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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

シグマ光機

SIGMAKOKI CO.,LTD.7713 · Standard · 精密機器

光学要素部品と光学システム製品を扱う総合光学メーカー。多品種の規格品をカタログ販売し、研究開発から産業用まで幅広いニーズに応える。

概要

シグマ光機株式会社は、1977年に埼玉県日高町で創業された光学製品の総合メーカーである。レーザー用精密光学部品から光学システム製品まで手がけ、規格品をカタログ販売するビジネスモデルを特徴とする。2025年5月期の連結売上高は116億円、従業員544名。埼玉県日高市に本社・日高工場を置き、国内外に生産・販売拠点を持つ。

要素部品とシステム製品の二軸構成

シグマ光機グループの事業は「要素部品事業」と「システム製品事業」の二つに区分される。要素部品事業は光学基本機器製品(ステージ、ホルダー、ケージシステムなど)、自動応用製品(自動位置決めユニット、光計測制御ユニット、ソフトウェア)、光学素子・薄膜製品(ミラー、レンズ、プリズム、フィルターなど)で構成される。システム製品事業は光学モジュール、レーザプロセシングシステム、調芯装置、顕微鏡用自動ステージシステム、バイオ・医療機器など、組み立て・応用レベルの製品を扱う。2025年5月期のセグメント別売上高は要素部品事業97.6億円(構成比約84%)、システム製品事業19.2億円(同16%)であり、要素部品が収益の柱である。

カタログ販売と受注生産の二面戦略

同社の事業の特色は、多品種の光学要素部品を規格品として冊子・ウェブカタログで販売する点にある。受注はウェブサイト、電子メール、郵送、ファクシミリで受け付け、宅配便で全国配送する。加えて、特注品にも対応可能で、研究・開発分野の一品特注品から中量産OEM品まで受注生産体制を整えている。この「規格品のカタログ販売」と「特注品の受注生産」を併用することで、幅広い顧客ニーズをカバーしている。2024年5月期の営業利益率は約10%であり、効率的な営業体制を構築している。

北米・欧州・アジアに広がるグローバル拠点

同社は1990年代から海外展開を開始した。1993年に中国・上海に上海西格瑪光机有限公司、1995年に米国カリフォルニア州にOptoSigma Corporation、2013年にフランスにOptoSigma Europe S.A.S.、2019年にシンガポールにOptoSigma Southeast Asia Pte. Ltd.を設立。2014年にはグループのグローバルブランドを「OptoSigma」に統一した。海外子会社は販売だけでなく、現地生産も行う。米国子会社は2024年に新事務所・工場を完成させ、生産能力を増強した。海外売上高比率は約40%と推定され、中国・北米・欧州市場が主要な販売先である。

業界の中での役割は光産業・レーザー技術分野の研究・生産工程に不可欠な光学部品・装置を供給するメーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
114億円
営業利益
12億円
営業利益率
10.5%
純利益
8億円
2026/5 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2026/5
事業売上構成比利益利益率
要素部品事業98億円86.0%16億円16.3%
システム製品 事業16億円14.0%1億円6.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01研究開発(大学・公的研究機関)主力

光産業・レーザー技術の基礎研究、開発研究向けに、ステージやレンズなどの光学要素部品をカタログ販売。多品種の規格品を取り揃え、特注品にも対応。

主な製品・サービス2
光学基本機器製品
ステージ、ホルダー、ベースなどの位置決め・固定用部品。光学実験の基本構成要素。
光学素子・薄膜製品
レンズ、ミラー、フィルターなどの光学素子。レーザー光の制御・加工に使用。

02産業分野(生産・検査・計測)準主力

自動車、電子、半導体などの生産・検査工程向けに、自動位置決めユニットや光計測システム、レーザー加工システムなどの光学システム製品を提供。高精度な加工や検査を支援。

主な製品・サービス2
自動応用製品
自動位置・姿勢決めユニットや光計測・制御ユニット。生産工程の自動化・高精度化に貢献。
光学システム製品
光学モジュール、レンズユニット、レーザプロセシングシステムなど。顧客の要求に応じた光学システムを提供。

製品と技術

光学基本機器:ステージ・ホルダー・ケージシステム

同社の光学基本機器製品群は、光学実験や産業装置で必要とされる位置決め・固定部品を網羅する。具体的には、直動ステージ、回転ステージ、マウント、ホルダー、ベース、ロッド、ポストスタンド、クランプ、ケージシステムなどがある。これらの部品は、レーザー光学系のアライメント調整や顕微鏡システムの構築に不可欠である。同社はカタログに数千点の規格品を掲載しており、即納可能な品目も多い。また、特注にも対応し、ユーザーの要求に合わせたカスタム部品を供給する。

自動応用製品:自動位置決めユニットと調芯装置

自動応用製品は、モーター制御による自動位置・姿勢決めユニット、光計測制御ユニット、専用ソフトウェアで構成される。主力製品の一つに顕微鏡用XY自動ステージシステムがあり、バイオイメージングや半導体検査で使用される。また、光ファイバーやレーザー光学系の調芯(アライメント)を自動で行う調芯装置は、通信業界や研究開発分野で需要がある。これらの製品は、高精度な位置決めが要求される生産工程や実験環境において、作業効率と再現性を向上させる。

光学素子・薄膜製品:ミラー・レンズ・プリズム・コーティング

光学素子・薄膜製品は、レーザー光を反射・屈折・分岐・フィルタリングするための部品である。品目にはミラー(平面・曲面)、ビームスプリッタ、レンズ(球面・非球面)、プリズム、ポラライザ、光学基板、ウインドウ、フィルター(バンドパス、ノッチなど)が含まれる。同社はこれらの素子に多層膜コーティングを施し、反射率や透過率、耐久性を最適化する。特に高出力レーザー用の光学薄膜技術は強みであり、半導体露光装置やレーザー加工機向けのカスタムコーティングも手がける。

光学システム製品:モジュール・レーザープロセシング・医療機器

システム製品事業では、自社の要素部品を組み合わせた光学モジュールやユニット製品を提供する。代表例として、レーザープロセシングシステム(レーザーマーキング、溶接、切断)、顕微鏡用自動ステージシステム、調芯装置、コアユニット顕微鏡、マイクロマニピュレーションシステムなどがある。また、医療・バイオ分野向けに内視鏡光学系や細胞操作用の光学機器も開発している。2015年に医療機器製造業の認可を取得して以降、医療関連の受注特注製品も増加している。これらのシステム製品は顧客の個別仕様に基づき、一品生産から中量産まで対応する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

