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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ナカボーテック

Nakabohtec Corrosion Protecting Co.,Ltd.1787 · Standard · 建設業

港湾・地中・陸上インフラの防食工事と防食製品販売を手掛ける、防食分野のリーディングカンパニー。

概要

ナカボーテックは、1951年8月に中川防蝕工業株式会社として東京都千代田区で創業した防食専門企業である。港湾施設や地中埋設管、陸上プラント、鉄筋コンクリート構造物など、各種インフラの腐食を防ぐ電気防食工事・被覆防食工事および防食材料の製造販売を手がける。2025年度の売上高は149億円、当期純利益12億円、従業員数282名。東京証券取引所スタンダード市場に上場し、有利子負債はない。

港湾事業が売上の6割を占める

当社は対象施設別に港湾・地中・陸上・その他の4事業に区分する。2025年度実績では、港湾事業の売上高が87億68百万円(構成比58.8%)と最も大きく、次いで地中事業31億22百万円(21.0%)、その他(主に鉄筋コンクリート構造物)19億75百万円(13.3%)、陸上事業10億36百万円(7.0%)の順である。港湾事業では、アルミニウム合金陽極(ALAP)を用いた流電陽極方式の電気防食工事が中心で、岸壁や桟橋の鋼管杭の防食を担当する。地中事業はガス・水道管の埋設管防食、陸上事業は復水器や熱交換器、その他は橋梁・堤防のRC構造物が対象である。2025年度の受注高でも港湾が88億48百万円と全体の60.6%を占め、収益の柱となっている。

全国8支店と上尾工場で製販一体の体制

本社は東京都中央区新川に所在。国内に東北支店(仙台)、東関東支店(千葉)、東京支店、名古屋支店(名古屋)、大阪支店(大阪)、中国支店(広島)、九州支店(福岡)の7支店と、技術開発センター(埼玉県上尾市)を配置する。上尾には第一工場と第二工場があり、ALAPなどの陽極を自社製造する。1965年に上尾工場を開設し、1993年には第二工場を増設。地域密着型の支店制を採用し、各支店が港湾・地中・陸上の全事業をカバーする。かつてはシンガポールにNTM社を設立したが2000年に清算し、現在は海外拠点を持たない。2022年7月には本店を現在地に移転している。

三井金属を唯一の関係会社とする資本構成

当社のその他の関係会社は三井金属株式会社1社である。1956年に三井金属鉱業(現三井金属)と資本・技術提携し、防食用亜鉛陽極ZAPの販売を開始した。この提携を機に資本金を100万円から500万円に増資。以降も三井金属との関係を維持している。財務面では有利子負債がなく、2025年度末の総資産121億円に対し純資産93億円で自己資本比率は約77%と高い。2023年度から中期経営計画を策定し、工事売り切り型から知識集約型ビジネスモデルへの転換を図っている。2025年度の経常利益は13.8億円、当期純利益は11.9億円であり、安定的な収益基盤を持つ。

業界の中での役割はインフラ施設向け防腐食ソリューションの専門企業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
149億円
営業利益
13億円
営業利益率
8.7%
純利益
12億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01港湾主力

港湾施設(岸壁、桟橋、護岸、防波堤等)や船舶に対して、電気防食(主に流電陽極方式)、被覆防食、塗装工事を提供。アルミニウム合金陽極を水中溶接で取り付ける工事が主力。

主な製品・サービス3
流電陽極方式電気防食
アルミニウム合金などの犠牲陽極を取り付け、防食電流を流すことで鋼材の腐食を防ぐ。港湾鋼管杭などに適用。
被覆防食工法
防食テープや特殊樹脂で鋼材を覆い、腐食環境から遮断。飛沫帯や干満帯の防食に有効。
塗装
特殊塗料による鋼材の防食塗装。

02地中主力

ガス、水道、石油等の埋設管やタンク底板などの地中埋設物に対して、電気防食工事及び維持管理サービスを提供。外部電源方式が中心。

主な製品・サービス2
外部電源方式電気防食
直流電源装置と難溶性電極を用いて防食電流を流す方式。埋設管などの防食に広く使用。
遠隔監視装置
電気防食装置の電位や稼働状態を遠隔で監視する装置。維持管理の効率化に貢献。

03陸上準主力

発電所の復水器、熱交換器、水処理施設などのプラント設備に対して、電気防食、被覆防食、塗装に加え、電解鉄イオン供給や防汚技術(海生生物付着防止)を提供。

主な製品・サービス2
電解鉄イオン供給装置
海水冷却系の復水器や熱交換器内に鉄イオンを供給し、銅合金製管板の腐食を防ぐ。移動式槽型装置もある。
防汚技術
チタンシートと微弱電流により海生生物の付着を防止。取水路や熱交換器の機能障害を防ぐ。

04その他(鉄筋コンクリート構造物)準主力

塩害などで劣化した鉄筋コンクリート構造物(岸壁、橋脚、橋梁等)に対して、リボンメッシュ方式やNAKAROD方式による電気防食を提供。

防食のリーディングカンパニー

主な製品・サービス2
リボンメッシュ方式
コンクリート表面に溝を切り、チタン製帯状陽極を埋め込む外部電源方式の電気防食。適用実績が豊富。
NAKAROD方式
犠牲陽極材をFRPトラフに収納しコンクリート表面にビス留めする流電陽極方式。施工が簡便で維持管理が容易。

製品と技術

流電陽極方式と外部電源方式の電気防食

当社の中核技術は電気防食であり、流電陽極方式と外部電源方式の2種類を提供する。流電陽極方式は、アルミニウム合金陽極(ALAP)、マグネシウム合金陽極(MAGNAP)、亜鉛合金陽極(ZAP・ZINAP)を防食対象物に取り付け、異種金属間の電位差で防食電流を流す。特にALAPは1962年の販売開始以来主力製品で、港湾施設の鋼管杭に水中溶接で取り付けられ、耐用年数が100年に及ぶ製品もある。外部電源方式は直流電源装置と難溶性電極(高珪素鋳鉄、白金めっきチタン、金属酸化物被覆電極MMO等)を用い、埋設管やコンクリート構造物に適用。電力供給には太陽光や風力の自然エネルギーも利用可能であり、調査・設計・施工・維持管理・更新のサイクルで長期にわたり防食効果を維持する。

被覆防食工法PTC工法とNCP工法

被覆防食は構造物を腐食環境から物理的に遮断する方法である。1975年開発のPTC工法(Petrolatum Taping and Covering System)は、鋼管杭の干満帯・飛沫帯を防食テープとFRPやチタン・ステンレス製の保護カバーで覆う。1985年開発のNCP工法(Nakagawa Covering Protecting System)は鋼矢板向けの同様の工法。近年は環境配慮から無溶出性の特殊樹脂を防食層とする被覆工法も開発している。これらの工法は電気防食と併用されることも多く、特に干満帯のような厳しい環境で高い防食効果を発揮する。

コンクリート構造物の電気防食NAKAROD方式

鉄筋コンクリート構造物の塩害対策として、外部電源方式のリボンメッシュ方式に加え、当社は流電陽極方式のNAKAROD方式を開発した。本工法は、犠牲陽極材と電解質層をFRPトラフに収納し、コンクリート表面にビス留めする簡便な施工が特徴である。外部電源方式に比べ維持管理が容易で、橋梁や岸壁などのRC構造物に適用される。その他事業として、2025年度には19億75百万円の売上を計上しており、港湾・地中・陸上に次ぐ第4の事業領域に成長している。

