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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

佐田建設

Sata Construction Co.,Ltd.1826 · Standard · 建設業

北関東地盤の総合建設会社。公共土木と建築の両軸で、地域インフラと民間施設の施工を手掛ける。

概要

佐田建設は群馬県前橋市に本社を置く総合建設会社である。1920年の創業以来100年以上の歴史を持ち、1962年に東京証券取引所第二部に上場、1973年に第一部(現スタンダード市場)へ指定替えとなった。土木・建築の両部門を柱とし、北関東を中心に公共工事や民間建築を手掛ける。2026年3月期の連結売上高は367億円、従業員数は463名である。

土木と建築の二本柱で構成される事業

当社グループは建設事業を主とし、土木関連と建築関連の二部門で売上の大半を占める。2026年3月期の連結売上高367億円のうち、土木関連が112億円(構成比30.5%)、建築関連が251億円(同68.3%)、兼業事業(アスファルト合材販売・建設資機材賃貸)が4億円である。受注高は土木93億円、建築315億円で、建築の比率が高い。繰越高は土木95億円、建築248億円と、建築部門の手持ち工事が膨らんでいる。

北関東を地盤とする営業拠点網

本社は前橋市に置き、東京支店(1949年開設)、埼玉支店(1960年開設)、大阪支店(1966年開設)、宇都宮支店(1982年改称)、水戸支店(1989年開設)など関東・中部・関西に拠点を構える。2000年には埼玉支店と関東支店を統合しさいたま支店とし、2004年には栃木支店・茨城支店を新設する一方で宇都宮支店・水戸支店を閉鎖するなど、エリア戦略に応じて拠点を再編してきた。2026年3月期の個別受注高は330億円で、発注者別では官公庁29.8%、民間70.2%である。

連結子会社によるグループ経営

グループは当社と4社の連結子会社で構成される。佐田道路は道路工事・アスファルト合材販売、島田組は土木工事、リフォーム群馬はリフォーム工事、彩光建設(旧リフォーム埼玉)は建築工事をそれぞれ担当する。かつては前橋機材センターも連結子会社だったが、2023年4月に当社が吸収合併した。これによりグループ内の機材賃貸業務を一元化し、経営効率を高めている。

変動する収益と中期経営計画の目標

売上高は2013年3月期の299億円から増減を繰り返し、2020年3月期に365億円、2023年3月期に301億円、2026年3月期に367億円と回復した。営業利益は2025年3月期に10億円、2026年3月期に17億円と改善し、売上高営業利益率は4.8%に達した。中期経営計画(2025年4月~2028年3月)では、ROE10%・当期純利益12億円の達成、DOE6%・自己株式取得24%などの株主還元目標を掲げる。

業界の中での役割は地域密着型の総合建設業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
368億円
営業利益
18億円
営業利益率
4.9%
純利益
10億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
建築関連251億円68.4%25億円10.0%
土木関連112億円30.5%15億円13.4%
兼業事業4億円1.1%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01土木関連主力

公共土木工事(道路、河川、橋梁など)の受注・施工を中心に、アスファルト合材等の販売や建設資機材の賃貸も行う。地域インフラ整備の担い手として、官公庁発注工事を主体とする。

主な製品・サービス2
土木工事一式
道路、河川、橋梁などの公共土木施設の建設・改修工事。地域の社会基盤整備に貢献する。
アスファルト合材
道路舗装に用いるアスファルト混合物。自社で製造し、工事現場へ供給する。

02建築関連主力

民間建築物(商業施設、工場、集合住宅など)の受注・施工を行う。土木で培った技術力と地域ネットワークを活かし、地域の建築ニーズに応える。

主な製品・サービス1
建築工事一式
民間建築物の新築・改修工事。鉄骨造、RC造など多様な構造に対応する。

製品と技術

道路・橋梁・トンネルを中心とする土木工事

土木部門は道路、橋梁、トンネル、造成工事を注力分野とする。2026年3月期の土木関連売上高は112億円で、個別では99億円である。官公庁案件を中心に安定的な受注を実績としており、発注者別では個別土木のうち官公庁工事が52.6%を占める。技術提案力の強化と外部協力会社との連携により、工事原価の削減と採算改善を図っている。

工場・倉庫・公共施設を手掛ける建築工事

建築部門は工場、倉庫、教育施設、庁舎を注力分野とする。2026年3月期の建築関連売上高は251億円(個別200億円)で、グループ売上の約7割を占める。民間工事が中心で、個別建築の発注者別比率は民間70.2%である。営業・建築両本部が一体となり顧客ニーズに寄り添った技術提案を実施し、大型工事の受注につなげている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

建設業のなかでの位置

建設需要取り込み増収、利益率改善

同社は建設業界で、公共工事と民間建設を手がけ、着実に業績を伸ばしている。売上高は261億円から368億円へ拡大し、営業利益率も3.1%から4.89%と改善。同業のショーボンドホールディングスやミライト・ワンと比較すると規模は中堅だが、収益性は向上中。地域密着型の営業網と施工品質が強みで、インフラ老朽化対策など国内需要を取り込む。一方、人手不足や資材価格高騰が課題で、収益圧迫要因となっている。

強み

  • 売上高が2年連続で増加し、2026年3月期は368億円と過去最高を更新。
  • 営業利益率が3.1%から4.89%へ上昇。コスト管理や高付加価値工事が寄与。
  • 地域に根ざした営業と施工で、リピート受注を獲得。顧客関係が強固。
  • 国内のインフラ更新需要が高まり、公共工事が安定。

課題

  • 建設業界全体で人手不足が深刻化。技術者の確保・育成が課題。
  • 資材価格の上昇が利益を圧迫。価格転嫁が進まない場面も。
  • 同業他社との受注競争が激しく、価格競争に陥るリスク。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

建設業の時価総額近傍。太字が佐田建設

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
11867植木組185億円7.3倍
25078セレコーポレーション167億円14.1倍
31716第一カッター興業165億円9.6倍
41431Lib Work157億円146.5倍
51787ナカボーテック151億円12.0倍
61826佐田建設147億円13.7倍
71848富士ピー・エス145億円13.8倍
81981協和日成144億円11.4倍
91430ファーストコーポレーション138億円6.6倍
105079ノバック136億円11.4倍
111873日本ハウスホールディングス129億円9.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 22件

