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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

上村工業

C.Uyemura & Co.,Ltd.4966 · Standard · 化学

表面処理用化学品で世界トップクラスのシェアを持つ。半導体や電子部品のプリント基板、HDD用アルミ磁気ディスク向けに、めっき薬品とめっき機械を一貫供給する。

概要

上村工業は、プリント配線板用めっき薬品で世界トップシェアを占める化学メーカーである。1933年に研磨材商社として創業し、1950年代以降に表面処理技術へ本格進出。現在は半導体パッケージ基板向けめっき薬品を主力とし、関連機械やめっき加工まで手掛けるトータルソリューション企業に成長した。2026年3月期の連結売上高は917億84百万円、営業利益率23.2%と業界屈指の高収益を誇る。本社を大阪市中央区に置き、アジア・北米に10社の子会社を擁するグローバル企業である。

表面処理用資材が売上の84%を占める事業構造

上村工業の事業は4つのセグメントで構成される。2026年3月期の連結売上高917億84百万円のうち、表面処理用資材事業が776億58百万円と84.6%を占める。同事業はプリント基板用めっき薬品やアルミ磁気ディスク用めっき薬品、工業用化学品などを扱い、半導体パッケージ基板向けの需要が成長を牽引する。次いで表面処理用機械事業が84億6百万円(9.2%)、めっき加工事業が48億29百万円(5.3%)、不動産賃貸事業が8億60百万円(0.9%)と続く。セグメント利益では資材事業が204億28百万円と全体の95%超を稼ぎ、利益率は26.3%に達する。機械事業は8億62百万円、加工事業は1億68百万円の利益を計上する一方、不動産事業は大規模修繕の影響で1億57百万円の損失となった。このように、めっき薬品という消耗品ビジネスが収益の柱であり、高い利益率を支えている。

10カ国・地域に広がるグローバル生産販売網

上村工業は1985年の米国子会社設立を皮切りに、アジアを中心に海外展開を加速してきた。現在は10社の連結子会社を擁し、日本を含む11カ国・地域で事業を展開する。主要な拠点として、香港(上村(香港)有限公司、1986年設立)、台湾(台湾上村股份有限公司、1987年)、タイ(ウエムラ・タイランド、1987年)、中国深圳(上村工業(深圳)有限公司、1988年)、シンガポール(1992年)、マレーシア(1996年)、上海(上村化学(上海)有限公司、2002年)、韓国(韓国上村株式会社、2010年)がある。米国にはウエムラ・インターナショナル・コーポレーションが拠点を置く。これらの子会社は主に表面処理用資材の製造販売と機械販売を担い、タイと台湾・インドネシアではめっき加工事業も行う。売上のうち海外比率は約6割に上り、特に半導体需要の旺盛なアジア市場が成長を牽引している。

営業利益率23%を維持するニッチトップの財務体質

上村工業は小型ながら極めて高い収益性を特徴とする。2026年3月期の営業利益は213億27百万円、売上高営業利益率は23.2%に達する。これは2013年3月期の売上高379億円から10年余りで2.4倍に拡大する過程で、利益率も20%超を維持してきた。自己資本利益率(ROE)は10%以上を経営目標に掲げ、2026年3月期は約12%を見込む。また、1株当たり配当金200円以上の維持を方針とし、2026年3月期の配当は年間220円を予定する。財務基盤も堅固で、2026年3月末の現金同等物は518億16百万円、総資産に対する自己資本比率は約70%と推測される。この高い収益性の源泉は、プリント基板用めっき薬品で世界トップシェアを持つニッチトップ戦略にあり、研究開発と顧客密着型のソリューション提供が競争優位を支えている。

業界の中での役割は電子部品・半導体製造工程の表面処理工程向け薬品・機械サプライヤーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
918億円
営業利益
213億円
営業利益率
23.2%
純利益
139億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01プリント基板主力

プリント基板の製造工程において、銅などの回路形成に使用されるめっき薬品を供給。さらに、めっき処理を行うための機械も提供し、薬品と設備の一貫提案により、高密度化・高信頼性が求められる最新の電子機器に対応している。

主な製品・サービス2
プリント基板用めっき薬品世界シェア上位
プリント基板の回路形成に用いるめっき薬品。銅めっき、スズめっきなどがあり、微細配線形成を可能にする。
プリント基板用めっき機械
プリント基板に対してめっき処理を施すための機械で、薬品と組み合わせて最適なめっき品質を実現する。

02アルミ磁気ディスク準主力

HDD(ハードディスクドライブ)に使用されるアルミ磁気ディスクの製造工程で、表面処理に必要なめっき薬品とめっき機械を提供。ディスクの磁気特性向上や耐食性付与に貢献している。

主な製品・サービス2
アルミ磁気ディスク用めっき薬品世界シェア上位
アルミ磁気ディスクの表面にニッケルめっきなどを施すための薬品。磁気記録層の下地を形成する。
アルミ磁気ディスク用めっき機械
アルミ磁気ディスクに対してめっき処理を行う装置。量産ラインに適合する高性能設備。

03その他(工業用化学品・非鉄金属)準主力

めっき薬品以外にも工業用化学品や非鉄金属の販売を行い、幅広い産業の表面処理ニーズに対応。めっき加工事業ではプラスチックやプリント基板へのめっき加工を海外で実施している。

主な製品・サービス2
工業用化学品
めっき工程で使用される酸・アルカリ等の工業薬品や添加剤。
非鉄金属
銅、ニッケル、スズなどの非鉄金属原料。めっき薬品の原料やその他の用途で供給。

製品と技術

プリント基板用めっき薬品で世界トップシェア

上村工業の主力製品はプリント基板用めっき薬品である。特に半導体パッケージ基板向けのめっき薬品で世界トップシェアを占め、スマートフォン、パソコン、サーバーなど幅広い電子機器に使用される。同社のめっき薬品は、銅、ニッケル、金、銀などの金属を基板表面に均一に析出させるための薬液であり、微細な配線形成や接合信頼性の向上に不可欠である。生成AI向けサーバー用の高多層・高密度パッケージ基板では、従来以上のめっき均一性と析出速度が要求され、同社の薬品が採用されている。また、アルミ磁気ディスク用めっき薬品も強みの一つで、HDD向けに供給される。2026年3月期の表面処理用資材事業の売上高は776億58百万円、セグメント利益は204億28百万円と利益率26.3%を達成した。

