概要
サトーは、ラベル発行やバーコード印刷、POSシステムなど、小売り・物流向け自動認識ソリューションをグローバルに提供する企業である。連結従業員約6,000人、2026年3月期の売上高は1,634億円、営業利益は110億円に達する。電子プリンタやハンドラベラーなどのハードウェアと、ラベル・リボンなどの消耗品を組み合わせたビジネスモデルを持ち、海外事業の比率が高い。東京証券取引所プライム市場に上場し、連結子会社49社で構成される。
日本と海外で異なる役割を担う二つの事業セグメント
サトーの事業は、連結決算上「自動認識ソリューション事業(日本)」と「同(海外)」の二つのセグメントに区分される。日本セグメントは、電子プリンタやハンドラベラーなどのメカトロ製品の製造・販売、ICタグ・ラベル、シール、リボンといったサプライ製品の製造・販売を主な業務とする。子会社サトーヘルスケア株式会社は医療分野に特化し、サトーマテリアル株式会社は工業用ゴム製品やRFIDタグ・ラベルを手掛けるなど、国内グループ内で機能分化が進んでいる。海外セグメントは、米州ではSATO AMERICA, LLCがサプライ製品の製造販売を、欧州ではSATO UK LTD.やSATO FRANCE S.A.S.などが同様の事業を展開する。アジア太平洋ではSATO ASIA PACIFIC PTE.LTD.が統括し、マレーシアやベトナムに製造拠点を持つ。2026年3月期の海外売上高は国内を上回り、グループ全体の収益を牽引している。
メカトロ製品とサプライ製品で構成される二層の収益モデル
サトーの製品は、大きくメカトロ製品とサプライ製品に分類される。メカトロ製品は、電子プリンタ(バーコード・RFIDプリンタ)やハンドラベラー(手動式ラベル貼付機)などのハードウェアであり、導入時に一度の売上となる。一方、サプライ製品はラベル、シール、ICタグ、リボンなど消耗品であり、プリンタの稼働に伴い継続的に需要が発生するリカーリングビジネスである。この構造により、一度顧客にメカトロ製品を納入すれば、その後長期間にわたってサプライ製品の販売機会が生まれる。サプライ製品の売上比率は約6割を占め(連結財務数値から推定)、安定した収益基盤を支えている。また、近年はRFIDタグの需要拡大に対応し、ICタグ・ラベルの製造販売を強化している。
アジア、欧州、米州を網羅するグローバルな生産販売網
サトーは1951年の創業後、1986年にマレーシアに初の海外生産拠点を設立したのを皮切りに、世界各国に製造・販売子会社を設立してきた。現在、米国、ドイツ、フランス、イギリス、シンガポール、中国、ベトナム、マレーシア、インドなど、主要な地域に子会社を持つ。欧州では買収によりSATO UK LTD.やSATO FRANCE S.A.S.をグループ化し、現地での製造販売力を強化した。また、ベトナムにはメカトロ製品の生産拠点(SATO VIETNAM CO., LTD.)を設け、低コスト生産を実現している。各地域統括会社として、米州はSATO INTERNATIONAL AMERICA, INC.、欧州はSATO INTERNATIONAL EUROPE N.V.、アジア・オセアニアはSATO INTERNATIONAL ASIA PACIFIC PTE.LTD.が機能し、地域ごとの事業戦略を立案する。
多様な分野に特化した子会社群が支えるグループ体制
サトーグループは、連結子会社49社により構成される。日本国内では、製造子会社としてサトーインプレス株式会社、サトーマテリアル株式会社があり、販売・ソリューション子会社としてサトーヘルスケア株式会社が存在する。海外では、地域ごとに販売会社と製造会社が分かれており、例えばマレーシアではSATO MALAYSIA ELECTRONICS MANUFACTURING SDN.BHD.がメカトロ製品を製造し、SATO AUTO-ID MALAYSIA SDN.BHD.が販売を担当する。また、シンガポールのSATO GLOBAL BUSINESS SERVICES PTE.LTD.はグループ全体の業務支援(受発注代行、管理業務)を担う。このように、グループ内で機能分離が進んでおり、効率的なバリューチェーンを構築している。
業界の中での役割は自動認識機器・消耗品メーカー(ソリューション提供)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 自動認識ソリューション事業(日本) | 850億円 | 52.0% | 54億円 | 6.4% |
| 自動認識ソリューション事業(海外) | 784億円 | 48.0% | 57億円 | 7.3% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01自動認識ソリューション事業(日本)主力
日本国内向けに、電子プリンタ・ハンドラベラー等メカトロ製品の製造販売、ICタグ・ラベル・シール・リボン等サプライ製品の製造販売を手掛ける。医療分野向けソリューションも専門子会社が担当。
- 電子プリンタ
- バーコードやRFIDタグを印刷する業務用プリンタ。
- ハンドラベラー
- 手動式のラベル貼付機。スーパー・物流現場で使用。
- ICタグ・ラベル
- RFIDタグインレイを内蔵したラベル。在庫管理・トレーサビリティに使用。
- シール・ラベル
- 各種用途の粘着ラベル(物流・食品・医薬品等)。
- リボン
- サーマルプリンタ用の熱転写リボン。
02自動認識ソリューション事業(海外)主力
米州、欧州、アジア太平洋地域において、メカトロ製品の販売、サプライ製品(ラベル・リボン等)の製造販売を展開。一部地域ではプライマリーラベル(食品・日用品向け包装ラベル)の製造も行う。RFID製品の開発・製造も手掛ける。
- 電子プリンタ(海外)
- 海外市場向けのバーコード・ラベルプリンタ。
- サプライ製品(海外)
- ラベル、タグ、リボン、ICタグ等の消耗品。プライマリーラベルを含む。
- RFID製品
- RFIDタグ・インレイ、リーダライタ等の無線自動識別製品。
製品と技術
バーコード・RFIDプリンタと手動貼付機の二本柱
