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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

大平洋金属

Pacific Metals Co., Ltd.5541 · Prime · 鉄鋼

フェロニッケル専業メーカー。ニッケル鉱石の調達から製錬まで一貫。

概要

大平洋金属は、1949年に日本曹達の鉄鋼部門から分離して設立された鉄鋼メーカーである。現在はフェロニッケルを主力製品とし、ステンレスメーカー向けに商社を通じて販売する。国内唯一の一貫製錬体制を持ち、フィリピンからニッケル鉱石を輸入し製錬する。連結従業員425名(2026年3月期)、本社は東京都千代田区。売上高は2026年3月期に94億円、営業損失50億円と業績は低迷しているが、新規事業への転換を進めている。

フェロニッケル専業への収斂と国内唯一の製錬体制

大平洋金属は、かつてステンレス鋼や鋳鍛鋼品など多角化していたが、1999年にステンレス鋼及び非ニッケル部門から撤退し、フェロニッケル専業メーカーとなった。フェロニッケルはニッケルと鉄の合金で、ステンレス鋼の主原料である。同社は国内で唯一、ニッケル鉱石の輸入から製錬までを一貫して行う体制を持つ。主原料のニッケル鉱石は、フィリピンのリオ・チュバ・ニッケル鉱山とタガニート鉱山から商社を通じて購入する。自社では高炉・電気炉を使用し、八戸工場(青森県)で生産している。販売は商社経由でステンレスメーカー向けが中心である。ニッケル事業の売上高は2026年3月期に86億円で、全社売上の92%を占めるが、セグメント損失は48億円に達し、収益性が課題となっている。

フィリピン鉱山への資本参加と原料調達の安定化

大平洋金属は1973年、フィリピンのリオ・チュバ・ニッケル鉱山に資本参加し、ニッケル鉱山の開発に乗り出した。さらに1988年にはタガニート鉱山にも資本参加し、原料調達の安定化を図った。現在、両社は持分法適用関連会社であり、採掘されたニッケル鉱石の一部を当社が購入する。しかし、2020年代に入り、インドネシアで生産されるニッケル銑鉄の台頭により、フェロニッケル市場は過当競争となった。同社は原料価格の高止まりと販売価格の低迷に直面し、2025年度までの中期経営計画「PAMCO-2024」では前提が大きく乖離したため、2025年度から7カ年の新たな中長期戦略「PAMCOvision2031」を策定した。この中で、事業ポートフォリオの再構築を掲げ、フェロニッケル依存からの脱却を目指している。

業績の変動と事業ポートフォリオ再構築の必要性

大平洋金属の業績はニッケル価格と為替に大きく左右される。2013年3月期の売上高585億円から、2021年3月期には322億円まで減少した後、2022年3月期には571億円に回復したが、その後急減し2026年3月期は94億円となった。営業損益は2022年3月期は非開示だが、2025年3月期は営業損失74億円、2026年3月期は営業損失50億円と赤字が継続している。一方、関連会社からの持分法投資利益が2026年3月期に79億円計上され、当期純利益は26億円となった。このような不安定な収益構造から、同社は2025年に「持続可能な循環型社会を共創する総合素材カンパニー」をビジョンとし、ベリリウム事業、カルシウムアルミネート事業、小売電気事業など新規分野への参入を進めている。収益の多角化と安定化が急務である。

業界の中での役割はニッケル精錬メーカー(ステンレス原料供給)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
94億円
営業利益
-50億円
営業利益率
-53.2%
純利益
26億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2022/3
事業売上構成比利益利益率
その他(注)1309億円50.0%-5億円-1.6%
ニッケル 事業304億円49.2%-6億円-2.0%
ガス事業5億円0.8%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01ニッケル事業主力

フィリピンからニッケル鉱石を輸入し、フェロニッケルを製造。主にステンレスメーカー向けに商社経由で販売。国内唯一の一貫製錬体制を持つ。

国内唯一のフェロニッケル一貫製錬メーカー

主な製品・サービス1
フェロニッケル
ニッケルと鉄の合金。ステンレス鋼の主原料。高炉・電気炉で製錬。

02ガス事業副次

自社製錬所で使用する工業ガス(酸素・窒素・アルゴン等)を子会社が製造・供給。

主な製品・サービス1
工業ガス
酸素、窒素、アルゴン等。自家消費用だが一部外部販売も。

03その他その他

鋳鍛鋼品、産業機械、環境関連事業などを手掛ける。連結子会社・関連会社が各種製品を製造販売。

主な製品・サービス2
鋳鍛鋼品
発電・船舶・産業機械向けの鋳鋼品・鍛鋼品。
産業機械
各種産業機械・部品の仕入販売。

製品と技術

フェロニッケル:ニッケル鉱石から合金を製造する一貫製錬

大平洋金属の主力製品はフェロニッケル(FeNi)であり、ニッケル含有率約15〜25%の合金である。原料のニッケル鉱石はフィリピンの関連鉱山から輸入し、八戸工場で製錬する。製錬工程では、まず鉱石を乾燥・焙焼した後、電気炉で還元溶解し、さらに精錬炉で不純物を除去する。同社のフェロニッケルは、ステンレス鋼メーカーがスクラップとともに電気炉で使用する主要原料である。販売は商社を通じて行われ、日本国内のステンレスメーカーが主な顧客である。高品質と安定供給が強みだが、近年は価格競争力で劣るニッケル銑鉄に需要を奪われている。

工業ガス事業:子会社が製造する自家消費用ガス

ガス事業は、子会社の株式会社大平洋ガスセンターが担う。同社は八戸工場で使用する酸素、窒素、アルゴンなどの工業ガスを製造し、大平洋金属に供給する。設備は自社工場内に設置され、安定した操業により、2026年3月期の売上高は7.8億円と前年比微増、セグメント利益は0.1億円と黒字化した。ガス事業はフェロニッケル製錬の副産物として位置づけられるが、一部は外部販売も行っており、グループ全体の収益多様化に寄与している。ただし、規模は小さく、全社業績への影響は限定的である。

鋳鍛鋼品・産業機械:グループ会社が手掛ける多角事業

その他事業として、大平洋製鋼株式会社と米子製鋼株式会社が鋳鍛鋼品を製造している。大平洋製鋼は発電関連部品、熱間形鋼圧延用ロール、船舶用エンジン部品などを、米子製鋼は蒸気タービン・圧縮機・ポンプなどのターボ機械プラント部品を生産。さらに、株式会社パシフィックソーワが産業機械の仕入販売を行う。これらの製品は商社を通じて国内外に販売される。2026年3月期のその他セグメント売上高は非開示だが、全社売上の約8%を占めるとみられる。同事業は安定した需要があるものの、収益性は低く、グループ全体の事業ポートフォリオ再構築の対象となっている。

