概要
合同製鐵は、普通鋼電炉メーカーとして線材・形鋼・軌条・棒鋼などを製造・販売する鉄鋼事業と、有機質肥料・化成肥料を扱う農業資材事業の2セグメントで構成される。大阪市に本社を置き、2026年3月期の連結売上高は約1,918億円、従業員数は2,168人。日本製鉄(旧新日本製鐵)の持分法適用会社であり、電炉による鉄鋼リサイクルを事業の軸とする。
鉄鋼と農業資材の2本柱
合同製鐵の事業は鉄鋼と農業資材に大別される。鉄鋼事業では線材(ワイヤー)、大形・中形形鋼(H形鋼など)、軌条(レール)、構造用棒鋼、鉄筋用棒鋼を製造・販売し、棒鋼加工製品や線材加工製品、ねじ節鉄筋も手がける。農業資材事業では有機質肥料と化成肥料を製造・販売する。2026年3月期のセグメント売上高は鉄鋼事業が1,743億円、農業資材事業が127億円であり、鉄鋼が全体の約9割を占める。両事業とも需要家は建設・土木・自動車・農業分野にわたり、国内景気と鋼材需給に業績が左右される。
6つの製造拠点とグループ企業
鉄鋼事業の製造拠点は大阪製造所、姫路製造所、船橋製造所の3カ所に加え、子会社である朝日工業、三星金属工業、トーカイの3社を合わせた計6拠点体制を構築する。農業資材事業は朝日アグリアが担う。連結子会社は16社あり、合鐵産業(鋼材販売)、ワイヤーテクノ(線材加工)などが含まれる。持分法適用関連会社は3社で、その他の関係会社である日本製鉄が約2割の株式を保有する。グループ全体で業務効率化と営業力強化を進め、2026年3月期の連結総資産は2,555億円に達する。
収益構造と財務の推移
2026年3月期の連結売上高は1,917億円、営業利益98億円、経常利益110億円、親会社株主帰属当期純利益80億円。直近5年間の売上高は1,528億円(2021年3月期)から2,354億円(2023年3月期)へ増加したのち、鋼材需要低迷により減少傾向にある。自己資本比率は56.3%で、有利子負債圧縮が進む。設備投資計画は5年で400億円を掲げ、非化石電力鋼材「GODO Green」の製造・販売など環境投資にも取り組む。経常利益目標160億円に対して2026年3月期は110億円と未達だが、収益力の復元を目指す。
業界の中での役割は鉄鋼製品・農業資材メーカーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2018/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 鉄鋼事業 | 1,293億円 | 99.6% | 15億円 | 1.2% |
| その他の事業 | 5億円 | 0.4% | 3億円 | 60.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01建設・土木・自動車・産業機械等主力
線材(ワイヤー)、大形・中形形鋼(H形鋼等)、軌条(レール)、構造用棒鋼、鉄筋用棒鋼の製造販売。また、棒鋼加工製品、線材加工製品、ねじ節鉄筋も供給。
- 線材
- 断面が円形の鋼材。伸線加工後、ばね、ボルト、ワイヤロープ等に使用。
- 大形・中形形鋼
- H形鋼、溝形鋼等の断面形状をもつ鋼材。建築・土木構造物用。
- 軌条
- 鉄道のレール。
- 構造用棒鋼
- 建築・土木の鉄筋コンクリート用補強材。
02農業準主力
有機質肥料、化成肥料等の製造販売。農業向け資材事業。
- 有機質肥料
- 動植物由来の有機物を原料とする肥料。
- 化成肥料
- 化学合成された窒素・リン酸・カリを主成分とする肥料。
製品と技術
線材から軌条まで幅広い条鋼製品
鉄鋼事業の主力は線材(ワイヤー)、大形・中形形鋼、軌条、構造用棒鋼、鉄筋用棒鋼である。線材は断面が円形の鋼材で、伸線加工後にばね、ボルト、ワイヤロープなどに使用される。大形・中形形鋼はH形鋼や溝形鋼などの断面形状を持ち、建築・土木構造物の骨組みに用いられる。軌条は鉄道のレールであり、構造用棒鋼と鉄筋用棒鋼は鉄筋コンクリートの補強材として不可欠である。これらの条鋼類を多品種少量生産できることが電炉メーカーとしての強みで、2025年度の粗鋼生産量は139万9千トン、鋼材生産量は127万4千トンに達する。
加工製品とねじ節鉄筋の付加価値展開
条鋼の素材販売に加え、棒鋼加工製品、線材加工製品、ねじ節鉄筋も供給する。棒鋼加工製品は切断・曲げ加工を施した鉄筋で、建設現場への直送を可能にする。線材加工製品は子会社のワイヤーテクノが製造し、自動車部品や産業機械向けに供給。ねじ節鉄筋は端部にねじを加工した継手用鉄筋で、高層建築の柱や橋梁に使用される。これらの加工品は単なる素材販売より高い付加価値を生み、鉄鋼事業の収益安定化に寄与している。
農業資材事業の有機質肥料
農業資材事業では有機質肥料と化成肥料を製造・販売する。有機質肥料は動植物由来の有機物を原料とし、土壌改良効果が高い。化成肥料は化学合成された窒素・リン酸・カリを主成分とし、即効性が求められる作物栽培に用いられる。子会社の朝日アグリアが生産を担当し、2025年度の肥料生産量は9万1千トン。農業資材事業の売上高は127億円で、連結全体の約7%を占める。同社は「種子と牧草というスペシャリティを持った肥料メーカー」として、未利用資源活用による原料開発にも取り組む。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
