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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

アジュバンホールディングス

ADJUVANT HOLDINGS CO.,LTD.4929 · Standard · 化学

サロン向け化粧品に特化。糖とミネラル配合の処方でアレルギー志向の顧客を掴む。

概要

アジュバンホールディングスは、理美容室・エステサロン向け化粧品の専業メーカーである。1990年に神戸で創業し、カウンセリング販売に特化したサロン専売モデルを軸に成長。現在は純粋持ち株会社体制で、子会社を通じてスキンケア・ヘアケア商品を展開する。2026年3月期の連結売上高は38.1億円、従業員数123名。東京証券取引所スタンダード市場に上場する。

サロン専売にこだわる販売チャネル

当社グループの販売は、子会社のアジュバンコスメジャパンが代理店または直接、全国の理美容サロンへ商品を卸し、サロンが消費者にカウンセリングを行って販売する仕組みである。一般小売店への流通は行わず、サロンという専門家を通すことで、顧客一人ひとりの肌や髪の状態に合わせた提案を重視する。取引サロンの実稼働軒数は2026年3月期に14,609軒に達した。香港に拠点を持ち、現地でも同様のモデルで事業を展開する。

糖とミネラルを軸にした製品開発思想

商品開発の基本方針は、人間が本来持つ自己治癒力を引き出すことにある。主成分は体液にも含まれる糖とミネラルを独自配合し、ノンオイル、ノンアルコール、無着色に仕上げる。肌や髪のトラブル原因を極力排除した処方が特徴で、アレルギーやアトピーに悩む消費者からの支持を狙う。スキンケアとヘアケアが主要カテゴリーであり、サロンでは両方を組み合わせたトータルビューティーの提案が可能である。

持株会社体制への移行とグループ再編

2021年9月に純粋持株会社へ移行し、商号をアジュバンホールディングスに変更した。従来の事業会社アジュバンコスメジャパンは販売・マーケティング機能を担い、新設の2CはECによる育毛剤事業を担当。海外子会社ADJUVANT GLOBALは香港でサロン販売とプロモーションを行う。2025年3月にはアジュバンコスメジャパンが子会社のシアー・プロフェッショナルを吸収合併し、グループの合理化を進めた。

売上高40億円前後で推移する収益構造

連結売上高は2018年3月期の51億円をピークに、2026年3月期には38.1億円まで減少した。国内売上高が95%超を占め、海外比率は4.2%と低い。スキンケアとヘアケアがほぼ全売上を構成し、2026年3月期の区分別ではヘアケアが70%と過半を占める。営業利益は1.7億円(同34.8%増)と改善したが、純利益は1.4億円。ROEは3.4%、PBRは1.4倍であり、中期計画では2027年度に売上高47.7億円、経常利益1.7億円を目標とする。

業界の中での役割は美容業界向け化粧品メーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
38億円
営業利益
2億円
営業利益率
5.3%
純利益
1億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2021/3
事業売上構成比利益利益率
化粧品関連42億円85.7%
コンピューター ソフトウェア関連7億円14.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01美容サロン主力

理美容室、エステ、ネイルサロンなど向けに、スキンケア・ヘアケア製品を企画・開発・販売。代理店を通じてサロンに供給し、サロンが消費者へカウンセリング販売する。安心・安全を重視した商品開発が特徴。

主な製品・サービス2
スキンケア製品
クレンジング、洗顔料、化粧水、美容液など。
ヘアケア製品
シャンプー、トリートメント、スタイリング剤など。

02一般消費者(EC)準主力

子会社の株式会社2Cが育毛剤をECで直接販売。育毛剤市場への新規参入。

主な製品・サービス1
育毛剤
※有報に具体的な製品名の記載なし

製品と技術

糖とミネラルを基盤としたスキンケア

スキンケア製品はクレンジング、洗顔料、化粧水、美容液、マスク、保湿クリーム、化粧下地、メイクアップ、ボディケアなどをラインアップする。すべての製品に糖とミネラルの独自配合を使用し、ノンオイル・ノンアルコール・無着色を徹底。2026年3月期のスキンケア売上高は13.5億円で全体の35.5%を占める。既存商品の落ち込みを新規企画でカバーするが、前年比11.2%減となった。

売上7割を占めるヘアケア商品群

ヘアケアはシャンプー、トリートメント、頭皮用クレンジング、頭皮用ローション、スタイリング剤、カラー剤を展開する。2026年3月期の売上高は26.7億円で全体の70.0%を占め、主力カテゴリーである。サロンではヘアケアとスキンケアを組み合わせたトータル提案が可能で、リピート率向上につなげている。前年比2.6%減と比較的堅調に推移した。

育毛剤と業務用材料のその他事業

育毛剤市場への参入として、子会社2CがECチャネルで直接消費者に販売する。サロン向け業務用美容材料も扱う。2026年3月期のその他売上高は0.8億円で全体の2.2%を占めるに過ぎないが、新たな成長領域として位置づけられる。香港子会社ADJUVANT GLOBALは現地サロン向け販売とプロモーションを担い、売上高は1.6億円と海外全体の9割を占める。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

化学のなかでの位置

機能性化粧品原料に特化、小粒ながら独自性

アジュバンホールディングスは機能性化粧品原料やオーラルケア製品を手掛ける化学メーカー。売上高40億円程度と非常に小規模で、同業のクラレや東洋紡といった大手素材メーカーとは桁違いの規模だが、特定の機能性原料に特化している。2026年3月期には営業利益率5.26%と改善を見込むが、売上高は減少傾向で、既存製品の需要減退が懸念される。

強み

  • 機能性化粧品原料に特化し、他社にはない独自の技術・製品を保有。
  • 営業利益率が2025年2.44%から2026年5.26%へ向上見込み、収益性改善。
  • 高齢化社会を背景に機能性化粧品の需要拡大が期待される。
  • 意思決定が速く、市場変化に迅速に対応できる機動性を持つ。

課題

  • 売上高が2024年44億円から2026年38億円へ減少予想、需要創出が必要。
  • 売上40億円未満で、研究開発投資や販促費で大手に劣る。
  • 化粧品原料への集中が需要変動のリスクを高める。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

