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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

アイモバイル

6535 · Prime · サービス業

ふるさと納税サイト「ふるなび」とアドネットワークを両軸に、コンシューマ事業とインターネット広告事業を展開。マーケティング企業。

概要

アイモバイルは2007年8月設立のインターネットサービス企業で、東京都渋谷区に本社を置く。ふるさと納税サイト「ふるなび」を中核とするコンシューマ事業と、アドネットワークやインフルエンサーマーケティングを展開するインターネット広告事業の2本柱で構成される。2025年7月期の売上高は215億円、営業利益41億円、従業員215名。2016年10月に東証マザーズに上場、2018年7月に東証一部、2022年4月にプライム市場へ移行した。

ふるさと納税と広告の二軸で構成される事業構造

当社グループは「コンシューマ事業」と「インターネット広告事業」の2セグメントで運営される。コンシューマ事業はふるさと納税ポータル「ふるなび」を主力とし、旅行・グルメ・ポイントサービスなどの周辺事業を展開。2025年7月期の同事業売上高は190億円(前年比119.5%)、セグメント利益40億円を計上した。インターネット広告事業はアドネットワーク、インフルエンサーマーケティング、広告代理店、メディアソリューション、アプリ運営を含み、同売上高は24億円(前年比87.5%)、利益1.5億円と減収減益となった。二つの事業のアセット最適配分により、ROE15%・総資産回転率1回転以上を中長期目標に掲げる。

売上高187億円から215億円へ拡大した財務推移

2011年7月期の売上高18億円から一貫して成長を続け、2015年7月期には151億円に達した。その後2018年7月期に60億円まで落ち込んだが、ふるなびの伸長で回復し、2025年7月期には215億円(前年比114.9%)に至る。営業利益は2022年7月期以降開示され、2024年7月期35億円、2025年7月期41億円と拡大。当期純利益は同期間に24億円→30億円。自己資本利益率(ROE)は連結純資産が2025年7月期で199億円に対し、純利益30億円で約15%を達成している。

国内中心に展開、海外子会社は清算済み

本社は東京都渋谷区に所在し、関西支社(大阪)、九州支社(福岡)を国内に置く。過去にはアメリカ合衆国カリフォルニア州にi-movad Inc.、台湾台北市に台灣艾摩貝爾有限公司を設立したが、2019年と2020年にそれぞれ清算を結了し連結範囲から除外した。現在の連結子会社はオーテ株式会社、株式会社サイバーコンサルタント、株式会社ふるなび電力(2025年4月設立)など4社。海外売上高の記載はなく、事業はほぼ国内完結型である。

連結子会社の変遷と事業ポートフォリオの組み替え

2014年から2021年にかけて積極的にM&Aを実行し、子会社数は増減した。2014年に広告代理店のサイバーコンサルタントを100%子会社化、2015年に人材紹介のオープンキャリア、DSPのEvoryを設立。2017年にTAGGY、2018年にネッチを取得。しかし2020年以降、Evory、オープンキャリア、Simple App Studioの清算や、TAGGY・ネッチの株式譲渡により、非中核事業を整理。2025年には小売電気事業に参入する子会社「ふるなび電力」を新設し、再生可能エネルギー関連へ領域を広げている。

業界の中での役割はマーケティングサービス・プラットフォーム提供にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
215億円
営業利益
41億円
営業利益率
19.1%
純利益
30億円
2025/7 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/7
事業売上構成比利益利益率
コンシューマ事業191億円88.8%40億円20.9%
インターネット 広告事業24億円11.2%2億円8.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01自治体・ユーザー(コンシューマ)主力

ふるさと納税サイト「ふるなび」の運営を中心に、旅行、グルメポイント、ポイントサービス等を展開。自治体への復興支援も実施。

主な製品・サービス4
ふるなび
ふるさと納税ポータルサイト。ユーザーは自治体に寄附し返礼品を受け取れる。
ふるなびプレミアム
高額寄附者向けふるさと納税代行サービス。
ふるなびトラベル
ふるさと納税のポイントを旅行プランで利用できるサービス。
たまるモール
ふるなび会員向けポイントサービス。

02広告主・メディア(インターネット広告)主力

アドネットワーク事業、インフルエンサーマーケティング、広告代理店、メディアソリューション等を展開。広告主に費用対効果の高い広告配信、メディアに収益最大化を提供。

主な製品・サービス4
アドネットワーク
クリック課金型・動画視聴完了型の広告配信サービス。国内最大級の配信規模。
Action
企業とインフルエンサーをつなぐマーケティングプラットフォーム。
i-mobile Affiliate
成果型報酬のアフィリエイト広告配信プラットフォーム。
メディアソリューション
Google Ad Manager等を活用したパブリッシャー向け収益最大化ソリューション。

03エンターテインメント(アプリ運営)副次

スマートフォン向けゲームアプリ「パズル de 懸賞」シリーズの企画・開発・運営。累計ダウンロード数1,900万超。

主な製品・サービス1
パズル de 懸賞
パズルと懸賞システムを融合したスマートフォンゲームアプリ。

製品と技術

ふるさと納税ポータル「ふるなび」の機能拡充

「ふるなび」は2014年7月にサービス開始したふるさと納税ポータル。ユーザーは全国の自治体に寄附し、返礼品を受け取れる。累計72万ダウンロードの専用アプリを提供。高額寄附者向け代行サービス「ふるなびプレミアム」、クラウドファンディング型「ふるなびクラウドファンディング」、カタログ型「ふるなびカタログ」など複数のサブサービスを展開。2025年3月にはふるさと納税と宿泊予約を一体化した「ふるなびトラベル予約」をローンチ。周辺サービスとして旅行プラン「ふるなびトラベル」、レストラン予約「ふるなびグルメポイント」、ポイントモール「たまるモール」も運営する。

アドネットワーク「i-mobile」シリーズ

祖業であるアドネットワーク事業は、クリック課金型と動画視聴完了型の広告配信サービスで構成される。モバイル(MB)、PC、スマートフォン(SP)向けに2011年までにサービスを揃え、国内最大級の配信規模とされる。2013年には成果報酬型「i-mobile Affiliate」、2015年には動画広告「maio」をリリース。現在は広告単価の低迷により売上は減少傾向にあるが、広告主とメディア双方に最適化を提供する運用体制を強みとする。

インフルエンサーマーケティング「Action」

「Action」は企業とインフルエンサーをつなぐマーケティングプラットフォーム。ソーシャルメディア上の影響力を持つインフルエンサーを組織化し、顧客企業の認知度向上や販売促進を支援する。2024年7月期に従来の「アフィリエイト事業」から名称変更した。収益モデルは顧客企業からの利用料で、多様な料金プランを用意。アドネットワーク事業の広告主基盤やふるなびとの連携を活用している。

パズルと懸賞を組み合わせたアプリ「パズル de 懸賞」

オーテ株式会社(2019年買収)が企画・開発・運営するスマートフォンゲームアプリ。パズルゲーム内で懸賞に応募できるシステムが特徴で、累計ダウンロード数は1,900万を超える。当社のマーケティングノウハウを活用し収益を拡大。複数のバリエーションを提供しており、ポイ活市場や海外市場への展開も推進中。2025年7月期のアプリ運営事業はセグメント内で収益に貢献した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

