本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

象印マホービン

ZOJIRUSHI CORPORATION7965 · Prime · 電気機器

炊飯ジャー・電気ケトルなど調理家電・生活家電で知られる家庭用品メーカー。国内製造拠点を持ち、海外にも販売網。

概要

象印マホービンは、家庭用調理家電、リビング製品、生活家電などを製造・販売する日本の家庭用品メーカーである。1948年に設立され、1986年に大阪証券取引所市場第二部に上場。2025年11月期の連結売上高は912億円、営業利益74億円、従業員数は1,515人。国内生産を象印ファクトリー・ジャパンで行い、米国、香港、台湾、中国、タイ、韓国などに販売子会社を持つ。

4つの製品区分で構成される家庭用品事業

象印マホービンは、家庭用品全般の製造販売を単一セグメントで運営している。製品は調理家電、リビング製品、生活家電、その他製品の4区分に分類される。2025年11月期の売上構成は、調理家電が644億円(全体の70.6%)と最大で、次いでリビング製品164億円(18.0%)、生活家電77億円(8.4%)、その他27億円(2.9%)となっている。調理家電には炊飯ジャー、電気ケトル、コーヒーメーカー、ホットプレートなどが含まれ、リビング製品はステンレスボトルや保温弁当箱が主力である。

国内生産と海外販売網によるグローバル展開

生産拠点は国内では象印ファクトリー・ジャパン、海外では関連会社のUnion Zojirushi(タイ)や連結子会社の新象製造廠(香港)が担う。販売は国内で象印フレスコと象印特販の2社、海外ではZojirushi America Corporation(米国)、上海象印家用電器(中国)、台象(台湾)、Zojirushi SE Asia(タイ)、Lin & Partners Distributors(香港)、Zojirushi Korea(韓国)の6社を通じて行う。2025年11月期の海外売上高は297億円で構成比32.6%、うちアジアが169億円、北中南米が54億円、その他が11億円である。

連結子会社11社と関連会社3社で構成されるグループ

当社グループは象印マホービン本体に加え、11の連結子会社と3の持分法適用関連会社から成る。主要な連結子会社は製造の象印ファクトリー・ジャパン、物流・修理の象印ユーサービス、国内販売の象印フレスコ・象印特販、海外販売の米国・香港・中国・台湾・タイ・韓国の各法人である。関連会社にはタイの製造会社Union Zojirushi、シンガポールの販売会社N&I ASIA、物流の旭菱倉庫が含まれる。グループ全体で調理家電から物流まで一貫した体制を構築している。

収益の推移と中期経営計画の達成状況

2025年11月期の連結売上高は912億円で、前期比4.5%増。営業利益は74億円(同24.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は60億円(同7.5%減)となった。国内売上高は614億円(同10.1%増)と好調で、高付加価値商品「炎舞炊き」や「EVERINO」が牽引した。海外は中国の減少が響き297億円(同5.4%減)。中期経営計画『SHIFT』(2022~2025年)の売上目標900億円、営業利益72億円に対し、実績はそれぞれ912億円、74億円と上回ったが、ROEは6.8%と目標7.0%を下回った。

業界の中での役割は家庭用品メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
912億円
営業利益
74億円
営業利益率
8.1%
純利益
60億円
2025/11 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/11
事業売上構成比利益利益率
調理家電644億円70.6%
リビング164億円18.0%
生活家電77億円8.4%
その他27億円3.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01家庭用調理家電・リビング用品・生活家電主力

家庭用品全般(調理家電、リビング製品、生活家電、その他製品)の製造・販売。国内自社工場(象印ファクトリー・ジャパン)で生産し、国内外販売子会社を通じて販売。製品カテゴリは炊飯ジャー、電気ケトル、ステンレスボトル、コーヒーメーカーなど。

主な製品・サービス4
調理家電製品
炊飯ジャー、電気ケトル、コーヒーメーカー、ホットプレートなど台所調理用電化製品。
リビング製品
ステンレスボトル、水筒、保温弁当箱など外出・携帯用製品。
生活家電製品
電気あんか、加湿器、空気清浄機など生活空間向け電化製品。
その他製品
食器洗い器用洗剤、掃除用品など家庭用消耗品。

製品と技術

「炎舞炊き」に代表される圧力IH炊飯ジャー

調理家電製品の主力は炊飯ジャーであり、最上位機種「炎舞炊き」は圧力IH方式を採用し、高付加価値商品として国内販売を牽引している。2025年11月期の調理家電売上高は644億円で、前年比5.2%増。国内では「炎舞炊き」の販売が好調だったほか、オーブンレンジ「EVERINO」、オーブントースター、電気ケトルも伸長した。海外では台湾・北米で炊飯ジャーが好調だったが、中国での電気ポット販売は低調だった。

ステンレスボトルを中核とするリビング製品

リビング製品はステンレスボトル(ワンタッチマグ)、水筒、保温弁当箱など外出・携帯用製品が中心。2025年11月期の売上高は164億円で、前年比9.4%減。国内ではステンレススープジャーが好調だったが、主力のワンタッチマグが減少した。海外では中国・韓国でステンレス製品の販売が振るわず、全体を押し下げた。同社は1981年にステンレス製マホービンを発売して以来、保温技術を進化させてきた。

加湿器・空気清浄機が好調な生活家電

生活家電製品には電気あんか、加湿器、空気清浄機、食器乾燥器などが含まれる。2025年11月期の売上高は77億円で、前年比36.7%増と大幅に伸びた。国内では加湿器や空気清浄機、食器乾燥器が好調で、海外では韓国での加湿器販売が堅調だった。同社は調理家電に比べ規模は小さいが、ライフスタイルの変化に合わせた製品群を展開している。

「象印食堂」に代表される飲食事業

その他製品区分には食器洗い器用洗剤などの消耗品に加え、2018年10月に大阪で開店した直営飲食店「象印食堂」の売上を含む。2025年11月期のその他売上高は27億円で、前年比16.6%増。象印食堂は調理家電の技術を生かしたメニュー提供で好調に推移している。同事業は同社のブランド革新戦略の一環として、家庭用品以外の領域への進出を試みるものだ。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

生活家電で国内首位級、海外展開が成長の鍵に

電気機器に分類され、調理家電や生活家電を主力とする。売上高は835億円、872億円、912億円と堅調に増加し、営業利益率も6.88%から8.11%へ改善している。同業にはキオクシアホールディングスなど大手が存在するが、生活家電分野に特化している点が強み。国内市場は成熟しているが、海外需要が成長の原動力。日清紡ホールディングスなどの同業と競合するが、ブランド力と品質で優位に立つ。課題は海外でのシェア拡大とコスト競争。