化学の時価総額近傍。太字がアジュバンホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14936アクシージア77億円
24925ハーバー研究所68億円8.6倍
34625アトミクス62億円4.8倍
4542Aビタブリッドジャパン61億円5.9倍
54990昭和化学工業61億円8.7倍
64929アジュバンホールディングス60億円41.5倍
79385ショーエイコーポレーション59億円6.8倍
84926シーボン53億円24.8倍
94934プレミアアンチエイジング52億円18.0倍
104242タカギセイコー50億円3.1倍
116776天昇電気工業49億円9.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 23件

有限会社として創業した1990年

1990年4月、神戸市兵庫区で化粧品と家庭用浄水器の販売を目的に、資本金300万円で有限会社みずふれんどが設立された。創業者は現代表取締役の中村豊と専務取締役の田中順子である。翌1991年4月に有限会社アクト企画に商号変更し、CAC化粧品の販売を開始した。この時点ではまだ自社ブランドを持たず、他社製品の販売代理からスタートした。

アジュバンブランドの誕生と製造開始

1992年3月、商号を有限会社アジュバン関西販売に変更し、自社ブランド「アジュバン」化粧品の製造・販売を開始した。これが現在の事業の起点となる。1994年12月には株式会社へ改組し、1995年10月には商号を株式会社アジュバンに変更。同年、本社を神戸市中央区楠町に移転し、経営基盤を固めた。

子会社設立と商号変更の1996〜2000年

1996年6月、神戸市西区に子会社アジュバンコスメティックを設立し、化粧品製造を分離。1998年12月、親会社の商号を株式会社アジュバンから株式会社アジュバンコスメジャパンに変更した。2000年12月には本社を神戸市中央区港島南町へ移転し、翌年には子会社も同地へ移転。製造と販売の機能を地理的に集約した。

子会社完全子会社化と株式上場

2010年2月、子会社アジュバンコスメティックの全株式を取得し完全子会社化。2012年12月、東京証券取引所市場第二部に株式を上場した。上場から1年後の2013年12月には市場第一部に指定され、知名度と信用力を高めた。同期間には香港に現地法人を設立し、海外展開の第一歩を踏み出している。

M&Aによる事業拡大と持株会社移行

2016年3月、イノベーション・アカデミーを吸収合併し、同年6月にはシステム会社エクシードシステムを完全子会社化。しかし2021年3月にはエクシードシステム株式の一部を譲渡し連結除外とした。2021年9月、持株会社体制へ移行し、アジュバンホールディングスに商号変更。同時に新会社アジュバンコスメジャパンと2Cを設立し、事業会社と持ち株会社を分離した。

プライム市場からスタンダード市場への移行

2021年9月の東証市場区分見直しにより、市場第一部からプライム市場に移行。その後、2025年3月期には再選択によりプライム市場からスタンダード市場へ移行した。2025年3月には子会社シアー・プロフェッショナルをアジュバンコスメジャパンに吸収合併し、グループの効率化を進めている。

年表23件を開く

1990年代

  • 1990年4月創業化粧品及び家庭用浄水器の販売を目的として、神戸市兵庫区水木通に資本金3,000千円で当社代表取締役会長兼社長中村豊及び専務取締役田中順子が㈲みずふれんどを設立。
  • 1991年4月商号変更商号を㈲アクト企画に変更し、CAC化粧品の販売を開始。
  • 1992年3月㈲アクト企画から㈲アジュバン関西販売に商号を変更し、アジュバン化粧品の製造・販売を開始。
  • 1992年11月本社を神戸市中央区楠町に移転。
  • 1994年12月商号変更㈲アジュバン関西販売を改組し、㈱アジュバン関西販売に変更。
  • 1995年10月商号変更商号を㈱アジュバン関西販売から㈱アジュバンに変更。
  • 1996年6月神戸市西区玉津町に当社代表取締役会長兼社長中村豊及び当社専務取締役田中順子が化粧品の製造販売を目的として子会社㈱アジュバンコスメティックを設立。
  • 1998年6月神戸市中央区相生町に本社を移転。
  • 1998年12月商号変更㈱アジュバンから㈱アジュバンコスメジャパンに商号変更。

2000年代

  • 2000年12月神戸市中央区港島南町に本社を移転。
  • 2001年1月神戸市中央区港島南町に㈱アジュバンコスメティックを移転。
  • 2009年10月神戸市中央区下山手通に本社を移転。

2010年代

  • 2010年2月㈱アジュバンコスメティックの株式を100%取得。
  • 2012年12月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
  • 2013年7月香港にADJUVANT HONG KONG COMPANY LIMITED(現:連結子会社)を設立。
  • 2013年12月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定。
  • 2016年3月M&A連結子会社のイノベーション・アカデミー㈱を吸収合併。
  • 2016年6月エクシードシステム㈱の株式を100%取得。

2020年代

  • 2020年3月M&A連結子会社の㈱アジュバンコスメティックを吸収合併。
  • 2021年3月連結子会社のエクシードシステム㈱の株式を一部譲渡。連結子会社から除外。
  • 2021年4月㈱アジュバンコスメジャパン準備会社及び㈱2Cを設立。
  • 2021年9月商号変更持株会社体制へ移行し、㈱アジュバンコスメジャパンから㈱アジュバンホールディングスに、㈱アジュバンコスメジャパン準備会社から㈱アジュバンコスメジャパンにそれぞれ商号変更。東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。㈱シアー・プロフェッショナルを設立。 ADJUVANT HONG KONG COMPANY LIMITEDから、ADJUVANT GLOBAL COMPANY LIMITEDに商号変更。東京証券取引所の市場区分の再選択により、東京証券取引所のプライム市場からスタンダード市場に移行。
  • 2025年3月M&A連結子会社の㈱アジュバンコスメジャパンが、連結子会社の㈱シアー・プロフェッショナルを吸収合併。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2027年度まで47.7億円
  • 連結売上高2030年度まで60億円以上
  • 連結経常利益2027年度まで1.7億円
  • 連結経常利益2030年度まで5億円以上
  • ROE2027年度まで3.2%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    美容サロン市場への貢献と成長の実現

