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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.66-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

オーバル

OVAL Corporation7727 · Standard · 精密機器

流量計測の専業大手。液化天然ガスや石油製品の計量に強みを持ち、センサ、システム、サービスを一体で提供する計測機器メーカー。

概要

オーバルは、流量計を中心とした流体計測・制御機器の専門メーカーである。渦流量計や電磁流量計で国内トップクラスのシェアを持ち、石油化学、水処理、食品、半導体など幅広い産業向けに高精度な計測ソリューションを提供する。1949年に東京都品川区で創業、1961年に東京証券取引所第二部に上場、現在はスタンダード市場に上場する。2026年3月期の売上高は156億円、営業利益17億円、従業員数678名。グループは子会社12社と関連会社3社で構成され、センサ・システム・サービスの三部門体制で事業を展開する。

センサ・システム・サービスの三部門体制

オーバルグループは、事業をセンサ部門、システム部門、サービス部門の三つに区分している。センサ部門は工業用計測機器および関連機器の製造・販売を担い、売上高の約7割を占める主力部門である。2026年3月期のセンサ部門売上高は104億円で、前年比9.9%増と好調に推移した。システム部門は計装および制御・管理装置の製造・販売を行い、同20億円(23.0%減)と大幅に減少した。サービス部門は工業用計測機器のメンテナンスや流量計の検定業務を手掛け、同32億円(6.6%増)と堅調に伸びた。この三部門が連携し、顧客に総合的な計測ソリューションを提供している。

アジアを中心としたグローバル展開

オーバルは、海外事業を東アジアとASEAN地域に重点化している。中国、韓国、台湾、シンガポール、マレーシアに製造・販売子会社を有し、各地域の特性に応じた事業展開を進めている。中国にはHEFEI OVAL INSTRUMENTやSHANGHAI OVALなど三つの合弁・子会社を設置し、現地生産・販売体制を構築。シンガポールのOVAL ASIA PACIFICはシステム案件の拠点として機能する。米国には2017年にOVAL Corporation of Americaを設立し、販路拡大を図る。一方、欧州には2002年に設立したOVAL EUROPEを2015年に清算しており、経営資源の選択と集中が見て取れる。

安定収益と中長期成長への投資

2026年3月期の連結売上高は156億円、営業利益17億円、親会社株主帰属純利益14億円と、いずれも前期から増加した。営業利益率は9.3%と安定した収益力を示す。同社は中長期経営ビジョン「アジアNo.1のセンシング・ソリューション・カンパニーへ」を掲げ、2032年3月期に売上高200億円、経常利益29.5億円、ROE10%を目標とする。その達成に向け、中国子会社に新工場を開設し生産能力を拡充するほか、社内ベンチャー制度による新規事業創出やM&Aの検討も進める。また、脱炭素化関連製品として水素・アンモニア計測用流量計のラインアップを強化し、SDGsへの貢献を打ち出している。

業界の中での役割はプロセス産業向け流量計測機器の専業サプライヤー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
156億円
営業利益
17億円
営業利益率
10.9%
純利益
14億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01エネルギー(石油・ガス)主力

石油や液化天然ガスの計量に使われる流量計を供給。高精度な計量が求められる取引用途で強いシェアを持つ。

液化天然ガス用流量計で国内トップクラス

主な製品・サービス1
流量計
流体の流量を測定する計器。様々な方式があるが、当社は容積式やタービン式などに強み。

02化学・プラント準主力

化学プラントのプロセス制御に使われる流量計や分析計を供給。受信器・分析計、流体制御装置なども提供し、プラントの安定稼働を支援。

主な製品・サービス2
受信器・分析計
流量計からの信号を受信し、流量を表示・記録する装置や、流体の成分を分析する機器。
流体制御装置
流量を制御するバルブや調整器など。

03上下水道・水処理副次

上下水道の水量計測や水処理プラント向けに流量計を供給。公共インフラの計量精度維持に貢献。

主な製品・サービス1
流量計
大口径の配管に使われる流量計など。

04その他産業副次

食品、鉄鋼、紙パルプなど多様な産業向けに流量計を供給。一般産業用の流量計もラインナップ。

主な製品・サービス1
流量計
一般産業用の流量計。

製品と技術

渦流量計と電磁流量計の高性能化

オーバルの主力製品は渦流量計と電磁流量計である。渦流量計は、流体中に物体を置いて発生するカルマン渦の周波数から流量を計測する方式で、同社は国内トップクラスのシェアを有する。電磁流量計は、ファラデーの電磁誘導の法則を応用し、導電性流体の流量を非接触で測定する。これらの製品は石油化学プラントや水処理施設、食品工場などで広く使用され、高精度と長期安定性が評価されている。同社は継続的に製品のリニューアルを進めており、販売単価の改善や収益性向上に貢献している。

クランプオン形超音波流量計「UC-1」と無線ソリューション

「UC-1」は既存の配管に追加工事不要で設置できるクランプオン形超音波流量計である。配管の外側から超音波を照射し、流体の流速を測定するため、工事コストを大幅に削減できる。同社はこの製品と無線通信機能「ミスター省エネ」を組み合わせ、学校プールの給水量をリアルタイムで可視化する監視システムを神奈川県内の自治体に納入した。このソリューションは、公共分野における省エネ・省力化ニーズに対応するもので、今後も自治体向け展開を強化する方針である。

脱炭素化対応:水素・アンモニア計測用流量計

カーボンニュートラルへの世界的な関心の高まりを受け、オーバルは水素およびアンモニアの計測用流量計を製品ラインアップに加えている。水素は低密度で可燃性が高く、従来の流量計では計測が難しいため、専用の校正設備が必要となる。同社は2026年2月に水素実ガスを用いた校正設備「OVAL H2 Lab(仮称)」の稼働を予定しており、水素サプライチェーンにおける流量計測と校正のワンストップサービスを提供する。アンモニア計測用流量計についても開発を進め、再生可能エネルギー関連市場での需要取り込みを目指している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

精密機器のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • エネルギー(石油・ガス)液化天然ガス用流量計で国内トップクラス

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

精密機器で成長、収益性向上中

当社は精密機器業界に属し、売上高約156億円と同業他社と比較して中位に位置します。直近の業績は売上高が緩やかに成長し、営業利益率は10.9%と改善傾向にあります。同業のリガク・ホールディングスやTerra Droneと比較すると、収益性では優位性を示しています。今後は技術力の強化と新市場の開拓を通じて、さらなる成長が期待されます。

強み

  • 営業利益率が10.9%と改善し、収益力が強化されている。
  • 売上高が増加傾向にあり、安定した成長を遂げている。
  • 精密機器分野での高い技術力を有し、競争優位性を確保している。
  • 売上高約156億円と一定の規模を有し、市場での存在感を示している。

課題

  • 精密機器業界では競争が激しく、技術革新が必須である。
  • 需要変動の影響を受けやすく、事業ポートフォリオの多様化が課題である。
  • 営業利益率は改善したが、さらなる向上の余地があり、コスト管理が重要である。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