モバイル広告で高収益、オンライン特化型

当社はサービス業、特にモバイル向けマーケティングや広告関連事業を展開する企業であり、同業他社のジンジブやイシンとは事業内容が異なるものの、同じサービス業として比較される。売上高は2023年7月期の164億円から2025年7月期には215億円へと着実に増加しており、その成長率は高い。特筆すべきは営業利益率で、18.72%から19.07%と非常に高く、これは業界内で突出した収益性を示している。ライバルであるダイブグループやマテリアルグループと比較しても、利益率の高さは競争優位性となっている。デジタル広告市場の拡大を背景に、内需依存でありながら高い成長を維持している。

強み

  • 営業利益率が19%前後と非常に高く、収益力が業界内で突出。
  • 売上高が3期連続で増加し、2025年7月期に215億円。
  • モバイル広告分野で強みを持ち、成長市場で事業を展開。
  • オンライン事業中心のため、資産効率が高く資本回転が速い。

課題

  • デジタル広告市場の変動に業績が左右されやすい。
  • 同業他社が多く、競争激化による価格低下のリスク。
  • 国内市場に依存しており、海外展開が未着手。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売・消費の時価総額近傍。太字がアイモバイル

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18217オークワ335億円123.7倍
27818トランザクション329億円15.4倍
37679薬王堂ホールディングス319億円7.8倍
48203MrMaxHD308億円9.5倍
59628燦ホールディングス304億円6.2倍
66535アイモバイル302億円12.0倍
77520エコス300億円10.9倍
84801セントラルスポーツ280億円21.3倍
97683ダブルエー267億円38.9倍
103199綿半ホールディングス265億円11.6倍
114933I-ne257億円11.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(小売・消費)に従っています。

会社の歴史

沿革 42件

モバイルアドネットワークから出発した2007年

2007年8月、東京都目黒区中目黒に株式会社アイモバイルを設立。同年9月、携帯電話向けアドネットワーク「i-mobile for MB」をリリースし、モバイル広告配信事業を開始した。2009年に本社を渋谷区桜丘町へ移転。2011年にはパソコン向け(i-mobile for PC)とスマートフォン向け(i-mobile for SP)のアドネットワークを相次いで投入し、デバイス横断の広告配信網を構築した。設立後4年で売上高は2011年7月期に18億円に達した。

上場に向け事業多角化を加速した2013〜2016年

2013年3月、成果報酬型広告「i-mobile for Affiliate」を開始。同年8月にはキャラクター版権管理事業に参入(後の整理対象)。2014年7月、ふるさと納税ポータル「ふるなび」をスタート。これが後に主力事業へ成長する。同年10月には米国子会社i-movad Inc.を設立。2015年3月に九州支社、同年7月に人材紹介会社オープンキャリア設立、8月にDSP事業会社Evory設立、9月に動画広告「maio」リリース。2016年10月、東証マザーズに上場。上場時の売上高は147億円。

上場後、ふるなびを軸にサービス拡充した2016〜2019年

2016年12月にデジタルサイネージアドネットワーク「SCEEN」、2017年2月にアプリ収益化ツール「LogBase」をリリース。2017年10月に「ふるなびトラベル」を開始し、ふるなびのエコシステムを強化。2018年1月にネットキャッチャー事業のネッチを子会社化、同年6月に「テッパン」(キャッシュバックグルメ)をリリース、7月に「たまるモール」を開始。同年7月には東証一部へ市場変更。2019年8月にアプリ開発会社オーテを買収し、「パズル de 懸賞」をグループに加えた。

不採算事業の整理とコア事業への集中(2020〜2023年)

2020年から2023年にかけて、海外子会社や新規事業の清算・売却を進めた。2020年3月にネッチを連結から外し、同年7月にEvory清算、2021年1月にオープンキャリア清算、2023年6月にSimple App Studio清算。台湾・米国子会社も2019年に清算済み。この間、ふるなび事業は堅調に推移し、売上高は2021年7月期116億円、2022年7月期139億円、2023年7月期164億円と伸長。2022年4月の市場再編に伴い東証プライムへ移行。

ふるなび電力設立でエネルギー領域へ進出した2024〜2025年

2024年7月に本社を渋谷区渋谷に移転。2025年4月、小売電気事業を担う子会社「株式会社ふるなび電力」を設立。連結子会社として、太陽光発電所22ヶ所を運営し、高圧電力需要家への電力供給と自治体連携を目指す。2025年7月期の連結売上高は215億円、営業利益41億円、当期純利益30億円と過去最高を更新。ROE目標15%に対し約15%を達成した。

年表42件を開く

2000年代

  • 2007年8月創業東京都目黒区中目黒に株式会社アイモバイルを設立
  • 2007年9月モバイルアドネットワークサービス「i-mobile for MB」リリース
  • 2009年6月本社を東京都渋谷区桜丘町に移転

2010年代

  • 2011年1月パソコン向けアドネットワークサービス「i-mobile for PC」リリース
  • 2011年5月スマートフォン向けアドネットワークサービス「i-mobile for SP」リリース
  • 2013年3月成果報酬型広告サービス「i-mobile for Affiliate」リリース
  • 2013年8月キャラクター版権管理事業を開始
  • 2014年5月創業大阪府大阪市北区梅田に関西支社を設立
  • 2014年6月M&A広告代理店事業の株式会社サイバーコンサルタント(現連結子会社)を100%子会社化
  • 2014年7月ふるさと納税ポータルサイト「ふるなび」のサービスを開始
  • 2014年10月アメリカ合衆国カリフォルニア州に子会社、i-movad Inc.を設立
  • 2015年3月創業福岡県福岡市中央区天神に九州支社を設立
  • 2015年7月創業人材紹介事業の株式会社オープンキャリアを設立
  • 2015年8月創業DSP(デマンドサイドプラットフォーム)事業の株式会社Evoryを設立
  • 2015年9月動画広告サービス「maio」リリース
  • 2016年7月ふるなび会員向けレストラン予約サービス「ふるなびグルメポイント」をリリース
  • 2016年10月上場東京証券取引所マザーズ市場に上場
  • 2016年12月デジタルサイネージアドネットワークサービス「SCEEN」リリース
  • 2017年2月モバイルアプリの収益最大化支援マーケティングツール「LogBase」をリリース
  • 2017年3月株式会社Looopと資本業務提携を締結
  • 2017年4月台湾台北市に子会社、台灣艾摩貝爾有限公司(i-mobile Taiwan Co.,Ltd)を設立
  • 2017年9月株式会社ネットマーケティングの「Switch.」事業を吸収分割により株式会社オープンキャリアが事業承継
  • 2017年10月ふるなび会員向け宿泊サービス「ふるなびトラベル」提供開始
  • 2017年11月M&Aデジタルマーケティング事業の株式会社TAGGYを子会社化
  • 2018年1月M&Aネットキャッチャー事業の株式会社ネッチをBlack Sails投資事業組合を通じて取得し、子会社化
  • 2018年6月キャッシュバックグルメサービス「テッパン」をリリース
  • 2018年7月東京証券取引所市場第一部へ市場変更
  • 2018年7月ふるなび会員向けポイントサービス「たまるモール」をリリース
  • 2018年10月株式会社EPARKスイーツと資本業務提携を締結
  • 2019年3月株式会社TAGGYの所有株式の一部を譲渡し、連結の範囲から除外
  • 2019年8月M&Aスマートフォン向けアプリの企画・開発・運営を行うオーテ株式会社(現連結子会社)の株式を取得し、子会社化
  • 2019年9月台灣艾摩貝爾有限公司「i-mobile Taiwan Co.,Ltd」の清算を結了し、連結の範囲から除外
  • 2019年11月i-movad Inc.の清算を結了し、連結の範囲から除外

