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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

日本信号

Nippon Signal Company,Limited6741 · Prime · 電気機器

鉄道信号システムで国内トップクラス。駅務機器(AFC)やロボット・センシング(R&S)も手がける交通・ICTインフラ企業。

概要

日本信号は1928年設立の鉄道信号システム専業メーカーである。列車の安全運行を支える連動装置や自動列車停止装置(ATS)などを中核とし、交通管制システムや自動改札機(AFC)にも展開する。東京都千代田区に本社を置き、連結従業員約3,066名。2026年3月期の連結売上高は1,141億円、営業利益117億円と安定した収益基盤を持つ。国内鉄道各社を主要顧客とし、海外でも台湾、エジプト、インドなどに鉄道信号システムを供給している。

交通運輸インフラとICTソリューションの二軸事業

日本信号グループは大きく二つのセグメントで事業を構成する。交通運輸インフラ事業は、鉄道信号システム(連動装置、自動列車制御装置、踏切保安設備など)とスマートモビリティ(交通管制システム、運転支援、EV充電インフラ)を手がける。ICTソリューション事業は、自動改札機や券売機などのAFCシステムと、産業用ロボットやセンシング機器(R&S)を扱う。両セグメントとも設計・製造を当社が担い、連結子会社が工事、保守、部品供給を分担している。2026年3月期のセグメント売上構成は、交通運輸インフラが約592億円、ICTソリューションが約549億円である。

子会社19社が支えるグループ体制

当社グループは当社、連結子会社19社、非連結子会社4社、関連会社1社で構成される。子会社は機能別に配置され、日信電設や日信テクノエンジニアリングは工事の設計施工、日信工業や山形日信電子は部品製造、日信電子サービスや各地の日信電子(札幌、福岡、中部、仙台)は販売・保守を担当する。ソフトウェア開発は日信ソフトエンジニアリング(後のNSEC)、ITソリューションは日信ITコネクトが担う。海外ではインド、台湾、バングラデシュに現地法人を置き、販売と保守を展開している。これらグループ企業の連携により、製品のライフサイクル全体をカバーする体制を構築している。

売上高1,141億円、ROE10%超の収益体質

日本信号の連結売上高は2016年3月期の906億円から2026年3月期には1,141億円へ増加傾向にある。営業利益は同期間で50億円から117億円へ拡大し、営業利益率は約10%と安定している。親会社株主に帰属する当期純利益は2026年3月期に116億円、ROEは10%超に達した。財務面では総資産1,722億円、自己資本比率約66%と健全である。キャッシュ・フローは営業活動によるキャッシュ創出が続く一方、設備投資や政策保有株式の売却を進めており、資本効率の向上(ROIC経営)を中期経営計画の重要指標としている。

業界の中での役割は鉄道信号・駅務システム・ロボットセンシングの製造・販売・保守を行うインフラメーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,141億円
営業利益
117億円
営業利益率
10.3%
純利益
116億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
交通運輸 インフラ 事業592億円51.9%52億円8.8%
ICT ソリューション事業549億円48.1%106億円19.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01交通運輸インフラ事業主力

鉄道信号システム(連動装置、列車制御、踏切保安)とスマートモビリティ(交通管制、運転支援、EV充電等)の設計・製造・施工を手がける。国内鉄道会社が主要顧客。連結子会社が工事や部品供給を担う。

主な製品・サービス2
鉄道信号システム
列車の安全運行を支える連動装置、自動列車停止装置(ATS)、自動列車制御装置(ATC)、踏切保安設備などの設計・製造・施工。
スマートモビリティシステム
交通管制システム、運転支援システム、EV充電インフラなど、鉄道以外のモビリティ向けシステム。

02ICTソリューション事業準主力

自動改札機などAFC(自動運賃収受)システムと、ロボティクス&センシング(R&S)製品の設計・製造・販売を手がける。AFCは駅務機器として鉄道・バス事業者向け、R&Sは工場自動化やセキュリティ向け。連結子会社が保守、ソフト開発、ITソリューションを提供。

主な製品・サービス2
AFCシステム
自動改札機、券売機、精算機などの自動運賃収受システム。ICカードやQRコード対応の駅務機器。
ロボティクス&センシング機器
産業用ロボット、センシングデバイス、画像処理システムなど。工場自動化やセキュリティ向け。

03その他その他

交通運輸インフア事業及びICTソリューション事業で製造・販売した電気・電子機器製品の販売、保守、ソフトウェア開発、ITソリューションの設計・構築、損害保険代理店業務、技術資料編集等を連結子会社が担当。海外子会社による海外販売・保守も含む。

製品と技術

列車の安全を支える鉄道信号システム

日本信号の主力製品群である鉄道信号システムは、連動装置、自動列車停止装置(ATS)、自動列車制御装置(ATC)、踏切保安設備などで構成される。連動装置は分岐器や信号機の制御を論理的に整合させ、列車の衝突を防ぐ。ATSは運転士への警報と自動ブレーキにより過走を防止し、ATCは速度照査により安全な列車間隔を維持する。これらは国内鉄道各社に広く導入されており、近年は無線式列車制御システムやクラウド型状態監視システム「Traio」など、メンテナンス省力化を狙った新製品も展開している。

道路と自動運転をつなぐスマートモビリティ

スマートモビリティ分野では、交通管制システム、交通信号灯器、パーキングメーターなどを提供している。交通管制センターから信号機を統合制御し、交通流の最適化を図るシステムが主力である。さらに、自動運転の実証実験では、信号機や路側センサと自動運転車両を連携する「インフラ協調」技術を開発。ウガンダなど海外でも交通渋滞解消を目的とした交通信号システムの納入実績がある。EV充電インフラも同事業に含まれる。

駅務自動化を進めるAFCシステム

日本信号のAFCシステムは、自動改札機、券売機、精算機などの駅務機器で構成される。ICカードやQRコードに対応した改札機が主力で、近年はクレジットカード・デビットカードのタッチ決済やQRコード認証によるキャッシュレス乗車サービスを全国の鉄道事業者に導入している。また、ホームドアやホーム監視システムなど駅の安全設備も手がける。海外ではインド、エジプト、バングラデシュなどにAFCシステムを納入している。