新規事業:ベリリウム・カルシウムアルミネート・小売電気

中長期戦略の一環として、大平洋金属は三つの新規事業を展開している。ベリリウム事業では、2025年に株式会社MiRESSOと資本業務提携し、八戸工場敷地内に実証プラントを建設中。ベリリウムは軽量で高強度の金属であり、航空宇宙や半導体向け需要が期待される。カルシウムアルミネート事業は2026年1月から製造販売を開始した。これは製鋼用のフラックスとして使用され、既存のフェロニッケル事業との相乗効果が見込まれる。小売電気事業は2025年4月に供給開始、地域の再生可能エネルギーを活用した電力販売を行う。これらの事業はいずれも収益化には時間を要するが、同社はフェロニッケル依存からの脱却を図っている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

鉄鋼のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • ニッケル事業国内唯一のフェロニッケル一貫製錬メーカー

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

合金鉄専業でニッチ、収益不安定

この合金鉄メーカーは鉄鋼業界の中でも特殊なフェロアロイに特化したニッチプレイヤーである。売上高は155億円(2024年3月期)から急減し、2026年3月期には94億円まで縮小する見込み。営業赤字が続いており、財務体質は脆弱。同業の日本製鉄やJFEホールディングスは総合鉄鋼メーカーとして規模・製品多様性で優位だが、当社は特定原料に依存するため市況変動の影響を強く受ける。市場シェアは小規模ながら、専門性で差別化を図るが、収益基盤の安定化が急務である。

強み

  • フェロアロイなど特殊な合金鉄に特化しており、大手総合鉄鋼メーカーとの直接競合が少ない。
  • 長年の経験から、高品質な合金鉄を安定供給できる技術を有している。
  • 主に国内鉄鋼メーカーと直接取引があり、一定の需要基盤を確保している。
  • 組織が小さいため、意思決定が早く、市場変化への柔軟な対応が可能。

課題

  • 売上高が3年で約40%減少し、営業赤字が継続。収益の不安定性が経営の大きな課題。
  • 規模の経済が働きにくく、原料高や設備投資負担が経営を圧迫しやすい。
  • 国内鉄鋼需要の構造的な減少に伴い、主力製品の市場が縮小する可能性が高い。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

金属・ガラスの時価総額近傍。太字が大平洋金属

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15202日本板硝子699億円16.0倍
25461中部鋼鈑605億円45.9倍
35563新日本電工603億円
45410合同製鐵530億円5.6倍
55445東京鐵鋼523億円6.5倍
65541大平洋金属504億円17.6倍
75976高周波熱錬492億円37.8倍
85757CKサンエツ455億円11.9倍
95659日本精線436億円19.9倍
105408中山製鋼所402億円14.0倍
115632三菱製鋼370億円11.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(金属・ガラス)に従っています。

会社の歴史

沿革 27件

日本曹達から分離し日曹製鋼として発足した1949年

1949年12月、企業再建整備計画の認可に基づき、日本曹達株式会社の鉄鋼部門が分離し、北陸の四工場を擁して日曹製鋼株式会社として設立された。設立当時は砂鉄銑(砂鉄を原料とした銑鉄)の製造が主であった。翌1952年1月には東京証券取引所と大阪証券取引所に上場し、資本市場からの資金調達を可能にした。この分離は、戦後の企業再編の中で、日本曹達の事業整理の一環として行われた。設立当初の主力工場は新発田工場(新潟県)であり、後に八戸工場(青森県)が建設されることになる。

砂鉄銑からフェロニッケルへの転換を決断した1954年

1954年3月、同社は新発田工場の砂鉄銑設備をフェロニッケル製錬設備に転換することを決定した。これはステンレス鋼需要の増加を見据えた戦略的な判断であった。1957年5月には八戸工場が完成し、砂鉄銑の製造を開始したが、1965年4月には八戸工場の銑鉄生産設備の一部を合金鉄生産設備に転換。1966年11月に八戸工場でフェロニッケルの生産を開始し、同年12月にはステンレス鋼の生産も開始した。この時期、同社は砂鉄銑から合金鉄へと主力事業を移行し、後のフェロニッケル専業への布石を打った。

大平洋ニッケル吸収合併と商号変更した1970年

1970年1月、同社は1959年に分離していた大平洋ニッケル株式会社を吸収合併し、商号を大平洋金属株式会社に変更した。大平洋ニッケルは新発田工場を引き継いで操業していたが、再統合により本格的なフェロニッケル事業の強化が図られた。同年までに、同社はフィリピンのリオ・チュバ・ニッケル鉱山への資本参加(1973年)も果たしており、原料から製錬までの垂直統合を進めた。この合併により、現在の社名である「大平洋金属」が誕生し、以後、ニッケル事業を中核とする企業として歩むことになる。

工場整理とグループ再編を進めた1979〜1984年

1979年7月、新潟工場完成に伴い新発田工場の電磁材部門と活性炭部門を移設し、新発田工場を閉鎖した。続いて1983年6月、岩瀬工場を分離し、研削材部門を大平洋ランダム株式会社に営業譲渡。1984年7月には直江津工場、富山工場、習志野機械工場を分離し、鋳鋼部門を大平洋特殊鋳造株式会社、鍛鋼部門を大平洋製鋼株式会社、機械部門を大平洋機工株式会社にそれぞれ営業譲渡した。この一連の再編により、同社は自社工場を八戸工場と新潟工場に絞り込み、グループ会社を通じて多角的事業を維持する体制へと移行した。

ステンレス鋼部門撤退とフェロニッケル専業化した1998〜1999年

1998年7月、同社はステンレス鋼丸棒・線材部門からの撤退を決定。翌1999年9月にはステンレス鋼及びその他の非ニッケル部門から完全に撤退し、フェロニッケル専業メーカーとなった。同時に新潟工場を閉鎖し、生産拠点は八戸工場に一本化された。この専業化は、不採算部門を切り離し、コア事業に集中する選択であった。しかし、フェロニッケル市況の変動に業績が直結するリスクも抱えることとなった。以後、同社はフェロニッケルの安定供給とコスト競争力の強化に注力する。

リサイクル事業への参入と撤退(2003〜2023年)

2003年8月、廃棄物リサイクル事業として「焼却灰・ホタテ貝殻リサイクル施設」を完成させ、2006年6月には「溶融飛灰リサイクル施設」を完成させた。しかし、2014年2月に溶融飛灰リサイクル事業から撤退。さらに2023年3月には焼却灰・ホタテ貝殻リサイクル事業からも撤退した。同事業は環境関連の多角化として開始されたが、収益化に至らず、10年余りで終了した。この経験は、同社が新規事業に慎重になる要因の一つとなった。一方、2020年1月には子会社の株式会社大平洋エネルギーセンターを清算しており、グループの整理も進めた。

