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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

アース製薬

Earth Corporation4985 · Prime · 化学

虫ケア用品で国内トップクラス。家庭用品と総合環境衛生の両軸で清潔な暮らしを支える。

概要

アース製薬は、殺虫剤・消臭剤・衛生関連製品を中心とする家庭用化学品大手である。1925年に兵庫県赤穂市で創業、1964年に現商号へ変更。2005年東証二部上場、2006年一部指定。2024年12月期連結売上高1,693億円、営業利益64億円。主力ブランドに「アースジェット」「ゴキジェットプロ」「モンダミン」「バスクリン」などを持つ。家庭用品事業と総合環境衛生事業の二軸で展開し、大塚ホールディングス傘下で安定した収益基盤を築く。

家庭用品と総合環境衛生の二本柱

アース製薬の事業は、消費者向け家庭用品事業と法人向け総合環境衛生事業に大別される。家庭用品事業は虫ケア用品、口腔衛生用品、入浴剤、消臭芳香剤、衣類用防虫剤、除湿剤、園芸用品、ペット用品などを製造販売する。2024年12月期の同事業売上高は1,566億円で全体の約87%を占める。一方、総合環境衛生事業は子会社アース環境サービスが担い、食品工場や医療機関向けに害虫駆除、殺菌施工、衛生コンサルティングを提供する。同事業は堅調な需要に支えられ、売上高は225億円(前期比14.7%増)と成長している。

38ブランドを擁する製品ポートフォリオ

同社は虫ケア用品で「アースノーマット」「アースジェット」「ごきぶりホイホイ」「ゴキジェットプロ」、口腔衛生で「モンダミン」「ポリデント」「シュミテクト」、入浴剤で「バスクリン」「バスロマン」など、38の主要ブランドを展開する。2024年には中期経営計画に基づき品目数を30%削減し、「ブランド・品目の選択と集中」を進めた。特に虫ケア用品は国内市場で高いシェアを持ち、シーズン商品ながら年間定番化を目指す。口腔衛生用品では2025年に「モンダミン」シリーズを大幅リニューアルし、若年層への広告投資を強化した。

アジアを中心とした海外展開

海外事業は成長ドライバーと位置づけられ、タイ、中国、ベトナム、マレーシア、フィリピンに現地法人を持つ。タイのEarth (Thailand) Co., Ltd.は虫ケア用品で市場シェアNo.1を目指し、2024年は売上を伸ばした。中国では天津阿斯化学と安速日用化学が製造販売を担い、オンラインからリアル店舗重視への戦略転換を進める。2024年12月期の海外売上高は約250億円と推定され、グループ全体の約15%を占める。ASEAN地域ではベトナム、マレーシア、フィリピンでも販路拡大を推進しており、中東への輸出も行っている。

大塚グループ傘下の収益構造

1970年に大塚製薬(現大塚ホールディングス)が資本参加して以来、同グループの一員として事業を展開する。大塚グループは医療関連、ニュートラシューティカルズ、消費者関連など多角化しており、アース製薬はその消費者関連の中核企業である。2024年12月期の連結売上高1,693億円に対し営業利益64億円、営業利益率3.8%とやや低いが、家庭用市場でのブランド力を背景に安定したキャッシュフローを生む。自己資本比率は約50%と財務体質は健全であり、2026年1月には子会社のバスクリンを吸収合併し、経営効率化を図る。

業界の中での役割は家庭用殺虫剤・日用品メーカー、および法人向け環境衛生サービスプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,792億円
営業利益
81億円
営業利益率
4.5%
純利益
52億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
家庭用品事業1,453億円81.1%65億円4.5%
総合環境 衛生事業339億円18.9%15億円4.4%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01家庭用品 (消費者向け)主力

消費者向けに、虫ケア用品(蚊・ゴキブリ・ダニ・ネズミ駆除、虫よけ)、口腔衛生用品(洗口液、入れ歯関連)、入浴剤、消臭芳香剤、衣類用防虫剤、除湿剤、園芸用品、ペット用品などを製造販売。強力なブランドと多品目展開で家庭の衛生・快適を支える。

主な製品・サービス6
虫ケア用品
殺虫剤(アースノーマット、アースジェット、ごきぶりホイホイなど)、虫よけ(はだまも)、ネズミ駆除剤など。
口腔衛生用品
洗口液(モンダミン)、入れ歯洗浄剤・安定剤(ポリデント、ポリグリップ)、歯磨き剤(シュミテクト)など。
入浴剤
バスロマン、バスクリン、薬用ソフレなど。
その他日用品
消臭芳香剤、衣類用防虫剤、除湿剤、保冷剤、育毛剤など。
園芸用品
やさお酢、除草剤、培養土など。
ペット用品
ペット用虫ケア用品、ペットフードなど。

02法人向け環境衛生 (総合環境衛生事業)準主力

食品・医薬品工場、物流倉庫、医療機関など法人向けに、総合環境衛生管理、害虫駆除、殺菌施工、清掃、異物検定、GMP/HACCPコンサルティング、衛生教育訓練などを提供。サプライチェーン全体の品質保証を支援。

主な製品・サービス4
総合環境衛生管理
工場・病院・大規模建造物の衛生管理、防除、清掃。
害虫駆除・防除
ゴキブリ、鼠族等の駆除および防除管理。
コンサルティング
GMP、HACCP、FSSC等の構築サポート。
教育訓練
衛生に関する教育訓練、実地訓練。

製品と技術

虫ケア用品:アースノーマットやゴキジェットプロで高い市場シェア

虫ケア用品は同社の最大事業で、2024年12月期売上高676億円を計上する。主力製品に、蚊取り器「アースノーマット」「おすだけノーマット」、噴射式殺虫剤「アースジェット」「ゴキジェットプロ」、ゴキブリ誘引捕獲器「ごきぶりホイホイ」、ダニ対策「ダニアース」、ムカデ駆除「アリアースW」、虫よけ「はだまも」などがある。2025年には「はだまも」を新発売し、虫よけ市場でのシェア拡大を狙う。タイでは蚊取り線香や液体蚊取りが現地で製造され、ASEAN諸国に輸出される。シーズン商材の返品削減にも取り組み、年間定番化を業界と協力して推進している。

口腔衛生用品:モンダミンとポリデントの二大ブランド

口腔衛生分野では、洗口液「モンダミン」、入れ歯洗浄剤「ポリデント」、歯磨き剤「シュミテクト」を展開する。「モンダミン」は1960年代に発売されたロングセラーで、2025年8月に若年層向けの大幅リニューアルを実施。広告宣伝を強化し、売上高は92億円(前期比8.4%増)に伸びた。「ポリデント」はグラクソ・スミスクライン(現Haleon)との提携による仕入販売品で、入れ歯ケア市場で高いシェアを占める。歯磨き剤の「シュミテクト」も同提携品であり、知覚過敏ケアの分野で需要を獲得している。

入浴剤とその他日用品:バスクリンやスッキーリ!

入浴剤は「バスクリン」「バスロマン」「きき湯」「BARTH」など群を展開。2024年12月期売上高264億円。粉剤の「バスクリン」は競争激化で前年割れした一方、高付加価値の「BARTH」や「きき湯」が好調。2012年に子会社化したバスクリンは2026年1月に吸収合併され、販促の一体化が進む。その他日用品では消臭芳香剤「スッキーリ!」のほか、除湿剤「ドライ&ドライUP」、保冷剤「アイスノン」、衣類用防虫剤「ミセスロイド」がある。冷感アイテムなどの季節商品も投入している。

総合環境衛生事業:アース環境サービスの法人向けソリューション

子会社アース環境サービス(1978年設立)が担う事業で、食品工場、医薬品工場、物流倉庫、医療機関など向けに総合的な衛生管理サービスを提供する。具体的には、害虫駆除・防除、殺菌施工、空調清掃、異物検定、GMP/HACCP/FSSCなどの認証取得コンサルティング、衛生教育訓練などを行う。2024年12月期の売上高は225億円(前期比14.7%増)。顧客の品質保証ニーズの高まりを背景に契約件数が増加している。中国やタイにも現地法人を有し、アジアでの環境衛生サービス需要にも対応する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

化学のなかでの位置

日用品大手、堅調だが低収益

アース製薬は殺虫剤・日用品メーカーで、2024年12月期売上高1693億円、営業利益率3.78%と低収益。同業のクラレは化学品で高収益、東洋紡は繊維・素材で規模が大きい。アース製薬は家庭用殺虫剤で強いブランドを持つが、競争激化で利益率が低い。2025年12月期は売上高1792億円、営業利益率4.52%と改善見込みだが、依然として低水準。

強み

  • 殺虫剤分野で高いシェアと消費者の認知度を誇る。
  • 売上高1600億円超と安定した収益基盤を持つ。
  • 殺虫剤以外にも日用品を展開し、リスク分散。
  • 2025年12月期は営業利益率4.52%と改善傾向。