同業の企業
金属・ガラスの時価総額近傍。太字が合同製鐵
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 5702大紀アルミニウム工業所 | 821億円 | 20.6倍 |
| 2 | 7231トピー工業 | 742億円 | 6.6倍 |
| 3 | 5202日本板硝子 | 699億円 | 16.0倍 |
| 4 | 5461中部鋼鈑 | 605億円 | 45.9倍 |
| 5 | 5563新日本電工 | 603億円 | — |
| 6 | 5410合同製鐵 | 530億円 | 5.6倍 |
| 7 | 5445東京鐵鋼 | 523億円 | 6.5倍 |
| 8 | 5541大平洋金属 | 504億円 | 17.6倍 |
| 9 | 5976高周波熱錬 | 492億円 | 37.8倍 |
| 10 | 5757CKサンエツ | 455億円 | 11.9倍 |
| 11 | 5659日本精線 | 436億円 | 19.9倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(金属・ガラス)に従っています。
会社の歴史
沿革 35件
大阪製鋼として設立し銑鋼一貫体制へ
合同製鐵の前身は1937年12月に設立された大阪製鋼に遡る。1957年1月に大阪証券取引所へ株式上場し、1960年4月には第1高炉を新設して銑鋼一貫体制を確立した。1961年10月には東京・名古屋各証券取引所にも上場。1964年11月に転炉2基を新設し、1969年8月には第2高炉を新設する一方で第1高炉を休止するなど、設備の増強と合理化を同時に進めた。この時期、高炉による銑鋼一貫が主力であり、後の電炉転換への布石となる。
合併による事業統合と4製造所体制
1977年6月、大谷重工業を合併し商号を合同製鐵に変更。1978年4月には日本砂鐵鋼業と江東製鋼を合併し、大阪・姫路・尼崎・東京の4製造所体制となる。合併により線材や形鋼の品揃えを拡充した。しかし、1980年3月に尼崎製造所、1984年3月に東京製造所を順次閉鎖し、大阪と姫路の2拠点に集約。1982年には大阪製造所で第2連続鋳造設備を新設、線材圧延設備を更新するなど、精鋭化を進めた。1984年12月には大阪製造所に70トン電気炉を新設し、電炉への転換が本格化する。
電炉シフトと船橋製鋼の合併
1991年4月、船橋製鋼を合併し大阪・姫路・船橋の3製造所体制となる。1994年9月には大阪製造所の第2高炉・転炉・第1連続鋳造設備を休止し、高炉からの撤退を決断。以降、電気炉を主原料とするミニミル形態へ完全に転換した。1991年10月と1992年10月には大阪・船橋の電気炉に炉外精錬設備を導入し、品質向上を図る。1990年代後半には各製造所で連続鋳造設備や加熱炉の更新を継続し、コスト競争力の強化を進めた。
新日鐵グループ入りと子会社化の拡大
2007年6月、新日本製鐵(現日本製鉄)の持分法適用会社となる。同年12月には三星金属工業を子会社化。2016年3月にトーカイ、2019年3月に朝日工業を相次いで子会社化し、製造拠点を拡大した。2018年4月には子会社のジーエス興産を吸収合併。2020年4月には朝日工業から朝日アグリアを分割設立し、農業資材事業を独立させた。2025年6月にはブラストの鉄筋工事事業を譲り受け、合同デーバーエンジニアリングを新たに連結子会社に加えている。
年表35件を開く
1930年代
- 1937年12月創業大阪製鋼株式会社設立
1950年代
- 1957年1月上場大阪証券取引所に株式上場
1960年代
- 1960年4月第1高炉を新設し銑鋼一貫体制となる
- 1961年10月上場東京・名古屋各証券取引所に株式上場
- 1964年11月転炉2基を新設
- 1969年8月第2高炉を新設、第1高炉を休止
1970年代
- 1972年8月第1連続鋳造設備を新設
- 1977年6月M&A大谷重工業株式会社を合併、商号を合同製鐵株式会社とする
- 1978年4月M&A日本砂鐵鋼業株式会社及び江東製鋼株式会社を合併、大阪、姫路、尼崎、東京の4製造所体制となる
- 1979年5月大阪製造所、形鋼圧延設備を改造
1980年代
- 1980年3月尼崎製造所を閉鎖
- 1982年2月大阪製造所、第2連続鋳造設備を新設
- 1982年4月大阪製造所、線材圧延設備を更新
- 1982年10月姫路製造所、炉外精錬設備を新設
- 1984年3月東京製造所を閉鎖
- 1984年12月大阪製造所、70トン電気炉・第3連続鋳造設備を新設
1990年代
- 1991年4月M&A船橋製鋼株式会社を合併、大阪、姫路、船橋の3製造所体制となる
- 1991年10月大阪製造所、電気炉に炉外精錬設備を新設
- 1992年10月船橋製造所、電気炉に炉外精錬設備を新設
- 1993年10月創業ジーエス興産株式会社を設立