精密機器の時価総額近傍。太字がオーバル

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
1218ALiberaware221億円
27746岡本硝子220億円
37725インターアクション194億円32.7倍
47713シグマ光機177億円20.0倍
57727オーバル174億円12.8倍
67600日本エム・ディ・エム174億円66.1倍
77775大研医器136億円13.3倍
87702JMS113億円
95187クリエートメディック111億円18.8倍
107722国際計測器110億円7.0倍
117776セルシード78億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 33件

創業と初期の事業基盤形成(1949年~1960年)

1949年5月、オーバル機器工業株式会社が東京都品川区東大崎に設立された。設立後まもなく、1951年4月には本社・工場を新宿区上落合に移転。1957年11月には横浜市磯子区に横浜工場を新設し、同年12月に操業を開始した。この初期の拠点整備により、流量計を中心とした計測機器の生産体制を確立。1961年7月には東京地区店頭に株式を公開、同年10月に東京証券取引所市場第二部に上場し、資本市場からの資金調達力を得た。

工場拡充と資本提携の時代(1972年~1992年)

1972年4月、山梨県韮崎市に山梨工場を建設し、生産能力を増強。1982年8月には横浜工場を金沢区に移転し、横浜事業所として新たなスタートを切った。1983年8月には子会社オーバルアシスタンスを設立し、グループ体制の基礎を築く。1985年7月、米国エマソン社の子会社である日本エマソン株式会社から第三者割当増資を受け入れ、資本金22億円に増資。この提携により海外技術との接点を得たが、後の2002年に資本提携を解消し、同社保有の全株式を買い戻している。1992年には新宿区上落合に本社新社屋が完成し、同年12月に社名を株式会社オーバルに変更した。

アジア拠点の拡大とグループ再編(1991年~2005年)

1991年10月、シンガポールに現地法人を設立し、東南アジア市場への本格進出を開始。1993年には台湾、1996年には中国・合肥に合弁会社を設立し、アジアでの生産・販売網を拡大した。1999年9月には国内販売子会社4社を合併し、株式会社オーバルテクノを設立。2003年4月には東洋精機株式会社を子会社化し、山梨オーバルに改称するとともに山梨工場を閉鎖して新会社に統合。2004年には韓国にOVAL ENGINEERINGを設立し、アジア展開を加速。2005年4月にはオーバルテクノを吸収合併し、グループの再編と効率化を進めた。

海外子会社の整理と国内子会社の完全化(2009年~2018年)

2009年3月、宮崎県に合弁会社宮崎オーバルを設立し、2018年には完全子会社化。2010年には中国・合肥に合弁会社HEFEI OVAL AUTOMATION CONTROL SYSTEMを設立し、制御システム分野への展開を図った。一方、2015年には欧州子会社OVAL EUROPE B.V.を清算し、同時にSHANGHAI OVAL INSTRUMENTの持分を売却。経営資源の選択と集中を明確にした。2017年4月には米国にOVAL Corporation of Americaを設立し、北米市場へ再参入。2018年1月には中国の二社を合併し、現地法人の運営効率を高めた。

市場移行と新たな成長戦略(2014年~2023年)

2014年5月、オーバルは東京証券取引所市場第一部に上場区分を変更し、知名度と信用力を向上。2016年6月には監査等委員会設置会社へ移行し、ガバナンス体制を強化した。2022年4月にはプライム市場へ移行するも、翌2023年10月にスタンダード市場へ再び移行。この背景には、上場維持基準への適合やコスト負担の判断があったと推測される。2023年1月には京浜計測株式会社を完全子会社化し、サービス部門の拡充を図った。現在は「Imagination2028」と称する中期計画を推進中で、2032年に売上高200億円を目指す。

年表33件を開く

1940年代

  • 1949年5月創業オーバル機器工業株式会社を設立(東京都品川区東大崎)。

1950年代

  • 1951年4月東京都新宿区上落合に本社・工場を移転。
  • 1957年11月横浜市磯子区に横浜工場新設、12月操業開始。

1960年代

  • 1961年7月上場東京地区店頭に株式を公開、同年10月東京証券取引所市場第二部に株式を上場。

1970年代

  • 1972年4月山梨県韮崎市に山梨工場を建設。

1980年代

  • 1982年8月横浜工場を横浜市金沢区に移転、横浜事業所として操業開始。
  • 1983年8月オーバルアシスタンス株式会社(現・連結子会社)を設立。
  • 1985年7月日本エマソン株式会社(米国EMERSON ELECTRIC CO.の子会社)に対し、5,500千株の第三者割当増資を行い、資本金22億円となる。

1990年代

  • 1991年10月商号変更シンガポールに, OVAL SINGAPORE PTE.LTD.を設立、1993年10月OVAL ASIA PACIFIC PTE. LTD.(現・連結子会社)に社名変更。
  • 1992年11月東京都新宿区上落合に本社新社屋完成。
  • 1992年12月商号変更社名を株式会社オーバル、英文社名をOVAL Corporationに変更。
  • 1993年8月商号変更台湾に、合弁会社 YANG INSTRUTECH CO.,LTD.を設立、1996年6月OVAL TAIWAN CO.,LTD.(現・連結子会社)に社名変更。
  • 1996年4月中華人民共和国に、合弁会社 HEFEI OVAL INSTRUMENT CO.,LTD.(現・連結子会社)を設立。
  • 1998年6月中華人民共和国に、合弁会社 SHANGHAI OVAL INSTRUMENT CO.,LTD.を設立。
  • 1999年9月M&A株式会社サンエス・オーバルを存続会社として、山陽オーバルメンテナンス株式会社、千葉オーバル株式会社、エヌケーオーバル株式会社、光和機器販売株式会社を合併し、株式会社オーバルテクノに社名変更。

2000年代

  • 2002年9月創業オランダに、OVAL EUROPE B.V.を設立。日本エマソン株式会社との資本提携を解消するとともに、同社所有の当社の全ての株式(5,953千株)を買取。
  • 2003年4月M&A東洋精機株式会社を簡易株式交換により子会社化し、株式会社山梨オーバル(現・連結子会社)に社名変更するとともに山梨工場を閉鎖し新会社に統合する。
  • 2004年4月商号変更大韓民国に、OVAL GAS ENGINEERING KOREA COMPANYを設立、2007年7月韓国の計測機器製造会社であるWOOJIN INC.と共同出資による増資を行いOVAL ENGINEERING INC.(現・連結子会社)に社名変更。
  • 2004年9月M&A合弁会社 HEFEI OVAL INSTRUMENT CO.,LTD.の中国合肥儀表総廠の持分を全て買取り完全子会社化。
  • 2005年4月M&A株式会社オーバルテクノを吸収合併。
  • 2005年8月創業中華人民共和国に、HEFEI OVAL INSTRUMENT SALES CO.,LTD.を設立。
  • 2009年3月合弁会社 株式会社宮崎オーバル(現・連結子会社)を設立。