    安心・安全・高品質な商品を通じてサロンや顧客に提供する価値を強化する。創業以来の基本方針を軸に事業の源泉を強化する。

  2. 02

    DX/デジタル活用の推進

    ECプラットフォーム「ADJUVANT LINK」、AI肌診断ツール「Mite Photo」、情報プラットフォーム「Miteppli」などを活用し、カウンセリング力や購買体験の強化、顧客リピート育成につなげる。

  3. 03

    新商品・ブランド戦略の強化

    新商品投入によるポートフォリオ最適化、ロングセラー品のリブランディング、提案型販売施策によりブランド価値と顧客体験を深化させる。

  4. 04

    サステナビリティ経営と企業価値向上

    「ADJUVANTサステナビリティ基本方針」に基づき、環境・社会・企業成長・労働環境の四領域で目標を設定し持続的成長を推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で123人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は612万円で、9期前と比べて+4.1%平均年齢は43.8歳、平均勤続年数は7.6年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月181
2018年3月192
2019年3月207
2020年3月58734.67.3193
2021年3月58435.87.6143
2022年3月72139.07.1140
2023年3月63339.36.7134
2024年3月68439.56.6137
2025年3月68841.57.012481
2026年3月61243.87.6123163

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 1 / 海外 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
本社 — 神戸市中央区956百万円
研究所 — 東京都中央区、神戸市中央区173百万円
神戸営業所、他 — 神戸市中央区、他4百万円
主な関係会社
  • 海外
    ADJUVANT GLOBAL COMPANY LIMITED
    中華人民共和国 香港特別行政区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社2C
    神戸市 中央区
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は38億円営業利益2億円前期と比べると減収増益で、売上が-7.3%、利益が+100.0%。

売上高
-7.3%
38億円
営業利益
+100.0%
2億円
純利益
1億円
営業利益率
5.3%
前期比 +2.8%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高41億円38億円
営業利益1億円2億円
純利益0億円1億円
1株あたり配当¥12¥12

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は11億円、営業利益は0億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q1100.00
2024年2Q11−1−9.1−1
2024年3Q13215.41
2024年4Q9−1
2025年1Q1100.00
2025年2Q10110.00
2025年4Q2000.00
2026年2Q1900.00
2026年4Q19210.51
2027年1Q1100.01

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は45億円から38億円へ84%に減った。直近期の営業利益率は5.3%。純利益は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
香港にADJUVANT HONG KONG COMPANY LIMITED(現:連結子会社)を設立。
2013年3月45105
2014年3月46106
2015年3月4580
連結子会社のイノベーション・アカデミー㈱を吸収合併。
2016年3月4473
2017年3月4853
2018年3月5153
2019年3月5230
連結子会社の㈱アジュバンコスメティックを吸収合併。
2020年3月47−2−2
持株会社体制へ移行し、㈱アジュバンコスメジャパンから㈱アジュバンホールディングスに、㈱アジュバンコスメジャパン準備会社から㈱アジュバンコスメジャパンにそれぞれ商号変更。東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。㈱シアー・プロフェッショナルを設立。 ADJUVANT HONG KONG COMPANY LIMITEDから、ADJUVANT GLOBAL COMPANY LIMITEDに商号変更。東京証券取引所の市場区分の再選択により、東京証券取引所のプライム市場からスタンダード市場に移行。
2021年3月4931
2022年3月4444
2023年3月4434
2024年3月440−1
連結子会社の㈱アジュバンコスメジャパンが、連結子会社の㈱シアー・プロフェッショナルを吸収合併。
2025年3月41112.40
2026年3月38225.31

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高38億円のうち、営業利益として残るのは2億円5.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の2.6%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金31.6%12億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金63.2%24億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.3%2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
68.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.0pt
5.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.8pt
2.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.5pt
3.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが1億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは0億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は21億円で、売上の6.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月6−26425
2014年3月6−2−8421
2015年3月2−1−1121
2016年3月60−1625
2017年3月3−2−4122
2018年3月3−7−2−416
2019年3月10−2115
2020年3月02−2215
2021年3月4−2−2215
2022年3月40−2417
2023年3月−33−3015
2024年3月44−2821
2025年3月3−1−1222
2026年3月1−1−1021

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は51億円。このうち返さなくてよい自己資本が42億円で、自己資本比率は81.9%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月56391768.8
2014年3月54441081.0
2015年3月55431279.0
2016年3月55441180.7
2017年3月58451378.5
2018年3月59471279.4
2019年3月59461377.5
2020年3月53411278.5
2021年3月51411080.3
2022年3月57431476.3
2023年3月56451180.8
2024年3月53421179.9
2025年3月53421179.0
2026年3月5142981.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
21億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
27億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
6億円
在庫として抱えている分
負債合計
9億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
81
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率11 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率203社中22位あたり、逆に低いのは売上成長率203社中188位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.4%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.3%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
81.9%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-7.3%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.6%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥740で、1年前と比べて-1.8%過去52週の値幅のなかでは21%の位置にある。

¥740+0.0%1ヶ月+0.1%1年-1.8%時価総額60億円
過去52週の値幅
安値¥717高値¥827

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)41.5倍
PER (会社予想)239.5倍
PBR1.41倍
配当利回り1.62%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月21日に750円と直近の高値をつけた後、737円から743円の狭いレンジで推移している。直近737円は25日移動平均線(737.24円)とほぼ同水準で、75日線(735.32円)も僅かに上回る。200日線(754.57円)は下回っており、中長期では上値が重い。52週高値827円からは約11%低く、52週安値717円からは約3%の水準。RSIは57.78と中立圏で、方向感に乏しい。出来高は7月21日に5.29万株と急増したが、その後は低調で、需給は落ち着いている。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)