- 1994年9月大阪製造所、第2高炉・転炉・第1連続鋳造設備を休止
- 1996年6月船橋製造所、連続鋳造設備を改造
- 1998年4月創業株式会社ワイヤーテクノックスを設立
- 1999年7月姫路製造所、連続鋳造設備を更新
2000年代
- 2000年2月姫路製造所、加熱炉設備を更新
- 2000年9月大阪製造所、棒鋼工場を休止
- 2002年7月M&A合鐵商事株式会社と合鐵建材工業株式会社が合併、商号を合鐵産業株式会社に変更(現:連結子会社)
- 2002年11月商号変更株式会社ワイヤーテクノックス、村上鋼業株式会社より営業を譲受け、商号を株式会社ワイヤーテクノに変更(現:連結子会社)
- 2007年4月船橋製造所、圧延設備を更新
- 2007年6月新日本製鐵株式会社(現:日本製鉄株式会社)の持分法適用会社となる
- 2007年12月M&A三星金属工業株式会社を子会社化(現:連結子会社)
2010年代
- 2016年3月M&A株式会社トーカイを子会社化(現:連結子会社)
- 2018年4月M&Aジーエス興産株式会社を合併
- 2019年3月M&A朝日工業株式会社を子会社化(現:連結子会社)
2020年代
- 2020年4月朝日工業株式会社、朝日アグリア株式会社を会社分割により設立(現:連結子会社)
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で2,168人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は778万円で、9期前と比べて+30.4%。平均年齢は40.6歳、平均勤続年数は18.4年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 1,423 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 1,491 | — |
| 2019年3月 | 597 | 36.9 | 15.1 | 2,018 | — |
| 2020年3月 | 602 | 37.3 | 15.7 | 2,015 | — |
| 2021年3月 | 668 | 37.9 | 16.1 | 2,028 | — |
| 2022年3月 | 590 | 38.5 | 16.7 | 2,041 | — |
| 2023年3月 | 620 | 39.2 | 17.2 | 2,071 | — |
| 2024年3月 | 730 | 39.8 | 17.6 | 2,108 | — |
| 2025年3月 | 762 | 40.6 | 18.0 | 2,101 | 652 |
| 2026年3月 | 778 | 40.6 | 18.4 | 2,168 | 452 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社20社(国内 18 / 海外 2) を有報から抽出しています。
- 国内朝日工業㈱埼玉県 児玉郡 神川町議決権100.0%
- 国内三星金属工業㈱新潟県 燕市議決権100.0%
- 国内㈱トーカイ福岡県 北九州市 若松区議決権100.0%
- 国内合鐵産業㈱大阪府 大阪市 北区議決権100.0%
- 国内㈱ワイヤーテクノ大阪府 大阪市 鶴見区議決権85.0%
- 国内㈱合同セラミックス岡山県 備前市議決権85.0%
- 国内合鐵大阪物流㈱大阪府 大阪市 西淀川区議決権100.0%
- 国内日本選鋼㈱兵庫県 姫路市議決権100.0%
- 国内船橋機工㈱千葉県 船橋市議決権100.0%
- 国内㈱トーカイ物流福岡県 北九州市 若松区議決権100.0%
- 国内関東デーバースチール㈱東京都 千代田区議決権100.0%
- 国内合同デーバーエンジニアリング㈱神奈川県横浜市 金沢区議決権100.0%
残りのグループ会社8社を開く
- 中山鋼業㈱大阪府 大阪市 西淀川区45%
- 姫路鐵鋼リファイン㈱兵庫県 姫路市50%
- 朝日アグリア㈱埼玉県 児玉郡 神川町100%
- ASAHI INDUSTRIES AUSTRALIA PTY.LTD.豪州 ビクトリア州100%
- JOHNSON ASAHI PTY.LTD.豪州 ビクトリア州50%
- ㈱上武埼玉県 秩父郡 皆野町100%
- 朝日ビジネスサポート㈱埼玉県 児玉郡 神川町100%
- 日本製鉄㈱東京都 千代田区19%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は1,918億円、営業利益は98億円。前期と比べると減収減益で、売上が-6.5%、利益が-28.5%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 2,000億円 | 1,918億円 |
| 営業利益 | 65億円 | 98億円 |
| 純利益 | 43億円 | 81億円 |