2010年代

  • 2010年7月中華人民共和国に、合弁会社HEFEI OVAL AUTOMATION CONTROL SYSTEM CO.,LTD.(現・連結子会社)を設立。
  • 2014年5月上場東京証券取引所市場第一部に上場市場を変更。
  • 2015年7月OVAL EUROPE B.V.の清算結了。
  • 2015年9月SHANGHAI OVAL INSTRUMENT CO.,LTD.の持分を全て売却。
  • 2016年6月監査等委員会設置会社へ移行。
  • 2017年4月アメリカ合衆国に、OVAL Corporation of America(現・連結子会社)を設立。
  • 2018年1月M&AHEFEI OVAL INSTRUMENT CO.,LTD.は同社を存続会社、HEFEI OVAL INSTRUMENT SALES CO.,LTD.を消滅会社とする吸収合併を実施。
  • 2018年8月M&A株式会社宮崎オーバルの株式を追加取得し、完全子会社化。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所プライム市場へ移行。
  • 2023年1月M&A京浜計測株式会社の全株式を取得し、完全子会社化。
  • 2023年10月東京証券取引所のプライム市場からスタンダード市場へ移行。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2032年3月期まで200億円
  • 経常利益2032年3月期まで29.5億円
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2032年3月期まで20.0億円
  • ROE2032年3月期まで10.0%
  • 総還元性向(3年平均)70%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    収益基盤の強化

    既存技術を活用した派生製品・リニューアル製品の開発により主力製品のラインアップを拡充し、収益増を図る。設計・生産・サプライチェーンの見直しによるコスト削減と品質・納期の安定化、内製化・自動化の推進、製品ポートフォリオの見直しによる工場稼働率改善にも取り組む。

  2. 02

    持続的成長のための戦略的投資

    設備投資では中国子会社に新工場を開設し、生産品目の拡充と増産体制を整備。成長投資では技術・ノウハウの関連分野への展開、社内ベンチャーによる新規事業創出、既存事業とのシナジーを見込むM&Aを検討する。

  3. 03

    アジア市場の強化

    中国・韓国・台湾などの東アジア地区とASEAN地区を重点地域とし、各子会社・代理店の販売チャネル強化と相互連携・情報共有を推進。グループ一体で受注拡大を図る。

  4. 04

    SDGsへの取り組み

    水素・アンモニア計測用流量計のラインアップ拡充や校正設備「OVAL H2 Lab」開設など、脱炭素化関連製品・サービスを提供。マテリアリティに基づく取り組みを推進し、持続的な成長を目指す。

  5. 05

    成長を支えるベースづくり

    教育・研修制度の充実や次世代人財の育成、DE&Iの推進を通じて優秀な人財を確保し、従業員エンゲージメント向上と働きやすい職場環境を実現する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で678人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は695万円で、9期前と比べて+19.7%平均年齢は43.9歳、平均勤続年数は16.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月666
2018年3月672
2019年3月58142.416.2669
2020年3月59943.016.4677
2021年3月59042.816.6672
2022年3月59443.117.0669
2023年3月61643.116.8688
2024年3月66142.516.3698
2025年3月67143.316.9691203
2026年3月69543.916.6678251

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率3.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率83.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)72.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社11(国内 7 / 海外 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
横浜事業所5,909百万円
本社2,010百万円
センサ部門 — 中華人民 共和国(合肥市)923百万円
センサ部門 システム部門 — シンガポール272百万円
賃貸用土地・建物(宮崎県都城市) (注)5169百万円
センサ部門 — 山梨県甲府市154百万円
センサ部門 — 台湾(新北市)71百万円
センサ部門 — 大韓民国(京畿道 華城市)49百万円
センサ部門 — 宮崎県都城市6百万円
サービス部門 — 東京都新宿区0百万円
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社山梨オーバル(注)2
    山梨県甲府市
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社宮崎オーバル(注)2
    宮崎県都城市
    議決権100.0%
  • 国内
    京浜計測株式会社
    東京都新宿区
    議決権100.0%
  • 海外
    OVAL ASIA PACIFIC PTE. LTD.
    シンガポール
    議決権80.0%
  • 海外
    OVAL TAIWAN CO.,LTD.
    台湾 新北市
    議決権80.0%
  • 国内
    HEFEI OVAL INSTRUMENT CO.,LTD. (注)2
    中華人民共和国 合肥市
    議決権100.0%
  • 国内
    HEFEI OVAL AUTOMATION CONTROL SYSTEM CO.,LTD.
    中華人民共和国 合肥市
    議決権60.6%
  • 国内
    OVAL ENGINEERING INC.
    大韓民国 京畿道華城市
    議決権60.0%
  • 海外
    OVAL ENGINEERING SDN. BHD. (注)3
    マレーシア PETALING JAYA市
    議決権80.0%
  • 国内
    OVAL Corporation of America
    アメリカ合衆国 テキサス州
    議決権100.0%
  • 海外
    OVAL THAILAND CO.,LTD. (注)3
    タイ BANGKOK市
    議決権38.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    流量計の購入
    国税庁 · 2025-12-01
    302万円
  • 調達
    容器検定用流量計搭載スキッドの購入
    国税庁 · 2025-07-18
    199万円
  • 調達
    流量計の購入
    国税庁 · 2015-12-22
    99万円
  • 調達
    流量計の購入
    国税庁 · 2017-06-27
    99万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は156億円営業利益17億円前期と比べると増収増益で、売上が+4.0%、利益が+21.4%。

売上高
+4.0%
156億円
営業利益
+21.4%
17億円
純利益
+40.0%
14億円
営業利益率
10.9%
前期比 +1.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高160億円156億円
営業利益18億円17億円
純利益14億円14億円
1株あたり配当¥28¥28

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は30億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+3.4%、営業利益は−100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q381
2024年1Q2913.41
2024年2Q41717.15
2024年3Q36513.92
2024年4Q373
2025年2Q7179.94
2025年4Q7978.96
2026年2Q74912.26
2026年4Q8289.88
2027年1Q3000.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は120億円から156億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は10.9%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月12052
東京証券取引所市場第一部に上場市場を変更。
2014年3月11442
2015年3月12953
2016年3月13173
アメリカ合衆国に、OVAL Corporation of America(現・連結子会社)を設立。
2017年3月12143
HEFEI OVAL INSTRUMENT CO.,LTD.は同社を存続会社、HEFEI OVAL INSTRUMENT SALES CO.,LTD.を消滅会社とする吸収合併を実施。
2018年3月10931
2019年3月11755
2020年3月11963
2021年3月10300
2022年3月11153
京浜計測株式会社の全株式を取得し、完全子会社化。
2023年3月133126
2024年3月1431611
2025年3月15014149.310
2026年3月156171810.914

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高156億円のうち、営業利益として残るのは17億円10.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は14億円、売上の9.0%にあたる。営業利益率は業種中央値9.0%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金57.7%90億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金31.4%49億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.9%17億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
42.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.9pt
10.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.1pt
9.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.3pt
8.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが20億円、投資CFが−13億円で、差し引きのフリーCFは7億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は34億円で、売上の2.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月6−2−3424
2014年3月6−4−2226
2015年3月6−4−2228
2016年3月8−32534
2017年3月7−8−6−126
2018年3月7−5−3225
2019年3月70−5726
2020年3月8−144−624
2021年3月8−1013−235
2022年3月12−1−151132
2023年3月6−4−6230
2024年3月10−2−7832
2025年3月20−8−61238
2026年3月20−13−11734

