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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

小森コーポレーション

KOMORI CORPORATION6349 · Prime · 機械

印刷機械製造の老舗。商業印刷・包装印刷向けのオフセット・デジタル印刷機に加え、後加工機も手掛ける。

概要

小森コーポレーションは東京都墨田区に本社を置く印刷機械メーカーである。1923年の創業以来、オフセット印刷機を中核に事業を拡大し、商業印刷・包装印刷・証券印刷向けの機械を提供する。2026年3月期の連結売上高は1,186億円、従業員数は2,622人。東京証券取引所プライム市場に上場する。

オフセット印刷機を軸にした事業構成

小森コーポレーションの主力製品は枚葉オフセット印刷機と輪転オフセット印刷機である。商業印刷、出版印刷、包装印刷に広く使われ、高精細な印刷品質と自動化技術が特徴である。デジタル印刷機「J-throne 29」もラインアップに加え、短納期・小ロット印刷に対応する。証券印刷機では銀行券など高度なセキュリティ印刷技術を持つ。グループ子会社を通じて印刷後加工機や紙器印刷機械も製造販売する。

五つの地域区分で展開するグローバル販売網

同社は報告セグメントを日本、北米、欧州、中華圏、その他(アセアン・インド等)の五つに分ける。日本セグメントは国内販売に加え、中南米や一部アジア向けの直接輸出も含む。北米はKomori America Corporation、欧州はKomori International(Europe) B.V.と現地子会社群が販売を担う。中華圏では小森香港有限公司と小森机械(南通)が製造販売を行う。2025年3月期の海外売上高比率は72.1%に達する。

グループ企業による生産・販売・サービス体制

当社は子会社26社で構成される。生産は日本(取手工場、関宿工場など)を中心に、欧州(Komori-Chambon)、中華圏(南通工場)でも行う。国内子会社では、小森マシナリーが小型印刷機を、小森エンジニアリングが設計を担当する。海外では販売子会社に加え、MBO Postpress Solutionsが後加工機を、Komori-Chambonが紙器印刷機を製造する。グループ全体で製販技サービスの一体化を進めている。

2027年3月期に営業利益率7%を目標とする中期計画

第7次中期経営計画(2025年3月期~2027年3月期)では、事業ポートフォリオ転換と経営基盤強化を掲げる。基盤事業であるオフセット・証券印刷機の付加価値強化と、成長事業(デジタル印刷・プリンテッドエレクトロニクス)の2桁成長を目指す。財務方針として総還元性向50%、最低配当額40円を導入。最終年度の経営目標は営業利益率7.0%以上、ROE6.0%以上と定める。

業界の中での役割は印刷機械メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,186億円
営業利益
94億円
営業利益率
7.9%
純利益
74億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
印刷機械製造及び販売部門913億円77.0%
修理加工及び中古製品販売部門273億円23.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01日本主力

国内市場向けに印刷機械(オフセット印刷機、デジタル印刷機、証券印刷機など)および関連サービスを提供。生産拠点としても機能し、他の地域にも製品を供給。

主要顧客印刷会社、出版会社、包装加工会社

主な製品・サービス2
オフセット印刷機
商業印刷や包装印刷に広く使われる高精細な枚葉・輪転印刷機。省人化・自動化技術を搭載。
デジタル印刷機
可変印刷が可能なデジタル印刷機。短納期・小ロット印刷に対応。

02北米準主力

米国市場向けに当社製印刷機械の販売・サービスをKomori America Corporationが行う。商業印刷、出版印刷が中心。

主な製品・サービス1
オフセット印刷機(北米向け)
北米の商業印刷市場に適した仕様の枚葉・輪転オフセット印刷機。

03欧州準主力

西欧・東欧・中東市場向けに印刷機械の販売に加え、子会社Komori-Chambonが紙器印刷機械を、MBO Postpress Solutionsが印刷後加工機(折機、断裁機など)を製造販売。

主な製品・サービス2
紙器印刷機械
化粧箱や食品包装向け紙器に特化した印刷機。フレキソ・グラビア方式など。
印刷後加工機(折機、断裁機など)
印刷後の用紙を折ったり断裁する後工程の機械。商業印刷の仕上げに必須。

04中華圏準主力

中国、香港、台湾市場向けに印刷機械の販売、および子会社小森机械(南通)が印刷機械・関連装置を製造販売。成長市場への現地生産対応。

主な製品・サービス1
印刷機械(中華圏向け)
中国市場向けに現地生産も含めて供給されるオフセット印刷機。堅牢性とコスト競争力を両立。

05その他(アセアン・インド等)副次

ASEAN地域、インド市場向けに印刷機械の販売・サービス支援を実施。子会社を通じて販売活動。

主な製品・サービス1
印刷機械(その他地域向け)
新興国市場向けの印刷機械。コストパフォーマンスに優れた機種を中心に供給。

製品と技術

オフセット印刷機:LITHRONEシリーズの進化

同社のオフセット印刷機は枚葉機「LITHRONE」シリーズが主力である。2025年3月期には菊半裁寸延の「LITHRONE GX29 advance」を投入し、カードや医薬品パッケージなど多様な印刷需要に対応する。省人化・自動化技術を搭載し、高速生産と損紙低減を両立。輪転機では東芝機械から譲受した技術を継承し、出版・商業印刷向けに供給する。

デジタル印刷機「J-throne 29」の拡販

デジタル印刷機「J-throne 29」は可変印刷が可能で、短納期・小ロット印刷に適する。同社はこの機種を中核に成長事業を推進し、重点市場・重点顧客を明確にした拡販活動を行う。保守・サービスを含むリカーリング型ビジネスモデルの確立を目指す。実機デモやサンプル評価を通じた提案力を強化している。

証券印刷機とセキュリティ印刷技術

証券印刷機事業では銀行券印刷で培った高度なセキュリティ印刷技術を強みとする。英国のKomori Currency Technology支店を通じて、国・企業・個人のアイデンティティ保護に資するソリューションを提供する。オフセット印刷機の精密なインキ制御や特殊印刷方式を応用し、偽造防止機能の高い印刷物を実現する。

印刷後加工機と紙器印刷の拡充

欧州子会社MBO Postpress Solutions GmbHは折機や断裁機など印刷後加工機を製造販売する。商業印刷の仕上げ工程に必須の装置で、グループの製品ラインアップを補完する。また、フランスのKomori-Chambon S.A.S.は紙器印刷機械を手掛け、化粧箱や食品包装向けに特化した印刷機を提供する。両社とも欧州での製造拠点として機能する。

スマートファクトリー構想「KP-Connect」

「KP-Connect」は印刷工程間のデータ連携を可能にするプラットフォームで、印刷工場全体のスマートファクトリー化を推進する。KGC(Komori Global Cloud)などを活用した実証段階から、具体的な実装・展開段階へ進んでいる。生産性向上、環境対応、人材不足への対応を目的とし、同社のソリューション事業の中核をなす。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

印刷機械で国内首位、内需依存強い

大手印刷機械メーカーで国内シェア首位。売上高は1,000億円超と安定しているが、収益性は同業の三浦工業などに比べて低め。印刷市場の縮小やデジタル化の影響を受けやすく、国内外で競合との差別化が課題。同業の日本製鋼所などと比較しても、事業ポートフォリオの多様性で劣る。海外比率低く、内需依存度が高い。

強み

  • 印刷機械分野で国内シェア首位のブランド力と顧客基盤を持つ。
  • 売上高1,000億円超と業界内で一定の規模を維持している。
  • 長年の印刷機械製造で培った高精度な技術力を保有。
  • 国内に広がるサービス拠点で保守・部品供給が強み。