PERは41.31倍と同業界平均の18.77倍を大きく上回り、顕著な割高。PBRは1.41倍で平均1.44倍とほぼ同等だが、ROEは3.4%と低く、資本効率が悪い。配当利回りは1.63%と平均2.7%を下回り、株主還元も不十分。配当性向は172.9%と高く、無理な配当が懸念される。直近の純利益は赤字から黒字転換したが、規模は小さく、成長性は乏しい。バリュエーションは割高と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)41.5倍17.8倍
PER (予想)239.5倍
PBR1.41倍1.41倍
ROE3.4%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高が減少傾向にある中、営業利益率は改善しており、コスト削減や高付加価値製品へのシフトが進んでいる。争点は、減収の流れをどう捉えるかである。強気派は、利益率の改善は経営効率の向上の証拠であり、新製品やブランド力強化によって売上を回復できる可能性を指摘する。また、PBRが1.41倍と割安感もあり、配当利回りも1.63%である点を安心材料とする。一方弱気派は、減収は需要減退や競争激化を反映しており、コスト削減だけで成長を実現するのは難しいと主張する。特に、純利益が赤字に転落した時期もあり、収益の安定性に疑問が残る。今後の売上回復策と、それが利益に結びつくかが投資論点である。

プラスに働く材料7
  • 利益率の改善

    営業利益率が過去2期で改善し、企業体質が強化されている

  • ブランド力の可能性

    アジュバンというブランドは一定の知名度があり、拡販余地がある

  • 株主還元

    配当利回りが1.63%あり、下限のサポートになるとの見方がある

  • 営業利益が1億→2億円と倍増通年影響

    営業利益は2025年3月期1億円から2026年3月期2億円へ倍増

  • 営業利益率2.44%→5.26%と改善通年影響

    営業利益率は2025年3月期2.44%から2026年3月期5.26%へ改善

  • 最終損益が黒字化通年影響

    最終損益は2024年3月期-1億円から2026年3月期1億円へ回復

  • 配当利回り1.63%を維持継続影響

    配当利回り1.63%を維持し、株主への利益還元が続く

マイナスに働く材料7
  • 売上高の減少

    売上高が44億円から38億円へと減少を続けており、市場縮小の可能性

  • 利益の不安定さ

    過去に赤字を計上しており、業績の安定性に欠ける

  • 競争の激化

    化粧品市場は競争が激しく、差別化が不十分な場合シェアを奪われる

  • 売上高が3期連続で減収通年影響

    売上高は2024年3月期44億円から2026年3月期38億円へ減少

  • 予想PER238.5倍と割高決算発表後影響

    予想PERは238.5倍と、実績PER41.31倍を大きく上回る割高感

  • ROE3.4%と資本効率の低さ継続影響

    ROE3.4%と低く、PBR1.41倍に対して資本効率が見劣り

  • 最終利益1億円と規模小通年影響

    純利益は1億円と小さく、時価総額59億円に対して利益の絶対額が少ない

次の決算で確かめる点
売上高の回復状況
減収のトレンドが止まり、増収に転じるかが最大の焦点
営業利益率
収益性の改善が持続するかを見るため
新製品の売上比率
新しい製品がどこまで売上に貢献するかで将来の成長性を測る

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり12で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.62%。

年間配当
¥12
1株あたり
配当利回り
1.62%
いまの株価に対して
配当性向
172.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2454.9
2018年3月240.060.5
2019年3月240.0217.8
2020年3月240.0
2021年3月240.0
2022年3月240.055.2
2023年3月240.0131.3
2024年3月12−50.0
2025年3月120.0
2026年3月120.0172.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥12

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ26,370人。区分でいちばん多いのは個人・その他72.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が27.2%を占め、残る72.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他63.162.865.469.471.572.4
事業法人29.829.629.226.927.827.2
自己株式0.10.10.60.50.30.5
外国法人1.41.61.11.40.60.2
外国人個人0.10.10.10.10.10.1
証券会社0.60.80.50.20.10.0
金融機関5.05.13.72.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社T・Nソリューション11.88
02田中 昌樹11.70
03株式会社ボンニー11.49
04中村 豊9.77
05田中 順子2.95
06宮澤 良彦1.28
07株式会社イシダリンク0.75
08石田 千恵0.75
09アジュバン従業員持株会0.69
10森内 真也0.29

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−79%、1株純資産は14期で+2%。直近期のROEは3.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月8651516.97.727.2
2014年3月7656813.812.122.7
2015年3月65511.1156.6121.3
2016年3月345586.128.6115.2
2017年3月425747.422.354.9
2018年3月395896.826.760.5
2019年3月35720.5301.6217.8
2020年3月−29518−5.3
2021年3月185123.564.0
2022年3月495379.422.155.2
2023年3月505619.219.4131.3
2024年3月−12527−2.3
2025年3月55211.0157.7
2026年3月185273.442.5172.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額179百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢
中村豊代表取締役 会長兼社長80
田中順子専務取締役76
藤原武取締役54
大嶋宏和取締役50
田中昌樹取締役46
中村卓哉取締役41
木田臣哉取締役(常勤監査等委員)68
三村淳司取締役(監査等委員)48
中村小裕取締役(監査等委員)46