市場区分変更と新規事業の模索(2022〜2024年)

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより、市場第一部からプライム市場へ移行した。しかし、業績低迷により上場維持基準を満たすことが課題となった。2024年3月には経済産業省資源エネルギー庁の小売電気事業者に登録し、2025年4月から電力供給を開始。さらに2026年1月にはカルシウムアルミネート製造販売事業を開始した。また、ベリリウム事業では青森県の株式会社MiRESSOと資本業務提携し、実証プラント建設に15億円を投資。これらの新規事業は、中長期戦略「PAMCOvision2031」に基づくもので、フェロニッケル依存からの脱却を目指す。

小売電気・カルシウムアルミネート事業開始で転換期を迎えた2024〜2026年

2024年3月に小売電気事業者登録を行い、2025年4月に高圧・特高圧事業者向けの電力供給を開始した。地域の再生可能エネルギー発電と連携し、地場電力の供給を目指す。また、2026年1月からカルシウムアルミネートの製造販売を開始。これは製鋼用の副原料であり、フェロニッケル事業とのシナジーが期待される。さらに、ベリリウム事業の実証プラント建設が進行中である。これらの事業はまだ立ち上げ段階であり、業績への本格的な貢献は今後の課題である。一方で、フェロニッケル事業の収益性は依然低く、2026年3月期の営業損失は50億円となった。

年表27件を開く

1940年代

  • 1949年12月創業企業再建整備計画の認可に基づき、日本曹達株式会社の鉄鋼部門より分離し、北陸の四工場を擁して日曹製鋼株式会社設立。

1950年代

  • 1952年1月上場東京証券取引所、大阪証券取引所に上場。
  • 1954年3月新発田工場の砂鉄銑設備をフェロニッケル製錬設備に転換。
  • 1957年5月八戸工場完成し砂鉄銑の製造開始。
  • 1959年5月創業大平洋ニッケル株式会社設立に伴い新発田工場を分離。

1960年代

  • 1965年4月八戸工場の銑鉄生産設備の一部を合金鉄生産設備に転換。
  • 1966年7月習志野機械工場完成。
  • 1966年11月八戸工場において、フェロニッケルの生産開始。
  • 1966年12月八戸工場において、ステンレス鋼の生産開始。

1970年代

  • 1970年1月M&A大平洋ニッケル株式会社を吸収合併し、大平洋金属株式会社に商号変更。
  • 1973年3月フィリピンのリオ・チュバ・ニッケル鉱山株式会社に資本参加し、ニッケル鉱山を開発。
  • 1979年7月新潟工場完成に伴い新発田工場電磁材部門、活性炭部門を移設し同工場閉鎖。

1980年代

  • 1983年6月岩瀬工場を分離し、大平洋ランダム株式会社に研削材部門を営業譲渡。
  • 1984年7月直江津工場、富山工場、習志野機械工場を分離し、鋳鋼部門、鍛鋼部門、機械部門をそれぞれ大平洋特殊鋳造株式会社、大平洋製鋼株式会社、大平洋機工株式会社に営業譲渡。
  • 1988年12月フィリピンのタガニート鉱山株式会社に資本参加し、ニッケル鉱山を開発。

1990年代

  • 1997年1月創業株式会社大平洋エネルギーセンター設立。
  • 1998年7月ステンレス鋼丸棒・線材部門からの撤退。
  • 1999年9月ステンレス鋼及びその他の非ニッケル部門から撤退し、フェロニッケル専業メーカーとなる。新潟工場閉鎖。

2000年代

  • 2003年8月廃棄物リサイクル事業の「焼却灰・ホタテ貝殻リサイクル施設」完成。
  • 2006年6月廃棄物リサイクル事業の「溶融飛灰リサイクル施設」完成。

2010年代

  • 2014年2月廃棄物リサイクル事業の「溶融飛灰リサイクル事業」撤退。

2020年代

  • 2020年1月株式会社大平洋エネルギーセンター清算。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。
  • 2023年3月廃棄物リサイクル事業の「焼却灰・ホタテ貝殻リサイクル事業」撤退。
  • 2024年3月経済産業省 資源エネルギー庁の小売電気事業者へ登録。
  • 2025年4月小売電気事業における電力供給開始。
  • 2026年1月カルシウムアルミネート製造販売事業開始。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    事業ポートフォリオの再構築

    フェロニッケル事業に依存する現状から脱却し、新規事業分野への参入により事業の多角化を図る。これまで種蒔きした新規事業の具体化を進め、円滑な事業転換を目指す。

  2. 02

    サステナビリティ重要課題への対応

    持続可能な循環型社会の実現に向け、環境問題への積極的な取り組みや、コンプライアンスの推進、社会との交流・情報開示を進める。

  3. 03

    製錬技術の開発と品質向上

    世界に誇る製錬技術の開発と品質向上に注力し、経営の効率化と競争力で世界有数の基盤を確立する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で425人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は561万円で、9期前と比べて8.8%平均年齢は43.3歳、平均勤続年数は20.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月468
2018年3月464
2019年3月61539.316.4456
2020年3月59939.716.5459
2021年3月60139.816.7458
2022年3月63840.016.9460
2023年3月65540.317.1468
2024年3月49740.918.0459
2025年3月53042.019.1441−1,678
2026年3月56143.320.4425−1,176

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
男性育休取得率92.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)81.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社9(国内 7 / 海外 2、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
八戸本社 — 青森県八戸市6,174百万円
ニッケル事業
主な関係会社
  • 国内
    太平洋興産㈱
    青森県八戸市 · 連結子会社
    議決権74.0%
  • 国内
    ㈱大平洋ガスセンター
    青森県八戸市 · 連結子会社
    議決権50.0%
  • 国内
    ㈱パシフィックソーワ
    東京都千代田区 · 持分法適用会社
    議決権45.2%
  • 海外
    リオ・チュバ・ニッケル鉱山㈱
    フィリピン国 · 持分法適用会社
    議決権36.0%
  • 海外
    タガニート鉱山㈱
    フィリピン国 · 持分法適用会社
    議決権33.5%
  • 国内
    アミタホールディングス㈱(注)2
    京都府京都市 · 持分法適用会社
    議決権32.2%
  • 国内
    大平洋製鋼㈱
    富山県富山市 · 持分法適用会社
    議決権100.0%
  • 国内
    米子製鋼㈱
    鳥取県米子市 · 持分法適用会社
    議決権100.0%
  • 国内
    その他1社
    ─ · 持分法適用会社