電解鉄イオン供給と防汚技術

電解鉄イオン供給は、海水冷却水を使用する復水器や熱交換器において、銅合金製管板や冷却管内面に鉄皮膜を形成させ防食する技術である。移動式槽型鉄イオン供給装置はトラック荷台に搭載可能で、必要時に鉄イオンを供給する。防汚技術は、チタンシートに触媒を一体化し微弱電流を流すことで、フジツボやイガイなどの海生生物の付着を防止する。いずれも電気化学原理を応用した独自技術であり、発電所の取水路やプラント設備の保全に活用されている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

建設業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • その他(鉄筋コンクリート構造物)防食のリーディングカンパニー

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

橋梁補修で中堅、営業利益率高い

ナカボーテックは、橋梁・トンネル等の社会インフラの補修・補強工事を主力とする建設会社。同業のショーボンドホールディングスが同分野で大手であるのに対し、同社は売上高約150億円の中堅規模。営業利益率は10.2%(2025年3月期)と高水準だが、翌期は8.72%に低下見込み。売上高の伸びは緩やかで、受注競争の激化が利益率を圧迫している。公共工事依存度が高く、自治体の予算動向や競合他社の価格戦略に影響を受けやすい。業界内では、技術力と施工実績で一定の評価を得ている。

強み

  • 営業利益率10%超と、同業他社と比べ利益率が高い。
  • 橋梁補修の専門技術を有し、公共工事で実績を積む。
  • 社会インフラ老朽化に伴い、補修需要は底堅い。
  • 有利子負債が少なく、財務体質は堅実。

課題

  • 売上高が横ばい~微増で、成長性に課題がある。
  • 公共工事に偏重し、民間需要の取り込みが弱い。
  • 建設業全体の人手不足が受注制約となる可能性がある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

建設業の時価総額近傍。太字がナカボーテック

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
11770藤田エンジニアリング215億円10.5倍
21867植木組185億円7.3倍
35078セレコーポレーション167億円14.1倍
41716第一カッター興業165億円9.6倍
51431Lib Work157億円146.5倍
61787ナカボーテック151億円12.0倍
71826佐田建設147億円13.7倍
81848富士ピー・エス145億円13.8倍
91981協和日成144億円11.4倍
101430ファーストコーポレーション138億円6.6倍
115079ノバック136億円11.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 36件

防食事業の原点となった1951年創業

1951年8月、東京都千代田区丸の内に資本金100万円で中川防蝕工業株式会社を設立。防食・防錆・防水の3事業を開始した。1953年4月には東京都北区に研究所を開設し、同年9月には運輸省の助成金を得て「海中施設の電気防食の研究」に着手。これが後の電気防食技術の基盤となる。1956年3月に建設業登録を行い、工事事業の本格的な展開への第一歩を踏み出した。

三井金属との提携で事業拡大した1956年

1956年6月、三井金属鉱業(現三井金属)と資本・技術提携し、資本金を500万円に増資。防食用亜鉛陽極ZAPの販売を開始した。これにより防食材料の自社販売が可能となり、全国的な販売網の整備が進んだ。同年11月に大阪駐在所(現大阪支店)を開設し、1957年名古屋、1958年福岡と順次拠点を拡大。1962年4月にはアルミニウム陽極ALAPの販売を開始し、これがその後の成長の起爆剤となった。

ALAP自社製造と新工法開発で業容拡大

1965年4月、埼玉県上尾市に上尾工場を開設し、ALAPの自社製造を開始。これにより製品の品質管理と安定供給が可能になった。1975年には鋼管杭被覆防食法PTC工法を開発、港湾構造物の干満帯防食事業を拡大。1985年には鋼矢板被覆防食法NCP工法、1988年にはRC鉄筋腐食診断法NICEシステムを相次いで開発。これらの技術開発により、電気防食と被覆防食の両面で総合的な防食サービスを提供できるようになった。

商号変更と株式上場で成長の基盤を固める

1991年11月、CIの一環として商号を株式会社ナカボーテックに変更。1995年4月に日本証券業協会に株式を店頭登録し、1998年1月にはISO9001認証を取得した。2000年11月にはシンガポールのNTM社を清算し、海外展開を見直し国内事業に集中。2004年12月に店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に上場。2010年の取引所統合を経て、2013年7月に東証JASDAQ(スタンダード)に上場し、2022年4月の市場区分見直しでスタンダード市場に移行した。

中期経営計画とパーパス制定で新たな展開

2023年5月、パーパス「ひたむきに防食技術を追求し、社会基盤の価値をまもり続けることにより、安全安心な日常を次代につなげます」とスローガン「いまある“価値”を次代へ!」を制定。2023年度から2025年度の「23中計」では、港湾事業の堅実な業績確保、DX推進、ESGへの取り組みを進め、最終年度に経営数値目標を達成した。2026年度からの「26中計」では、75年分の防食データを活用した知識集約型ビジネスモデルへの転換を掲げ、2051年の創業100周年に向けた長期成長を目指している。

年表36件を開く

1950年代

  • 1951年8月創業東京都千代田区丸の内に資本金100万円をもって、中川防蝕工業株式会社を設立。(8月27日)防食、防錆及び防水に関する事業を開始。
  • 1953年4月東京都北区に研究所開設。(1980年10月埼玉県上尾市に移転。現:技術開発センター)
  • 1953年9月当社の「海中施設の電気防食の研究」が運輸省の助成金の対象となる。
  • 1956年3月建設業登録を行う。登録番号(ヨ)第7763号
  • 1956年6月三井金属鉱業株式会社(現:三井金属株式会社)と資本並びに技術提携を行い資本金を500万円(株主割当)とし、防食用亜鉛陽極(商品名:ZAP)の販売を開始。
  • 1956年11月大阪市北区に大阪駐在所を開設。(現:大阪支店)
  • 1957年12月名古屋市中区に名古屋駐在所を開設。(現:名古屋支店)
  • 1958年10月福岡県福岡市に福岡駐在所を開設。(現:九州支店)
  • 1958年11月本店を東京都千代田区神田に移転。

1960年代

  • 1960年5月広島県広島市に広島出張所を開設。(現:中国支店)
  • 1962年4月防食用アルミニウム陽極(商品名:ALAP)販売開始、事業拡大の契機となる。
  • 1962年7月宮城県仙台市に仙台出張所を開設。(現:東北支店)
  • 1964年6月千葉県市原市に五井現場事務所を開設。(現:東関東支店)
  • 1965年4月埼玉県上尾市に上尾工場を開設。ALAPの自社製造開始。

1970年代

  • 1974年5月特定建設業許可を受ける。建設大臣許可(特-4)第4101号、(般-4)第4101号
  • 1975年4月鋼管杭被覆防食法PTC工法(Petrolatum Taping and Covering System)開発、港湾構造物干満帯防食事業拡大の契機となる。