支店開設と上場で基盤を固めた1949~1962年

1949年10月に東京支店を開設し、同年12月に建設業法による建設大臣登録を完了した。1960年9月には埼玉支店を開設し、関東エリアでの営業基盤を拡大。1962年8月、東京証券取引所市場第二部に上場し、資本市場からの資金調達が可能となった。翌月には本社を前橋市北曲輪町に移転し、体制を整えた。

大阪進出と東証第一部指定への飛躍(1966~1973年)

1966年10月に大阪支店を開設し、関西地域へ進出。1971年3月、本社を現在地の前橋市元総社町に移転した。1973年11月、東京証券取引所市場第一部に指定替えとなり、企業格付けが向上した。この時期に建設業法改正に伴う特定建設業者の許可(特-48第3567号)を取得し、大規模工事の受注体制を整えた。

子会社設立による事業多角化(1987~1993年)

1987年5月、リフォーム工事を手掛ける株式会社リフォーム群馬と株式会社リフォーム埼玉(後に彩光建設に改称)を設立。1993年7月には佐田道路株式会社を設立し、アスファルト合材の製造販売・道路維持工事事業に進出した。これにより建設本業に加え、リフォーム・道路関連の収益源を確保した。

拠点再編で効率化を進めた2000年代

2000年12月、埼玉支店と関東支店を統合しさいたま支店とすると同時に関東支店を閉鎖。2001年3月には前橋機材センターと桶川機材センターを統合し、桶川を閉鎖した。2004年3月には栃木支店・茨城支店を新設する一方で宇都宮支店・水戸支店を閉鎖し、支店網を整理した。これにより管理コストを削減し、地域ごとの営業力を強化した。

100周年と市場区分変更を経た近年(2020~2023年)

2020年3月に創業100周年を迎えた。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより、市場第一部からスタンダード市場へ移行。2023年4月には連結子会社の株式会社前橋機材センターを吸収合併し、グループの機材賃貸業務を統合した。これらの動きは、ガバナンス強化と経営資源の集中を目的としている。

年表22件を開く

1940年代

  • 1949年10月東京支店開設
  • 1949年12月建設業法により建設大臣登録

1960年代

  • 1960年9月埼玉支店開設
  • 1962年8月上場東京証券取引所市場第二部上場
  • 1962年9月本社所在地変更(新所在地 前橋市北曲輪町71番地)
  • 1966年10月大阪支店開設

1970年代

  • 1971年3月本社所在地変更(新所在地 前橋市元総社町一丁目1番地の7)
  • 1973年11月上場東京証券取引所市場第一部上場(2022年4月4日に東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からスタンダード市場へ移行しております)
  • 1974年3月建設業法の改正により特定建設業者として建設大臣許可(特-48)第3567号、一般建設業者として建設大臣許可(般-48)第3567号の許可を受けております。
  • 1975年7月宅地建物取引業法により宅地建物取引業者として建設大臣免許(1)第2111号の免許を受けております。(免許換えを行い群馬県知事免許(3)第7067号となっております)

1980年代

  • 1982年7月宇都宮出張所を宇都宮支店に改称
  • 1987年5月㈱リフォーム群馬設立
  • 1987年5月㈱リフォーム埼玉設立(彩光建設㈱に改称)
  • 1989年4月水戸支店開設

1990年代

  • 1993年7月佐田道路㈱設立

2000年代

  • 2000年12月M&A埼玉支店と関東支店を統合し、さいたま支店に改称(関東支店閉鎖)
  • 2001年3月M&A前橋機材センターと桶川機材センターを統合(桶川機材センター閉鎖)
  • 2004年3月栃木支店開設(宇都宮支店閉鎖)、茨城支店開設(水戸支店閉鎖)
  • 2004年10月佐田道路㈱、㈱島田組、㈱リフォーム群馬、彩光建設㈱、㈱前橋機材センターの5社を連結子会社としております。

2020年代

  • 2020年3月創業創業100周年を迎える。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からスタンダード市場に移行。
  • 2023年4月M&A連結子会社である株式会社前橋機材センターを吸収合併。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結当期純利益2028年3月期(中計最終年度)まで12億円
  • 連結ROE2028年3月期(中計最終年度)まで10%
  • DOE6%
  • 自己株式取得(発行済株式に対する割合)2028年3月期までの3年間まで24%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    利益追求のための事業戦略

    土木・建築の注力分野(土木:造成・トンネル・道路・橋梁、建築:工場・倉庫・教育・庁舎)に経営資源を集中し、官公庁・民間の案件獲得を強化。外部協力会社との連携や材料調達・事務作業の効率化による外注費削減を図る。

  2. 02

    DXによる業務高度化・効率化

    データの収集・蓄積、統合・活用を徹底し、業務プロセスを高度化・効率化する。

  3. 03

    人的資本への投資と環境整備

    経営視点を持った幹部人材の育成・確保に取り組み、働き甲斐のある職場環境を整備する。

  4. 04

    成長分野への積極投資

    DX、人材、設備、地方創生といった将来成長につながる分野に積極的に投資する。

  5. 05

    資本政策と株主還元の強化

    ROE10%達成に向け、目標DOE6%を設定し、中計期間中に自己株式取得(発行済株式の24%)を実施。成長投資と株主還元のバランスを考慮したキャッシュアロケーションを行う。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で463人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は664万円で、9期前と比べて+16.4%平均年齢は45.1歳、平均勤続年数は21.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月449
2018年3月457
2019年3月57046.324.1462
2020年3月54046.124.0471
2021年3月55745.823.4475
2022年3月54445.723.1477
2023年3月55346.023.5450
2024年3月64046.121.9460
2025年3月60046.221.9454220
2026年3月66445.121.5463389