課題

  • 営業利益率4%程度と低く、コスト競争が激しい。
  • 花王やライオンなど大手との競争に晒される。
  • 化学製品の原料高が収益を圧迫するリスク。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売・消費の時価総額近傍。太字がアース製薬

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18255アクシアル リテイリング1,199億円12.9倍
29842アークランズ1,195億円14.3倍
38173Joshin1,173億円33.0倍
49267Genky DrugStores1,108億円13.9倍
58237松屋1,097億円49.1倍
64985アース製薬1,084億円23.0倍
77965象印マホービン1,053億円15.1倍
88016オンワードホールディングス1,050億円10.0倍
94919ミルボン1,037億円19.0倍
109997ベルーナ1,029億円8.8倍
112681ゲオホールディングス956億円11.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(小売・消費)に従っています。

会社の歴史

沿革 36件

兵庫県赤穂で創業、木村製薬所から出発

1925年8月、兵庫県赤穂市にて株式会社木村製薬所として資本金200万円で設立された。創業当初の製品は不明だが、後に殺虫剤や衛生薬品の製造を始める。1964年5月、社名をアース製薬株式会社に変更。この時期、家庭用殺虫剤市場が拡大し、同社は「アース」ブランドを確立していく。1970年2月、大塚製薬株式会社を中核とする大塚グループが資本参加し、経営基盤が強化された。

全国販売網の整備と支店展開(1971-1983年)

1971年3月、東京支店、名古屋支店、福岡支店を設置し、全国販売網の構築を開始。1972年12月には大阪支店、1980年11月に広島支店、1982年1月に仙台支店、1983年11月に札幌支店と北関東支店を設置し、主要都市に拠点を配置した。この期に営業本部を大阪市中央区に設置し、本格的なマーケティング活動を開始。直接販売体制を整え、小売店へのきめ細かい営業を可能にした。1978年5月には子会社アース環境サービスを設立し、法人向け事業に進出。

海外拠点の第一歩:タイと中国への進出

1980年5月、タイにオーシャン&オーツカ株式会社(現Earth (Thailand) Co., Ltd.)を設立し、東南アジア市場に参入。1989年2月、神戸市中央区に国際事業部を設置し海外展開を本格化。1990年7月、中国天津市に天津阿斯化学有限公司を設立、中国生産拠点を確保した。1996年1月にはブロックドラッグジャパンと義歯関連商品の販売提携を結び、口腔衛生分野に進出。2001年1月にはシェルジャパンから殺虫剤事業を譲受け、掛川工場を取得し生産能力を強化した。

上場とM&Aによる事業拡大(2005-2014年)

2005年11月、東京証券取引所市場第二部に上場。翌2006年12月には第一部銘柄に指定された。2007年4月、レキットベンキーザー・アジア・パシフィックと日用品の独占的販売代理店契約を締結。2008年2月、子会社アース・バイオケミカル(現アース・ペット)が株式会社ターキーを買収しペット事業を強化。2012年2月、株式会社バスクリンの全株式を取得し完全子会社化、入浴剤ブランド「バスクリン」を獲得。2014年8月、白元アース株式会社を設立し、民事再生手続き中の株式会社白元から事業の一部を承継。これにより衣類用防虫剤やマスクなどの日用品品目を拡充した。

構造改革と中期経営計画の推進(2020年以降)

2020年以降、原材料高騰や消費変動に対応するため、2024年には品目数30%削減など構造改革を実施。2026年を最終年度とする中期経営計画「Act For SMILE COMPASS 2026」を掲げ、グループ再編や収益性改善に取り組む。2025年には口腔衛生用品「モンダミン」をリニューアル。2026年1月、子会社の㈱バスクリンを吸収合併し、マーケティング資源の集中を図る。2024年12月期には売上高1,693億円、営業利益64億円と、中期計画目標を1年前倒しで達成した。

年表36件を開く

1920年代

  • 1925年8月創業兵庫県赤穂市に株式会社木村製薬所を資本金200万円で設立

1960年代

  • 1964年5月商号変更アース製薬株式会社に商号変更

1970年代

  • 1970年2月大塚製薬㈱を中核とする大塚グループが当社に資本参加
  • 1971年3月東京都千代田区に東京支店(2017年10月に首都圏営業統括部営業一部へ名称変更 2022年10月に廃止)、名古屋市中区に名古屋支店(現 中日本支店)、福岡市博多区に福岡支店(現 九州支店)を設置
  • 1972年12月大阪市中央区に大阪支店(現 関西支店)を設置
  • 1978年5月アース環境サービス㈱(現 連結子会社)を設立

1980年代

  • 1980年5月タイにオーシャン&オーツカ㈱(現 連結子会社Earth(Thailand)Co.,Ltd.)を設立
  • 1980年11月大阪市中央区に営業本部を設置しマーケティングを開始、広島市西区に広島支店(現 中四国支店)を設置
  • 1982年1月仙台市に仙台支店(現 北日本支店)を設置
  • 1983年1月商号変更徳島市に四国支店(2004年4月に現 中四国支店管轄の出張所に変更)を設置
  • 1983年11月商号変更札幌市中央区に札幌支店(1995年1月に現 北日本支店管轄の出張所に変更)、埼玉県上尾市に北関東支店(2017年10月に首都圏営業統括部営業二部へ名称変更 2019年10月に東京都千代田区へ移転 2022年10月に廃止)を設置
  • 1986年1月大塚ゾエコン㈱に資本参加
  • 1987年4月赤穂市西浜北町に赤穂工場を新設
  • 1989年2月神戸市中央区に国際事業部(現 グローバル海外統括本部)を設置
  • 1989年8月商号変更大塚ゾエコン㈱の商号をアース・バイオケミカル㈱(現 連結子会社アース・ペット㈱)に変更
  • 1989年10月東京都千代田区に営業本部を移転

1990年代

  • 1990年7月中国に天津阿斯化学有限公司(現 連結子会社)を設立
  • 1991年4月東京都千代田区に本社を移転
  • 1996年1月ブロックドラッグジャパン㈱と義歯関連商品の販売提携契約を締結(1996年7月に販売開始)

2000年代

  • 2001年1月M&Aシェルジャパン㈱から殺虫剤製品の営業を譲受けると共に静岡県掛川市の工場を買収し掛川工場とする
  • 2002年1月グラクソ・スミスクライン㈱(現 Haleonジャパン㈱)と歯磨き関連商品の販売提携契約を締結(2002年6月に販売開始)
  • 2002年11月義歯関連商品の販売提携契約がブロックドラッグジャパン㈱からグラクソ・スミスクライン㈱(現 Haleonジャパン㈱)へ継承
  • 2004年3月東京都千代田区に本社ビルを取得
  • 2004年8月アース環境サービス㈱が中国に北京阿斯環境工程有限公司を設立
  • 2005年4月ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)適合性評価制度であるBS7799(現 ISO/IEC27001)の認証を取得
  • 2005年5月中国に安速日用化学(蘇州)有限公司(現 連結子会社)を設立
  • 2005年11月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 2006年12月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定
  • 2007年4月レキットベンキーザー・アジア・パシフィック・リミテッドと日用品の独占的販売代理店契約を締結(2007年11月に販売開始)
  • 2008年2月M&Aアース・バイオケミカル㈱(現 アース・ペット㈱)が㈱ターキーを買収
  • 2008年12月本社及び国内各工場において環境省認定の環境マネジメントシステム「エコアクション21」の認証を取得

2010年代

  • 2012年2月M&A㈱バスクリンの全株式等を取得し完全子会社化
  • 2014年8月白元アース㈱(現 連結子会社)を設立
  • 2014年9月白元アース㈱が民事再生手続きを申し立てた㈱白元の事業の一部を承継
  • 2015年6月中国に安斯(上海)管理有限公司(現 連結子会社 安斯(上海)投資有限公司)を設立
  • 2016年1月大阪府茨木市にアース環境サービス㈱彩都総合研究所(T-CUBE)を新設

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2026年(中期経営計画最終年度、既に1年前倒し達成)まで1,700億円
  • 営業利益2026年(同上)まで70億円
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2026年(同上)まで43億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    家庭用品事業の構造改革

    ブランド・品目の選択と集中、品目数削減、入浴剤・洗口液の市場シェア回復、虫ケア用品の年間定番化と廃棄ロス低減、カテゴリポートフォリオ管理により収益構造を改善する。

  2. 02

    海外売上拡大による成長

    ASEAN(タイ、ベトナム等)で市場シェア向上と売上拡大、中国ではリアル店舗戦略への転換、輸出先の拡大と成功事例の横展開、サプライチェーン整備、グローバル人財の育成・確保を進める。