1980年代

  • 1984年4月東京都千代田区神田に東京支店を開設。
  • 1985年5月鋼矢板被覆防食法NCP工法(Nakagawa Covering Protecting System)を開発。
  • 1985年6月創業シンガポール、ジュロンタウンにNTM社(NAKABO TRADING & MANUFACTURING PTE LTD)を資本金10万S$(当社出資金6万S$)で設立。
  • 1988年11月RC鉄筋腐食診断法NICEシステム(Nakagawa Intelligent Corrosion Evaluation)を開発。

1990年代

  • 1991年11月商号変更CIの一環として、商号を株式会社ナカボーテックに変更。
  • 1993年5月陽極製造能力のアップ、作業環境改善のため上尾第二工場建設。
  • 1995年4月日本証券業協会に株式を店頭登録。
  • 1995年10月東京都中央区新川二丁目に本店、東京支店を移転。
  • 1998年1月品質管理・品質保証の国際規格「ISO9001」の認証を取得。
  • 1998年9月防食技術の向上、品質管理の強化、並びに環境改善を図るため、技術開発研究所の増改修工事が完成。(現:技術開発センター)
  • 1999年7月対象事業分野による事業部制を施行。東京支店及び京浜支店を廃止。

2000年代

  • 2000年11月シンガポールNTM社を清算。
  • 2001年7月執行役員制度導入。
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2005年4月地域顧客に密着した地域支店制に再編。東京支店を開設。

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場。
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しによりJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場へ移行。
  • 2022年7月本店及び東京支店を現在の東京都中央区新川一丁目に移転。
  • 2023年5月「パーパス」及び「スローガン」を制定し、公開。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    防食データ活用の知識集約型ビジネスへの転換

    75年にわたり蓄積した防食データを活用し、工事売り切り型から知識集約型のビジネスモデルへ転換。構造物の長寿命化に貢献する「インフラの主治医」を目指す。

  2. 02

    既存事業の堅実な業績確保と新規事業基盤形成

    主力の港湾事業を中心に官公庁大型予算案件や民間設備保全工事の受注を確保しつつ、新規事業の基盤を形成する。

  3. 03

    DX推進による業務効率化

    デジタル技術を活用した業務プロセス改革により、生産性向上と業務効率化を図る。

  4. 04

    サステナビリティ経営の推進

    ESGへの取り組みを開始し、CDP「B-」評価取得などサステナビリティ経営の基盤を構築。従業員エンゲージメント向上にも注力。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で282人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は939万円で、9期前と比べて+26.4%平均年齢は41.9歳、平均勤続年数は15.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月256
2018年3月261
2019年3月74341.615.7264
2020年3月76441.915.8263
2021年3月79142.115.9264
2022年3月88742.416.0268
2023年3月85842.116.2268
2024年3月86241.915.9265
2025年3月86041.916.0274547
2026年3月93941.915.9282461

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率0.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率50.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)71.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
上尾工場・技術開発センター — 埼玉県上尾市360百万円
本店・東京支店 — 東京都中央区168百万円
東関東支店 — 千葉県市原市103百万円
九州支店 — 福岡市中央区71百万円
大阪支店 — 大阪市淀川区29百万円
東北支店 — 仙台市青葉区11百万円
名古屋支店 — 名古屋市中区6百万円
中国支店 — 広島市南区4百万円
主な関係会社
  • 国内
    三井金属株式会社
    東京都品川区
    議決権31.9%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は149億円営業利益13億円前期と比べると増収減益で、売上が+1.4%、利益が-13.3%。

売上高
+1.4%
149億円
営業利益
-13.3%
13億円
純利益
+20.0%
12億円
営業利益率
8.7%
前期比 -1.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高152億円149億円
営業利益13億円13億円
純利益9億円12億円
1株あたり配当¥260¥260

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は16億円、営業利益は−4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−20.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q567
2024年1Q20−2−10.0−1
2024年2Q2913.41
2024年3Q34617.63
2024年4Q555
2025年2Q5200.00
2025年4Q951515.810
2026年2Q50−1−2.0−1
2026年4Q991414.113
2027年1Q16−4−25.0−2

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は99億円から149億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は8.7%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
2013年3月9984
2014年3月123138
2015年3月11195
2016年3月10885
2017年3月10996
2018年3月10953
2019年3月11064
2020年3月11075
2021年3月130139
2022年3月129118
2023年3月142139
2024年3月138128
2025年3月147151510.210
2026年3月14913148.712

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高149億円のうち、営業利益として残るのは13億円8.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は12億円、売上の8.1%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金73.8%110億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金17.4%26億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.7%13億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
26.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.4pt
8.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.6pt
8.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.2pt
13.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
9.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
8.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが17億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは17億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は48億円で、売上の3.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月7−1−1632
2014年3月2−1−2131
2015年3月7−1−3635
2016年3月10−1−2942
2017年3月−1−1−3−237
2018年3月8−2−3640
2019年3月6−1−4540
2020年3月4−1−5338
2021年3月0−1−6−130
2022年3月13−2−81133
2023年3月8−2−5634
2024年3月12−1−61139
2025年3月7−1−6639
2026年3月170−81748

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は122億円。このうち返さなくてよい自己資本が94億円で、自己資本比率は77.0%(業種中央値55.5%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月94573761.0
2014年3月103634061.8
2015年3月102653764.0
2016年3月100683267.9
2017年3月105713467.9
2018年3月106723468.0
2019年3月108713766.4
2020年3月106713567.3
2021年3月113753866.2
2022年3月109763370.4
2023年3月114803470.1
2024年3月113833073.3
2025年3月121873471.9
2026年3月122942877.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
13億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
78億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
6億円
在庫として抱えている分
負債合計
28億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
87
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率17 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

建設業 140社との比較

同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率140社中6位あたり、逆に低いのは売上成長率140社中92位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
13.1%/中央値 10.9%
P25 7.9%P75 14.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.7%/中央値 7.3%
P25 5.1%P75 9.4%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
77.0%/中央値 55.5%
P25 43.8%P75 66.2%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.4%/中央値 4.8%
P25 -1.9%P75 12.7%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.5%/中央値 3.5%
P25 2.7%P75 4.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥5,800で、1年前と比べて+14.0%過去52週の値幅のなかでは42%の位置にある。

¥5,800+0.2%1ヶ月+0.5%1年+14.0%時価総額151億円
過去52週の値幅
安値¥5,120高値¥6,750

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.0倍
PER (会社予想)15.4倍
PBR1.73倍
配当利回り4.48%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月10日の6050円から7月15日に6300円まで上昇しましたが、その後は徐々に値を下げ、8月19日には5810円まで下落しました。8月19日時点の25日線は5948円で、株価はこれを2.3%下回っています。52週高値6750円からは約14%下落した水準で、52週安値5120円からは約13%上昇しています。出来高は全体的に低水準で、方向感に欠ける展開が続いています。75日線(5564円)や200日線(5516円)は上回っており、中期的なトレンドは維持されていますが、短期的な調整色が強まっています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PER12倍は業界平均(13.74倍)を下回り、PBR1.73倍は平均(1.53倍)をやや上回るが、ROE13.1%と利益率10%超の収益力を考慮すれば許容範囲。配当利回り4.48%は平均(3.4%)を上回り、株主還元も手厚い。ただし、直近の営業利益は減少傾向で、今期予想PER15.4倍に上昇見込み。総合的に割安と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.0倍14.4倍
PER (予想)15.4倍
PBR1.73倍1.55倍
ROE13.1%11.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2025年3月期に減収減益となった後、2026年3月期は増収増益の見通し。強気派は、高度成長期に建設されたインフラの老朽化がピークを迎え、補修・更新需要は今後10年以上にわたり安定的に続くとみる。また、大型補修プロジェクトの受注が積み上がれば、収益の拡大余地がある。弱気派は、公共工事の予算削減や入札競争の激化、単価下落を懸念する。特に営業利益率が10%から8.7%へ低下しており、コスト増が収益を圧迫している。争点は、需要の確実性と収益性の維持にある。