2020年代

  • 2020年3月Black Sails投資事業組合の清算を結了し、連結の範囲から除外。また、それに伴い株式会社ネッチは持分法適用関連会社に移行
  • 2020年5月株式会社ネッチの所有株式の一部を譲渡し、持分法適用の範囲から除外
  • 2020年7月株式会社Evoryの清算を結了し、連結の範囲から除外
  • 2021年1月株式会社オープンキャリアの清算を結了し、連結の範囲から除外
  • 2021年10月M&A体重管理アプリの運営を行うSimple App Studio株式会社の株式を取得し、子会社化
  • 2022年4月東京証券取引所の市場再編に伴い、東証プライム市場に移行
  • 2023年6月Simple App Studio株式会社の清算を結了し、連結の範囲から除外
  • 2024年7月本社を東京都渋谷区渋谷に移転
  • 2025年4月創業株式会社ふるなび電力を設立し、小売電気事業に参入

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/7期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROE15%
  • 総資産回転率1回転以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    ふるさと納税事業の拡大と周辺事業開発

    コンシューマ事業ではユーザー獲得と自治体支援を強化し、「ふるなび」ブランドを活用した周辺事業を拡大する。新規事業創出にも注力し、持続的な成長を図る。

  2. 02

    インターネット広告事業の競争力強化

    広告主と媒体社双方の価値を最適化・最大化するため、統計処理や機械学習による広告配信技術を高め、効率的な広告枠買付で競争力のあるサービスを提供する。

  3. 03

    事業ポートフォリオの拡大と安定収益化

    既存事業の基盤強化による安定収益化と、市場環境変化に対応したユーザーセグメントの異なる事業の組み合わせにより、ビジネスモデルを多様化し持続的成長を実現する。

  4. 04

    M&Aや事業提携による成長投資

    自社開発に加え、事業提携やM&Aを通じて新たな事業・サービスへの投資を実行し、収益源の多様化と成長への挑戦を継続する。

  5. 05

    サステナブルな社会の実現への貢献

    「ふるなび」や企業版ふるさと納税を通じた地域支援、グリーンエネルギー事業(太陽光発電・小売電気)により、社会課題の解決と持続可能な循環型社会の実現に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 11期分

グループ全体で215人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は700万円で、10期前と比べて+28.8%平均年齢は36.0歳、平均勤続年数は6.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2015年7月140
2016年7月178
2017年7月223
2018年7月303
2019年7月54430.33.2289
2020年7月55631.33.8224
2021年7月58632.54.7204
2022年7月63233.55.4200
2023年7月64734.35.6208
2024年7月66935.25.92191,598
2025年7月70036.06.42151,907

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年7月期・提出会社(単体)
女性管理職比率14.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)68.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 他 — 東京都渋谷区735百万円
コンシューマ事業 インターネット広告事業
主な関係会社
  • 国内
    株式会社サイバーコンサルタント(注)2、3
    東京都渋谷区
    議決権100.0%
  • 国内
    オーテ株式会社(注)2
    東京都渋谷区
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年7月期の売上高は215億円営業利益41億円前期と比べると増収増益で、売上が+15.0%、利益が+17.1%。

売上高
+15.0%
215億円
営業利益
+17.1%
41億円
純利益
+25.0%
30億円
営業利益率
19.1%
前期比 +0.4%pt

会社が出している今期の予想2026年7月期

項目会社予想前期実績
売上高220億円215億円
営業利益45億円41億円
純利益31億円30億円
1株あたり配当¥27¥27

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は24億円、営業利益は5億円。前年の2024年3Qと比べると、売上は+20.0%、営業利益は+150.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q18316.72
2023年4Q211
2024年1Q592033.914
2024年2Q841517.910
2024年3Q20210.02
2024年4Q24−2−8.3−2
2025年2Q1643722.626
2025年4Q5147.84
2026年2Q1682917.320
2026年3Q24520.84

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2011年7月期からの15期で、売上は18億円から215億円へ11.9倍に増えた。直近期の営業利益率は19.1%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2011年7月1842
2012年7月3143
2013年7月60117
大阪府大阪市北区梅田に関西支社を設立
2014年7月1001811
福岡県福岡市中央区天神に九州支社を設立
2015年7月1512918
東京証券取引所マザーズ市場に上場
2016年7月1472114
デジタルマーケティング事業の株式会社TAGGYを子会社化
2017年7月1572415
ネットキャッチャー事業の株式会社ネッチをBlack Sails投資事業組合を通じて取得し、子会社化
2018年7月602112
スマートフォン向けアプリの企画・開発・運営を行うオーテ株式会社(現連結子会社)の株式を取得し、子会社化
2019年7月1063114
2020年7月752217
体重管理アプリの運営を行うSimple App Studio株式会社の株式を取得し、子会社化
2021年7月1163423
2022年7月1393827
2023年7月1643424
2024年7月187353518.724
株式会社ふるなび電力を設立し、小売電気事業に参入
2025年7月215414119.130

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年7月期

売上高215億円のうち、営業利益として残るのは41億円19.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は30億円、売上の14.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金80.9%174億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益19.1%41億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
100.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+11.5pt
19.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+8.9pt
14.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+6.9pt
18.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
11.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
42.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 13期分

2025年7月期は営業CFが48億円、投資CFが−36億円で、差し引きのフリーCFは12億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は175億円で、売上の9.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年7月9−1−1812
2014年7月1501527
2015年7月21−1−32044
2016年7月10−81248
2017年7月25−64019106
2018年7月15−8−17111
2019年7月33−2−231140
2020年7月4−4−160124
2021年7月40−1−839154
2022年7月32−2−4130143
2023年7月44−4−2140162
2024年7月38−7−731186
2025年7月48−36−2312175

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 15期分

2025年7月期の総資産は273億円。このうち返さなくてよい自己資本が162億円で、自己資本比率は59.3%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2011年7月84447.6
2012年7月113830.3
2013年7月2381537.5
2014年7月49202940.5
2015年7月70383254.4
2016年7月74532170.1
2017年7月1421093375.7
2018年7月1551203576.0
2019年7月1691313876.5
2020年7月1541322286.1
2021年7月1901474377.4
2022年7月1821344873.3
2023年7月2171417664.3
2024年7月2451568963.3
2025年7月27316211059.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年7月期の内訳
現金及び預金
205億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
171億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
110億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り534社中48位あたり、逆に低いのは自己資本比率534社中211位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
18.7%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
19.1%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
59.3%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
15.0%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.2%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥519で、1年前と比べて-17.6%過去52週の値幅のなかでは27%の位置にある。

¥519-1.3%1ヶ月+7.5%1年-17.6%時価総額302億円
過去52週の値幅
安値¥444高値¥726

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.0倍
PER (会社予想)9.3倍
PBR1.70倍
配当利回り5.20%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月5日に475円で前日比-1.66%と下落し、直近1か月でも-4.98%と弱含んでいます。25日移動平均線(497円)を下回り、75日線(483円)や200日線(497円)も下回る水準です。52週高値の726円からは-34.6%下落しており、52週安値の444円には近づいています。出来高は7月30日に1,980,300株と急増しましたが、その後は減少傾向です。RSIは39.05と弱気圏で、下値リスクが警戒されます。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERが11.05倍と業界平均22.53倍の半分以下で、予想PERも8.5倍に低下見込みです。PBRは1.55倍で平均3.18倍より低く、ROEは18.7%と高水準です。配当利回り5.68%は平均2.73%を大きく上回り、配当性向48.9%。売上高・営業利益は増加傾向で、25/7期には純利益30億円と過去から増益が期待されます。割安であり配当も魅力的ですが、PBRが1倍を超える点は留意です。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.0倍23.4倍
PER (予想)9.3倍
PBR1.70倍3.51倍
ROE18.7%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