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は94億円営業利益-50億円前期と比べると減収で、売上が-28.8%。

売上高
-28.8%
94億円
営業利益
-50億円
純利益
26億円
営業利益率
-53.2%
前期比 +2.9%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高106億円94億円
営業利益-62億円-50億円
純利益1億円26億円
1株あたり配当¥130¥130

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は25億円、営業利益は−9億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−40.5%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q74−38
2024年1Q42−33−78.6−16
2024年2Q39−29−74.4−10
2024年3Q38−20−52.66
2024年4Q369
2025年2Q78−45−57.7−19
2025年4Q54−29−53.72
2026年2Q45−40−88.9−11
2026年4Q49−10−20.437
2027年1Q25−9−36.03

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は585億円から94億円へ16%に減った。直近期の営業利益率は-53.2%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月5854921
2014年3月564−18−61
2015年3月612−1−16
2016年3月476−123−384
2017年3月387−5−36
2018年3月412−2−8
2019年3月4913537
2020年3月441106
2021年3月3223312
2022年3月571130114
2023年3月349−50−50
2024年3月155−21−11
2025年3月132−74−16−56.1−17
2026年3月94−5033−53.226

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高94億円のうち、営業利益として残るのは-50億円-53.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は26億円、売上の27.7%にあたる。営業利益率は業種中央値5.0%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金134.0%126億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金19.1%18億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-53.2%-50億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
-33.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比58.2pt
-53.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+23.9pt
27.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.0pt
4.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-7.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが24億円、投資CFが−17億円で、差し引きのフリーCFは7億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は184億円で、売上の23.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月72−68−74235
2014年3月−10−16−11−26198
2015年3月96−3−393290
2016年3月−36−49−1−85204
2017年3月−3479045249
2018年3月−11−230−34215
2019年3月430−434245
2020年3月−47−4−11−51183
2021年3月58−18−140223
2022年3月79−29−850266
2023年3月−7510−30−65172
2024年3月2820048222
2025年3月30−2028250
2026年3月24−17−737184

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は673億円。このうち返さなくてよい自己資本が632億円で、自己資本比率は93.5%(業種中央値60.7%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,2581,14411490.9
2014年3月1,1621,0798392.8
2015年3月1,2011,09810391.3
2016年3月7386776191.5
2017年3月7186388088.6
2018年3月7046267888.7
2019年3月7196447589.3
2020年3月7006356590.4
2021年3月7556708588.4
2022年3月8998029788.9
2023年3月7887206891.0
2024年3月7386914793.2
2025年3月7186774193.9
2026年3月6736324193.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
176億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
470億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
38億円
在庫として抱えている分
負債合計
41億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
70
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

鉄鋼 38社との比較

同じ鉄鋼の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率38社中1位あたり、逆に低いのはROE38社中25位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.0%/中央値 5.0%
P25 2.6%P75 7.3%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-53.2%/中央値 5.0%
P25 2.6%P75 6.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
93.5%/中央値 60.7%
P25 52.5%P75 76.0%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-28.8%/中央値 -4.1%
P25 -8.9%P75 -0.1%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.0%/中央値 3.3%
P25 2.4%P75 3.9%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,575で、1年前と比べて+32.7%過去52週の値幅のなかでは35%の位置にある。

¥2,575-3.3%1ヶ月+3.3%1年+32.7%時価総額504億円
過去52週の値幅
安値¥1,884高値¥3,865

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)17.6倍
PER (会社予想)334.0倍
PBR0.73倍
配当利回り5.05%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8/10に +5.79% と急伸し2703円となりました。1ヶ月では +19.65% と強い上昇基調です。25日線2367円、75日線2331円を大きく上回り、200日線2470円も回復しました。RSIは83と買われ過ぎの領域で、短期的な過熱感があります。出来高は8/10に40.7万株と高水準で、買いが活発です。52週高値3865円からはまだ約30%下ですが、上昇トレンドが明確です。週足では連続陽線で、モメンタムが強い状態です。ただし、過熱による調整には注意が必要です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 20/100)

PER 16.53倍は業界平均113.08倍を大幅に下回り、PBR 0.67倍も平均0.73倍をやや下回る。ROE 4.01%は低いが、配当利回り5.59%は平均3.35%を上回る。業績悪化懸念があるものの、指標面では割安。

指標この会社業種平均
PER (実績)17.6倍114.6倍
PER (予想)334.0倍
PBR0.73倍0.75倍
ROE4.0%5.2%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

ニッケル相場低迷と需要減で2025/3期は営業損失、2026/3期も赤字続く見通し。強気派は資源価格の反転とコスト削減効果で急回復を期待。弱気派は市況回復の遅れや在庫評価損リスク、財務悪化を懸念。PBR0.67倍と割安だが、赤字継続で価値棄損リスク。

プラスに働く材料7
  • 市況反転期待

    ニッケル相場が底入れすれば利益率急改善。

  • 国内唯一

    競合不在で、需要回復時は真っ先に恩恵。

  • 資産価値

    PBR0.67倍と解散価値に対し割安。

  • ニッケル価格回復で黒字転換2026年Q3影響

    LMEニッケル10%上昇で営業利益+30億円、赤字解消

  • 不採算事業整理で固定費削減2026年下期影響

    赤字部門撤退で損益分岐点引下げ

  • 在庫評価益の計上通年影響

    ニッケル在庫評価で特益、純利益26億円達成

  • 割安PBR0.67倍の修正期待不定影響

    資産価値重視の買いで株価上昇

マイナスに働く材料7
  • 赤字継続

    2025/3期営業損益-56%、2026/3期も赤字予想。

  • 市況依存

    ニッケル価格次第で業績が大きく変動。

  • 財務悪化懸念

    赤字連続で自己資本減少のリスク。

  • ニッケル価格のさらなる下落2026年Q2影響

    営業損失拡大、売上94億円割れで赤字継続

  • 需要低迷による減産とキャッシュフロー悪化通年影響

    売上90億円未満で資金繰り逼迫

  • 減損損失の発生2026年決算影響

    固定資産減損で純利益26億円未達

  • 配当減額リスク次回決算影響

    業績悪化で配当維持困難、利回り低下で売り

次の決算で確かめる点
ニッケル価格
収益を直接左右する最重要指標。
販売数量
需要の実勢を測る。
在庫評価損益
在庫評価の変動が利益に影響。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり130で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは5.05%。

年間配当
¥130
1株あたり
配当利回り
5.05%
いまの株価に対して
配当性向
91.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2020年3月7062.9
2021年3月20−71.436.7
2022年3月175775.030.6
2025年3月135−22.9
2026年3月1350.091.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥130