プラスに働く材料7
  • 老朽化インフラの需要

    国内の橋梁の半数が建設後50年超で、補修市場は長期にわたり拡大が見込まれる

  • 受注高の回復

    2026年3月期の増収見通しが示すように、特需的な大型工事の獲得が進む

  • 高配当利回り

    配当利回り4.5%と、業績連動型の株主還元が投資家に安心感を与える

  • 配当利回り4.48%と高水準継続影響

    1株配当約260円、利回り4.48%。株主還元の手厚さが魅力。

  • 純利益は8億→10億→12億と2期連続増益通年影響

    FY2024/3 8億円、FY2025/3 10億円、FY2026/3 12億円。最終損益は改善。

  • 売上高が138億→147億→149億円と増加通年影響

    3期連続で売上高が過去最高を更新。増収基調が続く。

  • 株価は1年で14.4%上昇と底堅い継続影響

    年間上昇率14.41%。安定した値動きで需給が形成されている。

マイナスに働く材料7
  • 利益率の低下

    営業利益率が10%台前半から9%前後へ低下し、資材費・人件費増の転嫁が遅れている

  • 公共予算の不確実性

    維持補修費の削減や入札制度変更で、受注環境が悪化するリスクがある

  • 競争の激化

    同業他社も補修市場に参入し、価格競争による収益悪化が懸念される

  • 営業利益は15億→13億円へ減益決算発表後影響

    FY2025/3 15億円→FY2026/3 13億円。営業利益率も10.2%→8.72%。

  • 予想PER15.4倍は来期減益を織り込み決算発表後影響

    実績EPS約484円に対し予想EPS約377円。約22%の減益を見込む。

  • ROE13.1%、PBR1.73倍で割高感継続影響

    BPS約3358円に対し株価5810円。ROEが下がればPBRが重し。

  • 外国人持ち株比率0.2%と極低継続影響

    海外投資家の参加が乏しく、需給が国内勢に偏る。

次の決算で確かめる点
受注残高
将来の売上高を保証する指標。受注残の減少は業績悪化の先行指標
営業利益率
公共工事の採算性を示す。低下はコスト増や競争激化のサイン
橋梁補修市場の動向
社会インフラ老朽化の進展と政府予算の傾向を把握するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり260で、前期から+11.7%いまの株価に対する利回りは4.48%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥260
1株あたり
配当利回り
4.48%
いまの株価に対して
配当性向
69.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月11049.4
2018年3月1100.088.6
2019年3月12513.672.8
2020年3月1304.070.0
2021年3月20053.890.2
2022年3月22010.070.5
2023年3月25515.969.9
2024年3月240−5.970.8
2025年3月30025.070.5
2026年3月33511.769.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥260

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ964人。区分でいちばん多いのは個人・その他54.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が44.8%を占め、残る55.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他53.053.153.153.453.954.6
事業法人39.039.039.239.239.439.4
自己株式7.05.35.45.45.55.8
金融機関7.27.27.06.85.85.4
証券会社0.40.30.30.30.50.4
外国法人0.40.30.40.30.30.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01三井金属株式会社30.01
02ナカボーテック取引先持株会7.88
03株式会社麻生5.88
04ナカボーテック社員持株会5.19
05日本生命保険相互会社2.57
06中川 哲央2.46
07合同会社ワイズ1.92
08三井住友信託銀行株式会社1.31
09株式会社三井住友銀行1.23
10川部 英子0.92

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近4
  • 2026-08-12
    株式会社麻生
    新規の大量保有報告
    2.04%
    -3.30pt
  • 2026-08-07
    三井金属株式会社
    新規の大量保有報告
    11.16%
    -18.85pt
  • 2026-08-07
    三井金属株式会社
    新規の大量保有報告
    3.86%
    -7.30pt
  • 2026-08-06
    ヒューリック株式会社
    新規の大量保有報告
    18.85%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+459%、1株純資産は14期で+246%。直近期のROEは13.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月861,1048.19.034.8
2014年3月1491,22912.87.436.9
2015年3月2112,5218.58.942.7
2016年3月1952,6257.611.151.2
2017年3月2232,7538.311.749.4
2018年3月1242,7844.523.488.6
2019年3月1722,8226.119.272.8
2020年3月1862,8636.519.770.0
2021年3月3663,07912.417.590.2
2022年3月3123,10210.116.070.5
2023年3月3653,25211.513.869.9
2024年3月3393,37210.214.970.8
2025年3月4263,54912.311.870.5
2026年3月4833,82013.112.869.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額184百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
宮地誠代表取締役社長 社長執行役員621,841
南正信代表取締役専務取締役専務執行役員 管理本部長 技術本部長645,130
濱田昌宏取締役 常務執行役員 事業本部長 東北支店長607,733
中川哲央取締役7864,350
若井健太郎取締役59
柴田幸一郎取締役65
岸利治取締役59
星川次夫常勤監査役62
山下雅司監査役63
大野寿宏監査役61
小畑明彦監査役651,500
大森有理取締役44

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数退職慰労百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5375413327
社外取締役8030304
監査役11202121