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)7155315823
社外取締役521214

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,464字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社である株式会社アジュバンコスメジャパン、株式会社2C、ADJUVANT GLOBAL COMPANY LIMITEDにより構成されており、理美容室・エステティックサロン・ネイルサロン・アイラッシュサロン・美容クリニック等(以下「サロン」という)向け化粧品の商品企画、研究開発、販売及びこれに附帯するサービス業務を営んでおります。 なお当社は、2021年9月21日付で純粋持株会社へ移行しております。 当社グループは、商品開発において、人間が本来持っている、自ら健やかになろうとする力を引き出すことを基本方針としてまいりました。商品の主成分は、体液にも含まれる糖とミネラルを独自のバランスで配合し、肌や髪のトラブル原因となる要素を極力取り除いた商品を提供しております。 当社グループの創業当時、日本国内ではアレルギーやアトピーといった症状がようやく注目され始めた頃でした。当時と比較して現在は何らかのアレルギー症状を持つ人が増えており、今後もますます増加していくことが予想されます。それに伴って消費者の意識は、ホームケアだけではなく、サロンケアにおいても安心・安全なものを選びたいというナチュラル志向が高まる傾向にあると考えております。 当社グループは、スキンケア、ヘアケアの商品展開を行っており、サロンではヘアケアのみならず、スキンケアも含めたトータルビューティーの提案が可能です。より安心・安全な商品を提供したいという方針のもと開発された商品は、商品ラインアップも含めて消費者の志向、今後の市場動向と合致しており、時代の変化に対応したものであると考えております。 商品販売については、株式会社アジュバンコスメジャパンから代理店経由又は直接サロンに商品を販売し、サロンが消費者へカウンセリングによる販売を行っております。株式会社アジュバンコスメジャパンではサロン向けに商品の説明及び販売するための知識・技術の提供を行い、カウンセリングセミナーやエステティックセミナー、ベーシックセミナーといった多様なセミナー、体験会を実施しております。 株式会社2Cでは、育毛剤市場という新たな事業領域に進出し、ECにより直接消費者に商品をお届けしております。 ADJUVANT GLOBAL COMPANY LIMITEDでは、直接サロンに商品を販売するとともに、一般消費者へのプロモーションを行っております。香港においても、肌の悩みを抱えている女性を中心にカウンセリングに基づいた商品提案を行い、愛用者を増やしております。 なお、当社グループの事業については、上記事業のみの単一セグメントであるため、セグメント別の記載はしておりません。 当社グループは、取扱品目別に次の3つの区分にしております。 区分   主要取扱い品目 スキンケア   クレンジング、洗顔料、化粧水、美容液、マスク、保湿クリーム、化粧下地、メイクアップ、ボディケア ヘアケア   シャンプー、トリートメント、頭皮用クレンジング、頭皮用ローション、スタイリング剤、カラー剤 その他   育毛剤、サロン向け業務用美容材料、他 また、当社グループの事業系統図は、次のとおりであります。 [事業系統図] なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。
経営方針・対処すべき課題3,236字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下の通りであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、お客さま一人ひとりの美と健康をサポートするために、創業以来カウンセリングによる販売にこだわりを持つサロン専売の化粧品メーカーです。 “美しさに正しくありたい”という想いのもと、スキンケア・ヘアケアの商品等を展開しており、その開発については、人間本来が持っている、自ら健やかになろうとする力を引き出すことを基本方針として掲げ、商品の主成分は、体液にも含まれる糖とミネラルを独自のバランスで配合し、ノンオイル、ノンアルコール、無着色で、肌や髪のトラブル原因となる要素を極力取り除いた商品を提供しております。 こうした当社グループの経営の基本方針を明確にした経営理念と経営目標は次のとおりであります。 ― 経営理念 - 美と健康を通じてすべての人に夢と感動をお届けする ― 経営目標 - 人々の生活を豊かにする商品の研究、開発、提供により社会貢献する 美容のプロフェッショナルをサポートするプロフェッショナルを目指す お客様、社員に感謝して感謝される存在を目指す (2)中期経営計画の進捗・総括 当社グループは「再成長に向けた事業基盤の強化と変革」を掲げた、「新中期経営計画 2025-2027 NEXT」を進めています。1年目となる2025年度は、「新規サロン獲得プロモーションの拡大」「店販活動の活性化施策」「リピート機会損失軽減・クロスセル向上」「情報一元化による効率化」等サロンの安定した経営サポートに向けた取り組みや、「付加価値を高める商品展開提案」「新たなユーザー層を開拓するための商品開発」を推進しました。 売上高につきましては、3,813百万円(前年同期比6.9%減)となりました。オンライン環境や営業管理プラットフォームなど営業活動の効率化を図る環境改善に加えて社員への浸透促進活動に取り組みましたが、減少する結果となりました。なお、取引サロンの実稼働軒数※は、14,609軒(前年 同期比1,943軒増)となりました。 利益面におきましては、売上高減等による粗利益減少をIT関連費、広告宣伝費、研究開発費、減価償却費等の販管費削減によりカバーし、営業利益170百万円(前年同期比34.8%増)、受取利息及び受取配当金などにより、経常利益200百万円(前年同期比48.3%増)となり、利益は改善しました。 次期売上高につきましては、理美容専売事業においてヘアケア1ライン及びスキンケア2ラインを上市し、デジタル施策を中心に、カウンセリング力、購買体験の強化、顧客リピート育成を図りながら伸長に努めてまいります。 販売管理費につきましては、上記新商品のプロモーション費用、人件費、IT関連費等の費用が増加する計画となっております。 以上の結果、連結売上高4,052百万円(当期比6.3%増)、連結営業利益50百万円(当期比70.2%減)、連結経常利益52百万円(当期比74.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益24百万円(当期比82.7%減)を見込んでおります。 中期経営計画における経営目標については、計画想定範囲内で推移しており、引き続き重点テーマに沿った取り組みを進めてまいります。 ※当連結会計年度に取引があったサロンの軒数 2025年度 実績   2027年度 中期経営計画   2030年度 中期ビジョン ターゲット指標 連結売上高   38.1億円   47.7億円   60億円以上 連結経常利益 (連結経常利益率)   2.0億円 (5.3%)   1.7億円 (3.5%)   5億円以上 ROE   3.4%   3.2%   8%以上 PBR   1.4倍   1.5倍   2倍以上 (3)経営環境 経済環境の先行きは、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の増加により、内需を中心に景気が緩やかに回復しました。しかしながら、米国の通商政策の影響による景気下振れ懸念に加え、原材料・エネルギー価格の高騰や物価上昇の継続が個人消費に及ぼす影響も、景気を下押しする要因となっており、依然として先行きは不透明な状況が続くと想定しています。 中長期的にみた国内美容市場は、人口減少、少子高齢化の影響を受け、横ばい、もしくは縮小していくことが予想され、サロン経営において厳しい環境が続くと考えております。