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率1.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)73.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 4 / 海外 0、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位9)
本店(工場含) — 前橋市2,591百万円
さいたま支店 — さいたま市大宮区709百万円
平川町太陽光発電事業 — 千葉市緑区248百万円
茨城支店 — 下妻市187百万円
㈱島田組(桐生市)本社169百万円
佐田道路㈱(神栖市)神栖太陽光発電所144百万円
栃木支店 — 宇都宮市3百万円
東京支店 — 東京都豊島区2百万円
大阪支店 — 大阪市中央区2百万円
主な関係会社
  • 国内
    佐田道路㈱
    群馬県前橋市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱島田組
    群馬県桐生市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱リフォーム群馬
    群馬県前橋市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    彩光建設㈱
    埼玉県さいたま市 大宮区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は368億円営業利益18億円前期と比べると増収増益で、売上が+13.9%、利益が+80.0%。

売上高
+13.9%
368億円
営業利益
+80.0%
18億円
純利益
+66.7%
10億円
営業利益率
4.9%
前期比 +1.8%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高376億円368億円
営業利益15億円18億円
純利益9億円10億円
1株あたり配当¥60¥60

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は83億円、営業利益は4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+80.4%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q804
2024年1Q4600.00
2024年2Q63−1−1.6−1
2024年3Q7122.81
2024年4Q811
2025年2Q16931.82
2025年4Q15474.54
2026年2Q15753.23
2026年4Q211136.27
2027年1Q8344.82

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は299億円から368億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は4.9%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月29955
2014年3月32987
2015年3月3241313
2016年3月3221213
2017年3月2911113
2018年3月3021511
2019年3月28875
創業100周年を迎える。
2020年3月3651611
2021年3月317107
2022年3月26774
連結子会社である株式会社前橋機材センターを吸収合併。
2023年3月3011813
2024年3月26121
2025年3月32310103.16
2026年3月36818174.910

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高368億円のうち、営業利益として残るのは18億円4.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は10億円、売上の2.7%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金89.4%329億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金5.7%21億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.9%18億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
10.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.4pt
4.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.7pt
2.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.7pt
7.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが−7億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは−11億円この組み合わせは消耗型にあたる。本業・投資・財務のすべてで現金が出ていっている。手元資金の厚みが生命線期末の手元現金は86億円で、売上の2.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月005068
2014年3月50−6566
2015年3月−50−2−559
2016年3月−4−2−3−651
2017年3月17−2−11566
2018年3月25−2−22387
2019年3月10−1−2994
2020年3月3−22198
2021年3月2−1−4195
2022年3月13−6−27100
2023年3月290−629123
2024年3月20−1−419139
2025年3月9−4−45140
2026年3月−7−4−43−1186

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は254億円。このうち返さなくてよい自己資本が114億円で、自己資本比率は44.8%(業種中央値55.5%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2237914435.5
2014年3月2148612840.0
2015年3月2139811546.1
2016年3月21910911049.9
2017年3月23212011251.7
2018年3月25012912151.5
2019年3月24513111453.5
2020年3月28514014549.2
2021年3月25214410857.1
2022年3月25814611256.3
2023年3月26815611258.2
2024年3月26315211158.0
2025年3月27515512056.5
2026年3月25411414044.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
87億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
83億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
140億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
60
/ 100
安定性自己資本比率30 / 40
収益力営業利益率10 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

建設業 140社との比較

同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り140社中6位あたり、逆に低いのは営業利益率140社中111位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.2%/中央値 10.9%
P25 7.9%P75 14.3%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
4.9%/中央値 7.3%
P25 5.1%P75 9.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
44.8%/中央値 55.5%
P25 43.8%P75 66.2%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
13.9%/中央値 4.8%
P25 -1.9%P75 12.7%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.5%/中央値 3.5%
P25 2.7%P75 4.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,095で、1年前と比べて-7.3%過去52週の値幅のなかでは40%の位置にある。

¥1,095-0.4%1ヶ月+2.1%1年-7.3%時価総額147億円
過去52週の値幅
安値¥962高値¥1,296

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.7倍
PER (会社予想)14.5倍
PBR1.21倍
配当利回り5.48%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1ヶ月で4.17%上昇し、1073円で推移。25日移動平均線(1056.88円)を上回っており、上昇基調にある。一方、52週高値1296円からは約17%下の水準で、52週安値962円からは約12%上とレンジ相場のやや上寄り。出来高は7月23日に26900株、7月31日に30900株と増加傾向が見られ、需給改善の兆し。ただし8月3日には61000株と急増後の調整もあり、短期的な反落リスクに注意。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 62/100)

PERは13.7倍で業界平均の14.04倍とほぼ同水準、PBRは1.14倍で平均1.49倍を下回る。ROEは7.2%と平均的で、配当利回り5.59%は平均3.46%を大きく上回り高水準。ただし配当性向105.5%と利益を超える配当で持続性に懸念。売上・利益は増加傾向だが、割安でも配当の持続性に不安があり、妥当な評価。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.7倍14.4倍
PER (予想)14.5倍
PBR1.21倍1.55倍
ROE7.2%11.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は回復・拡大傾向にある。強気派は、売上高・利益率の改善、豊富な受注残に期待し、公共投資の増加や防災・インフラ老朽化対策の需要を見込む。一方、弱気派は、建設業界の人手不足、競争激化、公共工事の予算変動リスクを懸念する。配当利回り5.59%は高いが、株価パフォーマンスは冴えない。