  3. 03

    グループ経営力の強化

    組織再編によるコストシナジー創出、戦略的M&Aの推進とノウハウ蓄積、投資採算性向上、資本コストを意識した経営(在庫効率化、借入金活用)により資本効率改善を図る。

  4. 04

    総合環境衛生事業の高付加価値化

    デジタル活用と組織強化により、人・専門性・技術力・教育・労働安全・事業基盤・事業創出の7テーマに取り組み、衛生管理サービスの高付加価値化を推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で4,963人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は771万円で、9期前と比べて+19.6%平均年齢は42.3歳、平均勤続年数は13.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月3,479
2017年12月4,167
2018年12月4,291
2019年12月64542.914.74,180
2020年12月68342.914.84,255
2021年12月74142.614.24,522
2022年12月71942.714.24,727
2023年12月66242.213.84,788
2024年12月68042.513.84,878131
2025年12月77142.313.64,963163

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率12.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率91.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)70.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社14(国内 10 / 海外 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
赤穂工場 — 兵庫県赤穂市8,257百万円
坂越工場 — 兵庫県赤穂市6,277百万円
本社及び 彩都総合 研究所他 — 東京都 中央区他4,458百万円
総合環境 衛生事業
本社及び 埼玉工場他 — 東京都 台東区他4,299百万円
家庭用品事業
本社 — 東京都千代田区2,624百万円
本社及び 静岡工場他 — 東京都 千代田区他2,237百万円
家庭用品事業
本社及び 工場 — タイ1,610百万円
家庭用品事業
本社及び 徳島工場他 — 東京都 港区他1,402百万円
家庭用品事業
本社及び 工場 — 中国426百万円
家庭用品事業
本社及び 工場 — ベトナム86百万円
家庭用品事業
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱バスクリン(注)6
    東京都千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    白元アース㈱
    東京都台東区
    議決権100.0%
  • 国内
    アース・ペット㈱
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    ペットフード工房㈱(注)3
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 海外
    Earth(Thailand)Co.,Ltd. (注)4
    タイ王国 バンコク都
    議決権100.0%
  • 国内
    安斯(上海)投資有限公司(注)4
    中華人民共和国 上海市
    議決権100.0%
  • 国内
    天津阿斯化学有限公司
    中華人民共和国 天津市
    議決権100.0%
  • 国内
    安速日用化学(蘇州)有限公司(注)4
    中華人民共和国 江蘇省蘇州市
    議決権100.0%
  • 海外
    Earth Corporation Vietnam
    ベトナム 社会主義共和国 ホーチミン市
    議決権100.0%
  • 海外
    EARTH HOME PRODUCTS (MALAYSIA) SDN.BHD.
    マレーシア セランゴール州
    議決権100.0%
  • 海外
    EARTH HOMECARE PRODUCTS (PHILIPPINES),INC.
    フィリピン共和国 マニラ首都圏
    議決権66.7%
  • 国内
    アース環境サービス㈱(注)7
    東京都中央区
    議決権66.4%
残りのグループ会社2社を開く
  • ㈱プロトリーフ東京都港区50%
  • 大塚ホールディングス㈱(注)1東京都千代田区

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は1,792億円営業利益81億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.8%、利益が+26.6%。

売上高
+5.8%
1,792億円
営業利益
+26.6%
81億円
純利益
+48.6%
52億円
営業利益率
4.5%
前期比 +0.7%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高1,880億円1,792億円
営業利益90億円81億円
純利益62億円52億円
1株あたり配当¥130¥130

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は1,091億円、営業利益は132億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+6.2%、営業利益は−2.9%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q4085513.539
2023年2Q495448.931
2023年3Q365−7−1.9−6
2023年4Q315−23
2024年1Q4205011.935
2024年2Q5515810.541
2024年4Q722−44−6.1−41
2025年2Q1,02713613.294
2025年4Q765−55−7.2−42
2026年2Q1,09113212.188

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は1,255億円から1,792億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は4.5%。売上は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
㈱バスクリンの全株式等を取得し完全子会社化
2012年12月1,2554717
2013年12月1,3576530
白元アース㈱(現 連結子会社)を設立
2014年12月1,4596017
中国に安斯(上海)管理有限公司(現 連結子会社 安斯(上海)投資有限公司)を設立
2015年12月1,5974312
2016年12月1,6856034
2017年12月1,7975022
2018年12月1,81114−1
2019年12月1,8954313
2020年12月1,96011735
2021年12月2,03811471
2022年12月1,5238153
2023年12月1,5836841
2024年12月1,69364743.835
2025年12月1,79281894.552

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高1,792億円のうち、営業利益として残るのは81億円4.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は52億円、売上の2.9%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金58.3%1,045億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金37.2%666億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.5%81億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
41.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.8pt
4.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.5pt
2.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.4pt
7.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが108億円、投資CFが−38億円で、差し引きのフリーCFは70億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は229億円で、売上の1.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月33−15720−124112
2013年12月70−14−4156128
2014年12月64−10435−40124
2015年12月38−6012−22114
2016年12月81−55−2226120
2017年12月92−14033−48105
2018年12月4−15−32−1160
2019年12月100−40−486073
2020年12月246−32−49214237
2021年12月48−32−4616210
2022年12月39−63−45−24148
2023年12月75−10149−26175
2024年12月140−53−9987168
2025年12月108−38−1070229

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は1,494億円。このうち返さなくてよい自己資本が813億円で、自己資本比率は50.2%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月85146039148.6
2013年12月85848437450.6
2014年12月1,01649652043.6
2015年12月1,04449055441.6
2016年12月1,07449258240.5
2017年12月1,18250567738.0
2018年12月1,08644464237.0
2019年12月1,07444363137.3
2020年12月1,19959860146.1
2021年12月1,20764656149.7
2022年12月1,24568056550.4
2023年12月1,32472060450.3
2024年12月1,35674761050.8
2025年12月1,49481368150.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
233億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
449億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
259億円
在庫として抱えている分
負債合計
681億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
72
/ 100
安定性自己資本比率33 / 40
収益力営業利益率9 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率203社中48位あたり、逆に低いのは自己資本比率203社中155位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.3%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.5%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
50.2%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
5.8%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.7%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥4,880で、1年前と比べて-4.9%過去52週の値幅のなかでは38%の位置にある。

¥4,880-0.7%1ヶ月+5.9%1年-4.9%時価総額1,084億円
過去52週の値幅
安値¥4,475高値¥5,540

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)23.0倍
PER (会社予想)17.2倍
PBR1.32倍
配当利回り2.66%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で-0.2%とほぼ横ばい。25日線(4728.8円)はほぼ一致し、方向感に欠ける。52週高値(5570円)からは-15%の水準で、200日線(4835.18円)を下回る。出来高は直近で6万株前後と低調で、様子見姿勢が続く。RSI53.8で中立圏にあり、材料待ちの状態。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 30/100)

PER20.24倍は業界平均17.65倍を上回り割高感がある。PBR1.39倍は業界平均1.36倍をやや上回る。ROE7.3%に対し配当性向70.1%と高く、配当利回り2.57%は業界平均2.80%を下回る。割高ながら配当は安定しており、収益成長が今後の焦点。

指標この会社業種平均
PER (実績)23.0倍17.8倍
PER (予想)17.2倍
PBR1.32倍1.41倍
ROE7.3%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上は増加傾向(2025/12期予想1,792億円)だが、利益率が低迷。弱気派は原燃料高と販促費増で利益改善が遅れると見る。強気派はブランド力と増収基調を評価し、利益率改善計画(2025/12期予想4.52%)の達成で収益力が向上すると期待。市場はPBR1.35倍とやや割高感もあるが、配当利回り2.64%と安定性を重視する向きも。

プラスに働く材料7
  • 強固なブランド力

    「アース」ブランドは家庭用品で長年の信頼を獲得している。

  • 増収基調の継続

    売上は2022年1,523億円から2025年予想1,792億円へ成長。

  • 利益率改善計画

    2025/12期は営業利益率4.52%と前期比+0.74ptの計画。

  • 売上高が3期連続で過去最高を更新通年影響

    売上高は2023年1,583億円→2024年1,693億円→2025年1,792億円と増加。増収トレンドが続く。

  • 営業利益率が4.52%へ改善し採算性向上通年影響

    営業利益率は2024年3.78%から2025年4.52%に上昇。増収とコスト効率化で収益性が改善。

  • 外国人持ち株比率11.8%と上昇余地継続影響

    外国人持ち株比率は11.8%と低く、配当利回り2.64%と合わせて海外資金の取り込み余地。

  • 配当利回り2.64%が下支え継続影響

    株価4,730円に対し配当利回り2.64%。国内金利が低位で推移する限り、配当の支えが期待。

マイナスに働く材料7
  • 利益率の低さ

    2024年実績3.78%は競合と比べ低水準で、改善ペースは緩慢。

  • コスト増の懸念

    原材料高や物流費増が利益を圧迫しやすい業態。

  • 競争の激化

    フマキラーなどとのシェア争いが続き、販促費がかさむ。

  • 純利益が2024年に減益、変動リスク通年影響

    純利益は2023年41億円→2024年35億円と減少。2025年は52億円に回復も、変動が大きく安定性に欠ける。

  • ROE7.3%と低く資本効率が課題通年影響

    ROEは7.3%に留まり、PBR1.35倍を正当化するには不十分。資本効率改善がなければ株価評価は伸びない。

  • PBR1.35倍と低く上昇余地が限定的継続影響

    PBRは1.35倍で、ROE7.3%を前提にすると割安と言い切れず、バリュエーション改善には時間がかかる。

  • PER19.7倍と成長率考慮で割高感継続影響

    売上高成長率は5%台、営業利益率4.5%と低い。PER19.7倍は成長性を考えれば割高感がある。

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性改善の重要な指標。計画達成が焦点
売上高成長率
増収基調の持続性を確認
市場シェア
競争環境下でのブランド力の維持を測る