課題

  • 印刷市場はデジタル化で縮小傾向にあり、需要減少が懸念。
  • 営業利益率6%台と低く、三浦工業などに劣る。
  • 海外比率が低く、成長市場でのプレゼンスが弱い。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

専用機・建機・農機の時価総額近傍。太字が小森コーポレーション

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16455モリタホールディングス1,115億円10.9倍
26209リケンNPR1,114億円7.6倍
35602栗本鐵工所1,105億円15.6倍
46104芝浦機械1,105億円102.1倍
56258平田機工1,097億円17.1倍
66349小森コーポレーション1,074億円14.5倍
78125ワキタ1,016億円28.0倍
86287サトー943億円17.9倍
96143ソディック936億円13.3倍
106345アイチ コーポレーション934億円14.4倍
117226極東開発工業925億円24.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(専用機・建機・農機)に従っています。

会社の歴史

沿革 28件

資本金100万円で創業した1946年

小森コーポレーションの前身は、1946年12月に資本金100万円で東京都墨田区吾妻橋に設立された株式会社小森印刷機械製作所である。1950年1月には足立工場を完成させ、生産体制を整えた。1959年12月には本社を現在地である墨田区吾妻橋へ移転。創業間もない時期から印刷機械の製造に特化し、後の成長の基盤を築いた。

生産拠点の分離と拡充を進めた1960~1970年代

1967年2月、歯車の切削研磨部門を分離し小森精密ギヤー(現小森マシナリー)を設立。同年7月、本社工場を茨城県取手市に移転し、取手工場で小型・中型印刷機の生産を始めた。1976年8月には山形県の高畠製作所を傘下に収め、1978年10月には足立工場を千葉県野田市へ移転し関宿工場として大型印刷機専門工場とした。分散生産体制を確立した。

社名変更と海外子会社設立が続いた1980年代

1976年9月に商号を小森印刷機械株式会社に変更。1982年2月、米国にKomori America Corporationを設立し、本格的な海外販売拠点を開設した。1983年4月に東京証券取引所市場第二部に上場、1984年11月には第一部に指定された。1984年から1989年にかけてイギリス、オランダ、フランス、イタリアに相次いで子会社を設立。欧州市場への販売網を拡大した。

株式会社小森コーポレーションへの改称と再編

1990年7月、商号を株式会社小森コーポレーションに変更した。同年には米国にKomori Westを、イタリアにKomori Italiaを設立。1991年にはオランダの販売子会社をKomori International(Europe) B.V.に改称し、欧州統括会社とした。1996年には小森エンジニアリングを設立し設計部門を強化。2000年には米国子会社の統合や歯車部門の山形集約などグループ再編を進めた。

輪転印刷機事業の取得と証券印刷機の強化

2001年4月、東芝機械よりオフセット輪転印刷機事業を譲受した。これにより輪転機のラインアップを拡充。1997年には特印事業部英国支部(Komori Currency Technology)を開設し、銀行券印刷向け証券印刷機の販売・サービス拠点を英国に置いた。セキュリティ印刷技術の強化を図り、後の証券印刷機事業の基盤とした。

年表28件を開く

1940年代

  • 1946年12月創業資本金100万円をもって株式会社小森印刷機械製作所を東京都墨田区吾妻橋に設立
  • 大阪出張所を大阪市東区に開設(現在、西日本支社 大阪市城東区)

1950年代

  • 1950年1月足立工場(東京都足立区)完成
  • 1959年12月本社を東京都墨田区吾妻橋の現在地へ移転

1960年代

  • 1967年2月歯車の切削研磨部門を分離し、小森精密ギヤー株式会社(現在、株式会社小森マシナリー・連結子会社)を設立、工場を松戸市南花島に設置
  • 1967年7月本社工場を茨城県北相馬郡取手町(現在、取手市)に移転、取手工場として小型・中型印刷機の生産体制を確立

1970年代

  • 1976年8月印刷機械の関連装置組立部門を強化するため、株式会社高畠製作所(資本金20百万円、山形県東置賜郡高畠町)を傘下企業とする。
  • 1976年9月商号変更商号を小森印刷機械株式会社に変更
  • 1978年10月足立工場を千葉県東葛飾郡関宿町(現在、野田市)に移転、関宿工場として大型印刷機の専門工場とする。

1980年代

  • 1982年2月米国にKomori America Corporation(連結子会社)を設立
  • 1983年4月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 1984年4月英国にKomori Europe Limited(現在、Komori U.K. Limited・連結子会社)を設立
  • 1984年11月東京証券取引所市場第一部に指定
  • 1985年6月商号変更株式会社高畠製作所が小森山形マシナリー株式会社(現在、株式会社小森マシナリー・連結子会社)と社名変更、山形県高畠町に新工場建設(完成1986年4月)
  • 創業小森山形エレクトロニクス株式会社(現在、株式会社小森マシナリーへ吸収合併)を設立、電子部門の強化を図る。
  • 1988年9月オランダにKomori Europe B.V.(現在、Komori International(Europe) B.V.・連結子会社)を設立
  • 1989年1月フランスにKomori-Chambon S.A.(現在、Komori-Chambon S.A.S.・連結子会社)を設立

1990年代

  • 1990年7月商号変更商号を株式会社小森コーポレーションに変更
  • 1990年8月創業米国にKomori West Incorporated. (現在、Komori America Corporationへ吸収合併)を設立
  • イタリアにKomori Italia S.r.l.(連結子会社)を設立
  • 1991年4月商号変更オランダのKomori Europe B.V.がKomori International(Europe) B.V.(連結子会社)と社名変更、欧州の販売子会社の統括会社とする。
  • 1991年9月フランスにKomori France S.A.(現在、Komori France S.A.S.・連結子会社)を設立
  • 1996年1月株式会社小森エンジニアリング(連結子会社)を設立、設計部門の強化を図る。
  • 1997年6月特印事業部英国支部(現在、Komori Currency Technology支店)を英国に開設
  • 1998年9月香港に小森香港有限公司(連結子会社)を設立

2000年代

  • 2000年4月M&A株式会社小森プリシジョンヤマガタ(現在、株式会社小森マシナリー・連結子会社)が株式会社小森プリシジョンを吸収合併し、歯車の切削研磨部門を山形県高畠町に集約
  • M&AKomori America Corporation(連結子会社)がKomori West Incorporated.を吸収合併し、米国の販売会社を統合
  • 2001年4月東芝機械株式会社よりオフセット輪転印刷機事業を譲受

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業利益率2027年3月期まで7.0%以上
  • ROE2027年3月期まで6.0%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    パッケージ印刷分野を重点市場に収益力向上

    オフセット印刷機事業でパッケージ印刷分野を重点市場と位置付け、多色機構成や両面コーター等の高付加価値仕様により数量確保と収益性向上を両立する。

  2. 02

    スマートファクトリー化の実装と展開

    「KP‑Connect」を中核とし、KGC等を活用したスマートファクトリー構想を実証段階から具体的な実装・展開段階へ進展させ、生産性向上への組み込みを進める。

  3. 03

    DPS事業と証券印刷事業での成長

    DPS事業では「J‑throne 29」を中核に拡販とリカーリング型ビジネスモデルを確立。証券印刷事業では高度なセキュリティ印刷技術を高度化し、アイデンティティー保護ソリューションを提供する。