メカトロ製品の中心は、電子プリンタとハンドラベラーである。電子プリンタは業務用のバーコードプリンタやRFIDプリンタであり、物流倉庫や小売店舗でラベル発行に使われる。サトーは1980年代から電子プリンタの生産をマレーシアで開始し、現在は多機種をラインアップする。一方、ハンドラベラーは手動式のラベル貼付機で、スーパーの精肉・鮮魚コーナーや物流現場で広く使用される。一段型・多段型など用途に応じたバリエーションがあり、日本国内の食品スーパーでは高いシェアを持つ。これらのハードウェアは、後述のサプライ製品の販売を誘引する役割を果たす。
RFIDタグとICラベルによる個品管理ソリューション
サトーは、RFID(電波を用いた自動認識技術)を活用したICタグ・ラベルの開発・製造・販売を手掛ける。ICタグ・ラベルは、アンテナとICチップを内蔵した粘着ラベルで、個品レベルでの在庫管理やトレーサビリティを実現する。子会社サトーマテリアル株式会社が工業用ゴム製品とともにRFIDタグ・ラベルを製造し、オーストラリアのSATO VICINITY PTY LTD.がRFID製品の開発・製造・販売を専門に行う。近年は、衣料品や物流分野でのRFID需要が拡大しており、サトーはタグインレイからリーダライタまで一貫したソリューションを提供する。
ラベル・シール・リボン:現場を支える消耗品
サプライ製品の主力は、粘着ラベル(シール・ラベル)、熱転写リボン、プライマリーラベルである。粘着ラベルは食品、医薬品、物流など多様な業種向けにサイズ・素材・粘着力がカスタマイズされる。熱転写リボンはサーマルプリンタ用の消耗品で、長期間保存が求められるラベル印刷に用いられる。プライマリーラベルは食品や日用品の包装に直接貼付されるラベルで、海外子会社(ブラジルのACHERNAR S.A.やロシアのOKIL-HOLDING, JSCなど)で製造される。これらのサプライ製品は、メカトロ製品の稼働に伴って継続的に販売されるため、安定的な収益源となっている。
ソフトウェアと保守サービスで提供するトータルソリューション
サトーはハードウェアや消耗品だけでなく、ラベルデザインソフトウェアやプリンタ管理ソフトウェア、保守サービスも提供する。例えば、ラベリングロボットやオートラベラーなどの自動化機器と組み合わせたシステム提案を行い、顧客の業務効率化を支援する。また、RFIDシステム導入時には、タグ選定から運用設計までコンサルティングを実施する。保守サービスでは、電子プリンタの修理やメンテナンス、消耗品の定期配送など、導入後のアフターサポートを担う。これにより、単なる製品販売ではなく、顧客の現場課題を解決するソリューションベンダーとしての地位を築いている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
機械のなかでの位置
業務用ラベル印刷機で国内首位級
同社は業務用ラベル・バーコードプリンター、POSシステムなど流通・物流向け機器で強固な地位を築く。売上高は2024年3月期1434億円から2026年3月期1634億円へ増収基調。営業利益率は2025年3月期7.95%から2026年3月期6.73%へやや低下見込みだが、高水準。同業の日本製鋼所は重機械、三浦工業はボイラーと異なるセグメント。一方、前澤ホールディングスも機器商社だが重複は限定的。海外売上高比率が高く(推定5割超)、グローバル競争に晒される。
強み
- 業務用ラベルプリンターで高いシェア、ブランド力と販路が強み。
- 売上高1500億円超、営業利益率7%前後と安定した収益力を維持。
- 海外売上高比率が高く、成長市場での需要を取り込む。
- プリンター、POS、消耗品など幅広く、顧客の囲い込みに成功。
課題
- 営業利益率が低下傾向、コスト上昇や価格競争の影響が懸念される。
- 海外メーカーとの競争激化、価格や技術で優位性維持が課題。
- 紙ラベルから電子ラベルへの代替が進むリスク、新技術対応が必要。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
IT・SaaSの時価総額近傍。太字がサトー
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7595アルゴグラフィックス | 1,040億円 | 4.9倍 |
| 2 | 6183ベルシステム24ホールディングス | 1,032億円 | 12.6倍 |
| 3 | 4819デジタルガレージ | 999億円 | 76.0倍 |
| 4 | 3993PKSHA Technology | 997億円 | 39.6倍 |
| 5 | 4413ボードルア | 953億円 | 37.8倍 |
| 6 | 6287サトー | 943億円 | 17.9倍 |
| 7 | 4071プラスアルファ・コンサルティング | 883億円 | 22.0倍 |
| 8 | 9692シーイーシー | 852億円 | 14.6倍 |
| 9 | 4480メドレー | 848億円 | 43.2倍 |
| 10 | 4828ビジネスエンジニアリング | 842億円 | 17.2倍 |
| 11 | 4674クレスコ | 821億円 | 15.1倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。
会社の歴史
沿革 32件
埼玉で創業し商号を変えた1951〜1973年
1951年5月、埼玉県さいたま市に資本金300千円をもって株式会社佐藤竹工機械製作所として創業。パッケージ用加工機械の製造販売が目的だった。1960年4月に商号をサトー機工株式会社に変更。1971年12月、本社を東京都渋谷区に移転した。1973年9月から11月にかけて、販売部門をサトーマーキング直販株式会社として分離し、以後全国に販売子会社を設立。同時に製造部門もサトーラベル株式会社などに分離した。この分業体制が後のグループ形成の基盤となり、現在の子会社ネットワークの原型が作られた。
社名をサトーに変え海外に初進出した1974〜1989年
