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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

平田機工

HIRATA Corporation6258 · Prime · 機械

自動車・半導体向け自動組立ラインとウェーハ搬送装置のグローバルエンジニアリング企業

概要

平田機工は、1951年に熊本で創業した自動省力機器メーカーである。自動車関連、半導体関連、その他自動省力機器の三セグメントで構成され、エンジン組立ラインやウェーハ搬送装置などを手がける。2026年3月期の連結売上高は949億円、従業員数は1,984名。東京証券取引所プライム市場に上場している。

自動車関連セグメント

自動車関連セグメントは、エンジン、トランスミッション、車載用電子部品、電気自動車(EV)関連部品などの自動組立ラインを中心に、生産システムを製造・販売している。2026年3月期の売上高は434億円(全体の45.8%)、営業利益は51億円で、セグメント利益率は11.8%である。主要顧客は自動車メーカーおよび同部品メーカーで、受注生産型のビジネスモデルをとる。近年はEV向けバッテリー充放電関連設備の売上も底堅く推移している。

半導体関連セグメント

半導体関連セグメントでは、ウェーハを各種処理装置に取り込むロードポート、ウェーハ搬送ロボット、およびそれらを統合したEFEM(Equipment Front End Module)などのウェーハ搬送装置を手がける。2026年3月期の売上高は361億円(同38.1%)、営業利益は24億円である。生成AI需要の拡大を背景に、データセンター向け半導体投資が追い風となり、売上は前年比19.6%増加した。海外生産拠点の拡充も進めている。

その他自動省力機器セグメント

その他自動省力機器セグメントは、有機ELディスプレイ製造工程の蒸着装置、物流関連のストッカー・搬送装置、タイヤ関連生産設備、医療・理化学機器などを扱う。2026年3月期の売上高は125億円、営業利益は6億円で、前年から黒字転換した。フラットパネルディスプレイ関連設備の原価率改善が寄与した。同セグメントは多様な業界向けに自動化ソリューションを提供している。

北米・欧州・アジアに広がる海外拠点

平田機工は、1980年に米国インディアナ州に初の海外子会社を設立して以来、シンガポール(1991年)、ドイツ(1993年)、メキシコ(2000年)、タイ(2004年)、中国(上海、2006年)、台湾(2006年)、マレーシア(2012年)に製造・販売子会社を展開している。2026年3月期現在、連結子会社12社で構成され、各地域の顧客に合わせた生産システムを供給している。

業界の中での役割は自動省力機器・生産システムのエンジニアリング企業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
949億円
営業利益
83億円
営業利益率
8.7%
純利益
61億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2022/3
事業売上構成比利益利益率
日本566億円84.4%33億円5.8%
アジア64億円9.5%3億円4.7%
北米32億円4.8%5億円15.6%
欧州9億円1.3%-1億円-11.1%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01自動車関連主力

自動車メーカー・同部品メーカー向けに、エンジン、トランスミッション、車載用電子部品、電気自動車(EV)関連などの自動組立ラインを中心とした生産システムを製造・販売。最新テクノロジーに対応したトータルソリューションを提供。

主な製品・サービス1
自動組立ライン
自動車のエンジン、トランスミッション、車載電子部品、EV関連部品などを自動で組み立てる生産システム。顧客のニーズに応じた最適なラインを設計・製造。

02半導体関連主力

半導体製造工程において、ウェーハを各種処理装置に取り込むロードポート、ウェーハ搬送ロボット、およびそれらを統合したEFEM(Equipment Front End Module)などのウェーハ搬送装置を製造・販売。

主な製品・サービス3
ロードポート
半導体製造装置にウェーハを供給するインターフェース機器。ウェーハカセットを搭載し、装置内に一枚ずつ搬入する機能を持つ。
ウェーハ搬送ロボット
半導体製造工程でウェーハを装置間や処理位置に搬送するロボット。高精度・高速搬送が要求されるクリーン環境向け。
EFEM(Equipment Front End Module)
ロードポートとウェーハ搬送ロボットを統合したモジュール。半導体処理装置の前面に設置され、ウェーハの受渡しと搬送を一元的に制御。

03その他自動省力機器準主力

有機ELディスプレイ製造工程の蒸着装置、物流関連のストッカー・搬送装置、タイヤ関連生産設備、医療・理化学機器などを製造・販売。多様な業界向けに自動化ソリューションを提供。

主な製品・サービス2
蒸着装置
有機ELディスプレイの製造工程で、有機材料を基板に蒸着する装置。高精度な薄膜形成を実現。
ストッカー・搬送装置
物流倉庫や工场内で物品を保管・搬送する自動化機器。FA(ファクトリーオートメーション)システムの一部として提供。

製品と技術

自動車用自動組立ライン

自動車関連セグメントの主力製品は、エンジン組立ライン、トランスミッション組立ライン、車載用電子部品組立ライン、電気自動車(EV)関連組立ラインである。これらのラインは顧客の要求仕様に合わせて設計・製造され、コンベヤシステムとロボットを組み合わせた自動化システムとして提供される。2026年3月期のセグメント売上高は434億円で、グループ全体の最大の収益源となっている。

半導体用ウェーハ搬送装置

半導体関連セグメントでは、ロードポート、ウェーハ搬送ロボット、EFEM(Equipment Front End Module)の3製品が中核である。ロードポートはウェーハカセットを搭載し装置内に一枚ずつ搬入するインターフェース機器で、ウェーハ搬送ロボットは高精度・高速搬送を実現する。EFEMはこれらを統合したモジュールで、クリーン環境下での半導体処理装置前面に設置される。生成AI需要により売上は拡大傾向にある。

有機EL蒸着装置と物流自動化機器

その他自動省力機器セグメントでは、有機ELディスプレイ製造向け蒸着装置が主要製品の一つである。蒸着装置は有機材料を基板に高精度で薄膜形成する。また、物流倉庫や工場内で物品を自動保管・搬送するストッカー・搬送装置も手がける。タイヤ関連生産設備や医療・理化学機器もラインアップに含まれ、多様な業界の自動化ニーズに対応している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

半導体製造装置で中堅、機械大手に後塵

平田機工は、半導体製造装置やFPD製造装置向けの搬送システム・自動化設備を手掛ける機械メーカー。同業の三浦工業はボイラで強み、日本製鋼所は大型産業機械が主力。平田機工は半導体関連に特化し、専業ではないが、特定工程の自動化でシェアを持つ。売上高900億円超で営業利益率8%台と健全だが、半導体市況に業績が連動しやすい。日本ドライケミカルなどニッチ企業に対し、差別化は十分とは言えない。