プラスに働く材料7
  • 業績の回復

    売上高は261億円から368億円に増加、営業利益率も4.89%まで改善。

  • 公共工事の需要

    老朽化インフラの更新や防災投資により、公共工事需要は堅調。

  • 高配当利回り

    配当利回り5.59%は投資家にとって魅力的な水準。

  • 2026年3月期営業利益18億円と前期比80%増益予想通年影響

    営業利益10億円→18億円と8億円増。売上高も323億円→368億円に拡大

  • 2026年3月期純利益10億円と過去最高益予想通年影響

    純利益1億円→6億円→10億円と3期連続増益。過去最高益を更新

  • 売上高368億円と3期連続増収通年影響

    売上高261億円→323億円→368億円と増加。増収が収益拡大を牽引

  • 配当利回り5.59%と高水準の株主還元継続影響

    配当利回り5.59%。PER13.7倍と併せ、インカムゲイン中心の需要が見込まれる

マイナスに働く材料7
  • 人手不足

    建設業界全体の人手不足が進行し、工事の遅延やコスト増につながる恐れ。

  • 競争激化

    同業他社との受注競争が激しく、採算が悪化する可能性。

  • 公共投資の変動

    政府の公共工事予算が減額されれば、売上高に直結する。

  • 営業利益率4.89%と絶対水準は低い通年影響

    売上高368億円に対する営業利益18億円、利益率4.89%。規模の利益率は高くない

  • ROE7.2%と資本効率が低い継続影響

    ROE7.2%。PBR1.14倍と1倍を上回るが、資本効率改善が鈍い

  • 株価は1年で4.53%下落継続影響

    1年間の株価上昇率はマイナス4.53%。業績好調にもかかわらず株価が反応しない

  • 外国人保有2.93%と需給が細い継続影響

    外国人保有比率2.93%。浮動株が少なく売り圧力が強くなりやすい

次の決算で確かめる点
受注高
将来の売上高の先行指標となるため。
完成工事高
実際の施工高を示し、業績の実態を反映する。
営業利益率
コスト管理と採算性の指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり60で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは5.48%。

年間配当
¥60
1株あたり
配当利回り
5.48%
いまの株価に対して
配当性向
105.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1319.6
2018年3月147.724.7
2019年3月13−7.150.3
2020年3月1838.528.3
2021年3月13−27.837.3
2022年3月130.0101.4
2023年3月26100.032.8
2024年3月260.0
2025年3月60130.8246.0
2026年3月600.0105.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥60

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,237人。区分でいちばん多いのは個人・その他59.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が37.1%を占め、残る62.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他51.048.951.054.354.959.2
事業法人17.418.018.618.822.631.9
自己株式0.10.01.41.30.810.0
金融機関20.119.616.310.65.35.3
外国法人10.39.58.09.50.02.9
証券会社1.34.06.16.86.30.7
外国人個人0.00.00.00.011.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社スノーボールキャピタル8.42
02佐田建設従業員持株会7.43
03佐田建設伸佐会持株会5.91
04斉丸千代4.12
05株式会社群馬銀行(常任代理人株式会社日本カストディ銀行)3.94
06齊丸興業株式会社3.12
07株式会社ヤマト2.41
08東京石灰工業株式会社1.94
09株式会社斉丸ビジネスカンパニー1.85
10株式会社斉丸不動産1.76

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-08-31
    佐田建設伸佐会持株会 理事長 平方 宏
    変更報告
    5.04%
  • 2026-08-31
    佐田建設伸佐会持株会 理事長 平方 宏
    新規の大量保有報告
    6.22%
    +1.18pt
  • 2026-08-31
    佐田建設伸佐会持株会 理事長 平方 宏
    新規の大量保有報告
    5.04%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+127%、1株純資産は14期で+84%。直近期のROEは7.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月325116.411.919.3
2014年3月465528.613.317.9
2015年3月8463214.18.217.9
2016年3月8470412.55.117.5
2017年3月8277311.15.219.6
2018年3月698298.66.724.7
2019年3月308453.612.950.3
2020年3月729048.34.528.3
2021年3月429284.610.737.3
2022年3月239382.520.2101.4
2023年3月861,0178.85.732.8
2024年3月59950.5162.8
2025年3月401,0084.027.5246.0
2026年3月729427.215.1105.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

15名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/3期の役員報酬は総額168百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
星野克行代表取締役社長67404
荒井清彦取締役 専務執行役員 経営本部長69254
中尾信芳取締役 常務執行役員 建築本部長69193
狩野純公取締役 常務執行役員 営業本部長67191
堀内金弘取締役 執行役員 管理本部長62147
中島克仁取締役 執行役員 土木本部長67253
富岡政明取締役70
桂川修一取締役68
上原美奈子取締役61
渡邊秀幸取締役(監査等委員)6681
丸山和貴取締役(監査等委員)75
木部和雄取締役(監査等委員)75
残りの役員3名を開く
氏名役職年齢保有株数
阿部良一取締役 執行役員 建築本部長6356
森充洋取締役 執行役員 土木本部長6399
増田順一取締役(監査等委員)6914

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)672421813322
社外取締役626264
取締役(社内)1999