モバイル広告市場の成長と自社のシェア拡大が強気の根拠。売上高が伸び、営業利益率が約19%と高水準を維持しており、今後も広告需要の拡大が見込まれる。一方、弱気派は競争激化による広告単価下落や、Appleのプライバシー規制強化など外部環境の変化を懸念する。また、株価が下落しており、市場が将来の成長鈍化を織り込んでいる可能性もある。両者の対立点は、成長持続性と収益性の維持。

プラスに働く材料7
  • 広告市場の成長

    スマホ広告市場は拡大傾向にあり、主力の広告ネットワーク需要も増加

  • 高収益体質

    売上高187億円、営業利益率約19%と高い収益性を維持

  • 新規顧客開拓

    アプリ開発者向けSDKの提供で顧客基盤を拡大している

  • 営業利益41億円と過去最高通年影響

    売上高215億円、営業利益35億円→41億円。営業利益率19.07%

  • 純利益30億円と25%増益通年影響

    純利益は24億円から30億円へ25%増加。増益基調が続く

  • 売上高営業利益率19.07%の高収益通年影響

    営業利益率は19.07%と高水準。収益効率が良い

  • 予想PER8.5倍と割安継続影響

    フォワードPER8.5倍。実績PER11.05倍から改善が見込まれる

マイナスに働く材料7
  • 競争激化

    GoogleやMetaなど大手プラットフォーマーが広告市場で支配的で、シェア奪取が困難

  • 規制強化

    プライバシー規制により広告効果が測定しにくくなり、広告単価が下落する恐れ

  • 株価低迷

    株価が1年で20%下落、市場の期待が低い可能性

  • 株価は1年で20%下落継続影響

    1年リターン-20.7%。好業績でも株価は低迷

  • 配当利回り5.68%は成長期待の低さ通年影響

    高利回りは株価の低さを映す。今後の増益継続が焦点

  • 売上高215億円で業績変動リスク不定影響

    売上高215億円・純利益30億円。減収となれば利益率19%が急低下する

  • PBR1.55倍は高く、減益時は調整継続影響

    PBR1.55倍。ROE18.7%が維持できなければバリュエーション修正

次の決算で確かめる点
売上高成長率
広告需要の動向を示し、成長持続性を測る
営業利益率
収益性の維持が焦点で、競争環境の影響を受けやすい
広告主数
広告ネットワークの利用状況を反映し、顧客基盤の拡大を確認

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり27で、前期から+18.2%いまの株価に対する利回りは5.20%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥27
1株あたり
配当利回り
5.20%
いまの株価に対して
配当性向
48.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2021年7月32113.6
2022年7月13−60.035.5
2023年7月135.235.5
2024年7月2265.053.7
2025年7月2618.248.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥27

株主

有価証券報告書より

2025年7月期末の株主数は延べ11,927人。区分でいちばん多いのは事業法人42.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が50.9%を占め、残る49.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年7月%2021年7月%2022年7月%2023年7月%2024年7月%2025年7月%
事業法人1.038.040.541.042.642.3
個人・その他87.951.843.545.341.238.6
外国法人5.33.26.45.76.59.1
金融機関4.45.88.47.28.38.5
自己株式1.61.35.30.93.6
証券会社1.31.11.10.71.41.4
外国人個人0.00.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社ティーネット21.46
02株式会社あさひ20.64
03田中 俊彦6.51
04日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)6.27
05野口 哲也6.23
06株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.97
07山下 良久0.85
08バークレイズ証券株式会社0.84
09THE BANK OF NEWYORK MELLON 140044 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)0.63
10中村 英生0.63

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-07-08
    野口 哲也
    新規の大量保有報告
    2.97%
    -2.06pt
  • 2026-06-15
    田中 俊彦
    新規の大量保有報告
    2.17%
    -4.34pt
  • 2026-06-15
    野口 哲也
    新規の大量保有報告
    5.03%
    -1.20pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で−100%、1株純資産は15期で−100%。直近期のROEは18.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2011年7月220,335397,45976.7
2012年7月307,762452,70177.0
2013年7月3647114.5
2014年7月6311057.2
2015年7月10221263.2
2016年7月7928931.7
2017年7月7550419.315.3
2018年7月5555510.418.0
2019年7月5754211.113.0
2020年7月7760713.210.0
2021年7月10768416.512.9113.6
2022年7月12566319.110.635.5
2023年7月4024117.610.335.5
2024年7月4226916.410.753.7
2025年7月5128818.712.048.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2025/7期の役員報酬は総額251百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
田中俊彦代表取締役 会長 代表プロジェクト 本部本部長4716,264,300
野口哲也代表取締役 社長5215,624,300
文田康博専務取締役 コーポレート統括本部 本部長56159,900
溝田吉倫取締役 アドプラットフォーム事業本部本部長45121,500
田中邦裕取締役4818,000
嶋聡取締役6810,500
崔真淑取締役43
轟幸夫取締役(常勤監査等委員)68
石本忠次取締役(監査等委員)52
髙木明取締役(監査等委員)42
古川昌平46