一方で、美容業界のトレンドは、“自分らしく”や“私たちらしく”など、個性を重視する時代へと変化しています。物価高の影響を受けても従来型メニューだけではなく付加価値のあるメニューの利用が増える傾向にあり、心豊かな生活を目指す方々にとって美容業界は重要な存在となっています。 このような市場環境のもと、当社グループは中期経営計画に基づき、商品開発力、営業力、研究開発力、人材力などを強化し、多角的にサロン経営を支援していくとともに、企業価値の向上を図ります。 また、その結果、代理店、サロンとともに成長し、当社商品を利用いただく消費者をはじめ、全てのステークホルダーの皆様に心身ともに健康になっていただくことができるように努めてまいります。 (4)会社の優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社は、創業以来「安心・安全な商品の提供」を通じてサロン並びに美容業界に貢献することを重視してまいりましたが、この強みを十分に発揮しきれていない面があり、また、美容業界のトレンド変化に対応する体制へのシフトにも課題が残っております。こうした課題認識を踏まえ、当社グループは昨年度に経営課題の見直しと中長期ビジョンの明確化を行い、中期経営計画「2025-2027 NEXT」を策定いたしました。2025年度(中期経営計画の初年度)に進めた施策の成果を踏まえ、2026年度(同計画の2年目)において当社グループが優先して対処すべき課題は以下のとおりです。 ①美容サロン市場への貢献と成長の実現 当社にとって最も重要なテーマは「美容サロン市場への貢献と成長の実現」であり、安心・安全・高品質な商品を通じて、サロン様・スタッフ様・お客様に提供する価値を一層強化してまいります。これは創業以来変わらない基本方針であり、当社事業の源泉を成すものです。 ②DX/デジタル活用の推進 業界における顧客ニーズの多様化に対応するため、ECプラットフォーム「ADJUVANT LINK」、AI肌診断ツール「Mite Photo」、情報プラットフォーム「Miteppli」等のデジタル施策を活用し、カウンセリング力、購買体験の強化、顧客リピート育成につなげてまいります。デジタルを、サロン様とお客様をつなぐ新たな仕組みとして位置付け、価値向上に活かしていきます。 ③新商品・ブランド戦略の強化 新商品を投入し、商品ポートフォリオの最適化を図ることで、販売機会とブランド価値の拡大を進めます。また、ロングセラー品のリブランディングや顧客接点の強化、提案型販売施策の推進を通じて、既存商品の価値向上とブランド体験価値の深化を図り、お客様により魅力を感じていただける取り組みを進めてまいります。 ④サステナビリティ経営と企業価値向上 「ADJUVANTサステナビリティ基本方針」を明確化し、社会価値と企業価値の双方を高める経営を推進してまいります。環境配慮、社会貢献、企業成長、労働環境の四領域において具体的な目標を設定し、持続的な成長に向けた取り組みを進めてまいります。 当社グループは、以上の課題への対応を通じて、中期経営計画の着実な実行と持続的な企業成長の実現を目指してまいります。
事業等のリスク2,583字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ①国内化粧品市場の動向 当社グループは、化粧品の商品企画、研究開発、販売をしております。当社グループが属する美容業界は、人口減少に伴う美容人口の減少と、1店舗あたり顧客数の減少や消費動向の停滞等により、厳しさを増すことが予想されます。 また、国内化粧品市場は、競合他社や異業種からの新規参入会社との競争も激化しております。特に健康や自然成分に対する意識の高まりに伴い、「自然派化粧品」「オーガニック」と呼ばれる製品が注目を集めております。当社グループは、美しく健やかでありたいと願うお客様の手助けをするため、安心・安全な化粧品の開発に注力し事業を拡大してまいりました。しかしながら、当社グループが予期せぬ競争環境の変化に的確に対処できない場合や、当社グループの掲げる経営戦略が顧客のニーズに合致しない場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ②法的規制 当社グループは、主力事業が化粧品の商品企画、研究開発、販売であるため、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(医薬品医療機器等法)」に基づく製造販売業の許可を取得しております。この許可は5年ごとの更新とその他必要な手続きを行っております。 当社グループは、医薬品医療機器等法及びその他関連法規制の遵守を徹底しておりますが、医薬品医療機器等法第75条(許可の取消し等)等に抵触し、業務の全部若しくは一部の停止を命ぜられた場合、厚生労働大臣からその定める基準に適合せず許可を取消された場合、あるいは法規制が予期せず変更された場合や新たに設けられた場合には、当社グループの事業活動が制限され、経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ③商品開発 当社グループは、化粧品の商品企画、研究開発、販売を主力事業としており、商品の売上動向は当社グループの経営成績に大きな影響をもたらします。商品の研究開発は、当社グループの成長力の要の一つであり、継続して新商品やリニューアル商品の投入を行ってまいります。しかしながら、顧客ニーズにマッチした商品づくりのために、商品開発の成果が長期に及ぶことがあります。また、新技術、新成分の開発や発見が商品発売後に明らかとなり、想定した利益が得られない可能性もあります。 また、当社商品の品質管理については万全を期しておりますが、万が一当社グループが販売した商品に何らかの瑕疵があることが判明した場合、顧客からの損害賠償請求や大量の返品、さらには当社グループに対する信用の失墜等により、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ④製造体制 当社グループの商品製造は、外部の製造委託工場を活用しております。製造委託工場と良好な関係を保ちながら、品質管理、安定的な商品供給に努めております。しかしながら、万が一製造委託工場が天災等に見舞われ、製造設備への被害等不測の事態が発生した場合、又は製造委託工場が経営破綻や製造能力が低下した場合は、商品の品質、安定供給に支障をきたすことが考えられ、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑤資材、原材料調達 当社グループは、商品製造に必要な資材、原材料は主に製造委託工場において調達を行っております。製造委託工場において安定した仕入体制を確保し、適正価格で必要量を調達するように報告、連絡を受けつつ管理に努めております。 しかしながら、外的要因により不測の事態が発生した場合には、必要な原材料等の適正価格による継続的な仕入を行うことができなくなる可能性があります。その場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑥情報セキュリティ 当社グループでは、個人情報や商品開発の情報等の機密情報の取扱いについては、情報セキュリティの運用体制の整備、社員勉強会、内部監査の実施等により管理の徹底を図っております。しかしながら、何らかの原因によりこれらの情報が流出した場合には、損害賠償請求や信用失墜等が起こり、事業活動に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑦知的財産権関連 当社グループは、知的財産権を守るための措置を講じておりますが、予想を超えた手段等により知的財産権が侵害され、技術、情報の流出や模倣商品が市場に出回るなどの事態が発生した場合、事業活動に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは、入念な特許・商標等の調査をしながら商品の開発を進めております。しかしながら、他社の特許出願の公開前に開発、販売した場合等、当社グループの認識の範囲外で第三者の特許に抵触する可能性があります。