ロボティクス&センシング(R&S)と多機能鉄道重機

R&S分野では、産業用ロボット、センシングデバイス、画像処理システムを展開する。代表的な製品に「ZIZAI(ジザイ)」と呼ばれる多機能鉄道重機がある。これはレール上を走行しながら、レール交換やバラスト掻き取りなど複数の作業を一台で行うロボットで、JR西日本(2024年導入)とJR東日本(2026年導入)で稼働中。また、ホームドア用の3D距離画像センサや警備ロボットも製品化しており、フェールセーフ思想に基づくセンサ技術とロボティクスを融合させたソリューションを提供している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

交通信号システムで国内首位級、安定収益

電気機器、特に交通信号や鉄道システムで国内大手。売上高は約1,000億円規模で、業界内で高いシェアを有する。営業利益率は9%超と収益性に優れ、官公庁需要が中心のため景気変動の影響を受けにくい。同業のキオクシアや日清紡は電子部品中心だが、当社は社会インフラ特化で独自の地位を確立。防災・スマートシティ関連での成長が期待される。

強み

  • 国内交通信号市場でトップクラス、安定した受注を確保。
  • 営業利益率が9.26%→10.25%と改善、コスト効率が良い。
  • 公共投資に支えられ、不況耐性が高い事業モデル。
  • ITSや遠隔監視など新技術に強み、社会インフラ進化に貢献。

課題

  • 財政政策の影響を受けやすく、予算削減リスクがある。
  • 海外展開が限定的で、新興国市場の取り込みが課題。
  • 高度な技術者が必要だが、業界全体で人材不足が深刻。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

専用機・建機・農機の時価総額近傍。太字が日本信号

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15715古河機械金属1,378億円11.0倍
27224新明和工業1,353億円11.1倍
36474不二越1,353億円17.7倍
46351鶴見製作所1,266億円23.2倍
56284日精エー・エス・ビー機械1,261億円14.8倍
66741日本信号1,229億円9.7倍
77721東京計器1,159億円27.9倍
86455モリタホールディングス1,115億円10.9倍
96209リケンNPR1,114億円7.6倍
105602栗本鐵工所1,105億円15.6倍
116104芝浦機械1,105億円102.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(専用機・建機・農機)に従っています。

会社の歴史

沿革 45件

三つの信号工場を統合して1928年に創業

日本信号は1928年12月、三村工場、鉄道信号株式会社、塩田工場の三つの信号保安装置メーカーを統合し、資本金100万円で設立された。設立目的は電気信号、機械信号、分岐器などの信号保安装置の製造販売である。創業後、1937年には埼玉県浦和市(現さいたま市)に与野工場を開設し、本格的な製造を開始。戦前期から鉄道信号分野での基盤を固めた。

1960年代の部門分離でグループ体制の原型ができる

1961年から1962年にかけて、日本信号は工事部門と機械信号・分岐器部門を相次いで分離し、それぞれ日信電気工事(後の日信電設)と日信工業を設立した。さらに1962年には電気機器専業の日信特器、1965年には合成樹脂製品の鈴谷工業(後の栃木日信)を設立。これにより、製造・工事・部品供給を分業するグループ形態が整った。また1964年には上尾工場を開設し生産能力を拡充している。

保守・サービス網を全国に拡大した1970年代~80年代

1970年から1985年にかけて、日本信号は販売機器の保守サービスを目的とした子会社を全国各地に設立した。1970年に山形日信電子と札幌日信電子、1979年に福岡日信電子、1983年に三重日信電子(後の中部日信電子)、1985年に仙台日信電子を設立。同時に1982年にはソフトウェア開発会社として日信ソフトエンジニアリング(後のNSEC)を設立し、製品の保守・ソフトウェア面でのサポート体制を構築した。

本社移転と生産集約を進めた2000年代

2001年、日本信号は埼玉県久喜市に久喜事業所を開設し、研究開発センターと業務センターを集約。2002年には与野事業所の全機能を久喜事業所に移管し、与野事業所を閉鎖した。2001年に本社を東京都豊島区へ移転し、2007年には千代田区の現在地へ移転。2009年には国際事業部を新設し海外市場への本格展開を開始した。この時期、生産・研究開発機能の集約と本社機能の再編を並行して進めた。

2014年の完全子会社化と海外現地法人の拡充

2014年3月、日本信号は保守サービス子会社である日信電子サービス株式会社を株式交換により完全子会社化した。同社は1998年に店頭公開、2001年に東証二部上場していたが、グループ一体運営の強化を目的に子会社化された。2015年以降は海外展開を加速し、インド(2015年)、台湾(2020年)、バングラデシュ(2022年)に現地法人を設立。2019年には日信岡部二光の全株式を取得し、ホームドア関連事業を強化した。

2020年代のグループ再編とDX商材の社会実装

2021年、山形日信電子がサーキットテクノロジーを吸収合併。2025年には日信ITフィールドサービスを日信ITコネクトに社名変更し、ITソリューション事業を再編した。また2025年4月、札幌日信電子が北明電気工業を吸収合併し、保守サービス網を効率化。中期経営計画「Realize-EV100」(2024~2028年度)では、DX商材(キャッシュレス乗車サービス、無線式列車制御システムなど)の社会実装と国際事業の拡大を重点課題として掲げている。

年表45件を開く

1920年代

  • 1928年12月創業電気信号、機械信号、分岐器等信号保安装置一切の製造販売を目的とし、三村工場、鉄道信号株式会社、塩田工場を統合、資本金100万円をもって日本信号株式会社を設立。

1930年代

  • 1937年12月埼玉県浦和市(現埼玉県さいたま市)に与野工場を開設、信号保安装置の製造開始。

1940年代

  • 1948年10月大阪支店を開設。
  • 1949年5月上場東京証券取引所に上場。

1950年代

  • 1950年9月大阪工場(2003年10月 大阪支社分室に名称変更)を開設。

1960年代

  • 1961年9月創業工事部門を分離し、日信電気工事株式会社を設立。(1992年9月 日信電設株式会社に名称変更)
  • 1961年10月上場大阪証券取引所に上場。
  • 1962年11月創業機械信号、分岐器部門を分離し、日信工業株式会社を設立。
  • 1962年11月宇都宮工場を開設。
  • 1962年11月創業電気機器の製造・販売を目的とした日信特器株式会社を設立。
  • 1964年4月上尾工場を開設。
  • 1965年12月創業合成樹脂製品の製造・販売を目的とした鈴谷工業株式会社を設立。(2000年8月 栃木日信株式会社に名称変更)
  • 1968年4月創業駅務機器、交通信号機器等の保守サービスを目的とした日信電子サービス株式会社を設立。