薬品・機械・管理を一体化したトータルソリューション

上村工業はめっき薬品の製造販売だけでなく、表面処理用機械と薬液管理装置を自社開発・提供する点が特徴である。1960年に機械事業部を設置して以来、プリント基板用めっきラインや半導体ウェハー用めっき装置などを手掛ける。2026年3月期の機械事業売上高は84億6百万円と全体の約9%だが、同セグメント利益は8億62百万円と前年比48%増加し、付加価値の高い装置に注力している。特に、半導体ウェハー用のめっき装置は微細化に対応した高精度な成膜を実現し、顧客から高い評価を得る。また、薬液管理装置はめっき液の濃度や温度をリアルタイム監視し、品質安定化とコスト削減に貢献する。これらハード・ソフト一体のソリューションにより、同社は顧客の生産ライン全体を最適化する提案が可能であり、単なる薬品メーカーを超えた競争優位を築いている。

グループ内で蓄積するめっき加工の実践ノウハウ

上村工業のめっき加工事業は、自社開発した薬品や機械の性能を実際の生産で検証する役割も担う。連結子会社のウエムラ・タイランド、台湾上村股份有限公司、ウエムラ・インドネシアの3社が、プラスチックやプリント基板のめっき加工を手掛ける。2026年3月期のめっき加工事業売上高は48億29百万円、セグメント利益は1億68百万円と黒字転換した。同事業は電子回路基板向けの需要増加に加え、コスト削減や歩留まり改善の取り組みが実を結んだ。めっき加工部門を持つことで、薬品や機械の開発部門は現場の課題を直接フィードバックでき、製品改良に活かす好循環が生まれている。同社はこの総合力を「トータルソリューション」と称し、顧客に対して薬品・機械・加工技術を組み合わせた最適な表面処理工程を提案するビジネスモデルを確立している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

化学のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 世界シェア上位プリント基板用めっき薬品世界トップクラスのシェアプリント基板
  • 世界シェア上位アルミ磁気ディスク用めっき薬品世界トップクラスのシェアアルミ磁気ディスク

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

化学分野で高収益のニッチ専門企業

同社は化学セクターの中でも、めっき薬品など特殊化学品に特化し、売上高約900億円規模で高収益を実現している。同業の東洋紡やクラレと比べ規模は小さいものの、営業利益率20%超と突出した収益性を誇る。国内市場で確固たる技術基盤を持ち、特定の産業向けに高いシェアを有する。資源高や円安の影響を受けながらも、差別化された製品群で安定した需要を獲得し、今後の成長も期待される。

強み

  • 営業利益率23%と、業界トップクラスの高収益体質を確立。
  • めっき薬品等の専門分野で、大手が参入しにくい高い技術力。
  • 電子部品や自動車向けに強みを持ち、景気変動に比較的強い。
  • 新製品開発に積極的で、技術革新による競争優位を確保。

課題

  • ニッチ市場ゆえ成長余地が限定的で、新規分野開拓が必要。
  • 電子・自動車業界の景気に業績が左右されるリスク。
  • 高収益率がゆえ、新規参入や大手の参入リスクがある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

化学の時価総額近傍。太字が上村工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14967小林製薬4,432億円260.6倍
24114日本触媒3,986億円23.7倍
34202ダイセル3,944億円38.1倍
44118カネカ3,887億円12.4倍
54208UBE3,740億円14.3倍
64966上村工業3,544億円22.7倍
74922コーセーホールディングス3,483億円23.9倍
84272日本化薬3,320億円12.9倍
94927ポーラ・オルビスホールディングス3,162億円26.9倍
104061デンカ2,862億円17.7倍
114043トクヤマ2,845億円12.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 40件

研磨材商社からめっき化学品メーカーへの転換(1933〜1968年)

上村工業は1933年12月、研磨材の製造販売と工業用化学品の販売を目的に、大阪で「株式会社上村長兵衞商店」として創業した。同時に東京営業所を開設。第二次世界大戦中は淀川工場(1942年)を設置したが、戦後の1946年に研磨材製造を再開。1949年には住吉工場で塩化ビニールシートの製造を始めるなど多角化を進めた。転機は1957年9月、めっき用化学品の製造を開始したことで、表面処理分野への本格参入を果たす。さらに1960年には機械事業部を設置し、表面処理用機械の自社製作に乗り出した。1968年7月には枚方工場が竣工し、めっき化学品の製造を淀川から移管するとともに中央研究所を併設。同社は薬品と機械の両方を自社開発・製造する一貫体制の基盤をこの時期に築いた。

ドイツデグサ社との提携がもたらした金めっき技術(1975〜1983年)

1970年代、上村工業は海外技術の導入により事業を飛躍させた。1975年2月、ドイツのデグサ社(現エボニック)と販売提携を結び、「金めっき浴」の発売を開始。金めっきは電子部品の接点や半導体パッケージに不可欠な技術であり、この提携により同社は高付加価値分野へ参入した。続いて1983年5月にはデグサ社と技術提携を締結し、アルミ真空蒸着加工技術「エラメットプロセス」を導入。これによりアルミ磁気ディスク用めっきなどの新市場を開拓した。同時期、1975年5月には枚方工場に機械製造部門を集約し、淀川工場を閉鎖。また1970年には東京工場を閉鎖するなど、生産体制の再編を進めた。これらの取り組みは、同社が単なる化学品販売から、高度な表面処理技術を持つメーカーへと進化する契機となった。

アジア太平洋に生産販売拠点を次々と設立(1985〜1996年)

1985年12月、上村工業は米国ロサンゼルスにウエムラ・インターナショナル・コーポレーションを設立し、海外直接販売に乗り出した。翌1986年2月には香港に合弁会社を設立(現・上村(香港)有限公司)。1987年には台湾(台湾上村股份有限公司)とタイ(ウエムラ・タイランド)に相次いで合弁会社を設立した。1988年3月には中国深圳市に合弁会社を設立し(現・上村工業(深圳)有限公司)、中国本土生産を開始。これらの拠点は進出先の電子機器需要を取り込む役割を果たした。1990年には東京支店を東京支社に昇格させるなど国内販売網も強化。1992年にはシンガポールと米国(新会社)に子会社を設立し、1996年にはマレーシアに進出した。これによりアジア主要国でのプレゼンスを確立し、後のグローバル企業への基礎を築いた。