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ19,615人。区分でいちばん多いのは個人・その他59.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が24.1%を占め、残る75.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他23.024.028.844.449.659.5
金融機関35.333.825.221.412.317.6
外国法人20.719.824.112.912.012.8
自己株式0.40.40.40.40.411.2
事業法人13.714.515.215.617.66.5
証券会社7.37.86.75.58.33.4
外国人個人0.10.10.10.20.20.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(うち、投資信託433千株、年金信託17千株、その他1,162千株)8.23
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)(うち、投資信託1,105千株、年金信託127千株、その他123千株)6.93
03THE BANK OF NEW YORK, TREATY JASDEC ACCOUNT(常任代理人株式会社三菱UFJ銀行)2.95
04日本機設株式会社1.87
05堤 久幸1.71
06GOVERNMENT OF NORWAY(常任代理人シティバンク、エヌ・エイ東京支店カストディ業務部)1.41
07大平洋金属取引先持株会1.40
08THE BANK OF NEW YORK MELLON 140044(常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部)1.26
09JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部)1.19
10東京短資株式会社1.17

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-07-03
    日本機設株式会社代表取締役 長岡 大
    変更報告
    4.82%
  • 2026-07-01
    日本機設株式会社代表取締役 長岡 大
    新規の大量保有報告
    4.82%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1241%、1株純資産は14期で+518%。直近期のROEは4.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月115861.946.672.1
2014年3月−3155,522
2015年3月−835,620
2016年3月−1,9663,463
2017年3月−1833,260
2018年3月−423,199
2019年3月1893,2925.814.229.7
2020年3月323,2431.049.062.9
2021年3月603,4221.836.036.7
2022年3月5834,09515.57.130.6
2023年3月−2583,679
2024年3月−553,527
2025年3月−863,456
2026年3月1463,6204.018.091.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

18名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は18名。2026/3期の役員報酬は総額192百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢
岩舘一夫代表取締役 取締役社長59
猪股吉晴取締役 専務執行役員 社長補佐、特命事項担当72
原賢一取締役 常務執行役員 調達担当、営業部長62
松山輝信取締役 常務執行役員 内部統制・IR・総務・人事・経理担当56
酒井由香里取締役58
天野正人取締役67
達中輝一常任監査役(常勤)82
安田健監査役73
飯村豊監査役64
宮崎恭介監査役66
岡村千足上席執行役員
河端聡上席執行役員
残りの役員6名を開く
氏名役職年齢
木村徹嗣上席執行役員
板橋謙一執行役員
杉山正樹執行役員
大舘広克執行役員
太田靖執行役員
橋爪大監査役65

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6139913923
社外取締役732325
監査役1212121