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は247億円。このうち返さなくてよい自己資本が162億円で、自己資本比率は63.7%(業種中央値66.2%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1871137459.0
2014年3月1951187758.4
2015年3月2091298059.6
2016年3月2141288658.0
2017年3月2061297760.7
2018年3月2041307461.8
2019年3月2071327561.8
2020年3月2091327761.2
2021年3月2211319057.6
2022年3月2171358260.6
2023年3月2241438162.0
2024年3月2351548163.6
2025年3月2451638264.8
2026年3月2471628563.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
39億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
85億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
8億円
在庫として抱えている分
負債合計
85億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
92
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率22 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

精密機器 52社との比較

同じ精密機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り52社中15位あたり、逆に低いのは売上成長率52社中32位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.9%/中央値 9.2%
P25 5.8%P75 12.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
10.9%/中央値 9.0%
P25 4.5%P75 14.5%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
63.7%/中央値 66.2%
P25 50.8%P75 76.4%
売上成長率前期からの売上の伸び
4.0%/中央値 5.3%
P25 1.7%P75 10.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.4%/中央値 2.1%
P25 1.4%P75 3.4%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥830で、1年前と比べて+37.7%過去52週の値幅のなかでは73%の位置にある。

¥830-1.5%1ヶ月+14.2%1年+37.7%時価総額174億円
過去52週の値幅
安値¥546高値¥935

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.8倍
PER (会社予想)12.6倍
PBR1.08倍
配当利回り3.37%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月下旬に700円付近で底を打った後、8月にかけて急反発し、8月14日には925円まで上昇しました。その後はやや調整し、8月21日時点で801円と、25日線(768.4円)を上回って推移しています。52週高値935円に迫る場面もあり、強い上昇トレンドが継続中です。8月5日から出来高が急増しており、売買が活発化しています。RSIは58.55と上昇余地を残しつつも過熱感はありません。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは12.33倍で業界平均31.5倍を大幅に下回り、PBR1.04倍も平均2.83倍を大きく下回る。配当利回り3.5%は平均2.0%を上回り高水準。ROE8.9%はまずまずで、今期も増益が見込まれる。割安であるが、業界特性を踏まえても過小評価の可能性が高い。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.8倍30.1倍
PER (予想)12.6倍
PBR1.08倍2.49倍
ROE8.9%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

安定収益を上げるが、成長の鈍化が課題。強気派は、老朽化したプラントの更新需要や半導体向け投資拡大を成長の原動力と見る。弱気派は、市場の成熟や競争の激化によるシェア低下、価格競争を懸念。対立点は、成長分野への展開と既存市場の守り。

プラスに働く材料7
  • 高い技術力とシェア

    国内で渦流量計・電磁流量計トップクラスのシェア

  • 設備投資需要

    老朽化更新や半導体向け投資の増加で需要拡大

  • 収益性の改善

    営業利益率は9%超で、ここ数年改善傾向

  • 営業利益17億円と前期比21%増2026年Q2影響

    14億円→17億円、3億円増

  • 営業利益率10.9%と10%台に改善通年影響

    9.33%→10.9%に1.6ポイント改善

  • 純利益14億円と前期比40%増2026年下期影響

    10億円→14億円、4億円増

  • 株価1年で33.5%上昇と強含み継続影響

    1年リターン+33.51%

マイナスに働く材料6
  • 市場の成熟

    国内需要は横ばいで、成長余地は限定的

  • 競争激化

    海外勢や新規参入による価格競争のリスク

  • 規模の小ささ

    売上高150億円規模、研究開発投資が限定的

  • 売上高の伸びが4.9%から4.0%へ減速2026年下期影響

    150億円→156億円、前期比+4.0%

  • 株価上昇でPER12.33倍に達し割高感決算発表後影響

    実績PER12.33倍、予想PER12.2倍

  • 外国人持ち株比率6.06%と低い不定影響

    外国人持ち株比率6.06%

次の決算で確かめる点
受注高
設備投資需要の先行指標として重要
海外売上高比率
海外展開の進捗と市場開拓の状況を示す
営業利益率
収益性の維持・改善を確認するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり28で、前期から+25.0%いまの株価に対する利回りは3.37%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥28
1株あたり
配当利回り
3.37%
いまの株価に対して
配当性向
31.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月649.6
2018年3月60.031.4
2019年3月60.052.9
2020年3月716.771.4
2021年3月6−14.31098.0
2022年3月60.051.9
2023年3月950.033.0
2024年3月1455.632.8
2025年3月1614.336.9
2026年3月2025.031.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥28

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ7,258人。区分でいちばん多いのは個人・その他50.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が41.9%を占め、残る58.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他53.453.648.852.059.650.3
事業法人18.118.218.218.518.724.7
金融機関24.624.621.418.814.117.1
外国法人1.12.98.86.65.26.0
自己株式14.414.414.414.414.43.0
証券会社2.70.72.84.12.31.8
外国人個人0.00.00.00.00.00.1
政府・自治体0.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位11

順位株主持ち株比率 %
01明治安田生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)9.05
02東京計器株式会社6.23
03轟産業株式会社5.43
04株式会社三笠3.86
05日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)3.29
06NORTHERN TRUST CO.(AVFC)RE U.S.TAX EXEMPTED PENSION FUNDS SEC LENDING(常任代理人 香港上海銀行東京支店)2.87
07横河電機株式会社2.44
08オーバル取引先持株会1.91
09オーバル持株会1.48
10加島 憲1.43
11公益財団法人井上育英会1.43

有価証券報告書の大株主の状況から、上位11者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+543%、1株純資産は14期で+57%。直近期のROEは8.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月104932.115.683.9
2014年3月85081.523.2119.5
2015年3月115572.128.288.8
2016年3月165542.815.541.3
2017年3月125582.221.849.6
2018年3月55621.055.731.4
2019年3月215723.711.652.9
2020年3月135712.217.171.4
2021年3月15690.2223.01098.0
2022年3月135872.222.251.9
2023年3月296194.814.133.0
2024年3月496667.711.432.8
2025年3月467086.79.036.9
2026年3月657738.911.031.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額144百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢
谷本淳代表取締役社長 監査室・秘書室・経営企画室担当69
加藤芳樹取締役兼常務執行役員 営業本部担当 営業本部長57
新國誠治取締役兼上席執行役員 品質保証部・サービス部・検査部・技術本部・環境化学管理部担当 横浜事業所長60
小熊仁取締役兼上席執行役員 情報システム部・マーケティング部・製造本部担当 横浜事業所副事業所長 オーバル北京事務所長59
高橋靖宏取締役(常勤監査等委員)66
寺尾吉哉取締役(監査等委員)67
松本正取締役(監査等委員)76
牛島真紀子取締役(監査等委員)59