1970年代

  • 1970年6月創業電子機器の製造・販売を目的とした山形日信電子株式会社を設立。
  • 1970年10月創業北海道地区における販売機器の保守サービスを目的とした札幌日信電子株式会社を設立。
  • 1979年12月創業九州地区における販売機器の保守サービスを目的とした福岡日信電子株式会社を設立。

1980年代

  • 1982年11月創業ソフトウエアの開発並びに販売を目的とした日信ソフトエンジニアリング株式会社を設立。(2026年5月 NSEC株式会社に名称変更)
  • 1983年5月創業中部地区における販売機器の保守サービスを目的とした三重日信電子株式会社を設立。(2019年9月 中部日信電子株式会社に名称変更)
  • 1985年11月創業東北地区における販売機器の保守サービスを目的とした仙台日信電子株式会社を設立。
  • 1987年4月商号変更大阪支店の名称を大阪支社に変更。
  • 1989年10月商号変更技術研究センターを新設し、与野工場、宇都宮工場の名称を与野事業所、宇都宮事業所に変更。

1990年代

  • 1998年12月日信電子サービス株式会社が日本証券業協会に店頭売買銘柄として登録。

2000年代

  • 2001年3月上場日信電子サービス株式会社が東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 2001年5月埼玉県久喜市に久喜事業所として、知識創造型企業への変革を目指した研究開発センター並びに業務センターが稼動。
  • 2001年6月本社を東京都豊島区に移転。
  • 2002年7月久喜事業所の第2期工事が竣工。設計・生産など与野事業所に残存する全機能を久喜事業所に移管し、同事業所が本格稼動。それに伴い、与野事業所を閉鎖。
  • 2003年7月ビジョナリービジネスセンターを設置。
  • 2004年5月仙台日信電子株式会社の全株式を日信電子サービス株式会社に譲渡。
  • 2005年9月大阪支社分室を閉鎖。
  • 2005年12月大阪支社を大阪府大阪市中央区へ移転。
  • 2006年4月M&A研究開発センターを研究センターへ名称変更し、各事業分野に関するコア技術の開発と基本技術の開発・整備を推進する技術開発部門として開発センターを新設。(2009年10月に研究センターと開発センターを研究開発センターに統合)
  • 2007年6月本社を東京都千代田区へ移転。
  • 2009年4月海外市場における競争力の強化を目的として国際事業部を新設。

2010年代

  • 2010年12月大阪支社を大阪府大阪市北区へ移転。
  • 2014年3月M&A日信電子サービス株式会社との株式交換により、同社を完全子会社化。
  • 2015年10月創業インド現地法人(Nippon Signal India Private Limited)設立。
  • 2017年11月安全信頼創造センター開設。
  • 2019年3月M&A日信電子サービス株式会社が埼玉ユニオンサービス株式会社を完全子会社化。(2026年4月 日信電設株式会社が埼玉ユニオンサービス株式会社を完全子会社化)
  • 2019年11月M&A日信岡部二光株式会社の全株式取得により、同社を完全子会社化。

2020年代

  • 2020年3月M&A日信電子サービス株式会社が横浜テクノエンジニアリングサービスを完全子会社化。
  • 2020年11月創業台湾現地法人(台湾日信テクノロジー株式会社)設立。
  • 2021年10月M&A山形日信電子株式会社を存続会社とし、サーキットテクノロジー株式会社を吸収合併。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。
  • 2022年11月創業バングラデシュ現地法人(Nippon Signal Bangladesh Private Limited)設立。
  • 2025年4月日信ITフィールドサービス株式会社の全株式を当社が直接保有することとし、日信ITコネクト株式会社に社名を変更。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高中期経営計画「Realize-EV100」最終年度まで1,500億円
  • ROE中期経営計画「Realize-EV100」最終年度まで10.0%以上
  • ROIC中期経営計画「Realize-EV100」最終年度まで9.0%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    新事業・新商材の社会実装加速

    鉄道・自動車の自動運転、キャッシュレス、CBM、ホーム監視、ロボット等の省力化技術、脱炭素や顧客構造改革を支えるソリューションの開発と社会実装を加速する。

  2. 02

    国際事業の拡大と収益力向上

    国際案件の着実な履行と継続的な保守メンテナンス、延伸案件の受注及び新市場開拓を進め、海外現地化によるグローバル力を強化する。

  3. 03

    ものづくり改革によるQCD最適化

    脱炭素・ソフトウェアファースト対応の商材開発強化、グループベースの設計標準化、内製化推進、設備投資による生産性向上でQCD最適化を目指す。

  4. 04

    ESG経営の推進

    温室効果ガス削減、鉄道普及による環境負荷低減、従業員エンゲージメント向上、地域密着型の社会貢献活動を推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で3,066人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は856万円で、9期前と比べて+19.7%平均年齢は43.0歳、平均勤続年数は18.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月2,912
2018年3月2,940
2019年3月71542.017.02,922
2020年3月74342.018.02,926
2021年3月75642.018.02,984
2022年3月73842.018.03,009
2023年3月74742.018.02,987
2024年3月75343.019.02,946
2025年3月79743.019.02,921339
2026年3月85643.018.03,066382