1974年9月、商号を株式会社サトーに変更。1986年9月、ハンドラベラー生産のためマレーシアに初の海外現地法人SATO ELECTRONICS (M) SDN.BHD.を設立。1987年1月には米国にSATO AMERICA INC.を設立し北米販売を強化。同年4月、国内製造子会社14社を吸収合併し生産体制を集約。さらに5月にシンガポールに販売拠点、8月にマレーシアに電子プリンタ生産拠点を設立。1989年12月にはドイツにSATO EUROPE GmbHを設立し欧州へ進出した。この期間に国内外の拠点網が急速に拡大し、グローバル企業への道筋がついた。
東京証券取引所上場と欧州買収の1990〜1999年
1994年8月、東京証券取引所市場第二部に上場。1996年2月、マレーシアに販売会社SATO BAR CODE & LABELLING SDN.BHD.を設立。同年4月、英国のNOR SYSTEMS LTD.を買収し、欧州での生産販売基盤を強化した。1997年9月には東京証券取引所市場第一部に指定された。この時期、欧州市場での存在感を高めるため、買収と新設を組み合わせた拡大戦略をとり、ドイツに加え英国に足がかりを得た。上場により資金調達力も向上し、その後の積極投資を可能にした。
アジア・中国・ベトナムへ生産販売網を拡張した2000〜2005年
2001年7月、タイにBARCODE SATO (THAILAND) CO., LTD.を設立。2002年2月にはポーランドに進出し中東欧市場を開拓。同年4月、中国にSATO SHANGHAI CO., LTD.を設立し、巨大市場への足がかりを得た。2003年4月、本社を東京都渋谷区恵比寿に移転。2004年6月、ベトナムにSATO VIETNAM CO., LTD.を設立し、メカトロ製品の生産能力を増強。同年12月にはマレーシアに追加販売会社を設立。2005年2月にはフランスの代理店を買収し西欧での事業を確立した。これによりアジア全域でのプレゼンスが一気に高まった。
地域統括体制を整備した2006年以降
2006年1月、米国Checkpoint Systemsからの事業買収により、米国、ドイツ、スペイン、オーストラリア、ニュージーランドに新会社を設立し、事業基盤を一気に拡大。同年6月、Walker Datavision Ltd.の自動認識技術関連事業を譲受した。2007年3月には米州統括会社SATO INTERNATIONAL AMERICA, INC.、4月には欧州統括会社(SATO INTERNATIONAL EUROPE N.V.に社名変更)およびアジア・オセアニア統括会社SATO INTERNATIONAL ASIA PACIFIC PTE.LTD.を相次いで設立し、グローバル経営の枠組みを整備。2009年10月にはシンガポールにGLOBAL BUSINESS SERVICESを設立し間接業務の集約を開始。2010年2月にはオランダにSATO BENELUX B.V.を設立し、欧州での営業力を強化した。
年表32件を開く
1950年代
- 1951年5月創業パッケージに関する加工機械の製造販売を目的とし、埼玉県さいたま市に資本金300千円をもって株式会社佐藤竹工機械製作所を設立。
1960年代
- 1960年4月商号変更商号をサトー機工株式会社に変更。
1970年代
- 1971年12月本社を東京都渋谷区渋谷に移転。
- 1973年9月サトーマーキング直販株式会社を始めとして以後、販売部門を分離し全国に販売各子会社を設立。
- 1973年11月サトーラベル株式会社を始めとして以後、製造部門を分離し全国に製造各子会社を設立。
- 1974年9月商号変更商号を株式会社サトーに変更。
1980年代
- 1986年9月創業ハンドラベラーの生産のため、マレーシアに現地法人SATO ELECTRONICS(M)SDN.BHD.(後に、SATO LABELLING MALAYSIA ELECTRONICS SDN.BHD.に社名変更)を設立。
- 1987年1月創業北米地域での販売を強化するため、米国に現地法人SATO AMERICA INC.を設立。
- 1987年4月M&A生産体制の強化を図るため、国内製造子会社14社を吸収合併。
- 1987年5月創業アジア地域の販売を強化するため、シンガポールに現地法人BAR CODE SATO ELECTRONICS(S) PTE. LTD.(現 SATO ASIA PACIFIC PTE.LTD.)を設立。
- 1987年8月創業電子プリンタの生産のため、マレーシアに現地法人BAR CODE SATO ELECTRONICS(M)SDN.BHD. (現 SATO MALAYSIA ELECTRONICS MANUFACTURING SDN.BHD.)を設立。
- 1988年4月M&A販売体制の強化を図るため、国内販売子会社13社を吸収合併。
- 1989年12月創業欧州地域での販売を強化するため、ドイツに現地法人SATO EUROPE GmbH (後に、SATO LABELLING SOLUTIONS EUROPE GmbH)を設立。
1990年代
- 1994年8月上場東京証券取引所市場第二部に上場。
- 1996年2月創業営業活動の強化を図るため、マレーシアに現地法人SATO BAR CODE & LABELLING SDN.BHD. (現 SATO MALAYSIA SDN.BHD.)を設立。
- 1996年4月M&A欧州地域での生産、販売を強化するため、英国法人NOR SYSTEMS LTD.(現 SATO UK LTD.)を買収。
- 1997年9月東京証券取引所市場第一部に指定。
2000年代
- 2001年7月創業アジア地域におけるDCS & Labelingビジネスを確立するため、タイに現地法人BARCODE SATO(THAILAND)CO., LTD.(現 SATO AUTO-ID (THAILAND) CO., LTD.)を設立。
- 2002年2月創業中東欧地域におけるDCS & Labelingビジネスを確立するため、ポーランドに現地法人SATO POLSKA SP. Z O.O.を設立。
- 2002年4月創業中国における拡販を強化するため、現地法人SATO SHANGHAI CO., LTD.を設立。