  4. 04

    PE事業のオープンイノベーション加速

    パートナー企業との共同開発や産学連携により技術開発を加速させ、将来的な事業化を見据えたアプリケーション開発を進める。

  5. 05

    筋肉質な経営体質への転換

    事業別製販技サービス一体体制の本格運用と資産圧縮・効率化、販売/サービス顧客管理システム等のグローバル対応を推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,622人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は741万円で、9期前と比べて+3.4%平均年齢は42.9歳、平均勤続年数は17.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月2,195
2018年3月2,227
2019年3月71642.318.22,335
2020年3月70242.518.32,363
2021年3月64543.018.72,686
2022年3月66943.118.92,613
2023年3月68143.018.82,567
2024年3月71543.218.92,562
2025年3月71343.118.52,625270
2026年3月74142.917.92,622359

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率90.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)75.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社25(国内 10 / 海外 15) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
つくばプラント — 茨城県つくば市6,499百万円
日本
本社 — 東京都墨田区3,533百万円
日本
欧州 — Komori-Chambon S.A.S. グループ(フランス オルレアン市他)2,499百万円
欧州 — MBO Postpress Solutions GmbHグループ(ドイツ オッペンヴァイラー市他)2,290百万円
欧州 — Komori International (Europe) B.V. 他欧州地域販売会社(オランダ ユトレヒト市他)1,563百万円
日本 — ㈱小森マシナリー(山形県高畠町)1,383百万円
日本 — ㈱セリアコーポレーション他日本地域製造会社(埼玉県戸田市他)1,141百万円
中華圏 — 小森机械(南通)有限公司(中国南通市)564百万円
西日本支社 — 大阪市城東区503百万円
日本
中華圏 — 小森香港有限公司(中国香港特別行政区)他中国地域販売会社320百万円
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社 小森マシナリー 1
    山形県 高畠町
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社 小森エンジニアリング
    茨城県 つくば市
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社 セリアコーポレーション
    埼玉県 戸田市
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社 セリアエンジニアリング
    岐阜県 郡上市
    議決権100.0%
  • 国内
    Komori America Corporation
    アメリカ イリノイ州 ローリングメドウズ市
    議決権100.0%
  • 海外
    Komori International (Europe) B.V.
    オランダ ユトレヒト市
    議決権100.0%
  • 海外
    Komori France S.A.S.
    フランス アントニー市
    議決権100.0%
  • 国内
    Komori Italia S.r.l.
    イタリア ミラノ市
    議決権100.0%
  • 国内
    Komori U.K. Limited
    イギリス バトリー町
    議決権100.0%
  • 海外
    Komori Germany GmbH
    ドイツ オッペンヴァイラー市
    議決権100.0%
  • 海外
    Komori-Chambon S.A.S.
    フランス オルレアン市
    議決権100.0%
  • 国内
    Komori Chambon USA Corporation
    アメリカ ミシガン州 ロチェスターヒルズ市
    議決権100.0%
残りのグループ会社13社を開く
  • Komori Primoflex Systems Inc.カナダ オンタリオ州 ケンブリッジ市100%
  • MBO Postpress Solutions GmbHドイツ オッペンヴァイラー市100%
  • MBO Máquinas S.A.ポルトガル ペラフィタ市100%
  • H&H Beteiligungsgesellschaft GmbHドイツ ビーレフェルト市100%
  • H+H GmbH & Co.KGドイツ ビーレフェルト市100%
  • MBO America Co.Ltd.アメリカ ニュージャージー州 マールトン市100%
  • 小森香港有限公司 1中国 香港特別行政区100%
  • 小森(深圳)印刷技術 有限公司中国 深圳市100%
  • 小森台湾股份有限公司台湾 台北市100%
  • 小森机械(南通)有限公司中国 南通市100%
  • Komori Southeast Asia Pte. Ltd.シンガポール100%
  • Komori Malaysia Sdn.Bhd.マレーシア クアラルンプール市100%
  • Komori India Private Limitedインド ファリーダーバード市100%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,186億円営業利益94億円前期と比べると増収増益で、売上が+6.8%、利益が+32.4%。

売上高
+6.8%
1,186億円
営業利益
+32.4%
94億円
純利益
+2.8%
74億円
営業利益率
7.9%
前期比 +1.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,240億円1,186億円
営業利益95億円94億円
純利益72億円74億円
1株あたり配当¥100¥100

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は231億円、営業利益は5億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+19.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q31429
2024年1Q194−7−3.60
2024年2Q277114.011
2024年3Q22231.42
2024年4Q35033
2025年2Q501132.610
2025年4Q610589.562
2026年2Q522326.124
2026年4Q664629.350
2027年1Q23152.25

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は698億円から1,186億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は7.9%。売上は5期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月69818−19
2014年3月918101137
2015年3月9137876
2016年3月9536565
2017年3月866147
2018年3月9424431
2019年3月9022514
2020年3月776−35−255
2021年3月718−11−21
2022年3月8763462
2023年3月9796657
2024年3月1,0436846
2025年3月1,11171766.472
2026年3月1,186941077.974

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,186億円のうち、営業利益として残るのは94億円7.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は74億円、売上の6.2%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金63.2%749億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金28.8%342億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.9%94億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
36.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.7pt
7.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.7pt
6.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.5pt
6.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが35億円、投資CFが−29億円で、差し引きのフリーCFは6億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は529億円で、売上の5.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月2828−7756381
2014年3月134−718863544
2015年3月75−87−25−12516
2016年3月119−14−28105591
2017年3月−843−7735547
2018年3月613−2364588
2019年3月1−4−128−3457
2020年3月18−36−51−18386
2021年3月82−229360543
2022年3月93−14−2979603
2023年3月45−5−4140609
2024年3月−815−49−76497
2025年3月170−48−43122574
2026年3月35−29−616529

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,782億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,229億円で、自己資本比率は69.0%(業種中央値65.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,4401,13730379.0
2014年3月1,7241,25746772.9
2015年3月1,8461,35149573.2
2016年3月1,8821,35952372.2
2017年3月1,8011,31448773.0
2018年3月1,8121,32548773.1
2019年3月1,6741,30237277.7
2020年3月1,35798037772.2
2021年3月1,44497746767.6
2022年3月1,5711,03453765.8
2023年3月1,6551,07158464.6
2024年3月1,6761,14553168.3
2025年3月1,7291,15557466.8
2026年3月1,7821,22955369.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
501億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
342億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
186億円
在庫として抱えている分
負債合計
553億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
76
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率16 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り209社中11位あたり、逆に低いのはROE209社中132位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.2%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.9%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
69.0%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
6.8%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.0%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,008で、1年前と比べて+36.6%過去52週の値幅のなかでは91%の位置にある。

¥2,008-1.5%1ヶ月+7.4%1年+36.6%時価総額1,074億円
過去52週の値幅
安値¥1,387高値¥2,071

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.5倍
PER (会社予想)14.8倍
PBR0.85倍
配当利回り4.98%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月14日に1916円と、前日比0.31%上昇しました。直近1カ月では17.84%と大きく上昇しており、高い上昇トレンドを示しています。25日移動平均線(1750円)を大きく上回っており、RSIは79.25と買われすぎの水準に達しています。52週高値1967円に接近しており、7月30日には1932円まで上昇しました。出来高は7月30日に1257700株と急増し、その後も高水準を維持しています。買われすぎによる調整リスクには注意が必要です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

予想PERは14.1倍と業界平均の23.99倍を大きく下回り、PBRは0.81倍と平均の1.62倍を大きく下回っています。配当利回りは5.22%と平均の2.61%の約2倍で、ROEは6.2%と平均を下回りますが、資本効率は改善傾向です。割安ですが、ROEが低く成長性は限定的です。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.5倍22.7倍
PER (予想)14.8倍
PBR0.85倍1.50倍
ROE6.2%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