| 1株あたり配当 | ¥100 | ¥100 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は498億円、営業利益は5億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−18.1%、営業利益は−89.8%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 582 | — | — | 47 |
| 2024年1Q | 608 | 49 | 8.1 | 42 |
| 2024年2Q | 523 | 42 | 8.0 | 36 |
| 2024年3Q | 561 | 47 | 8.4 | 37 |
| 2024年4Q | 537 | — | — | 37 |
| 2025年2Q | 1,024 | 54 | 5.3 | 49 |
| 2025年4Q | 1,028 | 83 | 8.1 | 64 |
| 2026年2Q | 935 | 54 | 5.8 | 47 |
| 2026年4Q | 983 | 44 | 4.5 | 34 |
| 2027年1Q | 498 | 5 | 1.0 | 7 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は1,233億円から1,918億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は5.1%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 1,233 | — | 14 | — | −157 |
| 2014年3月 | 1,310 | — | −18 | — | −25 |
| 2015年3月 | 1,256 | — | 44 | — | 29 |
| 株式会社トーカイを子会社化(現:連結子会社) | |||||
| 2016年3月 | 1,000 | — | 53 | — | 57 |
| 2017年3月 | 995 | — | 28 | — | 20 |
| ジーエス興産株式会社を合併 | |||||
| 2018年3月 | 1,298 | — | 21 | — | 49 |
| 朝日工業株式会社を子会社化(現:連結子会社) | |||||
| 2019年3月 | 1,484 | — | 51 | — | 38 |
| 朝日工業株式会社、朝日アグリア株式会社を会社分割により設立(現:連結子会社) | |||||
| 2020年3月 | 1,680 | — | 105 | — | 74 |
| 2021年3月 | 1,528 | — | 75 | — | 50 |
| 2022年3月 | 2,042 | — | −13 | — | −11 |
| 2023年3月 | 2,354 | — | 159 | — | 125 |
| 2024年3月 | 2,229 | — | 203 | — | 152 |
| 2025年3月 | 2,052 | 137 | 154 | 6.7 | 113 |
| 2026年3月 | 1,918 | 98 | 111 | 5.1 | 81 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高1,918億円のうち、営業利益として残るのは98億円で5.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は81億円、売上の4.2%にあたる。営業利益率は業種中央値5.0%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金82.9%1,590億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.9%229億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.1%98億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが214億円、投資CFが−96億円で、差し引きのフリーCFは118億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は265億円で、売上の1.7ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 86 | −33 | −64 | 53 | 49 |
| 2014年3月 | −23 | −34 | 55 | −57 | 47 |
| 2015年3月 | 54 | −31 | −14 | 23 | 56 |
| 2016年3月 | 103 | 2 | −65 | 105 | 96 |
| 2017年3月 | 4 | −31 | −28 | −27 | 40 |
| 2018年3月 | −25 | −16 | 31 | −41 | 30 |
| 2019年3月 | 61 | −99 | 100 | −38 | 92 |
| 2020年3月 | 162 | −59 | −49 | 103 | 146 |
| 2021年3月 | 68 | −55 | −14 | 13 | 144 |