万が一判明した場合は、交渉による解決や代替技術・原材料の使用により回避する努力を進めますが、商品の仕様変更、回収等の費用発生や、損害賠償請求権を行使された場合には、当社グループの経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑧戦略的投資活動 当社グループでは、戦略的視点から、各種の投資決定をしております。戦略的投資活動の意思決定に際しては、必要な情報収集及び検討を実施しておりますが、予期し得ない種々の環境変化等により、出資・投資に対する当初意図した成果が得られない場合や、出資先の財政状態が悪化した場合には、株式等の減損処理により当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑨新規顧客の獲得 当社グループは、新規代理店、新規サロン数を順調に伸ばしており、新規エリアの開拓を進めております。しかしながら、カウンセリング販売を基本とした当社グループの販売方針を遵守できる顧客を獲得できなかった場合、またEC事業においては、新規顧客の獲得に想定以上に経費を要し、広告宣伝費に見合う売上を計上できない場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,345字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概況は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 a.財政状態 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末と比較して143百万円減少の5,148百万円となりました。 流動資産は、前連結会計年度末と比較して166百万円減少の3,366百万円となりました。主な変動要因は、現金及び預金90百万円の減少、売掛金60百万円の減少、棚卸資産2百万円の減少などによるものです。 固定資産合計は、前連結会計年度末と比較して22百万円増加の1,782百万円となりました。有形固定資産は、前連結会計年度末と比較して55百万円減少の1,291百万円となりました。主な要因は、減価償却累計額53百万円の増加などによるものです。無形固定資産は、前連結会計年度末と比較して19百万円増加の56百万円となりました。主な要因はソフトウエア13百万円の増加などによるものです。投資その他の資産は、前連結会計年度末と比較して59百万円増加の433百万円となりました。主な要因は、投資有価証券84百万円の増加、繰延税金資産30百万円の減少などによるものです。 負債合計は前連結会計年度末と比較して183百万円減少の929百万円となりました。 流動負債は、前連結会計年度末と比較して160百万円減少の497百万円となりました。主な変動要因は、未払法人税等75百万円の減少、買掛金33百万円の減少、その他流動負債28百万円の減少、賞与引当金19百万円の減少、未払金3百万円の減少などによるものです。 固定負債は、前連結会計年度末と比較して22百万円減少の431百万円となりました。主な変動要因は、長期未払金17百万円の減少、リース債務7百万円の減少、退職給付に係る負債1百万円の増加などによるものです。 純資産は、前連結会計年度末と比較して39百万円増加の4,218百万円となりました。主な変動要因は、配当金の支払による96百万円の減少、親会社株主に帰属する当期純利益による142百万円の増加などによるものです。 この結果、自己資本比率は前連結会計年度末の79.0%から81.9%となりました。1株当たり純資産額は、前連結会計年度末521.36円から527.29円となりました。 b.経営成績 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が続く中、景気は緩やかに回復しました。しかしながら、米国の通商政策の影響による景気下振れ懸念に加え、原材料・エネルギー価格の高騰や物価上昇の継続が個人消費に及ぼす影響も、わが国の景気を下押しする要因となっており、依然として先行きは不透明な状況が続いています。 美容業界のトレンドは、“自分らしく”や“私たちらしく”など、個性を重視する時代へと変化しています。物価高の影響を受けても従来型メニューだけではなく付加価値のあるメニューの利用が増える傾向にあり、心豊かな生活を目指す方々にとって美容業界は重要な存在となっています。 このような中、当社グループは「再成長に向けた事業基盤の強化と変革」を掲げた、「新中期経営計画 2025-2027 NEXT」を進めています。1年目となる2025年度は、「新規サロン獲得プロモーションの拡大」「店販活動の活性化施策」「リピート機会損失軽減・クロスセル向上」「情報一元化による効率化」等サロンの安定した経営サポートに向けた取り組みや、「付加価値を高める商品展開提案」「新たなユーザー層を開拓するための商品開発」を推進しました。 売上高につきましては、3,813百万円(前年同期比6.9%減)となりました。オンライン環境や営業管理プラットフォームなど営業活動の効率化を図る環境改善に加えて社員への浸透促進活動に取り組みましたが、減少する結果となりました。詳細は区分別売上高の概要を参照ください。なお、取引サロンの実稼働軒数※は、14,609軒(前年同期比1,943軒増)となりました。 利益面におきましては、売上高減等による粗利益減少をIT関連費、広告宣伝費、研究開発費、減価償却費等の販管費削減によりカバーし、営業利益170百万円(前年同期比34.8%増)、受取利息及び受取配当金などにより、経常利益200百万円(前年同期比48.3%増)となりました。投資有価証券の譲渡による特別利益21百万円、税金費用を78百万円計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は142百万円(前年同期比251.1%増)となりました。 ※当連結会計年度に取引があったサロンの軒数 区分別売上高は、売上割戻金を含めて次のとおりです。 区分   前連結会計年度   当連結会計年度   増減額   増減率 金額(百万円)   構成比(%)   金額(百万円)   構成比(%)   金額(百万円)   (%) スキンケア   1,523   37.2   1,353   35.5   △170   △11.2 ヘアケア   2,739   66.9   2,668   70.0   △71   △2.6 その他   185   4.5   84   2.2   △101   △54.7 売上割戻金   △350   △8.6   △292   △7.7   58   - 合計   4,098   100.0   3,813   100.0   △284   △6.9 (注)1.前連結会計年度については、ADJUVANT GLOBAL COMPANY LIMITED (連結子会社)、株式会社2C(連結子会社)及び株式会社シアー・プロフェッショナル(連結子会社)の売上高が、「その他」に含まれています。当連結会計年度については、ADJUVANT GLOBAL COMPANY LIMITED (連結子会社)及び株式会社2C(連結子会社)の売上高が、「その他」に含まれています。 2.売上割戻金は、商品ごとではなく売上高の合計を基準として割戻率を設定しているため、区分ごとに配賦せず合計額で表示しています。 国内海外別売上高は、次のとおりです。 区分   前連結会計年度   当連結会計年度   増減額   増減率 金額(百万円)   構成比(%)   金額(百万円)   構成比(%)   金額(百万円)   (%) 国内売上高   3,948   96.4   3,654   95.8   △293   △7.4 海外売上高   149   3.6   158   4.2   9   6.2 合計   4,098   100.0   3,813   100.0   △284   △6.9 (スキンケア) スキンケア商品の売上高は、新規愛用者向けの特別企画により一部ブランドでは伸長したものの、既存商品の売上減を補うには至らず、前年同期比で減少しました。