デジタル化で印刷需要が縮小する中、新規事業で成長を描けるかが争点。強気派はパッケージ印刷やデジタル印刷機の伸び、堅調な業績と増配を評価し、株価の割安感も魅力と主張。弱気派は印刷市場の長期的な縮小や競争激化を警戒し、増収増益が持続するか疑問視する。また営業利益率が高く財務も安定しており、早期の需要減退リスクも焦点。

プラスに働く材料7
  • 堅調な業績推移

    売上高1,111億円、営業利益率6.4%と回復基調

  • パッケージ分野の成長

    包装印刷需要は安定しており、高付加価値機が好調

  • 株主還元の充実

    配当利回り5.2%と高い還元策

  • 営業利益が94億円と前期比32%増通年影響

    営業利益は71億円→94億円、増益額23億円で3期連続増益

  • 営業利益率が7.93%へ改善通年影響

    利益率は6.39%→7.93%、売上高1186億円で約18億円の増益効果

  • PBR0.81倍と1倍割れの割安継続影響

    PBRは0.81倍で純資産比割安、改善余地がある

  • 配当利回り5.22%と高水準通年影響

    配当利回り5.22%は高く、下値リスクを緩和

マイナスに働く材料7
  • 市場の縮小

    印刷市場はデジタル化で長期的に縮小

  • 競争の激化

    海外メーカーとの価格競争が激しい

  • 技術革新の遅れ

    デジタル印刷は一部でシェア獲得が遅れる

  • 次期予想PER14.1倍と実績から上昇決算発表後影響

    現在PER13.79倍に対し予想14.1倍、来期減益示唆

  • ROE6.2%と資本効率が低い継続影響

    ROEは6.2%と資本コスト対比で劣後、PBR1倍割れの一因

  • 株価は1年で33%上昇し評価が一巡継続影響

    年初来+33%でバリュエーション調整が進み、上値が重い

  • 純利益は74億円とほぼ横ばい通年影響

    純利益は72億円→74億円、増益率3%未満と伸び悩む

次の決算で確かめる点
デジタル印刷機売上
将来の成長分野の伸びを確認
パッケージ向け売上比率
安定需要の割合と収益ミックス
受注高
今後の売上の先行指標
海外売上比率
海外市場での競争力を測る

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり100で、前期から+2.9%いまの株価に対する利回りは4.98%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥100
1株あたり
配当利回り
4.98%
いまの株価に対して
配当性向
45.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月40
2018年3月400.077.2
2019年3月400.0250.7
2020年3月30−25.0
2021年3月20−33.3
2022年3月56180.069.0
2023年3月45−19.631.8
2024年3月6033.352.6
2025年3月6813.345.6
2026年3月702.945.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥100

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ10,358人。区分でいちばん多いのは個人・その他34.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が38.5%を占め、残る61.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他30.431.030.437.433.234.1
金融機関30.130.027.926.329.328.5
外国法人25.424.627.024.525.623.1
事業法人13.113.113.59.910.39.9
証券会社1.01.31.31.91.74.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.0
自己株式3.66.03.73.80.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)11.93
02小森コーポレーション取引先持株会4.54
03STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)4.02
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.71
05明治安田生命保険相互会社3.54
06小森紀子3.04
07小森善仁2.99
08NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE US 10PCT CLIENTS LENDING(常任代理人 香港上海銀行東京支店セキュリティーズ・サービシズ・オペレーションズ)2.26
09小森善治2.00
10住友生命保険相互会社1.93

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-08-25
    ブランデス・インベストメント・パートナーズ・エル・ピー(Brandes Investment Partners, L.P.)
    新規の大量保有報告
    5.70%
    -1.00pt
  • 2026-08-05
    ブランデス・インベストメント・パートナーズ・エル・ピー(Brandes Investment Partners, L.P.)
    新規の大量保有報告
    6.70%
    -1.08pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+553%、1株純資産は14期で+26%。直近期のROEは6.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−311,835−1.7
2014年3月2202,02811.45.87.1
2015年3月1222,1815.812.529.3
2016年3月1052,1934.812.462.9
2017年3月112,2560.5130.7
2018年3月532,2752.325.477.2
2019年3月252,2351.151.1250.7
2020年3月−4501,751−22.3
2021年3月−371,747−2.1
2022年3月1111,8946.16.669.0
2023年3月1051,9625.49.531.8
2024年3月872,1574.214.252.6
2025年3月1372,1776.38.945.6
2026年3月1392,3166.211.045.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額308百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
持田訓代表取締役社長兼最高経営責任者(CEO)76100,000
小森善治取締役名誉会長871,089,000
松野浩一取締役兼専務執行役員 社長補佐兼 DPS事業本部長6527,000
橋本巌取締役兼 常務執行役員兼 最高財務責任者(CFO)グローバル経営管理統括本部長678,000
丸山俊郎取締役69
山田浩二取締役721,000
林貴子取締役63
尼子晋二取締役(監査等委員)70
大塚雅広取締役(監査等委員)64
山口留美取締役(監査等委員)58
小森映宏取締役兼 常務執行役員オフセット事業統括本部長兼 小森机械(南通)有限公司董事長59532,000
藤田佳代取締役56
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢保有株数
中津正樹取締役(監査等委員)6511,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数賞与百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6702021836
社外取締役99010