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容722字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社2社(連結子会社2社)、関連会社9社(持分法適用会社7社、非持分法適用会社2社)で構成されております。 当社グループの事業の内容、当社と関係会社の当該事業に係わる位置づけは、次のとおりであります。 ニッケル事業 当社は、フェロニッケル製品の主原料であるニッケル鉱石の一部をリオ・チュバ・ニッケル鉱山㈱及びタガニート鉱山㈱(両社ともフィリピン国に所在)より商社を経由して購入及び製錬し、商社を経由してフェロニッケル製品として販売しており、太平洋興産㈱は、製錬時に発生する鉱滓を当社より購入し販売をしております。 関係会社の名称 太平洋興産㈱、リオ・チュバ・ニッケル鉱山㈱、タガニート鉱山㈱ ガス事業 ㈱大平洋ガスセンターは、当社が製品の製造過程で使用するガス類を製造し、当社へ販売しております。 関係会社の名称 ㈱大平洋ガスセンター その他 ㈱パシフィックソーワは、主に鋳鍛鋼品及び各種産業機械等の仕入、販売をしております。 アミタホールディングス㈱とは、環境関連事業等を通じて、企業価値の最大化を目的に資本業務提携契約を締結しており、また、原材料の一部を購入しております。 大平洋製鋼㈱は、主に発電関連部品、熱間形鋼圧延用ロールおよび船舶用エンジン部品など産業化機械部品の鋳鍛鋼品を製造し、商社を経由して販売しております。 米子製鋼㈱は、主に蒸気タービン・圧縮機・ポンプ・水車などのターボ機械プラント部品、鉄鋼、産機、砕石向けプラント部品を製造し、商社を経由して販売しております。 主要な関係会社名称 ㈱パシフィックソーワ、アミタホールディングス㈱、大平洋製鋼㈱、米子製鋼㈱ 事業の系統図
経営方針・対処すべき課題1,920字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、「人の力を活かし、地球の資源をより有用なるものとして提供し、人類社会の幸福に貢献する」という経営理念のもと、以下のとおり経営方針を定めております。 ①当社グループ全体の経営戦略を一体化して、グループ各社のシナジー効果を最大限に発揮すること。 ②世界に誇る製錬技術の開発と品質向上に全力を傾注し、経営の効率化と競争力で世界有数の基盤を確立すること。 ③コンプライアンスを推進すること。 ④公正・透明・自由な競争を通して、適正な利益を確保すること。 ⑤かけがえのない地球を守るため、あらゆる環境問題に積極的に取り組むこと。 ⑥社員の個性を伸ばし創造性を十分に発揮させるとともに、物心両面のゆとりと豊かさを追求し、生きがいのある職場を実現すること。 ⑦広く社会との交流を進め公正な企業情報を積極的に開示すること。 (2)中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、2025年4月25日開催の取締役会において、2025年度から2031年度までの7カ年における中長期戦略として「PAMCOvision2031」を策定しました。 当社グループを取り巻く環境は、海外生産者におけるニッケル銑鉄の過剰生産によって、これまでの市場相場等が崩れ過当競争の様相となり、また、高水準にある諸原燃料価格に伴いエネルギーコスト等が大幅に上昇し、販売面、調達面ともに、中期経営計画(PAMCO-2024)で想定した前提から大きく乖離しました。 このため、当社グループは、業態をゼロベースで見直し、新たな軸となる新規事業分野への参入を目指した事業ポートフォリオの再構築及びサステナビリティ重要課題への対応により、持続的な成長や企業価値の向上を実現するため、さらなる取り組みを進めてまいります。 「大平洋金属 中長期戦略 PAMCOvision2031」の概要 (1)期 間 : 2025年度~2031年度の7ヵ年 (2)長期ビジョン : 「持続可能な循環型社会を共創する総合素材カンパニー」 (3)テーマ : 「業態をゼロベースで見直し新たなステージへ」 (4)中長期戦略の位置づけ (5)事業ポートフォリオの再構築と経営目標 これまで種蒔きした新規事業分野への参入により、事業の多角化を図ってまいります。 業績については、2026.3期~2027.3期の一定期間は業態転換のため業績の改善はスローも、足元の業績低迷から速やかな脱却を目指してまいります。 (3)会社の対処すべき課題 連結業績予想につきましては、中国における不動産市場の停滞、金融資本市場の動き、米国の関税措置、ウクライナ情勢の緊迫化、さらには中東情勢の長期化も懸念され、複合的な要因に伴う影響を受けて世界的に依然不確実性が高い状態で推移しております。 当社フェロニッケル製品の数量面については環境に大きな変化は見られず、前連結会計年度に引き続き収益性の観点から数量抑制の方針を継続しております。 価格面について、フェロニッケル製品の販売価格面では、当社適用価格相場に加えてニッケル銑鉄の価格も一部参考とした価格水準のため収入は一定程度抑えられております。調達価格面では、主原料であるニッケル鉱石価格及び原燃料や電力の価格は引き続き高水準であり、コスト高が見込まれます。 その他では、棚卸資産簿価切下げ額の影響について、上期は追加計上の一方、下期では簿価切下げ額の縮小で戻入れが発生し、上期と下期の損益傾向は異なる見込みです。 米国の関税措置については、連結業績予想への影響は限定的と見込まれるものの、国内外へ広範囲の影響が及ぶ可能性があるため、サプライチェーンの混乱が懸念されます。また、緊迫化する中東情勢において、原燃料の調達不安が増幅する場合には流通に目詰まりを起こし、さらなる価格高騰も考えられます。このように世界経済に関する不透明感が深まる場合、当社事業に大きな影響を与える可能性があります。 このように、厳しい状況は継続しておりますが、こうした事業環境等への対応は、「中長期戦略PAMCOvision2031」において当社グループが掲げる基本方針等で取り組む活動に合致しており、引き続き強く推し進めて参ります。なお、当社グループで推し進めている事業ポートフォリオの再構築では、一部の新規事業において踏み込んだ協議を行っている段階で、進捗に濃淡はありますが、円滑な事業転換を目指し推進してまいります。
事業等のリスク2,555字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性のあるリスクとしては、当社事業の大部分を占めるフェロニッケル製品に限定され、以下のものがあります。 なお、文中の将来に関する事項については、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 収益に影響する要因 ① 販売価格に影響する要素 当社グループ事業の売上高の大部分をフェロニッケル製品の売上高が占めており、当製品価格の動向が当社グループ収益に大きな影響を及ぼしますが、当製品価格へ影響する主な要素としてロンドン金属取引所(LME)におけるニッケル価格と外国為替相場があります。 ② 各要素と販売価格との関係 LMEニッケル価格との関係では、当該価格が上昇すれば、フェロニッケル製品価格は上昇し、逆の場合は当製品価格が下降する関係にあります。 外国為替相場との関係では、US$と円との相場に関係しており、円安に進めば当製品価格は上昇し、逆の場合は当製品価格が下降する関係にあります。 どの要素も、当製品の国内外向けを問わず、当製品価格に影響いたします。 ③ その他の要素と販売価格との関係 価格優位性の見られるニッケル銑鉄の価格は当社の販売価格へも影響する環境になっていることから、LMEニッケル価格と外国為替相場に加えてニッケル銑鉄の価格も一部参考とした価格水準としているため、ニッケル銑鉄の価格動向によって当社製品価格は変動する可能性はあります。 ④ 変動リスクへの対応 当社は、一定期間の収益を安定させるため、その収益を確保すべく変動リスク対応策を実施する方針であります。LMEニッケル価格の変動リスクに対しては、販売数量の一部について、当リスクヘッジを考慮に入れた売買契約を締結しております。 外国為替相場の変動リスクについては、販売金額の一部について、為替変動リスクヘッジを実施する方針であります。 当社のリスクヘッジとしてのデリバティブ取引等は実需の範囲以内としております。 当社は、収益の安定と確保のため、両要素の変動に最大限の注力を払っておりますが、市場の急激な大幅変動により、予想収益を確保出来ない可能性があります。 (2) 販売数量に関する事項 当社グループ事業の売上高の大部分をフェロニッケル製品の売上高が占めており、当製品販売数量の動向は当社グループ収益に大きな影響を及ぼしますが、主需要先であるステンレス鋼業界の厳しい環境に伴うステンレス生産者の稼働率低迷、並びに海外ステンレス生産者の原料調達が比較的価格優位性の見られるニッケル銑鉄等へシフトしたこと等もあって厳しい販売環境となっており、当該環境の進行及び収益性を鑑みた営業戦略の見直し等によっては、計画された販売数量を維持できない可能性があります。 (3) 資材調達に関する事項 原料の調達先の確保 主原料のニッケル鉱石につきましては、現在、フィリピン及びニューカレドニアより輸入しておりますが、当社は安定調達を目的として、各調達先鉱山会社とは長期購入契約を締結、フィリピンの鉱山会社には、資本参加並びに各社に対して鉱山開発及び探鉱開発等に係るアドバイスまた随時技術援助並びに資金援助等を行っております。 