同業の企業

精密機器の時価総額近傍。太字がシグマ光機

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17711助川電気工業291億円31.8倍
27743シード240億円21.1倍
3218ALiberaware221億円
47746岡本硝子220億円
57725インターアクション194億円32.7倍
67713シグマ光機177億円20.0倍
77600日本エム・ディ・エム174億円66.1倍
87727オーバル174億円12.8倍
97775大研医器136億円13.3倍
107702JMS113億円
115187クリエートメディック111億円18.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 41件

レーザー光学機器メーカーとして創業した1977年

1977年4月、埼玉県入間郡日高町(現・日高市)田波目において、資本金2,000千円でシグマ光機株式会社が設立された。創業の目的はレーザー用光学機器の製造及び販売である。当時、レーザー技術は研究・産業分野で急速に普及し始めており、同社はその需要を取り込む形で事業を開始した。初期の経営資源は限られていたが、光学研磨やコーティングといった基礎技術を積み上げ、徐々に製品ラインを拡充していった。

本社移転と自動位置決め装置への進出 (1982~1986年)

1982年、埼玉県入間郡日高町原宿に新本社・工場を建設し移転。生産能力の増強を図る。1983年には自動位置決め装置の製造・販売を開始し、光学基本機器だけでなく自動化製品へ事業領域を拡げた。1984年には規格製品用総合カタログ初版を発行し、無店舗販売を開始。カタログ販売はその後のビジネスモデルの基盤となる。1986年には東京都板橋区成増に東京営業所を開設、自動位置決め装置の販売を強化した。

能登工場設立と中国進出 (1989~1998年)

1989年、石川県能登中核工業団地に能登工場を設立。石川県の先端産業条例に基づく助成対象企業に指定された。1990年には埼玉県日高町下高萩新田に本社・日高工場を建設し、主力機能を移転。1992年には大阪営業所を開設し関西販売を強化。1993年には中国・上海に上海西格瑪光机有限公司を設立し、レーザー用光学研磨製品の加工を開始。1995年には米国にOptoSigma Corporationを設立。1996年には日本証券業協会に株式を店頭登録し、資本金を999,750千円に増資した。1998年には上海工場が本格稼動し、中国での生産体制を確立した。

ISO認証取得とジャスダック上場 (2000~2004年)

2000年、技術センターがISO 14001(環境マネジメント)を取得。2001年には本社・日高工場がISO 9001(品質マネジメント)、技術センターがISO 9002を取得。2002年には東京本社を開設し営業・管理本部を移転。2003年には東京本社、本社・日高工場、大阪営業所がISO 14001を取得し、能登工場も同年に取得。2004年12月、ジャスダック証券取引所に株式を上場した(ジャスダック市場創設に伴う移行)。これらの認証取得により、品質と環境に対する管理体制を国際水準に引き上げた。

グローバルブランド統一と新領域への展開 (2005~2020年)

2005年、上海工場を増設し機器製品の中国生産を開始。2007年には本社・日高工場を増設し光学素子部門を強化、大阪営業所を大阪支店に改組、九州営業所を開設。2010年、OptoSigma Corporationの社屋を移転・拡充。2013年、フランスにOptoSigma Europe S.A.S.を設立し欧州販売を強化。2014年、グループのグローバルブランドを「OptoSigma」に統一。2015年、医療機器製造業の認可を取得し、バイオ・医療分野へ本格参入。2019年、シンガポールにOptoSigma Southeast Asia Pte. Ltd.を設立し東南アジア市場を開拓。2020年には本社・日高工場に新工場棟を増設し、光学素子・薄膜製品、光学システム製品の生産設備を増強した。

年表41件を開く

1970年代

  • 1977年4月創業埼玉県入間郡日高町(現・埼玉県日高市)田波目に資本金2,000千円でレーザ用光学機器の製造及び販売を目的としてシグマ光機株式会社を設立。

1980年代

  • 1982年5月埼玉県入間郡日高町(現・埼玉県日高市)原宿に新本社・工場を建設し移転。
  • 1983年4月自動位置決め装置の製造・販売を開始。
  • 1984年10月規格製品用総合カタログ初版を発行。無店舗販売を開始。
  • 1986年11月東京都板橋区成増に東京営業所を開設。自動位置決め装置の販売を強化。
  • 1989年3月創業石川県能登中核工業団地に進出し、能登工場を設立。石川県の先端産業条例に基づく助成対象企業に指定。

1990年代

  • 1990年7月埼玉県入間郡日高町(現・埼玉県日高市)下高萩新田に本社・日高工場を建設し、本社及び工場の主力を移転。
  • 1992年6月大阪市淀川区西中島に大阪営業所を開設。関西地区の販売を強化。
  • 1993年1月石川県金沢市戸水町に金沢技術センターを開設。
  • 1993年6月創業レーザ用光学研磨製品の研磨加工作業を目的として、上海西格瑪光机有限公司を設立。
  • 1994年8月東京都荒川区東日暮里に東京営業所を移転。スペースの拡大により販売を強化。
  • 1995年7月創業光学機器の米国内製造販売を主目的として、OptoSigma Corporationを設立。
  • 1995年10月M&A石川県松任市(現・石川県白山市)八束穂に技術センターを開設。金沢技術センターを統合。
  • 1996年11月日本証券業協会に株式を店頭登録。資本金を999,750千円に増資。
  • 1997年8月本社・日高工場を増設。研磨製品の増産に対応。
  • 1998年1月上海西格瑪光机有限公司(中国上海市)の新工場完成。本格稼動開始。
  • 1998年5月創業光学薄膜製品の生産体制を拡充するため、夏目光学株式会社と共同出資で長野県飯田市にタックコート株式会社を設立。

2000年代

  • 2000年7月技術センター「ISO 14001」取得。
  • 2001年1月スイス・フラン建新株引受権の行使完了。資本金を2,149,347千円に増資。
  • 2001年2月本社・日高工場「ISO 9001」取得。
  • 2001年3月技術センター「ISO 9002」取得。
  • 2002年6月東京本社を開設し、営業本部及び管理本部を移転。
  • 2002年9月東京本社「ISO 9001」取得。
  • 2002年10月技術センター「ISO 9001」取得。
  • 2003年1月東京本社、本社・日高工場、大阪営業所「ISO 14001」取得。
  • 2003年7月能登工場「ISO 14001」取得。
  • 2003年9月大阪営業所「ISO 9001」取得。
  • 2004年12月上場ジャスダック市場の創設に伴い、店頭登録を取り消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2005年11月上海西格瑪光机有限公司(中国・上海市)の工場増設。機器製品の中国生産を開始。
  • 2006年2月M&A品質マネジメントシステム、環境マネジメントシステムを統合し、国内5事業所の「ISO 9001:2000」「ISO 14001:2004」を一括認証取得。
  • 2007年3月本社・日高工場を増設。光学素子部門の設備を増強。
  • 2007年5月大阪営業所を大阪支店に改組。
  • 2007年6月福岡市博多区に九州営業所を開設。