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容4,267字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当事業年度末における当社グループは、当社及びその他の関係会社(三井金属株式会社)1社の2社より構成されております。 当社は、1951年の創業以来、防食のリーディングカンパニーとして歩み続けてまいりました。当社のパーパスは「ひたむきに防食技術を追求し、社会基盤の価値をまもり続けることにより、安全安心な日常を次代につなげます」であり、「いまある“価値”を次代へ!」をスローガンに、インフラ施設の長寿命化を図るための防食技術を提供することにより、持続可能な社会の実現に貢献することを使命としております。そのために、各種環境に曝されている構造物の腐食・劣化調査と解析・評価を行い、その結果に基づいた腐食対策の提案、防食設計、対策工事そして維持管理という総合的な防食システムの提供(以下「工事」)を主たる業務としております。また、防食関連材料や装置の製造・販売(以下「製品等販売」)も行っております。 当社は建設業法に則り、特定建設業許可のもとに、事業を行っております。 事業の活動組織は、事業本部のもと国内に製造調達統括部、支店、営業所を配置し、地域顧客に密着した様々な商品・サービスを提供できる体制としております。営業本部は将来に向けたマーケティングと新規事業の育成を担い、技術本部が新技術・新商品の開発や、それらの現場への適用促進を行っております。 事業区分としましては、対象施設別に港湾事業、地中事業、陸上事業、その他に区分しており、当該事業区分は、セグメント情報における区分と同一であります。 それぞれの事業区分において、電気防食、被覆防食、塗装の技術の中から環境及び対象施設に適した工法を選定し、工事及び製品等販売を行っております。また、電気防食技術を応用して冷却管の内面を防食する電解鉄イオン供給、海生生物の付着を防止する防汚の工事及び製品等販売も行っております。 事業区分   防食技術及びその応用技術   対象施設 港湾事業   (1) 電気防食   港湾施設及び船舶等(岸壁、桟橋、護岸、沖合構造物、防波堤、取水・放水施設、沈埋トンネル、生簀、浮体構造物等) (2) 被覆防食 (3) 塗装 地中事業   (1) 電気防食   地中埋設施設及び地上・地下タンク等(ガス、水道、農業用水、工業用水、石油等の埋設管、タンク底板、地下タンク、基礎杭等) 陸上事業   (1) 電気防食   陸上施設及びプラント装置等(復水器、熱交換器、冷却器、ポンプ、スクリーン、水門、ダム・堰、河川構造物、タンク内面、温水器・貯湯槽、水処理施設等) (2) 被覆防食 (3) 塗装 (4) 電解鉄イオン供給 (5) 防汚 その他   (1) 電気防食   鉄筋コンクリート構造物等(岸壁、桟橋、護岸、橋脚、橋梁等) (2) 被覆防食 (注) 「防食技術及びその応用技術」に表示しております(1)から(5)の番号につきましては、次葉より記載しております「1.防食技術及びその応用技術の説明」の番号に対応しております。 1.防食技術及びその応用技術の説明 (1) 電気防食 ① 腐食現象の概要 金属の表面は一見均一に見えますが、局部においてはその化学組成、組織、酸化皮膜、付着物等が異なっております。また、環境側でも含まれている各種のイオン濃度、溶存酸素濃度、温度等が異なります。これらの不均一性によって、局部的に電位の高低(陽極部と陰極部)を生じ、電池が形成されます。その結果、金属の中を電流は電位の高い方(陰極部)から低い方(陽極部)へ流れ、環境側では電位の低い方から高い方へ電流(腐食電流)が流れます。そして電位の低い部分で腐食(錆の発生)が起こります。 腐食の概念図 ② 電気防食の概要 電気防食は、腐食が生じている金属表面に防食電流を流入させることで、腐食電流を消滅させる技術であります。 電気防食法には、防食電流を流す方式の違いにより流電陽極方式と外部電源方式があります。 流電陽極方式は、異なる金属間の電位差による電池作用を利用して防食電流を流す方式であります。鋼材を防食する場合は、より電位の低い金属であるアルミニウム合金(ALAP)、マグネシウム合金(MAGNAP)あるいは亜鉛合金(ZAP・ZINAP)を取り付けます。これらの金属は鋼材に取り付けられると陽極となり、鋼材に防食電流を流し、腐食を抑制します。 流電陽極方式の概念図 港湾施設(鋼管杭)に取付けられた アルミニウム合金陽極 外部電源方式は、直流電源装置と難溶性の電極を使用し、防食対象物と電極の間に直流電圧をかけて防食電流を流す方式であります。電極としては高珪素鋳鉄電極、白金めっきチタン、金属酸化物被覆電極(MMO)等が使用されます。また、直流電源装置としては、一般的にシリコン整流器が使用されます。直流電源装置を稼働させるための電源の受電方法としては電力会社からの買電が一般的ですが、太陽光や風力等の自然エネルギーを利用することもできます。 外部電源方式の概念図   埋設管に対する外部電源方式の概念図 ③ 電気防食システム 電気防食は、調査⇒設計⇒施工⇒維持管理⇒更新のサイクルで行われます。 それぞれの概要は次のとおりであります。 (調査) 構造物が設置される環境は、海水、淡水、土壌、コンクリート中と多岐にわたっており、それぞれの環境も地域、海域等により腐食や防食条件に及ぼす影響度が異なります。このため、構造物の腐食原因の調査、また、それぞれの環境に適合した電気防食設計を行うための環境調査を行っております。 (設計) 前記の調査結果を踏まえて、防食装置の仕様、数量、設置位置等を含め、より合理的で経済的な防食設計を行っております。 (施工) 調査、設計によって作成された仕様書に基づき施工計画書を作成し、これをもとに施工しております。 当社の主力工事である港湾施設(岸壁、桟橋等)の電気防食工事の場合、その大部分がアルミニウム合金陽極(ALAP)の取付工事であり、鋼矢板や鋼管杭の所定の位置に陽極を水中溶接にて取り付けております。 陽極取付完了後は、防食対象物の電位を測定して防食状態にあることを確認します。 港湾施設のアルミニウム合金陽極取付け概要図 (維持管理) 電気防食装置の耐用年数は、10年から50年の場合が大半ですが、港湾施設に取り付けられるアルミニウム合金陽極は、100年という長期耐用の製品もあります。 港湾施設の電気防食でアルミニウム合金陽極を取り付けた場合、防食状態が維持されているかを確認するため、防食対象物の電位を測定しております。また、定期的に陽極の実際の消耗状態を調査することも行われます。 ガス、石油、水道等の埋設管は、周辺の土壌環境の変化、他の埋設管の電気防食装置あるいは電車の軌道からの洩れ電流の影響等により電気防食施工当初と条件が変わる場合があり、当初の電気防食装置では防食状態が維持できない状態になることもあるので、定期的に電気防食装置の維持管理を行う必要があります。 維持管理の方法には、遠隔監視装置を電気防食装置に取り付け、電位測定や直流電源装置の稼働状態を確認する方法もあります。 (更新) 電気防食装置の所定の耐用年数が経過し、継続して防食対象施設の腐食防止を図る場合には、維持管理の結果をもとに、電気防食装置の更新工事を行っております。 (2) 被覆防食 被覆防食は、防食対象物を腐食環境から遮断する防食方法であります。岸壁、桟橋、護岸、橋脚等の鋼材の飛沫帯及び干満帯部分を防食テープ等の防食材及びFRPやチタン、ステンレス等の保護カバーで覆って防食します。 当社では近年の環境問題の高まりを考慮して、無溶出性の特殊樹脂を防食層とした被覆防食工法を開発しております。 防食テープによる被覆防食工法 特殊樹脂による被覆防食工法 (3) 塗装 塗装も防食対象物を腐食環境から遮断する防食方法であります。石油タンクの外板、岸壁・桟橋、橋梁等に使用されている鋼材の腐食を特殊な塗料によって防食します。 (4) 電解鉄イオン供給 海水を冷却水として使用する復水器や熱交換器において、冷却水中に電解した鉄イオンを供給し、銅合金製の管板や冷却管内面に鉄皮膜を形成させて防食します。 移動式槽型鉄イオン供給装置は、トラックの荷台上に鉄電極を組み込んだ電解槽と直流電源装置を設置し、必要に応じて鉄イオンの供給を行うことが可能な装置であります。 (5) 防汚(海生生物付着防止技術) 臨海地帯に建設されている発電所の取水路、スクリーン、熱交換器内面においては、海水との接水面でフジツボやイガイ等の海生生物が付着し、装置の機能障害が生じる場合があります。 当社の防汚技術は、電気化学理論を利用した方法であり、対象物の表面に触媒と一体化したチタンシートを貼り付け、表面から微弱な電流を流すことにより海生生物の付着を防止させるものであります。 2.鉄筋コンクリート構造物の電気防食 コンクリート中の鉄筋は、通常はコンクリートの強いアルカリ性により表面に不動態皮膜という保護膜を作りサビることはありません。しかし、飛来塩分や凍結防止剤などがコンクリート中に浸透して、塩化物イオンが一定量以上になると不動態皮膜が破壊され、鉄筋の腐食が進行しサビを形成します。このサビがコンクリートを押し広げ、ひび割れや剥離などを生じさせます。 このコンクリート中の鉄筋の腐食についても電気防食で防止することができます。外部電源方式の「リボンメッシュ方式」は、リボン状のチタン製帯状陽極を溝切りしたコンクリートの中に埋め込み、直流電源装置を使用して鉄筋に防食電流を供給する方式で、多くの適用実績があります。 近年、流電陽極方式の「NAKAROD方式」を開発しました。犠牲陽極材と電解質層を収納するFRPトラフをコンクリート表面にビス留めします。陽極材とコンクリート中の鋼材は導線でつなぎます。施工が簡便であることや外部電源方式に比べ,維持管理が容易であるといった特徴があります。 NAKAROD方式によるコンクリート構造物の電気防食 [事業系統図] 地域支店制をベースとした事業系統図は次のとおりであります。 (注) 各支店はそれぞれ、港湾、地中、陸上、その他の事業活動を行っております。