強み

  • 精密搬送技術で高い歩留まりを実現。
  • 営業利益率8%超で安定的に利益確保。
  • 大手半導体メーカーと継続取引。
  • 半導体投資拡大で需要増加。

課題

  • 半導体市況悪化で受注が大幅減。
  • 三浦や日鋼など大手に比べ規模劣位。
  • 国内偏重で海外売上高比率が低い。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

半導体製造装置の時価総額近傍。太字が平田機工

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16941山一電機1,642億円15.3倍
26486イーグル工業1,500億円13.9倍
36254野村マイクロ・サイエンス1,346億円33.7倍
45911横河ブリッジホールディングス1,284億円13.6倍
56235オプトラン1,100億円54.2倍
66258平田機工1,097億円17.1倍
75351品川リフラ969億円3.6倍
87745A&Dホロンホールディングス760億円12.6倍
96387サムコ660億円38.0倍
107717ブイ・テクノロジー539億円22.0倍
116266タツモ492億円24.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(半導体製造装置)に従っています。

会社の歴史

沿革 40件

産業車両メーカーとして出発した1951年

1951年12月、熊本県熊本市に平田車輌工業株式会社が資本金1,000千円で設立された。当初は産業車両の製造・販売を目的としていた。1959年にはベルトコンベヤ、スラットコンベヤの製造を開始し、工場内生産設備の分野に進出。1964年には初のテレビ組立ラインを納入し、自動化設備事業の基礎を築いた。同年、植木工場(現熊本工場)を設置している。

1974年の合併と商号変更、自動車組立ライン参入

1974年8月、平田機工商事および大平コンベヤーと合併し、商号を平田機工株式会社に変更した。この合併により事業基盤を強化。1979年には自動車メーカーから最初のミッション組立ラインを受注し、自動車関連事業への本格参入を果たした。1980年にはアメリカにHIRATA Corporation of Americaを設立し、海外展開の第一歩を踏み出した。

1980年代の事業多角化と海外拠点拡大

1981年、関西工場を滋賀県に設置し、同時に本社を東京都品川区に移転。1984年にはロボット工場(楠野工場)を熊本に設置し、ロボット技術の内製化を進めた。1991年にはシンガポールに現地法人を設立、1993年にはドイツにHIRATA Robotics GmbHを設立。1999年には中国進出を果たし、アジア市場でのプレゼンスを高めた。

2006年の株式上場と市場移行

2006年12月、ジャスダック証券取引所に株式を上場。その後、タイや台湾、マレーシアへの進出を加速。2017年6月には東京証券取引所市場第一部に市場変更し、2022年4月の市場区分見直しによりプライム市場に移行した。上場後は半導体関連事業を強化し、売上高は2013年3月期の381億円から2026年3月期には949億円へと拡大している。

2020年代の新工場建設と中期経営計画

2020年6月、熊本工場にHeadquarters Buildingを竣工。2025年4月には1株を3株に分割する株式分割を実施。2026年5月には熊本県菊池市に七城第二工場を設置し、半導体関連の生産能力増強を図った。中期経営計画(2025-2027年度)では、2028年3月期に営業利益100億円以上を目標に掲げ、当期(2026年3月期)は営業利益83億円を達成している。

年表40件を開く

1950年代

  • 1951年12月創業産業車両の製造および販売を目的として熊本県熊本市に平田車輌工業株式会社を資本金1,000千円で設立
  • 1959年12月ベルトコンベヤ、スラットコンベヤの製造を開始

1960年代

  • 1964年5月当社初のテレビ組立ラインを納入、工場内生産設備分野に参入
  • 1964年7月熊本県鹿本郡植木町(現熊本市)に植木工場(現熊本工場)を設置
  • 1968年8月栃木県宇都宮市に関東工場を設置

1970年代

  • 1970年10月新開発チェーンによるフリーフロー方式コンベヤの製造を開始
  • 1974年8月M&A平田機工商事株式会社、大平コンベヤー株式会社と合併し、商号を平田機工株式会社とする
  • 1979年6月自動車メーカーから最初のミッション組立ラインを受注

1980年代

  • 1980年2月アメリカ合衆国インディアナ州にHIRATA Corporation of Americaを設立(現連結子会社)
  • 1980年10月創業当社平田耕也他3名が熊本県鹿本郡植木町(現熊本市)に太平興産株式会社を設立
  • 1981年3月滋賀県野洲郡野洲町(現野洲市)に関西工場を設置
  • 1981年3月東京都品川区に本社移転
  • 1984年4月熊本県熊本市にロボット工場(現楠野工場)を設置
  • 1986年3月創業熊本県熊本市にタイヘイコンピュータ株式会社を設立
  • 1988年11月熊本県鹿本郡植木町(現熊本市)に熊本東工場を設置

1990年代

  • 1991年1月シンガポールにHIRATA FA Engineering (S) Pte.Ltd.を設立(現連結子会社)
  • 1992年2月太平興産株式会社を当社子会社とする
  • 1993年11月創業ドイツにHIRATA Robotics GmbHを設立
  • 1999年5月創業熊本県鹿本郡植木町(現熊本市)にヒラタ工営株式会社を設立
  • 1999年8月創業中国に上海平田机械工程有限公司を設立

2000年代

  • 2000年5月メキシコにHIRATA Engineering S.A.de C.V.を設立(現連結子会社)
  • 2003年2月熊本地区および関東地区にてISO14001認証を取得
  • 2003年4月全事業部がISO9001認証を取得
  • 2004年8月タイにHIRATA Engineering (THAILAND) Co.,Ltd.を設立(現連結子会社)
  • 2006年10月中国に平田机工自動化設備(上海)有限公司を設立(現連結子会社)
  • 2006年12月台湾に台湾平田機工股份有限公司を設立(現連結子会社)
  • 2006年12月上場ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2007年2月商号変更ヒラタ工営株式会社の商号をヒラタフィールドエンジニアリング株式会社に変更(現連結子会社)
  • 2008年1月商号変更熊本県菊池市七城町に七城工場を設置 太平興産株式会社の商号をタイヘイテクノス株式会社に変更(現連結子会社)
  • 2009年12月商号変更上海平田机械工程有限公司の商号を平田机械設備銷售(上海)有限公司に変更