強み

  • 生活家電の国内ブランドとして認知度が高く、信頼がある。
  • 売上高が3期連続増加し、直近は約912億円に到達。
  • 営業利益率が6.88%から8.11%へ上昇し、効率化が進む。
  • 調理家電から生活家電まで幅広い製品ラインを持つ。

課題

  • 少子高齢化で国内需要が縮小し、海外依存が高まる可能性。
  • キオクシアなど大手との競争が激しく、価格競争に陥りやすい。
  • 海外でのブランド浸透が遅れており、シェア拡大が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売・消費の時価総額近傍。太字が象印マホービン

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19842アークランズ1,195億円14.3倍
28173Joshin1,173億円33.0倍
39267Genky DrugStores1,108億円13.9倍
48237松屋1,097億円49.1倍
54985アース製薬1,084億円23.0倍
67965象印マホービン1,053億円15.1倍
78016オンワードホールディングス1,050億円10.0倍
84919ミルボン1,037億円19.0倍
99997ベルーナ1,029億円8.8倍
102681ゲオホールディングス956億円11.0倍
116036KeePer技研943億円9.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(小売・消費)に従っています。

会社の歴史

沿革 23件

魔法瓶メーカーとして創業した1948年

1948年12月、株式会社協和製作所として大阪で創業。当初は魔法瓶の製造を主業としていた。1953年6月に協和魔法瓶工業株式会社へ商号変更し、魔法瓶専門メーカーとしての基盤を固めた。1961年11月には象印マホービン株式会社に改称し、現在の社名となる。この間、魔法瓶の技術を軸に家庭用保温容器の分野で成長を遂げた。

電子ジャー投入で調理家電に参入した1970年

1970年5月、同社初の電子ジャーを開発・販売し、家庭用電気製品部門へ進出した。これにより事業領域が魔法瓶から調理家電へ拡大。同年以降、炊飯ジャーを中心とした電気製品の品揃えを強化した。1978年9月には物流子会社・象印配送サービス(現象印ユーサービス)を設立し、販売と物流の分業体制を整えた。1979年6月には販売子会社・象印フレスコを設立し、国内販売網の拡充を進めた。

ステンレスボトル発売と海外生産開始の1980年代

1981年7月、ステンレス製マホービンを開発し販売開始。これが後にリビング製品の柱となるステンレスボトルシリーズの原点となった。1986年9月に大阪証券取引所市場第二部へ上場。同年10月にはタイに製造関連会社Union Zojirushiを設立し、海外生産に乗り出した。1987年1月には米国販売子会社Zojirushi America Corporationを設立し、北米市場への本格進出を開始した。

アジア販売網の構築と生産移管を進めた1990~2000年代

1995年3月、香港に製造子会社・新象製造廠を設立。2002年4月に台湾販売子会社・台象、2003年3月に中国販売子会社・上海象印家用電器をそれぞれ設立し、アジア全域に販売網を広げた。2003年5月には国内生産を子会社の象印ファクトリー・ジャパンへ全面移管し、生産の効率化を図った。2005年11月には業務用向け販売会社・象印特販を設立し、チャネルを拡大した。

市場区分変更と新事業「象印食堂」の2018年

2013年7月、大阪証券取引所と東京証券取引所の現物市場統合により東証市場第二部へ移行。2018年2月には東証市場第一部に指定された。同年10月、大阪に直営飲食店「象印食堂」を開店し、調理家電で培ったノウハウを生かした新事業を開始した。2022年4月の市場区分見直しに伴い、プライム市場へ移行した。

韓国・香港への販売網拡大を進めた2025年

2025年9月、香港の販売会社Lin & Partners Distributors Limitedを取得し連結子会社化。同年10月には韓国にZojirushi Korea Corporationを設立し、2026年4月の営業開始を予定している。これにより東アジア地域の販売体制が強化され、グローバルシフトの一環として直接貿易の割合を高める戦略を進めている。

年表23件を開く

1940年代

  • 1948年12月創業株式会社協和製作所を設立。

1950年代

  • 1953年6月商号変更協和魔法瓶工業株式会社に商号変更。

1960年代

  • 1961年11月商号変更象印マホービン株式会社に商号変更。
  • 1967年1月大阪府大東市に製造会社和研プラスチックス株式会社〔現・象印ファクトリー・ジャパン株式会社〕を設立(現・連結子会社)。

1970年代

  • 1970年5月電子ジャーを開発・販売し家庭用電気製品部門に進出。
  • 1978年9月大阪府東大阪市に物流会社象印配送サービス株式会社〔現・象印ユーサービス株式会社〕を設立(現・連結子会社)。
  • 1979年6月大阪府大阪市に販売会社象印フレスコ株式会社を設立(現・連結子会社)。

1980年代

  • 1981年7月ステンレス製マホービンを開発し販売を開始。
  • 1986年10月創業タイに製造会社Union Zojirushi Co.,Ltd.を設立(現・持分法適用の関連会社)。
  • 1986年9月上場大阪証券取引所市場第二部に上場。
  • 1987年1月アメリカに販売会社Zojirushi America Corporationを設立(現・連結子会社)。

1990年代

  • 1995年3月香港に製造会社新象製造廠有限公司を設立(現・連結子会社)。

2000年代

  • 2002年4月台湾に販売会社台象股份有限公司を設立(現・連結子会社)。
  • 2003年3月中国に販売会社上海象印家用電器有限公司を設立(現・連結子会社)。
  • 2003年5月象印ファクトリー・ジャパン株式会社に生産移管。
  • 2005年11月東京都港区に販売会社象印特販株式会社を設立(現・連結子会社)。

2010年代

  • 2013年7月M&A大阪証券取引所と東京証券取引所の現物市場統合により、東京証券取引所市場第二部へ移行。
  • 2014年10月タイに販売会社Zojirushi SE Asia Corporation Ltd.を設立(現・連結子会社)。
  • 2018年2月東京証券取引所市場第一部に指定。
  • 2018年10月大阪に当社初の飲食店「象印食堂」をオープン。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場へ移行。
  • 2025年9月香港に販売会社Lin & Partners Distributors Limitedを取得(現・連結子会社)。
  • 2025年10月韓国に販売会社Zojirushi Korea Corporationを設立(現・連結子会社)。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/11期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2028年11月期まで100,000百万円
  • 連結営業利益2028年11月期まで9,000百万円(利益率9.0%)
  • ROE2028年11月期まで8.0%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    コア領域の高成長と新規市場開拓