経営方針・対処すべき課題1,214字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 事業を取り巻く社会・経済の環境変化が大きくなり、ますます先行きが不透明な時代となる中、日常の経営・事業活動の基軸となるパーパス、そして、経営計画をステークホルダーの皆様と共有することが重要と考え、当社の「パーパス」と中期経営計画を策定しております。 当社の基軸となる存在意義を明確にするために策定した「パーパス」及び「パーパス」を一言で表現する「スローガン」は以下のとおりであります。 パーパス     ひたむきに防食技術を追求し、社会基盤の価値をまもり続けることにより、安全安心な日常を次代につなげます スローガン    いまある“価値”を次代へ! 当社は2023年度を初年度とする中期経営計画「23中計」(2023年度~2025年度)において、主力の港湾事業を中心とした既存事業での堅実な業績確保、新規事業の基盤形成、DX推進による業務効率化、ESGへの取り組み開始の4点を骨子に掲げ、各施策を推進してまいりました。 23中計期間中の業績は、港湾事業における官公庁の大型予算案件の順調な発注と民間設備保全工事の多数受注に支えられ、最終年度となる2025年度も堅調に推移し、経営数値目標を達成しております。 項 目   2024年度(第82期)計画→ 実績   2025年度(第83期)計画→ 実績 売上高   139億円 → 147億円   145億円 → 149億円 経常利益   10.3億円 → 15.0億円   12.9億円 → 13.8億円 定性面においても、DX推進による業務効率化、従業員エンゲージメント向上、CDP「B-」評価取得など、サステナビリティ経営の基盤を構築しました。 当社は、2026年に迎える創業75周年を契機として、中期経営計画「26中計」(2026年度~2028年度)を策定しております。 26中計では、2051年の創業100周年に向けた長期成長軌道を描き、当社のパーパス「ひたむきに防食技術を追求し、社会基盤の価値をまもり続けることにより、安全安心な日常を次代につなげます」の実現を目指してまいります。従来の工事売り切り型中心のビジネスモデルから、75年にわたり蓄積した防食データを活用した知識集約型中心のビジネスモデルへと転換を図り、パーパスを基軸としたインフラの主治医として構造物の長寿命化に貢献する企業を目指してまいります。 「26中計」の詳細につきましては、当社ウェブサイトに掲載しております。 また、財務面におきましては、当社は有利子負債がなく、十分な流動性を確保しているため、株主への利益還元に優先的に取り組んでおります。 実績及び計画の数値につきましては、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容」に記載しております。
事業等のリスク1,015字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 (1) 公共投資への依存度 当社の基幹事業である港湾関連施設の防食事業は主に官公庁を対象としており、公共投資の動向に大きく左右されます。 公共投資は財政の制約から、既存設備を延命化し、更新投資の発生を極力抑える取組が進められておりますが、設備の延命化を目的とした防食事業にとっては、中長期的に追い風となる状況であり、地域ごとに濃淡はあるものの、全国規模で官需が大幅に減少するリスクは当面極めて少ないと認識しております。 また、需要の一時的な増減に対しては、コスト・ダウンや生産性向上による利益率の確保、新たな防食対象の掘り起こし等により対処しております。 (2) 与信リスク 当社事業の防食工事は、お客様から単体で直接請け負うことは少なく、全体工事をゼネコン等の建設業者が元請し、当社は防食工事部分を下請することが多い状況にありますが、公共工事については、入札により小規模の建設業者が元請することも多く、与信リスクがあります。 当社は、社内与信管理システムの強化により、与信問題の発生を最小限に抑えるよう努めております。 (3) 原材料の高騰 当社製品の主要原材料であるアルミニウム地金等の価格が上昇し、それを製品価格に転嫁出来なかった場合に売上利益が減少するリスクがあります。 当社では各調査会や官公庁等への情報提供を行うことにより、極力タイムラグを生じない製品価格への反映を図っております。 また、地金取扱商社等から日々情報を入手し、適切な購入時期・量の調整を行うことにより、価格上昇リスクの軽減を図っております。 (4) 海外・異業種からの事業参入 海外からの防食材料の流入、国内の異業種からの事業参入等があります。 当社は、電気防食を中核として防食に関する調査、設計、製造、施工までを一貫して行う防食専業者として長年培った技術力・営業力によるお客様の信頼に加え、継続したコスト削減の実施により、競争力の維持を図っております。 (5) 特定対象物への依存度 当社事業の対象物は、鋼構造物が主体であり、鉄から他の素材への転換に伴う需要の喪失リスクが一部想定されますが、中長期的な経済性等から判断し、事業への大きな影響はないと判断しております。
経営成績の分析 (MD&A)9,640字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当事業年度につきましては、ロシア・ウクライナ情勢や円安の進行、エネルギー価格を始めとする物価上昇など不安定な社会・経済情勢の中、当社事業につきましては、その他事業のRCにおいて大型案件が継続して出件されたものの、好調であった前事業年度の水準には及ばず、受注高は前事業年度に比べ303百万円減の14,610百万円となりました。一方、売上高は前事業年度からの繰越案件が順調に進捗したこともあり、前事業年度に比べ177百万円増の14,903百万円となりました。この結果、受注残高は前事業年度末に比べ292百万円減の3,364百万円となりました。 損益面では、前年同期に比べ賃金相場上昇に伴う労務費増加影響もあり、経常利益は前事業年度に比べ117百万円減の1,384百万円となりましたが、投資有価証券売却益209百万円を計上したこと等により、当期純利益は同138百万円増の1,186百万円となりました。 なお、各セグメントの詳細については、「④ 生産、受注及び販売の実績 1) セグメント別受注高・売上高・繰越高」に記載しております。 ② 財政状態の状況 当事業年度末の総資産合計は、前事業年度末に比べ22百万円増の12,168百万円となりました。 負債合計は、前事業年度末に比べ612百万円減の2,802百万円となりました。 純資産合計は、前事業年度末に比べ635百万円増の9,365百万円となりました。 なお、財政状態の詳細については、「(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ② 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 2) 財政状態の分析」に記載しております。 ③ キャッシュ・フローの状況 当事業年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、前事業年度に比べ998百万円収入増の1,691百万円の収入となりました。 投資活動によるキャッシュ・フローは25百万円の収入(前事業年度は114百万円の支出)となりました。 財務活動によるキャッシュ・フローは前事業年度に比べ201百万円支出増の792百万円の支出となりました。 この結果、当事業年度末における現金及び現金同等物の残高は、前事業年度末に比べ924百万円増の4,840百万円となりました。 なお、キャッシュ・フローの詳細については、「(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ② 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 3) キャッシュ・フローの分析」に記載しております。 ④ 生産、受注及び販売の実績 1) セグメント別受注高・売上高・繰越高 区分   前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 金額(千円)   構成比(%)   金額(千円)   構成比(%)   増減率(%) 前期繰越高   港湾   2,135,378   61.6   1,612,319   44.1   △24.5 地中   685,632   19.8   1,029,158   28.1   50.1 陸上   317,397   9.2   308,632   8.4   △2.8 その他   329,297   9.5   706,838   19.3   114.7 合計   3,467,705   100.0   3,656,948   100.0   5.5 受注高   港湾   8,745,516   58.6   8,848,955   60.6   1.2 地中   3,203,721   21.5   3,182,501   21.8   △0.7 陸上   1,069,335   7.2   1,057,171   7.2   △1.1 その他   1,896,273   12.7   1,522,337   10.4   △19.7 合計   14,914,846   100.0   14,610,965   100.0   △2.0 売上高   港湾   9,268,575   62.9   8,768,794   58.8   △5.4 地中   2,860,195   19.4   3,122,721   21.0   9.2 陸上   1,078,100   7.3   1,036,064   7.0   △3.9 その他   1,518,732   10.3   1,975,609   13.3   30.1 合計   14,725,604   100.0   14,903,189   100.0   1.2 繰越高   港湾   1,612,319   44.1   1,692,480   50.3   5.0 地中   1,029,158   28.1   1,088,938   32.4   5.8 陸上   308,632   8.4   329,739   9.8   6.8 その他   706,838   19.3   253,566   7.5   △64.1 合計   3,656,948   100.0   3,364,724   100.0   △8.0 2) 工事部門におけるセグメント別の受注工事高及び施工高 (イ)当社の主要事業である工事部門の状況は次のとおりであります。 期別   セグメント の名称   前期繰越 工事高(千円)   当期受注 工事高(千円)   計(千円)   当期完成 工事高(千円)   次期繰越工事高   当期施工高(千円) 手持 工事高(千円)   うち施工高 (%)   (千円) 前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   港湾   1,770,947   6,373,679   8,144,626   6,705,396   1,439,229   7.8   112,102   6,678,061 地中   670,584   3,105,872   3,776,456   2,776,611   999,845   4.2   41,676   2,752,375 陸上   197,447   480,479   677,926   469,966   207,959   6.1   12,589   475,327 その他   317,397   1,655,699   1,973,096   1,396,843   576,252   9.3   53,633   1,428,215 工事合計   2,956,375   11,615,730   14,572,105   11,348,819   3,223,286   6.8   220,002   11,333,979 当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   港湾   1,439,229   6,417,455   7,856,684   6,754,651   1,102,033   6.1   67,226   6,709,775 地中   999,845   3,090,909   4,090,754   3,016,863   1,073,891   5.6   60,145   3,035,332 陸上   207,959   467,448   675,408   470,412   204,995   8.3   17,035   474,858 その他   576,252   1,355,847   1,932,099   1,714,622   217,476   1.7   3,622   1,664,610 工事合計   3,223,286   11,331,660   14,554,947   11,956,550   2,598,397   5.7   148,029   11,884,577 (注) 1.前事業年度以前に受注した工事で、契約の変更により請負金額に変更のあるものについては、当期受注工事高にその増減高が含まれております。 2.次期繰越工事高の施工高は、支出金により手持工事高の施工高を推定したものであります。 3.当期施工高は(当期完成工事高+次期繰越工事施工高-前期の次期繰越工事施工高)に一致しております。 (ロ)受注工事高の受注方法別比率 工事受注方法は、特命と競争に大別されます。 期別   特命(%)   競争(%)   合計(%) 前事業年度   (自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   71.8   28.2   100.0 当事業年度   (自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   71.6   28.4   100.0 (注) 比率は請負工事高の比率であります。 (ハ)完成工事高 期別   セグメント の名称   官公庁   民間   計 金額(千円)   比率(%)   金額(千円)   比率(%)   金額(千円)   比率(%) 前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   港湾   3,618,141   54.0   3,087,254   46.0   6,705,396   100.0 地中   1,137,714   41.0   1,638,897   59.0   2,776,611   100.0 陸上   99,662   21.2   370,303   78.8   469,966   100.0 その他   1,143,578   81.9   253,265   18.1   1,396,843   100.0 計   5,999,098   52.9   5,349,720   47.1   11,348,819   100.0 当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   港湾   3,682,449   54.5   3,072,202   45.5   6,754,651   100.0 地中   1,431,201   47.4   1,585,661   52.6   3,016,863   100.0 陸上   19,284   4.1   451,128   95.9   470,412   100.0 その他   1,401,654   81.7   312,967   18.3   1,714,622   100.0 計   6,534,589   54.7   5,421,960   45.3   11,956,550   100.0 (注) 1.官公庁の金額及び比率は建設会社、商社等民間を経由して官公庁から受注した物件も含めて表示しております。 2.当社の一般的な工事の場合、受注から完工まで3ヶ月程度、着工から完工まで2ヶ月程度の期間を要しております。 3.完成工事のうち主なものは、次のとおりであります。 前事業年度 発注者   工事件名 株式会社不動テトラ   大正区船町2丁目(F-7)堤防補修工事 東京都   令和5年度日の出ふ頭桟橋補修工事 当事業年度 発注者   工事件名 東京港埠頭株式会社   令和6年度大井コンテナ埠頭電気防食更新工事 五洋建設株式会社   横須賀米軍桟橋工事 4.完成工事高総額に対する割合が100分の10以上の相手先はありません。 (ニ)手持工事高(2026年3月31日現在) 期別   セグメント の名称   官公庁   民間   計 金額(千円)   比率(%)   金額(千円)   比率(%)   金額(千円)   比率(%) 当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   港湾   663,360   60.2   438,672   39.8   1,102,033   100.0 地中   551,342   51.3   522,548   48.7   1,073,891   100.0 陸上   11,586   5.7   193,409   94.3   204,995   100.0 その他   31,564   14.5   185,912   85.5   217,476   100.0 計   1,257,854   48.4   1,340,543   51.6   2,598,397   100.0 (注) 1.官公庁の金額及び比率は建設会社、商社等民間を経由して官公庁から受注した物件も含めて表示しております。 2.当社の一般的な工事の場合、受注から完工まで3ヶ月程度、着工から完工まで2ヶ月程度の期間を要しております。 3.手持工事のうち主なものは、次のとおりであります。 発注者   工事件名   完成予定年月 鹿島建設株式会社   秋田県男鹿市、潟上市及び秋田市沖における洋上風力発電事業に係る電気防食詳細設計   2026年7月 東京都   第一板橋給水所外4か所外部電源装置等取替   2026年10月 3) 生産実績 品目   前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 電気防食   アルミニウム合金陽極(ALAP)   数量(トン)   2,333   2,107 電極製品   金額(千円)   192,126   183,358 (注) 1.