2010年代

  • 2011年5月商号変更タイヘイコンピュータ株式会社の商号を株式会社トリニティに変更(現連結子会社)
  • 2011年7月商号変更HIRATA Robotics GmbHの商号をHIRATA Engineering Europe GmbHに変更(現連結子会社)
  • 2012年12月マレーシアにHIRATA FA Engineering (M) Sdn.Bhd.を設立(現連結子会社)
  • 2016年6月熊本県熊本市に本社移転
  • 2017年6月東京証券取引所市場第一部に市場変更

2020年代

  • 2020年6月熊本工場にHeadquarters Buildingを竣工
  • 2021年3月商号変更平田机械設備銷售(上海)有限公司の商号を平田通商(上海)实业 有限公司に変更(現連結子会社)
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2025年4月2025年3月31日を基準日、2025年4月1日を効力発生日として、普通株式1株につき3株の割合で株式分割
  • 2026年5月熊本県菊池市七城町に七城第二工場を設置

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業利益2028年3月期まで100億円以上
  • ROE2028年3月期まで9.3%以上
  • 売上高年平均成長率(CAGR)2025-2027年度計画期間中まで6~8%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    半導体関連事業の規模拡大

    半導体需要拡大に伴い、グローバルな営業・生産・サービス体制を強化し、技術革新に対応した製品開発を推進。中国・マレーシアの生産拠点拡充やクリーンルーム増設により、コンポーネント製品やEFEMの生産能力を増強する。

  2. 02

    受注生産ビジネスの収益性強化

    培った強みを活かし、地域や案件の選択と集中、エンジニアリング重視のビジネス展開、資本効率改善により収益性を強化。自動車関連事業では売上規模拡大よりも利益確保を重視し、HV・PHV関連の設備需要を的確に取り込む。

  3. 03

    収益基盤のさらなる強化

    経営情報の可視化とKPI管理高度化により意思決定を迅速化。間接費削減、新基幹システム導入による業務効率化、営業キャッシュフロー改善(支払条件見直し、在庫適正化、非効率資産売却)を推進。

  4. 04

    量産ビジネスの拡大

    技術資産を活用し、幅広い産業分野向け量産製品を創出・販売。2025年度に部門横断プロジェクトを立ち上げ、量産製品の企画・開発を本格化。七城第二工場を取得し、生産拠点集約による効率向上を図る。

  5. 05

    新規ビジネスの事業部化

    技術・ノウハウを活かし新たな成長ドライバーを創出。東京オフィスにビジネスディベロップメントセンターを新設し、首都圏での顧客接点強化とマーケティング高度化を推進。バッテリー・制御盤・電動化部品事業の2027年度事業部化を目標。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,984人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は736万円で、9期前と比べて+7.8%平均年齢は39.7歳、平均勤続年数は15.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,710
2018年3月1,773
2019年3月68342.319.61,848
2020年3月62541.818.91,849
2021年3月65942.019.21,862
2022年3月71342.219.31,881
2023年3月67641.518.31,882
2024年3月69140.817.11,967
2025年3月69540.116.31,995346
2026年3月73639.715.91,984418

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率7.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率68.4%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)56.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社12(国内 3 / 海外 9、うち連結子会社 12) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位9)
本社および 熊本工場 — 熊本市北区130億円
自動車関連 半導体関連 その他自動省力機器
関西工場 — 滋賀県野洲市3,680百万円
自動車関連 その他自動省力機器
関東工場 — 栃木県宇都宮市3,078百万円
自動車関連 半導体関連 その他自動省力機器
七城工場 — 熊本県菊池市2,303百万円
自動車関連 半導体関連 その他自動省力機器
本社および工場 — 熊本市 北区1,432百万円
自動車関連 半導体関連 その他自動省力機器 その他
楠野工場 — 熊本市北区530百万円
半導体関連
本社および工場 — 中国 上海284百万円
自動車関連 半導体関連 その他自動省力機器
合志工場 — 熊本県合志市249百万円
自動車関連 半導体関連 その他自動省力機器
東京オフィス — 東京都港区5百万円
自動車関連 半導体関連 その他自動省力機器
主な関係会社
  • 国内
    タイヘイテクノス 株式会社(注)1
    熊本市 北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社トリニティ(注)1.6
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権65.9%
  • 国内
    ヒラタフィールドエンジニアリング株式会社
    熊本県 合志市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    平田机工自動化設備(上海)有限公司(注)1
    中国 上海 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    平田通商(上海)实 业有限公司(注)1
    中国 上海 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    台湾平田機工股份 有限公司
    台湾 桃園市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    HIRATA FA Engineering (S) Pte.Ltd. (注)1.4
    シンガポール · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    HIRATA FA Engineering (M) Sdn.Bhd.
    マレーシア ジョホール · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    HIRATA Engineering (THAILAND) Co.,Ltd. (注)3.5
    タイ バンコク · 連結子会社
    議決権49.0%
  • 海外
    HIRATA Corporation of America (注)1
    米国 インディアナ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    HIRATA Engineering S.A.de C.V.
    メキシコ コアウイラ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    HIRATA Engineering Europe GmbH (注)5
    ドイツ マインツ · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は949億円営業利益83億円前期と比べると増収増益で、売上が+7.2%、利益が+20.3%。

売上高
+7.2%
949億円
営業利益
+20.3%
83億円
純利益
+27.1%
61億円
営業利益率
8.7%
前期比 +0.9%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,000億円949億円
営業利益90億円83億円
純利益65億円61億円
1株あたり配当¥75¥75

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は259億円、営業利益は39億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+34.9%、営業利益は+160.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q23211
2024年1Q192157.811
2024年2Q182168.812
2024年3Q2362811.923
2024年4Q218−3
2025年2Q404286.918
2025年4Q481418.530
2026年2Q4564810.534
2026年4Q493357.127
2027年1Q2593915.126

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は381億円から949億円へ2.5倍に増えた。直近期の営業利益率は8.7%。売上は5期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月38143
2014年3月471178
2015年3月521209
2016年3月5302817
2017年3月8058059
2018年3月9429267
2019年3月7736346
熊本工場にHeadquarters Buildingを竣工
2020年3月6562917
平田机械設備銷售(上海)有限公司の商号を平田通商(上海)实业 有限公司に変更(現連結子会社)
2021年3月6535241
2022年3月6714327
2023年3月7845843
2024年3月8286343
2025年3月88569697.848
2026年3月94983848.761