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容181字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社4社で構成され、建設事業(土木関連セグメント・建築関連セグメント)を主な内容とした事業活動を展開しております。 当社グループの事業に係わる位置付けは次のとおりであります。 建設事業 当社グループは建設工事の受注・施工及びアスファルト合材等の販売・建設資機材の賃貸事業等を行っております。 《事業の系統図》
経営方針・対処すべき課題2,697字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項については、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、 ◇ 建設事業に特化し、豊かな地域社会の実現に貢献する。 ◇ 公明公正を旨として経営する。 ◇ 企業改革を持続的に実行する。 を経営理念とし、建設事業を通じて企業価値の向上を図ると共に、安全性に配慮して、技術と創意工夫をもって顧客ニーズに応え、地域の基幹産業としての役割を果たしてまいります。 (2) 中期的な経営戦略 当社グループは「Challenge the Next Future with our Passion!」「私たちは、何事にも情熱(Passion)をもって、真摯に挑戦(Challenge)し、不断の自己革新を継続することで「次の100年(Next Future)」を創造します。」を基本理念に、「中期経営計画(2025.4-2028.3)」を策定しました。 1.基本方針 PBR1倍の前提となるROE10%の早期実現に向け、企業価値向上につながる施策を、聖域なく立案し、実行に移す。 2.中期経営計画達成のために取り組むべき施策 (1)利益追求(事業戦略) ①土木戦略 土木造成・トンネル・道路・橋梁工事を注力分野として定め、安定的な官庁案件の獲得を実績として、マーケットポジションの向上と技術提案力の強化を志向。併せて、民間案件の獲得を強化する。外部協力会社との緊密な連携および材料調達や事務作業の効率化による外注費の削減を図る。 ②建築戦略 工場・倉庫・教育・庁舎物件を注力分野として定め、営業・建築両本部が一体となって「顧客のニーズに寄り添った技術提案」を実施する。外部協力会社との緊密な連携および材料調達や事務作業の効率化による外注費の削減を図る。 ③DX戦略 データ収集・蓄積、データ統合・活用による業務の高度化・効率化を徹底する。 ④人的資本戦略 経営視点を持った幹部人材の育成・確保、働き甲斐のある環境づくりを行う。 ⑤投資戦略 将来を見据えてDX、人材、設備、地方創生に積極的に投資する。 (2)資本政策 ①PBR1倍以上を恒常的に達成するための新たな株主還元方針の策定 ROE10%を達成するための株主還元として、目標DOEを6%に設定し、中計期間中の自己株式の取得目標を発行済株式の24%とする。 ②キャッシュアロケーション 成長投資と株主還元のバランスを意識したキャッシュポジションを構築する。 (3)ガバナンス強化 ①今後の取締役会構成および役員報酬の方向性 女性取締役の招聘、業績連動報酬・株式報酬割合の増加、報酬KPIの見直し ②スキルマトリックスの再定義 中計達成に向けて必要なスキルの見直し、スキル選定理由の明確化 3.目標数値 項目   概要 連結当期純利益   中計最終年度に12億円 連結ROE   中計最終年度に10% DOE   6%を目標 自己株式の取得   中計期間中(3年間)に発行済株式の24%を目標 詳細につきましては、2025年2月10日公表の「佐田建設グループ「中期経営計画(2025.4-2028.3)」の策定および 「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」に関するお知らせ」をご参照ください。 2027年3月期の連結・個別の業績予想につきましては、下記のとおり予想しております。 〔連結業績予想〕 (単位:百万円) 通 期 2027年3月期予想   2026年3月期実績   増減率(%) 売上高   37,600   36,769   2.3 営業利益   1,500   1,772   △15.3 経常利益   1,410   1,717   △17.9 親会社株主に帰属する当期純利益   910   964   △5.6 1株当たり当期純利益(円)   75.54   71.57   ― 受注高   40,000   41,299   △3.1 〔個別業績予想〕 (単位:百万円) 通 期 2027年3月期予想   2026年3月期実績   増減率(%) 売上高   32,000   30,498   4.9 営業利益   1,010   1,213   △16.7 経常利益   1,090   1,322   △17.5 当期純利益   750   766   △2.1 1株当たり当期純利益(円)   62.26   56.88   ― 受注高   33,500   33,012   1.5 (注)1株当たり当期純利益の予想数値については、2026年3月31日現在の発行済株式数等にて算出しております。 ※上記の予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであります。実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。 (3) 経営環境及び会社の対処すべき課題 今後の見通しにつきましては、景気は緩やかな回復基調が続くことが予想されます。しかしながら、中東地域における紛争や緊張状態の長期化は、エネルギー価格の高止まりや国際物流の停滞を通じて、世界経済に幅広い影響を及ぼす可能性があり、先行きに対する不透明感を一段と強めております。これに加え、ウクライナ情勢の長期化、金利上昇や急激な為替変動の影響なども懸念され、依然として予断を許さない状況が続くものと認識しております。 建設業界におきましては、安定的な公共投資を下支えに一定の需要が見込まれるものの、中東情勢に起因する世界経済の減速懸念を背景として、民間設備投資を中心に建設需要が弱含む可能性があります。また、中東情勢の不安定化を背景としたエネルギー価格の高騰・建設資材価格の上昇、労務需給の逼迫、建設業における時間外労働上限規制への対応など、供給面での制約は依然として大きく、厳しい事業環境が継続するものと予測されます。 このような状況の中、当社グループは「Challenge the Next Future with our Passion!」「私たちは、何事にも情熱(Passion)をもって、真摯に挑戦(Challenge)し、不断の自己革新を継続することで「次の100年(Next Future)」を創造します。」を基本理念に、中期経営計画と資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた方針の確実な遂行に最大限の努力を行ってまいります。
事業等のリスク999字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業に関するリスクについて、投資者の判断に影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項には、次のようなものがあります。なお、当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める所存であります。 また、文中における将来に関する事項については、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 リスクの概要   主要な取り組み 建設市場の動向    予想を上回る公共事業の削減や経済情勢の変化により民間設備投資の減少が進んだ場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。   ・市場動向や地域の見極め・営工の協働態勢による安定的な受注獲得 取引先の信用リスク    建設業においては、一般的に施工物件の引渡時に未回収の工事代金が残るケースが多いことから、工事代金の回収前に発注者が信用不安に陥った場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。