製品品目によっては、複数のセグメントに使用するため、セグメント別の集計はしておりません。 2.当社は埼玉県上尾市に所在する製造部(工場)において、工事用材料を生産しております。 3.工事用材料については、当社請負工事として使用される場合と、外部に製品として販売される場合があります。 4.電極製品については種類が多岐にわたるため、標準原価による表示としております。 4) 商品等仕入実績 部門   前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 全事業部門(千円)   1,302,842   1,309,527 (注) 1.仕入品目によっては、複数のセグメントに使用するため、セグメント別の集計はしておりません。 2.金額は、仕入価額によっており、生産に投入した額は除いております。 3.仕入品は製品等販売に供する仕入で、主に防食工事用副材料として使用しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。その作成においては、貸借対照表上の資産・負債の計上額、及び損益計算書上の収益・費用の計上額に影響を与える見積りを必要とします。 当社の財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 注記事項 重要な会計方針」に記載しておりますが、財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、特に重要なものは以下のとおりであります。 1) 履行義務を充足するにつれて一定の期間にわたり収益を認識する方法による完成工事高の計上基準 当社の完成工事高の計上について、履行義務を充足するにつれて一定の期間にわたり収益を認識する方法では、見積総原価に対する発生原価の割合(インプット法)で、履行義務の充足に係る進捗率を算出しております。総原価の見積りは実行予算によって行いますが、実行予算作成時には作成時点で入手可能な情報に基づいた施工条件によって総原価を見積り、受注・着工後完成に至るまで随時総原価の検討・見直しを行っております。また、実際の工事の進捗率と累計発生原価率との乖離が疑われる場合には、その要因を調査・検討することで完成工事高計上額の妥当性を検証しております。このように、履行義務を充足するにつれて一定の期間にわたり収益を認識する方法による完成工事高計上の基礎となる総原価の見積りは、適時かつ適切に行っておりますが、将来の損益は見積り金額と異なる場合があります。 2) 工事損失引当金 手持工事のうち損失の発生が見込まれ、かつ、その金額を合理的に見積ることができる工事について、将来の損失に備えるため、その損失見込額を計上しております。損失見込額の算定に際しては現在入手可能な情報に基づいた施工条件によって総原価を適時かつ適切に見積っておりますが、将来の損益は見積り金額と異なる場合があります。 ② 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 1) 経営成績の分析 当社の当事業年度の売上高は、主力である港湾事業においては、前事業年度の好調の反動により減収となったものの、地中事業及びその他事業のRC等において、前事業年度からの繰越案件が順調に進捗したこともあり、前事業年度に比べ177百万円増の14,903百万円となりました。 売上原価は、前事業年度に比べ34百万円増の10,975百万円となりました。この結果、売上総利益は前事業年度に比べ143百万円増の3,927百万円となり、売上総利益率は前事業年度に比べ0.7ポイント上昇し、26.4%となりました。 販売費及び一般管理費は、前事業年度に比べ289百万円増の2,616百万円となりました。この結果、売上総利益の増143百万円と合わせ、営業利益は前事業年度に比べ145百万円減の1,311百万円となりました。 経常利益は、営業利益の減少に伴い、前事業年度に比べ117百万円減の1,384百万円となりました。また、特別利益として投資有価証券売却益209百万円を計上し、加えて特別損失、税金費用を計上した結果、当期純利益は前事業年度に比べ138百万円増の1,186百万円となりました。 なお、各セグメントの概況については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ④ 生産、受注及び販売の実績 1) セグメント別受注高・売上高・繰越高」に記載しております。 2) 財政状態の分析 当事業年度末の総資産につきましては、前事業年度末に比べ22百万円増の12,168百万円となりました。主な増加要因は、現金預金及び関係会社預け金の増924百万円、及び投資有価証券の増347百万円であり、主な減少要因は、売上債権の減1,025百万円であります。 負債につきましては、前事業年度末に比べ612百万円減の2,802百万円となりました。主な増加要因は、未払消費税等の増120百万円であり、主な減少要因は、退職給付引当金の減285百万円、契約負債の減231百万円、及び仕入債務の減154百万円であります。 純資産につきましては、前事業年度末に比べ635百万円増の9,365百万円となりました。主な増加要因は、利益剰余金の増448百万円、及びその他有価証券評価差額金の増233百万円であります。 3) キャッシュ・フローの分析 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は前事業年度末に比べ924百万円増の4,840百万円となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況と主な増減要因は以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動で獲得した資金は1,691百万円(前事業年度は692百万円)となりました。資金の主な増加要因は、税引前当期純利益1,594百万円、売上債権の減少1,025百万円、減価償却費の計上140百万円及び未払消費税等の増120百万円であり、資金の主な減少要因は、法人税等の支払454百万円、退職給付引当金の減285百万円、契約負債の減231百万円、投資有価証券売却益の計上209百万円、及び仕入債務の減154百万円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動で獲得した資金は25百万円(前事業年度は114百万円の使用)となりました。資金の増加は投資有価証券の売却による収入219百万円で、主な資金の使途は、事業活動に必要な固定資産の取得177百万円であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動に使用した資金は792百万円(前事業年度は590百万円)となりました。このうち主な使途は、配当金の支払737百万円であります。 4) 資本の財源及び資金の流動性について 当社は、運転資金、設備投資資金及び株主還元のための資金につき、全て内部資金で賄っており、有利子負債はございません。当事業年度末の現金及び現金等価物の残高は4,840百万円(売上高の3.9ヶ月分)であり、上記の資金需要に対して十分な流動性を確保しております。 <キャッシュ・フロー関連指標の推移(金額:百万円)> 指標   2021年度 (第79期)   2022年度 (第80期)   2023年度 (第81期)   2024年度 (第82期)   2025年度 (第83期) 営業キャッシュ・フロー   1,328   822   1,227   692   1,691 投資キャッシュ・フロー   △224   △185   △89   △114   25 財務キャッシュ・フロー   △800   △544   △628   △590   △792 現金及び現金等価物の増減   303   92   510   △12   924 現金及び現金等価物の事業年度末残高   3,325   3,418   3,928   3,916   4,840 5) 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 「26中計」期間中の事業環境は、港湾分野の成長が期待できる一方、地中・陸上・RCその他の分野は概ね現状水準で推移し、全体としては緩やかに成長するものと予測しております 新規事業については、「23中計」で取り組んだ洋上風力発電分野と橋梁RC分野に引き続き注力し、早期に収益貢献するよう尽力してまいります。 また、利益配分について、継続的な安定配当を基本方針としつつ、配当性向、自己株式の取得を含めた株主資本総還元率を総合的に勘案した株主還元を行っております。 <経営指標等の推移(金額:百万円)> 指標   2022年度 (第80期)実績   2023年度 (第81期)実績   2024年度 (第82期)実績   2025年度 (第83期)実績 売上高   14,158   13,780   14,725   14,903 経常利益   1,273   1,204   1,502   1,384 配当性向   69.9%   70.8%   70.5%   69.4%

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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