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高949億円のうち、営業利益として残るのは83億円8.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は61億円、売上の6.4%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金78.1%741億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金13.2%125億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.7%83億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
21.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.1pt
8.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.6pt
6.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.7pt
8.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが165億円、投資CFが−38億円で、差し引きのフリーCFは127億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は130億円で、売上の1.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月−6−10−7−1654
2014年3月10−524585
2015年3月37−4−283394
2016年3月27−9−351876
2017年3月−59−1482−7383
2018年3月−19−4470−6389
2019年3月106−20−6086113
2020年3月81−26−5755110
2021年3月7−2435−17127
2022年3月−34−1142−45129
2023年3月−57−2151−78111
2024年3月−46−2259−68107
2025年3月94−20−5674129
2026年3月165−38−130127130

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,313億円。このうち返さなくてよい自己資本が769億円で、自己資本比率は58.4%(業種中央値65.3%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月53618435234.0
2014年3月58419239232.5
2015年3月61821939934.9
2016年3月59721638135.6
2017年3月88227660630.9
2018年3月95346648748.3
2019年3月90646644050.9
2020年3月85447038454.4
2021年3月92852040855.5
2022年3月99554944654.8
2023年3月1,14559654951.7
2024年3月1,30865365549.7
2025年3月1,30368861452.7
2026年3月1,31376954458.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
130億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
494億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
174億円
在庫として抱えている分
負債合計
544億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
76
/ 100
安定性自己資本比率39 / 40
収益力営業利益率17 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率209社中64位あたり、逆に低いのは配当利回り209社中139位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.4%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.8%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
58.4%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
7.2%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.2%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,400で、1年前と比べて+95.1%過去52週の値幅のなかでは72%の位置にある。

¥3,400-3.0%1ヶ月+13.9%1年+95.1%時価総額1,097億円
過去52週の値幅
安値¥1,781高値¥4,020

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)17.1倍
PER (会社予想)16.0倍
PBR1.33倍
配当利回り2.21%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月19日に3425円と前日比6.93%下落しましたが、月間では18.64%上昇しています。25日線(3156円)を9%上回り、75日線(3074円)も上回っています。8月10日には3865円まで上昇し、52週高値4020円に接近しました。その後は反落し、高値圏での利食い売りが出ています。出来高は8月10日と12日に90万株前後と大量でした。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER 14.6倍は業界平均24.1倍を大幅に下回り割安感が強い。PBR 1.16倍も平均1.59倍を下回る。ROE 8.4%に対してPERが低く、収益性に見合わない評価となっている。配当利回り2.41%は平均2.75%をやや下回るが、増収増益基調で利益成長が期待できる。

指標この会社業種平均
PER (実績)17.1倍22.7倍
PER (予想)16.0倍
PBR1.33倍1.50倍
ROE8.4%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業界トップクラスの自動組立装置メーカー。強気派はEV投資や半導体需要拡大で受注が堅調、増収増益基調が続くとみる。ROE8.4%、PER14.6倍と割安でも評価できる。弱気派は景気サイクルの影響を受けやすく、自動車需要の減速や設備投資のピークアウトリスクを指摘。また過去の急激な業績変動を経験しており、安定的な成長とは言い難い。

プラスに働く材料7
  • EV関連の設備投資需要

    自動車メーカーのEVシフトで組立装置需要増加。

  • 業績好調

    2025/3期営業利益7.8%増、2026/3期も増益予想。

  • 割安なバリュエーション

    PER14.6倍、PBR1.16倍と同業比割安感。

  • 営業利益20%増の83億円計画達成2026年Q3影響

    FY26/3営業利益83億円(前期比+20%)、営業利益率8.75%と改善

  • 純利益27%増の61億円計画2026年Q3影響

    FY26/3純利益61億円(前期比+27%)、EPS向上見込み

  • ROE改善による株価評価向上継続影響

    現状ROE8.4%は低位、経営効率改善でPBR向上余地

  • 株主還元強化の可能性次回株主総会影響

    配当利回り2.41%は低水準、増配や自社株買いの実施余地

マイナスに働く材料7
  • 景気サイクルの影響

    設備投資は景気に連動しやすく、需要減速リスク。

  • 受注の先行指標低下リスク

    半導体市況悪化などで受注減少の可能性。

  • 過去の業績変動

    2023/3期は減収減益。成長の安定性に疑問。

  • 営業利益目標未達リスク2026年Q3影響

    FY26/3営業利益83億円の達成が困難な場合、下方修正の可能性

  • 為替変動による収益圧迫継続影響

    円高進行で輸出採算悪化、営業利益が10%超減少するリスク

  • 設備投資サイクル減速2027年〜2028年影響

    半導体等主要顧客の設備投資減少で受注減の懸念

  • 競争激化による受注単価低下継続影響

    中国・韓国メーカーとの競争で受注単価下落リスク

次の決算で確かめる点
受注高・受注残高
先行指標として今後の売上を占う。増加基調の維持が重要。
営業利益率
8%程度の利益率を維持できるかが収益性の目安。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり75で、前期から+75.0%いまの株価に対する利回りは2.21%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥75
1株あたり
配当利回り
2.21%
いまの株価に対して
配当性向
41.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3319.8
2018年3月4225.022.0
2019年3月420.036.8
2020年3月13−68.021.1
2021年3月2262.618.1
2022年3月220.031.8
2023年3月3038.426.9
2024年3月3311.137.9
2025年3月4020.024.8
2026年3月7075.041.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥75

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ18,572人。区分でいちばん多いのは個人・その他43.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が40.6%を占め、残る59.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他41.441.941.837.346.343.6
金融機関28.728.228.329.529.027.6
事業法人12.112.112.112.312.413.0
外国法人13.814.715.917.88.811.5
証券会社3.93.01.93.03.44.2
自己株式3.52.92.92.94.64.2
外国人個人0.00.00.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託 銀行株式会社(信託口)9.57
02SMC株式会社4.65
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.25
04株式会社肥後銀行4.24
05みずほ信託銀行株式会社(信託口)07000963.72
06平田雄一郎2.71
07ニッコンホールディングス 株式会社2.53
08平田機工社員持株会2.00
09山洋電気株式会社1.79
10JPモルガン証券株式会社1.77