2010年代

  • 2010年11月OptoSigma Corporation(米国・カリフォルニア州)の社屋を移転、拡充。
  • 2013年12月創業光学機器の欧州内販売を主目的として、フランスにOptoSigma Europe S.A.S.を設立。
  • 2014年1月シグマ光機グループのグローバルブランドを「OptoSigma」に統一。
  • 2015年12月本社・日高工場で医療機器製造業の認可を取得。
  • 2017年6月技術本部を新設し、生産・技術・営業・管理の4本部制に改組。
  • 2017年11月国内全事業所の「ISO 9001:2015」「ISO 14001:2015」を一括再認証。
  • 2019年3月創業光学機器の東南アジア市場内販売を主目的として、シンガポールにOptoSigma Southeast Asia Pte. Ltd.を設立。

2020年代

  • 2020年4月本社・日高工場に新工場棟を増設。光学素子・薄膜製品、光学システム製品の設備を増強。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/5期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    成長戦略:新市場・既存事業の拡大

    最先端の知と中核技術の融合により新市場・成長市場への展開を強化するとともに、グループ総合力を活かした既存事業の継続的成長を目指す。

  2. 02

    ビジネスモデル変革:オリジナル製品と協業

    特定マーケット向けオリジナル製品の企画・開発・生産に挑戦し、専門企業との協業による共同開発を拡大する。

  3. 03

    事業継承・中核人材育成

    経営意思決定への参加機会拡大による実戦経験を通じた次世代経営幹部の育成や、独自の教育研修プログラムで理念浸透と主体的挑戦人材を育成する。

  4. 04

    社会貢献:サステナビリティ経営の推進

    全ステークホルダーの期待に応え、持続可能な社会に貢献するため、ESGを経営に取り入れたサステナビリティ経営を推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 11期分

グループ全体で547人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は510万円で、10期前と比べて1.6%平均年齢は40.3歳、平均勤続年数は13.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年5月445
2017年5月452
2018年5月454
2019年5月51840.213.9468
2020年5月46939.813.7491
2021年5月47539.813.5507
2022年5月51140.313.9512
2023年5月49940.213.9520
2024年5月49039.913.6526228
2025年5月49540.213.6544202
2026年5月51040.313.8547219

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年5月期・提出会社(単体)
女性管理職比率8.8%
縦線は目安の30%
女性役員比率20.0%
縦線は目安の30%
女性の賃金(男性=100)69.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社8(国内 5 / 海外 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
本社・日高工場 — 埼玉県日高市1,831百万円
要素部品事業 システム製品事業
東京本社ビル(東京都墨田区) — 注1,620百万円
要素部品事業 システム製品事業
技術センター — 石川県白山市821百万円
要素部品事業
本社 — 米国カリフォルニア州712百万円
要素部品事業
能登工場 — 石川県羽咋郡 志賀町704百万円
要素部品事業
本社 — 中国上海市457百万円
要素部品事業
厚生施設他148百万円
ほか3件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    OptoSigma Corporation
    アメリカ合衆国 カリフォルニア州
    議決権100.0%
  • 海外
    OptoSigma Europe S.A.S.
    フランス共和国 エッソンヌ県
    議決権100.0%
  • 海外
    OptoSigma Southeast Asia Pte. Ltd.
    シンガポール共和国
    議決権100.0%
  • 海外
    OptoSigma Germany GmbH
    ドイツ連邦共和国 ミュンヘン市
    議決権100.0%
  • 国内
    上海西格瑪光机有限公司
    中華人民共和国 上海市
    議決権91.0%
  • 国内
    上海西格瑪総合国際貿易有限公司
    中華人民共和国 上海市
    議決権91.0%
  • 国内
    LMS㈱
    石川県白山市
    議決権47.0%
  • 国内
    タックコート㈱
    長野県飯田市
    議決権45.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年5月期の売上高は114億円営業利益12億円前期と比べると減収増益で、売上が-1.7%、利益が+9.1%。

売上高
-1.7%
114億円
営業利益
+9.1%
12億円
純利益
-20.0%
8億円
営業利益率
10.5%
前期比 +1.0%pt

会社が出している今期の予想2027年5月期

項目会社予想前期実績
売上高119億円114億円
営業利益14億円12億円
純利益10億円8億円
1株あたり配当¥50¥50

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は60億円、営業利益は7億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+0.0%、営業利益は+40.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q28310.73
2023年4Q296
2024年1Q28310.73
2024年2Q29413.82
2024年3Q2727.41
2024年4Q28310.71
2025年2Q56610.74
2025年4Q6058.36
2026年2Q5459.34
2026年4Q60711.74

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年5月期からの15期で、売上は70億円から114億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は10.5%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年5月7063
光学機器の欧州内販売を主目的として、フランスにOptoSigma Europe S.A.S.を設立。
2013年5月6231
2014年5月6753
2015年5月6763
2016年5月7596
2017年5月78107
2018年5月901510
光学機器の東南アジア市場内販売を主目的として、シンガポールにOptoSigma Southeast Asia Pte. Ltd.を設立。
2019年5月90128
2020年5月8586
2021年5月88128
2022年5月1041612
2023年5月1141715
2024年5月112121310.77
2025年5月11611139.510
2026年5月114121310.58

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年5月期

売上高114億円のうち、営業利益として残るのは12億円10.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は8億円、売上の7.0%にあたる。営業利益率は業種中央値9.0%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金61.4%70億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金28.1%32億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.5%12億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
38.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.5pt
10.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.1pt
7.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.6pt
4.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 15期分

2026年5月期は営業CFが9億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは7億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は37億円で、売上の3.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年5月7−3−1422
2013年5月4−7−2−317
2014年5月10−1−1925
2015年5月4−2−2226
2016年5月10−5−4527
2017年5月8−5−1328
2018年5月101−91129
2019年5月9−8−4125
2020年5月11−31834
2021年5月16−15−4132
2022年5月9−7−5231
2023年5月102−11243
2024年5月14−15−6−139
2025年5月4−4−6033
2026年5月9−2−4737