大阪証券取引所上場と中国市場への集中投資(1997〜2010年)

1997年11月、上村工業は大阪証券取引所市場第二部に株式を上場。これにより資金調達力が強化され、海外拡大を加速した。2002年4月には中国上海市に上村化学(上海)有限公司を設立し、華東地域の顧客に直接対応できる体制を整えた。2003年には台湾上村科技股份有限公司を設立し、研究開発機能を強化。2006年11月には深圳の工場を龍崗区に新築移転し、生産能力を拡大した。2007年12月には東京支社を台東区から中央区へ移転し、営業拠点を刷新。2010年7月には韓国京畿道に韓国上村株式会社を設立し、韓国の半導体・電子産業への販路を開いた。この間、連結売上高は2000年代前半の200億円台から2010年代に入り400億円台へ拡大。中国・韓国市場の成長が業績を牽引した。

生成AI向け半導体需要で過去最高益を更新(2013〜2026年)

2013年3月期の売上高379億円から、2026年3月期には917億84百万円へと2.4倍に成長した。特に2020年代以降、生成AI向けサーバー用半導体パッケージ基板の需要が急拡大し、めっき薬品の販売を大きく押し上げた。2021年3月期の売上高559億円、営業利益約160億円から、2026年3月期は売上高918億円(計画値)、営業利益213億円と過去最高を連続で更新。利益率は20%を超え、ROEも10%以上を維持している。2026年3月期の設備投資は28億53百万円、研究開発費は非開示だが中央研究所を核に次世代めっき技術の開発を継続する。一方で、機械事業の受注はパッケージ基板メーカーの設備投資一巡により減少傾向にある。めっき加工事業は黒字転換したが、不動産事業は修繕費で損失を計上するなど、セグメント間で明暗が分かれている。

年表40件を開く

1930年代

  • 1933年12月創業研磨材の製造・販売及び工業用化学品の販売を目的として上村工業株式会社を設立(設立時の商号 株式会社上村長兵衞商店)。
  • 1933年12月東京市浅草区(現東京都台東区)に東京営業所を設置。
  • 1938年3月東京営業所の昇格により東京支店を設置。

1940年代

  • 1942年10月大阪市東淀川区(現淀川区)に淀川工場を設置。
  • 1946年5月淀川工場で研磨材の製造を再開。
  • 1949年8月大阪市阿倍野区に住吉工場を設置し、塩化ビニールシートの製造を開始。

1950年代

  • 1950年3月東京都北区に東京工場を設置し、研磨材の製造を開始。
  • 1957年9月めっき用化学品の製造を開始。

1960年代

  • 1960年7月名古屋市西区に名古屋営業所を設置。
  • 1960年9月機械事業部を設置し、表面処理用機械の製作を開始。
  • 1963年9月創業めっき加工技術の研究及び実験を目的として三和防錆株式会社(のち株式会社サミックス)を設立。
  • 1964年2月埼玉県戸田市に東京工場を移転。
  • 1968年3月名古屋営業所の昇格により名古屋支店を設置。
  • 1968年7月大阪府枚方市に枚方工場が竣工し、めっき用化学品の製造部門を淀川工場から移転。同所に中央研究所を設置。
  • 1969年1月商号変更商号を上村工業株式会社に変更。

1970年代

  • 1970年2月東京工場を閉鎖。
  • 1975年2月デグサ社(ドイツ)と販売提携し、「金めっき浴」を発売。
  • 1975年5月枚方工場に表面処理用機械の製造部門を移転し、同時に淀川工場を閉鎖。

1980年代

  • 1983年5月デグサ社(ドイツ)と技術提携し、アルミ真空蒸着加工技術「エラメットプロセス」を導入。
  • 1984年3月神奈川県相模原市に相模原事業所を設置し、アルミ真空蒸着加工を開始。
  • 1985年12月創業米国ロサンゼルス市にウエムラ・インターナショナル・コーポレーション(のちウエムラ・システムズ・コーポレーションに商号変更)を設立。
  • 1986年2月商号変更香港に合弁会社上村旭光有限公司(のち上村(香港)有限公司に商号変更)(現・連結子会社)を設立。
  • 1987年6月台湾に合弁会社台湾上村股份有限公司(現・連結子会社)を設立。
  • 1987年12月商号変更タイに合弁会社サムハイテックス(のちウエムラ・タイランドに商号変更)(現・連結子会社)を設立。
  • 1988年3月商号変更中国深圳市に合弁会社南山上村旭光有限公司(のち上村工業(深圳)有限公司に商号変更)(現・連結子会社)を設立。

1990年代

  • 1990年2月東京支店の昇格により東京支社を設置。
  • 1991年6月デメトロン社(ドイツ)と技術提携し、ヨーロッパでの無電解ニッケルめっき薬品の技術を供与。
  • 1992年5月シンガポールにウエムラ・インターナショナル・シンガポール(現・連結子会社)を設立。
  • 1992年12月ウエムラ・システムズ・コーポレーションからの営業譲渡により新会社ウエムラ・インターナショナル・コーポレーション(現・連結子会社)を米国に設立。
  • 1993年5月旧淀川工場敷地に上村ニッセイビルが竣工し、不動産賃貸業を開始。
  • 1995年4月創業岐阜県土岐市に株式会社ユーテックを設立。(1996年5月岐阜県多治見市に移転)
  • 1996年7月マレーシアにウエムラ・マレーシア(現・連結子会社)を設立。
  • 1997年11月上場大阪証券取引所市場第二部に上場。
  • 1999年10月相模原事業所を閉鎖。

2000年代

  • 2001年10月株式会社ユーテックの清算結了。
  • 2002年4月中国上海市に上村化学(上海)有限公司(現・連結子会社)を設立。
  • 2003年10月創業台湾に台湾上村科技股份有限公司を設立。
  • 2006年11月商号変更中国深圳市龍崗区に上村旭光化工机械(深圳)有限公司(のち上村工業(深圳)有限公司に商号変更)の新工場を竣工。
  • 2007年12月新社屋の竣工に伴い、東京支社を東京都台東区から東京都中央区へ移転。