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率86.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)73.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社19(国内 19 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
久喜事業所 — 埼玉県久喜市7,082百万円
交通運輸 インフラ事業
宇都宮事業所 — 栃木県宇都宮市1,383百万円
ICTソリュー ション事業
上尾工場 — 埼玉県上尾市899百万円
交通運輸 インフラ事業
大阪支社 — 大阪府大阪市北区754百万円
交通運輸 インフラ事業 ICTソリュー ション事業
本社 — 東京都千代田区706百万円
交通運輸 インフラ事業 ICTソリュー ション事業
東日本支社・総合 施設 — 埼玉県さいたま市 中央区562百万円
交通運輸 インフラ事業 ICTソリュ ーション事業
工事事務所 — 埼玉県さいたま市 北区552百万円
交通運輸 インフラ事業
主な関係会社
  • 国内
    日信電設㈱
    埼玉県さいたま市浦和区
    議決権100.0%
  • 国内
    日信工業㈱
    栃木県下都賀郡 野木町
    議決権100.0%
  • 国内
    日信電子サービス㈱
    東京都墨田区
    議決権100.0%
  • 国内
    福岡日信電子㈱
    福岡県福岡市西区
    議決権100.0%
  • 国内
    札幌日信電子㈱
    北海道札幌市 豊平区
    議決権100.0%
  • 国内
    日信ソフト エンジニアリング㈱
    埼玉県久喜市
    議決権100.0%
  • 国内
    中部日信電子㈱
    愛知県名古屋市 西区
    議決権100.0%
  • 国内
    仙台日信電子㈱
    宮城県仙台市 若林区
    議決権100.0%
  • 国内
    栃木日信㈱
    栃木県下都賀郡 野木町
    議決権100.0%
  • 国内
    山形日信電子㈱
    山形県長井市
    議決権100.0%
  • 国内
    日信特器㈱
    大阪府岸和田市
    議決権100.0%
  • 国内
    日信ITコネクト㈱
    東京都台東区
    議決権100.0%
残りのグループ会社7社を開く
  • 朝日電気㈱神奈川県川崎市 中原区100%
  • 日信興産㈱埼玉県久喜市100%
  • 日信テクノ エンジニアリング㈱埼玉県久喜市100%
  • 日信ヒューテック㈱埼玉県久喜市100%
  • 埼玉ユニオン サービス㈱埼玉県さいたま市西区100%
  • 横浜テクノ エンジニアリング サービス㈱神奈川県横浜市 中区100%
  • 日信岡部二光㈱埼玉県深谷市100%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第3期/スマートモビリティプラットフォームの構築リスクの事前通知による交通事故の未然防止支援の研究開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2023-12-05
    5億円
  • 調達
    経済産業省総合庁舎入退館等管理セキュリティシステムにかかる設備機器等の交換改修
    情報処理推進機構 · 2023-12-06
    8,800万円
  • 調達
    戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期/自動運転(システムとサービスの拡張)クラウド等を活用した信号情報提供に係る研究開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2020-08-19
    8,739万円
  • 調達
    戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第3期/スマートモビリティプラットフォームの構築V2N方式による汎用的な交通信号情報提供プラットフォームに関する研究開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2023-12-05
    5,179万円
  • 調達
    交通制約者等の移動支援システムとナビアプリとの連携に係る調査研究
    警察庁 · 2018-08-07
    1,830万円
  • 調達
    戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期/自動運転(システムとサービスの拡張)クラウド等を活用した信号情報提供の社会実装に向けた研究開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2021-09-02
    1,730万円
  • 調達
    戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期/自動運転(システムとサービスの拡張)ⅠTS無線路側機等の路車間通信以外の手法による信号情報の提供に係る研究開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2019-07-17
    1,379万円
  • 調達
    内閣府本府庁舎入退館セキュリティゲート更新工事
    内閣府 · 2020-08-25
    950万円
  • 調達
    信号情報提供環境の回線サービス
    警察庁 · 2024-02-20
    935万円
  • 調達
    【陸装研】地中探査レーダによる模擬地雷等の計測役務
    防衛省 · 2025-06-26
    904万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,141億円営業利益117億円前期と比べると増収増益で、売上が+6.7%、利益が+18.2%。

売上高
+6.7%
1,141億円
営業利益
+18.2%
117億円
純利益
+36.5%
116億円
営業利益率
10.3%
前期比 +1.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,200億円1,141億円
営業利益120億円117億円
純利益100億円116億円
1株あたり配当¥56¥56

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は236億円、営業利益は15億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+66.2%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q31833
2024年1Q142−15−10.6−11
2024年2Q200199.516
2024年3Q229104.42
2024年4Q41446
2025年2Q404184.516
2025年4Q6658112.269
2026年2Q441184.114
2026年4Q7009914.1102
2027年1Q236156.415

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は853億円から1,141億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は10.3%。売上は4期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月8536031
日信電子サービス株式会社との株式交換により、同社を完全子会社化。
2014年3月9326737
インド現地法人(Nippon Signal India Private Limited)設立。
2015年3月1,0049154
2016年3月9068050
安全信頼創造センター開設。
2017年3月8215235
2018年3月8383021
日信電子サービス株式会社が埼玉ユニオンサービス株式会社を完全子会社化。(2026年4月 日信電設株式会社が埼玉ユニオンサービス株式会社を完全子会社化)
2019年3月9997953
台湾現地法人(台湾日信テクノロジー株式会社)設立。
2020年3月1,1179766
山形日信電子株式会社を存続会社とし、サーキットテクノロジー株式会社を吸収合併。
2021年3月9286549
バングラデシュ現地法人(Nippon Signal Bangladesh Private Limited)設立。
2022年3月8506545
2023年3月8555941
2024年3月9857953
2025年3月1,069991089.385
2026年3月1,14111713010.3116

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,141億円のうち、営業利益として残るのは117億円10.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は116億円、売上の10.2%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金74.6%851億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金15.2%173億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.3%117億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
25.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.4pt
10.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+4.2pt
10.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.7pt
10.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが79億円、投資CFが−27億円で、差し引きのフリーCFは52億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は109億円で、売上の1.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月58−7−245194
2014年3月107−17−7290111
2015年3月149−28−65121170
2016年3月42−60−14−18137
2017年3月4−10−5−6125
2018年3月−3−4231−45111
2019年3月33−2449124
2020年3月92−46−4446126
2021年3月11−1914−8133
2022年3月21−23−67−263
2023年3月17−3639−1984
2024年3月68−30−338118
2025年3月58−45−1613112
2026年3月79−27−6552109

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,722億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,143億円で、自己資本比率は66.4%(業種中央値61.0%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,11163048151.5
2014年3月1,13166946258.8
2015年3月1,20674845861.8
2016年3月1,21479841665.6
2017年3月1,24379345063.8
2018年3月1,27379447962.4
2019年3月1,37682155559.7
2020年3月1,38079658457.7
2021年3月1,41484756759.9
2022年3月1,34186747464.7
2023年3月1,46089456661.2
2024年3月1,65396868558.6
2025年3月1,6621,02663661.7
2026年3月1,7221,14357966.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
110億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
880億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
76億円
在庫として抱えている分
負債合計
579億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
90
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率20 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り224社中62位あたり、逆に低いのは自己資本比率224社中96位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
10.7%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
10.3%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
66.4%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
6.7%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.1%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,799で、1年前と比べて+52.9%過去52週の値幅のなかでは85%の位置にある。