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+632%、1株純資産は14期で+44%。直近期のROEは8.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月271,7341.617.3
2014年3月811,8354.58.1116.5
2015年3月912,0744.78.833.5
2016年3月1712,2528.016.120.2
2017年3月6242,88624.314.419.8
2018年3月6414,31818.215.322.0
2019年3月4414,44410.117.336.8
2020年3月1684,4773.827.421.1
2021年3月1311,6548.317.518.1
2022年3月861,7495.120.931.8
2023年3月1371,9007.516.726.9
2024年3月1392,0877.018.837.9
2025年3月1542,2437.29.924.8
2026年3月1992,5038.411.941.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額330百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
平田雄一郎代表取締役会長65875,200
前田繁代表取締役社長656,600
小﨑勝取締役 常務執行役員 グループ事業本部長 兼 ビジネスディベロップメントセンター担当583,100
二宮秀樹取締役 常務執行役員 管理本部長5910,300
平川武則取締役 常務執行役員 事業本部長 兼 第三ビジネスユニット長6213,800
小川暁取締役61300
上田亮子取締役531,600
多田隈建二郎取締役47
大塚直哉取締役(常勤監査等委員)65
今村憲取締役(監査等委員)52
遠藤恭彦取締役(監査等委員)692,200
岡部麻子取締役(監査等委員)56

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)615063313124541
社外取締役7686810
取締役(社内)1171717