また、仕入先、外注先が信用不安に陥った場合にも、業績に影響を及ぼす可能性があります。   ・与信管理・情報収集・債権保全 資材価格の変動    予想以上に工事主要材料等の調達コストが高騰した際、請負金額に反映することが困難な場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。   ・施工管理と原価管理のプロセスを強化 重大事故の発生    土木事業・建築事業においては、人身や施工物などに関わる重大な事故が発生した場合、業績に影響を及ぼす可能性があります。   ・安全管理の徹底・保険加入 大規模自然災害等    大規模地震、風水害等の大規模自然災害や感染症の大流行が発生した場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。   ・国土交通省『災害時の基礎的事業継続力認定証』の認定取得 施工等の契約不適合    設計、施工などの各面で重大な契約不適合があった場合、当社グループの業績や企業評価に影響を及ぼす可能性があります。   ・ISO 9001認証取得・引当金の計上 情報セキュリティ    サイバー攻撃、不正アクセス、コンピューターウィルスの侵入等による情報流出、重要データの破壊、改ざん、システム停止等が生じた場合には、信用が低下し、業績に影響を及ぼす可能性があります。   ・情報セキュリティ管理規程・社員教育・セキュリティ対策ソフトの導入、常時更新
経営成績の分析 (MD&A)9,812字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (経営成績等の状況の概要) 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 (1) 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、経済活動の正常化や雇用・所得環境の改善が進み、また旺盛なインバウンド需要の高まりなどにより、景気は緩やかな回復基調で推移しました。一方で、イラン情勢の緊迫化をはじめとする中東地域の地政学的リスクの高まりや円安基調の影響により、資源・原材料価格の高騰が続き、依然として先行き不透明な状況となっております。 建設業界におきましては、安定的な公共投資、回復傾向にある民間設備投資によって増加基調にありましたが、供給面においては、建設資材の価格高騰や労務需給の逼迫、建設業の時間外労働上限規制への対応等の影響もあり、厳しい事業環境となりました。 当社グループはこのような状況下、受注の獲得と利益の向上に全力で取組んでまいりました。 この結果、受注高は、土木関連93億2千3百万円(前期比27.8%減)、建築関連315億4千5百万円(前期比25.6%増)、兼業事業4億3千1百万円(前期比8.7%減)となり、合計で前期に比べ27億9千3百万円増加し412億9千9百万円(前期比7.3%増)となりました。 売上高は、前期繰越工事の増加等により、土木関連112億1千3百万円(前期比35.1%増)、建築関連251億2千5百万円(前期比7.0%増)、兼業事業4億3千1百万円(前期比8.7%減)となり、合計で前期に比べ45億4百万円増加し367億6千9百万円(前期比14.0%増)となりました。 繰越高は、民間大型工事を受注したこと等により、土木関連95億2千9百万円(前期比16.5%減)、建築関連248億8千万円(前期比34.8%増)となり、合計で前期に比べ45億3千万円増加し344億9百万円(前期比15.2%増)となりました。 営業利益は、大型工事における採算改善、物価上昇分の価格転嫁交渉の進展等により、売上総利益率が改善したことから、前期に比べ8億1千1百万円増加し17億7千2百万円(前期比84.4%増)となりました。 経常利益は、前期に比べ7億4千8百万円増加し17億1千7百万円(前期比77.3%増)となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益は、前期に比べ3億5千2百万円増加し9億6千4百万円(前期比57.7%増)となりました。 当社の業績につきましては、受注高は土木関連69億4千7百万円(前期比40.7%減)、建築関連255億6千5百万円(前期比27.7%増)、兼業事業4億9千9百万円(前期比1.5%減)となり、合計で前期に比べ7億7千3百万円増加し330億1千2百万円(前期比2.4%増)となりました。また、工事関係の受注高の工事別比率は、土木関連21.4%、建築関連78.6%であり、発注者別比率では、官公庁工事29.8%、民間工事70.2%であります。 売上高は、土木関連99億1千万円(前期比45.4%増)、建築関連200億8千8百万円(前期比13.6%増)、兼業事業4億9千9百万円(前期比1.5%減)となり、合計で前期に比べ54億9千1百万円増加し304億9千8百万円(前期比22.0%増)となりました。また、工事関係の売上高の工事別比率は、土木関連33.0%、建築関連67.0%であり、発注者別比率では、官公庁工事52.6%、民間工事47.4%であります。 繰越高は、土木関連82億1千8百万円(前期比26.5%減)、建築関連218億9千6百万円(前期比33.4%増)となり、合計で前期に比べ25億1千4百万円増加し301億1千4百億円(前期比9.1%増)となりました。また、繰越高の工事別比率は、土木関連27.3%、建築関連72.7%であり、発注者別比率では、官公庁工事33.7%、民間工事66.3%であります。 営業利益は、連結と同様の理由により、前期に比べ7億5千6百万円増加し12億1千3百万円(前期比165.5%増)となりました。 経常利益は、前期に比べ7億7千1百万円増加し13億2千2百万円(前期比139.7%増)となりました。 当期純利益は、前期に比べ3億9千2百万円増加し7億6千6百万円(前期比104.8%増)となりました。 セグメントの連結業績を示すと、次のとおりであります。 (土木関連) 土木関連の受注高は、前期に比べ35億9千1百万円減少し93億2千3百万円(前期比27.8%減)となりました。売上高は、前期繰越工事の増加により、前期に比べ29億1千万円増加し112億1千3百万円(前期比35.1%増)となり、売上総利益は、売上高の増加、工事原価の削減等により、前期に比べ4億6千7百万円増加し14億5千5百万円(前期比47.3%増)となりました。 (建築関連) 建築関連の受注高は、民間大型工事を受注したこと等により、前期に比べ64億2千6百万円増加し315億4千5百万円(前期比25.6%増)となりました。売上高は、官庁工事における前期繰越工事高が増加したこと等により、前期に比べ16億3千5百万円増加し251億2千5百万円(前期比7.0%増)となり、売上総利益は、売上高の増加、工事原価の削減により、前期に比べ5億円増加し24億5千5百万円(前期比25.6%増)となりました。 (兼業事業) 兼業事業の受注高および売上高は、群馬県全体の合材出荷量の減少や受注価格競争等により、前期に比べ4千1百万円減少し4億3千1百万円(前期比8.7%減)となり、売上総利益は、売上高の減少に加え、資材価格高騰分の販売価格への転嫁が進まず、前期に比べ4千9百万円減少し1百万円の損失(前期は4千7百万円の利益)となりました。 (2) 資本の源泉及び資金の流動性について 当社グループの運転資金は、主に工事に掛かる材料費、労務費、外注費、経費や販売費及び一般管理費等に費やされております。また、設備投資資金は、設備の新設・改修、情報システムの整備等に支出されております。 これらの必要資金は、利益の計上等により生み出される内部資金により賄うことを基本方針としております。 (3) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における「現金及び現金同等物期末残高」は、前連結会計年度末に比べ53億8千1百万円減少し86億4千1百万円(前期比38.4%減)となりました。 各キャッシュ・フローの状況等につきましては次のとおりであります。 [営業活動によるキャッシュ・フロー] 営業活動の結果使用した資金は、7億1百万円(前期は9億円の獲得)となりました。 これは主に、売上債権の増加等によるものであります。 [投資活動によるキャッシュ・フロー] 投資活動の結果使用した資金は、前期に比べ3千6百万円増加し3億9千9百万円(前期比10.1%増)となりました。 これは主に、投資有価証券の取得による支出によるものであります。 [財務活動によるキャッシュ・フロー] 財務活動の結果使用した資金は、前期に比べ39億9百万円増加し42億8千1百万円(前期比1052.5%増)となりました。 これは主に、自己株式の取得による支出等によるものであります。 (生産、受注及び販売の実績) (1) 受注実績 セグメントの名称   前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)金額(百万円)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)金額(百万円)   前年同期比 (%) 土木関連   12,915   9,323   △27.8 建築関連   25,119   31,545   25.6 兼業事業   472   431   △8.7 合 計   38,506   41,299   7.3 (2) 売上実績 セグメントの名称   前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)金額(百万円)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)金額(百万円)   前年同期比 (%) 土木関連   8,303   11,213   35.1 建築関連   23,489   25,125   7.0 兼業事業   472   431   △8.7 合 計   32,264   36,769   14.0 (注)1 当社グループでは建設事業以外は受注生産を行っておりません。 2 当社グループでは生産実績を定義することが困難であるため「生産の状況」は記載しておりません。 3 完成工事高に対する割合が100分の10以上の相手先別の完成工事高及びその割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) ㈱ヤオコー   3,934   12.19   ―   ― 安中市   ―   ―   4,437   12.07 なお、参考のため提出会社個別の事業の状況は次のとおりであります。 (1) 受注工事高、完成工事高及び次期繰越工事高 期別   工事 区分   前期繰越 工事高 (百万円)   当期受注 工事高 (百万円)   計 (百万円)   当期完成 工事高 (百万円)   次期繰越 工事高 (百万円) 前事業年度 自2024年4月1日 至2025年3月31日   土木関連   6,281   11,717   17,999   6,818   11,180 建築関連   14,084   20,015   34,100   17,681   16,419 兼業事業   ―   507   507   507   ― 計   20,366   32,239   52,606   25,006   27,600 当事業年度 自2025年4月1日 至2026年3月31日   土木関連   11,180   6,947   18,128   9,910   8,218 建築関連   16,419   25,565   41,984   20,088   21,896 兼業事業   ―   499   499   499   ― 計   27,600   33,012   60,612   30,498   30,114 (注) 1 前事業年度以前に受注した工事で、契約の変更により請負金額の増減がある場合は、当期受注工事高にその増減額を含んでおります。したがって、当期完成工事高にもかかる増減額が含まれております。 2 次期繰越工事高は(前期繰越工事高+当期受注工事高-当期完成工事高)であります。 (2) 受注工事高の受注方法別比率 工事受注方法は、特命と競争に大別されます。 期別   区分   特命(%)   競争(%)   計(%) 前事業年度 自2024年4月1日 至2025年3月31日   土木関連   19.0   81.0   100.0 建築関連   23.7   76.3   100.0 兼業事業   100.0   ―   100.0 当事業年度 自2025年4月1日 至2026年3月31日   土木関連   4.1   95.9   100.0 建築関連   60.5   39.5   100.0 兼業事業   100.0   ―   100.0 (注) 百分比は請負金額比であります。 (3) 完成工事高 期別   区分   官公庁(百万円)   民間(百万円)   計(百万円) 前事業年度 自2024年4月1日 至2025年3月31日   土木関連   5,256   1,561   6,818 建築関連   4,669   13,011   17,681 兼業事業   ―   507   507 計   9,926   15,080   25,006 当事業年度 自2025年4月1日 至2026年3月31日   土木関連   7,575   2,334   9,910 建築関連   8,208   11,880   20,088 兼業事業   ―   499   499 計   15,783   14,714   30,498 (注) 1 完成工事高のうち主なものは、次のとおりであります。 前事業年度 請負金額4億円以上の主なもの サンヨー食品㈱   太平食品工業㈱関西工場平倉庫新築工事 嬬恋村   サーラ嬬恋(旧嬬恋会館)建設工事(建築工事) 日本下水道事業団   草津町草津下水処理場建設工事その2 (独)都市再生機構東日本賃貸住宅本部   わし宮団地第3街区基盤整備工事 ㈱カインズ   いせさきガーデンズリニューアル 躯体・設備工事 当事業年度 請負金額7億円以上の主なもの 安中市   安中市新庁舎建設工事 前橋市古市町一丁目地区優良建築物等整備事業共同施行者協議会   前橋市古市町一丁目地区優良建築物等整備事業 業務棟及び住宅棟建設工事工事 (独)都市再生機構 西日本支社   04-大和川左岸(三宝)地区A・B工区宅地整備工事 東京都水道局   石畑給水所耐震補強工事 関東地方整備局   R6横環南栄IC・JCT Dランプ1号橋他床版工事 (4) 次期繰越工事高(2026年3月31日現在) 区分   官公庁(百万円)   民間(百万円)   計(百万円) 土木関連   6,568   1,650   8,218 建築関連   3,568   18,328   21,896 計   10,136   19,978   30,114 (注)1 次期繰越工事高のうち請負金額19億円以上の主なものは、次のとおりであります。 フ-ジャ-スコ-ポレ-ション・旭化成ホームズ共同事業者   (仮称)軽井沢前沢原計画 新築工事   2027年8月完成予定 太陽誘電株式会社   太陽誘電㈱高崎GC食堂棟等建築工事   2028年5月完成予定 日本酸素株式会社   エレクトロニクス先端材料開発棟 新築工事   2027年3月完成予定 (医)ときわ会   (仮称)松戸市五香西病院新築工事   2026年8月完成予定 (福)桐生市社会福祉協議会   桐生みやま園施設新築工事   2027年1月完成予定 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容) 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項については、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)重要な会計方針 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されています。この連結財務諸表の作成に当たり、当連結会計年度における資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える将来に関する見積りを実施する必要があります。経営者は、これらの見積りについて、当連結会計年度末時点において過去の実績やその他の様々な要因を勘案し、合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、将来においてこれらの見積りとは異なる場合があります。 