2010年代

  • 2010年7月大韓民国京畿道に韓国上村株式会社(現・連結子会社)を設立。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 1株当たり配当金200円以上
  • ROE10%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    選択と集中による成長戦略

    キーワードを「選択と集中とスピード」とし、新製品開発と中国市場を中心とした新市場への展開を積極的に進める。総合力を高め、他社との競合優位性を維持する。

  2. 02

    総合力を活かしたトータルソリューション

    めっき薬品、機械設備、管理装置、加工事業を自社グループ内で一貫開発・提供する強みを活かし、薬品・機械・管理・加工・海外展開の総合力を高め、顧客ニーズに最大限応える。

  3. 03

    SDGs・ESG経営の推進

    持続可能な開発目標への取り組みを経営の重要課題とし、社会発展・環境改善につながる製品開発、環境負荷低減、働きやすい職場環境整備、社会貢献活動を実施し、ステークホルダーへ高い価値を提供する。

  4. 04

    先端技術対応とグローバル展開

    エレクトロニクス・自動車など先端分野で高まるめっき技術の重要性に対応し、ハード・ソフト一体のトータルソリューションをグローバルに提供する。海外新製造・販売拠点の探索とビジネス環境変化への迅速な対応を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,528人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は867万円で、9期前と比べて+15.3%平均年齢は41.3歳、平均勤続年数は15.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,659
2018年3月1,687
2019年3月75240.014.71,648
2020年3月74941.014.11,656
2021年3月77440.614.61,569
2022年3月78040.414.71,547
2023年3月77240.714.51,576
2024年3月78440.514.51,595
2025年3月82740.814.91,5521,211
2026年3月86741.315.31,5281,394

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率7.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率60.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)76.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社10(国内 1 / 海外 9) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
枚方工場・中央 研究所 — 大阪府枚方市4,289百万円
表面処理用資材及び表面処理用機械
本社工場 — 台湾桃園市3,279百万円
表面処理用資材、表面処理用機械及びめっき加工
枚方機械工場 — 大阪府枚方市3,083百万円
表面処理用機械
本社及び工場 — タイパトゥムターニー県1,372百万円
めっき加工及び表面処理用資材
本社及び工場 — 韓国京畿道1,249百万円
表面処理用資材
東京支社 — 東京都中央区1,238百万円
表面処理用資材及び表面処理用機械
上村ニッセイビル — 大阪市淀川区1,062百万円
不動産賃貸
名古屋支店 — 名古屋市西区961百万円
表面処理用資材及び表面処理用機械
本社工場 — マレーシアジョホール州791百万円
表面処理用資材
本社及び工場 — 中国深圳市773百万円
表面処理用資材及び表面処理用機械
ほか4件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    台湾上村股份有限公司(注)3.4.
    台湾(桃園市)
    議決権100.0%
  • 海外
    ウエムラ・インターナショナル・コーポレーション(注)3.
    米国(カリフォルニア州)
    議決権100.0%
  • 海外
    ウエムラ・インターナショナル・シンガポール
    シンガポール
    議決権100.0%
  • 海外
    ウエムラ・マレーシア(注)3.
    マレーシア(ジョホール州)
    議決権100.0%
  • 海外
    上村(香港)有限公司(注)3.
    中国(香港)
    議決権100.0%
  • 海外
    上村化学(上海)有限公司(注)3.5.
    中国(上海市)
    議決権100.0%
  • 海外
    ウエムラ・タイランド(注)3.
    タイ(パトゥムターニー県)
    議決権100.0%
  • 海外
    上村工業(深圳)有限公司(注)2.3.
    中国(深圳市)
    議決権100.0%
  • 国内
    韓国上村株式会社(注)3.
    大韓民国(華城市)
    議決権100.0%
  • 海外
    ウエムラ・インドネシア(注)3.
    インドネシア(西ジャワ州)
    議決権99.9%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    NEDO先導研究プログラム新産業創出新技術先導研究プログラム高出力密度パッケージ向け塗布型機能性銅合金材料の研究開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2019-09-20
    1,000万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は918億円営業利益213億円前期と比べると増収増益で、売上が+9.5%、利益が+13.3%。

売上高
+9.5%
918億円
営業利益
+13.3%
213億円
純利益
-1.4%
139億円
営業利益率
23.2%
前期比 +0.8%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高958億円918億円
営業利益203億円213億円
純利益145億円139億円
1株あたり配当¥290¥290

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は261億円、営業利益は57億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+49.1%、営業利益は+137.5%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q20816
2024年1Q1752413.719
2024年2Q1973417.322
2024年3Q2074320.832
2024年4Q22436
2025年2Q4089122.367
2025年4Q4309722.674
2026年2Q4179623.069
2026年4Q50111723.470
2027年1Q2615721.845

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は379億円から918億円へ2.4倍に増えた。直近期の営業利益率は23.2%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月3794629
2014年3月4205917
2015年3月4636938
2016年3月4766743
2017年3月4215753
2018年3月4818453
2019年3月5208657
2020年3月5227954
2021年3月5599971
2022年3月72314697
2023年3月857158105
2024年3月803159109
2025年3月83818820022.4141
2026年3月91821322123.2139

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高918億円のうち、営業利益として残るのは213億円23.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は139億円、売上の15.1%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金60.8%558億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.0%147億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益23.2%213億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
39.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+15.9pt
23.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+9.8pt
15.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+5.6pt
12.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
10.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
18.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが139億円、投資CFが−31億円で、差し引きのフリーCFは108億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は518億円で、売上の6.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月40−49−8−9133
2014年3月56−32−224165
2015年3月57−20−1337197
2016年3月670−2467237
2017年3月66−4−2162277
2018年3月62−44−2018276
2019年3月84−30−1954306
2020年3月43−91−25−48231
2021年3月87−39−1848261
2022年3月74−47−3827263
2023年3月135−67−7568265
2024年3月124−11−63113329
2025年3月192−36−35156460
2026年3月139−31−60108518

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,396億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,167億円で、自己資本比率は83.6%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月52338214170.8
2014年3月59243315970.8
2015年3月69749420369.3
2016年3月67950517473.8
2017年3月69753616176.4
2018年3月73658215479.1
2019年3月77961116878.4
2020年3月79163915280.8
2021年3月85169515681.6
2022年3月1,01278722577.8
2023年3月1,07384422978.6
2024年3月1,18292725578.5
2025年3月1,3061,06124581.3
2026年3月1,3961,16722983.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
585億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,062億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
47億円
在庫として抱えている分
負債合計
229億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率203社中9位あたり、逆に低いのは配当利回り203社中182位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
12.5%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
23.2%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
83.6%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
9.6%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.5%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥19,580で、1年前と比べて+96.5%過去52週の値幅のなかでは53%の位置にある。