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,644字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは当社、子会社26社で構成され印刷機械の製造販売を主な内容とし、さらに事業に関連する資材・機材の供給及び不動産管理等のサービスを行っております。 生産体制は日本を中心に欧州及び中華圏並びに北米で行う体制になっており、販売体制は、海外の重要販売拠点に子会社を展開してグローバルな体制になっております。海外の重要販売拠点となっている海外子会社はそれぞれ独立した経営単位で、各地域での包括的な販売戦略を立案し、事業活動を展開しております。 各セグメントの事業内容は以下のとおりです。 (1) 報告セグメント「日本」は、一部の製品を除き当社グループの製品の大部分を生産しており、国内、中南米、及び一部のアジアや海外証券印刷機の販売が含まれます。 a. 当社は株式会社小森マシナリーより小型印刷機械を仕入、販売しております。 b. 当社は印刷機械を構成するインク供給、給紙、排紙、折機、電気機器等の各部分機器、及び機械を構成する部分品、並びに事業関連サービスを株式会社小森マシナリー、株式会社小森興産、株式会社小森エンジニアリングの各社から仕入れております。 c. 株式会社セリアコーポレーション及び株式会社セリアエンジニアリングは印刷機械その他印刷資機材を製造、仕入、販売しております。 (2) 報告セグメント「北米」は、主としてアメリカ合衆国での販売が含まれます。 a. 当社が製造販売する印刷機械の一部を、主としてアメリカ地域において、Komori America Corporationが販売しております。 (3) 報告セグメント「欧州」は、主として西欧、東欧、中東地域での販売が含まれます。また、紙器印刷機械の製造販売をしておりますKomori-Chambon S.A.S.グループ及び印刷後加工機製造販売会社のMBO Postpress Solutions GmbHグループが当セグメントに含まれております。 a. 当社が製造販売する印刷機械の一部を、主としてヨーロッパ地区において、Komori International(Europe) B.V.及び同社を経由して、Komori Italia S.r.l.、Komori U.K. Limited、Komori France S.A.S.、Komori Germany GmbHが販売しております。 b. Komori-Chambon S.A.S.グループは紙器印刷機械を製造販売する他、グループ各社を通じて販売することがあります。 c. MBO Postpress Solutions GmbHグループは、印刷後加工機を製造販売する他、グループ各社を通じて販売することがあります。 (4) 報告セグメント「中華圏」は、主として中国、香港、台湾での販売が含まれます。また、印刷機械及び印刷機械関連装置の製造販売をしております小森机械(南通)有限公司が当セグメントに含まれております。 a. 当社が製造販売する印刷機械の一部を、主として中国及び香港において小森香港有限公司及び小森(深圳)印刷技術有限公司が販売しております。 b. 当社が製造販売する印刷機械の一部を、台湾において小森台湾股份有限公司が販売しております。 c. 小森机械(南通)有限公司は印刷機械及び印刷機械関連装置を製造販売しております。 (5) 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであります。 a. 主としてアセアン地域において、Komori Southeast Asia Pte. Ltd.及びKomori Malaysia Sdn.Bhd.が当社が製造販売する印刷機械の販売及びサービスの支援をしております。 b. 当社が製造販売する印刷機械の一部を、主としてインドにおいて、Komori India Private Limitedが販売しております。 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,280字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、1923年の創業以来、品質と信頼を至上とするものづくりの原点にこだわり、印刷機械メーカーとしてまい進してまいりました。その活動の中で、「感動 = Beyond Expectations」は国内外で共感を持ってグループ社員に迎え入れられてきました。これからも当社グループは「感動創造活動」を通して、「感動企業の実現」への努力を重ねることで、企業としての社会的責任・使命を全うしてまいります。 また、株主の皆様やお客様をはじめ、取引先、地域社会、社員とその家族等、全てのステークホルダーの信頼と期待に応えるとともに、共存共栄を図ることを行動指針として活動しております。 (2) 会社の対処すべき課題及び中期的な会社の経営戦略と目標とする経営指標 当社グループの事業環境につきましては、依然として不確実性が高く、地政学リスクに加え、通商政策や関税動向を含む経済情勢の変動に対して、迅速かつ機動的な経営判断と軌道修正が求められる状況が続いております。印刷業界においては、出版印刷分野及び商業印刷分野の市場縮小が続く一方で、高付加価値印刷やパッケージ印刷分野における需要は引き続き堅調に推移しており、構造変化の流れが定着しつつあります。特にアジア地域においては、パッケージ印刷を中心とした需要の拡大が継続しており、当社グループにとって成長を牽引する重要市場と位置付けております。一方で、材料費や物流費の高止まり、労働力不足、気候変動対策に伴う温室効果ガス排出量削減は、事業運営や収益構造に直接影響を及ぼす重要な経営課題となっており、継続的かつ実効性のある取組みが求められております。ワンパス両面機、多色機、検査装置等の高付加価値機能による生産性向上に加え、消費電力低減等環境性能向上に資する技術・製品は、競争力及び差別化の中核として、その重要性が一層高まっております。このような事業環境の中、2027年3月期は第7次中期経営計画の最終年度に位置付け、中期計画で掲げたサステナブルな経営体質の構築に向けた事業変革と経営基盤強化の取組みを、具体的な成果につなげる総仕上げの一年といたします。オフセット印刷機事業においては、パッケージ印刷分野を重点市場と位置付け、多色機構成や両面コーター等の高付加価値仕様を通じて、数量の確保と収益性向上の両立を図るとともに、高付加価値印刷を実現する要素技術の市場投入を着実に進めております。「KP‑Connect」を中核としたスマートファクトリー構想につきましては、KGC等を活用した実証・提案段階から、具体的な実装・展開段階へと進展しており、生産性向上、環境対応、人材不足への対応を目的に事業へ組み込みつつあります。DPS事業においては、「J‑throne 29」を中核商品として、重点市場・重点顧客を明確にした拡販活動を進めており、実機デモやサンプル評価を通じた提案力強化に加え、保守・サービスを含めたリカーリング型ビジネスモデルの確立に取り組んでおります。証券印刷機事業においては、銀行券印刷で培ってきた高度なセキュリティ印刷技術を一層高度化するとともに、国・企業・個人のアイデンティティー保護に資する社会的価値の高いソリューションの提供を進めております。PE(プリンテッドエレクトロニクス)事業につきましては、パートナー企業との共同開発や産学連携によるオープンイノベーションを通じて技術開発を加速させるとともに、将来的な事業化を見据えたアプリケーション開発を進めております。第7次中期経営計画の骨子、財務方針、目標としている経営指標は以下のとおりです。 ① 第7次中期経営計画の骨子 a. 事業ポートフォリオ転換に向けた取組み強化(事業変革) i).  基盤事業(オフセット事業/証券印刷事業)の付加価値強化による収益力向上 ii). 成長事業 (DPS事業/PE事業) の技術基盤強化による2桁成長 b.  経営基盤強化(戦略投資) i).  新規市場・成長市場の獲得へ向けた要素技術開発投資の拡大 ii). グローバル化が進む事業環境に合わせた事業体制の刷新とグローバル人財活用 c. 筋肉質な経営体質への転換(経営体質改善) i).  事業別製販技サービス一体体制の本格運用と資産圧縮・効率化 ii). 販売/サービス顧客管理システム、人事システム、管理システムのグローバル対応 ② 第7次中期経営計画の財務方針 a. 資本コストや株価を意識した経営の実現のため、経営資源の適切な配分を実施 b. ROE向上のため総還元性向を50%とし、成長投資への配分比率を高める (収益向上・成長・サステナビリティへの積極投資) c. 第7次中期経営計画期間中は新たに最低配当額(40円)を導入し安定配当を継続するとともに、総還元性向(50%)は維持し株主還元を重視 ③ 第7次中期経営計画の目標とする指標(2027年3月期) 長期ビジョン「KOMORI 2030」に沿って、2030年までに2段階でROE向上を図り、第7次中期経営計画ではその1段階目として『成長投資』と『収益確保』のバランスをとってまいります。 第7次中期経営計画最終年度の経営目標は以下のとおりです。 a. 営業利益率: 7.0%以上 b. ROE:  6.0%以上