- 2002年10月創業欧州地域内における拡販を強化するため、ベルギーに現地法人SATO EUROPE N.V.(現 SATO INTERNATIONAL EUROPE N.V.)を設立。
- 2003年4月本店、本社を東京都渋谷区恵比寿に移転。
- 2004年6月創業中期的な需要増に対応したメカトロ製品の生産能力を確保するため、ベトナムに現地法人SATO VIETNAM CO., LTD.を設立。
- 2004年12月創業営業活動の強化を図るため、マレーシアに現地法人SATO AUTO-ID MALAYSIA SDN.BHD.を設立。
- 2005年2月M&A西欧地域におけるDCS & Labelingビジネスを確立するため、フランスの当社代理店 L`etiquetage rationnel s.a(現 SATO FRANCE S.A.S.)を買収。
- 2006年1月創業米国Checkpoint Systems, Inc.からの事業買収により、米国にSATO LABELING SOLUTIONS AMERICA, INC.、ドイツにSATO LABELLING SOLUTIONS EUROPE GmbH、スペインにSATO IBERIA S.A.U.、オーストラリアにSATO AUSTRALIA PTY LTD.、ニュージーランドにSATO NEW ZEALAND LTD.を設立。
- 2006年6月海外における事業基盤を強固にするためWalker Datavision Ltd.の自動認識技術関連事業を譲受ける。
- 2006年10月海外最大市場である欧州における顧客、代理店、当社子会社への技術・商談サポートを行うため、スウェーデンにTechnology&Business Development Centre(現 SATO TECHNO LAB EUROPE AB)を設立。
- 2007年3月創業米州事業の統括会社として、米国にSATO INTERNATIONAL AMERICA, INC.を設立。
- 2007年4月創業欧州事業の統括会社として、ベルギーのSATO EUROPE N.V.をSATO INTERNATIONAL EUROPE N.V.に社名変更。アジア・オセアニア事業の統括会社として、シンガポールにSATO INTERNATIONAL ASIA PACIFIC PTE.LTD.を設立。
- 2009年10月創業製品受発注業務の代行、管理業務サポートを目的としてシンガポールにSATO GLOBAL BUSINESS SERVICES PTE.LTD.を設立。
2010年代
- 2010年2月創業欧州事業の営業力並びに収益力強化のためオランダにSATO BENELUX B.V.を設立。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 連結売上高増加(数値目標は明記なし)
- 営業利益増加(数値目標は明記なし)
- 営業利益率向上(数値目標は明記なし)
- 投下資本利益率(ROIC)向上(数値目標は明記なし)
- 自己資本利益率(ROE)向上(数値目標は明記なし)
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
PUT構想の事業化
高度なタギング技術で個品に唯一無二の情報を付与し、人手を介さず全自動でデータを取得・利活用する「Perfect & Unique Tagging」を長期ビジョンに据え、既存事業の枠を超えた新たな価値提供を目指す。内製化に固執せず、M&Aやパートナーシップも活用する。
- 02
コアビジネスの収益盤石化
日本事業では安定収益を創出し利益率を向上させるため、社内バリューチェーンの管理徹底、商品ラインアップの最適化、サービス対価の適正化などを図る。海外事業では注力国・地域にリソースを集中し、ソリューションの横展開やリカーリングビジネスを強化する。
- 03
グローバル経営基盤の強化
持続的・効率的な成長を追求するため、海外事業における戦略領域へのリソース投下と、サプライチェーンの生産性向上を進める。重点市場や隣接業界のPUTニーズを捕捉し、リカーリングビジネスによる収益性と安定性の両立を重視する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で6,012人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は745万円で、9期前と比べて−4.4%。平均年齢は44.8歳、平均勤続年数は16.2年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 5,012 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 5,076 | — |
| 2019年3月 | 780 | 44.2 | 12.7 | 5,307 | — |
| 2020年3月 | 803 | 45.4 | 13.2 | 5,429 | — |
| 2021年3月 | 791 | 45.5 | 12.9 | 5,451 | — |
| 2022年3月 | 807 | 46.1 | 13.1 | 5,656 | — |
| 2023年3月 | 843 | 45.1 | 13.6 | 5,637 | — |
| 2024年3月 | 830 | 44.6 | 13.9 | 5,744 | — |
| 2025年3月 | 838 | 45.3 | 13.7 | 5,986 | 205 |
| 2026年3月 | 745 | 44.8 | 16.2 | 6,012 | 183 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社33社(国内 10 / 海外 23) を有報から抽出しています。
- 国内サトーヘルスケア株式会社東京都港区議決権100.0%
- 国内サトーマテリアル株式会社東京都港区議決権100.0%
- 国内サトーインプレス株式会社千葉県野田市議決権100.0%
- 国内SATO AMERICA, LLCアメリカ議決権100.0%
- 国内SATO INTERNATIONAL AMERICA, INC.アメリカ議決権100.0%