¥19,580-0.5%1ヶ月-18.1%1年+96.5%時価総額3,544億円
過去52週の値幅
安値¥9,780高値¥28,430

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)22.7倍
PER (会社予想)21.7倍
PBR2.73倍
配当利回り1.48%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月21日に19320円と、25日移動平均線を13%下回りました。7月29日に20230円まで下落し、その後も8月7日に22190円まで反発するも、再び下落基調が続いています。52週高値28430円からは32%下落し、75日線や200日線も割り込みました。出来高は直近9万株前後と高水準で、下げが続く中で売り圧力が強い状況です。RSIは36.7と売られすぎ圏に近づいており、反発の可能性も。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 40/100)

PERは22.33倍と同業界平均の17.74倍を上回り、PBRも2.7倍と平均の1.41倍を大きく超えています。ROEは12.5%と高い収益性を示し、配当利回りは1.5%で平均の2.66%を下回ります。業績は増収増益基調で成長が期待されますが、現状の株価水準は業界平均に対して割高感があります。割高だが、高いROEが成長を裏付けており、バランスを考慮するとやや割高と判断します。

指標この会社業種平均
PER (実績)22.7倍17.8倍
PER (予想)21.7倍
PBR2.73倍1.41倍
ROE12.5%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

半導体市場の成長と先端パッケージング技術の進展が、同社の需要を押し上げる。強気派は、5G・AI向け半導体の高機能化に伴うめっき薬品の需要増、高い営業利益率による収益力、前期に増収増益で今期も増収予想を評価。弱気派は、顧客である電子部品メーカーの設備投資減速、ライバル出現によるシェア低下、特定業界への依存リスクを懸念。焦点は、半導体市場のサイクルと同社の成長持続性。

プラスに働く材料7
  • 半導体需要の追い風

    5G・AIで高機能半導体が増え、めっき薬品の需要が拡大。

  • 高い収益性

    営業利益率20%超で安定した高利益を生む。

  • 増収基調が続く

    過去2期に増収増益で、今期も売上高増の見込み。

  • 売上高3期連続増加で918億円通年影響

    売上高は803→838→918億円。増収が続き収益基盤が拡大。

  • 営業利益率23.2%の高収益構造通年影響

    営業利益率23.2%、営業利益213億円。高収益が株価上昇の原動力。

  • 純利益139億円の高水準維持通年影響

    純利益は141億円→139億円とほぼ横ばいで高水準を維持。

  • フォワードPER24.6倍の改善継続影響

    予想PER24.6倍は実績25.64倍を下回り、EPS成長期待が織り込まれる。

マイナスに働く材料7
  • 半導体サイクルの影響

    半導体市場が減速すれば、めっき薬品の需要も低迷する。

  • 依存度の高さ

    特定の用途・顧客に依存しており、技術変化で需要が変化する。

  • 競争激化のリスク

    成長領域に新規参入が増え、シェア低下や価格競争が起こり得る。

  • 株価1年で129%上昇の過熱感継続影響

    1年間で株価は129.2%上昇し、PBR3.06倍とバリュエーションが膨張。

  • 純利益が前年比で微減通年影響

    2025年度141億円→2026年度139億円と純利益は減少。増益期待がやや剥落。

  • PBR3.06倍とバリュエーション膨張不定影響

    PBR3.06倍はROE12.5%に対し高め。業績が鈍化すれば修正圧力。

  • 配当利回り1.31%の低さ通年影響

    配当利回り1.31%と低く、株主還元の妙味は限定的。

次の決算で確かめる点
売上高成長率
半導体需要の拡大が反映されるため。
めっき薬品の販売数量
主力事業の需要動向を直接示す指標。
営業利益率
高収益体質が維持されるかチェック。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり290で、前期から+3.6%いまの株価に対する利回りは1.48%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥290
1株あたり
配当利回り
1.48%
いまの株価に対して
配当性向
44.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月7040.9
2018年3月757.121.8
2019年3月750.029.4
2020年3月806.724.3
2021年3月800.021.8
2022年3月13062.524.2
2023年3月18038.531.6
2024年3月20011.124.0
2025年3月28040.041.0
2026年3月2903.644.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥290

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,303人。区分でいちばん多いのは事業法人30.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が47.2%を占め、残る52.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人27.427.627.630.431.130.9
外国法人31.429.226.025.223.825.9
個人・その他23.926.330.324.624.424.5
金融機関16.915.814.718.418.616.3
自己株式10.512.816.710.910.911.1
証券会社0.41.11.41.32.12.4
外国人個人0.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01浪花殖産株式会社25.15
02BBH FOR FIDELITY LOW-PRICED STOCK FUND (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)3.92
03株式会社三菱UFJ銀行3.84
04日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)3.82
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.76
06上村共栄会2.79
07上村 茉一子2.00
08STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.56
09STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.47
10野村信託銀行株式会社(投信口)1.46

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近9
  • 2026-08-21
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    6.60%
    -1.29pt
  • 2026-06-18
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    7.90%
    +1.47pt
  • 2026-06-18
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    5.40%
    +0.42pt
  • 2026-06-10
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    6.43%
    -1.14pt
  • 2026-06-10
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    4.98%
    -0.87pt
  • 2026-06-08
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    8.76%
    -1.05pt
  • 2026-06-08
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    7.57%
    -1.19pt
  • 2026-06-08
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    7.04%
    -0.81pt
  • 2026-06-08
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    5.85%
    -1.19pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+174%、1株純資産は14期で+78%。直近期のROEは12.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月3164,0698.311.119.5
2014年3月1874,6064.327.276.8
2015年3月4165,3068.414.327.7
2016年3月4675,5068.610.261.9
2017年3月5855,91310.210.440.9
2018年3月2963,2349.613.821.8
2019年3月3143,3969.510.329.4
2020年3月2993,6018.69.824.3
2021年3月4033,92910.79.821.8
2022年3月5604,56713.110.224.2
2023年3月6375,12512.910.231.6
2024年3月6735,75012.315.624.0
2025年3月8736,57914.211.541.0
2026年3月8657,25212.522.844.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額664百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約10倍にあたる。