役員報酬の内訳2025/7

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4205721353
社外取締役638386

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/7期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,958字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び子会社4社(うち非連結子会社2社)により構成されており、「“ひとの未来”に貢献する事業を創造し続ける」という企業ビジョンの下、「コンシューマ事業」と「インターネット広告事業」の2つのセグメントによるサービスによって「マーケティングで価値ある体験を提供し続ける」事業を展開しております。 ふるさと納税事業を中心とするコンシューマ事業においては、ユーザーの獲得と周辺事業の強化、インターネット広告事業においては、広告主と媒体社(メディア)双方に対して、それぞれの価値を最適化・最大化するための広告効果向上を図っております。これらにより、二つの事業領域において、アセットの最適配分と相乗効果を最大限に発揮し、高い収益性と競争力をもった成長によって企業価値向上に取り組んでおります。 当社グループの各事業の内容は次のとおりであります。 <コンシューマ事業> (1) ふるさと納税事業 自治体への寄附金制度「ふるさと納税」の普及促進を目的としたふるさと納税サイト「ふるなび」の運営を行っております。また、2015年11月に高額寄附者向けふるさと納税代行サービス「ふるなびプレミアム」、2018年4月にクラウドファンディング型のふるさと納税「ふるなびクラウドファンディング」、2019年10月に「あとでゆっくり選べる」といったユーザーの時間的制約を無くすことで利便性を向上させるサービス「ふるなびカタログ」をリリースし、顧客の利便性を高めてまいりました。 一方、災害発生時に復興のための資金を募る「ふるなび災害支援サイト」や、日本産の水産物輸入停止の影響を受けた自治体を支援するための「日本の水産物支援サイト」などを通じて自治体へ復興支援を行っております。 (2) トラベル事業 2017年10月にふるさと納税で行った寄附金額に応じて得られるポイントを提携自治体の旅行プランでご利用いただける「ふるなびトラベル」を開始し、地域の魅力に直接触れていただく機会を提供してまいりました。2020年10月には、サービスのリニューアルを行い、また、2025年3月には、ふるさと納税を利用した旅行の予約・決済がシームレスにご利用いただける「ふるなびトラベル予約」をローンチする等、利便性を高めたふるさと納税制度の普及促進に取り組みました。今後も、地域PRや各自治体の活性化を支援し、さらに地域社会への貢献を目指してまいります。 (3) レストランPR事業 2020年6月にはポイントでレストランを利用できる「ふるなびグルメポイント」サービスのリニューアルを行いました。マーケティング企業としての強みを生かす新たな事業領域拡大を推進しております。 (4) ポイントサービス事業 2018年7月より「ふるなび」会員向けに、サイトを経由して申込みや買い物をするだけでアマゾンギフトカード等に交換ができるポイントを獲得できるポイントサービス「たまるモール」の提供を開始し、「ふるなび」サービスの顧客基盤を生かした事業領域の拡大を行っております。 <インターネット広告事業> (5) アドネットワーク事業 アドネットワーク事業は、広告がクリックされることで広告主に対して広告費が発生し、同様に広告枠を提供するメディアに対してもクリックに応じて広告報酬が発生するクリック課金型サービス及び、フルスクリーン動画広告を配信することで、ユーザーが動画広告を視聴完了した場合に広告主に対して広告費が発生し、同様に広告枠を提供するアプリデベロッパーに対しても動画広告視聴完了回数に応じて広告報酬が発生するサービスを展開しております。「広告主には最大の費用対効果を」及び「メディアには最大の収益還元を」をモットーに、マルチデバイス対応のアドネットワークとして国内最大級の広告配信規模を強みとして、顧客ニーズにワンストップで対応する運用体制によるサービスを展開しております。 (6) インフルエンサーマーケティング事業※ インフルエンサーマーケティング事業では、企業とインフルエンサーをつなぐマーケティングプラットフォーム「Action」 の運用を通じて、ソーシャルメディア上で一定の影響力を持つインフルエンサーに収益機会の提供を実施すると共に会員を組織化し、顧客企業の企業やブランドの認知度を高めることや、製品の売上を伸ばすことのできるマーケティング活動の実施を支援しております。 なお、「Action」 の主な収益は、顧客企業に対する利用料となっており、顧客企業のニーズに合わせて多様な料金プランを提供しております。 また、同事業には、アドネットワーク事業により培った広告主基盤やふるなびとの連携を強みとし、広告主に対しては、広告主が求める成果(資料請求や会員獲得等)が発生した場合のみ広告費が発生し、広告枠を提供するメディアに対しては、成果が発生した分だけ広告報酬が還元される従来のアフィリエイト事業である、成果型報酬サービスのアフィリエイト広告配信プラットフォーム「i-mobile Affiliate」運営も含まれております。 ※ 2024年7月期より「アフィリエイト事業」を「インフルエンサーマーケティング事業」に名称変更いたしました。 (7) 広告代理店事業 代理店事業を営む株式会社サイバーコンサルタントは、リスティング広告、ディスプレイ広告等の販売から、メディアを活用した広告の配信・管理・運用コンサルティング業務までの幅広いサービスを、アドネットワーク事業とのシナジーを背景とした運用力の高さ、10年以上の代理店営業により培ったノウハウと優秀な営業人員を強みとして、広告主に対して提供しております。 (8) メディアソリューション事業 2016年にこれまでに培った広告運用のノウハウと実績を活用し、パブリッシャー(アプリ運営者)向けのサービスの導入支援とサポートを開始しました。2019年7月からはGoogle公式認定のメディアソリューションパートナーとして、「Google Ad Manager」、「AdMob」、「Google AdSense」などのGoogleが提供するプロダクトを駆使してサービスを提供しております。このサービスは、自社プロダクトや自社以外の広告事業社のプロダクトを活用することで、収益改善の実績、テクニカル面及びポリシー面のサポート力の高さを強みとして、媒体社(メディアを提供する会社)の収益を最大化する為のソリューションサービスです。 (9)アプリ運営事業 2019年8月に買収により子会社化したオーテ株式会社が展開する「パズル de 懸賞」シリーズを中心としたスマートフォン向けアプリの企画・開発・運営事業です。当社が培ったマーケティング・ノウハウにより収益を大幅に拡大し、パズルと懸賞システムを融合したスマートフォン向けゲームアプリを複数提供しており、高品質なパズルと魅力的な懸賞システムを組み合わせたスマートフォンゲームアプリは累計ダウンロード数1,900万を超えております。 [事業系統図] 当社グループの事業の系統図は、以下のとおりとなります。
経営方針・対処すべき課題2,843字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、「“ひとの未来”に貢献する事業を創造し続ける」というビジョンのもと、「マーケティングで価値ある体験を提供し続ける」サービスを提供することで、ユーザー及び取引先企業に対し、事業環境の動向、顧客ニーズの変化等に対応した満足度の高いサービスを提供し、当社グループの企業価値・株主価値の最大化を目指し続けることを経営の基本方針としています。 (2) 目標とする経営指標 当社グループが重視している経営指標は、売上高及び営業利益、並びにROEであり、事業成長に向けた最適な資本構成を目指すため、中長期的な資本効率としてのROE目標を15%に設定し、加えて総資産回転率目標を1回転以上に設定いたしました。いずれも投資家が当社グループを理解する上で重要な指標として認識しております。 (3) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、ふるさと納税事業を中心とするコンシューマ事業においては、ユーザーの獲得と自治体への支援活動を強化し、周辺事業を拡大してまいります。インターネット広告事業においては、競争力強化のため広告主と媒体社(メディア)双方に対して、それぞれの価値を最適化・最大化するための広告効果向上を図ります。これら2つの事業領域においてアセットの最適配分と相乗効果を最大限に発揮し、さらにはアプリ運営や海外市場など新しい成長事業を推進することで企業価値を高めてまいります。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 今後の更なる事業拡大及び、企業価値の向上を持続するため、以下を課題として認識し、取り組む所存であります。 ① 新規ユーザーの獲得とユーザーエンゲージメントの強化 当社グループの持続的な成長のためには、当社グループ及び当社グループのサービスの認知度を向上させ、新規ユーザーを獲得することでユーザー数を拡大していくことが必要不可欠であると認識しております。そのために、効率的で効果の高い広告宣伝活動や、「ふるなび」ブランドを活用した事業展開を拡大してまいります。 また、既存ユーザーのニーズを汲み取り、サービス品質を高め続けると共に、顧客満足度の高い周辺サービスを開発することで、エンゲージメントをより強化し、長期的に当社グループのサービスをご利用していただけるよう努めてまいります。 ② 新規事業の創出 当社グループが持続的な成長を実現するための戦略として、既存事業の成長を図る施策に加え、既存事業のアセットを活用した新規事業の開発に取り組み続けることが重要であると認識しております。特に、「ふるなび」を基点とした周辺事業への投資により、新たな収益事業の創出に注力してまいります。 ③ 既存事業の安定収益化と事業ポートフォリオの拡大 当社グループの持続的な成長を実現するためには、既存事業の基盤強化による安定収益化が不可欠であると認識をしております。収益力の高い既存事業を中長期にわたり、より安定的な収益基盤として確立するために、市場プレゼンスを高める施策を推進してまいります。また、市場環境の変化に対応し、ユーザーセグメントの異なる事業を組み合わせる等、事業ポートフォリオの拡大を進め、ビジネスモデルを多様化し持続的な成長に繋げてまいります。 ④ 事業提携、企業買収への積極的な取り組み 今後の更なる収益基盤の安定化及び、持続的な成長を図るためには、次の成長を担う新規事業及び既存事業からの派生事業の創出により、収益源の多様化を図ることが必要不可欠であると認識しております。そのためには、自社による事業開発のみならず、事業提携やM&A等による新たな事業・サービスへの投資を実行することで、成長への挑戦を継続してまいります。 ⑤ 広告配信性能の向上 インターネット広告事業は、競合環境及び事業環境の変化に対応し、広告配信性能の競争優位性を確保することが必要不可欠であると認識しております。当社グループでは、統計処理及び機械学習等における広告配信技術を高め、豊富なユーザーデータを基に効率の良い広告配信枠の買付を実施し、より競争力ある広告配信サービスの提供を図ってまいります。 ⑥ 開発体制の強化 当社グループを取り巻く事業環境は、技術革新及び市場の変化のスピードが速く、日々新たな対応が求められる環境にあります。このような環境の中、更なる事業拡大のため、技術領域への投資、品質の高い開発手法の導入及び人工知能技術などの研究を一層加速させ、機動的で競争力重視のサービス開発体制の整備を図ってまいります。 また、当社グループの事業はウェブ上で運営されていることから、システムを安定的に稼働させ、問題の発生時には迅速な解決が求められていると認識しております。快適な状態でユーザーにサービスを提供するために、システムを安定的に稼働させるための技術の開発及び人員確保等に努めてまいります。 ⑦ 優秀な人材の育成と確保 当社グループの更なる成長のためには、社員全員が企業理念や経営方針を深く理解し、「Smile × Growth × Team」というValuesを体現していくことが必要不可欠であると考えております。そのために、社員の成長を支える制度や社員間、部署間のコミュニケーションを高める仕組みの整備を行うと共に、誰もが安心・安全に活躍できる環境の構築に努めてまいります。 また、組織の規模拡大による機動性の低下等の発生を防ぐため、事業展開に応じた組織体制の整備と適切な人員配置により、効率化と意思決定の機動性確保を図ってまいります。これらを通じて、一人一人が高い実行力を発揮し、ビジネスの遂行や効率的な仕組み作りを可能にする組織を実現いたします。 ⑧ サステナブルな社会の実現 当社グループのビジョン「“ひとの未来”に貢献する事業を創造し続ける」の実現に向け、事業をはじめとした企業活動を通じ社会課題の解決に取り組み、全てのステークホルダーにとって魅力的な企業として、継続的な企業価値の向上を目指しております。 当社グループは優先的に取り組むべき課題として、「人々のQOLの向上」「社会的価値の創造」「持続可能な街づくり」「地域の魅力創出」の4つの重要課題(マテリアリティ)を特定しており、ふるさと納税事業「ふるなび」と「企業版ふるさと納税」を活用した地域支援により、社会課題の解決とサステナブルな社会の実現に貢献してまいります。 また、事業を通じた社会課題解決への取り組みであるグリーンエネルギー事業では、太陽光発電施設の設置に加え、小売電気事業を担う子会社「株式会社ふるなび電力」を設立し、持続可能な循環型社会を実現するための事業を創造し続けております。
事業等のリスク4,835字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) インターネット広告市場について インターネット広告市場は、インターネットの普及と技術革新により急速に拡大してまいりました。インターネット広告の市場規模の拡大は今後も継続していくと考えておりますが、外国資本によるプラットフォームの台頭及び個人情報保護気運の高まり、プライバシーに関する規制の強化や広告審査基準の厳格化などの規制並びに、景気の悪化や顧客動向、消費活動の変化による広告の減少などにより、当初想定していた収益を確保することができず、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 技術革新について 科学技術の飛躍的な進化による技術革新のスピードや、顧客ニーズの変化は早く、それに基づく新サービスが常に生み出されております。当社グループでは、そうした事態に対応するために、常に業界動向を注視し、迅速かつ適切な対応をしていく方針であります。しかしながら、何らかの要因のため、当社グループにおいて当該変化等への対応が遅れた場合、サービスの陳腐化、競争力低下等が生じる可能性があります。また、対応可能な場合であったとしても、既存システム等の改良、新たな開発等による費用の増加等が発生する可能性があり、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 競合について 当社グループは、コンシューマ事業及びインターネット広告事業の2つの事業領域において展開しておりますが、当該分野においては、多くの企業が事業展開していることもあり、競合サービスが増加する可能性があります。引き続き各事業の拡大及び競争力の維持・強化に努めてまいりますが、優れた競合企業の登場、競合企業によるサービス改善や付加価値が高いビジネスモデルの出現等により、当社グループの競争力が相対的に低下する可能性があり、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) ふるさと納税事業について 当社グループのふるさと納税事業において、税制改正などの法的規制に限らず、政府や省庁、地方自治体等からの指導や要請等の影響を受ける可能性があります。政府や省庁、地方自治体等が行う指導や要請等があった場合は、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 法的規制について 現時点において、当社グループの主力事業の継続に直接的に著しく重要な影響を及ぼす法的規制はないものと認識しておりますが、今後インターネットの利用者及び事業者を規制の対象とする法令、行政指導、その他の規則等が制定され、また近年の広告規制の強化が当社にも及んだ場合には、代替手段の開発に多額の投資が必要となり、当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。また、Apple Inc.が運営するApp StoreやGoogle LLCが運営するGoogle Playなどのプラットフォーム事業者の事業方針に変更等があった場合、当社グループのサービスを継続することが困難となり、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 広告主及びパートナーサイトの参加審査について 当社グループのインターネット広告事業において、広告及びパートナーサイトの適法性が非常に重要となります。当社グループでは、広告主又はパートナーサイト運営者がアドネットワーク関連事業のサービスに登録をする際、当社グループの独自の基準に基づき、広告主が提供するバナー、又はパートナーサイトが公序良俗に反しないか、「不当景品類及び不当表示防止法」、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」、「特定商取引に関する法律」等の法律に抵触する恐れがないか等の審査を行い、当社グループの基準に反する事項が存在する場合には、登録を許可しない体制となっております。当社グループは、登録を許可した後においても定期的なモニタリングを行っておりますが、広告やパートナーサイトが公序良俗や法令に反する商品・サービスの提供、コンテンツの掲載を行った場合に、当社グループの信用が低下し、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) パートナーサイトの監視体制について 当社グループのインターネット広告事業において、パートナーサイトの品質管理のために、定期的に不正の調査を実施しております。故意による悪質な違反行為を行っていると判断される場合は、即時にアカウントを停止することもあります。このような取り組みにもかかわらず、予期せぬ要因によりこれらの対応に不備が生じ、広告主から訴訟を起こされた場合には、当社グループの信用が低下し、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 内部管理体制について 当社グループは、グループ企業価値を最大化すべく、コーポレート・ガバナンスの充実を経営の重要課題と位置づけ、多様な施策を実施しております。また、業務の適正性及び財務報告の信頼性を確保するため、これらに係る内部統制が有効に機能する体制を構築、整備、運用しております。しかしながら、事業の急速な拡大等により、十分な内部管理体制の構築が追いつかないという状況が生じる場合には、適切な業務運営が困難となり、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 特定人物への依存について 当社グループにおいて、専門的な知識、技術、経験等の重要なノウハウを有し、経営、業務執行について重要な役割を果たしている、役員、幹部社員等が何らかの理由により退任、退職など、当社グループの業務を継続することが困難になり、後任者の採用が難航した場合、当社グループの経営活動に支障が生じ、事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。