    炊飯ジャーブランドのグローバル浸透、レンジ事業の成長によるコア領域拡大、マホービンを基礎としたリビング事業の再成長、国内市場攻略のマーケティング戦略、海外重点地域のマーケティング強化、飲食事業など新規領域拡大を推進する。

  2. 02

    人材・組織の強靭化とDX推進

    人的資本経営の推進により人材・組織を強靭化し、DX推進を通じて生産性と競争力を向上させる。

  3. 03

    ブランドを軸とした企業価値の持続的向上

    ブランド価値を高める丁寧なコミュニケーションと、資本コストを意識した資本政策の推進により、企業価値の持続的向上を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,515人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は835万円で、9期前と比べて+5.1%平均年齢は39.8歳、平均勤続年数は14.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年11月1,308
2017年11月1,325
2018年11月1,376
2019年11月79542.215.61,357
2020年11月78542.316.01,322
2021年11月80342.316.11,304
2022年11月82141.915.91,308
2023年11月84041.115.01,314
2024年11月79840.314.41,322454
2025年11月83539.814.21,515488

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年11月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率104.5%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)67.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社12(国内 5 / 海外 7、うち連結子会社 11) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
本社・大阪支店等 — 大阪市北区4,525百万円
大阪工場等 — 大阪府大東市 大阪府東大阪市2,442百万円
支店・営業所等(14ヶ所) — 福岡市博多区他1,164百万円
本社 中国工場 — 中国香港 中国深圳市848百万円
東京支社 — 東京都港区659百万円
福町工場 — 大阪市 西淀川区633百万円
本社 大阪工場 — 大阪府 大東市267百万円
滋賀工場 — 滋賀県 近江八幡市137百万円
主な関係会社
  • 海外
    Zojirushi America Corporation (注)6
    米国 カリフォルニア州 トーランス市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    象印フレスコ株式会社
    大阪市北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    象印特販株式会社
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    新象製造廠有限公司(注)2
    中国 香港特別行政区 · 連結子会社
    議決権51.0%
  • 国内
    象印ファクトリー・ジャパン 株式会社(注)2
    大阪府大東市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    台象股份有限公司(注)2
    台湾 台北市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    上海象印家用電器有限公司
    中国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    象印ユーサービス株式会社
    大阪府東大阪市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Zojirushi SE Asia Corporation Ltd. (注)2
    タイ国 バンコク都 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Lin & Partners Distributors Limited
    中国 香港特別行政区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    Zojirushi Korea Corporation (注)5
    大韓民国 ソウル市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Union Zojirushi Co., Ltd.
    タイ国 バンコク都 · 持分法適用会社
    議決権49.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年11月期の売上高は912億円営業利益74億円前期と比べると増収増益で、売上が+4.6%、利益が+23.3%。

売上高
+4.6%
912億円
営業利益
+23.3%
74億円
純利益
-7.7%
60億円
営業利益率
8.1%
前期比 +1.2%pt

会社が出している今期の予想2026年11月期

項目会社予想前期実績
売上高925億円912億円
営業利益66億円74億円
純利益48億円60億円
1株あたり配当¥46¥46

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は512億円、営業利益は52億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+2.2%、営業利益は+6.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q2713512.929
2023年2Q183105.58
2023年3Q165−3−1.80
2023年4Q2167
2024年1Q2813512.527
2024年2Q19594.621
2024年4Q396164.017
2025年2Q501499.834
2025年4Q411256.126
2026年2Q5125210.235

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年11月期からの14期で、売上は629億円から912億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は8.1%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年11月6293541
大阪証券取引所と東京証券取引所の現物市場統合により、東京証券取引所市場第二部へ移行。
2013年11月6672516
タイに販売会社Zojirushi SE Asia Corporation Ltd.を設立(現・連結子会社)。
2014年11月7686938
2015年11月89810963
2016年11月89211873
2017年11月8548553
2018年11月8466644
2019年11月7915941
2020年11月7495739
2021年11月7776845
2022年11月8255837
2023年11月8356544
2024年11月87260746.965
韓国に販売会社Zojirushi Korea Corporationを設立(現・連結子会社)。
2025年11月91274838.160

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年11月期

売上高912億円のうち、営業利益として残るのは74億円8.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は60億円、売上の6.6%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金66.7%608億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金25.2%230億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.1%74億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
33.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.2pt
8.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.6pt
6.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.2pt
6.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年11月期は営業CFが99億円、投資CFが−21億円で、差し引きのフリーCFは78億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は296億円で、売上の3.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年11月27−11−1016115
2013年11月21−21−100112
2014年11月64−20−744153
2015年11月67−5−862210
2016年11月80−34−1746227
2017年11月66−9−1957273
2018年11月47−25−3622259
2019年11月67−13−1954290
2020年11月74−16−2258326
2021年11月52−8−2444352
2022年11月−3−26−29−29311
2023年11月49−21−3028312
2024年11月550−6455306
2025年11月99−21−9178296

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年11月期の総資産は1,183億円。このうち返さなくてよい自己資本が896億円で、自己資本比率は75.0%(業種中央値61.0%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年11月63844419468.9
2013年11月69148021168.8
2014年11月75452622868.8
2015年11月86058827267.5
2016年11月88061126968.7
2017年11月92967725271.9
2018年11月91669721975.4
2019年11月91571020576.9
2020年11月97072924174.5
2021年11月1,01976825174.8
2022年11月1,11281329972.4
2023年11月1,12485327175.1
2024年11月1,14887327575.3
2025年11月1,18389628775.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年11月期の内訳
現金及び預金
332億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
761億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
261億円
在庫として抱えている分
負債合計
287億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
86
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率16 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率224社中59位あたり、逆に低いのはROE224社中130位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.8%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.1%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
75.0%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
4.6%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.2%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,451で、1年前と比べて-8.8%過去52週の値幅のなかでは30%の位置にある。