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 15期分

2026年5月期の総資産は212億円。このうち返さなくてよい自己資本が187億円で、自己資本比率は87.8%(業種中央値66.2%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年5月1301082283.2
2013年5月1291092084.5
2014年5月1361112581.3
2015年5月1401152582.1
2016年5月1431172681.0
2017年5月1511222980.5
2018年5月1531223179.4
2019年5月1581283080.8
2020年5月1621303280.2
2021年5月1721393380.0
2022年5月1851503580.4
2023年5月2061634378.7
2024年5月2091713881.4
2025年5月2031782686.9
2026年5月2121872587.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年5月期の内訳
現金及び預金
35億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
119億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
12億円
在庫として抱えている分
負債合計
25億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
91
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率21 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

精密機器 52社との比較

同じ精密機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率52社中5位あたり、逆に低いのは配当利回り52社中47位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.6%/中央値 9.2%
P25 5.8%P75 12.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
10.5%/中央値 9.0%
P25 4.5%P75 14.5%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
87.8%/中央値 66.2%
P25 50.8%P75 76.4%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-1.7%/中央値 5.3%
P25 1.7%P75 10.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.1%/中央値 2.1%
P25 1.4%P75 3.4%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,345で、1年前と比べて+60.4%過去52週の値幅のなかでは78%の位置にある。

¥2,345-3.7%1ヶ月+16.9%1年+60.4%時価総額177億円
過去52週の値幅
安値¥1,455高値¥2,594

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)20.0倍
PER (会社予想)17.0倍
PBR0.89倍
配当利回り2.13%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月19日に2131円と前日比6.94%下落しましたが、月間では10.41%上昇しています。25日線(2065円)は3%上回っており、短期的な上昇トレンドです。200日線(1854円)も15%上回り、年初来上昇率は57.41%です。8月13日には2333円まで上昇しましたが、反落しました。出来高はそれほど多くはなく、8月5日に14万株とやや増加しました。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER 14.2倍(予想14倍)は同業界平均29.1倍を大きく下回り割安。PBR 0.75倍も同業界平均3.6倍を大きく下回り、ROE 5.68%と収益性は低いものの、業界比でバリュエーションの割安感は顕著。配当利回りはゼロだが、今期増益見通しで改善余地あり。

指標この会社業種平均
PER (実績)20.0倍30.1倍
PER (予想)17.0倍
PBR0.89倍2.49倍
ROE4.6%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり50で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.13%。

年間配当
¥50
1株あたり
配当利回り
2.13%
いまの株価に対して
配当性向
38.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年5月3443.5
2018年5月340.028.9
2019年5月4017.640.5
2020年5月400.050.4
2021年5月400.037.8
2022年5月400.027.4
2023年5月425.022.5
2024年5月420.047.7
2025年5月420.032.9
2026年5月420.038.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥50

株主

有価証券報告書より

2026年5月期末の株主数は延べ5,984人。区分でいちばん多いのは個人・その他62.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が31.8%を占め、残る68.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年5月%2022年5月%2023年5月%2024年5月%2025年5月%2026年5月%
個人・その他59.058.958.656.958.362.8
事業法人20.120.621.122.325.622.4
金融機関15.414.712.812.610.49.4
自己株式6.26.26.26.26.26.2
証券会社2.72.83.54.02.73.3
外国法人2.72.83.84.12.91.9
外国人個人0.00.10.00.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01浜松ホトニクス株式会社13.24
02シグマ光機取引先持株会6.71
03光通信KK投資事業有限責任組合5.40
04株式会社ツシマ3.02
05シグマ光機従業員持株会2.81
06富国生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)2.65
07株式会社サンライズクリエート1.96
08株式会社埼玉りそな銀行1.69
09杉山 大樹1.46
10株式会社三井住友銀行1.46

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で+222%、1株純資産は15期で+83%。直近期のROEは4.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年5月361,4352.519.197.7
2013年5月181,4441.244.1172.2
2014年5月391,4722.721.886.4
2015年5月431,5222.923.289.3
2016年5月791,5435.211.752.3
2017年5月991,6116.311.643.5
2018年5月1381,7198.315.928.9
2019年5月1171,7986.710.140.5
2020年5月841,8294.613.950.4
2021年5月1161,9486.214.737.8
2022年5月1652,1018.29.027.4
2023年5月2112,2939.67.222.5
2024年5月972,4074.116.047.7
2025年5月1392,4955.79.832.9
2026年5月1172,6284.620.438.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/5期の役員報酬は総額99百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢
近藤洋介代表取締役社長63
石井康之取締役 管理本部長 兼 経理部長58
多幡能徳取締役 社長付 品質保証管掌57
小澤勉取締役64
野﨑誠取締役51
松尾祐美子取締役61
セット・ジイヨン取締役55
上野健司常勤監査役72
南雲幸一監査役67
熊﨑美杉監査役67
小林友博取締役 技術本部長49
石塚利道取締役59
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢
池田記子取締役39
玉田保常勤監査役64