その時期は想定されるものではありませんが、当社グループでは当該リスクに対応するため、特定の人物に過度に依存しない体制を構築するべく、組織の見直しや積極的な情報共有、幹部の育成等により経営組織の強化を図っております。 (10)システムトラブルについて 当社グループは、各種サービス提供をインターネット環境において行っており、システムの安定的な稼働が業務遂行上必要不可欠なものとなっております。そのため、当社グループは、常時ネットワークを監視し、日常的に保守管理も行っております。また、継続的な設備投資により、システム障害を未然に防ぐ体制も整えております。しかしながら、システムへの一時的な過負担、ソフトウエアの不備、未知のコンピューターウィルスの侵入や人的な破壊行為、テロ攻撃、地震や台風等の自然災害といった事象が発生し、当社グループのシステムに障害が発生した場合、当社グループの事業が大きな影響を受け、当社グループの業績及び今後の事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 (11)個人情報管理について 当社グループは、コンシューマ事業及びインターネット広告事業において、利用者の個人情報を入手しており、「個人情報の保護に関する法律」が定める個人情報取扱事業者としての義務が課せられております。当社グループにおいては、当該義務を遵守すべく、個人情報や取引データの取扱いに際し細心の注意を払い、ネットワークの管理、独自のプライバシー・ポリシーの制定・遵守、内部監査によるチェック等により、個人情報保護に関し十分な体制構築が行われていると考えております。しかしながら、不測の事態により、個人情報が外部に流出した場合には、当社グループに対する損害賠償の請求や信用力の低下により、当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (12)知的財産権について 当社グループは、第三者に対する知的財産権を侵害することがないように、細心の注意を払って事業活動を行っておりますが、現在のインターネット関連分野における技術の進歩の早期化、グローバル化により、当社グループの事業領域における知的財産権の現状を完全に把握することは困難であります。当社グループの事業分野での当社グループが認識していない知的財産権が既に成立している場合又は新たに当社グループの事業分野において第三者による著作権等が成立する場合には、第三者の知的財産権等を侵害することによる損害賠償請求や差止請求権等又は当社グループに対するロイヤリティの支払い要求等を受けることにより、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (13)新規事業への投資について 当社グループは、今後も事業規模の拡大やグループ事業構成の最適化を図り収益源の多様化を実現するために、他社の買収や合併(M&A)、グループ会社の売却や合併等を含め、積極的に新規事業・サービスに取り組んでいく方針であります。その市場性や採算性、計画や買収金額の妥当性などを調査検証した上で新規事業・サービスの開始を行い、事業運営を行っておりますが、市場環境の変化や不測の事態により、当初予定していた事業計画を実現できない可能性があります。さらに、新規事業・サービスの立ち上げには先行投資として人材採用や研究開発又は設備投資等が発生する可能性があり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (14)人的資源について 当社グループは、創業以来、順調に事業規模を拡大してまいりましたが、さらなる業容拡大及び顧客ニーズの多様化に対応した新たなサービスの展開のためには、営業体制及び開発体制の強化が重要であり、優秀な人材を適切な時期に十分に確保、育成する必要があります。そこで、適切かつ十分な優秀な人材を採用できなかった場合、または離職等の発生により多くの人員が社外へ流出した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (15)代表者への依存について 当社グループの創業者であり現代表取締役である田中俊彦と野口哲也は、創業以来当社グループを牽引してまいりました。両氏はデジタルマーケティング事業に関して、先見性による事業創造力や市場分析を基にした開発技術力に関する豊富な経験と知識を有しており、経営方針や事業戦略、技術的判断の決定、遂行において極めて重要な役割を果たしております。当社グループでは、取締役会や本部長会議における役員及び幹部社員の情報共有や経営組織の強化を図り、両氏に過度に依存しない経営体制の整備を進めております。しかしながら、何らかの理由により両氏が当社グループの業務を継続することが困難になった場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (16)自然災害に係るリスクについて 当社グループの主要な事業拠点である東京もしくは、サーバー等重要な設備の設置拠点において、地震、台風、火災等大規模な災害による設備の損壊や電力供給の制限等の事態が発生した場合には、当社が提供するサービスの継続に支障を来す可能性があります。当社グループでは、こうした事態が発生した場合に備え、事業継続計画(BCP)を策定し、適切かつ速やかに危機対策、復旧対応を行うよう努めております。同計画では最大14日以内の復旧を想定しておりますが、その復旧までの期間もしくは、想定を大きく超える甚大な災害となった場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,128字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①経営成績の状況 当連結会計年度(2024年8月1日~2025年7月31日)におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果に下支えされ、緩やかな回復基調で推移しました。一方、物価高やインフレの影響による消費者の節約志向の高まりから個人消費が伸び悩み、さらに金利上昇による景気減速懸念も加わり、先行きは不透明な状況が続いております。 当社グループは「“ひとの未来”に貢献する事業を創造し続ける」というグループビジョンの下、「コンシューマ事業」と「インターネット広告事業」の2つのセグメントによって構成されております。コンシューマ事業の主たる事業領域であるふるさと納税市場において、2024年度のふるさと納税受入額は、制度の認知度向上や国内景気の好調に加え、物価高に伴う生活防衛意識の高まりを背景に前年度比約1.1倍の1兆2,728億円に達し、引き続き堅調に成長しています。また、ふるさと納税の控除適用者数(ふるさと納税を実際に行い住民税控除適用された人数)は前年度比約1.1倍の約1,080万人と過去最高となり※1、「地方創生の実現」という本来の趣旨に沿った制度として認知が広がる一方、ふるさと納税の利用率※2は18.9%にとどまっており、制度が適切に機能する中で、市場拡大の余地は依然として大きく、今後も安定的な成長が見込まれております。 また、インターネット広告事業の主たる事業領域である国内インターネット広告市場における2024年のインターネット広告費は、前年比109.6%の3兆6,517億円と好調な成長を続けており※3、サーチ広告やソーシャルメディア広告、動画広告が牽引し、今後も市場は堅調に推移することが見込まれております。しかしながら、世界的な人々の行動・消費生活の変化は、広告単価の低迷など、当社の主力であるアドネットワーク事業へ大きな影響を及ぼしております。 このような事業環境の下、当社グループは、インターネットマーケティング企業として、祖業であるインターネット広告(アドネットワーク)事業で培ったテクノロジーとマーケティング・ノウハウを多角的に活用し、新たな市場の開拓と成長事業分野への投資を推し進め、更なる企業価値の向上に努めております。 地域産業振興などの社会課題を解決する機能を持つふるさと納税事業においては、「ふるなび」ブランドの認知度向上とプロモーション活動を推進し、契約自治体や会員を増やすと共に、自治体との共創による飲食や宿泊等、独自企画の体験型返礼品の拡充を図るほか、自治体との連携強化のため、ふるさと納税業務代行サービス※4を推進しております。また、ふるさと納税と宿泊予約を一連の流れとして提供する当社独自の仕組み※5により、ふるさと納税を利用した旅行の予約・決済がシームレスにご利用いただける「ふるなびトラベル予約」をローンチし、更なる顧客利便性の向上に努めております。一方で、厳しい事業環境が続くアドネットワーク事業は、事業構造の再構築を進めるとともに、リソースを成長市場であるインフルエンサーマーケティング事業やアプリ運営事業へシフトするなど、収益基盤の強化を図っております。さらに、社会課題を解決することで地方創生を実現するグリーンエネルギー事業では、太陽光発電所(営農型+野立て※6)が当連結会計年度末時点において22ヶ所稼働しております。加えて、2025年4月1日に設立した小売電気事業を担う子会社「株式会社ふるなび電力」※7は、高圧電力需要家に対する電力供給や自治体との連携により、安定した電力供給と持続可能な社会の実現を目指したサービスの提供を進めてまいります。 これらの結果、当連結会計年度の売上高は、21,528百万円(前年同期比114.9%)、営業利益は4,133百万円(同116.5%)、経常利益は4,069百万円(同117.6%)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,957百万円(同122.2%)となりました。 