- 海外SATO AUTO-ID DO BRASIL LTDA.ブラジル議決権100.0%
- 国内ACHERNAR S.A.アルゼンチン議決権100.0%
- 国内SATO ARGENTINA S.A.アルゼンチン議決権100.0%
- 海外PRAKOLAR RÓTULOS AUTOADESIVOS LTDA.ブラジル議決権100.0%
- 海外SATO PRODUCTIVITY SOLUTIONS MEXICO S.A. de C.V.メキシコ議決権100.0%
- 国内SATO UK LTD.イギリス議決権100.0%
- 海外SATO FRANCE S.A.S.フランス議決権100.0%
残りのグループ会社21社を開く
- SATO Central Europe SP. Z O.O.ポーランド100%
- SATO EUROPE GmbHドイツ100%
- SATO TECHNO LAB EUROPE ABスウェーデン100%
- OKIL-HOLDING, JSCロシア75%
- SATO GLOBAL BUSINESS SERVICES PTE.LTD.シンガポール100%
- SATO ASIA PACIFIC PTE.LTD.シンガポール100%
- SATO AUTO-ID (THAILAND)CO., LTD.タイ100%
- SATO AUSTRALIA PTY LTD.オーストラリア100%
- SATO NEW ZEALAND LTD.ニュージーランド100%
- PT. SATO LABEL INDONESIAインドネシア100%
- SATO AUTO-ID MALAYSIA SDN.BHD.マレーシア100%
- SATO SHANGHAI CO., LTD.中国100%
- SATO ARGOX INDIA PVT. LTD.インド100%
- SATO VIETNAM SOLUTIONS CO., LTD.ベトナム100%
- SATO MALAYSIA ELECTRONICS MANUFACTURING SDN.BHD.マレーシア100%
- SATO VIETNAM CO., LTD.ベトナム100%
- SATO ELECTRONIC (WUXI) CO., LTD.中国100%
- ARGOX INFORMATION CO., LTD.台湾100%
- SATO VICINITY PTY LTD.オーストラリア100%
- PT.SATO LABEL SOLUTIONSインドネシア100%
- HIGH RICH TRADING & SERVICE CORPORATIONベトナム49%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は1,634億円、営業利益は110億円。前期と比べると増収減益で、売上が+5.6%、利益が-10.6%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1,720億円 | 1,634億円 |
| 営業利益 | 121億円 | 110億円 |
| 純利益 | 77億円 | 51億円 |
| 1株あたり配当 | ¥80 | ¥80 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は446億円、営業利益は34億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+31.2%、営業利益は+54.5%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 345 | — | — | −9 |
| 2024年1Q | 340 | 22 | 6.5 | 13 |
| 2024年2Q | 358 | 24 | 6.7 | 7 |
| 2024年3Q | 376 | 35 | 9.3 | 28 |
| 2024年4Q | 360 | — | — | −12 |
| 2025年2Q | 761 | 58 | 7.6 | 30 |
| 2025年4Q | 787 | 65 | 8.3 | 42 |
| 2026年2Q | 782 | 51 | 6.5 | 31 |
| 2026年4Q | 852 | 59 | 6.9 | 20 |
| 2027年1Q | 446 | 34 | 7.6 | 25 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は873億円から1,634億円へ1.9倍に増えた。直近期の営業利益率は6.7%。売上は5期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 873 | — | 54 | — | 27 |
| 2014年3月 | 968 | — | 71 | — | 43 |
| 2015年3月 | 998 | — | 75 | — | 38 |
| 2016年3月 | 1,055 | — | 61 | — | 37 |
| 2017年3月 | 1,063 | — | 54 | — | 32 |
| 2018年3月 | 1,134 | — | 59 | — | 41 |
| 2019年3月 | 1,162 | — | 76 | — | 38 |
| 2020年3月 | 1,164 | — | 66 | — | −19 |
| 2021年3月 | 1,091 | — | 55 | — | 130 |
| 2022年3月 | 1,248 | — | 61 | — | 38 |
| 2023年3月 | 1,428 | — | 91 | — | 42 |
| 2024年3月 | 1,434 | — | 90 | — | 36 |
| 2025年3月 | 1,548 | 123 | 111 | 7.9 | 72 |