役員報酬の内訳2026/5

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)353217425
社外取締役525255

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/5期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,498字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、シグマ光機株式会社(当社)、子会社6社及び関連会社2社により構成されており、事業は光学基本機器製品、自動応用製品及び光学素子・薄膜製品で構成される「光学要素部品」と、光学モジュール・光学ユニット製品や光学機器・装置等で構成される「光学システム製品」の開発、生産、販売及び主にこれらに付随する保守、サービス等であります。 当社グループの製品は、光産業・レーザ関連技術の各分野における基礎研究、開発研究、応用研究分野の他、産業分野の生産・検査・計測工程等に欠かせないレーザ用精密光学部品及び光学機器・装置となります。 事業の特色として、多品種の光学要素部品の規格品を冊子・ウェブのカタログで販売しており、ウェブサイト・電子メール・郵送・ファクシミリによる受注と宅配便による配送により全国に販売しております。又、特注製品への対応が可能であり、研究・開発分野及び産業分野のさまざまなマーケットニーズを満たす一品特注品から中量産OEM品まで受注生産体制を整えております。特に、最先端の光技術を支える光ソリューションを提供する総合メーカとして、当社グループの光学要素部品を組み合わせたオリジナルの光学システム製品の提供も進めております。 当社グループの事業に係る位置付けは、次のとおりであります。 セグメントの名称   製品区分   主要品目   主要な会社 要素部品事業   光学基本機器製品   ステージ、ホルダー、ベース、ロッド、ポストスタンド、クランプ、ケージシステム他   当社 OptoSigma Corporation OptoSigma Europe S.A.S. OptoSigma Southeast Asia Pte. Ltd. OptoSigma Germany GmbH 上海西格瑪光机有限公司 上海西格瑪総合国際貿易有限公司 自動応用製品   自動位置・姿勢決めユニット、光計測・制御ユニット、計測・制御ソフトウェア他   当社 OptoSigma Corporation OptoSigma Europe S.A.S. OptoSigma Southeast Asia Pte. Ltd. OptoSigma Germany GmbH 上海西格瑪光机有限公司 上海西格瑪総合国際貿易有限公司 光学素子・薄膜製品   マルチエレメントオプティクス、ミラー、ビームスプリッタ、フィルター、レンズ、プリズム、ポラライザ、基板、ウインドウ他   当社 OptoSigma Corporation OptoSigma Europe S.A.S. OptoSigma Southeast Asia Pte. Ltd. OptoSigma Germany GmbH 上海西格瑪光机有限公司 上海西格瑪総合国際貿易有限公司 システム製品事業   光学システム製品   光学モジュール、レンズユニット、レーザプロセシングシステム、観察光学系、レーザ応用製品、マイクロマニピュレーションシステム、バイオ顕微鏡用XY自動ステージシステム、コアユニット顕微鏡、ポータブル医療機器・ウェルネスガジェット機器、受託特注製品他   当社 OptoSigma Corporation OptoSigma Europe S.A.S. OptoSigma Southeast Asia Pte. Ltd. OptoSigma Germany GmbH 上海西格瑪光机有限公司 上海西格瑪総合国際貿易有限公司 以上の事項を図示すると次のとおりとなります。
経営方針・対処すべき課題4,063字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、1977年の創業以来、「光産業を通じ、社会に貢献します」という経営理念の下、光学製品の総合メーカ「光ソリューション・カンパニー」として、「暮らし」や「いのち」を支える光ソリューションを提供しております。今後も、弛まぬ「ものづくり」への挑戦による新たな価値創出に取り組み、グローバルマーケットでの競争力の向上に努めてまいります。又、急変する外部環境に対して、製品の安定供給、人権の尊重、ガバナンスの強化、並びに気候変動への対応等、当社を取り巻くリスクと機会に適切に対応することで、レジリエントでサステナブルな社会の実現に貢献し、当社に関わる全てのステークホルダーの皆様のご期待に応え続ける企業集団を目指してまいります。 (2) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、より強固な経営基盤の構築を推進し、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を図るべく、売上高、営業利益、親会社株主に帰属する当期純利益と売上高営業利益率、自己資本利益率(ROE)を重視し、収益力の向上に取り組んでおります。また、「資本コストや株価を意識した経営」に実践に基づき、株価純資産倍率(PBR) にも注目しており、成長投資や株主還元などの施策を着実の推進することで、企業価値の向上を図ってまいります。 (3) 当社を取り巻く経営環境 光を用いて物質を「加工」「観察」「計測」する等の光技術は、私達の生活の様々な所で活用されており、まさに「光の時代」の到来を迎えようとしております。特に最先端の学術分野及び産業分野では、「高精密化」、「高効率化」、「高耐久化」のニーズが高まっており、その実現に向けて高度な光技術が欠かせなくなっております。 当社グループは、「光ソリューション・カンパニー」として、長年蓄積した最先端の技術・情報・ノウハウを駆使し、幅広く事業を展開しております。量子、時間計測・情報通信、材料、バイオ・ライフサイエンス、天文等の基礎研究や学術分野の他、生成AI関連のCPO向け光IC等の半導体、電子部品、フラットパネルディスプレイ(FPD)、次世代通信、センシング、ナノテクノロジー、バイオ・ヘルスケア、医療・美容、航空・宇宙、エコ・エネルギー等の産業分野に対して、高性能・高品質・高信頼性の光学製品を提供しており、当社グループの事業機会はますます拡大していくと考えております。 一方、急速なデジタルトランスフォーメーションによる社会基盤の変化、温暖化をはじめとした気候変動、地震・豪雨などの自然災害の他、エネルギー資源の枯渇、既知・未知の感染症の感染拡大、地政学的リスクの高まり、少子高齢化の進展や人権の尊重への侵害などによって、急激に事業環境が変動した場合、当社グループの事業活動に影響を与える可能性がございます。 2026年5月期においては、米国は個人消費を中心に底堅く推移し、欧州も緩やかな持ち直しが見られる等、総じて回復基調で推移いたしました。一方、米国の通商政策を巡る動向や、各国の金融政策に伴う為替や物価の変動、中東地域における地政学的リスクの高まり等による原材料価格やエネルギー価格の変動等、依然として不透明感が強い状況が続きました。そのような中、当社の主要マーケットである電子部品・半導体関連を中心としたエレクトロニクス業界においては、第3四半期までは厳しい環境の影響を受けて前年を下回る水準で推移する中で、第4四半期においては需要が回復基調で推移いたしました。 このような中、最先端の学術分野及び産業分野のトレンドである、「高精密化」、「高効率化」、「高耐久化」というキーワードの下、新たな光技術に対応する最先端の光学製品の需要増加が見られており、今後の事業機会の拡大が期待されております。 (4) 中長期的な会社の経営戦略等 光の時代の到来を迎える中、「光」の可能性を1つずつ形にしてきた「光ソリューション・カンパニー」である当社グループは、「光技術の可能性」を先見し、市場環境・技術トレンド・社会情勢等の変化対応力を高めるべく、長期的な視点に基づく企業風土への変革に向けた中長期経営方針「Great Reset」を推進しております。