セグメント別の業績は次のとおりです。 なお、各セグメント別の売上高は、セグメント間の内部売上高及び振替高を含む数値を記載しております。 詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (セグメント情報等)」に記載のとおりです。 (コンシューマ事業) コンシューマ事業では、ふるさと納税事業「ふるなび」及び周辺事業としてトラベル事業、レストランPR事業並びにポイントサービス事業を展開しております。主力事業であるふるさと納税事業「ふるなび」では、ふるさと納税市場の安定した成長が継続する中、競争優位性確保のための市場シェア20%の目標実現に向け、継続的なプロモーションや、累計72万ダウンロードを突破した「ふるなびアプリ」を通じた顧客エンゲージメント向上施策を積極的に実施し、前年同期比で寄附受付金額、寄附件数及び会員数が順調に伸長いたしました。また、周辺事業である「ふるなびトラベル」では、宿泊・飲食店などの提携施設数が順調に拡大し、顧客体験の向上を通じた継続的な利用を促すことでリピーターの増加及び新規顧客の獲得に寄与しました。 これらの結果、当連結会計年度の売上高は19,059百万円(前年同期比119.5%)、セグメント利益は4,021百万円(同116.7%)となりました。 (インターネット広告事業) インターネット広告事業では、アドネットワーク事業、インフルエンサーマーケティング事業、メディアソリューション事業、広告代理店事業(サイバーコンサルタント社)、アプリ運営事業(オーテ社等)を展開しております。アプリ運営事業では、収益モデルの多角化と、顧客層、市場の拡大に向けた他社との協業によるポイ活※8市場や、海外市場の開拓を推進しており、収益に貢献しております。メディアソリューション事業では、顧客の作業工数削減、収益の最大化を支援する「スマートタグ※9」に追加機能を実装するなど更なる機能の強化に努めております。一方で、アドネットワーク事業における大口顧客などの広告費予算の減少が当社の収益に与える影響は依然として続いており、売上高、セグメント利益共に前年同期比で減収減益となりました。 これらの結果、当連結会計年度の売上高は2,411百万円(前年同期比87.5%)、セグメント利益は153百万円(同46.2%)となりました。 ※1 出典:総務省自治税務局市町村税課「ふるさと納税に関する現況調査結果」、2025年7月31日公表 なお、ふるさと納税受入額等の実績は、住民税の計算期間と異なり、自治体の事業年度(4月1日~翌年3月31日)の状況を集計したものであります。 ※2 ふるさと納税の利用率は「総務省発刊:各年度の課税における住民税控除額の実績等」及び「総務省発刊:各年度の市町村税課税状況等の調」を参考に当社にて算出 ※3 出典:株式会社電通「2024年 日本の広告費」、2025年2月27日発表 ※4 ポータルサイトへの掲載、配送管理、事業者及び寄附者対応など複雑なふるさと納税の運営業務を代行 ※5 ふるなびトラベル予約におけるビジネスモデル特許「特許第7624263号」 ※6 土地に直接、太陽光発電設備を設置して売電する方法 ※7 2025年6月1日より、小売電気事業を開始いたしました。 ※8 「ポイント活動」の略で、ポイントを貯めたり、貯まったポイントを活用することなどの総称 ※9 ひとつのタグで、広告枠の最適化やポリシー違反検知など複数の機能をワンパッケージで提供するプロダクト ②財政状態 当連結会計年度末における総資産は27,264百万円(前連結会計年度末比2,776百万円の増加)となりました。これは主に、現金及び預金が1,893百万円増加したことによるものであります。 負債は11,043百万円(同2,188百万円の増加)となりました。これは主に、預り金が1,871百万円及び販売促進引当金が395百万円増加したことによるものであります。 純資産は16,221百万円(同587百万円の増加)となりました。これは主に、剰余金の配当により1,267百万円、自己株式の取得により1,124百万円減少したものの、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により2,957百万円増加したことによるものであります。 ③キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます。)の残高は、前連結会計年度末より1,106百万円減少し、17,496百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動の結果獲得した資金は4,816百万円(前連結会計年度は3,793百万円の獲得)となりました。これは主に、法人税等の支払額1,045百万円、売上債権の増加754百万円があったものの、税金等調整前当期純利益4,124百万円、預り金の増加1,868百万円及び販売促進引当金の増加395百万円があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動の結果支出した資金は3,619百万円(前連結会計年度は747百万円の支出)となりました。これは主に、投資有価証券の売却による収入341百万円があったものの、定期預金の増加3,000百万円、有形固定資産の取得による支出709百万円及び無形固定資産の取得による支出209百万円があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動の結果支出した資金は2,303百万円(前連結会計年度は683百万円の支出)となりました。これは主に、自己株式の取得による支出1,124百万円及び配当金の支払額1,268百万円によるものであります。 ④生産、受注及び販売の状況 a.生産実績 当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 b.受注実績 当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) コンシューマ事業   19,059   119.5 インターネット広告事業   2,406   87.5 調整額   63   185.0 合計   21,528   114.9 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.当連結会計年度における販売実績の著しい変動の要因は、「(1) 経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況」に記載のとおりであります。 3.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は総販売実績 の100分の10未満であるため記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度末における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としております。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っております。そのため実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 そのほか、連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりです。 ②財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容については、上記「(1)経営成績等の状況の概要  ① 経営成績の状況 ② 財政状態」をご参照ください。また、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「3  事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ③キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの概況については、上記「(1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 当社グループは、今後も更なる収益基盤の安定化及び持続的な成長を図るために、収益源の多様化を実現する必要があると考えており、自社による新規事業の創出及び拡大のみならず、業務提携、M&A等の新たな事業・サービスへの提携・投資に積極的に取り組んでいく方針であります。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、広告作業実施のための媒体料金及び制作費の支払等並びに人件費をはじめとする販売費及び一般管理費です。また、当社グループ及び当社グループのサービスの知名度を向上させ、新規ユーザーの獲得とユーザーエンゲージメント強化のための広告宣伝費及び、事業開発とシステム開発に係る人件費であります。投資を目的とした資金需要は、主に業務提携、M&A等の新たな事業・サービスへの提携・投資及び設備投資等によるものであります。これらの資金需要は自己資金でまかなうことを基本とし、必要に応じて資金調達を実施致します。 ④経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループが重視している経営指標のうち、中長期的な資本効率として設定しましたROEにつきまして、当連結会計年度は18.7%となりました。今後も目標の15%に対して業績の向上と併せて資本効率についても注視し、事業基盤の維持及び持続的な成長のために必要な株主資本の水準を保持しつつ、業績の動向を踏まえた安定的な配当の実施及び柔軟な自己株式の取得により、株主還元を着実に充実させてまいる所存でございます。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。