| 2022年3月 | −21 | −52 | 95 | −73 | 166 |
| 2023年3月 | 67 | −49 | 35 | 18 | 219 |
| 2024年3月 | 178 | −49 | −105 | 129 | 244 |
| 2025年3月 | 191 | −57 | −94 | 134 | 284 |
| 2026年3月 | 214 | −96 | −137 | 118 | 265 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は2,555億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,442億円で、自己資本比率は56.3%(業種中央値60.7%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 1,581 | 842 | 739 | 48.8 |
| 2014年3月 | 1,541 | 820 | 721 | 48.6 |
| 2015年3月 | 1,592 | 848 | 744 | 48.7 |
| 2016年3月 | 1,540 | 838 | 702 | 54.0 |
| 2017年3月 | 1,595 | 852 | 743 | 53.0 |
| 2018年3月 | 1,757 | 890 | 867 | 50.3 |
| 2019年3月 | 2,152 | 909 | 1,243 | 41.6 |
| 2020年3月 | 2,023 | 954 | 1,069 | 46.9 |
| 2021年3月 | 2,109 | 1,006 | 1,103 | 47.6 |
| 2022年3月 | 2,234 | 990 | 1,244 | 44.2 |
| 2023年3月 | 2,536 | 1,124 | 1,412 | 44.2 |
| 2024年3月 | 2,708 | 1,286 | 1,422 | 47.3 |
| 2025年3月 | 2,542 | 1,347 | 1,194 | 52.8 |
| 2026年3月 | 2,555 | 1,442 | 1,113 | 56.3 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
鉄鋼 38社との比較
同じ鉄鋼の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで38社中17位あたり、逆に低いのは売上成長率で38社中26位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥3,090で、1年前と比べて-22.6%。過去52週の値幅のなかでは32%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 5.6倍 |
| PER (会社予想) | 10.3倍 |
| PBR | 0.32倍 |
| 配当利回り | 3.24% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価2673円は25日線(2633.08)を約1.5%上回るが、75日線(2912.44)を大きく下回る。52週安値(2489)からは約7.4%上昇。出来高は7月2日に243400株と急増後、直近98300株と高水準。週足では下げ止まり感。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 90/100)。
PER 4.85倍は業界平均114.17倍を大きく下回り極端に割安。PBR 0.27倍、配当利回り6.67%は業界平均3.19%を上回る。ROE 5.8%は低いが、自己資本比率が高いと推察される。収益減少トレンドだが現状の株価水準は過小評価されている。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 5.6倍 | 114.6倍 |
| PER (予想) | 10.3倍 | — |
| PBR | 0.32倍 | 0.75倍 |
| ROE | 5.8% | 5.2% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
鉄鋼需要は建設・自動車の動向に左右されやすい。強気派は、低PBR(0.27倍)と高配当利回り(6.7%)を評価し、需要回復やコスト削減で利益改善を期待。弱気派は、鋼材価格下落と需要減による減収減益懸念、在庫リスクの高さを指摘。
- 割安感と高配当
PBR0.27倍、配当利回り6.7%とバリュー株として魅力的。
- 在庫販売の独自価値
在庫リスクを負うことで顧客からの信頼を得ている。
- 収益改善の余地
コスト削減や需要回復で利益率向上の可能性。
- 鋼材需要減退
建設投資や自動車生産の減少で需要が低下。
- 鋼材価格の下落リスク
市況悪化で販売価格が下落し、在庫評価損が発生。
- 低収益性
営業利益率5%程度で、業績変動が大きい。
- 鋼材販売量