¥1,451-1.8%1ヶ月+3.6%1年-8.8%時価総額1,053億円
過去52週の値幅
安値¥1,322高値¥1,754

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)15.1倍
PER (会社予想)19.4倍
PBR1.01倍
配当利回り3.17%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月半ばに1382円まで下落した後、反発に転じ8月14日には1471円と回復。25日移動平均線(1422.08円)を約3.4%上回り、短期トレンドは上向き。一方、200日線(1537.21円)は下回っており、中長期では軟調。52週高値の1814円からは18.9%低い水準。出来高は概ね10〜20万株で推移し、特に変化なし。RSIは64.56と中立よりやや強気。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER(実績)が15.3倍、PBRが1.03倍と1倍近くで、同業界平均(PER30.69倍、PBR2.23倍)と比較して大幅に割安。配当利回りは3.13%で平均2.21%より高く、配当性向は119.41%とやや過剰だが、安定した配当を維持。ROEは6.8%と平均的な水準だが、直近の売上高・利益とも増加傾向にあり、業績改善が見込まれる。ただし予想PERが19.7倍と実績より上がっており、将来の利益成長が期待されている面もある。割安だが収益力の改善余地が鍵。

指標この会社業種平均
PER (実績)15.1倍30.8倍
PER (予想)19.4倍
PBR1.01倍2.58倍
ROE6.8%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

国内の少子化や節約志向で需要が伸び悩む中、海外展開と高付加価値製品の開発が成長の鍵を握る。強気派は安定したブランド力と高配当を評価し、海外市場でのシェア拡大に期待する。弱気派は国内市場の縮小と低い利益率、原材料高によるコスト増を懸念する。今後の焦点は、海外売上比率の向上と、炊飯器などの高価格帯製品の販売動向。

プラスに働く材料7
  • 安定したブランド力

    国内での高い認知度と品質評価があり、買い替え需要を着実に取り込める。価格競争に巻き込まれにくい。

  • 海外成長

    アジアを中心にステンレスボトルや炊飯器の需要が拡大。現地ニーズに合わせた製品でシェアを伸ばす余地。

  • 高配当・資本政策

    配当利回りが3%超で、PBRも1倍前後と割安感がある。株主還元が充実。

  • 営業利益が74億円と23%増益通年影響

    2025/11期の営業利益は74億円と前期比+23.3%。売上高912億円と増収も続いた

  • 利回り3.13%の配当で下値堅い継続影響

    配当利回り3.13%は相応の水準。減益時も株主還元が評価され下値を支える

  • PBR1.03倍とほぼ解散価値水準継続影響

    PBR1.03倍は解散価値に近く、資産面から株価の下値は限られやすい

  • 営業利益率8.11%と改善が続く通年影響

    営業利益率は6.88%→8.11%に改善。収益性の向上が続けば株価の見直し余地

マイナスに働く材料7
  • 国内市場縮小

    少子化や人口減少で国内家電需要が伸びず、販売数量の減少が続く。高齢化で買い替えサイクルも長期化。

  • 利益率の低さ

    営業利益率が8%前後で、原材料高や為替で悪化するリスク。価格転嫁には限界がある。

  • 海外での競争

    海外では現地ブランドや中韓メーカーとの競争が激しく、価格競争に陥る可能性。ブランド力が通用しない市場もある。

  • 純利益60億円と前期比7.7%減通年影響

    純利益は65億円→60億円と7.7%減。営業増益でもEPS悪化が嫌気される

  • 予想PER19.7倍に上昇し割高感通年影響

    予想PER19.7倍は実績PER15.3倍から上昇。市場は今後の利益低下を織り込む

  • 株価1年で15.5%下落継続影響

    株価は1年で15.5%下落。弱いチャートが続くと投機筋の売りを誘いやすい

  • 売上高912億円と増収率4.6%に留まる通年影響

    売上高912億円、前期比+4.6%増と低成長。成熟市場のため高い増収期待は持ちにくい

次の決算で確かめる点
海外売上比率
海外成長が国内市場縮小を補っているかを測る。シェア拡大の進捗確認。
高付加価値製品の売上
炊飯器やステンレスボトルなど単価の高い製品が利益を牽引しているかを確認。
営業利益率
コスト増の中、収益性を維持できているかを測る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり46で、前期から+105.0%いまの株価に対する利回りは3.17%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥46
1株あたり
配当利回り
3.17%
いまの株価に対して
配当性向
119.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年11月2225.0
2017年11月220.024.0
2018年11月3036.448.2
2019年11月26−13.354.6
2020年11月260.059.5
2021年11月3430.857.0
2022年11月340.054.6
2023年11月340.079.7
2024年11月4017.649.7
2025年11月82105.0119.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥46

株主

有価証券報告書より

2025年11月期末の株主数は延べ10,719人。区分でいちばん多いのは個人・その他51.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が29.1%を占め、残る70.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年11月%2021年11月%2022年11月%2023年11月%2024年11月%2025年11月%
個人・その他40.441.341.642.545.751.1
外国法人19.719.919.220.219.419.7
事業法人21.220.920.620.219.018.7
自己株式6.96.86.86.89.612.5
金融機関17.915.918.416.915.410.4
証券会社0.82.00.20.20.60.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01CLEARSTREAM BANKING S.A(常任代理人 香港上海銀行東京支店)14.00
02市川典男7.44
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)6.28
04和幸株式会社5.78
05市川昌宏4.23
06象印共栄持株会3.45
07市川泰宏2.85
08公益財団法人市川国際奨学財団2.27
09三菱UFJ信託銀行株式会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)2.14
10市川尚孝1.64

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-07-10
    市川 典男
    変更報告
    7.44%
  • 2026-05-13
    市川 典男
    新規の大量保有報告
    7.44%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+53%、1株純資産は14期で+115%。直近期のROEは6.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年11月606519.74.417.0
2013年11月247043.516.133.4
2014年11月567677.614.926.4
2015年11月9385911.519.224.2
2016年11月10889412.312.425.0
2017年11月799898.412.524.0
2018年11月661,0226.517.748.2
2019年11月601,0415.928.854.6
2020年11月581,0705.533.459.5
2021年11月671,1276.124.757.0
2022年11月541,1894.729.454.6
2023年11月661,2485.423.279.7
2024年11月971,3187.616.949.7
2025年11月921,3976.817.4119.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

