庫製品破損あるいは物流機能全般の停止等により、原料や各種資材の調達及び商品出荷停止、交通機関麻痺による役職員の通勤不能、システム障害による重要情報の棄損等が想定されますが、これら被害復旧に長期間を要する場合、あるいは多額の改修コストを要する場合等、当社グループの業績及び財務状況等に影響を与える可能性があります。 当該リスクの顕在化につきましては、災害の頻発化・激甚化傾向等その可能性は相応にあると認識しております。 当該リスクへの対応につきましては、各拠点にておいて事業継続計画(BCP)を策定しております。製造拠点においては、設備保護のための災害対策や労災事故防止のための器具の設置等を推進し、災害発生の場合でも復旧期間を最短化させるべく環境整備を進めております。非製造拠点では、状況に応じて在宅勤務を選択できるようIT環境の充実に努めております。さらに、安否確認システムを導入することで役職員及びその家族の生命・安全の確保及び意識向上を図る等リスク低減に努めております。 (10)情報セキュリティ及びシステム障害について 当社グループは、IT機器を活用し多種多様な情報を管理しております。 これに対し、ソフトウェアや機器の欠陥、通信インフラの故障、停電、サイバー攻撃等により、当社グループの基幹システムもしくはインターネットシステム全般が甚大な被害を受け正常に稼働しなくなった結果、事業活動の混乱、機密情報の喪失、個人情報の漏洩等による事業の中断、損害賠償請求やセキュリティ対策コストの増加等により、当社グループの業績及び財務状況等に影響を与える可能性があります。 当該リスクの顕在化につきましては、サイバー攻撃の多発・巧妙化を踏まえ継続的に存在するものと認識しております。 当該リスクへの対応につきましては、社内ネットワーク上で異常が検知された場合に備え、ネットワーク監視体制の強化とアクセス権限管理の徹底、データバックアップの定期実行と保管、セキュリティソフト最新化による全端末保護、役職員に対するセキュリティ教育の徹底、インシデント対応体制の整備推進等によりリスク低減に努めております。 (11)物流問題について 当社グループは、運送業者を通じ商品出荷しておりますが、近年の運送事業に対する環境規制やドライバーの時間外労働上限規制等、運送業界を取り巻く経営環境は大きく変容しております。これに伴いトラック手配困難や運賃大幅高騰等が生じた場合、当社グループの業績及び財務状況等に影響を与える可能性があります。 当該リスクの顕在化につきましては、ドライバーの時間外労働時間が制限されることで一人当たりの走行距離が短くなることによる長距離輸送請負困難等、その可能性は相応にあると認識しております。 当該リスクへの対応につきましては、パレット輸送出荷への転換を図ることで出荷時及び荷下ろし時のドライバーの作業負担軽減及び労働時間削減を目指すとともに、お客様に対しては近隣工場の商品のご使用を推奨することで輸送距離短縮にご協力いただく等によりリスク低減に努めております。
経営成績の分析 (MD&A)4,976字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社並びに連結子会社、以下同様)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①経営成績 当連結会計年度における我が国経済は、所得環境の改善や物価上昇の落ち着き等により個人消費は緩やかに回復したものの、ウクライナや中東情勢ほか地政学的リスクの高まり懸念等、先行き不透明な状況となりました。 このような経営環境の中、当社グループは生産性向上、省エネ及びお客様への商品安定供給のための設備投資を行い、長期的視点での事業収益強化に尽力しました。また、お客様への技術提供を通じ当社商品の継続的なご利用を促進する取り組みを進めるとともに、新規事業活動を展開してまいりました。 さらに、お客様のご要望や潜在的ニーズに対し、より専門性の高いご提案や解決策を提供できる企業集団となるため、当社グループは「お客様サイドの発想への挑戦」・「業務品質向上への挑戦」・「新領域への挑戦」の3つの挑戦を掲げつつ、安定的に利益を生み出し社会に還元するという企業使命を全うするため、以下の取り組みを行っております。 1.全社コスト削減策の一環として、在宅勤務やオンラインによる営業活動の積極推進による関連経費の抑制を図る等、財務基盤の強化と収益の安定を図る。 2.国内事業における製造部門と営業部門の一体運営化、並びに技術部門の活動強化を通じ、従来を超える技術サービスの充実と生産技術強化、お客様のご要望に沿ったソリューション提案や新商品開発に尽力する。 上記の結果、売上高は92億72百万円(前期比0.4%増)となりました。