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容945字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 2026年3月31日現在 当社グループは、当社および連結子会社12社で構成されており、自動車関連、半導体関連、その他自動省力機器を柱に、自動省力機器の製造ならびに販売を主たる事業としております。 顧客の多様なニーズに応えるべく、当社グループは常に最新のテクノロジーに対応した生産システムエンジニアリング能力と、現場にて培われたものづくりの経験を活かし、最適なトータルソリューションを提供しております。 各セグメントでは以下の事業をおこなっております。 セグメント   事業内容 自動車関連   自動車・同部品メーカー向けに、エンジン、トランスミッション、車載用電子部品、電気自動車(EV)関連などの自動組立ラインを中心とした生産システムの製造ならびに販売をおこなっております。 半導体関連   半導体製造工程のウェーハ搬送装置の製造ならびに販売をおこなっております。 主な製品は、ウェーハを各種処理装置に取込むロードポート、ウェーハ搬送ロボットおよびそれらを統合したEFEM(Equipment Front End Module)などであります。 その他自動省力機器   有機ELディスプレイの製造工程で使用される蒸着装置や、ストッカー・搬送装置などの物流関連機器およびタイヤ関連生産設備、医療・理化学機器などの製造ならびに販売をおこなっております。 日本国内においては、当社が自動省力機器を製造する際、電子部品等の主な仕入および製造業務の委託を連結子会社タイヘイテクノス株式会社に、客先に納品した製品の保守サービスの委託を連結子会社ヒラタフィールドエンジニアリング株式会社におこなっております。 その他、海外連結子会社は、アジア、北米などの各地域にて、自動省力機器の製造または販売をおこなっており、当社グループ全体でワールドワイドな販売活動およびサポート体制を構築しております。 なお、セグメント情報は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」にも掲載しております。 [事業系統図] 以上に述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。 なお、当社以外は全て連結子会社であります。 2026年3月31日現在
経営方針・対処すべき課題3,797字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項の記載は、本書提出日(2026年6月23日)現在において当社グループが判断したものです。 (1)経営方針 当社グループは、「我々は勇敢に技術革新を追求し 人格を養い能力を高め社会の発展に寄与する」という創業の精神(綱領)に基づきながら、時代時代で生まれてくるお客さまの製品と同様に、当社グループも常に、新しい技術への挑戦と革新を続けることで、時代の変化に対応してきました。また、新しい市場、お客さま、製品技術に関わることで、当社グループの成長につなげるとともに、世界中での仕事を通じて個人の見聞を広げ、個人の能力を高め、世界で競争できる能力を高めてまいりました。 2022年度以降は、長期的な経営方針として、「人技幸献」というスローガンを掲げております。これは「Hirataに関わるすべての人を幸福にするとともに、社会に技術で貢献する」という意味であり、 Hirataは技術があってこそ、技術は人があってこそ、Hirataは働く社員の幸せがあってこそ存在するということを表現したものでもあります。当該方針のもと、その実現に向けた中期的な経営戦略として、お客さまの次世代製品に対応した設備革新をおこなうとともに、お客さまと当社グループ双方の利益の最大化を目指しております。 今後もあらゆるステークホルダーの皆さまとのコミュニケーションを深めながら、企業の持続的な成長に向けて取組んでまいります。 (2)外部環境認識 当社グループが成長市場と位置付ける分野における設備投資は、地域や製品分野ごとに変動はあるものの、全体としては拡大傾向にあります。 自動車市場においては、2023年後半以降、BEV(電気自動車)向け投資に一部減速が見られる一方、ICE(内燃機関)およびHEV(ハイブリッド車)向けの設備投資は引き続き堅調に推移しております。半導体市場では、生成AIの急速な普及を背景に、データセンター向け投資需要が牽引し、市場の拡大が続くと見込まれます。これらの外部環境を踏まえ、自動化・省人化ソリューションに対する期待はさらに高まると認識しております。 一方で、地政学リスクに起因するエネルギー価格の高騰、物価上昇、為替変動等は、調達コストや人件費の上昇を通じて当社グループの収益性に影響を及ぼしております。こうした外部環境を踏まえ、当社グループでは、提供価値に見合った適正価格の実現および公正・適正な取引関係の構築に取組んでおります。 また、人材確保および人件費上昇への対応として、物価上昇を上回る賃金改定を実施するとともに、中長期的な事業戦略を支える人的資本への積極的な投資を継続しております。 (3)中期経営計画の取組み ①中期経営計画(2025-2027年度)の実績 中期経営計画(2025-2027年度)においては、高利益体質の実現とビジネス領域の拡大を図り、持続的・安定的な利益創出を目的として、2028年3月期の営業利益100億円以上、ROE9.3%以上に加え、計画期間中において売上高年平均成長率(CAGR)6~8%の達成を目標として掲げております。本中期経営計画の数値目標に対して、当期は売上高949億6百万円、営業利益83億15百万円、営業利益率8.8%、ROE8.4%となりました。 なお、加重平均資本コスト(WACC)9.4%に対して投下資本利益率(ROIC)は5.8%でした。WACCについては、前期6.0%に対して上昇しておりますが、売上債権の回収に伴う借入金の返済と市場評価に伴う株価の上昇による時価ベースでの株主資本比率の増加が主な要因であると認識しております。一方で、営業利益の増加および売上債権の減少により、ROICは改善傾向にあります。今後は、営業利益のさらなる拡大を図るとともに、成長投資および株主還元とのバランスを踏まえつつ、財務健全性の維持・規律を意識した資本政策を推進し、資本効率の向上と企業価値の持続的な拡大に努めてまいります。 中期経営計画目標に対する2025年度の実績は、次のとおりです。 2025年度実績   2027年度目標 (最終年度) 売上高CAGR   7.3%   6~8% 営業利益   83億円   100億円 ROE   8.4%   9.3% セグメントの状況については「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・ フローの状況の分析」に記載しております。 ②中期経営計画の進捗 中期経営計画の実現に向け、当社グループでは以下の5つの戦略の柱を軸に各種施策に取組んでおります。これらの戦略の推進にあたっては、重要テーマごとにワーキンググループを組成し、部門横断的な体制のもとで具体的な施策を検討・実行しております。また、取締役会においては、これらの取組み状況について定期的に進捗報告をおこない、課題の把握および対応方針の検討をおこなうとともに、PDCAサイクルを通じた継続的な改善により、実行体制の強化を図っております。 さらに、高利益体質の実現のため、DX推進を通じたデジタルツインの活用やエンジニアリングおよび生産設備におけるAIの活用など、付加価値の創出と生産プロセスの効率化に取組んでおります。 1)半導体関連事業における事業規模の拡大 中長期的な半導体需要の拡大によるお客さまの生産拠点のグローバル化に追従すべく、当社グループでの営業、生産、販売、サービス体制の強化と、半導体業界の技術革新を見据えた製品開発を推進し、さらなる事業規模の拡大を進めております。 中国およびマレーシアにおける海外生産拠点の拡充やクリーンルーム増設により、コンポーネント製品およびEFEMの生産能力は着実に増加しております。2025年度の半導体セグメントにおける営業利益率は6.7%でしたが、生産管理体制の見直しや在庫水準の適正化、適正価格の実現等に取組み、利益率と資本効率の改善に努めてまいります。 2)受注生産ビジネスにおける収益性の強化 培ってきた強みを活かし、地域や案件の選択と集中、エンジニアリングを重視したビジネスの展開、資本効率の改善によって、受注生産ビジネスにおける収益性の強化に取組んでおります。 自動車関連事業では、売上規模の拡大よりも利益の確保を重視する方針へ転換し、営業利益率11.8%を達成しました。国内ではHV(ハイブリッド)やPHV(プラグインハイブリッド)を含めたパワートレイン系の設備投資が活発化する見込みであり、これらの需要を的確に取り込み、収益性のさらなる向上を目指してまいります。 3)収益基盤のさらなる強化 経営基盤強化: 中期経営計画の達成に必要な経営情報の可視化を進め、KPI管理の高度化を通じて、経営層の意思決定の迅速化および質の向上を図っております。 コスト構造の最適化: 間接費のコスト削減に加え、新基幹システムの導入などデジタル技術の活用による業務効率化および原価低減活動を推進し、収益構造の改善に取組んでおります。 財務基盤強化: 営業キャッシュ・フローの改善を目的として、支払条件の見直し、在庫水準の適正化、非効率資産の売却検討等に継続的に取組んでおります。中期経営計画初年度における営業キャッシュ・フローは165億46百万円の収入、設備投資額は38億47百万円、R&D投資額は15億61百万円となりました。 当期は、大型案件を中心に支払条件の見直しをおこない、工事進行に応じた前受金の受領を実現したことから、営業キャッシュ・フローは大幅に改善しました。今後も、受注段階からキャッシュ創出を重視した契約・プロジェクト管理を徹底し、運転資本の効率化および資本効率の向上に取組んでまいります。また、これらの施策を通じて、キャッシュ創出力の強化と成長投資の好循環を実現し、株主還元拡充を図ってまいります。 4)量産ビジネスの拡大 当社グループの技術資産を活用し、幅広い産業分野における顧客ニーズに対応する量産製品の創出・販売を通じて、既存事業の高収益化および新規事業創出を目指しております。2025年度は部門横断プロジェクトを立ち上げ、量産ビジネスの基盤構築をおこないました。今後は、量産製品の拡充に向けた企画・開発を本格化してまいります。また、量産ビジネスの生産拡大を見据え、2025年度には新たに七城第二工場を取得し、2026年5月より一部稼働を開始しております。熊本県内における生産拠点を集約し、工場再編を通じた生産効率の向上を図ってまいります。 5)新規ビジネスの事業部化 当社グループがこれまで培ってきた技術・ノウハウを活かし、新たな成長ドライバーとなるビジネスの創出を目指して、東京オフィスにビジネスディベロップメントセンターを新設しました。首都圏を起点としたお客さまとの接点強化を図るとともに、迅速な情報収集および潜在的な顧客ニーズの掘り起こし、マーケティング機能の高度化を推進しております。また、バッテリー事業、制御盤事業、電動化部品事業については、2027年度の事業部化を目標として、技術基盤の構築や組織体制構築に向けた取組みを進めております。