15名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は15名。2025/11期の役員報酬は総額394百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
市川典男代表取締役 社長執行役員685,399,860
松本龍範取締役 常務執行役員 国内営業担当6535,374
宮越芳彦取締役 常務執行役員 国際営業本部長6532,608
真田修取締役 常務執行役員 管理担当6626,661
造田英治取締役 常務執行役員 経営企画部長5825,898
大上純取締役 常務執行役員 国内営業本部長6421,870
山根博志取締役 常務執行役員 生産開発本部長559,022
伊住弘美取締役677,706
戸田奨取締役663,584
金井宏彰取締役68508
上原正義取締役〔常勤監査等委員〕6413,831
塩野香苗取締役〔監査等委員〕652,574
残りの役員3名を開く
氏名役職年齢保有株数
宇都宮一志取締役〔監査等委員〕541,865
西村智子取締役〔監査等委員〕59939
岡本茂久取締役 執行役員 管理本部長 経理部長547,081

役員報酬の内訳2025/11

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)818010933242
社外取締役745456
取締役(社内)1171717

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/11期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容722字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社11社及び関連会社3社により構成され、その事業は、家庭用品等の製造、販売及びこれらの付随業務を営んでおります。なお、家庭用品以外の事業の重要性が乏しいと考えられるため、セグメント情報の記載を省略しております。 製造部門 (調理家電製品)国内においては、象印ファクトリー・ジャパン株式会社、海外においては、新象製造廠有限公司があります。 (リビング製品)国内においては、象印ファクトリー・ジャパン株式会社、海外においては、関連会社であるUnion Zojirushi Co., Ltd.があります。 (生活家電製品)象印ファクトリー・ジャパン株式会社があります。 (その他製品) 象印ファクトリー・ジャパン株式会社があります。 販売部門 国内においては、当社及び象印フレスコ株式会社、象印特販株式会社、海外においては、Zojirushi America Corporation、上海象印家用電器有限公司、台象股份有限公司、Zojirushi SE Asia Corporation Ltd.、Lin & Partners Distributors Limited、Zojirushi Korea Corporation、そして関連会社であるN&I ASIA PTE LTDがあります。なお、Zojirushi Korea Corporationは、2025年10月1日に設立し、2026年4月営業開始予定です。 物流部門 象印ユーサービス株式会社、そして関連会社である旭菱倉庫株式会社があります。 修理・リサイクル部門 象印ユーサービス株式会社があります。 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,017字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループでは、企業理念を創業以来、経営の根底にある不変の価値観を表した「暮らしをつくる」と定め、経営方針として「BRAND INNOVATION(ブランド革新)~家庭用品ブランドの深化と「食」と「暮らし」のソリューションブランドへの進化~」を掲げております。 その背景には、国内における人口・世帯数の減少や少子高齢化の進行、海外新興国における生活水準の向上、デジタル化の急速な進展など、人々の暮らしが変化・多様化していくなかで、従来の家庭用品メーカーとしてのブランドを継続するだけでは持続的な成長が難しくなりつつあることが挙げられます。 将来にわたりお客様に支持され、持続的な成長を実現するためには、こうした環境の変化に適応し、生活者の食や暮らしに関する不満や負担を、商品やサービスを通じて解決(ソリューション)していく必要があり、ZOJIRUSHIブランドの革新が不可欠であると考えております。 (2) 中期経営計画の進捗状況 当社グループは2022年11月21日より、暮らしの課題、社会の課題を解決しながら持続的に成長するソリューションブランドへ着実に移行(シフト)するため、3ヵ年の中期経営計画『SHIFT』に取り組んでまいりました。 『SHIFT』では、ドメイン・シフト「新規領域の拡大と既存領域の深化」、グローバル・シフト「グローバル市場での成長加速」、デジタル・シフト「デジタル化の推進」、サステナビリティ・シフト「持続可能企業への体質転換」の4つの重点課題を掲げ、具体的施策の実行に向けて取り組んでまいりました。 「ドメイン・シフト」では、既存の市場やチャネルを深掘りするため、炊飯ジャー「炎舞炊き」やオーブンレンジ「EVERINO」を中心に商品のラインアップを拡大、また、国内を中心に高付加価値化や価格の適正化を進め、採算の改善を図りました。 「グローバル・シフト」では、伸長する海外市場のEC化に適応したほか、2023年に韓国支店を設立するなど、直接貿易の営業体制を強化しました。また、中期調達戦略の実行を通じてグローバル生産体制の整備を進めました。 「デジタル・シフト」では、生成AIサービスの導入を進めた事に加え、社内システムの完全クラウド化が完了した事で、業務効率化と事業の継続性を高めました。また、営業活動の可視化により、データに基づく活動内容の最適化を図りました。 「サステナビリティ・シフト」では、2025年のCO₂排出量の削減率が2019年比で40%以上を見込むほか、健康経営優良法人に継続して認定されるなど、ESG課題への取り組みを進めました。 その結果、連結売上高は『SHIFT』で掲げた2025年目標90,000百万円に対し、91,151百万円と目標を上回りました。連結営業利益は、国内で高単価の商品を中心に販売が好調に推移したことに加え、円安による輸入コストの上昇に対する価格転嫁を進めた結果、7,436百万円(利益率8.2%)と目標の7,200百万円(利益率8.0%)を上回りました。ROEは6.8%となり、目標の7.0%を下回りましたが、引き続き資本コストを意識した資本政策を推進してまいります。 (3) 経営環境及び対処すべき課題 世界経済は、インフレの沈静化や貿易の持ち直しなどを背景に、底堅い成長が見込まれますが、依然として下振れリスクが高い傾向にあります。我が国においては、賃上げにより実質賃金が改善し、個人消費は緩やかに回復する見通しです。一方で、中国の不動産不況の長期化や、米国の保護主義の高まりによる貿易摩擦への懸念など、今後も不透明な経営環境が続くと推測されます。 このような経営環境のなか、2030年までの経営方針である「BRAND INNOVATION(ブランド革新)~家庭用品ブランドの深化と「食」と「暮らし」のソリューションブランドへの進化~」に向けて、引き続き「領域の水平的拡大」、「領域の垂直的拡大」、「経営基盤の強化」の三次元的拡大に取り組みます。また「事業を通じた社会課題解決」および「経営基盤の強化」の領域で、ESGにおける4つの重要課題を下記の通り特定し、継続して実行してまいります。 <ESGにおける重要課題> ① 持続可能な地球環境への貢献 ・脱炭素社会の実現 ・環境負荷や生物多様性への配慮 ② 社会課題に対応する商品・サービスの提供 ・商品の安全性と品質の追求 ・環境配慮型商品の開発 ・CSV事業の拡大 ・知的財産の保護 ・持続可能なサプライチェーンの実現 ・社会貢献活動の推進 ③ 価値創造にチャレンジする人材/職場づくり ・人権の尊重/ダイバーシティ&インクルージョンの推進 ・労働安全衛生・健康経営の推進 ・経営目標の達成に必要な人材の育成・獲得 ④ ステークホルダーに信頼されるガバナンス体制の確立 ・公正かつ透明性・実効性の高いガバナンス体制の構築 ・株主・投資家との信頼関係の構築 ・お客様満足度の向上 「BRAND INNOVATION(ブランド革新)」とともに、社会課題の解決に向けたESGの取り組みを推進することにより、社会的価値、経済的価値、従業員価値の向上をはかります。 中期経営計画『BEYOND』の概要(2026年11月期~2028年11月期) 前中期経営計画『SHIFT』の3年間は、暮らしの課題や社会の課題を解決しながら、持続的に成長するソリューションブランドへと着実に移行するための期間となりました。 2026年11月期から2028年11月期の3ヵ年は、これまで培ってきたソリューションブランドの価値をさらに高めるため、既存の枠組みを越えた施策を実行し、成長の壁を越えていく期間と位置付け、新たな中期経営計画『BEYOND』を策定いたしました。 『BEYOND』では、主要戦略として、「コア領域の高成長と新規マーケットの開拓」、「人材・組織の強靭化、それを支えるDX」、「ブランドを軸とした企業価値の持続的向上」の3つの重点課題を掲げ、取り組んでまいります。各重点課題に対する施策は以下の通りです。 1. コア領域の高成長と新規マーケットの開拓 ・炊飯ジャーブランドのグローバル浸透 ・レンジ事業の成長によるコア領域の拡大 ・マホービンを基礎としたリビング事業の再成長 ・国内市場を攻略するマーケティング戦略 ・海外重点地域のマーケティング強化 ・飲食事業・製品などの新規領域拡大 2. 人材・組織の強靭化、それを支えるDX ・人的資本経営の推進 ・DX推進による生産性向上・競争力向上 3. ブランドを軸とした企業価値の持続的向上 ・ブランド価値を高める丁寧なコミュニケーション ・資本コストを意識した資本政策の推進 上記の重点課題に取り組み、各施策を確実に実行することで、2028年11月期の業績目標である、連結売上高100,000百万円、連結営業利益9,000百万円(利益率9.0%)、ROE8.0%の達成を目指します。
事業等のリスク3,039字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 新製品開発について 当社グループは、新規カテゴリー商品の投入や市場ニーズに応じた高付加価値製品や価格競争力のある製品の開発を目指しております。しかしながら、市場から支持を獲得できる新製品または新技術を正確に予想できるとは限らず、またこれら製品の販売が成功しない場合には、将来の成長と収益性を低下させ、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。 そのリスクが顕在化する可能性は、予測困難でありますが、製品の基本性能の向上に常に取り組むことでお客様のご使用時の満足度を高め、次回も象印製品をご使用いただけることを目指して商品開発を進めています。さらには、製品の基本性能に加えて、使用時の不満点や改善点を見つけ、解決する工夫や製品の安全性や使いやすさにもこだわることで、付加価値の高い製品を提供しています。 (2) 製品価格の下落について 当社グループでは、競争力のある新製品の投入等により製品価格の維持、上昇を図っておりますが、市場からの納入価格引き下げの圧力やリベートの要求などは、ますます強まる傾向にあります。価格下落が当社グループの想定を大きく上回り、かつ長期にわたった場合、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。 (3) 競合他社との競争について 当社グループの主力製品は、家電メーカー等と競合しており、その一部には当社グループより多くの研究、開発、製造、販売資源を有する企業もあります。そうした中で当社グループは安定的なシェアを確保しておりますが、将来において競争が激化し、シェアが低下した場合は、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。 そのリスク軽減のため、商品ラインアップ拡充、社会や生活の変化に合わせた既存商品の活性化、ニーズに対応する新規商品の開発により、売上やシェアの拡大を図ってまいります。また、商品の基本機能だけではなく、商品の使用によって新たな価値を提供したり、商品の新しい使用方法やライフスタイルを提案する活動を積極的に行っています。 (4) 原材料価格の変動について 当社グループの製品の主要原材料であるステンレス、樹脂、銅等の価格は、国際市況に大きく影響されております。原材料価格や部品価格の上昇は、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。 そのリスク軽減のため、完成品の販売価格見直しなどのリスク対応に努めております。 (5) 為替変動による影響について 当社グループにおける海外事業の現地通貨建ての資産等は、換算時の為替レートにより円換算後の価額が影響を受ける可能性があります。また、海外から輸入する製品や部材は日本円以外の通貨で決済しております。そのため予測を超えた円安が進行した場合などは、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。 そのリスク軽減のため、輸出により受け取る米ドルを支払いに充てており、またリスク管理方針に従って不足分の一部を為替予約によりリスクヘッジしております。 (6) 製造物責任について 当社グループは、高品質の製品の提供を目指し、厳密な品質管理基準にしたがって各種の製品を製造しておりますが、万一、製品の欠陥等が発生した場合のメーカー責任を果たすために、製造物責任賠償に備え保険に加入しております。しかし、大規模な製品の欠陥やリコールの発生は、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。 (7) 知的財産権の保護について 当社グループは、事業の優位性を確保するため、開発する製品及び技術について知的財産権の保護に努めておりますが、特定の地域では充分な保護が得られない可能性があります。また、当社グループの製品が第三者の知的財産権を侵害しているとの主張を受ける可能性もあります。当社グループの主張が認められなかった場合には、損害賠償やロイヤリティの支払等の損失が発生し、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。 (8) 模倣品の出現について 当社グループはブランドの重要性を認識しており、国内外でのブランド価値向上を目指しております。国内外にて商標の出願及び登録を実施し、模倣品対策を講じておりますが、当社ブランドの模倣品が市場に出現した場合、当社グループのブランド価値を毀損し、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。 (9) 業績の季節変動について 当社グループの業績は、製品の特性や国内外の商戦期等の関係上、取引先への出荷が秋口から春先に集中するため、第1四半期に偏重する傾向にあります。 (10) 情報セキュリティについて 当社グループは事業活動を通して、お客様や取引先の個人情報及び機密情報を入手し保有しています。