事業等のリスク4,779字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 事業環境に関するリスク ① オフセット印刷市場が縮小するリスク 当社グループは、これまで出版、商業印刷向けオフセット印刷機を主軸に事業を展開してきましたが、印刷業界は、インターネットや電子書籍の浸透によって、特に欧米・日本では書籍、商業印刷の需要が縮小しており、商業印刷向けオフセット印刷機の売上高が減少してきております。今後、電子媒体の増加が新興国を含め世界的に急速に浸透することによって書籍、商業印刷の需要がさらに縮小した場合には、出版、商業用印刷向けオフセット印刷機の需要も縮小し、当社グループのオフセット事業の業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 一方、厚紙(加飾、医薬、中間箱)、段ボール、ラベル、軟包装等といったパッケージ市場は持続的に成長していることから、パッケージ印刷はこれからも成長が見込まれます。当社グループは、今後、オフセット事業の主力分野を商業印刷からパッケージ印刷市場への対応を強化し、製品戦略としてROIを軸とした製品ポジショニングの見直しによる競争力向上と生産体制の再構築を行い、差別化商品の市場投入、ブランド認知度の向上、ソリューション提案による領域の拡大等の施策を行ってまいります。 ② 欧米の現地法人の収益力が弱体化するリスク 現地法人では、電子媒体の増加に伴い、販売主力機である商業印刷向けオフセット印刷機の需要が減少傾向にあり、収益力が弱体化する可能性があります。 そのため、オフセット印刷機の入れ替え需要の獲得、部品販売や保守サービスの推進、さらに資材及び機材販売の強化に乗り出しております。また、商業印刷向けオフセット印刷機の需要は漸次減少しつつも、一定の入れ替え需要は存在しております。しかしながら、印刷会社においてコスト競争力の強化が必須になっており、印刷工程の省力化、スキルフリー化が求められております。その対策として、当社グループが開発した「KP-Connect」やDPSを活用し、リカーリングインカムの増大を構築すべく工程最適化ソリューションの提案による商機拡大を図ってまいります。 ③ 海外事業に伴うカントリーリスク 当社グループは、海外事業の展開に伴い、外国企業に対する暴動、内乱、テロ、戦争、自然災害、感染症の発生等、予測困難な外的要因により、財政状態及び経営成績に悪影響を受ける可能性があります。加えて、特定国における通商政策の変更、特に米国における関税措置(いわゆる「トランプ関税」等)や輸出入規制の強化は、当社グループの調達・販売活動に影響を及ぼすリスク要因となります。これにより、コスト構造の変動や市場アクセスの制限が生じる可能性があります。さらに、近年の中東地域を中心とした地政学的緊張の高まりは、原油価格の変動や海上輸送の遅延・コスト上昇等を通じて、サプライチェーンの安定性や調達コストに影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、こうしたハザードリスクや政策リスクに対し、全社的な対応方針を定め、客先対応ルールの整備、定期的な市場調査情報の取得とリスク評価を通じて、中期計画への影響分析を行う等、リスクの最小化に努めています。 ④ サプライチェーンリスク 当社グループでは、原材料・エネルギー、その他物価上昇に伴う値上げリスクについて、原材料やエネルギー価格の変動が事業運営に与える影響を注視しています。近年、国際情勢や為替の変動、物流費の上昇等を背景に、調達コストが高止まりする傾向が続いており、製品の価格設定や収益性に影響を及ぼす可能性があり、環境対応や制度変更に伴うコスト増加も想定され、これらが中長期的な経営資源の配分に影響を与えるリスクも存在します。当社グループは、調達先の見直しや省エネ施策の推進、製品設計の工夫等を通じて、影響の最小化に取り組んでいます。 また、中東地域を中心とした地政学的緊張の高まり等により、海上輸送の遅延や物流コストの上昇、原材料の供給不安が発生する可能性があり、サプライチェーンに影響を及ぼすリスクが存在します。これにより、部品・資材の調達遅延や生産・納期への影響が生じる可能性があります。 当社グループでは、調達先の分散や在庫管理の見直し、新規サプライヤーの開拓等を通じて、供給の安定化に取り組んでいます。 ⑤ 製品の品質クレームにより損害が生じるリスク 当社グループが製造・販売する製品に販売、製造、サービスに起因する製品の品質クレームが発生した場合は、補修等の損失や損害賠償による損失が発生し、さらには信用問題とともにブランドが毀損する可能性があります。 そのため、当社グループは、「顧客視点」の総合的な品質管理として知覚品質管理を実施しております。この知覚品質管理は、「ブランド管理」を軸にし、「総合製品品質管理」、「顧客対応品質管理」、「見栄え品質管理」を行っており、顧客視点での品質保証体制を整備しております。また、グローバルCRMを活用したサービスケースの迅速な対応を体制強化してまいります。 ⑥ 情報セキュリティの侵害に係るリスク 情報セキュリティが侵害され、情報漏洩、データの破壊や改ざん、業務やサービスの停止等の被害が発生した場合、当社グループの業績に影響を与えるのみならず、当社グループへの信用失墜につながる可能性があります。 そのため当社グループは、情報セキュリティの推進に係るポリシーを「情報セキュリティ基準」や具体的な利用・運用ルールの要領として定めるとともに、推進組織として情報セキュリティ委員会を設置し、国内外グループ会社を含めセキュリティ体制の構築、維持、整備を行っております。また、定期的な脆弱性診断やリスクアセスメントを実施することにより、リスクを早期に発見し、対策を講じる体制を構築しております。また、一般従業員向けメール訓練や教育も実施する等のリスクを未然に防ぐ対応も実施しております。 今後も脅威動向の変化を捉え、サイバーセキュリティ対策への取組みを継続してまいります。 (2) 成長事業に関するリスク ① DPS事業の拡大が停滞するリスク 印刷業界では、印刷品質と生産性の両面においてデジタル印刷機への需要が根強く、当社グループとしても引き続きプロユース向けデジタル印刷機の商品化に取り組んでおります。 コニカミノルタ社と共同開発したB2サイズのデジタル印刷機「Impremia IS29」については、技術課題を克服し、製品としての完成度が向上しております。B2サイズ市場は登場から約10年が経過し、競合他社による次世代機の開発計画や新規参入の動きも見られることから、当社グループとしても次世代製品の開発を進めております。 そのような環境の中、オフセット印刷機の高速・高精度な搬送技術を応用した次世代型B2枚葉UVインクジェット印刷機「J-throne 29」については、量産展開を開始しており、市場浸透の拡大に取り組んでおります。一方で、市場の立ち上がりや顧客の投資動向、競合状況等によっては、当社が想定する成長が実現できない可能性があります。 ② PE(プリンテッドエレクトロニクス)事業における、対象分野の変動リスク 市場変化のスピードに追随できず、事業収益を大幅に低下するリスクがある成長事業の一つの柱であるPE事業では、開発対象分野の技術革新の影響により収益が見込めると判断した分野が急速に収縮したり、他の分野が急速に立ち上がったり等の環境に置かれています。 従って新しい市場開拓に時間を要し、対象分野の急速な市場変化により想定した事業拡大等ができず、事業収益が大幅に低下するリスクがあります。 当社グループは市場調査を徹底し事業推進体制による商品化機能を強化しております。さらに次世代プリンテッドエレクトロニクスのイノベーションを推進するために、山形大学と包括的な連携協定を締結いたしました。今後は市場変化を見極めながら次世代プリンテッドエレクトロニクスの開発を推進してまいります。 (3) 財務に関するリスク ① 為替レート変動によるリスク 当社グループの主要な海外市場は、欧州、北米、中国を含むアジアであり、海外売上高比率は全体の70%超となっております。円以外の主要な取引通貨はドル、ユーロであり、為替変動の影響を受けやすい構造となっており、想定為替レートに対し急激な円高が発生した場合は売上高、利益の減少等収益に影響を与えます。 為替レート変動によるリスクを軽減するため、当社グループは原材料や部品の海外調達や、一部製品の海外生産を実施しております。また、円建て契約を優先するほか、先物為替予約等でヘッジすることにより短期のリスクの合理的な軽減を図っております。しかしながら、大幅な変動が生じた場合には、財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ② のれんの減損が顕在化するリスク 当社グループは、印刷需要が伸びている新興国市場でのシェア拡大及び世界的に需要が拡大しているパッケージ印刷分野での製品・サービス拡充を目的とした企業買収を行っております。この企業買収に伴い、のれんを計上しておりますが、買収後の事業が計画に対して実績が下回る等により、その乖離が継続して生じた場合は、のれんの減損損失の発生等により、当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、企業買収に当たりましては、企業価値算定、投下資金の回収見込み、買収金額の妥当性、リスク等について取締役会で十分な審議を行った上で意思決定を行っております。また買収後は出向者の派遣及び連携の強化等を通じて、管理及び事業の推進体制を整え、リスクの軽減に努めております。 ③ 棚卸資産の過多によりキャッシュ・フローが悪化するリスク 当社グループが販売予測の前提条件と実績の乖離により過剰な製品在庫を生じさせた場合は、生産調整にとどまらずキャッシュ・フローを悪化させる可能性があります。 そのため、過剰な製品在庫を生じさせない対策として、適正在庫の全社目標を設定するとともに、関係会社ごとに売上水準に合わせた在庫目標を設定し、月次で乖離を管理しております。一方で、昨今の電子部品等の供給リスクに対しては、中長期的な販売予測を元に部品毎に適正在庫量を設定することで、棚卸資産の管理と安定供給生産の両立を目指してまいります。 (4) 災害等によるリスク 緊急事態における本社機能、製造拠点の集中に係るリスク 当社グループは、地震・風水害・感染症の拡大等の緊急事態に備え、本社機能及び生産拠点の事業継続計画(BCP)を整備しています。これらの事象は、業務の中断や物流の停滞を引き起こし、事業活動に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、近年の通信インフラの早期復旧傾向を踏まえ、代替拠点の確保に代えて、クラウド環境の活用やリモートアクセス体制の強化を進めています。また、災害時における従業員の安全確認と迅速な初動対応を目的として、安否確認システムを導入し、情報収集と社内連携の円滑化を図っています。 今後も、定期的な訓練や体制の見直しを通じて、BCPの実効性向上に努めてまいります。