中長期経営方針の下、以下の4つの重点戦略を強力に進め、日々の「暮らし」や「いのち」を支えることで、社会に貢献してまいります。 <4つの重点戦略> ①成長戦略 ・グローバルマーケットで展開するグループ総合力の強化による既存事業の継続成長(開発・調達・生産・販売) ・最先端の知・中核技術の融合によるソリューション提案を通じたを通じた新市場・成長市場への展開を強化 ②ビジネスモデルの変革 ・特定マーケット向けのオリジナル製品の企画、開発、生産への挑戦 ・特定マーケット向けの専門企業とのコラボレーション企画、開発の拡大 ③事業継承・中核人材育成 ・当社及びグループ子会社の経営意思決定への参加機会の拡大による実戦を通じた次世代経営幹部の育成 ・当社オリジナル人材教育研修の拡充による経営理念の浸透及び主体的に価値創出に挑戦する人材の育成 ④社会貢献 ・すべてのステークホルダーの期待に応え、持続可能な社会に貢献するサステナビリティ経営の推進 ・国内外での理系人材及び光学人材育成のための教育支援活動や医療・介護分野向け自社製品の開発・寄贈活動 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、経営理念の下、中長期経営方針に基づき、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題を、以下の項目と認識しており、重点的に取り組んでまいります。これらの取り組みにより企業価値の更なる向上を目指してまいります。 <重点取り組み事項> ①営業・マーケティングの強化 最先端の研究開発分野や技術革新の激しい産業分野の市場ニーズに対応するため、積極的な国内外の有力光学展示会への出展や「光ソリューション・カンパニー」ならではの提案営業によるお客様との良好な信頼関係の構築を推進いたします。又、グローバル・ウェブカタログ・システムやSNSを活用した動画による製品紹介、オンラインを活用したフォーラム・セミナー開催等によるお客様とのコミュニティの構築、お客様の属性情報等のデータを活用した情報提供等を推進し、「OptoSigma」ブランドの認知度向上とグローバルマーケットでのニーズの把握と需要創出に努めております。又、最先端の光技術の研究開発を行っている大学や研究機関等との長年に亘る信頼関係の下、当社グループの国内外のネットワークを生かした産官学の連携・協働による最先端の光技術の知の融合に取り組み、光技術の新たな可能性を広げる様々なプロジェクトにも参画しております。最近では、成長産業分野の企業とのコラボレーションによる製品企画・開発も推進しており、光技術を活用した社会課題の解決のための光ソリューションの創出に努めております。 ②ものづくり力の強化 当社グループの競争力の源泉は、創業から一貫して培ってきた光学製造、機械加工、電気設計、ソフトウェア開発、システムアップ等の中核技術の融合により「光ソリューション」提案を生み出す、企画開発と生産技術が織りなす「ものづくり力」にあります。「光ソリューション・カンパニー」である当社グループだからこそ可能な、商品企画・開発から試作、検証、量産までを一貫してご提案するワンストップサービスで、競合他社との差別化を図ってまいります。既存製品については、機能性や操作性等のユーザビリティの向上による高付加価値化を推進いたします。特に、光学モジュールや光学ユニット製品、光学装置までをワンストップで生産可能な当社の技術優位性を生かした光ソリューション提案によって差別化された価値の提供に注力してまいります。又、有力な研究機関や産業分野民間企業とのネットワークを生かした連携・協働によって、最先端の技術・情報・ノウハウを駆使した、オリジナリティのある新製品の企画・開発に取り組んでおります。その他、当社グループのネットワークを活用して国内外のサプライヤーや生産協力工場等のサプライチェーンの多様化を図ることで、安定供給とコスト低減を実現するレジリエントなサプライチェーンの構築に取り組んでおります。 ③経営管理体制の強化 当社グループは、サステナビリティを中長期の企業価値向上の最重要ポイントと位置付け、「サステナビリティ基本方針」「コーポレートガバナンス基本方針」「シグマ光機行動規範」の下、今後の経営環境の変化に応じた適切な経営管理体制の強化に努め、環境や社会に配慮しながら、適切かつ誠実に企業活動を推進してまいります。又、「光産業を通じ、社会に貢献します」という当社経営理念の下、当社が社会に貢献し続けるための重要な項目「マテリアリティ」の実現に向けた取り組みにより、株主の皆様をはじめとするステークホルダーの利益に適う経営を行ってまいります。 今後の先行きが不透明な経営環境の下、経営基盤の強化と更なる事業成長のため、ITシステムや生産設備の導入・構築を進め、各事業部門の業務の省力化・合理化による生産性の向上とコスト低減を推進してまいります。 又、人的資本投資の拡充を図り、次世代を担う優秀な人材の育成・確保のため、採用活動の多様化や社員の能力の開発・向上のための人材育成制度や人事評価制度の改善等を積極的に行ってまいります。同時に、社員エンゲージメントの向上、ワークライフバランスを実現するための就業環境も整備いたします。
事業等のリスク2,560字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 ①主要事業のビジネスモデルに関わるリスク 多品種の規格品をカタログ販売しており、お客様の注文に合わせてタイムリーに納品するために、光学基本機器製品、自動応用製品、光学素子・薄膜製品におきましては、需要予測に基づく計画生産を行っているため相当数の在庫を保有しております。しかしながら、環境基準や事業環境等の急激な変化により、それらの在庫に欠品が生じお客様の需要にタイムリーに対応できない事案、又はそれらの在庫評価等に重要な影響を与える事案が発生した場合には、当社グループの業績及び財政状態に重要な影響を与える可能性があります。 ②新製品開発に関わるリスク 有力な研究機関や産業分野民間企業とのネットワークを生かした連携・協働により、お客様ニーズをいち早く取り入れた新製品企画・開発を実施して安定的な収益の確保に取り組んでまいります。しかしながら、技術動向や市場変化の実態と予測との間に差異が生じる等、お客様ニーズにマッチした魅力ある新製品を開発することができない場合は、当社グループの将来の成長性・収益性に重要な影響を与える可能性があります。 ③価格競争に関わるリスク 多品種の規格品をカタログ販売しておりますが、市場の成熟化や産業構造の変化、為替問題等により、国内外の競合他社との間において価格競争が激化する可能性があります。今後、従来製品のコモディティー化の進行や競合他社による低価格戦略、海外の低価格製品の国内流入等によって急激な価格下落が起こった場合や、エネルギー価格や原材料・部品の調達価格の高騰等が発生した場合、また当社の製品価格へのコスト転嫁等が適切にされなかった場合は、当社グループの業績及び財政状態に重要な影響を与える可能性があります。 ④海外における事業活動に関わるリスク 米国及び中国に生産販売子会社、フランス及びシンガポールに販売子会社を設立し、海外マーケットに進出しております。これら進出先の予期しない政情・経済の変動や法律規制の変更、テロ等の社会的混乱、災害等による社会的インフラの障害、人材の採用困難又は流出のリスク等により、当社グループの業績及び財政状態に重要な影響を与える可能性があります。 ⑤知的財産権に関わるリスク 当社グループが提供する製品は、特許権を含む知的財産権の管理を徹底しております。しかしながら、国内外で事業を展開しているため、競合他社等から当社の保有する知的財産権に関する侵害を受ける可能性があります。又、当社が製品開発・生産を行う際には、他社が保有する知的財産権を侵害しないように細心の注意を払っておりますが、万が一、第三者の知的財産権を侵害しているとの主張を受けた場合、係争に発展する等、当社グループの業績及び財政状態に重要な影響を与える可能性があります。 ⑥製造物責任に関わるリスク 当社グループが提供する製品は、徹底した品質管理の下、生産しております。しかしながら、製品の品質や安全性において重大な瑕疵が発生した場合、その瑕疵に起因した損害賠償の発生や製品品質への信頼の低下等を招き、当社グループの業績及び財政状態に重要な影響を与える可能性があります。