当社グループの重要な会計方針のうち、見積及び仮定の重要度が高いものは以下であります。 a.一定の期間にわたり収益を認識した完成工事高 当社グループは、当連結会計年度末までの進捗部分について、期間がごく短い工事を除き、一定の期間にわたり履行義務が充足されると判断し履行義務の充足に係る進捗度に基づき収益を認識しております。進捗度の測定は、各報告期間の期末日までに発生した工事原価が、予想される工事原価総額に占める割合に基づいて行っております。工事原価総額の見積りは実行予算によって行います。 工事原価総額の見積もりに用いた仮定には、気象条件、施工条件、資機材価格、作業効率等さまざまな要素があります。それら主要な仮定について適時・適切に見積りを行っておりますが、主要な仮定が変動した場合、翌連結会計年度の完成工事高が増減する可能性があります。 b.繰延税金資産 当社グループは、将来減算一時差異に対して、将来の課税所得が十分に見込まれる範囲で繰延税金資産を計上しています。将来の課税所得の見積りに際して、受注見込高や工事利益率等を主要な仮定として、一時差異のスケジューリングを考慮して回収可能性を見積っております。 翌連結会計年度以降、主要な仮定に変動が生じ、将来の課税所得の見積額が影響を受けた場合、繰延税金資産が増減し、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループの連結財務諸表作成において採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 (2)当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (経営成績の分析) 当社グループは、完成工事高の確保及び完成工事総利益の向上に経営の重点を置いております。また、一般管理費等の低減により営業利益及び経常利益を高めることを目指しております。 ①受注高 当連結会計年度の受注高は、安定的な公共投資や回復傾向にある民間設備投資により順調に受注を確保しました。この結果前連結会計年度に比べ27億9千3百万円増加し412億9千9百万円(前期比7.3%増)となりました。 ②売上高 当連結会計年度の売上高は、前期繰越工事の大幅な増加等により、前連結会計年度に比べ45億4百万円増加し367億6千9百万円(前期比14.0%増)となりました。 ③売上総利益 当連結会計年度の売上総利益は、売上高の増加や工事原価の削減等により、前連結会計年度に比べ9億3千2百万円増加し39億1千2百万円(前期比31.3%増)となりました。 ④販売費及び一般管理費 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、各種コンサル費用等の増加や人的資本投資の増加等もあり前連結会計年度に比べ1億2千1百万円増加し21億4千万円(前期比6.0%増)となりました。 ⑤営業利益 当連結会計年度の営業利益は、売上総利益と同様の理由により、前連結会計年度に比べ8億1千1百万円増加し17億7千2百万円(前期比84.4%増)となりました。 ⑥経常利益 当連結会計年度の経常利益は、売上総利益と同様の理由により、前連結会計年度に比べ7億4千8百万円増加し17億1千7百万円(前期比77.3%増)となりました。 ⑦親会社株主に帰属する当期純利益 当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、前期と比べ3億5千2百万円増加し9億6千4百万円(前期比57.7%増)となりました。 (3)キャッシュ・フローの分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況におきましては「第2[事業の状況]4[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析](3)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループにおける主な資金需要は、建設事業における工事施工に要する工事費、販売費及び一般管理費並びに設備投資資金です。 運転資金については、金融機関からの借入金及び社債の発行により調達しており、設備投資資金については、内部留保等の自己資金でまかなっております。 株主配当につきましては2025年2月10日公表の「中期経営計画(2025.4-2028.3)」に記載の配当方針、DOE:6%を実施し、当連結会計年度の期末配当を1株当たり60円、連結配当性向83.8%としました。また、次期の配当につきましては配当を1株当たり60円、連結配当性向79.4%を計画しております。 (4)財政状態の分析 ①資産 当連結会計年度末の総資産は、現金預金の減少(53億8千1百万円)、完成工事未収入金の増加(34億8千5百万円)等により、前連結会計年度末に比べ21億3千6百万円減少し253億5千2百万円(前期比7.8%減)となりました。 ②負債 当連結会計年度末の負債総額は、工事未払金の増加(13億4千5百万円)、短期借入金の増加(10億4百万円)等により、前連結会計年度末に比べ20億3千4百万円増加し140億1百万円(前期比17.0%増)となりました。 ③純資産 当連結会計年度末の純資産は、自己株式の取得(42億4千6百万円)、配当金の支払い(9億2千4百万円)や親会社株主に帰属する当期純利益(9億6千4百万円)を計上したこと等により、前連結会計年度末に比べ41億7千万円減少し113億5千1百万円(前期比26.9%減)となりました。 自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ 11.7ポイント減少し44.8%となっております。 (5)セグメントの分析 ①土木関連 土木関連の受注高は、前期に比べ35億9千1百万円減少し93億2千3百万円(前期比27.8%減)となりました。 売上高は、前期繰越工事の増加により、前期に比べ29億1千万円増加し112億1千3百万円(前期比35.1%増)となりました。 売上総利益は、利益率では、前期11.9%から今期13.0%(前期比1.1%増)に改善しました。金額ベースでは、売上高の増加、工事原価の削減等により、前期に比べ4億6千7百万円増加し14億5千5百万円(前期比47.3%増)となりました。 ②建築関連 建築関連の受注高は、民間大型工事を受注したこと等により、前期に比べ64億2千6百万円増加し315億4千5百万円(前期比25.6%増)となりました。 売上高は、官庁工事における前期繰越工事高が増加したこと等により、前期に比べ16億3千5百万円増加し251億2千5百万円(前期比7.0%増)となりました。 売上総利益は、利益率では、前期8.3%から今期9.8%(前期比1.5%増)に改善しました。金額ベースでは、売上高の増加、工事原価の削減により、前期に比べ5億円増加し24億5千5百万円(前期比25.6%増)となりました。 ③兼業事業 兼業事業の受注高および売上高は、群馬県全体の合材出荷量の減少や受注価格競争等により、前期に比べ4千1百万円減少し4億3千1百万円(前期比8.7%減)となり、売上総利益は、売上高の減少に加え、資材価格高騰分の販売価格への転嫁が進まず、前期に比べ4千9百万円減少し1百万円の損失(前期は4千7百万円の利益)となりました。 (6)経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標については、3年ごとに策定する中期経営計画をベースに毎年策定する単年度の業績予想の目標値を、経営上の達成状況を確認する指標として活用しております。当社グループにおける2026年3月期の達成・進捗状況は以下のとおりです。 指標   2026/3期業績予想(百万円)   2026/3期実績(百万円)   計画比(%) 売上高   38,745   36,769   △5.1 営業利益   1,085   1,772   63.3 経常利益   1,081   1,717   58.8 親会社株主に帰属する当期純利益   799   964   20.7 受注高   34,987   41,299   18.0

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開示資料

出典

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