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)511211222
社外取締役432328

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容754字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当企業グループは当社、子会社12社および関連会社3社で構成され、各種流量計、受信器・分析計および流体制御装置などの計測機器等の製造・販売を主な事業の内容とし、さらに各事業に関連するメンテナンスを行うサービス部門(補修・部品)等の事業活動を展開しております。 なお、当企業グループは、計測機器等の製造・販売事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。そのためセグメント別の記載に代えて事業部門別で記載しております。 当企業グループの事業に係わる位置付けおよび各部門との関連は、次のとおりであります。 センサ部門………工業用計測機器および関連機器の製造・販売 <主な関係会社> ㈱山梨オーバル、㈱宮崎オーバル、OVAL ASIA PACIFIC PTE. LTD.、OVAL TAIWAN CO.,LTD.、 HEFEI OVAL INSTRUMENT CO.,LTD.、HEFEI OVAL AUTOMATION CONTROL SYSTEM CO.,LTD.、 OVAL ENGINEERING INC.、OVAL ENGINEERING SDN. BHD.、OVAL Corporation of America システム部門……計装および制御・管理装置の製造・販売 <主な関係会社> OVAL ASIA PACIFIC PTE. LTD.、OVAL ENGINEERING SDN. BHD. サービス部門……工業用計測機器および装置に関するメンテナンス業務、流量計の検定業務 <主な関係会社> 京浜計測㈱、山陽機器検定㈱ オーバルアシスタンス㈱は、主に当社のセンサ部門およびサービス部門の業務支援を行っております。 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,206字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 本文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当企業グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当企業グループは以下の経営理念を定めております。 『確かな計測技術で、 新たな価値を創造し、 豊かな社会の実現に貢献します。』 “確かな計測技術で” -「流体計測技術」から将来を見据えた新たなビジネス拡大の可能性として、「計測技術」まで事業領域を拡大 “新たな価値を創造” -お客様に付加価値の高いセンサ・ソリューション、そしてサービスを提供 “豊かな社会の実現に貢献” -地球温暖化問題への取り組み。カーボンニュートラル、水素、アンモニア、メタネーションなどへの関連商品 を提供し、再生エネルギーのサプライチェーンに貢献 -SDGsの17の目標:「産業界のマザーツール」メーカーとして、商品を通して社会の営み、あらゆる産業を下支え この理念達成のために、従業員が遵守すべき指針およびルールとしてオーバル行動指針、社内規程を定めております。これらは、社会の一員として会社および従業員が当然に遵守しなければならない基本的な事項として法令・規則を土台としております。さらに毎年、会社としての業務指針、企業方針、部門としての運営方針、部署としての業務目標を定めて、業務管理を実施しております。また、行動指針(コンプライアンス)要領書を定めて公正な風土作りに努めており、今後とも社会規範に則り、公明正大な経営に努めます。 (2) 目標とする経営指標 企業グループの存続と企業体質の改善を目指し、グループの競争力・企業価値・資本効率の向上を図るため、ROEについては10.0%以上の達成を目指しております。 (3) 経営環境および対処すべき課題 当連結会計年度における世界経済は、AI投資や財政支出が景気を下支えする一方、米国の通商・経済政策の動向、中国の成長鈍化、地政学的緊張の長期化など不安定要因も多く、先行きには不確実性が伴う状況となりました。一方、我が国経済は、賃上げの定着や雇用環境の改善、設備投資の持ち直しを背景に緩やかな改善が見られたものの世界経済動向、金融政策の変化および中東情勢の緊迫化による原油価格上昇に伴う更なる物価上昇への警戒感もあり、先行きは依然として不透明な状況にあります。 このような経営環境のもと、当社企業グループは、中長期経営ビジョンとして「アジアNo.1のセンシング・ソリューション・カンパニーへ」を掲げ、2032年3月期には、売上高200億円、経常利益29.5億円、親会社株主に帰属する当期純利益は20.0億円、ROE10.0%を計画しております。その計画の達成のために、2025年3月期を最終年度とするPHASE1「Imagination2025」では構造改革期として、既存の業務プロセスや組織構造を見直し、効率化と最適化を図ってまいりました。続くPHASE2「Imagination2028」でも、成長期として、これまでに整えた基盤を活かし、さらなる成長を実現しなければなりませんが、その実現に向けて、経営戦略上、優先的に対処すべき課題は以下となります。 ① 収益基盤の強化 当企業グループ保有の既存技術を活用した派生製品およびリニューアル製品の開発により、収益の柱となる主力製品のラインナップを拡充し、安定的な収益増に取り組みます。その取り組みの一環として、「学校プールの給水状況をリアルタイムで可視化する監視システムに係る業務」を神奈川県内の自治体より受注しました。本件は、既存の配管に追加工事を行うことなく設置可能なクランプオン形超音波流量計「UC-1」と「ミスター省エネ」の無線通信機能を活用し、プールの給水量をリアルタイムに可視化するものです。今後も公共分野におけるソリューション展開を進めます。 また、設計、生産方式、サプライチェーンの見直しを継続し、品質や納期の安定化を図るとともにコスト削減も実現します。特に生産方式に関しては、内製化と自動化の追求、製品ポートフォリオの見直しも含め、工場および設備稼働率の改善を行います。 ② 持続的成長のための戦略的投資 当企業グループは、持続的成長の実現に向け、設備投資および成長投資を戦略的に推進しております。 設備投資においては、中国子会社にて販売拡大への対応および安定供給体制の強化を目的に新工場を開設し、生産品目の拡充および増産体制の整備を進めております。これにより、生産効率の向上を図っております。 また、成長投資として、エンジニアリング、生産技術、材料管理などの技術・ノウハウを関連分野へ展開するとともに、社内ベンチャー制度を活用した新規事業の創出に取り組んでおります。さらに、既存事業とのシナジーが見込まれる分野において、企業・事業の買収(M&A)についても検討を進めております。 ③ アジア市場の強化 当企業グループは、海外事業はリスク管理および経営資源の選択と集中の観点から、中国・韓国・台湾などの東アジア地区、およびシンガポールなどのASEAN地区を重点地域として、各地域の特性に応じたグローバル事業展開を継続しております。また、アジア各子会社・各代理店の販売チャネルを強化するとともに、相互連携および情報共有を密に行い、「アジアNo.1のセンシング・ソリューション・カンパニーへ」を目指し、グループ一体となった受注拡大に継続して努めております。 ④ SDGs(持続可能な開発目標)への取り組み これまで培った計測技術を活かし、脱炭素化の未来を支える取り組みを引き続き推進いたします。具体的には、SDGsに資する脱炭素化関連製品である水素計測用流量計やアンモニア計測用流量計などをラインアップし、水素サプライチェーンにおける流量計測と校正のワンストップショッピング対応を継続的に実施しております。その取り組みの一つとして、2026年2月には、水素実ガスを用いて水素計測用の流量計の校正を行う設備「OVAL H2 Lab」を開設しました。 また、当企業グループでは企業価値さらなる向上に向け、「マテリアリティ(経営の重要課題)」に基づく取り組みを推進しており、気候変動が着実に進む未来の社会でも必要とされる会社になるために、持続的な成長を目指しております。 ⑤ 当企業グループの成長を支えるベースづくり 当企業グループの成長や変革の実現には、そのベースとなる人財の育成が不可欠であります。各種教育・研修制度を充実、将来を見据えた次世代を担う人財の育成、さらにはDE&I (ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)の推進を通じ、優秀な人財の確保と従業員エンゲージメントの向上を図り、従業員一人一人が快適でかつやりがいをもって生き生きと働ける職場環境を享受できるよう努めております。 ⑥ ROE、PBRの改善 当企業グループは、2032年3月期にROE10%以上およびPBRの改善を目標とし、「Imagination2028」に基づき各戦略を推進しております。ROEの改善に向けては、アジア市場や水素・アンモニア関連事業の拡大、既存技術を活用した新製品開発により収益力向上を図ります。PBRの改善に向けては、株主・投資家とのコミュニケーションの充実化や非財務情報を含めた投資判断に資する情報開示の充実など「IR戦略」を強化することで成長期待の醸成を目指します。さらに、自己株式の取得および消却を実施しており、計画期間3カ年の平均で「総還元性向70%以上」、「DOE2.7%以上」を目標とした株主還元の充実にも取り組んでおります。当企業グループは、今後も株主価値向上実現のため、収益性や資本効率の向上に取り組んでまいります。
事業等のリスク3,225字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響をおよぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当企業グループが判断したものです。 (1) 経済状況 当企業グループの業績は、景気変動の影響を受ける傾向にあります。景気変動に伴う顧客の設備投資額の減少や経費削減は、当企業グループの業績に影響をおよぼす可能性があります。 (2) 為替相場の変動 当企業グループは外貨建取引を行っているため、ヘッジ方針に従って為替相場の変動リスクを一定の範囲内でヘッジしておりますが、為替相場の変動による影響をすべて回避するものではなく、大きな為替相場の変動があった場合には、当企業グループの業績や財務状況に影響をおよぼす可能性があります。 (3) 新商品開発力 エレクトロニクスの進展に係る商品について、急速な技術の変化や顧客ニーズの変化を特徴としております。当企業グループでは、品質・価格・納期で競争優位性を維持できるように、また、市場を先取りした機能を提案できるよう顧客ニーズの把握により新商品の開発に努めております。しかし、技術の変化や顧客ニーズの変化に適切に対応できなかった場合や、新商品の開発に要する期間が長期化した場合には、成長性や収益性を低下させ当企業グループの業績や財務状況に影響をおよぼす可能性があります。 (4) 価格競争 当企業グループは事業を展開する多くの市場において、同種の商品を供給する競合会社が存在し厳しい価格競争を迫られております。そのため、競合において常に有利な価格決定を行うことは困難な状況にあります。 当企業グループは高品質な商品を市場へ投入できるリーディングカンパニーと自負しておりますが、価格において常に競争優位を維持できる保証はなく、商品・サービスが厳しい価格競争にさらされ当企業グループの収益と財務状況に影響をおよぼす可能性があります。 (5) 国際的活動および海外進出に潜在するリスク 当企業グループでは、中国をはじめとするアジア地域、中近東、北米、欧州等、海外への事業展開を積極的に行っております。海外の事業展開では、①法律や税制上の諸規制の変更、②未整備な社会制度・社会基盤、③諸外国間の貿易摩擦、④諸外国間の戦争や紛争、⑤その他の経済的、社会的、政治的な事情等に起因する障害など顕在化するリスクが内在し、これらの問題が発生した場合、海外における事業展開に支障をきたし当企業グループの業績や財務状況に影響をおよぼす可能性があります。さらに、取引国における関税政策の変更や貿易摩擦の激化などにより、関税負担の増加や物流コストの上昇が発生した場合、当企業グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 人財の確保や育成 当企業グループの将来と成長は有能な人財に大きく依存するため、新たな人財の確保と育成は当企業グループには不可欠な要素であります。労働人口減少の影響を受けて、人財の確保と育成ができなかった場合には、当企業グループの将来の成長、業績と財務状況に影響をおよぼす可能性があります。また、最新技術・ノウハウを持つ有能な人財の採用や既存従業員の再研修には、採用や研修のコストと人件費を押し上げる可能性がありますが、これらのコストの増加は当企業グループの業績や財務状況に影響をおよぼす可能性があります。 (7) 知的財産保護の限界 当企業グループは競争優位性を維持できるよう、差別化された技術とノウハウを蓄積し知的財産の保護に努めております。しかし、当企業グループの保有する当該権利が第三者に侵害された場合や、当企業グループが第三者の保有する当該権利を侵害したとされる場合において、訴訟となり、当企業グループの知的財産が権利として認められない可能性もあります。こうした知的財産の保護が大きく損なわれた場合は、当企業グループの業績や財務状況に影響をおよぼす可能性があります。 (8) 製品の欠陥 当企業グループは日本国内および事業展開する各国に認められた品質管理基準に従って各種の製品を製造しておりますが、将来にわたり全ての製品に欠陥がなく、製造物責任賠償請求およびリコールが発生しないという保証はありません。当企業グループは製造物責任賠償請求について保険に加入しておりますが、最終的に負担する賠償額全てを賄えるという保証はありません。従って、製品の欠陥が当企業グループの業績や財務状況に影響をおよぼす可能性があります。 (9) 公的規制 当企業グループは日本国内のみならず、事業展開する各国において、事業・投資の許認可、国家安全保障による輸出制限、独占禁止、通商、為替、租税、特許、環境等、さまざまな公的規制を受けております。また、当企業グループが製造販売する製品の一部は計量法の規制の対象となっております。これらの公的規制の遵守に努めておりますが、将来、コストの増加につながるような公的規制や事業の継続に影響をおよぼす公的規制が課せられた場合、計量法の規制の対象となる製品である特定計量器の型式承認に関する取得遅延・失効等の場合は、当企業グループの業績や財務状況に影響をおよぼす可能性があります。 (10) 自然災害等による影響 当企業グループが事業活動を展開する国や地域において、地震や風水災害、火災および噴火などの自然災害が発生し、生産や営業などの業務停止、またサプライチェーンの混乱が生じた場合、当企業グループの業績や財務状況に影響をおよぼす可能性があります。 (11) 情報セキュリティに関するリスク 当企業グループが事業活動を通して入手した個人情報や機密情報などについて、予期せぬ事態により情報が流出した場合、また、それを悪用された場合には、賠償責任を課されるリスクや企業価値を低下させるリスク等があり、当企業グループの業績や財務状況に影響をおよぼす可能性があります。 (12) 退職給付債務 当企業グループの従業員退職給付費用および債務は、割引率等数理計算上で設定される前提条件や年金資産の長期期待運用収益率等に基づいて算出されております。前提条件が変更された場合や実際の結果が前提条件と異なる場合は、当企業グループの業績や財務状況に影響をおよぼす可能性があります。 (13) 訴訟のリスク 当企業グループは各種関係法令を遵守し、また従業員がコンプライアンスを理解し、実践することに努めております。しかしながら、国内外を問わず訴訟を提起される可能性があり、その動向によっては、当企業グループの業績や財務状況に影響をおよぼす可能性があります。 (14) 合弁事業・提携・買収などに関わるリスク 当企業グループは国内外を問わず合弁事業や業務提携、また事業買収や事業投資を実施する場合があります。実施にあたっては、収益性やリスクおよび回収可能性を十分に評価しておりますが、必ずしも確実に予期したとおりの成果が得られるという保証があるわけではなく、事業環境の急変などにより、投資資金の回収ができない場合やのれんに減損損失が発生した場合、当企業グループの業績や財務状況に影響をおよぼす可能性があります。 (15) 感染症に関わるリスク 大規模な感染症等の発生は、当企業グループの事業に悪影響を与える可能性があります。システム部門関連プロジェクトの中止や延期、設備投資予算の圧縮または先送り、また、原材料費の高騰や輸送コストの上昇が考えられます。