- 需要動向を直接反映する最重要指標。
- 鋼材価格
- 市況変動が収益に直結。
- 在庫評価損益
- 在庫リスクが顕在化するかどうか。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり100円で、前期から−25.0%。いまの株価に対する利回りは3.24%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 40 | — | 48.6 |
| 2018年3月 | 80 | 100.0 | 31.0 |
| 2019年3月 | 70 | −12.5 | 25.8 |
| 2020年3月 | 145 | 107.1 | 42.2 |
| 2021年3月 | 80 | −44.8 | 35.3 |
| 2023年3月 | 200 | 150.0 | 45.3 |
| 2024年3月 | 280 | 40.0 | 42.4 |
| 2025年3月 | 240 | −14.3 | 50.7 |
| 2026年3月 | 180 | −25.0 | 53.8 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥100
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ11,995人。区分でいちばん多いのは個人・その他で50.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が38.2%を占め、残る61.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 35.5 | 41.8 | 41.8 | 42.4 | 50.6 | 50.4 |
| 事業法人 | 31.9 | 32.4 | 33.0 | 30.7 | 27.1 | 26.7 |
| 自己株式 | 14.7 | 14.7 | 14.7 | 14.7 | 14.7 | 14.7 |
| 金融機関 | 16.1 | 15.1 | 14.1 | 13.9 | 14.8 | 11.5 |
| 外国法人 | 15.2 | 8.3 | 9.0 | 10.1 | 5.7 | 9.3 |
| 証券会社 | 1.4 | 2.3 | 2.0 | 2.8 | 1.8 | 2.0 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本製鉄㈱ | 14.97 |
| 02 | 日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口) | 6.38 |
| 03 | 合鐵取引先持株会 | 4.19 |
| 04 | 共英製鋼㈱ | 3.00 |
| 05 | INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券㈱) | 2.07 |
| 06 | ㈱みずほ銀行(常任代理人 ㈱日本カストディ銀行) | 1.57 |
| 07 | 東京鐵鋼㈱ | 1.56 |
| 08 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223(常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部) | 1.37 |
| 09 | ㈱日本カストディ銀行(信託口) | 1.19 |
| 10 | 合同製鐵グループ社員持株会 | 1.08 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+157%、1株純資産は14期で+106%。直近期のROEは5.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −971 | 4,783 | −18.6 | — | — |
| 2014年3月 | −157 | 4,646 | −3.3 | — | — |
| 2015年3月 | 181 | 4,954 | 3.8 | 9.9 | 30.2 |
| 2016年3月 | 363 | 5,326 | 7.1 | 5.2 | 18.7 |
| 2017年3月 | 132 | 5,781 | 2.4 | 13.2 | 48.6 |
| 2018年3月 | 337 | 6,040 | 5.7 | 6.3 | 31.0 |
| 2019年3月 | 258 | 6,119 | 4.2 | 6.4 | 25.8 |
| 2020年3月 | 509 | 6,486 | 8.1 | 4.1 | 42.2 |
| 2021年3月 | 341 | 6,856 | 5.1 | 6.4 | 35.3 |
| 2022年3月 | −76 | 6,745 | −1.1 | — | — |
| 2023年3月 | 855 | 7,655 | 11.9 | 4.0 | 45.3 |
| 2024年3月 | 1,039 | 8,764 | 12.7 | 5.5 | 42.4 |