事業等のリスク3,096字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 [リスク管理の方針・概要] 当社グループは、全てのステークホルダーのご期待に応えるため、また企業としての社会的責任に応えるため、事業活動に関わる種々のリスクを的確に把握し、適時かつ適切に対応することで経営への影響を低減することが肝要と考えております。 なお、リスク管理の概要につきましては、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1)コーポレート・ガバナンスの概要 ③ 企業統治に関するその他の事項」に記載しております。 [主要なリスク] 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響をおよぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 また、文中における将来に関する事項の記載は、本書提出日(2026年6月23日)現在において当社グループが判断したものです。 (1)情報管理に係るリスク (リスクの内容) 強力なマルウェア(コンピュータウィルス等)の侵入や外部からのサイバー攻撃等によって、情報漏洩・ランサムウェア等による情報セキュリティインシデントが起こる可能性を完全に排除することはできません。万が一、当該リスクが顕在化し、システムや工場設備に被害が生じた場合、企業イメージの悪化や生産の遅延等により、当社グループの業績および財務状態に影響をおよぼす可能性があります。 (体制・取組) 当社は、高度化する情報セキュリティの脅威に対応するため、クラウド環境・ネットワークを含む社内情報システムへの不正アクセスを防止するシステムの導入、情報セキュリティ基本方針、社内規程や対応マニュアルの整備、当社グループの役員や従業員への教育、サイバー攻撃を想定した訓練、およびマルウェア感染対策の強化等を実施しています。万が一、マルウェア感染等の情報セキュリティインシデントが発生した場合においても、迅速かつ適切に対応できる体制を整備しています。 また、当社では、情報セキュリティ統括責任者を委員長とする情報セキュリティ委員会にて情報セキュリティ管理を推進する体制を構築し、定期的なアセスメントを通して、情報セキュリティ管理レベルの維持・向上に努めています。 (2)製品の安全・品質に関するリスク (リスクの内容) 当社設備に欠陥が発生し、顧客に損害を与えた場合、損害賠償責任を追及される可能性があります。その結果、訴訟等を提起される可能性があり、多額の費用負担の発生および企業イメージの悪化により、当社グループの業績および財務状態に影響をおよぼす可能性があります。 (体制・取組) 当社は、国際標準化機構(ISO)が定める品質管理基準に基づいて自動省力機器の生産をおこなっており、当該設備を使用する作業者の安全面についても、ハード・ソフトの両面における配慮に努めております。 また、前記の取組みの他、製品の納入先の国や地域が定めるCEマーキング、UL508A等の安全関連の基準を満たす設備を納入するとともに、社員や顧客に対しても安全面にも十分配慮した操作やメンテナンス方法の説明をおこなうことで、事故の発生を未然に防止する取組みをおこなっております。 なお、当社グループは企業総合賠償責任保険に加入しておりますが、事故の内容等によっては賠償額を十分に補填できない可能性があります。 (3)海外での事業活動に係るリスク (リスクの内容) 当社グループは、海外において事業展開を推進しております。そのため、現地国の政治動向の急激な変化、地政学的要因、予想しない法規制の変更、テロ・紛争、感染症等による社会的混乱等の影響を受ける可能性があり、その結果、当社グループの業績および財務状態に影響をおよぼす可能性があります。 (体制・取組) 当社グループでは、定期的に、また必要に応じて当社と国内外の子会社との間で情報交換をおこない、周辺環境の変化等についても積極的に情報の共有を図り、問題の早期把握と対応に注力しております。 (4)市場環境等の変化に係るリスク (リスクの内容) 当社グループは、EV(電気自動車)をはじめとする自動車関連・半導体関連・その他自動省力機器等多分野にわたる製品の生産企業から生産システムを受注しております。そのため、国内外の経済動向の変化、顧客製品のライフサイクルが下降トレンドに入ること等によって、これら顧客の設備投資状況に変化が生じた場合、当社グループの業績および財務状態に影響をおよぼす可能性があります。 また、原材料の供給不足による生産計画の遅延、資源価格や原材料価格の上昇、人材不足による労務コスト上昇等が発生した場合、当社グループの業績および財務状態に影響をおよぼす可能性があります。 当社の技術力は顧客から高い信頼を得ておりますが、予想を超える急激な技術革新に適切に対応できないような事態が発生した場合、受注が確保できないおそれがあり当社グループの業績および財務状態に影響をおよぼす可能性があります。 (体制・取組) 当社グループでは、これらのリスクへの対策として、あるひとつの事業分野が好調であっても、その事業のみに資本を集中させることを避け、複数の事業を並行して推進することによって、特定の事業分野における製品のライフサイクルの循環等による経営への影響を低減させております。 また、当社グループでは、知財マインドを向上させ技術革新を図るための施策として、各種知財教育や各種報奨制度を設けております。各種報奨制度では、出願・登録時での報奨や優良発明に対する報奨、ライセンス収入時における報奨等によって技術者の発明に対するモチベーションを高め、顧客ニーズに見合った付加価値のある製品の開発をおこない、他社との競争に勝ち抜く体質の強化を進めております。 (5)災害等に係るリスク (リスクの内容) それぞれの事業拠点において大規模な災害等が発生した場合には、工場設備や情報機器の損壊、電力・水道等インフラの停止、物流網の寸断等により事業活動の停止を余儀なくされる可能性があり、その場合、当社グループの業績および財務状態に影響をおよぼす可能性があります。 (体制・取組) 当社では、予期せぬ災害や大規模な事故発生等の問題が事業の継続を危うくするような事態を避けるために、事前に想定されるリスクを抽出し、そのリスクの防止、防衛、低減を図るとともに、発生時における迅速な事業復旧を目的としたBCP(事業継続計画)を整備しております。 BCP方針に基づき、平常時には、各種訓練や点検、教育等を定期的に実施することで各々の取組みの有効性を確認しており、状況に合わせて適時マニュアル等を改訂する体制を構築しております。 (6)人的資本リスク (リスクの内容) 採用環境の悪化や労働人口の減少等により、必要な人材の確保および育成が計画どおりに進まない場合、当社グループの技術力および競争力の維持、向上が困難となる可能性があります。その結果、当社グループの業績および財政状態に影響をおよぼす可能性があります。 (体制・取組) 当社では、人材育成方針および社内環境整備方針に基づき、多様な人材の活躍と成長の促進ならびに従業員のウェルビーイングの向上を目指しています。具体的には、ダイバーシティの推進や女性活躍支援、インターンシップの実施等による採用強化に加え、階層別やテーマ別教育の充実化や、従業員エンゲージメント調査の結果を踏まえた改善施策の実施など、各種取組みを推進しています。
経営成績の分析 (MD&A)4,692字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 当連結会計年度における当社グループを取り巻く経済情勢は、地政学リスクの高まり、資源・エネルギー価格の高騰が継続する中、先行き不透明な状況が続きました。米国におきましては、旺盛なAI需要を受け、IT関連分野での設備投資が拡大しました。また、高所得層を中心に個人消費が底堅さを見せるなど、景気は総じて拡大基調で推移しました。欧州におきましては、緩やかな景気回復の中、雇用環境は概ね安定して推移しました。一方、エネルギー価格動向や地政学リスクの影響を受け、個人消費は力強さを欠く状況となりました。中国におきましては、景気は一定の成長を維持し、雇用環境も概ね安定して推移しましたが、不動産市場の停滞や内需の弱さを背景に個人消費は力強さを欠きました。わが国におきましては、雇用は改善傾向を維持し、個人消費も賃上げ期待の中で持ち直しの動きがみられました。一方で、輸入物価上昇や海外情勢の不確実性が先行きへの慎重姿勢につながる状況となりました。 このような経営環境のもと、当社グループは設備投資動向の影響を受けやすい事業構造にあり、受注環境の変化が業績に影響を及ぼす可能性がありますが、中期経営計画においては、以下の5つを戦略の柱として掲げ、成長分野への展開と収益性の向上の両立を図っております。 「半導体関連事業における事業規模の拡大」においては、生産能力の約50%増強および海外における生産拠点の新設(2拠点)を推進しております。 