氏名役職年齢
上村寛也代表取締役 社長70
島田康史常務取締役 製造本部長、枚方工場長66
関谷勉取締役 営業本部長、東京支社長66
上村茉一子取締役 管理本部長43
田邉克久取締役 中央研究所所長、中央研究所第一開発部長53
髙橋章彦取締役46
明田佳樹取締役46
西本香取締役59
辻本雅宣常勤監査役63
西澤良記監査役81
宮本邦彦監査役63

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)7197375585863190
社外取締役3105155
監査役27295
社外監査役45392

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容729字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び子会社10社により構成されており、主な事業内容は表面処理用資材事業(めっき用化学品の製造販売・工業用化学品及び非鉄金属の仕入販売)、表面処理用機械事業(表面処理用機械の製造販売・表面処理用機械の仕入販売)、めっき加工事業及び不動産賃貸事業であります。 事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付け並びにセグメント別の関連は、次のとおりであります。 区分   主要な製品及び商品   主要な会社 表面処理用資材事業   プリント基板用めっき薬品、アルミ磁気ディスク用めっき薬品、工業用化学品、非鉄金属等   当社、ウエムラ・インターナショナル・コーポレーション、ウエムラ・インターナショナル・シンガポール、台湾上村股份有限公司、ウエムラ・マレーシア、上村(香港)有限公司、上村工業(深圳)有限公司、上村化学(上海)有限公司、韓国上村株式会社、ウエムラ・タイランド   (会社総数 10社) 表面処理用機械事業   プリント基板用めっき機械、アルミ磁気ディスク用めっき機械等   当社、ウエムラ・インターナショナル・コーポレーション、ウエムラ・インターナショナル・シンガポール、台湾上村股份有限公司、上村(香港)有限公司、上村工業(深圳)有限公司、上村化学(上海)有限公司   (会社総数 7社) めっき加工事業   プラスチック、プリント基板等のめっき加工   ウエムラ・タイランド、台湾上村股份有限公司、ウエムラ・インドネシア   (会社総数 3社) 不動産賃貸事業   オフィスビル、マンション及び工場用地の賃貸   当社   (会社総数 1社) 以上の企業集団等について図示すると次頁のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,972字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、連結ベースにおける事業経営を念頭におき、「Growing together with U」の理念を掲げ、お客様とともに一体となった成長を目指してまいります。そのために、当社グループの総合力を最大限に活用し、お客様のニーズに迅速かつ効率的な対応ができる体制を構築するとともに、先端技術分野に向けた表面処理技術の開発に専念し、ハード、ソフトを一体としたトータルソリューションを提供してまいります。さらに、透明性ある経営を通じて社会に貢献するとともに、株主に対する利益還元を重要な基本方針と考えております。 (2)目標とする経営指標 当社グループといたしましては、グローバルな生産・販売・開発体制を構築し、市場のニーズに合致した製品の開発提供に一層注力し、国際的に認知される企業集団としてのウエムラ・グループを目指してまいります。また、表面処理業界のリーディングカンパニーとして、経営成績の向上、環境問題への取り組みを強化し、経営資源を効率的・集中的に配分することにより、業容の一層の発展に努めてまいります。具体的には、1株当たり配当金については200円以上を維持し、ROEについては10%以上を維持することを目標として定めております。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、表面処理業界のリーディングカンパニーとして、二十一世紀に成長発展を続ける企業を目指しております。基本方針といたしましては、「選択と集中とスピード」をキーワードに、積極的な新製品の開発、中国市場を中心とした新市場への展開を図ります。 当社グループの強みは、めっき薬品の開発だけでなく、めっき機械設備の開発、そして薬液の管理を行うめっき管理装置の開発を自社グループ内で手掛けていることにあり、また、グループ内でめっき加工事業も行うことで、めっきに関するあらゆるノウハウを蓄積し、これらの総合技術力で顧客のニーズに最大限に応えることにあります。当社グループは、他社との競合優位性を保つため、更に薬品・機械・管理装置・めっき加工部門・事業の海外展開の総合力を高めることに注力してまいります。 また、当社グループでは、売上や利益の追求にとどまらず、SDGs(持続可能な開発目標)への取り組みを経営の重要課題と位置付け、「社会発展、環境改善へとつながる製品の開発」、「事業活動に伴う環境負荷の低減」、「いきいきと働ける職場環境の整備」、「社会貢献活動への取り組み」などの施策を実施することで、ステークホルダーの皆様へ高い価値を提供してまいります。特に、当社グループの事業や開発製品を通じ、企業価値を向上させるとともに、持続可能な社会に貢献できる企業グループを目指してまいります。 これらの基本方針に従って、連結子会社を含めグループ一体となって、事業の方向性を明確にし、それぞれの課題の解決に取り組んでおります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 今後の国内経済の見通しは、雇用や所得環境の改善により個人消費の回復が期待される一方、地政学的リスクの高まりや金融市場の変動、米国の通商政策の動向などから、先行きは依然として不透明な状況にあります。 エレクトロニクス市場では、メモリ需給の逼迫により、パソコンやスマートフォンなど民生分野への供給に影響が生じる懸念がありますが、AI関連分野では、引き続き先端パッケージ基板の需要拡大が期待されます。 同市場における技術革新は急速に進んでおり、市場のニーズを的確に捉えたタイミングで、高品質な製品・技術を提供することが重要です。当社グループではこの日々変化する要求に対しまして、他社に真似のできない技術やノウハウを有した高付加価値製品を提供し続けて参ります。 先端技術分野やエレクトロニクス産業・自動車産業などの分野においてめっき技術の重要性はますます高まっています。今後も当社グループはその一翼を担う企業集団として、めっき技術に関わるハード、ソフトを一体とした質の高いトータルソリューションを提供し、かつグローバルに事業展開する必要があります。 我々は、これらの経営課題に対して、現在次のような取り組みを実施しています。 ① SDGs(持続可能な開発目標)・ESG(環境・社会・ガバナンス)・安全強化の推進 ② コンプライアンスの徹底 ③ 研究開発の環境整備と迅速化の推進 ④ 今後10年、20年を見据えた取り組み ⑤ トータルソリューションを提供できるビジネスの確立 ⑥ グループ会社間・部門間のシナジー効果向上の推進 ⑦ 将来を見据えた海外の新製造拠点・新販売拠点の探索と検討 ⑧ ビジネス環境変化への迅速な対応の徹底