| 2026年3月 | 1,634 | 110 | 99 | 6.7 | 51 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高1,634億円のうち、営業利益として残るのは110億円で6.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は51億円、売上の3.1%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金60.0%981億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金33.2%543億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.7%110億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが133億円、投資CFが−81億円で、差し引きのフリーCFは52億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は264億円で、売上の1.9ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 38 | −10 | −28 | 28 | 120 |
| 2014年3月 | 106 | −48 | −15 | 58 | 168 |
| 2015年3月 | 92 | −62 | −31 | 30 | 171 |
| 2016年3月 | 61 | −96 | 33 | −35 | 162 |
| 2017年3月 | 108 | −87 | −13 | 21 | 168 |
| 2018年3月 | 62 | −35 | −35 | 27 | 160 |
| 2019年3月 | 94 | −52 | −35 | 42 | 164 |
| 2020年3月 | 113 | −24 | −13 | 89 | 234 |
| 2021年3月 | 58 | −1 | −71 | 57 | 226 |
| 2022年3月 | 33 | −37 | −40 | −4 | 191 |
| 2023年3月 | 52 | 23 | −63 | 75 | 208 |
| 2024年3月 | 126 | −79 | −18 | 47 | 241 |
| 2025年3月 | 125 | −82 | −21 | 43 | 259 |
| 2026年3月 | 133 | −81 | −61 | 52 | 264 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は1,455億円。このうち返さなくてよい自己資本が896億円で、自己資本比率は58.6%(業種中央値65.3%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 775 | 402 | 373 | 51.7 |
| 2014年3月 | 867 | 467 | 400 | 53.7 |
| 2015年3月 | 952 | 532 | 420 | 55.6 |
| 2016年3月 | 969 | 522 | 447 | 52.8 |
| 2017年3月 | 1,043 | 542 | 501 | 50.8 |
| 2018年3月 | 1,064 | 562 | 502 | 51.5 |
| 2019年3月 | 1,076 | 567 | 509 | 51.5 |
| 2020年3月 | 1,031 | 488 | 543 | 46.3 |
| 2021年3月 | 1,093 | 595 | 498 | 53.3 |
| 2022年3月 | 1,200 | 645 | 555 | 52.6 |
| 2023年3月 | 1,229 | 677 | 552 | 53.3 |
| 2024年3月 | 1,325 | 741 | 584 | 53.8 |
| 2025年3月 | 1,398 | 802 | 595 | 54.8 |
| 2026年3月 | 1,455 | 896 | 559 | 58.6 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
機械 209社との比較
同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で209社中89位あたり、逆に低いのはROEで209社中129位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,805で、1年前と比べて+28.3%。過去52週の値幅のなかでは84%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 17.9倍 |
| PER (会社予想) | 11.7倍 |
| PBR | 1.03倍 |
| 配当利回り | 2.85% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1日で12.09%上昇し2920円となり、年初来高値圏で推移しています。1ヶ月で20.56%上昇し、7月初の2373円から継続的に上昇しており、25日線(2493円)を約17%上回っています。52週高値2950円に接近しており、8月13日の上昇でその高値を目前にしています。52週安値2053円からは約42%の上昇です。出来高は8月13日に585,100株と急増し、買いが加速しています。RSIは85.16と非常に過熱しており、短期的な調整リスクがありますが、強い上昇トレンドが続いています。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)。
PER16.67倍は業界平均23.52倍を下回り割安感があるが、PBR0.99倍は純資産価値とほぼ同水準で過小評価とは言い切れない。ROE6.3%は業界平均と比べ低く、収益性に課題がある。配当利回り2.91%は平均2.65%をやや上回るが、配当性向34.6%は将来の増配余地を示す。直近の売上高は増加傾向だが、営業利益率が低下しており、収益力の改善が今後の焦点。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 17.9倍 | 22.7倍 |
| PER (予想) | 11.7倍 | — |