以上の結果、当連結会計年度の売上高は1,353百万円(前年同期比11.2%減)となりました。 (ヘアケア) ヘアケア商品の売上高は、2025年6月上市製品を中心とした販売支援の強化により、アウトバス・スタイリング剤「muts totte(ミューツトッテ)」などの売上は好調でしたが、既存商品の売上減を補うには至らず、前年同期比で減少しました。以上の結果、当連結会計年度の売上高は2,668百万円(前年同期比2.6%減)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べて90百万円減少し、2,134百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益221百万円、減価償却費89百万円、売上債権の減少額60百万円、仕入債務の減少額33百万円、法人税等の支払額136百万円の計上等により、132百万円の収入(前期は307百万円の収入)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出21百万円、無形固定資産の取得による支出21百万円、投資有価証券の取得による支出301百万円、投資有価証券の売却による収入230百万円の計上等により、119百万円の支出(前期は95百万円の支出)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払額96百万円の計上、リース債務の返済8百万円により105百万円の支出(前期は104百万円の支出)となりました。 ③生産、受注及び販売の実績 当社グループは、化粧品の商品企画、研究開発、販売及びこれに附帯するサービス業務を営む単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 当社グループは、「生産及び受注」の販売形態をとっておりませんので、該当する事項はありません。 a.仕入実績 当連結会計年度における仕入実績を区分別に示すと次のとおりであります。 区 分   当連結会計年度 (自 2025年3月21日 至 2026年3月20日)   前年同期比(%) スキンケア (千円)   313,180   83.7 ヘアケア (千円)   644,964   103.9 原料・資材 (千円)   337,564   95.4 その他 (千円)   89,953   105.9 合 計 (千円)   1,385,663   96.7 (注)金額は仕入価格によっております。 b.販売実績 当連結会計年度における販売実績を区分別に示すと次のとおりであります。 区 分   当連結会計年度 (自 2025年3月21日 至 2026年3月20日)   前年同期比(%) スキンケア (千円)   1,353,262   88.8 ヘアケア (千円)   2,668,650   97.4 その他 (千円)   84,002   45.3 売上割戻金 (千円)   △292,250   83.4 合 計 (千円)   3,813,665   93.1 (注)1.金額は販売価格によっております。 2.売上割戻金は、商品ごとではなく売上高の合計を基準として割戻率を設定しているため、区分ごとに配賦せず合計額で表示しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計方針及び見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち重要なものについては、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ②財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績等 1)財政状態 当連結会計年度における財政状態につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営 成績の状況 a.財政状態」に記載のとおりであります。 2)経営成績の分析 当社グループは、高品質で安心・安全な化粧品の提供及びアジュバンサロンの経営支援に取り組んでまいりました。 以上の結果、経営成績は次のとおりであります。 (売上高、売上総利益) 売上高は、前連結会計年度と比較して284百万円減収の3,813百万円(前期比6.9%減)となりました。区分別における売上高(売上割戻金を含む)は、スキンケアが170百万円減収の1,353百万円、ヘアケアが71百万円減収の2,668百万円、その他が101百万円減収の84百万円となりました。 この結果、売上総利益は前連結会計年度と比較して92百万円減益の2,563百万円(前期比3.5%減)となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 販売費及び一般管理費は、前連結会計年度と比較して136百万円減少の2,392百万円(前期比5.4%減)となりました。これは、広告宣伝費、研究開発費、IT関連費などの減少が主な要因であります。この結果、営業利益170百万円(前年同期は営業利益126百万円)となりました。 (営業外損益、経常利益) 営業外損益は、前連結会計年度の8百万円の収益(純額)から、29百万円の収益(純額)となりました。 主な変動要因は、当連結会計年度の受取配当金や為替差益の計上によるものであります。 この結果、経常利益は200百万円(前期比48.3%増)となりました。 (特別損益、税金等調整前当期純利益) 特別損益は、前連結会計年度の9百万円の利益(純額)から、21百万円の利益(純額)となりました。 主な変動要因は、当連結会計年度の投資有価証券売却益の計上によるものであります。 この結果、税金等調整前当期純利益は221百万円(前期比53.7%増)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 親会社株主に帰属する当期純利益は142百万円(前期比251.1%増)となりました。 b.経営成績に重要な影響を与える要因 経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「3 事業等のリスク」に記載のとおりです。 c.資本の財源及び資金の流動性 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資金需要は、主に運転資金需要と設備投資需要の2つがあります。 運転資金需要のうち主なものは、当社グループの商品仕入のほか、販売費及び一般管理費の営業費用によるものであります。また、設備投資につきましては、主に、研究設備の取得に伴う固定資産購入によるものであります。 当社グループは、今後の研究開発や設備投資、営業体制の強化等に備え、必要となる資金を柔軟かつ機動的に対応できるように留意しております。従って、一時的な余資は主に流動性、安全性の高い金融商品で運用し、投機やトレーディングを目的とした運用は行わない方針であります。 一方で、資金の調達については、各部署からの報告に基づき経営管理部が適時に資金繰計画を作成・更新するとともに、手許流動性の維持等により投資等の規模、目的、時期等を踏まえ、資本市場や金融機関からの調達を検討することとしております。 なお、当連結会計年度末における借入金の残高はありません。現金及び現金同等物の残高は、2,134百万円となっております。 d.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 (目標とする経営指標の達成状況について) 当連結会計年度の連結売上高及び連結営業利益率の当初計画は、それぞれ4,365百万円、2.9%を達成する計画でしたが、「a.経営成績等 2)経営成績の分析」に記載のとおり、連結売上高3,813百万円(当初計画比12.6%減)、連結営業利益率4.5%(当初計画比1.6ポイント増)となりました。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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