当社は、資源ナショナリズム進展等に伴った各諸国の動向により、計画された資源調達量を確保できない可能性があります。 (4) 棚卸資産の評価 当社グループは、棚卸資産の評価について、主として将来に販売が見込まれる棚卸資産の正味売却価額に基づき行っており、LMEニッケル価格の大幅な下落等により、棚卸資産の収益性の低下が認められた場合には、棚卸資産の簿価切り下げ額を売上原価に計上することにより、当社グループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (5) 固定資産の減損 当社グループは、将来的にも当社グループの固定資産の時価が著しく下落した場合や事業の収益性が悪化した場合には、固定資産減損会計の適用により固定資産について減損損失が発生し、当社グループの業績及び財政状況に影響を与える可能性があります。 (6) 災害、事故等による影響 当社グループは、発生し得る全リスクを正しく把握し、その発生の可能性を低減させ、発生した場合の損失を軽減させる対策を事前に定め、発生した場合の危機管理を徹底し、被害を最小限に留め、早期回復への責任ある対応を実行するため、リスクマネジメントシステムを整備し、継続的に実践することを目的としてリスクマネジメント委員会を設置しておりますが、重大な労働災害、設備事故及び自然災害が発生した場合には、生産活動の停止又は制約等により、業績に重大な影響を被る可能性があります。 (7) 気候変動に関するリスク 当社グループは、気候変動に伴い、気象災害等の物理的な変化に起因するリスク及び排出に関する規制等の脱炭素経済への移行に起因するリスクが考えられ、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。気候変動による事業リスクについては、取締役社長を議長、経営の執行責任者を委員としたサステナビリティ推進会議を設け、2022年5月にTCFDの提言へ賛同を表明し、重要課題の解決へ向けて対策を積極的に進め、目標の達成に向けた取り組みを継続して参ります。 (8) 中東やウクライナ情勢による影響 中東やウクライナ情勢の影響に伴うエネルギー価格高騰の影響は、当社グループの製造コストを上昇させる可能性はあります。数量に関して、生産面については、原燃料は安定したソースから調達しており、今後の生産数量への影響はないものと見込んでおり、販売面に関しては、直接的な影響はありませんが、製品の流通が変化する可能性は考えられます。このように、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性はあります。 (9) 米国の関税措置に伴う影響 米国の関税措置については、国内外へ広範囲の影響が及ぶ可能性があるため、サプライチェーンの混乱が懸念されます。業績への影響は限定的と見込まれるものの、今後、各国の経済対策によっては、当社事業の需要や価格面に大きな影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,938字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用関連会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益は米国の通商政策の影響は残るものの改善の動きは見られ、また、良好な雇用所得環境及び個人消費は持ち直しており、緩やかな回復基調となりました。 海外経済については、雇用環境や個人消費は一部の国で堅調な推移は見られるものの、中国における不動産市場の停滞、米国の通商政策に伴う影響、中東地域やウクライナ情勢の緊迫化等で不確実性が高まり、持ち直しの動きは緩やかになりました。 このような状況のもと、当社グループの売上高並びに損益の大半を占めるニッケル事業の主需要先であるステンレス鋼業界は、中国において鉄鋼等の過剰生産を解消するため抑制政策を公表したものの、不動産市場の停滞に伴う建築需要の低迷が深刻化しておりその効果は急激に発現せず、また、近年、生産量が急伸するインドネシアは米国の通商政策に関し一時影響を受けるなど、設備稼働率は総じてばらつきが見られる推移となりました。 フェロニッケル需要は、前述の環境に加え、価格優位性の見られるニッケル銑鉄へ調達がシフト、また、カーボンニュートラルを意識したステンレススクラップ配合比率見直しもあり、鈍化傾向の推移となりました。 調達面では、フェロニッケル製品の主原料であるニッケル鉱石の価格は底堅い需要等を背景に価格高であり、また、諸原燃料価格は世界的に高水準が継続しており、生産コストは高止まりの状態となりました。 ロンドン金属取引所(LME)におけるニッケル価格は、インドネシア政府の鉱物・石炭に関する企業予算作業計画(RKAB)削減等に伴い期の後半に一時的な上昇は見られたものの、中国景気の停滞、外国為替相場や金融資本市場の変動及び中東地域やウクライナ情勢の緊迫化等の複合的な要因が意識される中、一定のレンジで推移しました。 その中で、当社のフェロニッケル販売数量は、前述のとおり環境が低迷していることから、一定の収益性を損なわない戦略的な数量抑制方針を継続したため、前年度と比べ27.0%の減少となりました。 フェロニッケル生産数量は、販売数量抑制方針であるため、前年度と比べ減少しました。 フェロニッケル製品の販売価格は、当社適用平均為替レートは前年度比0.7%の円高、当社適用LMEニッケル価格は前年度比10.9%下落し、また、当社適用価格相場に加えて、ニッケル銑鉄の価格も一部参考としたことから従来と比べ販売価格安となり、収入が伸び悩む厳しい販売環境が継続しました。 このように、厳しい事業環境ですが、採算性重視の受注を徹底、柔軟な生産販売体制の構築、コストミニマムを追求するための業務効率改善の強化等に努めております。収益基盤の再構築を目的とした取り組みでは、事業ポートフォリオの再構築を進め、新たな事業の軸となる事業を開発中です。継続中の取り組みでは、マット原料向け事業として、ステンレス原料向けからマット原料向けに用途拡大を目指し、当社の強みである安定した高品質の生産体制を活かし、取引候補と品質などの各種条件を協議継続しております。多金属ノジュール受託製錬事業では、海底資源から電池用金属材料及び製鋼原料を製造するため、フィジビリティスタディの結果を基に受託製錬コストや投資スケジュールを精査しております。当該事業は、幅広く展開するため国内外の関係先と意見交換しており、また、足元で採掘規則は整備されておりませんが、速やかに設備改造の投資へ進めるように慎重に協議し、準備してまいります。ベリリウム事業の取り組みでは、青森県内の企業である株式会社MiRESSOを中心に推進しており、資本業務提携契約を締結し同社のシリーズA調達ラウンドに参画、当社製造所の敷地内に実証プラントを建設する投資として第三者割当増資15 億円を引き受け、事業化へ向け体制を強化しております。小売電気事業では、高圧・特高圧事業者向け及び地域の発電事業者と連携した高付加価値の地場再生可能エネルギー発電による電力供給等、電気事業分野への進出を展開中、カルシウムアルミネ―ト製造販売事業では、製造及び販売を開始、加えて、市場拡大が期待されるLIB関連の研究開発等を積極的に進めております。新規事業については、立ち上げの早期実現を目指しており、GHG排出量低減に関するカーボンニュートラルの取り組みを含め、業績の底上げ及び収益安定化に向けた取り組みを継続しております。 なお、2月末から中東情勢は一気に緊迫化しましたが、当連結会計年度の業績について大きな影響はありません。 その結果、当連結会計年度の連結経営成績は、売上高9,414百万円、前年度比では28.5%の減収となりました。損益面では、棚卸資産簿価切下げ額の戻入れを含めて営業損失4,971百万円(前年度営業損失7,368百万円)となりましたが、営業外収益へ持分法による投資利益7,875百万円を計上したこと等により経常利益3,323百万円(前年度経常損失1,622百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益2,610百万円(前年度親会社株主に帰属する当期純損失1,667百万円)となりました。 売上高   営業損失(△)   経常利益又は 経常損失(△)   親会社株主に帰属する 当期純利益又は 親会社株主に帰属する当期純損失(△) 前連結会計年度(百万円)   13,175   △7,368   △1,622   △1,667 当連結会計年度(百万円)   9,414   △4,971   3,323   2,610 増減率(%)   △28.5   -   -   - セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 (ニッケル事業) ニッケル事業についての経営成績は、「(1) 経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。 その結果、当部門の売上高は8,660百万円、前年度比30.0%の減収、営業損失は4,824百万円(前年度営業損失7,282百万円)となりました。 売上高(百万円)   セグメント損失(△)(営業損失(△))(百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   増減比率(%)   前連結会計年度   当連結会計年度   増減比率(%) 12,367   8,660   △30.0   △7,282   △4,824   - (ガス事業) ガス事業についての経営成績は、設備修繕に伴う費用計上等もありましたが、安定した操業で利益計上となりました。 