なお、不測の事態への備えとして、製造物賠償責任保険への加入を行っております。 ⑦情報漏洩等に関わるリスク 技術情報等の重要な情報に加え、カタログ販売を主要な営業形態としている関係上、多くの取引先及びお客様の取引情報を扱っております。しかしながら、万が一これらの情報が流出した場合、当社グループの企業価値を毀損するだけでなく、経済的損失につながり当社グループの業績及び財政状態に重要な影響を与える可能性があります。 ⑧人材の確保に関わるリスク 当社グループが提供する製品は、非常に高度な光学技術と、機械加工、電気設計、ソフト開発、システムアップ等の中核技術を融合してワンストップでご提供することで、競合他社との差別化を図っており、専門性の高い熟練した技術やナレッジ、ノウハウを有した人材の確保が重要となります。そのため、新卒採用活動を強化し長期的な人材育成を進めると同時に、中途採用等も積極的に実施しています。又、中堅・若手社員や女性社員向けの教育研修制度の拡充や働き甲斐のある人事評価制度の構築、当社グループ間の活発な人材交流等も行い、安定的な人材の確保に取り組んでおります。しかしながら、少子高齢化等による人手不足や魅力的な雇用環境を構築できずに必要な人材を確保できなかった場合、当社の製品の品質や業務のレベルの悪化等の発生により、当社グループの業績及び財政状態に重要な影響を与える可能性があります。 ⑨自然災害等に関わるリスク 地震・火災・洪水・感染症等の自然災害への対策には十分注意を払っておりますが、開発・生産拠点及び取引先等の事業活動が停止した場合、又、それらの災害に起因して電力・通信・交通等の社会的インフラに問題が生じたことで事業活動が中断した場合、生産や出荷に遅延が生じる恐れがあり、当社グループの業績及び財政状態に重要な影響を与える可能性があります。自然災害により当社開発・生産拠点及び取引先等が被災し事業活動の停止の長期化が発生した場合、当社生産活動の制限による製品納品遅延やそれらに起因した受注機会の減少等が想定されます。又、感染症による感染拡大及び長期化が発生した場合、当社販売人員の移動制限による受注機会の減少や、当社従業員の集団的な感染症罹患に起因した製品納品遅延等が想定される等、当社グループの業績と財務状態に影響を与える可能性があります。当社グループにおいては、お客様、取引先様及び従業員の安全を第一に考えており、危機管理委員会によるリスク管理体制のもと、事業継続計画に基づいた対策を講じて、事業活動への影響の低減を図っております。
経営成績の分析 (MD&A)6,063字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー等の状況の概要は以下のとおりであります。 ①経営成績の状況 当連結会計年度における世界経済は、米国は個人消費を中心に底堅く推移し、欧州も緩やかな持ち直しが見られる等、総じて回復基調で推移いたしました。一方、米国の通商政策を巡る動向や、各国の金融政策に伴う為替や物価の変動、中東地域における地政学的リスクの高まり等による原材料価格やエネルギー価格の変動等、依然として不透明感が強い状況が続きました。 当社グループにおいては、国内外の大学・官公庁等の研究開発分野向け及び産業分野向けにおける光学要素部品・システム製品を中心に事業を展開した結果、特定顧客及び特定業界向けの業績依存度は低いながらも、電子部品・半導体関連のエレクトロニクス業界の業況の影響を受ける形で推移いたしました。海外地域向けの需要は、米国地域及び中国地域等の産業分野を中心に回復基調で推移したとともに、東南アジア地域では大学・官公庁等の研究開発分野向けは量子関連分野等を中心に底堅く推移いたしました。 このような経営環境の中、特注対応力を押し出した積極的な光ソリューション提案営業の展開の強化等を進めてまいりました。当期における売上高については、第3四半期までは厳しい環境の影響を受けて前年を下回る水準で推移する中で、第4四半期から持ち直しましたが、通期では前年同期の業績にわずかに届かない結果となりました。 営業利益は、持続的な事業拡大に向けた人的投資や設備投資等による人件費及び減価償却費等が増加いたしましたが、価格改定により販売単価が改善した他、グローバル生産体制の強化による供給力の向上や、継続的な業務効率化等による費用削減等に取り組んだ結果、前年同期比で増加いたしました。 その結果、売上高114億3千9百万円(前年同期比1.2%減)、営業利益11億7千9百万円(前年同期比4.3%増)、経常利益13億4百万円(前年同期比2.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は8億3千1百万円(前年同期比15.7%減)となりました。 セグメントの業績は、次のとおりであります。 イ.要素部品事業 当事業においては、光学基本機器製品では、2025年1月実施した価格改定の効果が当期を通じて得られたとともに、海外地域向け及びエレクトロニクス分野向けの製造装置・検査装置への組み込み用途のステージ等が堅調に推移いたしました。又、自動応用製品では、バイオ業界向けにおける一部の大口顧客向けの在庫調整が解消され、バイオ顕微鏡用ステージが堅調に推移し、研究開発分野向け及びエレクトロニクス業界向けにおいて、調芯システムが好調に推移いたしました。半面、光学素子・薄膜製品においては、海外地域向けの需要が回復基調で推移したこと等により球面レンズ等が堅調に推移いたしましたが、エレクトロニクス分野向けにおける一部の大口顧客向けの製造装置・検査装置への組込み用途のレンズやミラー等が停滞いたしました。これら製品セグメント毎の概況により、全体として横ばいで推移いたしました。 その結果、セグメント間の内部売上高を含む売上高は98億3千1百万円(前年同期比0.8%増)となり、営業利益は16億3千6百万円(前年同期比0.4%減)となりました。 ロ.システム製品事業 当事業においては、エレクトロニクス業界向けにおける製造装置・検査装置への組込み用途の光学ユニット製品及び光学システム製品が総じて軟調に推移いたしました。又、医療業界向けは、放射線測定関連の組立案件の需要が増加した半面、大型診断装置の組立案件の反動減等により、低調に推移いたしました。その他、防衛業界向けの光学システム製品は堅調に推移いたしましたが、当事業セグメントは総じて軟調に推移いたしました。 その結果、セグメント間の内部売上高を含む売上高は17億7百万円(前年同期比11.1%減)となり、営業利益は1億1千1百万円(前年同期比52.5%増)となりました。 ②財政状態の状況 (資産) 流動資産は、前連結会計年度末に比べて3.6%増加し、123億7千1百万円となりました。これは、現金及び預金が3億2千5百万円、売掛金が2億6千1百万円それぞれ増加しましたが、有価証券が4億3千万円減少したこと等によるものです。 固定資産は、前連結会計年度末に比べて5.2%増加し、88億3千5百万円となりました。これは、投資有価証券が5億6千5百万円増加しましたが、建物及び構築物が7千5百万円減少したこと等によるものです。 この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて4.3%増加し、212億6百万円となりました。 (負債) 流動負債は、前連結会計年度末に比べて2.3%減少し、17億1千6百万円となりました。これは、買掛金が1億1千1百万円増加しましたが、未払法人税等が1億4千2百万円、短期借入金が9千8百万円それぞれ減少したこと等によるものです。 固定負債は、前連結会計年度末に比べて7.0%減少し、7億5千7百万円となりました。これは、長期借入金が4千6百万円減少したこと等によるものです。 この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて3.8%減少し、24億7千4百万円となりました。 (純資産) 純資産合計は、前連結会計年度末に比べて5.4%増加し、187億3千2百万円となりました。 自己資本比率は、87.8%となりました。 ③キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の期末残高は36億7千9百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億9千4百万円の増加となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は9億9百万円(前年同期比139.3%増)となりました。これは、税金等調整前当期純利益12億5千1百万円、資金流出を伴わない減価償却費の計上4億5千7百万円でそれぞれ増加しましたが、法人税等の支払額5億2千3百万円、売上債権の増加2億1千2百万円でそれぞれ減少したこと等によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は2億4千8百万円(前年同期比40.6%減)となりました。これは、資金運用の見直しに伴う有価証券の純減額5億円による増加がありましたが、投資有価証券の取得による支出5億円、有形・無形固定資産の取得による支出2億6千万円でそれぞれ減少したこと等によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は4億4千4百万円(前年同期比26.1%減)となりました。これは、配当金の支払額2億9千6百万円、長期借入金の返済による支出1億5千4百万円でそれぞれ減少したこと等によるものです。 ④生産、受注及び販売の実績 イ.生産実績 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期比(%) 要素部品事業   9,770,774   98.9 システム製品事業   1,628,437   88.1 合計   11,399,211   97.2 (注)金額は販売価格によって表示しており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 ロ.受注実績 当社グループは需要予測に基づく見込生産をしておりますが、システム製品事業において受注生産を行っております。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) システム製品事業   1,845,590   106.8   730,999   123.8 ハ.販売実績 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期比(%) 要素部品事業   9,808,274   100.8 システム製品事業   1,631,160   88.4 合計   11,439,434   98.8 (注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 イ.経営成績の分析 当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度に比べ1億4千万円減少し、114億3千9百万円となりました。先行き不透明感の強い外部環境の中、特注対応力を押し出した積極的な光ソリューション提案営業の展開の強化等を進めた結果、第3四半期までは厳しい環境の影響を受けて前年を下回る水準で推移する中で、第4四半期から持ち直しましたが、通期では前年同期の業績にわずかに届かない結果となりました。 要素部品事業においては、光学基本機器製品は、全体的に海外地域向けの需要が回復基調で推移した他、一部の電子部品・半導体関連のエレクトロニクス業界向けの製造装置・検査装置への組み込み用途が堅調に推移いたしました。自動応用製品は、バイオ業界向けにおける一部の大口顧客向けの在庫調整が解消され、顕微鏡用ステージが堅調に推移し、研究開発分野や電子部品・半導体関連のエレクトロニクス業界向けの調芯システムの需要が好調に推移いたしました。光学素子・薄膜製品は、海外地域向けの需要が回復基調で推移したこと等により堅調に推移いたしましたが、電子部品・半導体関連のエレクトロニクス業界向けにおける一部の大口顧客向けの製造装置・検査装置への組込み用途の需要が停滞し、総じて軟調に推移いたしました。その結果、前連結会計年度に比べ7千3百万円増加いたしました。 システム製品事業におきましては、エレクトロニクス業界向けにおける製造装置・検査装置への組込み用途の光学ユニット製品及び光学システム製品が総じて軟調に推移いたしました。又、医療業界向けは、放射線測定関連の組立案件の需要が増加した半面、大型診断装置の組立案件の反動減等により、低調に推移いたしました。その他、防衛業界向けの光学システム製品は堅調に推移いたしましたが、当事業セグメントは総じて軟調に推移いたしました。その結果、前連結会計年度に比べ2億1千2百万円減少いたしました。 売上原価は、前連結会計年度に比べ2億9百万円減少し、70億4千5百万円となりました。これは、持続的な事業拡大に向けた人的投資や新工場棟の稼働開始等により労務費及び減価償却費等が増加いたしましたが、価格改定により販売単価が改善した他、グローバル生産体制の強化による供給力の向上、生産技術や生産性の向上等による生産コストの削減等の売上原価の抑制に取り組んだ結果、売上原価率は前連結会計年度に比べ1.1ポイント減少した61.6%となりました。 販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ1千9百万円増加し、32億1千4百万円となりました。これは、昨年度に実施した米国子会社の拠点移動に伴う費用の剥落があった中、全社的な業務効率化等の費用削減活動に取り組みましたが、持続的な事業拡大に向けた人的投資及び研究開発投資等により人件費及び試験研究費等が増加した結果、売上高販売費及び一般管理費比率は前連結会計年度に比べ0.5ポイント増加した28.1%となりました。 この結果、営業利益は前連結会計年度に比べ4千8百万円増加し、11億7千9百万円となり、売上高営業利益率は前連結会計年度に比べ0.5ポイント増加し10.3%となりました。 営業外損益は前連結会計年度に比べて1千2百万円減少し、1億2千5百万円となりました。 この結果、経常利益は前連結会計年度に比べ3千5百万円増加し、13億4百万円となり、売上高経常利益率は前連結会計年度に比べ0.4ポイント増加し11.4%となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度に比べ1億5千4百万円減少し、8億3千1百万円となりました。これは、前連結会計年度に計上した当社能登工場の増築等による県や市区町村からの補助金収入等の特別利益が剥落したこと等によるものです。 この結果、売上高当期純利益率は前連結会計年度に比べ1.2ポイント減少し、7.3%となりました。 ロ.財政状態の分析 財政状態の状況に関する認識及び分析・検討内容につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②財政状態の状況」に記載のとおりであります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 イ.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 キャッシュ・フローの状況に関する認識及び分析・検討内容につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ロ.資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの資金需要は、主に部材仕入、外注加工費、人件費及びその他の販売費及び一般管理費に係る資金、及び、生産設備の増強や更新等の設備投資、ソフトウエア投資等に係る資金であります。これらの資金については、主に自己資金によっておりますが、金融機関からの借入により調達しているものもあります。 金融機関からの資金調達については、安定的かつ低利を前提としながら、将来の金融情勢の変化等も勘案した調達を実施しております。 なお、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の期末残高36億7千9百万円に対し、有利子負債の残高は5千8百万円となっております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。