利益面では、「持分法による投資利益」の増加等により経常利益8億1百万円(同40.3%増)、「投資有価証券売却益」の増加並びに「特別損失」の減少等により親会社株主に帰属する当期純利益は6億24百万円(同51.7%増)となりました。なお、当社グループは単一セグメントであるため、商品別の業績を記載すると次のとおりであります。 濾過助剤 当該商品は、ビール類・清涼飲料水・甘味料・調味料等の食品工業、抗生物質等の製薬工業、油脂・合成樹脂等の化学工業、ごみ焼却場等で使用される当社の主力商品群です。 当連結会計年度におきましては、国内市場商品の売上が増加したものの、海外市場の売上が減少しました。この結果、売上高は57億18百万円(前期比1.0%減)となりました。この分野の売上は、当社グループ売上全体の61.7%を占めております。 建材・充填材 当該商品は、住宅用建材や土木資材、シリコーンゴム等に使用される商品群です。 当連結会計年度におきましては、海外市場に加え国内市場商品の売上が全体的に増加しました。この結果、売上高は14億96百万円(前期比4.8%増)となりました。この分野の売上は、当社グループ売上全体の16.1%を占めております。 化成品 当該商品は、プールや温浴施設及び浄化槽向けの塩素系消毒剤、産業排水向けの高活性微生物剤等の水処理関連商品群です。 当連結会計年度におきましては、プール用塩素剤の売上が減少しましたが、浄化槽用塩素剤及び温浴施設用塩素剤の売上が増加しました。この結果、売上高は15億1百万円(前期比2.1%増)となりました。この分野の売上は、当社グループ売上全体の16.2%を占めております。 その他の商品 当該商品は、珪藻土粒状品及びデオドラント商品等の生活関連用品、その他スポットで発生する商品群です。 当連結会計年度におきましては、主に各種化学品向け商品の売上が減少しました。この結果、売上高は5億55百万円(前期比0.9%減)となりました。この分野の売上は、当社グループ全体の6.0%を占めております。 ②財政状態 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ9億14百万円増加し、145億69百万円となりました。主な増加は、投資有価証券11億70百万円であり、主な減少は受取手形及び売掛金2億10百万円であります。 負債は、前連結会計年度末に比べ3億53百万円減少し、51億81百万円となりました。主な減少は、短期借入金3億37百万円であります。 純資産は、前連結会計年度末に比べ12億68百万円増加し、93億87百万円となりました。主な増加は、利益剰余金5億60百万円、その他有価証券評価差額金6億43百万円であります。 なお、自己資本比率は、前連結会計年度末の59.5%から64.4%となりました。 ③キャッシュ・フロー 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より1億99百万円減少し、28億73百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、8億26百万円となりました。 これは、主に税金等調整前当期純利益8億85百万円、減価償却費2億78百万円があったことによります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、3億69百万円となりました。 これは、主に有形固定資産の取得による支出3億90百万円があったことによります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果支出した資金は、6億65百万円となりました。 これは、主に長期借入金の返済による支出4億34百万円、短期借入金の純増減額の減少3億37百万円に対し、長期借入金の借入れによる収入3億円があったことによります。 ④生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績を示すと、次のとおりであります。 区分   金額(千円)   前年同期比(%) 濾過助剤   4,976,820   △2.1 建材・充填材   1,426,936   6.9 その他   174,068   7.1 合計   6,577,825   △0.1 (注)1.金額は販売価格によります。 2.当社グループは単一セグメントであるため製品別の実績を記載しております。 b.商品仕入実績 当連結会計年度における商品仕入実績を示すと、次のとおりであります。 区分   金額(千円)   前年同期比(%) 濾過助剤   756,717   2.1 化成品   1,501,904   2.1 その他   455,759   △9.8 合計   2,714,381   △0.1 (注)1.