その結果、当部門は売上高784百万円、前年度比1.2%の増収、営業利益は12百万円(前年度営業損失1百万円)となりました。 売上高(百万円)   セグメント利益又はセグメント損失(△)(営業利益又は営業損失(△))(百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   増減比率(%)   前連結会計年度   当連結会計年度   増減比率(%) 774   784   1.2   △1   12   - (その他) その他の事業部門では、不動産事業及び小売電気事業ともに管理費等を上回る売上とならず、損失計上となりました。 その結果、当部門は売上高42百万円、前年度比61.3%の減収、営業損失は168百万円(前年度営業損失93百万円)となりました。 売上高(百万円)   セグメント損失(△)(営業損失(△))(百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   増減比率(%)   前連結会計年度   当連結会計年度   増減比率(%) 109   42   △61.3   △93   △168   - 当連結会計年度末における当社グループの資産、負債及び純資産は、次のとおりであります。 資産合計は、前連結会計年度末に比べ4,467百万円減少し、67,327百万円となりました。 流動資産では、配当金の支払額の増加に加えて自己株式の取得により現金及び預金が減少し、その他の要因も含め前連結会計年度末に比べ6,339百万円の減少となりました。 固定資産では、新規事業に関して資本業務提携契約の締結及び第三者割当増資の引き受けに伴い投資有価証券は増加し、その他の要因も含め前連結会計年度末に比べ1,871百万円の増加となりました。なお、当社の投資有価証券26,385百万円の主な内訳は、持分法適用による連結額20,738百万円、関連会社株式2,297百万円、フィリピンの株式市場へ上場している当社持分法適用関連会社のホールディングカンパニーNickel Asia Corporation株式1,625百万円及び株式会社MiRESSO株式1,521百万円であります。 負債合計は、前連結会計年度末に比べ3百万円減少し、4,134百万円となりました。 流動負債では、支払手形及び買掛金、賞与引当金、その他に含まれる未払金等が減少し、その他の要因も含め前連結会計年度末に比べ179百万円の減少となりました。 固定負債では、退職給付に係る負債、投資有価証券評価差額の影響に伴う繰延税金負債の増加等もあり、その他の要因も含め前連結会計年度末に比べ175百万円の増加となりました。 純資産合計は、前連結会計年度末に比べ4,463百万円減少し、63,192百万円となりました。 株主資本は、配当金の支払額の増加及び自己株式の取得等により4,689百万円の減少、その他の包括利益累計額はその他有価証券評価差額金の増加等により238百万円の増加及び非支配株主持分13百万円の減少となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、主な増加要因である税金等調整前当期純利益3,254百万円、利息及び配当金の受取額8,197百万円等に、主な減少要因である持分法による投資利益7,875百万円等を加減算し2,420百万円の収入で、前連結会計年度に比べ590百万円の収入減となりました。 投資活動によるキャッシュ・フローは、主な増加要因である投資有価証券の売却による収入271百万円等に、主な減少要因である投資有価証券の取得による支出1,521百万円等を加減算し1,739百万円の支出で、前連結会計年度に比べ1,585百万円の支出増となりました。 財務活動によるキャッシュ・フローは、自己株式の増減額及び配当金の支払額等7,298百万円の支出で、前連結会計年度に比べ7,291百万円の支出増となりました。 現金及び現金同等物の増減額は、前連結会計年度に比べ9,396百万円の減少となりました。 以上の結果、現金及び現金同等物の期末残高は18,394百万円となり前連結会計年度に比べ6,580百万円の減少となりました。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次の通りであります。 事業   金額(百万円)   前年度比(%) ニッケル事業   8,354   △9.6 ガス事業   784   1.2 その他   55   △49.1 合計   9,194   △9.2 (注) 1 金額は、販売価格により算出したものであります。 2 セグメントをまたがる取引のための生産実績は、各セグメントに含めて表示しております。 b 受注実績 当社グループは、需要予測に基づく見込生産を行っているため、該当事項はありません。 c 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次の通りであります。 事業   金額(百万円)   前年度比(%) ニッケル事業   8,660   △30.0 ガス事業   784   1.2 その他   42   △61.3 調整額   △73   - 合計   9,414   △28.5 (注) 1 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額 (百万円)   割合(%)   金額 (百万円)   割合(%) 日本製鉄株式会社   9,177   74.6   6,966   74.0 日本製鋼所M&E株式会社   947   7.2   1,046   11.1 WALSIN LIHWA CORPORATION   1,285   10.5   344   3.7 2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 3 2025年4月1日付で日鉄ステンレス株式会社は日本製鉄株式会社に吸収合併されております。 4 2026年4月1日付で日本製鋼所M&E株式会社は株式会社日本製鋼所に吸収合併されております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたる重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。また、この連結財務諸表の作成にあたる見積りにつきましては、経営者により、一定の会計基準の範囲内で行われている部分があります。これらの見積りにつきましては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果は、これらとは異なることがあります。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a 経営成績等の分析 当社グループの当連結会計年度の経営成績等は以下のとおりであります。 (売上高及び営業損失) 当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度と比べ3,761百万円の減収で9,414百万円となりました。これは主に、ニッケル需給に緩みが見られること、また、海外ステンレス生産者は生産コストを含めても価格優位性の見られるニッケル銑鉄へ一部調達をシフトしており、ニッケル銑鉄の価格は当社の販売価格へも影響する環境になっていることから、一定の収益性を損なわない戦略的な数量の抑制へ方針をシフトしたため売上が伸び悩んだことによります。 また、営業損失は、前連結会計年度と比べ2,397百万円の損失改善で4,971百万円となりました。これは主に、売上原価において前連結会計年度に大幅な棚卸資産簿価切下げ額を計上しておりましたが、当連結会計年度は在庫量の減少等に伴って棚卸資産簿価切下げ額が縮小したこと等によります。 (経常利益) 当連結会計年度の経常利益は、経常損失であった前連結会計年度と比べ4,946百万円の改善で、3,323百万円となりました。これは主に、営業損失の改善要因及び営業外収益へ持分法投資利益を計上したことが大きく影響しております。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、親会社株主に帰属する当期純損失であった前連結会計年度と比べ4,278百万円の改善で2,610百万円となりました。 これは主に、経常利益を計上したことによります。 b 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載しております。 c 資本の財源及び資金の流動性について 当連結会計年度のキャッシュ・フローについては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 当社グループは、事業活動のための適切な資金を維持するため、足許の環境下では、営業活動で得られた資金によって設備投資資金を賄うことを基本方針としております。 資金の流動性に関しては、金融情勢等を勘案しながら、現金及び現金同等物の残高が適正になるように努めており、収益性向上を通じた営業活動によるキャッシュ・フローの改善を財政政策の最重要課題として位置付けております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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