しかしながら、サイバー攻撃、不正アクセス、コンピューターウィルスの侵入等により、万一これらの情報が流出した場合や重要データの破壊、改ざん、システム停止等が生じた場合には、当社グループの信用低下や業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。 そのリスク軽減のため、これらの情報に対するシステムのセキュリティ対策及び監視体制ならびにリスクマネジメント体制の強化を推進しており、ISMS認証の取得や従業員教育の徹底など、システムと運用の両面で機密保持に努めております。 (11) 災害の発生について 当社グループは国内外で生産、販売活動を展開しておりますが、当該地域で地震、洪水、台風、火災、戦争、感染症等が発生し、当社グループや取引先企業が被害を受けた場合、事業活動に支障をきたし、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。 そのリスクが顕在化する可能性は、予測困難でありますが、危機管理マニュアルを策定し、全社員に啓蒙しています。本マニュアルでは、象印マホービンの本社が被災し、使用不可能となった場合の本社機能移転など、さまざまなリスクを想定しています。外部環境の変化や想定されるリスクの増減を鑑み、適宜改定を行っています。また、管理業務や、生産場所の一極集中化の回避検討などのリスク対応にも努めております。 (12) 地政学リスクについて 当社グループは、中国を中心とした生産拠点のほか、世界各地に販売会社を有しております。このため、米中関係やロシア・ウクライナ情勢、中東情勢などの国際情勢の変化は、当社の事業運営に大きな影響を及ぼすリスクとなります。特に、米国の関税政策は既に発動されており、今後さらなる強化や対抗措置が講じられる可能性も懸念されます。また、各国の貿易政策やエネルギー政策の変更、予期しない法制度や規制の改定なども、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 そのリスク軽減のため、関税動向や規制変更を常に注視し、サプライチェーンの見直しや販売価格への適切な転嫁を進めてまいります。
経営成績の分析 (MD&A)5,927字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績 (経営成績に関する分析) 当連結会計年度におきましては、世界的には米国の政策動向や中国経済の見通し等、先行きの不透明な状況が続きました。我が国においては堅調なインバウンド需要や個人消費の改善など、景気の緩やかな持ち直しが見られますが、物価の上昇や地政学的リスクなどによる影響が下振れの要因として懸念されます。 このような経営環境の中で、当社グループは、中期経営計画『SHIFT』の最終年度を迎え、ドメイン・シフト「新規領域の拡大と既存領域の深化」、グローバル・シフト「グローバル市場での成長加速」、デジタル・シフト「デジタル化の推進」、サステナビリティ・シフト「持続可能企業への体質転換」の4つの重点課題を掲げ、具体的施策の実行に向けて取り組んでまいりました。 「ドメイン・シフト」では、既存の市場やチャネルを深掘りするため、炊飯ジャー「炎舞炊き」やオーブンレンジ「EVERINO」を中心に商品のラインアップを拡大、また、高付加価値化や価格の適正化を進め、採算の改善を図りました。「グローバル・シフト」では、伸長する海外市場のEC化に適応したほか、2023年に韓国支店を設立するなど、直接貿易の営業体制を強化しました。「デジタル・シフト」では、生成AIサービスの導入を進めた事に加え、社内システムの完全クラウド化が完了した事で、業務効率化と事業の継続性を高めました。「サステナビリティ・シフト」では、2025年のCO₂排出量の削減率が2019年比で40%以上を見込むほか、健康経営優良法人に継続して認定されるなど、健康経営の推進やESG課題への取り組みを進めました。 その結果、当連結会計年度の売上高は、前年実績から3,929百万円増加し91,151百万円(前連結会計年度比4.5%増)となりました。製品区分別では、調理家電製品が前年を上回ったほか、生活家電製品も順調に推移しました。国内売上高は61,446百万円(前連結会計年度比10.1%増)、海外売上高は29,704百万円(同5.4%減)となり、海外売上高構成比は32.6%となりました。海外では台湾の販売が好調でしたが、中国が前年から大幅に減少しました。 利益につきましては、販売費及び一般管理費は増加しましたが、国内で高単価の商品を中心に販売が好調に推移したことに加え、円安による輸入コストの上昇に対する価格転嫁を進めたことで、営業利益は7,436百万円(前連結会計年度比24.9%増)となりました。経常利益は8,300百万円(同12.1%増)となり、前年は物流倉庫の移転に伴う土地・建物の譲渡により固定資産売却益を特別利益として計上していたため、親会社株主に帰属する当期純利益は5,980百万円(同7.5%減)となりました。 製品区分別の経営成績は次のとおりであります。 ① 調理家電製品 調理家電製品の売上高は、64,384百万円(前連結会計年度比5.2%増)となりました。 国内では、炊飯ジャーが最上位機種である圧力IH炊飯ジャー「炎舞炊き」の販売が好調に推移したことにより、前年実績を上回りました。また、オーブンレンジ「EVERINO」も商品ラインアップの拡充が寄与したほか、オーブントースターや電気ケトルなどの販売が好調で、前年実績を上回りました。 海外では、台湾や北米で炊飯ジャーが好調に推移した一方、中国では前年よりも減少しました。オーブンレンジ「EVERINO」は台湾での販売が好調でしたが、電気ポットが中国や台湾で低調に推移するなど、全体では前年実績を下回りました。 ② リビング製品 リビング製品の売上高は、16,430百万円(前連結会計年度比9.4%減)となりました。 国内では、ステンレススープジャーの販売が好調に推移しましたが、主力のワンタッチマグが減少した事で、全体では前年実績を下回りました。 海外では、中国や韓国でステンレス製品の販売が振るわず、全体では前年実績を下回りました。 ③ 生活家電製品 生活家電製品の売上高は、7,656百万円(前連結会計年度比36.7%増)となりました。 国内では、加湿器や空気清浄機、食器乾燥器などが好調で、前年実績を上回りました。 海外では、韓国で加湿器の売上が堅調で、前年実績を上回りました。 ④ その他 その他の売上高は、飲食事業が象印食堂を中心に好調に推移し、2,680百万円(前連結会計年度比16.6%増)となりました。 ・地域別製品区分別売上高 (単位:百万円) 日本           海外           合計   前年同期比(%) アジア   北中南米   その他   計 内、中国 売上高   調理家電   44,800   9,019   2,253   10,315   249   19,583   64,384   5.2 リビング   7,939   6,396   2,933   1,298   795   8,490   16,430   △9.4 生活家電   6,719   936   41   -   -   936   7,656   36.7 その他   1,986   545   197   141   6   693   2,680   16.6 61,446   16,898   5,426   11,755   1,051   29,704   91,151   4.5 構成比(%)   67.4   18.5   6.0   12.9   1.2   32.6   100.0 当社グループは、家庭用品等の製造、販売及びこれらの付随業務を営んでおりますが、家庭用品以外の事業の重要性が乏しいと考えられるため、セグメント別の生産実績及び販売実績の記載は行っておりません。 