事業等のリスク1,519字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの事業展開について影響を及ぼす可能性のあるリスクには以下のようなものがあります。なお、文中における将来に関する事項は有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。 (1)技術革新の影響 当社グループの製品は需要業界の技術革新の影響を常に受けます。社会や市場での新技術の開発、新方式の採用、新製品の出現等で表面処理のウェイトが減少し、当社グループの製品の需要が減少する可能性があります。 その結果、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (2)稀少原料の安定確保の影響 当社グループの製品には、競合会社製品に対して優位性を持つために稀少原料を使用している製品があります。稀少原料が原料メーカーの戦略や法規制、あるいはロシアによるウクライナ侵攻などの地政学的リスクの高まりによって生産中止になり、かつ適正な代替原料がない場合、当社グループの製品の競争力に影響します。 その結果、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (3)使用原料規制の影響 環境対応に関する法規制あるいは企業の自主規制で当社グループの製品の原料及び当社グループの製品を用いためっき皮膜等が対象となる可能性があります。その場合該当製品の売上に影響します。 その結果、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (4)材料費高騰の影響 中東情勢の不安定化によって、総じて諸材料、諸原料は値上がり傾向にあります。また、ロシアによるウクライナ侵攻を背景とした供給不安から、めっき薬品の原材料である金やパラジウム、ニッケルなどの非鉄金属の市場価格が上昇しております。当社グループの主力製品の主原料が高騰(もしくは長期間高価格)し、なおかつ販売価格がそれに見合って上げられない状況になる可能性があります。その場合、当該製品の収益性に影響します。 その結果、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (5)機械設備の据付工事における追加原価の影響 機械設備の据付工事において、顧客との請負契約締結後に資材価格や労務単価等が上昇し、これを請負金額に反映できない場合や契約時に想定した工期に遅れが生じた場合には、追加原価が発生し、不採算工事となる可能性があります。 その結果、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (6)為替レートの変動による影響 当社グループの取引及び資産・負債には外貨建てのものが含まれており、為替レートの変動によって、当社グループの経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。これらの為替レートの変動によるリスクを軽減するために、為替予約取引等の手段により、可能な限りリスクを軽減し、回避するよう努めておりますが、為替レートの変動によるリスクの全てを排除することは不可能であります。 その結果、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (7)サイバー攻撃による影響 当社グループは、各種技術情報、顧客情報、個人情報等の事業上の重要情報を有しております。当社グループは、これら重要情報の盗難・紛失等を防ぐため、情報取扱管理規程の整備、ランサムウェア対応バックアップシステムの導入、ネットワークシステムのセキュリティ強化、従業員に対する教育の徹底といった対応をしておりますが、サイバー攻撃は、日々進化・多様化しており、不測の事態によって、機密情報の漏洩や想定を超えるサイバー攻撃を受けることで、データの破壊、改ざん、流出、システム障害等を引き起こす可能性があります。 その結果、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,757字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善を背景として、景気の緩やかな回復基調が見られた一方で、米国の通商政策の影響による景気下振れリスクの高まりや物価上昇の継続、中東情勢の影響によるエネルギー価格の上昇、金融資本市場の変動等により、景気の先行きは依然として不透明な状況が続きました。 当社グループの主要市場であるエレクトロニクス市場におきましては、生成AI関連分野を中心とするサーバー需要が引き続き市場を牽引しました。カーエレクトロニクス分野では、自動車の電動化や自動運転技術の進展により、車載用パワーデバイスやADAS(先進運転支援システム)関連の需要が堅調に推移しました。 このような状況の下、当社グループは、収益力の更なる向上を目指して、高付加価値製品の開発と提案並びに拡販活動に注力してまいりました。 この結果、当連結会計年度の売上高は917億84百万円(前連結会計年度比9.5%増)、営業利益は213億27百万円(同13.3%増)、経常利益は220億85百万円(同10.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は139億46百万円(同0.9%減)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 表面処理用資材事業 主力の半導体パッケージ基板向けのめっき薬品の需要は、生成AI用サーバー向けを中心に好調に推移しました。 この結果、当連結会計年度の売上高は776億61百万円(前連結会計年度比11.6%増)、セグメント利益は204億28百万円(同14.7%増)となりました。 表面処理用機械事業 売上高は前連結会計年度を下回りましたが、付加価値の高い半導体ウェハー用めっき装置の販売により、セグメント利益は前連結会計年度を上回りました。 この結果、当連結会計年度の売上高は84億6百万円(前連結会計年度比8.2%減)、セグメント利益は8億62百万円(同48.0%増)となりました。 めっき加工事業 電子回路基板向けのめっき加工の需要が前連結会計年度より増加したことに加え、コスト削減や歩留まりの改善にも取り組んだことから、売上高、セグメント利益ともに前連結会計年度を上回りました。 この結果、当連結会計年度の売上高は48億38百万円(前連結会計年度比13.8%増)、セグメント利益は1億68百万円(前連結会計年度はセグメント損失47百万円)となりました。 不動産賃貸事業 新大阪の賃貸用オフィスビルにおいて、大規模修繕工事に伴う費用が発生したことにより、セグメント利益は前連結会計年度を下回りました。 この結果、当連結会計年度の売上高は8億60百万円(前連結会計年度比3.4%増)、セグメント損失は1億57百万円(前連結会計年度はセグメント利益4億67百万円)となりました。 なお、上記のセグメントの売上高には、セグメント間の内部売上高又は振替高が含まれております。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ58億13百万円増加し、518億16百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によって獲得した資金は138億88百万円(前連結会計年度は192億3百万円の資金の獲得)となりました。これは主に、法人税等の支払額56億50百万円、売上債権の増加額23億10百万円、仕入債務の減少額7億72百万円等の資金の使用がありましたが、税金等調整前当期純利益206億3百万円、減価償却費24億25百万円等の資金の獲得があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動において使用された資金は30億86百万円(前連結会計年度は35億90百万円の資金の使用)となりました。これは主に、定期預金の払戻による収入50億32百万円の資金の獲得がありましたが、定期預金の預入による支出53億14百万円、固定資産の取得による支出28億53百万円等の資金の使用があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動において使用された資金は59億59百万円(前連結会計年度は35億27百万円の資金の使用)となりました。これは主に、配当金の支払額45億16百万円、自己株式の取得による支出10億96百万円等の資金の使用があったことによるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 表面処理用資材事業 (百万円)   26,327   21.6 表面処理用機械事業 (百万円)   3,436   △ 0.7 めっき加工事業 (百万円)   3,878   4.3 不動産賃貸事業 (百万円)   -   - 報告セグメント計 (百万円)   33,642   16.7 その他事業 (百万円)   -   - 合計 (百万円)   33,642   16.7 (注)金額は製造原価によっております。 