| 2025年3月 | 774 | 9,183 | 8.6 | 5.0 | 50.7 |
| 2026年3月 | 551 | 9,833 | 5.8 | 6.6 | 53.8 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
23名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は23名。2026/3期の役員報酬は総額367百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 美濃部慎次 | 代表取締役 社長 | 67 | 36 |
| 瀬戸口昭人 | 専務取締役 執行役員 | 66 | 50 |
| 西仲桂 | 常務取締役 執行役員 | 64 | 85 |
| 藤田倫之 | 常務取締役 執行役員 | 62 | 25 |
| 土屋光章 | 取締役(社外取締役) | 72 | — |
| 松田紀子 | 取締役(社外取締役) | 70 | — |
| 増岡研介 | 取締役(社外取締役) | 69 | — |
| 山中智之 | 監査役(常勤) | 64 | 22 |
| 福田隆樹 | 監査役(常勤) | 59 | 38 |
| 酒井清 | 監査役(社外監査役) | 76 | 31 |
| 介川康弘 | 監査役(社外監査役) | 58 | — |
| 井上嘉之 | — | 67 | — |
残りの役員11名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 木村眞人 | 常務執行役員 | — |
| 丸草幸雄 | 常務執行役員 | — |
| 甲斐嘉久 | 常務執行役員 | — |
| 田口聡二 | 常務執行役員 | — |
| 櫻木健二 | 常務執行役員 | — |
| 有働由幸 | 常務執行役員 | — |
| 加藤敬一郎 | 常務執行役員 | — |
| 高森厚成 | 執行役員 | — |
| 石井勇 | 執行役員 | — |
| 宮川賢二 | 執行役員 | — |
| 髙宮仁成 | 執行役員 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 188 | 85 | 273 | 55 |
| 監査役 | 3 | 46 | 19 | 66 | 22 |
| 社外取締役 | 4 | 28 | — | 28 | 7 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容465字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,004字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク3,581字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)3,383字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第120期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-24
- 半期報告書半期報告書-第120期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第119期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-24
- 半期報告書半期報告書-第119期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-08
- 有価証券報告書有価証券報告書-第118期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-25
- 四半期報告書四半期報告書-第118期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第118期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第118期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第117期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-23
- 四半期報告書四半期報告書-第117期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-10
- 四半期報告書四半期報告書-第117期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第117期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
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