「受注生産ビジネスにおける収益性の強化」においては、自動車関連事業における営業利益率10%以上の確保に加え、CCC(キャッシュ・コンバージョン・サイクル)の約20%短縮を目標としております。 「収益基盤のさらなる強化」においては、最適なキャッシュ・アロケーションの実施および自己資本比率45~50%の維持・向上を目指しております。 「量産ビジネスの拡大」においては、既存事業の高収益化を図るとともに、新規事業の創出を推進しております。 「新規ビジネスの事業部化」においては、各分野において売上高50億円以上の事業創出を目標としております。 これらの取り組みにより、今後も成長分野への投資を強化するとともに、収益基盤の一層の強化を図り、持続的な企業価値の向上に努めてまいります。 当連結会計年度におきましては、電気自動車(EV)向けや内燃機関向けの生産設備、半導体関連のウェーハ搬送設備で売上高を伸ばし、前期から増収となりました。利益面では、半導体関連が価格転嫁の遅れなどから前期に対して減益となったものの、自動車関連では適正な価格設定や習熟度の向上などにより前期から増益となりました。この結果、当連結会計年度の売上高は949億6百万円(前期比7.3%増)、営業利益は83億15百万円(前期比20.5%増)、経常利益は83億75百万円(前期比21.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は60億77百万円(前期比27.2%増)となりました。 当社グループの経営方針・経営戦略および経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標につきましては、「第2 事業の状況 1.経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載しております。 セグメントの状況は以下のとおりであります。 ①自動車関連 エンジン組立設備や車載用電子部品組立設備の大型案件を受注し、エンジンおよびインバータ関連の売上高が増加しました。また、バッテリー充放電関連設備の売上高も前期から継続して底堅く推移しました。この結果、売上高は434億78百万円(前期比1.0%増)、営業利益は51億42百万円(前期比22.6%増)となりました。 ②半導体関連 生成AI関連の受注が継続したことにより、ウェーハ搬送設備を中心に売上高は堅調に推移しましたが、利益面では、購入品を中心としたコスト上昇に対する価格転嫁の遅れに加え、一部製品の保証費用の増加等により、前期から減益となりました。この結果、売上高は361億6百万円(前期比19.6%増)、営業利益は24億18百万円(前期比15.4%減)となりました。 ③その他自動省力機器 フラットパネルディスプレイ(FPD)関連設備の生産は堅調に推移しました。営業利益は、FPD関連設備の原価率改善により、前期から黒字に転じました。この結果、売上高は125億72百万円(前期比4.0%減)、営業利益は6億69百万円(前期は1億1百万円の営業損失)となりました。 財政状態の概況は以下のとおりであります。 (資産) 当社グループの当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べて9億98百万円増加し、1,312億76百万円となりました。その主な内訳は、顧客からの入金による売上債権等(受取手形、電子記録債権、売掛金、契約資産)の減少80億82百万円、棚卸資産の増加19億37百万円、七城第二工場の取得等による建設仮勘定の増加21億25百万円、退職給付に係る資産の増加43億34百万円であります。 (負債) 負債につきましては、前連結会計年度末に比べて70億68百万円減少し、543億70百万円となりました。その主な内訳は、有利子負債(短期借入金、長期借入金)の減少112億73百万円、工事対価の前払いによる契約負債の増加21億94百万円であります。 (純資産) 純資産につきましては、前連結会計年度末に比べて80億66百万円増加し、769億5百万円となりました。その主な内訳は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上60億77百万円および配当金の支払い12億30百万円により利益剰余金の増加48億46百万円、退職給付に係る調整累計額の増加20億24百万円であります。その結果、自己資本比率は前連結会計年度末の52.7%から58.4%となりました。 (2)キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度末における現金及び現金同等物残高(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて1億20百万円増加し、130億3百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動による資金は、165億46百万円の収入(前期は94億27百万円の収入)となりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益83億51百万円、売上債権及び契約資産の減少76億43百万円、契約負債の増加20億7百万円等によります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動による資金は、有形固定資産の取得による支出35億10百万円等により、37億61百万円の支出(前期は20億23百万円の支出)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動による資金は、129億75百万円の支出(前期は55億91百万円の支出)となりました。主な要因は、長期借入金の返済による支出156億76百万円、長期借入れによる収入119億50百万円、短期借入金の減少75億55百万円等によります。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、建物および機械装置等の設備投資によるものであります。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 短期運転資金は自己資金および金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。 当連結会計年度末における借入金の残高は228億93百万円、ならびに当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は130億3百万円となっております。 (3)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 文中における将来に関する事項の記載は、本書提出日(2026年6月23日)現在において当社グループが判断したものです。 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 (4)生産、受注及び販売の実績 ①生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称    当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)    前期比(%) 自動車関連 (千円)   44,081,159   101.0 半導体関連 (千円)   36,613,001   111.2 その他自動省力機器 (千円)   12,800,421   99.5 その他 (千円)   2,703,965   126.7 合計(千円)   96,198,547   105.1 (注)金額は販売価格および製造原価によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 ②受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前期比(%)   受注残高(千円)   前期比(%) 自動車関連   42,341,859   124.1   29,065,597   96.2 半導体関連   34,762,395   116.9   17,670,308   92.9 その他自動省力機器   10,131,449   75.9   4,109,323   62.7 その他   3,034,340   130.8   951,517   142.6 合計   90,270,045   113.5   51,796,746   91.8 (注)金額は販売価格によっております。 ③販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称    当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)    前期比(%) 自動車関連 (千円)   43,478,578   101.0 半導体関連 (千円)   36,106,069   119.6 その他自動省力機器 (千円)   12,572,104   96.0 その他 (千円)   2,749,888   128.4 合計(千円)   94,906,641   107.3 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績および当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) 相手先   金額(千円)   割合(%) General Motors LLC   12,937,078   14.6 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 相手先   金額(千円)   割合(%) General Motors LLC   16,582,637   17.5

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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