¥1,799-3.8%1ヶ月+5.5%1年+52.9%時価総額1,229億円
過去52週の値幅
安値¥1,190高値¥1,910

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.7倍
PER (会社予想)11.2倍
PBR0.99倍
配当利回り3.11%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月に入り急伸、8月6日には1890円と前日比5.7%高で52週高値1903円に接近した。1か月で19.7%上昇、25日線(1611円)を17%上回り、75日線(1608円)も突破。出来高は8月4日に76万株と急増し、買いが加速。RSIは77.43と買われ過ぎ圏で、短期的な過熱感が強い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER10.16倍は業界平均29.43倍の約3分の1、PBR1.03倍も平均2.12倍の半分以下と割安感が強い。ROE10.7%で収益性は良好、配当利回り2.96%も平均2.27%を上回る。売上高・利益とも増加傾向で、営業利益率も9%台から10%台へ改善。配当性向34.7%で安定配当が期待できる。割安だが、今後も成長が続くかは不透明で、両面性を内包する。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.7倍30.8倍
PER (予想)11.2倍
PBR0.99倍2.58倍
ROE10.7%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

鉄道インフラの維持更新需要と、安全・安定輸送への社会的要請が追い風となる一方、公共投資の動向や人口減少による鉄道事業者の投資抑制リスクが論点。強気派は、老朽化した設備の更新需要が今後10年で高まるとし、受注拡大と収益性向上を期待する。弱気派は、売上高は増加しているが、官公需依存のため予算削減の影響を受けやすく、コロナ後の鉄道利用回復も鈍いと懸念。さらに、競争激化や技術変化への適応も課題とみる。

プラスに働く材料7
  • 維持更新需要

    老朽化した信号設備の更新が今後増加見込み

  • 高い収益性

    営業利益率10%超と収益改善が進んでいる

  • 政策追い風

    安全投資や運転士不足対応でシステム需要が高まる

  • 2026年3月期営業利益117億円、前期比18.2%増2026年3月期影響

    営業利益は前期比18億円増の117億円、売上高1141億円

  • 純利益116億円、前期比31億円増2026年3月期影響

    純利益は前期85億円から116億円へ31億円増、最終増益率36.5%

  • 営業利益率10.25%と前年比0.99ポイント改善2026年3月期影響

    営業利益率は前期9.26%から10.25%へ改善、1割超の水準

  • 配当利回り2.96%と株主還元を継続通年影響

    配当利回り2.96%と高水準、株主への利益還元を維持

マイナスに働く材料7
  • 官公需依存

    鉄道事業者の設備投資は予算削減で抑制される恐れ

  • 人口減少の影響

    利用者減で鉄道会社の投資余力が縮小し得る

  • 競争激化

    低価格品や新興勢の参入でシェアが侵食される懸念

  • 予想PER11.8倍、来期減益見込み2027年3月期影響

    来期予想PERは11.8倍と実績10.16倍を上回り、EPS減が想定

  • 株価1年で71.8%上昇し高値警戒継続影響

    過去1年で71.8%上昇しており、短期的な過熱感

  • 売上高増収率が6.7%へ鈍化2026年3月期影響

    売上高増収率は前期8.5%から今期6.7%へ低下、成長減速

  • 外国人保有14.91%とリスクオフ時の流出懸念継続影響

    外国持株比率14.91%と高く、世界同時株安時には売却圧力

次の決算で確かめる点
受注高
鉄道投資の動向を反映する先行指標
営業利益率
収益性の改善持続を確認するため
更新需要の受注額
老朽化更新市場の取り込み度合いを測る

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり56で、前期から+30.2%いまの株価に対する利回りは3.11%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥56
1株あたり
配当利回り
3.11%
いまの株価に対して
配当性向
34.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2345.4
2018年3月244.377.9
2019年3月254.230.0
2020年3月264.027.6
2021年3月260.034.1
2022年3月273.834.2
2023年3月270.046.2
2024年3月3114.834.4
2025年3月4338.738.5
2026年3月5630.234.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥56

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ14,130人。区分でいちばん多いのは個人・その他37.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が45.4%を占め、残る54.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他37.038.236.837.139.737.4
金融機関36.436.635.734.334.034.1
外国法人12.911.914.615.612.814.9
事業法人12.812.512.111.911.711.2
自己株式8.78.78.78.78.78.7
証券会社0.80.80.81.11.82.4
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)10.97
02富国生命保険相互会社7.01
03日本信号取引先持株会5.16
04日本信号グループ社員持株会4.55
05株式会社みずほ銀行3.22
06株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.12
07西日本旅客鉄道株式会社3.00
08株式会社三菱UFJ銀行2.01
09GOVERNMENT OF NORWAY(常任代理人シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.97
10東海旅客鉄道株式会社1.32

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+270%、1株純資産は14期で+100%。直近期のROEは10.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月509175.814.634.6
2014年3月589765.915.439.3
2015年3月791,0927.714.832.1
2016年3月731,1686.512.732.3
2017年3月521,1954.419.445.4
2018年3月311,2162.631.577.9
2019年3月811,2586.612.230.0
2020年3月1031,2778.110.227.6
2021年3月791,3586.012.434.1
2022年3月721,3915.312.234.2
2023年3月651,4334.616.346.2
2024年3月861,5525.712.134.4
2025年3月1361,6458.56.638.5
2026年3月1861,83310.78.634.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

20名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は20名。2026/3期の役員報酬は総額442百万円。

氏名役職年齢保有株数
塚本英彦代表取締役会長 取締役会議長67161,000
後藤隆一代表取締役社長(社長執行役員)事業統括 グループ経営会議議長 リスク管理委員会委員長 内部統制監査室担当6226,000
堀江徹取締役(専務執行役員)経営管理統括 兼 グローバルビジネス推進室長6217,000
井上由里子社外取締役634,000
村田誉之社外取締役724,000
徳渕良孝取締役 常勤監査等委員6878,000
徳永崇社外取締役 常勤監査等委員622,000
鈴木雅子社外取締役 監査等委員722,000
相澤利彦社外取締役 監査等委員64
坂井正善専務執行役員
並木浩常務執行役員
田上英明常務執行役員
残りの役員8名を開く
氏名役職年齢
町山新一常務執行役員
中沢睦雄常務執行役員
古川哲執行役員
石川達哉執行役員
石毛隆晴執行役員
石川昌利執行役員
藤本浩正執行役員
大川容子社外取締役53

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
監査等委員810020430538
監査等委員4727218
社外取締役3444415
社外取締役2212111