経営成績の分析 (MD&A)7,784字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において判断したものであります。 また、2025年1月17日に行われたCanadian Primoflex Systems Inc.との企業結合について前連結会計年度において暫定的な会計処理を行っておりましたが、当連結会計年度に確定したため、前連結会計年度との比較・分析にあたっては、暫定的な会計処理の確定による見直し後の金額を用いております。 (1) 経営成績 当連結会計年度における世界経済は、比較的堅調に推移しました。年度初めには、米国の輸入関税政策をめぐり金融市場の混乱が見られましたが、年度末には概ね落ち着きを取り戻しました。一方で、ウクライナ情勢や中東情勢等の地政学リスクは継続し、不安定な市場環境が続きました。 印刷機械の市場動向は、地域ごとに濃淡が見られたものの、省エネ性能の向上や生産性向上、効率化を目的とした合理化投資への関心は各地域で継続しており、特に高付加価値印刷やパッケージ分野での設備需要は堅調に推移しました。 このような市場環境のもと、当社グループでは、菊半裁寸延オフセット枚葉印刷機「LITHRONE GX29 advance」を新たにラインアップに加え、カードや医薬品パッケージ等の多様化・高度化する印刷ニーズに対応し、同分野における付加価値を強化しました。この他に、オペレーティングシステムの強化や、「KP-Connect」による工程間データ連携を通じて、高速生産と損紙低減を両立し、印刷工場全体のスマートファクトリー化を推進しています。また、国内サービス体制の強化を目的として、2025年10月1日にコンタクトセンターを開設し、24時間受付体制の整備を通じて、業務効率化と顧客満足度のさらなる向上を目指しております。 以上の結果、当連結会計年度における受注高は114,534百万円(前連結会計年度比12.5%減少)となり、売上高は118,611百万円(前連結会計年度比6.8%増加)となりました。売上原価率は、前連結会計年度に比べ良化しました。販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ、売上高の増加に伴う販売出荷費が増加したこと、研究開発費が増加したこと等により増加しました。その結果、営業利益は、9,404百万円(前連結会計年度比32.2%増加)となりました。経常利益は、円安による為替差益の増加等により10,718百万円(前連結会計年度比40.8%増加)、税金等調整前当期純利益は10,814百万円(前連結会計年度比18.1%増加)、親会社株主に帰属する当期純利益は7,371百万円(前連結会計年度比1.7%増加)となりました。 また、海外売上高は85,485百万円(前連結会計年度比10.8%増加)で、売上高に占める割合は72.1%となりました。 地域別連結売上高の概況は以下のとおりです。 (単位:百万円) 前連結会計年度 (2024.4.1~2025.3.31)   当連結会計年度 (2025.4.1~2026.3.31)   増減率(%) 売上高   111,050   118,611   6.8% 内 訳   日本   33,922   33,125   △2.3% 北米   9,248   12,557   35.8% 欧州   24,718   28,178   14.0% 中華圏   19,182   15,703   △18.1% その他地域   23,978   29,046   21.1% 日本市場では、合理化投資や省力化投資を目的としたオフセット枚葉印刷機の需要が引き続き堅調に推移しました。一方で、オフセット輪転印刷機では販売が進んだ前連結会計年度からの反動減が見られました。売上高は前連結会計年度比2.3%減少の33,125百万円となりました。 北米市場では、関税コストの価格転嫁に伴う影響から、個人消費や一部の設備投資には減速感が見られました。しかしながら、当社グループが強みとする証券印刷機や大型オフセット枚葉印刷機の納入が進んだことに加え、高度な技術力と長期的なサポート体制が評価され、売上高は大きく伸長しました。売上高は前連結会計年度比35.8%増加の12,557百万円となりました。 欧州市場では、米国との関税交渉が決着したことにより不確実性が低下し、輸出環境が改善しました。堅調な雇用・所得環境が個人消費を下支えし、景気は緩やかな回復を継続しました。前連結会計年度に開催された大型展示会に起因する受注残高が着実に売上として計上されたことに加え、紙器・パッケージ印刷分野を中心とした設備需要も回復基調にありました。売上高は前連結会計年度比14.0%増加の28,178百万円となりました。 中華圏市場では、不動産投資や大型インフラ投資の停滞が続き、景気の減速傾向が見られました。大手顧客を中心とした合理化投資は継続しているものの、商業印刷分野における中堅顧客では投資判断に慎重な姿勢が続きました。一方では、展示会等を通じた引き合いは継続しており、需要の見極めが進む局面となりました。その結果、売上高は前連結会計年度比18.1%減少の15,703百万円となりました。 アセアン、インド、オセアニア及び中南米を含むその他地域では、経済規模の拡大や人口増加を背景に、パッケージ印刷を中心とした印刷設備需要が着実に増加し、全体として堅調な推移となりました。売上高は前連結会計年度比21.1%増加の29,046百万円となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 a. 日本 セグメントの「日本」には、日本の国内売上高と、日本から海外の代理店地域や海外証券印刷機の直接売上高が計上されております。同代理店地域には、一部のアジアと中南米等が含まれております。上記記載のそれぞれの地域での業績を反映した結果、セグメントの「日本」の売上高は87,044百万円(前連結会計年度比5.2%増加)となり、セグメント利益は9,637百万円(前連結会計年度比37.0%増加)となりました。 b. 北米 セグメントの「北米」には、米国の販売子会社の売上高が計上されております。地域別売上高の概況で述べました北米の状況の結果、セグメントの「北米」の売上高は12,740百万円(前連結会計年度比37.1%増加)となり、セグメント利益は625百万円(前連結会計年度は8百万円)となりました。 c. 欧州 セグメントの「欧州」には、欧州の販売子会社、欧州の紙器印刷機械製造販売子会社グループ及び印刷後加工機製造販売子会社グループの売上高が計上されております。地域別売上高の概況で述べました欧州の状況の結果、セグメントの「欧州」の売上高は28,476百万円(前連結会計年度比13.0%増加)となり、紙器印刷機械製造販売子会社の受注増対応による人的資本の投資等により、セグメント損失は1,919百万円(前連結会計年度は778百万円)となりました。 d. 中華圏 セグメントの「中華圏」には、香港、中国深圳市、台湾の販売子会社及び中国南通市の印刷機械装置製造販売子会社の売上高が計上されております。地域別売上高の概況で述べました中華圏の状況の結果、セグメントの「中華圏」の売上高は13,601百万円(前連結会計年度比14.9%減少)となり、セグメント利益は133百万円(前連結会計年度比48.6%減少)となりました。 e. その他 「その他」には、インド、シンガポール及びマレーシアの販売子会社の売上高が計上されております。地域別売上高の概況で述べましたその他地域の状況の結果、売上高は7,133百万円(前連結会計年度比21.1%増加)となり、セグメント利益は492百万円(前連結会計年度比19.8%増加)となりました。 (2) 財政状態 (資産) 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ5,212百万円増加し、178,158百万円(前連結会計年度比3.0%増加)となりました。資産の主な増加要因は、投資有価証券の増加4,078百万円、棚卸資産の増加2,149百万円、現金及び預金の増加1,946百万円、受取手形、売掛金及び契約資産の増加1,578百万円等であります。主な減少要因は、有価証券の減少6,987百万円等であります。 (負債及び純資産) 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ2,185百万円減少し、55,261百万円(前連結会計年度比3.8%減少)となりました。負債の主な減少要因は、1年内償還予定の社債の減少10,000百万円、電子記録債務の減少5,082百万円等であります。