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり130で、前期から+4.2%いまの株価に対する利回りは2.66%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥130
1株あたり
配当利回り
2.66%
いまの株価に対して
配当性向
70.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月11555.5
2017年12月1150.051.1
2018年12月1150.0101.0
2019年12月100−13.0163.9
2020年12月1000.0692.8
2021年12月11818.041.3
2022年12月1180.082.1
2023年12月1180.0
2024年12月1201.7111.3
2025年12月1254.270.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥130

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ30,479人。区分でいちばん多いのは個人・その他43.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が41.5%を占め、残る58.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他35.835.337.844.342.743.8
事業法人29.228.829.028.928.428.3
金融機関16.616.316.415.314.013.2
外国法人15.817.516.010.413.011.8
証券会社2.62.00.91.01.72.8
自己株式0.00.20.10.11.91.6
外国人個人0.00.00.00.00.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01大塚製薬株式会社9.91
02株式会社大塚製薬工場8.77
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)8.55
04アース製薬社員持株会4.78
05大鵬薬品工業株式会社2.70
06株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.03
07大塚化学株式会社1.80
08株式会社中国銀行1.53
09大塚エステート株式会社1.08
10JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人みずほ銀行決済営業部)0.96

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+182%、1株純資産は14期で+67%。直近期のROEは7.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月852,0484.234.085.1
2013年12月1482,1527.025.056.6
2014年12月842,1933.947.549.9
2015年12月582,1522.786.165.3
2016年12月1672,1557.728.555.5
2017年12月1092,2255.052.051.1
2018年12月−71,990−0.3101.0
2019年12月621,9793.192.2163.9
2020年12月1712,5087.434.1692.8
2021年12月3242,72012.418.941.3
2022年12月2402,8468.621.082.1
2023年12月1863,0086.324.6
2024年12月1583,1625.135.4111.3
2025年12月2403,4297.320.770.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2025/12期の役員報酬は総額881百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約21倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
大塚達也取締役会長68157,400
川端克宜代表取締役社長 CEO (兼)グループ各社 取締役会長5493,400
降矢良幸取締役 副社長執行役員6353,300
唐瀧久明取締役 最上執行役員 管理部門担当7037,300
社方雄取締役 最上執行役員 営業本部本部長6116,400
ハロルド・ジョージ・メイ取締役62
三上直子取締役65700
ジャーマン・ルース・マリー取締役60200
岡俊子取締役62100
村山泰彦常勤監査役706,700
生川友佳子監査役52700
林達郎監査役64
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢保有株数
髙田剛54
三枚堂正悟取締役 首席執行役員 経営全般担当6318,100

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)556396143802160
社外取締役7582619
監査役11621818