| PBR | 1.03倍 | 1.50倍 |
| ROE | 6.3% | 7.0% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
連結売上高は拡大傾向にあるが、営業利益率は7%前後と低水準。強気派は、Eコマースや物流需要拡大によるラベル需要の増加を期待し、海外展開による収益成長を見込む。弱気派は、利益率の低さ、競争激化による価格低下懸念、投資効果の不透明さを指摘。PBRは1倍割れで割安感はあるが、ROE改善が焦点。
- 需要増加
Eコマースや物流の拡大でラベル需要は堅調。
- 海外成長
海外売上比率が高く、新興国市場での需要開拓の余地。
- ストック型収益
消耗品や保守サービスで安定収益が見込める。
- 売上高が3期連続で増加し1634億円通年影響中
売上高は1434億円→1548億円→1634億円と3期連続で増加。FY2026/3は前期比5.6%増。
- PBR0.99倍と解散価値に近い水準不定影響中
PBRは0.99倍と1倍を下回っており、純資産に対して割安。ROE6.3%も資産価値を下回らない。
- 外国人持ち株比率28.93%と高く需給良好継続影響弱
外国人保有が28.93%と高水準で、海外投資家の継続的な物色が見込まれる。
- 配当利回り2.91%と安定した株主還元通年影響弱
配当利回り2.91%。売上高1,634億円と安定的なキャッシュフローが還元を支える。
- 利益率低迷
営業利益率が7%前後と低く、競争が激しい。
- 投資負担
新製品やシステム開発への投資が利益を圧迫する可能性。
- 為替影響
海外売上が多く、為替変動で業績が振れる。
- 営業利益が123億円から110億円へ減少通年影響中
FY2026/3営業利益110億円は前期比10.6%減。売上高増にもかかわらず収益力が低下した。
- 純利益が72億円から51億円へ29%減通年影響中
純利益は51億円と前期比29.2%減少し、EPSに大きく響いた。
- 売上高成長率が7.9%から5.6%に鈍化通年影響弱
売上高はFY2025/3に7.9%増、FY2026/3に5.6%増と拡大テンポが落ちている。
- 株価が1年で21.6%上昇し高値警戒感不定影響弱
株価は1年で21.63%上昇。営業減益とセットで、利益確定売りが出やすい状況。
- 海外売上高比率
- 成長の源泉が海外にあるため。
- 営業利益率
- 収益性改善が投資テーマ。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり80円で、前期から+1.3%。いまの株価に対する利回りは2.85%。増配か配当維持が4年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 60 | — | 62.1 |
| 2018年3月 | 65 | 8.3 | 73.2 |
| 2019年3月 | 70 | 7.7 | — |
| 2020年3月 | 70 | 0.0 | 97.1 |
| 2021年3月 | 70 | 0.0 | 29.6 |
| 2022年3月 | 70 | 0.0 | 109.8 |
| 2023年3月 | 72 | 2.9 | 215.4 |
| 2024年3月 | 73 | 1.4 | — |
| 2025年3月 | 75 | 2.7 | 67.9 |
| 2026年3月 | 76 | 1.3 | 34.6 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥80
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ9,313人。区分でいちばん多いのは個人・その他で35.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が34.1%を占め、残る65.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 31.7 | 33.5 | 37.7 | 38.5 | 36.1 | 35.6 |
| 外国法人 | 28.6 | 25.5 | 27.4 | 28.3 | 29.3 | 28.9 |
| 金融機関 | 24.8 | 23.9 | 20.8 | 19.4 | 18.8 | 20.8 |
| 事業法人 | 14.0 | 13.9 | 12.8 | 12.6 | 13.1 | 13.2 |
| 自己株式 | 3.3 | 3.3 | 6.9 | 6.9 | 3.1 | 3.1 |
| 証券会社 | 0.9 | 3.1 | 1.2 | 1.2 | 2.6 | 1.4 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 13.04 |
| 02 | 公益財団法人佐藤陽国際奨学財団 | 11.26 |
| 03 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 5.84 |
| 04 | サトー社員持株会 | 5.76 |
| 05 | THE BANK OF NEW YORK 133612 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 4.77 |
| 06 | 佐藤 静江 | 2.67 |
| 07 | 横井 美惠子 | 2.54 |
| 08 | 岩淵 真理 | 2.36 |
| 09 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部) | 2.18 |
| 10 | JP MORGAN CHASE BANK 385839(常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部) | 2.01 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-05-12ベイリー・ギフォード・アンド・カンパニー(Baillie Gifford & Co)新規の大量保有報告4.94%-1.07pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+73%、1株純資産は14期で+97%。直近期のROEは6.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 91 | 1,331 | 7.2 | 18.0 | 33.2 |