主な増加要因は、社債の増加9,000百万円、流動負債その他の増加1,498百万円、繰延税金負債の増加1,401百万円、契約負債の増加716百万円等であります。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ7,397百万円増加し、122,896百万円(前連結会計年度比6.4%増加)となりました。純資産の主な増加要因は、利益剰余金の増加2,933百万円、その他有価証券評価差額金の増加2,844百万円、為替換算調整勘定の増加1,286百万円等であります。 この結果、自己資本比率は前連結会計年度末の66.8%から69.0%(前連結会計年度比2.2ポイント増加)となり、1株当たり純資産額は前連結会計年度末の2,176.79円から2,316.06円(前連結会計年度比139.27円増加)となりました。 (3) キャッシュ・フロー 当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度に比べ4,549百万円減少し、52,851百万円(前連結会計年度比7.9%減少)となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度が17,018百万円の資金増加であったのに比較し、当連結会計年度は、前連結会計年度に比べ13,485百万円増加幅が減少し、3,533百万円の資金増加となりました。資金増加の主な内訳は、税金等調整前当期純利益10,814百万円、減価償却費2,277百万円等であり、資金減少の主な内訳は、仕入債務の減少額5,740百万円、法人税等の支払額3,294百万円等であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度が4,781百万円の資金減少であったのに比較し、当連結会計年度は、前連結会計年度に比べ1,873百万円減少幅が縮小し、2,908百万円の資金減少となりました。資金減少の主な内訳は、有形及び無形固定資産の取得による支出3,837百万円、定期預金の預入による支出2,088百万円等であり、資金増加の主な内訳は、定期預金の払戻による収入2,122百万円等であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度が4,310百万円の資金減少であったのに比較し、当連結会計年度は、前連結会計年度に比べ1,762百万円減少し、6,072百万円の資金減少となりました。資金減少の主な内訳は、社債の償還支出10,000百万円、配当金の支払額4,433百万円、リース債務の返済による支出409百万円等であります。 (4) 生産、受注及び販売の状況 a.  生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前期比(%) 日本   62,778   △10.7 欧州   12,162   +2.5 中華圏   2,032   △11.3 合計   76,973   △8.9 (注) 1. セグメント間取引については、相殺消去しております。 2. 金額は平均販売価格で表示しております。 b.  受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前期比(%)   受注残高(百万円)   前期比(%) 日本   52,011   △2.4   33,658   +5.4 北米   7,800   △57.1   8,049   △34.2 欧州   30,760   +8.1   17,841   +33.2 中華圏   15,788   △15.4   11,072   +8.0 その他   8,173   △33.4   5,084   △41.8 合計   114,534   △12.5   75,705   △1.1 (注) 1. セグメント間取引については、相殺消去しております。 2. 受注残高には、見込み受注分は含まれておりません。 c.  販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前期比(%) 日本   55,271   △0.0 北米   12,689   +36.7 欧州   28,178   +14.0 中華圏   11,698   △18.0 その他   6,900   +20.6 調整額(注2) (注3)   3,872   119.2 合計   118,611   +6.8 (注)1.  セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.  報告セグメントにおいて代理人として処理した取引のうち、他の当事者がセグメント間に存在するため、連結損益計算書上は本人として処理される取引であります。 3.  履行義務の充足に係る進捗度に基づいて、一定期間にわたり収益を認識する取引のセグメント間取引に係る進捗度の調整であります。 (5) 経営成績に重要な影響を与える要因 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因としては、「3 事業等のリスク」に記載した項目が挙げられますが、特に影響が大きい要因は次のとおりであります。 当社グループの総売上高に占めるオフセット印刷機事業の割合は大きく、景気動向や法律・規制の施行、税制等の変更等に起因するオフセット印刷機の需要環境変動が、当社グループの経営成績に大きな影響を及ぼす可能性があります。当連結会計年度のオフセット印刷機の需要環境は、米国関税問題や、地政学リスクが長期化する中で、地域によりばらつきはあるものの、総じて引き続き堅調に推移しました。一方で、電子媒体の増加が新興国を含め世界的に急速に浸透していますが、今後において人々の行動が変化して書籍、商業印刷の需要がさらに縮小した場合には、出版、商業用印刷向けオフセット印刷機の需要も縮小し、当社グループのオフセット事業の業績に悪影響を及ぼす可能性があります。これに対応した戦略として、パッケージ印刷向けの製品・サービスを拡充するとともに、DPS事業やPE事業等の成長事業や、MBOグループの印刷後加工機の事業とのシナジー効果を拡大し収益源の多様化・安定化を進めております。このように、オフセット事業以外の事業についても成長を促進することにより、個別事業の需要環境変動が発生したとしても経営成績への影響度を低減できるように図ってまいります。 次に、当社グループの海外売上高比率は全体の70%を超えており、かつ製造拠点が日本に集中していることから、為替変動の影響を受けやすい構造となっております。当社グループはこの為替変動リスクに対応すべく、円建て契約を優先するほか、先物為替予約で短期の変動リスクをヘッジする一方、部材等の海外調達比率を高め、また、一部製品の製造を海外製造子会社へ移管するとともにM&Aで海外生産を強化すること等により為替エクスポージャーを低減する努力を続けております。 足元では、インフレが継続し一部部材の調達環境が厳しくなっておりますが、継続して電子部品や一般市販部品のメーカーとの連携強化を図り適正な在庫確保を図るとともに代替可能部品の選定等対策を進めてまいります。今後とも、「3 事業等のリスク(4)災害等によるリスク」に記載した適正な部品在庫を確保するための対策を講じて安定稼働に努めてまいります。 (6) 資本の財源及び資金の流動性 当社グループは、経済・金融環境の変化に伴う需要変動リスクに備えて十分な手許流動性を確保することにより、安定した財務基盤の維持に努めております。運転資金及び事業投資資金については主として内部資金により調達しておりますが、財務運営の安定性を増すため、2025年4月に普通社債90億円を発行しております。今後の運転資金及び事業投資資金の需要については内部資金の範囲内と認識しておりますが、内部資金を超過する大型戦略投資資金が必要となる際には、借入金や社債により調達する可能性があります。なお、当社は格付け機関である格付投資情報センター(R&I)より長期格付けA-を取得しております。 (7) 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断する客観的な指標等 当社グループは、当連結会計年度から第7次中期経営計画(2025年3月期~2027年3月期)に取り組んでおります。同計画の骨子については「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)会社の対処すべき課題及び中長期的な会社の経営戦略と目標とする経営指標」に記載しており、サステナブルな経営体質に向けた事業変革と経営基盤強化を推進し、企業価値向上を目指してまいります。 第7次中期経営計画の最終年度である2027年3月期の目標と、当連結会計年度の実績は以下のとおりです。 中期経営計画最終年度目標   当連結会計年度実績 営業利益率   7.0%以上   7.9% ROE   6.0%以上   6.2% (8) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されています。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

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  • 決算説明資料2027年3月期 第1四半期決算説明資料2026-08-04

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