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,005字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社22社(うち連結子会社13社)により構成され、家庭用品事業と総合環境衛生事業を展開しております。また、当社のその他の関係会社として、持株会社である大塚ホールディングス㈱があり、同企業グループは医療関連、ニュートラシューティカルズ関連(注)、消費者関連及びその他(倉庫・運送業、液晶・分光事業及び化学薬品等)の事業活動を展開しております。 当社グループの事業の内容と、当社と主な関係会社との事業上の位置付けは、次のとおりであります。なお、これらは報告セグメントと同一の区分であります。 (注)  ニュートラシューティカルズとは、栄養「nutrition」+薬「pharmaceuticals」の造語であり、科学的根拠をもとに開発された医薬部外品や機能性食品及び栄養補助食品等を取り扱う事業を表したものです。 [家庭用品事業] 当社は虫ケア用品の他、口腔衛生用品・入浴剤をはじめとする日用品の製造販売を行っております。また、日用品のうち、入れ歯洗浄剤・安定剤、歯ブラシ、歯磨き剤の一部については仕入販売を行っております。 連結子会社においては、㈱バスクリンは入浴剤・育毛剤などの日用品の製造販売、白元アース㈱は衣類用防虫剤・マスクなどの日用品の製造販売、Earth (Thailand) Co.,Ltd.はタイ国内及び周辺国における虫ケア用品及び日用品の製造販売、天津阿斯化学有限公司及び安速日用化学(蘇州)有限公司は虫ケア用品及び日用品の製造販売並びに輸出入、安斯(上海)投資有限公司は中国国内における虫ケア用品及び日用品の販売、Earth Corporation Vietnamは住居用洗剤などの日用品及び虫ケア用品の製造及び輸出並びにベトナム国内における販売、EARTH HOME PRODUCTS (MALAYSIA) SDN.BHD.は虫ケア用品及び日用品の輸入並びにマレーシア国内における販売、EARTH HOMECARE PRODUCTS (PHILIPPINES), INC.は日用品及び虫ケア用品の輸入並びにフィリピン国内における販売、㈱プロトリーフは園芸資材の販売・小売及び造園の設計、施工、管理、アース・ペット㈱はペットケア用品・ペットフードなどの製造販売、ペットフード工房㈱はペットフードの製造販売をそれぞれ行っております。 分類   主な製商品 虫ケア用品部門   医薬品   アースレッド ハエ・蚊用   アースノーマット、おすだけノーマットアース渦巻香、アースジェット ゴキブリ用   ごきぶりホイホイ、ゴキジェットプロブラックキャップ、ゴキッシュ スッ、スゴい!ゼロノナイト ダニ・不快害虫用   ダニがホイホイ、ダニアース、アリの巣コロリ、マモルーム、アリアースW、虫コロリアース、虫こないアース、クモの巣消滅ジェット、ハチアブマグナムジェット、コバエがホイホイ 虫よけ用品   はだまも、アース虫よけネットEX、マモルーム ネズミ駆除   ねずみホイホイ、デスモア、チューバイチュー 日用品部門   口腔衛生用品   洗口液   モンダミン、モンダミンプレミアムケア、ダモン、歯科専売モンダミンハビットプロ 入れ歯関連用品   ポリデント、ポリグリップ 歯ブラシ、歯磨き剤   シュミテクト、アクアフレッシュ 入浴剤   バスロマン、バスクリン、HERSバスラボ、薬用ソフレ、保湿入浴液ウルモア、日本の名湯、いい湯旅立ち、きき湯、温泡、温素、BARTH その他日用品   消臭芳香剤   スッキーリ! 衣類用防虫剤   ミセスロイド、ピレパラアース、防虫力パラゾール、natuvo 除湿剤   ドライ&ドライUP 保冷剤・冷却剤   アイスノン 住居関連   らくハピシリーズ、ノンスメル 衛生関連   快適ガード、ビースタイル、アレルブロック 薬用育毛剤   インセント、モルティ、髪姫、髪殿 園芸用品部門   やさお酢、おうちの草コロリ、カマイラズ、室内向け観葉・多肉の土 ペット用品・その他製商品部門   ペット用虫ケア用品、ペット用アクセサリー用品、ペットフード健康食品、防疫・農林畜産薬剤、海外向け原材料など [総合環境衛生事業] アース環境サービス㈱は、食品・医薬品の製造拠点から、物流・倉庫、医療機関に至るまで、サプライチェーン全域を対象に、異物混入や汚染を未然に防ぎ、最適な衛生環境を維持・改善するためのサービスを提供し、お客様の品質保証活動をサポートしております。 ―  提供するサービスの内容  ― 1.工場・病院・各種大規模建造物等の総合環境衛生管理 2.殺菌施工・防黴施工、及び防除管理業務 3.ゴキブリ・鼠族等害虫害獣駆除、及び防除管理業務 4.建設業務・ビルメンテナンス業務 5.空調機・給排水系、及び建物内外の特殊清掃 6.環境清浄度調査・評価 7.各種異物検定・微生物の培養検定業務 8.GMP・HACCP・GFSIコンサルティング業務 9.FSSC・ISO・SQF構築サポート 10.JFS規格適合証明 11.工場設計・工事・コンサルティング業務 12.製造模擬施設や教育訓練用施設の活用も含む衛生に関する教育訓練、及び実地訓練 13.警備業・労働者派遣事業 14.衛生に関わる商品販売 15.農作物の生産・加工・販売 以上の状況について事業系統図を示すと次のとおりであります。 (注) 1.㈱バスクリンは2026年1月1日付で当社に吸収合併されております。 2.上記系統図に含まれない関係会社9社は以下のとおりです。 (非連結子会社) リアルソリューション㈱ 倉敷衛材㈱ 猫砂工房㈱ 白元日用品制造(深圳)有限公司 上海安瞬環境工程有限公司 Earth Environmental Service(Thailand)Co.,Ltd. ARS Environmental Service(Thailand)Co.,Ltd. Earth Environmental Service Vietnam Co.,Ltd. EARTH HOME PRODUCTS(CAMBODIA)CO.,LTD. (持分法を適用しない関連会社) PT EARTH KINGKONG INDONESIA 大連三利消毒有限公司 (その他の関係会社) 大塚ホールディングス㈱ ・天津阿斯化学有限公司、安速日用化学(蘇州)有限公司、ペットフード工房㈱、リアルソリューション㈱、倉敷衛材㈱、猫砂工房㈱、白元日用品制造(深圳)有限公司、上海安瞬環境工程有限公司、Earth Environmental Service(Thailand) Co.,Ltd.、ARS Environmental Service(Thailand)Co.,Ltd.、Earth Environmental Service Vietnam Co., Ltd.、EARTH HOME PRODUCTS(CAMBODIA)CO.,LTD.については、株式を間接所有しております。当社グループ内において重要な取引は行っておりません。 ・大塚ホールディングス㈱は当社株式を間接所有しております。当社グループ内において重要な取引は行っておりません。
経営方針・対処すべき課題3,784字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年3月24日)現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、経営理念「生命と暮らしに寄り添い、地球との共生を実現する。」を掲げ、人々の健康と快適な生活の実現に真摯に向き合い、高品質な商品を提供し続けることで、社会と共に着実な成長を遂げております。また、経営理念の実現に向け、以下の行動様式(アースポリシー)及び価値観(アースバリュー)を定めております。 (アースポリシー) ・ お客様目線による市場創造 ・ 熱意・創意・誠意 ・ すぐやる・必ずやる・最後までやる (アースバリュー) ・ 全員参画 ・ コミュニケーション ・ 人がすべて (2) 経営環境 当社グループを取り巻く経営環境を以下のように認識しております。 [家庭用品事業] 国内においては、物価高に伴う実質賃金の伸び悩みなどにより個人消費は停滞感が強い状況が続きました。また、国外においては、ロシア、ウクライナ情勢の長期化に加え、米国トランプ政権に対する警戒感の高まりが継続するなど、国内外の経済状況は不透明な状況が続いています。また、中国においても長引く不動産市況の低迷により個人消費・内需の停滞が懸念されています。 ASEANではタイの経済成長は減速基調が見込まれる反面、ベトナム、マレーシア、フィリピンにおいては底堅い内需を下支えに経済成長が継続するものと考えており、当社グループの取り組みがマッチし、高い成長が期待されると推察しています。 [総合環境衛生事業] 主要な顧客層である食品・医薬品業界等では、異物混入対策をはじめとする衛生管理ニーズが根強く、事業環境は堅調に推移しています。市場シェアも着実な拡大傾向にありますが、一方で労働力不足や諸コストの上昇といった外部要因により、コスト負担は増大しています。社会全体がコスト高に直面する中、お客様側でも衛生管理投資に対する費用対効果への評価が厳格化しており、サービスに対して従来以上の生産性向上や省人化に寄与する手法への転換を求める動きが顕著となっています。 (3) 優先的に対処すべき課題 当社グループは経営理念「生命と暮らしに寄り添い、地球との共生を実現する。」のもと、2026年を最終年度とした中期経営計画「Act For SMILE COMPASS 2026」を進めています。本中期経営計画においては、前回の中期経営計画の課題を踏まえ、グループ再編をはじめとした構造改革に焦点を当て、収益性の改善に取り組んでいます。最終年度の定量目標として掲げた連結売上高1,700億円、営業利益70億円、親会社株主に帰属する当期純利益43億円については、既に1年前倒しで達成しましたが、2027年からのスタートを予定している次期中期経営計画に向けて、変革に向けた取り組みを引き続き実行してまいります。 ① 家庭用品事業の課題 [構造改革] 当社は、コロナ禍を背景にした消費者の急激な行動変容に対応すべく、日用品カテゴリを中心に積極的なカテゴリ拡大を進めてまいりました。一方で、原材料価格高騰の影響による原価上昇、金融政策の見直しによる不安定な為替、物価上昇による消費マインドの冷え込みなどにより、外部環境は大きく変化し、また、展開カテゴリ拡大の余波を受け、ブランド投資が分散したことにより、入浴剤や洗口液カテゴリにおける市場シェアの低下を招くことにつながりました。こうした状況の変化に対して、「ブランド・品目の“選択と集中”」「ブランド価値の向上」に向けて、2024年には中期経営計画の目標として掲げた品目数30%の削減を実施しました。今後に向けては、製品上市の際の基準の厳格化を進めてまいります。 また、低下傾向にある洗口液、入浴剤の市場シェアに歯止めをかけるべく、2025年には口腔衛生用品『モンダミン』シリーズの大幅なリニューアルを実施しました。入浴剤においては2026年1月に実施した株式会社バスクリンの吸収合併を契機として、マーケティング投資の配分の見直し、製品開発段階でのシナジー創出などにより、市場シェアの奪還とブランド強化を目指してまいります。 これまでも課題となっていた虫ケア用品の返品について、廃棄ロスの低減施策を営業部門・サプライチェーン部門を中心に積極的に推進しています。生産管理から販売管理まで一元的に管理し、需給調整機能を進化させたことで在庫の圧縮・効率化が進み、キャッシュ・フローの改善につながっています。さらに、今後も気候変動に起因して、虫ケア用品の販売期間の長期化が予想され、シーズン晩期の需要が増えるものと見込まれます。こうした状況を受け、虫ケア用品の年間定番商品化に向け、業界全体と協力し取り組んでまいります。