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,410字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社19社、持分法非適用会社5社(非連結子会社4社、関連会社1社)で構成され、鉄道信号、スマートモビリティ、AFC、R&S等の製造及び販売とこれらに付帯する事業活動を展開しております。なお、当連結会計年度より、日信興産㈱、日信テクノエンジニアリング㈱、日信ヒューテック㈱、埼玉ユニオンサービス㈱、横浜テクノエンジニアリングサービス㈱、日信岡部二光㈱を新たに連結子会社としております。また、2025年4月1日付で連結子会社である札幌日信電子㈱を存続会社とし、非連結子会社であった北明電気工業㈱を消滅会社とする吸収合併を行っております。 当社グループの事業に係る位置づけ、及びセグメントとの関連は次のとおりであります。 なお、次の2部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 交通運輸インフラ事業 鉄道信号   :   当社が製造販売するほか、連結子会社日信電設㈱、日信テクノエンジニアリング㈱が関連工事の設計施工等を行っており、製品及び部品の一部については、連結子会社日信工業㈱、栃木日信㈱、山形日信電子㈱から仕入れております。 スマートモビリティ   :   当社が製造販売するほか、連結子会社札幌日信電子㈱、埼玉ユニオンサービス㈱が関連工事の設計施工等を行っており、製品及び部品の一部については、連結子会社日信工業㈱から仕入れております。 ICTソリューション事業 AFC   :   当社が製造販売しており、製品及び部品の一部については、連結子会社日信工業㈱、山形日信電子㈱、日信特器㈱、日信岡部二光㈱から仕入れております。 R&S   :   当社が製造販売しており、製品及び部品の一部については、連結子会社山形日信電子㈱、朝日電気㈱から仕入れております。 その他   :   当社の製造販売した交通運輸インフラ事業及びICTソリューション事業の電気・電子機器製品の販売、保守については、連結子会社日信電子サービス㈱、福岡日信電子㈱、札幌日信電子㈱、中部日信電子㈱、仙台日信電子㈱で、ソフトウエアの開発については、連結子会社日信ソフトエンジニアリング㈱で行っております。ITソリューションの設計・構築、運用・保守を連結子会社日信ITコネクト㈱、損害保険代理店業務等を連結子会社日信興産㈱で、技術関係資料の編集等を連結子会社日信ヒューテック㈱で行っております。駅務機器の保守、工事等を連結子会社横浜テクノエンジニアリングサービス㈱で行っております。関連会社㈱てつでんと鉄道信号の取引があります。また、当社が製造した電気・電子機器製品の販売、保守等について、中国は非連結子会社北京日信安通貿易有限公司、インドは非連結子会社Nippon Signal India Private Limited、台湾は非連結子会社台湾日信テクノロジー㈱、バングラデシュは非連結子会社Nippon Signal Bangladesh Private Limitedで行っております。 (注) AFCはAutomatic Fare Collection Systemsの略称です。 (注) R&SはRobotics&Sensingの略称です。 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,826字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、世界中の人々がより安心、快適に暮らせる社会の実現を願い、1928年の設立以来、鉄道や道路交通など、社会インフラの発展と維持に貢献する事業を展開しています。2016年4月には、近年のグローバル化や産業技術の急激な変化を勘案し、創業60周年を機に制定された企業理念を「日本信号グループ理念」に改定いたしました。「私たちの使命」である“「安全と信頼」の優れたテクノロジーを通じて、より安心、快適な社会の実現に貢献します”という想いのもと、一丸となり企業活動に取り組んでおります。 2019年度より新たな長期経営計画「Vision-2028 EVOLUTION 100」をスタートし、10年後の設立100周年(2028年)に向けて、世界の人々から必要とされる企業グループになることを目指して、グローバル化の深化やデジタル技術の大変革期に適応し、持続的成長のための事業構造改革に取り組んでおります。 (2)目標とする経営指標 2024年度より始まった長期経営計画「Vision-2028 EVOLUTION 100」の第3期中期経営計画「Realize-EV100」では、顧客の構造改革や課題解決を推進する新商材の開発・社会実装の加速と設計・ものづくりのバリューチェーン改革など収益性向上を図るとともに、資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応としてROIC経営を進めてまいります。中期経営計画「Realize-EV100」最終年度において、連結売上高1,500億円、ROE10.0%以上、ROIC9.0%以上を目指します。 (3)中長期的な戦略経営 2019年度よりスタートした長期経営計画「Vision-2028 EVOLUTION 100」では、デジタルディスラプション(デジタル技術による破壊的なイノベーション)で既存産業が淘汰される大変革期の到来に対し、従来の延長線上にない新たなビジネスの在り方を追求し、インフラの進化を安全・快適のソリューションで支えることで社会的課題を解決し、世界中から必要とされる企業グループとなることを目指しております。また、長期経営計画の実現に向け、設立100周年となる2028年をターゲットとした、新たな中期経営計画「Realize-EV100」を2024年度よりスタートいたしました。2025年度にはこれまで開発してきたDX商材の社会実装や国際事業の拡大、オペレーション&メンテナンス事業の着実な履行に取り組んでまいりました。今後はDX商材について社会実装を足掛かりに顧客へのさらなる展開を図るとともに、国際部門の営業部増設などにより国際事業での地域・顧客に密接した受注活動をさらに強化してまいります。また資本収益性の改善に向けたROE、ROICの向上により一層努め、IR・SR活動を強化してまいります。 (4)対処すべき課題 <重点課題1>新事業・新商材のNext Stage 鉄道・自動車の自動運転、キャッシュレスサービス、CBM、ホーム監視システム、ロボット等の省力化に資する開発の推進、脱炭素や顧客の構造改革を支えるソリューションビジネスの拡大等、新事業・新商材の社会実装の加速に取り組みます。 <重点課題2>国際事業のNext Stage 案件履行から継続的な保守・メンテナンス、更なる延伸案件の受注と市場開拓による新たな受注により、国際事業の成長と収益力向上を図ります。また、海外現地化を進めグローバル力を強化してまいります。 <重点課題3>ものづくりのNext Stage 脱炭素、ソフトウエアファーストに対応した商材開発強化とグループベースでの設計標準化、ものづくり内製化の推進、設備投資による生産性向上等により、QCD最適化を目指します。 <その他>ESG経営の推進 脱炭素化に向けた温室効果ガスの削減に努め、環境負荷の低い交通手段である鉄道の普及や維持を通じて持続可能な社会の実現に貢献してまいります。 また、従業員エンゲージメント向上や地域密着型の社会貢献活動にも取り組みます。 コーポレートガバナンスの強化といたしましては、モニタリングボードとしての取締役会を志向し、経営の監督機能と執行機能を明確に分離したうえで、監督機能の一層の強化と透明性の確保を図り、企業価値向上に努めてまいります。