なお、生産実績及び販売実績を製品区分別に記載すると以下のとおりであります。 ① 生産実績 当連結会計年度における生産実績は次のとおりであります。 製品区分   生産高(百万円)   前年同期比(%) 調理家電製品   41,808   2.5 リビング製品   9,914   △6.1 生活家電製品   4,874   38.5 その他製品   790   △16.9 合計   57,388   2.8 (注) 金額は製造原価により表示しております。 ② 受注状況 当社グループは、原則として見込生産であります。 ③ 販売実績 当連結会計年度における販売実績は次のとおりであります。 製品区分   販売高(百万円)   前年同期比(%) 調理家電製品   64,384   5.2 リビング製品   16,430   △9.4 生活家電製品   7,656   36.7 その他製品   2,680   16.6 合計   91,151   4.5 (注) 当連結会計年度において、総販売実績に対する割合が10%以上となる相手先はございません。 (重要な経営指標に関する分析) 3ヵ年の中期経営計画『SHIFT』で掲げた2025年目標連結売上高90,000百万円、連結営業利益7,200万円、連結営業利益率8.0%に対して、当連結会計年度は連結売上高91,151百万円(前期比4.5%増)、連結営業利益7,436百万円(前期比24.9%増)、連結営業利益率8.2%となりました。連結売上高は目標を達成し、国内で高単価の商品を中心に販売が好調に推移したことに加え、円安による輸入コストの上昇に対する価格転嫁を進めた結果、連結営業利益も目標を上回りました。 (2) 財政状態 当連結会計年度末の財政状態は、前連結会計年度末と比較して総資産が3,562百万円増加し、負債が1,277百万円増加しました。また、純資産は2,284百万円増加しました。その結果、自己資本比率は0.3ポイント減少し75.0%となりました。 総資産の増加3,562百万円は、流動資産の増加722百万円及び固定資産の増加2,840百万円によるものであります。 流動資産722百万円の増加は主に、現金及び預金549百万円、原材料及び貯蔵品248百万円が減少した一方、商品及び製品1,767百万円が増加したことによるものであります。また、固定資産2,840百万円の増加は主に、工具、器具及び備品340百万円、リース資産252百万円が減少した一方、投資有価証券2,060百万円、退職給付に係る資産903百万円が増加したことによるものであります。 負債の増加1,277百万円は、流動負債の増加184百万円及び固定負債の増加1,093百万円によるものであります。 流動負債184百万円の増加は主に、1年内返済予定の長期借入金1,500百万円、未払法人税等770百万円が減少した一方、支払手形及び買掛金917百万円、未払費用886百万円が増加したことによるものであります。また、固定負債1,093百万円の増加は主に、リース債務252百万円が減少した一方、繰延税金負債1,446百万円が増加したことによるものであります。 純資産2,284百万円の増加は主に、自己株式3,382百万円が増加した一方、利益剰余金2,503百万円、その他有価証券評価差額金1,514百万円、為替換算調整勘定955百万円が増加したことによるものであります。 (3) キャッシュ・フロー 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して1,035百万円減少し、29,568百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、前連結会計年度と比較して4,420百万円増加し、9,930百万円となりました。 これは主に、税金等調整前当期純利益8,565百万円、減価償却費2,256百万円、売上債権の減少額566百万円により資金が増加したものの、法人税等の支払額2,818百万円により資金が減少したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、前連結会計年度と比較して2,108百万円増加し、2,140百万円となりました。 これは主に、定期預金の預入による支出3,281百万円、有形固定資産の取得による支出1,352百万円、無形固定資産の取得による支出245百万円により資金が減少したものの、定期預金の払戻による収入2,977百万円により資金が増加したことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、前連結会計年度と比較して2,710百万円増加し、9,089百万円となりました。 これは主に、配当金の支払額3,474百万円、自己株式の取得による支出3,400百万円、長期借入金の返済による支出1,500百万円により資金が減少したことによるものであります。 (資本の財源及び資金の流動性) 当社グループの資金需要のうち主なものは、製品製造のための費用、販売費及び一般管理費等の営業費用や、金型等の生産設備、情報処理システム等への設備投資であります。 これらの資金需要に対応するための財源は、営業活動によるキャッシュ・フローで得られる自己資金により調達することを基本としておりますが、必要に応じて金融機関からの借入等により調達していく考えであります。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は不確実性を伴うため、実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 ① 棚卸資産の評価 「第5[経理の状況] 1[連結財務諸表等] (1)[連結財務諸表] [注記事項] (重要な会計上の見積り) 1.棚卸資産の評価」に記載のとおりであります。 ② 退職給付会計 「第5[経理の状況] 1[連結財務諸表等] (1)[連結財務諸表] [注記事項] (重要な会計上の見積り) 2.退職給付会計」に記載のとおりであります。 ③ 繰延税金資産の回収可能性 繰延税金資産の回収可能性は、将来減算一時差異が将来の税金負担額を軽減する効果を有するかどうかで判断しております。当該判断は、将来の利益計画に基づく課税所得の十分性、将来加算一時差異の十分性等を満たしている場合に、将来減算一時差異が将来の税金負担額を軽減する効果を有するものとしております。 これらの判断は、将来の利益計画に基づく課税所得、一時差異等の解消見込年度等の見積りに依存するため、将来の不確実な経済条件の変動等によりこの見積りの前提とした条件や仮定に見直しが必要となった場合、繰延税金資産及び法人税等調整額の金額に重要な影響を与える可能性があります。 ④ 固定資産の減損 固定資産の減損は、固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合に減損損失を認識することとし、帳簿価額を回収可能価額まで減額させた当該減少額を減損損失として測定しております。 減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定を行うにあたっては、過年度の実績や事業計画等に基づく資産又は資産グループから得られる将来キャッシュ・フロー、回収可能価額等の見積りに依存するため、将来の不確実な経済条件の変動等によりこの見積りの前提とした条件や仮定に見直しが必要となった場合、減損損失が発生する可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。