このような取組により環境負荷低減はもちろん、廃棄費用の削減による利益率の改善を見込んでいます。以上の取組を踏まえ、カテゴリポートフォリオ管理の実施を進め、収益構造の改善を目指してまいります。 [海外の売上拡大] 成長ポテンシャルの高い海外展開を、当社の成長ドライバーとして位置付けております。本中期経営計画で、「現地法人を軸にした成長戦略の遂行」「各エリアの中長期計画と連動したサプライチェーンの整備」「成長を支える人財の拡充」といった強化策を掲げ、取組を進めています。ASEANにおいては、タイ、ベトナムは海外展開における収益の中核を担うべく、市場シェアの向上と売上拡大の両立を推進し、また、マレーシア、フィリピンでは販路拡大と事業基盤の構築を推進しています。とりわけタイでは、確固たるブランド地位を築いており、特に虫ケア用品は、近い将来のタイ国内の市場シェアNo.1の獲得を見据え、積極的な拡大を進めています。中国では、急速な市場環境の変化を受け、オンラインチャネルを重視する戦略からリアル店舗を展開する小売業への製品導入を重点的に行う戦略への転換を進めています。輸出では、現在の主要展開国・エリアである中東や台湾、北米などをはじめとした、世界約50カ国・地域に製品を輸出しています。既存展開国での取組を進めるとともに、各エリアにおける成功事例の横展開を行い、売上の拡大を加速させています。こうした海外事業の拡大に伴い、生産供給能力の拡大が必要となっています。円滑な商品供給体制の確立と利益拡大に向けて、グループ間・エリア間でのリソースを活用しながら、各エリアの中長期計画と連動した全体最適の視点でのサプライチェーンの整備を行います。また、このような積極的な事業拡大のためにはグローバルシフトに向けた人財の強化が欠かせません。グローバル人財の育成と現地採用を含めた人財確保を積極的に推進していきます。 [グループ経営力強化] 当社は事業成長を図る手段の一環として、M&Aを積極的に推進し、事業領域及び展開エリアを拡張してきました。一方で、グループ・国内外を跨ぐコスト改革やシナジー創出の実現に向けては道半ばの状態であり、この課題を受けて、「組織再編によるコストシナジーの創出」、「戦略的M&A」、「投資採算性の向上」を掲げて取組を進めてきました。 2026年1月、当社は株式会社バスクリンの吸収合併を契機として、これまで実現に至らなかった両社使用システムの一元化やオフィス統合を図りました。今後、マーケティング投資の配分見直しをはじめ、経営資源の再配分を進め、販売面及びコスト面でのシナジー創出を推進していきます。 M&Aについては、引き続きアースグループにおける課題解決手段の一つに位置付け、案件候補リストを整備するとともに、過去の案件をもとにして、成就後に実施すべき事項に関するノウハウを積み上げるなど、推進体制を構築いたします。 こうした取組と合わせて、資本コストを意識した経営の実現に向けて、在庫の効率化や厳選した投資機会に対する借入金の有効活用を通じ、資本効率の改善を図っていきます。 ② 総合環境衛生事業の課題 衛生管理サービスへのニーズは依然として高くありますが、当事業を取り巻く環境は、労働力不足や諸コストの高騰など依然として予断を許さない状況にあります。こうした中、デジタル活用と組織強化を通じた高付加価値化を最優先とし、「人、専門性、技術力、教育、労働安全、事業基盤、事業創出」の7つの重点テーマに取り組みます。 具体的には、採用戦略の最適化とウェルビーイング施策により「人」の活性化を図り 、育成プランの刷新を通じて「教育」を揺るぎない強みへと昇華させます。専門業務においては、ライフサイエンス事業等の計画遂行を通じて、個の「専門性」を組織的な実行力へと転換してまいります 。また、研究開発フローの見直しによる「技術力」の強化と、環境ビジネスなど新領域への「事業創出」を加速させるほか、パートナー企業とのサプライチェーン強化による「事業基盤」の整備、及び「労働安全」を徹底いたします 。これら7つのテーマを軸に「環境ドクター」としてのサービスを錬磨し続け、お客様から信頼され続ける企業を目指してまいる所存です 。
事業等のリスク4,809字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの経営成績、株価及び財政状態等に影響を及ぼす可能性のある主なリスクについては以下のとおりであります。 なお、以下の記載における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年3月24日)現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 業績の季節性 家庭用品事業の主力である虫ケア用品の需要期は主として毎年4月~8月の約5ヵ月であり、例年、年間の市場販売額のおよそ8割がこの期間に集中するため、家庭用品事業の売上高もこの期間に占める割合が高くなります。虫ケア用品は、需要期を控えた3月から製品の出荷が始まり7月頃にはそのピークを迎え、その後12月にかけて取引先からの返品が生じます。このため、当社グループの業績については、第3四半期(1月~9月)までに収益が集中する一方、第4四半期(10月~12月)の収益は低下します。また、虫ケア用品は季節性が高く、当該期の天候等の影響で市場規模が収縮した場合、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (連結)                                                                        (単位:百万円) 2025年12月期 第1四半期 連結会計期間   第2四半期 連結会計期間   第3四半期 連結会計期間   第4四半期 連結会計期間   当連結会計年度 売上高   44,782   57,886   40,283   36,229   179,182 売上総利益   19,826   25,320   15,913   13,672   74,733 営業損益   6,269   7,284   △281   △5,185   8,087 経常損益   6,159   7,498   △50   △4,714   8,893 (2) 海外展開におけるリスク 当社グループは、海外展開の強化を最優先課題に掲げ、タイ・ベトナム・マレーシア・フィリピン・中国の現地法人を中心にアジア地域での積極的な展開を進めておりますが、外国政府による規制や海外情勢、経済環境の変化など、想定しなかった事態が起きた場合、計画に対しての進捗が遅れる可能性があります。また、在外子会社の売上高、費用、資産及び負債を含む現地通貨建ての項目は、連結財務諸表作成のために円換算しますが、換算時の為替レートにより円換算後の数値が大幅に変動し、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) M&A等の実施による影響 当社グループは、将来に向けて持続的な成長を図るため、M&A等を通じた事業領域及び展開エリアの拡大を推進しております。これらについて、事後に発生した想定外の事象や環境変化によって、想定した成果が得られない場合、業績に影響を及ぼす可能性があります。 これらリスクへの対応として、当社グループはグループ各社の経営状況の的確な把握に加えて、重要案件の進捗や課題の共有等を行っています。 (4) 原材料価格の変動 当社グループは、複数の国・地域から原材料を購入しております。気候変動、為替変動、国際的な需要拡大等による需給動向の変化、また地政学的リスクなどに伴い、原材料の購入価格が高騰した場合、業績に影響を及ぼす可能性があります。特に、当社グループの取り扱う製品の原材料は石油化学製品の占める比率が高く、原油価格の動向には注視が必要です。 このようなリスクを認識した上で、当社グループでは処方の変更、複数社購買、グローバル調達などによる継続的なコストダウンに取り組むなど、リスク回避に努めています。 (5) 原材料の代替性 虫ケア用品は殺虫原体という化学品を主成分とし、多くの虫ケア用品もこれを基幹原料として生産されております。殺虫原体は主要なユーザーが限定されており、毎年の需要と供給並びに市場価格は安定して推移しております。 殺虫原体の多くは国内外のメーカーから購入しておりますが、一部についてメーカーが限定されており、当該メーカーとの取引が継続困難となった場合や、仕入価格に大きな変動が起こった場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 人財確保 当社グループが中長期的に成長していくためには、多様な価値観や専門性を持ち、自立した人財が必要不可欠です。しかしながら、少子高齢化による労働人口の減少や雇用情勢の変化等により、事業活動に必要な専門性を持った人財を計画どおりに確保できなかった場合、もしくは育成・定着が進まなかった場合には、中長期的な成長を達成できなくなる可能性があります。また、価値観の多様性を尊重し、組織での関係性が向上する風土が醸成できない場合には、事業における機会損失だけでなく、人財の流出が起こり、事業活動が停滞する可能性があります。 そこで当社は4つの人財マテリアリティを掲げ、「事業が求める人財育成・活躍できる仕組み作り」実現のための組織・機能の構造改革を進めてまいります。 (7) 事業に関する法的規制 家庭用品事業では、医薬品、医薬部外品、化粧品及び医療機器に該当する製品を取り扱っており「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(薬機法)の規制を受けております。また、農薬に該当する製品については農薬取締法の規制、肥料に該当する製品については肥料取締法の規制をそれぞれ受けております。事業を行うにあたっては、薬事品目に係わる製造販売業許可、各工場での製造業許可、各支店での医薬品卸売販売業許可の取得の他、各支店での農薬販売届を行っております。また、製品毎に製造販売承認や農薬登録を受けております。 総合環境衛生事業では、防虫・防鼠施工業務や建築物清掃業務などについては建築物における衛生的環境の確保に関する法律の適用を、また医薬品や劇物等の取り扱いについては薬機法や毒物及び劇物取締法などの適用を受けます。こうした法規制により建築物ねずみ昆虫等防除業、建築物清掃業及び毒物劇物一般販売業などの許可を取得して事業を行っております。 これらの法的規制については、現在のところ問題なく対応しておりますが、今後改正や規制強化が行われた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、家庭用品事業において許可の取り消しや業務停止等の処分を受けた場合は、当社グループの事業展開に支障をきたすとともに業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (8) 品質に関するリスク 当社の製品には、医薬品、医薬部外品等があり、品質管理の高い水準を確保することが求められます。しかし、製造工程に起因する製品不良や想定外の製品事故等によりお客様に被害を与えるようなことが発生した場合には、被害の状況によっては当社グループのブランドイメージや社会的信用の低下につながり、業績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社のモノづくりにとって、お客様目線に立った高品質で安心・安全な製品・サービスを提供し続けることが最も重要な社会的責任です。研究開発、品質保証、お客様とのコミュニケーションにおいて基本方針を定め、安心で快適な暮らしに貢献する製品・サービスを提供するために、「お客様の満足と信頼を損ねる品質重大事故をゼロにするため、自社工場、製造委託先工場の定期品質監査実施率を向上」、「関連法令を遵守し、違反につながる重大事故をゼロにするため、教育訓練年間計画の実施率を向上」させてまいります。 (9) 自然災害・感染症による影響 当社グループは、地震等の自然災害に対してBCP(事業継続計画)のもと、BCM体制を構築しております。しかしながら、万が一大きな災害が発生した場合、生産設備の損壊、原材料調達や物流の停滞などにより、業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、感染症につきまして、当社グループでは時差勤務やテレワークの推奨、ウェブ会議等を利用した社内外のコミュニケーションの実施、事務所での消毒液の設置など対策を実施し、社員の健康管理を徹底した上で事業を継続しております。しかしながら、収束までの期間が長期化した場合、社員・取引先への感染やサプライチェーンの混乱などにより、当社グループの事業活動及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 気候変動によるリスク 世界的に最も深刻な環境問題である気候変動及びこれらの緩和とその適応は、中長期的に当社の事業の継続や拡大に影響を及ぼす可能性があります。また、気候変動による平均気温の上昇、降水パターンの変化をはじめとした異常気象の激甚化などが、当社事業のバリューチェーン全般に影響を与える可能性もあります。こうした気候変動への対応は、中長期的な企業価値に関わる経営課題であると認識しています。全ての事業において課題解決に向け、脱炭素社会への移行に貢献するために、「CO2排出量の削減」、「電力の再生可能エネルギー化の推進」に取り組んでまいります。また、当社は気候変動関連の財務情報開示の重要性を認識し、TCFD提言への賛同を表明しており、提言に即した情報開示を行ってまいります。 (11)情報セキュリティに関するリスク 当社グループは、業務効率化や顧客サービスの向上のため、ITインフラ及び情報システムを活用しております。また、マーケティング活動等を通じて、多くのお客様の個人情報を保有しております。これらのシステムについては、外部からのサイバー攻撃、コンピューターウイルスの侵入、システム障害、あるいは不適切な取り扱いによる情報漏洩等を防ぐため、常に最適なセキュリティ対策の導入や社内規程の整備、従業員教育の徹底等の防御策を講じております。 しかしながら、巧妙化するサイバー攻撃、コンピューターウイルスの侵入、あるいは予期せぬシステム障害や人的過失等により、万が一、情報の漏洩、改ざん、システムの停止等の事態が発生した場合、当社グループの操業停滞や社会的信用の失墜等により、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (12) コンプライアンスに関するリスク 当社グループは、企業倫理の徹底を経営の重要課題の一つと認識し、コンプライアンス委員会の設置、「アース製薬行動指針」を制定し、内部通報制度(アース製薬スピークアップライン)の導入などを行っております。国内外の事業活動においては、各国の諸法令・社会的規範を遵守し、公正かつ誠実な取引を行う体制を整備しております。 しかしながら、万が一、当社グループの役職員や委託先等による法令違反や不正行為、反社会的勢力との関わり等のコンプライアンスに抵触する事態が発生した場合、社会的信用の失墜等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (13) レピュテーションによるリスク スマートフォンの普及が進んだことやソーシャル・ネットワーキング・サービス(以下、SNS)を活用する人の増加により、時間と場所を選ばず、誰でもが情報を受発信できる環境になっています。SNSは、生活者同士又は生活者と企業との相互コミュニケーションを可能としています。SNS等を通じた情報発信の中には企業に対する批判的な評価や評判も含まれており、それらが拡散することにより、ブランド価値や企業の信用の低下につながる可能性があります。当社においても、SNSを活用した様々な情報発信やブランドのマーケティング活動が年々増加しています。それらの活動で使用された不適切、又は不用意な表現に対する批判的な評価等がSNSを通じて拡散された場合、当社グループのブランド価値や企業の信用を著しく低下させる可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)8,110字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度の当社グループに関する財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績の状況 ① 事業全体及びセグメント情報に記載された区分ごとの状況 a. 事業全体の状況 当連結会計年度におけるわが国の経済について、国内における物価高に伴う実質賃金の伸び悩みなどにより個人消費は停滞感が強い状況が続きました。また、国外においては、ロシア、ウクライナ情勢の長期化に加え、米国トランプ政権に対する警戒感の高まりが継続するなど、国内外の経済状況は不透明な状況が続いています。 こうした状況の中、当社グループは「グループの総力、アースの明日へ」をスローガンに掲げ、2026年度までの中期経営計画「Act For SMILE COMPASS 2026」に沿って経営を進めています。本計画では、利益、キャッシュの創出(収益力の向上)を最優先課題として国内の構造改革及び日用品のブランド力向上により収益力の強化を図るとともに、現地法人を通じたアジア市場での展開及び中東などへの輸出事業を成長ドライバーと捉え、海外売上高の拡大を目指してまいります。 当連結会計年度における当社グループの業績については、家庭用品事業では、虫ケア用品において出荷及び消化ともに順調だったことに加え、口腔衛生用品では『モンダミン』シリーズのリニューアルが奏功し、売上は好調な推移となりました。また、総合環境衛生事業において、衛生管理サービスへのニーズの高まりを背景とした契約件数や契約金額が引き続き伸長した結果、売上高は1,791億82百万円(前期比5.9%増)となりました。利益については、原材料価格高騰の影響の長期化や販売費及び一般管理費の増加などがありましたが、増収に伴う売上総利益の増加により、営業利益80億87百万円(前期比25.9%増)、経常利益88億93百万円(前期比20.8%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、52億38百万円(前期比50.7%増)となりました。 b. セグメント情報に記載された区分ごとの状況  ※セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益ベース (家庭用品事業) 家庭用品事業においては、中期経営計画に基づいた収益構造改革を行うべく、収益性と将来性を軸にしたブランド・品目の選択と集中の推進、ブランド強化と市場拡大を目指した施策を進めています。また、海外においては、ASEAN・中国での積極展開と輸出事業の拡大に取り組んでいます。 当連結会計年度における当事業の業績については、虫ケア用品は、シーズン中盤以降の気温の急上昇に伴い、出荷及び消化が順調に進みました。口腔衛生用品は『モンダミン』シリーズの抜本的なリニューアルを行うと同時に、積極的な広告宣伝を実施したことにより、売上は好調な推移となりました。また、タイやマレーシアを中心に、海外売上が拡大したことなどが寄与し、売上高は1,566億52百万円(前期比5.2%増)となりました。利益面では、人件費や広告宣伝費の増加などがあったものの、増収効果や、価格改定施策・処方変更による収益改善に加え、売上構成変化による売上総利益率の改善などが寄与し、セグメント利益(営業利益)は65億1百万円(前期比30.8%増)となりました。 (家庭用品事業の業績)           (単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   増減額   増減率 虫ケア用品部門   65,611   67,651   2,040   3.1% 日用品部門   67,653   69,610   1,957   2.9% 口腔衛生用品   8,512   9,230   717   8.4% 入浴剤   25,104   26,489   1,385   5.5% その他日用品   34,035   33,890   △145   △0.4% 園芸用品部門   4,132   7,998   3,865   93.5% ペット用品・その他部門   11,516   11,392   △124   △1.1% 売 上 高 合 計   148,913   156,652   7,738   5.2% セグメント利益(営業利益)   4,968   6,501   1,532   30.8% (注)1.売上高にはセグメント間及びセグメント内の内部売上高又は振替高が含まれており、金額は前連結会計年度では11,333百万円、当連結会計年度では11,388百万円です。 (注)2.販売区分の表示方法について、当連結会計年度より「虫ケア用品部門」に含めておりました「園芸用品部門」の売上を区分して表記しております。なお、「虫ケア用品部門」の前連結会計年度の売上高は「園芸用品部門」を区分した数値に遡及して表示しています。 セグメントの業績の概要は次のとおりであります。 部門別の主な売上高の状況は次のとおりであります。 虫ケア用品部門 国内においては、5月中旬以降気温の高い日が続き、市場全体は昨年を上回り、出荷・消化ともに順調に進みました。また、春発売の新製品『はだまも』をはじめとした虫よけ剤や、不快害虫用製品の出荷が順調に推移したことに加えて、価格改定効果が順調に成果として表れており、売上が伸長しました。 海外においては、マレーシアやタイにおける市場シェアの拡大による売上の伸長などが寄与しました。 以上の結果、当部門の売上高は676億51百万円(前期比3.1%増)となりました。 日用品部門 口腔衛生用品分野においては、厳しい競争環境が続く中、2025年8月末に主力の洗口液『モンダミン』シリーズの大幅リニューアルを実施し、合わせて若年層をターゲットとした積極的な広告宣伝の投入が奏功した結果、売上が好調に推移し、売上高は92億30百万円(前期比8.4%増)となりました。 入浴剤分野においては、市場が前年を上回る中、『バスクリン』や『バスロマン』などの粉剤は消化が前年を下回る推移となりました。一方で、『きき湯』や高付加価値商品群の中性重炭酸入浴剤『BARTH』などの売上が堅調に推移し、売上高は264億89百万円(前期比5.5%増)となりました。 その他日用品分野においては、猛暑対策を目的としたシャツミストやネッククーラーなどの冷却剤の売上が伸長しましたが、消臭芳香剤や除湿剤などの売上が前年を下回った結果、売上高は338億90百万円(前期比0.4%減)となりました。 以上の結果、当部門の売上高は696億10百万円(前期比2.9%増)となりました。 園芸用品部門 園芸用虫ケア用品や除草剤、ガーデニング用の培養土を中心に売上が好調に推移しました。また、株 式会社プロトリーフの新規連結により売上が増加しました。 以上の結果、当部門の売上高は79億98百万円(前年同期比93.5%増)となりました。 ペット用品・その他部門 ペット用品分野においては、飼い主のペットに対する健康意識の高まりやペットの住環境の充実などを受け、一頭あたりにかける費用は増加傾向にあり、ペット関連市場は好調を維持しています。こうした状況の中、ケア用品の売上が伸長しましたが、ペット用虫ケア用品や機能性フードの売上が前年を下回りました。 以上の結果、当部門の売上高は113億92百万円(前期比1.1%減)となりました。 (総合環境衛生事業) 総合環境衛生事業においては、製造業の設備投資回復に加え、国内の異物混入問題を背景に衛生管理の充実が強く求められる中、食品・医薬品工場等で当社グループの専門知識や技術による高品質な支援サービスへのニーズが高まりました。一方、人件費や資機材価格の高騰が継続しました。 こうした中、サービスの差別化を図るべく、専門人財の育成やAI・IoT活用の開発投資を加速させ、取引拡大に加え、効率化、高付加価値化による適正な利益の確保を図りました。特に、食品工場の製造ラインの清掃では、IoTによる遠隔技術指導体制を構築し、現場の生産性向上とサービス品質の均一化を図りました。また、医薬品や再生医療に関する衛生管理支援やJFS規格適合証明における監査件数は引き続き堅調を維持しました。研究開発分野では、分析センター東日本ラボでの医薬品関連の検査や試験の受託が増大しました。また、彩都総合研究所<T-CUBE>に、労災ゼロへの取組として開設した『安全体感ラボ』の体験設備を拡充しています。危険の疑似体験を通じてリスク回避能力を磨き、安全行動の徹底を期すとともに、お客様向けセミナーを開催し、社内外の労働災害防止に貢献しました。 当連結会計年度における当事業の業績については、原価率の上昇や人財への積極投資に伴う人件費の増加などがあったものの、取引先の増加により、売上高は341億48百万円(前期比7.1%増)、セグメント利益(営業利益)は15億30百万円(前期比2.0%増)となりました。 (単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   増減額   増減率 売 上 高   31,888   34,148   2,260   7.1% セグメント利益(営業利益)   1,500   1,530   29   2.0% (注)  売上高にはセグメント間及びセグメント内の内部売上高又は振替高が含まれており、金額は前連結会計年度では191百万円、当連結会計年度では230百万円です。 c. 目標とする経営指標の達成状況等 当社グループは、中期経営計画「Act For SMILE COMPASS 2026」を2024年2月に公表しております。最終年度の定量目標として掲げた連結売上高1,700億円、営業利益70億円、親会社株主に帰属する当期純利益43億円については、既に1年前倒しで達成しています。 当連結会計年度は、グループ再編をはじめとした構造改革に取り組みながらも、虫ケア用品の価格改定の実施、口腔衛生用品の『モンダミン』シリーズの抜本的なリニューアル、総合環境衛生事業が好調だったことなどにより、売上高は1,791億82百万円となりました。加えて、営業利益も売上の増加による売上総利益の増加や価格改定施策・処方変更による収益改善などにより80億87百万円となり、当初計画を大きく上回る結果となりました。親会社株主に帰属する当期純利益及びROE、ROICは、52億38百万円及び7.3%、6.8%となりました。 2027年からの推進を予定している次期中期経営計画においても持続的な成長を図るべく、価格改定の実施やSKU削減、海外展開の拡大などにより培った「稼ぐ力」を活かし、さらなる成長を図ります。 ② 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前年同期比(%) 家庭用品事業   165,183   +4.5 合計   165,183   +4.5 (注) 1. 金額は、販売実績に基づいた価格によっております。 2. 総合環境衛生事業はサービス事業であるため、生産実績はありません。 b. 商品仕入実績 当連結会計年度における商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   仕入高(百万円)   前年同期比(%) 家庭用品事業   58,675   +5.4 総合環境衛生事業   2,093   △18.2 合計   60,768   +4.4 (注) 1. セグメント間取引については、相殺消去しております。 2. 金額は、仕入実績に基づいた価格によっております。 c. 受注状況 当社グループは、見込生産を行っているため、該当事項はありません。 d. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) 家庭用品事業   145,263   +5.6 総合環境衛生事業   33,918   +7.0 合計   179,182   +5.9 (注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2. 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 株式会社PALTAC   45,178   26.7   45,667   25.5 ㈱あらた   40,191   23.7   40,307   22.5 ㈱大木   17,639   10.4   19,626   11.0 (2) 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における資産の残高は、前連結会計年度末より137億46百万円増加し、1,493億82百万円となりました。 流動資産の残高は、前連結会計年度末より92億65百万円増加し、843億39百万円となりました。これは主に、現金及び預金が63億20百万円、棚卸資産が24億19百万円増加したことなどによるものです。 固定資産の残高は、前連結会計年度末より44億80百万円増加し、650億43百万円となりました。これは主に、建物及び構築物が11億12百万円、土地が10億34百万円減少した一方、投資有価証券が11億89百万円、退職給付に係る資産が46億5百万円増加したことなどによるものです。 (負債) 当連結会計年度末における負債の残高は、前連結会計年度末より71億8百万円増加し、680億92百万円となりました。 流動負債の残高は、前連結会計年度末より50億76百万円増加し、629億54百万円となりました。これは主に、未払法人税等が8億38百万円減少した一方、仕入債務が26億65百万円、短期借入金が24億20百万円、その他流動負債が8億74百万円増加したことなどによるものです。 固定負債の残高は、前連結会計年度末より20億31百万円増加し、51億37百万円となりました。これは主に、繰延税金負債が19億46百万円増加したことなどによるものです。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産の残高は、前連結会計年度末より66億38百万円増加し、812億90百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益の計上などにより利益剰余金が26億25百万円、その他有価証券評価差額金が6億47百万円、退職給付に係る調整累計額が20億66百万円増加したことなどによるものです。 (3) キャッシュ・フローの状況 ① 現金及び現金同等物 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べて61億54百万円増加し、229億30百万円となりました。 ② 営業活動によるキャッシュ・フロー 営業活動の結果、増加した資金は107億95百万円(前期は139億64百万円の増加)となりました。この主な内容は、税金等調整前当期純利益80億75百万円(前期は59億46百万円)、減価償却費45億78百万円(前期は44億24百万円)、仕入債務の増加20億42百万円(前期は24億90百万円の増加)、減損損失6億59百万円(前期は13億8百万円)、棚卸資産の増加額18億40百万円(前期は12億72百万円の増加)、法人税等の支払額24億9百万円(前期は25億6百万円)であります。 ③ 投資活動によるキャッシュ・フロー 投資活動の結果、減少した資金は37億59百万円(前期は52億80百万円の減少)となりました。この主な内容は、有形固定資産の取得による支出29億49百万円(前期は38億91百万円)、無形固定資産の取得による支出12億23百万円(前期は8億75百万円)であります。 ④ 財務活動によるキャッシュ・フロー 財務活動の結果、減少した資金は10億16百万円(前期は99億1百万円の減少)となりました。この主な内容は、短期借入金の純増加額20億30百万円(前期は50億円の純減)、長期借入金の返済による支出1億19百万円(前期は該当なし)、非支配株主への配当金の支払額1億76百万円(前期は1億74百万円)、配当金の支払額26億13百万円(前期は26億10百万円)であります。 ⑤ キャッシュ・フロー関連指標の推移 (単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   増減 営業活動によるキャッシュ・フロー   13,964   10,795   △3,168 投資活動によるキャッシュ・フロー   △5,280   △3,759   1,521 財務活動によるキャッシュ・フロー   △9,901   △1,016   8,884 現金及び現金同等物に係る換算差額   487   135   △351 現金及び現金同等物の増減額   △729   6,154   6,884 現金及び現金同等物の期末残高   16,775   22,930   6,154 ⑥ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループは、営業活動から得られる自己資金、金融機関からの借入などを資金の源泉としております。また、当社及び国内連結子会社間でキャッシュ・マネジメント・システム(CMS)を導入しており、各社の余剰資金を当社へ集中して一元管理を行うことで、資金の流動性の確保と資金効率の最適化に努めております。 設備投資やM&Aなどに伴う長期的な資金需要については、資金需要が見込まれる時点で、内部留保に加え、金融機関からの長期借入及びエクイティ・ファイナンスなどを活用して対応しております。また、運転資金など短期の資金需要については、自己資金及び短期借入を充当しております。 今後に向けては、構造改革を断行する資金を投じつつ、中長期に持続的な成長を図るための投資として、IT・DX投資を含む設備投資を積極的に推進するとともに、国内外を問わず事業規模・領域の拡大、適切な収益の確保及びキャッシュ・フローの創出に貢献するM&Aの実施を検討します。これら投資の際には、資本コストや投資採算性を十分に考慮するものといたします。 ⑦ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 当社グループの連結財務諸表の作成にあたって重要となる会計方針及び会計上の見積りについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等  (1)連結財務諸表 注記事項」に記載しております。 なお、会計上の見積り及び当該見積りに用いられた仮定が特に重要な影響を及ぼすと考えられる、固定資産の減損会計や繰延税金資産の回収可能性等の会計上の見積りは、連結財務諸表作成時において入手可能な情報に基づき合理的に判断し実施しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りとは異なる場合があります。

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出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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