金額は販売価格によります。 2.当社グループは単一セグメントであるため商品別の実績を記載しております。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績を示すと、次のとおりであります。 区分   金額(千円)   前年同期比(%) 濾過助剤   5,718,922   △1.0 建材・充填材   1,496,521   4.8 化成品   1,501,904   2.1 その他   555,541   △0.9 合計   9,272,889   0.4 (注) 当社グループは単一セグメントであるため製品・商品別の実績を記載しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループ(当社及び連結子会社、以下同様)が判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループでは、「お客様のため、社会のため、人間生活向上のため、貴重な資源を限りなく有効に活用し、広く産業を支え、豊かな明日を構築することに貢献する。」ことを経営理念として掲げ、全ての活動の根幹としております。この経営理念のもと、お客様の様々なご要望にお応えするため、国内外での新市場開発・営業力強化及び原価削減等の推進に加え、一層の事業・財務体質の強化、社会のニーズや課題への対応に社員一丸となって取り組むことで企業価値向上に努めてまいります。 当連結会計年度の業績につきましては、売上高は前年同期並みとなりました。利益面につきましては、「持分法による投資利益」の増加等により経常利益は増加、「投資有価証券売却益」の増加並びに「特別損失」の減少等により親会社株主に帰属する当期純利益は増加となりました。 当社グループの業績に重要な影響を与える可能性がある要因は以下のとおりであり、影響を最小限にするため、当社グループは適時適切な対策を実施しております。 a.各種エネルギー価格並びに原材料価格の上昇、あるいは一部取引先が生産調整に踏み切る等の状況が長期化した場合、結果として当社グループの製品需給バランスが大幅に変化し、業績に重要な影響を与える可能性があります。 b.濾過助剤及びプール用塩素剤は、夏季に受注量が集中する傾向にあるため、夏季天候不順が長期化した場合、業績に重要な影響を与える可能性があります。 なお、要因ごとの分析は、「第2事業の状況  3事業等のリスク」をご参照下さい。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの資本の財源及び資金の流動性について、当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より1億99百万円減少し28億73百万円となりました。 得られた資金の主な内訳は、税金等調整前当期純利益8億85百万円、減価償却費2億78百万円、長期借入金の借入れによる収入3億円であります。 使用した資金の主な内訳は、有形固定資産の取得による支出3億90百万円、長期借入金の返済による支出4億34百万円、短期借入金の純増減額の減少3億37百万円であります。 今後も売上原価の低減や経費の更なる節減に努め、営業活動から得られる資金を確保、増加させていく所存であります。また、得られた資金は設備投資、有利子負債の圧縮及び配当金の支払い等に適切に配分していく予定であります。 資金需要の主な内容としましては、製造設備(設備維持に関わる償却費、賃借料、保険料等含む)、燃料費、各種資材費、人件費、IT関連投資等があります。 資金調達につきましては、当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的に確保するため、内部資金及び外部資金を有効に活用しております。設備投資額は、営業キャッシュ・フローの範囲内とすることを原則としておりますが、資金調達手段の多様化と資本効率の向上を企図し、主要な事業資産である製造設備等の調達に当たっては、金融機関からの借入や社債の発行等、一部有利子負債を活用しております。また、主要な取引先金融機関とは良好な取引関係を維持しており、当社グループの事業の維持拡大、運営に必要な運転資金、投資資金の調達に関しては問題なく実施可能と認識しております。なお、当連結会計年度末の自己資本比率は64.4%であります。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載の通りであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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