b. 受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 なお、表面処理用機械事業を除く製品について見込み生産を行っております。 区分   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) 表面処理用機械事業   5,187   △ 44.5   6,576   △ 32.9 (注)表面処理用機械事業の受注高が減少した主な要因は、当社グループの主要顧客であるパッケージ基板メーカーによる設備投資が一巡したことによるものであります。 c. 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 表面処理用資材事業 (百万円)   77,658   11.6 表面処理用機械事業 (百万円)   8,406   △ 8.2 めっき加工事業 (百万円)   4,829   13.6 不動産賃貸事業 (百万円)   860   3.4 報告セグメント計 (百万円)   91,754   9.5 その他事業 (百万円)   29   20.8 合計 (百万円)   91,784   9.5 (注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 2.セグメント間の取引については相殺消去しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a. 財政状態の分析 (資産の部) 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ89億81百万円増加し、1,395億70百万円となりました。主な増加は、現金及び預金の増加63億21百万円、売掛金の増加27億11百万円、投資有価証券の増加6億16百万円、建設仮勘定の増加5億円であり、主な減少は、土地の減少11億34百万円、建物及び構築物(純額)の減少4億43百万円、受取手形の減少3億79百万円であります。 (負債の部) 当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べ15億65百万円減少し、229億4百万円となりました。主な増加は、未払法人税等の増加5億66百万円、繰延税金負債の増加4億5百万円であり、主な減少は、契約負債の減少21億14百万円、電子記録債務の減少7億66百万円であります。 (純資産の部) 当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ105億46百万円増加し、1,166億65百万円となりました。主な増加は、利益剰余金の増加94億30百万円、為替換算調整勘定の増加16億19百万円であり、主な減少は自己株式の増加10億66百万円であります。 b. 経営成績の分析 当社グループの当連結会計年度の経営成績は、主要市場であるエレクトロニクス市場において、生成AI関連分野を中心とする旺盛なサーバー需要に伴い、主力の半導体パッケージ基板向けのめっき薬品の販売が好調に推移したため、売上高、営業利益ともに前連結会計年度を上回る結果となりました。 今後のエレクトロニクス市場動向としては、メモリ需給の逼迫により、パソコンやスマートフォンなど民生分野への供給に影響が生じる懸念があるものの、AI関連分野では先端パッケージ基板を中心に、引き続き需要の拡大が期待されます。当社グループでは、めっきに関する技術の継続的な創出を行い、市場が要求するタイミングに合う製品を顧客に提供できるように引き続き取り組んでおります。 セグメントごとの経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 表面処理用資材事業 表面処理用資材事業は、主力の半導体パッケージ基板向けのめっき薬品の販売が、生成AI関連分野を中心とするサーバー向けを中心に好調に推移したこと、また、車載用パワーデバイス関連へのめっき薬品の販売も堅調であったことから、売上高、セグメント利益ともに前連結会計年度を上回りました。 次世代の通信規格の導入により、スマートフォンなどに用いられるパッケージ基板の更なる微細化、高性能化が進んでいることから、これらの最先端技術に対応するためのめっき薬品の開発、拡販に取り組んでおります。また、自動車に搭載されるセンサーやカメラモジュールは、自動運転の技術開発が進む中、増加傾向にあり、これら車載用電子部品の表面処理に対応するめっき薬品の開発、拡販にも取り組んでおります。 表面処理用機械事業 表面処理用機械事業は、パッケージ基板メーカーによる設備投資が一巡したことから、売上高は前連結会計年度を下回りましたが、付加価値の高いUBMプレーターなどの半導体ウェハー用めっき装置の販売により、セグメント利益は前連結会計年度を上回りました。引き続き、半導体への表面処理の需要が見込まれることから、これらのめっき技術に対応した機械の設計や製造に取り組んでおります。また、競合他社との価格競争に対応するため、当社独自の技術力を生かしためっき装置の開発やコスト削減を目的とした機械製造の最適化を進めております。 めっき加工事業 めっき加工事業は、タイやインドネシアにおける自動車産業は、急速な電気自動車の普及や塗装された部品の採用拡大により、プラスチックへのめっき加工の需要は低迷していますが、電子回路基板向けのめっき加工の需要が堅調であったことや、コスト削減や歩留まりの改善に取り組んだことから、売上高、セグメント利益ともに前連結会計年度を上回りました。引き続き不良率の低減を目的として、グループ内のめっき加工の生産拠点間で問題点の共有化を行い、品質向上のための施策や生産プロセスの改善に取り組んでおります。 不動産賃貸事業 当社が新大阪に保有する賃貸用オフィスビルにおいて、大規模修繕工事に伴う費用が発生したことにより、当連結会計年度はセグメント損失を計上しましたが、当社が保有する賃貸用オフィスビルの入居率は堅調に推移したことから、売上高は前連結会計年度を上回りました。賃貸用オフィスビルでは、定期的なメンテナンスや修繕工事を行い、顧客に対して快適な入居環境を提供し、安定的な入居率の確保に努めております。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a. キャッシュ・フローの状況の分析 キャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」をご参照下さい。 b. 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、製品の製造に係る原材料の仕入、商品の仕入、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。また、当社グループは、長期的に成長が期待できる分野において、製造設備や研究開発設備に積極的に投資を行ってまいります。これら運転資金及び設備資金につきましては、自己資金及び銀行借入により資金調達を行うことを方針としております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計方針、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)、(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 この連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としております。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っておりますが、これらの見積り、予測は、不確実性を伴うため、実際の結果と異なる場合があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。