| 2014年3月 | 142 | 1,455 | 9.9 | 16.0 | 76.4 |
| 2015年3月 | 114 | 1,579 | 7.6 | 23.0 | 98.8 |
| 2016年3月 | 110 | 1,525 | 7.1 | 21.0 | 255.2 |
| 2017年3月 | 96 | 1,580 | 6.2 | 24.0 | 62.1 |
| 2018年3月 | 122 | 1,635 | 7.6 | 27.0 | 73.2 |
| 2019年3月 | 112 | 1,650 | 6.9 | 23.0 | — |
| 2020年3月 | −56 | 1,423 | −3.6 | — | 97.1 |
| 2021年3月 | 386 | 1,735 | 24.4 | 7.0 | 29.6 |
| 2022年3月 | 113 | 1,875 | 6.3 | 15.0 | 109.8 |
| 2023年3月 | 127 | 2,021 | 6.5 | 17.0 | 215.4 |
| 2024年3月 | 110 | 2,199 | 5.2 | 20.0 | — |
| 2025年3月 | 220 | 2,358 | 9.7 | 9.0 | 67.9 |
| 2026年3月 | 157 | 2,628 | 6.3 | 14.0 | 34.6 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
14名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額253百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 小沼宏行 | 代表取締役 社長執行役員 グループCEO | 53 | 129 |
| 笹原美徳 | 取締役 上席執行役員 副社長 | 61 | 172 |
| 鳴海達夫 | 取締役 | 74 | 255 |
| 伊藤良二 | 社外取締役 | 74 | 46 |
| 山田秀雄 | 社外取締役 | 74 | 39 |
| 藤重貞慶 | 社外取締役 | 79 | 72 |
| 野々垣好子 | 社外取締役 | 69 | 7 |
| 吉井清彦 | 常勤監査役 | 69 | 38 |
| 八尾紀子 | 社外監査役 | 59 | — |
| 久保直生 | 社外監査役 | 70 | 13 |
| 酒井由香里 | 社外取締役 | 58 | — |
| 近藤克幸 | 社外取締役 | 60 | — |
残りの役員2名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 阿部善 | 常勤監査役 | 54 | 11 |
| 伊藤雅人 | 常勤監査役 | 59 | 32 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 96 | 30 | 147 | 49 |
| 社外取締役 | 5 | 61 | 5 | 67 | 13 |
| 監査役 | 1 | 21 | — | 21 | 21 |
| 社外監査役 | 2 | 18 | — | 18 | 9 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容2,038字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,994字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク9,387字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,931字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第76期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-19
- 半期報告書半期報告書-第76期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第75期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-24
- 半期報告書半期報告書-第75期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第74期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-24
- 四半期報告書四半期報告書-第74期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第74期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-13
- 四半期報告書四半期報告書-第74期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第73期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-21
- 四半期報告書四半期報告書-第73期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第73期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第73期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
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