事業等のリスク2,209字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性のあるリスクとしては、主に以下のようなものがあります。但し、全てのリスクを網羅しているわけではなく、現時点では予見できないリスクや重要と評価されていないリスクについても、将来影響を受ける可能性がないか注視しております。 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経済、市場に基づくリスク 当社グループは、交通インフラに関わるシステムやサービスの提供を当社の基幹事業としております。その主要顧客である国内鉄道各事業者の設備投資や、警察等の公共投資の影響を強く受ける分野であります。 そのため、感染症や災害等により人や貨物の輸送量が減少し、運輸収入に大きな影響が生じた場合、国内鉄道事業者の設備投資や公共事業投資が減少して市場規模が縮小し、当社グループの経営成績に重大な影響を与える可能性があります。 また、主要顧客の設備投資及び公共投資が当社の需要の中心となっているため、当社グループの売上の比重は期末に高くなる傾向があります。 (2)製品の特性に基づくリスク 当社グループで製造・販売している鉄道信号や交通信号システム、駅務自動化システム関連の製品は、重要な社会インフラである「交通」を支えております。また、実証実験に参画している鉄道と自動車の自動運転に係る新技術なども含め、極めて高い安全性が求められます。そのため、故障・誤動作等の障害が発生した場合、深刻な公共交通のマヒあるいは利用者の人命や財産に関わる安全を損なう事態を招く恐れがあり、各関係者の被害に関する損害の賠償請求を受け、当社グループの経営成績に悪影響を与える可能性があります。 当社グループが何よりも優先すべきことは「安全と信頼」であり、これを頑なに守り続けることが必要であります。そうしたことから、グループ理念に掲げる安全への想いを未来に継承していく拠り所として、安全信頼創造センターを設立し、安全理論の研究、蓄積や社員の安全教育を実施しております。 (3)競合、取引先に関するリスク 主要顧客である国内鉄道各事業者や、警察等の官公庁からの発注は一般競争入札に基づいており、参入業者間の競合による価格競争の激化は、当社グループの経営成績に悪影響を与える可能性があります。 海外事業についても同様であり、特に欧州企業や中国企業との価格競争の激化は、当社グループの経営成績に悪影響を与える可能性があります。 また、半導体等をはじめとする原材料や部品等の大幅な不足や価格の高騰が生じた場合、当社グループの業績及び財務状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (4)災害に対するリスク 当社グループは、主力生産事業所を埼玉・栃木の二県に集中して展開しております。これらの事業所及び本社を含む首都圏において、大規模地震や台風・豪雨・洪水等の自然災害による生産設備への被害、製品輸送、製品保管中の事故等、不測の事態が発生した場合、操業停止を含め、当社グループの生産能力が著しく低下する可能性があります。 このような大規模災害が発生した場合に指揮命令系統を早期に確立するための事業継続計画(BCP)を制定し、従業員の安否確認システムを利用した訓練をしております。 また、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を契機に自然災害・新型感染症対応規程の見直しを図り、国際事業の拡大やテレワークなど新しい働き方の運用を踏まえて、社員の安全確保と事業の継続について定めております。 (5)海外展開に関するリスク 当社グループは、アジアを中心に積極的な海外展開を図っております。そのため各国の経済・市場の動向に関するリスクだけではなく、政治的リスクや気候変動リスクにより、事業開発の遅れが生じるリスクがあります。 また、テロ・紛争・戦争、感染症等のリスクがあり、社員の安全確保のため、営業拠点からの退避や事業そのものからの撤退を余儀なくされる恐れもあります。また、これらの事象により為替相場が変動し、当社グループの経営成績に悪影響を与える可能性があります。 (6)新規事業に関するリスク 当社グループは、既存事業特有のリスク低減を目指し、より安定した強固な企業基盤を確立すべく、既存事業の海外展開や、MaaS、自動運転、ロボティクスといった新分野の技術開発に積極的に取り組み、新市場の開拓を目指しております。 しかしながら、参入を検討している新市場規模が縮小した場合、又は技術開発の遅れにより、新事業から撤退等の事態に陥った場合、新たな成長ドライバーを獲得するまで、依然としてこれらのリスクが残存することになります。 (7)情報システムセキュリティリスク 当社グループは、事業上の重要情報や、事業の遂行過程で得た取引先等の機密情報を有しております。当該情報の盗難・紛失等を防ぐため、情報取扱管理規程の整備、情報システムのセキュリティ強化、社員に対するITセキュリティ教育を実施しております。 しかし、不測の事態によって、機密情報の漏洩や想定を超えるサイバー攻撃を受けることで、データの破壊、改ざん、流出、システム障害等を引き起こす可能性があり、その結果、当社グループの経営成績に悪影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,050字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 a.経営成績 当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)における世界経済は、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化や、米国とイスラエルによる対イラン軍事行動といった高まり続ける地政学リスクなど、先行きを注視すべき状況が続いております。 国内経済においては、円安の進行や総合経済対策の影響などにより内需は堅調に推移している一方で、中東情勢緊迫化の影響で、国内の安定的なエネルギー供給が脅かされ、また各種原材料価格の高騰も懸念されております。 このような状況の中、当社グループは、2028年度を最終ゴールとする中期経営計画「Realize-EV100」に取り組んでおります。2年目にあたる2025年度では、DX技術を活用した新商材の販売拡大と新たなビジネスモデルの構築、オペレーション&メンテナンスビジネスの拡大を進めるとともに、ものづくりの更なる生産性向上や人的資本経営の推進等、サステナブルな成長を目指しております。こうした当社の取り組みを広く投資家の皆さまに知っていただくべく、積極的にIR・SR活動にも取り組んでまいりました。 また、当社は、中期経営計画終了時点における政策保有株式の連結純資産合計額に対する割合を20%以下にすべく取り組んでおります。2025年度の取り組みの結果といたしましては、株価上昇の影響はございましたが、合計金額は25,195百万円、連結純資産額に占める割合は22.0%となっております。なお、当期の政策保有株式売却の結果、特別利益といたしまして3,102百万円を計上しております。2026年度につきましても引き続き計画に従い縮減に努めてまいります。 当連結会計年度の経営成績といたしましては、受注高は142,622百万円(前期比42.0%増)、売上高は114,071百万円(前期比6.7%増)となりました。損益面につきましては、営業利益は11,701百万円(前期比18.1%増)、経常利益は13,024百万円(前期比20.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は11,594百万円(前期比36.3%増)となりました。 なお、当連結会計年度における各セグメントの概況は、以下のとおりであります。 〔交通運輸インフラ事業〕 「鉄道信号」では、国内市場においては、自動列車制御装置、連動装置等の信号保安装置や、無線連携システム等の受注・売上がありました。さらに、地上設備をスリム化した地方鉄道向けの無線式列車制御システムや、鉄道設備状態をクラウドネットワークで収集・蓄積・分析する「Traio」など、メンテナンスの省力化や検査効率の向上に資する製品開発と全国展開により、今後も引き続き安全で快適な移動の実現に貢献してまいります。 