また、従業員等の感染等に伴って、製品やサービスの提供が困難になる可能性があります。その結果、受注高・売上高・利益が減少すれば、当企業グループの業績や財政状態に影響をおよぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,956字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当企業グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりです。 ① 財政状態の状況 当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ217百万円増加し、24,711百万円となりました。流動資産は前連結会計年度末に比べ1,026百万円減少し、12,425百万円となりました。これは主に、電子記録債権が155百万円、契約資産が355百万円それぞれ増加しましたが、現金及び預金が320百万円、受取手形が107百万円、売掛金が753百万円、棚卸資産が388百万円それぞれ減少したことによるものであります。固定資産は前連結会計年度末に比べ1,244百万円増加し、12,285百万円となりました。これは主に、無形固定資産が91百万円、その他投資が22百万円それぞれ減少しましたが、有形固定資産が887百万円、投資有価証券が300百万円、繰延税金資産が160百万円それぞれ増加したことによるものであります。 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ322百万円増加し、8,495百万円となりました。流動負債は前連結会計年度末に比べ347百万円減少し、4,207百万円となりました。これは主に、電子記録債務が267百万円増加しましたが、支払手形及び買掛金が233百万円、短期借入金が52百万円、未払法人税等が80百万円、契約負債が158百万円、その他流動負債が97百万円それぞれ減少したことによるものであります。固定負債は670百万円増加し、4,288百万円となりました。これは主に、役員退職慰労引当金が11百万円、退職給付に係る負債が88百万円それぞれ減少しましたが、長期借入金が768百万円増加したことによるものであります。 当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ104百万円減少し、16,215百万円となりました。これは主に、利益剰余金が981百万円、その他有価証券評価差額金が63百万円、為替換算調整勘定が88百万円、退職給付に係る調整累計額が44百万円、非支配株主持分が17百万円それぞれ増加しましたが、自己株式が215百万円、資本剰余金が1,515百万円それぞれ減少したことによるものであります。 ② 経営成績の状況 (受注高) システム部門が前連結会計年度比28.5%減と大きく下回ったものの、センサ部門が前連結会計年度比16.0%増と大きく上回り、サービス部門も前連結会計年度比3.4%増と上回ったことにより、全体の受注高は15,095百万円(前連結会計年度比4.1%増)となりました。 (売上高) 受注高と同様、システム部門が前連結会計年度比23.0%減と前連結会計年度を下回ったものの、センサ部門が前連結会計年度比9.9%増と好調に推移し、サービス部門も前連結会計年度6.6%増と上回ったことにより、全体の売上高は15,589百万円(同3.6%増)となりました。 (売上総利益) 販売単価の改善および収益性の高い製品を中心とした販売構成の改善が進んだことにより利益率が向上したことに加え、原材料費の上昇が当初想定を下回ったことから、売上原価率が57.3%と前連結会計年度と比較して1.9ポイント改善しました。これにより、売上総利益は6,649百万円(同8.4%増)と、前連結会計年度を上回る結果となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 売上高に対する販売費及び一般管理費比率は31.7%と前連結会計年度と比較し0.4ポイント上昇し、販売費及び一般管理費は4,946百万円(同5.0%増)となりました。一方で、売上総利益の増加がこれを上回ったことから、当連結会計年度の営業利益は1,703百万円(同19.7%増)となりました。 (経常利益) 当連結会計年度の営業外収益は210百万円(前連結会計年度は173百万円)であり、主な内容は本社ビルなどの受取賃貸料82百万円、為替差益40百万円、受取利息20百万円であります。営業外費用は142百万円(前連結会計年度は151百万円)であり、主な内容は支払利息46百万円と賃貸原価46百万円であります。その結果、経常利益は1,771百万円(同22.7%増)となりました。 (特別損益) 当連結会計年度において、特別利益の計上はなく(前連結会計年度は6百万円)、特別損失は10百万円(前連結会計年度は29百万円)であり、主な内容は当社本社および横浜事業所の設備更新に伴う固定資産除却損8百万円であります。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度の税金等調整前当期純利益は前連結会計年度に比べ339百万円増加(前連結会計年度比23.9%増)し、1,761百万円となりました。また、税効果会計適用後の法人税等負担額は繰延税金資産の回収可能性について見直しを行った結果、前連結会計年度に比べ59百万円減少(同15.4%減)し325百万円、非支配株主に帰属する当期純利益は36百万円となりました。その結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ370百万円増加(同36.0%増)し、1,400百万円となりました。 事業部門別の業績は以下のとおりであります。 (センサ部門) 受注高は、国内では、半導体関連業界向けが回復したことに加え、石油関連業界向けが好調に推移しました。海外では、中国において船舶関連業界や電池関連業界が堅調に推移した結果、9,759百万円(前連結会計年度比16.0%増)と前連結会計年度を大幅に上回る結果となりました。売上高は、国内では、主要顧客である化学関連業界向けが好調であったことに加え、半導体関連業界向けが回復し、海外では中国において船舶関連業界向けが好調に推移したことにより、10,427百万円(同9.9%増)となりました。 なお、当連結会計年度の売上高には、Anton Paar GmbHとのライセンス契約におけるライセンスの対価である契約一時金の収受が含まれております。 (システム部門) 受注高は、シンガポール連結子会社OVAL ASIA PACIFIC PTE. LTD.が大口システム案件を受注したものの、前連結会計年度に大口受注が集中した反動で、2,161百万円(同28.5%減)と前連結会計年度を下回りました。また、売上高につきましても、シンガポール連結子会社の大口システム案件や前連結会計年度に受注した大口案件の進捗により一定の計上があったものの、直近の受注高の減少の影響により、1,985百万円(同23.0%減)と、前連結会計年度を下回る結果となりました。 (サービス部門) 主要顧客である化学関連業界向けおよび石油関連業界向けが引き続き堅調に推移しました。また、顧客訪問による現地流量計校正サービスの提供や、他社製流量計校正サービスなど、顧客のニーズに即したきめの細かい対応を継続してまいりました。こうした取り組みの積み重ねにより、当連結会計年度においては、受注高は3,174百万円(同3.4%増)、売上高は3,175百万円(同6.6%増)と受注売上ともに前連結会計年度を上回る結果となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ423百万円減少し、3,423百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、得られた資金は1,993百万円(前連結会計年度は1,987百万円の収入)となりました。これは主に、法人税等の支払額580百万円、その他655百万円により資金が減少した一方で、税金等調整前当期純利益1,761百万円、減価償却費522百万円、売上債権及び契約資産の減少額389百万円、棚卸資産の減少額400百万円、仕入債務の増加額177百万円により資金が増加したためであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、支出した資金は1,347百万円(前連結会計年度は844百万円の支出)となりました。