海外市場においては、台湾、エジプト、アルゼンチン等で鉄道信号システムの受注・売上がありました。これまでの導入実績をもとに、アジア諸国やアフリカ、南アメリカ地域におけるインフラ整備の需要に応え、快適で安全な街づくりに貢献してまいります。 道路交通安全システムを中心とする「スマートモビリティ」では、交通管制システムや交通信号灯器、パーキングメーター等の受注・売上がありました。また、自動運転実証実験の各種プロジェクトにも積極的に参画し、自動運転車両と道路の信号機や路側センサを連携した「インフラ協調」を支える製品、技術のプロバイダとなることを目指しております。 海外市場においては、慢性的な交通渋滞の解消が求められているウガンダにおいて、引き続き交通信号の受注・売上がありました。今後もアフリカ地域のインフラ課題解決に貢献してまいります。 結果といたしましては、受注高は87,870百万円(前期比72.2%増)、売上高は59,171百万円(前期比4.6%増)となりました。また、損益面につきましては、セグメント利益は5,185百万円(前期比14.0%増)となりました。 〔ICTソリューション事業〕 駅務ネットワークシステムを中心とする「AFC」では、国内市場においては、各種ホームドアやホーム監視システム、改札機、各種駐車場機器等の受注・売上がありました。 これから全国各地で導入が見込まれる、クレジットカードやデビットカード等のタッチ決済及びQRコード認証を用いた新しいキャッシュレス乗車サービスについても、積極的に取り組んでおります。その成果として、全国各地の鉄道事業者様にてクレジットカード等のタッチ決済による乗車サービスを導入いただいております。 海外市場においては、インドやエジプト、バングラデシュ等でAFCシステム等の受注・売上がありました。 ロボティクス及びセンシングを中心とする「R&S」では、多機能鉄道重機「ZIZAI」やホームドア用の3D距離画像センサ、警備ロボット等の受注・売上がありました。多機能鉄道重機「ZIZAI」につきましては、2024年7月より導入いただいているJR西日本様に続き、2026年4月よりJR東日本様でも導入いただきました。 当社はフェールセーフの基本思想のもと、これまでに培ったセンサ、画像分析等のコア技術に最新のロボティクス技術を融合させ、人とロボットが協働する未来社会の実現に向けた取り組みを推進してまいります。 結果といたしましては、受注高は54,751百万円(前期比10.8%増)、売上高は54,900百万円(前期比9.2%増)となりました。また、損益面につきましては、セグメント利益は10,562百万円(前期比18.0%増)となりました。 b.財政状態 当連結会計年度末における総資産は、売掛金の増加3,633百万円、有形固定資産の増加2,045百万円等により、前連結会計年度末に比べ5,983百万円増加の172,224百万円となりました。 負債は、短期借入金の減少3,700百万円、契約負債の減少1,696百万円等により、前連結会計年度末に比べ5,728百万円減少の57,888百万円となりました。 純資産は、利益剰余金の配当による減少2,869百万円等がありましたものの、親会社株主に帰属する当期純利益の計上11,594百万円、退職給付に係る調整累計額の増加1,370百万円、連結範囲の変動に伴う利益剰余金の増加810百万円等により、前連結会計年度末に比べ11,712百万円増加の114,336百万円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は10,894百万円となり、前連結会計年度末に比べ354百万円の減少となりました。 各キャッシュ・フローの状況につきましては、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、売上債権の増加、仕入債務の減少等がありましたものの、税金等調整前当期純利益の計上等により、7,874百万円の資金の増加(前年同期は5,783百万円の資金の増加)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、投資有価証券の売却等がありましたものの、有形・無形固定資産の取得等により、2,725百万円の資金の減少(前年同期は4,498百万円の資金の減少)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金の返済や配当金の支払等により、6,547百万円の資金の減少(前年同期は1,598百万円の資金の減少)となりました。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) 交通運輸インフラ事業   60,334   105.1 ICTソリューション事業   54,560   108.6 合計   114,894   106.7 (注) 上記金額は販売価格によっております。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高   受注残高 金額(百万円)   前年同期比 (%)   金額(百万円)   前年同期比 (%) 交通運輸インフラ事業   87,870   172.2   107,316   136.5 ICTソリューション事業   54,751   110.8   26,051   99.4 合計   142,622   142.0   133,368   127.2 (注) 上記金額は販売価格によっております。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) 交通運輸インフラ事業   59,171   104.6 ICTソリューション事業   54,900   109.2 合計   114,071   106.7 (注) 上記金額は販売価格によっております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ①経営成績等の分析 当連結会計年度は、長期経営計画「Vision-2028 EVOLUTION 100」で掲げるビジネス転換や、事業ドメイン、人材・組織、技術開発などに関する戦略に取り組んだ7年目となりました。 売上高については、交通運輸インフラ事業の鉄道信号の国内外の需要、ICTソリューション事業の国内AFCにおける新型自動改札機・ホームドアの販売等により114,071百万円(前期比6.7%増)となりました。 損益面については、営業利益11,701百万円(前期比18.1%増)、経常利益13,024百万円(前期比20.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益11,594百万円(前期比36.3%増)となりました。 ②資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、現在、運転資金及び設備投資資金は、内部資金又は借入により資金を調達しております。このうち借入による資金調達については、運転資金は期限が1年以内の短期借入金により調達しております。 当社グループは、その健全な財政状態、営業活動によりキャッシュ・フローを生み出す能力により、当社グループの成長を維持するために将来必要な運転資金及び設備資金を調達することが可能であると考えております。 ③経営方針・経営戦略、経営上の達成状況を判断するための客観的な指標等 長期経営計画「Vision-2028 EVOLUTION 100」をより具体的な取り組み・施策に展開した、第3期中期経営計画「Realize-EV100」2年目の経営上の目標値といたしましては、売上高1,080億円、営業利益率9.3%、並びにROE7%以上としておりました。 当期における当社グループの経営成績は、売上高1,140億円、営業利益率10.3%、並びにRОE10.7%となりました。 ④重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

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