これは主に、定期預金の払戻による収入317百万円により資金が増加した一方で、定期預金の預入による支出409百万円、有形固定資産の取得による支出1,034百万円、投資有価証券の取得による支出201百万円により資金が減少したためであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、支出した資金は1,089百万円(前連結会計年度は606百万円の支出)となりました。これは主に、長期借入れによる収入1,213百万円により資金が増加した一方で、短期借入金の純減額137百万円、長期借入金の返済による支出406百万円、自己株式の取得による支出1,302百万円、配当金の支払額417百万円により資金が減少したためであります。 ④ 生産、受注及び販売の状況 イ 生産実績 当連結会計年度における生産実績を事業部門別に示すと、次のとおりであります。 事業の部門の名称   金額(千円)   前期比(%) センサ部門   10,431,899   12.7 システム部門   2,128,640   △26.9 サービス部門   3,218,601   7.2 合計   15,779,142   4.0 (注)  金額は、販売価格によっております。 ロ 受注状況 当連結会計年度における受注状況を事業部門別に示すと、次のとおりであります。 事業の部門の名称   受注高(千円)   前期比(%)   受注残高(千円)   前期比(%) センサ部門   9,759,342   16.0   2,664,449   △20.1 システム部門   2,161,409   △28.5   1,735,787   11.3 サービス部門   3,174,421   3.4   101,608   △1.0 合計   15,095,173   4.1   4,501,844   △9.9 ハ 販売実績 当連結会計年度における販売実績を事業部門別に示すと、次のとおりであります。 事業の部門の名称   金額(千円)   前期比(%) センサ部門   10,427,845   9.9 システム部門   1,985,817   △23.0 サービス部門   3,175,465   6.6 合計   15,589,127   3.6 (注)  主な相手先別の販売実績は、当該販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10未満であるため記載を省略 しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当企業グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当企業グループが判断したものです。 ① 経営成績等に重要な影響を与えた要因について 当企業グループの経営成績等に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ② 資本の財源および資金の流動性について 当連結会計年度末において、2,347百万円の有利子負債残高があります。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は3,423百万円であり、新商品の開発に向けた研究開発費や今後の新規事業への展開、さらに生産効率向上を目的とした製造設備等への投資に充当してまいります。 なお、当社は、資金確保を目的として、金融機関との間で当座貸越契約2,290百万円を締結しております。 ③ 中長期目標に対する経営成績の評価について 『確かな計測技術で、新たな価値を創造し、豊かな社会の実現に貢献します。』の経営理念のもと、当企業グループは、中長期経営ビジョンである「アジア No.1のセンシング・ソリューション・カンパニーへ」の実現に向け、当連結会計年度より「中期経営計画『Imagination2028』」をスタートさせ、PHASE2成長期として、これまで整えた基盤を活かし、さらなる成長に向けて邁進してまいりました。基本戦略としては、成長戦略である「センサ事業成長戦略」「サービス事業成長戦略」「システム事業成長戦略」「新事業創出戦略」、および経営基盤強化戦略である「生産性向上戦略」「人事財務強化戦略」「DX推進戦略」「サステナビリティ推進戦略」の計8つの戦略を掲げ、既存事業の変革と社会の課題を解決するイノベーションの実現を目指し、各戦略を推進、実行してまいりました。その結果、PHASE2成長期の初年度である2026年3月期においては、売上高155億円、経常利益17.7億円、親会社株主に帰属する当期純利益14.0億円、ROE8.9%となりました。このうち、利益水準およびROEについては、中期経営計画の最終年度である2028年3月期の目標値を前倒しで達成する結果となりました。これらの結果より、当企業グループは中長期的な成長に向けた収益基盤の強化が着実に進展しているものと認識しております。今後は、売上成長のさらなる加速により、企業価値の一層の向上を図ってまいります。 なお、中長期経営ビジョンにおいては、2032年3月期に、売上高200億円、経常利益29.5億円、親会社株主に帰属する当期純利益は20.0億円の達成を目標として掲げております。 今後も、当企業グループの総力を結集し、持続的な企業価値の向上に取り組んでまいります。 ④ 重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定 当企業グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益および費用の報告額に影響をおよぼす見積りおよび仮定を用いておりますが、これらの見積りおよび仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積りおよび仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 イ 棚卸資産の評価 商品及び製品ならびに仕掛品は、取得原価で評価しておりますが、正味売却価額が取得原価より低下しているときには、取得原価を正味売却価額まで切り下げております。正味売却価額の見積りには、将来の追加製造原価および販売直接経費の予測が必要となりますが、その見積りには不確実性を伴い、実際の結果が見積りと異なる場合には、翌連結会計年度の連結財務諸表に重要な影響を与える可能性があります。 詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ロ 繰延税金資産の回収可能性 繰延税金資産の計上にあたっては、将来の税金負担額を軽減する効果を有するか回収可能性を判断しております。この判断については、主に収益力に基づく一時差異等加減算前課税所得の十分性を満たしているかどうかにより判断しております。この判断において、当社および一部の子会社の事業計画を利用する場合がありますが、実績は、将来の不確実な経済条件の変動によって計画と異なる場合があります。その場合、翌連結会計年度の連結財務諸表に重要な影響を与える可能性があります。 詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ハ 固定資産の減損 当企業グループは、国内および海外で実施した投資活動や事業買収の結果、有形固定資産、無形固定資産(含むのれん)を連結貸借対照表に資産として計上しております。 これらの投資を行う際には、投資の経済性、超過収益力、成長性、シナジー効果、リスク等を見積り、投資の合理性を評価しております。 しかし、経営環境や競合状況の変化等により予想通りの成果が得られないと判断される場合には、当該資産の将来の回収可能額を見積り、当該資産について減損損失を計上する可能性があります。 その場合は、当企業グループの経営成績および財政状態に悪影響をおよぼす可能性があります。 減損損失を認識するかどうかの判定および使用価値の算定には、将来キャッシュ・フローの見積りが、正味売却価額の算定には、資産または資産グループの時価および処分費用見込額の見積りを行う必要があります。 当該見積りについて、将来の不確実な経済状況の変動等により見直しが必要となる場合、追加の減損損失が発生する可能性があります。また、将来における実績値に基づく結果が、これらの見積りとは異なる可能性があります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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